JP5040212B2 - Sewing machine and sewing program - Google Patents
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Description
本発明は、ミシン及びミシンプログラムに関し、詳細には、縫針が縫製対象布に対して上昇する際に加工布の浮き上がりを間欠押えで防止するようにしたミシン及び、当該ミシンに用いられるミシンプログラムに関する。
BACKGROUND OF THE
従来、縫製対象布に縫目を形成する場合に、縫針が上昇する際に縫製対象布の浮き上がりを防止できるように、間欠押えを針棒の上下動と同期させて上下動させる間欠押え駆動装置を装備しているミシンが知られている。 Conventionally, when a stitch is formed on a sewing object cloth, an intermittent presser driving device that moves the intermittent presser up and down in synchronization with the vertical movement of the needle bar so that the sewing target cloth can be prevented from lifting when the sewing needle is raised. Sewing machines equipped with are known.
このようなミシンで縫製する場合、縫製対象布の厚みが変化する場合には、間欠押えの位置を適切に設定することが望ましい。そこで例えば、縫製対象布の厚みが変化した場合、その布圧に応じて切替手段が作動され、作動手段による布押え足の作動ストロークの領域が変移されるミシンの布押え装置が提案されている(特許文献1参照)。このミシンの布押え装置によれば、縫製対象布の布圧の変化に関係なく常に一定のバネ圧が付与されるので、糸しまりのよい縫目を形成することができる。
しかしながら、上記従来のミシンの布押え装置では、ミシンにより縫製を開始する際に、縫製対象布の布厚に関わらず間欠押えの設定位置をデフォルトの使用位置に移動させるようにしていたので、このデフォルトの使用位置が縫製対象布の布厚に比して低い場合には、間欠押えが縫製対象布を強く押さえつけてしまい、縫製対象布を傷つける虞があるという問題があった。また、縫製対象布を押さえ込んでしまった後、縫製開始後に間欠押えの設定位置が適切な高さに設定された場合には、生地を押さえ込んだ分だけ、生地がばたついて縫目の形成に悪影響を与えるという問題があった。 However, in the above-described conventional sewing machine presser device, when sewing is started by the sewing machine, the intermittent presser setting position is moved to the default use position regardless of the thickness of the cloth to be sewn. When the default use position is lower than the thickness of the cloth to be sewn, there is a problem that the intermittent presser strongly presses the cloth to be sewn and may damage the cloth to be sewn. If the intermittent presser foot setting position is set to an appropriate height after starting sewing after the fabric to be sewn has been pressed, the fabric will flutter as much as the fabric is pressed to form stitches. There was a problem of adverse effects.
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、縫製対象布を押える間欠押えを適切な設定位置に設定するミシン及びミシンプログラムを提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a sewing machine and a sewing machine program for setting an intermittent presser for pressing a cloth to be sewn to an appropriate setting position.
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のミシンは、ミシンの針棒の上下動に連動して縫製対象布を押える間欠押えと、前記間欠押えの設定位置を、前記縫製対象布を押圧する使用位置と、前記使用位置よりも上方の待機位置とに切り替える切替機構とを備えたミシンにおいて、前記縫製対象布に縫目を形成するための針落ち点を指示するステッチデータと、前記間欠押えの前記使用位置の高さを指示する間欠押えデータとを少なくとも含む縫製データを記憶する縫製データ記憶手段と、前記切替機構が、前記間欠押えの位置を前記待機位置から前記使用位置に切り替える前に、前記縫製データ記憶手段に記憶された前記縫製データを順に読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された縫製データに含まれる縫製順序が最初の前記ステッチデータに基づき縫製する際の前記間欠押えの前記使用位置の高さが、当該縫製データに含まれる前記間欠押えデータにより指示されているか否かを判断する縫製データ判断手段と、前記縫製データ判断手段により、前記間欠押えの前記使用位置の高さが、前記間欠押えデータにより指示されていると判断された場合に、前記切替機構を駆動させ、前記間欠押えの設定位置を、前記待機位置から、当該間欠押えデータにより指示される高さの前記使用位置に切り替えさせる間欠押え位置制御手段と、前記間欠押え位置制御手段によって、前記間欠押えの設定位置が、前記間欠押えデータにより指示される高さの前記使用位置に切り替えられた後、縫製の開始指示を受け付けた場合に、前記縫製対象布への縫製を開始する縫製開始手段とを備えている。 In order to solve the above-described problem, a sewing machine according to a first aspect of the present invention provides an intermittent presser that presses a cloth to be sewn in conjunction with a vertical movement of a needle bar of the sewing machine, and a position where the intermittent presser is set, In a sewing machine including a use position to be pressed and a switching mechanism that switches to a standby position above the use position, stitch data that indicates a needle drop point for forming a stitch on the sewing target cloth, and Sewing data storage means for storing sewing data including at least intermittent presser data indicating the height of the use position of the intermittent presser, and the switching mechanism switches the position of the intermittent presser from the standby position to the use position. Before, the reading means for sequentially reading the sewing data stored in the sewing data storage means, and the sewing order included in the sewing data read by the reading means is the first Sewing data determining means for determining whether or not the height of the use position of the intermittent presser at the time of sewing based on the stitch data is indicated by the intermittent presser data included in the sewing data; and the sewing data When the determination means determines that the height of the use position of the intermittent presser is indicated by the intermittent presser data, the switching mechanism is driven to set the intermittent presser set position to the standby position. From the intermittent presser position control means for switching to the use position at the height indicated by the intermittent presser data, and the intermittent presser position control means, the set position of the intermittent presser is indicated by the intermittent presser data. The sewing start hand that starts sewing on the sewing target cloth when a sewing start instruction is received after the height is switched to the use position. It is equipped with a door.
また、請求項2に係る発明のミシンによれば、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記縫製データ判断手段は、前記ミシンが一時停止され、前記間欠押えの設定位置が前記使用位置から前記待機位置に切り替えられた場合に、縫製順序が次の前記縫製データに含まれる前記ステッチデータに基づき縫製する際の前記間欠押えの前記使用位置の高さが、当該縫製データに含まれる前記間欠押えデータにより指示されているか否かを判断することを特徴とする。
According to the sewing machine of the invention according to
また、請求項3に係る発明のミシンによれば、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記間欠押えの前記使用位置のデフォルト値を記憶するデフォルト値記憶手段を備え、前記間欠押え位置制御手段は、前記縫製データ判断手段により、前記間欠押えの前記使用位置の高さが、前記間欠押えデータにより指示されていると判断された場合に、前記切替機構を駆動させ、前記間欠押えの設定位置を、前記待機位置から、当該間欠押えデータにより指示される高さの前記使用位置に切り替えさせ、前記縫製データ判断手段により、前記間欠押えの前記使用位置の高さが、前記間欠押えデータにより指示されていないと判断された場合に、前記切替機構を駆動させ、前記間欠押えの設定位置を、前記待機位置から、前記デフォルト値記憶手段に記憶されている前記デフォルト値により指示される高さの前記使用位置に切り替えさせることを特徴とする。
Further, according to the sewing machine of the invention according to
また、請求項4に係る発明のミシンプログラムによれば、請求項1乃至3のいずれかに記載のミシンの各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。 According to a sewing machine program of a fourth aspect of the invention, the computer is caused to function as various processing means of the sewing machine according to any one of the first to third aspects.
