JP5032599B2 - 回転式パワーゲイン装置 - Google Patents

回転式パワーゲイン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5032599B2
JP5032599B2 JP2010000230A JP2010000230A JP5032599B2 JP 5032599 B2 JP5032599 B2 JP 5032599B2 JP 2010000230 A JP2010000230 A JP 2010000230A JP 2010000230 A JP2010000230 A JP 2010000230A JP 5032599 B2 JP5032599 B2 JP 5032599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power gain
units
unit
gain units
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010000230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010156341A (ja
Inventor
ミンチン チウ
Original Assignee
センチュリー パワー カンパニー リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by センチュリー パワー カンパニー リミティド filed Critical センチュリー パワー カンパニー リミティド
Publication of JP2010156341A publication Critical patent/JP2010156341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032599B2 publication Critical patent/JP5032599B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G3/00Other motors, e.g. gravity or inertia motors
    • F03G3/06Other motors, e.g. gravity or inertia motors using pendulums
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G7/00Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
    • F03G7/10Alleged perpetua mobilia
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/1836Rotary to rotary
    • Y10T74/18368Inertia or centrifugal transmitters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、パワーゲイン装置に関し、更に詳しくは、重力潜在エネルギーを回転運動エネルギーに変換する能力を有する回転式パワーゲイン装置に関する。
自動車の加速を促進するべく、自動車のエンジンから高トルクを出力する必要があり、発電所の発電効率を向上させるべく、発電所からも高トルクを出力する必要がある。風力エネルギーを回転運動エネルギーに変換して高トルク出力を提供することは可能であるが、風の状態は不安定である。従って、連続的且つ安定した高トルクを回転装置から出力することが望ましい。
本発明の目的は、連続的且つ安定した高トルクの出力を提供可能な回転式パワーゲイン装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、パワーゲイン装置が提供され、この装置は、基部と、基部上に配設された駆動装置と、基部上に回転可能に配設された回転装置と、駆動装置に対してロックされた際に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットのそれぞれのものが基部との関係において回転するべく駆動装置によって駆動されるように、基部上に回転可能に配設され、且つ、駆動装置及び回転装置上において解放可能にロックされる第1、第2、及び第3パワーゲインユニットと、交番循環モード(alternating cycling mode)においては常に第1、第2、及び第3パワーゲインユニットのそれぞれのものが、駆動装置及び回転装置の中の1つのものに対してロックされ、且つ、駆動装置及び回転装置の中のその他のものからアンロックされ、交番循環モードにおいては常に第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの中の少なくとも1つのものが駆動装置に対してロックされ、且つ、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの中の少なくとも1つのものが回転装置に対してロックされ、回転装置に対してロックされた際に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットのそれぞれのものが、下向きに第1角度位置から第1角度位置の下方に配設された第2角度位置に回転することができるように、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットが異なる時点において第1角度位置において駆動装置から交互にアンロックされ、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットが異なる時点において第2角度位置において駆動装置に対して交互にロックされ、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの中の1つのものが第2角度位置に到達した際に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの中の残りの2つのものの中の1つのものが、その間のバランス状態を維持するべく、第2角度位置とは正反対のバランス位置に回転し、且つ、回転装置に対してロックされた第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの中の1つのものが第2角度位置に回転する直前に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの中の残りの2つのものの中の1つのものが第2回転位置に回転するように、交番循環モードにおいて、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの動作を制御する制御装置と、を有する。
第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの中の少なくとも1つものは、交番循環モードにおいては常に回転装置と共に一緒に回転するため、連続的且つ安定したトルク出力を提供可能である。
更には、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットのそれぞれのものが重力によって第1角度位置から下向きに回転する際に、その重力潜在エネルギーを回転運動エネルギーに変換し、これにより、回転装置から高トルク出力を結果的に得ることができる。
本発明の別の態様によれば、パワーゲイン装置の動作を制御する方法が提供され、この方法は、(A)第1パワーゲインユニットが駆動装置に対してロックされ、且つ、回転装置からアンロックされるように、交番循環モードにおいて、第1パワーゲインユニットを駆動装置によって第1角度位置に回転させつつ、同時に、第2パワーゲインユニットが駆動装置からアンロックされ、且つ、回転装置に対してロックされるように、重力によって第2パワーゲインユニットが下向きに交換位置に回転することを許容しつつ、且つ、同時に、第3パワーゲインユニットが駆動装置に対してロックされ、且つ、回転装置からアンロックされるように、第1パワーゲインユニットと共に第3パワーゲインユニットを一緒に回転させる段階と、(B)重力によって第1パワーゲインユニットが第1角度位置から下向きに回転することを許容するべく、駆動装置から第1パワーゲインユニットをアンロックし、且つ、第1パワーゲインユニットを回転装置に対してロックする段階と、(C)第2パワーゲインユニットが第2角度位置に到達した際に、第3パワーゲインユニットがバランス位置に回転し、これにより、第2パワーゲインユニットとアライメントし、この結果、第2及び第3パワーゲインユニットをバランス位置に維持するように、駆動装置の駆動モーターの速度を調節する段階と、(D)第2ゲインユニットを駆動装置に対してロックし、且つ、第2ゲインユニットを回転装置からアンロックする段階と、(E)第1パワーゲインユニットが交換位置に到達する際に第3パワーゲインユニットが第1角度位置に回転することを許容するべく駆動装置の駆動モーターの速度が調節されるように、第1パワーゲインユニットが交換位置に到達する直前に、既定の回転数だけ、駆動装置によって第2及び第3パワーゲインユニットのそれぞれのものを回転させる段階と、を有する。
本発明のこれらの及びその他の特徴及び利点については、添付の図面と関連した本発明の好適な実施例に関する以下の詳細な説明を参照することにより、明らかとなろう。
本発明による回転式パワーゲイン装置の好適な実施例の組立後の状態の斜視図である。 異なる角度において観察した好適な実施例の別の組立後の状態の斜視図である。 わかりやすくするべく基部が除去された状態の好適な実施例の断片分解斜視図である。 回転装置、第1パワーゲインユニット、制御ユニット、及び回転ディスクを示す好適な実施例の断片分解斜視図である。 第1伝達部材、第2パワーゲインユニット、第2伝達部材、第3パワーゲインユニット、旋回シャフト、主駆動ギア、主従動ギア、及び駆動モーターを示す好適な実施例の断片分解斜視図である。 好適な実施例の断面図である。 3つの検出部材及び制御ユニットを示す好適な実施例の断片断面図である。 好適な実施例の制御装置の断片斜視図である。 第2伝達部材の斜視図である。 第1パワーゲインユニットと第1伝達部材の間及び第1パワーゲインユニットと回転装置の間における接続関係を示し、且つ、第1パワーゲインユニットの押圧部材が、ブレーキリングが第1ブレーキシューとの同軸関係にあり且つこれから離隔する係合解除位置にある様子を示す好適な実施例の正面図である。 第1ギアユニットと押圧部材の間の接続関係を示す好適な実施例の断片正面図である。 第1パワーゲインユニットの押圧部材が、ブレーキリングが第1ブレーキシューとは同軸関係になく且つ第1ブレーキシューの下部部分を押圧する第1係合位置にある様子を示す好適な実施例の断片正面図である。 第1パワーゲインユニットの押圧部材が、ブレーキリングが第1ブレーキシューとは同軸関係になく且つ第1ブレーキシューの上部部分を押圧する第2係合位置にある様子を示す好適な実施例の断片正面図である。 2つのブレーキプレートが、第1環状溝を定義する壁から離隔する様子を示す好適な実施例の断片正面図である。 ブレーキプレートの中の1つのものと、ボディと、スライドシートのスライドプレートと、の間における接続関係を示す概略断面図である。 図14に類似した図であるが、2つのブレーキプレートが互いに離れるように移動し、第1環状溝を定義する壁を押圧する様子を示している。 第2パワーゲインユニットと第1伝達部材の間及び第2パワーゲインユニットと回転装置の間における接続関係を示す好適な実施例の断片背面図である。 第3パワーゲインユニットと第2伝達部材の間及び第3パワーゲインユニットと回転装置の間における接続関係を示す好適な実施例の断片背面図である。 図12に類似した図であるが、第3パワーゲインユニットの押圧部材が、第3パワーゲインユニットのブレーキリングが第3パワーゲインユニットの押圧部材によって移動して下部第3ブレーキシューを押圧する第1係合位置にある様子を示している。 