JP5047870B2 - マスタ管理システム、マスタ管理方法、およびマスタ管理プログラム - Google Patents

マスタ管理システム、マスタ管理方法、およびマスタ管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、マスタ管理システム、マスタ管理方法、およびマスタ管理プログラムに関するものであり、具体的には、シンクライアントシステムにおいて、ユーザの望むアプリケーション利用環境の確保と、アプリケーションのデプロイ用マスタの効率的管理とを両立する技術に関する。
企業等における情報漏洩対策や内部統制の必要性から、クライアントコンピュータには、ハードディスク装置などを省いて、表示や入力など最低限の機能のみを持った専用のコンピュータ(シンクライアント)を採用し、アプリケーションソフトなどの資源はサーバ(ブレードサーバ)で一元管理するといった、シンクライアントの考え方が登場している。
こうしたシンクライアントシステムに関連する技術として、例えば、ラック・ブレードコンピュータアセンブリのコンピューティング資源を自動的に割り当てることを課題とした、ラック・ブレードコンピュータアセンブリのコンピューティング資源を自動的に割り当てる方法であって、ラック・ブレードコンピュータアセンブリのラックに配置されたアプリケーションサーバプールからサーバパフォーマンス情報を受け取ることと、前記アプリケーションサーバプールに対する少なくとも1つのQoS属性を確定することと、前記QoS属性が標準より下であると確定することと、前記アプリケーションサーバプールによって使用されるためにフリーサーバプールからブレードサーバを割り当てることとを含む方法(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2004−110791号公報
ところで、仮想デスクトップをシンクライアントに提供するセンタ側(ブレードサーバ等の管理側)において、シンクライアントのユーザらが業務で必要なアプリケーションを、オフラインで管理された台帳やユーザからの随時の要求、などに基づいて把握・管理し、仮想デスクトップで利用可能に環境設定していた。また、異なるハードウェア(仕様の異なるブレードサーバ等)がシンクライアントシステム中に混在する場合には、業務に必要なアプリケーションをハードウェアの型毎に設定したマスタ(例:OSと前記アプリケーションらがインストールされたコンピュータのイメージファイル)を管理し、このマスタに基づいて該当ユーザ用のブレードサーバに前記アプリケーションをデプロイメント(deployment)していた。
しかしながら、必要なアプリケーションやハードウェア性能はユーザや業務毎に異なる場合が多いから、全ユーザの要求を満足すべく、各ユーザの望むアプリケーションを全て仮想デスクトップ環境で提供するとすれば、前記マスタの数はユーザ数だけ必要となる。ユーザ数が膨大となる大規模システムにおいてこのようなマスタ管理を行うとすれば、管理コストや手間の増大、そしてマスタ格納用のディスクスペースの増大も大きな問題となる。
一方で、マスタ数を低減するために業務毎、ハードウェア毎、職位毎などユーザを跨って固定的なマスタのみを利用するとすれば、あるユーザにとっては使用したいアプリケーションのうち、一部しか仮想デスクトップ環境で提供されない状況も生まれ、業務遂行の障害が生じる懸念もある。更には、あるユーザ群にとっては利用が必要でないアプリケーションについてまでライセンスを用意し、このアプリケーション利用に必要なスペックのハードウェアを導入しなければならないなど、コスト面での無駄が生じやすい。
また、ブレードサーバに障害が発生し代替環境をユーザ側に提供する状況に際し、上記のような従来技術であれば、例えば、該当ユーザが属する業務グループ等に応じた固定的なマスタに従ってアプリケーションのデプロイメントが実行されていた。この場合、前記ユーザが必要とするアプリケーションが代替環境では提供されないことも起こりうるため、このユーザにとっては業務遂行上の足かせや不満が生じうるのである。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、シンクライアントシステムにおいて、ユーザの望むアプリケーション利用環境の確保と、アプリケーションのデプロイ用マスタの効率的管理とを両立する技術の提供を主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明のマスタ管理システムは、シンクライアントのユーザ毎の属性と、前記ユーザが情報処理装置提供の仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記情報処理装置にかかる処理負荷についてのデータを格納した第1データベースと、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否についてのデータを格納した第2データベースと、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力についてのデータを格納した第3データベースと、を格納する記憶装置と、他装置とデータ通信する通信装置と、前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出して、同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納する、業務マスタ生成手段と、前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記第2データベースからアプリケーション仮想化の可否データをメモリに読取り、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定し、アプリケーションのストリーミング配信を前記情報処理装置またはシンクライアントに行う配信サーバの配信先リストに通信装置を介してアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータを前記配信先リストに設定する、個別設定手段と、を備える。
また、前記マスタ管理システムが、前記ユーザが利用中のコンピュータと通信して、前記コンピュータの所定プログラムが収集した、前記コンピュータのユーザの属性と、前記コンピュータで利用中のアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記コンピュータにかかる処理負荷についてのデータを取得し、前記第1データベースにおいて、前記コンピュータのユーザの属性を前記シンクライアントのユーザの属性とし、前記コンピュータで利用中のアプリケーションのリストを前記仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストとし、前記コンピュータにかかる処理負荷を前記情報処理装置にかかる処理負荷としてデータ格納を行う、データ取得手段を備えるとしてもよい。
また、前記マスタ管理システムにおいて、前記第2データベースが、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と実行に必要なハードウェア構成と対応OSとについてのデータを格納したものであり、前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力として、情報処理装置のハードウェア構成についてのデータを格納したものであり、前記業務マスタ生成手段が、前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出し、前記第2データベースからアプリケーション毎の対応オペレーティングシステムのデータをメモリに読み出し、同属性ユーザの群における対応オペレーティングシステム同一の各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納するものであり、記憶装置から前記業務マスタをメモリに読み出し、この業務マスタがデプロイメントする各アプリケーションの実行に必要なハードウェア構成のデータを、前記第2データベースより読み出し、ここで読み出したハードウェア構成のデータのうち、前記各アプリケーションの全てを跨って最高性能であるハードウェア構成のデータを特定し、ここで特定したハードウェア構成を備える情報処理装置を前記第3データベースから特定し、ここで特定した情報処理装置に前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタをハード依存マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納する、ハード依存マスタ生成手段を備えるとしてもよい。
また、前記マスタ管理システムにおいて、前記データ取得手段が、前記ユーザの前記コンピュータへのログイン時間帯についてのデータを取得し、前記第1データベースに格納するものであり、前記業務マスタ生成手段が、前記第1データベースから前記ユーザ属性と前記リストと前記ログイン時間帯のデータとをメモリに読み出して、ログイン時間帯別に同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群およびログイン時間帯と対応付けて記憶装置に格納するものであるとしてもよい。
また、前記マスタ管理システムにおいて、前記業務マスタ生成手段が、前記第1データベースから前記ユーザ属性と前記リストと前記ログイン時間帯のデータとをメモリに読み出して、ログイン時間帯別に同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定する処理を実行し、異なるログイン時間帯に関して同属性ユーザの群れについて同じアプリケーションが特定できたログイン時間帯を特定し、前記異なるログイン時間帯の間で共通のマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群およびログイン時間帯と対応付けて記憶装置に格納するものである、としてもよい。
また、前記マスタ管理システムにおいて、前記第2データベースが、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と、アプリケーションのライセンス残数とについてのデータを格納するものであり、シンクライアントのユーザからアプリケーションのライセンス追加または削除の申請を受付ける入力画面データを記憶装置から読み出して、前記ユーザのシンクライアントに送信し、前記入力画面を介して前記シンクライアントから、ライセンス追加または削除の対象となるアプリケーションの情報とライセンスの追加数または削除数の情報とを受け付けて、該当アプリケーションのライセンス残数を前記追加数または削除数の情報に基づき増減処理する、ライセンス増減手段を備えるとしてもよい。
また、前記マスタ管理システムにおいて、前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力のデータと、前記情報処理装置のネットワーク上でのアドレスを格納したものであり、前記記憶装置より所定ユーザについての業務マスタとハード依存マスタをメモリに読み出し、前記第3データベースより前記所定ユーザに割り当てられている情報処理装置のアドレスをメモリに読み出し、ここで読み出した前記ハード依存マスタを前記所定ユーザに割り当てられている情報処理装置のアドレスに宛てて転送して前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントする処理と、前記メモリの前記業務マスタを前記所定ユーザに割り当てられている情報処理装置のアドレスに宛てて転送して前記アプリケーションをデプロイメントする処理とを実行する、デプロイ実行手段を備えるとしてもよい。
