JP5029110B2 - カードホルダ - Google Patents

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本発明は、入退出管理や所在管理などに用いられるカード媒体や無線タグを一体として備えたカードホルダに関する。
無線タグは、内蔵メモリにタグ固有のID(Identification)情報が記憶され、無線によりレシーバとの間で通信を行う非接触媒体であって、一般にRFID(Radio Frequency Identification)タグと呼ばれている。無線タグには、パッシブ型のものとアクティブ型のものとがある。
パッシブ型無線タグは、所定エリア内にてリーダからの電波をエネルギー源として動作するため、電池を内蔵する必要がなく、得られたエネルギーを電源として内部回路を駆動して通信を行う受動型の無線タグである。
これに対し、アクティブ型無線タグは電池を内蔵したタグであり、リーダからの電波をエネルギー源とせずに通信を行う能動型の無線タグである。
アクティブ型無線タグは、エリアに関係なくタグに記憶されているIDが自動的に送信されるため、主として人や物の所在管理などに用いられる。また、タグIDを暗号化することで、アクセス制限を目的とする用途、例えば入退室管理や設備使用管理などにも用いることができる。
一方、パッシブ型無線タグは、使用できるエリアが制限されるため、主として入退室管理や設備使用管理などに用いられる。
例えば、入退室管理に用いられる非接触式ICカードは、パッシブ型無線タグの一種である。アクセス制限用記録媒体としては、非接触式ICカード以外に、接触式ICカードや磁気カードも使用される。
このように、利用目的の異なる2種類の記録媒体が存在することから、例えば、構内における人の所在管理や、特定の場所・設備に対するアクセス管理にはアクティブ型無線タグを用い、それ以外のアクセス管理にはカード媒体を用いるといった併用運用を行うことが考えられる。
また、最近では、目的や用途に応じて1人に複数枚のカード媒体が供与されるケースも増えている。例えば、これまで社員証として使用されていたICカードに加えて、新たに特定場所での入退室管理を目的として作成されたICカードが追加される場合などがこれに該当する。さらに、これらのICカードに加えて、所在管理などを目的とした無線タグが併用されるような運用も行われている。
しかしながら、このように媒体の種類が多くなると、媒体所持者は、複数の媒体のそれぞれを管理しなければならないという煩わしさに加え、媒体を所持するにあたって一部を付け忘れたり、ひいては媒体を紛失する可能性もある。このため、セキュリティ面や運用面で問題が生じる。
下記の特許文献1には、所有者固有のID情報を記憶したICカードが複数枚装着可能なカードケースと、このカードケースに設けられたカードを着脱可能な状態で保持するカード保持手段とを備えたカードケースが記載されている。しかしながら、本文献に記載されているのは、ICカードを着脱可能な状態で所持し、かつ複数枚装着可能なカードケースであり、同一人が無線タグおよび複数のカード媒体を別個に所持することによって発生しうるセキュリティ面および運用面での問題を解決できるものではない。
下記の特許文献2には、所有者固有のID情報を記憶したICカードが複数枚装着可能なカードホルダと、このカードホルダに装着された複数のICカードによって発生する相互干渉の問題を解消すべく設けられた複数のカード収納部とを備えたカードホルダが記載されている。しかしながら、本文献に記載されているのは、ICカードを複数収納でき、かつ複数のICカードによって発生する相互干渉の問題を解決すべく設けられたカード収納部を備えたカードホルダであって、同一人が無線タグおよび複数のカード媒体を別個に所持することによって発生しうるセキュリティ面および運用面での問題を解決できるものではない。
特開2005−78301号公報 特開2001−291075号公報
本発明は、上述した問題点に鑑み、無線タグおよび複数のカード媒体を同一人が所持する場合のセキュリティ面および運用面での向上を図ることのできるカードホルダを提供することを課題とする。
本発明に係るカードホルダは、ID(Identification)情報を記憶したID記憶手段およびID情報を所定の信号形態により無線で送信するID送信手段を備えた無線タグと、カードを収納するためのカード収納部とを備えたカードホルダであって、カード収納部は、カードホルダの一方の面に、第1のカードを収納するための第1の収納部と、第1の収納部の反対側に位置するもう一方の面に、第2のカードを収納するための第2の収納部とを備える。そして、第1の収納部および第2の収納部と重ならない位置に無線タグが設けられる。また、本発明では、上記カードホルダにおいて、カード収納部へカードが完全に収納されたか否かを検出する収納検出手段として、カード収納部に第1のスイッチと第2のスイッチを備える。カード収納部へカードを挿入した場合、まず始めに、挿入したカードによる第1のスイッチの押下状態を検出し、続いて、挿入したカードによる第2のスイッチの押下状態を検出し、最後に、挿入したカードがカード収納部へ収納され、第1のスイッチが元の位置に復帰した状態を検出する。そして、第2のスイッチの押下状態および第1のスイッチの復帰状態を検出したことにより、カード収納部へカードが完全に収納されたことを検出する。