図13に類似した図であるが、第3パワーゲインユニットの押圧部材が、第3パワーゲインユニットのブレーキリングが第3パワーゲインユニットの押圧部材によって移動して上部第3ブレーキシューを押圧する第2係合位置にある様子を示している。 固定リング、旋回シャフト、及び第1パワーゲインユニットの間における接続関係を示す好適な実施例の断片斜視図である。 回転ディスク、旋回シャフト、及び第1パワーゲインユニットの間における接続関係を示す好適な実施例の断片斜視図である。 第1パワーゲインユニット、第1伝達部材、及び回転装置の間における接続関係を示す好適な実施例の断片斜視図である。 駆動装置が動作しない際に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニットがバランス状態に維持される様子を示す好適な実施例の概略正面図である。 好適な実施例の制御フローチャートである。 好適な実施例のパワーオンモードの詳細なフローチャートである。 好適な実施例の初期ロード回転モードの詳細なフローチャートである。 好適な実施例の初期ロード回転モードの詳細なフローチャートである。 好適な実施例の交番循環モードの詳細なフローチャートである。 好適な実施例の交番循環モードの詳細なフローチャートである。 それぞれがロック状態にある第1パワーゲインユニットの内部及び外部クラッチを示す概略図である。 それぞれがロック状態にある第2パワーゲインユニットの内部及び外部クラッチを示す概略図である。 それぞれがロック状態にある第3パワーゲインユニットの内部及び外部クラッチを示す概略図である。 初期ロード回転モードにおけるパワーゲイン装置と、第1角度位置にある第1パワーゲインユニットと、交換位置にある第2パワーゲイン装置と、を示す概略図である。 初期ロード回転モードにおけるパワーゲイン装置と、第2角度位置にある第2パワーゲインユニットと、バランス位置にある第3パワーゲインユニットと、を示す概略図である。 交番循環モードにおけるパワーゲイン装置と、第1角度位置にある第3パワーゲインユニットと、交換位置にある第1パワーゲインユニットと、を示す概略図である。 交番循環モードにおけるパワーゲイン装置と、第2角度位置にある第1パワーゲインユニットと、バランス位置にある第2パワーゲインユニットと、を示す概略図である。 交番循環モードにおけるパワーゲイン装置と、第1角度位置にある第2パワーゲインユニットと、交換位置にある第3パワーゲインユニットと、を示す概略図である。 好適な実施例のパワーオフモードの詳細なフローチャートである。 パワーオフモードにおけるパワーゲイン装置と、第1角度位置における第1パワーゲインユニットと、交換位置における第2パワーゲインユニットと、を示す概略図である。 駆動モーターがパワーオフモードにおいて停止した際の第1、第2、及び第3パワーゲインユニットの位置を示す概略図である。 第1パワーゲインユニットの押圧部材が、ブレーキリングが第1ブレーキシューとは同軸関係になく且つ第1ブレーキシューの下部部分を押圧する第1係合位置にある様子を示す一実施例の断片正面図である。
図1、図2、及び図3を参照すれば、本発明による回転式パワーゲイン装置の好適な実施例200は、パワーをエネルギー生成装置(図示されてはいない)に供給するべく使用される。本実施例においては、エネルギー生成装置は、発電機を使用して例示される。回転式パワーゲイン装置200は、基部2と、駆動装置3と、回転装置4と、複数のパワーゲインユニットと、回転ディスク7と、制御装置8と、を含む。この実施例においては、パワーゲインユニットは、第1パワーゲインユニット6と、第2パワーゲインユニット6’と、第3パワーゲインユニット6”と、を含む。
図3、図4、図5、図6、及び図9を参照すれば、駆動装置3は、回転装置4の前面に配設される。基部2は、地面などの支持表面(図示されてはいない)上に配設され、且つ、その上端に孔211を有するようにそれぞれ形成された一対の前面及び背面支持フレーム21と、旋回シャフト22と、を含む。旋回シャフト22は、前面及び背面支持フレーム21内のスルーホール211を通じて前後方向に延長している。
駆動装置3は、前面支持フレーム21の上端に配設された駆動モーター31と、駆動モーター31の出力シャフトに固定状態においてスリーブ接続された主駆動ギア33と、旋回シャフト22に回転可能にスリーブ接続され、且つ、主駆動ギア33と噛合する主従動ギア34と、第1伝達部材35と、第2伝達部材36と、を含む。この実施例においては、駆動モーター31は、1.5馬力のサーボモーターである。第1伝達部材35は、旋回シャフト22に回転可能にスリーブ接続されたスリーブ351と、第1方向に沿ってスリーブ351の2つの反対側部からそれぞれ突出する2つのウイング352と、ウイング352の後端に個別に且つ固定状態において配設され、且つ、互いに正反対に位置する2つの第1ブレーキシュー353と、ウイング352の前端に個別に且つ固定的に配設され、且つ、互いに正反対に位置する2つの第2ブレーキシュー354と、を含む。第2伝達部材36は、第1伝達部材35に類似した構造を有し、且つ、旋回シャフト22に回転可能にスリーブ接続されたスリーブ361と、第1方向(A)に対して垂直の第2方向に沿ってスリーブ361の2つの反対側部からそれぞれ突出する2つのウイング362と、ウイング362の前端に個別に且つ固定状態において配設され、且つ、互いに正反対に位置する2つの第3ブレーキシュー363と、スリーブ361の前端に形成された第1チューブボディ364と、スリーブ361の後端に形成された第2チューブボディ365と、を含む。第1及び第2チューブボディ364、365は、スリーブ361と一体で形成されている。複数のベアリング32が、旋回シャフト22と、スリーブ361及び第1及び第2チューブボディ354及び365からなるアセンブリと、の間に配設されている。
第2伝達部材36の第1チューブボディ354は、主従動ギア34の背面に対して固定状態において接続され、且つ、これと同軸状態にある。第1伝達部材35のスリーブ351は、第2伝達部材36の第2チューブボディ365に対して固定状態において接続され、且つ、これと同軸状態にある。駆動モーター31が動作した際に、主駆動ギア33は、主従動ギア34と、従って、第1及び第2伝達部材35及び36を回転させる。この実施例においては、第1伝達部材35のスリーブ351及びウイング352は、ステンレススチール又は低い磁気伝導性を具備したその他の金属から製造されている。第2伝達部材36のスリーブ361、ウイング362、及び第1及び第2チューブボディ364及び365は、金属から製造されている。
回転装置4は、パワーを発電機に供給するべく使用され、且つ、旋回シャフト22上において回転可能にスリーブ接続された回転ホイール41と、発電機との接続のために配設された外部ギア42と、を含む。回転ホイール41は、背面支持フレーム21の近傍に配設されたホイールボディ411と、ホイールボディ411の外周から前方に延長する包囲壁412と、を具備する。複数のベアリング43が、ホイールボディ411と旋回シャフト22の間に配設されている。包囲壁412は、互いに離隔した第1、第2、及び第3環状溝413、414、415を有するように形成された内部表面を具備する。第2環状溝414は、第1環状溝413の前に、且つ、第3環状溝415の背後に、配設されている。
第2パワーゲインユニット6’は、旋回シャフト22の軸方向(即ち、前後方向)に沿って第1及び第3パワーゲインユニット6、6”の間に、且つ、これらから離隔して配設される。
図4、図6、図10、及び図13を参照すれば、第1パワーゲインユニット6は、駆動装置3の第1伝達部材35と回転装置4の回転ホイール41のホイールボディ411の間に配設される。第1パワーゲインユニット6は、旋回シャフト22に回転可能にスリーブ接続された回転可能ボディ61と、内部クラッチ62と、外部クラッチ63と、を含む。複数のベアリング601(図6を参照されたい)が回転可能ボディ61と旋回シャフト22の間に配設されている。回転可能ボディ61は、プレートボディ611と、プレートボディ611の外部端に配設されたカウンタウエイト部分612と、カウンタウエイト部分612の2つの反対側部にそれぞれ配設された2つのスライドホイール613と、を含む。スライドホイール613は、回転ホイール41の第1環状溝413内において移動可能に配設される。内部クラッチ62は、駆動装置3の第1伝達部材35に対してロックされるか又はこれからアンロックされるべく動作可能であり、且つ、第1伝達部材35の周りに配設されたブレーキリング621と、ブレーキリング621の外周表面から突出する複数のスライドブロック622と、を含む。スライドブロック622は、複数のU字形の位置決め部材623により、プレートボディ611上において移動可能に保持されている。
図11を更に参照すれば、内部クラッチ62は、プレートボディ611上に固定状態において配設された取り付けフレーム624と、押圧部材625と、第1ギアユニット626と、第1モーター627と、を更に含む。取り付けフレーム624は、ねじが切られた孔628を有するように形成されている。押圧部材625は、取り付けフレーム624のねじが切られた孔628に係合する外部にねじが切られたセクション629と、ブレーキリング621の保持溝630内において固定状態に配設された端部と、を具備する。第1ギアユニット626が押圧部材625と第1モーター627の間に接続されている。第1ギアユニット626は、第1モーター627の出力シャフトに固定状態においてスリーブ接続された駆動ギア617と、取り付けフレーム624に旋回可能に配設され、且つ、異なる直径を具備する一対の上部及び下部ギア部分618から構成された2段の第1従動ギアと、押圧部材625に固定状態においてスリーブ接続された第2従動ギア619と、を含む。駆動ギア617は、第1従動ギアの上部ギア部分618と噛合している。第2従動ギア619は、第1従動ギアの下部ギア部分618と噛合している。第1モーター627は、2方向において駆動ギア617を回転させる空圧モーターである。第1モーター627が、第2ギアユニット626を作動させるべく動作すると、押圧部材625の外部にねじが切られたセクション629が取り付けフレーム624のねじが切られた孔628と係合しているため、押圧部材625は、図10に示されている係合解除位置及び図12及び図13にそれぞれ示されている一対の第1及び第2係合位置の間において、その長手方向に沿って、取り付けフレーム624との関係において移動する。押圧部材625が第1又は第2係合位置にある際には、ブレーキリング621は、第1ブレーキシュー353を押圧するべく、スリーブ351との同軸状態にはない。押圧部材625が係合解除位置にある際には、ブレーキリング621は、第1ブレーキシュー353及びスリーブ351と同軸状態にあり、且つ、これらから離隔している。従って、内部クラッチ62は、図12及び図13に示されているロック状態と図10に示されている解放状態の間において切り替え可能である。
図4、図10、及び図14を参照すれば、外部クラッチ63は、回転装置4の回転ホイール41に対してロックされるか又はこれからアンロックされるべく動作可能である。外部クラッチ63は、プレートボディ611に回転可能に支持された駆動ロッド631と、駆動ロッド631の2つの反対側の端部に個別に且つ固定状態においてスリーブ接続された2つの第1駆動ギア632と、プレートボディ611の2つの反対側部に個別に且つ固定状態において配設された2つの取り付けシート633と、取り付けシート633を通じて個別に且つ回転可能に延長する2つの従動ロッド634と、従動ロッド634に個別に且つ固定状態においてスリーブ接続された2つの第2駆動ギア635と、を含む。取り付けシート633のそれぞれのものは、プレートボディ611上に固定状態において配設された第1シートボディ636と、第1シートボディ636に固定状態において配設され、且つ、対応する従動ロッド634がそれを通じて延長することを許容するねじが切られた孔648を有するように形成された第2シートボディ637と、を含む。従動ロッド634のそれぞれのものは、プレートボディ611において回転可能に支持された一端と、対応する取り付けシート633のねじが切られた孔638に係合する外部にねじが切られた部分639を具備する他端と、を具備する。第2駆動ギア635のそれぞれのものは、駆動ロッド631の回転を従動ロッド634に伝達し、これにより、取り付けシート633の第2シートボディ637との関係において駆動ロッド634を回転及び移動させることができるように、第1駆動ギア632の個々のものと噛合している。
