JP5037016B2 - ネットワークコンピューティングシステム、通信方法、画像投影装置、画像入出力装置 - Google Patents

ネットワークコンピューティングシステム、通信方法、画像投影装置、画像入出力装置 Download PDF

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本発明は、高速かつ高効率でユーザーが使い易いネットワークコンピューティングシステムにするための技術に関する。
従来、画面共有技術として、Microsoft社のNetMeeting、VNC(Virtual Network Computing)が広く知られている。
図32を用いて、VNCの動作原理を簡単に説明する。画面共有サーバーは、PCのデスクトップあるいは、その一部の画面データ取得して、これ画面共有をクライアントに送信する。画面共有クライアントは受信した画面データを自身のデスクトップ画面上に表示することにより、画面共有サーバーの起動しているPCの画面を共有できるようになっている。
これらのソフトでは、画面共有クライアントから取得したマウス、キーボード等の入力イベントを画面共有サーバーに送信することにより、画面共有クライアントから画面共有サーバーのPCの遠隔操作を可能にしている。
Microsoft社のRemoteDesktopやターミナルサービスは、リモートからデスクトップにログオンするように見えるが、内部ではデスクトップ画面を実際に表示することなく、仮想的なデスクトップ画面上で上記画面共有サーバーを起動させ、リモートのPCから画面共有クライアント機能で接続している。
また、仮想PC技術として、Microsoft社のVirtual PC、VMWare社のVMWareがある。
図33を用いて、これらのPC仮想化技術について説明する。仮想PCソフトは、ホストOS上で仮想マシン環境をアプリケーションプログラムの1つとして作り出す機能を有している。この仮想PC実行環境においてゲストOSを起動することができる。ゲストとして起動する仮想PCにおいて、そのハードウェアリソースは、一部は仮想的に作られた仮想ハードウェアとして提供され、一部はホストのリソースを仮想PC実行環境に仲介制御されてながら利用できるようになっている。
ここで、仮想PCレンタル装置に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、サーバーシステム(レンタルサーバーシステム)に関する、DBシステムをレンタルする場合、DBそのものを複製するとデータ量が大きくなるのでThinClient化するPCやサーバーシステムをレンタルするのに、仮想PCと画面共有を用いてPCもしくはサーバーを管理し、顧客側は画面共有クライアントでアクセスするだけで、PCやサーバーを手軽に一時的に利用できる技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−171412号公報 特開2003−280906号公報
しかしながら、上述した従来例においては次のような問題点があった。
ターミナルサービスでは、アプリケーションの利用に関する制限や、ユーザー権限でのアプリケーションのインストールや、PCの設定変更ができない。このようにユーザー各人に1つの完全に設定変更可能なPC環境を提供することが困難であった。
また、各ユーザーに1台ずつのPCを提供するのでは、消費電力、PC買い替え、PC管理等のコストが生じる。
また、ユーザーは任意の場所において自分のPC環境で作業することが困難であった。
そこで、本発明は、ネットワークコンピューティングシステムを高速かつ高効率でユーザーが利用できるようにすることを目的とする。
発明は、少なくとも1台以上の情報処理装置によって構成されるホストサーバーとクライアント端末を構成要素とするネットワークコンピュータシステムにおいて、前記ホストサーバーは、情報処理装置の環境をエミュレーションすることにより自機のオペレーションシステム上に複数の仮想情報処理装置を起動する機能を有し、前記仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバー前記クライアント端末上で起動する画面共有クライアントとを接続することにより前記クライアント端末から前記仮想情報処理装置を遠隔操作するネットワークコンピュータシステムであって、仮想情報処理装置が前記クライアント端末のハードウェアリソースを利用することができることを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークコンピューティングシステムを高速かつ高効率でユーザーが利用できるようにすることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
図1を参照して本実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成を説明する。
ホストサーバー上では、Microsoft社のVirtual PCのような仮想PCソフトが起動しており、複数の仮想PCが起動している。各仮想PC上には、例えば、VNC Serverのような画面共有サーバーが起動している。
また、ホストサーバー上には仮想PCの接続を管理するサービスが起動している。
クライアント端末は、VNC Viewerのような画面共有クライアントと、接続管理ソフトが起動できる環境になっている。
クライアント端末は上記2つのソフトウェアが起動できることを最小システム要件とする、いわゆるシンクライアントでよく、通常のPCで用いるアプリケーションが起動する性能を持っている必要はない。
接続管理サーバーは、主にクライアント端末上で起動する画面共有クライアントと、ホストサーバー上で起動する仮想PC上で起動する画面共有サーバーが接続するのを仲介する機能を有している。
また、接続管理サーバーでは、仮想PCのネットワークアドレスと所有者の識別子等を関連付けて管理している。
ホストサーバー、クライアント端末、接続管理サーバーはLANで接続されている。
接続管理サーバーはホストサーバーが兼ねていてもよい。
ホストサーバーは本システム上に複数台あってもよい。
また、ホストサーバーは、図2のように、グリッドコンピューティング技術により複数のPCで構築してもよいし、図3のようにVMWare社のVMWare ESX Serverのように、複数のPCで仮想PC実行環境を構築するソフトウェアを用いて、複数のPCからなるホストサーバーを構築してもよい。
以下に、接続までの動作例を示す。
接続管理サーバーは、ユーザーID、パスワード、ホストサーバーのIPアドレス、仮想PCのIPアドレス、仮想PCのホスト名を管理しているとする。
仮想端末にはICカードリーダーが備え付けられており、ユーザーは個人情報をICカードに記憶して持ち歩いているとする。
以下の接続管理サーバー動作フローを図4を用いて説明する。
ユーザーはICカードをクライアント端末のカードリーダーに通しパスワードを入力して認証を行い、これが成功すると、クライアント端末の接続管理ソフトは、接続管理サーバーに対して、得られたユーザーIDの照合を依頼する。
接続管理サーバーは、問い合わされたユーザーIDが有効であるかを検索し、有効なデータが見つかると、クライアント端末に対してユーザーの仮想PCのIPアドレスを返信する。
クライアント端末の接続管理ソフトは、画面共有クライアントを起動し、受信したIPアドレスの画面共有サーバーに接続するよう指示する。
以下の、仮想PC動作フローを図5を用いて説明する。
ここで、仮想PCが他のクライアント端末との接続が有効になったままであれば、画面共有サーバーはクライアントを切断する共に、クライアント端末のCD−ROMドライブ等のリソースを利用している場合はそれらを開放する。このように、ユーザーがクライアント端末から仮想PCに画面共有接続する場合、排他的に接続することによりセキュリティ強度を上げる。
新たに接続を開始したクライアント端末は、画面共有クライアントを仮想PCの画面共有サーバーに接続すると、ホストサーバー上の仮想PCを遠隔操作可能な状態になる。
さらに、クライアント端末のハードウェアリソースを仮想PCから利用できるように設定を行う。クライアント端末の接続管理ソフトは、クライアント端末のハードウェア情報を送信する。例えば、クライアント端末にはフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD−ROMドライブが付属しており、プリンタとスキャナがUSBケーブルで接続されているとする。これらの情報を仮想PCに送信する。仮想PCの接続管理ソフトは、これらの情報を受信すると、ハードウェアの共有を開始する。
例えば、まず仮想PCからフロッピー(登録商標)ディスクドライブの利用要求が、クライアント端末に対してなされると、クライアント端末は、接続中の仮想PCがフロッピー(登録商標)ディスクドライブをネットワークドライブとして利用できるよう設定を行い、仮想PC側は共有フォルダとしてこのネットワークドライブを利用できるようにし、仮想PC上でフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(通常Aドライブ)を選択すると、この共有フォルダにアクセスするよう仮想PCの実行環境の設定変更を行う。CD−ROMドライブに関しても同様に行う。
また、スキャナはUPnP(Universal Plug&Play)に対応であるとすると、仮想PCはUPnPを介して、スキャナをネットワークスキャナとして認識して利用できるようにすることができる。
または、クライアント端末のボード上の汎用USBハブ自体をUPnPに対応させることにより、クライアント端末に差し込まれた任意のUSBデバイスをUPnPにより、仮想PCから操作できるようにすることも可能である。
CD−ROMやフロッピー(登録商標)ディスクドライブ等に関しても同様である。
