JP5013136B2 - 額当 - Google Patents

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この発明は、女性神職が前頭部に付ける髪飾りの一種である額当(ぬかあて)に関するものである。
女性神職が通常の祭典用の装束を身体に着用した場合、頭部に額当を装着することが一般に行われている(非特許文献1)。額当は、図6(a)(b)に示したように、額から両耳上部に達する程度の長さの黒色の装着帯1と、その装着帯1の中間部分に設けられた黒色の三山形飾り部2とからなる。飾り部2は、装着帯1の中間部分からその帯の面と平行な面内で頭髪の高さを若干超える高さに立ち上がる。中間部の山形飾り部2aが最も高く、両側の山形飾り部2bがこれより低く形成され、かつ、両側の飾り部2bは中間部の飾り部2aに部分的に重なるように配置される。
前記の装着帯1は柔軟な皮革又は合成皮革によって形成され、その両端部に後頭部で相互に結ぶことができる長さの締め紐5、5が取り付けられる。各飾り部2a、2bは、逆U字形の黒色の芯材3の内側に黒紗4を張ったものであり、芯材3の両端部及び黒紗4の下端部が前記装着帯1の内側に固定される。黒紗4は、細い繊維を粗く織って作られた織物であり、反対側が透けて見える。
前記の額当は、不使用状態においては、平坦な状態に延びた装着帯1に沿って飾り部2も平坦に展張し、全体として扁平な状態にある。
この額当を装着する際は、装着帯1の両端部を締め紐5とともに両手で把持し、中間部の飾り部2aが額上部に位置するように装着帯1を額に当てながら、装着帯1の両端部を左右の耳上部に沿わせる。その状態で装着帯1を把持する手を締め紐5、5に移し、これを後方に引っ張って締めながら後頭部において両方の締め紐5、5を結んで留める。これによって、頭髪が長いことが一般的である女性の前頭部の頭髪をまとめると共に、その頭髪に装飾を施すものである。
「神道いろは」(神社のまつりの基礎知識)、平成16年1月26日発行、平成16年2月13日第二版発行
前記従来の額当は、これを頭部に装着する作業に時間が掛かり過ぎる問題がある。また、両手を後頭部に回して締め紐を頭髪上で結ぶこととなるため、結び難く、また結び目を目で確かめることができないため、結び方が不完全になり、着用後に緩んだり、締め紐5の結び目が解けたりすることがある。また、両手を後頭部まで延ばして行うことは、装束を身に付けた状態で行う場合は、装束の着崩れを生じる原因ともなる。
女性神職に限らず、一般に神職は、その職務の遂行中において装束を身に付けたり、冠や烏帽子或いは額当等を頭部に装着したりする作業は、迅速に行うことが要求されることが多い。このため、額当についても迅速かつ容易に装着できることが望まれる。
そこで、この発明は、迅速に着脱でき、着用後に緩んだり、外れたりする不具合のない額当を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明に係る額当は、額当本体と頭部バンドとからなり、前記額当本体は装着帯に三山形の飾り部を設けたものであり、前記頭部バンドは、着用者の前頭部から後頭部にわたり装着される欠円形をなし、着用者の頭部を締め付ける弾性をもった欠円形のものであり、前記頭部バンドの前面に前記額当本体の装着帯が接合された構成としたものである。
頭部バンドの両端部間の開放部分を着用者の前頭部両側に当て、後頭部の方向に押し込むことにより、それ自体の弾性で前頭部から後頭部にわたる範囲を頭部バンドで締め付ける。それにより、頭部バンドと一体の額当本体が前頭部に装着状態となる。締め紐を用いないので、締めたり結んだりする必要がなく、極めて迅速に額当を着用することができる。また、結び目がないことから、緩んだり解けたりすることがなく、安定した着用状態を保つことができる。