外部クラッチ63は、取り付けシート633の第2シートボディ636に個別に配設された2つのブレーキ部材640を更に含む。ブレーキ部材640のそれぞれのものは、対応する第1シートボディ636に移動可能に接続されたスライドシート641と、スライドシート641に配設されたブレーキプレート642と、スプリング643と、を含む。図15を更に参照すれば、スライドシート641のそれぞれのものは、対応する従動ロッド634に対して固定状態において接続され(即ち、対応する第1シートボディ636上に移動可能に配設され)、且つ、蟻継ぎ溝644’を有するように形成されたボディ644と、対応するブレーキプレート642と共に取り付けられ、且つ、蟻継ぎ溝644’内において摺動可能に配設された蟻継ぎ舌部645’を具備するスライドプレート645’と、含む。ブレーキプレート642は、第1環状溝413を定義する壁を押圧するべく移動可能である。蟻継ぎ溝644’のそれぞれのものは、底部壁644”によって定義されており(図15を参照されたい)、これは、反時計回りの方向において徐々に減少する距離だけ、第1環状溝413を定義する壁から離隔している。スライドプレート645のそれぞれのものは、テーパー化されており、且つ、厚い第1端646と、第1端646の反対側の薄い第2端647と、を具備する。スプリング643のそれぞれのものは、コイルスプリングであり、且つ、スライドプレート645と、対応するスライドシート641のボディ644の間に接続されている。具体的には、図14を参照すれば、この実施例においては、スライドプレート645のそれぞれのものは、蟻継ぎ舌部645’に対して一体で接続され、ボディ644の外側に配設され、且つ、反時計回りの方向において厚い第1端646から薄い第2端647に向かって徐々に減少する厚さを具備したテーパー化されたブレーキ取り付け部分645”を更に具備する。即ち、スライドプレート645のそれぞれのものの厚さは、均一ではない。スライドプレート645のそれぞれのものの第1及び第2端646、647の厚さの差は、2mm未満である。従って、スプリング643のそれぞれのものは、対応するボディ644との関係において反時計回りの方向において移動させるべく、対応するスライディングプレート645を付勢しており、この結果、左スプリング643は、引張りスプリングとして機能し、且つ、右スプリング643は、圧縮スプリングとして機能する。
外部クラッチ63は、図10に示されているように、第2ギアユニット648と、第2モーター649と、を更に含む。第2ギアユニット648は、駆動ロッド631と第2モーター649の間に接続されている。第2モーター649は、空圧モーターであり、且つ、駆動ロッド631、第1駆動ギア632、第2駆動ギア635、及び従動ロッド634を2方向において回転させ、これにより、従動ロッド634を互いに近づくように又は互いに離れるように移動させるために、第2ギアユニット648を作動させるべく動作可能である。従って、ブレーキ部材640のそれぞれのものは、対応するブレーキプレート642が、第1環状溝413を定義する壁を押圧する図16に示されているブレーキ位置と、対応するブレーキプレート642が、第1環状溝413を定義する壁から取り除かれる図14に示されている非ブレーキ位置の間において移動可能である。従って、外部クラッチ63は、図16に示されているロック状態と図14に示されている解放状態の間において切り替え可能である。
回転装置4の回転ホイール41が時計回りに回転し、且つ、外部クラッチ63がロック状態に切り替えられた際には、スライドシート641のボディ644は、互いに離れるように移動し、ブレーキプレート642と、第1環状溝413を定義する壁の間における摩擦接触を許容する。この時点においては、スライドプレート645の非均一な厚さ設計及びスプリング643の存在に起因し、ブレーキプレート642は、第1環状溝413を定義する壁を押圧するべく付勢される。従って、第2モーター649の出力を低減可能である。回転ホイール41を反時計回りに回転させる場合には、スライドプレート645のそれぞれのものの厚さは、時計回りの方向において徐々に減少しなければならないことに留意されたい。ブレーキプレート642が、第1環状溝413を定義する壁から取り除かれる際には、ブレーキプレート642及びスライドプレート645のそれぞれのものは、図14に示されている位置に復帰するべく、スプリング643によって付勢される。
ブレーキ部材640のブレーキプレート642の損耗の程度又は速度が異なる可能性があることに留意されたい。この状態が発生すると、ブレーキプレート642の中の1つのものが、対応するブレーキ部材640がブレーキ位置に移動するように、第1環状溝413を定義する壁との接触状態となった際に、ブレーキプレート642のその他のものが、第1環状溝を定義する壁から離隔することになる。この問題を解決するべく、本実施例においては、図14に示されているように、2つのトーションスプリング650が、駆動ロッド631にスリーブ接続され、且つ、2つの位置決めプレート651が駆動ロッド631に対して固定されている。トーションスプリング650のそれぞれのものは、対応する位置決めプレート651及び対応する第1駆動ギア632に対してそれぞれ固定された2つの端部を具備する。従って、左ブレーキプレート642が、右トーションスプリング650の存在に起因して、第1環状溝413を定義する壁との接触状態となった場合には、右側の第1駆動ギア632は、駆動ロッド631を中心として回転し、右ブレーキプレート642を、第1環状溝413を定義する壁に対して押圧可能である。
第1パワーゲインユニット6は、プレートボディ611上に且つ第1モーター627に隣接して配設された空気リザーバ65(図10を参照されたい)と、空気を空気リザーバ65内に供給するべく空気リザーバ65と連通状態にある空気ポンプ66と、を更に含む。第1電磁弁620が、空気リザーバ65と第1モーター627の間に配設されており、この電磁弁は、第1モーター627の出力シャフトの2方向における回転を制御するために、空気リザーバ65から第1モーター627内への空気の流れを許容又は中断させるべく動作可能である。第2電磁弁652が、空気リザーバ65と第2モーター649の間に配設されており、この電磁弁は、第2モーター649の出力シャフトの2方向における回転を制御するために、空気リザーバ65から第2モーター649内への空気の流れを許容又は中断するべく動作可能である。
第2パワーゲインユニット6’は、図3に示されているように、第1及び第2伝達部材35、36の間に配設されている。図5、図6、図10、及び図17を参照すれば、第2パワーゲインユニット6’は、以下の点を除いて、第1パワーゲインユニット6とその構造が類似している。第2パワーゲインユニット6’の回転可能ボディ61は、複数のベアリング602(図6を参照されたい)がその間に配設されるように、第2伝達部材36の第2チューブボディ365上に回転可能にスリーブ接続されている。第2パワーゲインユニット6’の回転可能ボディ61のスライドホイール613は、回転ホイール41の第2環状溝414内において移動可能に配設される。第2パワーゲインユニット6’の回転可能ボディ61には、円の形状に配置された複数の第1磁石67が提供されている。第2パワーゲインユニット6’の内部クラッチ62のブレーキリング621は、第1伝達部材35の第2ブレーキシュー354を押圧するか又はこれから離れるように、第2パワーゲインユニット6’の押圧部材625によって押圧可能である。第2パワーゲインユニット6’の外部クラッチ63のブレーキプレート642は、第2環状溝414を定義する壁を押圧するか又はこれから離れるように動作させることができる。
第3パワーゲインユニット6”は、図3に示されているように、第2伝達部材36と主駆動ギア33の間に配設される。図5、図6、図10、及び図18を参照すれば、第3パワーゲインユニット6”は、以下の点を除いて、第1パワーゲインユニット6と構造が類似している。第2パワーゲインユニット6’の回転可能ボディ61は、複数のベアリング603がその間に配設されるように、第2伝達部材36の第1チューブボディ364上に回転可能にスリーブ接続されている。第3パワーゲインユニット6”の回転可能ボディ61のスライドホイール613は、回転ホイール41の第3環状溝415内において移動可能に配設される。第3パワーゲインユニット6”の内部クラッチ62のブレーキリング621は、図19に示されている第1係合位置及び図20に示されている第2係合位置に第3パワーゲインユニット6”の押圧部材625によって移動可能である。第1係合位置においては、ブレーキング621は、下部第3ブレーキシュー363を押圧する。第2係合位置においては、ブレーキリング621は、上部第3ブレーキシュー363を押圧する。第3パワーゲインユニット6”の外部クラッチ63のブレーキプレート642は、第3環状溝415を定義する壁を押圧するか又はこれから離れるように動作させることができる。
図3、図4、及び図5を参照すれば、回転ディスク7は、旋回シャフト22上に回転可能にスリーブ接続されたディスクボディ71と、ディスクボディ71上に配設され、且つ、円の形状に配置された複数の第2磁石72と、を含む。第2磁石72は、第1及び第2磁石67、72の間に磁気吸着力を生成し、これにより、第2パワーゲインユニット6’と回転ディスク7の同時回転を許容するべく、第2パワーゲインユニット6’の第1磁石67とそれぞれアライメントされている。この実施例においては、回転ディスク7のディスクボディ71は、プラスチックスチール材料から製造される。或いは、この代わりに、ディスクボディ71は、任意のその他の適切な軽量金属から製造することも可能である。
図7及び図8を更に参照すれば、制御装置8は、旋回シャフト22上において固定状態においてスリーブ接続され、且つ、第1パワーゲインユニット6のプレートボディ611の前面表面上において第1伝達部材34と第1ギア615の間に配設された固定リング81と、固定リング81上に配設された第1検出部材82と、固定リング81上に配設された第2検出部材83と、前面支持フレーム21上に配設された第3検出部材84と、制御ユニット85と、を含む。第1、第2、及び第3検出部材82、83、84のそれぞれのものは、コードトランスレータであり、且つ、結合ギア821、831、841が提供されている。第1伝達部材35は、固定リング91と第2パワーゲインユニット6’の間に配設される。ディスク7は、固定リング81と第1伝達部材35の間に配設される。第1検出部材82の結合ギア821は、第1ギア615と噛合する。第2検出部材83の結合ギア831は、回転ディスク7のディスクボディ71の背面表面上の第2ギア73と噛合する。第3検出部材84の結合ギア841は、第3パワーゲインユニット6”のプレートボディ611の前面表面上の第3ギア616と噛合する。第1、第2、第3検出部材82、83、84は、それぞれ、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の回転速度及び角度を検出し、且つ、それぞれ、第1、第2、及び第3伝送ライン861、862、863を介して位置信号を制御ユニット85に送信するべく使用される。第1及び第2伝送ライン861、862は、旋回シャフト22内のガイド孔221及び固定リング82内のスルーホール811を通じて延長している。第1伝送ライン961は、第1検出部材82を制御ユニット85に電気的に接続している。第2伝送ライン862は、第2検出部材83を制御ユニット85に電気的に接続している。制御ユニット85は、コンピュータであり、且つ、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の回転速度を制御するべく、受信した位置信号に従って駆動モーター31の速度を調節可能である。