また、前記マスタ管理システムにおいて、前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力のデータと、前記シンクライアントまたは情報処理装置のネットワーク上でのアドレスを格納したものであり、前記配信サーバに対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられている情報処理装置またはシンクライアントのネットワーク上のアドレスのデータとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記情報処理装置またはシンクライアントへのストリーミング配信の要求を通信装置を介して送信する、個別配信実行手段を備えるとしてもよい。
また、前記マスタ管理システムにおいて、前記第2データベースが、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と、アプリケーションについてユーザがなしたカスタマイズ状況とについてのデータを格納するものであり、前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力のデータと、前記情報処理装置の代替装置のネットワーク上でのアドレスを格納するものであり、仮想デスクトップ環境の代替要求を入力インターフェイスで受けて、前記代替要求が含む所定ユーザの属性データに基づいて、前記記憶装置から前記ユーザ属性に対応付けられた前記業務マスタをメモリに読み出して、ここで読み出した業務マスタを前記所定ユーザに割り当てられている代替装置に転送して前記アプリケーションをデプロイメントする処理と、デプロイメントしたアプリケーションについて前記第2データベースからカスタマイズ状況データを読み出して、当該カスタマイズ状況データに合致するカスタマイズ処理をアプリケーションに実行する、代替アプリ設定手段と、前記所定ユーザに割り当てられている代替装置のアドレスを前記第3データベースよりメモリに読み出して、前記配信サーバに対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられている代替装置のネットワーク上のアドレスのデータとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記代替装置へのストリーミング配信の要求を通信装置を介して送信する、代替個別配信実行手段と、前記所定ユーザのシンクライアントに、前記代替装置のアドレスを通知する通知手段と、を備えるとしてもよい。
また、本発明のマスタ管理方法は、コンピュータシステムが、シンクライアントのユーザ毎の属性と、前記ユーザが情報処理装置提供の仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記情報処理装置にかかる処理負荷についてのデータを格納した第1データベースと、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否についてのデータを格納した第2データベースと、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力についてのデータを格納した第3データベースと、を格納する記憶装置と、他装置とデータ通信する通信装置とを備えて、前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出して、同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納する手順と、前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記第2データベースからアプリケーション仮想化の可否データをメモリに読取り、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定し、アプリケーションのストリーミング配信を前記情報処理装置またはシンクライアントに行う配信サーバの配信先リストにアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータを前記配信先リストに設定する手順と、を実行することを特徴とする。
また、本発明のマスタ管理プログラムは、シンクライアントのユーザ毎の属性と、前記ユーザが情報処理装置提供の仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記情報処理装置にかかる処理負荷についてのデータを格納した第1データベースと、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否についてのデータを格納した第2データベースと、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力についてのデータを格納した第3データベースと、を格納する記憶装置と、他装置とデータ通信する通信装置を備えるコンピュータシステムに、前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出して、同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納するステップと、前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記第2データベースからアプリケーション仮想化の可否データをメモリに読取り、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定し、アプリケーションのストリーミング配信を前記情報処理装置またはシンクライアントに行う配信サーバの配信先リストにアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータを前記配信先リストに設定するステップと、を実行させることを特徴とする。
なお、上記マスタとは、例えば、前記アプリケーションがインストールされたコンピュータ(ブレードサーバなどの上記情報処理装置)のイメージファイルか、前記アプリケーションを前記コンピュータに自動インストールするキックスタートインストーラのファイルなどを想定できる。前記マスタの作成を行うプログラムの例としては、例えば、コンピュータ内のデータをバックアップしてバックアップデータ(イメージファイル)を生成する一方、他のコンピュータに前記バックアップデータを流し込んでリストアする機能を持つ既存製品などがある。
また、上記アプリケーションの仮想化は、いわゆるアプリケーションストリーミングを指すものであり、シンクライアントなどのユーザの端末(またはブレードサーバなどの情報処理装置)にアプリケーションをストリーミング配信し、前記ユーザ端末のキャッシュ上で前記アプリケーションを実行させる技術となる。このアプリケーションストリーミングの技術を適用するに際しては、前記ユーザ端末に、専用のソフト(例:ストリーミングクライアント)をインストールしておく。前記ユーザ端末で前記ソフトが起動すると、配信サーバで一括管理されているアプリケーションのインストールイメージがユーザ端末に取得される。このインストールイメージはユーザ端末にキャッシュできるものであり、配信サーバとユーザ端末とがオフライン状態となっても、前記ユーザ端末でアプリケーションの利用が可能である。なお、前記インストールイメージは、該当アプリケーションのインストールに必要なファイルやレジストリ設定情報などがパッケージ化されたデータである。
また、デプロイメントは、ネットワークアプリケーションやwebサービスなどを利用可能なように準備する処理を意味し、外部からネットワーク経由で利用されるソフトウェアや他のソフトウェアから参照されるコンポーネントなどを利用可能な状態にするものである。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、シンクライアントシステムにおいて、ユーザの望むアプリケーション利用環境の確保と、アプリケーションのデプロイ用マスタの効率的管理とを両立できる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のマスタ管理システム100を含むシンクライアントシステム10のネットワーク構成図である。図1に示すシンクライアントシステム10は、ネットワーク140を介して互いに接続された、情報処理装置たる複数のブレードサーバ300、前記ブレードサーバ300を管理する管理サーバ400、前記ブレードサーバ300とネットワーク140を介して接続されるシンクライアント200、前記シンクライアント200(ないしブレードサーバ300)にアプリケーションのストリーミング配信を行う配信サーバ500、およびマスタ管理サーバ100(マスタ管理システム)、を有するシステムである。そして、前記シンクライアント200と前記ブレードサーバ300との間のデータ通信は、管理サーバ400を介してもよいし、管理サーバを介することなく、シンクライアント200とブレードサーバ300との間で直接処理されるとしてもよい。
なお、前記マスタ管理サーバ100に、少なくとも一度は、ネットワーク140を介して既存PC40が接続されることを想定できる。この既存PC40は、シンクライアント200へ移行する前にユーザが利用していた、例えば、ハードディスク具備のパーソナルコンピュータである。この既存PC40においては、当該既存PC40が備えるハードウェア構成(CPU、メモリ、ディスプレイのサイズ・解像度等)、使用ユーザ名、インストールされているアプリケーションとその利用状況、アプリケーション利用時における処理負荷、などのデータが、当該既存PC40に常駐している所定プログラムにより収集されている(この所定プログラムについては既存のデータ収集プログラムを利用すればよい)。この所定プログラムは、既存PC40を介して前記マスタ管理サーバ100のデータ取得手段と通信し、収集していた前記既存PC40に関する情報をアップロードするのである。また、この既存PC40に常駐する前記所定プログラムとして、既存PC40にインストールされているアプリケーションの情報を収集するアプリ管理部41、当該既存PC40が備えるハードウェア構成(CPU、メモリ、ディスプレイのサイズ・解像度等)、使用ユーザ名、インストールされているアプリケーションの利用状況(ログイン、ログオフの時刻)、アプリケーション利用時における処理負荷(CPU負荷、メモリ使用量、CPU負荷統計、メモリ使用量統計)の情報を収集する動作管理部42を想定する。
また、前記マスタ管理サーバ100、シンクライアント200、ブレードサーバ300、管理サーバ400、および配信サーバ500、既存PC40らは、会社等に構築された内部ネットワークであるLAN(Local Area Network)145に接続されている。このLAN145は、ルータ146を介してWAN(Wide Area Network)などのネットワーク140に接続される。前記シンクライアント200は、内部ネットワーク(会社等)ではなく、他企業のオフィス、出張時の宿泊先たるホテル、駅等の出先に構築された外部ネットワークに接続して利用する状況も想定できる。この場合、シンクライアント200は、外部ネットワークであるLAN147に接続し、ルータ148を介してWANなどのネットワーク140に接続される。
なお、前記ブレードサーバ300は、シンクライアント200との間にVPN(Virtual Private Network)を構築し、このVPNを介して、シンクライアント200から送られてきた入力情報(入力装置の操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(表示装置のデスクトップ画面)をシンクライアント200に送信することとなる。ブレードサーバ300は、通常は入出力装置をローカル接続しないで使用するサーバ装置である。
