JP5048184B2 - 伝送レート監視装置および伝送レート監視方法 - Google Patents

伝送レート監視装置および伝送レート監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5048184B2
JP5048184B2 JP2001018649A JP2001018649A JP5048184B2 JP 5048184 B2 JP5048184 B2 JP 5048184B2 JP 2001018649 A JP2001018649 A JP 2001018649A JP 2001018649 A JP2001018649 A JP 2001018649A JP 5048184 B2 JP5048184 B2 JP 5048184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission rate
packet
unit
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001018649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002223243A (ja
Inventor
修司 ▲高▼田
康弘 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001018649A priority Critical patent/JP5048184B2/ja
Priority to US09/858,611 priority patent/US7149184B2/en
Publication of JP2002223243A publication Critical patent/JP2002223243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048184B2 publication Critical patent/JP5048184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/36Flow control; Congestion control by determining packet size, e.g. maximum transfer unit [MTU]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0262Arrangements for detecting the data rate of an incoming signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/11Identifying congestion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/20Traffic policing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/21Flow control; Congestion control using leaky-bucket
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/215Flow control; Congestion control using token-bucket
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/32Flow control; Congestion control by discarding or delaying data units, e.g. packets or frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は伝送レート監視装置および伝送レート監視方法に関し、特に、伝送路の伝送レートを監視する伝送レート監視装置および伝送レート監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及に伴い、IP(Internet Protocol)パケット等の可変長データを用いた通信が主流になりつつある。
【0003】
従来のインターネットサービスの形態としては、データの遅延、伝送レート等を一切保証しないベストエフォート型が主であったが、近年では、VoIP(Voice over IP)やVPN(Virtual Private Network)等の新規サービスの登場により、END−to−ENDのQoS(Quality of Service)保証が要求されつつある。
【0004】
このようなQoSの1つとして伝送レート(伝送帯域)が存在する。伝送レートとは、各ユーザが所定の時間内に伝送可能なデータの量を示す。伝送レートが保証されていない場合に、あるユーザが申告した伝送レートを超えて通信を行った場合には、他のユーザの伝送レートを圧迫し、通信品質の劣化や網の輻輳等を引き起こす要因となる。
【0005】
ところで、伝送レートを保証するためには、各ユーザが現在使用している伝送レート(使用帯域)を監視する必要がある。従来において、伝送レートを監視する主な方法としては、トークンバケット方式とリーキーバケット方式とが知られている。
【0006】
図11は、トークンバケット方式による伝送レート監視方法を説明する図である。
トークンバケット方式では、一定の割合でトークン(水)が流入するバケットサイズBのバケット(バケツ)1を想定し、受信したパケット2,3のパケットサイズLがバケット1に溜まっているトークン量(トークンバケットカウンタTBCの値)よりも大きい場合には、これを不適合として廃棄する。従って、平均的に見ると、ネットワークを流れるデータの伝送レートは、バケットに注がれるトークンのトークンレートRを越えないように制御されることになる。
【0007】
図12は、トークンバケット方式の制御の様子を示す図である。この図では、横軸は時刻tを示し、縦軸はトークンバケットカウンタTBCの値を示している。また、横軸方向の破線は、バケットサイズBを示している。
【0008】
先ず、時刻t1において、パケットサイズL1のパケットを受信すると、トークンバケットカウンタTBCの値と、パケットサイズL1とが比較され、トークンバケットカウンタTBCの方が大きいので、このパケットは適合と判定され、ネットワークに送り出される。また、このとき、トークンバケットカウンタTBCからはパケットサイズL1に対応した値が減算される。その後は、トークンレートRの割合でTBCが増加する。
【0009】
次に、時刻t2では、パケットサイズL2のパケットを受信し、前述の場合と同様にして判定がなされ、適合と判定されてネットワークに送り出される。同様の動作が時刻t3〜t4でも繰り返される。
【0010】
時刻t5では、到着したパケットのパケットサイズL5は、その時点におけるトークンバケットカウンタTBCの値を上回っているので、このパケットについては不適合と判定し、破棄する。
【0011】
以上の処理により、ネットワーク上を流れる特定のパケットの伝送レートを制御することが可能になる。
図13は、リーキーバケット方式による伝送レート監視方法を説明する図である。
【0012】
リーキーバケット方式では、一定の割合でトークン(水)が流出するバケットサイズBのバケット(バケツ)10を想定し、受信したパケット11,12のパケットサイズLとバケット10に溜まっているトークン量(リーキーバケットカウンタLBCの値)との合計が、バケットサイズBを越える場合には、これを不適合として廃棄し、その逆の場合には適合としてパケットをネットワークに送り出すとともに、パケットサイズに応じた値をリーキーバケットカウンタLBCに加算する。従って、平均的に見ると、ネットワークを流れるデータの伝送レートは、バケットから流れ出るトークンのトークンレートRを越えないように制御されることになる。
【0013】
図14は、リーキーバケット方式の制御の様子を示す図である。この図では、横軸は時刻tを示し、縦軸はリーキーバケットカウンタLBCの値を示している。また、横軸方向の破線は、バケットサイズBを示している。