請求項1に係る発明のミシンによれば、間欠押えの使用位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていると判断された場合には、切替機構を駆動させ、待機位置に設定されている間欠押えの設定位置を、間欠押えデータにより指示される適切な高さの使用位置に設定される。このため、縫製開始時に間欠押えが縫製対象布を強く押さえつけてしまい、縫製対象布を傷つけたり、間欠押えが縫製対象布を強く押さえつけた状態から適切な使用位置に間欠押えを移動させた際に、生地がばたついて縫目の形成に悪影響を与えたりすることを回避することができる。 According to the sewing machine of the first aspect of the present invention, when it is determined that the height of the use position of the intermittent presser is indicated by the intermittent presser data, the switching mechanism is driven and set to the standby position. The set position of the intermittent presser is set to a use position of an appropriate height indicated by the intermittent presser data. For this reason, when the intermittent presser presses the cloth to be sewn strongly at the start of sewing and damages the cloth to be sewn, or when the intermittent presser moves the intermittent presser to the appropriate use position from the state where the presser foot is strongly pressed. It can be avoided that the fabric flutters and adversely affects the formation of the seam.
また、請求項2に係る発明のミシンによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ミシンによる縫製を一時的に停止し、その後縫製を再開する場合にも、間欠押えの使用位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていると判断された場合には、切替機構を駆動させ、待機位置に設定されている間欠押えの設定位置を、間欠押えデータにより指示される適切な高さの使用位置に自動的に設定することができる。このため、ミシンを一時的に停止した後、縫製を再開する時に、間欠押えが縫製対象布を強く押さえつけてしまい、縫製対象布を傷つけたり、間欠押えが縫製対象布を強く押さえつけた状態から適切な使用位置に間欠押えを移動させた際に、生地がばたついて縫目の形成に悪影響を与えたりすることを回避することができる。
Further, according to the sewing machine of the invention according to
また、請求項3に係る発明のミシンによれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、間欠押えの使用位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていないと判断された場合には、切替機構を駆動させ、間欠押えの設定位置をデフォルト値により指示される高さの使用位置に設定するようにしている。このため、間欠押えの設定位置が間欠押えデータにより指示されているか否かに応じて、間欠押えの設定位置を適切な位置に自動的に設定することができる。
Further, according to the sewing machine of the invention of
また、請求項4に係る発明のミシンプログラムによれば、コンピュータに実行させることにより請求項1乃至3のいずれかに記載のミシンの各種処理手段としての作用効果を奏することができる。したがって、コンピュータを利用して請求項1乃至3のいずれかに記載のミシンを構成することができ、同ミシンと同様の作用効果を得ることができる。
In addition, according to the sewing machine program of the invention according to
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、上下動する針に対して相対的に縫製対象布を移動して加工布に縫目を形成し、間欠押え5を備える電子閂止めミシン1(以下、単に「ミシン1」と言う。)に本発明を適用した一例である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present embodiment, the sewing target cloth is moved relative to the needle that moves up and down to form stitches on the work cloth, and the electronic bar-tacking sewing machine 1 (hereinafter simply referred to as “
まず、ミシン1の物理的構成を、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るミシン1の斜視図である。図2は、ミシン1の左側面図であり、図3は、ミシン1が備える間欠動連動手段60の右側面図である。尚、図1の紙面手前側を「ミシン1の正面側」及び「ミシン1の前側」、紙面奥行き側を「ミシン1の背面側」及び「ミシン1の後ろ側」とする。また図1において、紙面左右方向を左右方向とする。
First, the physical configuration of the
図1に示すミシン1は、前後方向に長いミシンベッド3と、このミシンベッド3の右端部から上方へ立設された脚柱部11と、脚柱部11の上端から図1における左方へ延びるアーム部13と、アーム部13の左先端部に設けられ、下端に間欠押え5を備える間欠押え棒18と、下端にミシン針14を備える針棒15等を収容したヘッド部12とを備える。
A
またミシン1は、図1における脚柱部11の右側面(ミシン本体10の後端部)に配置され、間欠押え5の使用位置の基準位置を設定するとともに、間欠押え5を速度可変に上下動させる間欠押え上下駆動装置20を備える。また、アーム部13の下方には、縫製対象布2を外押え41で挟み押えて、縫製対象布2をミシン針14に対して水平移動させる外押え装置40を備える。さらに、ヘッド部12の内部には、ミシン針14の縫製のための上下動に連動駆動されて間欠押え5を間欠動させる間欠動連動手段60を備えている。以下、ミシン1が備える間欠押え上下駆動装置20,外押え装置40及び間欠動連動手段60について詳述する。
Further, the
まず、間欠押え上下駆動装置20について図1を参照して説明する。間欠押え上下駆動装置20は、本発明の切替機構に相当するものであり、間欠押え5の使用位置の基準位置を、縫製データ又はデフォルトの設定値により指示される位置に設定するとともに、間欠押え5の設定位置を使用位置と待機位置とに切り替えるものである。ここで、間欠押え5の使用位置の基準位置とは、縫製時において間欠押え5が針棒15と同期して上下動する際の下限位置を言う。この間欠押え上下駆動装置20は、間欠押え棒18の先端に備えられた間欠押え5と、脚柱部11の右側面に設けられ、この間欠押え5に上下動を与えるカム機構21及びこのカム機構21に回転駆動力を与える間欠押え用パルスモータ30とからなる駆動手段35とを備えている。
First, the intermittent presser
