JP5031899B2 - ベアラ中断の方法、ベアラ再開の方法、及びゲートウェイエージェント - Google Patents

ベアラ中断の方法、ベアラ再開の方法、及びゲートウェイエージェント Download PDF

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Description

本発明は、移動通信技術の分野に関し、特に、ベアラ中断方法、ベアラ再開方法、及びゲートウェイエージェントに関する。
無線発展型ネットワーク（ｒａｄｉｏ ｅｖｏｌｖｅｄ ｎｅｔｗｏｒｋ）において、より良好な体験及びサービスをエンドユーザにもたらすために、ネットワーク側は、オペレータポリシーとユーザ特性又はサービス特性との組み合わせに従って、サービスの処理中に一部のサービス又は関連するベアラを中断し、ネットワークリソースが再開された場合に、対応するサービス又はベアラを継続的な使用のために再開する場合がある（例えば、シングル無線ボイスコールコンティニュイティ（ＳＲ ＶＣＣ）サービス）。
国際特許出願ＷＯ２００７／１０３４９６
音声サービスを使用しているユーザが、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（ＥＵＴＲＡＮ）から、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ）／エンハンストデータレーツフォーＧＳＭエボリューション（ＥＤＧＥ）無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）にハンドオーバされる場合、音声の連続性を保証するために、音声サービスはＧＥＲＡＮにハンドオーバされる必要がある。同時に、ユーザがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされた場合に元のサービスが再開されることが可能であることを保証するために、ＥＵＴＲＡＮにおけるユーザの非音声ベアラリソースは確保しておかれる必要がある。しかし、従来技術では、ＥＵＴＲＡＮにおいてベアラを中断及び再開する方法は、これまでのところ提案されていない。
従って、本発明は、ベアラリソースを中断及び再開するための、ベアラ中断方法、ベアラ再開方法、ゲートウェイエージェント、及び移動通信システムに関する。技術的解決法を以下に記載する。
本発明は、以下のステップを含むベアラ中断方法を提供する。ユーザ装置（ＵＥ）が発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（ＥＵＴＲＡＮ）からグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ）／エンハンストデータレーツフォーＧＳＭエボリューション（ＥＤＧＥ）無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）にハンドオーバされる場合に移動管理エンティティ（ＭＭＥ）によって送信される、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を、ゲートウェイエージェントが受信する。Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。ゲートウェイエージェントは、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを中断する。
本発明は、ベアラ中断要求受信ユニットと、ベアラ中断処理ユニットとを含む、ゲートウェイエージェントを提供する。
ベアラ中断要求受信ユニットは、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信するように適合される。Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ベアラ中断処理ユニットは、ベアラ中断要求受信ユニットによって受信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）に含まれているベアラ識別情報又はユーザ識別情報に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを中断するように適合される。
本発明は、以下のステップを含むベアラ再開方法を提供する。ＧＥＲＡＮからＥＵＴＲＡＮへのＵＥのハンドオーバのプロセス、又はトラッキングエリア更新（ＴＡＵ）のプロセス、又はＳｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（サービス要求）のプロセスにおいてＭＭＥによって送信される、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を、ゲートウェイエージェントが受信する。Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。ゲートウェイエージェントは、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを再開する。
本発明は、ベアラ再開要求受信ユニットと、ベアラ再開処理ユニットとを含む、ゲートウェイエージェントを提供する。
ベアラ再開要求受信ユニットは、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を受信するように適合される。Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ベアラ再開処理ユニットは、ベアラ再開要求受信ユニットによって受信されたＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）に含まれているベアラ識別情報又はユーザ識別情報に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを再開するように適合される。
本発明は、ＭＭＥと、ゲートウェイエージェントとを含む、移動通信システムを提供する。
ＭＭＥは、ゲートウェイエージェントに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）又はＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信するように適合される。Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）又はＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ゲートウェイエージェントは、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）又はＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを、中断又は再開するように適合される。
上述の技術的解決法を介して、ユーザに対してネットワークハンドオーバが実行される場合、ゲートウェイエージェントが、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信して、いくつかの特定のサービスのベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを中断する。ネットワークリソースが再開される場合、ゲートウェイエージェントは、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を受信して、特定のサービスのベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを、継続的な使用のために再開し、これにより、ＥＵＴＲＡＮにおいてベアラが中断されることも再開されることもできないという従来技術での問題が解決される。