次に、本実施形態における前記マスタ管理サーバ100を含むシンクライアントシステム10を構成する各装置について各々説明する。図2は本実施形態のマスタ管理サーバ100の構成例を示す図である。前記マスタ管理サーバ100は、本実施形態を実現する機能を備えるべくハードディスクドライブ101などに格納されたプログラム102をRAM103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記マスタ管理サーバ100は、各種ボタンなどの入力インターフェイス105、ディスプレイなどの出力インターフェイス106、ならびに、前記ブレードサーバ300や配信サーバ500、既存PC40などとの間のデータ授受を担うNIC(Network Interface Card)107などを有している。
前記マスタ管理サーバ100は、前記NIC107により、前記ブレードサーバ300らと例えばインターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。また、マスタ管理サーバ100は、フラッシュROM108と、ディスプレイ等に映像データを出力するためのビデオカード130と、上記各部101〜130を接続するバスを中継するブリッジ109と、電源120と、を有する。
なお、前記フラッシュROM108には、BIOS135が記憶されている。CPU104は、電源120の投入後、先ずフラッシュROM108にアクセスしてBIOS135を実行することにより、マスタ管理サーバ100のシステム構成を認識する。また、ハードディスクドライブ101には、各機能部(手段)やテーブル類の他に、OS115が記憶されている。このOS115は、CPU104がマスタ管理サーバ100の各部101〜120を統括的に制御して、後述する各手段を実行するためのプログラムである。CPU104は、BIOS135に従い、ハードディスクドライブ101からOS115をRAM103にロードして実行する。これにより、CPU104は、マスタ管理サーバ100の各部を統括的に制御する。
続いて、前記マスタ管理サーバ100が、例えばプログラム102に基づき構成・保持する手段につき説明を行う。なお、前記マスタ管理サーバ100は、前記第1データベースたるPC環境管理データベース125、第2データベースたるアプリ属性管理データベース126、第3データベースたるデプロイ管理データベース127、前記マスタを格納するマスタ管理データベース128をハードディスクドライブ101に有しているものとする。勿論、これらデータベース125〜128は、マスタ管理サーバ100が自身のハードディスクドライブ101に備える例のみならず、ネットワーク140上に配置された他のサーバ装置に分散配置されているとしてもよい。
こうしたマスタ管理サーバ100は、前記第1データベースたるPC環境管理データベース125から前記ユーザ属性とリストをRAM103に読み出して、同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記ブレードサーバ300にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納する、業務マスタ生成手段110を備える。
また、前記マスタ管理サーバ100は、前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記第2データベースたるアプリ属性管理データベース126からアプリケーション仮想化の可否データをRAM103に読取り、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定し、アプリケーションのストリーミング配信を前記シンクライアント200またはブレードサーバ300に行う配信サーバ500の配信先リスト525にNIC107を介してアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータを前記配信先リスト525(後述)に設定する、個別設定手段111を備える。
また、前記マスタ管理サーバ100が、前記ユーザが利用中の既存PC40と通信して、前記既存PC40に常駐するアプリ管理部41および動作管理部42が収集した、前記既存PC40のユーザの属性(ユーザIDや職位情報など)と、前記既存PC40で利用中のアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記既存PC40にかかる処理負荷についてのデータを取得し、前記PC環境管理データベースにおいて、前記既存PC40のユーザの属性を前記シンクライアント200のユーザの属性とし、前記既存PC40で利用中のアプリケーションのリストを前記仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストとし、前記既存PC40にかかる処理負荷を前記ブレードサーバ300にかかる処理負荷としてデータ格納を行う、データ取得手段112を備えるとすれば好適である。
なお、前記データ取得手段112が、前記ユーザの前記既存PC40へのログイン時間帯についてのデータを取得し、前記PC環境管理データベース125に格納するものであるとしてもよい。
この場合、前記業務マスタ生成手段110が、前記PC環境管理データベース125から前記ユーザ属性と前記リストと前記ログイン時間帯のデータとをRAM103に読み出して、ログイン時間帯別に同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記ブレードサーバ300にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群およびログイン時間帯と対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納するとしてもよい。
また、前記業務マスタ生成手段110が、前記PC環境管理データベース125から前記ユーザ属性と前記リストと前記ログイン時間帯のデータとをRAM103に読み出して、ログイン時間帯別に同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定する処理を実行し、異なるログイン時間帯に関して同属性ユーザの群れについて同じアプリケーションが特定できたログイン時間帯を特定し、前記異なるログイン時間帯の間で共通のマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群およびログイン時間帯と対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納するとしてもよい。
また、前記アプリ属性管理データベース126が、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と実行に必要なハードウェア構成と対応OSとについてのデータを格納したものであるとしてもよい。また、前記デプロイ管理データベース127が、仮想デスクトップ環境を提供するブレードサーバ300の処理能力として、ブレードサーバ300のハードウェア構成についてのデータを格納したものであるとしてもよい。
この場合、前記業務マスタ生成手段110が、前記PC環境管理データベース125から前記ユーザ属性とリストをRAM103に読み出し、前記アプリ属性管理データベース126からアプリケーション毎の対応オペレーティングシステムのデータをRAM103に読み出し、同属性ユーザの群における対応オペレーティングシステム同一の各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記ブレードサーバ300にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納するものとなる。
また、前記マスタ管理サーバ100は、記憶装置101のマスタ管理データベース128から前記業務マスタをRAM103に読み出し、この業務マスタがデプロイメントする各アプリケーションの実行に必要なハードウェア構成のデータを、前記アプリ属性管理データベース126より読み出し、ここで読み出したハードウェア構成のデータのうち、前記各アプリケーションの全てを跨って最高性能であるハードウェア構成のデータを特定し、ここで特定したハードウェア構成を備えるブレードサーバ300を前記デプロイ管理データベース127から特定し、ここで特定したブレードサーバ300に前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタをハード依存マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納する、ハード依存マスタ生成手段113を備えるとしてもよい。
また、前記アプリ属性管理データベース126が、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と、アプリケーションのライセンス残数とについてのデータを格納するものであるとしてもよい。この場合、前記マスタ管理サーバ100は、シンクライアント200のユーザからアプリケーションのライセンス追加または削除の申請を受付ける入力画面データを記憶装置101から読み出して、前記ユーザのシンクライアント200に送信し、前記入力画面を介して前記シンクライアント200から、ライセンス追加または削除の対象となるアプリケーションの情報とライセンスの追加数または削除数の情報とを受け付けて、該当アプリケーションのライセンス残数を前記追加数または削除数の情報に基づき増減処理する、ライセンス増減手段114を備えるとしてもよい。
また、前記デプロイ管理データベース128が、仮想デスクトップ環境を提供するブレードサーバ300の処理能力のデータと、前記ブレードサーバ300のネットワーク140上でのアドレスを格納したものであるとしてもよい。この場合、前記マスタ管理サーバ100は、前記記憶装置101のマスタ管理データベース128より所定ユーザについての業務マスタとハード依存マスタをRAM103に読み出し、前記デプロイ管理データベース128より前記所定ユーザに割り当てられているブレードサーバ300のアドレスをRAM103に読み出し、ここで読み出した前記ハード依存マスタを前記所定ユーザに割り当てられているブレードサーバ300のアドレスに宛てて転送して前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントする処理と、前記RAM103の前記業務マスタを前記所定ユーザに割り当てられているブレードサーバ300のアドレスに宛てて転送して前記アプリケーションをデプロイメントする処理とを実行する、デプロイ実行手段115を備えるとすれば好適である。
また、前記デプロイ管理データベース128が、仮想デスクトップ環境を提供するブレードサーバ300の処理能力のデータと、前記シンクライアント200またはブレードサーバ300のネットワーク140上でのアドレスを格納したものであるとしてもよい。この場合、前記マスタ管理サーバ100は、前記配信サーバ500に対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられているブレードサーバ300またはシンクライアント200のネットワーク140上のアドレスのデータとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記ブレードサーバ300またはシンクライアント200へのストリーミング配信の要求をNIC107を介して送信する、個別配信実行手段116を備えるとすれば好適である。
また、前記アプリ属性管理データベース126が、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と、アプリケーションについてユーザがなしたカスタマイズ状況とについてのデータを格納するものであり、前記デプロイ管理データベース127が、仮想デスクトップ環境を提供するブレードサーバ300の処理能力のデータと、前記ブレードサーバ300の代替装置のネットワーク140上でのアドレスを格納するものであるとしてもよい。
