JP5040824B2 - 積分回路 - Google Patents

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Description

本発明は、積分回路に関するものである。
従来、反転増幅回路の帰還抵抗をコンデンサに置き換えて構成した積分回路がよく知られている。
上記した積分回路の構成を図3に示す。図に示すように、この積分回路は、演算増幅器70、入力抵抗71およびコンデンサ72を有している。
この積分回路は、反転積分回路として構成されており、また、演算増幅器の反転入力端子、非反転入力端子、出力端子等の各端子の各電圧範囲は電源電圧VDD以下に制限される。このため、例えば、入力端子Vinに印加される電圧が0Vになった場合に演算増幅器の出力電圧Voutも電源電圧VDD以下となるようにする必要がある。したがって、例えば、電源電圧VDD=5Vの場合、リファレンス電圧Vref=2.5Vとして、入力端子Vinの電圧範囲0〜2.5Vに対し、出力電圧Vout=5〜2.5Vを得ることが可能である。
しかし、このような積分回路は、上記したように反転積分回路として構成されているので、入力端子Vinの電圧範囲が制限され、実質的な入力端子Vinの電圧範囲がVDD/2程度となってしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、入力端子の電圧範囲をより広くすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、カレントミラー接続された第1、第2のトランジスタ(11、13)を有し、第1のトランジスタ(11)に流れる電流と比例した電流を第2のトランジスタ(13)に流すように構成された第1のカレントミラー回路(10)と、第1のトランジスタ(11)と直列に接続された第3のトランジスタ(21)と、入力端子(IN1)に反転入力端子が接続された演算増幅器(24)を有し、入力端子(IN1)に印加される入力電圧(Vin)の増加に伴って第3のトランジスタ(21)に流れる電流が増加するように構成された可変定電流回路(20)と、第2のトランジスタ(13)と直列に接続され、当該第2のトランジスタ(13)との接続点に出力端子(OUT)が接続されたコンデンサ(30)と、コンデンサ(30)と並列に接続され、入力端子(IN2)に入力される信号に応じてオンオフするスイッチ回路(35a)を有し、第2の入力端子(IN2)に入力される信号に応じてスイッチ回路(35a)をオンさせてコンデンサ(30)に蓄積された電荷を放電させる放電回路(35)と、可変定電流回路(20)は、基準電圧(Vref)を生成する電源回路(23)と、当該電源回路(23)と第3のトランジスタ(21)の間に設けられた抵抗(22)と、を有し、第3のトランジスタ(21)は、演算増幅器(24)の出力端子にゲート端子が接続されたNチャネルMOSFETにより構成されており、第3のトランジスタ(21)のソース端子にゲート端子が接続されたPチャネルMOSFET(51)を有する定電流回路(50)と、PチャネルMOSFET(51)と直接に接続された第6のトランジスタ(41)と、当該第6のトランジスタ(41)とカレントミラー接続された第7のトランジスタ(42)を有し、第6のトランジスタ(41)に流れる電流と比例した電流を第7のトランジスタ(42)に流すように構成された第2のカレントミラー回路(40)と、第7のトランジスタ(42)と直列に接続された第8、第9のトランジスタ(61、62)と、抵抗(22)と第3のトランジスタ(21)の接続点と接地端子(GND)との間に直列に配置された第10、第11のトランジスタ(63、64)と、出力端子(OUT)と接地端子(GND)との間に直列に配置された第12、第13のトランジスタ(65、66)と、を有し、第8、第9のトランジスタ(61、62)に流れる電流に比例した電流が第10、第11のトランジスタ(63、64)と、第12、第13のトランジスタ(65、66)にそれぞれ流れるように構成された第3のカレントミラー回路(60)と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、入力端子(IN1)に印加される入力電圧(Vin)の増加に伴って第3のトランジスタ(21)に流れる電流が増加し、この第3のトランジスタ(21)に流れる電流と等しい電流が第1のトランジスタ(11)に流れ、この第1のトランジスタ(11)に流れる電流に比例した電流が第2のトランジスタ(13)に流れ、この第2のトランジスタ(13)に流れる電流に応じた量の電荷がコンデンサ(30)に蓄積され、このコンデンサ(30)と第2のトランジスタ(13)との接続点に接続された出力端子(OUT)から入力電圧を非反転出力した電圧(Vo)が出力され、非反転積分回路として動作するので、入力端子の電圧範囲をより広くすることができる。
