JP5043190B2 - 医療電極のコーティング方法、医療電気機器、および医療電気リード線 - Google Patents

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Description

本発明は、人体細胞を刺激するための植込医療機器、および生理的属性を感知するための植込医療機器のうちの少なくとも1つに関する。より詳細には、発明は、ナノ構造を有する医療機器における、電極構成に関する。
様々な生理学的機能は、植込可能機器によって管理および/または監視されうる。植込可能機器は、患者の健康管理を手助けすべく、機能性を刺激することおよび/または機能性を感知することを提供しうる。たとえば植込可能機器は、心調律管理に関連して使用され、植込可能機器は、他の治療のうち心臓ペーシング、心臓除細動、および/または心臓治療を含みうる。これらの治療を促進すべく、植込可能機器は、心臓細胞を刺激するために、および/または心臓細胞機能を感知するために構成されうる。
米国特許第3,835,864号 米国特許第4,256,115号 米国特許第7,162,308号 米国特許公開第2006/0239891号公報 米国特許公開第2004/0111141号公報 米国特許第7,079,903号
Kimら"Modulation of Adhesion and Growth of Cardiac Myocytes by Surface Nanotopography",Proceedings of the 27th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society,Shanghai,China,September 4(2005) Shinら"Contractile cardiac grafts using a novel nanofibrous mesh",Biomaterials,Volume25,Issue17,pp.3717−3723,August(2004) Maseら"Histopathological Study or Tissue Reaction to Pacemaker Electrodes Implanted in the Endocardium",Journal of Nippon Medical School,Volume 72,No.1,pp.52−59(2005)
代替的機器と、心臓機能を刺激するための方法および/または心臓機能を感知するための方法の必要性が存在する。
本発明は、一実施形態によると、医療電極のコーティング方法である。本方法は電極支持体を提供し、電極支持体の少なくとも一部に、少なくとも1つのナノ構造を配置(di
spose)する。少なくとも1つのナノ構造に、少なくとも1つの細胞を堆積(deposite)する。細胞の堆積は、少なくとも部分的に、体外において行なわれる(affected)。
本発明は、他の実施形態によると医療電気機器であり、医療電気機器は、電極支持体と、電極支持体の少なくとも一部に配置される少なくとも1つのナノ構造と、ナノ構造に配置(dispose)される少なくとも1つの細胞とを含む。細胞は、少なくとも部分的に、体外においてナノ構造に堆積(deposite)される。
更に他の実施形態において、本発明は、リード線本体と電極を有する医療電気リード線である。電極は複数のナノ構造を含み、ナノ構造は、ポリカプロラクトン、ポリエチレングリコール、および二酸化ケイ素のうちから選択される材料を有する。
複数の実施形態が開示される一方さらの本発明の他の実施形態は、発明の図示的実施形態を示し、かつ記述する以下の記述から当業者に明らかになるであろう。したがって、図面と詳細な記述は、実際上は図示的であると解釈されるべきであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明は、様々な修正と代替の種類に従う一方、詳細な実施形態は、例として図面において示され、詳細は以下に記述される。意図は、しかしながら、本発明を記述される詳細な実施形態に限定するものではない。対照的に、本発明は、添付の請求項によって規定される発明の範囲に含まれる、すべての修正、均等、および代替を含むよう意図される。
本発明の実施形態にしたがう、リード線が有る植込医療機器の例。 本発明の実施形態にしたがう、リード線が無い植込医療機器の例。 本発明の実施形態にしたがう、電極対の透視図。 図3Aの実施形態の断面図。 本発明の実施形態にしたがう、電極対の透視図。 図4Aの実施形態の断面図。 本発明の実施形態にしたがう、電極配列の透視図。 本発明の実施形態にしたがう、電極対の拡大図。 本発明の実施形態にしたがう、電極対の拡大図。 本発明の実施形態にしたがう、電極対の拡大図。 本発明の実施形態にしたがう、電極対の拡大図。
