JP5048034B2 - アンテナ用チルト金具 - Google Patents

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Description

本発明は、平面アンテナ等のアンテナの仰角を調整して支柱に取付けるアンテナ用チルト金具に関する。
例えば、アンテナ支持体の上部と下部に所定の間隔をあけて下部支持部材及び上部支持部材を取付け、下部支持部材には回動支持機構を設けて、アンテナの下部側を回動可能に支持する一方、上部支持部材には仰角調整機構を設け、アンテナ上部を支持し、電柱等の支柱に対するアンテナの仰角を調整するようにしたアンテナ用チルト金具がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−223106号公報
しかし、上記アンテナ用チルト金具では、仰角調整機構がシャフトを挟持する位置を変えることにより、アンテナの仰角を無段階で調整していたため、小さな所定角度毎に仰角を精度良く設定することが困難であると共に、広角度な仰角を設定するには長いシャフトが必要になり、金具が大型化する、という課題もある。
そこで、本発明は、金具が大型化せずに、所定角度毎の仰角を精度良く設定することができる、アンテナ用チルト金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るアンテナ用チルト金具は、電柱等の支柱における所定間隔を空けた上下2箇所の少なくとも一方に上側金具または下側金具として設けられ、前記支柱に対しアンテナの仰角を所定角度ずつ調整し取付けるアンテナ用チルト金具であって、調整部金具と、基部金具と、からなり、前記調整部金具には、前記アンテナの仰角を所定角度ずつ調整し取付けるため前記所定角度毎の複数の角度設定ボルト孔が仰角調整方向に対し斜め方向に配列され、かつ、当該斜め方向に隣接する前記角度設定ボルト孔間の仰角調整方向の中心間距離が当該角度設定ボルト孔の直径より小さく形成されている一方、前記基部金具には、前記調整部金具に連結された際、前記調整部金具に形成された前記複数の角度設定ボルト孔に出合うように前記仰角調整方向に対しほぼ直角方向に配列された複数の角度合わせボルト孔が形成されている、アンテナ用チルト金具である。
ここで、前記調整部金具には、前記所定角度毎の複数の角度設定ボルト孔が仰角調整方向に対し斜め方向に、かつ、並列に複数列配列されている、アンテナ用チルト金具であることが望ましい。
また、さらに、前記基部金具に形成された複数の角度合わせボルト孔うちのいずれか一の角度合わせボルト孔に出合う位置に連結ボルト孔が形成されている一方、前記支柱または前記アンテナに回転可能に取り付けるための取付け孔が形成された回転部金具、を有するアンテナ用チルト金具であることが望ましい。
さらに、前記調整部金具と前記基部金具の組を前記上側金具または前記下側金具として使用する一方、前記回転部金具と前記基部金具の組を前記下側金具または前記上側金具として使用する、アンテナ用チルト金具であることが望ましい。
本発明に係るアンテナ用チルト金具は、電柱等の支柱における所定間隔を空けた上下2箇所の少なくとも一方に上側金具または下側金具として設けられ、前記支柱に対しアンテナの仰角を所定角度ずつ調整し取付けるアンテナ用チルト金具であって、調整部金具と、基部金具と、からなり、前記調整部金具には、前記アンテナの仰角を所定角度ずつ調整し取付けるため前記所定角度毎の複数の角度設定ボルト孔が仰角調整方向に対し斜め方向に配列され、かつ、当該斜め方向に隣接する前記角度設定ボルト孔間の仰角調整方向の中心間距離が当該角度設定ボルト孔の直径より小さく形成されている一方、前記基部金具には、前記調整部金具に連結された際、前記調整部金具に形成された前記複数の角度設定ボルト孔に出合うように前記仰角調整方向に対しほぼ直角方向に配列された複数の角度合わせボルト孔が形成されているので、所定角度毎の仰角を小さな角度毎に精度良く設定することができる。

(a),(b)それぞれ本発明に係るアンテナ用チルト金具の実施形態の使用態様の一例を示す全体図である。 (a)〜(d)それぞれ実施形態の調整部金具の一例を示す図である。 本実施形態の調整部金具の上面に形成された複数の角度設定ボルト孔間の関係を詳細に示す図である。 (a)〜(d)それぞれ実施形態の回転部金具の一例を示す図である。 (a)〜(d)それぞれ実施形態の基部金具の一例を示す図である。 (a)〜(d)それぞれ実施形態のM座の一例を示す図である。 (a)〜(c)それぞれ実施形態の金具等を組み付けた状態の一例を示す図である。 (a)〜(e)それぞれ実施形態の調整部金具と基部金具との連結位置によりアンテナ1の仰角設定状態の一例を示す図である。 実施形態の調整部金具における角度設定ボルト孔と、基部金具の角度合わせボルト孔の他の一例を示す図である。 実施形態の調整部金具における角度設定ボルト孔と、基部金具の角度合わせボルト孔のさらに他の一例を示す図である。
以下、本発明に係るアンテナ用チルト金具の実施形態について説明する。
実施形態.