【0014】
先ず、時刻t1において、パケットサイズL1のパケットを受信すると、リーキーバケットカウンタLBCの値にパケットサイズL1を加算した値と、バケットサイズBとが比較され、後者の方が大きいのでこのパケットは適合と判定されてネットワークに送り出される。また、このとき、リーキーバケットカウンタLBCにはパケットサイズL1に対応した値が加算される。その後は、トークンレートRの割合でLBCが減少する。
【0015】
次に、時刻t2では、パケットサイズL2のパケットを受信し、前述の場合と同様にして判定がなされ、適合と判定されてネットワークに送り出される。同様の動作が時刻t3〜t4でも繰り返される。
【0016】
時刻t5では、到着したパケットのパケットサイズL5とその時点におけるリーキーバケットカウンタLBCとを加算した値は、バケットサイズBを上回っているので、このパケットについては不適合と判定し、破棄する。
【0017】
以上の処理により、ネットワーク上を流れる特定のパケットの伝送レートを制御することが可能になる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のようなトークンバケット方式およびリーキーバケット方式を実施する場合、直前にパケットを受信した時刻t1、現在の時刻t2、および、トークンレートRを用いて、バケットに流入(または流出)したトークンを計算する必要があり、一般的には、式(t2−t1)×Rを計算していた。
【0019】
従って、乗算を行う必要が生ずることから、装置の構造が複雑になるとともに、計算時間を要するという問題点があった。
また、演算に費やすことができる時間は、パケット長にほぼ比例することから、パケット長が短い場合には計算に費やすことができる時間も短くなり、最悪の場合には演算が間に合わなくなる場合があるという問題点もあった。
【0020】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、パケットの適合判断を短時間に行うことを可能とする伝送レート監視装置および伝送レート監視方法を提供することを目的とする。
【0021】
また、本発明はパケット長が短い場合であっても、パケットの適合判断を確実に実行することが可能な伝送レート監視装置および伝送レート監視方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示す、伝送路の伝送レートを監視する伝送レート監視装置20において、データを受信するデータ受信手段21と、所定の期間における許容される平均伝送レートを設定する平均伝送レート設定手段22と、前記データ受信手段によって受信されたデータのデータ長を所定の閾値と比較することにより分類する分類手段と、前記分類手段によって分類されたデータのうち、データ長が所定の閾値よりも長いものについては、ピークレートを基準にして監視を行うピークレート監視手段と、前記データ受信手段21により受信したデータのデータ量を計測するデータ量計測手段23と、前記ピークレート監視手段の監視結果も参照して、前記許容される平均伝送レートに応じて、前記所定の期間内において前記受信されたデータを取捨するデータ取捨手段24と、を有することを特徴とする伝送レート監視装置20が提供される。
【0023】
データ受信手段21は、データを受信する。平均伝送レート設定手段22は、所定の期間における許容される平均伝送レートを設定する。データ量計測手段23は、データ受信手段21により受信したデータのデータ量を計測する。データ取捨手段24は、前記許容される平均伝送レートに応じて、前記所定の期間内において前記受信されたデータを取捨する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の動作原理を説明する原理図である。この図に示すように、本発明の伝送レート監視装置20は、データ受信手段21、平均伝送レート設定手段22、データ量計測手段23、および、データ取捨手段24によって構成されている。
【0025】
ここで、データ受信手段21は、ネットワーク上を流れている所定のデータを受信する。
平均伝送レート設定手段22は、許容される平均伝送レートを設定する。
【0026】
データ量計測手段23は、データ受信手段21により受信したデータのデータ量を計測する。
データ取捨手段24は、所定の期間内においてデータ量計測手段23によって計測されたデータ量と、許容される平均伝送レートとに応じて、データ受信手段21によって受信されたデータを取捨する。
【0027】
次に、以上の原理図の動作について説明する。
データ受信手段21は、図示せぬネットワークを流れている監視対象となる所定のパケットを受信し、データ取捨手段24とデータ量計測手段23に供給する。
【0028】
データ量計測手段23は、データ受信手段21が受信したパケットのデータ量を計測し、データ取捨手段24に供給する。
平均伝送レート設定手段22は、所定の期間内における平均伝送レートの設定を受け、これを所定の期間内において伝送可能なデータ量(以下、伝送可能データ量)に変換する。なお、この変換は、監視を開始する際に1回のみ実行すればよい。
【0029】
データ取捨手段24は、所定の期間が開始する際に、平均伝送レート設定手段22から伝送可能データ量を取得して記憶する。そして、パケットを受信した場合には、データ量計測手段23からパケットのデータ量を取得し、先に記憶した伝送可能データ量から減算し、減算結果がプラスの値である場合には、平均伝送レートを越えていないのでパケットについては、ネットワークに対して送り出す。
【0030】
一方、減算結果がマイナスの値である場合には、平均伝送レートを超えることになるので、そのパケットおよびそれ以降に所定の期間内に受信したパケットについては破棄する。
【0031】
そして、所定の期間が終了した場合には、前述の場合と同様に、平均伝送レート設定手段22から伝送可能データ量を取得し、データを取捨する処理を再度実行する。
【0032】
以上に説明したように、本発明によれば、所定の期間を定め、その期間内において伝送可能なデータ量を設定し、パケットのデータ量がこのデータ量を越えた場合にはそれ以降はパケットを破棄するようにしたので、簡単な計算により伝送レートの監視を行うことが可能になる。
【0033】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の実施の形態の構成例を示す図である。この図において、本発明の伝送レート監視装置50は、ネットワーク71およびネットワーク76間を伝送されるパケットを監視し、予め設定された伝送レートを超過した場合には、パケットを破棄する処理を実行する。即ち、個々の通信の伝送レートが予め設定された範囲を超過しないように制御することにより、所定の通信が他の通信の伝送レートを圧迫することを防止する。
【0034】
ネットワーク71,76は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)によって構成されており、IP(Internet Protocol)パケットを目的のアドレスまで伝送する。
【0035】
計算機72〜75および計算機77〜80は、サーバやクライアントであり、例えば、パーソナルコンピュータ等によって構成され、ネットワーク71,76を介して他の計算機とデータを送受信する。
【0036】
図3は、図2に示す伝送レート監視装置50の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、伝送レート監視装置50は、パケット長判定部51、パケット長閾値記憶部52、ピーク伝送レート監視部53、パラメータテーブル54、平均伝送レート監視部55、適合判定部56、および、通過制御部57によって構成されている。
【0037】
パケット長判定部51は、ネットワーク71,76から受信したパケットの受信パケットサイズを測定し、この受信パケットサイズと、パケット長閾値記憶部52に記憶されている閾値を比較し、データ量が閾値を上回っている場合にはロングパケット、そうでない場合にはショートパケットと判定する。そして、判定結果、受信パケットサイズ、および、パケットを受信したことを示すフラグを、ピーク伝送レート監視部53および平均伝送レート監視部55に供給する。