これにより、種類の異なる媒体を1つのカードホルダで一体として所持できるため、各媒体を別々に管理する煩わしさがなく、媒体の一部を付け忘れたり紛失したりすることも抑制できるので、セキュリティ面や運用面での向上を図ることができる。また、第1の収納部および第2の収納部と重ならない位置に無線タグを設けることにより、スペースを有効活用してカードホルダの厚みを薄くすることができる。さらに、第2のスイッチの押下状態および第1のスイッチの復帰状態を検出した場合は、カード収納部へカードが完全に収納されたことを検出するため、例えばカード収納を検出した場合に無線タグの機能を能動化し、カード収納が検出されない場合は無線タグの機能を能動化しないなどの処理を行うことで、運用面におけるセキュリティ性が向上する。
本発明の好ましい実施形態では、第1の収納部のカード収納方向と、第2の収納部のカード収納方向とを略垂直とする。
これにより、第1および第2のカードが非接触ICカードである場合に、第1の収納部に収納されたカードと第2の収納部に収納されたカードとが完全に重なることはないため、カード間のアンテナの重なりによる相互干渉に起因する通信距離低下の問題を解消することができる。
また、本発明の好ましい実施形態では、上記カードホルダにおいて、第1の収納部および第2の収納部と重ならない位置で、かつ無線タグと重ならない位置に穴部を設け、この穴部に吊り下げ部材を通し、この吊り下げ部材でカードホルダを吊り下げた状態において、第1の収納部および第2の収納部からのカードの取り出し方向が斜め上向きとなるようにする。
これにより、カードホルダ携帯時において、第1の収納部または第2の収納部に収納されたカードの脱落を防止することができるため、セキュリティ面での向上を図ることができる。
また、本発明の好ましい実施形態では、上記カードホルダにおいて、カード収納部へカードの所定の面が内側に向いて挿入されることを防止する誤挿入防止手段を設ける。この誤挿入防止手段は、カード収納部に設けた凹部または凸部(第1の凹凸部)であり、カード収納部へカードを挿入する際、第1の凹凸部と挿入するカードに施された凸部または凹部(第2の凹凸部)とが合致した場合は、カードは所定の面を内側に向けることなく、カードホルダへ完全に収納され、第1の凹凸部と第2の凹凸部とが合致しない場合は、カードはカードホルダへ完全に収納されないようになっている。
このように、カード収納部に第1の凹凸部を設け、カードに第2の凹凸部を設けることにより、カードホルダへカードを収納する際において、第1の凹凸部と第2の凹凸部が完全に一致した場合は、カードはカードホルダへ完全に収納され、第1の凹凸部と第2の凹凸部が完全に一致しない場合は、カードはカードホルダへ完全に収納されないため、カードが氏名や写真などを印刷した社員証などの場合に、カードを表裏逆に挿入することが防止される。この結果、カードの印刷面を表側にして外部からの視認性を確保することができ、第三者による氏名や写真などの目視が容易となって運用面におけるセキュリティ性が向上する。
また、本発明の好ましい実施形態では、上記カードホルダにおいて、カードホルダの各部へ電力を供給する電源部の電力残量が所定量以上の場合と所定量未満の場合とで異なる表示をする残量表示手段を備える。
これにより、カードホルダに備えられている電源部の電力残量を知ることができ、電力が枯渇する前に電源部の交換を行えるなど、運用面での向上を図ることができる。
また、本発明では、収納検出手段として、カード収納部にスイッチとカード情報読取り部を設けてもよい。カード収納部へカードを挿入した場合、まず始めに、挿入したカードによるスイッチの押下状態を検出し、続いて、挿入したカードに設けられたカード情報記録部と情報読取り部により、カードに記憶されている情報の読み取りを行い、カード収納部におけるカードの有無を検出し、最後に、挿入したカードがカード収納部へ収納され、スイッチが元の位置に復帰した状態を検出する。そして、カード情報読取り部がカード有りの状態を検出し、かつスイッチの復帰状態を検出したことにより、カード収納部へカードが完全に収納されたことを検出する。
これにより、カード情報読取り部によるカード有りの状態およびスイッチの復帰状態を検出した場合は、カード収納部へカードが完全に収納されたことを検出するため、例えばカード収納を検出した場合に無線タグの機能を能動化し、カード収納が検出されない場合は無線タグの機能を能動化しないなどの処理を行うことで、運用面におけるセキュリティ性が向上する。
本発明によれば、無線タグおよび複数のカード媒体を同一人が1つのカードホルダで一体として所持することによって、セキュリティ面および運用面での向上を図ることができるとともに、第1および第2の収納部と重ならない位置に無線タグを設けることにより、カードホルダの厚みを薄くすることができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1A〜図3Bは、本発明を適用したカードホルダの一例を示す図である。
図1Aは、カードホルダ100およびカードホルダ100に収納するカード200を表側から立体的に見た場合の外観図であり、図1Bは、カードホルダ100およびカードホルダ100に収納するカード200を裏側から立体的に見た場合の外観図である。カード200は、アンテナを備えた非接触ICカードからなる。
図中において、21aはカードを収納するための第1の収納部、21bはカードを収納するための第2の収納部、22aおよび22bはカード収納検出用の第1のスイッチ、22cおよび22dはカード収納検出用の第2のスイッチ、23は透孔、31aは半月状の凸部、41はカードホルダ100を吊り下げるための吊り下げ部材を構成しているストラップ、42はストラップ41を通すための穴部であって、これらはカードホルダ100に備わっている。31bは半月状の凹部であって、これはカード200に備わっている。また、19は電力残量を表示するモニタであって、これは図1Aに示すようにカードホルダ100の表側に備わっており、詳細に関しては図3Aの説明時に述べる。