図1は、人体心臓8の組合せ断面図と、例となる植込医療機器(IMD)10の透視図である。植込医療機器10は、パルス生成器12と心臓リード線14を含む。心臓リード線14は、心臓8とパルス生成器12の間において電気信号を搬送すべく動作する。心臓リード線14の近端18は、パルス生成器12に結合している。心臓リード線14の遠端20は、心臓8に結合している。心臓リード線14は、近端18から遠端20まで延びるリード線本体を含む。心臓リード線14は、徐脈リード線、頻脈リード線、心不全リード線、肺動脈リード線、左心房および/または左心室への植込み右側リード線、または本技術分野において知られる他の任意のリード線を有しうる。
心臓8は、心筋または心臓筋16、右心房22、右心室24、および肺動脈26を有する。右心房22と右心室24の間に位置する、三尖弁または心房室弁28は、右心房22から右心室24への血流を制御する。右心室24と肺動脈26の間に位置する肺動脈弁30は、右心室24から肺動脈26への血流を制御する。心臓8は更に、左心房32,左心
室34、および大動脈36を有する。左心房32と左心室34の間に位置する僧帽弁または心房室の弁38は、左心房32から左心室34への血流を制御する。左心室34と大動脈36の間に位置する大動脈弁40は、左心室34から大動脈36への血流を制御する。
図1は、本発明の実施形態を表現する。図1では、心臓リード線14の遠端20は、右心室24に植込され、心臓リード線14の先端電極41は、心臓8の心内膜または内側層46に取付けられている。先端電極41は、不整脈を直すべく、かつ洞律動を修復すべく、心臓8の電気信号を感知し、かつ心臓8に電気パルスを伝達する。他の実施形態において、心臓リード線14は、当該分野において知られるように心臓8の任意の室に、植込または配置されうる。たとえば心臓リード線14の遠端20は、右心房22または左心室34または左心房32に植込されうる。他の実施形態において、リード線は、心外膜リード線であり、電極は心外膜44、例えば右心室24の心外膜44、右心房22の心外膜44、左心室34の心外膜44、または左心房32の心外膜44に取付けられる。そのような場合において、心外膜リード線または血管内リード線は、心臓の循環系を通じて、測定したい部位に伝送されうる。または心外膜リード線は、心膜の隙間に伝送されることが可能で、心外膜の中または心外膜の表面に植込みできる。代替実施形態において、先端電極41は、心外膜44または心内膜46を通じて、心筋16に植込されうる。本発明の他の実施形態において、植込可能機器10は、複数の心臓リード線14を含みうる。心臓リード線14の各々の遠端20が、心臓8の異なる室または心臓8の異なる部分に配置され、または取付けられうる。
植込可能機器は、双極または単極でありうる。単極系において、電極(たとえば先端電極41)は、電気系の第1極として振る舞う。そして、電気系の第2極は、電極から離れて配置されうる。たとえば電気系の第2極は、パルス生成器12に配置されうる。または第2極は、患者の身体の他の部分に、または患者の身体の表面に配置されうる。単極機器の様々な他の構成が当該分野において知られている。
双極系において、植込可能機器は、治療位置の近くに配置される2つの電極を有しうる。たとえば図1に示すように、第2電極42は、リード線本体の遠端20に沿って配置されうる。第2電極42は、たとえばリング状電極でありうる。2つの電極41、42は、植込医療機器10の2つの電気極として振る舞いうる。双極の電極の他の様々な構成が当該分野において知られている。
植込医療機器10に電圧が引加されると、電気ポテンシャルは、植込医療機器10の2つの電気極の間に生成されうる。このポテンシャルは、電場を生成しうる。幾つかの場合において、このポテンシャルは、2つの電気極の間に電流を生成しうる。この電場または電流が十分に強いと、かつ心筋細胞が電場内または電流内に配置されると、心筋細胞は消極する。この消極は、心臓筋の収縮を引き起こす。更に、心筋細胞は、この電気信号を伝搬する能力があり、隣接する心筋細胞の消極をもたらす。心筋内におけるこの自己伝搬は、心臓の特定したい領域(たとえば右心房、右心室、左心房、および左心室のうちの少なくとも1つに対応する心臓の領域)が、特定したい領域の部分のみの刺激の際に、収縮することを可能にする。
代替において、または心筋細胞を刺激することに加えて、幾つかの実施形態において、本発明の電極は、心臓のわずかな生理的属性を感知すべく、構成されうる。たとえば心臓の本来の電気信号は、電極によって受信されることが可能で、離れた場所(たとえばパルス生成器またはリード線が無い系における遠隔モジュール)に送られうる。更に、当該分野において知られる他の感知機構が、電極に、または電極の近くに配置されてもよい。この感知機構は、たとえば圧力センサまたは音響センサである。
