JP2017041808A - 通信装置、ネットワーク管理装置、及びネットワークシステム - Google Patents

通信装置、ネットワーク管理装置、及びネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークを流れるトラフィックの帯域制御の遅延時間を低減する通信装置、ネットワーク管理装置、及びネットワークシステムを提供する。【解決手段】 通信装置は、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートを制御する複数の通信装置のグループに属し、前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理装置に前記送信許容量を要求し、該要求に応じて供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給する供給部と、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐ制御部とを有する。【選択図】図3

Description

本件は、通信装置、ネットワーク管理装置、及びネットワークシステムに関する。
通信需要の増加に伴い、ネットワークを流れるトラフィックの帯域が増加している。ネットワークを運用する通信キャリアは、ユーザに対するサービスの確保及びトラフィックの流入を制限するため、ユーザとの契約ごとにトラフィックの帯域を制御する。
トラフィックの帯域制御は、例えばポリサやシェーパなどにより実現される。ポリサやシェーパは、契約レートに応じて供給されるトークンに基づきパケットの送信レートを制御する。ポリサは、通信装置内のトラフィックの入口側に設けられ、トークンの蓄積量に基づきパケットの通過または廃棄を行うのに対し、シェーパは、トラフィックの出口側に設けられ、トークンの蓄積量に基づいてパケットの送信量を制御する。なお、契約レートは、個人ユーザの場合、世帯単位で設定され、企業ユーザの場合、事業所などの単位で設定される。
帯域制御の一例として、あるネットワーク内に分散したユーザの複数の拠点から出力されたトラフィックの合計レートを、契約レートに制限するものがある。この場合、帯域制御は、複数の拠点からのトラフィックの合流地点のノードで行われる。
しかし、合流地点のノードに到達するまで帯域制御は行われないため、合流地点のノードの手前では契約レートを上回るトラフィックが流れる。このため、帯域制御により廃棄される分のトラフィックによって、拠点と合流地点の間の通信経路の帯域が無駄に使用されてしまう。また、他のネットワーク内の拠点から出力されたトラフィックは、合流地点のノードを通過しないため、帯域制御することができないという問題もある。
これに対し、例えばネットワーク内の各ノードのレート管理を集約して1台の管理装置で行えば(例えば特許文献1)、上述した問題は生じない。この場合、例えば特許文献2のように、トークンの供給によりトラフィックのレートを集中的に管理する集中トークン管理部と、集中トークン管理部から供給されたトークンによりパケットの送信レートを制御する分散ポリシング部とに帯域制御機能を分離すれば、理論上、ネットワーク全体にわたる帯域制御が可能である。
特開2007−243419号公報 特開2013−197823号公報
しかし、上記のようにネットワーク全体にわたる帯域制御を行った場合、ネットワーク内の全ノードから1台の管理装置にトークンの要求が集中するため、管理装置における処理の負荷が増加する。また、各ノードと管理装置の間の通信には遅延時間も存在する。
このため、管理装置からのトークンの供給が、各ノードにおけるパケット処理に間に合わずに、パケットの廃棄が発生し、その結果、トラフィックのレートが契約レート未満となり得る。なお、1回に供給されるトークンの量を増やすことによって、トークン供給の頻度を低下させれば、処理の負荷や遅延時間の影響を低減し得るが、トラフィックのバースト性が増加するため、帯域制御の精度が低下するという他の問題が生ずる。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ネットワークを流れるトラフィックの帯域制御の遅延時間を低減する通信装置、ネットワーク管理装置、及びネットワークシステムを提供することを目的とする。
本明細書に記載の通信装置は、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートを制御する複数の通信装置のグループに属し、前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理装置に前記送信許容量を要求し、該要求に応じて供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給する供給部と、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐ制御部とを有する。
本明細書に記載のネットワーク管理装置は、グループごとに分けられ、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する複数の通信装置を管理する管理部を有し、前記管理部は、前記複数の通信装置のうち、前記グループごとに選択された通信装置からの要求に応じて該通信装置に前記送信許容量を供給し、該通信装置は、前記管理部から供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給し、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐ。
本明細書に記載のネットワークシステムは、グループごとに分けられ、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する複数の通信装置と、前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理装置とを有し、前記複数の通信装置のうち、前記グループごとに選択された通信装置は、前記ネットワーク管理装置に前記送信許容量を要求し、該要求に応じて供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給し、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐ。
ネットワークを流れるトラフィックの帯域制御の遅延時間を低減できる。
比較例の帯域制御方法を示す図である。 他の比較例の帯域制御方法を示す図である。 実施例のネットワークシステムを示す構成図である。 ユーザごとの中間ノードの分担例を示す図である。 実施例のノードの一例を示す構成図である。 グループ管理テーブルの一例を示す図である。 ネットワークシステム内の通信の一例を示すシーケンス図である。 ノードのグループ変更の動作例を示す図である。 グループ変更後のネットワークシステムを示す図である。 グループ変更の一例を示すシーケンス図である。 ネットワーク管理装置の動作例を示すフローチャートである。 中間ノードにおけるトークンの要求及び供給の動作例を示すフローチャートである。 末端ノードにおけるユーザパケット送信の動作例を示すフローチャートである。 中間ノードにおけるトークンの要求処理及び供給処理の引き継ぎ動作の一例を示すフローチャートである。 末端ノードにおける引継指示の受信時の動作例を示すフローチャートである。 末端ノードにおけるグループ変更指示の受信時の動作例を示すフローチャートである。 中間ノードにおける他グループの末端ノードのグループ加入の動作例を示すフローチャートである。
図1には、比較例の帯域制御方法が示されている。本例において、下位側のネットワークNWbにはノード#1、#2、#4が接続され、上位側のネットワークNWaにはノード#3、#4が接続されている。ノード#4は、上位側のネットワークNWa及び下位側のネットワークNWbの両方に接続されている。
各ノード#1〜#4には、一例として、トラフィックの通信経路を制御するルータなどの通信装置が設けられている。ノード#1〜#3の通信装置は、ユーザの拠点#1〜#3からトラフィックがそれぞれ入力される。なお、拠点#1〜#3としては、例えばユーザのオフィスが挙げられる。
ノード#1及び#2のトラフィックは、下位側のネットワークNWbを流れてノード#4で合流する。本例において、ノード#1及び#2のトラフィックの帯域は、それぞれ、50(Mbps)及び90(Mbps)とする。また、ノード#3のトラフィックは、ノード#4を通過することなく(×印参照)、上位側のネットワークNWaを流れる。
本例の帯域制御では、下流側のネットワークNWb内の拠点#1及び#2から出力されたトラフィックの合計レートが、契約レートである100(Mbps)に制限される。帯域制御は、拠点#1及び#2からのトラフィックの合流地点のノード#4で行われる。帯域制御は、契約レートに応じて供給されるトークンに基づきパケットの送信レートを制御することにより行われる。ここで、トークンの量は、パケットの送信許容量の一例である。ノード#4では、帯域制御により40(Mbps)(=50+90−100)分のトラフィックが廃棄される。
