JP5020162B2 - Support for overhanging slab - Google Patents
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Description
本発明は、橋梁の床版をコンクリート打設する際に、鋼又はコンクリートからなる主桁の上部フランジ部より張り出して設けられるコンクリート床版用型枠の張り出し部を下方から支持するための支保工に関する。 The present invention provides a support work for supporting a projecting portion of a concrete floor slab formwork, which is provided by projecting from an upper flange portion of a main girder made of steel or concrete, from below when a bridge floor slab is placed in concrete. About.
道路等が架けられる橋梁においては、路盤にはコンクリート床版が用いられるが、そのコンクリート荷重を支持し、かつコンクリート床版用型枠を所定位置に固定するために、通常、水平支保梁が2個の立設された主桁の間に架け渡され、そして、その上にコンクリート床版用型枠が設けられ、さらにコンクリート床版が打設される。 In bridges where roads are built, concrete floor slabs are used for the roadbed, but in order to support the concrete load and to fix the concrete floor slab formwork in place, two horizontal support beams are usually used. It spans between the standing main girders, and a concrete floor slab form is provided thereon, and a concrete floor slab is placed.
近年、道路等が架けられる橋梁においては、主桁数を減らすとともにコンクリート床版の断面を増大させる傾向にある。その結果、主桁の上部フランジ部より張り出して設けられるコンクリート床版用型枠の張り出し部の張り出し寸法が大きくなり、またコンクリート床版の厚さも従来の橋梁に比べて厚くなっている。 In recent years, bridges on which roads and the like are built tend to reduce the number of main girders and increase the cross section of the concrete slab. As a result, the projecting dimension of the projecting portion of the concrete floor slab form projecting from the upper flange portion of the main girder is increased, and the thickness of the concrete floor slab is also thicker than that of the conventional bridge.
従来から、主桁の上部フランジ部より張り出して設けられるコンクリート床版用型枠の張り出し部を下方から支持するために、コンクリート床版用型枠の張り出し部の下側に配置される大引き材(横腕材ともいう。)と、この大引き材を斜め下方から支える長さ調節可能な斜材からなる支保工が設置されてきた。支保工を構成する大引き材の上部には、根太材を介して、ベニヤ板等からなるコンクリート床版用型枠が設けられ、その上にコンクリートを流し込むことによって、張り出し部を含むコンクリート床版が形成される。 Conventionally, a large pulling material disposed below the projecting part of the concrete floor slab formwork to support the projecting part of the concrete floor slab formwork projecting from the upper flange part of the main girder. (Also referred to as a lateral arm material), and a support work made of a diagonal material capable of adjusting the length of the large pulling material supported from obliquely below has been installed. A concrete floor slab form made of plywood or the like is provided on the upper part of the large pulling material that constitutes the support work, and the concrete floor slab including the overhanging portion is formed by pouring concrete onto it. It is formed.
図1は、従来例に係る橋梁のコンクリート床版の一例を示す断面図である。 FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a concrete floor slab of a bridge according to a conventional example.
ここでは、鋼製の主桁1、1が左右に立設されており、そして、主桁1、1のそれぞれ内側に設置されたパイプサポート5、5の上端部間には、水平支保梁4が架け渡されている。コンクリート床版2の型枠3は、2個の主桁1、1によって支持されているが、型枠3は2つの主桁1、1の上部フランジ部1bの外側に張り出しており、この張り出し部3aは、その下側に配置される大引き材6と長さ調節可能な斜材7からなる支保工によって下方から支持されている。すなわち、この型枠の張り出し部3aの下側には、根太材9を介して、大引き材6が配置されており、この大引き材6は、その一端部において主桁1の上部フランジ1bの先端部に取り付けられた吊りボルト10によって吊り下げられ、そして、非端部において長さ調節可能な斜材7によって下方から支えられている。さらに、この斜材7の下端部は、主桁1のウェブ1aの下端部と下部フランジ1cとの隅部に取付角度自在に取り付けられている。また、主桁1のウェブ1a上端部にはチェーン8が取り付けられ、型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって発生する外向きの水平力を打ち消すべく、斜材7を引っ張っている。
Here, steel
コンクリート床版は、このような2個の主桁及びその外側に設置された支保工によって支持された型枠の上にコンクリートを打設することによって形成される。 A concrete floor slab is formed by placing concrete on a formwork supported by such two main girders and a supporting work installed outside thereof.
図2は、主桁の外側に設置された、従来例に係る支保工の一例(側面図)である。 FIG. 2 is an example (side view) of a support according to a conventional example installed outside the main girder.
コンクリート床版2の型枠の張り出し部3aの下側には、根太材9を介して、大引き材6が配置されている。そして、この大引き材6は、その一端部(図では左端部)において、鋼製の主桁1の上部フランジ1bの先端部にフランジ接続ピース12を介して取り付けられた吊りボルト10によって吊り下げられ、そして、非端部において長さ調節可能な斜材7によって下方から支えられている。この斜材7の下端部は、主桁1のウェブ1aの下端部と下部フランジ1cとの隅部に取付角度自在に取り付けられている。大引き材6の非端部には、斜材7の上端を取付角度自在に連結できる取付金具13が3個設けられており、そのうちの1個に斜材7の上端が取り付けられている。また、主桁1のウェブ1aの上端部にはチェーン8が取り付けられ、型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって発生する外向き(図では右向き)の水平力を打ち消すべく、斜材7を引っ張っている。
On the lower side of the projecting
そして、大引き材6の他端部(図では右端部)の近傍の上側には作業員14が作業をするための足場板15が設置されている。また、作業員14の転落防止のために、大引き材6の他端部(図では右端部)には手摺柱16と手摺材17が取り付けられている。
And the
特許文献1には、鋼製の主桁からの型枠の張り出し部の寸法を拡大するとともに、コンクリート床版の重量化に対応できるようにした支保工が提案されている。これは、型枠の張り出し部の下側に配置される大引き材を長さ調節可能にするとともに、その大引き材の下に設けた逆山形のトラス構造を介して、長さ調節可能な斜材で支えるものである。
図3は、特許文献1において提案された、主桁の外側に設置された支保工の側面図である。
FIG. 3 is a side view of the support construction proposed in
コンクリート床版2の型枠の張り出し部3aの下側には、根太材9を介して、長さ調節可能な大引き材6の一端部(図では左端部)が、受け金具21を介して、鋼製の主桁1のウェブ1aの上端部の近傍の側部に固定されている。ここでは、ウェブ1aを貫通するボルト挿入用の孔が横方向に穿たれており、ここにボルト22とナットでねじ締めすることによって、受け金具21がウェブ1aの上端部の近傍に固定される。型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって外向き(図では右向き)の水平力が発生するが、この外向きの水平力はボルト22とナットとでねじ締めして得られる内向き(図では左向き)の水平力によって打ち消されるので、大引き材の横方向への動きは拘束される。
Under the projecting
そして、この長さ調節可能な大引き材6は、角筒状の外筒部材6aと、この外筒部材6a内に横方向に移動可能に嵌挿される内筒部材6bとからなる。外筒部材6aと内筒部材6bのそれぞれ内側の端部には、所要間隔で複数個の孔が穿たれており、両部材6a、6bに穿たれた孔からそれぞれ1個を選択し、ピン(図示せず)を貫通させて挿着して、両部材6a、6bの位置を固定することによって、大引き材6の長さを所定長さに調節することができるものである。
The length-