植込医療機器はまた、図2に示すように無線システムとして構成されうる。そのような無線システム、すなわちリード線が無いシステムは、遠隔モジュール61を有しうる。遠隔モジュール61は、患者の体内または体外に配置されうる。幾つかの場合において、遠隔モジュール61は、極小刺激装置(microstimulator)62の機能を制御しうる。極小刺激装置62は、心内膜上に、心外膜上に、または心筋中に、たとえば図1に示されるリード線に基づく植込医療機器10に関して言及される任意の場所に、植込されうる。極小刺激装置62はまた、1以上の電極、例えば図1に記述される例と同様の1以上の電極を有しうる。
更に、極小刺激装置62はまた、図1に上述した感知能力を有しうる。極小刺激装置62によって感知される生理学的属性は、遠隔モジュール61に送られうる。リード線が無い、すなわち無線の、植込医療機器の他の構成は、Rasorらの特許文献1と、Bilitchらの特許文献2において見ることができる。両方の特許文献とも、全体として言及することによって包含される。
図3Aは、本発明の実施形態にしたがう、植込医療機器の例の部分の透視図を示す。この例において、植込医療機器は、電気的分離される電極対70,71を有する。電極対70,71は互いに近接して配置されている。図示のように、電極70,71は、植込医療機器の先端79に配置されうる。先端79は、機器本体200の植込される遠端に配置されうる。機器本体200は、植込可能機器に、たとえばリード線または極小刺激装置の本体に、電極を運ぶ任意の構造でありうる。例として、機器本体200は、(図1に示される)リード線本体21または(図2に示される)極小刺激装置62でありうる。
様々な実施形態において、機器を所望位置に固定すべく、先端79はまた、先端79に配置される固定システム(図示せず)を含んでもよい。当該分野において知られるいかなる固定構造を用いてもよい。
図3Bに移ると、電極70,71の各々は、支持体72,73と、支持体72,73に配置される配列すなわちナノ構造コーティング74,75とを有しうる。ナノ構造コーティング74,75は、支持体72,73の外側の作用表面の少なくとも一部、または全体を覆いうる。ナノ構造コーティング74,75は、以下に更に言及されるように、当該分野において知られた様々な任意の技術を用いて、支持体72,73に配置(または成長)されうる。
幾つかの場合において、支持体72,73は、電気的通路の一部である。この電気的通路は、ナノ構造コーティング74,75から、またはナノ構造コーティング74,75に電気エネルギーを送るべく使用される。そのような場合において、ナノ構造コーティング74,75に伝えられる、またはナノ構造コーティング74,75から伝えられるよりもむしろ、支持体72,73の間において電気エネルギーが短絡することを防ぐべく、支持体72,73は互いに電気的分離されうる。電気信号のそのような短絡を防ぐべく、支持体72,73は、インターフェイス76に沿って互いに電気的分離されうる。例として、支持体72,73は、絶縁材料によって分離されうる。他の実施形態において、支持体72,73は、リード線本体の伝導部(たとえば伝導ポリマー)によって形成される。
更に、機器本体200は絶縁材料を有しうる。または支持体72,73は、機器本体200から絶縁されうる。たとえばこの絶縁は、支持体72,73と機器本体200の間においてインターフェイス77,78に沿って配置される絶縁材料による。この絶縁は、支持体72,73の間において電気信号が機器本体200を通じて伝わることによって短絡することを防ぎうる。
図3Bに示すように、支持体72,73は、機器本体200の先端部を形成すべく、取付けられうる。他の場合において、支持体72,73は、機器本体200の先端部分に配置されうる。支持体72,73が機器本体200の一部に形成され、機器本体200が伝導的である実施形態において、絶縁バリアは、支持体72,73の内側表面と、支持体72,73が配置される機器本体200の外側表面との間に配置されうる。この場合もやはり、この構造は、機器本体200を通じて支持体72,73の間において電気エネルギーが短絡することを防ぎうる。
植込可能機器は更に、図3Bに示すように、電気接続201,202を有しうる。電気接続201,202は、電極70,71に電気的接続されうる。たとえば電気接続201,202は、接続点203,204において電極支持体72,73に電気的接続されうる。電気接続201,202はまた、電気エネルギー源、例えばパルス生成器に接続されうる。これは、電気エネルギーが電気エネルギー源から、電気接続201,202を通じて、電極70,71に送られることを可能にする。たとえば電気エネルギーは、電気接続201,202を通じて、導電性を有する支持体72,73と、ナノ構造コーティング74,75とに送られうる。電気接続201,202は、当該分野において知られるいかなる種類でもよく、例えばケーブルまたはコイル導体でもよい。
