JP5026124B2 - 移動体無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、漏洩同軸ケーブルを用いた移動体無線通信システムに関するものである。
従来、鉄道線路や道路の両脇に敷設した漏洩同軸ケーブルから漏れる漏洩電波を使用して、鉄道線路や道路上を移動する移動局が無線通信を行う移動体無線通信システムが開示されている。その一例として、下記特許文献1に記載されている移動体無線通信システムの構成例を図15に示す。図15に示すように、この移動体無線通信システムは、同一内容の送信信号を送信する基地局101−1,101−2と、移動体の進行方向の両脇に敷設され基地局101−1または101−2から送信された送信信号を漏洩電波として送出する漏洩同軸ケーブル102−1,102−2,104−1,104−2と、漏洩電波を用いて無線通信を行う移動局108と、で構成される。漏洩電波干渉区間103は、漏洩同軸ケーブル102−1と漏洩同軸ケーブル102−2の境界点における漏洩電波干渉区間、漏洩電波干渉区間105は、漏洩同軸ケーブル104−1と漏洩同軸ケーブル104−2の境界点における漏洩電波干渉区間をそれぞれ示している。また、移動局108は、漏洩電波を受信する進行方向に対して左右に設置されたアンテナ106,107を備えている。
図15の移動局108に記載された矢印は移動局108の進行方向を示す。漏洩同軸ケーブル102−1と102−2は、移動体に対して同一の方向(この場合は移動体の進行方向に対して右側)に敷設される。漏洩同軸ケーブル104−1と104−2は、移動体に対して漏洩同軸ケーブル102−1と102−2と逆側(この場合は移動体の進行方向に対して左側)に敷設される。また、漏洩同軸ケーブル102−1と104−1は基地局101−1に、漏洩同軸ケーブル102−2と104−2は基地局101−2に、それぞれ接続されている。移動局108が、図15に示した進行方向に進む場合には、移動局108は、アンテナ106で漏洩同軸ケーブル102−1と102−2からの漏洩電波を受信し、アンテナ107で漏洩同軸ケーブル104−1と104−2からの漏洩電波を受信する。
そして、漏洩電波干渉区間103と漏洩電波干渉区間105が、移動体の進行方向において、重ならず離れた位置となるように漏洩同軸ケーブル102−1,102−2および漏洩同軸ケーブル104−1,104−2を敷設する。漏洩電波干渉区間103と漏洩電波干渉区間105では、移動局108は漏洩電波を正常に受信することができないが、このように位置をずらして敷設することにより左右両側の漏洩電波が同時に受信できなくなることを防いでいる。移動局108は、漏洩電波干渉区間103,105以外の区間を走行しているときには漏洩同軸ケーブル102−1,102−2および漏洩同軸ケーブル104−1,104−2を用いて両側から漏洩電波を受信できる。したがって、移動局108は、他の移動局とすれ違うときには、他の移動局に遮られて片側の漏洩電波を受信できないが、漏洩電波干渉区間103または漏洩電波干渉区間103以外の区間を走行中の場合には、遮られていないもう片側の漏洩電波を受信することができる。たとえば、図15において移動局108の進行方向に対して右側に他の移動局がある場合には、アンテナ106による受信はできないが、アンテナ107による受信ができ無線通信を行うことができる。
一方、伝送品質を向上や伝送容量を増大のために、無線通信システムでは従来技術として複数の送受信アンテナを用いて送受信を行うMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)方式が用いられている。この方式を下記特許文献1の技術に適用する場合には、たとえば、両側の漏洩同軸ケーブルを複数の送信アンテナとして用いることができる。
特開2003−174398号公報
しかしながら、上記従来の漏洩同軸ケーブルを用いた移動体無線通信システムでは、移動局が走行中に他の移動局とすれ違うとき、移動局はすれ違う移動局と反対側にある漏洩同軸ケーブルとの通信を行う。このため、漏洩電波干渉区間で移動局同士がすれ違う場合に、移動局の片側は漏洩同軸ケーブルの漏洩電波干渉区間となり正常に電波が受信できず、もう片側も他の移動局に遮られて漏洩電波を受信できず、結果としていずれの漏洩電波も正常に受信できずに通信の瞬断が起こりうるという問題があった。
また、上記従来の漏洩同軸ケーブルを用いた移動体無線通信システムにMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)方式を採用する場合、移動局同士が走行中にすれ違う場合には、すれ違う移動局と反対側の漏洩同軸ケーブルのみの通信を行うことになる。このため、移動局同士のすれ違いが発生する場合には、MIMO方式を用いた伝送品質の向上ができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、移動局同士のすれ違いが発生した場合においても、通信の瞬断が発生せず、さらに、伝送品質の向上が可能な移動体無線通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、送信信号を生成する基地局と、移動方向に対して左右両側にアンテナを備え、前記送信信号を受信する移動局と、前記移動体の移動経路の両脇にそれぞれ複数本敷設されかつ前記基地局に接続され、前記送信信号を漏洩電波として送信する漏洩同軸ケーブルと、を含み、前記移動局が、前記送信信号として前記漏洩電波を受信することを特徴とする。