また、この長さ調節可能な大引き材の外筒部材6aの左端部近傍と内筒部材6bの非端部には、それぞれ、固定長さの斜材11及び長さ調節可能な斜材7の上端部がピン結合されるとともに、固定長さの斜材11及び長さ調節可能な斜材7のそれぞれの下端部同士がブラケット18にピン接合されることによって、逆山形のトラス構造が形成されている。なお、逆山形のトラス構造を構成する長さ調節可能な斜材7の上端部は内筒部材6bに設けられた取付金具13に、取付角度自在に取り付けられている。さらに、この逆山形のトラス構造は、外筒部材6aの右端部近傍とブラケット18とをつなぐ補強杆19によって補強されている。
In addition, a fixed-length
そして、この長さ調節可能な大引き材6と固定長さの斜材11と長さ調節可能な斜材7とで構成される逆山形トラス構造の頂部にあるブラケット18は、長さ調節可能な斜材7によって下方から支えられている。逆山形トラス構造を介して、この長さ調節可能な大引き材6を下方から支える長さ調節可能な斜材7の下端部は、主桁1のウェブ1aの下端部と下部フランジ1cとの隅部に設けられた取付金具13に、取付角度自在に取り付けられている。
The
図4は、図3で示された特許文献1において提案された支保工の一部拡大図であり、固定構造として受け金具方式を採用したものである。
FIG. 4 is a partially enlarged view of the support construction proposed in
鋼製の主桁1のウェブ1aの上端部の近傍の側面に、受け金具21を横方向の取り付けボルト22及びナット27で固定する。
The
受け金具21は、取付基板21aの前面下部に台板21bを突設するとともに、この台板21bより上方の左右両側に側板21cをそれぞれ突設したものであって、取付基板21aにはボルト挿通孔29を上下に間隔をおいて複数設けている。そして、台板21b上に固着ナット23を溶接により固着し、また2つの側板21cのそれぞれには縦長孔25を設けている。また、主桁1のウェブ1aの上端部の近傍には、横方向の取り付けボルト22を挿通させる横ボルト挿通孔30が穿たれている。
The
この受け金具21の取り付けにあたっては、取付基板21aに穿たれたボルト挿通孔29のうちの一つと、主桁1のウェブ1aの上端部の近傍に穿たれたボルト挿通孔30とに、取り付けボルト22を通してナット27で締め付けることにより、この受け金具21を主桁1のウェブ1aの上端部の近傍の所要位置に取り付けるとともに固定する。
When attaching the metal fitting 21, the
このようにして主桁1のウェブ1aの上端部の近傍の側面に取り付けた受け金具21の2つの側板21cの間に、大引き材6の外筒部材6aの左端部を挿入する。大引き材6の外筒部材6aの両側面の左端部には通し孔(図示せず)が穿たれており、受け金具21の側板21cの両方に設けた縦長孔25と、大引き材6の外筒部材6aの両側面の左端部に設けた通し孔(図示せず)とに通しボルト26を挿し通した後に、ナット(図示せず)で抜け止めして、大引き材6の外筒部材6aの左端部の横方向の動きを拘束する。
In this way, the left end portion of the
そして、受け金具21の台板21b上に固着された固着ナット23に、その下方より押し上げボルト24を螺入して、この押し上げボルト24の先端部でもって大引き材6の外筒部材6aの左端部の下面を支持する。そして、この状態で押し上げボルト24を上下させることによって、大引き材6の外筒部材6aの左端部の高さレベルを調整することができる。
Then, a push-
なお、ここでは、受け金具21の取り付け時に主桁1のウェブ1aと接触する取付基板21aの背面には、主桁1の塗装面を保護する目的で、ネオプレンゴム等のシート材31が貼着されている。また、押し上げボルト24の上端部が当たる外筒部材6aの外端部下面には当て板32が取り付けられている。
Here, a
また、大引き材6の外筒部材6aの左端部の上面には、主桁1の上部フランジ部1bの下面に押し当てる突っ張り材(当てボルトともいう。)33が突設され、その上端部には、上部フランジ部1bの下面に吸着するような形状の吸着カップ34が取り付けてある。これは、大引き材6の先端に作業員14等の作業荷重がかかることによって大引き材の端部の跳ね上がりが発生するのを防止するために設置されている。その結果、大引き材の端部の上下方向の動きが拘束されるので、大引き材の端部がガタつくのを防止することができる。
Further, on the upper surface of the left end portion of the
図5は、特許文献1において提案された他の実施形態にかかる支保工の一部拡大図であり、固定構造として、受け金具方式に代えて、吊りボルト方式を採用したものである。
FIG. 5 is a partially enlarged view of a support work according to another embodiment proposed in
鋼製の主桁1の上部フランジ1bの先端部の上面に溶接によって固着したフランジ接続ピース12より吊りボルト10を垂下し、この吊りボルト10を大引き材6の外筒部材6aの左端部に縦方向に穿ったボルト挿通孔35に貫通させて、この吊りボルト10の下端部に受けナット37をねじ止めすることによって、大引き材6の外筒部材6aの左端を支持するようにしている。
A
この吊りボルト方式の場合、吊りボルト10には型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって外向き(図では右向き)の水平力が発生することから、大引き材6の外筒部材6aの左端部を、引張金具38を介して主桁1のウェブ1aの上端部に取り付けることで、吊りボルト10にかかる外向き(図では右向き)の水平力を打ち消している。この引張金具38の右端部は、大引き材6の外筒部材6aの左端部にボルト止めされ、引張金具38の左端部は主桁1のウェブ1aと上部フランジ部1bとの隅部に固着された取付板39にボルト止めされている。
In the case of this suspension bolt system, a horizontal force generated outward (rightward in the figure) is generated in the
また、大引き材6の外筒部材6aの左端部の上面には、主桁1の上部フランジ部1bの下面に押し当てる突っ張り材33が突設され、その上端部には、上部フランジ部1bの下面に吸着するような形状の吸着カップ34が取り付けてある。これは、大引き材6の先端に作業員14等の作業荷重がかかることによって大引き材の端部の跳ね上がりが発生するのを防止するために設置されている。その結果、大引き材の端部の上下方向の動きが拘束されるので、大引き材の端部がガタつくのを防止することができる。
Further, on the upper surface of the left end portion of the
しかしながら、図1、図2及び図5に示される支保工は、いずれも、大引き材6の主桁側の一端部が、鋼製の主桁の上部フランジ部1bに取り付けられた吊りボルト10によって吊り下げられている。しかし、吊りボルト10には型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって外向きの水平力が発生する。このままでは、大きなモーメントが発生して、吊りボルト10が曲がるおそれがあるので、図1〜2に示される支保工においては、主桁1のウェブ1aの上端部にはチェーン8が取り付けられ、型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって発生する外向きの水平力を打ち消すべく、長さ調節可能な斜材7を引っ張っている。また、図5に示される支保工においては、大引き材6の外筒部材6aの左端部を、引張金具38を介して主桁1のウェブ1aの上端部に取り付けることで、吊りボルト10にかかる外向きの水平力を打ち消している。
However, all of the supporting works shown in FIGS. 1, 2 and 5 are
次に、図3及び図4に示される支保工は、大引き材6の主桁側の一端部(図では左端部)が、受け金具21を介して、鋼製の主桁1のウェブ1aの上端部の近傍に横方向の取り付けボルト22とナットによって固定されている。型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって外向き(図では右向き)の水平力が発生するが、横方向の取り付けボルト22の長さ方向に引張力がかかるだけであるので、この取り付けボルト22が曲がるおそれはない。また、型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって下向きの垂直力が発生して、横方向の取り付けボルト22には剪断力がかかるだけであるから、この取り付けボルト22が曲がるおそれはない。
Next, in the support shown in FIGS. 3 and 4, the
しかしながら、大引き材6の先端に作業員14等の作業荷重がかかることによって大引き材の端部の跳ね上がりが発生し、その結果、大引き材6の端部がガタつくようになる。これを防止するために、大引き材6の外筒部材6aの左端部の上面には、主桁1の上部フランジ部1bの下面に押し当てる突っ張り材33を突設し、その上端部には、上部フランジ部1bの下面に吸着するような形状の吸着カップ34を取り付けることによって、大引き材6の端部の上下方向の動きを拘束している。
However, when the work load of the
この大引き材6の端部の跳ね上がりは、図5に示される支保工においても発生し、その結果、大引き材の端部がガタつくようになる。これを防止するために、大引き材6の外筒部材6aの左端部の上面には、主桁1の上部フランジ部1bの下面に押し当てる突っ張り材33を突設し、その上端部には、上部フランジ部1bの下面に吸着するような形状の吸着カップ34を取り付けることによって、大引き材の端部の上下方向の動きを拘束している。
The jumping of the end portion of the large pulling
このように、従来例に係る支保工は、大引き材の一端部を保持するために、吊りボルト方式を採用した場合には、吊りボルトの曲がりを防止すべく、型枠の張り出し部にかかる荷重によって発生する外向きの水平力に対抗するために、調整の面倒な吊りチェーンを設けるか又は引張金具を設ける必要がある。 As described above, when the suspension bolt according to the conventional example adopts the suspension bolt method in order to hold one end portion of the large pulling material, it is applied to the projecting portion of the formwork in order to prevent the suspension bolt from being bent. In order to counter the outward horizontal force generated by the load, it is necessary to provide a troublesome hanging chain or to provide a tension fitting.