図3に示すように、機器本体200は、内腔205を区画形成しうる。幾つかの場合において、内腔は機器の先端79の近くから、機器の近端まで延びうる。他の場合において、内腔205は機器の先端79の近くから、電気的パルス生成源まで延びうる。図3Bは閉じた先端79とともに示されているが、先端79はまた、内腔205と通じる開口部を有しうる。電気接続201,202は、内腔205の全てまたは一部を通じて延びうる。
図3Bにおいて、機器本体200は、単一内腔205とともに示される。他の実施形態において、機器本体200は、複数の内腔を有しうる。たとえば機器本体200は、第1内腔と、第1内腔および第2内腔まで延びる電気接続(例えば201,202)を有しうる。ここで第2内腔は、たとえば探り針を提供する。機器本体200は、代わりに、機器本体200の少なくとも一部にそって固形化し、電気接続は、固形化した機器本体200内に配置されうることを記す。
電気エネルギーがナノ構造コーティング74,75に引加されると、電場は、ナノ構造コーティング74,75の間に生成されえ、幾つかの場合において、電流は、ナノ構造コーティング74,75の間に流れる。ナノ構造コーティング74,75は、図6A〜図7Bに以下で更に議論されるように電極に組込まれうる。
様々な実施形態において、支持体72,73の間において電気エネルギーの発生しうる短絡を防ぐべく存在しうる絶縁バリア(たとえば76,77,78)はまた、ナノ構造コーティング74,75を分離する電気的バリアを形成しうる。代替的に、追加の絶縁被覆材料は、ナノ構造コーティング74,75を電気的離間させるべく、ナノ構造コーティング74,75の間に配置されうる。またはナノ構造コーティング74,75は、ナノ構造コーティング74と75の間に空間があるように形成されうる。更に、ナノ構造コーティング74,75は、電極支持体72,73に形成される単一のナノ構造コーティングを有しうることがまた、意図される。
図4Aと図4Bは、更なる例示的実施形態を表現する。ここでは、電極は先端79ではなく植込医療機器の一部に配置される。この図に示すように、電極80,81は、機器本体200の一部に沿って配置されうる。幾つかの場合(図4Aに示すように)において、電極対80,81は、機器本体200の先端79の近くに配置されうる。
幾つかの実施形態において、電極対80,81は、先端79に隣接して配置されうる。たとえば冠状静脈において使用されるよう意図されるリード線構造において、電極80,81は、固定位置(たとえば上述したように、固定位置は、先端79にまたは先端79の近くに配置されうる)から1cm〜3cm離れて配置されうる。更に、複数の電極対は、図5に以下で更に議論されるように、機器本体200に沿って配置されうる。
図4Bに移ると、電極80は、支持体82と、支持体82に配置されるナノ構造コーティング84とを有する。電極81は、支持体83と、支持体83に配置されるナノ構造コーティング85とを有する。図4Bの例において、支持体82,83はリング状の支持体でありうる。支持体82,83は元来チューブ状の機器本体200の壁の一部を形成するものとして示されているが、他の構成もまた可能である。たとえば支持体82,83は、リング状または他の形状でもよく、所望位置に機器本体200の一部に配置されうる。機器本体200は、図3Aと図3Bに上述した任意の設計を有しうる。
図4Aと図4Bに示される実施形態は、図3Aと図3Bに記述される実施形態と同様に、支持体82,83の間の電気エネルギーの発生しうる短絡を防ぐべく、絶縁部分を有しうる。これらの絶縁部分は、86において(この部分は2つの支持体82,83を互いに絶縁しうる)、87と88において(これら2つの部分は、機器本体200の残りの部分から支持体を絶縁しうる)示される。更に、絶縁構造はまた、これらの実施形態において、支持体82,83の内側の表面と、機器本体200の外側部分との間に形成されうる。ここで支持体82,83は、機器本体の一部に配置される。
ナノ構造コーティング84,85はまた、図3に上述したように、それらの間に絶縁または空間を有しうる。またはナノ構造コーティング84,85は、2つの支持体82,83に単一のナノ構造コーティングとして形成されうる。また、図4Bに、電気接続201,202と接続点203,204を示す。これらは、図3Bに更に上述されている。
幾つかの実施形態において、植込医療機器の動作中に、電気エネルギーの1つの極は、電気接続201,202の1つによって通電され、もう1つの極は、電気接続201,202の他の1つによって通電される。たとえば電気接続201,202は、電気回路の互いに反対の極にそれぞれ取付けられうる。そのように、ナノ構造コーティング84,85は、互いに反対の電気ポテンシャルを有する。これらの互いに反対の電気ポテンシャルによって、電場(および場合によっては電流)は、ナノ構造コーティング84,85の間に生成されうる。
