JP5035666B2 - ノズル付き容器 - Google Patents

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本発明は、容器本体内の内容物を、予め設定した方向に拡散させることなく吐出するノズル付き容器に関するものである。
液体化粧料、液体洗剤さらには液体薬液等の内容物を、予め設定した方向に拡散させることなく吐出する容器として、ノズル付き容器が知られているが、このノズル付き容器にあっては、ノズル先端に残存した内容物が乾燥固化して、内容物の以降の吐出を不良にする、と云う不都合の生じることがあった。
この不都合を解消する従来技術として、ノズルの開口端部内に、内容物の吐出圧により開放し、この吐出圧の消滅により閉鎖する弁体を組付け、内容物の吐出後、ノズルの開口部を弁体の作用により自動的に密閉し、これによりノズル内に残留した内容物の乾燥固化を防止するもの(特許文献1)が知られている。
この特許文献1における弁体は、吐出圧の有無に従って、自動的に開閉するので、内容物の吐出動作に従ってノズルの開閉を達成することができ、その分、取扱いが簡潔である、と云う利点を有している。
また、押下げ式ポンプ付き容器において、非使用時における吐出ヘッドの不要な下降動作、すなわちポンプの誤動作の発生を防止する従来技術として、ポンプの吐出ヘッドを上限位置に維持するために、この吐出ヘッドと組付きキャップとの間に、断面C型のストッパーを着脱自在に組付けたもの(特許文献2)が知られている。
特開2005−193907号公報 特開2004−203456号公報
しかしながら、上記した特許文献1にあっては、ノズル内において、弁体の内側に残留した内容物の乾燥固化は、確かに防止されるが、弁体の外側に残留した内容物の乾燥固化を阻止することができず、特に弁体の弁片の外側に付着した内容物の乾燥固化により、弁片の弁動作が不良となり、ノズルの開閉が適正に行われなくなる、と云う問題があった。
また、特許文献1の弁体にあっては、弁体の弁閉状態への復帰は、弁片の弾力により達成するので、この弁片に比較的大きな弾力を付与する必要があり、このため内容物の吐出圧力を、弁片の弾力分だけ大きくする必要があり、その分、内容物の吐出に大きな操作力を要することになる、と云う問題があった。
なお、特許文献1および特許文献2に示されているように、ノズルの開口部を開閉して内容物の乾燥固化を防止する機能と、吐出ヘッドの不要な下降行動さを防止する機能とは、相互に関連付けられることなく、全く別個の技術として構成されていたので、両機能を一つのポンプに付加すると、ポンプの構造がきわめて複雑となると共に、取扱いが煩雑で面倒なものとなる、と云う問題が生じる。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、内容物を吐出するノズルの開口端部の開閉を、安定して確実に達成することを技術的課題とし、もってノズル内の残留内容物の、確実な乾燥固化防止作用と、内容物の安定した吐出動作を得ることを目的とする。
本発明によるノズル付き容器は、内容物を収納した容器本体と、この容器本体に組付けられた押下げ式ポンプの上端にノズルを延出させた吐出ヘッドと、この吐出ヘッドのノズルに組付けられた開閉レバーと、このレバー本体の後端に垂下連設された止め足片と、から構成されている。
開閉レバーは、ノズルの開口端部内に組付けられ、このノズルの開口を回動により開閉する栓体片と、この栓体片を揺動操作により回動変位させるレバー本体とを有して構成されている。
止め足片は、容器本体に組付けられた押下げ式ポンプの上端に配設された吐出ヘッド上で、上下に揺動変位するレバー本体の後端に、ポンプが待機状態でかつノズルを閉鎖した姿勢で、ポンプの不動部分上に下端が接触するか近接するように垂下連設して構成されている。
開閉レバーの栓体片は、人手によるレバー本体の揺動操作により、ノズルを開閉するので、ノズルの開閉は、自動的ではなく、必要に応じて達成されることになるが、このノズルの開閉状態は、吐出圧の有無に関わりなく、安定的に自己保持される。
このノズルの開閉状態は、レバー本体の姿勢から一見して判別できる。
ノズルの開閉は、ノズルの開口端部内の栓体片を、レバー本体により強制的に回動させることにより達成するので、多少の乾燥固化した内容物が栓体片に付着しても、栓体片の開閉回動が阻害されることは、殆どない。
また、開閉レバーを操作するだけで、ノズルを閉鎖しかつポンプを作動不能とする状態と、ノズルを開放しかつポンプを作動可能とする状態とを、切替え設定することができる。
本発明の別の構成は、ノズルの開口端部を、両側部分に割り溝付き軸孔を開設して構成し、開閉レバーを、レバー本体の先端の一対のレバー腕片間に、割り溝を通って軸孔に嵌合する軸片を介して栓体片を連設して構成した、ものである。
ノズルの開口端部に割り溝付き軸孔を設け、レバー本体に軸片を介して栓体片を連設したものにあっては、レバー本体と栓体片とを有する開閉レバーを一体物に構成することができると共に、ノズルに対する開閉レバーの組付けを、軸片の割り溝を通して軸孔への単純な挿入操作により達成できる。
また、本発明の別の構成は、栓体片の中央に、回動軸心に直交する方向に貫通する開口孔を開設した、ものである。
栓体片に開口孔を開設したものにあっては、開口孔の開口縁は、その全域がノズルの内面に密に摺接して密閉されるので、この開口孔の開口縁に、内容物が付着残存することが全くない。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明にあっては、吐出圧の有無に関わりなく、ノズルの開閉状態を安定的に自己保持するので、内容物の吐出制御を、安定して適正に達成できる。
この際、ノズルを開放させるのに吐出圧の一部が消費されることがないので、無理なく円滑な内容物吐出動作を得ることができる。
また、ノズルの開閉状態を、レバー本体の姿勢から一見して判別できるので、ノズル付き容器の適正な取扱いを、容易に得ることができる。
乾燥固化した内容物が栓体片に多少付着しても、栓体片の開閉回動が阻害されることはなく、ノズルに対する安定して確実な開閉動作を得ることができる。
また、開閉レバーを操作するだけで、ノズルを閉鎖しかつポンプを作動不能とする状態と、ノズルを開放しかつポンプを作動可能とする状態とを、切替え設定することができるので、高い安全性と優れた操作性を得ることができる。
ノズルの開口端部に割り溝付き軸孔を設け、レバー本体に軸片を介して栓体片を連設したものにあっては、開閉レバーを一体物に構成することができ、またノズルに対する開閉レバーの組付けを単純な挿入操作により達成できるので、構造および取扱いが簡単となる。
栓体片に開口孔を開設したものにあっては、開口孔の開口縁に、内容物が付着残存することが全くなく、これによりノズルの確実で安定した密閉を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態例の、非使用状態の一部縦断した側面図で、ノズル付き容器は、ボトル状の容器本体1と、この容器本体1の上端に位置する口筒部に、組付きキャップ3で組付くポンプ2と、このポンプ2のノズル5に、上下に揺動変位可能に組付く開閉レバー8とから構成されている。
ポンプ2は、容器本体1上に、昇降変位可能に吐出ヘッド4を突出位置させ、この吐出ヘッド4から側方へノズル5を延出させて構成されており、このノズル5の先端部である開口端部の両側壁部分には、先端側に拡幅した割り溝7に連続して軸孔6(図4参照)が開設されている。
ノズル5を開閉する開閉レバー8は、吐出ヘッド4の上方に配置されるレバー本体9の、左右に分かれた先端部分である一対のレバー腕片10の先端間に、ノズル5の開口端部内に、密摺接して回動可能に挿入組付けされる栓体片11を、軸片13を介して連設(図4参照)し、レバー本体9の後端から止め足片14を垂下連設して構成されている。
止め足片14は、吐出ヘッド4が上限に位置した状態で、かつ開閉レバー8がノズル5を閉鎖した状態(図1参照)で、ポンプ2の不動部分である組付きキャップ3の上面に、その下端を接触させるか近接させる長さとなっている。
栓体片11は、その中央部に、回動軸心に直交する方向に沿って貫通開口する開口孔12が開設されており、この開口孔12は、レバー本体9が起立姿勢に揺動変位した状態で、ノズル5の開口部に開口し、レバー本体9が倒伏姿勢に揺動変位した状態で、その開口縁をノズル5の内周面により密閉される向きに形成されている。
ポンプ2に対する開閉レバー8の組付けは、図4に示すように、ノズル5の開口部に栓体片11を、またノズル5の割り溝7に軸片13を、それぞれ対向させた状態で、矢印方向に沿って挿入して達成される。
この開閉レバー8のノズル5に対する挿入組付けに際して、栓体片11の周面が密接するノズル5の内面部分が円弧状に凹んでいること、また割り溝7と軸孔6との連結部分には、軸孔6からの軸片13の妄りな抜出しを阻止するための幅狭部分が形成されていることから、或る程度強引に挿入する必要がある。
図1に示した非使用状態では、開閉レバー8は、栓体片11によりノズル5を閉鎖すると共に、止め足片14により吐出ヘッド4の下降変位を不能とし、これにより内容物の不正吐出の発生を二重に防止している。なお、図1に図示したオーバーキャップ15を、必要に応じて設ければよいものである。
この非使用状態から、開閉レバー8のレバー本体9上方に揺動させて起立状とすると、栓体片11によるノズル5の閉鎖が解除されて開口孔12が開口されると共に、止め足片14の不動部分に対する突き当りがなくなるので、図3に示した、ポンプ2の使用可能状態となる。
このポンプ2の使用可能状態では、図3に示すように、開閉レバー8が吐出ヘッド4に対して起立状態となるので、ポンプ2が使用可能状態となっていることを一目で認識することができ、また吐出ヘッド4の上面が開放されるので、指先による吐出ヘッド4の押し下げを、開閉レバー8に邪魔されることなく、支障なく行うことができる。
本発明の一実施形態例を示す、一部縦断した非使用状態時の側面図である。 図1の、オーバーキャップを取り去った、平面図である。 図1の、一部縦断した使用状態時の側面図である。 図1の、要部を拡大した分解斜視図である。
符号の説明
1 ;容器本体
2 ;ポンプ
3 ;組付きキャップ
4 ;吐出ヘッド
5 ;ノズル
6 ;軸孔
7 ;割り溝
8 ;開閉レバー
9 ;レバー本体
10;レバー腕片
11;栓体片
12;開口孔
13;軸片
14;止め足片
15;オーバーキャップ

Claims (3)

  1. 容器本体に組付けられた押下げ式ポンプの上端にノズルを延出させた吐出ヘッドを備え、前記容器本体内の内容物をノズルから吐出させるノズル付き容器において、
    前記ノズルの開口端部内に組付けられ、該ノズルの開口を回動により開閉する栓体片と、該栓体片を揺動操作により回動変位させるレバー本体とを有する開閉レバーを設けると共に、前記吐出ヘッド上で、上下に揺動変位する前記レバー本体の後端に、前記ポンプが待機状態でかつノズルを閉鎖した姿勢で、前記ポンプの不動部分上に下端が接触するか近接する止め足片を垂下連設したことを特徴とするノズル付き容器。
  2. ノズルの開口端部を、両側部分に割り溝付き軸孔を開設して構成し、開閉レバーを、レバー本体の先端の一対のレバー腕片間に、前記割り溝を通って軸孔に嵌合する軸片を介して栓体片を連設して構成した請求項1記載のノズル付き容器。
  3. 栓体片の中央に、回動軸心に直交する方向に貫通する開口孔を開設した請求項1または2記載のノズル付き容器。
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