また、入力端子(IN1)に印加される入力電圧(Vin)が低く、演算増幅器(24)の出力端子にゲート端子が接続された第3のトランジスタ(21)がオフしていても、第3のトランジスタ(21)のソース端子にゲート端子が接続されたPチャネルMOSFET(51)がオンとなり、このPチャネルMOSFET(51)に流れる電流と等しい電流が第6のトランジスタ(41)に流れ、この第6のトランジスタ(41)に流れる電流に比例した電流が第7のトランジスタ(42)に流れ、この第7のトランジスタ(42)に流れる電流と等しい電流が第8、第9のトランジスタ(61、62)に流れ、この第8、第9のトランジスタ(61、62)に流れる電流と等しい電流が、電源回路(23)から抵抗(22)を介して第10、第11のトランジスタ(63、64)に流れるので、第3のトランジスタ(21)のドレイン端子の電位を低下させ、第3のトランジスタ(21)をオンさせることが可能となり、第1のトランジスタ(11)に流れる電流と、第2のトランジスタ(13)に流れる電流の電流特性の歪みを改善することが可能である。
また、請求項2に記載の発明は、第1のカレントミラー回路(10)は、第1のトランジスタ(11)と直接に接続された第4のトランジスタ(12)と、第2のトランジスタ(13)と直接に接続された第5のトランジスタ(14)を有し、第4、第5のトランジスタ(12、14)はカレントミラー接続され、第1、第4のトランジスタ(11、12)に流れる電流と比例した電流を第2、第5のトランジスタ(13、14)に流すように構成されており、コンデンサ(30)は、第5のトランジスタ(14)を介して第2のトランジスタ(13)に接続され、当該第5のトランジスタ(14)との接続点に出力端子(OUT)が接続されていることを特徴としている。
このような構成によれば、コンデンサ(30)は、第5のトランジスタ(14)を介して第2のトランジスタ(13)に接続されており、コンデンサ(30)に電荷が蓄積され、出力端子(OUT)の電圧が上昇しても、第4のトランジスタ(13)のドレイン−ソース間電圧Vdsが変化しにくくなるので、第1、第2のトランジスタ(11、13)に流れる電流と、第4、第5のトランジスタ(12、14)に流れる電流の誤差を低減することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る積分回路の構成を図1に示す。本積分回路は、カレントミラー回路10、可変定電流回路20、コンデンサ30、放電回路35、カレントミラー回路40、定電流回路50およびカレントミラー回路60を備えている。
カレントミラー回路10は、カレントミラー接続されたPチャネルMOSFET11、13と、カレントミラー接続されたPチャネルMOSFET12、14とを有している。PチャネルMOSFET11とPチャネルMOSFET12が直列に接続され、PチャネルMOSFET13とPチャネルMOSFET14が直列に接続されており、PチャネルMOSFET11、12に流れる電流と等しい電流がPチャネルMOSFET13、14に流れるようになっている。
本カレントミラー回路10は、このようにカレントミラー接続されたPチャネルMOSFET11、13とカレントミラー接続されたPチャネルMOSFET12、14をカスコード接続した所謂カスコードカレントミラー回路として構成されている。
なお、PチャネルMOSFET12、14の各ゲート端子は互いに接続され、各ゲート端子には、バイアス端子BIAS1が接続されている。このバイアス端子BIAS1には、一定のバイアス電圧V1が印加されるようになっている。
可変定電流回路20は、カレントミラー回路10のPチャネルMOSFET11、12と直列に接続されたNチャネルMOSFET21と、基準電圧Vrefを生成するための基準電源23と、NチャネルMOSFET21と基準電源23との間に配置された抵抗22と、入力端子IN1に反転入力端子が接続され、NチャネルMOSFET21のゲート端子に出力端子が接続された演算増幅器24を備えている。
入力端子IN1には、図示しない差動増幅回路より入力電圧Vinが印加されるようになっている。基準電源23は、この差動増幅回路より入力される入力電圧Vinのレベルを調整するためのものであり、本実施形態においては、基準電圧Vref=0.5Vとなっている。
