JP5048091B2 - 読取装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品に付されたバーコード、二次元データコード等のシンボルを読取るための読取装置及びその制御プログラムに関する。
例えば特許文献1は、同じ商品のバーコードを連続して読取装置に読取らせてしまう「二度読み」の発生をオペレータに知らしめるようにした読取装置を開示する。この装置は、読取窓側の面に複数の報知用LEDを設ける。そして、読取部が異なる商品コードを連続して出力した場合には、正常報知動作として報知用LEDを1つずつ商品の移動方向に沿わせて所定時間毎に発光させるが、読取部が同一の商品コードを連続して出力した場合には、異常報知動作として前記正常報知動作とは異ならせて報知用LEDを発光させる。
このように、特許文献1は、報知用LEDの発光の違いによって「二度読み」の発生をオペレータに知らしめる技術を開示する。
一方、特許文献2は、商品の売上登録と、盗難防止用として商品に付された磁気領域の磁気の消去とを一度の読取動作で行う読取装置を開示する。この装置は、バーコードを読み取る読取手段と、磁気領域の磁気を消去する消去手段とを備える。また、消去手段によって磁気が消去されたか否かを検知する磁気検知手段を、読取装置とは別に備える。そして、読取装置は、読取手段によって商品に付されているバーコードが読み取られると、これと同時に同商品に付されている磁気領域の磁気を消去手段によって消去する。したがって、読取装置によってバーコードが読み取られて売上登録がなされた商品は磁気領域の磁気が消去されているので、磁気検知手段により検知されないが、売上登録がなされていない商品は磁気領域の磁気が消去されていないので、磁気検知手段によって検知される。すなわち、盗難の防止が図られる。
このように、特許文献2は、盗難防止用として商品に付された磁気領域の消去と、同一商品に付されたバーコードの読み取りとを一連の流れで行う技術を開示する。
特許文献1に記載された「二度読み」の防止技術は、同じ商品のバーコードを連続して読み取った場合には有効だが、同じ商品のバーコードが重複して読み取られる間に別の商品のバーコードが読み取られていた場合には、「二度読み」を防止することができない。また、キャッシャが表示の変化に気づかない場合も想定される。特許文献2に記載された技術では、「二度読み」を防止することができない。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、同じ商品のバーコードなどの商品識別情報が重複して読み取られる「二度読み」を確実に防止できる読取装置及びこの装置の制御プログラムを提供しようとするものである。
本発明の読取装置は、商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取る商品識別情報読取手段と、商品に付され防犯作用が有効な防犯用媒体を検出する防犯用媒体検出手段と、防犯用媒体を防犯作用不能に無効化する防犯用媒体無効化手段と、防犯用媒体検出手段により商品に付された防犯作用が有効な防犯用媒体が検出されると、商品識別情報読取手段を動作させて同商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取らせ、商品識別情報が読み取られると、防犯用媒体無効化手段を動作させて同商品に付された防犯用媒体を防犯作用不能に無効化させる制御手段とを備えたものである。
本発明の制御プログラムは、上記商品識別情報読取手段、防犯用媒体検出手段、及び、防犯用媒体無効化手段を備えた読取装置の制御プログラムであって、読取装置に、防犯用媒体検出手段により商品に付された防犯作用が有効な防犯用媒体が検出されると、商品識別情報読取手段を動作させて同商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取らせる機能と、商品識別情報読取手段により同商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報が読み取られると、防犯用媒体無効化手段を動作させて同商品に付された防犯用媒体を防犯作用不能に無効化させる機能とを実現させるものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、同じ商品のバーコードなどの商品識別情報が重複して読み取られる「二度読み」を確実に防止できる効果を奏する。