【0038】
パケット長閾値記憶部52は、例えば、半導体メモリによって構成され、パケットがロングパケットであるか、または、ショートパケットであるかを峻別するための閾値を記憶している。
【0039】
ピーク伝送レート監視部53は、図11および図13を参照して説明したトークンバケット方式またはリーキーバケット方式に基づいて、受信したパケットのピークの伝送レートを測定し、予め決められた値を超えていないか監視する。
【0040】
平均伝送レート監視部55は、後述する方法により、受信した全てのパケットの平均受信レートを測定し、予め決められた値を越えていないか監視する。
パラメータテーブル54は、例えば、半導体メモリによって構成され、ピーク伝送レート監視部53および平均伝送レート監視部55に対して、必要なパラメータを供給する。
【0041】
適合判定部56は、ピーク伝送レート監視部53または平均伝送レート監視部55の監視結果として得られたピーク伝送レートと平均受信レートを参照し、これらが予め決められた値を超過している場合には、そのパケットについては不適合と判定し、通過制御部57に通知する。
【0042】
通過制御部57は、パケット長判定部51から入力されたパケットを、適合判定部56の判定に応じて、通過させるか、または、破棄する制御を行う。
図4は、図3に示す平均伝送レート監視部55の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、平均伝送レート監視部55は、受信バイト数計測部60、計測制御部61、許容レート演算部62、パラメータテーブル63、および、監視結果判定部64によって構成されている。
【0043】
受信バイト数計測部60は、パケットのヘッダ情報からパケット長に関する情報、即ちIPv4においては、Total Lengthフィールド、IPv6においては、Payload Lengthフィールドを抽出し、累積加算を行い、後述する計測区間において受信したパケットのトータルデータ量(バイト数)を計測する。
【0044】
計測制御部61は、後述するようにタイマを内蔵しており、このタイマを基準にして、受信バイト数計測部60および許容レート演算部62を制御する。
許容レート演算部62は、計測制御部61の制御に応じて、受信バイト数計測部60によって計測されたデータ量と、パラメータテーブル63に格納されているパラメータ(平均伝送レート)と、前回の許容レートとを参照し、次の計測区間における許容レートを算出して、監視結果判定部64に通知する。
【0045】
パラメータテーブル63は、許容レートを演算する際に必要な平均伝送レート等のパラメータを格納している。
監視結果判定部64は、許容レート演算部62から供給された許容レートと、パケット長判定部51から供給された、受信したパケットの受信パケットサイズとを参照し、受信したパケットが適合しているか否かを判定し、判定結果を適合判定部56に供給する。
【0046】
図5は、図4に示す計測制御部61の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、計測制御部61は、タイマ91、計測区間設定部90、および、計測区間終了時刻管理部92によって構成されている。
【0047】
ここで、計測区間設定部90は、計測の基本単位である単位計測区間と、複数の単位計測区間から構成される計測区間とをタイマ91に設定する。
タイマ91は、計測区間設定部90によって設定された計測区間および単位計測区間に応じて時刻を計時し、計測区間に対応する時間が経過した場合には、計測区間が終了することを示す計測終了通知を計測区間終了時刻管理部92に通知する。
【0048】
計測区間終了時刻管理部92は、タイマ91から計測終了通知がなされた場合には、受信バイト数計測部60に対して新たな計測区間の受信バイト数の計測を開始するように指示するとともに、許容レート演算部62に対して許容レートの計算をするように指示する。
【0049】
次に、以上の実施の形態の動作について説明する。
例えば、伝送レート監視装置50が、監視対象として、ネットワーク71上の計算機72と、ネットワーク76上の計算機77の間において授受されるパケットを監視する場合を想定する。
【0050】
伝送レート監視装置50のパケット長判定部51は、ネットワーク71,76間において授受されているパケットのうち、計算機72および計算機77の間で授受されているパケットを選択して受信する。そして、目的のパケットを受信した場合には、パケット受信フラグを立て、受信したパケットのパケット長である受信パケットサイズをヘッダから抽出し、パケット長閾値記憶部52から閾値を取得して受信パケットがショートパケットまたはロングパケットのいずれであるかを判定する。パケット受信フラグ、受信パケットサイズ、および、判定結果は、ピーク伝送レート監視部53および平均伝送レート監視部55に供給される。
【0051】
ピーク伝送レート監視部53は、パケット受信フラグが立った場合には、パケット長判定部51から供給されたパケット長の判定結果と、受信パケットサイズを取得し、ロングパケットに関する情報のみに対して、図11または図13に示すようなトークンバケット方式またはリーキーバケット方式に基づく判定処理を実行し、ピーク伝送レートを測定する。その結果、入力されたロングパケットがピーク伝送レートを超過した場合にはその旨を適合判定部56に通知する。
【0052】
ここで、ピーク伝送レート監視部53が、ロングパケットのみを監視の対象とするのは、次のような理由による。即ち、(1)ショートパケットについては、ピークレートを超過した場合でもそのパケットが全体に占める割合はわずかであり、他のユーザに対して与える影響が少ないので、無視しても実損は軽微である。(2)ピーク伝送レート監視部53は、図11および図13に示すようなトークンバケット方式やリーキーバケット方式を採用しているため、パケット長の短いパケットに対しては十分な処理時間が確保できず、処理が追いつかない場合が生じるからである。
【0053】
なお、ショートパケットまたはロングバケットを峻別する閾値は、ネットワーク71,76の特性等に応じて適宜設定する。なお、監視処理に要する時間を実際に測定し、この測定結果に基づいて閾値を設定することも可能である。
【0054】
一方、平均伝送レート監視部55は、パケット長判定部51から供給された情報のうち、ショートパケットおよびロングパケットの双方に関する情報を取得し、以下に示す方法に基づいて許容される平均受信レートを算出する。
【0055】
先ず、許容される平均受信レートを算出する方法の概要について、図6を参照して簡単に説明する。
平均伝送レート監視部55は、時間がΔtである単位計測区間と、n個の単位計測時間から構成される計測区間T(=Δt×n)を定義し、これらを監視単位としてパケットの監視を行う。
【0056】
具体的には、平均伝送レート監視部55は、先ず、計測区間Tにおいて伝送することが可能な許容レートを、以下の式(1)に基づいて算出する。
【0057】
【数1】
許容レート(next)=(許容レート(now)−受信データ量)
+平均伝送レート ・・・ (1)
ここで、括弧内のnextは次の計測区間を示し、nowは現在の計測区間を示している。つまり、この式は、現在の計測区間における許容レートから、現在の計測区間において受信したパケットのトータルのデータ量である受信データ量を減算したものに、平均伝送レートを加算し、次の計測区間における許容レートを定めている。
【0058】
図6の例では、第1番目の計測区間においては、受信したパケットのデータ量(塗りつぶされている部分)は、平均伝送レートを超過しているので、第2番目の計測期間においては超過分だけ許容レートが減少している。
【0059】
また、第3番目の計測区間においては、第2番目の計測区間において受信されたパケットのデータ量が、許容レートを下回っているので、その余裕レート分だけ平均伝送レートを上回った許容レートが設定される。
【0060】
このようにして、各計測区間において、直前の計測区間における受信データ量等を考慮して許容レートが設定される。