図1(a),(b)は、それぞれ本発明に係るアンテナ用チルト金具の実施形態の使用態様の一例を示す全体図である。
図1(a),(b)に示すように、本発明に係るアンテナ用チルト金具を上部金具Uおよび下部金具Dとして用いて、平面アンテナ等のアンテナ1裏面の左右上下2箇所のアンテナ取付け部11a,11b、12a,12bに取り付けている。
ここで、図1(a)は、アンテナ1側に上部金具Uとしてアンテナ1の仰角を調整する調整部金具2を設ける一方、下部金具Dとして仰角調整の回転中心となる回転部金具3を設けた場合を示しており、図1(b)は、これとは逆に、アンテナ1側に上部金具Uとして仰角調整の回転中心となる回転部金具3を設ける一方、下部金具Dとしてアンテナ1の角度を調整する調整部金具2を設けた場合を示している。つまり、図1(a),(b)では、上下のアンテナ支持箇所で、調整部金具2と、回転部金具3とを入れ替えている。
そして、図1(a),(b)の場合、共に、電柱等の支柱側には、調整部金具2および回転部金具3と連結される同一の基部金具4が設けられている。
したがって、上部金具Uおよび下部金具D側として支柱側には、同一の基部金具4が使用できるので、この点で、従来の場合より部品点数を削減することができる。
なお、基部金具4と、図示しない支柱との間には、M座5と、バンド6とが設けられており、これらにより、支柱に固定される。
また、本実施形態では、アンテナ1として、平面アンテナを使用しているが、これに限るものではない。
図2(a)〜(d)は、それぞれ図1に示す実施形態の調整部金具2の一例を示す図である。
具体的には、図2(a)は、調整部金具2の外観を示す斜視図、同(b)は、調整部金具2の平面図、同(c)は、同(b)調整部金具2の左側面図、同(d)は、調整部金具2の後面図である。なお、調整部金具2を右側面と、調整部金具2を前面図は、それぞれ、図2(c),(d)と同じであるので、省略する。
図2から明らかなように、調整部金具2は、断面コ字状の金具であり、上面21と、両側面22a、22bとを有しており、基部金具4と連結する。
調整部金具2の上面21には、アンテナ1の仰角を0度〜20度の範囲で設定するため、複数(ここでは、20個とする。)の角度設定ボルト孔21a〜21uが、0度〜20度の間、1度毎にそれぞれに対応して、図上A方向の斜め方向に配列し、かつ、当該斜め方向に隣接する角度設定ボルト孔21a〜21u間の図上B方向の仰角調整方向の中心間距離が当該角度設定ボルト孔の直径より小さく形成されている。
具体的には、角度設定ボルト孔21aが0度、角度設定ボルト孔21bが1度、角度設定ボルト孔21cが2度、・・・、角度設定ボルト孔21sが18度、角度設定ボルト孔21tが19度、角度設定ボルト孔21uが20度、というように図上A方向に5列配列して形成されている。なお、角度設定ボルト孔21a〜21uの所定角度の1度毎は、一例であり、0.5度でも、あるいは2度、3度でも勿論良い。また、0度〜20度の範囲も一例であり、0度〜10度でも、0度〜30度、0度〜40度の範囲でも勿論よい。
そして、本実施形態では、調整部金具2の上面21の後端(図上右側端)から、最初の0度の角度設定ボルト孔21aまでの距離Mと、回転部金具3の上面31の後端から回転部金具3の上面31に形成された連結ボルト孔31aまでの距離N(図4参照)とは、同一にしている。これにより、上下2箇所のいずれか一方の位置で、調整部金具2がその角度設定ボルト孔21aにより基部金具4と連結し、かつ、他方の位置で、回転部金具3がその連結ボルト孔31aまで基部金具4と連結した場合には、支柱に対するアンテナ1の仰角は、0度になる。
