JP5022401B2 - 硫黄回収装置の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、硫黄回収装置の運転方法に関する。
各種石油製品や石油化学製品の精製においては、製品安定性や臭気、腐食性等を改善するために、間接脱硫装置や直接脱硫装置などによって、硫黄成分を除去する工程を有する。通常、脱硫装置では、水素の存在下で、触媒を用いて、重油、重質軽油、軽質軽油、灯油、ナフサ等に含まれる硫黄成分を硫化水素に変換して除去する。生成した硫化水素ガスは、通常、硫黄回収装置において、一部が二酸化硫黄に変換された後、クラウス反応により硫黄として回収される。
硫黄回収装置における硫化水素ガスの具体的な処理方法としては、硫化水素ガスの一部を燃焼させて二酸化硫黄を生成させ、この二酸化硫黄と未燃焼の硫化水素とを触媒存在下、クラウス反応させて、硫黄と水を生成する方法が採用されている。このように硫化水素ガスの処理を行う硫黄回収装置は、通常、硫化水素を燃焼させて、クラウス反応を行い、硫黄を回収する硫黄回収部(クラウス系)と、硫黄回収部で発生した余剰の二酸化硫黄を加熱し、触媒存在下で水素により還元して硫化水素とし、当該硫化水素を吸収液で吸収させるガス吸収部と、硫化水素が除去されたオフガスを燃焼させる燃焼部とを有する。
図2は、硫黄回収装置の従来の運転方法を説明するための概略構成図である。硫黄回収装置3は、硫黄回収部100とガス吸収部200と燃焼部300とを備える。通常の運転状態では、反応炉112に、硫化水素ガス(アシッドガス)と空気とが所定の比率で供給され、硫化水素の一部が燃焼して酸化硫黄(二酸化硫黄)を生成する。生成した二酸化硫黄と未燃焼の硫化水素は、配管L102を通ってクラウス触媒を有する第1反応器114に導入される。第1反応器114では、クラウス反応が進行して硫化水素と二酸化硫黄とから硫黄が生成される。生成した硫黄は、二酸化硫黄及び硫化水素を含む未反応ガスとともに配管L104を通って、凝縮器116に導入され、凝縮器116より液状で回収される。
一方、第1反応器114で反応しなかった未反応ガス(硫化水素及び酸化硫黄を含む)は、配管L106及びバルブV104を通ってガス吸収部200の加熱器132に導入される。硫黄回収装置3の定常運転では、バルブV102は閉止されており、未反応ガスが燃焼器139で燃焼されて大気汚染物質が放出されることを防止している。未反応ガスは、加熱器132で導入される水素ガスとともに所定の温度に加熱され、配管L110を通って水素化触媒を有する第2反応器134に導入される。第2反応器134では、水素化触媒の作用により、未反応ガスに含まれる酸化硫黄が水素化されて硫化水素及び水を生成する。これらの硫化水素及び水は、他の副生ガスとともに配管L112を通ってクエンチャ136に導入され、硫化水素を含むガス留分と水とに分離される。クエンチャ136で分離されたガス留分は、配管L114及び配管L116を通ってガス吸収塔138に導入され、ガス留分に含まれる硫化水素が配管L124によって供給される吸収液で吸収される。硫化水素を吸収した吸収液は配管L126を通って排出され、他の装置でこの吸収液から分離される。分離された硫化水素は場合によって再び硫黄回収装置3の反応炉112に供給される。一方、ガス留分に含まれるオフガス(燃料ガス)は、配管L122を通って燃焼器139に導入され燃焼される。
ところで、二酸化硫黄などの酸化硫黄ガス(SO)は、大気汚染物質として知られており、毒性も高いことから、大気中への放出量を極力低減することが求められている。このため、硫黄回収装置で発生する酸化硫黄ガスの大気中への放出量を極力低減することが求められる。