次に、平均伝送レート監視部55は、ある測定区間において受信したパケットの受信データ量が前述の許容レートを超過した場合には、それ以降に受信されるパケットについては不適合と判定し、適合判定部56にその旨を通知する。また、許容レートを超過していない場合には、適合である旨を通知する。適合判定部56は、不適合と判定されたパケットについては破棄し、それ以外のパケットについてはネットワークに送り出す。その結果、パケットの伝送レートが、平均伝送レートを上回らないように制御されることになる。
【0061】
次に、平均伝送レート監視部55の動作を具体的に説明する。
いま、装置が起動され、監視が開始された場合を想定すると、計測区間設定部90は、図6に示す単位計測区間Δtと、計測区間Tとを決定し、タイマ91に設定する。
【0062】
タイマ91は、第1番目の計測区間の許容レートを設定するために、特別に計測終了通知を計測区間終了時刻管理部92に通知する。その結果、計測区間終了時刻管理部92は、許容レート演算部62に対して許容レートを演算するように指示する。
【0063】
許容レート演算部62は、受信バイト数計測部60から受信データ量を取得する。いまの例では、パケットの受信は開始されていないので、受信データ量は“0”である。
【0064】
次に、許容レート演算部62は、式(1)に基づいて最初の計測区間の許容レートを算出する。いまの例では、受信データ量は前述のように“0”であり、また、直前の計測区間の許容レートも“0”であるので、平均伝送レートが許容レートになる。
【0065】
許容レートの演算が終了すると、計測区間終了時刻管理部92は、受信バイト数計測部60に対して受信したパケットのバイト数、即ち、受信データ量の計測を開始するように指示する。なお、計測区間終了時刻管理部92は、単位計測区間毎に受信バイト数計測部60に対して、受信パケットのデータ量をカウントするように指示するので、受信バイト数計測部60は、単位計測区間毎に受信したパケットのデータ量をカウントする。なお、通過制御部57によってパケットが破棄された場合には、そのパケットは受信パケットとして扱うことは適切でないため、受信バイト数計測部60は、そのようなパケットについては受信データ量には含めない。
【0066】
パケットの受信が開始されると、監視結果判定部64は、パケット受信フラグが立つ度に、パケット長判定部51から受信パケットサイズを取得し、許容レート演算部62から計測区間の開始時に供給された許容レートから減算する。
【0067】
減算の結果がプラスの値である場合には、受信したパケットのトータルのデータ量は許容レートを超過していないので、そのパケットは適合している旨を適合判定部56に通知する。一方、減算の結果がマイナスの値である場合には、受信したパケットのトータルのデータ量は許容レートを超過しているので、そのパケットは適合していない旨を適合判定部56に通知する。
【0068】
適合判定部56は、監視結果判定部64から適合していない旨の通知を受けた場合には、直ちに通過制御部57にその旨を通知する。その結果、通過制御部57は、当該計測区間においてはそれ以降に受信したパケットを全て破棄する。
【0069】
また、監視結果判定部64から適合している旨の通知を受けた場合であって、ピーク伝送レート監視部53からピーク伝送レートを超過した旨の通知があった場合にはそのパケットについては不適合である旨を通過制御部57に通知する。その結果、通過制御部57は当該パケットを破棄する。
【0070】
更に、監視結果判定部64から適合している旨の通知を受けた場合であって、ピーク伝送レート監視部53からピーク伝送レートを超過していない旨の通知があった場合には、そのパケットについては適合している旨を通過制御部57に通知する。その結果、通過制御部57は当該パケットを再度ネットワークに送出する。
【0071】
第1番目の計測区間が終了すると、タイマ91は、計測区間終了時刻管理部92に対して計測区間終了通知を行う。計測区間終了通知を受信した計測区間終了時刻管理部92は、先ず、許容レート演算部62に対して許容レートの計算を行うように指示する。その結果、許容レート演算部62は、受信バイト数計測部60から、当該計測区間において受信したパケットのトータルのデータ量を取得し、当該計測区間の許容レートから減算し、パラメータテーブル63から取得した平均伝送レートを加算することにより、次の計測区間の許容レートを算出する。このようにして算出された許容レートは、監視結果判定部64に供給され、そこで記憶される。
【0072】
監視結果判定部64は、前述の場合と同様の動作を繰り返し、平均受信レートが一定に保たれるように監視する。
以上の処理によれば、測定区間を定めるとともに、測定区間において伝送可能な許容レートを定め、パケットを受信した際には、許容レートからパケットサイズを減算し、結果がプラスの値である場合にはそのパケットは適合であると判定し、結果がマイナスの値である場合にはそのパケットは不適合であると判定するようにしたので、従来のトークンバケット方式やリーキーバケット方式のように乗算を行う必要がなくなり、ショートパケットについても監視のための計算を確実に実行することが可能になる。
【0073】
なお、以上の実施の形態では、式(1)に基づいて許容レートを算出するようにしたが、監視結果判定部64が有する図示せぬカウンタのカウンタ値(許容レートから受信したパケットのデータ量を減算した値)に対して平均レートを加算することによっても許容レートを算出することができる。即ち、監視結果判定部64は、カウンタに記憶されている許容レートから、受信したパケットのデータ量を逐次減算することにより、適合性を判断しているので、カウンタに格納されている値は、式(1)の括弧内を演算した結果に該当する。従って、カウンタの値に平均伝送レートを加算した値は、次の計測区間の許容レートに相当する。
【0074】
このように、監視結果判定部64が有するカウンタに平均伝送レートを加算して許容レートを算出するようにすれば、回路を簡易化することが可能になるとともに、計算に必要な時間を短縮することが可能になる。
【0075】
更に、以上の実施の形態では、直前の計測区間の計測結果に応じて、次の計測区間の許容レートを算出するようにしたが、図7に示すように、所定の単位計測区間の許容レートを、その直前の複数の単位計測区間から構成される計測区間の測定結果から決定するようにしてもよい。
【0076】
図7に示す例では、図に示す第6番目の単位計測区間の許容レートが、直前の5つの単位計測区間における測定結果から算出されている。また、次の単位計測区間(第7番目の単位計測区間)の許容レートを算出する際には、1単位区間分だけスライドした、第2番目〜第6番目の単位計測区間の計測結果から、第7番目の単位区間の許容レートが算出される。
【0077】
このように、単位計測区間毎に許容レートを設定することにより、より細かなパケットの制御を行うことが可能になる。
更に、以上の実施の形態では、計測区間は常に一定として説明を行ったが、平均レートの高低に応じて計測区間を変更するようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、例えば、平均レートが高い場合には計測区間を縮小し、平均レートが低い場合には計測区間を拡大することにより、計測区間毎の計算量のばらつきを減らすことが可能になる。
【0078】
更に、以上の実施の形態では、ショートパケットか否かの判定を行った後に、許容レートとの比較によりパケットの適合性を判定するようにしたが、許容レートから受信データ量を減算した値が、閾値を上回る場合には無条件に適合と判定するようにしてもよい。そのような構成によれば、判定処理に関する計算量を減少させることが可能になる。
【0079】
次に、図8を参照して、計測制御部61の他の構成例について説明する。図5に示す実施の形態では、計測制御部61は、計測区間が終了する度に、許容レートを算出するようにしたが、パケットが長時間受信されない場合には、このような処理を繰り返し実行することは無駄になる場合が少なくない。そこで、図8に示す実施の形態では、パケットを受信した時点で、計測区間が終了している場合には次の計測区間の許容レートを計算し、計測区間が終了していない場合には次のパケットが受信されるまで待機することで、無駄な計算を削減することを可能にしている。