図5、図7、図8、及び図9を参照すれば、制御装置8は、固定リング81上に配設された第1導電性端子ユニット86(図3を参照されたい)と、第2伝達部材36のスリーブ361上に配設された第2導電性端子ユニット87(図7を参照されたい)と、一対の第3及び第4導電性端子ユニット88、89(図7を参照されたい)と、を更に含む。第1導電性端子ユニット86は、第1導電性ワイヤ864によって制御ユニット85に電気的に接続され、このワイヤは、旋回シャフト22内のガイド孔221及び固定リング81内のスルーホール811を通じて延長している。第1導電性端子ユニット86は、第1パワーゲインユニット6のプレートボディ611の前面表面上に配設されたカーボンブラシ614との接触状態にある。従って、第1導電性端子ユニット86により、制御ユニット85から第1パワーゲインユニット6のカーボンブラシ614に対して電気を伝達可能である。第2導電性端子ユニット87は、第2伝達部材36内のスルーホール366(図9を参照されたい)を通じて延長する第2導電性ワイヤ865により、第2伝達部材36の第1チューブボディ364上に配設された導電性カーボンブラシ37に対して電気的に接続されている。第2導電性端子ユニット87は、第2パワーゲインユニット6’のプレートボディ611の前面表面上に配設されたカーボンブラシ614との接触状態にある。第3導電性端子ユニット88は、導電性カーボンブラシ37との接触状態にある。導電性カーボンブラシ37は、第3導電性ワイヤ866により、制御ユニット85に対して電気的に接続されている。従って、導電性カーボンブラシ37及び第2導電性端子ユニット87を介して、制御ユニット85から第2パワーゲインユニット6’のカーボンブラシ614に対して電気を伝達可能である。第4端子ユニット89は、第4導電性ワイヤ867により、制御ユニット85に電気的に接続され、且つ、第3パワーゲインユニット6”のプレートボディ611の前面表面上に配設されたカーボンブラシ614との接触状態にある。従って、制御ユニット85から第3パワーゲインユニット6”のカーボンブラシ614に電気を伝達可能である。
第1、第2、及び第4導電性端子ユニット86、87、89が第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”のカーボンブラシ614との接触状態にあるため、導電性ワイヤ(図示されてはいない)により、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”のカーボンブラシ614からエアポンプ66(図10、図17、及び図18を参照されたい)及び第1及び第2電磁弁620、625(図10、図17、及び図18を参照されたい)に電気を伝達可能である。従って、制御ユニット85は、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の内部及び外部クラッチ62、63の動作を制御可能である。
図3、図21、図22、及び図23を参照すれば、回転式パワーゲイン装置200を組み立てる際には、まず、第1パワーゲインユニット6を旋回シャフト22に取り付ける。次に、固定リング81、回転ディスク7、第1伝達部材35、第2パワーゲインユニット6’、第2伝達部材36、及び第3パワーゲインユニット6”を旋回シャフト22に取り付ける。この実施例においては、第2パワーゲインユニット6’が第2検出部材83の結合ギア831に直接接触することができないように、固定リング81上に配設された第2検出部材83と第2パワーゲインユニット6’の間に第1伝達部材35を配置している。第2検出部材83が第2パワーゲインユニット6’の回転速度及び角度を検出することができるようにするべく、第1及び第2磁石67、72の間に生成された磁気吸着力に起因して第2パワーゲインユニット6’と共に一緒に回転するように回転ディスク7が提供されており、且つ、第2検出部材83の結合ギア831が回転ディスク7の第2ギア73と噛合している。第1伝達部材35のスリーブ351及びウイング352は、磁気伝導性が小さいステンレススチールから製造されている。前述のように、回転ディスク7のディスクボディ71が軽量のプラスチックスチール材料から製造されているため、第2パワーゲインユニット6’と回転ディスク7の同時回転に要する磁気吸着力を大幅に低減可能である。
以下、回転式パワーゲイン装置200の動作について説明することとする。
図24、図25、及び図26Aを参照すれば、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”のそれぞれのものは、その回転可能ボディ61のカウンタウエイト部分612の中心及び旋回シャフト22の中心を通って半径方向に延長する中心線(L1、L2、L3)を具備する。
パワーオンモード91においては、段階911において、回転式パワーゲイン装置200を動作させない際には、図27、図28、及び図29に示されているように、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’の内部クラッチ62は、第1伝達部材35に対してロックされ、第3パワーゲインユニット6”の内部クラッチ62は、第2伝達部材36に対してロックされ、且つ、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の外部クラッチ63は、それぞれ、第1、第2、及び第3環状溝413、414、415内においてそれぞれロックされる。この状態においては、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の任意の隣接するペアは、120°の角度だけ、互いに離隔している。即ち、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の任意の隣接するペアは、図24に示されているように、120°の角度だけ、互いに離隔している。従って、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”は、バランス状態にある。以下においては、説明の便宜のために、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の位置は、それぞれ、中心線(L1、L2、L3)の位置によって表すこととする。
段階912において、回転式パワーゲイン装置200の動作を開始するべく、回転式パワーゲイン装置200をオン状態に切り替える。この結果、段階913において、駆動モーター31は、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”及び回転装置4を3.5〜5.5rpmの範囲の既定の速度において時計周りに回転させる。この実施例においては、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”及び回転装置4は、3.5rpmの速度において回転している。
段階914において、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”が既定の期間にわたってそれぞれの開始位置から回転したことが第1、第2、及び第3検出部材82、83、84によって検出された際に、回転式パワーゲイン装置200は、初期ロード回転モード92に自動的に切り替えられる。この実施例においては、既定の期間は、30秒である。或いは、この代わりに、手動操作により、パワーオンモード91を初期ロード回転モード92に切り替えることも可能である。
初期ロード回転モード92においては常に第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中の2つのものが、回転装置4に対してロックされると共に駆動装置3からアンロックされ、且つ、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中の残りの1つが、駆動装置3に対してロックされると共に回転装置4からアンロックされる。説明の便宜のために、この第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中の2つのものを第1及び第2パワーゲイン6、6’によって例示することとする。図7、図26A、及び図30を参照すれば、段階921において、第1検出部材82は、第1パワーゲインユニット6の中心線(L1)が時計回りに第1角度位置に回転したことを検出した際に、位置信号を制御ユニット85に対して送信する。従って、段階922は、制御ユニット85の制御下において実行され、且つ、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’の内部クラッチ62を第1伝達部材35(図10を参照されたい)からアンロックする段階と、同時に、第3環状溝415を定義する回転ホイール41の壁から第3パワーゲインユニット6”の外部クラッチ63をアンロックする段階と、を含む。第1及び第2パワーゲインユニット6、6’は、30秒にわたって慣性力に晒されているため、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’の内部クラッチ62が第1伝達部材35からアンロックされた後に、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’は、それらが依然として回転装置に対してロックされているという事実に起因し、重力により、回転装置4を回転させることができる。従って、得られたパワーを回転装置4から発電機に対して伝達可能である。第1角度位置からの第1及び第2パワーゲインユニット6、6’の中心線(L1、L2)の下向きの回転の際には、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’の回転速度は、約1rpmに低減される。この実施例においては、第1角度位置は、12時30分の位置、即ち、回転装置4の上端におけるものであるが、これに限定されるものではない。第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”のそれぞれのものが、その重力によって下向きに回転する傾向を具備することを許容する任意の角度位置が、第1角度位置として機能可能である。
第1パワーゲインユニット6の中心線(L1)が第1角度位置(即ち、12時30分の位置)にある際には、第2パワーゲインユニット6’の中心線(L2)は、交換位置にあり、且つ、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)は、8時30分の位置にある。好ましくは、第2及び第3パワーゲインユニット6’、6”の中心線(L2、L3)のそれぞれのものの交換位置は、4時30分の位置と5時00分の位置の間に配置される。パワーオンモードにおいては、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心位置(L1、L2、L3)のそれぞれのものの交換位置は、4時30分の位置である。
図26B及び図31を更に参照すれば、段階923において、第1、第2、及び第3検出部材82、83、84は、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の回転速度及び角度を検出し、これにより、対応する位置信号を制御ユニット85に送信する。従って、制御ユニット85は、駆動モーター31の速度を調節し、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”のそれぞれのものの内部及び外部クラッチ62、63のロック状態と解放状態の間における切り替えに対する制御ユニット85の後続の制御を円滑に実行する。
段階924において、具体的に図31を参照すれば、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)がバランス位置に回転した際に、第2パワーゲインユニット6’の中心(L2)は、第2及び第3パワーゲインユニット6’、6”の間のバランス状態を維持するべく、第2角度位置に移動し、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)とアライメントする。好ましくは、バランス位置は、11時30分の位置と12時00分の位置の間に配置され、且つ、第2角度位置は、5時00分の位置と6時00分の位置の間に配置される。この実施例においては、バランス位置は、11時30分の位置であり、且つ、第2角度位置は、5時30分の位置である。段階925において、第2パワーゲインユニット6’の中央ライン(L2)が第2角度位置に回転した際に、制御ユニット85は、駆動装置3及び回転装置4との関係における第1及び第3パワーゲインユニット6、6”の状態が変化することなしに留まっている間に、第2パワーゲインユニット6’の内部クラッチ62を第1伝達部材35に対してロックし、且つ、第2パワーゲインユニット6’の外部クラッチ63を、第2環状溝414を定義する回転ホイール41の壁からアンロックする。この後に、第2及び第3パワーゲインユニット6’、6”のそれぞれのものは、大きな慣性力を供給するための既定の回転数だけ回転するように制御される。