また、図6のように、クライアント端末上にもPC環境をエミュレーションするソフトを実行して仮想PC環境を構築し、ホストサーバー上の仮想PCソフトと通信することにより、ホストサーバーの仮想PC実行環境に、クライアント端末のハードウェアリソースをエミュレートし、ネットワークを介して利用できるようにすることで、仮想PCがクライアント端末のハードウェアをネットワークを介したエミュレーションを通じて利用できるようにすることも可能である。つまり、TCP/IP通信を介して、クライアント端末のハードウェアが、恰も仮想PCに接続されているかのようなハードウェアエミュレーションを行うことにより、仮想PCは、クライアント端末のハードウェアリソースを利用することができる。
この場合、クライアント端末は、VMWare ESX Serverでホストとして起動可能な高スペックを満たす必要はなく、特にCPUパワーや大容量メモリを必要としないシンクライアントでも問題なく利用できる。
なお、クライアント端末には、パスワード認証の他にも、指紋、声紋、虹彩、静脈等のバイオメトリクス認証手段を備えても良く、これらの特徴情報を接続管理サーバーに問い合わせて認証を行うようにしてもよい。
仮想PCの設定情報及びそのハードディスクデータは必ずしも仮想PCを起動するホストサーバー上にある必要はなく、ホストサーバーからアクセス可能な他のPC上にあってもよい。
図7のように、LinuxOSが起動しているPC上にSambaを起動し、ホストサーバーからファイルアクセスできるようにしておき、仮想PCのデータ(仮想PCの設定情報及びそのハードディスクデータ)を管理することであってもよい。
仮想PCの設定情報及びそのハードディスクデータはホストサーバーとは別のPCまたは、複数のPCから構成されるネットワークストレージ上に記録されており、現在クライアント端末の近くにあるホストサーバー上で、ユーザーの仮想PCの設定情報を読み込んで仮想PCを起動するようにしてもよい。
または、仮想PCの設定情報及びそのハードディスクデータは、実際に仮想PCを起動するのとは異なる他のホストサーバー上にあってもよい。
上記の本実施の形態によれば、画面共有で仮想PCを遠隔操作しているクライアント端末のCD−ROMドライブ、フローピーディスクドライブを等のハードウェアリソースを、操作中の仮想PCからアクセスできるようになり、あたかもクライアント端末で起動しているかのように、ハードウェアリソースも含めて仮想PCを自由に利用できるようになる。
また、排他接続制御により、端末から仮想PCへのアクセスが安全になる。また、クライアント端末のハードウェアリソースも同時に管理でき、どの端末からもあたかもクライアント端末で起動しているかのように、ハードウェアリソースも含めて仮想PCを自由に利用できるようになる。
また、接続を管理するサーバーによって、端末から自分の仮想PCへの接続が容易になると共に、ICカードや指紋や動脈情報の認証手段を組み合わせることにより、セキュアな方法で接続することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。(仮想PC停止時起動+ホストサーバーの画面共有サーバー利用)
図8のクライアント端末の動作フローを参照すると、クライアント端末から画面共有の要求を行った時に、ユーザーの仮想PCが起動していない場合、接続管理サーバーは仮想PCを起動するホストサーバーのIPアドレスを参照し、そのホストサーバーに対して、ユーザーの仮想PCを起動するように指示を出す。
ホストサーバーは、仮想PCソフトに対し、その仮想を起動するよう指示を出す。
さらに、ユーザーが仮想PCのBIOS設定を行いたい場合のように、仮想PCの画面共有サーバーが起動していない状態で仮想PCを遠隔操作したい場合は以下のように動作する。
図9のホストサーバーの動作フロー図を参照すると、ユーザーが画面共有の要求を行い、仮想PCに起動命令を出したが、仮想PCの画面共有サーバーは未起動である場合は、接続管理サーバーは、仮想PCの起動を開始したホストサーバーに対して、画面共有サーバーを起動すると共に、仮想PCの実行画面をホストサーバーのデスクトップ画面に表示するように指示を出す。
ホストサーバーがこれらの指示を実行すると、接続管理サーバーは、クライアント端末に対し、ホストサーバーの画面共有サーバーに接続するよう指示する。
指示を受けたクライアント端末の接続管理ソフトは画面共有クライアントを干すとサーバーの画面共有サーバーに接続させる。
なお、ホストサーバー上で起動する画面共有サーバーは、共有可能領域を制限し、仮想PCの実行画面以外はホストサーバーを操作できないように制限することが望ましい。
さらに、ホストサーバーは、仮想PCの画面共有サーバーの起動を定期的に確認する機能を設け、起動を確認すると、ホストサーバー上の画面共有サーバーとクライアント端末上の画面共有クライアントとの接続を切断し、仮想PC上の画面共有サーバーと接続を交代するよう、クライアント端末の接続管理ソフトに通知する機能を追加することにより、不要にホストサーバーのリソースを消費しないで済むようにすることができる。
上記の本実施の形態によれば、仮想PCが起動していない場合に、クライアント端末から仮想PCを起動することが可能となる。また、仮想PCの画面共有サーバーが起動していない状態でも、クライアント端末から仮想PCの画面を共有できるようになる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。(各仮想PCにアドレス割り当て+仮想NW+仮想PC間専用回線)
図10に本実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成図を示す。
各仮想PCは、ホストサーバーのネットワークアダプタを物理的に利用し、IPアドレスとしてLANの内部で他のPCと直接通信が可能なローカルアドレスを取得する。
例えば、Microsoft社のVirtual PCでは、ネットワークカードをプロミスキャスモードにし、特別に生成したMACアドレスで通信できるようにすることにより実現している。本発明でも同様の方法を利用するものとする。
各仮想PCは、この方法により他のPCやホストサーバー、及び仮想PC同士でTCP/IPレベルの通信を行うものとする。
この方法により、図10の例のように、ホストサーバー1のIPアドレスが133.139.1.10である場合に、ネットワークアダプタをプロミスキャスモードを利用して共有することにより、仮想PC1から3はそれぞれ、133.139.1.11から133.139.1.13のIPアドレスをそれぞれ利用して、通信することができる。
加えて、仮想PC間でのみ通信可能なネットワークを構築する。Microsoft社のVirtual PCでは、「ローカル」ネットワークと呼ばれる機能があり、これはホストサーバーのネットワークアダプタは利用せず、仮想的なネットワークアダプタで、仮想PC間のみ通信可能なネットワークを構築するものである。同一ホスト上の仮想PC間の通信はこのローカルネットワークを利用することにより、通信を高速にすることができる。
図10の例では、仮想PC1から3はそれぞれ、169.254.60.1から169.254.60.3のIPアドレスをそれぞれ割り当てられ、同一のホストサーバー上で起動している仮想PC間のみで通信することができる。
特に、第1のローカルアドレスを利用する通信では、仮想PCとクライアント端末の画面共有の通信に利用されるので、ネットワークトラフィックが多いため、TCP/IPレベルでホストサーバーのネットワークアダプタを介して通信を行うと、通信速度が低下する可能性がある。そこで、同一ホストサーバー上の仮想PC間の通信はローカルネットワークで行うことにより、仮想PCとクライアント端末間の画面共有のネットワークトラフィックに妨害されることなく、またネットワークホストサーバーの通信負荷を上げることなく通信することが可能となる。
さらに仮想PC間専用回線を追加する例を図11を用いて説明する。
ホストサーバーはさらに第1のネットワークアダプタとは異なる第2のネットワークアダプタを備え、異なるホストサーバー上で起動する仮想PC同士が通信するための通信経路を設ける。第1の通信方法と同様に、仮想PCは第2のネットワークアダプタを物理的に利用して、外部のネットワークと直接通信を行う。
ホストサーバー1で起動する仮想PC1から3はそれぞれ、192.168.9.21から192.168.9.23のIPアドレスをそれぞれ利用し、ホストサーバー2で起動する仮想PC4、5はそれぞれ、192.168.9.24、192.168.9.25のIPアドレスをそれぞれ利用するものとする。
ただし、第2のネットワークアダプタは、ホストPC上の仮想PC同士が通信を行うための専用のネットワーク回線で他のホストサーバーと接続されており、ホストサーバーがクライアント端末と通信するネットワーク回線とは分離されているとする。異なるホストサーバー上の仮想PC同士が通信する場合は、第2のネットワークアダプタを利用し、この第2のネットワーク回線を経由して通信する。これにより、仮想PCとクライアント端末間の画面共有のネットワークトラフィックに妨害されることなく通信することが可能となる。
さらに、各ネットワーク毎に通信を許可するIPアドレスのフィルタリングを行ったり、ファイヤーウォール設定を行うことにより、特定の通信を禁じたり、特定のネットワーク経路を通じて通信するよう設定することが可能となる。
以下に、図10に示したネットワークコンピューティングシステムの構成の別例を説明する。図12のように、ホストサーバーが複数のネットワークアダプタを備え、それぞれ異なるネットワークに接続しており、仮想PC1と2は、133.139.1.X系のネットワークに接続されたネットワークアダプタ1を利用して、133.139.1.X系のアドレスで通信し、仮想PC3は、133.139.55.X系のネットワークに接続されたネットワークアダプタ2を利用して、133.139.55.X系のアドレスで通信するようにし、かつ仮想PC1から3は、それぞれ169.254.60.1から169.254.60.3のプライベートアドレスを割り当てられた仮想PC間のローカルネットワークで通信できるようにすることができる。