本発明の一実施形態である店舗会計システムの外観図。 同実施形態におけるバーコード読取装置の概略断面図。 同実施形態において、ループアンテナによる防犯タグ検知領域と撮像部による撮像領域との大小関係を示す模式図。 同実施形態におけるバーコード読取装置の制御回路を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態において、バーコード読取装置に実装された制御プログラムに従いCPUが実行するバーコード読取処理の主要な手順を示す流れ図。 本発明の第2の実施形態において、バーコード読取装置に実装された制御プログラムに従いCPUが実行するバーコード読取処理の主要な手順を示す流れ図。
以下、本発明を実施するための第1の形態及び第2の形態を、それぞれ図面を用いて説明する。
なお、これらの実施形態は、いずれもスーパーマーケット等の店舗において、各商品に付されるバーコードを読取るためのバーコード読取装置に、本発明を適用した場合である。バーコードは、例えばJAN(Japanese Article Number)規格のバーコードのように、各商品をそれぞれ識別するための商品識別情報である商品コードを、幅が変化する白バーと黒バーとの配列によって表わしたものである。ここに、バーコードは、商品識別情報保持用媒体として機能する。
また、各実施形態において、各商品には、バーコード以外に、防犯用媒体として盗難防止用の防犯タグがそれぞれ付されている。防犯タグは、磁性物体とする。店舗の例えば出入口には、防犯タグ検知用のゲートアンテナが設置されており、人が磁気を有する防犯タグが付された商品をゲートアンテナの間を通過させたために防犯タグの磁気をゲートアンテナが検出すると、盗難防止の警報が発せられるようになっている。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のバーコード読取装置を含む店舗会計システムの外観図である。店舗会計システムは、登録装置1と決済装置2とで構成されている。登録装置1は、チェックアウトカウンタ3の上に取り付けられている。決済装置2は、レジ台4の上にドロワ5を介して置かれている。登録装置1と決済装置2とは、図示しない通信ケーブルによりデータ通信可能に接続されている。
チェックアウトカウンタ3は、その奥側の顧客通路に沿って細長い形状をしている。レジ台4は、チェックアウトカウンタ3に沿って移動する顧客の移動方向に対して下流側のチェックアウトカウンタ3の端部手前側に、チェックアウトカウンタ3に対して略垂直に置かれている。そして、このチェックアウトカウンタ3の手前側とレジ台4の手前側が、会計担当の店員いわゆるキャッシャのスペースとなっている。
決済装置2は、決済に必要なデバイスとして、キーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23、レシートプリンタ24等を備えている。既存のPOS(Point Of Sales)端末が、決済装置2として用いられている。
登録装置1は、商品の登録に必要なデバイスとしてキーボード11、タッチパネル付のディスプレイ12及びバーコード読取装置13を備えている。バーコード読取装置13は、直方体の箱型形状をなしており、チェックアウトカウンタ3の略中央において、長軸がチェックアウトカウンタ3の面より垂直となるように立設されている。そして、バーコード読取装置13のキャッシャ側の一面に、矩形状の読取枠14が形成されている。また、この読取枠14の外周を囲うように、防犯タグ検知用のループアンテナ15がバーコード読取装置13のキャッシャ側の一面に取り付けられている。さらに、キーボード11とディスプレイ12は、バーコード読取装置13の上部に、キャッシャ側を向けて取り付けられている。
チェックアウトカウンタ3のバーコード読取装置13を挟んで顧客移動方向上流側の荷受面は、顧客が購入する商品Mが収容された買物容器6を置くためのスペースとなっている。また、下流側の荷受面は、登録装置1により登録された商品Mを入れるための買物容器7を置くためのスペースとなっている。キャッシャは、買物容器6に収容された商品Mを1品ずつ取り出し、その商品Mのバーコードが付された面をバーコード読取装置13の読取枠14の枠内にかざす。そして、バーコード読取装置13によりバーコードが読取られたならば、その商品Mを買物容器7に入れる。以上の作業を、買物容器6に収容された商品Mについて1品毎に繰返し行い、完了したならば、決済装置2を操作して決済を行う。