この場合、前記マスタ管理サーバ100は、仮想デスクトップ環境の代替要求を入力インターフェイス105で受けて、前記代替要求が含む所定ユーザの属性データに基づいて、前記記憶装置101のマスタ管理データベース128から前記ユーザ属性に対応付けられた前記業務マスタをRAM103に読み出して、ここで読み出した業務マスタを前記所定ユーザに割り当てられている代替装置に転送して前記アプリケーションをデプロイメントする処理と、デプロイメントしたアプリケーションについて前記アプリ属性管理データベース126からカスタマイズ状況データを読み出して、当該カスタマイズ状況データに合致するカスタマイズ処理をアプリケーションに実行する、代替アプリ設定手段117を備えるとしてもよい。
また、前記マスタ管理サーバ100は、前記所定ユーザに割り当てられている代替装置のアドレスを前記デプロイ管理データベース128よりRAM103に読み出して、前記配信サーバ500に対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられている代替装置のネットワーク140上のアドレスのデータとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記代替装置へのストリーミング配信の要求をNIC107を介して送信する、代替個別配信実行手段118を備えるとしてもよい。この場合、前記マスタ管理サーバ100は、前記所定ユーザのシンクライアント200に、前記代替装置のアドレスを通知する通知手段119を備える。この、前記シンクライアント200への代替装置のアドレス通知処理により、前記シンクライアント200は代替装置のアドレスを取得し、この代替装置との間でリモートデスクトップ接続を確立できる。
図3は本実施形態のシンクライアント200の構成例を示す図である。一方、前記シンクライアント200は、管理サーバ400の利用割当処理により、ネットワーク140を介してブレードサーバ300を利用する装置であって、シンクライアントとして必要な機能を備えるべくTPM201に格納されたプログラム202をRAM203に読み出し、演算装置たるCPU204により実行する。
また、前記シンクライアント200は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス205、ディスプレイなどの出力インターフェイス206、ならびにブレードサーバ300や配信サーバ500などとの間のデータ授受を担うNIC207などを有している。
前記シンクライアント200は、前記NIC207により、前記ブレードサーバ300、管理サーバ400、配信サーバ500らと例えばインターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。
こうしたシンクライアント200として、本実施形態では、いわゆるHDDレスタイプのシンクライアント端末を想定したが、これに限定されることなく、通常のHDDを備える既存PCをシンクライアント化した端末を想定してもよい。この一般PCをシンクライアント端末化する技術については、OS内蔵のUSBメモリを一般PCのUSBインターフェイスに接続し、OS起動、VPN接続、管理サーバ認証といった一連のシンクライアント処理を実行するといった既存技術(参考:http://www.hitachi-ics.co.jp/product/seihin/jyourou/sec/sec.htmlなど)を採用すればよい。
また、前記シンクライアント200は、各種デバイスを接続するためのUSBポート244、フラッシュROM208、キーボードおよびマウスを接続するためのI/Oコネクタ260、ディスプレイを接続するためのビデオカード230、これらの各部201〜260と接続するバスを中継するブリッジ209、電源220を有する。前記CPU204は、電源220の投入後、先ずフラッシュROM208にアクセスしてBIOS235を実行することにより、シンクライアント200のシステム構成を認識する。
フラッシュROM208におけるOS236は、CPU204がシンクライアント200の各部201〜260を統括的に制御して、後述する各手段に対応するプログラムを実行するためのプログラムである。CPU204は、BIOS235に従い、フラッシュROM208からOS236をRAM203にロードして実行する。なお、本実施形態のOS236には、組み込み型OS等のフラッシュROM208に格納可能な比較的サイズの小さいものが利用される。
前記シンクライアント200は、USBポート244に接続された可搬型記憶媒体50(USBメモリ)が格納する利用者に関する証明書情報などと、入力インターフェイス205で入力された利用者のID、パスワードの情報とを用いた、管理サーバ400に対するブレードサーバ割当要求処理やブレードサーバ300との接続確立処理を実行する機能をシンクライアント端末として当然に備える。
また、前記シンクライアント200は、ブレードサーバ300との接続確立処理の実行に伴い、当該シンクライアント200の入力インターフェイス205にて入力された操作情報を前記ブレードサーバ300のアドレスに宛てて送信し、当該操作情報に対応した映像情報を前記ブレードサーバ300から受信して、当該シンクライアント200の出力インターフェイス206に表示する機能もシンクライアント端末として当然に備える。
こうした前記シンクライアント200は、リモートクライアントプログラム270と、暗号化通信プログラム271とを前記TPM201にて備えている。前記リモートクライアントプログラム270は、シンクライアント200が遠隔からブレードサーバ300のデスクトップにアクセスするためのプログラムであり、例えばVNCのクライアント(ビューワ)プログラムである。CPU204は、OS236に従い、TPM201からリモートクライアントプログラム270をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、I/Oコネクタ260の入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を、例えばVPNなどのネットワーク140を介してブレードサーバ300に送信すると共に、VPN等のネットワーク140を介して当該ブレードサーバ300から送られてきた映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)をビデオカード230に接続されたディスプレイなどの出力インターフェイス206に出力する。
また、前記暗号化通信プログラム271は、リモートクライアントプログラム270より通知されたアドレスを持つブレードサーバ300との間に、VPNなどのセキュアな通信ネットワークを構築するための通信プログラムである。例えば、IPsecを用いた通信プログラムを想定できる。CPU204は、OS236に従い、TPM201から暗号化通信プログラム271をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、NIC207を介して自シンクライアント200に割当てされたブレードサーバ300へ通信開始要求を送信して、当該ブレードサーバ300との間にVPN等のネットワークを構築し、このVPN等を介して当該ブレードサーバ300と通信する。
また、本実施形態における前記シンクライアント200は、機器情報273を前記TPM201にて備えている。前記機器情報273は、シンクライアント200から接続確立要求等を送信する際に、この接続確立要求等に含まれる、当該シンクライアント200の認証用情報である。具体的には、例えば、シンクライアント200のIDや型番、MACアドレスなどが想定できる。
なお、前記TPM201は、スマートカード(IC カード)に搭載されるセキュリティチップに似た機能を持っており、非対称鍵による演算機能、またこれら鍵を安全に保管するための耐タンパー性を有するハードウェアチップである。このTPM201の機能としては、例えば、RSA(Rivest-Shamir-Adleman Scheme)秘密鍵の生成・保管、RSA秘密鍵による演算(署名、暗号化、復号)、SHA−1(Secure Hash Algorithm 1)のハッシュ演算、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)の保持(PCR)、 鍵、証明書、クレデンシャルの信頼チェーンの保持、高品質な乱数生成、不揮発性メモリ、その他Opt-in やI/O等があげられる。
前記TPM201は、暗号鍵(非対称鍵)の生成・保管・演算機能の他、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)をTPM内のレジスタPCR(Platform Configuration Registers)に安全に保管し、通知する機能を有している。TPMの最新仕様では、さらにローカリティやデリゲーション(権限委譲)等の機能が追加されている。なお、TPM201は、物理的にプラットフォームのパーツ(マザーボードなど)に取り付けることとなっている。
ここで、上記シンクライアント200は、前記マスタ管理サーバ100の個別設定手段111が配信サーバ500に設定した、利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、ストリーミング配信を前記配信サーバ500から受ける端末となりうるものである。勿論、前記配信サーバ500からのストリーミング配信の対象をシンクライアント200ではなくブレードサーバ300としてもよい。この場合、前記ブレードサーバ300にストリーミング配信されたアプリケーションのデスクトップイメージが、当該ブレードサーバ300からシンクライアント200(当然、ブレードサーバ300と接続確立されている)に転送される状況となる。
前記配信サーバ500からアプリケーションのストリーミング配信を受ける場合の前記シンクライアント200は、専用のソフト(例:ストリーミングクライアント210)をTPM201に備えることを想定できる。当該シンクライアント200において起動した前記ストリーミングクライアント210は、配信サーバ500で一括管理されているアプリケーションのインストールイメージを取得することとなる。このインストールイメージはシンクライアント200にキャッシュでき、配信サーバ500とシンクライアント200とがオフライン状態となっても、当該シンクライアント200で該当アプリケーションの利用が可能となる。なお、前記インストールイメージは、該当アプリケーションのインストールに必要なファイルやレジストリ設定情報などがパッケージ化されたデータである。
なお、前記配信サーバ500は、ハードディスクドライブ501など適宜な記憶手段において、アプリケーションストリーミングを実行するためのストリーミングサーバプログラム510と、配信先リスト525と、配信対象のアプリケーションを格納したアプリケーションデータベース526とを記憶している。前記配信先リスト525は、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータ(ユーザやシンクライアント200、或いはブレードサーバ300の各IDまたはネットワーク140でのアドレス、など)が、前記マスタ管理サーバ100の個別設定手段111により格納される。
また、配信サーバ500は、前記マスタ管理サーバ100の個別配信実行手段116よりストリーミング配信要求を受けて、この要求に応じてシンクライアント200(またはブレードサーバ300)に対するアプリケーションのストリーミング配信を実行することとなる。なお、前記ストリーミング配信要求には、配信対象のアプリケーションのIDと、配信先となるシンクライアント200のIDやネットワーク上のアドレス、シンクライアントユーザのIDなどを含んでいる。
