JP5043989B2 - 発光素子駆動装置 - Google Patents

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    • H05B45/10Controlling the intensity of the light

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Description

本発明は、LED(発光ダイオード)照明装置や画像表示装置などに適用される発光素子駆動装置に関し、特に外部からの調光信号を利用して発光素子を調光制御する発光素子駆動装置に関する。
外部から入力されるアナログ電圧を調光信号として、負荷である発光素子としてのLEDを調光制御するLED駆動装置が、例えば特許文献1などに開示されている。ここでの調光回路は、図6に示すように、前記調光信号のアナログ電圧Vbrと内部の発振回路から発生する三角波Tri refとの比較出力により、パルス状のバースト信号Vburstを生成し、そのバースト信号Vburstを用いたPWM(パルス幅変調)制御によるバースト調光を、LEDに対して行なっていた。
特願2009−167173号公報
従来は調光でLEDの光量を低く絞るために、調光信号のアナログ電圧Vbrを上昇させていき、そのアナログ電圧Vbrが三角波Tri refの頂点付近(図6の電圧Vaを参照)に達すると、LEDの光がちらついて見えたり、PWM変調されたバースト信号Vburstの周期が変化することで、同時に使用される表示装置と干渉して表示に支障が出たりする場合があった。これは、電源電圧の変動やノイズなどの影響により、アナログ電圧Vbrや三角波Tri refが揺らぐことで、バースト信号Vburstの時比率や周期が安定せず変化することに起因する。特にアナログ電圧Vbrが三角波Tri refの頂点に近付けば近付くほど、そうした影響を受けやすくなり、輝度を低く絞ったときほど顕著に現れる。
また、部品バラツキの影響でもアナログ電圧Vbrや三角波Tri refは変化するため、最小の調光輝度を得ようとしても、アナログ電圧Vbrの値が一意に定まらず、個体毎に調整が必要となる。
以上の不具合を避けるために、従来は一例としてバースト信号Vburstの時比率が5%以上になるように、三角波Tri refと比較されるアナログ電圧Vbrの上限レベルを制限していた。しかし、そのような手法を用いると、LEDの調光範囲が狭くなる問題が発生する。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、発光素子の調光範囲を拡大すると共に、個体差に拘らず一意に最小の調光輝度を得ることができる発光素子駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の発光素子駆動装置は、上記目的を達成するために、調光用のアナログ電圧を入力としてバースト信号を生成し、前記バースト信号を用いてパルス幅変調制御による調光を発光素子に行なわせるバースト信号生成回路を備え、前記バースト信号生成回路は、点を有する電圧波形である発振信号を生成する発振回路と、前記アナログ電圧と前記発振信号の電圧値を比較し、当該比較結果を示す信号を出力する比較回路と、前記発振信号の前記頂点を検出する検出回路と、前記検出回路が前記発振信号の前記頂点を検出したときに、所定の時間幅を有するパルス信号を生成する号生成回路と、前記比較回路が出力する信号、前記パルス信号に基づいて前記バースト信号を生成する論理回路と、を備え、前記論理回路は、前記パルス信号が有する所定の時間幅に対応する期間内であれば、前記比較回路が出力する信号の論理値に関わらず、前記発光素子を発光させるような前記バースト信号を生成して構成される。
また好ましくは、前記信号生成回路がマイコンで構成される。
本発明によれば、発振信号の電圧波形の頂点を起点として、そこから定の時間幅を有するパルス信号が信号生成回路で発振信号の毎周期毎に生成される。そのため、調光用のアナログ電圧が前記点の電圧レベルを超えた場合に、パルス信号と同じ時間幅のバースト信号によって、このバースト信号の時比率に応じた最小輝度で、発光素子を発光させることが可能になる。したがって、従来のように発光素子駆動装置の個体差を考慮してアナログ電圧レベルを制限する必要が無くなり、発光素子の調光範囲を拡大することができる。また、発光素子駆動装置の個体差に拘らず、発光素子に対して一意に最小の調光輝度を得ることができる。