しかし、合流地点のノード#4に到達するまで帯域制御は行われないため、合流地点のノード#4の手前では契約レートを上回るトラフィックが流れる。このため、帯域制御により廃棄される分のトラフィック(本例では40(Mbps))によって、拠点#1及び#2と合流地点の間の通信経路の帯域が無駄に使用されてしまう。また、上位側のネットワークNWa内の拠点から出力されたトラフィックは、合流地点のノード#4を通過しないため、帯域制御することができない。
図2には他の比較例の帯域制御方法が示されている。図2において、図1と共通する構成については、同一の符号または名称を付し、その説明を省略する。本例において、拠点#1〜#3のトラフィックは、それぞれ、50(Mbps)、90(Mbps)、及び50(Mbps)であるとする。
本例では、1台のネットワーク(NW)管理装置9が、ノード#1〜#3の通信装置を通過するトラフィックのレートを集約して管理する。なお、ネットワーク管理装置9は、各ノード#1〜#4の通信装置の監視制御を行うものである。ネットワーク管理装置9は、ノード#1〜#3の通信装置からの要求に応じトークンを各通信装置に供給する。
これにより、例えば、ノード#1において、拠点#1のトラフィックの帯域(50(Mbps))を、20(Mbps)分だけ廃棄して30(Mbps)に制御し、ノード#2において、拠点#2のトラフィックの帯域(90(Mbps))を、50(Mbps)分だけ廃棄して40(Mbps)に制御することができる。このため、合流地点のノード#4に入力されるトラフィックの帯域は、70(Mbps)(=30+40)に制限される。
また、ノード#3においても、拠点#3のトラフィックの帯域(50(Mbps))を、20(Mbps)分だけ廃棄して30(Mbps)に制御することができる。したがって、上位側のネットワークNWaを流れるノード#3とノード#4のトラフィックの帯域は、100(Mbps)(=30+70)に制限される。
このように、帯域制御機能を、トークンを管理するネットワーク管理装置9と、トークンに基づきパケットの送信レートを制御するノード#1〜#3に分離すれば、理論上、ネットワークNWa,NWb全体にわたる帯域制御が可能である。
しかし、ネットワークNWa,NWb全体にわたる帯域制御を行った場合、ネットワークNWa,NWb内の全ノードから1台のネットワーク管理装置9にトークンの要求が集中するため、ネットワーク管理装置9における処理の負荷が増加する(「高負荷」参照)。また、各ノード#1〜#3とネットワーク管理装置9の間の通信には遅延時間も存在する(「遅延」参照)。
このため、ネットワーク管理装置9からのトークンの供給が、各ノード#1〜#3におけるパケット処理に間に合わずに、パケットの廃棄が発生し、その結果、トラフィックのレートが契約レート未満となり得る。
そこで、実施例のネットワークシステムでは、ノードをグループ化して、グループごとに選択された1つのノード(以下、「中間ノード」と表記)からネットワーク管理装置にトークンを要求し、その中間ノードからグループ内の他のノード(以下、「末端ノード」と表記)にトークンを供給する。すなわち、1つの中間ノードとその他の末端ノードに階層化されたグループを構成することで、ネットワーク管理装置の負荷を抑える。
図3は、実施例のネットワークシステムを示す構成図である。ネットワークシステムは、ネットワーク管理装置8と、複数のグループ#1、#2に分けられた中間ノード1及び末端ノード2とを有する。
グループ#1には、中間ノード(#1)1、末端ノード(#2)2、及び末端ノード(#3)2が属し、グループ#2には、中間ノード(#4)1、末端ノード(#5)2、及び末端ノード(#6)2が属する。なお、以降の説明において、中間ノード1及び末端ノード2とは、そのノードに設けられた通信装置を指し、その構成に差異はないものとする。
本例のネットワークシステムは、階層化されており、各グループ#1、#2では末端ノード2が中間ノード1にトークンを要求し、中間ノード1がネットワーク管理装置8にトークンを要求する。中間ノード1は、グループ#1、#2ごとに選択され、ネットワーク管理装置8から供給されたトークンを、要求に応じグループ#1、#2内の末端ノード2に供給する。このため、ネットワーク管理装置8に対するトークンの要求回数が比較例より低減され、その処理の負荷の増加が抑制される。
ネットワーク管理装置8は、各ノード(#1〜#6)1,2を管理する管理部80を有する。管理部80は、中間ノード1からの要求に応じて中間ノード1にトークンを供給する。符号80aは、管理部80の模式的な構成を示す。管理部80は、トークンを蓄積するメインバケツ70を有する。メインバケツ70には、ユーザの契約レートに基づいてトークンが定期的に供給される。管理部80は、中間ノード1からの要求に応じメインバケツ70に蓄積されたトークンを供給する。1回のトークンの供給量は、例えば1(Mbyte)である。
また、符号1a,2aは、中間ノード1及び末端ノード2の模式的な構成をそれぞれ示す。中間ノード1は、中間バケツ71、ミニバケツ72、及び送信制御部73を有し、末端ノード2は、ミニバケツ74及び送信制御部75を有する。
中間バケツ71には、要求に応じメインバケツ70から供給されたトークンが蓄積される。ミニバケツ72,74には、要求に応じ中間バケツ71からトークンがそれぞれ供給され、蓄積される。中間バケツ71の1回のトークンの供給量は、メインバケツ70より少なく、例えば25(Kbyte)である。
送信制御部73,75は、例えばポリサやシェーパであり、ミニバケツ72,74のトークンをそれぞれ消費してパケット(PKT)を送信する。ここで、トークンの消費量は、例えばパケット長分である。これにより、中間ノード1及び末端ノード2は、供給されたトークンの量に基づきパケットの送信レートを制御する。なお、パケットの形態としては、例えばIP(Internet Protocol)パケットが挙げられるが、これに限定されない。
また、上述したように、中間バケツ71の1回のトークン供給量(25(Kbyte))は、メインバケツ70の1回のトークン供給量(1(Mbyte))より少ない。このため、末端ノード2において、必要以上のバーストトラフィックが発生することが防止される。
逆に言えば、メインバケツ70の1回のトークン供給量は、中間バケツ71の1回のトークン供給量より多い。このため、中間ノード1からネットワーク管理装置8に対するトークンの要求頻度は、末端ノード2から中間ノード1に対するトークンの要求頻度より少なくなる。
しかし、中間ノード1は、末端ノード2が行う処理に加え、ネットワーク管理装置8にトークンを要求する要求処理、及びトークンの要求に応じ末端ノード2にトークンを供給する供給処理を行う。このため、中間ノード1は、トークンの要求処理及び供給処理の負荷が増加すると、トークンの供給におけるボトルネックとなり得る。
そこで、中間ノード1は、同一グループ#1、#2に属する末端ノード2のうち、グループ#1、#2内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす末端ノード2に、トークンの要求処理及び供給処理を引き継ぐ。遅延条件の一例としては、新たな中間ノード1の候補である末端ノード2と同一グループの他の全ての末端ノード2に対する通信の遅延時間が所定の閾値thDより小さいことが挙げられる。また、負荷条件の一例としては、新たな中間ノード1の候補である末端ノード2の処理の負荷が一定値thCより小さいことが挙げられる。
図3の例では、グループ#1の中間ノード(#1)1の負荷が増加したため(「高負荷」参照)、遅延条件及び負荷条件を満たすグループ#1の末端ノード(#3)2にトークンの要求処理及び供給処理が引き継がれる(「引継」参照)。これにより、グループ#1、#2内の末端ノード2のうち、低遅延かつ低負荷の末端ノード2が新たな中間ノード1として選択されるため、トークンの要求処理及び供給処理が、引き継ぎ後も適切に継続される。
引き継ぎでは、中間ノード1の中間バケツ71のトークン蓄積量などの情報が末端ノード(#3)2に引き継がれる。その後、末端ノード(#3)2は、グループ#1の新たな中間ノード1として、トークンの要求処理及び供給処理を開始する。
このように、各グループ#1、#2の中間ノード1は、特定のノードに固定されず、その処理の負荷に応じ他のノードに動的に交替が行われる。このため、末端ノード2には、パケットの処理に間に合うように、トークンが供給される。したがって、ネットワークを流れるトラフィックの帯域制御の遅延時間が低減される。なお、中間ノード1の交替の契機は、中間ノード1の処理の負荷が一定値thBを超えたときでもよいし、末端ノード2からのトークンの要求に対する中間ノード1の応答時間が一定時間T以上であるときでもよい。
ネットワークシステムの運用開始時の中間ノード1、つまり初期の中間ノード1は、各種の基準に従って選択される。例えば、初期の中間ノード1は、処理の負荷がグループ#1、#2内で最も低いものであってもよい。中間ノード1の交替は、処理の負荷が増加したときに行われるため、最も負荷の低いノードを初期の中間ノード1とすることで、中間ノード1の交替回数を低減することができる。
