JP5038015B2 - 画像形成システム、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関し、特に出力された用紙を確実にユーザが回収できるよう安全性を向上させた画像形成システム、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び記録媒体に関する。
従来、デジタルカメラなどの画像入力システムにて作成した画像データファイルや、ワード、PDF等に代表されるドキュメントファイルを保存するために記録媒体(メディアカードやUSBマスストレージデバイス等)が用いられている。このような記録媒体を用いて上記データファイルを印刷する場合、画像形成装置と接続されたパーソナルコンピュータ(以下PCと称す)や画像形成装置自体に、記録媒体へアクセス可能なI/Fが備えられていれば、記録媒体を接続することにより比較的容易に印刷することができる。
上記のように記憶媒体に保存される画像データは電子的なデータであるため複製が容易である。そのために不正複製、不正利用、改ざん等が問題となっている。そこで、記録媒体に保存されている画像データの不正利用を防止する技術として、画像データを記録媒体に保存する際に保存対象画像データを暗号化することで安全性を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、暗号化技術の概要について以下に述べる。あるデータをある規則に従って暗号化することを考えた場合、暗号化前のデータを平文、暗号化後のデータを暗号文と呼ぶ。また、ある規則に従って暗号文を平文に戻すことを復号化と呼ぶ。暗号化の種類には大きく分けて共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の2種類に分けられる。以下これらを説明する。
共通鍵暗号方式の特徴は、通信の組み合わせごとに、個別に「鍵」を用意することであり、「暗号鍵」=「復号鍵」である。送信者は、受信者に、誰にもわからないように 暗号鍵を配送しなければならない。また、鍵の保管にも注意を要する。 暗号と復号のアルゴリズムは比較的単純で高速に処理できる。また、鍵の個数は、例えば今、7人の系で考えると、ある1人は、他の6人それぞれに対して違う暗号鍵を用意し、管理しなければならない。つまり、この系でお互いの通信内容を他の誰にも傍聴されないようにするには、7×6=42個の「鍵」が必要となるが、「暗号鍵」と「復号鍵」は一般的には同じなので、鍵の種類は42÷2=21個となる。一般に、n人の系では、n(n−1)/2個の「共通鍵」の配送と管理が必要となる。代表的なものとしてDES(Data Encryption Standard)ANSI及び米国連邦政府非軍事情報伝送の標準などがある。
共通鍵暗号方式は非常に分かりやすい暗号方式であるが、残念ながら弱点がある。どうやって共通鍵をお互いに伝えあえばいいのかという問題があるのである。ネットワーク上に共通鍵を流したら、盗聴者に鍵を入手されてしまう可能性があり、電話で伝えようとしても、電話が盗聴される可能性があるからである。これを「鍵配送問題」と言う。共通鍵を使う以上、鍵をどうやって相手に伝えるかは永遠の課題であった。それを解決したのが、次に解説する公開鍵暗号方式である。
公開鍵暗号方式は、公開鍵と秘密鍵という2つの鍵を使う。暗号化する鍵を公開鍵、復号化する鍵を秘密鍵と称す。これらは「公開鍵」≠「秘密鍵」の関係がある。つまり、共通鍵暗号方式では暗号化する鍵(暗号鍵)と、復号化する鍵(復号鍵)が同じであったが、公開鍵暗号方式では、異なる鍵を用いる。公開鍵で暗号化されたデータを復号するための秘密鍵は、受信者だけが誰にも知られないように管理する必要がある。公開鍵から秘密鍵を推測するのは事実上不可能なように出来ているが、暗号処理における計算処理が複雑で、コンピュータのCPU資源を圧迫するという性質がある。また鍵の個数は、例えば今、7人の系で考えると、ある一人の受信者は、1つの「公開鍵」を公開し、それに対応する1つの秘密鍵を秘密に保管しておく。従って、受信者ごとに2個の「鍵」が必要で、系全体では7×2=14個の「鍵」が必要になる。一般に、n人の系では、2n個の「鍵」が必要となる。代表的なものとしてRSA暗号(Rivest, Shamir, Adleman's method:大きな数の素因数分解の複雑性・困難性を利用しているもの)や、楕円曲線暗号(ECC:Elliptic Curve Cryptosystem :楕円曲線上の離散対数問題の複雑性・困難性を利用しているもの)がある。短い鍵で高い安全性が確保でき、署名時の計算を高速に行うことができる。ICカードや組み込み機器など、あまり処理能力の高くない機器での利用に適している。
上記のような暗号化の他、画像データを記憶媒体に保存する際に保存対象画像データに電子署名を施すことで画像データの信頼性を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−091744号公報 特開2002−10044号公報
しかしながら、上記のような技術は、記録媒体に保存されている電子的な画像データの不正複製、不正利用等を目的としたものであるため、印刷後の出力した用紙の管理までは及んでいない。一般に画像形成装置は、プリント後の用紙を排出する排紙部を備えている。印刷された用紙は、排紙部に置かれるが、印刷された用紙が重要書類あるいは機密を要する文書等の場合には問題がある。
排紙部のトレイ(以下、排紙トレイと称す)上に排出された用紙は、内容が露見し、誰の目にも触れやすく、持ち去られる危険性がある。また、印刷命令を行ったユーザが画像形成装置から離れた場所にあるPC(以下ユーザPCと称す)からLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して印刷命令を実行していた場合等は、さらに他人に印刷した用紙を持ち去られる危険性が増す。記録媒体に画像データを保存する際に上記提案されている従来技術のように暗号化等を行い、画像形成装置から無事に印刷できたとしても、印刷された用紙が持ち去られてしまっては、不正複製、不正利用等が行われる恐れがある。