この発明によれば、移動体の進行方向の両側に各々複数本の漏洩同軸ケーブルを敷設するようにしたので、移動局同士のすれ違いが発生した場合においても、通信の瞬断が発生せず、さらに、伝送品質の向上が可能となるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる移動体無線通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる移動体無線通信システムの実施の形態1の機能構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の移動体無線通信システムは、送信信号を生成して送出する基地局1−1,1−2と、基地局1−1または1−2に接続され基地局1−1または1−2が送出した送信信号を漏洩電波として送出する漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−n,4−1〜4−n,5−1〜5−n(nは各々の漏洩同軸ケーブルの本数)と、漏洩電波を受信して無線通信を行う移動局8−1〜8−k(kは移動局の数)と、で構成される。図1においては、k=1とし移動局8−1のみを記載している。また、線路9−1,9−2は移動局8−1を含む移動局が走行するための線路であり、列車のための線路のみでなく道路など移動体が走行するための道なども含む。図1の状態では、移動局8−1が線路9−1上を矢印に示した方向に向かって移動している。
漏洩同軸ケーブル2−i(iは漏洩同軸ケーブルを識別する番号を表す)と漏洩同軸ケーブル4−i、漏洩同軸ケーブル3−i(iは漏洩同軸ケーブルを識別する番号を表す)と漏洩同軸ケーブル5−iは、それぞれ線路9−1,9−2と並行した同一線上に敷設される。また、漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,4−1〜4−nと漏洩同軸ケーブル3−1〜3−n,5−1〜5−nは、線路9−1,9−2をはさんでそれぞれ別の側に敷設される。漏洩電波干渉区間6−1〜6−n,7−1〜7−nは漏洩同軸ケーブル間の境界点に生じる電波干渉区間であり、漏洩電波干渉区間6−iは漏洩同軸ケーブル2−iと漏洩同軸ケーブル4−iの境界点に生じる漏洩電波干渉区間、漏洩電波干渉区間7−iは漏洩同軸ケーブル3−iと漏洩同軸ケーブル5−iの境界点に生じる漏洩電波干渉区間である。また、漏洩電波干渉区間6−1〜6−nが、線路9−1,9−2を進行中の移動局8−1に対して同じ位置となることを防ぐために、漏洩同軸ケーブル3−1〜3−nと5−1〜5−nの境界点をずらしている。同様に、漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,4−1〜4−nの境界点も、線路9−1,9−2に対して異なる位置となるように設置されている。
移動局8−1は、進行方向に向かって右側にm本のアンテナ21−1〜21−mを、進行方向に向かって左側にm本のアンテナ22−1〜22−mを備えている。漏洩電波30−i(i=1〜n)は漏洩同軸ケーブル3−iから送出される漏洩電波であり、漏洩電波40−i(i=1〜n)は漏洩同軸ケーブル4−iから送出される漏洩電波である。
移動局8−1は、進行方向に対して右側にある漏洩同軸ケーブルから送出された漏洩電波をアンテナ21−1〜21−mで受信し、進行方向に対して左側にある漏洩同軸ケーブルから送出された漏洩電波をアンテナ22−1〜22−mで受信する。図1に示した進行方向の場合には、漏洩電波40−1〜40−nをアンテナ21−1〜21−mで受信し、漏洩電波30−1〜30−nをアンテナ22−1〜22−mで受信する。
つづいて、本実施の形態の無線送信動作について説明する。図2は、本実施の形態の基地局1−1の機能構成例を示す図である。図2に示すように、基地局1−1は、送信信号を生成する送信信号生成装置10と、送信信号生成装置10で生成された送信信号に送信ダイバーシチ送信処理を行う送信ダイバーシチ送信処理装置11と、送信ダイバーシチ送信処理された送信信号を漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nに分配する分配器12と、で構成される。基地局1−2は、接続する漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,漏洩同軸ケーブル3−1〜3−nを、それぞれ漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nに変更する以外は基地局1−1と同一の構成とする。