間欠押え上下駆動装置20が備えるカム機構21は、間欠押え用パルスモータ30の回転に応じて回転する出力軸31に外嵌され、円を切り欠いた略楕円状の正面形状を有し、間欠押え用パルスモータ30の回転駆動力を間欠押え5の上下動に変える間欠押え用カム22と、円状の正面形状を有し、この円の下部において間欠押え用カム22の外周部と接触し、この間欠押え用カム22のカム曲線に従動して動く従動子23と、この従動子23を一端に備え、所定の厚みを有するL字状の板からなり、その屈曲点に備えられた支点36回りに回動するカムレバー24とを備えている。また、このカムレバー24の他端に連結され、アーム部13と平行に脚柱部11の右側面側からヘッド部12側に延設されたカム連接棒25と、所定の支点回りに回動し、一方端がこのカム連接棒25に接続され、他方端が間欠動連動手段60を構成する片支持リンク板71に連動係合したカムレバー26とを備えている。
The
一方、図1における脚柱部11の右側面に備えられた間欠押え用パルスモータ30は、電気により回転駆動力を発生させるもので、モータに与えるパルスを制御することで、単位時間当たりの回転角である回転速度や、回転角度や、正回転逆回転かの回転方向の制御を高精度に行うものである。この間欠押え用パルスモータ30の背面側には、その出力軸31の回転角度を読み取るエンコーダ32が設置されており、このデータを基にフィードバック制御を行い、その制御精度を向上させている。
On the other hand, the intermittent
このように、間欠押え上下駆動装置20は、駆動手段35として、カム機構21と間欠押え用パルスモータ30との組み合わせたものを用いたので、駆動手段35に要求される使用位置の基準位置を定めるという要求を好適に実現することができる。また、駆動手段35は脚柱部11の外部に設けたので、ヘッド部12に余分な荷重がかからないようにすることができる他、駆動手段35のメンテナンスには、この部分のカバーを着脱するだけでよく、メンテナンス等が楽になる。
Thus, since the intermittent presser
次に、外押え装置40について図1を参照して説明する。アーム部13の下部に設けられた外押え装置40は、縫製対象布2を挟持して、水平移動させるためのものであり、略長方形の平面形状を有する枠である外押え41に加え、この外押え41を上下させる機構として、脚柱部11の右側面に設けられた、円を切り欠いた凸部を備える略楕円状の正面形状を有する外押え用カム43と、長方形の平面形状を有する板状の部材であって、ミシンベッド3と平行となるようにアーム部13の下部に支持され、この外押え用カム43による上下動によって上下する外押え押圧板49とを備えている。一方、この外押え押圧板49からの押圧される側の機構として、ミシンベッド3から上方に向かって立設された脚柱部56と、この脚柱部56の右上部に設けられた支点58に一端が回動可能に支持され、そのアームの他端に外押え押圧板49と当接するミシンベッド3と平行な面を備え、その面により外押え押圧板49の押圧力を受ける押圧受51とを備えている。また、この押圧受51が外押え押圧板49による押圧に応じて支点58を軸に上下に動くシーソー動に連動して、支点58の下部に設けられた支点57を軸にシーソー動を行い、その先端で外押え41を上下させる、脚柱部56側から外押え41に向かって延設された1対の押圧伝達板52を備えている。さらに、押圧受51及び押圧伝達板52をシーソー動可能に支えるとともに、外押え41がその押え面の水平を保ちながら上下するようにガイドする外押え支持体54と、この支持体54の基部に固定され、縫製対象とする縫製対象布2を下から受ける下板55とを備えている。
Next, the
外押え用カム43から外押え押圧板49へ上下動を伝達するリンクは、外押え用カム43の外周部に当接して従動し、所定の厚みを有する円状の正面形状を有する板からなる従動子44と、この従動子44を下端に備え、間欠押え上下駆動装置20のカム機構21と同じ支点36回りに回動し、所定の厚みを有するL字状の板であるカムレバー45と、このカムレバー45の他端に連結され、アーム部13と平行に脚柱部11の右側面側からヘッド部12側に延設されたカム連接棒46とを備えている。また、所定の支点回りに回動し、一方端がこのカム連接棒46のヘッド部12側の一端に接続され、他方端が外押え押圧板49に連結されたL字状の板からなるカムレバー47と、このカムレバー47のカム連接棒46連結側をこの連結側に付勢するバネ48とを備えている。このバネ48は、従動子44が間欠押え用カム43の外周に常に接触して、そのカム曲線に従うように付勢するものである。
The link for transmitting the vertical movement from the outer presser cam 43 to the outer
外押え装置40の外押え用カム43,外押え押圧板49及び、この外押え用カム43から外押え押圧板49への上記リンク関連部品は、ミシン本体10側あるいはその内部に設置され、水平移動しないものである。一方、外押え41側の押圧受51,押圧伝達板52,支持体54及び、下板55は縫製中のミシン針14に対して水平方向に移動する。この移動範囲は、外押え41に設けられた縫製対象布2の縫製部分がミシン針14に対して露出されている略長方形の平面形状を有する窓42の内側の範囲である。
The outer presser cam 43, the outer
このように水平移動する外押え41側の押圧受51に、固定され水平移動しない外押え押圧板49から、押圧受51の水平移動に拘わりなく押圧力を伝達するため、外押え押圧板49は押圧受51が水平移動する範囲をカバーする大きさとなっている。また、ここでは図示しないが、下板55にも外押え41の窓42に対応した略長方形の平面形状を有する窓が設けられ、ミシン針14が縫製対象の縫製対象布2を貫通できるようになっている。
In this way, the outer
また、押圧伝達板52の脚柱部56側には、外押え41を上昇させる方向に付勢する引っ張りバネ53が設けられている。したがって、外押え押圧板49の押圧力が押圧受51に作用しなくなると、外押え41は上昇し、挟んだ縫製対象布2が解放される。
In addition, a
次に、間欠動連動手段60について、図1乃至図3を参照して説明する。間欠動連動手段60は、縫製時において間欠押え5を、間欠押え上下駆動装置20により設定された使用位置の基準位置から所定の高さ、針棒15の動作に同期させて間欠動させるものである。この間欠動連動手段60は、ミシン針駆動軸19に外嵌された略円状の側面形状を有し、中心から離れた位置に回転軸を備えた板状の偏心カム62と、この偏心カム62の偏心動のみを伝達し回転を伝達しない筒状の転がり軸受61と、この転がり軸受61に外嵌された筒状のアーム付きリング63と、このアーム付きリング63のアーム先端64を位置固定回転可能に連結する上下に長い略楕円形の長穴67とを備えている。また、固定回転軸66回りに回動する調整連結アーム65と、この調整連結アーム65の固定回転軸66のヘッド部12側に取りつけられた縦長の板部材である伝達アーム68とを備えている。さらに、間欠押え用カム22からの上下動を伝達し、片支持リンク板71の下端に連結されたカムレバー26と、間欠動連動手段60を構成する片支持リンク板71とを連動係合させる係合片73(図3参照)を備えている。
Next, the intermittent motion interlocking means 60 will be described with reference to FIGS. The intermittent movement interlocking means 60 intermittently moves the
この伝達アーム68には、さらに、所定の厚みを有し前後方向に延設された板状の部材であるリンク板69,所定の厚みを有しL字状の側面形状を有する板状の部材であるL形リンク板70,所定の厚みを有し前後方向に延設された板状の部材である片支持リンク板71及び、所定の厚みを有し上下方向に延設された板状の部材である縦リンク板72がこの順にリンクを構成するように連結され、この縦リンク板72の端部が、上下スライド可能とされた間欠押え棒18に連結されている。
The
また、片支持リンク板71の右側面に設けられた係合片73(図3参照)は、突片下部がカムレバー26の先端で下支えされ、それより下方に片支持リンク板71が傾かないようにしている。また、間欠押え棒18の上方部分には、この押え棒18を下方に付勢する圧縮スプリング16が外挿され、ミシン本体10の外部上方から、この圧縮スプリング16の付勢力を調節する調節ネジ17が設けられている。尚、間欠押え用カム22については、後述するように、この圧縮スプリング16が、従動子23を間欠押え用カム22に常時当接するように付勢する付勢力を与えるものとなっている。