第1の収納部21aはカードホルダ100の表側にあって、カードが挿入される凹部24と、挿入されたカードを保持する一対の凸部25により形成され、カード200を1枚のみ挿入することができる。また、第2の収納部21bはカードホルダ100の裏側にあって、カードが挿入される凹部26と、挿入されたカードを保持する一対の凸部27により形成され、カード200を1枚のみ挿入することができる。
図2Aは、カードホルダ100に備えられた第1の収納部21aと第2の収納部21bへそれぞれカード200を収納する際の収納方向を示した図である。図中において、20は無線タグであり、詳細に関しては図3Aの説明時に述べる。図2Aでは、図1Aおよび図1Bと同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。
カード200は、第1の収納部21aにおいては図2Aの矢印pの方向から、図中の一点鎖線で示す状態で収納され、第2の収納部21bにおいては図2Aの矢印qの方向から、図中の破線で示す状態で収納される。それぞれのカード収納方向である矢印pと矢印qとがなす角を図中のθで表してあり、本実施形態においてこの角θは略垂直(90°)となる。
これにより、カードホルダ100に収納される2枚のカード200は、その収納時において完全に重なることがなく、各カードのアンテナ同士が完全に重なることによって発生する相互干渉に起因した通信距離の減少の問題を解消することができる。
また、第1の収納部21aと第2の収納部21bとが重ならない位置に無線タグ20を設けることによって、カードホルダ100のスペースを有効活用してホルダの厚みを薄くすることができるとともに、2枚のカード200と無線タグ20といった複数の媒体を1つのカードホルダ100で一体として所持することが可能となる。このため、各媒体を別々に管理する煩わしさがなく、媒体の一部を付け忘れたり紛失したりすることも抑制できるので、セキュリティ面や運用面での向上を図ることができる。
さらに、カードホルダ100に穴部42を設け、この穴部42にストラップ41を通し、カードホルダ100を首から吊り下げることによって携帯し易くなるといった運用面での向上も図ることができる。
図2Bは、カードホルダ100に備えられた第1の収納部21aと第2の収納部21bにそれぞれ収納されたカード200を取り出す際の取り出し方向を示した図である。図2Bでは、図2Aと同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。
カードホルダ100に設けられた穴部42にストラップ41を通し、このストラップ41によってカードホルダ100を首から吊り下げる。このとき、第1の収納部21aに収納されたカード200の取り出し方向は矢印rの方向であり、第2の収納部21bに収納されたカード200の取り出し方向は矢印sの方向である。矢印rおよび矢印sの方向は、図2Bに示したカードホルダ100をストラップ41によって吊り下げた状態においては、斜め上向きとなる。
これにより、カード200は第1の収納部21aまたは第2の収納部21bに収納されている状態において、容易にカードホルダ100から脱落することはなく、ユーザーは脱落の心配がない状態で本カードホルダ100を携帯することができる。
図3Aは、カードホルダ100およびカードホルダ100に収納するカード200を表側から平面的に見た場合の外観図であり、図3Bは、カードホルダ100およびカードホルダ100に収納するカード200を裏側から平面的に見た場合の外観図である。図3Aおよび図3Bでは、図1Aおよび図1Bと同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。カード200は例えば社員証として用いられ、表側には文字や写真が印刷されている。
図中において、20は無線タグ、16は無線タグ20に設けられた回路部、である。回路部16において、11はID情報を記憶したメモリで、本発明のID記憶手段の一実施形態を構成している。15はメモリ11に記憶されたID情報を送信するためのアンテナで、本発明のID送信手段の一実施形態を構成している。17は無線タグ20に設けられており、各部に電力を供給する電源部である。19は電源部17の電力残量を表示するモニタで、本発明の残量表示手段の一実施形態を構成している。これらは図3Aおよび図3Bに示すように、カードホルダ100における第1の収納部21aおよび第2の収納部21bと重ならない位置に備わっている。
無線タグ20は、メモリ11とアンテナ15とを備えた回路部16と電源部17により構成されており、電源部17から常時供給される電力により回路部16を駆動させ、メモリ11に記憶されているID情報をアンテナ15により送信し、アンテナ15により送信されたID情報を受信するリーダ(図示省略)との間で通信を行う。電源部17の電力残量は、残量表示手段であるモニタ19によって確認することができる。モニタ19は、例えば液晶ディスプレイからなり、電源部17の電力残量が所定量以上の場合と所定量未満の場合とで、ユーザーが視認できる形態で異なる表示を行う。表示例としては、電池マークの表示を用いて、電力残量に応じて、表示された電池の一部を段階的に消滅させる方法や、電力残量が所定量以上の場合は点灯表示をさせ、所定量未満の場合は点滅表示をさせる方法などが挙げられる。これにより、ユーザーは電源部17の交換時期を知ることができる。なお、モニタ19としては、液晶ディスプレイ以外にLED(発光ダイオード)などを用いることもできる。