基地局1−1では、まず、送信信号生成装置10が無線送信するための送信信号を生成し、送信ダイバーシチ送信処理装置11に送出する。つぎに、送信ダイバーシチ送信処理装置11が送信信号を送信ダイバーシチ送信処理により2n個の送信ダイバーシチ送信処理後の送信信号を生成し、分配器12に出力する。分配器12が、生成された送信ダイバーシチ送信処理後の送信信号を漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nに分配する。そして、漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−1は分配された送信信号を漏洩電波として送出する。同様に基地局1−2は漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nに送信信号を分配し、漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nは分配された送信信号を漏洩電波として送出する。
送信ダイバーシチ送信処理装置11が行う送信ダイバーシチ送信処理の例としては、たとえば、時空間符号化(STBC:Space Time Block Coding,STTC:Space Time trellis Code),遅延ダイバーシチ,PADM(Per transmit Antenna Differential Mapping)などがある。このような送信ダイバーシチ処理を行うことにより、伝送品質の改善を図ることができる。
つづいて、本実施の形態の無線受信動作について説明する。図3は、本実施の形態の移動局8−1の機能構成例を示す図である。図3に示すように、移動局8−1は、アンテナ21−1〜21−m,22−1〜22−mと、アンテナ21−1〜21−m,22−1〜22−mで受信した受信信号に送信ダイバーシチ受信処理を行う送信ダイバーシチ受信処理装置23と、で構成される。図3では、漏洩電波30−1〜30−n,40−1〜40−nを受信している場合を示している。受信信号31−j(j=1〜m)は、漏洩電波30−1〜30−nをアンテナ22−jで受信した信号であり、受信信号41−j(j=1〜m)は、漏洩電波40−1〜40−nをアンテナ21−jで受信した信号である。
移動局8−1において、まず、アンテナ21−1〜21−mが、進行方向に対して右側の漏洩同軸ケーブルから送出される漏洩電波(この場合は40−1〜40−n)を受信し、アンテナ22−1〜22−mが、進行方向に対して左側の漏洩同軸ケーブルから送出される漏洩電波(この場合は30−1〜30−n)を受信する。そして、アンテナ21−1〜21−m,アンテナ22−1〜22−mは、受信した信号を受信信号31−1〜31−m,41−1〜41−mとして送信ダイバーシチ受信処理装置23に送出する。つぎに、送信ダイバーシチ受信処理装置23は、受信信号31−1〜31−m,41−1〜41−mに、送信時において送信ダイバーシチ送信処理装置11で行われた処理に合わせた受信処理を行う。
また、図1の場合は、移動局8−1の進行方向に対して右側が漏洩電波干渉区間6−nに位置となっている。この場合には、2−nまたは4−nからの漏洩電波の受信は正常にできないが、漏洩電波40−1〜40−(n−1)および右側から到来する漏洩電波30−1〜30−nは正常に受信できる。したがって、これらの受信した漏洩電波を用いて送信ダイバーシチ受信処理を行うことができ、漏洩電波干渉区間6−nを通過する場合においても伝送品質を向上させることができる。
つづいて、移動局同士がすれ違う場合について説明する。図4は、図1に示した構成例において移動局8−1が、移動局8−2とすれ違う例を示したものである。移動局8−2は、移動局8−1と同様の機能構成であるため機能構成の説明は省略する。移動局8−2は、線路9−2上を移動局8−1と反対方向に進行している。
図4のように、移動局8−1と移動局8−2が進行方向に対して直行する方向に並ぶとき、移動局8−1は、移動局8−2に遮られ進行方向に対して左側から到来する漏洩電波30−1〜30−nを受信できない。しかし、右側から到来する漏洩電波40−1〜40−(n−1)を受信することができ、これらをアンテナ21−1〜21−mで受信して送信ダイバーシチ受信処理を行うことにより通信を継続できる。同様に、移動局8−2は、移動局8−1に遮られ進行方向に対して左側から到来する漏洩電波(この例の場合は40−1〜40−n)を受信できないが、右側から到来する漏洩電波(この例の場合は30−1〜30−n)を受信することができ、通信を継続することができる。
なお、本実施の形態では、基地局1−1,1−2に接続される漏洩同軸ケーブルの本数を両側にn本ずつとし、移動局8−1,8−2の左右のアンテナをm本ずつとしているが、nは2以上、mは1以上であればどのような数値でもよい。
また、基地局1−1,1−2において、送信ダイバーシチ送信処理を行わずに、送信信号生成装置10で生成した送信信号を、分配器12が漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nに送出するようにしてもよい。この場合、漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nはすべて同じ送信信号を漏洩電波として送出することとなる。
以上のように、本実施の形態では移動局8−1の進行方向の左右両側に各々複数の漏洩同軸ケーブルを敷設し、基地局1−1,1−2で送信ダイバーシチ処理を行うようにした。このため、移動局8−1が、漏洩電波干渉区間6−nの位置において他の移動局8−2とすれ違うときにも通信を継続でき、さらに、通信性能を向上させることができる。
実施の形態2.