しかしながら、原料である硫化水素の量が変動して過剰または過少となった場合、硫黄回収装置の運転を停止する場合、あるいはその後運転を開始する場合には、硫黄回収装置にかかる負荷が変動して、運転を調整することが難しくなり、ガス吸収部で処理できない硫化水素を、配管L108を介して燃焼器139で燃焼せざるを得なくなってしまう。この場合、一時的に大気中に二酸化硫黄などの酸化硫黄ガスが燃焼器から排出されてしまうこととなる。このような負荷変動時において大気汚染物質の排出を抑制する運転方法として、燃焼性ガスを装置内に注入することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−265204号公報
硫黄回収装置は、定期的に熱交換器や加熱炉などの各機器を開放してメンテナンスや修理を行う必要があり、その度に運転の停止操作及び開始操作が必要となる。特に硫黄回収装置の負荷が大きく変動する運転開始操作時においては、燃焼器から排出される酸化硫黄ガスの排出量が定常運転状態の時に比べて多くなる場合があった。このため、硫黄回収装置の運転開始操作時において、酸化硫黄ガスなどの大気汚染物質の排出量を安定的に低減することのできる運転方法が求められている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、硫黄回収装置の運転開始の際に、大気汚染物質の排出量を十分に低減することが可能な硫黄回収装置の運転方法を提供することを目的とする。
本発明では、硫化水素を燃焼させて二酸化硫黄を生成する反応炉と、二酸化硫黄及び硫化水素をクラウス反応させて硫黄を生成する第1触媒を有する第1反応器と、を備える硫黄回収部、並びに硫黄回収部で生成した二酸化硫黄を水素化反応させて硫化水素を生成する第2触媒を有する第2反応器と、第2反応器で生成した硫化水素を吸収液に吸収させる吸収塔を備えるガス吸収部、を具備する硫黄回収装置の運転方法であって、該硫黄回収装置の運転開始の際に、反応炉に水素を主成分とする燃料ガスとともに燃料ガスを燃焼させる空気を理論空燃比以下の空燃比で供給し、燃料ガスを燃焼させて生成する燃焼ガスにより硫黄回収部を昇温する昇温工程と、燃焼ガスをガス吸収部に流通させた状態で、反応炉への硫化水素の供給を開始して、該硫化水素の少なくとも一部を燃焼させる反応開始工程とを有する硫黄回収装置の運転方法を提供する。
本発明の硫黄回収装置の運転方法では、運転開始時における硫黄回収部の昇温の際に、反応炉の空燃比を理論空燃比以下とした状態で燃料ガスを燃焼させている。このため、硫黄回収装置内の酸素濃度を十分に低減しつつ、装置内を昇温させることができる。このように装置内の酸素濃度が十分に低減されているため、硫黄回収装置に硫化水素を供給する前から硫黄回収部とガス吸収部とを流通させた状態で硫黄回収部を昇温しても、水素化反応用の第2触媒の損傷を抑制することできる。そして、硫化水素の供給を開始した当初から、硫黄回収部から排出される酸化硫黄及び硫化水素をガス吸収部において吸収することが可能となり、運転開始時における酸化硫黄ガスの大気中への排出量を十分に低減することができる。また、従来大気中に排出されていた酸化硫黄を、硫黄回収装置で処理できるようになるため、硫黄の回収量を増加させることができる。
本発明では、昇温工程において、反応炉に燃料ガス及び空気とともにスチームを注入しながら昇温することが好ましい。
これによって、硫黄回収部を徐々に昇温することが可能となり、硫黄回収装置の運転開始操作を一層円滑に行うことができる。
また、本発明の運転方法では、昇温工程の前に、硫黄回収部とガス吸収部とをそれぞれ個別に昇温させる予備工程を有することが好ましい。
これによって、運転開始操作に所要する作業及び時間を低減しつつ、硫黄回収部及びガス吸収部のそれぞれの温度調整作業を容易にすることができる。
本発明の硫黄回収装置の運転方法によれば、運転開始の際に、大気汚染物質の排出量を十分に低減することができる。
本発明の運転方法の好適な実施形態を説明するための硫黄回収装置の概略構成図である。 従来の運転方法を説明するための硫黄回収装置の概略構成図である。
