JP5050490B2 - 把手付蓄電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち運びのための把手を備えた把手付蓄電池の製造方法に関するものである。
自動車用等の鉛蓄電池1は、図3に示すように、持ち運びを容易にするための帯状の把手2を装着する場合がある(例えば、特許文献1〜3参照。)。この把手2は、図4に示すように、帯状の樹脂繊維の編織物からなる把手帯体21の左右両端部に一体成形された把手係止片22、22を、鉛蓄電池1の蓋板11の左右両端部に形成された把手装着部12、12にそれぞれ係止することにより、着脱自在に装着される。各把手係止片22は、把手帯体21の端部の周囲を覆うように形成され、把手2の装着時に把手装着部12の凹部に嵌入する嵌入部22aと、この嵌入部22aが凹部に嵌入したときに把手装着部12の上方に配置される補強部22bとからなる。なお、この把手係止片22は、嵌入部22aだけで構成されていたとしても、把手装着部12の凹部に嵌入することにより係止は可能であるが、この把手装着部12を嵌入部22aと補強部22bとで挟むように係止することにより、質量の重い鉛蓄電池1の荷重をより確実に支えることができるようになる。
上記把手2の各把手係止片22は、図5に示すような成形金型3、4を用いて、樹脂のインサート成形によって、把手帯体21の端部に一体成形される。成形金型3、4は、上金型3と下金型4とからなり、上金型3はさらに複数の金型に分割されるようになっている。把手帯体21は、これら上金型3と下金型4との間に挟持される。樹脂は、上金型3の注入口3aから注入されて、上金型3と下金型4の凹状の金型内面によって形成される空間A、Bに充填される。すると、図6に示すように、把手帯体21の端部の周囲を覆うように嵌入部22aが形成されると共に、この上方に補強部22bが形成され、これによって把手係止片22が把手帯体21の端部に一体成形される。
ところが、上記一体成形の際に上金型3の注入口3aから注入された樹脂は、まず図5の矢印Cに示すように、上金型3の凹状の金型内部の空間Aに充填されるので、上金型3と下金型4との間に挟持された把手帯体21の上側の表面がこの樹脂に上方から押圧されて下方に撓むことになる。従って、樹脂が下金型4の凹状の金型内部の空間Bに充填されるときには、既に把手帯体21が下方に撓んでいるので、この空間Bが狭まり十分な量の樹脂が充填されなくなる。
このため、従来の製造方法では、図7に下方から示すように、把手係止片22の嵌入部22aにおける把手帯体21よりも下側の部分に樹脂未充填部22cが生じて成形不良が発生することがあるという問題が生じていた。把手2の把手係止片22にこのような成形不良が発生すると、嵌入部22aを把手装着部12に係止した状態で把手帯体21を引っ張ったときの引っ張り破壊強度が低下することになる。
特開2005−5156号公報 特開2005−209409号公報 特開2005−216655号公報
本発明は、把手の把手帯体に把手係止片を一体成形する際に成形金型の支持体で把手帯体を支持することにより、把手係止片の成形不良を防止することができる把手付蓄電池の製造方法を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、蓄電池に形成された把手装着部に、編織物からなる把手帯体の端部に一体成形された把手係止片を係止することにより装着される把手を備えた蓄電池の製造方法において、2つ以上の成形金型の間に把手帯体の端部を挟持すると共に、少なくとも1つの成形金型の金型内面から突設した支持体によって把手帯体を支持した状態で、これらの成形金型の間に樹脂を充填することにより把手係止片を把手帯体に一体成形することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、成形金型の間で挟持された把手帯体が支持体の先端によって支持された状態で樹脂の充填が行われるので、この樹脂が把手帯体の表裏いずれの側にも十分に周り込み、確実な樹脂成形を行うことができるようになる。
なお、請求項1の2つ以上の成形金型は、1つの下金型と2つ以上に分割された上金型からなり、これら下金型と上金型との間に把手帯体の端部を挟持すると共に、下金型の金型内面から突設した3本の支持体の先端によって把手帯体を下方から支持した状態で、上金型の注入口から樹脂を注入してこれら下金型と上金型との間に充填することにより把手係止片を把手帯体に一体成形することが好ましい。
このようにすれば、下金型と上金型との間で挟持された把手帯体が、下金型の金型内面から突設した3本の支持体の先端によって下方から支持された状態で、上金型の注入口から樹脂の充填が行われるので、この樹脂によって把手帯体が上方から押圧されても下方に撓むようなことがなくなり、この樹脂が把手帯体の下側にも十分に周り込んで確実な樹脂成形を行うことができるようになる。