図2は、本発明に係るバーコード読取装置13の構造を示す概略断面図である。バーコード読取装置13は、商品Mがかざされる撮像領域A側に配置された表側カバー部材31と、表側カバー部材31の反撮像領域側に組み合わせて配置される裏側カバー部材32とで形成された箱型の筐体30を備えている。そして、この筐体30内に、撮像部40と照明ボード50とメイン制御ボード60とを備えている。
表側カバー部材31は、撮像領域A側の面に読取枠14とループアンテナ15とを設けている。読取枠14は、奥に行くほどその断面積が減少する四角錘形の壁面を備えて形成され、読取枠14の最奥部に矩形状の開口部141が開設されていて、この開口部141に透明カバー142が取り付けられている。
撮像部40は、筐体30内の裏側カバー部材32側に配置されており、エリアイメージセンサであるCCD撮像素子及びCCD撮像素子の駆動回路を備えたカメラ制御ボード41と、前記CCD撮像素子に前記撮像領域Aの画像を結像する焦点距離を有した撮像レンズ42とを備えている。
照明ボード50は、筐体30内における前記開口部141の奥側に配置されており、その略中央部に撮影用の窓51が穿設されている。そして、この窓51の周囲であって前記開口部141の開口内に、複数のLED発光素子52が窓51を囲うように配置されており、これらのLED発光素子52によって、撮像領域Aより広い照射領域Bに光を照射する。
ループアンテナ15は、指向性を撮像領域A側に向けた状態で、表側カバー部材31に取り付けられている。ループアンテナ15による防犯タグ検知領域Cと前記撮像部40による撮像領域Aとの大小関係を図3の模式図で示す。図3に示すように、撮像領域Aより防犯タグ検知領域Cの方が広くなるように、ループアンテナ15の電磁界強度が設定されている。
メイン制御ボード60は、筐体30内における撮像部40のカメラ制御ボード41と照明ボード50との間に配置されており、図4に示す制御回路が実装されている。すなわち、メイン制御ボード60は、制御部本体を構成するCPU(Central Processing Unit)61、プログラム等の固定的データが予め格納されたROM(Read Only Memory)62、画像メモリ等の可変的なデータを一時的に記憶するためのメモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)63、前記決済装置2とのデータ通信を司る通信インターフェース64、前記キーボード11を制御するキーボードコントローラ65、前記ディスプレイ12を制御するディスプレイコントローラ66、ブザー70に対してブザー駆動信号を出力する出力ポート67、前記ループアンテナ15を介して前記防犯タグから発せられる磁気を検知する磁気検知回路68及び前記ループアンテナ15を介して前記防犯タグが有する磁気を消去する磁気消去回路69を備えている。
CPU61は、アドレスバス、データバス等のバスライン71を介して、ROM62、RAM63、通信インターフェース64、キーボードコントローラ65、ディスプレイコントローラ66、出力ポート67、磁気検知回路68及び磁気消去回路69を電気的に接続している。また、このバスライン71を介して、前記カメラ制御ボード41と照明ボード50を接続している。
ここに、撮像部40は、商品に付されたバーコード(商品識別情報保持用媒体)から商品コード(商品識別情報)を読取る商品識別情報読取手段として機能する。ループアンテナ15及び磁気検知回路68は、商品に付された防犯作用が有効な防犯用タグ(防犯用媒体)を検出する防犯用媒体検出手段として機能する。ループアンテナ15及び磁気消去回路69は、防犯用タグ(防犯用媒体)を防犯作用不能に無効化する防犯用媒体無効化手段として機能する。
しかしてCPU61は、上記商品識別情報読取手段、防犯用媒体検出手段及び防犯用媒体無効化手段を用いて、図5の流れ図に示す手順に従い、商品に付されているバーコードの読取動作を制御する。この制御手順は、ROM62に記憶された制御プログラムによって実現される。
先ず、CPU61は、ST(ステップ)1として、防犯用媒体検出手段により、商品に付され防犯作用が有効な防犯タグを検知するのを待機する。キャッシャが、買物容器6から商品Mを取出して、バーコード読取装置13の読取枠14に近づけると、この商品Mに付されている防犯タグがループアンテナ15による防犯タグ検知領域C内に入る。このとき、この防犯タグの防犯作用が有効であり、磁気が発生していると、この防犯タグの磁気がループアンテナ15を介して磁気検知回路58によって検知される。この磁気検知を受けて、CPU61は、防犯タグが検知されたと判断する。