この場合、1つのホストサーバー上で、1つのサブネットで利用可能なIPアドレス数より多い数の仮想PCを起動することができる。例えば、サブネットマスクが255.255.255.0のネットワークの場合、255台以上の仮想PCを、1台のホストサーバー上で起動するとともに、各仮想PCにLAN内で他のPCと直接通信できるローカルアドレスを割り当てることが可能となる。
上記の本実施の形態によれば、クライアント端末から仮想PCへの通信及び仮想PC同士の通信が、IPアドレスを指定して直接行うことが可能となり、ユーザーが行う通信、その設定及びネットワーク構築が容易となる。さらに、同一ホストサーバー上の仮想PC間で仮想ネットワークを構成することにより、仮想PC間の通信が高速になる。
また、複数のホストサーバーを、異なるホストサーバー上の仮想PC間通信が専用で通信を行う回線で接続することにより、異なるホストサーバーで起動する仮想PC間の通信を拘束にすることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。(NAT制限+仮想NW+仮想PC間専用回線+ルーティング仮想PC)
各仮想PCは、ホストサーバーのネットワークアダプタを共有して利用し、外部との通信はホストサーバーによって提供されるNATを利用する。IPアドレスとしては、ホストサーバーから割り当てられるプライベートアドレスを用い、外部と通信する場合は、ホストサーバーのNAT機能により、ホストサーバーのIPアドレスを付け替えて通信するものとする。
例えば、Microsoft社のVirtual PCでは、「共有ネットワーク」と呼ばれる、ネットワーク構成方法及び「Microsoft Loopback Adopter」を用いてループバックアダプタを用いるネットワーク構成方法がある。
まずは、「共有ネットワーク」で、NATで外部のネットワークから隔離され、仮想PC同士の通信も不可能なネットワーク構成を行った場合について、図13を用いて述べる。
仮想PC1〜3は、ホストサーバーからそれぞれ169.254.8.1から169.254.8.3のIPアドレスを割り当てられ、133.139.1.101のIPアドレスを持つクライアント端末1等のホストサーバー外部のネットワーク上にある機器と通信する場合は、ホストサーバーのNAT機能を利用する。この構成の場合、外部の機器からの通信をNATによって制限でき、且つ同一ホストサーバー上で起動する仮想PC間ですら直接通信できないので、仮想PC同士外部のネットワーク機器から攻撃されるのを防いだり、仮想PC間で勝手な通信を行えないようにすることが可能となり、セキュリティ強度を向上させることができる。
この外部とはホストサーバーのNAT機能を利用して通信する共有ネットワークに加えて、仮想PC間でのみ通信可能なネットワークを構築する。Microsoft社のVirtual PCでは、「ローカル」ネットワークと呼ばれる機能があり、これはホストサーバーのネットワークアダプタは利用せず、仮想的なネットワークアダプタで、仮想PC間のみ通信可能なネットワークを構築するものである。同一ホスト上の仮想PC間の通信はこのローカルネットワークを利用することにより、通信を高速にすることができる。
図13の例では、仮想PC1から3はそれぞれ、169.254.60.1から169.254.60.3のIPアドレスをそれぞれ割り当てられ、同一のホストサーバー上で起動している仮想PC間のみで通信することができる。
特に、第1のローカルアドレスを利用する通信では、仮想PCとクライアント端末の画面共有の通信に利用されるので、ネットワークトラフィックが多いため、TCP/IPレベルでホストサーバーのネットワークアダプタを介して通信を行うと、通信速度が低下する可能性がある。そこで、同一ホストサーバー上の仮想PC間の通信はローカルネットワークで行うことにより、仮想PCとクライアント端末間の画面共有のネットワークトラフィックに妨害されることなく、またネットワークホストサーバーの通信負荷を上げることなく通信することが可能となる。
さらに、ホストサーバーは第1のネットワークアダプタとは異なる第2のネットワークアダプタを備え、異なるホストサーバー上で起動する仮想PC同士が通信するための通信経路を設ける。第1の通信方法と同様に、仮想PCは第2のネットワークアダプタを物理的に利用して、外部のネットワークと直接通信を行う。
ホストサーバー1で起動する仮想PC1から3はそれぞれ、192.168.9.21から192.168.9.23のIPアドレスをそれぞれ利用し、ホストサーバー2で起動する仮想PC4、5はそれぞれ、192.168.9.24、192.168.9.25のIPアドレスをそれぞれ利用するものとする。
ただし、第2のネットワークアダプタは、ホストPC上の仮想PC同士が通信を行うための専用のネットワーク回線で他のホストサーバーと接続されており、ホストサーバーがクライアント端末と通信するネットワーク回線とは分離されているものとする。異なるホストサーバー上の仮想PC同士が通信する場合は、第2のネットワークアダプタを利用し、この第2のネットワーク回線を経由して通信する。これにより、仮想PCとクライアント端末間の画面共有のネットワークトラフィックに妨害されることなく通信することが可能となる。
さらに、各ネットワーク毎に通信を許可するIPアドレスのフィルタリングを行ったり、ファイヤーウォール設定を行うことにより、特定の通信を禁じたり、特定のネットワーク経路を通じて通信するよう設定することが可能となる。
次に、「Microsoft Loopback Adopter」によって、ネットワークを構成する場合について述べる。
図14にそのネットワークコンピューティングシステムの構成図を示す。
以下、同一ホストサーバー上の仮想PC間の通信は可能な場合について述べる。まず、Microsoft Loopback Adopterについて簡単に説明する。Microsoft Loopback Adopterは、仮想的なネットワークアダプタとして機能するネットワークデバイスドライバであり、この仮想ネットワークアダプタによって、ネットワーク接続のエミュレーションができる。さらに、Microsoft Loopback Adopterでは、Windows(登録商標)のICS(Internet Connection Sharing)サービスを利用することによって、実際のネットワークアダプタを介して外部のネットワークに接続できるようになっている。
ホストサーバー1上で起動する仮想PC1から3が、ホストサーバーのループバックアダプタと接続するための仮想ネットワークアダプタのアドレスをそれぞれ、192.168.0.11から192.168.0.13と割り当てたとすると、これらの仮想PCは、ホストサーバーのループバックアダプタ(IPアドレス192.168.0.1)とハブで接続されたのと同様に通信が可能になる。さらにICSを利用することにより、ホストサーバー上の実際のネットワークアダプタを介して通信させることにより、あたかもホストサーバーがルーターのように機能する。Microsoft Loopback Adopterでは、実際のルーターのようにポート毎にNATの割り当てを設定することができるようになっている。
このループバックアダプタを利用したネットワークでは、仮想PCは同一ホストサーバー上の他の仮想PC及びホストサーバーと直接通信可能であり、外部のネットワーク機器、例えばクライアント端末1とは、ホストサーバーのICS機能を利用した通信が可能となる。
図13で説明した例の、共有ネットワークをMicrosoft Loopback Adopterに置換えた以外、ローカルネットワーク及び仮想PC間ネットワークに関する実施方法は、図13の例と同一である。
ローカルネットワークを構築することにより、仮想PC間の通信を、Microsoft Loopback Adopterより若干高速化することができる。
また、仮想PC間通信用に専用のネットワークを設けることにより、他のホストサーバー上の仮想PCと直接通信することが可能となり、ICSを利用するよりも高速な通信が可能となる。
上記の本実施の形態によれば、仮想PCを外部ネットワークからの攻撃に対してセキュアにすることが可能となる。プライベートアドレスを割り当てることにより、1つのホストサーバー上で起動できる仮想PCの台数を上限を増加できる。さらに、同一ホストサーバー上の仮想PC間で仮想ネットワークを構成することにより、仮想PC間の通信を高速化することができる。
また、複数のホストサーバーを、異なるホストサーバー上の仮想PC間通信が専用で通信を行う回線で接続することにより、異なるホストサーバーで起動する仮想PC間の通信を拘束にすることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
上記の第4の実施の形態のような、仮想PCは外部のネットワークと接続するのにホストサーバーのNATを介して通信する場合、クライアント端末や接続管理サーバー等の外部のネットワークからは、直接仮想PCに対して通信を開始することができないという問題がある。
特に、共有ネットワークを利用した場合は、ホストサーバーから自身の起動している仮想PCへの通信を開始することができないうえ、仮想PC同士は全く通信できない。
ただし、ローカルネットワークでは仮想PC間通信は特に問題なく行える。
本実施の形態では、仮想PCのうち少なくとも1つに外部のネットワークと直接通信できるネットワークアドレスを割り当て、この仮想PCがローカルネットワークへルーティングする機能を設けることにより解決する。以下、図15を用いて説明する。
仮想PC3は、第3の実施形態で述べたのと同じ方法で、外部のネットワークと直接通信できるものとする。仮想PC3は、ホストサーバー上で起動する他のPCのローカルネットワーク上でのIPアドレスと、受信ポート番号、送信ポート番号を関連付けらて管理し、特定の受信ポートで受信した通信内容を、関連付けられたIPアドレスの送信ポートにリダイレクトするよう設定する。
