JP5051163B2 - 内燃機関の暖機制御装置 - Google Patents
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Description
一方、ディーゼルエンジンには排気を浄化する排気浄化装置が設けられているものの、この排気浄化装置の触媒は一定以上の温度にならなければ活性化しない。このため、機関始動後もグロープラグへの通電を継続することにより、排気の昇温を通じて触媒の暖機を図る技術が提案されている。機関始動性の確保に併せこうした触媒の暖機も目的として行われるグロープラグ制御においては、機関始動から触媒が十分に暖機されるまでの時間(要求通電時間)を予め把握したうえで、機関始動時のグロープラグの通電開始からこの要求通電時間が経過するまで通電を継続して行うようにしている。
(1)請求項1に記載の発明は、自動停止条件が成立することに基づいて内燃機関の運転を停止する自動停止制御、及びこの自動停止制御による機関停止中に自動始動条件が成立することに基づいて内燃機関の運転を開始する自動始動制御を行う車両の内燃機関について、これに設けられるグロープラグの通電制御により触媒装置を暖機する制御手段を備える内燃機関の暖機制御装置において、前記制御手段は、前記自動停止制御による機関運転停止にともないグロープラグへの通電を禁止する処理と、連続して行われる一の自動停止制御及び自動始動制御について、同自動停止制御による運転停止期間である自動停止期間に基づいて同自動始動制御による機関始動後のグロープラグの要求通電時間を更新する処理と、を行うことを要旨としている。
図1〜5を参照して、本発明の内燃機関の暖機制御装置について、これをディーゼルエンジンのグロープラグの通電態様を制御する暖機制御装置として具体化した第1実施形態について説明する。
イグニッションスイッチ91の切替操作に基づく通常始動要求が検出されるとき、グロープラグ13への通電が開始される。そして、これに併せて通電開始からの通電時間の積算値(以下、「グロー通電時間Tgr」)のカウントも開始される。その後、グロー通電時間Tgrが要求通電時間Txに達したときには、これに基づいて通電が停止される。一方、グロー通電時間Tgrが要求通電時間Txに達する前にディーゼルエンジン1の自動停止が行われたとき、この自動停止中はグロープラグ13への通電及びグロー通電時間Tgrのカウントが一時的に停止され、同エンジンの自動始動にともない通電が再開される。この通電の再開に際しては、今回の自動停止の継続時間、すなわち同自動停止の開始から終了までの時間(以下、「自動停止時間Ta」)に基づいて要求通電時間Txを短縮する方向に同通電時間の更新が行われる。従って、通常始動後において自動停止の実行回数が増大するにつれて要求通電時間Txは短くなる。
ステップS101にてイグニッションスイッチ91のオフからオンへの切替操作が行われた旨判定したとき、すなわち通常始動を行う旨の要求があるときには、ステップS102にてグロー通電時間Tgrをリセットし、ステップS103にてグロープラグ13への通電を開始する。一方、ステップS101にてイグニッションスイッチ91が既にオンに切替操作されている旨判定したとき、すなわち通常始動を行う旨の要求が検出された後の同要求に基づく始動開始前、または通常始動完了後の機関運転中、または通常始動完了後の機関運転の自動停止中の状態にあるときには、ステップS104の判定を行う。
(A)ステップS111にてグロー通電時間Tgrが要求通電時間Tx以下である旨判定し、ステップS112にて通常始動が完了している旨判定し、ステップS113にて機関運転中である旨判定し、ステップS114にて自動停止条件が成立していない旨判定したとき、すなわち通常始動後の機関運転中において触媒暖機が未完了且つ自動停止要求がないとき、ステップS122にてグロープラグ13への通電を実行する。
図4に示されるように短縮時間算出マップにおいては、自動停止時間Taが大きくなるにつれて短縮時間dtも大きくなる態様で自動停止時間Ta及び短縮時間dtの関係が予め設定されている。そして要求通電時間更新処理においては、こうした態様で設定されたマップに基づいて短縮時間dtの算出が行われることにより、要求通電時間Txは自動停止時間Taに対して減少する傾向を示す。
時刻t0においてイグニッションスイッチ91のオフからオンへの切替操作が行われたとすると、この切替操作に基づいてグロープラグ13への通電及びグロー通電時間Tgrのカウントが開始される。そして、所定時間が経過した後の時刻t1において、イグニッションスイッチ91のスタートへの切替操作が行われたとすると、グロープラグ13への通電が継続された状態のままスタータによる通常始動が行われる。
(1)本実施形態では、グロー通電時間Tgrが要求通電時間Txに達することに基づいてグロープラグ13への通電を終了する。また、自動停止制御による機関運転停止が行われること及びグロー通電時間Tgrが要求通電時間Txに達していないことに基づいてグロープラグ13への通電を禁止する処理と、自動停止時間Taに基づいて要求通電時間Txを更新する処理とを行うようにしている。
この構成によれば、自動停止時間Taが長くなるにつれて要求通電時間Txを短くしているため、すなわちグロープラグ13への通電による触媒装置40の暖機への貢献度合が小さくなるにつれて要求通電時間Txを短くしているため、機関始動後のグロープラグ13への通電を効率的に行うことができるようになる。
図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態のグロー通電制御においては、先の図4に示される短縮時間算出マップに代えて図6に示される短縮時間算出マップを用いて短縮時間dtの算出を行う。なお本実施形態においては、この点以外は前記第1実施形態の構成に準じたものを採用しているため、共通する構成要素については同一の符合を付してその説明を省略する。
(4)本実施形態では、自動始動制御による機関始動が行われるときの要求通電時間Txを自動停止時間Taよりも短い短縮時間dtだけ短縮し、自動始動制御による機関始動後から同短縮後の要求通電時間Txが経過するまでグロープラグ13への通電を継続している。
図7〜9を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態のグロー通電制御においては、第1実施形態の図3に示される要求通電時間更新処理に代えて図7に示される要求通電時間更新処理を行うとともに、図4に示される短縮時間算出マップに代えて図8(a)に示される短縮時間算出マップを用いて短縮時間dtの算出を行う。なお本実施形態においては、この点以外は第1実施形態の構成に準じたものを採用しているため、共通する構成要素については同一の符合を付してその説明を省略する。
(5)本実施形態では、同自動始動制御の直前の自動停止時間Taと、同自動始動制御までに行われた全ての自動停止制御にともなう自動停止時間Taの積算値である自動停止積算時間Tsとに基づいて、要求通電時間Txの更新を行っている。
