JP5014432B2 - ガスタービンの燃焼プロセスを制御するシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ガスタービンの燃焼プロセスを制御するシステムに関し、具体的には、ガスタービンの窒化酸化物(NOx)排出および脈動燃焼を能動制御するシステムに関する。システムは、特に、単一の燃焼室につながる複数の予混合バーナーを備えるガスタービン燃焼システムを対象とする。
ガスタービンの燃焼プロセスのNOx排出は、排出されるNOx量を制限する環境上の要件に従う。多くの国々では、排出量の制限は、現在は10ppm未満のレベルまで徐々に低下されており、ガスタービンのメーカーは要求される水準を保証することができなければならない。
ガスタービンは、それらの排気ガス中の汚染物質の発生量を低く抑えながら、動作効率を増加させ続けることが求められている。それらの効率は、例えば、火炎温度を上昇させることによって増加することができるが、そのことによって、火炎温度に応じて指数関数的に増加する汚染物質、特にNOxの量も増加する。タービンの排気ガス中のNOx量を制御する既知の1つの方法は、淡火炎を維持して、即ち低い燃空比でバーナーを動作させ、それによって火炎温度を低下させるものである。しかし、淡火炎は、火炎の脈動、即ち燃焼圧力振動につながる場合があり、それによってバーナーの寿命が低減される可能性がある。NOxおよび脈動の形成は、周囲大気条件、燃料組成、入口温度および火炎温度、燃焼の均質性、バーナーの回転数など、いくつかの連動する物理的メカニズムによって影響される。
本質的には、どちらもガスタービン発電所において達成される必要がある低いNOx排出量および低い脈動レベルは、2つの反作用する物理的プロセスである。火炎がより希薄になると、NOx排出は減少するが、脈動は増加する。それに加えて、バーナーが複数あることによって火炎温度がより均一になると、NOx排出は減少し、脈動が増加する。したがって、これら2つの間のトレードオフが必要である。
最先端技術のガスタービンシステムでは、脈動レベルおよび/またはNOx量の制御は様々な方法によって実現される。特許文献1は、各バーナーを個別に作動させ、さらにセンサシステムを使用して各バーナーを監視するシステムを用いて、圧力脈動を制御し低減する、環状に配置したバーナーおよび燃焼室のためのガスタービン運転方法を開示している。
特許文献2は、燃料噴射ノズルを中心にして配置された複数の旋回羽根を備えるガスタービンエンジンの燃焼システムを開示している。この燃焼システムは、汚染の低減を達成するため、希薄予混合燃料で、かつ低温の燃料噴射ノズルを用いて動作する。低いNOx量は、燃焼性燃料を旋回羽根間の空間に供給することによって維持され、燃焼圧力振動は、全ての動作条件においてパイロット燃料を燃焼器に連続的に供給することによって低減される。
特許文献3は、複数のバーナーを有するガスタービンエンジンの燃焼システムを動作させる方法を開示している。1つまたは複数のバーナーについての燃空比は、主として、測定された圧力振動、即ち脈動に基づいて制御される。消失限界に近い燃焼を維持するため、燃空比は、圧力振動が所与の下限値を超えると増加され、また所与の上限値を超えると減少される。脈動の制御の補助として、NOx量が超過すると燃空比が低減される。全てのバーナー全体に供給される燃料の合計量を一定に保つため、一次バーナーの燃空比は増加される一方、二次バーナーの燃空比は減少される。
特許文献4は、燃焼システム内の圧力振動を周波数分析する手段と、周波数分析の結果に基づいて、燃焼室に供給される燃空比を制御する制御部とを備える、ガスタービン制御装置を開示している。
特許文献5は、複数のバーナーおよび複数の燃焼室を有し、バーナーがそれぞれ別個の「筒形」燃焼室と関連付けられた、ガスタービンエンジンの燃料制御システムを開示している。このシステムは、排気中のNOx量、各燃焼室内の圧力振動、およびバーナー間の燃空比のばらつきの測定に基づいて、個々の燃焼室それぞれの燃空比を独立に調節して、各燃焼室内のNOx量および動圧を制御する。調節は、前記変数が所与の範囲内で維持されるまで繰り返される。システムは、複数の燃焼室を備えたガスタービン向けに特に設計されている。