そして、調整部金具2の両側面22a,22bには、後述する基部金具4側面の脱落防止ボルト孔と孔同士が出合い、脱落防止用ボルトが止められる図上水平方向の長孔である脱落防止ボルト長孔22a1、22b1が形成されていると共に、アンテナ1裏面の上下2箇所に調整部金具2および回転部金具3の幅に合わせて設けられた左右のアンテナ取付け部11a,11b(又は12a,12b)の連結ボルト孔(図示せず)に出合う、図上垂直方向の長孔である垂直ボルト長孔22a,22b2が形成されている
図3は、本実施形態の調整部金具2の上面21に形成された複数の角度設定ボルト孔21a〜21u間の関係を詳細に示す図である。
図3に示すように、本実施形態では、角度設定ボルト孔21a〜21uの直径は、約3.5±0.5mmとしており、角度設定ボルト孔21a〜21uを下側金具Dと上側金具Uとの間の距離(ここでは、例えば約300mmとする。)を回転半径Lとする円周上に所定角度である1度ずつずらして、調整部金具2の上面21に形成している。
その際、本実施形態では、調整部金具2の上面21に、回転半径Lの円周上に0度〜20度の範囲で1度ずつずらして図上B方向の仰角調整方向に並べると、角度設定ボルト孔21a〜21uの孔同士が重複し繋がってしまうので、図3や、図2(a),(b)等に示すように、図上A方向の斜め方向にずらして、角度設定ボルト孔21a〜21uの孔同士が重ならないように一列最大5個で、5列設けている。
図4(a)〜(d)は、それぞれ図1に示す実施形態の回転部金具3の一例を示す図である。
具体的には、図4(a)は、回転部金具3の外観を示す斜視図、同(b)は、回転部金具3の平面図、同(c)は、回転部金具3の右側面図、同(d)は、回転部金具3の後面図である。なお、調整部金具2の左側面図と、調整部金具2の前面図は、それぞれ、図4(c),(d)と同じであるので、省略する。
図4から明らかなように、回転部金具3は、調整部金具2と同様に、断面コ字状の金具であり、上面31と、両側面32a,32bとを有しており、基部金具4と連結する。
回転部金具3の上面21には、図4(a),(b)に示すように、後述する基部金具4の上面に形成された後述する5個の角度合わせボルト孔41a〜41eのうちの、例えば、中央の角度合わせボルト孔41cと出合う位置に連結ボルト孔31aが形成されている。
そして,回転部金具3の両側面32a,32bには、アンテナ1裏面の上下2箇所に調整部金具2および回転部金具3の幅に合わせて設けられた左右のアンテナ取付け部11a,11b(又は12a,12b)の連結ボルト孔(図示せず)に出合う連結ボルト孔32a1,32b1が形成されている一方、基部金具4側面の脱落防止ボルト孔と孔同士が出合い、脱落防止用ボルトが止められる脱落防止ボルト孔32a2,32b2が形成されている。なお、連結ボルト孔32a1,32b1が、アンテナ1の仰角を調整する際の回転中心となる。
図5(a)〜(d)は、それぞれ図1に示す実施形態の基部金具4の一例を示す図である。
具体的には、図5(a)は、基部金具4の外観を示す斜視図、同(b)は、基部金具4の平面図、同(c)は、基部金具4の右側面図、同(d)は、基部金具4の後面図である。なお、調整部金具2の左側面図と、調整部金具2の前面図は、それぞれ、図5(c),(d)と同じであるので、省略する。
図5から明らかなように、基部金具4は、調整部金具2と同様に、断面コ字状の金具であり、上面41と、両側面42a,42bとを有しており、調整部金具2および回転部金具3と連結する。