本発明の実施形態１による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態１による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態２による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態２による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態３による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態３による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態４による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態４による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態５による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態５による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態６による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態６による方法の実施のフロー図である。 本発明の一実施形態によるゲートウェイエージェントの概略構成図である。 本発明の実施形態７による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態７による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態８による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態９による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態１０による方法の実施のフロー図である。 本発明の実施形態１１による方法の実施のフロー図である。 本発明の別の実施形態によるゲートウェイエージェントの概略構成図である。 本発明の一実施形態による移動通信システムの概略アーキテクチャ図である。
最初に、一実施形態において、本発明は、以下のステップを含むベアラ中断方法を提供する。ＵＥがＥＵＴＲＡＮからＧＥＲＡＮにハンドオーバされる場合にＭＭＥによって送信される、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を、ゲートウェイエージェントが受信する。Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。ゲートウェイエージェントは、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを中断する。
ＭＭＥは、ターゲットネットワークタイプ及び／又はユーザベアラタイプに従って、ゲートウェイエージェントに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信する。例えば、ネットワーク側又はユーザが、様々なサービスのベアラについて、ベアラ中断又はベアラ再開の動作を実行する必要がある場合、ＭＭＥは、様々なサービスに従って様々なユーザベアラタイプをマッピングし、次に、ターゲットネットワークタイプに従って、どのベアラが中断又は再開される必要があるかを決定し、そのため、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）は、ベアラに関するベアラ識別情報を含む。ユーザの全てのベアラが中断される必要がある場合、ＭＭＥは、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）内にユーザ識別情報を同様に含めて、ユーザ識別情報に対応する全てのベアラが中断されることを示してもよい。
Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信したら、ゲートウェイエージェントは、ベアラが再開されるまでは、ベアラのデータパケットの受信後にデータパケットをバッファリングするか又は廃棄し、ＵＥのページングを停止する。
ＭＭＥは、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ（リロケーション要請）メッセージ、又はＲｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ Ａｃｋ（リロケーション要求確認応答）メッセージ、又はＨＯ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ（ＨＯ完了）メッセージを受信した後で、ゲートウェイエージェントに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信してもよい。あるいは、ＭＭＥは、シングル無線ボイスコールコンティニュイティ（ＳＲ ＶＣＣ）インターワーキング機能（Ｓ−ＩＷＦ）によって送信された要求を受信した後で、ゲートウェイエージェントに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を転送してもよい。
ゲートウェイエージェントは、サービングゲートウェイ（ＳＧＷ）又はパケットデータネットワークゲートウェイ（ＰＧＷ）であってもよい。ゲートウェイエージェントがＰＧＷである場合、ＰＧＷは、ＭＭＥによってＳＧＷを介して転送されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信する。
ベアラが中断された後で、ゲートウェイエージェントは、ＭＭＥに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）を送信する。ＭＭＥは、ＵＥに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）を転送する。ＵＥは、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）に従って、中断されたベアラのＵｐｌｉｎｋ Ｄａｔａ（上りリンクデータ）の送信を停止する。
添付の、実施形態の図面において、呼セッション制御機能（ＣＳＣＦ）、インターネットプロトコル（ＩＰ）マルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）回線交換（ＣＳ）制御機能（ＩＣＣＦ）／ドメイン転送機能（ＤＴＦ）、メディアゲートウェイ制御機能（ＭＧＣＦ）、及びボイスコールコンティニュイティアプリケーションサーバ（ＶＣＣ−ＡＳ）は、全て、ＩＭＳドメイン内のネットワークエンティティである。本発明の実施形態では、ボイスコールは、ＩＭＳドメイン内のＶＣＣ−ＡＳにおいてアンカーリングされる。コールハンドオーバ中の、ＩＭＳドメイン内でのコールのアンカーリングと、ドメインハンドオーバとは、従来技術において説明されているため、その詳細を本明細書で再度繰り返すことはしない。
実施形態において言及されているゲートウェイエージェントは、ユーザのためにデータパケットをバッファリングすること、及びユーザをページングするようＭＭＥに指示することが可能な、かつ、エージェントとしてデータを転送することも可能な、ゲートウェイを表す。
ベアラ中断のいくつかの実施形態について、図１〜６を参照して以下に説明する。
実施形態１
ＭＭＥが、関連するベアラを中断するようゲートウェイエージェントＳＧＷに指示するためのメッセージを送信する。メッセージを受信した後で、ＳＧＷは、対応するベアラを中断する。その後は、対応する受信データパケットがバッファリング又は廃棄され、ページングはもはや送信されない。中断されたベアラリソースが再開される必要がある場合、ＭＭＥは、ＳＧＷに、対応するベアラリソースの使用を再開し、ページングサービスを再開するよう指示する。図１を参照すると、実施形態１における具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１で、ＵＥは、発展型ノードベース（ｅＮｏｄｅＢ）に、Ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ Ｒｅｐｏｒｔｓ（測定レポート）を送信する。