図4は、無線タグ20の電気的構成を示すブロック図である。11aはメモリ11に記憶した無線タグ20に固有のID情報(タグID)であって、このID情報11aは例えば7桁の平文で記憶されている。12はID情報11aを所定の暗号アルゴリズムに従って暗号化する暗号処理部、13は暗号化したID情報に対して変調を行う変調部、14は変調部13から出力される変調波の送信制御を行う送信制御部である。17は前述の電源部であって、常時各部へ電力を供給し、18は電源部17からの電力残量情報を検出する残量検出部である。11、12〜14、18のブロックは、図3Aおよび図3Bにおける回路部16を構成している。なお、暗号処理部12は省略してもよい。
図5A〜図6Bは本発明の第1実施形態を示した図である。図5Aおよび図5Bは、カードホルダ100の表側にあるカード収納部21aへのカード挿入に際し、カード200の所定の面である印刷面32が視認できる状態で挿入した場合と、印刷面32が視認できない状態で挿入した場合の一例である。図5Aおよび図5Bでは図1Aと同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。
図5Aは、カードが正しく挿入される場合であって、カード200は、図5Aの矢印の方向から第1の収納部21aへ印字面32が視認できる状態(外向き)で挿入される。このとき、第1の収納部21aに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが合致するので、図中の一点鎖線で示す状態で、第1の収納部21aへカード200は完全に収納される。
図5Bは、カードが正しく挿入されない場合であって、カード200は、図5Bの矢印の方向から第1の収納部21aへ印字面32が視認できない状態(内向き)で挿入される。このとき、第1の収納部21aに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが完全に合致しないので、カード200は図中の一点鎖線で示す位置までしか挿入できず、第1の収納部21aへ完全に収納されない。
なお、カード200は凹部31bが形成された側と反対側には凹部を有していないので(図1A,図1B参照)、カード200を凹部のない側から第1の収納部21aへ挿入した場合(すなわち挿入方向を誤った場合)も、凹凸が合致せずカード200は完全に収納されない。さらに、凹部の数や間隔がカードホルダ側の凸部31aの数や間隔と異なるカードを挿入した場合も、凹凸が合致せずカードは完全に収納されない。
第1の収納部21aには、透孔23が形成されており、この透孔23から第1のスイッチ22aおよび第2のスイッチ22cの一部がそれぞれ突出している。この第1のスイッチ22aおよび第2のスイッチ22cは、カード200が第1の収納部21aに収納されたことを検出するためのスイッチである。図5Aのようにカード200が第1の収納部21aへ完全に収納された場合は、第1のスイッチ22aが復帰状態、第2のスイッチ22cが押下状態となるが、図5Bのようにカード200が第1の収納部21aへ完全に収納されない場合は、第1のスイッチ22aと第2のスイッチ22cは、共に押下状態となる。
図6Aおよび図6Bは、カードホルダ100の裏側にあるカード収納部21bへのカード挿入に際し、カード200の所定の面である印刷面32が視認できる状態で挿入した場合と、印刷面32が視認できない状態で挿入した場合の一例である。図6Aおよび図6Bでは図1Bと同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。
図6Aは、カードが正しく挿入される場合であって、カード200は、図6Aの矢印の方向から第2の収納部21bへ印字面32が視認できる状態(外向き)で挿入される。このとき、第2の収納部21bに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが合致するので、図中の一点鎖線で示す状態で、第2の収納部21bへカード200は完全に収納される。
図6Bは、カードが正しく挿入されない場合であって、カード200は、図6Bの矢印の方向から第2の収納部21bへ印字面32が視認できない状態(内向き)で挿入される。このとき、第2の収納部21bに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが完全に合致しないので、カード200は図中の一点鎖線で示す位置までしか挿入できず、第2の収納部21bへ完全に収納されない。
なお、前記の場合と同様に、カード200を凹部のない側から第2の収納部21bへ挿入した場合(挿入方向を誤った場合)や、凹部の数や間隔が凸部31aのそれらと異なるカードを挿入した場合も、カードは完全に収納されない。
第2の収納部21bには、透孔23が形成されており、この透孔23から第1のスイッチ22bおよび第2のスイッチ22dの一部がそれぞれ突出している。この第1のスイッチ22bおよび第2のスイッチ22dは、カード200が第2の収納部21bに収納されたことを検出するためのスイッチである。図6Aのようにカード200が第2の収納部21bへ完全に収納された場合は、第1のスイッチ22bが復帰状態、第2のスイッチ22dが押下状態となるが、図6Bのようにカード200が第2の収納部21bへ完全に収納されない場合は、第1のスイッチ22bと第2のスイッチ22dは、共に押下状態となる。