Further, the engagement piece 73 (see FIG. 3) provided on the right side surface of the piece
図2に示すように、ヘッド部12に設けられた間欠動連動手段60は、前述の板状の部材である伝達アーム68,リンク板69,L形リンク板70,片支持リンク板71及び、縦リンク板72によりリンクが形成されているが、このリンク各部分の節点の内、7つの節点、即ち、伝達アーム68の上部に設けられた固定回転軸66の節点80,伝達アーム68の下端とリンク板69の背面側端部のとの節点81,このリンク板69の正面側の端部とL形リンク板70の正面側の上端との節点82,このL形リンク板70に他端と上下に延設された縦リンク板72の上端との節点83,片支持リンク板71の背面側の端部の固定節点84,片支持リンク板71の自由端である正面側の端部とL形リンク板70の屈曲部との節点85,縦リンク板72と間欠押え棒18との節点86について図2を参照して説明する。
As shown in FIG. 2, the intermittent motion interlocking means 60 provided in the
図2において黒丸で示す節点80,84は、位置移動をしない節点であり、位置固定された状態で、節点80,84を中心とする回転のみを許容するものである。また図2において、黒三角で示す節点85は、ミシン針14の上下動に連動した間欠動の際には位置移動をしない節点であり、この間欠動の使用位置の基準位置を調整する際に位置が移動をするものである。また上下方向の黒矢印で示す節点86は、間欠押え棒18の動きとなるもので、上下方向のみ移動可能であるが、それ以外の移動は拘束されている。
このような構成で、この間欠動連動手段60は、ミシン針駆動軸19の回転駆動によって、偏心カム62が回転し、この偏心カム62の偏心動のみが転がり軸受61によってアーム付きリング63の揺動として伝達され、この揺動がアーム付きリング63のアーム先端64、調整連結アーム65の長穴67を介して、調整連結アーム65の揺動となり、これに同期して同じ固定軸(節点80)上の伝達アーム68が揺動する。
With this configuration, the intermittent motion interlocking means 60 rotates the
この節点80を中心とする伝達アーム68の揺動は、リンク板69を揺動させ、その揺動は節点82を介して、L形リンク板70を、節点85を中心として揺動させる。さらに、この揺動は節点83を介して縦リンク板72をほぼ上下に揺動させ、この揺動によって、節点86が上下動を行い、間欠押え棒18と間欠押え5とが、使用位置の基準位置から所定の高さの範囲で、間欠動を行うようになっている。
The swing of the
この際、固定節点84を中心として回転可能な片支持リンク板71は間欠動に影響されて揺動することはない。これは、片支持リンク板71は、その自由端の節点85,L形リンク板70とその節点83及び、縦リンク板72とその節点86を介して、間欠押え棒18に付与された付勢力により下方に付勢され、一方、その下限は、上述した片支持リンク板71の右側面に設けられた係合片73とカムレバー26との連動係合により規制されているからである。
At this time, the single-
尚、この係合片73への下方への付勢力は、カムレバー26を介して、最終的には、このカムレバー26の揺動の起源となる間欠押え用カム22に従動する従動子23にまで及び、この従動子23を間欠押え用カム22の外周に常時接触するように付勢する付勢力となっている。
The downward urging force to the
この片支持リンク板71の傾きが変わるのは、間欠押え上下駆動装置20によって、カムレバー26の先端が上記付勢力に抗して使用位置の基準位置の高さを調整する位置調整移動したときに、片支持リンク板71の自由端である節点85が上下移動し、これに伴って、ミシン針14の上下動に伴う、間欠押え5の間欠動に影響を与えることなく、使用位置の高さを定め、間欠動の下限位置となる使用位置の基準位置を調整することができる。
The inclination of the one-side
このような機構により、この間欠動連動手段60は、間欠押え5の使用位置と待機位置とに干渉されずに、ミシン針14の縫製のための上下動に連動駆動されて間欠押え5を間欠動させることができる。
By such a mechanism, the intermittent movement interlocking means 60 is driven in conjunction with the vertical movement for sewing of the
次に、この間欠動連動手段60を用いた、ミシン針14の上下動に連動した間欠押え5の間欠動のストロークの調整方法について説明する。ストロークの調整を行うのは、アーム付きリング63と調整連結アーム65である。
Next, a method for adjusting the stroke of the intermittent movement of the
このアーム付きリング63自体の揺動ストロークは、ミシン針14の上下動に同期し、常に一定である。これに対し、アーム付きリング63のアーム先端64が調整連結アーム65の長穴67に連結される連結位置が変更、即ち、この連結位置が、調整連結アーム65の固定回転軸66からより遠い位置となると、アーム付きリング63の揺動ストロークに対応したその連結位置の揺動ストロークは変わらないが、調整連結アーム65自体の固定軸(節点80)回りの揺動角は小さくなる。逆に、この連結位置をより近い位置にすると、調整連結アーム65自体の固定軸(節点80)回りの揺動角は大きくなる。
The swinging stroke of the
こうして、アーム付きリング63の揺動ストローク、つまりミシン針14の上下動ストロークに対して、調整連結アーム65の固定軸(節点80)回りの揺動角を調整することができ、この揺動角の調整により、伝達アーム68の揺動端、即ち、節点81の揺動ストロークを調整することができ、その結果、間欠押え5の間欠動のストロークを調整することができる。
Thus, the swing angle around the fixed shaft (node 80) of the
このような構成で、このミシン1における間欠押え上下駆動装置20は、間欠押え5の使用位置における間欠動と、待機位置への移動とを含む上下移動を単一の位置設定維持可能で速度可変な駆動手段35で行うことができ、使用位置と待機位置とを切り替えるために専用の駆動手段を設ける必要がなく、また、装置の自動化をより統一的に行うことができる。
With such a configuration, the intermittent presser
次に、ミシン1の電気的構成について、図4を参照して説明する。図4は、ミシン1の電気的構成を示す概念図である。図4に示すように、ミシン1の制御ユニット130は、CPU133,ROM134,RAM132,入力インターフェイス131及び、出力インターフェイス135等で構成され、入力インターフェイス131及び出力インターフェイス135とCPU133とはバス136により接続されている。また、入力インターフェイス131には、各種の縫製パラメータの設定や縫製速度等の各種の縫製に関わる情報の選択等を指示する操作パネル120,縫製データを作製するプログラマ121,間欠押え5の設定位置を指示する間欠押えペダル122及び、縫製開始を指示するスタートペダル123が接続されている。また、出力インターフェイス135には、針棒15を上下方向に往復移動させるミシンモータ143を駆動させる駆動回路140,外押え装置40に挟持された縫製対象布2を左右方向又は前後方向に水平移動させるXY送り用パルスモータ144を駆動させる駆動回路141及び、間欠押え5の設置位置を移動させる前述の間欠押え用パルスモータ30を駆動させる駆動回路142が接続されている。以下、制御ユニット130に接続されるプログラマ121及び、制御ユニット130を構成するCPU133,ROM134並びに、RAM132について詳述する。
Next, the electrical configuration of the
プログラマ121は、縫製対象布に縫目を形成するための縫製データを作製する装置であり、プログラマ121が備えるテンキーや機能キーを操作することにより、図柄等の所望の模様の縫製データを作成できるようになっている。縫製データはこのプログラマ121により作製される場合の他、予め、ROM134に記憶されている場合や、メモリーカード等の外部記憶装置に記憶されていてもよく、その場合は、その縫製データをRAM132上に読み込むようにすればよい。