図26B、図26C、図32、及び図33を更に参照すれば、段階926において、第1パワーゲインユニット6の中心線(L1)が交換位置に回転する直前に、第1検出部材82は、位置信号を制御ユニット85に対して送信する。初期ロード回転モードにおいては、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)のそれぞれのものの交換位置は、5時00分の位置であり、これは、パワーオンモードにおけるものとは異なる。第1角度位置と第2及び第3パワーゲインユニット6’、6”の中心線(L2、L3)のそれぞれのものの間の角度インターバルは、第2及び第3検出部材83、84の動作を通じて実現可能である。制御ユニット85は、角度インターバルに従って駆動モーター31の速度を調節し、且つ、回転式パワーゲイン装置200を交番循環モードに切り替える。
交番循環モード93においては、段階931において、具体的に図32を参照すれば、第1パワーゲインユニット6の中心線(L1)が交換位置(即ち、5時00分の位置)に到達した際に、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)は、第1角度位置(即ち、12時30分の位置)に移動する。段階932において、制御ユニット85は、駆動装置3及び回転装置4との関係における第1及び第2パワーゲインユニット6、6’の状態が変化することなしに留まっている間に、第3パワーゲインユニット6”の内部クラッチ62を第2伝達部材36からアンロックし、且つ、第3パワーゲインユニット6”の外部クラッチ63を、第3環状溝415を定義する壁に対してロックする。従って、第3パワーゲインユニット6”は、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)が第2角度位置に到達する時点まで、回転装置4と共に一緒に回転する。この結果、回転装置4と第3パワーゲインユニット6”の同時回転に起因し、パワーを出力可能である。前述のように、第1パワーゲインユニット6の中心線(L1)が交換位置(即ち、5時00分の位置)に到達した際に、第3パワーゲインユニット6”の内部クラッチ62をロック状態から解放状態に変更し、且つ、第3パワーゲインユニット6”の外部クラッチ63を解放状態からロック状態に変更するべく、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)は、第1角度位置に移動する。即ち、第3パワーゲインユニット6”の内部及び外部クラッチ62、63の状態が交換されることになる。交番循環モード93においては、交換位置は、5時00分の位置であり、第2角度位置は、6時00分の位置であり、且つ、バランス位置は、12時00分の位置である。従って、交換位置は、30°だけ、第2角度位置から離隔している。
段階933において、第1、第2、及び第3検出部材82、83、84は、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の回転速度及び角度を検出し、これにより、対応する位置信号を制御ユニット85に対して送信する。従って、制御ユニット85は、駆動モーター31の速度を調節し、ロック状態と解放状態の間における第1パワーゲインユニット6の内部及び外部クラッチ62、63の切り替えに対する制御ユニット85の後続の制御を円滑に実行する。
段階934において、具体的に図33を参照すれば、第2パワーゲインユニット6’の中心線(L2)がバランス位置(即ち、12時00分の位置)に到達した際に、第1パワーゲインユニット6の中心線(L1)は、第2角度位置(6時00分の位置)に回転することにより、第2パワーゲインユニット6’の中心線(L2)とアライメントし、従って、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’の間のバランスが結果的にもたらされる。この時点において、制御ユニット85は、駆動装置3及び回転装置4との関係における第2及び第3パワーゲインユニット6’,6”の状態が変化することなしに留まっている間に、第1パワーゲインユニット6の内部クラッチ62を第1伝達部材35に対してロックし、且つ、第1パワーゲインユニット6の外部クラッチ63を、第1環状溝413を定義する壁からアンロックする(段階935)。この後に、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’は、大きな慣性力を供給するための既定の回転数だけ回転するべく制御される(936)。
図26D及び図34を参照すれば、段階937において、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)が交換位置(即ち、5時00分の位置)に到達した際に、第2パワーゲインユニット6’の中心線(L2)は、第1角度位置(即ち、12時30分の位置)に回転する。この時点において、制御ユニット85は、駆動装置3及び回転装置4との関係における第1及び第3パワーゲインユニット6、6”の状態が変化することなしに留まっている間に、第2パワーゲインユニット6’の内部クラッチ62を第1伝達部材35からアンロックし、且つ、第2パワーゲインユニット6’の外部クラッチ63を、第2環状溝414を定義する壁に対してロックする(938)。従って、第2パワーゲインユニット6’は、第2パワーゲインユニット6’の中心線(L2)が第2角度位置に到達する時点まで、回転装置4と共に一緒に回転する。この結果、回転装置4と第2パワーゲインユニット6”の同時回転に起因し、パワーを出力可能である。
段階939において、第1、第2、及び第3検出部材82、83、84は、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の回転速度及び角度を検出し、これにより、対応する位置信号を制御ユニット85に対して送信する。従って、制御ユニット85は、駆動モーター31の速度を調節し、ロック状態と解放状態の間における第1パワーゲインユニット6の内部及び外部クラッチ62、63の切り替えに対する制御ユニット85の後続の制御を円滑に実行する。
従って、交番循環モード93においては常に第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、62のそれぞれのものは、駆動装置3及び回転装置4の中の1つのものに対してロックされ、且つ、駆動装置3及び回転装置4の中の他方のものからアンロックされる。又、交番循環モードにおいては常に第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6,6’、6”の中の少なくとも1つのものは、駆動装置4に対してロックされ、且つ、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6,6’、6”の中の少なくとも1つのものは、回転装置4に対してロックされ、これにより、高トルクが回転装置4から継続的に出力されることを許容する。
第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中の対応するものが駆動装置3からアンロックされるように、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の中の1つのものが交換位置にある際には、第1、第2、第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の中の残りの2つのものの中の1つのものが、図30、図32、図34に示されているように、第1角度位置にあり、且つ、駆動装置3からアンロックされ、これにより、交番循環モード93における回転装置4の継続的な回転が許容される。第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の中の1つのものが交換位置から第2角度位置に回転した際に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の中の残りの2つのものの中の1つのものは、バランス位置に回転し、これにより、図31及び図33に示されているように、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の中の1つのものとアライメントする。この後に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の中のその1つのものと、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)の中の残りの2つのものの中のその1つのものは、バランス状態において駆動装置3によって既定の回転数だけ回転し、これにより、回転式パワーゲイン装置200の運用寿命が増大する。
従って、既定の回転数だけ回転させ、これにより、慣性力を供給するべく、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”のそれぞれのものを駆動装置3によって駆動可能である。更には、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)のそれぞれのものが第1角度位置から第2角度位置に回転装置4と共に一緒に回転した際に、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中の対応するものの重力潜在エネルギーを運動エネルギーに変換可能であり、この運動エネルギーは、慣性力と協働して回転装置4の回転を駆動する。この結果、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中の対応するのものと回転装置4の同時回転の際に、パワー出力を得ることができる。
図25、図35、及び図36を参照すれば、パワーオフモード94においては、段階941において、回転式パワーゲイン装置200がオフ状態に切り替えられた際に、パワーオフ信号が制御ユニット85に対して伝達される。この後に、段階942において、駆動装置3からアンロックされた第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中の1つのもの(これは、第2パワーゲインユニット6’を使用して例示される)の中心線(L1、L2、L3)が検知位置(即ち、3時30分の位置)に回転したことを検出した際に、第2検出部材83は、位置信号を制御ユニット85に対して送信する。従って、制御ユニット85は、段階943において、図30に示されているように、第2パワーゲインユニット6’の中心線(L2)が交換位置(即ち、4時30分の位置)に到達した際に、第1パワーゲインユニット6の中心線(L1)が第1角度位置(即ち、12時30分の位置)に回転し、且つ、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)が8時30分の位置に回転するように、駆動モーター31の速度を調節する。段階944において、第3パワーゲインユニット6”の中心線(L3)が8時30分の位置に到達したことを検出した際に、第3検出部材84は、位置信号を制御ユニット85に送信する。従って、段階945において、制御ユニット85は、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”のそれぞれのものが駆動装置3及び回転装置4の両方に対してロックされ、これにより、駆動装置3及び回転装置4と第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の同時回転を許容するように、第1及び第2パワーゲインユニット6、6’を駆動装置3に対してロックし、且つ、第3パワーゲインユニット6”を回転装置4に対してロックする。段階946において、図37に示されているように、回転装置4が45°の角度だけ回転し、第1、第2、及び第3パワーゲインユニット6、6’、6”の中心線(L1、L2、L3)をそれぞれ2時00分、6時00分、及び10時00分の位置に移動させた際に、駆動モーター31は停止される(段階947)。