図7は、上述した第1の収納部21aに設けられた第1のスイッチ22aと第2のスイッチ22c(図5A、図5B)によるカード収納検出動作の一例を表したフローチャートである。
ステップS1では、カードホルダ100に備えられた第1の収納部21aにカード200を挿入する。ステップS2では、第1の収納部21aにカード200が挿入されたか否かを、第1のスイッチ22aの出力に基づいて監視し、カード200が挿入されて第1のスイッチ22aが押下されておれば(ステップS2:YES)、ステップS3以下へ進み、第1のスイッチ22aが押下されてなければ(ステップS2:NO)、ステップS3以下へ進まず監視状態を維持する。
ステップS3では、ステップS2に引き続き第1の収納部21aにカード200が収納されたか否かを、第2のスイッチ22cの出力に基づいて監視し、カード200が収納されて第2のスイッチ22cが押下されておれば(ステップS3:YES)、ステップS4以下へ進み、第2のスイッチ22cが押下されてなければ(ステップS3:NO)、ステップS4以下へ進まず監視状態を維持する。
ステップS4では、ステップS2に引き続き第1の収納部21aにカード200が収納されたか否かを、第1のスイッチ22aの出力に基づいて監視し、カード200が収納されて第1のスイッチ22aが復帰しておれば(ステップS4:YES)、ステップS5以下へ進み、第1のスイッチ22aが復帰してなければ(ステップS4:NO)、ステップS5以下へ進まず監視状態を維持する。
ステップS5では、ステップS3での第2のスイッチ22cの押下状態の出力情報と、ステップS4での第1のスイッチ22aの復帰状態の出力情報を基に、第1の収納部21aにカード200が完全に収納されたことを検出する。
また、第1のスイッチ22aは復帰することにより、収納したカード200を保持するカード保持用部材としての機能も果たす(図5A参照)。
ステップS6では、ステップS5で、第1の収納部21aにカード200が完全に収納されたことに連動し、カードホルダ100に設けられている無線タグ20を能動化する。すなわち、カード収納検出信号に基づいてメモリ11からID情報11aを読み出してアンテナ15により送信し、無線タグ20とリーダ(図示省略)との間で通信を行う。なお、図5Bのようにカード200が第1の収納部21aへ完全に収納されない場合は、ステップS4において第1のスイッチ22aが復帰状態とならないため(ステップS4:NO)、無線タグ20は能動化されない。
また、第2の収納部21bに設けられた第1のスイッチ22bと第2のスイッチ22d(図6A、図6B)によるカード収納検出動作に関しても、上述のステップS1からステップS6と同様の動作を行う。
以上において、凸部31aは本発明における誤挿入防止手段の一実施形態を構成し、第1のスイッチ22a,22bおよび第2のスイッチ22c,22dは本発明における収納検出手段の一実施形態を構成している。
このように、上述した本発明の第1実施形態においては、ユーザーはカード200の挿入時において、カードホルダ100の収納部に設けられた凸部31aとカード200に設けられた凹部31bを合致させることにより、挿入方向または表裏面を誤ることなくカードホルダ100へカード200を挿入することができる。
さらに、カード収納部21a,21bに設けられた第1のスイッチ22a,22bおよび第2のスイッチ22c,22dにより構成される収納検出手段は、単にカード収納部21a,21bにカード200が収納されたか否かを検出するだけでなく、その検出情報を用いて、カードホルダ100に設けられた無線タグ20の機能を能動化または不能動化する手段として用いているので、凹凸の合致しない他人のカードなどを挿入しても無線タグ20は能動化されず、これによってセキュリティ面での向上を図ることができる。
図8A〜図9Bは本発明の第2実施形態を示した図である。
図8Aおよび図8Bは、カードホルダ100の裏側にあるカード収納部21bへのカード挿入に際し、カード200の所定の面である印刷面32が視認できる状態で挿入した場合と、印刷面32が視認できない状態で挿入した場合の一例である。また、22iはカード200において印字面32と反対側の面に設けられたカード情報記録部である。図8Aおよび図8Bでは図5Aと同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。
図8Aは、カードが正しく挿入される場合であって、カード200は、図8Aの矢印の方向から第1の収納部21aへ印字面32が視認できる状態(外向き)で挿入される。このとき、第1の収納部21aに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが合致するので、図中の一点鎖線で示す状態で、第1の収納部21aへカード200は完全に収納される。
図8Bは、カードが正しく挿入されない場合であって、カード200は、図8Bの矢印の方向から第1の収納部21aへ印字面32が視認できない状態(内向き)で挿入される。このとき、第1の収納部21aに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが完全に合致しないので、カード200は図中の一点鎖線で示す位置までしか挿入できず、第1の収納部21aへ完全に収納されない。