図5は、本発明にかかる移動体無線通信システムの実施の形態2の機能構成例を示す図である。図5に示すように、本実施の形態の移動体無線通信システムは、実施の形態1の移動体無線通信システムの基地局1−1,1−2をそれぞれ基地局1a−1,1a−2に替え、移動局8−1を移動局8a−1に替えているが、それ以外の構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。また、漏洩電波40a−1〜40a−nは、本実施の形態において漏洩同軸ケーブル4−1〜4−nから送出される漏洩電波であり、漏洩電波30a−1〜30a−nは、本実施の形態において漏洩同軸ケーブル3−1〜3−nから送出される漏洩電波である。
つづいて、本実施の形態の無線送信動作について説明する。図6は、本実施の形態の基地局1a−1の機能構成例を示す図である。図6に示すように、基地局1a−1は、実施の形態1の基地局1−1の送信ダイバーシチ送信処理装置11を、空間分割多重処理を行う送信信号多重化処理装置13に替えているが、それ以外は基地局1−1と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。基地局1a−2は、接続する漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,漏洩同軸ケーブル3−1〜3−nを、それぞれ漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nに変更する以外は基地局1a−1と同一の構成とする。
基地局1a−1では、まず、送信信号生成装置10が無線送信するための送信信号を生成し、送信信号多重化処理装置13に送出する。つぎに、送信信号多重化処理装置13が送信信号を空間分割多重処理して2n個の空間分割多重処理後の送信信号を生成して分配器12に出力する。分配器12は、空間分割多重処理後の送信信号を漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nに分配する。そして、漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nは分配された送信信号を漏洩電波として送出する。同様に基地局1a−2は漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nに送信信号を分配し、漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nは分配された送信信号を漏洩電波として送出する。
つづいて、本実施の形態の無線受信動作について説明する。図7は、本実施の形態の移動局8a−1の機能構成例を示す図である。図7に示すように、移動局8a−1は、実施の形態1の移動局8−1の送信ダイバーシチ受信処理装置23を受信信号分離処理装置24に替える以外は、実施の形態1の移動局8−1と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。図7では、漏洩電波30a−1〜30a−n,40a−1〜40a−nを受信している場合を示している。受信信号31a−j(j=1〜m)は、漏洩電波30a−1〜30a−nをアンテナ22−jで受信した信号であり、受信信号41a−j(j=1〜m)は、漏洩電波40a−1〜40a−nをアンテナ21−jで受信した信号である。
移動局8a−1において、まず、アンテナ21−1〜21−mが、進行方向に対して右側の漏洩同軸ケーブルから送出される漏洩電波(この場合は40a−1〜40a−n)を受信し、アンテナ22−1〜22−mが、進行方向に対して左側の漏洩同軸ケーブルから送出される漏洩電波(この場合は30a−1〜30a−n)を受信する。そして、アンテナ21−1〜21−m,アンテナ22−1〜22−mは、受信した信号を受信信号31a−1〜31a−m,41−1a〜41a−mとして受信信号分離処理装置24に送出する。つぎに、受信信号分離処理装置24は、受信信号31a−1〜31a−m,41a−1〜41a−mに、送信信号多重化処理装置13で行われた処理に合わせた受信信号分離処理を行う。受信信号分離処理の信号分離方法としては、たとえば、MIMO空間分割多重の受信信号分離で行われる、最尤系列推定,空間フィルタリングなどがある。
つづいて、本実施の形態において移動局同士がすれ違う場合について説明する。図8は、図5に示した構成例において移動局8a−1が、移動局8a−2とすれ違う例を示したものである。移動局8a−2は、移動局8a−1と同様の機能構成であるため機能構成の説明は省略する。移動局8a−2は、線路9−2上を移動局8a−1と反対方向に進行している。