可変定電流回路20は、入力端子IN1に印加される入力電圧Vinの増加に伴ってNチャネルMOSFET21に流れる電流が増加するように構成されている。
コンデンサ30は、カレントミラー回路10のPチャネルMOSFET13、14と直列に接続されている。
放電回路35は、コンデンサ30と並列に接続されたNチャネルMOSFET35aを有している。このNチャネルMOSFET35aのゲート端子には入力端子IN2が接続されており、この入力端子IN2には、外部よりローレベルまたはハイレベルの信号が入力されるようになっている。
NチャネルMOSFET35aは、入力端子IN2に入力されるローレベルまたはハイレベルの信号に応じてオンオフするようになっている。すなわち、入力端子IN2にローレベルの信号が入力されると、NチャネルMOSFET35aは開路状態(オフ)となり、コンデンサ30には、カレントミラー回路10のPチャネルMOSFET13、14に電流れる電流に応じた量の電荷が蓄積される。また、入力端子IN2にハイレベルの信号が入力されると、NチャネルMOSFET35aは閉路状態(オン)となり、このNチャネルMOSFET35aを介してコンデンサ30に蓄積された電荷が放電される。
本積分回路は、入力端子IN2に入力される信号によりコンデンサ30に蓄積された電荷を放電させるようになっている。
また、コンデンサ30とPチャネルMOSFET13の接続点には出力端子OUTが接続されており、この出力端子OUTから出力電圧Voが出力されるようになっている。
カレントミラー回路40、定電流回路50およびカレントミラー回路60は、スタートアップ回路を構成するものである。
本積分回路は、入力電圧Vinの電圧変動範囲を0.5V(基準電圧Vref)〜4V程度をとして、入力電圧Vinを積分した出力電圧Voを出力端子OUTから出力する。しかし、本可変定電流回路20においては、入力端子IN1に印加される入力電圧Vinが低く、演算増幅器24の出力電圧がNチャネルMOSFET21の閾値電圧Vt(例えば、0.6V)未満になっていると、NチャネルMOSFET21がオフしており、入力電圧Vinを0.6V程度まで上昇させると、NチャネルMOSFET21がオンするようになっている。すなわち、入力電圧Vinを基準電圧Vrefから0.6V程度まで上昇させるまでの間、NチャネルMOSFET21がオフしているため、入力電圧Vinを基準電圧Vrefから4V程度まで上昇させると、PチャネルMOSFET11、12やPチャネルMOSFET13、14に流れる電流の電流特性に歪みが生じてしまうといった現象が生じる。
本実施形態では、上記スタートアップ回路を設けることにより、入力電圧Vinを変動させた場合のPチャネルMOSFET11、12やPチャネルMOSFET13、14に流れる電流の電流特性の歪みを改善するようにしている。
カレントミラー回路40は、カレントミラー接続されたPチャネルMOSFET41、42を有しており、PチャネルMOSFET41に流れる電流と等しい電流がPチャネルMOSFET42に流れるようになっている。
定電流回路50は、直列に接続された抵抗52およびPチャネルMOSFET51を備えている。これらの抵抗52およびPチャネルMOSFET51は、カレントミラー回路40のPチャネルMOSFET41と直列に接続されている。
PチャネルMOSFET51のゲート端子は、NチャネルMOSFET21のソース端子に接続されており、PチャネルMOSFET51がオンするとPチャネルMOSFET41から抵抗52に定電流が流れるようになっている。
カレントミラー回路60は、直列に接続されたNチャネルMOSFET61、62と、直列に接続されたNチャネルMOSFET63、64と、直列に接続されたNチャネルMOSFET65、66と、を有している。NチャネルMOSFET61、63、65と、NチャネルMOSFET62、64、66は、それぞれカレントミラー接続されており、NチャネルMOSFET61、62に流れる電流と等しい電流が、NチャネルMOSFET63、64と、NチャネルMOSFET65、66にそれぞれ流れるようになっている。
なお、NチャネルMOSFET61、63、65の各ゲート端子には、バイアス端子BIAS2が接続されている。このバイアス端子BIAS2には、一定のバイアス電圧V2が印加されるようになっている。
本実施形態のカレントミラー回路10におけるPチャネルMOSFET12、14は、出力端子OUTから出力される出力電圧Voが上昇してきた場合に、PチャネルMOSFET11、12に流れる電流と、NチャネルMOSFET13、14に流れ込む電流の誤差を少なくするために設けられている。