防犯タグが検知されると(ST1のYES)、CPU61は、ST2としてバーコードの読取可能をキャッシャに報知する。例えば、ディスプレイ12に、バーコードの読み取りが可能である旨の表示を行う。あるいは、図示しない読取可能報知用LED表示素子を点灯させる(読取可能報知手段)。
続いて、CPU61は、ST3として商品識別情報読取手段によるバーコードの読取制御を開始する。すなわち、照明ボード50に所定の信号を送信して、各LED発光素子52を点灯させ、照射領域Bに光を照射させる。また、カメラ制御ボード41からCCD撮像素子に結像した撮像領域Aの画像信号を取り込み、画像メモリに撮像領域Aの二次元画像を展開する。そして、この二次元画像を解析して、この画像からバーコードを読み取る。CPU61は、この読取制御を、ST4としてバーコードを正常に読み取れるか、ST5として読取開始から一定時間が経過するまで繰り返す。
バーコードを正常に読み取ることなく(ST4のNO)、読取開始から一定時間が経過した場合(ST5のYES)、CPU61は、ST6としてバーコードの読取制御を停止して、各LED発光素子52を消灯させる。また、ST7としてバーコードの読取不可を報知する。例えば、ディスプレイ12に、バーコードの読み取りが出来ない旨の表示を行う。あるいは、図示しない読取可能報知用LED表示素子を消灯させる(読取可能報知手段)。しかる後、CPU61は、次の防犯タグを検知するのを待機する(ST1)。
読取開始から一定時間が経過する前に(ST5のNO)、バーコードを正常に読み取れた場合には(ST4のYES)、CPU61は、ST8として、ST6と同様にバーコードの読取制御を停止する。そしてCPU61は、ST9として防犯用媒体無効化手段により防犯タグ検知領域C内に存在する防犯タグを防犯作用不能に無効化する。すなわちCPU61は、磁気消去回路69を制御して、前記防犯タグの磁気を消去する電磁波をループアンテナ15から放射させる。このとき、防犯タグ検知領域C内に防犯タグが存在するならば、この防犯タグは、磁気が消去されて防犯作用が不能となる。
続いて、CPU61は、ST10としてバーコードの読取終了を報知する。例えば、出力ポート67からブザー70に所定の駆動信号を出力して、“ピッ”等のブザー音を鳴動させる。また、CPU61は、ST11として正常に読み取られたバーコードのデータである商品コードを、通信インターフェース64を介して決済装置2に送信出力する。しかる後、CPU61は、次の防犯タグを検知するのを待機する(ST1)。
決済装置2は、バーコード読取装置13から商品コードを受信すると、この商品コードに基づいて商品の販売データを売上登録する。
ここに、CPU61は、防犯用媒体検出手段により商品に付された防犯作用が有効な防犯用媒体が検出されると、商品識別情報読取手段を動作させて同商品に付されたバーコード(商品識別情報保持用媒体)から商品コード(商品識別情報)を読取らせ、商品コードが読み取られると、防犯用媒体無効化手段を動作させて同商品に付された防犯タグ(防犯用媒体)を防犯作用不能に無効化させる制御手段として機能する。
このように構成された本実施形態においては、キャッシャが、防犯作用が有効な防犯タグが付されている商品を買物容器6から取出して読取枠14に近づけると、上記防犯タグを検知したことをトリガとしてバーコード読取装置13のバーコード読取制御が開始される。そして、この商品に付されているバーコードが正常に読み取られると、この商品の販売データが決済装置2に売上登録される。また、この商品に付されている防犯タグの磁気が消去されて、防犯作用が無効化される。
キャッシャは、売上登録された商品を買物容器7に入れる。したがって、買物容器7に入れられた売上登録済の商品に付されている防犯タグは、その防犯作用が無効化されている。キャッシャは、以上の作業を、買物容器6に収容された全ての商品に対して行う。そして完了したならば、決済装置2を操作して決済を行う。
ここで、決済の前に、誤って買物容器7に入れられた登録済商品が、バーコード読取装置13の読取領域A内に入ったとする。この場合、従来であれば、バーコード読取装置13によって登録済商品のバーコードが再度読み取られて、この商品の販売データが二重に売上登録される可能性がある。
これに対して本実施形態では、登録済商品に付されている防犯用タグの防犯作用が無効化されているので、バーコード読取装置13がバーコード読取制御を開始することはない。したがって、バーコード読取装置13によって登録済商品のバーコードが再度読み取られて、この商品の販売データが二重に売上登録される可能性は全くなく、同じ商品のバーコードが重複して読み取られる「二度読み」を確実に防止できる効果を奏する。