図8のように、漏洩電波干渉区間6−nの位置において移動局8a−1と移動局8a−2が進行方向に対して直行する方向に並ぶとき、移動局8a−1は、移動局8a−2に遮られ進行方向に対して左側から到来する漏洩電波30a−1〜30a−nを受信できない。しかし、右側から到来する漏洩電波40a−1〜40a−(n−1)を受信することができ、これらをアンテナ21−1〜21−mで受信して受信信号分離処理を行うことにより通信を継続できる。同様に、移動局8a−2は、移動局8a−1に遮られ進行方向に対して左側から到来する漏洩電波(この例の場合は40a−1〜40a−n)を受信できないが、右側から到来する漏洩電波(この例の場合は30a−1〜30a−n)を受信することができ、通信を継続することができる。
なお、本実施の形態では、2n個に空間分割多重を行うことにより、伝送容量を向上させている。この場合、移動局8a−1と移動局8a−2がすれ違うときに、受信できない送信信号が発生する(遮られる側の漏洩電波に割り当てられた送信信号)可能性があるが、すれ違う間のすべての信号が欠落するわけではないため、通信内容の種類によっては通信の継続が可能である。また、漏洩電波干渉区間6−1〜6−n,7−1〜7−nのいずれかに位置する場合にも受信できない送信信号が発生する可能性があるが、この場合は信号のごく一部であり、通信の継続が可能である。送信信号の受信の欠落の防止を重視する場合には、2n個に空間分割多重するかわりに、n個に空間分割多重し、たとえば、漏洩同軸ケーブル2−1と漏洩同軸ケーブル3−1など両側に敷設された1対で同一の信号を送出するようにすればよい。この場合、伝送レートは、2n個に空間分割多重する場合の半分となるが、従来の単一漏洩同軸ケーブルの場合に比べると伝送容量は向上する。
なお、本実施の形態では、基地局1a−1,1a−2に接続される漏洩同軸ケーブルの本数を両側にn本ずつとし、移動局8a−1,8a−2の左右のアンテナをm本ずつとしているが、nは2以上、mは1以上であればどのような数値でもよい。
以上のように、本実施の形態では移動局8a−1の進行方向の左右両側に各々複数の漏洩同軸ケーブルを敷設するようにし、基地局1a−1,1a−2において空間分割多重処理を行うようにした。このため、移動局8a−1が、漏洩電波干渉区間6−nの位置において他の移動局8a−2とすれ違うときにも通信を継続でき、さらに、伝送容量を増大させることができる。
実施の形態3.
図9は、本発明にかかる移動体無線通信システムの実施の形態3の機能構成例を示す図である。図9に示すように、本実施の形態の移動体無線通信システムは、実施の形態1の移動体無線通信システムの基地局1−1,1−2をそれぞれ基地局1b−1,1b−2に替え、移動局8−1を移動局8b−1に替えているが、それ以外の構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。また、漏洩電波40b−1〜40b−nは、本実施の形態において漏洩同軸ケーブル4−1〜4−nから送出される漏洩電波であり、漏洩電波30b−1〜30b−nは、本実施の形態において漏洩同軸ケーブル3−1〜3−nから送出される漏洩電波である。
実施の形態1では送信ダイバーシチによる伝送品質の向上,実施の形態2では空間分割多重による伝送容量の増大を行ったが、本実施の形態では送信ダイバーシチと空間分割多重の両方を基地局1b−1で行う。送信ダイバーシチと空間分割多重の両方を行うために、本実施の形態では漏洩同軸ケーブルをグループ化する。同一グループ内の漏洩同軸ケーブルには同一の送信信号を送信ダイバーシチ処理した信号を出力し、グループ単位に空間分割多重処理を行う(グループの数に空間分割多重する)。
図9の例では、隣接する2本ずつ漏洩同軸ケーブルのペアを1グループとしている。たとえば、基地局1b−1に接続されている2−1と2−2が1つのグループとなり、同様に、2−3と2−4,・・・,2−(n−1)と2−n,と順に隣接する2つの漏洩同軸ケーブルがそれぞれグループ化される。漏洩同軸ケーブル3−1〜3−n,4−1〜4−n,5−1〜5−nについても同様に隣接する2本ずつを1つのグループとする。なお、この例では、漏洩同軸ケーブルをグループ化する本数(1つのグループを構成する本数)を2本にしたが、これにかぎらず2本以上であれば何本単位でグループ化してもよい。
つづいて、本実施の形態の無線送信動作について説明する。図10は、本実施の形態の基地局1b−1の機能構成例を示す図である。図10に示すように、基地局1b−1は、実施の形態1の基地局1−1の送信ダイバーシチ送信処理装置11に替えて、送信ダイバーシチ処理を行う送信ダイバーシチ送信処理装置11aと空間分割多重処理を行う送信信号多重化処理装置13aを備えるが、それ以外は基地局1−1と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。基地局1b−2は、接続する漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,漏洩同軸ケーブル3−1〜3−nを、それぞれ漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nに変更する以外は基地局1b−1と同一の構成とする。