The
CPU133は、ミシン1の主制御を司り、ROM134に記憶された縫製制御プログラムに従って、縫製を実行するための各種演算及び処理を実行する。また、ROM134に記憶された本発明に係るミシンプログラムに従って、間欠押え5の使用位置の基準位置を設定するための各種演算及び処理を実行する。尚、ミシンプログラムはメモリーカード等の外部記憶装置に記憶されていてもよく、その場合は、そのプログラムをRAM132上に読み込んで実行する。
The CPU 133 performs main control of the
ROM134は、各種の駆動機構を駆動制御するとともに、各種模様を選択する模様選択制御や各種の表示制御を含む縫製制御プログラムが記憶された縫製制御プログラム記憶領域に加えて、後述する本願特有のプログラムであり、間欠押え上下駆動装置20の使用位置の基準位置を設定するミシンプログラムが記憶されたミシンプログラム記憶領域等が設けられている。また、このROM134には、複数種類の縫製データやこれらの模様データに対応する各種データを含む後述する各種の縫製情報データが記憶されている。
The
RAM132は、任意に読み書き可能な記憶素子であり、ROM134から読み出された各種の縫製データや、CPU133が演算処理した演算結果を収容する各種記憶領域が必要に応じて設けられている。
The
次に、以上のように構成されたミシン1を使用して、具体例1として図5に示す縫製対象布150を、図6に示す縫製データ180に従って縫製する場合について、図5乃至図7を参照して説明する。図5は、具体例1に係る縫製対象布150と、この縫製対象布150に形成される縫目171,173,176及び177を説明するための説明図である。また、図6は、図5に示す縫製対象布150を縫製するための縫製データ180を説明するための説明図であり、図7は、間欠押え5の使用位置の基準位置を設定する処理の流れを示すフローチャートである。尚、図7に示す、間欠押え5の使用位置の基準位置を設定する処理を実行させるプログラムはROM134のミシンプログラム記憶領域に記憶されており、図4に示すCPU133が実行する。
Next, using the
まず、縫製対象布150について、図5を参照して説明する。図5に示すように、縫製対象布150は、布151,152及び153の合計3枚の布から構成されている。縫製対象布150がミシン1にセットされる際には、布151がミシンベッド3側に配置され、この布151の上部に布152が、布152の上部に布153がそれぞれ配置される。また、各布の厚みは、布151は3mm,布152は2mm,布153は2mmであり、布が重なる部分は各布の厚さに応じて縫製対象布の厚みが増す。
First, the
次に、縫製対象布150に縫目171を形成するための縫製データ180について、図5及び図6を参照して説明する。図6に示すように、縫製対象布150に縫目を形成するための縫製データ180は、読み出される順序を示す順位181と、縫製データの種類及び各種設定並びに指示値等からなる指示情報182とから構成され、順位0乃至20の合計21個のデータからなる。具体例1では、縫製データ180には、ミシン針14の針落ち点を、ユーザから見て左右方向(図1において前後方向)であるX方向(+X,−X)と、ユーザから見て前後方向(図1において左右方向)であるY方向(+Y,−Y)とからなる相対的な座標により指示する、図6中「ステッチ」で示すステッチデータ221,223,226及び227が含まれている。これらのステッチデータ221,223,226及び227はそれぞれ、縫製対象布150に形成される縫目171,173,176及び177に対応する縫製データである。また縫製データ180には、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さを指示する、図6中「間欠押え高さ」で示す間欠押えデータ222及び225が含まれている。また縫製データ180には、ミシン1による縫製を一時的に停止させることを指示する、図6中「一時停止」で示す一時停止データ224及び、ミシン1による縫製を終了させることを指示する、図6中「エンド」で示すエンドデータ228が含まれている。尚、具体例1では説明を簡略化するために、縫製データ180には、ステッチデータ、間欠押えデータ、一時停止データ及びエンドデータが含まれている場合について説明したが、縫製データとしては、糸の色を示す糸色データ、針棒15の上下動の早さを指示する縫製速度データ等、縫製に必要な各種パラメータを指示するデータを含むようにしてもよい。
Next,
次に、具体例1として、図6に示す縫製データ180に従って、図5に示す矢印161に示す方向に、縫製対象布150に縫目を形成する際に、間欠押え5の設定位置を自動的に設定する処理について図7に示すフローチャートを参照して説明する。尚、本実施例では、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さがステッチデータよりも順位が小さい間欠押えデータにより規定されるものとし、ステッチデータよりも順位が小さい間欠押えデータが記憶されていない場合には、間欠押え5の使用位置の基準位置の高がROM134に記憶されているデフォルト値3mmに設定されるようにしている。
Next, as specific example 1, when the stitches are formed on the
まず、ユーザによりミシン1の電源がONされ、縫製データが選択されると、縫製データを順に読み出すためのデータ順位カウンタNが0にセットされ、RAM132の所定の記憶領域に記憶される(S10)。このとき、間欠押え5は待機位置にあり、間欠押え5とミシンベッド3との間には十分な間隔があり、また、外押え41は下板55から上方に離間した状態であるため、外押え装置40に縫製対象布2をセットしやすい状態となっている。続いて、間欠押えペダル122がONにされている場合には(S20:Yes)、縫製順序が最初のステッチデータに従って縫目を形成する際の、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが設定されているかを判断するためのチェック用カウンタMが0(N=0)にセットされ、RAM132の所定の記憶領域に記憶される(S21)。
First, when the power of the
続いて、RAM132が参照され、縫製データ180のうち、順位0(M=0)の縫製データが読み出され、その縫製データの種類が、ステッチデータであると判断される(S22:No,S24:Yes)。前述のように、ステッチデータよりも順位が小さい間欠押えデータが記憶されていない場合には、間欠押え5の使用位置の基準位置の高がデフォルト値により指示される高さに設定されるようにしているので、縫製順序が最初の順位0のステッチデータは、間欠押え5の高さが指示されていないと判断され、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、ROM134に記憶されているデフォルト値3mmに設定される。そして、設定された間欠押え5の使用位置の基準位置の高さに基づき間欠押え用カム22の位相が決められ、間欠押え5の設定位置が、待機位置から、高さ3mmに設定された使用位置の基準位置に切り替えられる(S25)。尚、順位Mの縫製データが間欠押えデータでも、ステッチデータでもないと判断される場合には(S22:No,S24:No)、次の順位Mの縫製データを読み出すために、チェック用カウンタMが1増加(インクリメント)され、RAM132の所定の記憶領域に記憶される(S26)。続いてS22に戻り、処理を繰り返す。
Subsequently, the
S25に続いて、縫製開始を指示するスタートペダル123がONに設定されているか否かが判断され(S30)、ONに設定されている場合には(S30:Yes)、続いて、間欠押え5が下降している、即ち、間欠押え5が使用位置に設定されていると判断される場合には(S31:Yes)、縫製を実行するための各部が起動される(S40)。ただし、間欠押え5が下降していない場合には(S31:No)、起動処理は行なわれず、S20に処理を戻して、間欠押えペダル122が操作され(S20:Yes)、間欠押え5が下降されるまで(S23又は、S25)繰り返す。一方S30において、スタートペダル123がONに設定されていない場合には(S30:No)、まだ縫製を開始する指示が出されていないと判断し、S20に戻り処理を繰り返す。