また、初期の中間ノード1は、グループ#1、#2内の通信の最大遅延時間がグループ内#1、#2で最も小さいものであってもよい。上述したように、中間ノード1から末端ノード2へのトークンの供給頻度は、ネットワーク管理装置8から中間ノード1へのトークンの供給頻度より多い。このため、グループ#1、#2内の通信の最大遅延時間が最も小さいノードを初期の中間ノード1とすることで、末端ノード2へのトークン供給の所要時間を短縮できる。
また、初期の中間ノード1は、グループ#1、#2内でネットワーク管理装置8に最も近いものであってもよい。この場合、中間ノード1とネットワーク管理装置8の間の通信の遅延時間を最小とすることができる。このとき、ネットワーク管理装置8が、ネットワーク内のノードの中心付近に位置すれば、中間ノード1と末端ノード2の間の通信の遅延時間も低減され得る。
中間ノード1としては、各ユーザのトラフィックに対して1つのノードだけが選択されてもよいが、送信制御部73,75における送信レート制御はトラフィックごとに行われるため、以下の例のようにユーザのトラフィックごとに個別のノードが選択さてもよい。
図4には、ユーザごとの中間ノード1の分担例が示されている。図4において、図3と共通する構成については同一の符号また名称を付し、その説明を省略する。グループ#1には、ノード#1〜#3が属し、ユーザ1〜10のトラフィックの中間ノード1がノード#1〜#3から個別に選択されている。
ノード#1は、ユーザ1,3,8,9のトラフィックの中間ノード1として選択され、ノード#2は、ユーザ2,5,10のトラフィックの中間ノード1として選択されている。また、ノード#3は、ユーザ4,6,7のトラフィックの中間ノード1として選択されている。
各ノード#1〜#3は、ユーザのトラフィックごとにネットワーク管理装置8にトークンを要求する。仮に各ノード#1〜#3が全てのユーザのトラフィックについてトークンを要求する場合、その要求回数は、ユーザ数×ノード数(=10×3=30)となるが、本例の場合、要求回数は、各中間ノード1が分担するユーザ数の合計(=10)に減少する。これは、1つの中間ノード1が、全てのユーザのトラフィックについてトークンを要求する場合も同様である。
しかし、本例のように、ユーザのトラフィックごとに中間ノード1を選択すれば、中間ノード1におけるトークンの要求処理及び供給処理を複数のノードに分散できる。これに対し、各ユーザのトラフィックに共通する1つの中間ノード1を選択した場合、グループ#1内のトークンを中間ノード1で一括して管理できるという利点がある。次に、各ノード1,2の構成を説明する。
図5は、実施例のノード1,2の一例を示す構成図である。ノード1,2は、パケット(PKT)分離部10と、送信制御部11と、パケット(PKT)合流部12と、中継処理部13と、トークン管理部14と、引き継ぎ制御部15と、遅延測定部16と、中継メモリ17と、管理メモリ18と、グループ管理テーブル19とを有する。中継処理部13及びトークン管理部14は、例えばソフトウェアにより駆動されるCPU(Central Processing Unit)100の機能として構成される。
パケット分離部10は、パケットの種類をパケット内の識別子により識別して、種類に応じた出力先に出力する。より具体的には、パケット分離部10は、ユーザパケットを送信制御部11に出力し、トークンの要求量を示す要求パケット、及びトークンの供給量を示す供給パケットを中継処理部13に出力する。
また、パケット分離部10は、中間ノード1のトークンの要求処理及び供給処理の引き継ぎを制御するための制御パケットを、引き継ぎ制御部15に出力する。また、パケット分離部10は、グループ内の通信の遅延時間または他のグループのノードとの通信の遅延時間を測定するための測定パケットを、遅延測定部16に出力する。
パケット合流部12は、各入力元から入力されたユーザパケット、要求パケット、供給パケット、制御パケット、及び測定パケットを合流させ、不図示の出力ポートを介し他ノードへ出力する。中継メモリ17は、中間ノード1の場合、図3の中間バケツ71に相当し、ネットワーク管理装置8から供給されたトークンの蓄積量を記録し、末端ノード2の場合、使用されない。管理メモリ18は、図3のミニバケツ72,74に相当し、中間バケツ71から供給されたトークンの蓄積量を記録する。
また、中継処理部13は、中間ノード1として動作する場合、末端ノード2から要求パケットを受信したとき、トークン蓄積量≧要求量であれば、その末端ノード2に供給パケットを送信する。一方、トークン蓄積量<要求量であれば、中継処理部13は、ネットワーク管理装置8に要求パケットを送信し、ネットワーク管理装置8から受信した供給パケットが示す供給量を、中継メモリ17に記録されたトークン蓄積量に加算する。
このように、中継処理部13は、供給部の一例であり、ネットワーク管理装置8の管理部80にトークンを要求し、その要求に応じて供給されたトークンを、同一グループの末端ノード2に、要求に応じて供給する。なお、中継処理部13は、末端ノード2として動作する場合、トークン管理部14とパケット分離部10またはパケット合流部12の間で要求パケット及び供給パケットの入出力を仲介する。
また、トークン管理部14は、末端ノード2として動作する場合、管理メモリ18のトークン蓄積量が一定の閾値より小さくなると、同一グループの中間ノード1に要求パケットを送信する。トークン管理部14は、要求パケットに応じて中間ノード1から供給パケットを受信すると、その供給パケットが示す供給量を、管理メモリ18に記録されたトークン蓄積量に加算する。
このように、トークン管理部14は、トークン蓄積量が一定の閾値より小さくなると、中間ノード1にトークンを要求する。なお、トークン管理部14は、中間ノード1として動作する場合、管理メモリ18のトークン蓄積量が一定の閾値より小さくなると、中継処理部13に対しトークンを要求し、要求に応じ供給されたトークンの量を、管理メモリ18に記録されたトークン蓄積量に加算する。
トークン管理部14は、トークンの要求先の中間ノード1の宛先をグループ管理テーブル19から取得する。グループ管理テーブル19は、例えばメモリにより構成され、グループごとの構成とノードごとの送信先が記録されている。
図6にはグループ管理テーブル19の一例が示されている。グループ管理テーブル19には、グループの識別子である「グループID」(#1、#2、・・・)、ノードの識別子である「ノードID」(#1、#2、・・・・)と、「中間ノード」情報と、「IPアドレス」とが登録されている。
「中間ノード」情報は、ノードIDに該当するノードが中間ノード1であるか否かを示す(「○」:中間ノード1、「×」:末端ノード2)。「IPアドレス」は、ノードIDに該当するノードのIPアドレスを示す。なお、IPアドレスに代えて、MAC(Media Access Control)アドレスが登録されてもよい。
グループ管理テーブル19は、要求パケット、制御パケット、及び測定パケットの送信先を検出するときに参照される。また、グループ管理テーブル19の内容は、後述するように、グループの構成が変更されたとき、引き継ぎ制御部15により更新される。
再び図5を参照すると、送信制御部11は、図3の送信制御部73,75に相当し、管理メモリ18に記録されたトークン蓄積量、つまりミニバケツ72,74に供給されたトークン蓄積量に基づきパケットの送信レートを制御する。送信制御部11は、ミニバケツ72,74のトークン蓄積量>0の場合、ミニバケツ72,74のトークンを、ユーザパケットの長さ分だけ消費してパケットを送信する。トークン管理部14は、パケットが送信された場合、管理メモリ18に記録されたトークン蓄積量からユーザパケットの長さ分を減算する。また、送信制御部11は、トークン蓄積量≦0の場合、ユーザパケットを送信せずに、廃棄またはバッファに格納する。
また、トークン管理部14は、末端ノード2として動作する場合、中間ノード1に対するトークンの要求に対する応答時間を計測する。より具体的には、トークン管理部14は、要求パケットの送信から供給パケットの受信までに要する応答時間をタイマにより計測する。トークン管理部14は、計測した応答時間が一定時間T以上であるとき、その旨を、引き継ぎ制御部15を介し、制御パケットとして中間ノード1に通知する。なお、この通知を、以下の説明では「供給遅延通知」と表記する。
引き継ぎ制御部15は、制御部の一例であり、中間ノード1として動作する場合、同一グループに属する他ノードの通信装置うち、上記の遅延条件及び負荷条件を満たすノードの通信装置に、中継処理部13が行うトークンの要求処理及び供給処理を引き継ぐ。引き継ぎ制御部15は、引き継ぎが完了すると、中継処理部13及びトークン管理部14の動作を中間ノード1の動作から末端ノード2の動作に切り替え、また、グループ管理テーブル19の「中間ノード」情報を更新する。