例えば、クライアント端末1の画面共有クライアントが、仮想PC3の外部通信用IPアドレス133.139.1.13に15900番ポートでアクセスして通信の開始を要求すると、これを受信した仮想PC3は、関連付けられた情報を参照して、仮想PC1の169.254.60.1の5900番ポートにリダイレクトする。仮想PC1の画面共有サーバーはこのリダイレクトにより確立された接続により、接続を要求して来たクライアント端末1のIPアドレスを取得する。
すると、仮想PC1の画面共有サーバーは、共有ネットワークのネットワークアドレスを用いて、ホストサーバー1のNATを介して、クライアント端末1の画面共有クライアントに対して通信を開始し、接続を確立することができる。
この方法により、それぞれの仮想PCに外部のネットワークと直接通信できるネットワークアドレスを割り当てるよりも、少ない総メモリリソースで仮想PCとの通信峨可能となる。
上記の本実施の形態によれば、利用できるポートを制限することにより、仮想PC間の通信を高速にしたり、セキュリティ強度を向上させることができる。
また、NATにより外部から仮想PCへの接続が不可能な構成において、仮想PC間ネットワークへルーティングすることにより、外部から仮想PCへの通信が可能になる。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
上記の第5の実施の形態のような構成で、仮想PCは外部のネットワークと直接通信する必要がある場合のみ、外部のネットワークと直接通信できるネットワークアドレスを割り当て方法について述べる。
図15において各仮想PCは図10と同様、外部のネットワークと直接通信できるネットワークアドレスを利用できるよう設定する。ただし、各仮想PCでは、このネットワークアダプタを無効に設定し、利用できないようにしておく。またこの接続を利用する場合は、ネットワークアドレスは固定アドレスではなく、DHCPアドレスを取得するよう設定しておく。
図16の動作フローを参照すると、仮想PCが外部のネットワークと直接通信する必要がある場合は、まず、ネットワークアダプタを有効にし、次にDHCPアドレスの取得を試みる。DHCPアドレスが得られなかった場合は、ネットワークアダプタを再び無効にし、利用できないことを通知する。一方、DHCPアドレスが取得できた場合は、取得したDHCPアドレスで外部との通信が可能となる。
また、図17の動作フローのように、このDHCPアドレスの有効時間を制限し、DHCPアドレスを自動では連続利用できないようDHCPサーバーを設定し、仮想PCはDHCPアドレスが開放され一定時間が経過すると、自動的にこのネットワークアダプタを無効にすることにより、ネットワークを効率良く利用するようにすることができる。
上記の本実施の形態によれば、必要に応じてローカルアドレスを取得することにより、外部との直接通信を行うことが可能となる。
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。
RAMディスクは、ハードディスクと同様にストレージデバイスとして利用可能なRAMである。読み書きを行う実体はメモリ(RAM)であるため、ハードディスクのような複雑なデバイス制御が不要であり、かつアクセスが高速であるため、非常に高速にデータの読み書きを行うことができる。
RAMディスクを利用するには、PCIバス用RAMボードを用いる方法と、PCのメインメモリをRAMディスクとして認識させるソフトを用いる方法がある。後者の例としては、AR Soft社の「AR RAM Disk」や、「えらー15さん」氏作成による「ERAM」が知られている。
仮想PC間の通信にRAMディスクを利用することにより、メガバイト単位の大量のデータのやりとりが高速で行えるようになる。例えば、後述する仮想PC間で画面データの送信を行う場合に、一方の仮想PCが画面データをRAMディスクに出力し、他方の仮想PCが画面データをRAMディスクから読み込むことにより、仮想PC間で高速な画面共有が可能となる。
実際の実施用法としては、ホストサーバー上でRAMディスクを用意し、仮想PCから利用可能できるよう、アクセス権の設定を行う。
仮想PCは、外部と直接通信可能なネットワークアドレスを割り当てられているか、共有ネットワークか、ループバックアダプタのいずれかのネットワーク構成方法により、ホストサーバーへのTCP/IPアクセスが可能であるとする。これらのいずれかの設定を行っており、RAMディスクへのアクセス権があれば、ホストサーバーのRAMディスクをネットワークドライブとして割り当てることが可能となる。
このネットワークドライブとして割り当てたRAMディスクを、仮想PC間通信のバッファとしてメモリを共有することが可能となる。
例えば、図15でホストサーバー1のRAMのうち256MバイトがRAMディスクドライブとして、ラベル「R」ドライブで利用可能であるとして、仮想PC1及び仮想PC2はネットワークドライブとして、「¥¥133.139.1.10¥R」フォルダを「Z」ドライブに割り当てることにより、RAMディスクが「Z」ドライブとして利用可になる。
別の方法として、仮想PCの設定において、仮想PCの利用するハードディスクとして、このRAMディスクを割り当てておけば、ネットワーク構築方法に依らずに利用することもできる。
上記の本実施の形態によれば、仮想PC間及び仮想PCとホストサーバーとの間で、必要に応じて大量のデータを高速に通信することが可能となる。
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。(仮想PCに複数の端末接続+マルチキャスト自動設定)
ネットワークコンピューティングシステムで、仮想PCの画面を複数のクライアント端末で共有する場合である。例えば、会議等において、会議室にクライアント端末が各席に備えられているとする。各参加者は、クライアント端末でログオンすることにより、自分の仮想PCに画面共有によりアクセスする。
次に、会議を開始する。発表者が自分のクライアント端末上に、自分の仮想PC上で開いた発表資料を表示する。発表者は他の参加者にも同じ画面を共有してもらうよう操作する。
今、クライアント端末の接続管理ソフトは、図18のような機能構成になっており、会議のメンバを管理する機能や、画面共有クライアントの接続の管理や、画面共有クライアントの操作権の付与の制御を行う機能があるとする。また、詳細は後述するが、クライアント端末に画面共有サーバーや画面共有プロキシが起動可能な場合は、その制御が可能であるとする。
図19を用いて、接続管理ソフトの接続管理方法の一例について説明する。
今、クライアント端末1のユーザー(ユーザー1とする)が会議の発表者であるとし、ユーザー2が操作しているクライアント端末2にも同一の画面を共有表示させようとしているとする。クライアント端末1の接続管理ソフトでは、クライアント端末1のIPアドレス、のユーザー1の仮想PC(仮想PC1とする)のIPアドレス、クライアント端末2のIPアドレス、ユーザー2の仮想PC(仮想PC2とする)のIPアドレスを管理している。
ユーザー1は接続管理ソフトによって、会議の参加者であるユーザー2のクライアント端末2に自分の仮想PC1の画面を共有表示を指示すると、クライアント端末1と2の接続管理ソフト間で通信が行われ、クライアント端末2の画面共有クライアントは、仮想PC1の画面共有サーバーに接続するよう指示される。クライアント端末2の画面共有クライアントが仮想PC1の画面共有サーバーに接続することにより、クライアント端末2にもクライアント端末1と同じく仮想PC1の画面が表示され、会議の資料を同じ画面で閲覧することが可能となる。
簡単のためクライアント端末の数を2つで説明したが、クライアント端末数は3台以上であってもよい。
さらに、この接続形態において、通信を効率良くする方法について述べる。
ここで、画面共有クライアント/サーバーがブロードキャスト、もしくはマルチキャストによって画面データの受送信が可能であるとする。
今、クライアント端末1とクライアント端末2が同一のサブネット上にあるとし、そのIPアドレスがそれぞれ、133.139.1.101、133.139.1.102であるとすると、クライアント端末1の接続管理ソフトは他の参加者(この例ではクライアント端末2のみ)に対して、画面データをポート番号5900番にブロードキャストすることを通知する。各クライアント端末はUDP5900番でパケットを受信できるよう設定する。すると、仮想PC1の画面共有サーバーからIPアドレス133.139.1.255に対してブロードキャストされた画面データのパケットを受信して、クライアント端末上に仮想PC1の画面を表示することが可能となる。
次に、マルチキャストを用いる場合についても同様に説明する。
クライアント端末1の接続管理ソフトは他の参加者(この例ではクライアント端末2のみ)に対して、画面データをポート番号5990番、マルチキャストアドレス224.10.10.10でマルチキャストすることを通知する。
各クライアント端末はUDP5990番でマルチキャストアドレス224.10.10.10パケットを受信できるよう設定する。すると、仮想PC1の画面共有サーバーからポート5990番でマルチキャストアドレス224.10.10.10に対してマルチキャストされた画面データのパケットを受信して、クライアント端末上に仮想PC1の画面を表示することが可能となる。
接続管理ソフトは、他の画面共有サーバーとマルチキャストアドレスやポート番号が重複しないよう適当なアドレスをポートを選択する。あるいは、接続管理サーバーが、マルチキャストアドレスとポート番号を管理し、接続管理ソフトに対して、利用するマルチキャストアドレスとポート番号を指示するようにしてもよい。
IPv4の例で説明したが、IPv6であってもよい。また、IPv6のマルチキャストを利用すると、IPv4の場合よりも通信効率を向上させることができる。
上記の本実施の形態によれば、マルチキャストを利用して、複数の画面共有クライアントが、画面共有サーバーもしくはプロキシからデータを受信する場合に、画面共有クライアントに対してマルチキャストアドレスやポート番号を通知することによって、ユーザーが特に手動で設定を行わなくても、マルチキャストを用いて、効率良く複数のクライアント端末で共通の仮想PCの画面を共有することを可能にするが可能となる。