また、信号生成回路をマイコンで構成すれば、パルス信号の時間幅ひいては最小の調光輝度などを、マイコンが記憶するプログラムの書き換え更新により簡単に変更することが可能になる。
本発明の一実施例における発光素子駆動装置の構成を示す回路図である。 同上、図1に示すバースト信号生成部の回路図である。 同上、各部の電圧をそれぞれ示す波形図である。 従来品と本実施品のそれぞれについて、バースト信号の時比率と調光信号のアナログ電圧との関係を示すグラフである。 別な変形例として、微分回路とワンショットタイマをマイコンで実現した場合の処理手順を示すフローチャートである。 従来例における各部の電圧をそれぞれ示す波形図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例における発光素子駆動装置の全体構成を示している。同図において、本実施例における発光素子駆動装置は、前述した調光信号のアナログ電圧Vbrを入力して、負荷であるLED10に対してPWM制御による調光を行なうためのバースト信号Vburstを生成するバースト信号生成回路12と、このバースト信号Vburstに基づき、入力電圧Vinを別な出力電圧Voutに変換してLED10に間欠的に供給するDC/DCコンバータ14とにより構成される。既存のバースト信号生成回路12は、装置外部から調光信号のアナログ電圧Vbrが印加される入力端子20と、この入力端子20に接続されるインピーダンス変換およびノイズ除去用のバッファ/フィルタ22と、固定した振幅および周期を有する三角波Tri refの発振信号を生成する発振回路24と、アナログ電圧Vbrと三角波Tri refとの比較結果を出力するコンパレータ26で構成される。また、本実施例では、図1の一点線で囲んだ部分、すなわち三角波Tri refの変曲点を発振回路24からの変曲点信号S1に基づき検出し、その検出信号を出力する微分回路28と、微分回路28からの検出信号を受けて、所定の時間幅τを有するオンタイム信号S2を生成するタイマ回路としてのワンショットタイマ30と、コンパレータ26からの出力信号とワンショットタイマ30からのオンタイム信号S2を入力としたNAND回路32を付加した構成を備える。
上記構成において、DC/DCコンバータ14は、一乃至複数個のLED10を定電流駆動させるためのコンバータ回路として設けられているが、これは電源電圧としての入力電圧Vinが交流の場合、直流の出力電圧Voutを生成するAC/DCコンバータであってもよく、また発光素子駆動装置として必須のものではない。要はバースト信号生成回路12からのバースト信号Vburstによって、LED10を調光制御できればよい。また、ここでの発振回路24は三角波Tri refの発振信号を生成しているが、他の鋸波を生成するものでもよく、後段のコンパレータ26によって、アナログ電圧Vbrのレベルに応じた時比率の矩形波信号が出力され、且つ微分回路28が変曲点を検出できるならば、どのような波形を生成する発振回路24であっても構わない。
その他、論理回路としてのNAND回路32は、コンパレータ26からの出力信号やワンショットタイマ30からのオンタイム信号S2の電圧極性に応じて、例えば別な論理構成であるOR回路にするなど、種々変更が可能である。ここでの論理回路は、コンパレータ26からの出力信号のオン時間幅が、ワンショットタイマ30で生成されるオンタイム信号S2の時間幅τよりも大きければ、コンパレータ26からの出力信号をDC/DCコンバータ14へのバースト信号Vburstとして出力し、逆にコンパレータ26からの出力信号のオン時間幅が、ワンショットタイマ30からのオンタイム信号S2の時間幅τよりも小さければ、ワンショットタイマ30からのオンタイム信号S2を、DC/DCコンバータ14へのバースト信号Vburstとして出力する機能を有していればよい。