パワーゲインユニット6、6’、6”の数は変更可能であるという点に留意されたい。但し、パワーゲインユニット6、6’、6”の数を減少させた際には、回転式パワーゲイン装置200の効率が低下し、且つ、パワーゲインユニット6、6’、6”の数を増大させた際には、回転式パワーゲイン装置200の設計が複雑になる。
例えば、回転式パワーゲイン装置200が2つのパワーゲインユニットのみを包含することも可能である。この場合には、交番循環モードにおいて、2つのパワーゲインユニットの中の1つのものが交換位置から第2角度位置に回転した際に、2つのパワーゲインユニットは、駆動装置3からアンロックされ、且つ、回転装置4に対してロックされる(即ち、2つのパワーゲインユニットのいずれもが駆動装置3に対してロックされない)。
以上において、本発明の説明を終了するが、本発明の範囲及び精神を逸脱することなしに多数の変更及び変形を実施可能であることが明らかである。従って、本発明は、添付の請求項によってのみ限定されるものと解釈されたい。

Claims (32)

  1. 基部(2)と、
    前記基部(2)上に配設された駆動装置(3)と、
    前記基部(2)上に回転可能に配設された回転装置(4)と、
    第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)であって、前記駆動装置(3)に対してロックされた際に、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものが、前記基部(2)との関係において回転するべく前記駆動装置(3)によって駆動されるように、前記基部(2)上に回転可能に配設され、且つ、前記駆動装置(3)及び前記回転装置(4)上において解放可能にロックされる第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)と、
    交番循環モードにおいては常に、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものが、前記駆動装置(3)及び前記回転装置(4)の中の1つのものに対してロックされ、且つ、前記駆動装置(3)及び前記回転装置(4)の中のその他のものからアンロックされ、前記交番循環モードにおいては常に、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の少なくとも1つのものが前記駆動装置(3)に対してロックされ、且つ、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の少なくとも1つのものが前記回転装置(4)に対してロックされ、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものが、前記回転装置(4)に対してロックされた際に、第1角度位置から前記第1角度位置の下方に配設された第2角度位置に下向きに回転することができるように、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)は、異なる時点において第1角度位置において前記駆動装置(3)から交互にアンロックされ、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)は、異なる時点において前記第2角度位置において前記駆動装置(3)に対して交互にロックされ、且つ、前記回転装置(4)に対してロックされた前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の1つのものが前記第2角度位置に回転する直前において、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の残りの2つのものの中の1つのものが前記第1角度位置に回転されるように、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の動作を前記交番循環モードにおいて制御する制御装置(8)と、を有するパワーゲイン装置(200)。
  2. 前記第1角度位置は、前記回転装置(4)の上端部に配設される請求項1記載のパワーゲイン装置(200)。
  3. 前記制御装置(8)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の1つのものが前記第2角度位置に到達した際に、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の残りの2つのものの中の1つのものが、その間のバランス状態を維持するべく、前記第2角度位置とは正反対のバランス位置に回転し、且つ、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の前記1つのものが前記回転装置(4)からアンロックされると共に前記駆動装置(3)に対してロックされるように、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の動作を更に制御する請求項1記載のパワーゲイン装置(200)。
  4. 前記制御装置(8)は、前記回転装置(4)に対してロックされた前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の1つのものが、30°の角度だけ前記第2角度位置から離隔した交換位置に回転した際に、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の残りの2つのものの中の前記1つのものが前記第1角度位置に回転するように、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の動作を更に制御する請求項1記載のパワーゲイン装置(200)。
  5. 前記制御装置(8)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの回転速度及び角度を検出し、これにより、信号を送信するべくそれぞれ配設された第1、第2、及び第3検出部材(82、83、84)と、前記信号を受信し、これにより、前記駆動装置(3)を制御して前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の少なくとも1つのものの前記回転速度を調節するべく前記第1、第2、及び第3検出部材(82、83、84)に電気的に接続された制御ユニット(85)と、を含む請求項1記載のパワーゲイン装置(200)。
  6. 前記検出部材(82、83、84)のそれぞれのものは、コードトランスレータである請求項5記載のパワーゲイン装置(200)。
  7. 前記基部(2)は、旋回シャフト(22)を含み、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものは、前記旋回シャフト(22)に回転可能にスリーブ接続されており、且つ、前記駆動装置(3)に対して解放可能にロックされる内部クラッチ(62)を含む請求項1記載のパワーゲイン装置(200)。
  8. 前記第2パワーゲインユニット(6’)は、前記旋回シャフト(22)の軸方向に沿って、前記第1及び第3パワーゲインユニット(6、6”)の間に、且つ、これらから離隔して配設され、
    前記駆動装置(3)は、前記旋回シャフト(22)に回転可能にスリーブ接続されると共に前記第1及び第2パワーゲインユニット(6,6’)の間に配設された第1伝達部材(35)と、前記旋回シャフト(22)に回転可能にスリーブ接続されると共に前記第2及び第3パワーゲインユニット(6’、6”)の間に配設された第2伝達部材(36)と、を含み、且つ、
    前記制御装置(8)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記内部クラッチ(62)を制御してロック状態と解放状態の間において切り替える制御ユニット(85)を含み、前記第1及び第2パワーゲインユニット(6、6’)のそれぞれのものの前記内部クラッチ(62)は、前記ロック状態における際には、前記第1伝達部材(35)に対してロックされ、且つ、前記解放状態における際には、前記第1伝達部材(35)からアンロックされ、前記第3パワーゲインユニット(6”)の前記内部クラッチ(62)は、前記ロック状態における際には、前記第2伝達部材(36)に対してロックされ、且つ、前記解放状態における際には、前記第2伝達部材(36)からアンロックされる、請求項7記載のパワーゲイン装置(200)。
  9. 前記第1パワーゲインユニット(6)は、第1ギア(615)を含み、且つ、
    前記制御装置(8)は、前記旋回シャフト(22)に固定状態においてスリーブ接続されると共に前記第1ギア(615)と前記第1伝達部材(35)の間に配設された固定リング(81)と、前記第1パワーゲインユニット(6)の回転速度及び角度を検出するべく前記固定リング(81)上に配設された第1検出部材(82)と、を更に含み、前記第1検出部材(82)には、前記第1ギア(615)と噛合する結合ギア(821)が提供される、請求項8記載のパワーゲイン装置(200)。
  10. 前記第1伝達部材(35)は、前記固定リング(81)と前記第2パワーゲインユニット(6’)の間に配設され、
    前記第2パワーゲインユニット(6’)には、円の形状に配列された複数の第1磁石(67)が提供され、且つ、
    前記パワーゲイン装置(200)は、前記旋回シャフト(22)に回転可能にスリーブ接続されると共に前記固定リング(81)と前記第1伝達部材(35)の間に配設された回転ディスク(7)を更に有し、前記回転ディスク(7)は、前記第1及び第2磁石(72)の間に磁気吸着力を生成することによって前記回転ディスク(7)と前記第2パワーゲインユニット(6’)の同時回転を許容するべく、円の形状に配列されると共に前記第2パワーゲインユニット(6’)の前記第1磁石(67)とそれぞれアライメントされた複数の第2磁石(72)を含む、請求項9記載のパワーゲイン装置(200)。
  11. 前記回転ディスク(7)は、第2ギア(73)を含み、且つ
    前記制御装置(8)は、前記第2パワーゲインユニット(6’)の前記回転速度及び角度を検出する第2検出部材(83)を更に含み、前記第2検出部材(83)には、前記第2ギア(73)と噛合する結合ギア(831)が提供される、請求項10記載のパワーゲイン装置(200)。
  12. 前記回転ディスク(7)は、プラスチックスチール材料から製造され、且つ、前記第1伝達部材(35)は、ステンレススチールから製造される、請求項10記載のパワーゲイン装置(200)。
  13. 前記第3パワーゲインユニット(6”)は、第3ギア(616)を含み、且つ、
    前記制御装置(8)は、前記第3パワーゲインユニット(6”)の前記回転速度及び角度を検出する第3検出部材(84)を更に含み、前記第3検出部材(84)には、前記第3ギア(616)と噛合する結合ギア(841)が提供される、請求項8記載のパワーゲイン装置(200)。
  14. 前記駆動装置(3)は、3対のブレーキシュー(353、354、363)を含み、前記それぞれの対のブレーキシュー(353、354、363)は、互いに正反対に位置し、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記内部クラッチ(62)は、前記対応する対のブレーキシュー(353、354、363)の周りに配設されたブレーキリング(621)と、押圧部材(625)であって、前記ブレーキリング(621)が前記押圧部材(625)によって前記対応する対のブレーキシュー(353、354、363)に押圧される少なくとも1つの係合位置と前記ブレーキリング(621)が前記押圧部材(625)によって前記対応する対のブレーキシュー(353、354、363)から取り除かれる係合解除位置の間において移動可能である押圧部材(625)と、を含む、請求項7記載のパワーゲイン装置(200)。