そして、従来例に係る支保工は、大引き材の一端部を保持するために、受け金具方式を採用した場合には、受け金具は横方向の取り付けボルトとナットによって固定されるから、外向きの水平力によってこの取り付けボルトが曲がるおそれはないものの、大引き材の端部の跳ね上がりが発生し、その結果、大引き材の端部がガタつくようになる。これを防止するために、突っ張り材を突設する必要がある。 And when the support according to the conventional example adopts a receiving bracket method to hold one end of the large pulling material, the receiving bracket is fixed by a lateral mounting bolt and nut, so that it faces outward. Although there is no possibility that the mounting bolt bends due to the horizontal force, the end of the large pulling material jumps up, and as a result, the end of the large pulling material becomes loose. In order to prevent this, it is necessary to project a tension member.
さらに、従来例に係る支保工は、作業員が大引き材の他端部の上面に設置された足場板の上で作業することになるが、橋梁が掛けられる道路等の断面傾斜が急であるときは、大引き材の傾斜角度もそれに応じて急になる。したがって、作業員が作業する足場板の踏面角度も急になるから、足場板の上で作業がし難くなるという問題に加えて、作業員の安全上の問題がある。 Furthermore, in the support work according to the conventional example, the worker works on the scaffolding plate installed on the upper surface of the other end of the large pulling material, but the slope of the cross section of the road where the bridge is hung is steep. In some cases, the angle of inclination of the large pulling material becomes steeper accordingly. Therefore, since the tread angle of the scaffolding plate on which the worker works is steep, there is a problem in terms of worker safety in addition to the problem that it is difficult to work on the scaffolding plate.
本発明は、このような問題点を解決するためになされてものであって、吊りチェーンと突っ張り材のいずれをも不要とする支保工を提供することを第一の目的とする。さらに、必要に応じて作業員が作業する足場板の踏面を略水平に保持できる支保工を提供することを第二の目的とする。 The present invention has been made in order to solve such problems, and it is a first object of the present invention to provide a support work that requires neither a suspension chain nor a brace. Furthermore, it is a second object to provide a support that can hold the tread surface of the scaffolding plate on which the worker works as required.
本発明者は、吊りチェーンと突っ張り材のいずれも不要とする支保工について、種々に検討した。さらに、作業員が作業する足場板の踏面を略水平に保持できる支保工についても、種々に検討した。その結果、次の(a)〜(h)の知見を得た。 The present inventor has made various studies on support works that require neither a suspension chain nor a bracing material. In addition, various studies were also conducted on support structures that can hold the treads of the scaffolding plates on which workers work. As a result, the following findings (a) to (h) were obtained.
(a) 鋼製の主桁の上部フランジ部より張り出して設けられるコンクリート床版用型枠の張り出し部が大型化すると、その分、この型枠の張り出し部の下側に横方向に配置する大引き材も大型化し、重量も大きくなる。しかしながら、大引き材が大型化しても、コンクリート床版用型枠の張り出し部を支持するための支保工としては、型枠の張り出し部の下側に横方向に配置される大引き材とこの大引き材を斜め下方から支える長さ調節可能な斜材から構成し、大引き材の一端部を受け金具を介してI形状の主桁に固定するとともに、この大引き材を斜め下方から斜材で支えるという基本的なコンセプトは維持してよい。 (a) When the overhanging part of the concrete floor slab formwork that extends from the upper flange part of the main girder made of steel is enlarged, it is necessary to arrange it horizontally below the overhanging part of this formwork. The pulling material is also enlarged and the weight is increased. However, even if the size of the overdrawing material is increased, as a support for supporting the overhanging portion of the concrete floor slab formwork, a large overhanging material disposed laterally below the overhanging portion of the formwork and this It is composed of diagonal material that can be adjusted in length to support the large pulling material from diagonally below. One end of the large pulling material is fixed to the I-shaped main girder via the receiving bracket, and the large pulling material is diagonally inclined from below. The basic concept of supporting with materials may be maintained.
また、この支保工の基本的なコンセプトは、鋼製の主桁の上部フランジ部より張り出して設けられるコンクリート床版用型枠の張り出し部を支持するための支保工だけでなく、コンクリート製の主桁の上部フランジ部より張り出して設けられるコンクリート床版用型枠の張り出し部を支持するための支保工にも適用することができる。 The basic concept of this support work is not only the support work for supporting the overhanging part of the concrete floor slab form, which is overhanging the upper flange part of the steel main girder, but also the main work made of concrete. The present invention can also be applied to a supporting work for supporting a projecting portion of a concrete floor slab form that projects from an upper flange portion of a girder.
(b) そして、大引き材を斜め下方から支える長さ調節可能な斜材は、その上端部は大引き材の他端部又は非端部に取付角度自在に連結され、かつ斜材の下端部は主桁のウェブ部又は下部フランジ部に取付角度自在に取り付けられるのが好ましい。斜材の長さを可変とする手法に特に制限はなく、たとえば、中空の外筒部材とこの外筒部材の中にスライド可能に挿入される内筒部材から構成してなる斜材とすることができる。あるいは、ねじジャッキ又は油圧ジャッキを斜材の途中に組み込んで、長さ可変としてもよい。さらには、これらを組み合わせて、斜材の長さを可変としてもよい。また、大引き材は固定長さであってもよいし、又は可変長さであってもよい。大引き材を可変長さとした場合には、図3にみるごとく、逆山形トラス構造を介して、長さ調節可能な斜材で大引き材を斜め下方から支えてもよい。 (b) The diagonal member capable of adjusting the length supporting the large pulling material obliquely from below is connected to the other end portion or the non-end portion of the large pulling material at an attachment angle, and the lower end of the diagonal material. It is preferable that the portion is attached to the web portion of the main girder or the lower flange portion so that the mounting angle can be freely adjusted. There is no particular limitation on the method of changing the length of the diagonal member. For example, the diagonal member is composed of a hollow outer cylindrical member and an inner cylindrical member slidably inserted into the outer cylindrical member. Can do. Alternatively, the length may be variable by incorporating a screw jack or a hydraulic jack in the middle of the diagonal member. Furthermore, the length of the diagonal member may be variable by combining these. The large pulling material may be a fixed length or a variable length. In the case where the length of the large pulling material is variable, as shown in FIG. 3, the large pulling material may be supported obliquely from below by an oblique material whose length is adjustable via an inverted mountain truss structure.