以下、本発明の最良の実施形態について図1〜図2を参照して説明する。なお、これらの図においても、図3〜図7に示した従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
本実施形態は、図3に示した従来例と同様の鉛蓄電池1について説明する。この鉛蓄電池1の本体の構成は、従来例と全く同じであり、持ち運びを容易にするための把手2を備えている。
本実施形態の把手2も、従来例とほぼ同じ構成であり、把手帯体21の左右両端部に把手係止片22、22を一体成形したものである。把手帯体21は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂繊維を編んだり織ることにより帯状とした編織物からなる。この把手帯体21は、引っ張り破壊強度等は大きいが比較的柔軟であり、特に帯体の表裏面の法線方向(帯体の巻方向)への曲げが容易なフレキシブルな特性を有しているため、手で持って鉛蓄電池1を持ち上げたときに持ちやすいという利点を有する。
把手係止片22は、硬質のポリプロピレン等を樹脂成形したものであり、把手帯体21の端部の周囲を覆うように形成された嵌入部22aと、この嵌入部22aの上方に配置された補強部22bとからなる。そして、図3及び図4に示したように、鉛蓄電池1の蓋板11の左右両端部に形成された各把手装着部12の凹部に、この把手係止片22の嵌入部22aを嵌入させることにより把手2を装着するようになっている。
上記把手係止片22は、従来例と同様に、図1に示すような成形金型3、4を用いたインサート成形によって把手帯体21の端部に一体成形される。上金型3は、図5に示した従来例のものと全く同じ構成であり、把手係止片22における補強部22bと、嵌入部22aとの間の連結部と、この嵌入部22aにおける把手帯体21の上側の表面を覆う部分とを成形するために、複数の金型を組み合わせて、下方に開口する複雑な凹状の金型内面を形成したものである。
下金型4も、図5に示した従来例のものと同様に、把手係止片22の嵌入部22aにおける把手帯体21の下側の裏面を覆う部分を成形するために、上方に開口する浅い凹状の金型内面を形成したものである。しかしながら、この下金型4は、従来例のものとは異なり、凹状の金型内面から支持体4aが突設されている。即ち、この下金型4は、凹状の金型内面の底面における、左右のほぼ中央であり前後のほぼ中央とその両側に等間隔に1箇所ずつの計3箇所に支持体挿入穴が形成され、これらの支持体挿入穴にそれぞれ直径1mmのピン形状の支持体4aの下部を挿入固定することにより、下金型4の金型内面から円柱状の支持体4aが突出するようにしている。また、これらの支持体4aは、支持体挿入穴に挿入固定されることにより、下金型4の金型内面の底面からほぼ凹状の深さ分だけ上方に向けて突出するような長さのものが用いられる。
上記成形金型3、4を用いたインサート成形工程を説明する。把手帯体21の端部は、表裏面が水平となるようにして、左右両側からテンションを加えて真っ直ぐに伸ばした状態で、上記成形金型3、4の間に挟持される。このとき、把手帯体21の端部における左右両側部は、成形金型3、4の左右端部が上下から密着するが、左右の中央部は、上金型3の下向きの凹状の金型内面によって形成される空間Aと、下金型4の上向きの凹状の金型内面によって形成される空間Bとに囲まれた状態で、中空上を掛け渡されることになる。ただし、この把手帯体21の端部における左右の中央部は、下側の裏面に、下金型4の金型内面から突出する支持体4aの先端が接触するか、極めて接近するので、下方から支持された状態となる。
上記のようにして成形金型3、4の組み立てが完了すると、上金型3の注入口3aから溶融した樹脂を注入する。注入された樹脂は、まず図1の矢印Cに示すように、上金型3の空間Aに充填され、続いて把手帯体21の下側に回り込み、下金型4の空間Bにも充填される。そして、樹脂の冷却硬化後に取り出せば、把手帯体21の端部に把手係止片22が一体成形されることになる。
ここで、上金型3の注入口3aから注入された樹脂は、従来例と同様に、まず空間Aに充填されて把手帯体21の上側の表面を下方に押圧することになる。しかしながら、この把手帯体21は、下金型4の支持体4aによって下方から支持されるので、樹脂に上方から押圧されても、下方に撓むようなことがほとんどない。従って、成形金型3、4の空間A、B内で把手帯体21がほぼ水平な状態を保つので、樹脂がさらに下金型4の空間Bにまで回り込んだ際に、十分な量の樹脂が確実に充填される。このため、一体成形された把手帯体21は、図2に下方から示すように、嵌入部22aの把手帯体21よりも下側の部分に、樹脂が広い範囲で未充填となるような成形不良が発生することがなくなり、確実な樹脂成形を行うことができるようになる。