基地局1b−1では、まず、送信信号生成装置10が無線送信するための送信信号を生成し、送信ダイバーシチ送信処理装置11aに送出する。つぎに、送信ダイバーシチ送信処理装置11aが送信信号に送信ダイバーシチ送信処理を行い、1つの送信信号に対してL個(L:グループ化の本数)の送信ダイバーシチ処理信号を送信信号多重化処理装置13aへ出力する。送信信号多重化処理装置13aは、送信信号生成装置10から生成される異なる2n/L個の信号を多重化する。そして、送信信号多重化処理装置13aは、1個の信号に対し送信ダイバーシチ処理されたL個の信号を1つのグループに割り当て、さらに、グループ内の漏洩同軸ケーブルごとにL個の送信ダイバーシチ処理後の送信信号を割り当てて、割当て後の信号を分配器12に出力する。すなわち2n/L個の送信信号が、2−1〜2−n,3−1〜3−nに分配されることになる。分配器12は、割当て後の信号を漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nに分配する。そして、漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−nは分配された送信信号を漏洩電波として送出する。同様に基地局1b−2は漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nに送信信号を分配し、漏洩同軸ケーブル4−1〜4−n,漏洩同軸ケーブル5−1〜5−nは分配された送信信号を漏洩電波として送出する。
送信ダイバーシチ送信処理装置11aの送信ダイバーシチ送信処理方法は、グループ内を1つの送信ダイバーシチ送信処理単位とする以外は、実施の形態1の送信ダイバーシチ送信処理装置11の処理と同様である。送信信号多重化処理装置13aの空間分割多重処理は、グループ単位で空間分割を行う以外は、実施の形態2の送信信号多重化処理装置13の空間分割多重処理と同様である。
つづいて、本実施の形態の無線受信動作について説明する。図11は、本実施の形態の移動局8b−1の機能構成例を示す図である。図11に示すように、移動局8b−1は、実施の形態1の移動局8−1の送信ダイバーシチ受信処理装置23に替えて、受信信号分離処理装置24aと送信ダイバーシチ受信処理装置23aを備えているが、それ以外は実施の形態1の移動局1と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。図11では、漏洩電波30b−1〜30b−n,40b−1〜40b−nを受信している場合を示している。受信信号31b−j(j=1〜m)は、漏洩電波30b−1〜30b−nをアンテナ22−jで受信した信号であり、受信信号41b−j(j=1〜m)は、漏洩電波40b−1〜40b−nをアンテナ21−jで受信した信号である。
移動局8b−1において、まず、アンテナ21−1〜21−mが、進行方向に対して右側の漏洩同軸ケーブルから送出される漏洩電波(この場合は40b−1〜40b−n)を受信し、アンテナ22−1〜22−mが、進行方向に対して左側の漏洩同軸ケーブルから送出される漏洩電波(この場合は30b−1〜30b−n)を受信する。そして、アンテナ21−1〜21−m,アンテナ22−1〜22−mは、受信した信号を受信信号31b−1〜31b−m,41b−1〜41b−mとして受信信号分離処理装置24aに送出する。つぎに、受信信号分離処理装置24aは、受信信号31b−1〜31b−m,41b−1〜41b−mに、送信信号多重化処理装置13aで行われた処理に応じた受信信号分離処理を行い、送信ダイバーシチ受信処理装置23aに送出する。受信信号分離処理の信号分離方法としては、たとえば、MIMO空間分割多重の受信信号分離で行われる、最尤系列推定,空間フィルタリングなどがある。
つぎに、送信ダイバーシチ受信処理装置23aは、受信信号分離処理された受信信号に対して、送信ダイバーシチ送信処理装置11aが行った送信処理に応じた送信ダイバーシチ受信処理を行う。
つづいて、本実施の形態において移動局同士がすれ違う場合について説明する。図12は、図9に示した構成例において移動局8b−1が、移動局8b−2とすれ違う例を示したものである。移動局8b−2は、移動局8b−1と同様の機能構成であるため機能構成の説明は省略する。移動局8b−2は、線路9−2上を移動局8b−1と反対方向に進行している。
図12のように、漏洩電波干渉区間6−nの位置において移動局8b−1と移動局8b−2が進行方向に対して直行する方向に並ぶとき、移動局8b−1は、移動局8b−2に遮られ進行方向に対して左側から到来する漏洩電波30b−1〜30b−nを受信できない。しかし、右側から到来する漏洩電波40b−1〜40b−(n−1)を受信することができ、これらをアンテナ21−1〜21−mで受信して受信信号分離処理を行い、送信ダイバーシチ受信処理を行うことにより通信を継続できる。同様に、移動局8b−2は、移動局8b−1に遮られ進行方向に対して左側から到来する漏洩電波(この例の場合は40b−1〜40b−n)を受信できないが、右側から到来する漏洩電波(この例の場合は30b−1〜30b−n)を受信することができ、通信を継続することができる。