引き継ぎ制御部15は、自装置の処理の負荷を監視し、負荷が一定値thBを超えたとき、トークンの要求処理及び供給処理の引き継ぎを行う。より具体的には、引き継ぎ制御部15は、例えばCPU100の使用率を監視する。CPU100の使用率は、自ノード内のユーザパケットの流量、末端ノード2からのトークンの要求の頻度、及びOS(Operating System)などの他の処理により動的に変化する。このため、引き継ぎ制御部15は、CPU100の使用率から自装置の処理の負荷を監視できる。
このように、引き継ぎ制御部15は、自装置の処理の負荷を監視することで、容易に引き継ぎのタイミングを検出できる。
また、引き継ぎ制御部15は、中間ノード1として動作する場合、末端ノード2から供給遅延通知が行われる。供給遅延通知は、上述したように制御パケットとして末端ノード2から中間ノード1へ送信される。引き継ぎ制御部15は、供給遅延通知を受けたとき、トークンの要求処理及び供給処理の引き継ぎを行う。供給遅延通知がなされたとき、すなわち応答時間が一定時間T以上である場合、中間ノード1の処理の負荷が増加していることが要因であると考えられる。このため、引き継ぎ制御部15は、同一グループの末端ノード2による監視結果に基づき、容易に引き継ぎのタイミングを検出できる。
なお、引き継ぎのタイミングの検出は、処理の負荷及び応答時間の少なくとも一方の監視結果に基づき行われてもよい。応答時間だけを監視する場合、末端ノード2から中間ノード1の負荷を監視することになるため、中間ノード1における負荷の監視処理を省くことができる。なお、以下の例では、引き継ぎ制御部15は、自装置の負荷の監視結果に基づき引き継ぎのタイミングを検出すると仮定する。
中間ノード1の引き継ぎ制御部15は、例えば負荷が一定値thBを超えたとき、引継指示を制御パケットとして同一グループの末端ノード2に送信する。このとき、引き継ぎ制御部15は、グループ管理テーブル19から引継指示の送信先を取得する。
一方、末端ノード2の引き継ぎ制御部15は、引継指示を受けると、自装置の処理の負荷が一定値thCより小さい場合、遅延測定部16にグループ内の通信の遅延時間の測定を指示する。つまり、末端ノード2のうち、上記の負荷条件を満たす末端ノード2が、グループ内の通信の遅延時間を測定する。
遅延測定部16は、測定の指示を受けると、同一グループの他ノード(中間ノード1及び末端ノード2)に測定パケットを送信する。このとき、遅延測定部16は、グループ管理テーブル19から測定パケットの送信先を取得する。測定パケットを受信したノードでは、遅延測定部16は、測定パケットをその送信元の末端ノード2に折り返す。
送信元の末端ノード2の遅延測定部16は、測定パケットの往復時間を計測し、その計測値に基づき遅延時間を測定する。測定された遅延時間は、引き継ぎ制御部15に通知される。引き継ぎ制御部15は、グループ内の全ノードとの間の遅延時間が閾値thDより小さい場合、引継指示に対する応答を、制御パケットとして中間ノード1に送信する。つまり、末端ノード2のうち、上記の負荷条件及び遅延条件を満たす末端ノード2が、引継指示に対し、中間ノード1の候補となり得る旨を応答する。
中間ノード1の引き継ぎ制御部15は、末端ノード2から引継指示に対する応答を受けると、中継メモリ17に記録されたトークン蓄積量を含む引継情報を、応答元の末端ノード2に制御パケットとして送信する。このとき、複数の応答元の末端ノード2が存在する場合、引き継ぎ制御部15は、1つの末端ノード2を選択して、選択した末端ノード2に引継情報を送信する。
その後、引き継ぎ制御部15は、引継完了通知を同一グループの各末端ノード2に送信する。一方、引継情報を受信した末端ノード2の引き継ぎ制御部15は、引継情報を中継メモリ17などに展開し、中間ノード1としての動作を開始する。以下に、上記の構成の通信装置を含むネットワークシステムの通信シーケンスを説明する。
図7は、ネットワークシステム内の通信の一例を示すシーケンス図である。本例では、図3に示されたグループ#2の構成を挙げる。なお、図7において、符号PAは中間ノード1の交替前の期間を示し、符号PBは中間ノード1の交替中の期間を示し、符号PCは中間ノード1の交替後の期間を示す。
中間ノード1の交替前の期間PAにおいて、末端ノード2であるノード#5、#6は、中間ノード1であるノード#4にトークンを要求して供給を受ける。中間ノード1は、中継メモリ17が示すトークン蓄積量が所定値thAを下回ると(符号S1参照)、ネットワーク管理装置8にトークンを要求して供給を受ける。
中間ノード1の交替中の期間PBにおいて、中間ノード1は、自装置の処理の負荷が一定値thB(例えば70%)を超えたことを検出すると(符号S2参照)、引継指示を末端ノード(#5、#6)2に送信する。末端ノード(#6)2は、処理の負荷が一定値thC(例えば50%)以上であるため(符号S4参照)、負荷条件を満たさない。このため、末端ノード(#6)2は、遅延測定を行わず、引継指示に対して応答しない。
一方、末端ノード(#5)2は、処理の負荷が一定値thCより小さいため(符号S3参照)、負荷条件を満たす。このため、末端ノード(#5)2は、測定パケットを中間ノード(#4)1及び末端ノード(#6)2に送信して、中間ノード(#4)1及び末端ノード(#6)2との間の通信の遅延時間を測定する。
末端ノード(#5)2は、遅延測定の結果、中間ノード(#4)1との間の通信の遅延時間、及び末端ノード(#6)2との間の通信の遅延時間の両方が閾値thDより小さいと判定したため(符号S5参照)、引継指示に対する応答を中間ノード(#4)1及び末端ノード(#6)2に送信する。つまり、末端ノード(#5)2は、上記の負荷条件だけでなく、上記の遅延条件も満たすため、中間ノード1の候補として引継指示に応答する。
中間ノード1は、末端ノード(#5)2から応答を受けると、末端ノード(#5)2に引継情報を送信し、さらに引継完了通知を末端ノード(#5、#6)2に送信する。その後、ノード#4は末端ノード2として動作を開始し、ノード#5は中間ノード1として動作を開始する。
ただし、ノード#4は、引き継ぎの完了後もトークンの要求を受け得るため、一定期間だけ、ノード#5とともに中間ノード1として動作する。ノード#4は、引き継ぎの完了後にトークンの要求を受けると、完了直前のトークン蓄積量に基づきトークンを供給し、その供給量を新たな中間ノード1であるノード#5に通知する。ノード#5は、通知された供給量を、中継メモリ17が示すトークン蓄積量から減算する。これにより、トークン蓄積量の正確性が担保される。
中間ノード1の交替後の期間PCにおいて、末端ノード2であるノード#4、#6は、中間ノード1であるノード#5にトークンを要求して供給を受ける。中間ノード1は、ネットワーク管理装置8にトークンを要求して供給を受ける。このようにして、グループ#2内の通信は行われる。
また、中間ノード1から引き継ぎ指示が送信されたとき、遅延条件及び負荷条件の両方を満たす末端ノード2が存在しない場合が考えられる。例えば、ネットワークが広範囲のノードを含む場合、負荷条件は満たすが、遅延条件を満たさない末端ノード2が考えられる。この場合、以下の例のように、負荷条件を満たす末端ノード2が、遅延条件を満たすための障害となる末端ノード2をグループから除外してもよい。
図8にはノードのグループ変更の動作例が示されている。本例において、グループ#1にはノード#1〜#5が属し、ノード#4が中間ノード1である。また、グループ#2にはノード#6〜#10が属し、ノード#7が中間ノード1である。以下に、グループ変更の一例として、グループ#2のノード#6がグループ#1にグループ変更する動作を説明する。
グループ#2の中間ノード(#7)1の処理の負荷が一定値thBを超えた場合(「高負荷」参照)、中間ノード(#7)1からグループ#2の各末端ノード(#6、#8〜#10)2に引継指示が送信される。負荷条件を満たす末端ノード(#10)2は(「低負荷」参照)、他のノード#6〜#9に測定パケットを送信する。遅延測定の結果、末端ノード(#6)2との通信の遅延時間だけが閾値thD以上であった場合、末端ノード(#10)2は、末端ノード(#6)2にグループ変更指示を送信する。
末端ノード(#6)2は、グループ変更指示を受けると、自己のグループ#1に隣接するグループ#1の各ノード#1〜#5との通信の遅延時間を測定する。なお、図8においては、中間ノード(#4)1及び末端ノード(#5)2に対する遅延時間の測定のみが示されている(「遅延測定」参照)。
遅延測定の結果、グループ#1の全てのノード#1〜#5との通信の遅延時間が閾値thDであった場合、末端ノード(#6)2は、グループ#1への所属変更が可能である旨をグループ変更通知により末端ノード(#10)2及び中間ノード(#7)1に通知する。中間ノード(#7)1は、グループ変更通知に応じて末端ノード(#6)2に関する引継情報を、所属変更先の中間ノード(#4)1に送信する。これにより、末端ノード(#6)2は、グループ#2からグループ#1に所属変更する。つまり、末端ノード(#6)2は、グループ#1に加入する。
図9にはグループ変更後のネットワークシステムが示されている。グループ#2では、ノード#10が、ノード#7に代わり中間ノード1として動作する。また、ノード#6は、グループ#2からグループ#1に所属変更している。