以下、場合により図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の運転方法の好適な実施形態を説明するための硫黄回収装置の概略構成図である。硫黄回収装置1は、硫黄回収部10とガス吸収部20と燃焼部30とを備える。本実施形態の運転方法は、ガス吸収部20の昇温と、燃料ガスを燃焼させて生成した燃焼ガスを用いて硫黄回収部10の昇温と、を行う昇温工程と、該燃焼ガスをガス吸収部20に流通させた状態で、反応炉12への硫化水素の供給を開始して、該硫化水素の少なくとも一部を燃焼させる反応開始工程とを有する。以下、工程毎に詳細に説明する。
(昇温工程)
昇温工程では、まずガス吸収部20の昇温を次の通りにして行う。加熱器32に燃料ガスとともに、該燃料ガスに対して空気を理論空燃比以下の空燃比で供給して燃料ガスを燃焼させ、燃焼ガスを生成する。ここで、理論空燃比とは、燃料ガスに対する、該燃料ガスを完全燃焼させるために必要な空気の質量比率をいい、空燃比は、燃料ガスに対する空気の質量比率をいう。昇温工程における燃料ガスに対する空気の量は、理論空燃比を基準(100質量%)として、80〜110質量%であることが好ましく、90〜100質量%であることが好ましい。加熱器に供給する空気の量が多すぎるとガス回収部20内における酸素濃度が上昇して第2反応器34に充填された水素化反応用の第2触媒が損傷し易くなる傾向がある。昇温工程においては、バルブV4が閉止されており、バルブV2が開放されている。加熱器32としては、通常のラインヒーターを用いることができる。
加熱器32を通過した燃焼ガスは、配管L10を通って、水素化用の第2触媒が充填された第2反応器34に導入される。これによって、第2反応器34が昇温される。昇温工程において、第2反応器34は、250〜300℃まで昇温されることが好ましい。昇温後の第2反応器34の温度が低すぎると、次の工程で反応炉12に硫化水素の供給を開始した場合に、二酸化硫黄の水素化が十分に進行せず、二酸化硫黄の排出量を十分に低減することができない傾向がある。一方、第2反応器34の温度が高すぎると、第2反応器34に充填された水素化用反応用の第2触媒の活性が低下する傾向がある。
第2反応器34を通過した燃焼ガスは、配管L12を通ってクエンチャ36に導入される。クエンチャ36としては、通常の塔(タワー)や槽(ベッセル)を用いることができる。クエンチャ36では、燃焼ガスが冷却されることにより生成した水を分離して排出することができる。
クエンチャ36を通過した燃焼ガスの一部は、配管L14及びL16を経由してガス吸収塔38に導入される。また、クエンチャ36を通過した燃焼ガスの一部は、配管L18、ブロア37、及び配管L20を通過して加熱器32にリサイクルされる。ガス吸収塔38に導入された燃焼ガスは、配管L22を通って燃焼器39に導入され、その後大気中へ排出される。
次に、硫黄回収部10の昇温を次の通りにして行う。反応炉12にスチーム(水蒸気)を注入しながら、燃料ガスとともに、該燃料ガスに対して空気を理論空燃比以下の空燃比で供給して燃料ガスを燃焼させ、燃焼ガスを生成する。ここで、理論空燃比とは、燃料ガスに対する、該燃料ガスを完全燃焼させるために必要な空気の質量比率をいい、空燃比は、燃料ガスに対する空気の質量比率をいう。昇温工程における燃料ガスに対する空気の量は、理論空燃比を基準(100質量%)として、80〜110質量%であることが好ましく、95〜105質量%であることが好ましい。反応炉12に供給する空気の量が多すぎると硫黄回収装置1内における酸素濃度が上昇し、硫黄回収装置1の内部に付着する硫黄や硫化鉄等の燃焼により発生する酸化硫黄等の大気汚染物質の排出量が多くなってしまう傾向がある。また、次工程で硫黄回収部10とガス吸収部20とを接続した際に、第2反応器34に充填された水素化反応用の第2触媒が損傷し易くなる傾向がある。
昇温工程においては、反応炉12出口の酸素濃度を、0.01〜1.0質量%に維持することが好ましい。該酸素濃度が1.0質量%を超えると、硫黄回収部10とガス吸収部20とを接続した際に第2反応器34に備えられる水素化反応用の第2触媒が損傷する傾向がある。また、硫黄回収装置1の内部に付着する硫黄や硫化鉄等が燃焼し、酸化硫黄等の大気汚染物質の排出量が多くなってしまう傾向がある。