ステップ２で、ｅＮｏｄｅＢは、Ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ Ｒｅｐｏｒｔｓ（測定レポート）に従って、ＨＯプロセスを開始することを決定し、ソースＭＭＥに、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ（リロケーション要請）を送信する。このメッセージは、ソース対ターゲットコンテナ、ターゲットアクセスネットワーク識別情報などを含む。
ステップ３で、ＭＭＥは、標準ＰＳ−ＰＳ ＨＯプロセスを開始し、Ｓ−ＩＷＦに、Ｆｏｒｗａｒｄ Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ（転送リロケーション要求）を送信する。このメッセージに含まれる、ＵＥに関するコンテキスト情報としては、ＰＧＷアドレス、ＰＧＷトンネル識別情報（ＰＧＷ ＴＥＩＤ）、ＳＧＷアドレス、及びＳＧＷ ＴＥＩＤが挙げられる。
ステップ４で、Ｓ−ＩＷＦは、ユーザのための音声ベアラをハンドオーバし、ヴィジテッドモバイルスイッチングセンタ（ＶＭＳＣ）に、Ｐｒｅｐａｒｅ ＨＯ Ｒｅｑｕｅｓｔ（準備ＨＯ要求）を送信する。
ステップ５で、ＶＭＳＣは、リソース割り当てのために、ＧＥＲＡＮに、ＨＯ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ＨＯ要求）を送信する。リソースの準備が完了した後で、ＧＥＲＡＮは、リソースの準備が終了したことをＶＭＳＣに通知するために、ＨＯ Ｒｅｑｕｅｓｔ Ａｃｋ（ＨＯ要求確認応答）を送信する。
ステップ６で、ＶＭＳＣは、Ｓ−ＩＷＦに、Ｐｒｅｐａｒｅ ＨＯ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（準備ＨＯ応答）を送信する。
ステップ７で、Ｓ−ＩＷＦは、ＶＭＳＣに、初期アドレスメッセージ（ＩＡＭ）を送信する。ＩＡＭメッセージを受信した後で、ＶＭＳＣは、Ｓ−ＩＷＦに、アドレス完了メッセージ（ＡＣＭ）を返送する。
ステップ７ａで、Ｓ−ＩＷＦは、アンカーリングを確立するために、ＩＭＳドメインに、ＶＣＣドメイン転送番号（ＶＤＮ）を含むＩＡＭメッセージを送信する。ＭＧＣＦは、ＶＣＣ−ＡＳ及びＳ−ＩＷＦに、ＩＡＭと応答メッセージ（ＡＮＭ）とを転送する。
ステップ８で、Ｓ−ＩＷＦは、ターゲットリソースの確立が完了したことをＭＭＥに通知するために、Ｆｏｒｗａｒｄ Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（転送リロケーション応答）を送信する。
ステップ９で、ＭＭＥは、ターゲットリソースの準備が完了したことをｅＮｏｄｅＢに通知するために、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ Ａｃｋ（リロケーション要求確認応答）を送信する。
ステップ１０で、ｅＮｏｄｅＢは、ターゲットネットワークにハンドオーバされるようＵＥに指示するために、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｃｏｍｍａｎｄ（リロケーションコマンド）を送信する。
ステップ１１で、ＵＥは、ターゲットネットワークにハンドオーバされ、ターゲットネットワークによって検出される。
ステップ１２で、ＧＥＲＡＮは、ＶＭＳＣを介して、Ｓ−ＩＷＦに、ハンドオーバが完了したことを通知する。
省略可能なステップ１３では、ユーザがホーム加入者サーバ（ＨＳＳ）／ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）に登録されていない場合、Ｓ−ＩＷＦが、ＨＳＳ／ＨＬＲ内のユーザに関する位置情報を更新する必要がある。
ステップ１４で、Ｓ−ＩＷＦは、ユーザハンドオーバが完了したことをステップ１２によって認識し、ベアラを中断するようＭＭＥに指示するために、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信する。このメッセージは、中断される必要があるベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ステップ１５で、Ｓ−ＩＷＦによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信した後で、ＭＭＥは、ＳＧＷに、中断される必要があるベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む要求を転送する。ＳＧＷは、要求を受信し、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応する全てのベアラを、中断状態に設定する。ベアラが再開される前には、対応するベアラのデータパケットを受信した場合、ＳＧＷは、データパケットをバッファリングするか又は廃棄し、ユーザをページングするためのページングプロセスを開始しない。
ステップ１６で、対応するベアラを中断した後で、ＳＧＷは、ＭＭＥに通知するために、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）を送信する。このメッセージは、中断の成功を示す要因値を含む。
ステップ１７で、ＭＭＥは、ベアラ中断動作が完了したことをＳ−ＩＷＦに通知するために、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）を送信する。このメッセージは、中断の成功を示す要因値を含む。
実施形態２
図２を参照すると、この実施形態と実施形態１との間の違いは、ＭＭＥが、Ｓ−ＩＷＦによって送信されたＨＯ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ（ＨＯ完了）メッセージを受信した後で、ベアラを中断するプロセスを開始するということである。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１〜１３は、実施形態１のステップ１〜１３と同じである。
ステップ１４で、Ｓ−ＩＷＦは、ＭＭＥに、ユーザがすでにターゲットにハンドオーバされていることを通知する。
ステップ１５で、ＭＭＥは、Ｓ−ＩＷＦに、ＨＯ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ Ａｃｋ（ＨＯ完了確認応答）を送信する。
ステップ１６で、ＭＭＥは、ユーザがターゲットネットワークにハンドオーバされていることを認識し、ゲートウェイエージェントＳＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信する。このメッセージは、中断される必要があるベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。ＳＧＷは、要求を受信し、対応するベアラを中断する。ベアラが再開される前には、データパケットを受信した場合、ＳＧＷは、データパケットをバッファリングするか又は廃棄し、ユーザをページングするためのページングプロセスを開始しない。
ステップ１７で、ＳＧＷは、中断動作が完了したことをＭＭＥに通知するために、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）を送信する。
実施形態３
図３を参照すると、この実施形態と実施形態２との間の違いは、以下の通りである。この実施形態では、ゲートウェイエージェントはＰＧＷであり、そのため、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）はＰＧＷに送信される必要がある。それによって、ＰＧＷは、関連するベアラを中断し、データパケットを受信した後でデータパケットをバッファリングするか又は廃棄する。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１〜１５は、実施形態２のステップ１〜１５と同じである。