このように、本例では、グループ#2に属する末端ノード2のうち、遅延条件を満たすものが存在しない場合、負荷条件を満たす末端ノード(#10)2が、遅延条件が満たされるように、グループ#2に属する末端ノード(#6)2をグループから除外する。このため、遅延条件を満たす末端ノード2が存在しない場合でも、中間ノード1の交替が可能である。なお、グループから除外される末端ノード2は、本例とは異なり、複数台であってもよい。
また、グループ#2から除外された末端ノード(#6)2は、遅延条件が満たされる他のグループ#1に加入する。このため、末端ノード(#6)2は、加入先のグループ#1内の中間ノード(#4)1からトークン供給を受けて帯域制御を継続することができる。
図10は、上記のグループ変更の例を示すシーケンス図である。図10には、図7の期間PA〜PCのうち、中間ノード1の交替中の期間PBのみが示されており、符号PDは、中間ノード1の交替中の期間PBのうち、グループ変更の期間を示す。
グループ#2の中間ノード(#7)1は、自装置の処理の負荷が一定値thBを超えたことを検出すると(符号S11参照)、引継指示を末端ノード(#6、#10)2に送信する。末端ノード(#10)2は、処理の負荷が一定値thCより小さいため(符号S12参照)、負荷条件を満たす。このため、末端ノード(#10)2は、測定パケットを中間ノード(#7)1及び末端ノード(#6)2に送信して、中間ノード(#7)1及び末端ノード(#6)2との間の通信の遅延時間を測定する。
末端ノード(#10)2は、遅延測定の結果、中間ノード(#7)1との間の通信の遅延時間は閾値thDより小さいが、末端ノード(#6)2との間の通信の遅延時間が閾値thD以上であると判定する(符号S13参照)。なお、他の末端ノード(#8、#9)2の遅延時間は閾値thDより小さいと仮定する。
グループ変更の期間PDにおいて、末端ノード(#10)2は、遅延時間が閾値thD以上である末端ノード(#6)2にグループ変更指示を送信する。末端ノード(#6)2は、グループ変更指示を受けると、隣接するグループ#1の中間ノード(#4)1及び不図示の末端ノード(#1〜#3、#5)2に測定パケットを送信する。これにより、末端ノード(#6)2は、グループ#1において遅延条件を満たすか否かを判定する。
末端ノード(#6)2は、遅延測定の結果、グループ#1の全てのノード#1〜#5に対する遅延時間が閾値thDより小さいと判定する(符号S14参照)。次に、末端ノード(#6)2は、グループ#1への所属変更が可能であることを通知するため、グループ#1の中間ノード(#4)1、グループ#2の中間ノード(#7)1、及び末端ノード(#10)2にグループ変更通知を送信する。
グループ#2の中間ノード(#7)1は、ノード#4のトークン蓄積量を含む引継情報を、所属変更先のグループ#1の中間ノード(#4)1に送信する。このため、末端ノード(#6)2は、直前のトークン蓄積量などを引き継いだ状態で帯域制御を継続できる。
グループ#1の中間ノード(#4)1は、引継情報を受けると、自装置の中継メモリ17などに反映し、また、ノード#6の所属変更に伴いグループ管理テーブル19を更新する。中間ノード(#4)1は、ノード#6の加入完了通知をグループ#2の中間ノード(#7)1及び末端ノード(#6)2に送信する。
次に、末端ノード(#10)2は、引継指示の応答を中間ノード(#7)1に送信する。中間ノード(#7)1は、引継情報を末端ノード(#10)2に送信し、その後、引継完了通知を末端ノード(#10)2に送信する。このようにして、グループ変更は行われる。
このようなグループ変更を行うことにより、ノード#6のように、中間ノード1の候補となり得るノード数を増加させることができる。例えば、図4を参照して述べたように、ユーザのトラフィックごとに中間ノード1が選択される場合、中間ノード1の候補数の増加が、収容可能なユーザのトラフィック数の増加に直結する。
例えば、図8及び図9の例において、グループ#2のノード#7〜#9が、それぞれ、中間ノード1として、3つのユーザのトラフィックを収容しており、各ノード#7〜#9処理の負荷が上限値の80(%)に達していると仮定する。このとき、ノード#10を中間ノード1として追加すると、新たに3つのユーザのトラフィックを収容できるため、トラフィックの収容率が33(%)も改善される。
なお、上述した例において、ノード#6はグループ変更を行ったが、これに限定されない。ノード#6は、例えば遅延条件が満たされる他のグループが存在しない場合、独立して新たなグループを構成してもよい。ただし、グループ数が増加すると、ネットワーク管理装置8の負荷も増加するため、グループ数の上限数が設定されると好ましい。
次に、ネットワーク管理装置8、中間ノード1、及び末端ノード2の動作をフローチャートにより説明する。
図11は、ネットワーク管理装置8の動作例を示すフローチャートである。本動作は、例えば周期的に行われる。
ネットワーク管理装置8の管理部80は、トークンの供給周期が到来したか否かを判定する(ステップSt11)。管理部80は、トークンの供給周期が到来した場合(ステップSt11のYes)、メインバケツ70のトークン蓄積量を一定量だけ加算する(ステップSt12)。また、管理部80は、トークンの供給周期が到来していない場合(ステップSt11のNo)、ステップSt12の処理を行わない。なお、メインバケツ70は、メモリなどにより構成される。また、トークンの供給周期は、例えばタイマにより検出される。
次に、管理部80は、中間ノード1からのトークンの要求(要求パケット)の有無を判定する(ステップSt13)。管理部80は、トークンの要求がない場合(ステップSt13のNo)、動作を終了する。また、管理部80は、トークンの要求を受けた場合(ステップSt13のYes)、その要求量とトークン蓄積量を比較する(ステップSt14)。なお、要求量は例えば1(Mbyte)である。
管理部80は、トークン蓄積量<要求量の場合(ステップSt14のNo)、動作を終了する。また、管理部80は、トークン蓄積量≧要求量の場合(ステップSt14のYes)、供給パケットを中間ノード1に送信することにより、要求に応じ中間ノード1にトークンを供給する(ステップSt15)。
次に、管理部80は、トークン蓄積量からトークンの供給量(例えば1(Mbyte))を減算して(ステップSt16)、動作を終了する。このようにして、ネットワーク管理装置8は動作する。
図12は、中間ノード1におけるトークンの要求及び供給の動作例を示すフローチャートである。本動作は、例えば周期的に行われる。
中間ノード1の中継処理部13は、末端ノード2からのトークンの要求(要求パケット)の有無を判定する(ステップSt1)。中継処理部13は、トークンの要求がない場合(ステップSt1のNo)、動作を終了する。また、中継処理部13は、トークンの要求を受けた場合(ステップSt1のYes)、その要求量と中継メモリ17、つまり中間バケツ71のトークン蓄積量を比較する(ステップSt2)。なお、要求量は例えば25(Kbyte)である。
中継処理部13は、トークン蓄積量≧要求量の場合(ステップSt2のYes)、供給パケットを末端ノード2に送信することにより、要求に応じ末端ノード2にトークンを供給する(ステップSt3)。次に、管理部80は、トークン蓄積量からトークンの供給量(例えば25(Kbyte))を減算する(ステップSt4)。また、中継処理部13は、トークン蓄積量<要求量の場合(ステップSt2のNo)、ステップSt3及びSt4の処理を行わない。
次に、中継処理部13は、トークン蓄積量と所定値thAを比較する(ステップSt5)。中継処理部13は、トークン蓄積量<thAの場合(ステップSt5のYes)、要求パケットの送信によりネットワーク管理装置8にトークンを要求し(ステップSt6)、動作を終了する。また、中継処理部13は、トークン蓄積量≧thAの場合(ステップSt5のNo)、ステップSt6の処理を行わずに、動作を終了する。このようにして、中間ノード1におけるトークンの要求及び供給は行われる。
図13は、末端ノード2におけるユーザパケット送信の動作例を示すフローチャートである。本動作は、例えば周期的に行われる。
送信制御部11は、ユーザパケットの入力の有無を判定する(ステップSt21)。送信制御部11は、ユーザパケットが入力された場合(ステップSt21のYes)、トークン管理部14により、ミニバケツ72,74、つまり管理メモリ18のトークン蓄積量が0以上であるか否かを判定する(ステップSt22)。
送信制御部11は、トークン蓄積量>0の場合(ステップSt22のYes)、ユーザパケットを送信する(ステップSt23)。次に、トークン管理部14は、トークン蓄積量からユーザパケットの長さ分を減算する(ステップSt24)。
このように、送信制御部11は、トークン蓄積量が0以上である場合、ユーザパケットの長さ分のトークンを消費してユーザパケットを送信する。このため、ユーザパケットの送信レートが、トークン蓄積量に基づき制御される。なお、送信制御部11は、トークン蓄積量がユーザパケットの長さ以上である場合、ユーザパケットを送信してもよい。