前記ストリーミング配信要求を受けた配信サーバ500では、ストリーミングサーバプログラム510が起動する。そしてこのストリーミングサーバプログラム510が、配信対象のアプリケーションを前記配信要求が含むアプリケーションIDに基づいて前記アプリケーションデータベース526で検索して特定する。また、ここで特定したアプリケーションについて、前記ストリーミングサーバプログラム510は、例えば前記ユーザのシンクライアント200のアドレスにあててストリーミング配信を実行する。このストリーミングサーバプログラム510は、前記シンクライアント200が備えるストリーミングクライアント210と通信しながら前記ストリーミング配信を実行する。
図4は本実施形態の情報処理装置たるブレードサーバ300の構成例を示す図である。一方、前記ブレードサーバ300は、管理サーバ400の利用割当処理により、シンクライアント200からのネットワークを介した利用を受付ける装置であり、更には、前記マスタ管理サーバ100によるデプロイメント処理の対象となる装置であって、必要な機能を備えるべくHDD(ハードディスクドライブ)301などに格納されたプログラム302をRAM303に読み出し、演算装置たるCPU304により実行する。
また、前記ブレードサーバ300は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス305や、ディスプレイなどの出力インターフェイス306を必要に応じて備え、また、マスタ管理サーバ100やシンクライアント200、管理サーバ400、配信サーバ500などとの間のデータ授受を担うNIC307などを有している。
前記ブレードサーバ300は、前記NIC307により、前記マスタ管理サーバ100やシンクライアント200、管理サーバ400、配信サーバ500らと例えばインターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。また、ブレードサーバ300は、他にも、フラッシュROM(Read Only Memory)308と、デスクトップの映像情報を生成するビデオカード330と、これらの各部301〜330とバスとを中継するブリッジ309と、電源320とを有する。
前記フラッシュROM308には、BIOS(Basic Input/Output System)335が記憶されている。前記CPU304は、電源320の投入後、先ずフラッシュROM308にアクセスしてBIOS335を実行することにより、ブレードサーバ300のシステム構成を認識する。
こうしたブレードサーバ300は、前記HDD301において、リモートサーバプログラム370、暗号化通信プログラム371、OS(Operating System)336を記憶している。前記OS336は、CPU304がブレードサーバ300の各部301〜330を統括的に制御して、前記手段310〜312等の各手段を実現する各プログラムを実行するためのプログラムである。CPU304は、BIOS335に従い、HDD301からOS336をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、ブレードサーバ300の各部301〜330を統括的に制御する。
また、リモートサーバプログラム370は、ブレードサーバ300のデスクトップをシンクライアント200から遠隔操作を可能とするためのプログラムであり、例えばAT&Tケンブリッジ研究所で開発されたVNC(Virtual Network Computing)のサーバプログラムである。CPU304は、OS336に従い、HDD301からリモートサーバプログラム370をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、VPN等のネットワーク140を介してシンクライアント200から送られてきた入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)を、VPN等のネットワーク140を介してシンクライアント200に送信する。
また、前記暗号化通信プログラム371は、シンクライアント200との間にVPN等のネットワーク140を構築するための通信プログラムであり、例えばIPsec(Security Architecture for the Internet Protocol)を用いた通信プログラムである。CPU304は、OS336に従い、HDD301から暗号化通信プログラム371をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、NIC307を介してシンクライアント200から受付けた接続確立要求等に従い、シンクライアント200との間にVPN等のセキュアなネットワーク140を構築し、このVPN等を介してシンクライアント200と通信を行なう。
ここで、上記ブレードサーバ300は、前記マスタ管理サーバ100の個別設定手段111が配信サーバ500に設定した、利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、ストリーミング配信を前記配信サーバ500から受ける装置となりうるものである。勿論、前記配信サーバ500からのストリーミング配信の対象をブレードサーバ300ではなくシンクライアント200としてもよい。
前記配信サーバ500からアプリケーションのストリーミング配信を受ける前記ブレードサーバ300は、専用のソフト(例:ストリーミングクライアント310)をHDD301に備えることを想定できる。当該ブレードサーバ300において起動した前記ストリーミングクライアント310は、配信サーバ500で一括管理されているアプリケーションのインストールイメージを取得することとなる。このインストールイメージはブレードサーバ300にキャッシュでき、配信サーバ500とブレードサーバ300とがオフライン状態となっても、当該ブレードサーバ300で該当アプリケーションの利用が可能となる。なお、前記インストールイメージは、該当アプリケーションのインストールに必要なファイルやレジストリ設定情報などがパッケージ化されたデータである。
また、前記ブレードサーバ300は、前記配信サーバ500からストリーミング配信されたアプリケーションのデスクトップイメージを、該当ユーザのシンクライアント200(当然、ブレードサーバ300と接続確立されている)に転送する。
図5は本実施形態の可搬型記憶媒体50が備えるICチップ55の構成例を示す図である。なお、前記可搬型記憶媒体50の例としては、ICチップ55をプラスティック筐体などの適宜な収納ケース51に格納し、シンクライアント200のUSBインターフェイスにデータ通信可能に接続される、例えばUSBデバイスなどがあげられる。こうしたICチップ55は、CPU601と、メモリ602とから構成される。なお、この可搬型記憶媒体50としては、ICカード部とフラッシュメモリとが一体化したメモリカードに、個人証明書や秘密鍵およびパスワード、モバイル利用に必要な各種アプリケーションソフトウェアをプレインストールした認証デバイス(商標名:KeyMobile)を採用することができる。この可搬型記憶媒体50がメモリ602にて記憶する情報としては、チップID、個人証明書や秘密鍵およびパスワードを格納した認証用情報603、シンクライアント200とブレードサーバ300との間の利用割当処理を行う管理サーバ400のアドレス605、およびソフトウェア606(OSや、当該可搬型記憶媒体50の利用者に関する個人認証処理を実行するソフトウェアなど)が想定できる。
なお、前記管理サーバ400は、前記シンクライアント200各々の利用者が用いる可搬型記憶媒体50の格納情報と、前記可搬型記憶媒体50に紐付いたシンクライアント200の利用割当先となる前記ブレードサーバ300のアドレスとの対応関係を格納する割当管理テーブルをハードディスクなどの適宜な記憶装置に有して、シンクライアント200とブレードサーバ300との接続確立処理時に、シンクライアント200へのブレードサーバ300の割当処理等を担う、シンクライアントシステムにおける一般的な管理サーバである。従って、この管理サーバ400の備える機能や、シンクライアント200とブレードサーバ300との接続確立等に際して果たす処理について説明は省略する。
また、これまで示したマスタ管理サーバ100における各手段110〜119は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記各CPUがプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをRAMに読み出して、これを実行することとなる。
また、前記ネットワーク140に関しては、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態におけるマスタ管理サーバ100が用いるデータベースの構造について説明する。図6は本実施形態における、(a)PC環境管理データベース125、(b)アプリ属性管理データベース126の各データ構造例を示す図である。前記PC環境管理データベース125は前記第1データベースに該当し、シンクライアント200のユーザ毎の属性と、前記ユーザがブレードサーバ提供の仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記ブレードサーバ300にかかる処理負荷についてのデータを格納したデータベースである。このPC環境管理データベース125は、例えば、ユーザIDをキーに、当該ユーザが使用中の既存PC40についての、コンピュータ名、CPU情報(数、コア数、周波数)、メモリ量、ディスプレイのサイズ・解像度、インストールされているアプリケーション名、ユーザに利用されているアプリケーション名、ユーザのログオン/ログオフ時刻、利用したアプリケーションのCPU負荷・メモリ使用量、といったデータを関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記アプリ属性管理データベース126は前記第2データベースに該当し、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と実行に必要なハードウェア構成と対応OSとアプリケーションのライセンス残数とについてのデータを格納したデータベースである。このアプリ属性管理データベース126は、例えば、アプリケーション名をキーに、アプリケーションのバージョン、ライセンス費用、サポートOS(対応OS)、ターミナルサービス利用可否、ストリーミング配信可否、必要なCPU性能、占有メモリ量、推奨メモリ量、ファイルサイズ、必要なハードディスク領域量といったデータを関連づけたレコードの集合体となっている。
図7は、本実施形態における、(a)デプロイ管理データベース127、(b)マスタ管理データベース128の各データ構造例を示す図である。前記デプロイ管理データベース127は前記第3データベースに該当し、仮想デスクトップ環境を提供するブレードサーバ300の処理能力についてのデータを格納したデータベースである。このデプロイ管理データベース127は、例えば、ブレードサーバ300のIDをキーに、該当ブレードサーバ300の型式、CPU(数、コア数、周波数)、メモリ、ネットワーク上でのIPアドレス、ハード依存マスタ、業務マスタ、ユーザIDといったデータを関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記マスタ管理データベース128は、マスタ管理サーバ100生成した業務マスタやハード依存マスタを格納するデータベースである。このマスタ管理データベース128は、例えば、ユーザ群情報の一種である業務ID(ユーザ群を構成するユーザが所属する業務グループのID)をキーに、業務マスタ、ハード依存マスタといったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