なお、前記の場合と同様に、カード200を凹部のない側から第1の収納部21aへ挿入した場合(挿入方向を誤った場合)や、凹部の数や間隔が凸部31aのそれらと異なるカードを挿入した場合も、カードは完全に収納されない。
第1の収納部21aには、透孔23が形成されており、この透孔23からスイッチ22eが突出している。また、第1の収納部21aにはカード情報読取り部22gが設けられており、このスイッチ22eおよびカード情報読取り部22gは、カード200が第1の収納部21aに収納されたことを検出するためのスイッチおよびセンサーである。図8Aのようにカード200が第1の収納部21aへ完全に収納された場合は、スイッチ22eが復帰状態となり、カード情報読取り部22gはカード情報読取りが可能な状態となるが、図8Bのようにカード200が第1の収納部21aへ完全に収納されない場合は、スイッチ22eが押下状態となり、カード情報読取り部22gはカード情報読取りが不可能(または不完全)な状態となる。
図9Aおよび図9Bは、カードホルダ100の裏側にあるカード収納部21bへのカード挿入に際し、カード200の所定の面である印刷面32が視認できる状態で挿入した場合と、印刷面32が視認できない状態で挿入した場合の一例である。図9Aおよび図9Bでは図6Aと同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。
図9Aは、カードが正しく挿入される場合であって、カード200は、図9Aの矢印の方向から第2の収納部21bへ印字面32が視認できる状態(外向き)で挿入される。このとき、第2の収納部21bに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが合致するので、図中の一点鎖線で示す状態で、第2の収納部21bへカード200は完全に収納される。
図9Bは、カードが正しく挿入されない場合であって、カード200は、図9Bの矢印の方向から第2の収納部21bへ印字面32が視認できない状態(内向き)で挿入される。このとき、第2の収納部21bに設けられた凸部31aと、カード200に設けられた凹部31bが完全に合致しないので、カード200は図中の一点鎖線で示す位置までしか挿入できず、第2の収納部21bへ完全に収納されない。
なお、前記の場合と同様に、カード200を凹部のない側から第2の収納部21bへ挿入した場合(挿入方向を誤った場合)や、凹部の数や間隔が凸部31aのそれらと異なるカードを挿入した場合も、カードは完全に収納されない。
第2の収納部21bには、透孔23が形成されており、この透孔23からスイッチ22fが突出している。また、第2の収納部21bにはカード情報読取り部22hが設けられており、このスイッチ22fおよびカード情報読取り部22hは、カード200が第2の収納部21bに収納されたことを検出するためのスイッチおよびセンサーである。図9Aのようにカード200が第2の収納部21bへ完全に収納された場合は、スイッチ22fが復帰状態となり、カード情報読取り部22hはカード情報読取りが可能な状態となるが、図9Bのようにカード200が第2の収納部21bへ完全に収納されない場合は、スイッチ22fが押下状態となり、カード情報読取り部22hはカード情報読取りが不可能(または不完全)な状態となる。
図10は、上述した第1の収納部21aに設けられた第1のスイッチ22eとカード情報読取り部22g(図8A、図8B)によるカード収納検出動作の一例を表したフローチャートである。
ステップS11では、カードホルダ100に備えられた第1の収納部21aにカード200を挿入する。ステップS12では、第1の収納部21aにカード200が挿入されたか否かを、スイッチ22eの出力に基づいて監視し、カード200が挿入されてスイッチ22eが押下されておれば(ステップS12:YES)、ステップS13以下へ進み、スイッチ22eが押下されてなければ(ステップS12:NO)、ステップS13以下へ進まず監視状態を維持する。
ステップS13では、ステップS12に引き続き第1の収納部21aにカード200が収納されたか否かを、カード情報読取り部22gの出力に基づいて監視し、カード200が収納されてカード情報読取り部22gがカード情報記録部22iの情報を読取ることができれば(ステップS13:YES)、ステップS14以下へ進み、カード情報読取り部22gがカード情報記録部22iの情報を読取ることができなければ(ステップS13:NO)、ステップS14以下へ進まず監視状態を維持する。
ステップS14では、ステップS13に引き続き第1の収納部21aにカード200が収納されたか否かを、スイッチ22eの出力に基づいて監視し、カード200が収納されてスイッチ22eが復帰しておれば(ステップS14:YES)、ステップS15以下へ進み、スイッチ22eが復帰してなければ(ステップS14:NO)、ステップS15以下へ進まず監視状態を維持する。
ステップS15では、ステップS13でのカード情報読取り部22gによるカード情報有りの出力情報と、ステップS14でのスイッチ22eの復帰状態の出力情報を基に、第1の収納部21aにカード200が完全に収納されたことを検出する。
また、スイッチ22eは復帰することにより、収納したカード200を保持するカード保持用部材としての機能も果たす(図8A参照)。