また、送信制御部11は、ユーザパケットが入力されていない場合(ステップSt21のNo)、ステップSt22〜St24の処理を行わず、トークン蓄積量≦0の場合(ステップSt22のNo)、ステップSt23及びSt24の処理を行わない。
次に、トークン管理部14は、管理メモリ18のトークン蓄積量と所定の閾値Bを比較する(ステップSt25)。トークン管理部14は、トークン蓄積量≧Bの場合(ステップSt25のNo)、動作を終了する。また、トークン管理部14は、トークン蓄積量<Bの場合(ステップSt25のYes)、中継処理部13を介して、中間ノード1に要求パケットを送信することによりトークンを要求する(ステップSt26)。このとき、トークン管理部14は、グループ管理テーブル19から中間ノード1のIPアドレスを送信先として取得する。
次に、トークン管理部14は、その要求に対する中間ノード1の応答時間を測定するため、タイマをスタートする(ステップSt27)。次に、トークン管理部14は、その要求に応じたトークン供給の有無を判定する(ステップSt28)。トークン管理部14は、トークン供給がない場合(ステップSt28のNo)、再びステップSt28の判定処理を行う。また、トークン管理部14は、トークンが供給された場合(ステップSt28のYes)、タイマをストップする(ステップSt29)。これにより、中間ノード1の応答時間が測定される。
次に、トークン管理部14は、供給パケットにより供給されたトークンの量をトークン蓄積量に加算する(ステップSt30)。次に、トークン管理部14は、測定した応答時間と一定時間Tを比較する(ステップSt31)。トークン管理部14は、応答時間≧Tの場合(ステップSt31のYes)、中継処理部13を介し、供給遅延通知を中間ノード1に送信し(ステップSt32)、動作を終了する。これにより、中間ノード1は、容易に引き継ぎのタイミングを検出できる。
また、トークン管理部14は、応答時間<Tの場合(ステップSt31のNo)、動作を終了する。このようにして、末端ノード2におけるユーザパケット送信は行われる。
図14は、中間ノード1におけるトークンの要求処理及び供給処理の引き継ぎ動作の一例を示すフローチャートである。本動作は、例えば周期的に行われる。
引き継ぎ制御部15は、CPU100の負荷を検出し(ステップSt41)、負荷と一定値thBを比較する(ステップSt42)。引き継ぎ制御部15は、負荷>thBの場合(ステップSt42のYes)、同一グループの各末端ノード2に引継指示を送信する(ステップSt43)。このとき、引き継ぎ制御部15は、グループ管理テーブル19から引継指示の送信先を取得する。
また、引き継ぎ制御部15は、負荷≦thBの場合(ステップSt42のNo)、末端ノード2からの供給遅延通知の有無を判定する(ステップSt51)。引き継ぎ制御部15は、供給遅延通知がない場合(ステップSt51のNo)、動作を終了する。また、引き継ぎ制御部15は、供給遅延通知を受けた場合(ステップSt51のYes)、ステップSt43の処理を行う。なお、引き継ぎ制御部15は、ステップSt42及びステップSt51の一方の判定処理だけを行ってもよい。
次に、引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知の有無を判定する(ステップSt44)。引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知を受けた場合(ステップSt44のYes)、グループ管理テーブル19を更新する(ステップSt52)。図8〜図10の例の場合、引き継ぎ制御部15は、ノード#6の所属するグループIDを#2から#1に変更する。
次に、引き継ぎ制御部15は、該当するノードの引継情報を変更先のグループの中間ノード1に送信する(ステップSt53)。図8〜図10の例の場合、引き継ぎ制御部15は、ノード#6の引継情報をグループ#1の中間ノード(#4)1に送信する。また、引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知がない場合(ステップSt44のNo)、ステップSt52及びSt53の処理を行わない。
次に、引き継ぎ制御部15は、末端ノード2からの引継指示の応答の有無を判定する(ステップSt45)。引き継ぎ制御部15は、応答がない場合(ステップSt45のNo)、動作を終了する。また、引き継ぎ制御部15は、応答を受けた場合(ステップSt45のYes)、複数の末端ノード2から応答を受けたか否かを判定する(ステップSt46)。
引き継ぎ制御部15は、複数の末端ノード2から応答を受けた場合(ステップSt46のYes)、応答元の末端ノード2から引き継ぎ対象の末端ノード2を選択する(ステップSt47)。このとき、引き継ぎ制御部15は、一例として、応答を受けた時間が最も早い末端ノード2を選択する。また、引き継ぎ制御部15は、1つの末端ノード2のみから応答を受けた場合(ステップSt46のNo)、ステップSt47の処理を行わない。
次に、引き継ぎ制御部15は、引き継ぎ対象の末端ノード2に引継情報を送信する(ステップSt54)。次に、引き継ぎ制御部15は、引継完了通知を同一グループの各末端ノード2に送信する(ステップSt55)。このようにして、中間ノード1におけるトークンの要求処理及び供給処理の引き継ぎ動作は行われる。
図15は、末端ノード2における引継指示の受信時の動作例を示すフローチャートである。本動作は、例えば周期的に行われる。
引き継ぎ制御部15は、中間ノード1からの引継指示の有無を判定する(ステップSt60)。引き継ぎ制御部15は、引継指示がない場合(ステップSt60のNo)、動作を終了する。また、引き継ぎ制御部15は、引継指示を受けた場合(ステップSt60のYes)、CPU100の負荷を検出する(ステップSt61)。
次に、引き継ぎ制御部15は、検出した負荷と一定値thCを比較する(ステップSt62)。つまり、引き継ぎ制御部15は、自装置が負荷条件を満たすか否かを判定する。
引き継ぎ制御部15は、負荷≧thCの場合(ステップSt62のNo)、負荷条件を満たさないと判定して動作を終了する。
また、負荷<thCの場合(ステップSt62のYes)、つまり負荷条件が満たされる場合、遅延測定部16は、同一グループの各末端ノード2及び中間ノード1に測定パケットを送信し(ステップSt63)、末端ノード2ごとに通信の遅延時間を算出する(ステップSt64)。このとき、遅延測定部16は、グループ管理テーブル19から測定パケットの送信先を取得する。算出された遅延時間は、引き継ぎ制御部15に通知される。
次に、引き継ぎ制御部15は、ノードごとに遅延時間と閾値thDを比較する(ステップSt65)。つまり、引き継ぎ制御部15は、自装置が遅延条件を満たすか否かを判定する。
引き継ぎ制御部15は、全てのノードについて遅延時間<thDが成立する場合(ステップSt65のYes)、つまり遅延条件が満たされる場合、中間ノード1に引継指示の応答を送信する(ステップSt66)。次に、引き継ぎ制御部15は、中間ノード1から引継情報を受けたか否かを判定する(ステップSt67)。引き継ぎ制御部15は、引継情報を受けていない場合(ステップSt67のNo)、動作を終了する。
また、引き継ぎ制御部15は、引継情報を受けた場合(ステップSt67のYes)、引継情報に基づき中継メモリ17のトークン蓄積量を更新する(ステップSt68)。次に、引き継ぎ制御部15は、中継処理部13に対してトークン要求処理及びトークン供給処理の開始を指示して(ステップSt69)、動作を終了する。これにより、中継処理部13は、中間ノード1として動作を開始する。
また、引き継ぎ制御部15は、少なくとも1つのノードについて遅延時間≧thDが成立する場合(ステップSt65のNo)、つまり遅延条件が満たされない場合、遅延時間≧thDが成立するノードにグループ変更指示を送信する(ステップSt70)。図8〜図10の例の場合、引き継ぎ制御部15は、ノード#6にグループ変更指示を送信する。このように、引き継ぎ制御部15は、同一グループに属する他のノードのうち、遅延条件を満たすものが存在しない場合、遅延条件が満たされるように、同一グループに属する少なくとも1つのノードをグループから除外する。
次に、引き継ぎ制御部15は、グループ変更指示の送信先のノードからグループ変更通知を受けたか否かを判定する(ステップSt71)。引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知がない場合(ステップSt71のNo)、動作を終了する。また、引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知を受けた場合(ステップSt71のYes)、ステップSt66〜St69の処理を行って動作を終了する。このようにして、末端ノード2における引継指示の受信時の動作は行われる。
図16は、末端ノード2におけるグループ変更指示の受信時の動作例を示すフローチャートである。本動作は、例えば周期的に行われる。なお、本動作は、図8〜図10の例の場合、ノード#6において行われる。