基部金具4の上面21には、図5(a),(b)に示すように、調整部金具2の上面21に形成された20個の角度設定ボルト孔21a〜21uと、図上B方向の仰角調整方向に対し垂直方向である図上C方向の位置が同じで、かつ、アンテナ1の仰角を調整するため、基部金具4を調整部金具2に対し相対的に、図上B方向の仰角調整方向に移動させた場合、角度設定ボルト孔21a〜21uと孔同士が出合うように、図上C方向、すなわち仰角調整方向である図上B方向とは垂直方向に一列に配列された5個の角度合わせボルト孔41a〜41eが形成されている。
つまり、調整部金具2の上面21に形成された例えば、角度設定ボルト孔21d,21i、21n、21sは、角度合わせボルト孔41aと出合い、角度設定ボルト孔21e,21j、21o、21tは、角度合わせボルト孔41bと出合い、角度設定ボルト孔21a、21f,21k、21p、21uは、角度合わせボルト孔41cと出合い,角度設定ボルト孔21b,21g,21l、21qは、角度合わせボルト孔41dと出合い、角度設定ボルト孔21c,21j、21o、21rは、角度合わせボルト孔41eと出合うことになる。
また、基部金具4の上面21には、重量削減のため、ほぼ長方形状の開口部41fが形成されている。
そして基部金具4の両側面42a,42bには、調整部金具2の両側面22a,22bに形成された脱落防止ボルト長孔22a1,22b1と出合う位置に、脱落防止ボルト孔42a1,42b1が形成されていると共に、M座5の左右側面に設けられた上下2つの連結ボルト孔52a1,52a2、52b1,52b2に出合う位置に、連結ボルト孔42a2,42a3、42b2,42b3が形成されている。
図6(a)〜(d)は、それぞれ図1に示す実施形態のM座5の一例を示す図である。
具体的には、図6(a)は、M座5の外観を示す斜視図、同(b)は、M座5の平面図、同(c)は、M座5の正面図、同(d)は、M座5の右側面図である。なお、M座5の裏面図と、M座5の左側面図は、それぞれ、図6(c),(d)と同じであるので、省略する。
図6から明らかなように、M座5は、電柱等の支柱に接触して、バンド6により支柱に取り付けられる金具であり、上面51と、両側面52a,52bとを有しており、基部金具4と連結する。
M座5の上面21には、図6(a),(b)に示すように、バンド6を通すためのバンド挿通部51a,51bが形成されている。
また、M座5の両側面52a,52bには、基部金具4と連結するために、基部金具4両側面42a,42bに形成された連結ボルト孔42a2,42a3、42b2,42b3と出合う位置に、連結ボルト孔52a1,52a2、52b1,52b2が形成されている。
図7(a)〜(c)は、それぞ本実施形態の金具等を組み付けた状態の一例を示す図である。
具体的には、図7(a)は、実施形態の金具等を組み付けた状態を上方から見た平面図、同(b)は、実施形態の金具等を組み付けた状態の右側面図、同(c)は、実施形態の金具等を組み付けた状態の正面図である。
図7に示すように、支柱7にはバンド6によりM座5が固定され、M座5には、上下取付け位置の双方の位置で、基部金具5が連結されている。つまり、基部金具5は、上部金具Uおよび下部金具Dの双方として利用されている。
そして図7では、上部金具Uとして、基部金具4に回転部金具3が連結され、その回転部金具3にアンテナ取付け部11a,11bを介してアンテナ1の上部が支持されている一方、下部金具Dとして、基部金具4に調整部金具2が連結され、その調整部金具2にアンテナ取付け部12a,12bを介してアンテナ1の下部が支持されている。
そして、アンテナ1の仰角は、基部金具4と調整部金具2との連結位置、すなわち基部金具4の上面41に形成された5個の角度合わせボルト孔41a〜41eと、調整部金具2の上面21に形成された20個の角度設定ボルト孔21a〜21uとの連結位置によって、0度〜20度の範囲で設定される。