燃料ガスとしては、水素ガスや各種炭化水素ガスを用いることが好ましく、水素ガスを用いることがより好ましい。水素ガスを用いることによって、硫黄回収装置1内への炭素の析出を十分に抑制することができる。
反応炉12で生成した燃焼ガスは、配管L2を通って、クラウス反応用の第1触媒が充填された第1反応器14に導入され、第1反応器14が昇温される。昇温工程において、反応炉12は1000℃、第1反応器14は200〜230℃に昇温されることが好ましい。第1反応器14の昇温温度が低すぎると、次の工程で硫化水素の供給を開始してもクラウス反応が十分に進行せず、多量の未反応硫化水素が下流側のガス吸収部20に流れて、ガス吸収部20の負荷が上昇してしまう傾向がある。一方、第1反応器14の昇温温度が高すぎると、クラウス反応用の第1触媒の活性が低下する傾向がある。
第1反応器14を通過した燃焼ガスは、配管L4を通って、凝縮器16に導入される。凝縮器16としては通常の熱交換器を用いることができる。なお、通常の運転状態においては、凝縮器16には、冷媒(例えば水)を供給することができる。
以上の工程によって、硫黄回収装置1全体が昇温される。昇温に伴って、各機器や配管の温度が上昇して熱膨張するため、機器破損や漏洩防止の観点から、硫黄回収装置1の昇温は徐々に行うことが好ましい。本実施形態では、反応炉12に燃料ガス及び空気とともに、スチームを供給することによって、反応炉12から排出される燃焼ガスの温度を調整している。これによって、硫黄回収装置1全体の昇温速度を円滑に制御することができる。
反応炉12に供給するスチームの温度及び圧力に特に制限はなく、例えば、100〜1000kPa、130〜250℃のものを用いることができる。スチームは、ボイラー等から供給される。スチームはボイラーでの調整や圧力調節弁によって所望の圧力及び温度に調整される。
ガス吸収部20を昇温した後、硫黄回収部10とガス吸収部20との接続を行う。この際、反応炉12出口における燃焼ガスの酸素濃度を、0.01〜1.0質量%に維持することが好ましい。該酸素濃度が1.0質量%を超えると第2反応器34に備えられる水素化反応用の第2触媒が損傷する傾向がある。また、硫黄回収部10とガス吸収部20との接続は、バルブV4を開放し、バルブV2を閉止することによって行う。反応開始工程における硫化水素の供給開始前に、硫黄回収部10とガス回収部20とを接続することで、硫化水素の供給を開始した当初から、硫黄回収部10で生成する酸化硫黄及び硫化水素をガス吸収部20において吸収することが可能となる。これによって、硫黄回収装置1の運転開始時における酸化硫黄ガスの大気中への排出量を十分に低減することができる。また、従来大気中に排出されていた酸化硫黄を、硫黄回収装置1で処理できるようになるため、硫黄の回収量を増加させることができる。
(反応開始工程)
反応開始工程は、反応炉への硫化水素ガス(アシッドガス)の供給を開始して、該硫化水素の少なくとも一部を燃焼させる工程であり、定常運転への移行工程である。
昇温工程によって、例えば、反応炉12を1000℃、第1反応器14を200〜230℃にまで昇温したら、反応炉12に硫化水素ガスの供給を開始することにより、反応開始工程を開始する。クラウス反応用の第1触媒の損傷を十分に抑制する観点、及び運転開始操作を円滑に行う観点から、硫化水素ガスの供給は徐々に増やすことが好ましい。
反応炉12には、燃料ガスを燃焼させるために供給される所定量の空気に加えて、硫化水素ガスの供給開始と同時に、該硫化水素ガスの少なくとも一部を燃焼させる空気を供給することが好ましい。硫化水素ガスを燃焼させるための空気の量は、該空気に含まれる酸素によって該硫化水素ガスの供給量全体の1/3が下記式(1)で反応する量とすることが好ましい。これによって、硫黄回収部10からガス吸収部20に導入される硫化水素及び二酸化硫黄の量を十分に低減することができる。
S+3/2O → SO+HO ・・・(1)