ステップ１６で、ＭＭＥは、ＳＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信する。このメッセージは、中断される必要があるベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ステップ１７で、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信した後で、ＳＧＷは、対応するＰＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信する。このメッセージは、中断される必要があるベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。要求を受信したら、ＰＧＷは、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応する全てのベアラを中断し、ＳＧＷに、ベアラ中断動作が完了したことを通知する。このメッセージは、ベアラ中断の成功を示す要因値を含む。
ステップ１８で、ＳＧＷは、ベアラ中断動作が完了したことをＭＭＥに通知するために、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）メッセージを送信する。このメッセージは、ベアラ中断の成功を示す要因値を含む。
実施形態４
この実施形態では、図４を参照すると、ＭＭＥが、Ｆｏｒｗａｒｄ Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（転送リロケーション応答）を受信した後で、ＳＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信する。このプロセスと後続のプロセスとは特定の時間順序になるわけではない。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１〜８は、実施形態１のステップ１〜８と同じである。
ステップ９で、Ｆｏｒｗａｒｄ Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（転送リロケーション応答）メッセージを受信した後で、ＭＭＥは、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信する。このメッセージは、中断される必要があるベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ステップ１０で、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信した後で、ＳＧＷは、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応する全てのベアラを中断する。すなわち、対応するベアラのデータパケットを受信した後、ＳＧＷは、データパケットをバッファリングするか又は廃棄し、ユーザをページングするためのページングプロセスを開始しない。
ステップ１１で、ＭＭＥは、ｅＮｏｄｅＢに、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ Ａｃｋ（リロケーション要求確認応答）を送信し、非アクセスストラタム（ＮＡＳ）メッセージ内に、ＵＥのためのＣＳ−ｃｏｖｅｒｅｄ（ＣＳ−カバード）指示を含める。ＣＳ−ｃｏｖｅｒｅｄ（ＣＳ−カバード）指示は、ＵＥのその他のサービスベアラがすでに中断されていることを示す。あるいは、ＣＳ−ｃｏｖｅｒｅｄ（ＣＳ−カバード）指示は、中断される必要があるベアラ識別情報を含み、関連するベアラがすでに中断されていることをＵＥに知らせる。
ステップ１２で、ｅＮｏｄｅＢは、ＵＥに、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｃｏｍｍａｎｄ（リロケーションコマンド）を送信する。このメッセージは、ＣＳ−ｃｏｖｅｒｅｄ（ＣＳ−カバード）指示、又は中断されたベアラ識別情報を含む。このメッセージを受信した後、ＵＥは、中断されたベアラのＵｐｌｉｎｋ Ｄａｔａ（上りリンクデータ）をもはや送信しない。ベアラが中断されていることのＵＥの通知は必須ではなく、その理由は、ＵＥは、現在のネットワークがＧＥＲＡＮであるか、ＵＴＲＡＮであるか、又はＥＵＴＲＡＮであるかをブロードキャスト情報を介して取得して、ＵＥ自体のネットワーク処理機能と組み合わせて、Ｕｐｌｉｎｋ Ｄａｔａ（上りリンクデータ）パケットを送信するかどうかを決定することが可能だからである、ということに留意されたい。
ステップ１３〜１５は、実施形態１のステップ１１〜１３と同じである。
実施形態５
図５に示すように、この実施形態と実施形態４との間の違いは、ベアラ中断プロセスを開始する時点にある。この実施形態では、ｅＮｏｄｅＢによって送信されたＲｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ（リロケーション要請）を受信した場合に、ＭＭＥは、ＳＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を発する。ＳＧＷは、受信したＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）に従って、対応する動作を実行し、ベアラを中断する。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１及び２は、実施形態１のステップ１及び２と同じである。
ステップ３及び４で、ＭＭＥは、実施形態４のステップ９及び１０における動作と同じ手法で、ベアラ中断動作を開始する。ＰＧＷがゲートウェイエージェントとして働く場合、すなわち、アイドルユーザのためにＰＧＷ上にデータがバッファリングされる場合、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）はＰＧＷに送信される必要があることに留意されたい。
ステップ５〜１０は、実施形態１のステップ３〜８と同じである。
ステップ１１及び１２は、実施形態４のステップ１１及び１２と同じである。
ステップ１３〜１５は、実施形態１のステップ１１〜１３と同じである。
実施形態６
Ｓ−ＩＷＦの機能がＶＭＳＣ内に統合されて、新たなネットワークエンティティであるインスタントメッセージサービスセンタ（ＩＭＳＣ）（ターゲット）が形成される。従って、ＩＭＳＣがＨＯ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ（ＨＯ完了）コマンドを送信した場合に、ＭＭＥは、中断される必要があるベアラを中断するようＳＧＷに指示する。この実施形態は、実施形態１と基本的に同じである。図６を参照すると、Ｓ−ＩＷＦとＶＭＳＣとの間のメッセージ処理は、図６では具体的に表現されない内部処理である。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１〜３は、実施形態１のステップ１〜３と同じである。
ステップ４で、ユーザがターゲットにアクセスするための、リソースの準備が行われる。
ステップ５で、ターゲットリソースの準備が完了した後で、ＩＭＳＣは、ＩＭＳドメインのＤＴＦにおいてコールをアンカーリングする必要がある。
ステップ６〜１３は、実施形態１における対応するステップと同じである。違いは、Ｓ−ＩＷＦとＶＭＳＣとの間の相互作用が、本明細書に記載しない内部相互作用であるということ、及び、Ｓ−ＩＷＦとＭＭＥとの間の相互作用が、処理のためにＩＭＳＣとＭＭＥとの間の相互作用に変換されているということである。
Ｓ−ＩＷＦは、本発明の実施に影響を及ぼすことなく、同様に、ソースＭＳＣ内に統合されるか、又は、ソースＭＳＣ及びターゲットＭＳＣ内に同時に統合されてもよいということに留意されたい。この実施形態の技術的解決法は、ベアラを中断するための上記の実施形態のうちのいずれにも適用可能である。
一実施形態では、本発明は、ゲートウェイエージェントを提供する。図７を参照すると、ゲートウェイエージェントは、ベアラ中断要求受信ユニット７０１と、ベアラ中断処理ユニット７０２とを含む。
ベアラ中断要求受信ユニット７０１は、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を受信するように適合される。Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ベアラ中断処理ユニット７０２は、受信したＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）に含まれているベアラ識別情報又はユーザ識別情報に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを中断するように適合される。