【0080】
この実施の形態では、図5に示す場合と比較して、パケット到着時刻管理部80および演算指示部81が新たに追加されている。その他の構成は、図5の場合と同様である。なお、図5の場合に対応する部分には同一の符号を付してあるので、その詳細な説明については割愛する。
【0081】
パケット到着時刻管理部80は、受信バイト数計測部60からパケットを受信した旨の通知を受けた場合には、パケットが到着した時刻を記憶する。
演算指示部81は、パケットが到着した場合であって、計測区間終了時刻管理部92から計測区間終了通知を受けている場合、即ち、計測区間を経過している場合には、計測区間が終了する時刻と、パケット到着時刻の差分を計算することにより、計測区間が延長された時間(以下、延長時間と称す)を求め、許容レート演算部62に通知する。
【0082】
許容レート演算部62は、先ず、監視結果判定部64に対して、計測期間が延長された旨と、延長時間を通知する。
監視結果判定部64は、延長された時間に応じてカウンタに記憶されている許容レートを較正する。そして、較正後の許容レート(カウンタ値)から、受信パケットのデータ量を減算した結果がプラスの値である場合には、そのパケットは適合と判定し、それ以外の場合には不適合と判定して、適合判定部56に判定結果を通知する。
【0083】
次に、許容レート演算部62は、延長時間に応じて、現在の計測区間の許容レートを較正した後、式(1)に基づいて、次の計測区間の許容レートを計算する。このようにして計算された次の計測区間の許容レートは、監視結果判定部64に供給され、次の計測区間における平均伝送レートの監視に使用される。
【0084】
許容レートの演算が終了すると、演算指示部81は、計測区間終了時刻管理部92に対して、新たな計測区間の開始を通知する。
以上の処理によれば、パケットが到着した時点で、計測区間を経過している場合には、次の計測区間の許容レートを算出するようにしたので、例えば、長時間パケットが受信されないような場合には、許容レートの計算処理を省略することにより、装置全体にかかる負荷を軽減することが可能になる。
【0085】
最後に、図9および図10を参照して、本実施の形態において実行されるフローチャートについて説明する。
図9は、図3に示す実施の形態において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0086】
ステップS10:
ピーク伝送レート監視部53および平均伝送レート監視部55は、パケットの受信を開始するにあたって、初期設定を行う。
【0087】
ステップS11:
パケット長判定部51は、監視の対象となる目的のパケットを受信したか否かを判定し、受信した場合にはステップS12に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0088】
ステップS12:
パケット長判定部51は、パケット長閾値記憶部52に記憶されている閾値と、受信したパケットのパケット長とを比較し、ロングパケットであるか否かを判定する。その結果、ロングパケットであると判定した場合にはステップS13に進み、それ以外の場合にはステップS14に進む。
【0089】
ステップS13:
ピーク伝送レート監視部53は、例えば、トークンバケット方式またはリーキーバケット方式に基づいてピーク伝送レートを算出する。
【0090】
ステップS14:
平均伝送レート監視部55は、図10を参照して後述する処理により、平均伝送レートを算出する。
【0091】
ステップS15:
適合判定部56は、ピーク伝送レート監視部53および平均伝送レート監視部55の監視結果を参照し、パケットが適合しているか否かを判定し、適合している場合にはステップS16に進み、それ以外の場合にはステップS17に進む。
【0092】
ステップS16:
通過制御部57は、パケットをネットワークに対して送出する。
ステップS17:
通過制御部57は、パケットを破棄する。
【0093】
ステップS18:
処理を終了するか否かを判定し、終了しない場合にはステップS11に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
【0094】
次に、図10を参照して、ステップS14に示す平均伝送レート算出処理の詳細について説明する。図10に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0095】
ステップS30:
監視結果判定部64は、内蔵しているカウンタに格納されている値(許容レート)から、パケットのデータ量を減算する。
【0096】
ステップS31:
監視結果判定部64は、ステップS30における減算の結果がマイナスの値である場合には、ステップS32に進み、それ以外の場合にはステップS34に進む。
【0097】
ステップS32:
監視結果判定部64は、受信したパケットは不適合と判定する。
ステップS33:
監視結果判定部64は、受信バイト数計測部60に対して、パケットのデータ量のカウントを中止させる。
【0098】
ステップS34:
監視結果判定部64は、受信したパケットは適合と判定する。
ステップS35:
計測区間終了時刻管理部92は、タイマ91から現在時刻を取得する。
【0099】
ステップS36:
計測区間終了時刻管理部92は、タイマ91からの計測区間終了通知を参照して計測区間が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合にはステップS37に進み、それ以外の場合には元の処理に復帰する。
【0100】
ステップS37:
許容レート演算部62は、次の計測区間の許容レートを式(1)に基づいて算出する。
【0101】
ステップS38:
許容レート演算部62は、内蔵されているカウンタに、算出した許容レートを設定する。
【0102】
以上の処理によれば、図3を参照して説明した機能を実現することが可能になる。
(付記1) 伝送路の伝送レートを監視する伝送レート監視装置において、
データを受信するデータ受信手段と、
所定の期間における所望の平均伝送レートを設定する平均伝送レート設定手段と、
前記データ受信手段により受信したデータのデータ量を計測するデータ量計測手段と、
前記平均伝送レートに応じて、前記所定の期間内に前記受信されたデータを取捨するデータ取捨手段と、
を有することを特徴とする伝送レート監視装置。
【0103】
(付記2) 前記データ取捨手段は、前記平均伝送レートから、前記所定の期間内に受信されたデータのデータ量を減算し、減算の結果が所定の値以下になった場合には、データを破棄することを特徴とする付記1記載の伝送レート監視装置。
【0104】
(付記3) 前記データ取捨手段は、過去の前記期間において受信したデータ量が、前記平均伝送レートに満たない場合には、現在の前記期間における平均伝送レートを、満たない分だけ増加させることを特徴とする付記1記載の伝送レート監視装置。
【0105】
(付記4) 前記所定の期間は、複数の単位期間によって構成され、
前記データ取捨手段は、過去に属する複数の単位期間において受信したデータ量と、前記平均伝送レートとを参照し、現在の単位期間におけるデータの取捨を決定することを特徴とする付記1記載の伝送レート監視装置。
【0106】
(付記5) 前記所定の期間を、前記平均伝送レートの大小に応じて決定する期間決定手段を更に有することを特徴とする付記1記載の伝送レート監視装置。
(付記6) 前記データ取捨手段は、前記所定の期間内にデータが破棄された場合には、前記所定の期間内のそれ以降のデータについては無条件に破棄することを特徴とする付記1記載の伝送レート監視装置。
【0107】
(付記7) 前記データ受信手段によって受信されたデータのデータ長を所定の閾値と比較することにより分類する分類手段と、
前記分類手段によって分類されたデータのうち、データ長が所定の閾値よりも長いものについては、ピークレートを基準にして監視を行うピークレート監視手段と、を更に有し、