図2は、図1に示すバースト信号生成回路12のより詳細な回路例を示したものである。同図において、41は入力電圧Vinを所望の動作電圧Vccに変換してバースト信号生成回路12の各部に供給する直流電源、また42は入力端子20に印加される調光信号が方形波若しくは直流の何れであるかを判別する方形波/直流判別回路である。前記動作電圧Vccラインと接地ラインとの間には、4つのコンパレータ43a,43b,43c,43dの他に、分圧抵抗44,45と、分圧抵抗46,47がそれぞれ接続される。なおコンパレータ43aは、前記方形波/直流判別回路42の一部を構成するが、それ以外の方形波/直流判別回路42の回路構成については、本発明の趣旨と直接関係しないため、その説明を省略する。
前記入力端子20には抵抗48の一端が接続され、その抵抗48の他端は、分圧抵抗46,47の接続点と共に、コンパレータ43cの一方の入力端子である非反転入力端子と、コンパレータ43dの他方の入力端子である反転入力端子に接続される。これにより、入力端子20に直流の調光信号が印加されると、そのアナログ電圧Vbrが抵抗48を通してコンパレータ43c,43dに各々供給されるようになっている。またコンパレータ43cは、図1に示す比較回路としてのコンパレータ26に相当するもので、その他方の入力端子である反転入力端子には、発振回路24からの三角波Tri refが供給される。
ここでの発振回路24は、前記コンパレータ43bや分圧抵抗44,45の他に、動作電圧Vccラインと接地ラインとの間に接続する抵抗50,抵抗51およびコンデンサ52の直列回路と、抵抗50,51の接続点と分圧抵抗44,45の接続点との間に接続する抵抗53と、抵抗45の両端間に接続されるコンデンサ54とを備え、分圧抵抗44,45の接続点を、コンパレータ43bの一方の入力端子である非反転入力端子に接続し、抵抗51とコンデンサ52との接続点を、コンパレータ43bの他方の入力端子である反転入力端子に接続し、コンパレータ43bの出力端子を、抵抗50,51の接続点に接続して構成される。そしてこの発振回路24では、三角波生成用のコンデンサ52の充電によって、そのコンデンサ52の両端間の電圧レベルが、分圧抵抗44,45の接続点の電圧レベルよりも上回ると、コンパレータ43bから出力される変曲点信号S1がL(低)レベルになり、抵抗50,51の接続点の電圧レベルが下がってコンデンサ52が放電し、且つ抵抗53を通して分圧抵抗44,45の接続点の電圧レベルも下がる。その後、コンデンサ52の放電によって、当該コンデンサ52の両端間の電圧レベルが、分圧抵抗44,45の接続点の電圧レベルよりも下回ると、今度はコンパレータ43bから出力される変曲点信号S1がH(高)レベルになり、抵抗50,51の接続点の電圧レベルが上がってコンデンサ52が充電し、且つ抵抗53を通して分圧抵抗44,45の接続点の電圧レベルも上がる。このような動作を繰り返すことで、コンデンサ52の充放電電圧が発振回路24で三角波Tri refとして生成され、また三角波Tri refの変曲点に対応して電圧レベルがLまたはHに切換わる変曲点信号S1が、ダイオード56を通してオンタイム信号生成回路58に出力される。
オンタイム信号生成回路58は、前述した微分回路28とワンショットタイマ30とを兼用するもので、これはダイオード56を介在してコンパレータ43bの出力端子に、抵抗61とコンデンサ62の一端をそれぞれ接続し、前記動作電圧Vccラインに繋がる抵抗61の他端に、ダイオード63のカソードと、PNP型トランジスタ64のエミッタと、抵抗65の一端とをそれぞれ接続し、コンデンサ62の他端とダイオード63のアノードを抵抗66の一端に接続し、抵抗66の他端をトランジスタ64のベースに接続し、このトランジスタ64のコレクタに抵抗67,68の直列回路を接続して接地し、エミッタ接地されたNPN型トランジスタ69のベースに抵抗67,68の接続点を接続し、抵抗65の他端に抵抗70,71の一端をそれぞれ接続し、抵抗71の他端をトランジスタ69のコレクタに接続して構成される。この中で、トランジスタ64,69は何れもオンタイム信号生成回路58のバッファに相当するものであるが、トランジスタに代わり例えばMOS型FETなどのスイッチ素子を用いてもよい。ここでのオンタイム信号生成回路58は、変曲点信号S1のエッジを検出するために、当該変曲点信号S1をコンデンサ62で微分し、その充電時間を前記時間幅τとして、抵抗70の他端からコンパレータ43dの一方の入力端子である非反転入力端子に信号を出力するものである。