Following S25, it is determined whether or not the
S40に続いて、RAM132が参照され、順位0(N=0)の縫製データであるステッチデータが読み込まれる(S50)。続いて、S50で読み込まれた縫製データが、ステッチデータであると判断され(S60:Yes)、続いて、ミシン針14が縫製対象布150に刺さった状態であるか否かが判断される(S61)。この処理は、ミシン針14が縫製対象布150に刺さった状態である場合には(S61:No)、その状態でXY送り用パルスモータ144(図4参照)を駆動させた場合には、ミシン針14が折れてしまうため、縫針が縫製対象布150に刺さっていない状態になるまで(S61:Yes)、布送りを行わないようにするための処理である。このS61で、縫針が縫製対象布150に刺さっていないと判断されると(S61:Yes)、RAM132が参照され、順位0(N=0)の縫製データであるステッチデータに基づき、XY送り用パルスモータ144及びミシンモータ143が駆動される(S62)。この処理により、縫製対象布150がX方向に3移動され、1つ目の縫目が形成される。続いて、次の順位Nの縫製データを読み込むために、データ順位カウンタNが1増加(インクリメント)され、RAM132に記憶される(S72)。続いて、S50に戻り処理を繰り返す。
Subsequent to S40, the
順位0の場合と同様に、順位1乃至4の縫製データ221が順次読み込まれ(S50)、各縫製データに基づき縫目が形成される(S60:Yes,S62)。これらの順位0乃至4の処理により、図5に示す縫製対象布150に縫目171が形成される(S62)。順位4の縫製データに基づき縫目が形成された後(S62)、データ順位カウンタNが1増加されて5にセットされ、RAM132に記憶される(S72)。続いて、図6に示す縫製データ180のうち、順位5の縫製データが読み込まれ(S50)、順位5の縫製データ222は、図6に示すようにステッチデータではなく(S60:No)、間欠押えデータであると判断される(S70:Yes)。続いて、間欠押え用パルスモータ30が駆動され、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、順位5の間欠押えデータにより指示される5mmに設定される。この処理により、縫製データに従い間欠押え5の高さを、縫製対象布の布厚に応じた適切な位置に自動的に設定することができる。続いて、次の順位Nの縫製データを読み込むために、データ順位カウンタNが1増加(インクリメント)され、RAM132に記憶される(S72)。続いて、S50に戻り処理を繰り返す。
As in the case of the
順位0乃至4の場合と同様に、順位6乃至10の縫製データ223が順次読み込まれ(S50)、各縫製データに基づき図5に示す縫製対象布150の布151と布152が重なった部分に縫目173が形成される(S60:Yes,S62)。この処理における間欠押え5の使用位置の基準位置の高さは、順位5の縫製データである間欠押えデータに基づき設定された、5mmであり、この使用位置の基準位置の高さは布151及び布152の布厚の和に対応している。順位10の縫製データに基づき縫目が形成された後(S62)、データ順位カウンタNが1増加(インクリメント)された11が、RAM132に記憶されると(S72)、続いて、RAM132が参照され、順位11の縫製データが読み込まれる(S50)。
As in the cases of
図6に示すように、順位11の縫製データ224は、ミシン1による縫製の停止を指示する一時停止データであるので(S60:No,S70:No,S80:Yes)、続いて、データ順位カウンタNが1増加(インクリメント)された12が、RAM132に記憶される(S82)。続いて、ミシン1による縫製が停止された後(S90)、間欠押え用パルスモータ30が駆動され、間欠押え5の設定位置が、使用位置から使用位置よりも上部の待機位置に切り替えられる(S100)。
As shown in FIG. 6, the
続いて、縫製再開をするために、ユーザにより間欠押えペダル122及びスタートペダル123がONされると(S20:Yes)、次の縫目を形成するためのステッチデータについて、間欠押え5の使用位置が指定されていないか否かを判断するための処理が行われる。この処理は前述した縫製順序が最初のステッチデータに従って縫目を形成する際の、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが設定されているかを判断する場合と同様に、まず、RAM132が参照され、チェック用カウンタMが12(N=12)にセットされ、RAM132の所定の記憶領域に記憶される(S21)。続いて、RAM132が参照され、順位12の縫製データ225が、間欠押えデータであると判断され(S22:Yes)、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが順位12の間欠押えデータに基づき、高さ7mmに設定される。そして、間欠押え5の設定位置が、待機位置から、高さ7mmに設定された使用位置の基準位置に切り替えられる(S23)。この処理により、一時停止後に縫製を再開する際に、待機位置に設定されている間欠押え5の設定位置を、間欠押えデータにより指示される適切な高さの使用位置に設定することができる。
Subsequently, when the
続いて、順位0乃至4の縫製データ221及び、順位6乃至10の縫製データ223の場合と同様に、順位13乃至16の縫製データ226が順に読み込まれ(S50)、各縫製データに基づき縫目が形成される(S60:Yes,S62)。この処理における間欠押え5の使用位置の基準位置の高さは、順位12の縫製データである間欠押えデータに基づき設定された7mmであり、この高さは布151,152及び153の布厚の和に対応している。これらの順位13乃至16の縫製データ226に基づく処理により、図5に示す縫製対象布150に縫目176が形成される(S62)。同様に、順位17乃至19が読み込まれ(S50)、各縫製データに基づき縫目が形成される(S60:Yes,S62)。この処理における間欠押え5の使用位置の基準位置の高さは、順位12の縫製データである間欠押えデータに基づき設定された、7mmである。これらの順位17乃至19の縫製データ227に基づく処理により、図5に示す縫製対象布150に縫目177が形成される(S62)。
Subsequently, as in the case of the
順位19の縫製データに基づき縫目が形成された後(S62)、データ順位カウンタNが1増加(インクリメント)された20が、RAM132に記憶されると(S72)、続いて、RAM132が参照され、順位20の縫製データが読み込まれる(S50)。
After the stitches are formed based on the sewing data of the rank 19 (S62), the data rank counter N incremented by 1 is stored in the RAM 132 (S72). Subsequently, the
図6に示すように、順位20の縫製データは、ミシン1による縫製の終了を指示するエンドデータであるので(S60:No,S70:No,S80:No)、続いて、次の縫製データに基づく処理を行うために、データ順位カウンタNが0にセットされ、RAM132の所定の記憶領域に記憶される(S81)。続いて、ミシン1による縫製が停止され、間欠押え5の設定位置が、使用位置から待機位置に切り替えられ(S100)、S10に戻り、縫製データが存在しないと判断されるまで、処理を繰り返す。
As shown in FIG. 6, the sewing data of
尚、以上詳述した本実施形態のミシン1において、縫製対象布に縫目を形成するための針落ち点を指示するステッチデータと、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さを指示する間欠押えデータとを少なくとも含む縫製データを記憶する、図4に示すRAM132は、本発明の縫製データ記憶手段に相当する。また、間欠押え5の使用位置の基準位置のデフォルト値を記憶する、図4に示すROM134又はRAM132は、本発明のデフォルト値記憶手段に相当する。また、間欠押え5の設定位置を、縫製対象布を押圧する使用位置と、この使用位置よりも上方の待機位置とに切り替える図1に示す間欠押え上下駆動装置20は、本発明の切替機構に相当する。また図7に示すS22において、間欠押え5の位置を待機位置から使用位置に切り替える前に、RAM132に記憶された縫製データを順に読み出す、図4に示すCPU133は、本発明の読出手段として機能する。また、図7に示すS22において、縫製データに含まれる縫製順序が最初のステッチデータに基づき縫製する際の間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、縫製データに含まれる間欠押えデータにより指示されているか否かを判断する、図4に示すCPU133は、本発明の縫製データ判断手段として機能する。