図8(a)〜(c)は、それぞれ実施形態の調整部金具2と基部金具4との連結位置によりアンテナ1の仰角設定状態の一例を示す図である。
具体的には、図8(a)は、調整部金具2の角度設定ボルト孔21aと、基部金具4の角度合わせボルト孔41cとが連結ボルト8により連結され、アンテナ1の仰角を0度に設定した一例を示している。
また、図8(b)は、調整部金具2の角度設定ボルト孔21gと、基部金具4の角度合わせボルト孔41dとが連結ボルト8により連結され、アンテナ1の仰角を±6度に設定した一例を示している。
また、図8(c)は、調整部金具2の角度設定ボルト孔21mと、基部金具4の角度合わせボルト孔41eとが連結ボルト8により連結され、アンテナ1の仰角を±12度に設定した一例を示している。
さらに、図8(d)は、調整部金具2の角度設定ボルト孔21nと、基部金具4の角度合わせボルト孔41aとが連結ボルト8により連結され、アンテナ1の仰角を±13度に設定した一例を示している。
さらに、図8(e)は、調整部金具2の角度設定ボルト孔21tと、基部金具4の角度合わせボルト孔41bとが連結ボルト8により連結され、アンテナ1の仰角を±19度に設定した一例を示している。
このようにして、調整部金具2の角度設定ボルト孔21a〜21uと、基部金具4の角度合わせボルト孔41a〜41eとに連結ボルトが挿入されて、アンテナ1の仰角が0度〜±20度まで設定されることになる。
つまり、本実施形態では、図1(a)に示すように、調整部金具2を上部金具Uの方に用いれば、支柱に対するアンテナ1の仰角を0度〜+(下向き)20度まで設定可能な一方、図1(b)に示すように、調整部金具2を下部金具Dの方に用いれば、支柱に対するアンテナ1の仰角を0度〜−(上向き)20度まで設定可能となる。
なお、図1(a)では、調整部金具2の角度設定ボルト孔21uと基部金具4の角度合わせボルト孔41cとが連結され、支柱に対するアンテナ1の仰角が+(下向き)20度に設定された一例を示している一方、図1(b)では、調整部金具2の角度設定ボルト孔21aと基部金具4の角度合わせボルト孔41cとが連結され、支柱に対するアンテナ1の仰角が0度に設定された一例を示している。
従って、本実施形態のアンテナ用チルト金具は、アンテナ1を上下2箇所のうちいずれか一方の位置で支持すると共に、アンテナ1の仰角を所定角度の1度ずつ調整し取付けるため1度毎の複数の角度設定ボルト孔21a〜21rが重ならないよう斜め方向に形成された調整部金具2と、アンテナ1を上下2箇所のうち他方の位置でアンテナ1を回転可能に支持すると共に、連結ボルト孔31aが形成された回転部金具3と、支柱の上下2箇所にそれぞれ取り付けられると共に、調整部金具2と回転部金具3とにアンテナ1の仰角を所定角度の1度ずつ調整し取付けた際、調整部金具2に形成された複数の角度設定ボルト孔21a〜21rと、回転部金具3に形成された連結ボルト孔31aとに出合う位置に、角度合わせボルト孔41a〜41eが形成された2つの基部金具4とを有するので、上下2箇所で、基部金具4を共用化することができ、部品点数が増えず、かつ、所定角度毎の仰角を小さな角度毎に精度良く設定することができる。
特に、本実施形態では、複数の角度設定ボルト孔21a〜21rは、所定角度毎に互いに重ならないよう斜め方向に、かつ、並列に複数列並べているので、調整部金具2に複数の角度設定ボルト孔21a〜21rを数多く並べることが可能となり、アンテナ1の仰角を広角度に設定することができる。