ステップS16では、ステップS15で、第1の収納部21aにカード200が完全に収納されたことに連動し、カードホルダ100に設けられている無線タグ20を能動化する。すなわち、カード収納検出信号に基づいてメモリ11からID情報11aを読み出してアンテナ15により送信し、無線タグ20とリーダ(図示省略)との間で通信を行う。なお、図8Bのようにカード200が第1の収納部21aへ完全に収納されない場合は、ステップS14においてスイッチ22eが復帰状態とならないため(ステップS14:NO)、無線タグ20は能動化されない。
また、第2の収納部21bに設けられたスイッチ22fとカード情報読取り部22h(図9A、図9B)によるカード収納検出動作に関しても、上述のステップS11からステップS16と同様の動作を行う。
以上において、スイッチ22e,22fおよびカード情報読取り部22g,22hは本発明における収納検出手段の一実施形態を構成している。
このように、上述した本発明の第2実施形態においては、ユーザーはカード200の収納時において、カードホルダ100の収納部に設けられた凸部31aとカード200に設けられた凹部31bを合致させることにより、挿入方向または表裏面を誤ることなくカードホルダ100へカード200を挿入することができる。
さらに、カード収納部21a,21bに設けられたスイッチ22e,22fおよびカード情報読取り部22g,22hにより構成される収納検出手段は、単にカード収納部21a,21bにカード200が収納されたか否かを検出するだけでなく、その検出情報を用いて、カードホルダ100に設けられた無線タグ20の機能を能動化または不能動化する手段として用いているので、凹凸の合致しない他人のカードなどを挿入しても無線タグ20は能動化されず、これによってセキュリティ面での向上を図ることができる。
本発明では、上述した実施形態以外にも種々の実施形態を採用することができる。
例えば、第1の収納部21aに設ける収納検出手段として、図5Aに示したような第1のスイッチ22aと第2のスイッチ22cから構成される収納検出手段を採用し、第2の収納部21bに設ける収納検出手段として、図9Aに示したようなスイッチ22fとカード情報読取り部22hから構成される収納検出手段を採用することにより、カードホルダ100に収納するカードの種類を変えることができ、カードホルダの運用面での幅を広げることができる。
また、上述した実施形態においては、第1の収納部21aのカード収納方向pと第2の収納部21bのカード収納方向qとのなす角θを略90°としたが、この角θを例えば60°や120°などにすることも可能である。
また、上述した実施形態においては、カードホルダ100に設けた半月状の凸部31aと、カード200に設けた半月状の凹部31bによりカードの誤挿入を防止するようにしているが、これとは逆にカードホルダ100に半月状の凹部を設け、カード200に半月状の凸部を設けてもよい。また、凹凸部の形状は半月に限らず、矩形・台形・三角形など他の形状であってもよい。さらに、図11Aおよび図11Bに示すように、凸部31aと凹部31bをカード挿入方向へ延びる一対のレール状の凸部および凹部にすることも可能であり、コスト面や運用面、デザイン性等を踏まえ、誤挿入防止手段としての機能が害されない範囲において、凸部31aと凹部31bの形状を変えることが可能である。
さらに、上述した実施例の凸部31aと凹部31bは、誤挿入防止手段を構成するものとして挙げたが、図12Aおよび図12Bに示すように、カードホルダ100およびカード200に設ける凸部31aと凹部31bの個数や配置する位置などを変えることにより、運用面においてカードホルダ100およびカード200を関係者と関係者以外、例えば社員用と来客者用とに使い分けることが可能となる。
本発明を適用したカードホルダの一例を示す図であり、表側から立体的に見た外観図である。 本発明を適用したカードホルダの一例を示す図であり、裏側から立体的に見た外観図である。 同カードホルダに備えられたカード収納部へカードを収納する際の収納方向を示す図である。 同カードホルダに備えられたカード収納部からカードを取り出す際の取り出し方向を示す図である。 同カードホルダを表側から平面的に見た外観図である。 同カードホルダを裏側から平面的に見た外観図である。 同カードホルダに設けられた無線タグの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態であって、カードホルダの表側の収納部におけるカードの完全な収納状態を示す図である。 本発明の第1実施形態であって、カードホルダの表側の収納部におけるカードの不完全な収納状態を示す図である。 本発明の第1実施形態であって、カードホルダの裏側の収納部におけるカードの完全な収納状態を示す図である。 本発明の第1実施形態であって、カードホルダの裏側の収納部におけるカードの不完全な収納状態を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるカード収納検出動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態であって、カードホルダの表側の収納部におけるカードの完全な収納状態を示す図である。 本発明の第2実施形態であって、カードホルダの表側の収納部におけるカードの不完全な収納状態を示す図である。 本発明の第2実施形態であって、カードホルダの裏側の収納部におけるカードの完全な収納状態を示す図である。 本発明の第2実施形態であって、カードホルダの裏側の収納部におけるカードの不完全な収納状態を示す図である。 本発明の第2実施形態におけるカード収納検出動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の誤挿入防止手段の他の例を示す図である。 本発明の誤挿入防止手段の他の例を示す図である。 本発明の誤挿入防止手段の他の運用例を示す図である。 本発明の誤挿入防止手段の他の運用例を示す図である。