また、印刷された用紙が持ち去られた場合は情報が漏えいした事がすぐに分かるが、他人に見られたり、その場で複製されたり等、情報が漏えいしたことが分かり難い場合もあり、ユーザは排紙トレイに排紙された用紙をすぐに回収しても不安が拭えないことがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザPCからネットワーク接続された画像形成装置に対して印刷命令を行った場合に、印刷命令を行ったユーザ自身が印刷された用紙を確実に回収できるようにし、安全性をさらに向上させることを目的としている。
請求項1記載の発明は、ネットワークで接続された情報処理端末と、画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、前記情報処理端末は、可搬記録媒体に接続する第1の接続手段と、画像データに出力可否情報を付加する情報付加手段と、前記可搬記録媒体に前記画像データを保存する保存手段と、前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、を備え、前記画像形成装置は、前記可搬記録媒体と接続する第2の接続手段と、前記第2の接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記可搬記録媒体に保存されている画像データを取得する画像データ取得手段と、前記取得した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、前記判断手段により出力可能と判断した場合に、前記画像データを出力する出力手段と、を備え、前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成システムである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成システムにおいて、前記情報処理端末は、前記画像データを出力する出力命令がなされた旨を前記ネットワークを介し接続する画像形成装置に通知する通知手段を備え、前記画像形成装置は、前記通知を受信した後、前記可搬記録媒体が前記第2の接続手段に接続されるまで待機状態となることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成システムにおいて、前記情報処理端末は、暗号鍵と復号鍵を生成する第1の生成手段と、前記暗号鍵を用いて前記画像データを暗号化する第1の暗号化手段と、前記復号鍵を、前記ネットワークを介して前記画像形成装置に送信する送信手段と、を備え、前記保存手段は、前記暗号化された画像データを前記可搬記録媒体に保存し、前記画像形成装置は、前記情報処理端末から送信された復号鍵を受信する受信手段と、前記画像データ取得手段により取得した暗号化された画像データを、前記受信した復号鍵を用いて復号化する第1の復号化手段と、を備え、前記出力手段は、前記復号化した画像データを出力することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成システムにおいて、前記情報処理端末は、前記画像形成装置から公開鍵を取得する取得手段と、前記公開鍵を用いて前記画像データを暗号化する第2の暗号化手段と、を備え、前記保存手段は、前記暗号化された画像データを前記可搬記録媒体に保存し、前記画像形成装置は、前記公開鍵と秘密鍵を生成する第2の生成手段と、前記画像データ取得手段により取得した暗号化された画像データを、前記秘密鍵を用いて復号化する第2の復号化手段と、を備え、前記出力手段は、前記復号化した画像データを復号することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記情報処理端末は、前記画像データに出力を実行するためのセキュリティを設定するセキュリティ手段を備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成システムにおいて、前記セキュリティ手段は、パスワード設定であり、前記出力手段は、正しいパスワードが入力された場合に出力を行うことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の画像形成システムにおいて、前記セキュリティ手段は、暗証番号設定であり、前記出力手段は、正しい暗証番号が入力された場合に出力を行うことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記出力手段は、前記出力部数分だけ出力することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、ネットワークで接続された情報処理端末と、画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、前記情報処理端末は、可搬記録媒体に接続する第1の接続手段と、画像データに出力可否情報を付加する情報付加手段と、暗号鍵と復号鍵を生成する生成手段と、前記暗号鍵を用いて前記画像データを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化された画像データを前記画像形成装置に送信する画像データ送信手段と、前記復号鍵を前記可搬記録媒体に保存する保存手段と、前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、を備え、前記画像形成装置は、前記可搬記録媒体と接続する第2の接続手段と、前記暗号化された画像データを受信する受信手段と、前記第2の接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記可搬記録媒体に保存されている復号鍵を取得する取得手段と、前記受信した暗号化された画像データを前記取得した復号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記受信した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、前記判断手段により出力可能と判断した場合に、前記復号化した画像データを出力する出力手段と、を備え、前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成システムである。