なお、上記実施形態の説明では、図2等に示すように、調整部金具2の上面21に設ける角度設定ボルト孔21a〜21rは、中央上段の角度設定ボルト孔21aから始まり、横方向5個で、斜め5列にて説明したが、これは一例であり、本発明では、これに限らず、例えば、図9に示すように、右列上段の角度設定ボルト孔21aを0度として横方向に4個で、斜め4列の角度設定ボルト孔21a〜21pでも(この場合、仰角は0度〜15度の範囲になる。)、図10に示すように、中央上段の角度設定ボルト孔21aを0度として横方向3個で、斜め4列の角度設定ボルト孔21a〜21jでも(この場合、仰角は0度〜9度の範囲になる。)、勿論よい。この場合、基部金具4には、図9の場合、角度合わせボルト孔が、その上面41横一列に41a〜41dの4個形成される一方、図10の場合、角度合わせボルト孔が、その上面41横一列に41a〜41cの3個形成されることになる。
また、上記実施形態の説明では、本発明にかかる調整部金具2と基部金具4の組と、回転部金具3と基部金具4の組をそれぞれ上側金具Uおよび下側金具Dとして使用する場合について説明したが、本発明では、これに限らず、本発明にかかる調整部金具2と基部金具4の組のみを、上側金具Uまたは下側金具Dのいずれか一方として使用し、その際、それぞれ対応する下側金具Dまたは上側金具Uとしては、別の金具を使用しても勿論よい。
また、本実施形態の説明では、アンテナ3側に調整部金具2および回転部金具3を設ける一方、支柱7側に基部金具4を設けて説明したが、本発明では、これに限らず、アンテナ3側に基部金具4を設ける一方、支柱7側に調整部金具2および回転部金具3を設けるようにしても勿論よい。
1 アンテナ
2 調整部金具
21a〜21u 角度設定ボルト孔
3 回転部金具
4 基部金具
41a〜41e 角度合わせボルト孔
5 M座
6 バンド

Claims (4)

  1. 電柱等の支柱における所定間隔を空けた上下2箇所の少なくとも一方に上側金具または下側金具として設けられ、前記支柱に対しアンテナの仰角を所定角度ずつ調整し取付けるアンテナ用チルト金具であって、
    調整部金具と、基部金具と、からなり、
    前記調整部金具には、
    前記アンテナの仰角を所定角度ずつ調整し取付けるため前記所定角度毎の複数の角度設定ボルト孔が仰角調整方向に対し斜め方向に配列され、かつ、当該斜め方向に隣接する前記角度設定ボルト孔間の仰角調整方向の中心間距離が当該角度設定ボルト孔の直径より小さく形成されている一方、
    前記基部金具には、
    前記調整部金具に連結された際、前記調整部金具に形成された前記複数の角度設定ボルト孔に出合うように前記仰角調整方向に対しほぼ直角方向に配列された複数の角度合わせボルト孔が形成されている、
    アンテナ用チルト金具。
  2. 請求項1記載のアンテナ用チルト金具において、
    前記調整部金具には、
    前記所定角度毎の複数の角度設定ボルト孔が仰角調整方向に対し斜め方向に、かつ、並列に複数列配列されている、アンテナ用チルト金具。
  3. 請求項1または請求項2記載のアンテナ用チルト金具において、
    さらに、
    前記基部金具に形成された複数の角度合わせボルト孔うちのいずれか一の角度合わせボルト孔に出合う位置に連結ボルト孔が形成されている一方、前記支柱または前記アンテナに回転可能に取り付けるための取付け孔が形成された回転部金具、
    を有するアンテナ用チルト金具。
  4. 請求項3載のアンテナ用チルト金具において、
    前記調整部金具と前記基部金具の組を前記上側金具または前記下側金具として使用する一方、
    前記回転部金具と前記基部金具の組を前記下側金具または前記上側金具として使用する、アンテナ用チルト金具。
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