他の実施形態において、植込医療機器は、単極の構成において使用されうる。1以上の電極(たとえばここで記述される任意の電極)は、機器に配置されえ、1つの電気接続は、1以上の電極に接続されうる。これらの1以上の電極は、電気回路の第1極を形成しうる。電気回路の他の極は、更に1以上の電極から遠隔の位置に配置されうる。互いに反対の極性電気エネルギーが1以上の電極と、遠隔極とに引加されると、電気ポテンシャルは2つの位置の間に形成されえ、電場(および場合によっては電流)を生成する。幾つかの場合において、機器は、それぞれ離間した電気接続に電気的接続する複数の電極を有しうる。そのような場合において、電極は、互いに異なる回数だけ電気的活性化されえ、および/または最小のポテンシャル閾値を有する電極が検出され、使用されうる。
更に、図5に示すように、幾つかの実施形態において、植込医療機器は、3以上の電極を有しうる。幾つかの場合において、3以上の電極は、電極配列に形成されうる。電極配列は、電極対(たとえば90’と91’の対、90”と91”の対)を有しうる。電極対は、図3A〜図4Bに上述した電極対と同様でありうる。電極の支持体は、絶縁部96’、96”、96”’によって、互いに電気的分離されうる。そして、電極支持体は、絶縁
部97,98によって、機器本体200から電気的分離されうる。幾つかの実施形態において、電極対は、機器本体200に沿って互いに離間して配置されうる。
幾つかの実施形態において、電極対の第1電極の各々は、同一の第1電気接続に電気的接続されえ、第2電極の各々は、同一の第2電気接続に電気的接続されうる。この場合において、すべての電極対は、同時に電気的に電圧引加される。このことは、複数の細胞位置の、ほぼ同時刺激を可能にする。
他の実施形態において、電極の各々は、離れた電気接続に電気的接続されうる。そのような場合において、電極対の各々は、互いに異なる回数だけ電気的活性化されうる。たとえば最小の刺激電圧閾値をいずれの電極が有するかに応じて、電極は選択的に活性化されうる。他の例において、互いに異なる電極対は、互いに異なる回数だけ活性化されえ、互いに異なる細胞領域の順次的刺激を可能にする。互いに異なる電極対の順次的活性化は、機器本体200の上方向または下方向に伝搬されうる。または互いに異なる電極対の順次的活性化は、任意の所望順において伝搬されうる。
図6Aに移ると、2つの電極100,101の間におけるインターフェイス106の拡大図を示す。これらの電極100,101は、ここで記述される任意の絶縁バリア(たとえば76,86,96’,96”,96”’)であるインターフェイス106とともに、ここに開示される任意の電極対でありうる。これらの電極100,101は、それぞれナノ構造(たとえば110,111)を有しうる。
ナノ構造は、電気的伝導的(すなわち金属的)、半導体的、または絶縁的(たとえば酸化物)でありうる。ナノ構造は、ナノチューブ(単層または複層ナノチューブ)、ナノウィスカー、ナノワイヤ、ナノ粒子、ナノ組織化表面、ナノメッシュでありうる。または表面は、ナノトポグラフィーを有する。または当該分野において知られた他の任意のナノ構造が使用されうる。図6Aにおいて、ナノ構造は、細長いナノ構造、たとえばナノチューブ、ナノウィスカー、またはナノワイヤとして示される。幾つかの実施形態において、ナノ構造は、少なくとも1つの寸法が0.1nm〜100nmである。
当該分野において知られるように、ナノ構造は、様々な材料を有しうる。たとえばナノ構造は、炭素、ケイ素、ホウ素、銅金合金、二酸化ケイ素、ポリカプロラクトン(たとえばナノファイバー状のポリカプロラクトンメッシュ)、またはポリエチレングリコールを有しうる。更に、当該分野において知られるように、ナノ構造の材料は、その性質を変化させるべく、異なる材料でドープされうる。たとえばあるナノ構造材料は、より電気伝導的にすべく、ドープされてもよい。
図6Aに示すように、細長いナノ構造110,111は、ナノ構造が概して互いに整列されるパターンに配置されうる。例示的な実施形態において、パターンは更に、機器本体の長手方向の軸線に沿って整列されうる。ナノ構造はまた、Kimらによって、非特許文献1に記載される約200nmのスペーシングを有するグリッドに配置されうる。このグリッドは、ここで参照することによってそのまま包含される。ナノ構造はまた、Shinらの非特許文献2に記述されるナノメッシュを形成すべく配置されうる。このナノ構造は、ここで参照することによってそのまま包含される。他の実施形態において、ナノ構造110,111は、ランダムなパターンに、または他の任意のパターンに配置されうる。