なお、上記嵌入部22aの把手帯体21よりも下側には、下金型4の3本の支持体4aが抜けた後の支持穴22dが3箇所形成される。しかしながら、これらの支持穴22dは、穴径が1mmと極めて小さいために、これによって嵌入部22aの強度が弱まることはない。これらの支持穴22dは、そのまま放置してもよいが、インサート成形後に樹脂等を充填してもよく、強度の高いピン等を把手帯体21に達するまで打ち込めば、さらに強度を高めることもできる。
以上説明したように、上記製造方法によれば、インサート成形の際に、樹脂が把手係止片22の嵌入部22aにおける把手帯体21の下側の裏面を覆う部分にも十分に充填されて確実な樹脂成形が行われるので、この嵌入部22aを把手装着部12に係止した状態で把手帯体21を引っ張ったときの引っ張り破壊強度が低下するようなことがなくなる。
なお、上記実施形態では、把手2の把手帯体21がポリプロピレン等の樹脂繊維を編んだり織ることにより帯状とした編織物からなる場合を示したが、ポリプロピレン以外の樹脂繊維としては、ABSやポリエチレン(PE)等の樹脂繊維を用いることもでき、樹脂繊維以外の天然繊維や無機繊維を用いることもできる。また、この編織物は、複数種類の繊維を組み合わせて用いてもよい。さらに、本願でいう編織物とは、繊維を編んだり織ることにより規則的に絡み合わせたものの他、不織布のように、繊維を不規則に絡み合わせたものも含む。
また、上記実施形態では、把手2の把手係止片22がポリプロピレン等を樹脂成形したものである場合を示したが、ポリプロピレン以外の樹脂としては、ABSやポリエチレン等の樹脂を用いることもでき、把手帯体21とは異なる材質であってもよい。
また、上記実施形態では、把手装着部12の凹部に把手係止片22の嵌入部22aを嵌入させることにより把手2を鉛蓄電池1に装着する場合を示したが、把手帯体21の端部に一体成形された把手係止片22を係止するものであれば、把手装着部12の構成は、上記実施形態のものに限らず任意である。しかも、この把手装着部12は、必ずしも蓋板11に形成されている必要もない。さらに、把手係止片22についても、この把手装着部12の構成に対応したものであれば、上記実施形態のものに限らず任意であり、例えば嵌入部22aだけで十分な強度が得られるのであれば、補強部22bは形成しなくてもよい。
また、上記実施形態では、直径1mmのピン形状の支持体4aを3本突出さえる場合を示したが、この支持体4aの直径等の大きさや形状、突設箇所数や突設位置等の条件は、把手帯体21の柔軟性や樹脂の注入圧力等に応じて適宜定めることができる。しかも、この条件は、成形される把手係止片22が十分な強度を得られるようにするだけでなく、把手帯体21を下金型4の金型内面の底面から浮かせて確実に支持できるように適宜定めることができる。
また、上記実施形態では、支持体4aの突出長さが、下金型4の金型内面の底面からほぼ凹状の深さ分だけ上方に突出するようにしたが、長さの異なる支持体4aを複数種類用意しておき、下金型4の支持体挿入穴に挿入固定する支持体4aを適宜取り替えて用いるようにすれば、把手帯体21を支持する高さを変えて、把手係止片22に埋設する高さ位置を変更することができるようになる。
また、上記実施形態では、下金型4の金型内面の底面に形成された支持体挿入穴にピン形状等の支持体4aを挿入固定することにより突設する場合を示したが、この支持体4aの突設手段は任意であり、加工が可能であれば、例えば下金型4に凹状の金型内面を形成する際に、この支持体4aを残して切削及び研削加工を行い、下金型4と一体となった支持体4aが金型内面の底面から突出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、上金型3と下金型4とからなる成形金型3、4を用いる場合を示したが、この金型の構成は、2つ以上の成形金型からなるものであれば、上記実施形態のものに限らず任意である。例えば、把手係止片22に補強部22bを形成しない場合には、上金型3を複数の金型に分割する必要はなく、下金型4を上下逆にしたものと同様の構成のものを用いることができる。
また、上記実施形態では、下金型4に支持体4aを突設する場合を示したが、この支持体4aは、金型の構成に応じて、2つ以上の成形金型の少なくとも1つの成形金型に突設すればよく、例えば上金型3と下金型4の双方に突設して、これら上下の支持体によって把手帯体21を挟持するようにしてもよい。さらに、注入口3aについても、上記実施形態のように上金型3に形成する場合に限らず、下金型4に形成したり、上金型3と下金型4の双方に形成することもできる。
また、上記実施形態では、鉛蓄電池1について説明したが、把手を備えた蓄電池であればいかなる蓄電池でも適用可能である。
実施例として、上記実施形態で示した支持体4aの突設箇所数(支持体数)と、これらピン形状の支持体4aの直径(支持体径)をそれぞれ変更した下金型4を用いて把手係止片22を一体成形した把手2を製造した。また、従来品として、図5に示したように、下金型4に支持体4aを形成せずに(支持体数:なし)把手係止片22を一体成形した把手2を製造した。そして、これらの把手2について、製造不良率と引っ張り破壊強度とを調べた結果を表1に示す。
Figure 0005050490
支持体数は、1〜3箇所の3種類の下金型4を作製した。また、支持体径は、1〜3箇所の各支持体数ごとに、直径0.5〜4mm(Φ0.5、Φ1、Φ2、Φ4)の4種類ずつの下金型4を作製した。
製造不良率は、インサート成形後に把手係止片22の嵌入部22aに樹脂未充填部22cが現れた個数を百分率で示したものである。また、引っ張り破壊強度は、把手係止片22を把手装着部12に係止すると共に鉛蓄電池1を固定し、把手帯体21を上方に50mm/分の速度で引っ張って、破壊に至ったときの張力を示したものであり、従来品における樹脂未充填部22cが現れなかった良品の場合と比較した張力の低下率を表示した。なお、従来品については、この良品に対して、樹脂未充填部22cが現れた不良品の張力の低下率を表示した。
表1によれば、支持体数が1箇所の場合の製造不良率は、いずれの支持体径のものも、支持体4aを突設しなかった場合の20%よりも明らかな改善がみられなかった。これは、上記実施形態で示した把手帯体21の柔軟性が高すぎたために、1箇所の支持体4aだけでは、把手帯体21を周囲の広い範囲まで十分に支持できなかったことが原因であると思われる。また、支持体数が2箇所で支持体径がΦ0.5の場合にも、製造不良率の改善がみられなかった。これは、上記実施形態で示した把手帯体21では、細い支持体4aの先端が繊維の大きな編目等に貫通して十分に支持できなかったことが原因であると思われる。
これに対して、支持体数が2箇所で支持体径がΦ1以上の場合や、支持体数が3箇所で支持体径がΦ0.5の場合には、製造不良率がある程度改善された。しかも、支持体数が3箇所で支持体径がΦ1以上の場合には、製造不良率が全て0%となり、大幅な改善がみられた。なお、上記実施形態は、この支持体数が3箇所で支持体径がΦ1の場合である。
ただし、支持体径がΦ4の場合には、支持体数が3箇所であっても、引っ張り破壊強度が若干低下する。これは、直径の大きい支持体4aによってインサート成形時に形成される支持穴22dが大きくなりすぎるためであると考えられる。従って、把手係止片22における嵌入部22aの把手帯体21よりも下側の部分の肉厚を上記実施形態のものよりももう少し厚くすれば、支持体径がΦ4の場合でも、十分な引っ張り破壊強度を得ることが可能である。また、上記のように、インサート成形時に支持穴22dに樹脂を充填したりピン等を打ち込むことにより、引っ張り破壊強度の低下を補うことも可能である。
本発明の一実施形態を示すものであって、成形金型を用いて把手帯体の端部に把手係止片を一体成形するインサート成形工程を説明するための部分拡大縦断面図である。 本発明の一実施形態を示すものであって、把手帯体の端部に一体成形された把手係止片を下方から見上げた部分拡大斜視図である。 把手を備えた鉛蓄電池の構成を示す全体斜視図である。 把手を装着した後の鉛蓄電池の上部を示す部分斜視図である。 従来例を示すものであって、成形金型を用いて把手帯体の端部に把手係止片を一体成形するインサート成形工程を説明するための部分拡大縦断面図である。 従来例を示すものであって、把手帯体の端部に一体成形された把手係止片の縦断面である。 従来例を示すものであって、把手帯体の端部に一体成形された把手係止片を下方から見上げた部分拡大斜視図である。
符号の説明
1 鉛蓄電池
11 蓋板
12 把手装着部
2 把手
21 把手帯体
22 把手係止片
22a 嵌入部
22b 補強部
22c 樹脂未充填部
22d 支持穴
3 上金型(成形金型)
3a 注入口
4 下金型(成形金型)
4a 支持体

Claims (1)

  1. 蓄電池に形成された把手装着部に、編織物からなる把手帯体の端部に一体成形された把手係止片を係止することにより装着される把手を備えた蓄電池の製造方法において、2つ以上の成形金型の間に把手帯体の端部を挟持すると共に、少なくとも1つの成形金型の金型内面から突設した支持体によって把手帯体を支持した状態で、これらの成形金型の間に樹脂を充填することにより把手係止片を把手帯体に一体成形することを特徴とする把手付蓄電池の製造方法。
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