図8は、本実施形態における、(a)配信先リスト525、b)アプリケーションデータベース526の各データ構造例を示す図である。前記配信先リスト525は、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータ(ユーザやシンクライアント200、或いはブレードサーバ300の各IDまたはネットワーク140でのアドレス、など)を格納するデータベースである。また、前記アプリケーションデータベース526は、配信サーバ500からシンクライアント200等へ配信される配信対象のアプリケーションを格納したデータベースであり、アプリケーションIDをキーにアプリケーションのファイルが対応付けて格納されている。
−−−処理フロー例1−−−
まず、マスタ管理サーバ100による、業務マスタおよびハード依存マスタの生成処理について説明する。図9は本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例1を示す図である。ここで前記マスタ管理サーバ100のデータ取得手段112は、前記ユーザが利用中の既存PC40とネットワーク140を介して通信し、前記既存PC40に常駐するアプリ管理部41および動作管理部42が収集した、前記既存PC40のユーザの属性(ユーザIDや職位情報など)と、前記既存PC40で利用中のアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記既存PC40にかかる処理負荷と、前記ユーザの前記既存PC40へのログイン時間帯についてのデータを取得し、前記PC環境管理データベース125に格納する(s100)。
次に、前記マスタ管理サーバ100の業務マスタ生成手段110は、前記PC環境管理データベース125から前記ユーザ属性と前記リストと前記ログイン時間帯とをRAM103に読み出し、また、前記アプリ属性管理データベース126からアプリケーション毎の対応オペレーティングシステムのデータ読み出して、これらをRAM103に格納する(s101)。
そして前記業務マスタ生成手段110は、前記RAM103に格納したデータについて、例えば、ログイン時間帯別に、業務グループや職位が同一であるなど同属性ユーザの群における、対応オペレーティングシステム同一の各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントする(s102)。そして、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定する(s103)。
ここでのアプリケーション特定の処理の例(図13参照)としては、前記利用希望ユーザ数が所定数a(例えば、a=8)以上のアプリケーション選定(第1段階)、第1段階の選定で残ったアプリケーション数が規定数b(許容する最大マスタ数。例えば、b=2)以下であれば、利用ユーザ数がc人以上(例えば、c=4)のアプリケーション間で共通するユーザ数をカウントし、最も共通ユーザ数が少なかったアプリケーションをマスタ生成対象として加える(第2段階)、マスタに必要なストレージの量をファイルサイズ(アプリ属性管理データベース126)の合計から算定し、この算定値が規定のストレージ量d(MB)を超過しないか判定して、超過する場合には処理を前記第1段階に戻しパラメータa〜dの所定幅変更(第3段階)、前記第3段階での判定で超過しないとなった場合に第3段階まででマスタとして選定されたアプリケーションについて利用しないユーザ数をカウントし、これに単価コスト(例:1ユーザのライセンス料金)を乗算し、この乗算値が所定値e以上であれば処理を前記第1段階に戻しパラメータa〜dの所定幅変更(第4段階)、前記乗算値が所定値e以下であればマスタとして選定したアプリケーションについてのマスタ生成(第5段階)といった具体的な流れを想定できる。また、業務マスタおよびハード依存マスタの生成に際して、マスタ数最小、ライセンス料などのコスト最小、マスタを格納するストレージ量最小、といったしばりをかけるとしてもい。
また、前記業務マスタ生成手段110は、前記ステップs102で特定したアプリケーションを前記ブレードサーバ300にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群の業務IDおよびログイン時間帯と対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納する(s104)。
なお、前記業務マスタ生成手段110が、異なるログイン時間帯に関して同属性ユーザの群れについて同じアプリケーションが特定できたログイン時間帯を特定し、前記異なるログイン時間帯の間で共通のマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群およびログイン時間帯と対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納するとしてもよい。
次に、前記マスタ管理サーバ100の個別設定手段111は、前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記アプリ属性管理データベース126からアプリケーション仮想化の可否データをRAM103に読取る(s105)。また前記個別設定手段111は、前記RAM103に読み取ったデータにより、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定する(s106)。更に、前記配信サーバ500とNIC107を介して通信し、前記配信サーバ500が備える前記配信先リスト525にアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータ(ユーザID等)を設定する(s107)。
続いて、前記マスタ管理サーバ100のハード依存マスタ生成手段113は、記憶装置101のマスタ管理データベース128から前記業務マスタをRAM103に読み出し、この業務マスタがデプロイメントする各アプリケーションの実行に必要なハードウェア構成のデータ(例:CPUの周波数と推奨メモリ量)を、前記アプリ属性管理データベース126より読み出す(s108)。例えば、アプリケーションAの実行に必要なCPU周波数“500MHz”、推奨メモリ量“512MB”、アプリケーションBの実行に必要なCPU周波数“700MHz”、推奨メモリ量“512MB”、アプリケーションDの実行に必要なCPU周波数“1GMz”、推奨メモリ量“512MB”、だったとする。
また、前記ハード依存マスタ生成手段113は、ここで読み出したハードウェア構成のデータのうち、前記各アプリケーションの全てを跨って最高性能であるハードウェア構成のデータを特定する(s109)。前記の例であれば、アプリケーションA、B、Dを跨って最高性能であるハードウェア構成は、CPU周波数“1GHz”、推奨メモリ量“512MB”となる。なお、こうしたハードウェア構成の選定基準例として、CPU:最も必要スペックが高いもの、推奨メモリ量:最も容量が大きいもの(但し、占有メモリ量の合計の方が多きければそちらにあわせる)、ディスクサイズ:必要ディスクサイズの合計、ターミナルサーバー利用不可のものはネットブートで提供、といったものが想定できる。
前記ハード依存マスタ生成手段113は、前記ステップs109で特定したハードウェア構成、CPU周波数“1GHz”、推奨メモリ量“512MB”を備えるブレードサーバ300を、前記デプロイ管理データベース127から特定して、ここで特定したブレードサーバ300に前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントするためのマスタを生成する(s110)。そして、このマスタをハード依存マスタとして前記ユーザ群を示す業務IDと対応付けて記憶装置101のマスタ管理データベース128に格納する(s111)。こうして、業務マスタとハード依存マスタが生成されることとなる。
−−−処理フロー例2−−−
ここで、アプリケーションのライセンス数を管理する手段について説明しておく。図10は、本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例2を示す図である。この場合、前記マスタ管理サーバ100のライセンス増減手段114は、例えば、シンクライアント200からのリクエストを受けて、シンクライアント200のユーザからアプリケーションのライセンス追加または削除の申請を受付ける入力画面データを記憶装置101から読み出し、例えば、ブレードサーバ300を介して前記ユーザのシンクライアント200に送信する(s200)。そして、前記ブレードサーバ300から転送された前記入力画面データを表示したシンクライアント200を介し、ライセンス追加または削除の対象となるアプリケーションのIDとライセンスの追加数または削除数の情報とを受け付ける(s201)。そして、前記ライセンス増減手段114は、前記アプリ属性管理データベース126における該当アプリケーションのレコードをアプリケーションIDに基づき検索し、検索されたレコードにおけるライセンス残数を前記追加数または削除数の情報に基づき増減処理し、前記レコードの更新を行う(s202)。
−−−処理フロー例3−−−
続いて、業務マスタおよびハード依存マスタに基づいた自動デプロイメント処理について説明する。図11は、本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例3を示す図である。なお、業務マスタやハード依存マスタを流し込むデプロイメント処理対象としては、図14に示すように、ブレードPC、ブレードサーバのハイパーバイザ型VMM(Virtual Machine Monitor)上で実現される仮想PCまたはターミナルサーバ、ブレードサーバが提供するターミナルサーバ、などがあげられる。また、これらデプロイメント処理対象の装置がローカルでハードディスクドライブなどのストレージを備えるのか、それともiSCSIやファイバーチャネルなどネットワーク経由の外部ストレージを利用するものなのかは問わない。
ここで、前記マスタ管理サーバ100のデプロイ実行手段115は、前記記憶装置101のマスタ管理データベース128より所定ユーザ(の属する業務グループ)についての業務マスタとハード依存マスタをRAM103に読み出す(s300)。更に、前記デプロイ管理データベース128より前記所定ユーザに割り当てられているブレードサーバ300のアドレスをRAM103に読み出す(s301)。
前記デプロイ実行手段115は、前記ステップs300で読み出した前記ハード依存マスタを前記ステップs301で読み出したブレードサーバ300のアドレスに宛てて転送し、前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントする処理を実行する(s302)。更に、前記デプロイ実行手段115は、前記RAM103の前記業務マスタを前記ブレードサーバ300のアドレスに宛てて転送して前記アプリケーションをデプロイメントする処理を実行する(s303)。
一方、前記マスタ管理サーバ100の個別配信実行手段116は、前記配信サーバ500に対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられているブレードサーバ300(この例では配信対象をブレードサーバ300とする)のネットワーク140上のアドレスのデータと、配信対象のアプリケーションIDとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記ブレードサーバ300へのストリーミング配信の要求をNIC107を介して送信する(s304)。
ここで前記配信サーバ500は、前記マスタ管理サーバ100の個別配信実行手段116よりストリーミング配信要求を受信する(s305)。前記ストリーミング配信要求を受けた配信サーバ500は、前記ストリーミングサーバプログラム510を起動する(s306)。そしてこのストリーミングサーバプログラム510が、配信対象のアプリケーションを前記配信要求が含むアプリケーションIDに基づいて前記アプリケーションデータベース526で検索して特定する(s307)。