請求項10記載の発明は、ネットワークで接続された情報処理端末と、画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、前記情報処理端末は、可搬記録媒体に接続する第1の接続手段と、画像データに出力可否情報を付加する情報付加手段と、前記画像形成装置から公開鍵を取得する取得手段と、前記公開鍵を用いて前記画像データを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化された画像データを前記画像形成装置に送信する画像データ送信手段と、前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、を備え、前記画像形成装置は、前記可搬記録媒体と接続する第2の接続手段と、前記公開鍵と秘密鍵を生成する生成手段と、前記暗号化された画像データを受信する受信手段と、前記第2の接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記暗号化された画像データを前記秘密鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記受信した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、前記判断手段により出力可能と判断した場合に、前記復号化した画像データを出力する出力手段と、を備え、前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成システムである。
請求項11記載の発明は、請求項9又は10記載の画像形成システムであって、前記情報処理端末は、前記画像データに出力を実行するためのセキュリティを設定するセキュリティ手段を備えることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、可搬記録媒体と接続する接続手段と、前記接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記可搬記録媒体に保存されている画像データを取得する取得手段と、前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、前記取得した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、前記判断手段により出力可能と判断した場合に前記画像データを出力する出力手段と、を備え、前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の画像形成装置において、前記可搬記録媒体に保存されている画像データが暗号化されている場合に、前記暗号化されている画像データを復号化する復号化手段を備えることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項13記載の画像形成装置において、復号鍵を取得する復号鍵取得手段を備え、前記復号化手段は、前記復号鍵を用いて復号化することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項13記載の画像形成装置において、公開鍵と秘密鍵を生成する生成手段を備え、前記復号化手段は、前記暗号化された画像データが前記公開鍵を用いて暗号化されているときは、前記秘密鍵で復号化することを特徴とする。
請求項16記載の発明は、可搬記録媒体と接続するステップと、前記可搬記録媒体に保存されている画像データを取得するステップと、前記画像データの出力部数を前記画像データに部数を設定するステップと、前記画像データに付加されている情報から出力可否を判断するステップと、出力可能と判断したときに前記画像データを出力するステップと、を備え、前記画像データに部数を設定するステップで前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記画像データを出力するステップで出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成方法である。
請求項17記載の発明は、可搬記録媒体と接続する接続処理と、前記接続された可搬記録媒体から画像データを取得する取得処理と、前記画像データの出力部数を前記画像データに部数を設定する設定処理と、前記取得した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断処理と、前記判断処理により出力可能と判断した場合に前記画像データを出力する出力処理と、をコンピュータに実行させ、前記画像データに部数を設定する設定処理で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記画像データを出力する出力処理で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成プログラムである。
請求項18記載の発明は、請求項17記載のプログラムの処理を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、ユーザPCからネットワーク接続された画像形成装置に対して印刷命令を行った場合に、印刷命令を行ったユーザ自身が印刷された用紙を確実に回収できるようにし、安全性をさらに向上させることが出来る。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるため、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。なお、本明細書で言う可搬記録媒体とは、メディアカード又はUSBマスストレージデバイス等の記録メディアであり、脱着可能で持ち運びの出来る記録媒体である。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理端末1と、画像形成装置3がネットワークにより接続されていることを説明するための全体システム構成図である。ここで、ネットワークの一例としてLAN5を用いる。