ベアラ中断処理ユニットは、ベアラ受信サブユニットと、判定サブユニットと、処理サブユニットとを更に含む。
ベアラ受信サブユニットは、ベアラのデータパケットを受信するように適合される。
判定サブユニットは、受信したベアラが、ベアラ中断要求受信ユニットによって受信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）内の対応するベアラであるかどうかを判定し、判定結果を処理サブユニットに通知するように適合される。
処理サブユニットは、受信したベアラが、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）内の対応するベアラである場合に、ベアラのデータパケットをバッファリングするか又は廃棄し、ＵＥのページングを停止するように適合される。
好ましくは、ゲートウェイエージェントは、ベアラ中断が完了した後でＭＭＥにＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ中断応答）を送信するように適合された、ベアラ中断応答送信ユニット７０３も含んでもよい。
上記の技術的解決法を介して、ＵＥがＥＵＴＲＡＮからＧＥＲＡＮにハンドオーバされる場合、ＭＭＥが、ゲートウェイエージェントに、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）を送信し、中断される必要があるベアラが中断される。このようにして、ＥＵＴＲＡＮ内のユーザのネットワークリソースは確保しておかれる。その結果、ＵＥがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる場合に、ＥＵＴＲＡＮ内で元のサービスを継続するために、対応するベアラが迅速に再開されることが可能である。
ベアラを中断する実施形態に加えて、本発明は、以下のステップを含むベアラ再開方法を更に提供する。ＧＥＲＡＮからＥＵＴＲＡＮへのＵＥのハンドオーバのプロセス、又はＴＡＵのプロセス、又はＳｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（サービス要求）のプロセスにおいてＭＭＥによって送信される、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を、ゲートウェイエージェントが受信する。Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。ゲートウェイエージェントは、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを再開する。
ＭＭＥは、ターゲットネットワークタイプ及び／又はユーザベアラタイプに従って、ゲートウェイエージェントに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信する。例えば、ネットワーク側又はユーザが、様々なサービスのベアラについて、ベアラ中断又はベアラ再開の動作を実行する必要がある場合、ＭＭＥは、様々なサービスに従って様々なユーザベアラタイプをマッピングし、次に、ターゲットネットワークタイプに従って、どのベアラが中断又は再開される必要があるかを決定し、そのため、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）は、ベアラに関するベアラ識別情報を含む。ユーザの全てのベアラが再開される必要がある場合、ＭＭＥは、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）内にユーザ識別情報を同様に含めて、ユーザ識別情報に対応する全てのベアラが再開されることを示してもよい。
ＭＭＥは、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ（リロケーション要請）メッセージ、又はＴＡＵ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ＴＡＵ要求）メッセージ、又はＳｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（サービス要求）メッセージを受信した後で、ゲートウェイエージェントに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信してもよい。
ゲートウェイエージェントは、ＳＧＷ又はＰＧＷであってもよい。ゲートウェイエージェントがＰＧＷである場合、ＰＧＷは、ＭＭＥによってＳＧＷを介して転送されたＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を受信する。
ベアラが再開された後で、ゲートウェイエージェントは、ＭＭＥに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ再開応答）を送信する。ＭＭＥは、ベアラがすでに再開されていることをＵＥに通知するために、ＵＥに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ再開応答）を送信する。
ベアラを再開するいくつかの実施形態について、図８〜１２を参照して以下に説明する。
実施形態７
ユーザがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる場合、ハンドオーバリソースの準備段階において、Ｓ−ＩＷＦは、ハンドオーバリソースの準備を行うようＭＭＥに指示する。ＭＭＥは、次に、中断されているベアラを再開するようＳＧＷに指示する。その後、ユーザはＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされ、すなわち、再開されたベアラがサービスを継続するために採用されてもよい。図８を参照すると、具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１で、ＵＥは、ＧＥＲＡＮに、Ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ Ｒｅｐｏｒｔｓ（測定レポート）を送信する。
ステップ２で、ＧＥＲＡＮは、ＵＥからのＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ Ｒｅｐｏｒｔｓ（測定レポート）に従って、ＨＯプロセスを開始することを決定し、ＶＭＳＣに、ＨＯ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ（ＨＯ要請）を送信する。
ステップ３で、ＶＭＳＣは、ＣＳ−ＣＳ ＨＯプロセスを実行するようＳ−ＩＷＦに指示するために、ターゲットセル識別情報に従って、Ｓ−ＩＷＦに、Ｐｒｅｐａｒｅ Ｓｕｂ ＨＯ Ｒｅｑｕｅｓｔ（準備サブＨＯ要求）を送信する。
ステップ４で、Ｓ−ＩＷＦは、ハンドオーバリソースの準備を行うようＭＭＥに指示するために、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ（リロケーション要請）を送信する。
ステップ５で、ＭＭＥは、ユーザのベアラが中断状態にあることを見出し、ベアラを再開するようＳＧＷに指示するために、ＳＧＷに、再開される必要があるベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含むＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信する。
ステップ６で、ＳＧＷは、ＭＭＥによって送信されたベアラ識別情報又はユーザ識別情報に従って、関連するベアラを再開し、ベアラ再開が成功したことをＭＭＥに通知するために、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ再開応答）を送信する。