  15. 前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものは、前記旋回シャフトに回転可能にスリーブ接続されたプレートボディ(611)を含み、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記ブレーキリング(621)は、外周表面と、前記外周表面から突出する複数のスライドブロック(622)と、を含み、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記内部クラッチ(62)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の対応するものの前記プレートボディ(611)上において前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の前記対応するものの前記スライドブロック(622)を移動可能に保持する複数の位置決め部材(623)を更に含む、請求項14記載のパワーゲイン装置(200)。
  16. 前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記内部クラッチ(62)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)中の前記対応するものの前記内部クラッチ(62)の前記押圧部材(625)に接続された第1ギアユニット(626)と、前記第1ギアユニット(626)を駆動し、これにより、前記対応する対のブレーキシュー(353、354、363)との関係において前記押圧部材(625)を移動させる第1モーター(627)と、を更に含む、請求項15記載のパワーゲイン装置(200)。
  17. 前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記内部クラッチ(62)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の前記対応するものの前記プレートボディ(611)上に固定状態において配設され、且つ、ねじが切られた孔(628)を有するように形成された取り付けフレーム(624)を更に含み、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記押圧部材(625)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の前記対応するものの前記取り付けフレーム(624)内の前記ねじが切られた孔(628)に係合する外部にねじが切られたセクション(629)を具備する、請求項16記載のパワーゲイン装置(200)。
  18. 前記回転装置(4)は、包囲壁(412)を含み、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものは、ロック状態と解放状態の間において切り替え可能な外部クラッチ(63)を含み、前記第1及び第2パワーゲインユニット(6、6’)のそれぞれのものの前記外部クラッチ(63)は、前記ロック状態における際には、前記包囲壁(412)に対してロックされ、且つ、前記解放状態における際には、前記包囲壁(412)からアンロックされる、請求項8記載のパワーゲイン装置(200)。
  19. 前記回転装置(4)の前記包囲壁(412)は、互いに離隔した3つの環状溝(413、414、415)を有するように形成された内部表面を具備し、且つ、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記外部クラッチ(63)は、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)中の対応するものの前記外部クラッチ(63)が前記解放状態から前記ロック状態に切り替えられた際に前記環状溝(413、414、415)の中の対応するものを定義する壁を押圧するべく互いに離れるように移動可能であり、且つ、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の前記対応するものの前記外部クラッチ(63)が前記ロック状態から前記解放状態に切り替えられた際に前記環状溝(413、414、415)の中の前記対応するものを定義する前記壁から離れるように互いに向かって移動可能である2つのブレーキ部材(640)を含む、請求項18記載のパワーゲイン装置(200)。
  20. 前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものは、相互の関係において固定された2つの取り付けシート(633)を含み、且つ、
    前記ブレーキ部材(640)のそれぞれのものは、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の対応するものの前記取り付けシート(633)の中の対応するものの上部に移動可能に配設されたスライドシート(641)と、前記スライドシート(641)上に配設され、且つ、前記環状溝(413、414、415)の中の対応するものを定義する前記壁を押圧するべく移動可能であるブレーキプレート(642)と、を含む、請求項19記載のパワーゲイン装置(200)。
  21. 前記ブレーキ部材(640)のそれぞれのものの前記スライドシート(641)は、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の対応するものの前記取り付けシート(633)の中の対応するものとの関係において移動可能であるボディ(644)と、
    前記ボディ(644)上に移動可能に配設され、且つ、前記ブレーキプレート(642)の中の対応するものを有するように取り付けられたスライドプレート(645)と、
    を含む、請求項20記載のパワーゲイン装置(200)。
  22. 前記ボディ(644)は、蟻継ぎ溝(644’)を有するように形成され、前記蟻継ぎ溝(644’)は、前記環状溝(413、414、415)の中の対応するものを定義する前記壁から既定の方向において徐々に減少する距離だけ離隔する底部壁(644’)によって定義され、
    前記スライドプレート(645)は、厚い第1端(646)、前記厚い第1端(646)の反対側に位置し、且つ、これよりも薄い薄い第2端(647)、及び前記蟻継ぎ溝(644’)内において摺動可能に配設された蟻継ぎ舌部(645’)と、前記蟻継ぎ舌部(645’)に一体で接続され、且つ、前記ボディ(644)の外側に配設されたテーパー化されたブレーキ取り付け部分(645”)と、を具備し、前記ブレーキ取り付け部分は、前記既定の方向において前記厚い第1端(646)から前記薄い第2端(647)に向かって徐々に減少する厚さを具備し、
    前記ブレーキ部材(640)のそれぞれのものは、前記スライドプレート(645)を付勢して前記既定の方向において前記ボディ(644)との関係において移動させるべく前記ボディ(644)と前記スライディングプレート(645)の間に接続されたスプリング(643)を更に含む、請求項21記載のパワーゲイン装置(200)。
  23. 前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記取り付けシート(633)のそれぞれのものは、ねじが切られた孔(638)を有するように形成され、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものは、プレートボディ(611)を含み、且つ、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記外部クラッチ(63)は、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の対応するものの前記プレートボディ(611)において回転可能に支持された駆動ロッド(631)と、
    前記駆動ロッド(631)の2つの反対側の端部に個別に且つ固定した状態においてスリーブ接続された2つの第1駆動ギア(632)と、
    前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の前記対応するものの前記プレートボディ(611)において回転可能に支持された一端と、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の前記対応するものの前記取り付けシート(633)の中の対応するものの内部の前記ねじが切られた孔に係合する外部にねじが切られた部分を具備した他端と、をそれぞれが具備する2つの従動ロッド(634)と、
    前記駆動ロッド(631)の回転を前記従動ロッド(634)に伝達し、これにより、それぞれ、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の前記駆動ロッド(631)を前記取り付けシート(633)との関係において回転及び移動させることができるように、前記従動ロッド(634)に対して個別に且つ固定状態においてスリーブ接続され、且つ、前記第1駆動ギア(632)とそれぞれ噛合する2つの第2駆動ギア(635)と、
    前記駆動ロッド(631)と、従って、前記従動ロッド(634)を回転させるべく前記制御装置(8)によって制御される第2モーター(649)と、を更に含む、請求項20記載のパワーゲイン装置(200)。
  24. 前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)のそれぞれのものの前記外部クラッチ(63)は、前記駆動ロッド(631)と前記第2モーター(649)の間に接続され、且つ、前記駆動ロッド(631)を回転させるべく前記第2モーター(649)によって駆動される第2ギアユニット(648)を更に含む請求項23記載のパワーゲイン装置(200)。
  25. 前記旋回シャフト(22)は、ガイド孔(221)を有するように形成され、
    前記固定リング(81)は、スルーホール(811)を有するように形成され、且つ、
    前記制御ユニット(85)は、前記第1及び第2検出部材(82、83)を前記制御ユニット(85)に個別に且つ電気的に接続するべく前記ガイド孔(221)及び前記スルーホール(811)を通じて延長する一対の第1及び第2伝送ライン(861、862)を更に含む、請求項11記載のパワーゲイン装置(200)。
  26. 前記制御装置(8)は、前記第3検出部材(84)を前記制御ユニット(85)に電気的に接続する第3伝送ライン(863)を更に含む、請求項25記載のパワーゲイン装置(200)。
  27. パワーゲイン装置(200)の動作を制御する方法において、
    (A)前記第1パワーゲインユニット(6)が、前記駆動装置(3)に対してロックされ、且つ、回転装置(4)からアンロックされるように、駆動装置(3)により、第1パワーゲインユニット(6)を第1角度位置に回転させつつ、同時に、前記第2パワーゲインユニット(6’)が、前記駆動装置(3)からアンロックされ、且つ、前記回転装置(4)に対してロックされるように、第2パワーゲインユニット(6’)が重力によって交換位置に下向きに回転することを許容しつつ、且つ、同時に、前記第3パワーゲインユニット(6”)が、前記駆動装置(3)に対してロックされ、且つ、前記回転装置(4)からアンロックされるように、前記第1パワーゲインユニット(6)と共に第3パワーゲインユニット(6”)を一緒に回転させる段階と、
    (B)前記第1パワーゲインユニット(6)が前記第1角度位置から重力によって下向きに回転することを許容するべく、前記第1パワーゲインユニット(6)を前記駆動装置(3)からアンロックし、且つ、前記第1パワーゲインユニット(6)を前記回転装置(4)に対してロックする段階と、
    (C)前記第2パワーゲインユニット(6’)が第2角度位置に到達した際に、前記第3パワーゲインユニット(6”)がバランス位置に回転することにより、前記第2パワーゲインユニット(6’)とアライメントし、これにより、前記第2及び第3パワーゲインユニット(6’、6”)をバランス位置に維持するように、前記駆動装置(3)の駆動モーター(31)の速度を調節する段階と、