(c) ボルトは曲げ応力に弱いが剪断応力には強いことを考慮すると、大引き材の一端部を主桁に取り付ける際には、大引き材の端部を主桁と離間させることになる吊りボルトは用いるべきではなく、主桁と密着させてボルトによって固定できる受け金具を用いるべきである。 (c) Considering that the bolt is weak against bending stress but strong against shear stress, when attaching one end of the large pulling material to the main girder, the end of the large pulling material will be separated from the main girder. Suspension bolts should not be used, but metal fittings that can be fixed by bolts in close contact with the main girder should be used.
この際、大引き材の端部を取り付ける受け金具を主桁と密着させてボルトによって固定できればよいのであって、主桁と密着させるべき受け金具は、主桁のウェブの上端部の側面に密着して固定してもよいし、また、主桁の上部フランジの下面に密着して固定してもよい。 At this time, it is only necessary that the receiving metal fitting for attaching the end portion of the large pulling material is in close contact with the main girder and can be fixed with the bolt. It may be fixed, or may be fixed in close contact with the lower surface of the upper flange of the main girder.
主桁のウェブの上端部の側面に受け金具を密着して固定する場合には、型枠の張り出し部にかかる荷重によって外向きの水平力が発生するが、横方向にボルトが取り付けられるので、取り付けボルトの長さ方向に引張力がかかるだけであるので、この取り付けボルトが曲がるおそれはない。また、型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって下向きの垂直力が発生して、横方向の取り付けボルトには剪断力がかかるだけであるから、この取り付けボルトが曲がるおそれはない。
When fixing the bracket to the side of the upper end of the main girder's web, an outward horizontal force is generated by the load applied to the overhanging part of the formwork, but because the bolt is attached in the lateral direction, Since only a tensile force is applied in the length direction of the mounting bolt, there is no possibility that the mounting bolt bends. Further, since a downward vertical force is generated by the load applied to the projecting
また、主桁の上部フランジの下面に密着して固定する場合には、型枠の張り出し部にかかる荷重によって外向きの水平力が発生しても、縦方向にボルトが取り付けられるので、取り付けボルトには剪断力がかかるだけであるから、この取り付けボルトが曲がるおそれはない。また、型枠の張り出し部3aにかかる荷重によって下向きの垂直力が発生するが、取り付けボルトの長さ方向に引張力がかかるだけであるので、この取り付けボルトが曲がるおそれはない。
If the main girder is fixed in close contact with the lower surface of the upper flange, even if an outward horizontal force is generated by the load applied to the overhanging part of the formwork, the bolt can be attached in the vertical direction. Since only shearing force is applied to the mounting bolt, there is no possibility that the mounting bolt bends. Further, a downward vertical force is generated by a load applied to the projecting
(d) このように、大引き材の端部は主桁に密着させた受け金具に取り付けることができる。そして、受け金具を主桁に取り付けるためのボルトは、主桁の取り付け位置によって、横方向又は縦方向で用いられる。 (d) As described above, the end portion of the large pulling material can be attached to the receiving metal fitting in close contact with the main girder. And the bolt for attaching a metal fitting to a main girder is used in the horizontal direction or the vertical direction depending on the attachment position of the main girder.
受け金具をボルトによって主桁に取り付ける際には、横方向又は縦方向のいずれで用いられるにせよ、主桁に予め取り付けられた又は埋め込まれたボルトにナットを締め付けてもよいし、又は、主桁に予め取り付けられた又は埋め込まれたナットにボルトを螺入して締め付けてもよい。なお、主桁が鋼製のときは、ボルトの挿入孔を主桁のウェブの上端部を横方向に穿つか又は主桁の上部フランジに縦方向に穿つことになる。また、主桁がコンクリート製のときは、アンカーボルト又はアンカーナットを主桁のウェブの上端部に横方向に埋め込むか又は主桁の上部フランジに上方向に埋め込むことになる。 When the bracket is attached to the main girder with a bolt, a nut may be tightened to a bolt that is pre-installed or embedded in the main girder, whether it is used in the horizontal or vertical direction, A bolt may be screwed into a nut that is pre-installed or embedded in the beam and tightened. When the main girder is made of steel, the bolt insertion hole is drilled in the lateral direction at the upper end of the main girder web or vertically in the upper flange of the main girder. When the main girder is made of concrete, the anchor bolt or the anchor nut is embedded in the upper end portion of the main girder web in the lateral direction or in the upper flange of the main girder in the upward direction.
ただし、この支保工は、型枠の張り出し部へのコンクリート打設後は解体されて撤去されることを考慮すると、主桁に取り付けられた又は埋め込まれたナットにボルトを締め付ける手法を採用するのが好ましい。この場合、主桁に取り付けられた又は埋め込まれたナットは主桁に残るが、このナットに螺入したボルトは除去できるから、支保工の撤去後には主桁からの突出物がなくなるから、景観面から好ましいからである。なお、コンクリート製主桁に取り付けられる又は埋め込まれるナットとしては、インサートナットを用いるのが好ましい。 However, in consideration of the fact that this support is dismantled and removed after placing the concrete on the overhang of the formwork, a method of tightening bolts on nuts attached to or embedded in the main girder is adopted. Is preferred. In this case, the nut attached to or embedded in the main girder remains in the main girder, but since the bolts screwed into this nut can be removed, there are no protrusions from the main girder after the support work is removed. It is because it is preferable from a surface. In addition, it is preferable to use an insert nut as a nut attached to or embedded in a concrete main beam.
(e) 次に、大引き材の端部の跳ね上がりの発生の防止に関しては、図3及び4で示される受け金具方式による固定構造では、受け金具21の側板21cの両方に設けた縦長孔25と、大引き材6の左端部に設けた通し孔(図示せず)とに通しボルト26を挿し通した後に、ナット(図示せず)で抜け止めして、大引き材6の左端部の横方向の動きを拘束するが、大引き材6の左端部の縦方向の動きを拘束していないために、大引き材の端部の跳ね上がりが発生することが分かった。
(e) Next, regarding the prevention of occurrence of the jumping of the end portion of the large pulling material, in the fixing structure by the receiving metal method shown in FIGS. 3 and 4, the vertically
すなわち、図3及び4で示される受け金具方式による固定構造では、受け金具21の側板21cには縦長孔25が設けられているがために、大引き材6の左端部の横方向の動きは拘束するが、縦方向の動きは拘束していないのが、その理由である。
That is, in the fixing structure by the receiving metal method shown in FIGS. 3 and 4, the side plate 21 c of the receiving
ここで、本発明者らは、受け金具方式による固定構造にあっては、その側板に設けられる縦長孔の角度を傾斜させれば、大引き材6の左端部の横方向の動きだけでなく、縦方向の動きをも拘束することができることに思い至り、もって大引き材の端部の跳ね上がりの発生を防止することができることを見出した。具体的には、受け金具21の側板21cに、縦長孔25を設けることに代えて、上端が主桁のウェブ中心方向に傾斜角度θだけ傾斜してなる斜め縦長孔を設けることによって、大引き材6の左端部の横方向の動きを拘束するだけでなく、縦方向の動きをも拘束することができることを見出した。なお、この受け金具方式による固定構造では、斜め縦長孔と、大引き材の左端部に設けた通し孔との間に通しボルトを挿し通し、ナットで固定する代わりに、Lピンなどのピンを用いて、大引き材の左端部の横方向の動きと縦方向の動きを拘束してもよい。
Here, in the fixing structure by the receiving metal fitting method, the present inventors can not only move the left end portion of the large pulling
(f) ここで、大引き材の端部の跳ね上がりの発生状況について、受け金具の側板に縦長孔(θ=0゜)を設けた場合と斜め縦長孔(θ=30゜)を設けた場合とでどのように異なるかを検証してみる。ここでは、通しボルトに代えて、Lピンを用いた。 (f) Here, with regard to the occurrence of the jumping at the end of the large pulling material, a case where a longitudinally long hole (θ = 0 °) is provided in the side plate of the metal fitting and a case where an obliquely longitudinally long hole (θ = 30 °) is provided. Let's examine how they differ. Here, L pins were used instead of through bolts.