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。(仮想PC間で画面共有+マルチキャスト自動設定)
図20を用いて、接続管理ソフトの接続管理方法の別例について説明する。
今、クライアント端末1のユーザー(ユーザー1とする)が会議の発表者であるとし、ユーザー2が操作しているクライアント端末2にも同一の画面を共有表示させようとしているとする。クライアント端末1の接続管理ソフトでは、クライアント端末1のIPアドレス、のユーザー1の仮想PC(仮想PC1とする)のIPアドレス、クライアント端末2のIPアドレス、ユーザー2の仮想PC(仮想PC2とする)のIPアドレスを管理している。
また、各仮想PC上でも、クライアント端末と同様に画面共有クライアントと接続管理ソフトが起動可能であるとする。
ユーザー1は接続管理ソフトによって、会議の参加者であるユーザー2のクライアント端末2に自分の仮想PC1の画面を共有表示を指示すると、クライアント端末1と仮想PC2の接続管理ソフト間で通信が行われ、仮想PC2の画面共有クライアントは、仮想PC1の画面共有サーバーに接続するよう指示される。仮想PC2の画面共有クライアントが仮想PC1の画面共有サーバーに接続することにより、クライアント端末2には、仮想PC1の画面を共有表示した状態である仮想PC2の画面が表示されるので、結果として仮想PC1の画面が表示される。
クライアント端末1と同じく仮想PC1の画面が表示され、会議の資料を同じ画面で閲覧することが可能となる。
仮想PC1と仮想PC2が同一ホストサーバー上にあり、通信は高速であるが、クライアント端末1とクライアント端末2がネットワーク上の離れた場所にある場合は、実施例8の通信方法よりもネットワーク効率がよくなることがある。
また、上記の第8の実施の形態の場合と比べると、クライアント端末の画面共有クライアントの接続先を追加もしくは変更する必要がないことが長所として挙げられる。
簡単のためクライアント端末の数を2つで説明したが、クライアント端末数は3台以上であってもよい。
上記の第8の実施の形態の場合と同様に、接続管理ソフトがアドレスやポートの指示を行い、仮想PC間でブロードキャストやマルチキャストで画面共有するようにしてもよい。
上記の本実施の形態によれば、仮想PCとクライアント端末の接続を変更することなく、1つの仮想PC画面を複数のクライアント端末で共有できる。同一のホストサーバー上の仮想PC間で画面共有する場合に、ホストサーバー上の仮想ネットワーク上で処理することにより、通信効率を向上させることができる。
また、マルチキャストを利用して、複数の画面共有クライアントが、画面共有サーバーもしくはプロキシからデータを受信する場合に、画面共有クライアントに対してマルチキャストアドレスやポート番号を通知することによって、ユーザーが特に手動で設定を行わなくても、マルチキャストを用いて、効率良く複数のクライアント端末で共通の仮想PCの画面を共有することを可能にするが可能となる。
次に、本発明の第10の実施の形態について説明する。(クライアント端末間で画面共有+マルチキャスト自動設定)
図21を用いて、接続管理ソフトの接続管理方法の別例について説明する。
今、クライアント端末1のユーザー(ユーザー1とする)が会議の発表者であるとし、ユーザー2が操作しているクライアント端末2にも同一の画面を共有表示させようとしているとする。クライアント端末1の接続管理ソフトでは、クライアント端末1のIPアドレス、のユーザー1の仮想PC(仮想PC1とする)のIPアドレス、クライアント端末2のIPアドレス、ユーザー2の仮想PC(仮想PC2とする)のIPアドレスを管理している。
また、各クライアント端末上でも、画面共有サーバーが起動可能であるとする。
ユーザー1は接続管理ソフトによって、会議の参加者であるユーザー2のクライアント端末2に自分の仮想PC1の画面を共有表示を指示すると、クライアント端末1とクライアント端末2の接続管理ソフト間で通信が行われ、まず、クライアント端末1上で画面共有サーバーを起動させる。クライアント端末2の画面共有クライアントは、クライアント端末1の画面共有サーバーに接続するよう指示される。クライアント端末2の画面共有クライアントがクライアント端末1の画面共有サーバーに接続することにより、クライアント端末2には、仮想PC1の画面を共有表示した状態であるクライアント端末1の画面が表示されるので、結果として仮想PC1の画面が表示される。
クライアント端末1と同じく仮想PC1の画面が表示され、会議の資料を同じ画面で閲覧することが可能となる。
セキュリティ等、何らかの理由でクライアント端末2が仮想PC1の画面共有サーバーにアクセスできない場合、仮想PC2が仮想PC1を画面共有することもできない場合に、この方法により、クラアイントPC2が仮想PC1の画面を共有することができるようになる。
仮想PC1と仮想PC2が同一ホストサーバー上にあり、通信は高速であるが、クライアント端末1とクライアント端末2がネットワーク上の離れた場所にある場合は、実施例8の通信方法よりもネットワーク効率がよくなることがある。
また、上記の第8の実施の形態の場合と比べると、クライアント端末の画面共有クライアントの接続先を追加もしくは変更する必要がないことが長所として挙げられる。
簡単のためクライアント端末の数を2つで説明したが、クライアント端末数は3台以上であってもよい。
上記の第8の実施の形態の場合と同様に、接続管理ソフトがアドレスやポートの指示を行い、クライアント端末間でブロードキャストやマルチキャストで画面共有するようにしてもよい。
上記の本実施の形態によれば、仮想PCとクライアント端末の接続を維持した状態で、1つの仮想PC画面を複数のクライアント端末で共有できる。複数のクライアント端末で共通の仮想PCの画面を共有する場合において、仮想PCの負荷を減らすと共に、ネットワークの送通信量を減少させ、通信効率を向上させることができる。
次に、本発明の第11の実施の形態について説明する。(端末がプロキシ機能+マルチキャスト自動設定)
図22を用いて、接続管理ソフトの接続管理方法の別例について説明する。
今、クライアント端末1のユーザー(ユーザー1とする)が会議の発表者であるとし、ユーザー2が操作しているクライアント端末2にも同一の画面を共有表示させようとしているとする。クライアント端末1の接続管理ソフトでは、クライアント端末1のIPアドレス、のユーザー1の仮想PC(仮想PC1とする)のIPアドレス、クライアント端末2のIPアドレス、ユーザー2の仮想PC(仮想PC2とする)のIPアドレスを管理している。
また、各クライアント端末上では、画面共有サーバーから受信した画面データを画面共有クライアントに転送する機能を有する画面共有プロキシが起動可能であるとする。
ユーザー1は接続管理ソフトによって、会議の参加者であるユーザー2のクライアント端末2に自分の仮想PC1の画面を共有表示を指示すると、クライアント端末1とクライアント端末2の接続管理ソフト間で通信が行われ、まず、クライアント端末1上で画面共有プロキシを起動させ、プロキシを仮想PC1の画面共有サーバーに接続させる。
クライアント端末1及びクライアント端末2の画面共有クライアントは、クライアント端末1の画面共有プロキシに接続するよう指示される。各クライアント端末の画面共有クライアントがクライアント端末1の画面共有プロキシに接続することにより、各クライアント端末には、画面共有プロキシによって転送された仮想PC1の画面が表示されるので、結果として仮想PC1の画面が表示される。
これにより、クライアント端末1、2では共に仮想PC1の画面が表示され、会議の資料を同じ画面で閲覧することが可能となる。
簡単のためクライアント端末の数を2つで説明したが、クライアント端末数は3台以上であってもよい。
上記の第8の実施の形態の場合と同様に、接続管理ソフトがアドレスやポートの指示を行い、画面共有プロキシと画面共有クライアント間でブロードキャストやマルチキャストで画面共有するようにしてもよい。
画面共有クライアントがプロキシ機能を兼ねており、クライアント端末に画面を表示すると同時に、画面共有サーバーから受信した画面データを転送するようにしてもよい。
これにより、図22の例でいうと、クライアント端末1で画面共有クライアントが画面共有プロキシに接続する分の余計なオーバーヘッドが省略され、効率が改善される。
なお、例えば、会議室に画面共有プロキシを起動したPCが存在し、会議室内のクライアント端末に対して画面データを転送する機能を有しており、クライアント端末はこのプロキシPCからの画面データを受信する構成にしてもよい。
上記の本実施の形態によれば、クライアント端末に画面共有サーバーから受信したデータを他の画面共有クライアントに転送するプロキシ機能を設けることにより、複数のクライアント端末で共通の仮想PCの画面を共有する場合において、仮想PCの負荷を減らすと共に、ネットワークの送通信量を減少させ、通信効率を向上させることができる。
次に、本発明の第12の実施の形態について説明する。(方式切り替え)
図10から図15に示したように、仮想PC、ホストサーバー、クライアント端末による本ネットワークコンピューティングシステムの構成は、様々な組み合わせが考えられる。複数のクライアント端末で、同一の仮想PCの画面を共有する場合、上記の第8〜11の実施の形態のうちどの方法で接続するのかにより、通信効率は異なる。
そこで、ネットワーク構成によりどのように接続するかを接続管理ソフトまたは接続管理サーバーが判断する機能を設けることにより、自動的に適した接続方法を指示できるようになる。
図23に、3台のクライアント端末で画面を共有する場合の接続方法を判断するフローの一例を示す。
まず、仮想PC1から3が同一のホストサーバー上で起動しているかをチェックする。もし同一ホストサーバー上で起動していれば、実施例9のように仮想PC間で画面共有を行う。
次に、仮想PC1から3が仮想PC間専用回線で接続されているかをチェックする。もし仮想PC間専用回線で接続されていれば、実施例9のように仮想PC間で画面共有を行う。
