JP5032786B2 - 高濃度アニオン界面活性剤用添加剤 - Google Patents
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(1)含窒素化合物を含んでなる高濃度アニオン界面活性剤用添加剤であって、前記含窒素化合物が、下記式1:
(2)前記高濃度アニオン界面活性剤用添加剤、下記式6:
RO(AO)mSO3M1 (6)
(式中、Rは炭素数9〜24の炭化水素基、好ましくは直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、M1は水素原子、アルカリ金属又はNH4、mは平均値で0〜4の数を示す)で表される化合物を1種以上、及び水を含むアニオン界面活性剤組成物、
を提供する。
R5は、−CH2COOM、−CH2CH2COOM又は−CH2CH(OH)CH2SO3Mを示す。Mは水素原子、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、アンモニウム又はトリエタノールアミンなどのアルカノールアミンであるが、特にアルカリ金属及びアルカノールアミンが好ましい。
アミドアミン型化合物は式2で表される化合物単独であっても混合物であってもよい。本化合物中のアシル基の50質量%以上が炭素数12〜14の脂肪酸から誘導されるアシル基であることが好ましく、また、40質量%以上100質量%未満が炭素数12の脂肪酸から誘導されるアシル基であることがより好ましい。
R6及びR7は、それぞれ独立して炭素数2〜6のアルキレン基、好ましくは直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基、好ましくはエチレン基を表す。
アミドアミン型化合物は式3で表される化合物単独であっても混合物であってもよい。本化合物中のアシル基の50質量%以上が炭素数12〜14の脂肪酸から誘導されるアシル基であることが好ましく、また、40質量%以上100質量%未満が炭素数12の脂肪酸から誘導されるアシル基であることがより好ましい。
R9は、−CH2COOM、−CH2CH2COOM又は−CH2CH(OH)CH2SO3Mを示し、R10は水素原子、−CH2COOM、−CH2CH2COOM又は−CH2CH(OH)CH2SO3Mを示す。Mは水素原子、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、アンモニウム又はトリエタノールアミンなどのアルカノールアミンであるが、特にアルカリ金属及びアルカノールアミンが好ましい。
R11は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、好ましくは直鎖あるいは分岐のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、R12は、炭素数2〜6のアルキレン基、好ましくは直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基、好ましくはエチレン基を表す。
ベタイン型化合物は式4で表される化合物単独であっても混合物であってもよい。本化合物中のアシル基の50質量%以上が炭素数12〜14の脂肪酸から誘導されるアシル基であることが好ましく、また、40質量%以上100質量%未満が炭素数12の脂肪酸から誘導されるアシル基であることがより好ましい。
X-は−CH2CH(OH)CH2SO3 -基又は−CH2COO-基を示す。
ここで「高濃度」とは、水との混合物において、アニオン界面活性剤を多量に含むことを意味し、例えば、アニオン界面活性剤の含有量として40質量%以上が好ましく、より好ましくは50質量%以上含む組成物である。アニオン界面活性剤の含有量の上限は特に拘らないが、該含有量は好ましくは90質量%以下、より好ましくは75質量%以下である。
RO(AO)mSO3M1 (6)
で表されるアルキルサルフェート(AS)やアルキルエーテルサルフェート(ES)等の化合物を1種以上、及び水を含む。
M1は水素原子、アルカリ金属又はNH4を表す。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウムなどを例示することができるが、これらの中でナトリウム又はカリウムが好ましく、ナトリウムがより好ましい。
mは、平均値で0〜4の数であり、好ましくは0.1〜2、より好ましくは0.5〜1.5である。
一般に界面活性剤組成物において、無機塩などを粘度調整剤として使用することがあるが、無機塩を添加した場合は、シャンプーなどの製品において再度の粘度調整が必要となる。一方、本発明のアニオン界面活性剤組成物は、アニオン界面活性剤(式6の化合物)と補助界面活性剤(式1〜5の含窒素化合物)を有効成分として含むプレミックスであり、プレミックスにおいては無機塩を必ずしも必要とはせず、シャンプー等の粘度調整に自由度を与えることも出来る。
本発明のアニオン界面活性剤プレミックスは、系内の組成安定化のためpHを中性領域近傍にすることが好ましく、具体的には5から8、より好ましくは5.5〜7.5にすることが好ましい。そのためには例えば、リン酸、クエン酸、多塩基酸等のpH緩衝剤を含むことが望ましい。
本発明のアニオン界面活性剤組成物は、常法に従って製造でき、液体洗浄剤組成物に好適に用いることができる。該液体洗浄剤組成物には、必要に応じて色素、香料、可溶化剤、ビルダーなどの補助剤を適宣加えることができる。さらに、洗浄力や泡立ちを調整する目的で、他のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤などを添加することができる。液体洗浄剤組成物は、例えば、シャンプー、ボディシャンプー、台所用洗剤、リキッドソープなどに用いられる。
耐圧反応装置に入れた炭素数12/14の高級アルコールに対し、常法に従い、触媒存在下で、エチレンオキサイド(EO)を導入しアルコールのEO付加物を得た。得られたアルコールのEO付加物は次に以下のように硫酸化した。
合成例(硫酸化)
炭素数12/14高級アルコールエトキシレート(酸化エチレンの平均付加モル数1.0)を薄膜式連続硫酸化設備を用いて、常法によりSO3ガスで硫酸化後、26質量%水酸化ナトリウム水溶液中に投入し、中和を行いアニオン界面活性剤水溶液(水分含量:28質量%)を得た。
合成例で得たアニオン界面活性剤水溶液に、表1に示す添加剤を加え、必要に応じて、水で希釈、あるいはロータリーエバポレーターを用いて濃縮し、冷却後、減圧下で気泡の除去処理を施し、アニオン界面活性剤組成物を得た。
各アニオン界面活性剤組成物の流動性を以下に示す方法で評価した。すなわち鉛直に立てた内径10mmの円柱状のガラス管に試料組成物を15mL仕込み、上部に詮をして表中に記載の各温度で充分静置した。静置後、栓をはずして試料の下端が10cm移動するのに要した時間を流動性の指標とした。
結果を、添加剤の含有量及びアニオン界面活性剤濃度と共に、第1表に示す。
合成例で得たアニオン界面活性剤水溶液に、添加剤を加えることなしに、減圧下で気泡除去処理を施したのち、このアニオン界面活性剤水溶液について、前記と同様にして流動性の評価を行った。
結果を、アニオン界面活性剤濃度と共に、第1表に示す。
Claims (5)
- 前記式6の化合物100質量部に対して、前記式1のアミドアルコール化合物を0.1〜50質量部、及び水を10〜60質量部の割合で含む請求項1に記載のアニオン界面活性剤組成物。
- 炭素数が3〜6のアルカンジオール溶剤を含まない請求項1又は2に記載のアニオン界面活性剤組成物。
- 前記式1の化合物、前記式6の化合物、及び水の3成分からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のアニオン界面活性剤組成物。
- 前記式6の化合物の含有量が71〜75質量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載のアニオン界面活性組成物。
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