幾つかの場合において、細長いナノ構造110,111が整列されることは、電極間のナノ構造110,111の間において、より効果的な電気的相互作用をもたらしうる(たとえばより強い電場またはより強い電流が、引加される電圧によって生成されうる)。電極100,101のインターフェイス106におけるナノ構造110,111間の距離は
また、電場の強度または電流の強度に影響しうる。この距離(以下で更に議論される)は、幾つかの場合において、ナノ構造コーティング間の空間によって支配されうる。更に、絶縁コーティングがナノ構造コーティングの間に配置されると、この絶縁コーティングはまた、電場の強度または電流の強度に影響しうる。
当該分野において知られた様々な方法を用いて、ナノ構造は、支持体に、または他の任意の所望構造に配置されうる。ナノ構造配置のための幾つかの可能な方法は、特許文献3〜6に記述されている。これらのすべての特許文献は、ここで参照することによってそのまま包含される。これらの文献はまた、特にタンタル、ジルコニウム、白金、イリジウム、およびニオブを含む、支持体に使用されうる様々な材料について言及している。
例として、図6Bにおいて示すように、電極100,101に電気エネルギーが引加されると、電気エネルギーはナノ構造110,111に通じる。ナノ構造110,111が互いに反対の電気極性を有すると、電場(また、幾つかの場合において電流)は、互いに反対の電極上の個々のナノ構造間において生成されうる(たとえば図6Bのナノ構造110,111間の線を参照のこと)。概して、ナノ構造110,111の近接(これは距離Dによって示される)は、比較的強い局所的電場(および場合によっては電流)が電極間の比較的低い電圧ポテンシャルによって、生ずることが可能になる。上述のように、この比較的小さい電場内の心筋細胞の刺激は、心筋の伝搬機構によって、心臓の大きな領域を通じて伝搬されうる。
細胞(たとえば心筋細胞、心筋前駆細胞、神経系細胞、または幹細胞)は、様々な方法において、電場または電流内に配置(dispose)されうる。幾つかの実施形態において、電極100,101は、体内に植込みでき、電極100,101の植込の位置と方向によって、細胞は電場内に配置されうる。
他の例示的な実施形態において、細胞は、体内(in vivo)において、または体外(in vitro)において、機器に堆積(deposite)されうる。結果として、幾つかの細胞は、電場または電流が生成される領域内に堆積され、および/または電場または電流が生成される領域内において成長しうる。細胞は、ナノ構造110,111間の機器に、たとえば電極支持体に、または電極間に配置されうる絶縁材料に堆積されうる。そのような場合において、細胞が配置される表面は、物理的に調整されえ(たとえば粗い表面を提供する)、またはこれらの表面上において細胞成長を促進すべく、薬理学的に処理されうる(表面に、細胞成長促進剤と細胞成長ファクタのうちの少なくとも1つを配置する)。幾つかの例において、細胞は体外において機器に堆積され、そして機器が体内に配置される場合に、追加の細胞が、体内において機器に堆積されうる。そのような実施形態において、初期に配置される細胞の種類(位置と配置方法も)は、体外において綿密に制御されうる。この細胞の種類は、機器が人体に植込されると、所望の細胞成長を促進しうる、および/または電極上において線維性成長を抑制しうる。
更に、体外において堆積される細胞の種類が心細胞である場合、堆積後の心細胞は、植込時に刺激されると、刺激を本来の心細胞に伝達し、心臓細胞の所望領域を刺激しうる。
幾つかの実施形態において、ナノ構造110,111の隙間は、強い電場が形成されるべく十分に近けられうるが、細胞がナノ構造110,111間において高い確率で配置されるであろうことを可能にすべく、十分に離れて配置されうる。一例として、電極同士(および/またはナノ構造コーティング)は、心筋細胞の直径(すなわち約15ミクロン)程度だけ互いに離れて(たとえばインターフェイス106にそって離れて)、配置されうる。幾つかの場合において、隙間は、心筋細胞の直径の約2倍(すなわち約30ミクロン)、心筋細胞の直径の約3倍(すなわち約45ミクロン)、または心筋細胞の直径の約5倍(すなわち約75ミクロン)でありうる。他の実施形態において、隙間は、心筋細胞の
直径の約5倍未満(すなわち約75ミクロン未満)、心筋細胞の直径の約3倍未満(すなわち約45ミクロン未満)、心筋細胞の直径の約2倍未満(すなわち約30ミクロン未満)、または心筋細胞の直径未満程度(すなわち約15ミクロン未満)でありうる。