上記オンタイム信号生成回路58では、発振回路24で生成される三角波Tri refの電圧レベルが上限に達し、変曲点信号S1の電圧レベルがHからLに転じると、コンデンサ62に充電電流が流れることにより、トランジスタ64,69が何れもオンして、抵抗65,71の接続点ひいてはコンパレータ43dの非反転入力端子の電圧レベルが下がり、その後コンデンサ62が充電され、コンデンサ62に流れ込む充電電流が減少して、時間幅τが経過した時点でトランジスタ64,69が何れもオフすると、コンパレータ43dの非反転入力端子の電圧レベルが上がる。したがってここでは、三角波Tri refの電圧レベルが上限に達する毎に、時間幅τを有するLレベルの信号が、発振回路24からコンパレータ43dの入力端子に供給されるようになっている。
NAND回路32は、プルアップ用の抵抗73と、ノイズ除去用のコンデンサ74と、反転器75とを備えて構成され、コンパレータ43c,43dの出力端子どうしが接続され、その接続点と動作電圧Vccラインとの間に抵抗73が接続され、接地ラインとの間にコンデンサ74が接続されると共に、当該接続点に発生する電圧レベルが反転器75により反転され、これがDC/DCコンバータ14へのバースト信号Vburstとして出力されるようになっている。
そして、上記オープンコレクタ出力のコンパレータ43cは、調光信号のアナログ電圧Vbrが三角波Tri refの電圧レベルよりも上回ると、その出力端子をオープン(開放状態)にする一方で、前記アナログ電圧Vbrが三角波Tri refの電圧レベルよりも下回ると、その出力端子をLレベルにする。また別なオープンコレクタ出力のコンパレータ43dは、オンタイム信号生成回路58で得られた信号がHレベルとなり、アナログ電圧Vbrの電圧レベルよりも上回ると、その出力端子をオープンにする一方で、その号がLレベルとなり、アナログ電圧Vbrの電圧レベルよりも下回ると、その出力端子をLレベルにする。反転器75は、コンパレータ43c,43dの出力端子の少なくとも一方がLレベルにある場合は、Hレベルのバースト信号Vburstを出力し、それ以外でコンパレータ43c,43dの双方の出力端子がオープンにある場合は、Lレベルのバースト信号Vburstを出力する構成となっている。
次に、図3の波形図を参照しながら、上記構成についてその作用を説明する。なお図3では、便宜的に三角波Tri refおよびオンタイム信号S2を一纏めにして、これを調光信号のアナログ電圧Vbrと共に上段に示し、バースト信号Vburstを下段に示しているが、実際には後述のように、三角波Tri refとオンタイム信号S2は別々な波形として生成される。
バースト信号生成回路12には、入力端子20を通して調光信号のアナログ電圧Vbrが印加される。このアナログ電圧Vbrはバッファ/フィルタ22を通して、コンパレータ43cの一方の入力端子に印加され、このコンパレータ43cで発振回路24で生成された三角波Tri refと比較される。アナログ電圧Vbrが三角波Tri refの電圧レベルよりも高ければ、コンパレータ43cの出力端子はオープンとなり、アナログ電圧Vbrが三角波Tri refの電圧レベルよりも低ければ、コンパレータ43cの出力端子はLレベルになる。
発振回路24は、三角波Tri refの電圧レベルが上昇から下降に転じる変曲点に合わせて、その電圧レベルがHからLになり、三角波Tri refの電圧レベルが下降から上昇に転じる変曲点に合わせて、その電圧レベルがLからHに転じる変曲点信号S1を、オンタイム信号生成回路58に出力する。オンタイム信号生成回路58では、変曲点信号S1の電圧レベルがHからLに転じるのを利用して、コンデンサ62を一定時間充電し、時間幅τを有するLレベルの信号をコンパレータ43dに出力する。コンパレータ43dは、前記アナログ電圧Vbrと当該信号とを比較し、この信号がLレベルとなってアナログ電圧Vbrよりも低くなると、その出力端子をオープンにし、この信号がHレベルとなってアナログ電圧Vbrよりも高くなると、その出力端子をLレベルにするオンタイム信号S2を出力する