図6は、受け金具の側板に縦長孔(θ=0゜)を設けた場合の大引き材の端部の跳ね上がりの発生状況を示す。コンクリート打設前には大引き材の先端に作業員14等の作業荷重が作用するので、大引き材と大引き材を下方から支える斜材との交差部を支点として、跳ね上がり(上向き)の力F2Vが発生する。これに対して、跳ね上がりに抵抗する力は、F2H×(摩擦係数)である。図示されるように、F2V>F2H×(摩擦係数)であるから、跳ね上がりが発生することがわかる。
FIG. 6 shows a situation in which the end portion of the large pulling material jumps up when a vertically long hole (θ = 0 °) is provided in the side plate of the receiving metal fitting. Before the concrete is placed, the work load of the
図7は、受け金具の側板に縦長孔(θ=30゜)を設けた場合の大引き材の端部の跳ね上がりの発生状況を示す。コンクリート打設前には大引き材の先端に作業員14等の作業荷重が作用するので、大引き材と大引き材を下方から支える斜材との交差部を支点として、跳ね上がり(上向き)の力F2Vが発生する。これに対して、跳ね上がりに抵抗する力は、F2H×(摩擦係数)である。図示されるように、F2V<F2H×(摩擦係数)であるから、跳ね上がりは発生しないことがわかる。
FIG. 7 shows a situation in which the end portion of the large pulling material is bounced up when a vertically long hole (θ = 30 °) is provided in the side plate of the receiving metal fitting. Before the concrete is placed, the work load of the
(g) このように、受け金具方式による固定構造を採用し、その側板に設けられる縦長孔に代えて、その上端を主桁ウェブ中心方向に角度θだけ傾斜させてなる斜め縦長孔を設けることによって、F2V<F2H×(摩擦係数)であれば、大引き材の端部の跳ね上がりの発生を防止することができ、もって、大引き材6の左端部がガタ付くことがないことが分かった。
(g) As described above, a fixing structure using a receiving metal fitting method is adopted, and instead of the vertically long hole provided in the side plate, an oblique vertically long hole whose upper end is inclined by an angle θ in the main girder web center direction is provided. Therefore, if F2V <F2H × (friction coefficient), it was found that the end of the large pulling material can be prevented from jumping up, and the left end of the large pulling
そして、本発明者らは、F2V<F2H×(摩擦係数)となる条件について種々に検討した結果、斜め縦長孔に挿し通されたピンの節点と大引き材を斜め下方から支える長さ調節可能な斜材の下端との間の垂直距離Hによって多少の変動はあるが、支保工として一般的によく用いられる垂直距離H=1800mmのときは、上端が主桁のウェブ中心方向に傾斜してなる斜め縦長孔の傾斜角度をθ=25゜より大きくするのが好ましいことが分かった。また、傾斜角度がθ=45°を上回ると長孔が横向きになってきて縦長孔本来の目的である大引き材6の高さレベル調整機能が損なわれるため、斜め縦長孔の傾斜角度はθ=25〜45°とするのが好ましいことが分かった。
And, as a result of various investigations on the condition of F2V <F2H × (friction coefficient), the present inventors are able to adjust the length of supporting the node of the pin inserted through the obliquely elongated hole and the large pulling material from obliquely below. Although there is some variation depending on the vertical distance H between the lower end of the diagonal member, when the vertical distance H = 1800 mm, which is generally used as a support work, the upper end is inclined toward the web center of the main girder. It has been found that it is preferable to make the inclination angle of the oblique long hole larger than θ = 25 °. Further, when the inclination angle exceeds θ = 45 °, the elongated holes become sideways and the height level adjusting function of the pulling
(h) 次に、橋梁が掛けられる道路等の断面傾斜が急である場合には、大引き材の傾斜角度もそれに応じて急になり、作業員が作業する足場板の踏面角度も急になるという問題点に関しては、橋梁が掛けられる道路等の断面傾斜の角度にかかわらず、足場板の踏面を略水平に保つことができれば解決する。したがって、必要に応じて、大引き材の端部に足場材を取付角度調節可能に連結し、この足場材の上に足場板を設置すればよい。 (h) Next, when the cross-sectional inclination of a road or the like on which a bridge is hung is steep, the inclination angle of the pulling material also becomes steep, and the tread angle of the scaffolding plate on which the worker works is also steep. This problem can be solved if the footsteps of the scaffolding plate can be kept substantially horizontal regardless of the cross-sectional inclination angle of the road or the like on which the bridge is hung. Therefore, if necessary, the scaffolding material may be connected to the end portion of the large pulling material so that the attachment angle can be adjusted, and the scaffolding plate may be installed on the scaffolding material.
足場材を取付角度調節可能に連結する方法としては、例えば、複数個の角度調整孔を有し、足場材及び/又は大引き材に対して回転自在なつなぎ材を介して、大引き材の先端に足場材を連結し、その上に設置された足場板の踏面が略水平になるように角度調整孔の一つを選択してピン止めすればよい。 As a method of connecting the scaffolding member so that the mounting angle can be adjusted, for example, a plurality of angle adjusting holes are provided, and the scaffolding member and / or the pulling member can be freely rotated with respect to the scaffolding member and / or the pulling member. A scaffolding material may be connected to the tip, and one of the angle adjustment holes may be selected and pinned so that the tread surface of the scaffolding plate installed thereon is substantially horizontal.
本発明にかかる支保工は、これらの知見に基づいて完成したものであり、その要旨は次の(1)〜(6)に記載したとおりである。 The support work according to the present invention has been completed based on these findings, and the gist thereof is as described in the following (1) to (6).
(1) 主桁の上部フランジ部より張り出して設けられる床版張り出し部のコンクリート型枠を支持するための、型枠の張り出し部の下側に配置される大引き材とこの大引き材を斜め下方から支える長さ調節可能な斜材からなる支保工であって、上端が主桁のウェブ中心方向に傾斜してなる斜め縦長孔を有し、かつ、主桁に密着して固定されている受け金具を介して、この斜め縦長孔と大引き材の一端部に設けられた通し孔との間に横方向に通しボルト又はピンが挿通されて、大引き材が受け金具に取り付けられていることを特徴とする支保工。 (1) To support the concrete formwork of the floor slab overhanging part that projects from the upper flange part of the main girder, a large pulling material placed under the overhanging part of the formwork and this large pulling material It is a support work made of diagonal material that can be adjusted from the bottom, and has an oblique vertical hole whose upper end is inclined in the web center direction of the main girder, and is fixed in close contact with the main girder. A through bolt or a pin is inserted in a lateral direction between the slanted vertical hole and a through hole provided at one end of the large pulling material via the receiving metal, and the large pulling material is attached to the receiving metal. Supporting work characterized by that.
(2) 斜め縦長孔の傾斜角度θ=25〜45゜であることを特徴とする、上記(1)の支保工。 (2) The support according to the above (1), wherein the slanted vertical hole has an inclination angle θ of 25 to 45 °.
(3) 受け金具は、主桁に取り付けられた又は埋め込まれたボルトにナットを締め付けることによって、主桁に密着して固定されていることを特徴とする、上記(1)又は(2)の支保工。 (3) The receiving bracket is fixed in close contact with the main girder by tightening a nut to a bolt attached to or embedded in the main girder, according to the above (1) or (2) Support construction.
(4) 受け金具は、主桁に取り付けられた又は埋め込まれたナットにボルトを締め付けることによって、主桁に密着して固定されていることを特徴とする、上記(1)又は(2)の支保工。 (4) The bracket is fixed in close contact with the main girder by tightening a bolt to a nut attached to or embedded in the main girder. Support construction.
(5) 受け金具は、その下部に固着された固着ナットと、この固着ナットに螺合できる押し上げボルトを有していることを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかの支保工。 (5) The support bracket includes a fixing nut fixed to a lower portion thereof and a push-up bolt that can be screwed to the fixing nut. Engineering.
(6) 大引き材の他端部に足場材が取付角度調節可能に連結されていることを特徴とする、上記(1)〜(5)のいずれかの支保工。 (6) The support according to any one of (1) to (5) above, wherein a scaffolding material is connected to the other end of the large pulling material so that the mounting angle can be adjusted.
本発明に係る支保工は、調整の面倒な吊りチェーンと突っ張り材のいずれをも不要とするものであって、大引き材の端部を主桁と密着させてボルトによって固定できる受け金具を用いるから、型枠の張り出し部にかかる荷重によって発生する外向きの水平力に対抗できるとともに、受け金具は上端が主桁のウェブ中心方向に傾斜してなる斜め縦長孔を有するから、大引き材の端部の跳ね上がりの発生を防止できる。 The support according to the present invention does not require both a troublesome suspension chain and a tension member, and uses a metal fitting that can be fixed with bolts by bringing the end of the large pulling material into close contact with the main girder. From the above, it can counter the outward horizontal force generated by the load applied to the projecting part of the formwork, and the metal fitting has a slanted vertical hole whose upper end is inclined toward the web center of the main girder. It is possible to prevent the end portion from jumping up.
また、必要に応じて、大引き材の端部に足場材を取付角度調節可能に連結することができるから、橋梁が掛けられる道路等の断面傾斜が急である場合には、この足場材の上に足場板を設置することで、作業員が作業する足場板の踏面を略水平に保つことができ、作業員の安全を図ることができる。 In addition, if necessary, the scaffolding material can be connected to the end of the large pulling material so that the mounting angle can be adjusted. By installing the scaffolding board on the top, the tread surface of the scaffolding board on which the worker works can be kept substantially horizontal, and the safety of the worker can be enhanced.
本発明に係る支保工を、以下に図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。 The support according to the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, this invention is not limited to a following example.
図8は、コンクリート製の主桁の外側に設置された、本発明に係る支保工の一例(側面図)であり、図9は図8で示された大引き材の主桁側の端部近傍の一部拡大図である。 FIG. 8 is an example (side view) of a support work according to the present invention installed outside a concrete main beam, and FIG. 9 is an end of the main drawing side of the large pulling material shown in FIG. It is a partially enlarged view of the vicinity.
コンクリート製の主桁1の上部フランジ1bの下面にはインサートナット52が縦方向に埋め込まれており、このインサートナット52に縦方向に取り付けボルト22をねじ締めすることによって、主桁1の上部フランジ部1bの下面に密着して受け金具21が固定されている。この受け金具21の両側面には、上端が主桁のウェブ中心方向に傾斜してなる斜め縦長孔53が、それぞれ設けられている。なお、斜め縦長孔53の傾斜角度θは30゜である。
An
一方、コンクリート床版2の型枠の張り出し部3aの下側には、根太材9を介して、大引き材6が配置されている。この大引き材6の端部の両側面には、それぞれ接続板41が溶接されている。これらの接続板41には、それぞれ通し孔(図示せず)が穿たれており、これらの接続板41はいずれも受け金具21の内部に収容されたのち、受け金具に設けられた斜め縦長孔53と接続板41に穿たれた通し孔に、1個のLピン54を挿し通すことによって、大引き材6の端部が浮き上がらないように受け金具21に保持する。
On the other hand, under the projecting
また、この受け金具21の下部には、高さレベル調節金具55が溶接されており、高さレベル調節金具55の下部に固着された固着ナット23と、この固着ナット23に螺合されて上下移動可能な押し上げボルト24を備えている。一方、この大引き材6の端部には、台座金具56が横方向に溶接されており、この台座金具56をこの押し上げボルト24の上面に差し込むことによって、大引き材6の端部の高さレベル調節を調整することができる。
Further, a height
そして、大引き材6の非端部には取付金具13が設けられ、ここに長さ調節可能な斜材7の上端が取付角度自在に取り付けられている。この長さ調節可能な斜材7は、中空の外筒部材7aとこの外筒部材の中にスライド可能に挿入される内筒部材7bから構成されており、両部材7a、7bに穿たれた孔からそれぞれ1個を選択し、ピン(図示せず)を貫通させて挿着して、両部材7a、7bの位置を固定することで長さ調節可能となっている。さらに、この斜材7はねじジャッキ36を斜材7の途中に組み込んでおり、このねじジャッキ36を操作することによっても長さ調節可能となっている。
And the attachment metal fitting 13 is provided in the non-end part of the large pulling
また、長さ調節可能な斜材7の下端には取付角度自在の取付金具13が接続されている。一方、主桁1の下部フランジ1cの上面にはインサートナット52が斜め方向に埋め込まれており、ここに長さ調節可能な斜材7の下端に設けられた取付金具13を取り付けボルト22で固定することによって、大引き材6を下方から支えている。
Further, a mounting
さらに、大引き材6の他端部には、足場材20が足場材取付金具58を介して連結されている。足場材20の上には作業員14が作業をするための足場板15が設置されているが、この足場材取付金具58は、足場材20を大引き材6の他端部に対して取付角度の調節ができるようにすることによって、足場材20の上に設置された足場板15の踏面を略水平に保つことができるようにするためのものである。また、作業員14の転落防止のために、大引き材6の他端部には手摺柱16と手摺材17が取り付けられている。
Further, the
図10に、本発明に係る大引き材の一例を示す。(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は左側面図、そして、(d)はA−A矢視断面図である。 FIG. 10 shows an example of a large pulling material according to the present invention. (a) is a front view, (b) is a bottom view, (c) is a left side view, and (d) is a cross-sectional view taken along line AA.
この大引き材6は断面矩形の管であって、その一端部の両側面には、それぞれ、接続板41が溶接されている。大引き材6の一端部の両側面に溶接されてなる接続板41には、それぞれ通し孔42が穿たれている。なお、この2つの接続板41はいずれも受け金具21の内部に収容されたのち、受け金具21に設けられた2つの斜め縦長孔53と2つの接続板41のそれぞれに穿たれた通し孔42に、1個のLピン(図示せず)を挿し通すことによって、大引き材6の一端部が浮き上がらないように受け金具21に大引き材6が保持される。
The large pulling
また、この大引き材6の一端部には、台座金具56が横方向に溶接されている。なお、この台座金具56を高さレベル調節金具55の押し上げボルト24の上面に差し込むことによって、大引き材6の一端部の高さレベルが調節される。
A base metal fitting 56 is welded to one end of the large pulling
また、この大引き材6の非端部には、取付金具13が設けられており、ここに斜材7の上端部が取付角度自在に取り付けられる。
Further, a mounting
さらに、この大引き材6の他端部(図では右端部)には、左から順に3組のLピン通し孔61と1組のボルト通し孔62が穿たれている。なお、この大引き材6の他端部には、足場材20が溶接によって接合された足場材取付金具58が取り付けられる(図8参照)。ここでは、この大引き材6の他端部に穿たれたボルト通し孔62にボルトを通し、ナットで締め付けることによって、足場板取付金具58を大引き材6の他端部に接続するとともに、3組のLピン通し孔61のうちの1組のLピン通し孔を選択することによって、足場材20を略水平に保つことができるので、その上に設置された足場板15の踏面を略水平に保つことができる。
Further, three sets of L pin through
図11により、本発明に係る受け金具を用いて大引き材6の一端部をコンクリート製の主桁の上部フランジ部の下面に保持する際の手順を説明する。(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
With reference to FIG. 11, a procedure for holding one end portion of the large pulling
この受け金具21は、断面がコの字形を有し、両側面にはそれぞれ、θ=30゜の斜め縦長孔53が設けられている。そして、受け金具21の上面には上部補強座金60が溶接Wによって接合され、上部補強座金60と受け金具21の上面を貫く形で縦方向にボルト挿通孔35が穿たれている。コンクリート製の主桁の上部フランジ部の下面に埋め込まれたインサートナットに、受け金具21のボルト挿通孔35を位置合わせした後、取り付けボルト22をねじ締めすることによって、主桁受け金具21が固定される。
The receiving
なお、受け金具21の内部に大引き材6の端部の両側面に溶接された接続板41を収容した後、受け金具21の両側面に設けられた斜め縦長孔53と、大引き材6の端部の両側面に溶接された接続板41のそれぞれに穿たれた通し孔(図示せず)に、1個のLピン54を挿し通すことによって、大引き材6の端部が浮き上がらないようにすることができた。
In addition, after accommodating the
また、この受け金具21の下部には、断面がコの字形の高さレベル調節金具55が溶接Wによって接合されている。そして、この高さレベル調節金具55の下部の外側には下部補強座金59が溶接Wによって接合され、下部補強座金59と高さレベル調節金具55の下部を貫く形で縦方向にボルト挿通孔35が穿たれている。そして、高さレベル調節金具55の下部の内側には固着ナット23が固着され、この固着ナット23に螺合されて上下移動可能な押し上げボルト24を備えている。
Further, a height
なお、この押し上げボルト24の上面に大引き材6の端部に横方向に溶接された台座金具56を差し込み、押し上げボルト24を上下移動させることによって、大引き材6の端部の高さレベル調節を調整することができる。
In addition, by inserting the base metal fitting 56 welded in the lateral direction to the end of the large pulling
図12は、鋼製の主桁の外側に設置された、本発明に係る支保工の他の例(側面図)であり、図13は図12で示された大引き材の主桁側の端部近傍の一部拡大図である。 FIG. 12 is another example (side view) of the support according to the present invention installed outside the steel main beam, and FIG. 13 is a diagram of the main beam side of the large pulling material shown in FIG. It is a partially enlarged view of the vicinity of the end.
鋼製の主桁1のウェブ1aの上端部の近傍の側面に、受け金具21を横方向の取り付けボルト22及びナット27で固定されている。この受け金具21の両側面には、上端が主桁のウェブ中心方向に傾斜してなる斜め縦長孔53が、それぞれ設けられている。なお、斜め縦長孔53の傾斜角度θは30゜である。
On the side surface in the vicinity of the upper end of the
一方、コンクリート床版2の型枠の張り出し部3aの下側には、根太材9を介して、大引き材6が配置されている。この大引き材6の端部の両側面には、それぞれ接続板41が溶接されている。これらの接続板41には、それぞれ通し孔(図示せず)が穿たれており、これらの接続板41はいずれも受け金具21の内部に収容されたのち、受け金具に設けられた斜め縦長孔53と接続板41に穿たれた通し孔に、1個のLピン54を挿し通すことによって、大引き材6の端部が浮き上がらないように受け金具21に保持する。
On the other hand, under the projecting
また、この受け金具21の下部には、高さレベル調節金具55が溶接されており、高さレベル調節金具55の下部に固着された固着ナット23と、この固着ナット23に螺合されて上下移動可能な押し上げボルト24を備えている。一方、この大引き材6の端部には、台座金具56が横方向に溶接されており、この台座金具56をこの押し上げボルト24の上面に差し込むことによって、大引き材6の端部の高さレベル調節を調整することができる。
Further, a height
そして、大引き材6の非端部には取付金具13が設けられ、ここに長さ調節可能な斜材7の上端が取付角度自在に取り付けられている。この長さ調節可能な斜材7は、中空の外筒部材7aとこの外筒部材の中にスライド可能に挿入される内筒部材7bから構成されており、両部材7a、7bに穿たれた孔からそれぞれ1個を選択し、ピン(図示せず)を貫通させて挿着して、両部材7a、7bの位置を固定することで長さ調節可能となっている。さらに、この斜材7はねじジャッキ36を斜材7の途中に組み込んでおり、このねじジャッキ36を操作することによっても長さ調節可能となっている。
And the attachment metal fitting 13 is provided in the non-end part of the large pulling
また、長さ調節可能な斜材7の下端には取付角度自在の取付金具13が接続されている。そして、主桁1のウェブ1aの下端部と下部フランジ1cとの隅部に取り付けボルト22とナット27によって、この取付金具13を取付角度自在に固定することによって、大引き材6を下方から支えている。
Further, a mounting
さらに、大引き材6の他端部には、足場材20が足場材取付金具58を介して連結されている。足場材20の上には作業員14が作業をするための足場板15が設置されているが、この足場材取付金具58は、足場材20を大引き材6の他端部に対して取付角度の調節ができるようにすることによって、足場材20の上に設置された足場板15の踏面を略水平に保つことができるようにするためのものである。また、作業員14の転落防止のために、大引き材6の他端部には手摺柱16と手摺材17が取り付けられている。
Further, the
この大引き材6は、実施例1で用いたものと同じである。すなわち、断面矩形の管であって、その一端部の両側面には、それぞれ、接続板41が溶接されている。大引き材6の一端部の両側面に溶接されてなる接続板41には、それぞれ通し孔42が穿たれている。なお、この2つの接続板41はいずれも受け金具21の内部に収容されたのち、受け金具21に設けられた2つの斜め縦長孔53と2つの接続板41のそれぞれに穿たれた通し孔42に、1個のLピン(図示せず)を挿し通すことによって、大引き材6の一端部が浮き上がらないように受け金具21に大引き材6が保持される。また、この大引き材6の一端部には、台座金具56が横方向に溶接されており、この台座金具56を高さレベル調節金具55の押し上げボルト24の上面に差し込むことによって、大引き材6の一端部の高さレベルが調節される点、並びにこの大引き材6の非端部には、取付金具13が設けられており、ここに斜材7の上端部が取付角度自在に取り付けられる点も、実施例1と同じである。
This large pulling
さらに、この大引き材6の他端部には、3組のLピン通し孔61と1組のボルト通し孔62が穿たれており、ここに足場材20が溶接によって接合された足場材取付金具58が取り付けられ、足場材20を略水平に保つことができるので、その上に設置された足場板15の踏面を略水平に保つことができる点も、実施例1と同じである。
Furthermore, three sets of L pin through
図14は、鋼製の主桁の外側に設置された、本発明に係る支保工の他の例(側面図)であり、図15は図14で示された大引き材の主桁側の端部近傍の一部拡大図である。 FIG. 14 is another example (side view) of the support according to the present invention installed outside the steel main beam, and FIG. 15 is a diagram of the main beam side of the large pulling material shown in FIG. It is a partially enlarged view of the vicinity of the end.
受け金具21は、鋼製の主桁1の上部フランジ1bの下面に、フランジ上面に配されるインサートナット52に縦方向に取り付けボルト22をねじ締めすることによって、密着するように固定されている。この受け金具21の両側面には、上端が主桁のウェブ中心方向に傾斜してなる斜め縦長孔53が、それぞれ設けられている。なお、斜め縦長孔53の傾斜角度θは30゜である。
The
一方、コンクリート床版2の型枠の張り出し部3aの下側には、根太材9を介して、大引き材6が配置されている。この大引き材6の端部の両側面には、それぞれ接続板41が溶接されている。これらの接続板41には、それぞれ通し孔(図示せず)が穿たれており、これらの接続板41はいずれも受け金具21の内部に収容されたのち、受け金具に設けられた斜め縦長孔53と接続板41に穿たれた通し孔に、1個のLピン54を挿し通すことによって、大引き材6の端部が浮き上がらないように受け金具21に保持する。
On the other hand, under the projecting
また、この受け金具21の下部には、高さレベル調節金具55が溶接されており、高さレベル調節金具55の下部に固着された固着ナット23と、この固着ナット23に螺合されて上下移動可能な押し上げボルト24を備えている。一方、この大引き材6の端部には、台座金具56が横方向に溶接されており、この台座金具56をこの押し上げボルト24の上面に差し込むことによって、大引き材6の端部の高さレベル調節を調整することができる。
Further, a height
そして、大引き材6の非端部には取付金具13が設けられ、ここに長さ調節可能な斜材7の上端が取付角度自在に取り付けられている。この長さ調節可能な斜材7は、中空の外筒部材7aとこの外筒部材の中にスライド可能に挿入される内筒部材7bから構成されており、両部材7a、7bに穿たれた孔からそれぞれ1個を選択し、ピン(図示せず)を貫通させて挿着して、両部材7a、7bの位置を固定することで長さ調節可能となっている。さらに、この斜材7はねじジャッキ36を斜材7の途中に組み込んでおり、このねじジャッキ36を操作することによっても長さ調節可能となっている。
And the attachment metal fitting 13 is provided in the non-end part of the large pulling
また、長さ調節可能な斜材7の下端には取付角度自在の取付金具13が接続されている。そして、主桁1のウェブ1aの下端部と下部フランジ1cとの隅部に取り付けボルト22とナット27によって、この取付金具13を取付角度自在に固定することによって、大引き材6を下方から支えている。
Further, a mounting
さらに、大引き材6の他端部には、足場材20が足場材取付金具58を介して連結されている。足場材20の上には作業員14が作業をするための足場板15が設置されているが、この足場材取付金具58は、足場材20を大引き材6の他端部に対して取付角度の調節ができるようにすることによって、足場材20の上に設置された足場板15の踏面を略水平に保つことができるようにするためのものである。また、作業員14の転落防止のために、大引き材6の他端部には手摺柱16と手摺材17が取り付けられている。
Further, the
この大引き材6は、実施例1で用いたものと同じである。すなわち、断面矩形の管であって、その一端部の両側面には、それぞれ、接続板41が溶接されている。大引き材6の一端部の両側面に溶接されてなる接続板41には、それぞれ通し孔42が穿たれている。なお、この2つの接続板41はいずれも受け金具21の内部に収容されたのち、受け金具21に設けられた2つの斜め縦長孔53と2つの接続板41のそれぞれに穿たれた通し孔42に、1個のLピン(図示せず)を挿し通すことによって、大引き材6の一端部が浮き上がらないように受け金具21に大引き材6が保持される。また、この大引き材6の一端部には、台座金具56が横方向に溶接されており、この台座金具56を高さレベル調節金具55の押し上げボルト24の上面に差し込むことによって、大引き材6の一端部の高さレベルが調節される点、並びに、この大引き材6の非端部には、取付金具13が設けられており、ここに斜材7の上端部が取付角度自在に取り付けられる点も、実施例1と同じである。
This large pulling
さらに、この大引き材6の他端部には、3組のLピン通し孔61と1組のボルト通し孔62が穿たれており、ここに足場材20が溶接によって接合された足場材取付金具58が、足場材20を略水平に保つことができるので、その上に設置された足場板15の踏面を略水平に保つことができる点も、実施例1と同じである。
Furthermore, three sets of L pin through
本発明によれば、吊りチェーンと突っ張り材のいずれをも不要とする支保工を提供することができるから、容易に支保工の施工をすることができる。また、必要に応じて作業員が作業する足場板の踏面を略水平に保持できるから、橋梁が掛けられる道路等の断面傾斜が急であっても、作業員の安全を図ることができる。 According to the present invention, it is possible to provide a support work that eliminates the need for both the suspension chain and the bracing material, so that the support work can be easily performed. Moreover, since the tread of the scaffolding plate on which the worker works can be held substantially horizontally as necessary, the safety of the worker can be ensured even when the cross-sectional inclination of the road or the like on which the bridge is hung is steep.
1 主桁
1a 主桁のウェブ部
1b 主桁の上部フランジ部
1c 主桁の下部フランジ部
2 コンクリート床版
3 型枠
3a 型枠の張り出し部
4 水平支保梁
5 パイプサポート
6 大引き材
6a 長さ調節可能な大引き材の外筒部材
6b 長さ調節可能な大引き材の内筒部材
7 長さ調節可能な斜材
7a 長さ調節可能な斜材の外筒部材
7b 長さ調節可能な斜材の内筒部材
8 吊りチェーン
9 根太材
10 吊りボルト
11 固定長さの斜材
12 フランジ接続ピース
13 取付金具
14 作業員
15 足場板
16 手摺柱
17 手摺材
18 ブラケット
19 補強杆
20 足場材
21 受け金具
21a 取付基板
21b 台板
21c 側板
22 取り付けボルト
23 固着ナット
24 押し上げボルト
25 縦長孔
26 通しボルト
27 ナット
29 取付基板のボルト挿通孔
30 ウェブのボルト挿通孔
31 シート材
32 当て板
33 突っ張り材
34 吸着カップ
35 ボルト挿通孔
36 ねじジャッキ
37 受けナット
38 引張金具
39 取付板
41 接続板
42 通し孔
52 インサートナット
53 斜め縦長孔
54 Lピン
55 高さレベル調整金具
56 台座金具
58 足場材取付金具
59 下部補強座金
60 上部補強座金
61 足場材取付金具のLピン通し孔
62 足場材取付金具のボルト通し孔
W 溶接
1
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