運転開始操作時における運転状態の変動を十分抑制する観点から、反応炉12への硫化水素ガスの供給を増やしながら、それに対応して燃料ガスの供給を徐々に減らすことが好ましい。この際、水素化反応用の第2触媒の損傷を防止するため、燃料ガスの供給量の減少量に見合うように、燃料ガス燃焼用の空気の供給量も減らすことが好ましい。
上記式(1)の反応によって生成した二酸化硫黄は、未反応の硫化水素と共に配管L2を通ってクラウス反応用の第1触媒を有する第1反応器14に導入される。第1反応器14では、下記式(2)で表されるクラウス反応が進行し、硫黄の生成量が増加する。第1反応器14で生成した硫黄は、燃焼ガスや未反応の硫化水素ガス及び二酸化硫黄ガスとともに、配管L4を通って凝縮器16に導入される。生成した硫黄は凝縮器16で、例えば190℃以下に冷却され、液状の状態で硫黄回数装置1から排出される。
2HS+SO → 2HO+3S ・・・・(2)
反応開始工程において、第1反応器14の運転状態は、最終的に200〜350℃の温度に到達することが好ましい。このような温度条件とすることによって、上記式(2)のクラウス反応が安定的に進行し、酸化硫黄の排出量を十分に低減しつつガス吸収部20の硫化水素ガスの吸収負荷を十分に低減することができる。
凝縮器16で冷却された硫化水素ガス及び二酸化硫黄ガスは、燃焼ガスとともに配管L6を通ってガス吸収部20に設けられる加熱器32に導入され、270〜300℃に加熱される。加熱された硫化水素ガス及び酸化硫黄ガスは、燃焼ガス及び加熱器32に供給される水素ガスとともに水素化反応用の第2触媒を備える第2反応器34に導入される。ここで、第2反応器34では、水素化反応用の第2触媒の作用によって、二酸化硫黄及び水素が下記式(3)に示すように反応して、硫化水素及び水を生成する。なお、加熱器32としては通常のラインヒーターを用いることができる。
SO+3H → HS+2HO ・・・(3)
第2反応器34に収容される水素化反応用の第2触媒としては、通常の触媒を用いることができる。
上記式(3)の反応によって生成した硫化水素及び水は、燃焼ガスとともに、配管L12を通ってクエンチャ36に導入されて、水と硫化水素及び燃焼ガスとに分離される。分離された水はクエンチャ36の底部から硫黄回収装置1の外部に排出される。
クエンチャ36で分離された硫化水素及び燃焼ガスは、配管L14及びL16を通ってガス吸収塔38に導入され、配管L24を通ってガス吸収塔38に供給される吸収液と接触する。硫化水素は吸収液に吸収され、硫化水素を吸収した吸収液は、配管L26を通って排出される。硫化水素濃度が十分に低減された燃焼ガスは、配管L22を通って燃焼部30に備えられる燃焼器39に導入される。該燃焼ガスは、硫化水素ガス及び酸化硫黄ガス濃度が十分に低減されているため、燃焼器39から排出される排出ガス中の酸化硫黄ガスなどの大気汚染物質の濃度は十分に低減されている。
なお、ガス吸収塔38の負荷を調整するため、及びガス吸収部20全体のバランスを保つために、硫化水素ガス及び燃焼ガスの一部は、配管L18、ブロア37及び配管L20を介してリサイクルされる場合がある。
反応開始工程においては、反応炉12への硫化水素の供給量を徐々に増やしつつ燃料ガスの供給量を徐々に減らすことが好ましい。最終的に、反応炉12への燃料ガスの供給を止めて反応開始工程を終了し、反応炉12に硫化水素ガスのみを供給する定常運転に移行することができる。反応炉12へのスチームの供給は、反応開始工程中に停止してもよく、定常運転まで継続的に供給してもよい。
反応開始工程終了後、定常運転とすることができる。定常運転では、硫黄回収部10の反応炉12に、硫化水素ガスと空気とが所定の比率で供給され、硫化水素ガスの一部が燃焼して二酸化硫黄を生成する(上記式(1))。反応炉12に供給される硫化水素ガスと空気との比率は、硫化水素ガスの供給量全体の1/3が上記式(1)で燃焼する比率とする。この比率に調製することによって、後述するクラウス反応が効率的に進行し、未反応の硫化水素及び二酸化硫黄の発生を十分に抑制することができる。また、硫黄回収装置1における硫黄の回収量を増加することができる。