情報処理端末1は、可搬記録媒体4にアクセス可能なI/F(interface)である記録媒体I/F6と、プリンタドライバ11を少なくとも備えている。画像形成装置3は、可搬記録媒体4にアクセス可能な記録媒体I/F7、制御部8、画像書込み部9、画像読取り部10を少なくとも備えている。図1では、可搬記録媒体4はユーザPCの記録媒体I/F6に接続されている。
なお図2は、可搬記録媒体4が記録媒体I/F7に接続されていることを説明するための全体システム構成図である。以下、随時フローチャート等の図を参照して各実施形態を説明する。
[印刷対象画像データを記録媒体に保存する実施形態]
情報処理端末1にて印刷命令が実行された場合、プリンタドライバ11は印刷対象画像データに対して印刷可能との情報を付加する(図3 ステップS1)。プリンタドライバ11は、情報処理端末1に接続されている可搬記録媒体4に印刷対象画像データを保存し(ステップS2)、また、ネットワーク接続された画像形成装置3に対し、印刷命令が実行された旨を通知する(ステップS3)。かかる通知を受信した画像形成装置3は、可搬記録媒体4が記録媒体I/F7に接続されるまで待機状態となる。
画像形成装置3の記録媒体I/F7に可搬記録媒体4が接続される場合とは、情報処理端末1から印刷命令を実行したユーザが、可搬記録媒体4を情報処理端末1から取り外し、自身で直接画像形成装置3まで持参し、画像形成装置3の記録媒体I/F7に接続することが考え得る。
次に、情報処理端末1から、印刷命令が実行された旨を通知された画像形成装置3の動作処理を説明する。画像形成装置3は前記通知を受けることにより待機状態となり(図4 ステップS5)、可搬記録媒体4が接続されると、該可搬記録媒体4の情報を読取り(ステップS6)、印刷対象画像データと、印刷可否情報を取得する(ステップS7、8)。印刷対象画像データに印刷可能の旨の情報が付加されている場合は(ステップS9/Yes)、印刷対象画像データを印刷する(ステップS10)。
上記実施形態によれば、情報処理端末1からネットワーク接続された画像形成装置3に対して印刷対象画像データの印刷命令を行った場合に、印刷対象となる画像データが保存された可搬記録媒体4をユーザが画像形成装置3まで運び、接続するまで画像形成装置3から印刷が実行されないため、ユーザが印刷後の用紙を確実に回収することが出来る。また、印刷対象となる画像データは可搬記録媒体4に保存されて運ばれるため、ネットワーク上に画像データが流出することがなく、悪意を持った他人に画像データを盗み見されるといったことも発生しない。
なお、印刷対象画像データに、印刷部数の情報が付加されていた場合は、画像形成装置3において印刷を実行する毎に情報の書き換えを行うことが考え得る。例えば、複数部(n)の印刷を行う旨の情報であるとき、1部印刷するごとにn−1の情報に書き換える。これにより決められた部数以上の印刷は不可能となる。
上記実施形態では情報処理端末1から印刷命令が実行された旨が通知された後、画像形成装置3は待機状態となるが、待機状態の画像形成装置3においても出力機能等を有効とし、ユーザが可搬記録媒体を持ってくる間に、他のユーザも利用可能とすることが考え得る。ユーザが急用等で画像形成装置3まで可搬記録媒体を持参できなかった場合でも他のユーザに支障が出ないようにするためである。また、上記実施形態では印刷命令が実行された旨の通知及び画像形成装置3の待機状態という動作処理を行っているが、これらの処理を行わない場合であっても本発明の範囲内であることは言うまでもない。
本発明に係る他の実施形態としては、可搬記録媒体4に印刷対象画像データを保存する際に、印刷実行のためのパスワードを設定することが考え得る(図5 ステップS12)。この場合、画像形成装置3において印刷実行する際は、パスワード設定がなされているか否か判断し(図6 ステップS20)、パスワード設定がある場合は(ステップS20/Yes)、パスワードの入力を待って印刷を実行する(ステップS21、S22)。なお、印刷実行のためのパスワードが設定されている旨の情報は、可搬記録媒体4自体により画像形成装置3に知らせる他、情報処理端末1からLAN5等のネットワークを介して知らせることも考え得る。
上記実施形態により、仮に可搬記録媒体4の運搬中に可搬記録媒体4を紛失した場合でも、パスワードをかけているため、第3者が可搬記録媒体4に保存されている画像データを容易に印刷することは出来ない。つまり、印刷命令を行ったユーザ自身が可搬記録媒体4を画像形成装置3まで運ばないと印刷処理が実行されず、安全性の向上となる。
[印刷対象画像データを暗号化して記録媒体に保存する実施形態]
本発明に係る他の実施形態としては、上記実施形態において可搬記録媒体4に印刷対象画像データを保存する際に(図3 ステップS2)、印刷対象画像データを暗号化して保存することが考え得る。暗号化の方法としては、上述したように共通鍵暗号方式と、公開鍵暗号方式がある。
<共通鍵暗号方式>
まず、共通鍵暗号方式を用いた実施形態を説明する。情報処理端末1は、暗号鍵と復号鍵を生成する(図7 ステップS27)。その後プリンタドライバ11は、復号鍵をLAN5等のネットワーク経由で画像形成装置3に転送し、同時に、ユーザが印刷処理を実行した旨を通知する(ステップS28)。
プリンタドライバ11は、印刷対象画像データを暗号鍵で暗号化し(ステップS29)、その後情報処理端末1に接続されている可搬記録媒体4に暗号化した印刷対象画像データを保存する(ステップS30)。