図7Aと図7Bに移ると、代替の実施形態は、細長いナノ構造310,311とともに、電極対300,301を示す。整列される方向に配置される細長いナノ構造の代替として、ナノ構造310,311は、図6Aと図6Bに議論される任意のナノ構造でありえ、図6Aと図6Bに議論される任意の方向に配置されうる。図7Aと図7Bにおいて、細胞312はナノ構造310,311に配置(dispose)される。これらの図において、細長いナノ構造の端部に配置される細胞を示す。しかしながら、細胞はまた、細長いナノ構造の他の部位に配置されてもよい。ナノ構造310,311に配置される細胞を有することは、細胞が、ナノ構造310,311間に生成される電場内または電流内に位置する可能性を高めうる。
図7Aと図7Bに示すように、細胞312は、電極301の1つのナノ構造311に配置(dispose)されうるが、他の電極300のナノ構造310は、ナノ構造311が有する細胞よりも、少ない細胞を有しうる(または細胞を有さない)。幾つかの場合において、ナノ構造311は、電極植込の前にナノ構造311が有する細胞よりも、少ない細胞を有しうる(たとえば細胞を有さない)。更に、ナノ構造および/または電極300全体は、植込後の細胞成長を防ぐべく処理されうる。他の実施形態において、電極300,301のナノ構造310,311は、ナノ構造310,311に配置(dispose)される細胞を有しうる。
幾つかの場合において、ナノ構造310,311が電極300,301に包含される前に、細胞はナノ構造310,311に堆積されうる。他の場合において、ナノ構造310,311が電極300,301に包含された後に、細胞はナノ構造310,311に堆積されうる。
ナノ構造310,311の1つまたは両方に、体外において細胞を堆積することは、様々な利点を有しうる。幾つかの場合において、ナノ構造に配置される細胞が無いことによって、体外細胞は、より弱い免疫反応を引き起こしうる(たとえば免疫反応が無い)。このことは、電極表面における線維性成長の抑制を含む幾つかの利点を有しうる(線維性成長は、細胞を刺激または細胞を感知するために、より高い電圧を引き起こしうる)。異なる細胞反応は、参照することによってそのまま包含されるMaseらの非特許文献3に記述されている。幾つかの場合において、植込前の細胞の存在はまた、細胞の所望種類の堆積を促進しうる。そして、所望方法(位置、パターン等)における、所望種類の細胞の堆積を促進しうる。例として、心筋細胞は、ナノ構造310,311の1つまたは両方に、体外において堆積されうる。これらの心筋細胞が体内に植込されると、他の心筋細胞の成長は、体外堆積された心筋細胞(つまり試験官で堆積された心筋細胞)の存在によって促進されうる。
図7Bに示すように、距離Dは、ナノ構造310,311間の距離である。図6Bに上述のように、この距離Dは、インターフェイス106の幅でありうる。換言すると、電極300,301のナノ構造コーティングがインターフェイス106によって分離され、かつインターフェイスが或る幅を有すると、この幅Dを増加することは、他の全ての構造は等しいが、電場または電流の強度を減少させうる。ここで電場または電流は、ナノ構造コーティング間において形成される。また、電極間の隙間(およびナノ構造コーティング間の隙間のうちの少なくとも1つ)は、図6Bに上述の任意の寸法でありうる。
他の実施形態において、細胞とともにナノ構造をコーティングする方法が開示される。
ナノ構造は、溶液中において生成されえ、配置されうる。たとえば支持体に配置されるナノ構造は、溶液中に支持体を置くことによって、溶液中において支持体に配置されうる。ナノ構造においてコーティングされることを所望する種類の細胞もまた、溶液中に散布されうる。ナノ構造が、互換性を有する化学的性質を備える場合(以下で議論するが)、細胞はナノ構造上に配置され、徐々にナノ構造を細胞中に組入れる。
ナノ構造を細胞に組入れることを促進すべく、ナノ構造は、ナノ構造を細胞膜に適合させる化学組成を有しうる。このことは、ナノ構造の周囲の細胞膜の成長を促進することが可能であり、また細胞寿命を長くしうる。生体適合性を有する化学的組成の一例として、ナノ構造は、ケイ素を有しうる。また、少なくともナノ構造の一部は二酸化ケイ素を有しうる。二酸化ケイ素は、細胞が安定しうる生体適合性を有する表面を提供しうる。更に、二酸化ケイ素の生体適合性により、細胞はナノ構造を細胞に組入れうる。幾つかの例において、ナノ構造のサイズはまた、ナノ構造をうまく組入れる、またはナノ構造を封入(encapsulate)する細胞の能力に影響しうる。たとえば90nm未満または30nm〜90nmの寸法(すなわちナノチューブの直径)を少なくとも1つ有するナノ構造は、400nmのような大きな寸法と比較して、細胞寿命を拡張しうる。