ステップ７で、ＭＭＥは、ソースリソースの準備が完了したことをＳ−ＩＷＦに通知するために、Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ Ａｃｋ（リロケーション要請確認応答）を送信する。
ステップ８及び９で、Ｓ−ＩＷＦは、ターゲットリソースの準備が完了したことを、ＶＭＳＣを介してＧＥＲＡＮに通知する。
ステップ１０で、ＧＥＲＡＮは、ユーザがＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされるよう指示するために、ＨＯ ｃｏｍｍａｎｄ（ＨＯコマンド）を送信する。
ステップ１１で、ユーザがＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされた後で、ＩＭＳネットワークにおいてコールがアンカーリングされる。
ステップ１２で、Ｓ−ＩＷＦは、ソースリソースを解放する。
実施形態８
図９を参照すると、この実施形態では、ユーザがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる場合のベアラ再開動作は、ＴＡＵプロセスを介して完了される。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１で、ＵＥは、ＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる。
ステップ２ａで、ユーザは、ｅＮｏｄｅＢに、ＴＡＵ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ＴＡＵ要求）を送信する。
ステップ２ｂで、ｅＮｏｄｅＢは、グローバルに一意な一時的識別情報（ＧＵＴＩ）に従って、ＭＭＥに、ＴＡＵ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ＴＡＵ要求）を転送する。
主要ではない中間プロセスの一部は省略されている。
ステップ３で、ＭＭＥは、ＳＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信する。このメッセージはユーザ識別情報を含み、ＳＧＷは、ユーザ識別情報を介して、再開される必要がある全てのベアラの確認応答を行うか、又は、このメッセージはベアラ識別情報を含み、ＳＧＷは、ベアラ識別情報を介して、再開される必要がある全てのベアラの確認応答を行う。
ステップ４で、ＳＧＷは、対応するベアラを再開して、ＭＭＥに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ再開応答）を送信する。
ステップ５で、ネットワーク側のＭＭＥは、ＵＥに、ＴＡＵ Ａｃｃｅｐｔ（ＴＡＵ受け入れ）メッセージを送信する。このメッセージは、ＧＵＴＩとトラッキングエリアリスト（ＴＡリスト）とを含む。
ステップ６で、ＵＥは、ネットワーク側のＭＭＥに、ＴＡＵ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ（ＴＡＵ完了）メッセージを送信して、ＧＵＴＩ値がすでに受信されたことを示す。
実施形態９
図１０を参照すると、この実施形態では、ユーザがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる場合のベアラ再開動作は、Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（サービス要求）プロセスを介して完了される。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１で、ＵＥは、ＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる。
ステップ２ａで、ＵＥは、ｅＮｏｄｅＢに、Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（サービス要求）メッセージを送信する。このメッセージは、ベアラ再開動作を開始するようＭＭＥに指示するＲｅｓｕｍｅ Ｂｅａｒｅｒ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ（再開ベアラ指示）を含む。
ステップ２ｂで、ｅＮｏｄｅＢは、ＭＭＥに、要求を転送する。このメッセージも、全ての中断されているベアラを再開するようＭＭＥに指示するＲｅｓｕｍｅ Ｂｅａｒｅｒ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ（再開ベアラ指示）を含む。
省略可能なステップ３では、ＵＥと、ＭＭＥと、ＨＳＳとの間での認証が実施される。
ステップ４で、ＭＭＥは、ＳＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信する。このメッセージは、ベアラ識別情報を含み（又はユーザ識別情報を含み、ユーザ識別情報に従って、ＳＧＷによって、ユーザに関連する全てのベアラ識別情報がマッピングされ）、識別情報に対応するベアラを再開するようＳＧＷに指示する。
ステップ５で、ＳＧＷは、ユーザに関連する全てのベアラを再開し、すなわち、ＳＧＷは、ユーザのデータパケットを受け入れるか又はユーザをページングしてもよい。ＳＧＷは、次に、ＭＭＥに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ再開応答）を送信して、ベアラ再開動作が完了したことをＭＭＥに示す。
ステップ６で、ＭＭＥは、ｅＮｏｄｅＢに、Ｉｎｉｔｉａｌ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｓｅｔｕｐ Ｒｅｑｕｅｓｔ（初期コンテキストセットアップ要求）メッセージを送信する。このメッセージは、ベアラコンテキスト情報と、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ（ベアラ再開完了指示）とを含む。
ステップ７で、ｅＮｏｄｅＢは、Ｒａｄｉｏ Ｂｅａｒｅｒ Ｅｓｔａｂｌｉｓｈｍｅｎｔ（無線ベアラ確立）プロセスを開始する。このプロセスは、ベアラがすでに再開され、上りリンクルートが確立されたことをＵＥに知らせるための、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ（ベアラ再開完了指示）を含む。
ステップ８で、ユーザは、ＳＧＷ（又はＰＧＷ）に、Ｕｐｌｉｎｋ Ｄａｔａ（上りリンクデータ）を送信する。
ステップ９で、ｅＮｏｄｅＢは、ＭＭＥに、Ｉｎｉｔｉａｌ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｓｅｔｕｐ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ（初期コンテキストセットアップ完了）メッセージを送信する。このメッセージは、ベアラコンテキスト情報を含む。
ステップ１０で、ＭＭＥは、ＳＧＷに、Ｕｐｄａｔｅ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｑｕｅｓｔ（更新ベアラ要求）を送信する。このメッセージは、ベアラコンテキスト情報と無線アクセスタイプ（ＲＡＴ）とを含む。
ステップ１１で、ＳＧＷは、以前のＲＡＴを現在のＲＡＴと比較する。変化が発生した場合、ＰＧＷは、ＲＡＴを更新するよう知らされる必要がある。
ステップ１２で、ＳＧＷは、ＭＭＥに、Ｕｐｄａｔｅ Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（更新ベアラ応答）を送信する。
実施形態１０
図１１を参照すると、この実施形態では、ユーザがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる場合のベアラ再開動作は、Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（サービス要求）プロセスを介して完了される。この実施形態と実施形態９との間の違いは、ＰＧＷが下りリンクデータパケットを送信することも、Ｕｐｌｉｎｋ Ｄａｔａ（上りリンクデータ）パケットを受け入れることもないようにするために、再開動作がＰＧＷに知らされる必要があるということである。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ１〜３は、実施形態９のステップ１〜３と同じである。