例えば、カレントミラー回路10におけるPチャネルMOSFET12、14を省略し、カレントミラー回路10をPチャネルMOSFET11、13のみで構成した場合、PチャネルMOSFET11のドレイン−ソース間電圧Vds11=PチャネルMOSFET11のゲート−ソース間電圧Vgs11=PチャネルMOSFET13のゲート−ソース間電圧Vgs13となる。しかし、この場合、PチャネルMOSFET13のドレイン端子にコンデンサ30が接続されることになるため、出力電圧Voが上昇するとPチャネルMOSFET13のドレイン−ソース間電圧Vdsが変化し、PチャネルMOSFET11のドレイン−ソース間電圧Vds11≠PチャネルMOSFET13のドレイン−ソース間電圧Vds13となる。したがって、PチャネルMOSFET11とPチャネルMOSFET13に流れる各電流に誤差が生じてしまう。
本実施形態のカレントミラー回路10は、カレントミラー接続されたPチャネルMOSFET11、13と、カレントミラー接続されたPチャネルMOSFET12、14とをカスコード接続した構成となっており、コンデンサ30は、PチャネルMOSFET14を介してPチャネルMOSFET13に接続されているので、コンデンサ30に電荷が蓄積し、出力電圧Voが上昇してもPチャネルMOSFET13のドレイン−ソース間電圧Vds13が変化しにくくなり、PチャネルMOSFET11、12に流れる電流と、PチャネルMOSFET13、14に流れる電流の誤差が少なくなるように構成されている。
次に、本積分回路の動作について説明する。上記した構成において、入力端子IN1に0Vの入力電圧Vinが印加されると、演算増幅器24の出力端子にゲート端子が接続されたNチャネルMOSFET21がオフしていても、PチャネルMOSFET51はオンとなり、PチャネルMOSFET41から抵抗52に定電流I3が流れ、このPチャネルMOSFET41に流れる電流I3と等しい電流I3がPチャネルMOSFET42に流れる。更に、PチャネルMOSFET42に流れる電流と等しい電流I3がNチャネルMOSFET61、62と、NチャネルMOSFET63、64と、NチャネルMOSFET65、66に、それぞれ流れる。
ここで、NチャネルMOSFET63、64には、基準電源23から抵抗22を介して電流I3が流れる。すなわち、基準電源23から抵抗22を介してNチャネルMOSFET63、64に電流I3が流れることによって、NチャネルMOSFET21のドレイン端子の電圧が低下する。
そして、入力電圧Vinを0Vから上昇させていくと、入力電圧Vinが基準電圧Vref=0.5Vとなる前に、NチャネルMOSFET21のドレイン端子の電圧が閾値電圧Vt以上となり、NチャネルMOSFET21がオンするようになっている。
このように、PチャネルMOSFET51とNチャネルMOSFET21が共にオンしている場合、NチャネルMOSFET21に流れる電流I4と、NチャネルMOSFET21から抵抗22へ流れる電流I1の関係は、I1=I4−I3となる。
また、NチャネルMOSFET21には、直列にPチャネルMOSFET11、12が接続されており、これらのPチャネルMOSFET11、12に流れる電流と等しい電流がPチャネルMOSFET13、14に流れる。
したがって、PチャネルMOSFET13、14には、NチャネルMOSFET21に流れる電流I4と等しい電流I4が流れる。また、PチャネルMOSFET13、14に流れる電流I4の一部は、NチャネルMOSFET65、66に流れるため、コンデンサ30に流れ込む電流I2は、I2=I4−I3となる。すなわち、コンデンサ30に流れ込む電流I2は、NチャネルMOSFET21から抵抗22へ流れる電流I1と等しくなる。
そして、入力電圧Vinが基準電圧Vref=0.5Vよりも大きくなり、入力電圧Vinの増加に伴ってNチャネルMOSFET21に流れる電流I4が増加すると、PチャネルMOSFET11、12に流れる電流I4、PチャネルMOSFET13、14に流れる電流I4も増加する。そして、コンデンサ30には、PチャネルMOSFET13、14に電流れる電流I4に応じた量の電荷が蓄積され、出力端子OUTから図2(b)に示すような出力電圧Voが出力される。
図2に、本積分回路の入出力特性を示す。(a)は、入力端子IN1に印加する入力電圧を示したもので、(b)は、(a)に示した入力電圧に対する出力電圧Voの特性を示したものである。図2(a)に示すように、入力電圧Vinを基準電圧Vref=0.5Vよりも大きくすると、図2(b)に示すように、出力端子OUTから出力される出力電圧Voも大きくなる。