それ以外の場合は、クライアント端末1上で画面共有プロキシを起動し、上記の第11の実施の形態の方法で画面共有プロキシが仮想PC1の画面共有サーバーに接続し、クライアント端末の画面共有クライアントは画面共有プロキシから転送された画面データを受信するようにする。
上記の本実施の形態によれば、複数のクライアント端末で共通の仮想PCの画面を共有する場合において、仮想PCとクライアント端末のネットワーク構成からネットワーク効率のよい通信方法を判断し、接続を指示することができるようになり、結果として適した構成通信構成で効率のよい通信ができるようになる。
次に、本発明の第13の実施の形態について説明する。(ターミナルクライアント混在プロトコル変換・プロキシ)
クライアント端末からは仮想PCを遠隔操作するだけでなく、ネットワークコンピューティングシステムに、ターミナルサービスを構成要素として追加し、ターミナルクライアントも仮想PCと同様に遠隔操作したり、複数の端末で画面を共有する方法について述べる。
一般にMicrosoft社のWTS(Windows(登録商標) Terminal Service)やCitrix社のMetaFrame XP等のターミナルサービスは、ターミナルクライアントは、画面を複数のPCで共有することができない。
図24のように、ターミナルクライアント上でVNC等の画面共有ソフトを起動することにより、複数のPCで画面共有することができるが、ターミナルサービス自体が一種の画面共有を利用した遠隔操作であるため、ターミナルクライアントの画面データを画面共有サーバーで取得すると、オーバーヘッドが大きくなってしまい効率が悪い。
そこで、以下の方法によって、クライアント端末から遠隔操作可能で、かつ複数のクライアント端末で効率よく画面を共有する方法について説明する。
まず、プロトコル変換プロキシについて説明する。プロトコル変換プロキシは、ターミナルサービスのプロトコルを、本システムで用いている画面共有のプロキシに変換するソフトである。例えば、Windows(登録商標)TerminalServiceのRDP(Remote Desktop Protocol)からVNCのRFBプロトコルに変換する。
図25を用いて、クライアント端末1上でプロトコル変換プロキシを起動する場合について説明する。クライアント端末1のユーザー1は仮想PCを所有しているのではなく、ターミナルサービスのアカウントが与えられているとする。
ユーザー1がクライアント端末1で自分のデスクトップ環境にアクセスする場合、まず、プロトコル変換プロキシがユーザー1のアカウントを所有するターミナルサービスに接続して、RDPプロトコルでターミナルセッションを確立するともに、RDPとRFBプロトコル間でプロトコル変換を行う。
次に、クライアント端末1の画面共有クライアントは、このプロトコル変換プロキシに接続する。これにより、画面共有クライアントは、ターミナルサービス上のユーザー1のセッションにログオンしたのと同様の画面が表示され、また操作可能となる。
このプロトコル変換プロキシに他のクライアント端末の画面共有クライアントが接続することにより、複数のクライアント端末間で、ターミナルサービスのセッションを共有することが可能となる。また更に、クライアント端末2には画面の共有は許可するが、マウスやキーボードからの入力は受け付けないようにすることにより、操作権の制御を行うことも可能となる。
また、プロトコル変換プロキシは、ブロードキャストやマルチキャストで画面データを送信できるようにすることにより、複数の画面共有クライアントに対して、効率良く画面データを送信することが可能となる。
なお、図26のようにターミナルサービス上に、ユーザー毎のプロトコル変換プロキシを起動してもよい。即ち、仮想PC+画面共有サーバーの役割を、ターミナルサービス+プロトコル変換プロキシが担うことになる。
また、図27のように、ホストサーバー上に仮想PC実行環境とターミナルサービスが混在する方法も可能である。
仮想PCを利用可能なユーザーは、仮想PCを利用し、ターミナルサービスのユーザーはターミナルサービスのアカウントが与えられているとする。
ユーザー1はターミナルサービスのアカウントを与えられており、ユーザー2は仮想PCを所有しているとする。ここで、ユーザー1の画面をユーザー2のクライアント端末でも共有して表示する場合について説明する。
ターミナルサービス上では、ユーザー1のプロトコル変換プロキシ1が起動しており、ターミナルサービスのセッションを確立すると共に、クライアント端末1の画面共有クライアントにプロトコル変換して画面データを転送している。
ユーザー2はクライアント端末2の画面共有クライアントを自身の仮想PC2の画面共有サーバーに接続し、仮想PC2の画面を表示している。
ユーザー2がユーザー1の画面を共有場合、上記の第9の実施の形態で仮想PC間で画面共有したのと同じように、仮想PC2上で画面共有クライアントを起動し、プロトコル変換プロキシ1に接続する。これにより、仮想PC2上ではユーザー1のターミナルサービスのセッションの画面が共有表示される。よって、仮想PC2の画面を共有表示しているクライアント端末2上では、ユーザー1のターミナルサービスのセッションの画面が共有表示される。
上記の本実施の形態によれば、ターミナルクライアントのプロトコルを本システムの画面共有クライアント/サーバーと同一のプロトコルに変換する手段及びプロキシによって変換とデータ中継を行う手段により、仮想PCだけでなく、ターミナルサービスのクライアントも同様に画面共有によって、クライアント端末から接続できる環境を構築することにより、システムを柔軟にすると共に、現状のターミナルサービスで構成されたネットワークコンピュータシステムから本発明のネットワークコンピュータシステムへの移行を容易にする。また、ターミナルクライアントの画面も複数の端末で共有することが可能となる。
次に、本発明の第14の実施の形態について説明する。(NWプロジェクタ)
図28のように、通常のプロジェクタと本発明のクライアント端末を組み合わせることにより実現できる。
つまり、小型のPC本体もしくはPDAに画面共有クライアントと接続管理ソフトをインストールし、これに外部表示装置としてプロジェクタを接続し、箱で覆い一体化することでも実現できる。本システムのクライアント端末と同様にホストサーバー上で起動する仮想PCの画面共有サーバーにアクセスして遠隔操作できるようにする。
これにより、このネットワークプロジェクタを会議室に設置することにより、ユーザーは特にノートPCを会議室に持ち込むことなく、自分のPC環境を呼び出して、プレゼンテーションで発表する資料を開き、直ぐに資料をプロジェクタで投影しながら発表することができる。
また、発表者を交代する場合も、従来ノートPCとプロジェクタとを接続していたモニタを差し替えることなく、簡単な認証により、交代が可能となる。
上記の本実施の形態によれば、プロジェクタが本発明のクライアント端末と同等の画面共有クライアント機能を有するので、PCのモニタケーブルをプロジェクタに接続することなく、クライアント端末機能を持つプロジェクタで自分の仮想PCの画面共有サーバーに接続することができるので、ユーザーは簡単に自分のPCの画面をプロジェクタに投影することができる。
次に、本発明の第15の実施の形態について説明する。(MFP)
図29のように、RICOHのIT機と呼ばれるMFPは、操作パネルとしてVGAのタッチパネル付きの液晶モニタを備えている。このような構成のMFPおいて、OS上で画面共有クライアント及び接続管理ソフトを起動可能にし、本システムのクライアント端末と同様にホストサーバー上で起動する仮想PCの画面共有サーバーにアクセスして遠隔操作できるようにする。
これにより、MFPから自分のPC環境を呼び出して、電子文書やメールを印刷したり、MFPのスキャナユニットから取り込んだ画像を、自分のPC環境で即時編集できるようになる。
上記の本実施の形態によれば、MFPの操作パネルが本発明のクライアント端末と同等の画面共有クライアント機能を有するので、わざわざ自分の席に戻ったり、もしくは他のクライアント端末の所に行って、自分のPCを操作することなく、ユーザーはMFPの操作パネルに自分のPCを表示させ、追加印刷や、スキャンした画像を文書に貼り付けて印刷を行う等の作業を、その場で行うことができる。
次に、本発明の第16の実施の形態について説明する。(ドライバ)
図30は、通常のミラードライバの動作原理を説明する図である。
画面共有サーバーは、一般的に画面データの変化を検出し、その差分を検出して、画面共有クライアントにエンコードして送信するが、実際にPCに接続されたモニタに表示するのと同一の処理に掛かる負荷が大きくなり、動作が低速になってしまう。
Ulrr@VNCや、PC−Duo等の画面共有サーバーソフトでは、実際のモニタを動作させるビデオドライバの前に、フィルタドライバで処理するようにして、フィルタドライバで一旦描画命令をフックして、実際のモニタを動作させるビデオドライバに命令を渡すと共に、同一の命令を画面共有を行うために複製された、物理的には存在しない仮想モニタを用意し、仮想モニタのメモリ上に画像を出力させ、仮想モニタから画面データの差分を検出している。これにより、実際のモニタ出力から画面データを取得するよりも、高速に動作するようにしている。
本実施の形態では、図31のように、物理的なモニタに出力することなく、直接仮想モニタに出力させるドライバを用いて、仮想モニタから画面データの差分を検出することにより画面共有を高速化する。
これにより、実際にはモニタを必要としないPCのCPU及びメモリリソースを節約すると共に、画面共有を高速にすることが可能となる。仮想PC技術と同様にエミュレーション技術を用いて、OSに対しては、あたかもモニタがハードウェアとして接続されているように認識させるようにする。
さらに、仮想モニタのビデオドライバそのものに画面共有クライアント/サーバーで用いる画像データのエンコードを実行させる。すわなち、画面共有サーバーの画面データ取得から画像データ圧縮までのプログラムをデバイスドライバ上で実行させるようにする。