一方、画像形成装置3は、ネットワーク経由で復号鍵を受信後(図8 ステップS31)、可搬記録媒体4が接続されるまで待機状態となる(ステップS32)。ユーザが可搬記録媒体4を情報処理端末1から取り外し、印刷を行うために自身で直接画像形成装置3までこれを持参し、画像形成装置3に用意されている可搬記録媒体4の接続ポートに挿入することで可搬記録媒体4の接続が確認される。画像形成装置3は、接続された可搬記録媒体4の情報を読取る(ステップS33)。
ステップS34からS38は図6を用いて説明したものと同様の処理である。
次に、画像形成装置3は復号鍵が転送されてきているか否か確認を行い(ステップS39)、復号鍵が存在すればそれを用いて暗号化されている印刷対象画像データを復号する(ステップS40)。
復号化した画像データを印刷し(ステップS41)、終了する。
上記実施形態により、仮に可搬記録媒体4の運搬中に可搬記録媒体4を紛失した場合でも、可搬記録媒体4に保存されている印刷対象画像データは暗号化されているため、第3者が容易に解析することが不可能となり、安全性が向上する。
なお、図7に示すフローチャートではステップS26でパスワード設定を行っているが、ユーザの任意により設定の有無を決めれば良く、いずれの実施形態においても本発明の範囲内であることは言うまでもない。
また、上述した印刷部数の情報の書換え(1部印刷するごとにn−1の情報に書き換える処理)は、本実施形態に適用され得る。
<公開鍵暗号方式>
次に、公開鍵暗号方式を用いた実施形態について説明する。情報処理端末1は、画像形成装置3から配信されている公開鍵を受信する(図9 ステップS45)。情報処理端末1にて印刷命令が実行されると(ステップS46)、プリンタドライバ11は、まずは印刷要求先の画像形成装置3の公開鍵があるか否かを確認する(ステップS47)。
公開鍵があれば(ステップS47/Yes)、次に印刷対象画像データに対して印刷可能との情報を付加し(ステップS48)、さらに印刷のためのパスワード等を設定する(ステップS49)。
プリンタドライバ11は、印刷対象画像データを公開鍵で暗号化し(ステップS50)、その後情報処理端末1に接続されている可搬記録媒体4に暗号化された印刷対象画像データを保存する(ステップS51)。情報処理端末1において印刷命令が実行された旨はLAN5等のネットワークを介して画像形成装置3に通知される(ステップS52)。
一方、画像形成装置3は、可搬記録媒体4が接続されるまで待機状態となっている(図10 ステップS55)。ユーザは可搬記録媒体4を情報処理端末1から取り外し、印刷のために自身で直接画像形成装置3までこれを持参し、画像形成装置3に用意されている可搬記録媒体4の接続ポートにそれを挿入することで可搬記録媒体4が画像形成装置3に接続される。画像形成装置3は、接続された可搬記録媒体4の情報を読取る(ステップS56)。
ステップS57からS61は図6を用いて説明したものと同様の処理である。
この後、画像形成装置3が有している秘密鍵を用いて、暗号化されている印刷対象画像データを復号する(ステップS62)。画像形成装置3は、復号化した画像データを印刷する(ステップS63)。
なお、図9、10に示すフローチャートではパスワード設定を行っているが、ユーザの任意により設定の有無を決めれば良く、いずれの実施形態においても本発明の範囲内であることは言うまでもない。
また、上述した印刷部数の情報の書換え(1部印刷するごとにn−1の情報に書き換える処理)は、本実施形態に適用され得る。
上記実施形態によれば、公開鍵の生成を画像形成装置3が担うこととなり、公開鍵暗号方式の理想的なシステム構成となる。仮に可搬記録媒体4の運搬中に可搬記録媒体4を紛失した場合でも、可搬記録媒体4に保存されている印刷対象画像データは暗号化されているため、第3者が容易に解析することは出来ず、安全性が向上する。
[印刷対象画像データを暗号化して送信する実施形態]
次に、本発明に係る他の実施形態として、上記暗号方式を用いて印刷対象画像データを暗号化した場合に、該暗号化した画像データをLAN5等のネットワークを介して画像形成装置3に送信することが考え得る。本実施形態の全体構成図を図11に示す。以下、共通鍵暗号方式の場合と、公開鍵暗号方式の場合について説明する。
<共通鍵暗号方式>
図12は、本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。印刷対象の画像データに「印刷可能」との情報を付加し(図12 ステップS65)、さらにパスワード設定を行った後(ステップS66)、情報処理端末1は暗号鍵及び復号鍵を生成する(ステップS67)。生成した暗号鍵で印刷対象画像データを暗号化し(ステップS68)、暗号化した画像データを画像形成装置3に送信する。同時に、情報処理端末1で印刷命令が実行された旨を画像形成装置3に通知する(ステップS69)。次に、情報処理端末1は生成した復号鍵を可搬記録媒体4に保存する(ステップS70)。
一方、画像形成装置3は情報処理端末1から印刷命令が実行された旨の通知を受け(図13 ステップS71)、待機状態となっている(ステップS72)。可搬記録媒体4が接続されると、画像形成装置3は該可搬記録媒体4から復号鍵を取得し(ステップS73)、印刷可否情報の確認後(ステップS74、S75)、パスワード設定がある場合は正しいパスワードを入力し(ステップS76、S77)、受信した暗号化画像データを復号鍵で復号し(ステップS78、S79)、印刷実行する(ステップS80)。図13は、本発明の実施形態に係る画像形成装置3の動作処理を示すフローチャートである。
上記実施形態によれば、LAN等のネットワーク経由で画像形成装置3に送信される印刷対象画像データは暗号化されているため、悪意を持った他人が印刷対象画像データを盗み見した場合でも容易に解析することは出来ない。また、復号鍵が保存された可搬記録媒体4をユーザが画像形成装置3まで運び、接続することにより、画像データの復号、印刷が実行されるため、ユーザが印刷後の用紙を確実に回収することができ、安全性が向上する。
なお、上記実施形態ではパスワード設定を行っているが、ユーザの任意により設定の有無を決めれば良く、いずれの実施形態においても本発明の範囲内であることは言うまでもない。