前記データ取捨手段は、前記ピークレート監視手段の監視結果も参照してデータを取捨することを特徴とする付記1記載の伝送レート監視装置。
【0108】
(付記8) 前記分類手段の閾値を、前記受信手段によって受信されるデータのレートに応じて設定する閾値設定手段を更に有することを特徴とする付記7記載の伝送レート監視装置。
【0109】
(付記9) 前記データ取捨手段は、前記平均伝送レートからデータ量を減算した値が、前記閾値を上回っている場合には、データを破棄しないことを特徴とする付記7記載の伝送レート監視装置。
【0110】
(付記10) 前記分類手段の閾値を、監視処理に費やされる時間に応じて設定する閾値設定手段を更に有することを特徴とする付記7記載の伝送レート監視装置。
【0111】
(付記11) 伝送路の伝送レートを監視する伝送レート監視方法において、
データを受信するデータ受信ステップと、
所定の期間における所望の平均伝送レートを設定する平均伝送レート設定ステップと、
前記データ受信ステップにより受信したデータのデータ量を計測するデータ量計測ステップと、
前記所定の期間内において前記データ量計測ステップによって計測されたデータ量と、前記平均伝送レートとに応じて、前記データ受信ステップによって受信されたデータを取捨するデータ取捨ステップと、
を有することを特徴とする伝送レート監視方法。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、伝送路の伝送レートを監視する伝送レート監視装置において、データを受信するデータ受信手段と、所定の期間における所望の平均伝送レートを設定する平均伝送レート設定手段と、データ受信手段により受信したデータのデータ量を計測するデータ量計測手段と、所定の期間内においてデータ量計測手段によって計測されたデータ量と、平均伝送レートとに応じて、データ受信手段によって受信されたデータを取捨するデータ取捨手段と、を設けるようにしたので、伝送レートを短時間で観測することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示す図である。
【図3】図2に示す伝送レート監視装置の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示す平均伝送レート監視部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図5】図4に示す計測制御部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図6】図3に示す平均伝送レート監視部の動作原理を説明する図である。
【図7】所定の単位計測区間の許容レートを、その直前の複数の単位計測区間から構成される計測区間の測定結果から決定するようにした場合の動作原理を説明する図である。
【図8】図4に示す計測制御部の他の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図9】図3に示す実施の形態において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
【図10】図9に示す平均伝送レート算出処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図11】従来のトークンバケット方式の動作原理を説明する図である。
【図12】図11に示すトークンバケット方式におけるトークンバケットカウンタの値の時間的な変化を示す図である。
【図13】従来のリーキーバケット方式の動作原理を説明する図である。
【図14】図13に示すリーキーバケット方式におけるリーキーバケットカウンタの値の時間的な変化を示す図である。
【符号の説明】
20 伝送レート監視装置
21 データ受信手段
22 平均伝送レート設定手段
23 データ量計測手段
24 データ取捨手段
50 伝送レート監視装置
51 パケット長判定部
52 パケット長閾値記憶部
53 ピーク伝送レート監視部
54 パラメータテーブル
55 平均伝送レート監視部
56 適合判定部
57 通過制御部
71,76 ネットワーク
72〜75 計算機
77〜80 計算機

Claims (2)

  1. 伝送路の伝送レートを監視する伝送レート監視装置において、
    データを受信するデータ受信手段と、
    所定の期間における許容される平均伝送レートを設定する平均伝送レート設定手段と、
    前記データ受信手段によって受信されたデータのデータ長を所定の閾値と比較することにより分類する分類手段と、
    前記分類手段によって分類されたデータのうち、データ長が所定の閾値よりも長いものについては、ピークレートを基準にして監視を行うピークレート監視手段と、
    前記データ受信手段により受信したデータのデータ量を計測するデータ量計測手段と、
    前記ピークレート監視手段の監視結果も参照して、前記許容される平均伝送レートに応じて、前記所定の期間内に前記受信されたデータを取捨するデータ取捨手段と、
    を有することを特徴とする伝送レート監視装置。
  2. 伝送路の伝送レートを監視する伝送レート監視方法において、
    データを受信するデータ受信ステップと、
    所定の期間における許容される平均伝送レートを設定する平均伝送レート設定ステップと、
    前記データ受信ステップにより受信したデータのデータ長を所定の閾値と比較することにより分類する分類ステップと、
    前記分類ステップにより分類したデータのうち、データ長が所定の閾値よりも長いものについては、ピークレートを基準にして監視を行うピークレート監視ステップと、
    前記データ受信ステップにより受信したデータのデータ量を計測するデータ量計測ステップと、
    前記ピークレート監視ステップの監視結果も参照して、前記許容される平均伝送レートに応じて、前記所定の期間内に前記受信されたデータを取捨するデータ取捨ステップと、
    を有することを特徴とする伝送レート監視方法。
JP2001018649A 2001-01-26 2001-01-26 伝送レート監視装置および伝送レート監視方法 Expired - Fee Related JP5048184B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001018649A JP5048184B2 (ja) 2001-01-26 2001-01-26 伝送レート監視装置および伝送レート監視方法
US09/858,611 US7149184B2 (en) 2001-01-26 2001-05-16 Transmission rate monitoring apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001018649A JP5048184B2 (ja) 2001-01-26 2001-01-26 伝送レート監視装置および伝送レート監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002223243A JP2002223243A (ja) 2002-08-09
JP5048184B2 true JP5048184B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=18884640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001018649A Expired - Fee Related JP5048184B2 (ja) 2001-01-26 2001-01-26 伝送レート監視装置および伝送レート監視方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7149184B2 (ja)
JP (1) JP5048184B2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2357785A1 (en) * 2001-09-14 2003-03-14 Alcatel Canada Inc. Intelligent routing for effective utilization of network signaling resources