引き継ぎ制御部15は、他の末端ノード2からのグループ変更指示の有無を判定する(ステップSt91)。引き継ぎ制御部15は、グループ変更指示がない場合(ステップSt91のNo)、動作を終了する。グループ変更指示を受けた場合(ステップSt91のYes)、遅延測定部16は、他のグループ内の各ノードに測定パケットを送信して(ステップSt92)、遅延時間を算出する(ステップSt93)。このとき、遅延測定部16は、グループ管理テーブル19から測定パケットの送信先を取得する。算出された遅延時間は、引き継ぎ制御部15に通知される。
次に、引き継ぎ制御部15は、各ノードの遅延時間を閾値thDと比較する(ステップSt94)。つまり、引き継ぎ制御部15は、他のグループにおいて遅延条件が満たされるか否かを判定する。
引き継ぎ制御部15は、全てのノードについて遅延時間<thDが成立する場合(ステップSt94のYes)、つまり遅延条件が満たされる場合、グループ変更指示の受信元の末端ノード2にグループ変更通知を送信して(ステップSt95)、動作を終了する。これにより、末端ノード2は、グループの所属変更が可能であることを通知する。
また、引き継ぎ制御部15は、少なくとも1つのノードについて遅延時間≧thDが成立する場合(ステップSt94のNo)、つまり遅延条件が満たされない場合、動作を終了する。このようにして、末端ノード2におけるグループ変更指示の受信時の動作は行われる。
図17は、中間ノード1における他グループの末端ノードのグループ加入の動作例を示すフローチャートである。本動作は、例えば周期的に行われる。なお、本動作は、図8〜図10の例の場合、グループ#1のノード#4において行われる。
引き継ぎ制御部15は、他のグループのノードからのグループ変更通知の有無を判定する(ステップSt81)。このとき、引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知の送信元に基づきグループ管理テーブル19を参照することにより、その送信元が他のグループであることを判定する。
引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知がない場合(ステップSt81のNo)、動作を終了する。また、引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知を受けた場合(ステップSt81のYes)、グループ管理テーブル19を更新する(ステップSt82)。図8〜図10の例の場合、引き継ぎ制御部15は、ノード#6のグループIDを#2から#1に変更する。このように、グループから除外されたノード#6は、遅延条件が満たされる他のグループ#1に加入する。
次に、引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知の送信元のグループの中間ノード1から引継情報を受けたか否かを判定する(ステップSt83)。引き継ぎ制御部15は、引継情報を受けていない場合(ステップSt83のNo)、動作を終了する。
また、引き継ぎ制御部15は、引継情報を受けた場合(ステップSt83のYes)、引継情報に基づき中継メモリ17のトークン蓄積量を更新する(ステップSt84)。次に、引き継ぎ制御部15は、グループ変更通知の送信元のグループの中間ノード1及び該当ノードに、該当ノードの加入完了通知を送信する(ステップSt85)。このとき、引き継ぎ制御部15は、グループ管理テーブル19から加入完了通知の送信先を取得する。このようにして、中間ノード1における他グループの末端ノードのグループ加入の動作は行われる。
なお、中間ノード1としては、例えばパケットを中継するルータなどの中継スイッチが挙げられる。したがって、上述したトラフィックの制御方法を、中継スイッチに実装されたポリサやシェーパに適用することにより、ネットワーク全体にわたって遅延のない帯域制御が実現される。
また、中間ノード1は、トークンを末端ノード2に中継するものであるため、中継スイッチに限定されず、例えばネットワーク内あるいはクラウド内のサーバであってもよい。この場合、トークンの中継処理を行うCPU100は、中継処理専用のものであってもよいし、あるいはファイヤーウォール等の異なる処理を行うプロセッサと兼用のものであってもよい。このような構成は、例えばネットワーク内の中継スイッチの処理性能が全体的に低い場合、または中間ノード1の機能をNFV(Network Functions Virtualization)の1つのアプリケーションとしてサーバ上のソフトウェアで実現する場合に採用される。
これまで述べたように、実施例に係る中間ノード1は、通信装置の一例であり、供給されたトークンに基づきパケットの送信レートを制御する複数のノード1,2のグループに属し、中継処理部13と、引き継ぎ制御部15とを有する。中継処理部13は、複数のノードを管理するネットワーク管理装置8にトークンを要求し、その要求に応じて供給されたトークンを、グループに属する他の末端ノード2に、要求に応じて供給する。
引き継ぎ制御部15は、グループに属する末端ノード2のうち、グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす末端ノード2に、中継処理部13が行うトークンの要求処理及び供給処理を引き継ぐ。
上記の構成によると、中継処理部13は、ネットワーク管理装置8から供給されたトークンを、要求に応じグループ内の末端ノード2に供給する。このため、ネットワーク管理装置8に対するトークンの要求回数が比較例より低減され、その処理の負荷の増加が抑制される。また、引き継ぎ制御部15は、遅延条件及び負荷条件を満たすグループの末端ノード2にトークンの要求処理及び供給処理を引き継ぐ。これにより、グループ内の末端ノード2のうち、低遅延かつ低負荷の末端ノード2が新たな中間ノード1として選択されるため、トークンの要求処理及び供給処理が、引き継ぎ後も適切に継続される。
したがって、実施例に係る中間ノード1によると、ネットワークを流れるトラフィックの帯域制御の遅延時間が低減される。
また、実施例に係るネットワーク管理装置8は、管理部80を有する。管理部80は、グループごとに分けられ、供給されたトークンに基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する複数のノード1,2を管理する。また、管理部80は、複数のノードのうち、グループごとに選択された中間ノード1からの要求に応じて中間ノード1にトークンを供給する。
中間ノード1は、ネットワーク管理装置8にトークンを要求し、その要求に応じて供給されたトークンを、グループに属する他の末端ノード2に、要求に応じて供給する。また、中間ノード1は、グループに属する末端ノード2のうち、グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす末端ノード2に、中継処理部13が行うトークンの要求処理及び供給処理を引き継ぐ。
実施例に係るネットワーク管理装置8は、上記の中間ノード1と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
また、実施例に係るネットワークシステムは、複数のノード1,2と、ネットワーク管理装置8とを有する。複数のノード1,2は、グループごとに分けられ、供給されたトークンに基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する。ネットワーク管理装置8は、複数のノード1,2を管理する。
複数のノード1、2のうち、グループごとに選択された中間ノード1は、ネットワーク管理装置8にトークンを要求し、その要求に応じて供給されたトークンを、グループに属する他の末端ノード2に、要求に応じて供給する。また、中間ノード1は、グループに属する末端ノード2のうち、グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす末端ノード2に、中継処理部13が行うトークンの要求処理及び供給処理を引き継ぐ。
実施例に係るネットワークシステムは、上記の中間ノード1と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートを制御する複数の通信装置のグループに属する通信装置において、
前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理装置に前記送信許容量を要求し、該要求に応じて供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給する供給部と、
前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐ制御部とを有することを特徴とする通信装置。