<公開鍵暗号方式>
図14は、本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。情報処理端末1は、画像形成装置3から配信されている公開鍵を受信する(図14 ステップS81)。情報処理端末1にて印刷命令が実行されると(ステップS82)、まずは印刷要求先の画像形成装置3の公開鍵があるか否かを確認する(ステップS83)。公開鍵があれば(ステップS83/Yes)、印刷対象の画像データに「印刷可能」との情報を付加し(ステップS84)、さらにパスワード設定を行う(ステップS85)。
次に、印刷対象画像データを公開鍵で暗号化する(ステップS86)。暗号化した画像データをLAN5等のネットワークを介して画像形成装置3に送信する。同時に、情報処理端末1で印刷命令が実行された旨を画像形成装置3に通知する(ステップS87)。
一方、画像形成装置3は、可搬記録媒体4が接続されるまで待機状態となっている(図15 ステップS90、S91)。ユーザは可搬記録媒体4を情報処理端末1から取り外し、印刷のために自身で直接画像形成装置3までこれを持参し、画像形成装置3に用意されている可搬記録媒体4の接続ポートにそれを挿入することで可搬記録媒体4が画像形成装置3に接続される。可搬記録媒体4が接続されると(ステップS92)、待機状態が解除され、印刷実行のための動作処理を行う。具体的には、印刷対象画像データの印刷可否情報を確認し、パスワード設定がなされている場合は正しいパスワードを入力する(ステップS93〜S96)。画像形成装置3自身が有する秘密鍵で暗号化された画像データを復号し(ステップS97)、印刷実行する(ステップS98)。
上記実施形態によれは、秘密鍵の生成を画像形成装置3が担うこととなり、公開鍵暗号方式の理想的なシステム構成となる。また、ネットワークを介して画像形成装置3に送信される印刷対象画像データは暗号化されているため、悪意を持った他人が印刷対象画像データを盗み見した場合で容易に解析することが不可能となり、安全性が向上する。
[サーバ上に印刷対象画像データがある場合の実施形態]
本実施形態の全体構成図を図16に示す。情報処理端末1と、サーバ2と、画像形成装置3がLAN等のネットワークを介して接続されている。本実施形態は、ネットワーク上のサーバ2が印刷対象の画像データを有している。情報処理端末1からサーバ2上の印刷対象画像データの印刷命令を実行した場合(図17 ステップS100)、サーバ2はまず暗号鍵と復号鍵を生成する(ステップS101)。生成した復号鍵をLAN5等のネットワーク経由で情報処理端末1に送信する(ステップS102)。
情報処理端末1は、サーバ2から復号鍵を受信し(ステップS102)、プリンタドライバ11は、その後情報処理端末1に接続されている可搬記録媒体4にこの復号鍵を保存する(ステップS103)。ユーザが印刷処理を実行した事実は別途ネットワーク経由で画像形成装置3に通知する(ステップS104)。ここで画像形成装置3は、可搬記録媒体4が接続されるまで待機状態となる(ステップS105)。
ユーザは可搬記録媒体4を情報処理端末1から取り外し、印刷のために自身で直接画像形成装置3までこれを持参し、画像形成装置3が備える記録媒体I/F7に接続させる(ステップS106)。画像形成装置3は、接続された可搬記録媒体4の情報を読取り、復号鍵を取得する(ステップS107)。また、LAN5等のネットワークを介して通してサーバ2側で暗号化された印刷対象画像データ(ステップS108)を受信する(ステップS109)。なお、サーバ2側での暗号化は、図17ではステップS107として示されているが、サーバ2で暗号鍵及び復号鍵を生成した後(ステップS101以降)であればどの段階で暗号化処理を行っても特に問題はない。
画像形成装置3は、取得した復号鍵が、印刷対象画像データを暗号化し送信した画像形成装置3の復号鍵であるかチェックし、該復号鍵を用いて復号する(ステップS110)。最後に画像形成装置3は印刷が可能な印刷対象画像データを印刷する(ステップS111)。
上記実施形態によれば、印刷対象画像データはユーザが画像形成装置3に可搬記録媒体4を接続した後にサーバ2からLAN5等のネットワークを介して画像形成装置3に送信されるため、ユーザが印刷後の用紙を確実に回収でき、また、送信される印刷対象画像データは暗号化されているため悪意を持った他人が印刷対象画像データを盗み見しても容易に解析することが不可能となり、安全性が向上する。
他の実施形態としては、上記図17を用いて説明した実施形態において、情報処理端末1がサーバ2から受信した復号鍵に印刷処理を実行するためのパスワード等の設定を行うことにより、さらにセキュリティ上強固で安全性を高くすることが出来る。パスワード等の設定とは、例えばパスワードや暗証番号等のセキュリティをかけることである。
パスワード等の設定がなされた復号鍵は、上記実施形態と同様に可搬記録装置4に保存される。該可搬記録装置4は画像形成装置3に接続され、画像形成装置3は復号鍵を取得することが可能となる。さらに画像形成装置3は、印刷処理を実行するためのパスワード入力を要求し、正しいパスワードが入力された場合は処理を進めていく。なお、パスワードが設定されている旨の情報伝達は可搬記録媒体4自体でも良いし、ネットワークでも良い。