また、前記ストリーミングサーバプログラム510は、前記ステップs307で特定したアプリケーションについて、例えば前記ブレードサーバ300のアドレスにあててストリーミング配信を実行する(s308)。この場合、前記ブレードサーバ300にストリーミング配信されたアプリケーションのデスクトップイメージが、前記ブレードサーバ300からシンクライアント200(当然、ブレードサーバ300と接続確立されている)に転送されることとなる(s309)。
なお、こうしたデプロイメント処理は、該当ユーザのログイン時間帯(PC環境管理データベース125に格納されているデータ)にあわせて実行することも想定できる。つまり、ログイン時間帯の到来する前時間帯(例:記憶装置101においてログイン時間帯5分前などと記憶)を、前記マスタ管理サーバ100が自身のクロック機能等で検知し、この検知にあわせて上記デプロイメント処理(s300〜s304)を開始する。
−−−処理フロー例4−−−
次に、ブレードサーバ300に障害が発生し、これを利用していたユーザから代替装置の要求がある状況を想定する。図12は、本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例4を示す図である。この場合、前記マスタ管理サーバ100の代替アプリ設定手段117は、例えば、前記ユーザのシンクライアント200へ入力画面データを送信する(s400)。そして、前記シンクライアント200が前記入力画面データを受信してディスプレイに表示した入力画面(=入力インターフェイス)を介して、仮想デスクトップ環境の代替要求を受けつける(s401)。
そして前記代替アプリ設定手段117は、前記代替要求が含む所定ユーザの属性データ(例:ユーザID、業務IDなど)に基づいて、前記記憶装置101のマスタ管理データベース128から前記ユーザ属性に対応付けられた前記ハード依存マスタ、前記業務マスタをRAM103に読み出す(s402)。そして、ここで読み出したハード依存マスタ、業務マスタを、前記所定ユーザに割り当てられている代替装置(代替のブレードサーバ)に転送して対応OSおよび前記アプリケーションをデプロイメントする(s403)。
また前記代替アプリ設定手段117は、前記ステップs403でデプロイメントしたアプリケーションについて、前記アプリ属性管理データベース126からカスタマイズ状況データ(例えば、webブラウザにおけるお気に入り、ワードプロセッサにおける表示文字サイズやフォント、メーラーにおけるアドレス帳やフィルタリング基準など)を読み出し(s404)、当該カスタマイズ状況データに合致するカスタマイズ処理をアプリケーションに実行する(s405)。
また、前記マスタ管理サーバ100の代替個別配信実行手段118は、前記所定ユーザに割り当てられている代替装置のアドレスを前記デプロイ管理データベース128よりRAM103に読み出す(s406)。そして、前記配信サーバ500に対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられている代替装置のネットワーク140上のアドレスのデータとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記代替装置へのストリーミング配信の要求をNIC107を介して送信する(s407)。この場合、前記マスタ管理サーバ100の通知手段119は、前記所定ユーザのシンクライアント200に、前記代替装置のアドレスを通知するものとする(s408)。この、前記シンクライアント200への代替装置のアドレス通知処理により、前記シンクライアント200は代替装置のアドレスを取得し、この代替装置との間でリモートデスクトップ接続を確立できる。
−−−その他の実施例−−−
なお、前記マスタ管理サーバ100が、ユーザ毎のアプリケーションの使用状況(例:一定期間毎の実行回数、1回あたりの実行時間の長さ、実行間隔など)を、例えば、ブレードサーバ300におけるアプリケーション実行履歴の監視を行うなどして定期的にモニタリングし、前記モニタリングの結果得られる使用状況のデータと記憶装置101に記憶した所定頻度とを照合し、前記所定頻度以下の使用状況しかないアプリケーションを検知するとしてもよい。この場合、所定頻度以下しか使用されていないアプリケーションについての使用停止警告(記憶装置101にメッセージデータ格納)を、前記ブレードサーバ300の使用者たるユーザの端末(例:記憶装置101にアドレスが登録された前記ユーザの携帯端末等)に通知するとしてもよい。或いは、前記所定頻度以下しか使用されていないアプリケーションについてのライセンス残数を、マスタ管理サーバ100が前記デプロイ管理データベース127において削減処理するとしてもよい。
以上本実施形態によれば、シンクライアントシステムにおいて、各ユーザの望むアプリケーションをマスタ経由ないしアプリケーションストリーミング経由で確実に提供することで、ユーザ所望のアプリケーション利用環境を確保でき、なおかつ、所定基準のもとでマスタに登録するアプリケーションとマスタ数とを抑制することで、デプロイ用マスタの格納領域や管理コストの低減を図ってデプロイ用マスタの効率的管理が実現される。また、ブレードサーバに障害が発生し代替環境をユーザ側に提供する状況に際しても、ユーザが必要とするアプリケーションを代替環境で確実に提供することができ、障害発生時でもユーザに業務遂行上の足かせや不満を生じさせることがない。また、ブレードサーバ等へのアプリケーションのインストールをユーザ個別に任せることなく、センター側でのアプリケーションの一括管理が実現できる。更に、アプリケーションのライセンスについても、業務や職位で固定的に必要数を決定することなく、実際に必要なユーザ分のライセンスについてのみにコストを限定できる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態のマスタ管理システムを含むシンクライアントシステムのネットワーク構成図である。 本実施形態のマスタ管理サーバの構成例を示す図である。 本実施形態のシンクライアントの構成例を示す図である。 本実施形態のブレードサーバの構成例を示す図である。 本実施形態の可搬型記憶媒体が備えるICチップの構成例を示す図である。 本実施形態における、(a)PC環境管理データベース、(b)アプリ属性管理データベースの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における、(a)デプロイ管理データベース、(b)マスタ管理データベースの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における、(a)配信先リスト、b)アプリケーションデータベースの各データ構造例を示す図である。 本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例1を示す図である。 本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例2を示す図である。 本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例3を示す図である。 本実施形態におけるマスタ管理方法の処理フロー例4を示す図である。 本実施形態におけるマスタ生成対象の選定例を示す図である。 本実施形態におけるデプロイメント処理の対象例を示す図である。
符号の説明
10…シンクライアントシステム
40…既存PC
41…アプリ管理部
42…動作管理部
50…可搬型記憶媒体
51…収納ケース
55…ICチップ
60…可搬型記憶媒体のリーダ
100…マスタ管理サーバ(マスタ管理システム)
101、301、501…HDD(Hard Disk Drive)
102、202、302…プログラム
103、303…RAM(Random Access Memory)
104、204、304…CPU(Central Processing Unit)
105、205、305…入力インターフェイス
106、206、306…出力インターフェイス
107、207、307…通信装置、NIC(Network Interface Card)
108、208、308…フラッシュROM
109、209、309…ブリッジ
110…業務マスタ生成手段
111…個別設定手段
112…データ取得手段
113…ハード依存マスタ生成手段
114…ライセンス増減手段
115…デプロイ実行手段
116…個別配信実行手段
117…代替アプリ設定手段
118…代替個別配信実行手段
119…通知手段
115、236、336…OS
120、220、320…電源
125…第1データベース(PC環境管理データベース)
126…第2データベース(アプリ属性管理データベース)
127…第3データベース(デプロイ管理データベース)
128…マスタ管理データベース
130、230、330…ビデオカード
135、235、335…BIOS
140…ネットワーク
200…シンクライアント
201…TPM(Trusted Platform Module)
203…RAM(Random Access Memory)
210、310…ストリーミングクライアント
244…USBポート
260…I/Oコネクタ
270…リモートクライアントプログラム
271、371…暗号化通信プログラム
273…機器情報
300…ブレードサーバ(情報処理装置)
370…リモートサーバプログラム
400…管理サーバ
500…配信サーバ
510…ストリーミングサーバプログラム
525…配信先リスト
526…アプリケーションデータベース

Claims (11)

  1. シンクライアントのユーザ毎の属性と、前記ユーザが情報処理装置提供の仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記情報処理装置にかかる処理負荷についてのデータを格納した第1データベースと、
    アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否についてのデータを格納した第2データベースと、
    仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力についてのデータを格納した第3データベースと、を格納する記憶装置と、他装置とデータ通信する通信装置と、
    前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出して、同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納する、業務マスタ生成手段と、
    前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記第2データベースからアプリケーション仮想化の可否データをメモリに読取り、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定し、アプリケーションのストリーミング配信を前記シンクライアントまたは情報処理装置に行う配信サーバの配信先リストに通信装置を介してアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータを前記配信先リストに設定する、個別設定手段と、
    を備えるマスタ管理システム。
  2. 前記マスタ管理システムが、