(付記2) 前記制御部は、自装置の処理の負荷を監視し、前記負荷が一定値を超えたとき、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件及び前記負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3) 前記制御部は、前記グループに属する他の通信装置から、前記送信許容量の要求に対する前記供給部の応答時間が一定時間以上であることを通知されたとき、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件及び前記負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とする付記1または2に記載の通信装置。
(付記4) グループごとに分けられ、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する複数の通信装置を管理する管理部を有し、
前記管理部は、前記複数の通信装置のうち、前記グループごとに選択された通信装置からの要求に応じて該通信装置に前記送信許容量を供給し、
該通信装置は、
前記管理部から供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給し、
前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とするネットワーク管理装置。
(付記5) グループごとに分けられ、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する複数の通信装置と、
前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理装置とを有し、
前記複数の通信装置のうち、前記グループごとに選択された通信装置は、
前記ネットワーク管理装置に前記送信許容量を要求し、
該要求に応じて供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給し、
前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とするネットワークシステム。
(付記6) 前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件を満たすものが存在しない場合、前記負荷条件を満たす通信装置が、前記遅延条件が満たされるように、前記グループに属する少なくとも1つの通信装置を前記グループから除外することを特徴とする付記5に記載のネットワークシステム。
(付記7) 前記グループから除外された少なくとも1つの通信装置は、前記遅延条件が満たされる他のグループに加入することを特徴とする付記6に記載のネットワークシステム。
(付記8) 前記グループごとに選択された通信装置は、処理の負荷が前記グループ内で最も低いことを特徴とする付記5乃至7の何れかに記載のネットワークシステム。
(付記9) 前記グループごとに選択された通信装置は、前記グループ内の通信の最大遅延時間が前記グループ内で最も小さいことを特徴とする付記5乃至7の何れかに記載のネットワークシステム。
(付記10) 前記グループごとに選択された通信装置は、前記グループ内で前記ネットワーク管理装置に最も近いことを特徴とする付記5乃至7の何れかに記載のネットワークシステム。
(付記11) 前記グループごとに選択された通信装置は、自装置の処理の負荷を監視し、前記負荷が一定値を超えたとき、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件及び前記負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とする付記5乃至10の何れかに記載のネットワークシステム。
(付記12) 前記グループごとに選択された通信装置は、前記グループに属する他の通信装置から、前記送信許容量の要求に対する前記供給部の応答時間が一定時間以上であることを通知されたとき、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件及び前記負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とする付記5乃至11の何れかに記載のネットワークシステム。
1 中間ノード
2 末端ノード
8 ネットワーク管理装置
13 中継処理部
14 トークン管理部
15 引き継ぎ制御部
16 遅延測定部
80 管理部

Claims (10)

  1. 供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートを制御する複数の通信装置のグループに属する通信装置において、
    前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理装置に前記送信許容量を要求し、該要求に応じて供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給する供給部と、
    前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐ制御部とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御部は、自装置の処理の負荷を監視し、前記負荷が一定値を超えたとき、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件及び前記負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、前記グループに属する他の通信装置から、前記送信許容量の要求に対する前記供給部の応答時間が一定時間以上であることを通知されたとき、前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件及び前記負荷条件を満たす通信装置に、前記供給部が行う前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. グループごとに分けられ、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する複数の通信装置を管理する管理部を有し、
    前記管理部は、前記複数の通信装置のうち、前記グループごとに選択された通信装置からの要求に応じて該通信装置に前記送信許容量を供給し、
    該通信装置は、
    前記管理部から供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給し、
    前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とするネットワーク管理装置。
  5. グループごとに分けられ、供給された送信許容量に基づきパケットの送信レートをそれぞれ制御する複数の通信装置と、
    前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理装置とを有し、
    前記複数の通信装置のうち、前記グループごとに選択された通信装置は、
    前記ネットワーク管理装置に前記送信許容量を要求し、
    該要求に応じて供給された前記送信許容量を、前記グループに属する他の通信装置に、要求に応じて供給し、
    前記グループに属する他の通信装置のうち、前記グループ内の通信の遅延時間に関する遅延条件及び処理の負荷に関する負荷条件を満たす通信装置に、前記送信許容量の要求処理及び供給処理を引き継ぐことを特徴とするネットワークシステム。
  6. 前記グループに属する他の通信装置のうち、前記遅延条件を満たすものが存在しない場合、前記負荷条件を満たす通信装置が、前記遅延条件が満たされるように、前記グループに属する少なくとも1つの通信装置を前記グループから除外することを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記グループから除外された少なくとも1つの通信装置は、前記遅延条件が満たされる他のグループに加入することを特徴とする請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 前記グループごとに選択された通信装置は、処理の負荷が前記グループ内で最も低いことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載のネットワークシステム。
  9. 前記グループごとに選択された通信装置は、前記グループ内の通信の最大遅延時間が前記グループ内で最も小さいことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載のネットワークシステム。
  10. 前記グループごとに選択された通信装置は、前記グループ内で前記ネットワーク管理装置に最も近いことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載のネットワークシステム。
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