各図のフローチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る全体システム構成図である。 本発明の実施形態に係る可搬記録媒体4が記録媒体I/F7に接続されていることを説明するための全体システム構成図である。 本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置3の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置3の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置3の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置3の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る全体システム構成図である。 本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置3の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る情報処理端末1の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置3の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る全体システム構成図である。 本発明の実施形態に係る情報処理端末1、画像形成装置3、サーバ2の動作処理を説明するための図である。
符号の説明
1 情報処理端末
2 サーバ
3 画像形成装置
4 可搬記録媒体
5 LAN
6、7 記録媒体I/F
8 制御部
9 画像書込み部
10 画像読取り部
11 プリンタドライバ

Claims (18)

  1. ネットワークで接続された情報処理端末と、画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、
    前記情報処理端末は、
    可搬記録媒体に接続する第1の接続手段と、
    画像データに出力可否情報を付加する情報付加手段と、
    前記可搬記録媒体に前記画像データを保存する保存手段と、
    前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記可搬記録媒体と接続する第2の接続手段と、
    前記第2の接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記可搬記録媒体に保存されている画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記取得した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により出力可能と判断した場合に、前記画像データを出力する出力手段と、を備え
    前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記情報処理端末は、前記画像データを出力する出力命令がなされた旨を前記ネットワークを介し接続する画像形成装置に通知する通知手段を備え、
    前記画像形成装置は、前記通知を受信した後、前記可搬記録媒体が前記第2の接続手段に接続されるまで待機状態となることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記情報処理端末は、
    暗号鍵と復号鍵を生成する第1の生成手段と、
    前記暗号鍵を用いて前記画像データを暗号化する第1の暗号化手段と、
    前記復号鍵を、前記ネットワークを介して前記画像形成装置に送信する送信手段と、を備え、
    前記保存手段は、前記暗号化された画像データを前記可搬記録媒体に保存し、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理端末から送信された復号鍵を受信する受信手段と、
    前記画像データ取得手段により取得した暗号化された画像データを、前記受信した復号鍵を用いて復号化する第1の復号化手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記復号化した画像データを出力することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成システム。
  4. 前記情報処理端末は、
    前記画像形成装置から公開鍵を取得する取得手段と、
    前記公開鍵を用いて前記画像データを暗号化する第2の暗号化手段と、を備え、
    前記保存手段は、前記暗号化された画像データを前記可搬記録媒体に保存し、
    前記画像形成装置は、
    前記公開鍵と秘密鍵を生成する第2の生成手段と、
    前記画像データ取得手段により取得した暗号化された画像データを、前記秘密鍵を用いて復号化する第2の復号化手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記復号化した画像データを復号することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成システム。
  5. 前記情報処理端末は、前記画像データに出力を実行するためのセキュリティを設定するセキュリティ手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成システム。
  6. 前記セキュリティ手段は、パスワード設定であり、
    前記出力手段は、正しいパスワードが入力された場合に出力を行うことを特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
  7. 前記セキュリティ手段は、暗証番号設定であり、
    前記出力手段は、正しい暗証番号が入力された場合に出力を行うことを特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
  8. 記出力手段は、前記出力部数分だけ出力することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の画像形成システム。
  9. ネットワークで接続された情報処理端末と、画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、
    前記情報処理端末は、
    可搬記録媒体に接続する第1の接続手段と、
    画像データに出力可否情報を付加する情報付加手段と、
    暗号鍵と復号鍵を生成する生成手段と、
    前記暗号鍵を用いて前記画像データを暗号化する暗号化手段と、