また、本実施形態では、防犯作用が有効な防犯タグが検出されると、バーコードの読取動作が可能である旨を報知するようにしている。したがって、キャッシャは、買物容器6から取出した商品に付されている防犯タグの防犯作用が正常に機能していること、つまり、この商品は販売データが未登録の商品であることを容易に確認することができる。換言すれば、商品をバーコード読取装置13の読取枠14にかざしても、バーコードの読取動作が可能である旨の報知がされていない場合には、この商品に付されている防犯タグの防犯作用が正常に機能していないこと、つまり防犯タグが壊れているかあるいは登録済の商品であることを容易に知ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、CPU61が行うバーコード読取動作の制御手順であり、その他は第1の実施形態と同様である。そこで、第2の実施形態でも図1〜図4まではそのまま使用し、同一部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
第2の実施形態では、CPU61は、商品識別情報読取手段、防犯用媒体検出手段及び防犯用媒体無効化手段を用いて、図6の流れ図に示す手順に従い、商品に付されているバーコードの読取動作を制御する。この制御手順は、ROM62に記憶された制御プログラムによって実現される。
先ず、CPU61は、ST21として商品識別情報読取手段によるバーコードの読取制御を開始する。すなわち、照明ボード50に所定の信号を送信して、各LED発光素子52を点灯させ、照射領域Bに光を照射させる。また、カメラ制御ボード41からCCD撮像素子に結像した撮像領域Aの画像信号を取り込み、画像メモリに撮像領域Aの二次元画像を展開する。そして、この二次元画像を解析して、この画像からバーコードを読み取る。CPU61は、ST22としてバーコードを正常に読み取れるまで繰り返す。
バーコードを正常に読み取れたならば(ST22のYES)、CPU61は、ST23として、防犯用媒体検出手段により商品に付され防犯作用が有効な防犯タグを検知しているか否かを判定する。商品識別情報読取手段によって正常に読み取られたバーコードが付されている商品に付されている防犯タグの防犯作用が有効であった場合、この防犯タグの磁気を、ループアンテナ15を介して磁気検知回路58が検知している。CPU61は、磁気検知回路58が磁気検知回路58によって磁気が検知されているか否かを判定する。
磁気が検知されていない場合、CPU61は、防犯作用が有効な防犯タグを検知していないと判定する(ST23のNO)。この場合、CPU61は、ST24として防犯タグなしの異常をキャッシャに報知する。例えば、ディスプレイ12に、防犯タグを検出できず、異常である旨の表示を行う。あるいは、図示しない異常報知用LED表示素子を点灯させる(異常報知手段)。また、ST25として正常に読み取られたバーコードのデータを、決済装置2に送信することなく破棄する。しかる後、CPU61は、次のバーコードが読み取られるのを待機する(ST22)。
これに対し、磁気が検知されている場合には、CPU61は、防犯作用が有効な防犯タグを検知していると判定する(ST23のYES)。この場合、CPU61は、ST26としてバーコードの読取制御を停止して、各LED発光素子52を消灯させる。そしてCPU61は、ST27として防犯用媒体無効化手段により防犯タグ検知領域C内に存在する防犯タグを防犯作用不能に無効化する。すなわちCPU61は、磁気消去回路69を制御して、前記防犯タグの磁気を消去する電磁波をループアンテナ15から放射させる。このとき、防犯タグ検知領域C内に防犯タグが存在するならば、この防犯タグは、磁気が消去されて防犯作用が不能となる。
続いて、CPU61は、ST28としてバーコードの読取終了を報知する。例えば、出力ポート67からブザー70に所定の駆動信号を出力して、“ピッ”等のブザー音を鳴動させる。また、CPU61は、ST29として正常に読み取られたバーコードのデータである商品コードを、通信インターフェース64を介して決済装置2に送信出力する。しかる後、CPU61は、バーコードの読取制御を再開する(ST21)。