ステップ４で、ＭＭＥは、ＳＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信する。このメッセージは、ＰＧＷアドレスと、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報とを含む。このメッセージは、対応するベアラの使用を再開し、ページングサービスを再開するようＳＧＷに指示する。
ステップ５で、ＳＧＷは、ＰＧＷに、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を続いて送信する。このメッセージは、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含み、対応するベアラの使用を再開するようＰＧＷに指示する。
ステップ６で、対応するベアラの使用を再開した後で、ＰＧＷは、ＳＧＷに、ベアラ再開が完了したことを通知する。このメッセージは、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ（ベアラ再開完了指示）を含む。
ステップ７で、ＳＧＷは、ＭＭＥに、ベアラ再開が完了したことを通知する。このメッセージは、Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ（ベアラ再開完了指示）を含む。
ステップ８〜１４は、実施形態９のステップ６〜１２と同じである。
実施形態１１
Ｓ−ＩＷＦの機能がＶＭＳＣ内に統合されて、新たなネットワークエンティティＩＭＳＣが形成される。ユーザがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる場合、ハンドオーバリソースの準備段階において、ＩＭＳＣは、ハンドオーバリソースの準備を行うようＭＭＥに指示する。ＭＭＥは、次に、中断されているベアラを再開するようＳＧＷに指示する。その後、ユーザはＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされ、すなわち、再開されたベアラがサービスを継続するために採用されてもよい。図１２を参照すると、この実施形態と実施形態７とは基本的に同じである。違いは、Ｓ−ＩＷＦとＶＭＳＣとの間の相互作用が、本明細書に記載しない内部相互作用であるということ、及び、Ｓ−ＩＷＦとＭＭＥとの間の相互作用が、処理のためにＩＭＳＣとＭＭＥとの間の相互作用に変換されているということである。
Ｓ−ＩＷＦは、本発明の実施に影響を及ぼすことなく、同様に、ソースＭＳＣ内に統合されるか、又は、ソースＭＳＣ及びターゲットＭＳＣ内に同時に統合されてもよいということに留意されたい。この実施形態の技術的解決法は、ベアラを再開するための上記の実施形態のうちのいずれにも適用可能である。
ベアラ再開方法に対応して、本発明は、ゲートウェイエージェントを更に提供する。図１３を参照すると、ゲートウェイエージェントは、ベアラ再開要求受信ユニット１３０１と、ベアラ再開処理ユニット１３０２とを含む。
ベアラ再開要求受信ユニット１３０１は、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を受信するように適合される。Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）は、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ベアラ再開処理ユニット１３０２は、受信したＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）に含まれているベアラ識別情報又はユーザ識別情報に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを再開するように適合される。
好ましくは、ゲートウェイエージェントは、ベアラ再開が完了した後でＭＭＥにＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ（ベアラ再開応答）を送信するように適合された、ベアラ再開応答送信ユニット１３０３も含んでもよい。
一実施形態では、本発明は、移動通信システムを更に提供する。図１４を参照すると、移動通信システムは、ＭＭＥ１４０１と、ゲートウェイエージェント１４０２とを含む。
ＭＭＥ１４０１は、Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）又はＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）を送信するように適合される。要求メッセージは、ベアラ識別情報又はユーザ識別情報を含む。
ゲートウェイエージェント１４０２は、ＭＭＥによって送信されたＢｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ中断要求）又はＢｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ（ベアラ再開要求）に従って、ベアラ識別情報に対応するベアラ、又はユーザ識別情報に対応するベアラを、中断又は再開するように適合される。ベアラ中断又は再開が完了した後で、ゲートウェイエージェントは、ＭＭＥに、応答メッセージを送信する。ゲートウェイエージェントは、ＳＧＷ又はＰＧＷであってもよい。
本技術的解決法では、ユーザがＥＵＴＲＡＮ内にある場合に、オペレータが、ポリシー又はサービス要件に従って、いくつかのサービス又はベアラを中断してもよい。しかし、ＥＵＴＲＡＮ内の、ユーザのネットワークリソースは解放されず、そのため、サービス又はベアラは、必要とされる場合に迅速に再開されることが可能であり、従って、より良好な体験がユーザにもたらされる。ＳＲ ＶＣＣサービスの使用において、ユーザがＥＵＴＲＡＮからＧＥＲＡＮにハンドオーバされる場合、ＥＵＴＲＡＮ内の非音声ベアラリソースは確保しておかれ、それにより、ユーザがＧＥＲＡＮから元のＥＵＴＲＡＮにハンドオーバされる場合に、ＥＵＴＲＡＮ内でネットワークリソースが再度確立されることが防止される。このようにして、ＥＵＴＲＡＮ内での元のサービスを継続するために、対応するベアラリソースが迅速に再開され、音声サービスの連続性が保証される。
当業者は、本方法の実施形態による方法のステップの全て又は一部が、関連するハードウェアに指示するプログラムによって実施されてもよいということを理解する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に記憶されてもよい。プログラムが実行される場合、実施形態による方法のステップが実行される。記憶媒体は、ＲＯＭ、ＲＡＭ、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することが可能な任意の媒体であってもよい。
上記の説明は本発明の例示的実施形態にすぎない。当業者は、本発明の原理から逸脱することなく行われる任意の修正及び改良が、本発明の保護範囲に含まれることを理解する。

Claims (18)

  1. ユーザ装置（ＵＥ）が発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（ＥＵＴＲＡＮ）からグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ）／エンハンストデータレーツフォーＧＳＭエボリューション（ＥＤＧＥ）無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）にハンドオーバしている場合に移動管理エンティティ（ＭＭＥ）によって送信され、ベアラ識別情報を含む、ベアラ中断要求（Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ）を、ゲートウェイエージェントによって受信することと、
    前記ベアラ中断要求に従って、前記ベアラ識別情報に対応するベアラを中断すること
    を含む、ベアラ中断方法。
  2. 前記ベアラ識別情報に対応する前記ベアラを中断することは、前記ベアラのデータパケットを受信した後、前記データパケットをバッファリングするか又は廃棄し、前記ＵＥのページングを停止することを含む、請求項１に記載の方法。