    前記暗号化された画像データを前記画像形成装置に送信する画像データ送信手段と、
    前記復号鍵を前記可搬記録媒体に保存する保存手段と、
    前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記可搬記録媒体と接続する第2の接続手段と、
    前記暗号化された画像データを受信する受信手段と、
    前記第2の接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記可搬記録媒体に保存されている復号鍵を取得する取得手段と、
    前記受信した暗号化された画像データを前記取得した復号鍵を用いて復号化する復号化手段と、
    前記受信した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により出力可能と判断した場合に、前記復号化した画像データを出力する出力手段と、を備え
    前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成システム。
  10. ネットワークで接続された情報処理端末と、画像形成装置と、を備える画像形成システムであって、
    前記情報処理端末は、
    可搬記録媒体に接続する第1の接続手段と、
    画像データに出力可否情報を付加する情報付加手段と、
    前記画像形成装置から公開鍵を取得する取得手段と、
    前記公開鍵を用いて前記画像データを暗号化する暗号化手段と、
    前記暗号化された画像データを前記画像形成装置に送信する画像データ送信手段と、
    前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記可搬記録媒体と接続する第2の接続手段と、
    前記公開鍵と秘密鍵を生成する生成手段と、
    前記暗号化された画像データを受信する受信手段と、
    前記第2の接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記暗号化された画像データを前記秘密鍵を用いて復号化する復号化手段と、
    前記受信した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により出力可能と判断した場合に、前記復号化した画像データを出力する出力手段と、を備え
    前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成システム。
  11. 前記情報処理端末は、前記画像データに出力を実行するためのセキュリティを設定するセキュリティ手段を備えることを特徴とする請求項9又は10記載の画像形成システム。
  12. 可搬記録媒体と接続する接続手段と、
    前記接続手段に可搬記録媒体が接続された場合に、前記可搬記録媒体に保存されている画像データを取得する取得手段と、
    前記画像データの出力部数を前記画像データに設定する部数設定手段と、
    前記取得した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により出力可能と判断した場合に前記画像データを出力する出力手段と、を備え
    前記部数設定手段で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記出力手段で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記可搬記録媒体に保存されている画像データが暗号化されている場合に、前記暗号化されている画像データを復号化する復号化手段を備えることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 復号鍵を取得する復号鍵取得手段を備え、
    前記復号化手段は、前記復号鍵を用いて復号化することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 公開鍵と秘密鍵を生成する生成手段を備え、
    前記復号化手段は、前記暗号化された画像データが前記公開鍵を用いて暗号化されているときは、前記秘密鍵で復号化することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  16. 可搬記録媒体と接続するステップと、
    前記可搬記録媒体に保存されている画像データを取得するステップと、
    前記画像データの出力部数を前記画像データに部数を設定するステップと、
    前記画像データに付加されている情報から出力可否を判断するステップと、
    出力可能と判断したときに前記画像データを出力するステップと、を備え
    前記画像データに部数を設定するステップで前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記画像データを出力するステップで出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成方法。
  17. 可搬記録媒体と接続する接続処理と、
    前記接続された可搬記録媒体から画像データを取得する取得処理と、
    前記画像データの出力部数を前記画像データに部数を設定する設定処理と、
    前記取得した画像データに付加されている情報から出力可否を判断する判断処理と、
    前記判断処理により出力可能と判断した場合に前記画像データを出力する出力処理と、をコンピュータに実行させ、前記画像データに部数を設定する設定処理で前記画像データの出力部数の情報を設定した場合、前記画像データを出力する出力処理で出力をする毎に前記出力部数の情報の書き換えを行うことを特徴とする画像形成プログラム。
  18. 請求項17記載のプログラムの処理を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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