例えば、VNCの場合直接RFB(Remote Frame Buffer)プロトコルを出力する。すわなち、OSに対しては、RFBプロトコルによって画面を描画するモニタとして認識されるよう、モニタデバイスのエミュレーションを行う。
これにより、画面共有サーバーはクライアントからの画面更新要求に対して、要求を更新された画面領域を含む画面データを転送するだけでよくなり、画面共有速度が速くなる。
また、画面データをRFBプロトコルに変換するのに、ソフトウェアで処理するのではなく、LSI等で構成されたハードウェアで行ってもよい。例えば、PCIのビデオボード上に、画面データの入力信号に対し、RFBに変換して出力するLSIを搭載して実現する。これにより、画面共有を高速化できる。
また、以上の方法により、より高速に高度な画面データの圧縮が可能となり、画面共有クライアント/画面共有サーバー間の通信量を減少させることができ、複数の画面共有ペアがある場合のネットワークトラフィックの混雑による通信速度低下を避けることが可能となる。
上記の本実施の形態によれば、ビデオドライバが実描画を行わないため、高速な画面共有が可能となる。また、ビデオドライバが、画面共有サーバーが画面共有クライアントに送信するのと同一の形式でデータを出力するので、高速な画面共有が可能となる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上記の各実施の形態におけるサーバー、クライアントその他の情報処理装置の機能を実現するためのプログラムを各装置等に読込ませて実行することにより本システムの機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスク等を介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線等を介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
上述する各実施の形態は、サーバー、クライアントその他の情報処理装置が別個に接続されているシステム構成について説明したが、各機能が1つのコンピュータシステムとして実現されている構成や機能毎に複数のサーバー装置等が追加された構成にも適用可能であることはもちろんである。
また、本発明は、会議システムや表示装置を持つネットワーク接続可能なPC周辺機器の高機能化に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるホストサーバーの構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるホストサーバーの構成図である。 本発明の第1の実施の形態における接続管理サーバー動作フローを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における仮想PC動作フローを示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成図である。 本発明の第2の実施の形態におけるクライアント端末の動作フローを示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるホストサーバーの動作フローを示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成図である。 本発明の第3の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成に仮想PC間専用回線を追加する例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの別例の構成図である。 本発明の第4の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成図である。 本発明の第4の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの別例の構成図である。 本発明の第5の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成図である。 本発明の第6の実施の形態における処理動作フローを示す図である。 本発明の第6の実施の形態における処理動作フローを示す図である。 本発明の第8の実施の形態におけるクライアント端末の接続管理ソフトの機能構成図である 本発明の第8の実施の形態における接続管理ソフトの接続管理方法を示す図である。 本発明の第9の実施の形態における接続管理ソフトの接続管理方法を示す図である。 本発明の第10の実施の形態における接続管理ソフトの接続管理方法を示す図である。 本発明の第11の実施の形態における接続管理ソフトの接続管理方法を示す図である。 本発明の第12の実施の形態における3台のクライアント端末で画面を共有する場合の接続方法を判断するフローを示す図である。 本発明の第13の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成図である。 本発明の第13の実施の形態におけるクライアント端末1上でプロトコル変換プロキシを起動する処理を示す図である。 本発明の第13の実施の形態におけるクライアント端末1上でプロトコル変換プロキシを起動する処理を示す図である。 本発明の第13の実施の形態におけるクライアント端末1上でプロトコル変換プロキシを起動する処理を示す図である。 本発明の第14の実施の形態におけるネットワークコンピューティングシステムの構成図である。 本発明の第15の実施形態におけるMFPの概略構成図である。 通常のミラードライバの動作原理を説明する図である。 本発明の第16の実施形態における仮想モニタから画面データの差分を検出する処理動作を示すシーケンス図である。 VNCの動作原理を説明する図である。 PC仮想化技術を説明する図である。

Claims (20)

  1. 少なくとも1台以上の情報処理装置によって構成されるホストサーバーとクライアント端末を構成要素とするネットワークコンピュータシステムにおいて、
    前記ホストサーバーは、情報処理装置の環境をエミュレーションすることにより自機のオペレーションシステム上に複数の仮想情報処理装置を起動する機能を有し、
    前記仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバー前記クライアント端末上で起動する画面共有クライアントとを接続することにより前記クライアント端末から前記仮想情報処理装置を遠隔操作するネットワークコンピュータシステムであって、
    仮想情報処理装置が前記クライアント端末のハードウェアリソースを利用することができることを特徴とするネットワークコンピューティングシステム。
  2. 前記画面共有サーバーは前記画面共有クライアントから接続要求があった場合、現在接続中の画面共有クライアントとの接続を切断するとともに利用していたハードウェアリソースの利用を停止し、新たに接続を受けた画面共有クライアントと排他的に接続し、前記仮想情報処理装置は新たに接続したクライアント端末のハードウェアリソースの利用を可能な状態にする機能を有することを特徴とする請求項1記載のネットワークコンピューティングシステム。
  3. さらに接続管理サーバーを構成要素とし、該接続管理サーバーは、前記仮想情報処理装置のネットワークアドレスと識別情報をあわせて管理し、
    前記クライアント端末上の前記画面共有クライアントが、前記仮想情報処理装置上の前記画面共有サーバーが接続する際に前記識別情報によって、ネットワークアドレスを照合し、接続を補助する機能を有することを特徴とする請求項1または2記載のネットワークコンピューティングシステム。
  4. 少なくとも1台以上の情報処理装置によって構成されるホストサーバーとクライアント端末を構成要素とするネットワークコンピュータシステムにおいて、
    前記ホストサーバーは、情報処理装置環境をエミュレーションすることにより自機のオペレーションシステム上にクライアントオペレーションシステムを仮想情報処理装置として起動する機能を有し、かつホストサーバー1台以上の仮想情報処理装置を起動する機能を有し、
    前記仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバーにクライアント端末上で起動する画面共有クライアントに接続することによりクライアント端末から仮想情報処理装置を遠隔操作することを特徴とするネットワークコンピュータシステムであって、
    前記ホストサーバーは前記画面共有サーバーを起動する機能を有し、
    接続管理サーバーは、前記クライアント端末から接続を要求された前記仮情報処理装置が起動していない場合、前記ホストサーバーに対し、要求された前記仮想情報処理装置を起動するよう指示する機能を有するとともに、前記仮想情報処理装置の前記画面共有サーバーが起動していない場合、前記クライアント端末を一時的に前記ホストサーバーの前記画面共有サーバーに接続するよう接続を制御することにより、前記クライアント端末から前記仮想情報処理装置を遠隔操作する機能を有することを特徴とするネットワークコンピューティングシステム。
  5. 少なくとも1台以上の情報処理装置によって構成されるホストサーバーとクライアント端末を構成要素とするネットワークコンピュータシステムにおいて、
    前記ホストサーバーは、情報処理装置の環境をエミュレーションすることにより自機のオペレーティングシステム上に他の情報処理装置のオペレーティングシステムを仮想情報処理装置として複数起動する機能を有し、前記仮想情報処理装置の一つはサーバーの役割であり、
    前記サーバーの役割となる仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバーに前記クライアント端末上で起動する画面共有クライアント接続することにより前記クライアント端末から前記サーバーの役割となる仮想情報処理装置を遠隔操作するネットワークコンピュータシステムであって、
    各仮想情報処理装置にはネットワークコンピューティングシステムのLAN内でグローバルなネットワークアドレスと同一ホストサーバー上で起動する仮想情報処理装置間のみでの通信が可能な仮想ネットワークで利用可能なネットワークアドレスを割り当て、
    外部と通信を行う場合は、LANのアドレスを用いて通信し、
    同一ホストサーバー上で起動する仮想情報処理装置間で通信する場合は、仮想ネットワークのアドレスを用いて仮想ネットワークを介して通信を行うことを特徴とするネットワークコンピューティングシステム。
  6. 少なくとも1台以上の情報処理装置によって構成されるホストサーバーとクライアント端末を構成要素とするネットワークコンピュータシステムにおいて、
    前記ホストサーバーは、情報処理装置の環境をエミュレーションすることにより自機のオペレーティングシステム上に他の情報処理装置のオペレーティングシステムを仮想情報処理装置として複数起動する機能を有し、前記仮想情報処理装置の一つはサーバーの役割であり
    前記サーバーの役割となる仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバーに前記クライアント端末上で起動する画面共有クライアント接続することにより前記クライアント端末から前記仮想情報処理装置を遠隔操作するネットワークコンピュータシステムであって、
    仮想情報処理装置は外部と通信を行う場合は、ネットワークコンピューティングシステムのLAN内でグローバルなネットワークアドレスと同一ホストサーバー上で起動する機能を利用して自身を起動している前記ホストサーバーおよび前記ホストサーバー外部との通信を行う機能を有し、
    前記仮想情報処理装置が外部と通信を行う場合は、LANのアドレスを用いて通信し、
    同一ホストサーバー上で起動する仮想情報処理装置間で通信する場合は、仮想ネットワークのアドレスを用いて仮想ネットワークを介して通信を行うことを特徴とするネットワークコンピューティングシステム。
  7. 少なくとも1台以上の情報処理装置によって構成されるホストサーバーとクライアント端末を構成要素とするネットワークコンピュータシステムにおいて、
    前記ホストサーバーは、情報処理装置の環境をエミュレーションすることにより自機のオペレーティングシステム上に他のオペレーティングシステムを仮想情報処理装置として複数起動する機能を有し、前記仮想情報処理装置の一つはサーバーの役割であり、
    前記仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバーに前記クライアント端末上で起動する画面共有クライアントに接続することにより前記クライアント端末から前記仮想情報処理装置を遠隔操作するネットワークコンピュータシステムであって、
    前記ホストサーバーは異なるホストサーバー間の仮想情報処理装置が通信するための専用のネットワークアダプタを有し、ホストサーバー同士はこの通信用のネットワーク回線で接続され、
    各仮想情報処理装置はホストサーバーの前記専用のネットワークアダプタを共有して利用する機能およびネットワークアドレスを割り当てる機能を有し、
    異なるホストサーバー上の仮想情報処理装置が前記専用のネットワークアダプタを有するネットワーク回線を介して通信する機能を有することを特徴とするネットワークコンピューティングシステム。
  8. 利用できるポートを制限することにより、前記仮想情報処理装置同士は、許可された通信のみ仮想ネットワーク、もしくは仮想情報処理装置間専用回線を介して行えるよう、通信を制御する機能を有することを特徴とする請求項6または7記載のネットワークコンピューティングシステム。
  9. 前記ホストサーバー上で起動する前記仮想情報処理装置のうち1台はローカルアドレスを割り当てられ、前記ホストサーバー外部との通信が可能であるとともに、仮想情報処理装置間ネットワークへのルーティングを行う機能を有することを特徴とする請求項6記載のネットワークコンピューティングシステム。
  10. 前記仮想情報処理装置は必要に応じて、LAN内でグローバルなネットワークアドレスを取得する機能を有することを特徴とする請求項6、8および9のいずれか1項に記載のネットワークコンピューティングシステム。
  11. 少なくとも1台以上の情報処理装置によって構成されるホストサーバーとクライアント端末を構成要素とするネットワークコンピュータシステムにおいて、
    前記ホストサーバーは、情報処理装置の環境をエミュレーションすることにより自機のオペレーティングシステム上に他の情報処理装置のオペレーティングシステムを仮想情報処理装置として複数起動する機能を有し、前記仮想情報処理装置の一つはサーバーの役割であり、
    前記サーバーの役割となる仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバーに前記クライアント端末上で起動する画面共有クライアントに接続することにより前記クライアント端末から前記仮想情報処理装置を遠隔操作するネットワークコンピュータシステムであって、
    前記ホストサーバーのRAMの一部をRAMディスクとして、仮想的な記憶装置とし、該RAMディスクをネットワークドライブとして共有することにより、前記ホストサーバーとその上で起動する仮想情報処理装置、もしくは同一ホストサーバー上で起動する仮想情報処理装置間で通信を行うことを特徴とする通信方法。
  12. 請求項11記載の通信方法によりホスト情報処理装置と仮想情報処理装置および仮想情報処理装置間で通信する機能を有することを特徴とする請求項6記載のネットワークコンピューティングシステム。
  13. 前記複数の仮想情報処理装置のうち、第1の仮想情報処理装置と第2の仮想情報処理装置は画面共有クライアントを起動する機能を有し、前記第1の仮想情報処理装置は第1のクライアント端末の、前記第2の仮想情報処理装置は第2のクライアント端末の画面共有をそれぞれ行っている場合に、前記第2の仮想情報処理装置は画面共有クライアントを起動して前記第1の仮想情報処理装置の画面共有サーバーに接続し、第2の仮想情報処理装置前記第1の仮想情報処理装置の画面を共有することにより、前記第2のクライアント端末で前記第1の仮想情報処理装置の画面を共有することを特徴とする請求項1から10または12のいずれか1項に記載のネットワークコンピューティングシステム。
  14. 前記複数の仮想情報処理装置のうち、第1の仮想情報処理装置と第2の仮想情報処理装置は画面共有サーバーを起動する機能を有し、
    前記複数の仮想情報処理装置のうち、第1の仮想情報処理装置は第1のクライアント端末の画面共有を行っている場合に、第2の仮想情報処理装置は画面共有クライアントを起動して前記第1の仮想情報処理装置の画面共有サーバーに接続し、前記第2の仮想情報処理装置が前記第1の仮想情報処理装置の画面を共有することにより、前記第2のクライアント端末で前記第1の仮想情報処理装置の画面を共有することを特徴とする請求項13に記載のネットワークコンピューティングシステム。
  15. 前記クライアント端末は画面共有サーバーから受信したデータを他の画面共有クライアントに転送するプロキシ機能を有し、
    第1の仮想情報処理装置は第1のクライアント端末の画面共有を行っている場合に、第2の仮想情報処理装置は画面共有クライアントを起動して第1の仮想情報処理装置の画面共有サーバーに接続し、第2の仮想情報処理装置が第1の仮想情報処理装置の画面プロキシに接続することにより、第2のクライアント端末で第1の仮想情報処理装置の画面を共有することを特徴とする請求項1から10、または12から14のいずれか1項に記載のネットワークコンピューティングシステム。
  16. 前記画面共有サーバーもしくはプロキシは、画面データをマルチキャストで送信する機能を有し、前記画面共有クライアントに対して、自身の画面データを送信するのに利用するマルチキャストアドレスを通知する機能を有することを特徴とする請求項1から10、または12から15のいずれか1項に記載のネットワークコンピューティングシステム。
  17. 複数のクライアント端末で仮想情報処理装置の画面を共有する場合において、
    ソフトウェアである画面共有サーバーの起動する仮想情報処理装置を備え、ネットワーク構成に応じて、クライアント端末の画面共有の接続方法を決定する機能を有することを特徴とする請求項1から10、または12から16のいずれか1項に記載のネットワークコンピュータシステム。
  18. 仮想情報処理装置だけでなく、ターミナルサービスのクライアントも構成要素として含み、前記クライアント端末上で起動する画面共有クライアントは、プロトコル変換を用いることにより、ターミナルサービスのクライアント上で起動する画面共有サーバーに対しても、前記仮想情報処理装置上で起動する画面共有サーバーと同等に接続する機能を有することを特徴とする請求項1から10、または12から17のいずれか1項に記載のネットワークコンピューティングシステム。
  19. 画像投影手段、ネットワーク接続手段および請求項1から10、または12から17のいずれか1項に記載の画面共有クライアントの機能を持つ情報処理部を有し、請求項1から10、または12から17のいずれか1項に記載のネットワークコンピューティングシステムにおいて、クライアント端末として機能し、仮想情報処理装置の画面を投影することを特徴とする画像投影装置。
  20. 画像入出力手段、ネットワーク接続手段、画面表示部および請求項1から10、または12から17のいずれか1項に記載の画面共有クライアントの機能を持つ情報処理部を有し、請求項1から10、または12から17のいずれか1項に記載のネットワークコンピューティングシステムにおいて、クライアント端末として機能し、仮想情報処理装置を遠隔操作することを特徴とする画像入出力装置。
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