なお、この場合にも、実施の形態2と同様に、移動局8b−1と移動局8b−2がすれ違うときには受信信号に欠損が生じる可能性があるが、欠損の防止を重視する場合には、2n/L個に空間分割多重するかわりに、n/L個に空間分割多重し、たとえば、漏洩同軸ケーブル2−1と漏洩同軸ケーブル3−1など両側に敷設された1対で同一の信号を送出するようにすればよい。
なお、本実施の形態では、隣接する漏洩同軸ケーブルをグループ化することとしたが、これにかぎらず、どのようなグループ化を行ってもよい。図13に別のグループ化を行う例を示す。グループ化の対象が異なる以外は図9の構成と同様である。図13の例では、漏洩同軸ケーブル2−1と3−1をグループ化し、以下、同様に2−iと3−iをグループ化し、4−iと5−iをグループ化する。すなわち、線路9−1,9−2の片側の漏洩同軸ケーブルともう一方の側に敷設される漏洩同軸ケーブルで1つのグループとする。
そして、図9の場合と同様に、同一グループ内の漏洩同軸ケーブルには同一の送信信号を送信ダイバーシチ処理した信号を出力し、グループ単位に空間分割多重処理を行う。この例では、移動局8b−1と移動局8b−2がすれ違うときに、片側の漏洩電波が受信できなくても受信信号に欠損は無い。
なお、本実施の形態では、基地局1b−1,1b−2に接続される漏洩同軸ケーブルの本数を両側にn本ずつとし、移動局8b−1,8b−2の左右のアンテナをm本ずつとしているが、nは2以上、mは1以上であればどのような数値でもよい。
以上のように、本実施の形態では、移動局8b−1の進行方向の左右両側に各々複数の漏洩同軸ケーブルを敷設するようにし、基地局1b−1,1b−2において送信ダイバーシチ処理と空間分割多重処理を行うようにした。このため、移動局8b−1が、漏洩電波干渉区間6−nの位置において他の移動局8b−2とすれ違うときにも通信を継続でき、さらに、伝送品質の向上と伝送容量を増大が可能となる。
実施の形態4.
図14は、本発明にかかる移動体無線通信システムの実施の形態4の機能構成例を示す図である。図14に示すように、本実施の形態の移動体無線通信システムは、実施の形態1の移動体無線通信システムの漏洩同軸ケーブル2−1〜2−n,3−1〜3−n,4−1〜4−n,5−1〜5−nを漏洩同軸ケーブル2a−1〜2a−n,3a−1〜3a−n,4a−1〜4a−n,5a−1〜5a−nに替えているが、それ以外は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能のものは、同一の符号を付して説明を省略する。また、漏洩電波40−1〜40−nは、本実施の形態において漏洩同軸ケーブル4a−1〜4a−nから送出される漏洩電波であり、漏洩電波30−1〜30−nは、本実施の形態において漏洩同軸ケーブル3a−1〜3a−nから送出される漏洩電波である。
本実施の形態では、同一線上に敷設される漏洩同軸ケーブル2a−iと漏洩同軸ケーブル4a−iの終端区間をオーバーラップさせる。また、漏洩同軸ケーブル3a−iと漏洩同軸ケーブル5a−iの終端区間をオーバーラップさせる。同様に、漏洩同軸ケーブルの終端区間では漏洩電波の電界強度が弱まるが、このように、終端区間をオーバーラップさせることにより、放射される漏洩電波の電界強度の低下を防ぐことができる。本実施の形態の送信動作および受信動作は実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の基地局1−1,1−2と移動局8−1,8−2を備えることとしたが、これらに替えて、実施の形態2の基地局1a−1,1a−2と移動局8a−1,8a−2を用いてもよい。この場合、送信動作および受信動作は実施の形態2と同様である。また、同様に、実施の形態3の1b−1,1b−2と移動局8b−1,8b−2を用いてもよい。この場合、送信動作および受信動作は実施の形態3と同様である。
以上のように、本実施の形態では、移動局8−1の進行方向の左右両側に各々複数の漏洩同軸ケーブルを敷設して、漏洩同軸ケーブル終端区間をオーバーラップさせ、基地局1−1,1−2で送信ダイバーシチ処理を行うようにした。このため、漏洩電波干渉区間が存在せず、移動局8−1が他の移動局とすれ違うときにも通信が継続できる。また、移動局8−1が、オーバーラップ区間を走行するときには実施の形態1に比べてさらに通信性能を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる移動体無線通信システムは、漏洩同軸ケーブルを用いた移動体無線通信システムに有用であり、特に、線路または道路などに沿って敷設された漏洩同軸ケーブルを用いた移動体無線通信システムに適している。
実施の形態1の移動体無線通信システムの機能構成例を示す図である。 実施の形態1の基地局の機能構成例を示す図である。 実施の形態1の移動局の機能構成例を示す図である。 実施の形態1において移動局がすれ違う例を示す図である。 実施の形態2の移動体無線通信システムの機能構成例を示す図である。 実施の形態2の基地局の機能構成例を示す図である。 実施の形態2の移動局の機能構成例を示す図である。 実施の形態2において移動局がすれ違う例を示す図である。 実施の形態3の移動体無線通信システムの機能構成例を示す図である。 実施の形態3の基地局の機能構成例を示す図である。 実施の形態3の移動局の機能構成例を示す図である。 実施の形態3において移動局がすれ違う例を示す図である。 実施の形態3の別のグループ化の例を示す図である。 実施の形態4の移動体無線通信システムの機能構成例を示す図である。 従来の移動体無線通信システムの構成例示す図である。
符号の説明
1−1,1−2,1a−1,1a−2,1b−1,1b−2 基地局
2−1〜2−n,3−1〜3−n,4−1〜4−n,5−1〜5−n 漏洩同軸ケーブル
6−1〜6−n,7−1〜7−n 漏洩電波干渉区間
8−1,8−2,8a−1,8a−2,8b−1,8b−2 移動局
9−1,9−2 線路
10 送信信号生成装置
11,11a 送信ダイバーシチ送信処理装置
12 分配器
13,13a 送信信号多重化処理装置
21−1〜21−m,22−1〜22−m アンテナ
23,23a 送信ダイバーシチ受信処理装置
24,24a 受信信号分離処理装置
30−1〜30−n,40−1〜40−n,30a−1〜30a−n,40a−1〜40a−n,30b−1〜30b−n,40b−1〜40b−n 漏洩電波
31−1〜31−m,41−1〜41−m,31a−1〜31a−m,41a−1〜41a−m,31b−1〜31b−m,41b−1〜41b−m 受信信号

Claims (8)

  1. 送信信号を生成する基地局と、
    移動方向に対して左右両側にアンテナを備え、前記送信信号を受信する移動局と、
    前記移動の移動経路と並列に前記移動経路の左右両側にそれぞれ複数本敷設されかつ前記基地局に接続され、前記送信信号を漏洩電波として送信する漏洩同軸ケーブルと、
    を含み、
    前記移動局が、前記送信信号として前記漏洩電波を受信することを特徴とする移動体無線通信システム。
  2. 前記漏洩同軸ケーブルは、隣接する他の基地局に接続される漏洩同軸ケーブルの延長線上に敷設され、さらに、前記隣接する他の基地局に接続される漏洩同軸ケーブルとの境界が前記移動経路の伸張方向に対して重ならない位置となるように敷設されることを特徴とする請求項1に記載の移動体無線通信システム。
  3. 前記漏洩同軸ケーブルは、隣接する他の基地局に接続される漏洩同軸ケーブルとたがいに終端から所定の長さ分オーバーラップするように敷設されることを特徴とする請求項1に記載の移動体無線通信システム。
  4. 前記基地局の送信信号の生成処理を、送信ダイバーシチの送信処理とし、
    前記移動局は、前記漏洩電波を用いて送信ダイバーシチの受信処理を行うことを特徴とする請求項1、2または3に記載の移動体無線通信システム。
  5. 前記基地局の送信信号の生成処理を、空間分割多重処理とし、
    前記移動局は、前記漏洩電波を用いて信号分離処理を行うことを特徴とする請求項1、2または3に記載の移動体無線通信システム。
  6. 前記基地局の送信信号の生成処理を、送信ダイバーシチの送信処理および空間分割多重処理とし、
    前記移動局は、前記漏洩電波を用いて信号分離処理および送信ダイバーシチの受信処理を行うことを特徴とする請求項1、2または3に記載の移動体無線通信システム。
  7. 同一の前記基地局に接続された隣接する2つ以上の漏洩同軸ケーブルを1つのグループとし、
    前記送信信号の生成処理として、前記グループを送信ダイバーシチの送信処理単位とし、前記グループ内の漏洩電波を用いて1つの送信信号に対する送信ダイバーシチを形成し、グループ間で空間多重分割処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の移動体無線通信システム。
  8. 同一の前記基地局に接続された前記移動経路に対して異なる側に敷設された漏洩同軸ケーブルを含む2つ以上の漏洩同軸ケーブルを1つのグループとし、
    前記送信信号の生成処理として、前記グループを送信ダイバーシチの送信処理単位とし、前記グループ内の漏洩電波を用いて1つの送信信号に対する送信ダイバーシチを形成し、グループ間で空間多重分割処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の移動体無線通信システム。
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