  3. 前記移動管理エンティティは、ターゲットネットワークタイプ及びユーザベアラタイプのうちの少なくとも１つに従って、前記ベアラ中断要求を送信する、請求項１に記載の方法。
  4. 前記移動管理エンティティは、リロケーション要請（Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ）メッセージ、又はリロケーション要求確認応答（Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ Ａｃｋ）、又はＨＯ完了（ＨＯ Ｃｏｍｐｌｅｔｅ）メッセージを受信した後で、前記ベアラ中断要求を送信する、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ゲートウェイエージェントがパケットデータネットワークゲートウェイである場合、前記パケットデータネットワークゲートウェイは、前記移動管理エンティティによって送信されサービングゲートウェイによって転送された前記ベアラ中断要求を受信する、請求項４に記載の方法。
  6. 前記ゲートウェイエージェントが前記ベアラを中断した後に、前記方法は、前記ゲートウェイエージェントによって、前記移動管理エンティティに、ベアラ中断応答を送信することと、
    前記移動管理エンティティによって、前記ユーザ装置に、前記ベアラ中断応答を送信し、前記ユーザ装置によって、前記ベアラ中断応答に従って、前記中断されたベアラの上りリンクデータ（Ｕｐｌｉｎｋ Ｄａｔａ）の送信を停止することを更に含む、請求項１に記載の方法。
  7. 前記ＭＭＥは、シングル無線ボイスコールコンティニュイティ（ＳＲ ＶＣＣ）インターワーキング機能（Ｓ−ＩＷＦ）によって送信された前記ベアラ中断要求を受信した後で、前記ゲートウェイエージェントに、前記ベアラ中断要求を送信する、請求項１に記載の方法。
  8. 移動管理エンティティ（ＭＭＥ）によって送信されたベアラ中断要求（Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔベアラ中断要求を受信するように適合された、ベアラ中断要求受信ユニットであって、前記ベアラ中断要求はベアラ識別情報を含む、ベアラ中断要求受信ユニットと、
    前記ベアラ中断要求受信ユニットによって受信された前記ベアラ中断要求に含まれている前記ベアラ識別情報に従って、前記ベアラ識別情報に対応するベアラを中断するように適合された、ベアラ中断処理ユニットと
    を備える、ゲートウェイエージェント。
  9. 前記ベアラ中断処理ユニットは、
    データパケットを受信するように適合された、ベアラ受信サブユニットと、
    前記受信したデータパケットに対応するベアラが、前記ベアラ中断要求受信ユニットによって受信された前記ベアラ中断要求に対応するベアラであるかどうかを判定するように適合された、判定サブユニットと、
    前記判定サブユニットの判定結果がポジティブである場合に、前記ベアラの前記データパケットをバッファリングするか又は廃棄し、ユーザ装置（ＵＥ）のページングを停止するように適合された、処理ユニットと
    を備える、請求項８に記載のゲートウェイエージェント。
  10. グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ）／エンハンストデータレーツフォーＧＳＭエボリューション（ＥＤＧＥ）無線アクセスネットワーク（ＧＥＲＡＮ）から発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム（ＵＭＴＳ）地上無線アクセスネットワーク（ＥＵＴＲＡＮ）へのユーザ装置（ＵＥ）のハンドオーバのプロセス、又はトラッキングエリア更新（ＴＡＵ）のプロセス、又はサービス要求（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）のプロセスにおいて移動管理エンティティ（ＭＭＥ）によって送信され、ベアラ識別情報を含む、ベアラ再開要求（Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）を、ゲートウェイエージェントによって受信することと、
    前記ベアラ再開要求に従って、前記ベアラ識別情報に対応するベアラを再開すること
    を含む、ベアラ再開方法。
  11. 前記移動管理エンティティは、ターゲットネットワークタイプ及びユーザベアラタイプのうちの少なくとも１つに従って、前記ベアラ再開要求を送信する、請求項１０に記載の方法。
  12. 前記移動管理エンティティは、リロケーション要請（Ｒｅｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｑｕｉｒｅｄ）メッセージ、又はＴＡＵ要求（ＴＡＵ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージ、又はサービス要求（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）メッセージを受信した後で、前記ベアラ再開要求を送信する、請求項１０又は１１に記載の方法。
  13. 前記ＴＡＵ要求メッセージ又は前記サービス要求メッセージは、再開ベアラ指示（Ｒｅｓｕｍｅ Ｂｅａｒｅｒ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ）を含み、前記移動管理エンティティは、前記ＴＡＵ要求メッセージ又は前記サービス要求メッセージを受信した後で、前記再開ベアラ指示に従って、前記ベアラ再開要求を送信する、請求項１２に記載の方法。
  14. 前記ゲートウェイエージェントが前記パケットデータネットワークゲートウェイである場合、前記パケットデータネットワークゲートウェイは、前記移動管理エンティティによって送信され前記サービングゲートウェイによって転送された前記ベアラ再開要求を受信する、請求項１０に記載の方法。
  15. 前記ゲートウェイエージェントが前記ベアラを再開した後に、前記方法は、
    前記ゲートウェイエージェントによって、前記移動管理エンティティに、ベアラ再開応答（Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）を送信することと、
    前記移動管理エンティティによって、前記ユーザ装置に、前記ベアラ再開応答を送信すること
    を更に含む、請求項１０に記載の方法。
  16. 移動管理エンティティ（ＭＭＥ）によって送信されたベアラ再開要求（Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）を受信するように適合された、ベアラ再開要求受信ユニットであって、前記ベアラ再開要求はベアラ識別情報を含む、ベアラ再開要求受信ユニットと、
    前記ベアラ再開要求受信ユニットによって受信された前記ベアラ再開要求に含まれている前記ベアラ識別情報に従って、前記ベアラ識別情報に対応するベアラを再開するように適合された、ベアラ再開処理ユニットと
    を備える、ゲートウェイエージェント。
  17. ゲートウェイエージェントに、ベアラ中断要求（Ｂｅａｒｅｒ Ｓｕｓｐｅｎｄ Ｒｅｑｕｅｓｔ）又はベアラ再開要求（Ｂｅａｒｅｒ Ｒｅｓｕｍｅ Ｒｅｑｕｅｓｔ）を送信するように適合された、移動管理エンティティ（ＭＭＥ）であって、前記ベアラ中断要求又は前記ベアラ再開要求は、ベアラ識別情報を含む、移動管理エンティティ（ＭＭＥ）と、
    前記移動管理エンティティによって送信された前記ベアラ中断要求又は前記ベアラ再開要求に従って、前記ベアラ識別情報に対応するベアラを、中断又は再開するように適合された、ゲートウェイエージェントと
    を備える、移動通信システム。
  18. 前記移動管理エンティティに、前記ベアラ中断要求又は前記ベアラ再開要求を送信するように適合された、シングル無線ボイスコールコンティニュイティ（ＳＲ ＶＣＣ）インターワーキング機能（Ｓ−ＩＷＦ）
    を更に備える、請求項１７に記載のシステム。
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