上記実施形態による硫黄回収装置の運転方法によれば、凝縮器16から排出される酸化硫黄含有ガスを、配管L8を介して燃焼器39へ排出させずに、運転の開始操作を行うことができる。したがって、酸化硫黄ガスなどの大気汚染物質の大気排出を十分に低減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例に基づき本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示す硫黄回収装置1の運転開始操作を以下の通り行った。
まず、加熱器32に、燃料ガスとともに、該燃料ガスに対して空気を理論空燃比以下の空燃比で供給して燃料ガスを燃焼させ、燃焼ガスを生成させた。この燃焼ガスを、第2反応器34、クエンチャ36及びブロア37の順で循環させた。これによって、ガス吸収部20を、第2反応器34の温度が270℃になるまで昇温した。このとき、硫黄回収装置1におけるバルブV2を開放し、バルブV4を閉止していた。
次に、水素ガス、空気及びスチームを反応炉12に導入して、水素ガスを燃焼させ、発生した燃焼ガス(水)によって、硫黄回収部10全体を昇温した。この際、スチームの注入量を調整することによって、硫黄回収部10の昇温速度を30〜50℃/時間に制御した。
反応炉12に供給する水素に対する空気の比率を、理論空燃比を基準として、90〜100質量%となるように調整した。そして、硫黄回収装置1内の酸素濃度を1体積%以下とした。なお、酸素濃度測定は、凝縮器16の出口にて行い、市販のガスセンサーを用いて行った。
次に、バルブV4を開放するとともに、バルブV2を閉止して、凝縮器16から排出される燃焼ガスが、配管L8を通って燃焼器39に排出されないようにした。
反応炉12が1000℃、第1反応器14が200〜230℃に到達した後、反応炉12に硫化水素ガス(アシッドガス)を導入して、反応開始工程を開始した。硫化水素ガスは、反応炉12に導入する燃料ガスを減らしながら、徐々に増やした。この際、反応炉12への空気の導入量は、水素ガスを理論燃焼させるために必要な空気量の90〜100質量%に相当する空気量と、硫化水素の総量の1/3を燃焼させるために必要な空気量との合計量とした。
反応炉12に導入した硫化水素の一部は上記式(1)によって二酸化硫黄となり、当該二酸化硫黄は未反応の硫化水素と上記式(2)によって反応(クラウス反応)して、硫黄を生成した。この硫黄は、凝縮器16から回収された。
第1反応器14から排出された未反応の二酸化硫黄ガスは、凝縮器16を通過して、加熱器32に導入され270〜300℃に昇温された後、水素ガスとともに第2反応器34に導入され、上記式(3)の反応によって硫化水素と水とに変換された。
硫化水素は、クエンチャ36によって水と分離された後、ガス吸収塔38に導入され、吸収液(ジイソプロパノールアミン)に吸収された。硫化水素が除去された燃焼ガス(オフガス)は、配管L22を通って燃焼器39に導入された。燃焼器39から排出される排出ガス中の二酸化硫黄濃度を市販のガス濃度計測器を用いて測定した。運転開始操作時における排出ガス中の二酸化硫黄の濃度は、数10〜数100ppmで推移した。
反応炉12への水素ガスの供給を停止して、定常運転に移行した。運転開始操作(予備工程)の開始から、第1反応器14及び第2反応器34が所定の温度に到達して反応炉12への水素ガスの供給を停止するまで、すなわち定常運転状態となるまでに所要した時間は48時間であった。
(比較例1)
図2に示す硫黄回収装置3の運転開始操作を以下の通り行った。
水素ガス、空気及びスチームを反応炉112に導入して燃焼させ、発生した燃焼ガス(水)によって、硫黄回収部100全体を昇温した。硫黄回収部100の昇温速度は、昇温速度を30〜50℃/時間に調整した。
また、硫黄回収部100の昇温と同時に、加熱器132に、燃料ガスとともに、該燃料ガスに対して空気を理論空燃比以下の空燃比で供給して燃料ガスを燃焼させ、燃焼ガスを生成させた。この燃焼ガスを、第2反応器134、クエンチャ136及びブロア137の順で循環させた。これによって、ガス吸収部200を第2反応器134の温度が270℃になるまで昇温した。このとき、硫黄回収装置3におけるバルブV102を開放し、バルブV104を閉止していた。
反応炉112が1000℃、第1反応器114が200〜230℃に到達した後、バルブV102を開放し、バルブV104を閉止したまま、反応炉112に硫化水素ガス(アシッドガス)を導入して、反応開始工程を開始した。硫化水素ガスは、反応炉112に導入する燃料ガスを減らしながら、徐々に増やした。この際、反応炉112への空気の導入量は、水素ガスを理論燃焼させるために必要な空気量と、硫化水素の総量の1/3を燃焼させるために必要な空気量との合計量以上とした。
反応炉112に導入した硫化水素の一部は上記式(1)によって二酸化硫黄となり、当該二酸化硫黄は未反応の硫化水素と上記式(2)によって反応(クラウス反応)して、硫黄を生成した。この硫黄は、凝縮器116から回収された。
第1反応器114から排出された未反応の二酸化硫黄ガス及び硫化水素ガスは、凝縮器116を通過して、バルブV102、配管L108を通って、燃焼器139に導入された。燃焼器139から排出される排出ガスの二酸化硫黄濃度を市販のガス濃度計測器を用いて測定した。運転開始操作時における排出ガスの二酸化硫黄の濃度は、実施例1の数十〜数百倍であった。
反応炉112への水素ガスの供給を停止した後、バルブV102を閉止し、バルブV104を開放することによって、硫黄回収部100とガス吸収部200との繋ぎこみを行い、硫黄回収装置の定常運転に移行した。運転開始操作の開始から、定常運転に移行するまでに所要した時間は48時間であった。
1,3…硫黄回収装置、10,100…硫黄回収部、12,112…反応炉、14,114…第1反応器、16,116…凝縮器、20,200…ガス吸収部、30,300…燃焼部、32,132…加熱器、34,134…第2反応器、36,136…クエンチャ、37,137…ブロア、38,138…ガス吸収塔、39,139…燃焼器。

Claims (3)

  1. 硫化水素を燃焼させて二酸化硫黄を生成する反応炉と、前記二酸化硫黄及び硫化水素をクラウス反応させて硫黄を生成する第1触媒を有する第1反応器と、を備える硫黄回収部、並びに、
    前記硫黄回収部で生成した二酸化硫黄を水素化反応させて硫化水素を生成する第2触媒を有する第2反応器と、前記第2反応器で生成した前記硫化水素を吸収液に吸収させる吸収塔と、を備えるガス吸収部、を具備する硫黄回収装置の運転方法であって、
    該硫黄回収装置の運転開始の際に、
    前記反応炉に水素を主成分とする燃料ガスとともに前記燃料ガスを燃焼させる空気を理論空燃比以下の空燃比で供給し、前記燃料ガスを燃焼させて生成する燃焼ガスにより、前記反応炉の出口における前記燃焼ガスの酸素濃度を0.01〜1.0質量%に維持しながら前記硫黄回収部を昇温する昇温工程と、
    前記燃焼ガスを前記ガス吸収部に流通させた状態で、前記反応炉への硫化水素の供給を開始して、該硫化水素の少なくとも一部を燃焼させる反応開始工程と、を有する硫黄回収装置の運転方法。
  2. 前記昇温工程では、前記反応炉に前記燃料ガス及び前記空気とともにスチームを注入しながら昇温する請求項1記載の硫黄回収装置の運転方法。
  3. 前記昇温工程では、前記硫黄回収部を昇温する前に、前記ガス吸収部の加熱器に燃料ガスとともに、該燃料ガスに対して空気を理論空燃比以下の空燃比で供給し、前記燃料ガスを燃焼させて生成する燃焼ガスによって前記ガス吸収部を昇温し、
    前記硫黄回収部及び前記ガス吸収部を昇温した後、前記硫化水素の供給を開始する前に前記硫黄回収部と前記ガス回収部とを接続して、前記硫黄回収部で生成した前記燃焼ガスを前記ガス供給部に流通させる請求項1又は2に記載の硫黄回収装置の運転方法。
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