ATE323360T1 (de) * 2002-04-03 2006-04-15 Cit Alcatel Verfahren und vorrichtungen zur umordnung von paketen in einem netzwerkprozessor
US7191259B2 (en) * 2002-04-10 2007-03-13 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Method and apparatus for fast integer within-range compare
US7554914B1 (en) * 2002-07-10 2009-06-30 Cisco Technology, Inc. System and method for adaptively balancing network traffic over router output ports
US8139551B2 (en) * 2002-11-19 2012-03-20 Toshiba America Research, Inc. Quality of service (QoS) assurance system using data transmission control
US7349342B2 (en) * 2003-03-17 2008-03-25 International Business Machines Corporation Traffic metering in data networks
JP4420234B2 (ja) * 2004-01-14 2010-02-24 日本電気株式会社 速度算出システム
WO2005079016A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha スイッチ装置
US7362705B2 (en) * 2004-05-13 2008-04-22 International Business Machines Corporation Dynamic load-based credit distribution
US7839821B2 (en) * 2005-03-03 2010-11-23 Ntt Docomo, Inc. Packet transmission control device and packet transmission control method
JP3961000B2 (ja) * 2005-05-26 2007-08-15 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー パケット転送装置及びネットワークシステム
JP2007124495A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Nec Electronics Corp ストリームデータ処理装置
JP4509068B2 (ja) * 2006-07-24 2010-07-21 富士通株式会社 パケット処理装置
JPWO2009084561A1 (ja) * 2007-12-28 2011-05-19 日本電気株式会社 サービス提供システム、サービス提供方法及びプログラム
US8249105B2 (en) * 2008-05-30 2012-08-21 Motorola Solutions, Inc. Method for aggregating frames in a wireless communication network
US8176173B2 (en) * 2008-09-12 2012-05-08 George Mason Intellectual Properties, Inc. Live botmaster traceback
DE102009016094A1 (de) 2009-04-03 2010-10-07 Vodafone Holding Gmbh Begrenzung der Datenübertragungsrate für eine Datenverbindung in einem Mobilfunksystem
JP5331593B2 (ja) * 2009-06-25 2013-10-30 京セラ株式会社 無線基地局及びリソース割り当て方法
TW201134149A (en) * 2010-03-17 2011-10-01 Ind Tech Res Inst Block-based transmission scheduling methods and systems, and computer program products thereof
US9100312B1 (en) * 2011-11-02 2015-08-04 Marvell Israel (M.I.S.L.) Ltd. Best-effort client rate limiter
US20130282868A1 (en) * 2012-04-23 2013-10-24 Jae Chung Integral Controller Based Pacing for HTTP Pseudo-streaming
JP6281338B2 (ja) * 2014-03-13 2018-02-21 富士通株式会社 伝送装置および伝送方法
US10070450B2 (en) * 2014-12-30 2018-09-04 Adtran, Inc. Providing airtime fairness in wireless systems
US9860614B2 (en) 2015-05-13 2018-01-02 Huawei Technologies Co., Ltd. System and method for hybrid photonic electronic switching
US9860615B2 (en) * 2015-05-14 2018-01-02 Huawei Technologies Co., Ltd. System and method for photonic switching
JP2017041808A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 富士通株式会社 通信装置、ネットワーク管理装置、及びネットワークシステム
DE112016007077B4 (de) * 2016-08-22 2020-09-03 Mitsubishi Electric Corporation Kommunikationsvorrichtung und bandbreiten-steuerverfahren
US11425099B1 (en) * 2022-03-08 2022-08-23 Uab 360 It Managing data communication in a virtual private network

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58171842A (ja) 1982-03-31 1983-10-08 Matsushita Electronics Corp 集積回路装置
US4769811A (en) * 1986-12-31 1988-09-06 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Packet switching system arranged for congestion control
JPH04177943A (ja) * 1990-11-13 1992-06-25 Oki Electric Ind Co Ltd 違反セル検出装置
JP2782973B2 (ja) * 1991-04-10 1998-08-06 株式会社日立製作所 パケット網における流量監視方法及びシステム
JP2987258B2 (ja) 1992-07-13 1999-12-06 沖電気工業株式会社 非同期転送モード通信網におけるトラヒック監視方式