この構成によれば、自動始動制御による機関始動後にグロープラグ13への通電を行う場合、それまでの自動停止積算時間Tsが長いときほど同通電が触媒装置40の暖機に貢献する度合は小さなものとなる。そして、当該構成ではこの点に鑑み上記処理を行うようにしているため、機関始動後のグロープラグ13への通電をより効率的に行うことができるようになる。
上記説明したように自動停止積算時間Tsが長い場合の方がグロープラグ13の通電による触媒装置40の暖機への貢献は小さくなる。これに対して、上記構成によれば、補正係数Kにより算出される短縮時間dtも同様に指数的に大きくなるので、この短縮時間dtの減算により算出される要求通電時間Txは自動停止積算時間Tsに対して対数的に短縮化されることになる。すなわち、自動停止積算時間Tsが短く、グロープラグ13への通電が触媒装置40の暖機に貢献する度合がよりある程度確保されるときは、要求通電時間Txの短縮幅は小さくされる。一方、自動停止積算時間Tsが長くなり、グロープラグ13への通電が触媒装置40の暖機に貢献する度合がより小さくなるときは、要求通電時間Txの短縮幅は大きくされる。したがって、グロープラグ13への通電による不要な電力消費の抑制度合いについて最適化することができる。
なお、本発明の実施態様は上記各実施形態にて例示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。
Claims (11)
- 自動停止条件が成立することに基づいて内燃機関の運転を停止する自動停止制御、及びこの自動停止制御による機関停止中に自動始動条件が成立することに基づいて内燃機関の運転を開始する自動始動制御を行う車両の内燃機関について、これに設けられるグロープラグの通電制御により触媒装置を暖機する制御手段を備える内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動停止制御による機関運転停止にともないグロープラグへの通電を禁止する処理と、連続して行われる一の自動停止制御及び自動始動制御について、同自動停止制御による運転停止期間である自動停止期間に基づいて同自動始動制御による機関始動後のグロープラグの要求通電時間を更新する処理とを行う
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 自動停止条件が成立することに基づいて内燃機関の運転を停止する自動停止制御、及びこの自動停止制御による機関停止中に自動始動条件が成立することに基づいて内燃機関の運転を開始する自動始動制御を行う車両の内燃機関について、これに設けられるグロープラグの通電制御により触媒装置を暖機する制御手段を備える内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、グロープラグの通電時間の積算値である積算通電時間が要求通電時間に達することに基づいてグロープラグへの通電を終了し、前記自動停止制御による機関運転停止が行われること及び前記積算通電時間が前記要求通電時間に達していないことに基づいて前記グロープラグへの通電を禁止する処理と、自動停止制御による運転停止期間である自動停止期間に基づいて前記要求通電時間を更新する処理とを行う
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項2に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、イグニッションスイッチの操作による機関始動要求に基づいてグロープラグへの通電を開始し、この開始からの通電時間の積算値を前記積算通電時間として算出する
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動停止制御が行われる毎に要求通電時間を短縮する
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動停止期間が長くなるにつれて前記自動始動制御による機関始動後の要求通電時間の短縮度合いを大きくする
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動始動制御による機関始動が行われるときにそのときの要求通電時間を前記自動停止期間と同じ長さの所定期間分だけ短縮し、前記自動始動制御による機関始動後から同短縮後の要求通電時間が経過するまでグロープラグへの通電を継続する
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項1〜5に記載のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動始動制御による機関始動が行われるときの要求通電時間を前記自動停止期間よりも短い所定期間分だけ短縮し、前記自動始動制御による機関始動後から同短縮後の要求通電時間が経過するまでグロープラグへの通電を継続する
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動始動制御による機関始動後のグロープラグの要求通電時間を更新するものであり、この要求通電時間の更新として、同自動始動制御の直前の自動停止期間と、同自動始動制御までに行われた全ての自動停止制御にともなう自動停止期間の積算値である自動停止積算期間とに基づく前記要求通電時間の更新を行う
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項8に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動停止期間を積算した自動停止積算期間に基づいて前記所定期間の補正係数を算出し、前記所定期間及びこの補正係数に基づいて前記要求通電時間の短縮分である補正期間を算出し、この補正期間を要求通電時間に反映する
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項9に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動停止積算期間が長くなるにつれて前記補正係数を大きく設定する
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の内燃機関の暖機制御装置において、
前記制御手段は、前記自動始動制御による機関始動後から前記要求通電時間が経過するまでに前記自動停止制御による機関運転停止が行われるときには前記グロープラグへの通電を禁止し、その後の前記自動始動制御による機関始動にともないグロープラグへの通電を再開する
ことを特徴とする内燃機関の暖機制御装置。
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