そして、アナログ電圧Vbrが三角波Tri refの変曲点(正確には、三角波Tri refとオンタイム信号S2の交点)よりも低ければ、そのアナログ信号Vbrと三角波Tri refとの比較結果に応じた時比率のバースト信号Vburstが、NAND回路32からDC/DCコンバータ14に出力される一方で、アナログ電圧Vbrが三角波Tri refの変曲点よりも高くなると、NAND回路32からDC/DCコンバータ14に出力されるバースト信号Vburstの時比率は、最小の時間幅τで固定される。DC/DCコンバータ14は、バースト信号生成回路12からのバースト信号Vburstに基づき、このバースト信号Vburstの時比率に応じた時間間隔でLED10に出力電圧Voutを供給し、当該LED10の輝度を調整する。
つまり、ここでのオンタイム信号生成回路58は、三角波Tri refの頂点である変曲点を利用して、その変曲点からある時間幅τだけ電圧レベルが切換わるオンタイム信号S2を設けることで、電源電圧(入力電圧Vin)の変動やノイズなどの影響に左右されずに、最小の時間幅τを有するバースト信号Vburstを生成している。それにより、アナログ電圧Vbrが三角波Tri refの変曲点以上の電圧になったときに、DC/DCコンバータ14に供給するバースト信号Vburstの時間幅τを一定にして、LED10を一意に最小の調光輝度で発光させることが可能になる。また、このときのバースト信号Vburstの時比率は最小の時間幅τで固定され、その周期は変化せずに一定となることから、LED10の輝度を低く絞った場合でも、LED10の光がちらついて見えたり、周辺で同時に使用される表示装置(図示せず)と干渉したりする不具合を一掃することができる。
図4は、本実施例の効果を実際にあらわしたグラフである。ここでは従来品(2種類)と上記構成に基づく本実施品のそれぞれについて、バースト信号Vburstの時比率と調光信号のアナログ電圧Vbrとの関係を示している。
従来品1,2と本実施品の3つのサンプルを抽出したとき、バースト信号Vburstの時比率が0.2%となる調光信号のアナログ電圧Vbrは、2.672〜2.69Vと個体間でバラつきがある。つまり、バースト信号Vburstの時比率の最小を0.2%に決めたとして、LED10の輝度を最小値に設定したい場合、従来品1,2ではそれに対応するアナログ電圧Vbrが一意に決まらず、LED10の最小輝度を個体差に拘らず一意に設定するのが困難であった。
しかし本実施例では、調光信号のアナログ電圧Vbrを上昇させてゆくと、装置内に組み込まれたオンタイム信号生成回路58の持つ最小の時間幅τによって、バースト信号Vburstの時比率がクランプされるため、LED10の最小輝度を個体差に拘らず一意に設定するのが容易になる。因みに図4に示す例では、アナログ電圧Vbrを2.7V以上にすれば、個体間のバラつきに影響なく、LED10を一意の最小輝度に設定することが可能になる。
以上のように本実施例によれば、入力端子20に印加される調光用のアナログ電圧Vbrを入力としてバースト信号Vburstを生成し、このバースト信号Vburstを用いてパルス幅変調制御による調光を、発光素子としてのLED10に行なわせるバースト信号生成回路12を備え、このバースト信号生成回路12は、点を有する例えば三角波Tri refや鋸波などの電圧波形である発振信号を生成する発振回路24と、アナログ電圧と発振信号の電圧値を比較し、当該比較結果を示す信号を出力する比較回路としてのコンパレータ26と、三角波Tri refのを検出する検出回路としての微分回路28と、微分回路28が発振信号の頂点を検出したときに、所定の時間幅τを有するパルス信号としてのオンタイム信号S2を生成する号生成回路としてのワンショットタイマ30と、コンパレータ26が出力する信号とオンタイム信号S2とに基いてバースト信号を生成する論理回路としてのNAND回路32と、を備え、オンタイム信号S2が有する所定の時間幅τに対応する期間内であれば、コンパレータ26が出力する信号の論理値に関わらず、LED10を発光させるようなバースト信号Vburstを生成する構成としている。