In the
また、ミシンが一時停止され、間欠押え5の設定位置が使用位置から待機位置に切り替えられた場合に(S80:Yes,S100)、図7に示すS22において、縫製順序が次の縫製データに含まれるステッチデータに基づき縫製する際の間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、縫製データに含まれる間欠押えデータにより指示されているか否かを判断する、図4に示すCPU133は、本発明の縫製データ判断手段として機能する。また図7に示すS22において、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていると判断された場合に(S22:Yes)、間欠押え上下駆動装置20を駆動させ、間欠押え5の設定位置を、待機位置から、その間欠押えデータにより指示される高さの使用位置に切り替えさせ(S23)、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていないと判断された場合に(S24:Yes)、間欠押え上下駆動装置20を駆動させ、間欠押え5の設定位置を、待機位置から、ROM134又はRAM132に記憶されているデフォルト値により指示される高さの使用位置に切り替えさせる(S25)、図4に示すCPU133は、本発明の間欠押え位置制御手段として機能する。
Further, when the sewing machine is temporarily stopped and the set position of the
以上詳述したミシン1によれば、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていると判断された場合には、間欠押え上下駆動装置20を駆動させ、待機位置に設定されている間欠押え5の設定位置を、間欠押えデータにより指示される適切な高さの使用位置に設定される。このため、縫製開始時に間欠押え5が縫製対象布を強く押えつけてしまい、縫製対象布を傷つけたり、生地がばたついて縫目の形成に悪影響を与えたりすることを回避することができる。また、ミシン1による縫製を一時的に停止し、その後縫製を再開する場合にも、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていると判断された場合には、間欠押え上下駆動装置20を駆動させ、待機位置に設定されている間欠押え5の設定位置を、間欠押えデータにより指示される適切な高さの使用位置に自動的に設定することができる。また、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていないと判断された場合には、間欠押え上下駆動装置20を駆動させ、間欠押え5の設定位置をデフォルト値により指示される高さの使用位置に設定するようにしている。このため、間欠押え5の設定位置が間欠押えデータにより指示されているか否かに応じて、間欠押え5の設定位置を適切な位置に自動的に設定することができる。
According to the
尚、本発明は、以上詳述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。まず、ミシン1は上述したミシン1の構成に限定されない。例えば、駆動手段としては、機構的に等価な駆動系を構成するものであれば、代替可能である。例えば、パルスモータの変わりに、サーボモータを用いてもよく、同様の効果を発揮する。また、カム機構21では、間欠押え用カム22として外形カムを用いているようにしたが、ここで適用可能なカムとしては、これに限定されず、溝カムや、その他の機構的に同様の機能を発揮するカムを採用可能である。また、上記間欠押え5の上下動のための間欠押え用パルスモータ30の出力軸31に外嵌された外押え用カム43によって、外押え41の上下動も行うことができ、外押え41だけのための駆動手段を省くこともできる。
The present invention is not limited to the embodiment described in detail above, and various modifications may be made without departing from the scope of the present invention. First, the
また、本実施形態では、ステッチデータよりも順位が先の間欠押えデータにより間欠押え5の高さが指示されるものとしていたが、縫製データに基づき縫製する際の間欠押えの高さを指示できるデータ構成であればよく、これに限定されない。このため、例えば、ステッチデータの直後の順位の間欠押えデータにより、そのステッチデータに基づき縫製する際の間欠押え5の高さを定めるようにしてもよいし、間欠押えデータをステッチデータに付随させるようにしてもよく、それらの場合には、データ構成に応じて間欠押えデータにより間欠押え5の高さが指示されているかを判断する処理を適宜変更すればよい。
Further, in the present embodiment, the height of the
また、本実施形態においては、間欠押えデータに基づき、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さを設定するようにしていたが、この基準位置は本実施形態の場合に限らず、縫製対象布2を適切な押厚力で押さえる基準位置を種々採用可能である。例えば、間欠押え5の間欠動の高さが最も高い位置から、縫製が開始される場合には、使用位置の基準位置をその最も高い位置にするようにしてもよい。
Further, in the present embodiment, the height of the reference position of the use position of the
また、本実施形態においては、ミシン1による縫製を一時的に停止し、その後縫製を再開する場合にも、間欠押え5の使用位置の基準位置の高さが、間欠押えデータにより指示されていると判断された場合には、間欠押え上下駆動装置20を駆動させ、待機位置に設定されている間欠押え5の設定位置を、間欠押えデータにより指示される適切な高さの使用位置に自動的に設定するようにしていたが、一時停止データを含まない縫製データに基づき縫製を行う場合や、一時停止後縫製を再開する際には、新たな縫製を行うものとして縫製を開始させる処理を行う場合等には、この処理を省略してもよい。
In the present embodiment, when the sewing by the
また、本実施形態においては、間欠押えデータにより指示されていないと判断された場合には、間欠押え上下駆動装置20を駆動させ、間欠押えの設定位置をデフォルト値により指示される高さの使用位置に設定するようにしていたが、間欠押えの使用位置の高さが縫製データにより全て指示され、デフォルト値を用いる必要がない縫製データに基づき縫製する場合等には、この処理を省略してもよい。また、このデフォルト値は、ユーザにより操作パネル120を用いて入力させて定めるようにしてもよいし、ROM134及びRAM132等の所定の記憶領域にデフォルト値を複数記憶させておき、縫製データの種類や縫製対象布等に応じて適切なデフォルト値を自動的に選択して用いるようにしてもよい。
In the present embodiment, if it is determined that the intermittent presser data is not instructed, the intermittent presser
1 ミシン
5 間欠押え
20 間欠押え上下駆動装置
132 RAM
133 CPU
134 ROM
1
133 CPU
134 ROM
Claims (4)
前記縫製対象布に縫目を形成するための針落ち点を指示するステッチデータと、前記間欠押えの前記使用位置の高さを指示する間欠押えデータとを少なくとも含む縫製データを記憶する縫製データ記憶手段と、