このように構成された本実施形態においては、キャッシャが、防犯作用が有効な防犯タグが付されている商品を買物容器6から取出して読取枠14に近づけると、上記防犯タグが検知されていることを条件にバーコード読取装置13によって読み取られたバーコードのデータが決済装置2に送信される。そして、この商品の販売データが決済装置2に売上登録される。また、この商品に付されている防犯タグの磁気が消去されて、防犯作用が無効化される。
キャッシャは、売上登録された商品を買物容器7に入れる。したがって、買物容器7に入れられた売上登録済の商品に付されている防犯タグは、その防犯作用が無効化されている。キャッシャは、以上の作業を、買物容器6に収容された全ての商品に対して行う。そして完了したならば、決済装置2を操作して決済を行う。
ここで、決済の前に、誤って買物容器7に入れられた登録済商品が、バーコード読取装置13の読取領域A内に入ったとする。この場合、従来であれば、バーコード読取装置13によって登録済商品のバーコードが再度読み取られて、この商品の販売データが二重に売上登録される可能性がある。
これに対して本実施形態では、登録済商品に付されている防犯用タグの防犯作用が無効化されているので、バーコード読取装置13がバーコードを読み取ったとしても、このバーコードのデータは決済装置2に送信されることなく破棄される。したがって、バーコード読取装置13によって登録済商品のバーコードが再度読み取られて、この商品の販売データが二重に売上登録される可能性は全くなく、同じ商品のバーコードが重複して読み取られる「二度読み」を確実に防止できる効果を奏する。
また、本実施形態では、バーコードが正常に読み取られたにも拘らず、防犯作用が有効な防犯タグを検出していない場合には、異常を報知するようにしている。したがって、キャッシャは、読取枠にかざした商品に付されている防犯タグの防犯作用が正常に機能していないこと、つまり防犯タグが壊れているかあるいは登録済の商品であることを容易に知ることができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、前記実施形態では、防犯タグ検知用のループアンテナ15を、読取枠14の外周を囲うようにバーコード読取装置13のキャッシャ側の一面に取り付けたが、防犯タグ面地用アンテナの取付部位はこれに限定されるものではなく、買物容器6から取出した商品を読取枠にかざすまでの間に、この商品に付された防犯タグを検知できる部位であればよい。
また、前記実施形態では、キャッシャとの対面式のバーコード読取装置に本発明を適用したが、買物客自身が行うセルフ方式のバーコード読取装置にも本発明を適用できるものである。は、作業に不慣れな客の場合、バーコードの「二度読み」が発生しやすいので、セルフ方式のバーコード読取装置に本発明を適用することでその効果は非常に大きいものとなる。
また、前記実施形態では、商品識別情報保持用媒体をバーコードとしたが、二次元データコード等の他のシンボルであってもよい。また、商品識別情報を示す数字、記号等の文字を直接読み取ることで商品の登録が可能な装置にも、本発明を適用することができる。
また、前記実施形態では、防犯用媒体を磁性物体としたが、これに限定されるものではない。例えば、RFID(Radio Frequency Identification)等と称される無線通信媒体を防犯用媒体として用いるシステムにも、磁気検知回路68及び磁気消去回路69の代わりにRFIDリーダ・ライタを用いることによって、本発明を同様に適用できるものである。
また、前記実施形態では装置内部のROM62に発明を実施する機能である制御プログラムが予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様のプログラムをネットワークからバーコード読取装置13にダウンロードしても良いし、同様のプログラムを記録媒体に記憶させたものをバーコード読取装置13にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
1…登録装置、2…決済装置、3…チェックアウトカウンタ、13…バーコード読取装置、14…読取枠、15…ループアンテナ、40…撮像部、50…証明ボード、60…メイン制御ボード、61…CPU、68…磁気検知回路、69…磁気消去回路。
特開2009−301320号公報 特開平06−203275号公報

Claims (6)

  1. 商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取る商品識別情報読取手段と、
    前記商品に付され防犯作用が有効な防犯用媒体を検出する防犯用媒体検出手段と、