このようにすると、発振信号の電圧波形の頂点である変曲点を微分回路28で検出し、この変曲点を起点として、そこから一定の時間幅τを有するオンタイム信号S2がオンタイム信号生成回路58で生成されるので、調光用のアナログ電圧Vbrが前記変曲点の電圧レベルを超えた場合に、NAND回路32がオンタイム信号S2と同じ時間幅τのバースト信号Vburstを出力して、このバースト信号Vburstの時比率に応じた最小輝度で、LED10を発光させることが可能になる。したがって、従来のように発光素子駆動装置の個体差を考慮してアナログ電圧Vbrのレベルを制限する必要が無くなり、LED10の調光範囲を拡大することができると共に、発光素子駆動装置の個体差に拘らず、LED10に対して一意に最小の調光輝度を得ることができる。
また変形例として、図1に示すバースト信号生成回路12の一部を、マイコン(マイクロコンピュータ)34などで実現することもできる。図5は、微分回路28とワンショットタイマ30をマイコン34で実現した場合に、そのマイコン34の記憶部に記憶保持されるプログラムの処理手順を示している。ここでのマイコン34は、発振回路24からの変曲点信号S1を入力とし、図5に示すプログラムの処理手順に従って、オンタイム信号S2を生成する機能を有する。
図5に示す処理手順では、先ずステップ1で変曲点信号S1が取り込まれて、その変曲点信号S1の電圧レベルがHからLに転じると、次のステップ2でオンタイム信号S2の出力がオンされる。それと共に、ステップ3では内蔵するタイマが始動し、所定の時間幅τが経過すると、オンタイム信号S2の出力をオフにして、一連の動作を終了する(ステップ4)。これにより、三角波Tri refの電圧レベルが頂点に達する毎に、LED10の最小輝度に対応した時間幅τのオンタイム信号S2がマイコン34で生成され、後段のNAND回路32に出力されることとなる。その他の動作や作用効果については、上記実施例と全く同一であるので、説明は省略する。
このように、少なくともバースト信号生成回路12の一部をなすオンタイム信号生成回路58をマイコン34で構成すれば、オンタイム信号S2の時間幅τひいては最小の調光輝度などを、マイコン34が記憶するプログラムの書き換え更新により簡単に変更することが可能になる。
なお本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。実施例中に示す各信号の電圧レベルの極性や、コンパレータ43a,43b,43c,43dの入力端子の極性を適宜逆にして、同様の作用効果が得られるようにしてもよく、またバースト信号生成回路12の具体的な構成についても、図1や図2に示したものに限定されない。
12 バースト信号生成回路
24 発振回路
26 コンパレータ(比較回路)
28 微分回路(検出回路)
30 ワンショットタイマ(信号生成回路)
32 NAND回路(論理回路)
34 マイコン

Claims (2)

  1. 調光用のアナログ電圧を入力としてバースト信号を生成し、前記バースト信号を用いてパルス幅変調制御による調光を発光素子に行なわせるバースト信号生成回路を備え、
    前記バースト信号生成回路は、
    点を有する電圧波形である発振信号を生成する発振回路と、
    前記アナログ電圧と前記発振信号の電圧値を比較し、当該比較結果を示す信号を出力する比較回路と、
    前記発振信号の前記頂点を検出する検出回路と、
    前記検出回路が前記発振信号の前記頂点を検出したときに、所定の時間幅を有するパルス信号を生成する号生成回路と、
    前記比較回路が出力する信号、前記パルス信号に基づいて前記バースト信号を生成する論理回路と、を備え、
    前記論理回路は、前記パルス信号が有する所定の時間幅に対応する期間内であれば、前記比較回路が出力する信号の論理値に関わらず、前記発光素子を発光させるような前記バースト信号を生成することを特徴とする発光素子駆動装置。
  2. 記信号生成回路をマイコンで構成したことを特徴とする請求項1記載の発光素子駆動装置。
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