前記切替機構が、前記間欠押えの位置を前記待機位置から前記使用位置に切り替える前に、前記縫製データ記憶手段に記憶された前記縫製データを順に読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された縫製データに含まれる縫製順序が最初の前記ステッチデータに基づき縫製する際の前記間欠押えの前記使用位置の高さが、当該縫製データに含まれる前記間欠押えデータにより指示されているか否かを判断する縫製データ判断手段と、
前記縫製データ判断手段により、前記間欠押えの前記使用位置の高さが、前記間欠押えデータにより指示されていると判断された場合に、前記切替機構を駆動させ、前記間欠押えの設定位置を、前記待機位置から、当該間欠押えデータにより指示される高さの前記使用位置に切り替えさせる間欠押え位置制御手段と、
前記間欠押え位置制御手段によって、前記間欠押えの設定位置が、前記間欠押えデータにより指示される高さの前記使用位置に切り替えられた後、縫製の開始指示を受け付けた場合に、前記縫製対象布への縫製を開始する縫製開始手段と
を備えたことを特徴とするミシン。 The intermittent presser that presses the cloth to be sewn in conjunction with the vertical movement of the needle bar of the sewing machine, the set position of the intermittent presser to the use position that presses the sewing target cloth, and the standby position that is above the use position. In a sewing machine equipped with a switching mechanism for switching,
Sewing data storage for storing sewing data including at least stitch data for instructing a needle drop point for forming a stitch on the sewing target cloth and intermittent presser data for instructing a height of the use position of the intermittent presser Means,
Read means for sequentially reading out the sewing data stored in the sewing data storage means before the switching mechanism switches the intermittent presser position from the standby position to the use position;
The height of the use position of the intermittent presser when sewing is performed based on the first stitch data included in the sewing data read by the reading means is determined by the intermittent presser data included in the sewing data. Sewing data judgment means for judging whether or not an instruction is given;
When it is determined by the sewing data determination means that the height of the use position of the intermittent presser is instructed by the intermittent presser data, the switching mechanism is driven, and the set position of the intermittent presser is Intermittent presser position control means for switching from the standby position to the use position at a height indicated by the intermittent presser data ;
When the intermittent presser position control means switches the set position of the intermittent presser to the use position at the height indicated by the intermittent presser data and then receives an instruction to start sewing, the sewing object cloth A sewing machine comprising sewing start means for starting sewing.
前記間欠押え位置制御手段は、前記縫製データ判断手段により、前記間欠押えの前記使用位置の高さが、前記間欠押えデータにより指示されていると判断された場合に、前記切替機構を駆動させ、前記間欠押えの設定位置を、前記待機位置から、当該間欠押えデータにより指示される高さの前記使用位置に切り替えさせ、前記縫製データ判断手段により、前記間欠押えの前記使用位置の高さが、前記間欠押えデータにより指示されていないと判断された場合に、前記切替機構を駆動させ、前記間欠押えの設定位置を、前記待機位置から、前記デフォルト値記憶手段に記憶されている前記デフォルト値により指示される高さの前記使用位置に切り替えさせることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。 A default value storage means for storing a default value of the use position of the intermittent presser;
The intermittent presser position control means drives the switching mechanism when the sewing data determination means determines that the height of the use position of the intermittent presser is indicated by the intermittent presser data, The setting position of the intermittent presser is switched from the standby position to the use position at a height indicated by the intermittent presser data, and the sewing data determining means determines the height of the use position of the intermittent presser. When it is determined that no instruction is given by the intermittent presser data, the switching mechanism is driven, and the setting position of the intermittent presser is changed from the standby position by the default value stored in the default value storage means. The sewing machine according to claim 1, wherein the sewing machine is switched to the use position at a designated height.
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