特許文献6は、低いNOx排出で動作するガスタービンエンジンの遠隔監視の方法を開示している。この方法は、タービンの燃焼振動との共振による破損を防ぐこと、ならびに遠隔監視センターに対して低コストでデータを通信することを目的としている。それには、周波数スペクトルおよびピーク値データに分類された振動データの測定が含まれる。異常なピーク値が生じた場合、周波数スペクトルが観察される。破損が生じることがある臨界レベルまで燃焼振動が発展する前に、エンジンを低負荷運転モードで動作させるように指示が送られる。監視は、ISDNに基づく回線交換方式などの低コスト手段によって通信される。
特許文献7は、複数のバーナーと、環状の燃焼室と、バーナーの安定性およびNOx排出の制御を考慮して、個々のバーナーそれぞれに対する燃料および/または空気の流量を独立に調節する制御手段とを有する、ガスタービン装置を開示している。個々の調節は、各バーナーの燃焼特性または性能量に関連する1つまたは2つの感知量に従って行われる。各量は個別に測定されるが、その際、別個の訂正信号がそれぞれに対して決定される。次に、これらは、燃料弁および/または空気弁に対する最終的な制御信号を発生させるために加えられる。
国際特許出願公開第2005/093326号明細書 米国特許第5,321,947号明細書 欧州特許公開公報1621811号明細書 欧州特許公開公報1286031号明細書 欧州特許公開公報1331448号明細書 欧州特許公開公報1283339号明細書 欧州特許公開公報0529900号明細書
本発明の課題の1つは、全てが単一の燃焼室内につながる複数のバーナーを備えるガスタービンの、予混合火炎燃焼プロセスを制御するシステムを提供することである。システムは、ガスタービンのNOx排出が環境上の要件を満たすように、燃焼プロセスを制御するものである。同時に、脈動燃焼を可能な限り低いレベルで制御するものである。
本発明は、ガスタービンの燃焼プロセスを、特にガスタービンの窒素酸化物(NOx)の排出および燃焼室内の脈動燃焼レベルを制御する能動システムを対象とする。制御システムは、複数のバーナーおよび単一の燃焼室を備え、全てのバーナーがこの1つの燃焼室内につながる燃焼システムに適用可能である。複数のバーナーは、主バーナー群および補助バーナー群を備え、あるいは複数のバーナーがそれぞれ主段および補助段を備えている。
本発明によれば、制御システムは、第1および第2の制御段を有する二段カスケード構造を備えている。システムの第1の制御段は、タービンの排気中のNOx排出を制御するとともに、第2の制御段の脈動燃焼目標値を生成し転送する手段を備えている。第2の制御段は、第1の制御段によって提供された目標脈動燃焼レベルに基づいて、燃焼室内の脈動燃焼を制御する手段を備えている。
具体的には、第1の制御段、即ちNOx制御段は、NOx排出測定データと環境上の要件によって与えられるようなNOx目標値とを受け取り、目標NOx排出量と測定されたNOx排出量との差に基づく脈動燃焼目標値を生成する。生成された脈動燃焼目標値は、制御システムの第2の制御段に転送される。第2の段は、脈動燃焼制御段であり、複数のバーナーの主バーナー群および補助バーナー群への、またはガスタービン燃焼システム内の複数のバーナーそれぞれの主段および補助段への燃料流量分配を調節する。前記燃料流量分配で動作する燃焼システムは、環境上の要件によって与えられる脈動燃焼の目標ならびにNOx排出の目標を満たす。
バーナー間の燃料分配は、主バーナー群および補助バーナー群の間の、または主段および補助段の間の分配である。それは、次式によって定義される燃料流量比によって与えられる。
γ=msupp/mtotal=(mtotal−mmain)/mtotal
式中、
suppは、補助バーナー群または補助バーナー段への質量流量、
totalは、合計の燃料質量流量、
mainは、主バーナー群または主バーナー段への質量流量である。
カスケード制御システムを適用可能であるガスタービン燃焼システムは、単一の燃焼室への入口に配置された主バーナーおよび補助バーナーを備えている。主バーナーおよび補助バーナーは様々な形で配置されてもよい。例えば、主バーナーおよび補助バーナーは、燃焼室入口の円周に沿って交互に配置され、あるいは、補助バーナーよりも多数の主バーナーが存在する場合がある。上述の例では、主バーナーは、例えば補助バーナーよりも濃厚な燃料で動作し、それによってより安定した燃焼プロセスが可能になる。しかし、バーナーがより高い燃空比で動作するため、より高い火炎安定性によってNOx排出は増加してしまう。
カスケード制御システムを適用可能であるさらなるガスタービン燃焼システムは、各バーナーが、異なるバーナー段と、例えば予混合段およびランスの形態で構成されたパイロット段と関連付けられた、単一の燃焼室内につながる複数のバーナーを備えている。2つの段は、任意の2つの異なる予混合段であることもできる。
上述したように、制御システムは、1つの燃焼室内につながる複数のバーナーを備えた燃焼システムに適用可能である。燃焼システムは、複数のバーナーおよび1つの燃焼室を含んでもよく、その場合、全てのバーナーはその1つの燃焼室内につながる。燃焼システムはまた、複数のバーナーと、上流から下流に順に配置された2つの燃焼室とを含んでもよい。やはり、全てのバーナーは単一の第1の燃焼室につながる。
NOx制御段は、環境上のまたは政府による要件によって決定されるような目標NOx排出量と、ガスタービンの排気中で測定されるようなNOx排出量との二組の入力値を受け取る手段を備えている。
NOx制御段は、さらに、測定されたNOx排出量と目標NOx排出量との差に基づいて、脈動目標を計算する手段を備えている。脈動目標は、所与のガスタービン燃焼システムの予め定められた脈動周波数の臨界にそれぞれ帰する、脈動目標の1つまたは複数の値を備えている。
脈動制御段は、ガスタービン燃焼システム内で測定された1つまたは複数の脈動レベルから成る脈動測定データを受け取る手段と、脈動測定データを帯域フィルタ処理する手段と、帯域フィルタ処理を行ったデータを測定条件付け(measurement conditioning)する手段とを備える。測定条件付けは、帯域フィルタ処理を行ったデータの一種の前処理である。制御段はさらに、誤差処理を行う手段を含み、それによって、測定された脈動レベルと計算された脈動目標値との誤差が決まり、さらに燃焼システムに最も適切な誤差が決まる。最後に、システムは、誤差処理に基づいた補給燃料流量比γを計算する手段を備えている。γの値は、可能な限り低い脈動を確保しながらNOx量目標が満たされるように決定される。
本発明によるカスケード制御システムは閉ループシステムである。燃焼システムが計算された燃料流量比γで動作しているとき、制御システムは、測定された脈動レベルおよびNOx量を受け取り、続いて最適な燃料流量比γを再計算する。
燃焼室内の脈動レベルは、タービンの排気中のNOx排出よりも迅速に測定することができる。この理由で、制御システムの代表的な実施形態では、脈動制御段はNOx排出制御段よりも高速で動作するように調節される。
本発明による制御システムは、ガスタービンのローター軸を中心にして円周に配置された、環状の燃焼室内につながる複数のバーナーを備えた燃焼システムに特に適用可能である。さらに、ガスタービンローターに半径方向で隣接したアレイ状に配置された複数のバーナーを備える燃焼システムにも適用可能である。このタイプの燃焼システムはサイドマウント形とも称される。
本発明によるカスケード制御システムは、NOx排出に関する環境上の要件を満たすより高い能力を有するという点で改善された、かつ有利な、ガスタービン燃焼システムの動作を達成する。それに加えて、燃焼の脈動レベルがより低いため、燃焼システムの寿命が増加する。
本発明による二段カスケード制御システムを示す概略図である。 第1の制御段の代表的な実施形態を示す概略図である。 第2の制御段の代表的な実施形態を示す概略図である。 燃料流量比とNOx排出量および脈動レベルとの定性的関係を示す図である。 燃料流量比とNOx排出量および脈動レベルとの定性的関係を示す図であり、さらに、目標のNOx排出量および脈動レベルの一例を示している。 本発明による制御システムが適用されてもよい、単一のリング状の燃焼室を有するガスタービン燃焼システム、ならびに、ガスタービンの回転軸を中心にして円周に位置付けられた主バーナー群および補助バーナー群の代表的な配置を示す図である。 本発明による制御システムが適用されてもよい、バーナーが主段および補助段を有する、さらなるガスタービン燃焼システムの複数のバーナーの1つを示す長手方向断面図である。 本発明による制御システムが適用されてもよい、ガスタービンのローターに半径方向で隣接して配置されたバーナーのアレイを備える、さらなるガスタービン燃焼システムを示す図である。 図7の線VIII−VIIIで取った、長手方向軸線に垂直な燃焼システムの断面図である。
図1は、本発明によるカスケード制御システムS、具体的には、第1の、即ちNOx制御段1と、第2の、即ち脈動制御段2とを備えるカスケード構造を概略的に示す。
第1の制御段1は、ガスタービンの排気からのNOx排出の測定データNOxMEASと、例えば政府規制によって与えられるようなNOx目標量NOxTGTとを連続的に受け取る手段3を備えている。NOx制御手段4は、NOxMEASとNOxTGTとの差に基づいて、所与の燃焼システムに関する臨界である、選択周波数FREQ_1、FREQ_2、…、FREQ_nにおける脈動目標値pTGT,FREQ−1、pTGT,FREQ−2、…、pTGT,FREQ−nを計算する。これらの値は、NOx目標量に対応する最低限の達成可能な脈動レベルである。
計算された目標脈動値は、制御システムSの第2の制御段2に転送される。それらは、目標脈動レベルpTGT,FREQ−1、pTGT,FREQ−2、…、pTGT,FREQ−nの受取り手段5に入力される。第2の制御段2は、脈動の生の測定値p’を受け取り、続いて帯域フィルタ処理する手段6と、帯域フィルタ処理を行った測定データを測定条件付けする手段7とをさらに備えている。目標脈動値と同じ臨界周波数におけるデータである、測定条件付けを行った脈動のデータpFREQ−1、pFREQ−2、…、pFREQ−nも、受取り手段5に入力される。
受取り手段5は、所与の燃焼システムにとって最も重大かつ適切な、測定された脈動レベルと目標脈動レベルとの誤差を決定する誤差処理手段8に接続される。この臨界誤差は臨界周波数の1つにおけるものである。さらに脈動制御段2は、選択された臨界誤差に基づいて燃料流量比γを計算する脈動制御手段9を備えている。計算された燃料流量比γによって、目標脈動レベルに可能な限り近い脈動が確保される。
制御システムSのさらなる代表的な実施形態では、制御信号線8’が誤差処理手段8からNOx制御手段4につながる。誤差処理手段8は、選択された臨界周波数に関する情報を、目標脈動レベルと測定された脈動レベルとの最悪のまたは最も適切な誤差が検出されているNOx制御手段4に送る。手段8はさらに、NOx制御手段4に対して、その選択周波数における脈動目標レベルを調節し、他の臨界周波数における目標脈動レベルは変更しないままにするように指示する。
図2は、カスケード制御システムの第1の制御段1の要素、特に目標脈動を計算する手段4の要素を詳細に示す。要素4は、図1に示されるように、複数の所与の臨界周波数における目標脈動を計算するが、図2は、1つの臨界周波数FREQにおける目標脈動レベルの計算を示す。制御システムSは、1つまたは複数の臨界脈動周波数を有する燃焼システムに適用可能である。
測定されたNOx量NOxMEASおよび規制に準ずる目標NOx量NOxTGTは、2つの値の差を計算する手段3に反対符号で入力される。差は、リミッター10によって、予め定められたNOx排出の不感受性範囲、即ち不感帯Aと比較される。次に、リミッター10からの出力は論理ANDゲート11に入力される。予め定められたNOx排出不感帯Aは、環境規制および/または達成すべき制御の確度から導き出される。
差がこの不感帯A以内にある場合、目標脈動レベルpTGTは同じままであってもよい。しかし、測定されたNOx量NOxMEASが目標NOx量NOxTGTよりも高く、かつ差が予め定められた不感帯Aの外にある場合、脈動目標pTGTは増加される。この時点で、測定されたNOx量と目標NOx量との差が、より小さな不感受性範囲のサイズa以内になるまで、不感帯はこの小さな不感帯aに低減される。差が小さな不感帯a以内になれば、不感帯は再び増加されて元の不感帯Aに戻される。
反対に、測定されたNOx量NOxMEASが目標NOx量NOxTGTよりも低く、かつ差が予め定められた不感帯Aの外にある場合、脈動目標pTGTは減少される。上記の例と同様に、測定されたNOx量と目標NOx量との差が、より小さな範囲a以内になるまで、不感帯はこの小さな不感帯aに低減される。差が再び小さな不感帯a以内になれば、不感帯は再び増加されて元のサイズAに戻される。
maxおよびpminは、所与のガスタービン燃焼システムに関して容認可能であると考えられる最大および最小の目標脈動レベルである。そのような最大および最小の脈動レベルは、所与のガスタービン燃焼システムの各臨界周波数について予め定められる。Flブロック12は、増加または減少させた新しい目標脈動レベルを計算するための追従積分器であり、その際、新しい目標脈動レベルは限界pmaxおよびpminの間となる。
図3は、第2の制御段2、即ち脈動制御段の代表的な実施形態を示す。この段は、所与のガスタービン燃焼システムに有効な予め定められた周波数帯内の脈動データを選択するため、測定された脈動レベルp’が入力される帯域フィルタ6を備えている。次に、フィルタ処理を行ったデータは、手段7によって前処理、即ち測定条件付けされる。次に、フィルタ処理され測定条件付けされたデータは、制御段1によって計算された正符号を有する目標脈動値とともに、負符号で手段5に入力される。手段5は、目標脈動レベルと測定され条件付けされた脈動レベルとの差を計算する。差は、リミッター13によって、予め定められた脈動レベルの不感帯Bと比較される。次に、リミッター13の出力は論理ANDゲート14に入力される。
差が所与の不感帯B以内にある場合、燃料流量比γは一定に保たれる。測定された脈動レベルが目標脈動レベルよりも高く、かつ差が不感帯Bの外にある場合、燃料流量比γは増加される。この時点で、誤差が低減された不感帯b以内になるまで、不感帯はこの小さな帯域bに低減される。誤差が不感帯b以内になれば、不感帯は再びBに増加される。
反対に、測定された脈動レベルが目標よりも低く、かつ差が不感帯Bの外にある場合、燃料流量比γは減少される。誤差が低減された不感帯b以内になるまで、不感帯はbに低減される。誤差が不感帯b以内になれば、不感帯は再びBに増加される。Flブロック15は、所与のガスタービン燃焼システムに対して予め定められる、最大および最小の燃料流量比値の限界γMAXおよびγMIN以内にある燃料流量比を計算する。
図3に示される例では、1つの臨界周波数のみが存在し、続いて、その1つの臨界周波数における、測定された脈動レベルと目標脈動レベルとの差が決定される。あるいは、複数の臨界周波数を有するシステムでは、誤差処理手段(図1の要素8によって示されるものなど)が手段5に続いて含まれる。誤差処理手段は、重み付きの誤差選択を行い、測定された脈動レベルと目標脈動レベルとの最も適切な誤差を決定する。次に、この誤差が生じるこの周波数が、制御信号線8’を介してNOx制御手段4に渡される。誤差処理手段8によって選択された誤差は、脈動制御手段9のリミッター13に入力される。
図3に示されるような要素7は、生の帯域フィルタ処理した脈動燃焼データを前処理(測定条件付け)するための装置である。生のデータp’は、変動が強すぎるため、本発明による制御システムなどの閉ループシステムにおけるフィードバック信号として有効に使用することができない。未処理データが使用された場合、燃焼プロセス全体を代表するものではない極値に基づく燃料流量比が生じることとなる。前処理条件付けは、代表的ではないデータ変動のフィルタ処理を提供するが、その場合、データの主要な性質は維持される。
図4aおよびbは、本発明による制御システムを、特に、カスケード制御システムによって達成可能なNOx排出と脈動燃焼レベルとの間のトレードオフをさらに理解するためのものである。
図4aは、所与のガスタービンの動作原理を示し、曲線は、補給比、即ち燃料流量比γに応じて変わる、予混合火炎のNOx排出および脈動燃焼を示す。比γが増加するとともに、NOx排出は徐々に減少するが、脈動レベルは徐々に増加する。希薄脈動限界pmaxは所与の燃焼器について示される。
図4bは、4aと同じ原理を、ただし、カスケード制御システムによって制御されるようなNOx量および脈動レベルを示す。NOx排出をNOxMINの最小値まで低減するため、ガスタービンは、最初に希薄脈動限界pmax付近で動作することができる。しかし、これらの最小NOx排出NOxMINは規制によって与えられる限界NOxTGTよりも低く、脈動レベルはpmaxで高いので、ガスタービンの寿命は脈動が原因で短くなることがある。ここで、ガスタービンが本発明によるカスケード制御システムによって制御される場合、ガスタービン燃焼システムは、依然としてNOx排出要件を満たす低い脈動レベルおよびNOx排出量で動作することができる。測定されたNOx量と求められるNOx量との差に基づいて、制御システムのNOx制御段、即ち第1の段によって脈動目標pTGTが生成される。この場合、測定されたNOx排出は、求められるNOx量NOxTGTよりも低く、その差は所与の不感帯の外にある。したがって、脈動目標はpmaxからpTGTに減少される。各目標脈動レベルは、NOx制御段によって調節されたレベルに相当する。ここで、ガスタービン燃焼システムは、例えば、NOxおよび脈動のカスケード制御システムによって計算されるような燃料流量比γNPCCで動作するようになる。燃焼システムがこの燃料流量比γNPCCで動作する一方、制御ループは、新しいNOx排出量および脈動レベルの測定データを入力することによって閉じられ、その際に燃料流量比は再び調節される。
脈動レベル測定が約1秒しかかからない場合、NOx排出測定は、例えば約20秒かかる場合がある。燃料流量比γの調節は、数秒の時間フレーム内で調節するのが好ましい。
図5は、カスケード制御システムを適用可能なガスタービン燃焼システムの断面図を示す。断面図は、ガスタービンのタービン回転軸20に垂直であり、かつ予混合バーナー21および22の位置におけるものである。予混合バーナーは、タービン回転軸20を中心にして円周に配置された主バーナー21(濃い円)および補助バーナー22(白い円)を備えている。バーナーは、紙面の外に向かう方向でバーナーに続くリング状の燃焼室内へと延びる。主バーナー21および補助バーナー22は、この例では円周の周りで交互に配置されている。それらはまた、円周に沿ってあらゆる他の形で配置されてもよい。
主バーナーは、例えば、より濃厚な燃空比で、かつ補助バーナーよりも消失限界からさらに離れて動作する。全てのバーナーには、燃料供給・分配システム23によって、かつ主燃料系路24(実線)および補助燃料系路25(破線)を介して燃料が供給される。この図は、燃料系路が図示される全てのバーナーにつながることを理解するためのものである。ただし、図面を単純にするため、燃料系路のいくつかのみが完全に示されており、他の燃料系路は、バーナー21および22それぞれから半径方向外向きに延びる実線または点線どちらかによって部分的に示されている。主バーナーおよび補助バーナーへの燃料の分配は、燃料分配システム23によって制御される。燃料流量比γの制御信号線23’は、カスケード制御システムSから燃料供給・分配システム23につながる。燃焼室内に配置された脈動レベルセンサ26、および排気ガス中に配置されたNOx排出センサ27はそれぞれ、脈動および排出の測定データを制御システムに入力するため、信号線28および29を用いてカスケード制御システムSに接続される。
図6は、カスケード制御システムが適用されてもよい、さらなるガスタービン燃焼システムのバーナーを示す。燃焼システムは、図5のものと同様に、ガスタービンの回転軸を中心にして円周に配置された複数の予混合バーナーを備え、各バーナーはリング状の燃焼室CCの入口まで延びる。この例では、各バーナーは円錐形を有し、主段および補助段を備える。バーナー30の長手方向軸線に沿った断面は、図6に示されるように、バーナーの円錐形表面上に配置された主段31と、燃料ランス上に配置され、円錐形バーナーの長手方向軸線に沿って延びる補助段32との2つの異なる段を示す。2つの異なる段によって生成された火炎は、異なる量のNOx排出および異なる量の脈動を生じさせる。燃料系路33および34はそれぞれ、燃料供給・分配システム35から主バーナー31および補助バーナー32につながる。系路33からの燃料は、円錐形バーナーの壁面に沿って配置された開口部へと流れる。燃料の分配は、燃料流量比γの制御信号を信号線35’を介して供給システム35に送る、カスケード制御システムSによって制御される。燃焼室CC内に配置された脈動燃焼レベルセンサ36、およびガスタービンの排気中に配置されたNOx排出センサ37はそれぞれ、脈動および排出の測定データを制御システムSに送る信号伝送線38および39を用いてカスケード制御システムSに接続される。
図7および8は、本発明による制御システムが適用されてもよい、ガスタービンのさらなる代表的な燃焼システムを示す。この図は、回転軸40を有するローターR上に配置された空気圧縮機CおよびタービンTを示す。燃焼システムは、単一の燃焼室CC内につながる複数のバーナー41および42を備える。燃焼室CCはほぼサイロの形状であり、タービンに隣接してサイドマウント形で配置される。図示される例では、サイロの長手方向軸線は、ガスタービンの回転軸40に対して半径方向に沿っている。環状の入口チャネルILは、燃焼室CCからタービンTまで延びる。全てのバーナーには、燃料供給・分配システム43によって、主燃料系路44(実線)および補助燃料系路45(破線)を介して燃料が供給される。主バーナーおよび補助バーナーへの燃料の分配は、カスケード制御システムSによって制御され、燃料流量比γの制御信号線43’はそこから燃料供給・分配システム43につながる。脈動レベルセンサ46は燃焼室CC内に配置され、NOx排出センサ47は、信頼性の高いNOx測定に適した排気ガス中の位置に位置付けられる。脈動および排出の測定データはそれぞれ、信号線48および49を用いてカスケード制御システムSに入力される。
図8は、図7の燃焼システムにおける主バーナー41および補助バーナー42の代表的な配置の断面図を示す。それらは全て平面状のアレイの形で配置される。燃焼システムの代表的な動作において、主バーナーにはより濃厚な燃空比が供給され、補助バーナーにはより希薄な燃料が供給される。
S カスケード制御システム
1 カスケード制御システムの第1の段、NOx排出制御段
2 カスケード制御システムの第2の段、脈動制御段
3 入力手段
4 NOx制御手段
5 入力手段
6 帯域フィルタ
7 測定条件付け手段
8 誤差処理手段
9 脈動制御手段
10 リミッター
11 論理ANDゲート
12 Flブロック
13 リミッター
14 論理ANDゲート
15 Flブロック
20 ガスタービンの回転軸
21 主バーナー
22 補助バーナー
23 燃料分配システム
23’ 制御信号線
24 主燃料系路
25 補助燃料系路
26 脈動センサ
27 NOx排出センサ
28 信号線
29 信号線
30 主段および補助段を備えたバーナー
31 バーナー30の主段
32 バーナー30の補助段
33 燃料系路
34 燃料系路
35 燃料供給システム
35’ 制御信号線
36 脈動センサ
37 NOx排出センサ
38 信号線
39 信号線
CC 燃焼室
R ローター
T タービン
C 空気圧縮機
IL 環状の入口チャネル
40 回転軸
41 主バーナー
42 補助バーナー
43 燃料分配システム
43’ 制御信号線
44 燃料供給路
45 燃料供給路
46 脈動レベルセンサ
47 NOxセンサ
48 信号線
49 信号線

Claims (10)

  1. 単一の燃焼室(CC)内まで延びる複数のバーナーを有するガスタービン燃焼システムを備え、前記複数のバーナーが主バーナー(21、41)および補助バーナー(22、42)を備えるか、または前記複数のバーナー(30)がそれぞれ主バーナー段(31)および補助バーナー段(32)を備える、ガスタービンの燃焼プロセスを制御するシステム(S)において、
    制御システム(S)が閉ループのカスケード制御システムであり、制御システム(S)のカスケード構造が2つの制御段(1、2)を有しており、制御システム(S)の第1の制御段(1)が、NOx量に関する測定データ(NOxMEAS)を連続的に受取るための手段(3)と、前記ガスタービンの排気中の窒素酸化物排出量を制御するとともに、測定されたNOx量(NOxMEAS)と目標NOx量の間の差に基いて、脈動目標値(pTGT,FREQ−i)を生成し、かつそれを第2の制御段(2)に転送する手段(4)を備え、前記第2の制御段(2)が、測定された脈動レベル(p’)を連続的に受取るための手段(6)と、脈動燃焼レベル(p)を制御するための手段(9)を備えていること、および
    前記第1の制御段(1)が、前記ガスタービンからの測定されたNOx排出量(NOx MEAS )と目標NOx排出量(NOx TGT )との差を決定する手段(3)と、前記NOx排出量(NOx MEAS 、NOx TGT )の差に基づいて、1つまたは複数の予め定められた臨界周波数における脈動目標レベル(p TGT,FREQ−i )を生成する手段(12)とを備え、
    前記第2の制御段(2)が、前記ガスタービン燃焼システムからの測定された脈動データ(p’)と前記第1の制御段(1)によって生成された前記目標脈動レベル(p TGT,FREQ−i )との差を決定する手段(13)と、式γ=m supp /m total =(m total −m main )/m total (式中、m supp は補助バーナー群もしくは補助バーナー段への質量流量、m total は合計の燃料質量流量、m main は主バーナー群もしくは主バーナー段への質量流量)によって定義される、前記主バーナーおよび前記補助バーナー、または前記主バーナー段および前記補助バーナー段への燃料流量の、前記測定された脈動レベル(p’)と目標脈動レベル(p TGT,FREQ−i )との差に基づく値の燃料流量比(γ)を生成する手段(9)とを備えることを特徴とするシステム(S)。
  2. 前記第1の制御段(1)が、前記測定されたNOx排出量(NOxMEAS)および前記目標NOx排出量(NOxTGT)を連続的に受け取り、かつ前記測定されたNOx排出量(NOxMEAS)と前記目標NOx排出量(NOxTGT)との差を決定する手段(3)を備え、前記第2の制御段(2)が、前記測定された脈動レベル(p’)を受け取り、続いて帯域フィルタ処理する手段(6)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のシステム(S)。
  3. 前記第2の制御段(2)が、帯域フィルタ処理を行った前記脈動レベルのデータを前処理する手段(7)を備えていることを特徴とする、請求項2に記載のシステム(S)。
  4. 前記第1の制御段(1)が、前記測定されたNOx排出量(NOxMEAS)と前記目標NOx排出量(NOxTGT)との差を、予め定められたNOx排出不感帯と比較するリミッター(10)を含み、さらに、前記NOx排出の差と前記予め定められたNOx排出不感帯との前記比較に基づいて、1つまたは複数の臨界周波数における前記目標脈動レベル(pTGT,FREQ−i)を決定する追従積分器(12)を備えていることを特徴とする、請求項2に記載のシステム(S)。
  5. 前記追従積分器(12)が、予め定められた最大目標脈動レベル(pmax)と最小目標脈動レベル(pmin)との間である目標脈動レベル(pTGT,FREQ−i)を生成するように構成されることを特徴とする、請求項4に記載のシステム(S)。
  6. 前記第2の制御段(2)が、臨界周波数における前処理を行った脈動レベル(pFREQ)と前記周波数における前記目標脈動レベル(pTGT,FREQ−i)との最小差を決定する手段(5)と、前記差を予め定められた脈動レベル不感帯と比較するリミッター(13)とを含み、さらに、前記燃料流量比(γ)を生成する追従積分器(15)を備えていることを特徴とする、請求項2または3に記載のシステム(S)。
  7. 前記第2の制御段(2)が、複数の臨界周波数における前処理を行った脈動レベル(pFREQ−i)と前記臨界周波数における前記目標脈動レベル(pTGT,FREQ−i)との差を決定する手段(5)と、前記複数の臨界周波数から、最も適切な誤差が生じる臨界周波数を選択する誤差処理手段(8)と、選択された前記周波数における前記差を予め定められた脈動レベル不感帯と比較するリミッター(13)とを含み、また、前記燃料流量比(γ)を生成する追従積分器(15)を備えていることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一つに記載のシステム(S)。
  8. 前記追従積分器(15)が、予め定められた最大燃料流量比)と最小燃料流量比)との間である燃料流量比(γ)を生成するように構成されることを特徴とする、請求項6または7に記載のシステム(S)。
  9. 前記第2の制御段(2)が前記第1の制御段(1)に比べて高速で動作することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載のシステム(S)。
  10. 前記システム(S)が、前記誤差処理手段(8)から前記NOx制御手段(4)につながる制御信号線(8’)であって、最も適切な誤差が生じる前記選択された臨界周波数に関する情報を前記NOx制御手段(4)に渡し、また、前記選択された臨界周波数における前記目標脈動レベルを調節し、他の臨界周波数における前記脈動レベルは変更しないままにするように前記NOx制御手段(4)に指示する制御信号線(8’)を備えていることを特徴とする、請求項6に記載のシステム(S)。
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