符号の説明
11 メモリ
11a ID情報(タグID)
13 変調部
14 送信制御部
15 アンテナ
16 回路部
17 電源部
18 残量検出部
19 モニタ
20 無線タグ
21a 第1の収納部
21b 第2の収納部
22a,22b 第1のスイッチ
22c,22d 第2のスイッチ
22e,22f スイッチ
22g,22h カード情報読取り部
22i カード情報記録部
31a 凸部
31b 凹部
41 ストラップ
42 穴部
100 カードホルダ
200 カード

Claims (6)

  1. ID(Identification)情報を記憶したID記憶手段および前記ID情報を所定の信号形態により無線で送信するID送信手段を備えた無線タグと、
    カードを収納するためのカード収納部と、を備え、
    前記カード収納部は、カードホルダの一方の面に、第1のカードを収納するための第1の収納部と、前記第1の収納部の反対側に位置するもう一方の面に、第2のカードを収納するための第2の収納部とを備え、
    前記第1の収納部および第2の収納部と重ならない位置に前記無線タグを設けたカードホルダにおいて、
    前記カード収納部へカードが完全に収納されたか否かを検出する収納検出手段を備え、
    前記収納検出手段は、前記カード収納部に設けられた第1のスイッチおよび第2のスイッチからなり、
    前記カード収納部へカードを挿入した場合、まず始めに、挿入したカードによる前記第1のスイッチの押下状態を検出し、続いて、挿入したカードによる前記第2のスイッチの押下状態を検出し、最後に、挿入したカードが前記カード収納部へ収納され、前記第1のスイッチが元の位置に復帰した状態を検出し、
    前記第2のスイッチの押下状態および前記第1のスイッチの復帰状態を検出したことにより、前記カード収納部へカードが完全に収納されたことを検出することを特徴とするカードホルダ。
  2. ID(Identification)情報を記憶したID記憶手段および前記ID情報を所定の信号形態により無線で送信するID送信手段を備えた無線タグと、
    カードを収納するためのカード収納部と、を備え、
    前記カード収納部は、カードホルダの一方の面に、第1のカードを収納するための第1の収納部と、前記第1の収納部の反対側に位置するもう一方の面に、第2のカードを収納するための第2の収納部とを備え、
    前記第1の収納部および第2の収納部と重ならない位置に前記無線タグを設けたカードホルダにおいて、
    前記カード収納部へカードが完全に収納されたか否かを検出する収納検出手段を備え、
    前記収納検出手段は、前記カード収納部に設けられたスイッチおよび情報読取り部からなり、
    前記カード収納部へカードを挿入した場合、まず始めに、挿入したカードによる前記スイッチの押下状態を検出し、続いて、挿入したカードに設けられたカード情報記録部と前記情報読取り部により、カードに記憶されている情報の読み取りを行い、前記カード収納部におけるカードの有無を検出し、最後に、挿入したカードが前記カード収納部へ収納され、前記スイッチが元の位置に復帰した状態を検出し、
    前記カード情報読取り部がカード有りの状態を検出し、かつ前記スイッチの復帰状態を検出したことにより、前記カード収納部へカードが完全に収納されたことを検出することを特徴とするカードホルダ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカードホルダにおいて、
    前記第1の収納部のカード収納方向と、前記第2の収納部のカード収納方向とが略垂直であることを特徴とするカードホルダ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のカードホルダにおいて、
    前記第1の収納部および第2の収納部と重ならない位置で、かつ前記無線タグと重ならない位置に穴部を設け、前記穴部に吊り下げ部材を通し、この吊り下げ部材で前記カードホルダを吊り下げた状態において、前記第1の収納部および前記第2の収納部からのカードの取り出し方向が斜め上向きであることを特徴とするカードホルダ。
  5. 請求項1または請求項2に記載のカードホルダにおいて、
    前記カード収納部へカードの所定の面が内側に向いて挿入されることを防止する誤挿入防止手段を設け、
    前記誤挿入防止手段は、前記カード収納部に設けた第1の凹凸部であり、
    前記カード収納部へカードを挿入する際、前記第1の凹凸部と挿入するカードに施された第2の凹凸部とが合致した場合は、カードは所定の面を内側に向けることなく、前記カードホルダへ完全に収納され、前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部とが合致しない場合は、カードは前記カードホルダへ完全に収納されないことを特徴とするカードホルダ。
  6. 請求項1または請求項2に記載のカードホルダにおいて、
    電力を供給する電源部と、前記電源部の電力残量を表示する残量表示手段を備え、
    前記残量表示手段は、前記電源部の電力残量が所定量以上の場合と所定量未満の場合とで異なる表示を行うことを特徴とするカードホルダ。
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