そして、入力電圧Vinを一定値(4V)まで上昇させた後、入力電圧Vinを徐々に低下させると、PチャネルMOSFET11、12に流れる電流I4、PチャネルMOSFET13、14に流れる電流I4も減少し、コンデンサ30に蓄積される電荷の量も一定となり、図2(b)に示すように、出力電圧Voも一定(2V程度)となる。
そして、再度、入力電圧Vinを上昇させると、更に、出力端子OUTから出力される出力電圧Voも大きくなる。
なお、図2には示されてないが、入力端子IN2にハイレベルの信号が入力されると、NチャネルMOSFET35aはオンとなり、このNチャネルMOSFET35aを介してコンデンサ30に蓄積された電荷が放電され、出力端子OUTから出力される出力電圧Voも低下する。
上記した構成によれば、入力端子IN1に印加される入力電圧Vinの増加に伴ってNチャネルMOSFET21に流れる電流が増加し、このNチャネルMOSFET21に流れる電流と等しい電流がPチャネルMOSFET11、12に流れ、このPチャネルMOSFET11、12に流れる電流に比例した電流がPチャネルMOSFET13、14に流れ、このPチャネルMOSFET13、14に流れる電流に応じた量の電荷がコンデンサ30に蓄積され、このコンデンサ30とPチャネルMOSFET14との接続点に接続された出力端子(OUT)から入力電圧を非反転出力した電圧Voが出力され、非反転積分回路として動作するので、入力端子の電圧範囲をより広くすることができる。
また、入力端子IN1に印加される入力電圧Vinが低く、演算増幅器24の出力端子にゲート端子が接続されたNチャネルMOSFET21がオフしていても、NチャネルMOSFET21のソース端子にゲート端子が接続されたPチャネルMOSFET51がオンとなり、このPチャネルMOSFET51に流れる電流と等しい電流がPチャネルMOSFET41に流れ、このPチャネルMOSFET41に流れる電流に比例した電流がPチャネルMOSFET42に流れ、このPチャネルMOSFET42に流れる電流と等しい電流がNチャネルMOSFET61、62に流れ、このNチャネルMOSFET61、62に流れる電流と等しい電流が、電源回路23から抵抗22を介してNチャネルMOSFET63、64に流れるので、NチャネルMOSFET21のドレイン端子の電位を低下させ、NチャネルMOSFET21をオンさせることが可能となり、PチャネルMOSFET11に流れる電流と、PチャネルMOSFET13に流れる電流の電流特性の歪みを改善することが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、カレントミラー回路10において、カレントミラー接続されたPチャネルMOSFET11、13と、カレントミラー接続されたPチャネルMOSFET12、14とを備えた構成を示したが、PチャネルMOSFET12、14を省略し、PチャネルMOSFET11、13のみでカレントミラー回路10を構成してもよい。この場合、PチャネルMOSFET11のドレイン端子をNチャネルMOSFET21のソース端子に接続し、PチャネルMOSFET1のドレイン端子を出力端子(OUT)に接続すればよい。
また、上記実施形態では、カレントミラー回路10において、PチャネルMOSFET11、12に流れる電流と等しい電流がPチャネルMOSFET13、14に流れるように構成したが、PチャネルMOSFET11、12に流れる電流と比例する電流がPチャネルMOSFET13、14に流れるように構成してもよい。同様に、カレントミラー回路40においても、PチャネルMOSFET41に流れる電流と比例する電流がPチャネルMOSFET42に流れるように構成してもよく、カレントミラー回路60においても、NチャネルMOSFET61、62に流れる電流と比例する電流がNチャネルMOSFET63、64と、NチャネルMOSFET65、66にそれぞれ流れるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、カレントミラー回路40、定電流回路50およびカレントミラー回路60から成るスタートアップ回路を備えた構成を示したが、このスタートアップ回路を省略して構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1のトランジスタ11〜14、21、41、42、51、61〜66をMOSFETにより構成したが、MOSFETに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、コンデンサ30と並列に接続されたNチャネルMOSFET35aにより放電回路35を構成したが、このようなNチャネルMOSFET35aに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る積分回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る積分回路の入出力特性を示す図である。 課題を説明するための図である。