    (D)前記第2ゲインユニット(6’)を前記駆動装置(3)に対してロックし、且つ、前記第2ゲインユニット(6’)を前記回転装置(4)からアンロックする段階と、
    (E)前記第1パワーゲインユニット(6)が前記交換位置に到達する際に前記第3パワーゲインユニット(6”)が前記第1角度位置に回転することを許容するべく、前記第1パワーゲインユニット(6)が前記交換位置に到達する直前において、前記駆動装置(3)の前記駆動モーター(31)の速度が調節されるように、前記駆動装置(3)により、既定の回転数だけ、前記第2及び第3パワーゲインユニット(6’、6”)のそれぞれのものを回転させる段階と、を有する方法。
  28. 前記段階(C)において、前記駆動装置(3)の前記回転速度が前記検出結果に従って調節されるように、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の前記回転速度及び角度を検出する段階を前記段階(C)の前に更に有する請求項27記載の方法。
  29. 前記段階(A)において、前記第1角度位置は、12時30分の位置であり、且つ、前記交換位置は、5時00分の位置であり、且つ、
    前記段階(C)において、前記第2角度位置は、6時00分の位置であり、且つ、前記バランス位置は、12時00分の位置である、請求項27記載の方法。
  30. 前記段階(E)の後に、
    (F)パワーオフモードにおいて、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)の中の任意の2つの隣接するものが120°の角度だけ互いに離隔する3つの位置に、それぞれ、前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)が回転することを許容するべく、前記駆動装置(3)の前記駆動モーター(31)の前記速度を調節する段階、を更に有する請求項27記載の方法。
  31. 前記段階(F)の後に、
    (G)前記第1、第2、及び第3パワーゲインユニット(6、6’、6”)を前記駆動装置(3)及び前記回転装置(4)の両方に対してロックする段階、を更に有する請求項30記載の方法。
  32. 前記段階(F)の後に、
    (G)前記駆動装置(3)を停止させる段階、を更に有する請求項30記載の方法。
JP2010000230A 2008-12-31 2010-01-04 回転式パワーゲイン装置 Expired - Fee Related JP5032599B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW097151668A TW201024125A (en) 2008-12-31 2008-12-31 Rotary-type power gain device and control method thereof
TW097151668 2008-12-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010156341A JP2010156341A (ja) 2010-07-15
JP5032599B2 true JP5032599B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=41716936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010000230A Expired - Fee Related JP5032599B2 (ja) 2008-12-31 2010-01-04 回転式パワーゲイン装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20100162836A1 (ja)
JP (1) JP5032599B2 (ja)
DE (1) DE102009060745A1 (ja)
FR (1) FR2940674B1 (ja)
GB (1) GB2466710B (ja)
TW (1) TW201024125A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110030589A (ko) * 2008-06-17 2011-03-23 티. 피. 자야찬드란 전력을 효과적으로 송신하기 위한 시스템
CN102052234A (zh) * 2010-12-31 2011-05-11 张青 在液体中获取势能和动能为自身驱动能的旋轮式动力机
US8677836B2 (en) * 2011-12-23 2014-03-25 Automotive Research & Testing Center Torque sensor
JP5812375B1 (ja) * 2015-03-11 2015-11-11 株式会社シンプル東京 回転装置及び電力供給システム
WO2017058122A1 (en) * 2015-10-01 2017-04-06 Evran Erdal Energy conversion system
EP3242015A1 (de) * 2016-05-04 2017-11-08 Otto Preglau Gravitationskraftmotor
WO2018035713A1 (zh) * 2016-08-23 2018-03-01 洪丞禧 利用重力位能及动能转换发电装置及其方法
BR102016025202A2 (pt) * 2016-10-27 2017-09-19 Hamann Jair Mechanical device gravitational energy transformer in kinetic rotation energy
TWI671980B (zh) * 2018-01-25 2019-09-11 許博吉 驅動裝置
GB2575699B (en) * 2018-11-12 2020-08-05 Heptron International Ltd A flywheel arrangement
CN111255644A (zh) * 2020-03-17 2020-06-09 杨相金 一种杠杆能发动机
WO2022016241A1 (pt) * 2020-07-22 2022-01-27 Solução Criativa - Assessoria Técnica Industrial Ltda. Amplificador de forças para acionamento de equipamentos e sistemas mecânicos
CN113096523B (zh) * 2021-03-19 2022-11-11 机械工业第九设计研究院股份有限公司 一种用于建筑设计的模型制作设备

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4333548A (en) * 1980-05-02 1982-06-08 Jones Sterling W Weight driven rotary power generating apparatus
DE19738680A1 (de) * 1997-05-16 1999-03-11 Schulz Klemig Peter Schwungradantrieb
US6237342B1 (en) * 2000-05-11 2001-05-29 John J. Hurford Gravity motor
JP2004124932A (ja) * 2003-03-19 2004-04-22 Atsushi Nakamura 重力を回転運動に変え発電する装置
JP2006097666A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Masanori Nakayama 発電機等の電力発生用動力源の構造
DE102006036495A1 (de) * 2006-07-29 2008-01-31 Gebauer, Mandy Verfahren und Einrichtung zur Erzeugung von Elektroenergie
ITRC20060030A1 (it) * 2006-10-31 2008-05-01 Domenico Palamara "sistema e metodo per la conversione dell'energia di gravita' in energia meccanica.
JP2008121653A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nobuhito Touden 回転体によるエネルギー増幅装置
BRPI0802013A2 (pt) * 2008-04-22 2009-12-29 Freitas Machado Gilberto De sistema inercial contìnuo para geração de energia

Also Published As

Publication number Publication date
GB0922595D0 (en) 2010-02-10
DE102009060745A1 (de) 2011-08-04
TWI377136B (ja) 2012-11-21
GB2466710A (en) 2010-07-07
GB2466710B (en) 2013-12-11
TW201024125A (en) 2010-07-01
US20100162836A1 (en) 2010-07-01
JP2010156341A (ja) 2010-07-15
FR2940674B1 (fr) 2017-02-10
FR2940674A1 (fr) 2010-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5032599B2 (ja) 回転式パワーゲイン装置
US8863920B2 (en) Electronic parking brake
JP4891999B2 (ja) 圧縮比可変の内燃機関
JP5002011B2 (ja) 電気機械式に切換可能な形状結合式のフリーホイール、このようなフリーホイールを備えた自動車用の電気機械式のブレーキ、及びこのようなブレーキのエアギャップを調整するための方法
CN107763153B (zh) 用于电动车辆的行星齿轮型两挡变速器
CN104712687A (zh) 电子驻车制动器
JP7163191B2 (ja) ブレーキアセンブリのグループ
JP2009052678A (ja) 車両の油圧機構
JP4659461B2 (ja) 車両用ホイールモータおよびその制御方法
CN102326010A (zh) 用于对轴进行驱动和/或制动的电机械装置
US20220396253A1 (en) Actuator for parking brake
JP6325586B2 (ja) モータ駆動ユニット
US8863919B2 (en) Electric parking brake system
JP5926306B2 (ja) 車両用ブレーキシステム
JP2011031646A (ja) ハイブリッド車両用パワーユニット
CN201038905Y (zh) 百叶帘电机行程调节机构
CN109990020B (zh) 盘式制动器以及具有其的车辆
CN100416130C (zh) 内胀式电磁制动器
US11486796B2 (en) Brake and accelerator robot
KR20120134277A (ko) 전자식 주차 브레이크
CN219382449U (zh) 制动组件、轮边驱动装置及车辆
JP2024013013A (ja) ユニット
CN112776937A (zh) 一种磁控变挡轮毂
WO2019153446A1 (zh) 大扭矩外转子电机
JP2015158239A (ja) 変速装置およびこれを備える電気自動車

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110809

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees