JP5015122B2 - シート折り畳み装置およびシート折り畳み方法 - Google Patents

シート折り畳み装置およびシート折り畳み方法 Download PDF

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Description

本発明は、シートを蛇腹状に折り畳むためのシート折り畳み装置、およびシート折り畳み方法に関する。
例えば、特許文献1において、シート状の物品、例えば自動車のサイドエアバッグの折り畳みに用いられる折り畳み装置が複数開示されている。この折り畳み装置の1つ目の例では、基台と、基台の上面側に回動可能に設けられる複数の折り板と、エアバッグの下辺部を把持できる把持具と、を有している。複数の折り板は、基台と直交する方向に配置されており、その下端で回転軸を中心に回動可能になっている。複数の折り板は、エアバッグを間に挟んだ両側に、二つのグループに分かれて配置されている。
この折り畳み装置では、エアバッグを間に挟んだ両側から、交互に一枚ずつ折り板が倒れるように回動して、順次エアバッグを折り畳む。こうして、中央の位置にあるエアバッグが蛇腹状に折り畳まれる。
また、特許文献1に示される折り畳み装置の2つ目の例では、エアバッグを間に挟んだ両側に折り板が配置されるのは1つ目の例と同じであるが、各折り板は、基台に対して平行に配置され、前後にスライド移動可能になっている。この折り畳み装置では、両側に配置する折り板がエアバッグに向けて交互に一枚ずつ突出することにより、エアバッグに対して山折り谷折りを繰り返して、エアバッグを蛇腹状に折り畳む。
特許文献1に示される折り畳み装置の3つ目の例では、エアバッグを間に挟んだ両側に歯車が配置される。この歯車のうち、一方はロータリアクチュエータにより回転可能になっている。また、歯車のうち、他方は、エアシリンダ等によって一方の歯車に接近可能になっている。この折り畳み装置では、まず、他方の歯車が一方の歯車に噛み合うように接近する。このとき、両歯車の間にエアバッグが挟まれる。ロータリアクチュエータが駆動すると、両歯車が回転し、歯車の各歯においてエアバッグに谷折りされて、エアバッグが順次蛇腹状に折り畳まれる。
また、特許文献1に示される折り畳み装置のうち、4つ目の例では、エアバッグの両側に折り板が対向するように配置される。各折り板は、中央部で半分に折り曲げることができる。折り畳み装置は、さらに、折り板を送り駆動するための棒状の曲げ部材を有している。曲げ部材は、各折り板を織り込むとともに、折り板を前方に送るように揺動することができる。各折り板が半分に折り曲げられることにより、間に挟まれたエアバッグが蛇腹状に折り畳まれる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−43004号公報
しかしながら、上記折り畳み装置のうち、1つ目の例では、装置の構造が複雑になるだけでなく、交互に倒れるように折り板を回動させる必要があるため、エアバッグを折るのに時間と労力がかかる。さらに、折り板の先端は、エアバッグに対して滑るように接触するため、折り畳みの対象がエアバッグのように丈夫なものならよいが、脆弱なシートに対して折り畳みをする場合には、シートが破れてしまう恐れがある。また、2つ目の例でも同様に、折り板の先端がエアバッグに対して滑るようになるため、脆弱なシートに対して折り畳みをする場合にシートが破れてしまう恐れがある。さらに、3つ目の例では、歯車の各歯の間の谷の位置でエアバッグが折り込まれる際に、他方の歯車の歯の先端がエアバッグに対して滑るように接触する。このため、折り畳み対象が弱いシートである場合には、シートが破れる可能性がありそのまま適用できない。また、4つ目の例では、装置の構造が大掛かりで複雑になるだけでなく、曲げ部材でシートを前方に送る際にシートに高い負荷がかかり、シートが破れてしまう恐れがある。
本発明の目的は、シートに無理な負荷をかけることなく、効率よく織り込むことができるシート折り畳み装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るシート折り畳み装置は、シートを間に挟んだ両側の位置で、扇形に展開した第1の折り機構および第2の折り機構と、前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを互いに接近させたり、遠ざけたりする進退機構と、前記扇形を閉じる方向に前記第1の折り機構および前記第2の折り機構を付勢する閉じ機構と、を具備し、前記第1の折り機構および前記第2の折り機構は、平板状をなした複数の爪部と、前記複数の爪部同士が分離して前記扇形に展開した第1の位置と、前記複数の爪部同士が接触するように閉じた第2の位置との間で回動するように前記複数の爪部の一端を支持する支持部と、前記複数の爪部の先端部にそれぞれ固定され、前記シートに直接接触するとともに、前記複数の爪部が前記第1の位置にあるときに円弧状に展開する帯状部材と、をそれぞれ有し、前記進退機構は、前記第1の折り機構の前記爪部の先端部と、前記第2の折り機構の前記爪部の先端部と、がオーバーラップする位置まで前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを前進させ、前記閉じ機構は、前記複数の爪部を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、前記帯状部材とともに前記シートを蛇腹状に折り畳む。
前記目的を達成するため、本発明の他の形態に係るシート折り畳み装置は、平板状をなした複数の爪部と、前記複数の爪部同士が分離して前記扇形に展開した第1の位置と、前記複数の爪部同士が接触するように閉じた第2の位置との間で回動するように前記複数の爪部の一端を支持する支持部と、前記複数の爪部の先端部にそれぞれ固定され、前記シートに直接接触するとともに、前記複数の爪部が前記第1の位置にあるときに円弧状に展開する帯状部材と、前記複数の爪部同士と、前記帯状部材とで囲まれる空間を密閉する密閉部材と、前記空間の内部の空気を吸引する吸引機構と、を具備し、前記吸引機構は、前記空間の内部の空気を吸引して、前記帯状部材とともに前記シートを蛇腹状に折り畳む。
前記目的を達成するため、本発明の他の形態に係るシート折り畳み装置は、シートを間に挟んだ両側で、前記シートに接触するように設けられる第1の帯状部材および第2の帯状部材と、前記シート、前記第1の帯状部材、および前記第2の帯状部材を間に挟んだ両側に配置される第1の折り機構および第2の折り機構と、前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを互いに接近させたり、遠ざけたりする進退機構と、を具備し、前記第1の折り機構および前記第2の折り機構は、支持部と、平板状をなすとともに、前記支持部に対して櫛歯状に固定される複数の爪部と、をそれぞれ有し、前記進退機構は、前記第1の折り機構の前記爪部の先端部と、前記第2の折り機構の前記爪部の先端部と、がオーバーラップする位置まで前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを前進させ、前記第1の帯状部材および前記第2の帯状部材とともに前記シートを蛇腹状に折り畳む。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るシート折り畳み方法は、シートを間に挟んだ両側に配置されるとともにそれぞれ扇形をなした第1の折り機構および第2の折り機構を互いに接近させることで、前記第1の折り機構に円弧状に設けられる第1の帯状部材と前記第2の折り機構に円弧状に設けられる第2の帯状部材とをそれぞれ前記シートに密着させるとともに、前記扇形の半径方向に沿って前記第1の折り機構に設けられる複数の爪部の先端部と、前記扇形の半径方向に沿って前記第2の折り機構に設けられる複数の爪部の先端部と、がオーバーラップするように配置させ、前記シート、前記第1の帯状部材、および前記第2の帯状部材をジグザグ形に配置した後、前記シートの延びる方向に沿って前記シート、前記第1の帯状部材、および前記第2の帯状部材を押しつぶすことにより、前記シートを蛇腹状に折り畳む。
本発明によれば、シートに無理な負荷をかけることなく、効率よく織り込むことができるシート折り畳み装置を提供できる。
以下に、図1から図6を参照して、シート折り畳み装置の実施形態について説明する。本実施形態のシート折り畳み装置は、主として非燃焼型の煙草の先端に設けられる加熱源となるカーボンシートを蛇腹状に折り畳むのに用いられる。
図1と図2に示すように、シート折り畳み装置11は、基台12と、基台12上でシート13を間に挟んだ両側の位置に設けられる第1の折り機構14および第2の折り機構15と、第1の折り機構14と第2の折り機構15とを近づけたり遠ざけたりする進退機構16と、第1の折り機構14および第2の折り機構15の扇形を閉じる方向にこれらを付勢する閉じ機構17と、基台12の下方に設けられるとともに、円筒形の煙草18を支持する支持台19と、第1の折り機構14および第2の折り機構15により折り畳まれたシート13を煙草18の先端部に押し込むためのプッシャ20と、第1の折り機構14および第2の折り機構15の位置を決めるための位置決めピン21と、を備えている。
基台12は、方形の板状に形成されている。基台12は、4本の脚部12Aを有している。また、基台12は、中央部に、第1の折り機構14および第2の折り機構15によって折り畳まれたシート13を下方に通すための円形の通し孔22を有している。
進退機構16は、例えば、エアシリンダ等で構成されている。また、閉じ機構17は、第1の折り機構14および第2の折り機構15によって折り畳まれたシート13を簡単に束ねるためのプレ成形ガイド26と、プレ成形ガイド26によって束ねられたシート13を円筒形に成形する成形ガイド27と、を有している。
図3に示すように、プレ成形ガイド26および成形ガイド27は、第1の折り機構14および第2の折り機構15が進退する方向とは直交する方向にスライド移動可能になっている。
プレ成形ガイド26は、第1のリニアガイド31と、第1のリニアガイド31によってスライド移動可能な一対の第1のガイド本体32と、を有している。第1のリニアガイド31は、第1のレール33と、第1のレール33上をスライドする第1のスライダ34(ベアリング)と、を有している。第1のガイド本体32は、平板状に形成されている。第1のガイド本体32は、略半円形の第1の切欠部35を有し、第1の切欠部35は、相手方の第1のガイド本体32の第1の切欠部35と共同して、端部が半円形になった長孔を形成する。
成形ガイド27は、第2のリニアガイド36と、第2のリニアガイド36によってスライド移動可能な一対の第2のガイド本体45と、を有している。第2のリニアガイド36は、第2のレール37と、第2のレール37上をスライドする第2のスライダ38(ベアリング)と、を有している。第2のガイド本体45は、平板状に形成されている。第2のガイド本体45は、半円形の第2の切欠部39を有し、第2の切欠部39は、相手方の第1のガイド本体32の第1の切欠部35と共同して、円形の貫通孔を形成する。なお、成形ガイド27は、位置決めピン21の外周部に当接して、第2のガイド本体45の位置を決めるための当接凹部40を有している。
なお、本実施形態において、成形ガイド27およびプレ成形ガイド26は、いずれも手動によって移動するようにしているが、これに限定されるものではない。成形ガイド27およびプレ成形ガイド26は、例えば、ボールねじを介したモータの駆動によって、自動で動作させるようにしてもよい。
図2に示すように、プッシャ20は、成形ガイド27およびプレ成形ガイド26の上方に配置されている。プッシャ20は、成形ガイド27およびプレ成形ガイド26の上方に固定された第3のリニアガイド41と、第3のリニアガイド41によって上昇および下降が可能な軸部本体42と、を有している。第3のリニアガイド41は、第3のレール43と、第3のレール43上をスライドする第3のスライダ44(ベアリング)とを有している。第3のスライダ44に軸部本体42が固定される。さらに、プッシャ20は、第3のスライダ44の移動を駆動するための図示しないモータと、モータの駆動力を第3のスライダ44に伝達するボールねじとを有している。
図1に示すように、第1の折り機構14および第2の折り機構15は、それぞれ扇形に展開して設けられている。第1の折り機構14は、複数の爪部47と、複数の爪部47を回動可能に支持する第1の支持部48と、複数の爪部47の先端部にそれぞれ固定された一枚の第1の帯状部材49と、を有している。爪部47は、例えば金属材料によって、長方形の平板状、すなわち短冊状に形成されている。爪部47は、金属製のものに限定されるものではなく、合成樹脂によって形成されていてもよい。第1の折り機構14は、奇数、例えば、9個の爪部47を有している。図3と図4に示すように、第1の支持部48は、「コ」字状をなした支持部本体50と、9個の爪部47に対応する9個の軸部51を有している。支持部本体50は、9個の軸部51の上端および下端が通される計18個の貫通孔52を有している。図4に示すように、9個の軸部51は、シート13の延びる方向と平行な方向Lに沿って互い違いの位置、つまり千鳥状に配置されている。
貫通孔52の内側に嵌っている軸部51は、それぞれ爪部47を回転可能に支持することができる。第1の支持部48は、軸部51を介して、複数の爪部47同士が分離して扇形に展開した第1の位置P1と、複数の爪部47同士が接触するように閉じた第2の位置P2との間で回動するように、複数の爪部47の一端を支持している。
第1の帯状部材49は、例えば綿布であるが、これに限定されるものではない。第1の帯状部材49は、伸縮しない材質であればよく、例えば、不織布等の樹脂製の布でもよい。第1の帯状部材49は、複数の爪部47が開いた第1の位置P1にあるときに円弧状に展開する。図1に示すように、第1の帯状部材49によって結ばれた爪部47の先端部同士の間隔は、扇形の外側に行くにつれて小さくなっている。
第2の折り機構15は、複数の爪部47と、複数の爪部47を回動可能に支持する第2の支持部55と、複数の爪部47の先端部にそれぞれ固定された一枚の第2の帯状部材56と、を有している。爪部47は、第1の折り機構14のものと同様の材質で形成され、同様の形態を有している。第2の折り機構15は、偶数、例えば、8個の爪部47を有している。第2の支持部55は、支持部本体50と、8個の爪部47に対応する8個の軸部51を有している。支持部本体50は、8個の軸部51の上端と下端とが通される計16個の貫通孔52を有している。第1の折り機構14のものと同様に、8個の軸部51は、シート13の延びる方向と平行な方向に沿って互い違い、すなわち千鳥状に配置されている。
貫通孔52の内側に嵌っている軸部51は、それぞれ爪部47を回転可能に支持することができる。第2の支持部55は、軸部51を介して、複数の爪部47同士が分離して扇形に展開した第1の位置P1と、複数の爪部47同士が接触するように閉じた第2の位置P2との間で回動するように、複数の爪部47の一端を支持する。第2の帯状部材56は、第1の帯状部材49と同じ材質ものであり、複数の爪部47が開いた第1の位置P1にあるときに円弧状に展開する。図1に示すように、第2の帯状部材56によって結ばれた爪部47の先端部同士の間隔は、扇形の外側に行くにつれて小さくなっている。
位置決めピン21は、円柱形状に形成されている。位置決めピン21は、その中央部にスリット57を有する。スリット57の内側に、第1の折り機構14の中央部に位置する爪部47がスライド可能に保持されている。このスリット57によって、第1の折り機構14の位置がずれないようになっている。本実施形態において、折り畳みに使用されるシート13は、例えば、カーボンフィルムであり、引っ張り方向の張力に対して脆弱性を有している。
シート13は、例えば、10mmの幅を有している。これに対して、第1の折り機構14および第2の折り機構15の爪部47、および第1の帯状部材49および第2の帯状部材56は、例えば、6mmの幅を有している。シート13の上端部および下端部には、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56に接触しないマージン領域がそれぞれ2mmずつ形成されるが、このマージン領域は、プレ成形ガイド26で保持する際の重ね代として利用される。
続いて、図1、図5〜図8を参照して、本実施形態のシート折り畳み装置11を利用したシート折り畳み方法について説明する。まず、図1に示すように、第1の折り機構14および第2の折り機構15の間の位置にシート13を配置する。そして、進退機構16を駆動して、第1の折り機構14および第2の折り機構15を互いに接近させる。これによって、シート13に対して第1の帯状部材49と第2の帯状部材56とが密着する。この状態では、図5に示すように、シート13、第1の帯状部材49、および第2の帯状部材56が蛇行するようにジグザグ形に配置する。この状態で、図6に示すように、プレ成形ガイド26の第1のガイド本体32同士が第1の折り機構14および第2の折り機構15が進退する方向と直交する方向から接近して、互いに突き合わされる。これによって、シート13、第1の帯状部材49、および第2の帯状部材56は、シート13の延びる方向に沿って軽く押しつぶされる。なお、図6では、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56の図示を省略している。
続いて、進退機構16が駆動して第1の折り機構14および第2の折り機構15が後退して、互いに分離する。このとき、シート13の上端および下端は、プレ成形ガイド26の第1のガイド本体32によって保持されているため、シート13が再び展開してしまうことはない。シート13をプレ成形ガイド26によって保持した状態で、図7に示すように、成形ガイド27の第2のガイド本体45を第1の折り機構14および第2の折り機構15が進退する方向と直交する方向から接近させ、互いに突き合わされる。こうして、ジグザグ形に配置していたシート13はさらにシート13の延びる方向に押しつぶされて、蛇腹状に折り畳まれる。この状態で、プッシャ20によって上方から下方に向けて押し込まれることで、シート13は、図8に示すように、支持台19に支持された煙草18の円筒形の外筒部18Aの内側に差し込まれる。
このとき、シート13は、直線状の折り目(折り返し)が形成されることない。また、第1の支持部48および第2の支持部55の複数の軸部51が千鳥状に配置されるため、爪部47の先端部の位置も千鳥状になり、その結果折り畳まれるシート13は、折り目となるアーチ部分の位置が互い違いになるように位置ずれしている(図8参照)。
第1の実施形態によれば、シート折り畳み装置11は、シート13を間に挟んだ両側の位置で、扇形に展開した第1の折り機構14および第2の折り機構15と、第1の折り機構14と第2の折り機構15とを互いに接近させたり、遠ざけたりする進退機構16と、扇形を閉じる方向に第1の折り機構14および第2の折り機構15を付勢する閉じ機構17と、を具備し、第1の折り機構14および第2の折り機構15は、平板状をなした複数の爪部47と、複数の爪部47同士が分離して扇形に展開した第1の位置P1と、複数の爪部47同士が接触するように閉じた第2の位置P2との間で回動するように複数の爪部47の一端を支持する支持部と、複数の爪部47の先端部にそれぞれ固定され、シート13に直接接触するとともに、複数の爪部47が第1の位置P1にあるときに円弧状に展開する帯状部材と、をそれぞれ有し、進退機構16は、第1の折り機構14の爪部47の先端部と、第2の折り機構15の爪部47の先端部と、がオーバーラップする位置まで第1の折り機構14と第2の折り機構15とを前進させ、閉じ機構17は、複数の爪部47を第1の位置P1から第2の位置P2に移動させ、帯状部材とともにシート13を蛇腹状に折り畳む。
また、第1の実施形態のシート折り畳み方法によれば、シート13を間に挟んだ両側に配置されるとともにそれぞれ扇形をなした第1の折り機構14および第2の折り機構15を互いに接近させることで、第1の折り機構14に円弧状に設けられる第1の帯状部材49と第2の折り機構15に円弧状に設けられる第2の帯状部材56とをそれぞれシート13に密着させるとともに、扇形の半径方向に沿って第1の折り機構14に設けられる複数の爪部47の先端部と、扇形の半径方向に沿って第2の折り機構15に設けられる複数の爪部47の先端部と、がオーバーラップするように配置させ、シート13、第1の帯状部材49、および第2の帯状部材56をジグザグ形に配置した後、シート13の延びる方向に沿ってシート13、第1の帯状部材49、および第2の帯状部材56を押しつぶすことにより、シート13を蛇腹状に折り畳む。
これらの構成によれば、シート13を順次折るのではなく、第1の折り機構14および第2の折り機構15によって複数の箇所を同時に折り畳むことができるため、折り畳み作業を簡単かつ一括して迅速に行うことができる。また、シート13に密着した帯状部材がシート13とともに折り畳まれるため、シート13に対して爪部47が滑るようなことなく、シート13の一箇所に張力が集中してしまうことがない。このため、張力に対して脆弱なシート13を折り畳む場合等に、シート13の一部に負荷が掛かることなく、シート13をやさしく折り畳むことができる。さらに、シート13とともに第1の帯状部材49および第2の帯状部材56が折り畳まれるため、シート13を傷つけるような強い折り目がシート13についてしまうこともなく、アーチ状の折り目を有するようにシート13をやさしく折りたたむことができる。
また、第1の折り機構14の複数の爪部47および第2の折り機構15の複数の爪部47のいずれか一方は、奇数で構成されるとともに、第1の折り機構14の複数の爪部47および第2の折り機構15の複数の爪部47のいずれか他方は、偶数で構成される。この構成によれば、爪部47同士の間の位置に相手方の折り機構の爪部47を配置させることができる。これによって、シート13をジグザグ形に配置することができ、簡単な閉じ操作でシート13を蛇腹状に折り畳むことができる。
また、複数の爪部47は、互いに同一の寸法に形成され、支持部は、複数の爪部47に対応する複数の軸部51を含み、軸部51は、それぞれ爪部47を回転可能に支持し、複数の軸部51は、シート13の延びる方向と平行な方向Lに沿って千鳥状に配置される。この構成によれば、シート13のアーチ状の折り目を互い違いの位置に配置させることができる。これによって、折り目の部分同士が干渉してしまうことを防いで、折り目の部分においてシート13が急角度で折り曲げられて、シート13を痛めてしまうことを防止できる。また、特に本実施形態のように、カーボンフィルムをシート13として用い、このカーボンフィルムを煙草18の加熱源として利用する場合には、シート13同士の隙間を十分に確保することができ、空気の流れる流路を確保するのに特に有効である。
また、本実施形態において、帯状部材によって結ばれる複数の爪部47の先端部同士の間隔は、扇形の外側に行くにつれて小さくなる。この構成によれば、シート13の両端部に行くにつれて折り畳みの間隔を小さくするような折り畳み方法を簡単な構造で実現することができる。これによって、例えば、本実施形態のように、円筒形の煙草18の外筒部18Aにシート13を挿入する場合など、円形の小さいスペースにコンパクトに収容するのに特に有効である。
続いて、図9から図12を参照して、シート折り畳み装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態のシート折り畳み装置61は、1つの折り機構62を用いる点、吸引機構が設けられている点、折り機構62に対抗する吸引ブロック64が設けられる点などにおいて第1の実施形態と異なっているが、他の部分は第1の実施形態と共通している。このため、ここでは、主として第1の実施形態と異なる点について説明し、第1の実施形態と共通する箇所には共通の符号を付して説明を省略する。
図9と図10に示すように、シート折り畳み装置61は、基台12と、基台12上に設けられる1つの折り機構62と、折り機構62を真空状態に吸引するための第1の吸引機構63と、折り機構62に正対する吸引ブロック64と、吸引ブロック64を吸引するための図示しない第2の吸引機構と、吸引ブロック64を進退させるための進退機構16と、シート13を円筒形に成形するための成形ガイド27と、基台12の下方に設けられるとともに、円筒形の煙草18を支持する支持台19と、第1の折り機構14および第2の折り機構15により折り畳まれたシート13を煙草の先端部に押し込むためのプッシャ20と、を有している。第1の吸引機構63および第2の吸引機構は、例えば真空ポンプ等で構成される。
シート折り畳み装置61は、さらに、ガイド溝66と、ガイド溝66の内側に引っ掛けられるワイヤ67と、を折り機構62の両側の位置にそれぞれ有している。ガイド溝66およびワイヤ67は、第1の吸引機構63による吸引によって、折り機構62の閉じる速度を低減して、シート13が急速に折り畳まれてしまうことを防止する。シート折り畳み装置61は、第1の吸引機構63の吸引力をシート13に効率よく作用させるためのブロック68を、シート13の両端部の近傍に一対に有している。
成形ガイド27は、第1の実施形態の成形ガイド27とほぼ同様の構成であり、例えば、半円形の切欠部39を有するガイド本体45を一対に有している。プッシャ20は、第1の実施形態のものと同一である。
図9に示すように、折り機構62は、複数の爪部47と、複数の爪部47を回動可能に支持する支持部48と、複数の爪部47の先端部にそれぞれ固定された一枚の帯状部材49と、複数の爪部47同士の間の空間を密閉する密閉部材69と、を有している。折り機構62は、例えば、9個の爪部47を有している。爪部47は、それぞれ短冊状に形成されている。爪部47は、例えば金属材料によって、平板状に形成されている。爪部47は、合成樹脂によって形成されていてもよい。また、扇形の外側の端部に位置する爪部47は、補強のため、それぞれ外側に折り曲げられた折り曲げ部47Aを有している。爪部47は、その先端部の近傍に、スペーサ72を有している。スペーサ72は、爪部47の先端同士が接近しすぎることを回避して、シート13に強い折り目が形成されてしまうことを防止する。
支持部48は、支持部本体50と、9個の爪部47に対応する9個の軸部51を有している。支持部本体50は、9個の軸部51の上端および下端が通される計18個の貫通孔52を有している。図9に示すように、9個の軸部51は、シート13の延びる方向と平行な方向に沿って互い違い、すなわち千鳥状に配置されている。また、支持部本体50の内側は、中空になっており、上記第1の吸引機構63に連通している連通穴73を有している。
貫通孔52の内側に嵌っている軸部51は、それぞれ爪部47を回転可能に支持することができる。支持部48は、軸部51を介して、複数の爪部47同士が分離して扇形に展開した第1の位置P1と、複数の爪部47同士が接触するように閉じた第2の位置P2との間で回動するように、複数の爪部47の一端を支持する。
帯状部材49は、例えばナイロン等のメッシュ状の繊維であるが、これに限定されるものではない。帯状部材49は、開口度の大きいメッシュ状の材質であればよい。帯状部材49は、複数の爪部47が開いた第1の位置P1にあるときに円弧状に展開する。図9に示すように、帯状部材49によって結ばれた爪部47の先端部同士の間隔は、扇形の外側に行くにつれて小さくなっている。
密閉部材69は、複数の爪部47の上側に配置された平板状のプレートである。爪部47同士の間にある空間部分は、このプレートと基台12との間で挟まれた密閉空間となる。吸引ブロック64は、シート13に吸引力を作用させるためのスリット状の吸引孔74を有している。吸引ブロック64は、中空になった内部空間を有しており、この内部空間は、第2の吸引機構65に連通されている。
続いて、図9から図12を参照して、第2の実施形態のシート折り畳み装置61を利用したシート折り畳み方法について説明する。まず、図9に示すように、折り機構62および吸引ブロック64の間の位置にシート13を配置する。このとき、折り機構62は、扇形に展開している。続いて、第1の吸引機構63を駆動して、折り機構62およびシート13に対して吸引力を作用させる。これによって、シート13は、帯状部材49に密着する。また、第1の吸引機構63によって、爪部47同士の間の空間の空気が吸引され、折り機構62は、図11に示すように閉じられる。こうして、帯状部材49に密着されたシート13は、帯状部材49とともに蛇腹状に折り畳まれる。なお、図11ではシート13の図示を省略している。なお、スペーサ72の作用によって、爪部47の先端同士が付き合わされることが防止されている。
そして、進退機構16が駆動して、吸引ブロック64を折り機構62に近づける。また、第2の吸引機構65を駆動して吸引ブロック64に吸引力を発生させる。これと同時に、第1の吸引機構63である真空ポンプを逆回転させて正圧の空気を送って、折り機構62の真空状態を破壊して、帯状部材49からシート13を分離させる。このとき、シート13は、吸引ブロック64の吸引孔74に密着し、蛇腹状に折り畳まれた状態で保持される。そして、図12に示すように、成形ガイド27のガイド本体45同士が突き当たるように移動して、シート13を円筒形に成形する。このように成形されたシート13は、第1の実施形態と同様に、プッシャ20によって下方に押しこまれて、煙草18の円筒形の外筒部18Aの内側に挿入される。
第2の実施形態によれば、シート折り畳み装置61は、平板状をなした複数の爪部47と、複数の爪部47同士が分離して扇形に展開した第1の位置P1と、複数の爪部47同士が接触するように閉じた第2の位置P2との間で回動するように複数の爪部47の一端を支持する支持部48と、複数の爪部47の先端部にそれぞれ固定され、シート13に直接接触するとともに、複数の爪部47が第1の位置P1にあるときに円弧状に展開する帯状部材49と、複数の爪部47同士と、帯状部材49とで囲まれる空間を密閉する密閉部材69と、空間の内部の空気を吸引する吸引機構と、を具備し、吸引機構は、空間の内部の空気を吸引して、帯状部材49とともにシート13を蛇腹状に折り畳む。
この構成によれば、折り機構62を1つのみ有する構成であっても、シート13を一括して効率よく蛇腹状に折り畳むことができる。また、シート13は、帯状部材49に密着された状態で折り畳まれるため、シート13に対して爪部47が滑ってしまうことがない。このため、張力に対して脆弱なシート13を折り畳む場合等に、シート13の一部に負荷をかけることなく、シート13をやさしく折り畳むことができる。また、シート13とともに帯状部材が折り畳まれるため、シート13に強い折り目がついてしまうことを防いで、シート13をやさしく折り畳むことができる。
また、爪部47は、隣接する他の爪部47との間で所定の隙間を確保するためのスペーサ72を先端部の近傍に有する。この構成によれば、爪部47同士が突き当たることを防いで、シート13に強い折り目(折り返し)が形成されて、シート13を痛めてしまうことを防止できる。
続いて、図13から図16を参照して、シート折り畳み装置の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態のシート折り畳み装置81は、第1の折り機構82および第2の折り機構83の構成が異なる点等において第1の実施形態と異なっているが、他の部分は第1の実施形態と共通している。このため、ここでは、主として第1の実施形態と異なる点について説明し、第1の実施形態と共通する箇所には共通の符号を付して説明を省略する。なお、第3の実施形態では、基台12、進退機構16、閉じ機構17、プッシャ20、支持台19は、第1の実施形態のものと同一であるため、その図示を省略している。
シート折り畳み装置81は、シート13を間に挟んだ両側の位置に設けられる第1の折り機構82および第2の折り機構83と、第1の折り機構82と第2の折り機構83とを近づけたり遠ざけたりする進退機構16と、シート13の一方の面に対向して配置された第1の帯状部材49と、シート13の他方の面に対向して配置された第2の帯状部材56と、シート13の位置ずれを防止するための保持機構84と、を備えている。第1の帯状部材49および第2の帯状部材56は、ばね機構85によって、図13における左右方向の両側から引っ張られた状態で保持されている。保持機構84は、シート13とほぼ同一の幅を有する平板状の形状を有している。
図13に示すように、第1の折り機構82は、第1の支持部48と、第1の支持部48に対して櫛歯状に固定される複数の爪部47と、を有している。爪部47は、例えば金属材料によって平板状に形成されている。爪部47は、合成樹脂によって形成されていてもよい。第1の折り機構82は、奇数、例えば、9個の爪部47を有している。9個の爪部47は、互いの長さが若干異なっており、爪部47の先端部の高さが互い違い(千鳥状)になるように長さが調整されている。
第2の折り機構83は、第2の支持部55と、第1の支持部48に対して櫛歯状に固定される複数の爪部47と、を有している。爪部47は、金属材料によって、平板状に形成されている。第2の折り機構83は、偶数、例えば、8個爪部47を有している。8個の爪部47は、互いの長さが若干異なっており、爪部47の先端部の高さが互い違い(千鳥状)になるように長さが調整されている。
第1の帯状部材49および第2の帯状部材56は、例えば高分子プラスチック製の繊維であるが、これに限定されるものではない。第1の帯状部材49は、例えば、カーボン繊維、ナイロン、フッ素樹脂製の繊維でもよい。第2の帯状部材56は、第1の帯状部材49と同じ材質ものである。
続いて、図13から図16を参照して、本実施形態のシート折り畳み装置81を利用したシート折り畳み方法について説明する。まず、図13に示すように、第1の折り機構82および第2の折り機構83の間の位置にシート13を配置する。このとき、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56には、ばね機構85の張力が作用している。そして、図14に示すように、保持機構84が先に移動して、シート13、第1の帯状部材49、および第2の帯状部材56を間に挟んで、第1の折り機構82の中央部にある爪部47の先端部に突き当たる。保持機構84が爪部47の先端部に突き当たることによって、シート13の中央部の位置が固定され、シート13が左右方向にずれてしまうことが防止される。なお、保持機構84は、第1の折り機構82に突き当たるものに限定されるものでなく、第2の折り機構83の中央部にある爪部47の先端部に突き当たるようにしてもよい。
そして、進退機構16の駆動で第1の折り機構82と第2の折り機構83とが接近して、図15に示すように、互いの爪部47の先端部がオーバーラップする位置まで接近する。これによって、第1の折り機構82および第2の折り機構83の間の位置にあるシート13は、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56とともに蛇腹状に折り込まれる。このとき、第1の折り機構82の爪部47および第2の折り機構83の爪部47は、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56に対して滑るように作用するが、シート13と第1の帯状部材49との間、およびシート13と第2の帯状部材56との間には、滑りは生じない。
図16に示すように、進退機構16が駆動して、第1の折り機構82と第2の折り機構83とが分離する。このとき、シート13は、図示しない閉じ機構のプレ成形ガイドに保持される。その後は、第1の実施形態と同様の工程で、プレ成形ガイド、成形ガイド、およびプッシャの作用によって煙草18の円筒形の外筒部18Aの内側にシート13が挿入される。
第3の実施形態によれば、シート折り畳み装置81は、シート13を間に挟んだ両側で、シート13に接触するように設けられる第1の帯状部材49および第2の帯状部材56と、シート13、第1の帯状部材49、および第2の帯状部材56を間に挟んだ両側に配置される第1の折り機構82および第2の折り機構83と、第1の折り機構82と第2の折り機構83とを互いに接近させたり、遠ざけたりする進退機構16と、を具備し、第1の折り機構82および第2の折り機構83は、支持部と、平板状をなすとともに、支持部に対して櫛歯状に固定される複数の爪部47と、をそれぞれ有し、進退機構16は、第1の折り機構82の爪部47の先端部と、第2の折り機構83の爪部の先端部と、がオーバーラップする位置まで第1の折り機構82と第2の折り機構83とを前進させ、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56とともにシート13を蛇腹状に折り畳む。
この構成によれば、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56ととともにシート13が折りたたまれるため、第1の帯状部材49および第2の帯状部材56に対して第1の折り機構82および第2の折り機構83の複数の爪部47が滑るように作用するが、シート13と第1の帯状部材49および第2の帯状部材56との間では滑りを生じない。このため、シート13に対して張力が集中することがなく、シート13を一括して蛇腹状に折りたたむことができる。また、シート13とともに第1の帯状部材49および第2の帯状部材56とが折り畳まれるため、シート13に強い折り目がついてしまうことを防止できる。
また、シート折り畳み装置81は、第1の折り機構82および第2の折り機構83の複数の爪部47のうち、少なくとも1つの爪部47との間でシート13、第1の帯状部材49、および第2の帯状部材56を挟んで保持する保持機構84をさらに具備する。
この構成によれば、保持機構84によって第1の折り機構82および第2の折り機構83に対してシート13の位置を固定することができる。これによって、第1の折り機構82および第2の折り機構83が互いに近づいてシート13を折りたたむ際に、シート13の位置がずれてしまうことを防止することができる。
本発明のシート折り畳み装置81は、上記した非燃焼型の煙草のほか、昆布、海苔、チューインガム、パスタといった食品の折り畳みや、コンデンサの折り畳み、電池に用いられる電極の折り畳み、有機EL装置等のシート状の表示装置等の折り畳みにも用いることができる。このとき、折り畳まれる対象の製品に折り目をつけることなく、コンパクトに収容することができる。このほか、本発明は、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
第1の実施形態に係るシート折り畳み装置を示す上面図。 図1に示すシート折り畳み装置を示す側面図。 図1に示すシート折り畳み装置の第1の折り機構および閉じ機構の周囲を拡大して示す斜視図。 図3に示す第1の折り機構の支持部に含まれる9個の軸部の配置を示す模式図。 図1に示すシート折り畳み装置を用いたシート折り畳み方法において、第1の折り機構の爪部の先端部と、第2の折り機構の爪部の先端部とがオーバーラップした工程を示す上面図。 図5に示す工程の次の工程において、プレ成形ガイドがシートを成形する工程を示す上面図。 図6に示す工程の次の工程において、成形ガイドがシートを成形する工程を示す上面図。 図1に示すシート折り畳み装置によって折り畳んだシートを外筒部の内側に挿入した製造した煙草を示す正面図。 第2の実施形態に係るシート折り畳み装置を示す上面図。 図9に示すシート折り畳み装置を示す側面図。 図9に示すシート折り畳み装置を用いたシート折り畳み方法において、第1の吸引機構によって折り機構が吸引されている工程を示す上面図。 図11に示す工程の次の工程において、成形ガイドがシートを成形する工程を示す上面図。 第3の実施形態に係るシート折り畳み装置を示す上面模式図。 図13に示すシート折り畳み装置を用いたシート折り畳み方法において、保持機構が第2の折り機構の爪部の先端に突き当たっている工程を示す上面模式図。 図14に示す工程の次の工程において、第1の折り機構の爪部の先端部と、第2の折り機構の爪部の先端部とがオーバーラップした工程を示す上面模式図。 図15に示す工程の次の工程において、第1の折り機構と第2の折り機構とが分離した工程を示す上面模式図。
符号の説明
11…シート折り畳み装置、13…シート、14…第1の折り機構、15…第2の折り機構、16…進退機構、17…閉じ機構、47…爪部、48…第1の支持部、49…第1の帯状部材、51…軸部、55…第2の支持部、56…第2の帯状部材、61…シート折り畳み装置、62…折り機構、63…第1の吸引機構、64…吸引ブロック、65…第2の吸引機構、69…密閉部材、72…スペーサ、81…シート折り畳み装置、82…第1の折り機構、83…第2の折り機構、84…保持機構、P1…第1の位置、P2…第2の位置、L…シートの延びる方向と平行な方向

Claims (12)

  1. シートを間に挟んだ両側の位置で、扇形に展開した第1の折り機構および第2の折り機構と、
    前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを互いに接近させたり、遠ざけたりする進退機構と、
    前記扇形を閉じる方向に前記第1の折り機構および前記第2の折り機構を付勢する閉じ機構と、
    を具備し、
    前記第1の折り機構および前記第2の折り機構は、
    平板状をなした複数の爪部と、
    前記複数の爪部同士が分離して前記扇形に展開した第1の位置と、前記複数の爪部同士が接触するように閉じた第2の位置との間で回動するように前記複数の爪部の一端を支持する支持部と、
    前記複数の爪部の先端部にそれぞれ固定され、前記シートに直接接触するとともに、前記複数の爪部が前記第1の位置にあるときに円弧状に展開する帯状部材と、
    をそれぞれ有し、
    前記進退機構は、前記第1の折り機構の前記爪部の先端部と、前記第2の折り機構の前記爪部の先端部と、がオーバーラップする位置まで前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを前進させ、前記閉じ機構は、前記複数の爪部を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、前記帯状部材とともに前記シートを蛇腹状に折り畳むことを特徴とするシート折り畳み装置。
  2. 前記第1の折り機構の複数の爪部および前記第2の折り機構の複数の爪部のいずれか一方は、奇数で構成されるとともに、前記第1の折り機構の複数の爪部および前記第2の折り機構の複数の爪部のいずれか他方は、偶数で構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート折り畳み装置。
  3. 前記複数の爪部は、互いに同一の寸法に形成され、
    前記支持部は、前記複数の爪部に対応する複数の軸部を含み、前記軸部は、それぞれ前記爪部を回転可能に支持し、
    前記複数の軸部は、前記シートの延びる方向と平行な方向に沿って千鳥状に配置されることを特徴とする請求項2に記載のシート折り畳み装置。
  4. 前記帯状部材によって結ばれる前記複数の爪部の先端部同士の間隔は、前記扇形の外側に行くにつれて小さくなることを特徴とする請求項3に記載のシート折り畳み装置。
  5. 平板状をなした複数の爪部と、
    前記複数の爪部同士が分離して前記扇形に展開した第1の位置と、前記複数の爪部同士が接触するように閉じた第2の位置との間で回動するように前記複数の爪部の一端を支持する支持部と、
    前記複数の爪部の先端部にそれぞれ固定され、前記シートに直接接触するとともに、前記複数の爪部が前記第1の位置にあるときに円弧状に展開する帯状部材と、
    前記複数の爪部同士と、前記帯状部材とで囲まれる空間を密閉する密閉部材と、
    前記空間の内部の空気を吸引する吸引機構と、
    を具備し、
    前記吸引機構は、前記空間の内部の空気を吸引して、前記帯状部材とともに前記シートを蛇腹状に折り畳むことを特徴とするシート折り畳み装置。
  6. 前記複数の爪部は、互いに同一の寸法に形成され、
    前記支持部は、前記複数の爪部に対応する複数の軸部を含み、前記軸部は、それぞれ前記爪部を回転可能に支持し、
    前記複数の軸部は、前記シートの延びる方向と平行な方向に沿って千鳥状に配置されることを特徴とする請求項5に記載のシート折り畳み装置。
  7. 前記帯状部材によって結ばれる前記複数の爪部の先端部同士の間隔は、前記扇形の外側に行くにつれて小さくなることを特徴とする請求項6に記載のシート折り畳み装置。
  8. 前記爪部は、隣接する他の爪部との間で所定の隙間を確保するためのスペーサを前記先端部の近傍に有することを特徴とする請求項7に記載のシート折り畳み装置。
  9. シートを間に挟んだ両側で、前記シートに接触するように設けられる第1の帯状部材および第2の帯状部材と、
    前記シート、前記第1の帯状部材、および前記第2の帯状部材を間に挟んだ両側に配置される第1の折り機構および第2の折り機構と、
    前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを互いに接近させたり、遠ざけたりする進退機構と、
    を具備し、
    前記第1の折り機構および前記第2の折り機構は、
    支持部と、
    平板状をなすとともに、前記支持部に対して櫛歯状に固定される複数の爪部と、
    をそれぞれ有し、
    前記進退機構は、前記第1の折り機構の前記爪部の先端部と、前記第2の折り機構の前記爪部の先端部と、がオーバーラップする位置まで前記第1の折り機構と前記第2の折り機構とを前進させ、前記第1の帯状部材および前記第2の帯状部材とともに前記シートを蛇腹状に折り畳むことを特徴とするシート折り畳み装置。
  10. 前記第1の折り機構の複数の爪部および前記第2の折り機構の複数の爪部のいずれか一方は、奇数で構成されるとともに、前記第1の折り機構の複数の爪部および前記第2の折り機構の複数の爪部のいずれか他方は、偶数で構成されることを特徴とする請求項9に記載のシート折り畳み装置。
  11. 前記第1の折り機構の前記複数の爪部および前記第2の折り機構の前記複数の爪部のうち、少なくとも1つの前記爪部との間で前記シート、前記第1の帯状部材、および前記第2の帯状部材を挟んで保持する保持機構をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載のシート折り畳み装置。
  12. シートを間に挟んだ両側に配置されるとともにそれぞれ扇形をなした第1の折り機構および第2の折り機構を互いに接近させることで、前記第1の折り機構に円弧状に設けられる第1の帯状部材と前記第2の折り機構に円弧状に設けられる第2の帯状部材とをそれぞれ前記シートに密着させるとともに、前記扇形の半径方向に沿って前記第1の折り機構に設けられる複数の爪部の先端部と、前記扇形の半径方向に沿って前記第2の折り機構に設けられる複数の爪部の先端部と、がオーバーラップするように配置させ、前記シート、前記第1の帯状部材、および前記第2の帯状部材をジグザグ形に配置した後、前記シートの延びる方向に沿って前記シート、前記第1の帯状部材、および前記第2の帯状部材を押しつぶすことにより、前記シートを蛇腹状に折り畳むことを特徴とするシート折り畳み方法。
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