    前記防犯用媒体を防犯作用不能に無効化する防犯用媒体無効化手段と、
    前記防犯用媒体検出手段により商品に付された防犯作用が有効な防犯用媒体が検出されると、前記商品識別情報読取手段を動作させて同商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取らせ、商品識別情報が読み取られると、前記防犯用媒体無効化手段を動作させて同商品に付された防犯用媒体を防犯作用不能に無効化させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする読取装置。
  2. 前記防犯用媒体検出手段により防犯作用が有効な防犯用媒体が検出されると、前記商品識別情報読取手段による商品識別情報の読取動作が可能である旨を報知する読取可能報知手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の読取装置。
  3. 商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取る商品識別情報読取手段と、
    前記商品に付され防犯作用が有効な防犯用媒体を検出する防犯用媒体検出手段と、
    前記防犯用媒体を防犯作用不能に無効化する防犯用媒体無効化手段と、
    前記商品識別情報読取手段により商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報が読取られると、前記防犯用媒体検出手段により同商品に付された防犯作用が有効な防犯用媒体を検出しているか否かを判定し、検出している場合には前記防犯用媒体無効化手段を動作させて同商品に付された防犯用媒体を防犯作用不能に無効化させ、検出していない場合には読取った商品識別情報を破棄する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする読取装置。
  4. 前記商品識別情報読取手段により商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報が読取られたにも拘らず、前記防犯用媒体検出手段が防犯作用が有効な防犯用媒体を検出していないとき異常を報知する異常報知手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項3記載の読取装置。
  5. 商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取る商品識別情報読取手段、前記商品に付され防犯作用が有効な防犯用媒体を検出する防犯用媒体検出手段、及び、前記防犯用媒体を防犯作用不能に無効化する防犯用媒体無効化手段を備えた読取装置の制御プログラムであって、
    前記読取装置に、
    前記防犯用媒体検出手段により商品に付された防犯作用が有効な防犯用媒体が検出されると、前記商品識別情報読取手段を動作させて同商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取らせる機能と、
    前記商品識別情報読取手段により同商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報が読み取られると、前記防犯用媒体無効化手段を動作させて同商品に付された防犯用媒体を防犯作用不能に無効化させる機能と、
    を実現させるための制御プログラム。
  6. 商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報を読取る商品識別情報読取手段、前記商品に付され防犯作用が有効な防犯用媒体を検出する防犯用媒体検出手段、及び、前記防犯用媒体を防犯作用不能に無効化する防犯用媒体無効化手段を備えた読取装置の制御プログラムであって、
    前記読取装置に、
    前記商品識別情報読取手段により商品に付された商品識別情報保持用媒体から商品識別情報が読取られると、前記防犯用媒体検出手段により同商品に付された防犯作用が有効な防犯用媒体を検出しているか否かを判定する機能と、
    前記防犯用媒体を検出していると判定されると、前記防犯用媒体無効化手段を動作させて同商品に付された防犯用媒体を防犯作用不能に無効化させる機能と、
    前記防犯用媒体を検出していないと判定されると、読取った商品識別情報を破棄する機能と、
    を実現させるための制御プログラム。
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