加えて、上述のように、ナノファイバー状のポリカプロラクトンメッシュまたはポリエチレングリコールは、心筋細胞を成長させる基板として使用されうる。幾つかの場合において、ポリカプロラクトンのナノ構造とポリエチレングリコールのナノ構造は、生体適合性を有してもよく、また二酸化ケイ素ナノ構造に関して上記に議論したように、細胞成長または内部成長を促進しうる。
様々な実施形態において、細胞堆積のための細胞源は、自己移植細胞、同種細胞、同種異系細胞、または異種細胞のうちの少なくとも1つを含みうる。幾つかの場合において、自己移植細胞は、細胞拒絶反応を取り除くこと、または細胞拒絶反応を低減することができる。しかしながら、病状のひどい、または慢性状態の患者において、細胞採取は望ましくない。そのような場合、非自己移植細胞が用いられうる。非自己移植細胞の使用はまた、特定の患者が識別される前に機器が準備されうるという更なる利点を提供しうる。この利点は、患者が識別される時期から、植込の時期までの遅延を低減しうる。
本発明の他の実施形態において、ここで言及される任意の電極システムは、リード線に基づく神経系刺激システムまたはリード線が無い神経系刺激システムに包含されうる。幾つかの実施形態において、電極がここで記述される心臓系システムに包含される同じ方法で、電極は神経系システムに包含されうる。
様々な修正と追加が、本発明の範囲から逸脱することなく、議論される例示的実施形態になされうる。たとえば上述の実施形態が詳細な特徴を参照する一方で、本発明の範囲はまた、異なる組合せの特徴を有する実施形態と、記述されるすべての特徴を含まない実施形態とを含む。したがって、本発明の範囲は、全ての均等物とともに、請求項の範囲に含まれる、すべてのそのような代替、修正および多様性を包含するよう意図される。

Claims (11)

  1. 医療電極のコーティング方法であって、前記コーティング方法は、
    第1電極(70,80,100,300)を支持する第1電極支持体(72,82)を提供するステップと;
    前記第1電極支持体(72,82)の少なくとも一部に、少なくとも1つのナノ構造(110,111,310,311)を配置するステップと;
    少なくとも1つの前記ナノ構造(110,111,310,311)に、少なくとも1つの細胞(312)を配置するステップと
    を備え、
    前記細胞(312)は、少なくとも部分的に、体外において前記ナノ構造(110,111,310,311)に堆積されることを特徴とする、コーティング方法。
  2. 前記細胞(312)は、心臓細胞、心臓前駆細胞、神経系細胞、および幹細胞のうちから選択される、
    請求項1記載のコーティング方法。
  3. 前記ナノ構造(110,111,310,311)は、ナノ組織化表面、単層ナノチューブ、複層ナノチューブ、ナノワイヤ、表面ナノトポグラフィー、ナノメッシュ、およびナノ粒子のうちから選択される、
    請求項1記載のコーティング方法。
  4. 前記ナノ構造(110,111,310,311)は、ポリカプロラクトン、ポリエチレングリコール、および二酸化ケイ素のうちから選択される材料によって形成される、
    請求項1記載のコーティング方法。
  5. 前記コーティング方法は更に、前記第1電極(70,80,100,300)を植込医療機器(10)に組入れるステップを有する、
    請求項1記載のコーティング方法。
  6. 前記コーティング方法は更に、
    第2電極支持体(73,83)を提供するステップと;
    前記第2電極支持体(73,83)の少なくとも一部に、少なくとも1つのナノ構造(111,311)を堆積するステップと
    を有する、
    請求項1記載のコーティング方法。
  7. 前記コーティング方法は更に、
    前記ナノ構造(111,311)の少なくとも一部に、少なくとも1つの細胞(312)を、体外において堆積するステップを有する、
    請求項6記載のコーティング方法。
  8. 前記コーティング方法において、追加細胞(312)の堆積は、少なくとも部分的に、体内において行なわれる、
    請求項1記載のコーティング方法。
  9. 前記コーティング方法は更に、
    前記第1電極支持体(72,82)と前記第2電極支持体(73,83)を、医療電気リード線(14)のリード線本体に結合させるステップを有する、
    請求項6記載のコーティング方法。
  10. 前記第1電極支持体(72,82)と前記第2電極支持体(73,83)は、前記リード線本体のインターフェイス(106)を介して互いに或る距離だけ離間している、
    請求項9記載のコーティング方法。
  11. 前記第1電極支持体(72,82)と前記第2電極支持体(73,83)は、互いに15ミクロン〜75ミクロンの距離だけ離間している、
    請求項9記載のコーティング方法。
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