符号の説明
10 カレントミラー回路
11〜14 PチャネルMOSFET
20 可変定電流回路
21 NチャネルMOSFET
22 抵抗
23 基準電源
24 演算増幅器
30 コンデンサ
35 放電回路
35a NチャネルMOSFET
40 カレントミラー回路
41、42 PチャネルMOSFET
50 定電流回路
51 PチャネルMOSFET
52 抵抗
60 カレントミラー回路
61〜66 NチャネルMOSFET

Claims (2)

  1. カレントミラー接続された第1、第2のトランジスタ(11、13)を有し、前記第1のトランジスタ(11)に流れる電流と比例した電流を前記第2のトランジスタ(13)に流すように構成された第1のカレントミラー回路(10)と、
    前記第1のトランジスタ(11)と直列に接続された第3のトランジスタ(21)と、入力端子(IN1)に反転入力端子が接続された演算増幅器(24)を有し、前記入力端子(IN1)に印加される入力電圧(Vin)の増加に伴って前記第3のトランジスタ(21)に流れる電流が増加するように構成された可変定電流回路(20)と、
    前記第2のトランジスタ(13)と直列に接続され、当該第2のトランジスタ(13)との接続点に出力端子(OUT)が接続されたコンデンサ(30)と、
    前記コンデンサ(30)と並列に接続され、入力端子(IN2)に入力される信号に応じてオンオフするスイッチ回路(35a)を有し、第2の入力端子(IN2)に入力される信号に応じて前記スイッチ回路(35a)をオンさせて前記コンデンサ(30)に蓄積された電荷を放電させる放電回路(35)と、を備え
    前記可変定電流回路(20)は、基準電圧(Vref)を生成する電源回路(23)と、当該電源回路(23)と前記第3のトランジスタ(21)の間に設けられた抵抗(22)と、を有し、
    前記第3のトランジスタ(21)は、前記演算増幅器(24)の出力端子にゲート端子が接続されたNチャネルMOSFETにより構成されており、
    前記第3のトランジスタ(21)のソース端子にゲート端子が接続されたPチャネルMOSFET(51)を有する定電流回路(50)と、
    前記PチャネルMOSFET(51)と直接に接続された第6のトランジスタ(41)と、当該第6のトランジスタ(41)とカレントミラー接続された第7のトランジスタ(42)を有し、前記第6のトランジスタ(41)に流れる電流と比例した電流を前記第7のトランジスタ(42)に流すように構成された第2のカレントミラー回路(40)と、
    前記第7のトランジスタ(42)と直列に接続された第8、第9のトランジスタ(61、62)と、前記抵抗(22)と第3のトランジスタ(21)の接続点と接地端子(GND)との間に直列に配置された第10、第11のトランジスタ(63、64)と、前記出力端子(OUT)と接地端子(GND)との間に直列に配置された第12、第13のトランジスタ(65、66)と、を有し、前記第8、第9のトランジスタ(61、62)に流れる電流に比例した電流が前記第10、第11のトランジスタ(63、64)と、第12、第13のトランジスタ(65、66)にそれぞれ流れるように構成された第3のカレントミラー回路(60)と、を備えたことを特徴とする積分回路。
  2. 前記第1のカレントミラー回路(10)は、前記第1のトランジスタ(11)と直接に接続された第4のトランジスタ(12)と、前記第2のトランジスタ(13)と直接に接続された第5のトランジスタ(14)を有し、前記第4、第5のトランジスタ(12、14)はカレントミラー接続され、前記第1、第4のトランジスタ(11、12)に流れる電流と比例した電流を前記第2、第5のトランジスタ(13、14)に流すように構成されており、
    前記コンデンサ(30)は、前記第5のトランジスタ(14)を介して前記第2のトランジスタ(13)に接続され、当該第5のトランジスタ(14)との接続点に出力端子(OUT)が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の積分回路。
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