US5289462A (en) * 1992-08-19 1994-02-22 International Business Machines Corp. Traffic management in packet communications networks
US5311513A (en) * 1992-09-10 1994-05-10 International Business Machines Corp. Rate-based congestion control in packet communications networks
JP3187230B2 (ja) * 1993-09-06 2001-07-11 株式会社東芝 ふくそう制御方法及びふくそう制御装置
GB9405406D0 (en) * 1994-03-18 1994-05-04 Netcomm Ltd Atm cell switch
US5570360A (en) * 1995-03-20 1996-10-29 Stratacom, Inc. Method and apparatus for implementing communication service contract using cell arrival information
FI100155B (fi) * 1995-11-09 1997-09-30 Nokia Telecommunications Oy Liikenteen mittaus tietoliikennejärjestelmässä
FI100158B (fi) * 1995-11-09 1997-09-30 Nokia Telecommunications Oy Liikenteen ohjaus tietoliikennejärjestelmässä
US5745490A (en) * 1996-06-19 1998-04-28 Pmc-Sierra, Inc. Variable bit rate scheduler
KR100235605B1 (ko) * 1997-04-09 1999-12-15 윤종용 Mbea를 이용한 atm의 멀티플렉서
JP2000036814A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ユーザトラヒック監視制御装置
US6563792B1 (en) * 1999-07-02 2003-05-13 Accton Technology Corporation Fuzzy leaky bucket method and apparatus for usage parameter control in ATM networks
US6785232B1 (en) * 2000-11-27 2004-08-31 Orckit Communications Ltd. Rate control in transmission of packet data over an ATM network
US6798741B2 (en) * 2001-12-05 2004-09-28 Riverstone Networks, Inc. Method and system for rate shaping in packet-based computer networks

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002223243A (ja) 2002-08-09
US20020101919A1 (en) 2002-08-01
US7149184B2 (en) 2006-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5048184B2 (ja) 伝送レート監視装置および伝送レート監視方法
Iannaccone et al. Aggregate traffic performance with active queue management and drop from tail
Rozhnova et al. An effective hop-by-hop interest shaping mechanism for ccn communications
US7568045B1 (en) Method and apparatus for estimating periodic worst-case delay under actual and hypothetical conditions using a measurement based traffic profile
JP4069818B2 (ja) 帯域監視方法及び帯域監視機能を備えたパケット転送装置
JP5521038B2 (ja) トラフィック負荷を管理する方法
US20120092995A1 (en) Congestion-based traffic metering
JP2007509577A (ja) データネットワークのトラフィック調整方法およびパケットレベルデバイス
EP2107733A1 (en) Admission control and routing in a packet network
EP2107735A1 (en) Admission control in a packet network
EP1220493A1 (en) Marker device and related method
WO2001099340A2 (en) Bandwidth estimation in a communication system
Irawan et al. Performance evaluation of queue algorithms for video-on-demand application
Lakkakorpi et al. Adaptive connection admission control for differentiated services access networks
Koucheryavy et al. A top-down approach to VoD traffic transmission over DiffServ domain using AF PHB class
US20060274653A1 (en) Link and communication network load with access control
JP2000183880A (ja) パケット流量監視装置
JP2004056328A (ja) ルータ、ルータの動的品質制御方法、プログラム、および記録媒体
JP2004056726A (ja) トラヒック量制御装置およびトラヒック量制御方法
Ahmed et al. Dynamic QoS adaptation using COPS and network monitoring feedback
Torneus Testbed for measurement based traffic control
Bianchi et al. PCP-DV: an end-to-end admission control mechanism for IP Telephony
CN116887416A (zh) 流量数据的调度方法及装置、非易失性存储介质
Koucheravy et al. An analytical estimation of EF PHB service parameters for aggregated MPEG traffic
Hussain et al. Provision of quality of service using active scheduling

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110105

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110112

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120622

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees