JP5033686B2 - Cpu暴走監視回路、cpu暴走監視システム及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、CPU暴走監視回路、CPU暴走監視システム及び画像形成装置に関する。
従来、MFP(Multi Function Peripherals:複合機)やプリンタ等の画像形成装置では、CPU(Central Processing Unit)が暴走した場合の安全対策として、リセット後一定時間毎にCPUの動作状態を監視し、暴走が発生した場合は直ちにCPUをリセットする回路が搭載されている。例えば、下記特許文献1には、上記のようにCPUの暴走を監視する回路において、CPUの命令の順番をキーとし、CPUから指定の順番にてアクセスがあった場合のみ暴走ではないと検知することで暴走検知の精度を向上する技術が開示されている。
特開平4−182745号公報
上記従来技術では、リセットの後一定時間以内に定められた順番で命令を実行することでCPUの暴走状態を監視しているが、例えば定められた順番で命令を実行する制御ソフトウェア部分をループしてしまうような暴走状態が発生する可能性もあり、このような暴走状態は検知することができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも精度良くCPUの暴走を検知することの可能なCPU暴走監視回路、当該CPU暴走監視回路を備えるCPU暴走監視システム及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、CPU暴走監視回路に係る解決手段として、予め設定されたリセット時間の計時動作を行い計時状態を示す計時状態信号を出力する一方、計時動作終了時には計時終了信号を出力すると共に、初期化信号の入力を受けた場合に前記計時動作を初期化するタイマ回路と、前記タイマ回路から前記計時終了信号が出力された場合にリセット信号をCPUに出力するリセット信号出力回路と、前記タイマ回路の計時動作開始から当該計時動作の初期化の受付を開始するまでの時間を規定する初期化受付開始時間を保持するための保持回路と、前記タイマ回路から出力される計時状態信号を基に前記タイマ回路の計時状態を把握する機能を有し、前記タイマ回路の計時動作開始後、前回の計時動作時に前記保持回路から読み出した初期化受付開始時間の満了前に前記保持回路から次回の初期化受付開始時間を読み出す一方、前回の計時動作時に前記保持回路から読み出した初期化受付開始時間の満了前に前記保持回路に対するCPUのリードアクセス及び指定データのライトアクセスがなかった場合、且つ前記初期化受付開始時間の満了後に前記リードアクセス及びライトアクセスがあった場合に、前記タイマ回路に初期化信号を出力すると共に、前記CPUによる前記リードアクセス及びライトアクセスが正常に完了したことを通知するための信号を出力するアクセス監視回路と、前記アクセス監視回路から前記CPUによる前記リードアクセス及びライトアクセスが正常に完了したことを通知するための信号が入力された場合に、前回値と異なるように前記初期化受付開始時間を設定して前記保持回路にセットする初期化タイミング設定回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、CPU暴走監視システムに係る解決手段として、CPUと、上記のCPU暴走監視回路とを具備し、前記CPUは、今回の前記タイマ回路の計時動作中において、前回の前記タイマ回路の計時動作中に前記保持回路に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間が満了した後に今回の前記保持回路に対するリードアクセス及びライトアクセスを実行することを特徴とする。
さらに、本発明は、画像形成装置に係る解決手段として、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を制御するCPUと、上記のCPU暴走監視回路とを具備し、前記CPUは、今回の前記タイマ回路の計時動作中において、前回の前記タイマ回路の計時動作中に前記保持回路に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間が満了した後に今回の前記保持回路に対するリードアクセス及びライトアクセスを実行することを特徴とする。
本発明によれば、タイマ回路の計時動作毎に、CPU暴走監視回路とCPUとの間で取り決めた初期化受付開始時間に従って、CPUによるリード・ライトアクセス動作及びCPU暴走監視回路によるアクセス監視動作が行われるので、一定周期で保持回路に対するリードアクセス及びライトアクセスをループしてしまうような暴走状態が発生した場合には、CPU暴走監視回路とCPUとの間で取り決めた初期化受付開始時間が守られないことになり、正確にCPUの暴走状態を検知することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
〔CPU暴走監視回路及びCPU暴走監視システム〕
図1は、本実施形態に係るCPU暴走監視システムのブロック構成図である。図1に示すように、本実施形態に係るCPU暴走監視システムは、CPU暴走監視回路10及びCPU20とから構成されている。また、CPU暴走監視回路10は、タイマ回路11、リセット信号出力回路12、レジスタ(保持回路)13、アクセス監視回路14及び初期化タイミング設定回路15から構成されている。
タイマ回路11は、予め設定されたリセット時間の計時動作を行い計時状態を示す計時状態信号をアクセス監視回路14に出力する一方、計時動作終了時には計時終了信号をリセット信号出力回路12に出力する。また、このタイマ回路11は、アクセス監視回路14から初期化信号の入力を受けた場合に計時動作が初期化されるものである。リセット信号出力回路12は、タイマ回路11から計時終了信号が入力された場合に、リセット信号をCPU20に出力する。
レジスタ13は、アクセス監視回路14の内部に設けられており、タイマ回路11の計時動作開始から当該計時動作の初期化の受付を開始するまでの時間を規定する初期化受付開始時間を保持するものである。なお、このレジスタ13は、必ずしもアクセス監視回路14の内部に設ける必要はなく、外部に設けても良い。
アクセス監視回路14は、タイマ回路11から入力される計時状態信号を基にタイマ回路11の計時状態を把握する機能を有しており、タイマ回路11の計時動作開始後、前回のタイマ回路11の計時動作中にレジスタ13から読み出した初期化受付開始時間の満了前にレジスタ13から次回の初期化受付開始時間を読み出す一方、前回読み出した初期化受付開始時間の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリードアクセス及び指定データのライトアクセスがなかった場合、且つ初期化受付開始時間の満了後にCPU20のリードアクセス及びライトアクセスがあった場合(つまりCPU20が正常に動作している場合)に、タイマ回路11に初期化信号を出力する。また、このアクセス監視回路14は、タイマ回路11の計時動作開始を通知するためのタイマスタート信号をCPU20に出力する機能を有すると共に、CPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが正常に完了したことを通知するためのアクセス完了信号を初期タイミング設定回路15に出力する機能を有する。
初期化タイミング設定回路15は、アクセス監視回路14からアクセス完了信号が入力された場合、つまり、CPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが正常に完了した後、当該リードアクセスによって読み出された値(つまり前回値)と異なるように初期化受付開始時間を新たに設定してレジスタ13にセットする。
CPU20は、上述したタイマ回路11、リセット信号出力回路12、レジスタ13、アクセス監視回路14及び初期化タイミング設定回路15から構成されるCPU暴走監視装置10の監視対象となる中央処理装置である。このCPU20は、内部にタイマを有しており、アクセス監視回路14から入力されるタイマスタート信号に同期して(つまりタイマ回路11に同期して)計時動作を行う機能を有しており、今回のタイマ回路11の計時動作中において、前回のタイマ回路11の計時動作中にレジスタ13に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間が満了した後に今回のレジスタ13に対するリードアクセス及びライトアクセスを実行する。なお、本実施形態におけるCPU20は、MPU(Micro Processing Unit)等、ある装置の内部機能を統合的に制御したり各種のデータ処理を実行する装置を包含するものである。
次に、上記のように構成された本実施形態に係るCPU暴走監視システムの動作について、図2のタイミングチャートを参照して説明する。なお、CPU暴走監視システムの動作開始時(例えば電源投入時)において、アクセス監視回路14及びCPU20は、予め規定されている初期化受付開始時間の初期値T1を把握しており、また、初期化タイミング設定回路15によってレジスタ13には初期化受付開始時間T1とは異なる初期化受付開始時間の次回値T2がセットされる。
図2において、時刻t1がCPU暴走監視システムの動作開始時(電源投入時)と想定すると、タイマ回路11は、時刻t1からリセット時間TRESETの計時動作(図2における初回計時動作)を開始する。また、アクセス監視回路14は、タイマ回路11の計時動作開始を検知すると、タイマスタート信号をCPU20に出力する一方、タイマ回路11から入力される計時状態信号を基に、初期化受付開始時間の初期値T1が満了したか否かを監視すると共に、レジスタ13に対するCPU20からのリードアクセス及び指定データのライトアクセスの有無を監視する。
一方、CPU20は、アクセス監視回路14からタイマスタート信号が入力されると、内部のタイマによる計時動作を開始し、予め把握している初期化受付開始時間の初期値T1が満了したか否かを監視する。ここで、アクセス監視回路14は、タイマ回路11の計時動作開始以降、初期化受付開始時間の初期値T1が満了する前(つまりCPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが実行される前)に、レジスタ13から初期化受付開始時間の次回値T2を読み出す。
そして、CPU20は、時刻t2に初期化受付開始時間T1の満了を検知すると、レジスタ13に対するリードアクセスを実行して次回の計時動作で使用する初期化受付開始時間の次回値T2を取得し、引き続きレジスタ13に対する指定データのライトアクセスを実行する。一方、アクセス監視回路14は、レジスタ13に対するCPU20からのリード・ライトアクセスの有無を監視しており、初期化受付開始時間T1の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがなかった場合、且つ初期化受付開始時間T1の満了後、初期化受付期間内にCPU20のリード・ライトアクセスがあった場合(つまりCPU20が正常に動作している場合)に、タイマ回路11に初期化信号を出力する(図2では時刻t3に初期化信号が出力されるものとする)。
また、アクセス監視回路14は、正常にCPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが完了した場合、これを通知するためのアクセス完了信号を初期タイミング設定回路15に出力する。これにより、初期タイミング設定回路15は、レジスタ13に、初期化受付開始時間T2とは異なる初期化受付開始時間の次回値T3をセットする。
ここで、アクセス監視回路14は、初期化受付開始時間T1の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがあった場合、若しくは、初期化受付開始時間T1の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがなく且つ初期化受付開始時間T1の満了後、初期化受付期間内にCPU20のリード・ライトアクセスがなかった場合、CPU20が暴走していると看做されるため、タイマ回路11に初期化信号を出力しない。この場合、図2の時刻t3’にリセット時間TRESETが満了し、タイマ回路11から計時終了信号がリセット信号出力回路12に出力され、リセット信号出力回路12からリセット信号がCPU20に出力されることにより、CPU20はリセットされることになる。
一方、CPU20が正常に動作している場合において、時刻t3にタイマ回路11に初期化信号を出力されると、タイマ回路11は初回のリセット時間TRESETの計時動作を終了すると共に、次回(ここでは2回目)のリセット時間TRESETの計時動作を開始する。アクセス監視回路14は、タイマ回路11の2回目の計時動作開始を検知すると、タイマスタート信号をCPU20に出力する一方、タイマ回路11から入力される計時状態信号を基に、初期化受付開始時間T2が満了したか否かを監視すると共に、レジスタ13に対するCPU20からのリードアクセス及び指定データのライトアクセスの有無を監視する。
一方、CPU20は、アクセス監視回路14からタイマスタート信号が入力されると、内部のタイマによる計時動作を再スタートし、初回の計時動作中(時刻t2以降)にレジスタ13に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間T2が満了したか否かを監視する。ここで、アクセス監視回路14は、タイマ回路11の計時動作開始以降、初期化受付開始時間T2が満了する前(つまりCPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが実行される前)に、レジスタ13から初期化受付開始時間の次回値T3を読み出す。
そして、CPU20は、時刻t4に初期化受付開始時間T2の満了を検知すると、レジスタ13に対するリードアクセスを実行して次回の計時動作で使用する初期化受付開始時間T3を取得し、引き続き指定データのライトアクセスを実行する。一方、アクセス監視回路14は、2回目の計時動作開始後(時刻t3後)、初期化受付開始時間T2の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがなかった場合、且つ初期化受付開始時間T2の満了後、初期化受付期間内にCPU20のリード・ライトアクセスがあった場合に、タイマ回路11に初期化信号を出力する(図2では時刻t5に初期化信号が出力されるものとする)。
また、アクセス監視回路14は、正常にCPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが完了した場合、これを通知するためのアクセス完了信号を初期タイミング設定回路15に出力する。これにより、初期タイミング設定回路15は、レジスタ13に、初期化受付開始時間T3とは異なる初期化受付開始時間の次回値T4をセットする。
ここで、初回の計時動作中と同様に、アクセス監視回路14は、初期化受付開始時間T2の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがあった場合、若しくは、初期化受付開始時間T2の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがなく且つ初期化受付開始時間T2の満了後、初期化受付期間内にCPU20のリード・ライトアクセスがなかった場合はタイマ回路11に初期化信号を出力しない。つまり、この場合、リセット時間TRESETの満了後にCPU20はリセットされる。
一方、CPU20が正常に動作している場合において、時刻t5にタイマ回路11に初期化信号を出力されると、タイマ回路11は2回目のリセット時間TRESETの計時動作を終了すると共に、次回(ここでは3回目)のリセット時間TRESETの計時動作を開始する。アクセス監視回路14は、タイマ回路11の3回目の計時動作開始を検知すると、タイマスタート信号をCPU20に出力する一方、タイマ回路11から入力される計時状態信号を基に、初期化受付開始時間T3が満了したか否かを監視すると共に、レジスタ13に対するCPU20からのリードアクセス及び指定データのライトアクセスの有無を監視する。
一方、CPU20は、アクセス監視回路14からタイマスタート信号が入力されると、内部のタイマによる計時動作を再スタートし、2回目の計時動作中(時刻t4以降)にレジスタ13に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間T3が満了したか否かを監視する。ここで、アクセス監視回路14は、タイマ回路11の計時動作開始以降、初期化受付開始時間T3が満了する前(つまりCPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが実行される前)に、レジスタ13から初期化受付開始時間の次回値T4を読み出す。
そして、CPU20は、時刻t6に初期化受付開始時間T3の満了を検知すると、レジスタ13に対するリードアクセスを実行して次回の計時動作で使用する初期化受付開始時間を取得し、引き続き指定データのライトアクセスを実行する。一方、アクセス監視回路14は、3回目の計時動作開始後(時刻t5後)、初期化受付開始時間T3の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがなかった場合、且つ初期化受付開始時間T3の満了後、初期化受付期間内にCPU20のリード・ライトアクセスがあった場合に、タイマ回路11に初期化信号を出力する(図2では時刻t7に初期化信号が出力されるものとする)。
また、アクセス監視回路14は、正常にCPU20によるレジスタ13に対するリード・ライトアクセスが完了した場合、これを通知するためのアクセス完了信号を初期タイミング設定回路15に出力する。これにより、初期タイミング設定回路15は、レジスタ13に、初期化受付開始時間T4とは異なる初期化受付開始時間の次回値T5をセットする。
ここで、初回の計時動作中と同様に、アクセス監視回路14は、初期化受付開始時間T3の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがあった場合、若しくは、初期化受付開始時間T3の満了前にレジスタ13に対するCPU20のリード・ライトアクセスがなく且つ初期化受付開始時間T3の満了後、初期化受付期間内にCPU20のリード・ライトアクセスがなかった場合はタイマ回路11に初期化信号を出力しない。つまり、この場合、リセット時間TRESETの満了後にCPU20はリセットされる。
以降、上記のようなタイマ回路11の初期化動作が繰り返されることにより、CPU20の暴走が監視されることになる。
以上のように、本実施形態に係るCPU暴走監視システムによれば、タイマ回路11の計時動作毎に、CPU暴走監視回路10とCPU20との間で取り決めた初期化動作タイミング(つまり初期化受付開始時間)に従って、CPU20によるアクセス動作及びCPU暴走監視回路10によるアクセス監視動作が行われるので、一定周期でレジスタ13に対するリードアクセス及びライトアクセスをループしてしまうような暴走状態が発生した場合には、CPU暴走監視回路10とCPU20との間で取り決めた初期化動作タイミングが守られないことになり、正確にCPU20の暴走状態を検知することが可能となる。
なお、図2に示すように、初期化受付開始時間(T1、T2、T3・・・)は、タイマ回路11による計時動作開始から所定時間(図2では最短受付開始時間TMIN)以上の長さであって、且つ予め規定された最長時間(図2ではTMAX)内に、初期化受付期間(初期化受付開始時間の満了後からCPU20によるリードアクセス及びライトアクセスが完了するまでの期間(t3−t2、t5−t4、t7−t6))が終了するような時間に設定することが好ましい。このように初期化受付開始時間を設定する理由は、最短受付開始時間TMIN以内の期間ではCPU20が他の演算処理や制御処理を実行する必要があるためであり、また、CPU20が正常動作しているにも拘わらず誤ってリセットされることを防ぐためである。
さらに、図2に示すように、初期化受付開始時間は、少なくとも今回の初期化受付期間(例えばt7−t6)と前回の初期化受付期間(例えばt5−t4)とに重なる部分が無いように設定することがより好ましい。このように設定することにより、タイマ回路11の計時動作毎に、CPU暴走監視回路10とCPU20との間で取り決める初期化動作タイミングのランダム傾向が強くなり、より精度良くCPU20の暴走状態を検知することが可能となる。
〔画像形成装置〕
続いて、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置100の機能ブロック図である。本実施形態に係る画像形成装置100は、例えばコピー機及びプリンタの機能を有する複合機であり、CPU暴走監視回路10、CPU20、ROM(Read Only Memory)30、RAM(Random Access Memory)31、各種センサ群32、用紙搬送部33、原稿読取部34、画像データ記憶部35、画像形成部36、操作表示部37及び通信I/F部38を備えている。なお、符号200は、外部から画像形成装置100へ印刷指示するためのPC(Personal Computer)である。
CPU暴走監視回路10は、CPU20の暴走状態を監視するものであり、図1で説明したものと同様であるので詳細な説明は省略する。CPU20は、ROM30に記憶されている制御プログラムや、各種センサ群32から入力される検出信号、画像データ記憶部35に記憶されている画像データ、操作表示部37から入力される操作信号、通信I/F部38を介してPC200から受信した印刷指示信号及び印刷用画像データに基づいて、画像形成装置100内部の各機能部を統合制御するものである。
なお、このCPU20は、図1で説明したように、内部にタイマを有しており、CPU暴走監視回路10におけるアクセス監視回路14から入力されるタイマスタート信号に同期して計時動作を行う機能を有しており、今回のタイマ回路11の計時動作中において、前回のタイマ回路11の計時動作中にレジスタ13に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間が満了した後に今回のレジスタ13に対するリードアクセス及びライトアクセスを実行する。
ROM30は、CPU20で使用される制御プログラムやその他のデータを記憶する不揮発性メモリである。RAM31は、CPU20が制御プログラムを実行して各種動作を行う際に、データの一時保存先に用いられるワーキングメモリである。各種センサ群32は、例えば用紙切れ検出センサや、用紙位置検出センサ、温度センサ等の画像形成動作に必要な各種センサから構成されており、各センサで検出した各種の情報を検出信号としてCPU20に出力する。用紙搬送部33は、図示しない用紙トレイに収納されている用紙を画像形成部36に搬送するための搬送ローラ及び搬送ローラ駆動用のモータや、画像形成処理後の用紙を図示しない排紙トレイに搬送するための搬送ローラ及び搬送ローラ駆動用のモータなどから構成されている。
原稿読取部34は、CPU20の制御の下、原稿トレイにセットされた原稿を所定の原稿読取位置に自動搬送するADF(Auto Document Feeder)や、原稿読取位置に搬送される原稿の画像を読み取るイメージセンサユニットから構成されている。さらに、イメージセンサユニットは、原稿に対して照明光を照射する光源と、その照明光の反射光を受光してアナログ電圧信号に変換する光電変換素子(例えばCCD(Charge Coupled Device)素子)と、アナログ電圧信号をデジタル変換することにより、読み取った原稿の画像データを生成する画像データ生成部とから構成されている。
画像データ記憶部35は、例えばフラッシュメモリであり、CPU20の書き込み要求に応じて原稿読取部34で生成された画像データを記憶する一方、CPU20の読み出し要求に応じて記憶している画像データをCPU20に出力する。画像形成部36は、CPU20の制御の下、画像データ記憶部35に記憶されている画像データやPC200から受信した印刷用画像データに基づいて、用紙搬送部33から搬送される用紙にトナー像を転写し、当該トナー像の定着処理(画像形成)を行う。
操作表示部37は、例えばタッチパネルによって構成されており、CPU20の制御の下、各種操作キーや各種情報を報知する画面を表示すると共に、タッチパネル上に表示される各種操作キーの操作入力情報を操作信号としてCPU20に出力する。通信I/F部38は、画像形成装置100(詳しくはCPU20)と外部のPC200との間で通信を行うためのインタフェースであり、LAN(Local Area Network)等のネットワークによってPC200と接続されている。
なお、上記実施形態では、CPU暴走監視回路10の監視対象として複合機である画像形成装置100のCPU20を挙げて説明したが、この他、様々な装置に設けられているCPUの暴走を監視するためにCPU暴走監視回路10を用いることができる。
本発明の一実施形態に係るCPU暴走監視システムのブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係るCPU暴走監視システムの動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の動作に関する説明図である。
符号の説明
100…画像形成装置、10…CPU暴走監視回路、11…タイマ回路、12…リセット信号出力回路、13…レジスタ、14…アクセス監視回路、15…初期化タイミング設定回路、20…CPU(Central Processing Unit)、30…ROM(Read Only Memory)、31…RAM(Random Access Memory)、32…各種センサ群、33…用紙搬送部、34…原稿読取部、35…画像データ記憶部、36…画像形成部、37…操作表示部、38…通信I/F部、200…PC(Personal Computer)

Claims (3)

  1. 予め設定されたリセット時間の計時動作を行い計時状態を示す計時状態信号を出力する一方、計時動作終了時には計時終了信号を出力すると共に、初期化信号の入力を受けた場合に前記計時動作を初期化するタイマ回路と、
    前記タイマ回路から前記計時終了信号が出力された場合にリセット信号をCPUに出力するリセット信号出力回路と、
    前記タイマ回路の計時動作開始から当該計時動作の初期化の受付を開始するまでの時間を規定する初期化受付開始時間を保持するための保持回路と、
    前記タイマ回路から出力される計時状態信号を基に前記タイマ回路の計時状態を把握する機能を有し、前記タイマ回路の計時動作開始後、前回の計時動作時に前記保持回路から読み出した初期化受付開始時間の満了前に前記保持回路から次回の初期化受付開始時間を読み出す一方、前回の計時動作時に前記保持回路から読み出した初期化受付開始時間の満了前に前記保持回路に対するCPUのリードアクセス及び指定データのライトアクセスがなかった場合、且つ前記初期化受付開始時間の満了後に前記リードアクセス及びライトアクセスがあった場合に、前記タイマ回路に初期化信号を出力すると共に、前記CPUによる前記リードアクセス及びライトアクセスが正常に完了したことを通知するための信号を出力するアクセス監視回路と、
    前記アクセス監視回路から前記CPUによる前記リードアクセス及びライトアクセスが正常に完了したことを通知するための信号が入力された場合に、前回値と異なるように前記初期化受付開始時間を設定して前記保持回路にセットする初期化タイミング設定回路と、
    を備えることを特徴とするCPU暴走監視回路。
  2. CPUと、
    請求項1記載のCPU暴走監視回路と、を具備し、
    前記CPUは、今回の前記タイマ回路の計時動作中において、前回の前記タイマ回路の計時動作中に前記保持回路に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間が満了した後に今回の前記保持回路に対するリードアクセス及びライトアクセスを実行することを特徴とするCPU暴走監視システム。
  3. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御するCPUと、
    請求項1記載のCPU暴走監視回路と、を具備し、
    前記CPUは、今回の前記タイマ回路の計時動作中において、前回の前記タイマ回路の計時動作中に前記保持回路に対するリードアクセスによって取得した初期化受付開始時間が満了した後に今回の前記保持回路に対するリードアクセス及びライトアクセスを実行することを特徴とする画像形成装置。
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