    前記ユーザが利用中のコンピュータと通信して、前記コンピュータの所定プログラムが収集した、前記コンピュータのユーザの属性と、前記コンピュータで利用中のアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記コンピュータにかかる処理負荷についてのデータを取得し、前記第1データベースにおいて、前記コンピュータのユーザの属性を前記シンクライアントのユーザの属性とし、前記コンピュータで利用中のアプリケーションのリストを前記仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストとし、前記コンピュータにかかる処理負荷を前記情報処理装置にかかる処理負荷としてデータ格納を行う、データ取得手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のマスタ管理システム。
  3. 前記マスタ管理システムにおいて、
    前記第2データベースが、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と実行に必要なハードウェア構成と対応OSとについてのデータを格納したものであり、
    前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力として、情報処理装置のハードウェア構成についてのデータを格納したものであり、
    前記業務マスタ生成手段が、前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出し、前記第2データベースからアプリケーション毎の対応オペレーティングシステムのデータをメモリに読み出し、同属性ユーザの群における対応オペレーティングシステム同一の各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納するものであり、
    記憶装置から前記業務マスタをメモリに読み出し、この業務マスタがデプロイメントする各アプリケーションの実行に必要なハードウェア構成のデータを、前記第2データベースより読み出し、ここで読み出したハードウェア構成のデータのうち、前記各アプリケーションの全てを跨って最高性能であるハードウェア構成のデータを特定し、ここで特定したハードウェア構成を備える情報処理装置を前記第3データベースから特定し、ここで特定した情報処理装置に前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタをハード依存マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納する、ハード依存マスタ生成手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のマスタ管理システム。
  4. 前記データ取得手段が、前記ユーザの前記コンピュータへのログイン時間帯についてのデータを取得し、前記第1データベースに格納するものであり、
    前記業務マスタ生成手段が、前記第1データベースから前記ユーザ属性と前記リストと前記ログイン時間帯のデータとをメモリに読み出して、ログイン時間帯別に同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群およびログイン時間帯と対応付けて記憶装置に格納するものであることを特徴とする請求項2に記載のマスタ管理システム。
  5. 前記業務マスタ生成手段が、前記第1データベースから前記ユーザ属性と前記リストと前記ログイン時間帯のデータとをメモリに読み出して、ログイン時間帯別に同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定する処理を実行し、異なるログイン時間帯に関して同属性ユーザの群れについて同じアプリケーションが特定できたログイン時間帯を特定し、前記異なるログイン時間帯の間で共通のマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群およびログイン時間帯と対応付けて記憶装置に格納するものである、ことを特徴とする請求項4に記載のマスタ管理システム。
  6. 前記マスタ管理システムにおいて、
    前記第2データベースが、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と、アプリケーションのライセンス残数とについてのデータを格納するものであり、
    シンクライアントのユーザからアプリケーションのライセンス追加または削除の申請を受付ける入力画面データを記憶装置から読み出して、前記ユーザのシンクライアントに送信し、前記入力画面を介して前記シンクライアントから、ライセンス追加または削除の対象となるアプリケーションの情報とライセンスの追加数または削除数の情報とを受け付けて、該当アプリケーションのライセンス残数を前記追加数または削除数の情報に基づき増減処理する、ライセンス増減手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のマスタ管理システム。
  7. 前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力のデータと、前記情報処理装置のネットワーク上でのアドレスを格納したものであり、
    前記記憶装置より所定ユーザについての業務マスタとハード依存マスタをメモリに読み出し、前記第3データベースより前記所定ユーザに割り当てられている情報処理装置のアドレスをメモリに読み出し、ここで読み出した前記ハード依存マスタを前記所定ユーザに割り当てられている情報処理装置のアドレスに宛てて転送して前記対応オペレーティングシステムをデプロイメントする処理と、前記メモリの前記業務マスタを前記所定ユーザに割り当てられている情報処理装置のアドレスに宛てて転送して前記アプリケーションをデプロイメントする処理とを実行する、デプロイ実行手段を備えることを特徴とする請求項に記載のマスタ管理システム。
  8. 前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力のデータと、前記シンクライアントまたは情報処理装置のネットワーク上でのアドレスを格納したものであり、
    前記配信サーバに対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられている情報処理装置またはシンクライアントのネットワーク上のアドレスのデータとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記情報処理装置またはシンクライアントへのストリーミング配信の要求を通信装置を介して送信する、個別配信実行手段を備えることを特徴とする請求項7に記載のマスタ管理システム。
  9. 前記マスタ管理システムにおいて、
    前記第2データベースが、アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否と、アプリケーションについてユーザがなしたカスタマイズ状況とについてのデータを格納するものであり、
    前記第3データベースが、仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力のデータと、前記情報処理装置の代替装置のネットワーク上でのアドレスを格納するものであり、
    仮想デスクトップ環境の代替要求を入力インターフェイスで受けて、前記代替要求が含む所定ユーザの属性データに基づいて、前記記憶装置から前記ユーザ属性に対応付けられた前記業務マスタをメモリに読み出して、ここで読み出した業務マスタを前記所定ユーザに割り当てられている代替装置に転送して前記アプリケーションをデプロイメントする処理と、デプロイメントしたアプリケーションについて前記第2データベースからカスタマイズ状況データを読み出して、当該カスタマイズ状況データに合致するカスタマイズ処理をアプリケーションに実行する、代替アプリ設定手段と、
    前記所定ユーザに割り当てられている代替装置のアドレスを前記第3データベースよりメモリに読み出して、前記配信サーバに対し、前記所定ユーザの属性と当該所定ユーザに割り当てられている代替装置のネットワーク上のアドレスのデータとを含む、前記仮想化可能アプリケーションの前記代替装置へのストリーミング配信の要求を通信装置を介して送信する、代替個別配信実行手段と、
    前記所定ユーザのシンクライアントに、前記代替装置のアドレスを通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のマスタ管理システム。
  10. コンピュータシステムが、
    シンクライアントのユーザ毎の属性と、前記ユーザが情報処理装置提供の仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記情報処理装置にかかる処理負荷についてのデータを格納した第1データベースと、
    アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否についてのデータを格納した第2データベースと、
    仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力についてのデータを格納した第3データベースと、を格納する記憶装置と、他装置とデータ通信する通信装置とを備えて、
    前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出して、同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納する手順と、
    前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記第2データベースからアプリケーション仮想化の可否データをメモリに読取り、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定し、アプリケーションのストリーミング配信を前記情報処理装置またはシンクライアントに行う配信サーバの配信先リストにアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータを前記配信先リストに設定する手順と、
    を実行することを特徴とするマスタ管理方法。
  11. シンクライアントのユーザ毎の属性と、前記ユーザが情報処理装置提供の仮想デスクトップ環境で利用したいアプリケーションのリストと、このリストに含まれるアプリケーションの実行時に前記情報処理装置にかかる処理負荷についてのデータを格納した第1データベースと、
    アプリケーション毎のアプリケーション仮想化の可否についてのデータを格納した第2データベースと、
    仮想デスクトップ環境を提供する情報処理装置の処理能力についてのデータを格納した第3データベースと、を格納する記憶装置と、他装置とデータ通信する通信装置を備えるコンピュータシステムに、
    前記第1データベースから前記ユーザ属性とリストをメモリに読み出して、同属性ユーザの群における各アプリケーションの利用を希望するユーザ数をカウントし、ここでカウントした利用希望ユーザ数が所定数以上であるアプリケーションを特定し、ここで特定したアプリケーションを前記情報処理装置にデプロイメントするためのマスタを生成し、このマスタを業務マスタとして前記ユーザ群と対応付けて記憶装置に格納するステップと、
    前記利用希望ユーザ数が所定数以下であったアプリケーションについて、前記第2データベースからアプリケーション仮想化の可否データをメモリに読取り、アプリケーション仮想化が可能である仮想化可能アプリケーションを特定し、アプリケーションのストリーミング配信を前記情報処理装置またはシンクライアントに行う配信サーバの配信先リストにアクセスし、前記仮想化可能アプリケーションの利用希望者のデータを前記配信先リストに設定するステップと、
    を実行させるマスタ管理プログラム。
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