また頭部バンドを装着帯より幅広く形成することにより、装着帯の幅を従来通りの比較的狭い幅のデザインのまま維持しつつ、頭部に対する圧迫感を緩和し、かつ安定した着用を可能にすることができる。
は、実施形態1の額当の斜視図である。 は、同上の断面図である。 は、同上の変形例の断面図である。 は、同上の着状態の側面図である。 (a)は、実施形態2の一部省略正面図、(b)は同上の芯材の平面図、(c)図は(a)図のc−c線の拡大断面図である。 (a)は、従来例の正面図、(b)は(a)図のb−b線の拡大断面図である。
以下この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[実施形態1]
実施形態1の額当は、図1から図4に示したように、額当本体11と、欠円形の頭部バンド12とからなる。
額当本体11は、従来の場合と同様に、額から両耳上部に達する程度の長さの黒色の装着帯13と、その装着帯13中間部分に設けられた黒色の三山形飾り部14とからなる。飾り部14は、装着帯13の中間部分からその帯と同一面内で頭髪の高さ程度に立ち上がる。中間部の山形飾り部14aが最も高く、両側の山形飾り部14bがこれより低く形成され、かつ、両側の飾り部14bは中間部の飾り部14aに部分的に重なるように配置される。
前記の装着帯13は柔軟な皮革又は合成皮革によって形成される。各飾り部14a、14bは、逆U字形の黒色の芯材15(図2参照)の内側に黒紗16を張ったものであり、芯材15の両端部及び黒紗16の下端部が前記装着帯1の内側に接着等により固定される。黒紗16は、細い繊維を粗く織って作られ、反対側が見える程度に透き通った織物である。
前記の頭部バンド12は、頭部の全周に嵌る環体の後頭部に相当する部分を切り欠いた欠円状のバンドであり、合成皮革、布等を帯状の袋に形成し、内部に金属製又はプラスチック製の欠円状の芯材17を全長に渡り挿通したものである。この頭部バンド12は、不使用状態においては、両端部が相互に接近する方向に収縮した状態にあるが、両端部を把持して外向きの力を加えると、弾性をもって外方に広がり、着用する者の前頭部から側頭部を締め付け、安定よく装着される。
前記頭部バンド12の外周面に前記額当本体11の装着帯13が面ファスナー18を介して着脱自在に取り付けられる。面ファスナー18の一方のファスナー要素が装着帯13の全長にわたり接合され、これに対向して頭部バンド12の外面に前記と同一長さの他方ファスナー要素が、相互に中心を揃えて接合される。
以上の構成でなる実施形態1の額当は、保管したり携行したりする場合は、かさばることを避けるためには、前記の面ファスナー18の部分において、額当本体11と頭部バンド12を分離しておく。分離すると額当本体11は扁平状態になるので、相当かさが低くなり、保管や携行に便利である。
額当の着用前に前記の面ファスナー18によって額当本体11を頭部バンド12に取り付ける必要がある。着用前の取り付けの手間を省くために、かさばることを問題にしない場合は、面ファスナー18を使用することなく、図3に示したように、装着帯13を直接頭部バンド12に接合固定するようにしてもよい。
いずれの場合も、額当を着用する場合は、頭部バンド12の両端部を着用者の額前方から、頭髪が頭部バンド12の内側になるよう適宜処理しつつ後方に押し込む。飾り部14の中間部山形飾り部14aが頭髪の生え際に沿って額の中心になるよう位置決めする(図4参照)。頭部バンド12は、頭部の周囲で弾性的に押し拡げられ、両端部が両耳上部から、多少後頭部に寄った位置で止まり頭部を締め付ける。従って、額当は締め紐を使用しなくても安定のよい装着状態となる。
なお、前記の装着帯13を省略して、飾り部14を構成する芯材15及び黒紗16の下端部を頭部バンド12に直接固定する構造も採り得る。但し、装着帯13の幅としては、慣行的に決まった一定の大きさ(15mm〜20mm)がある一方、頭部バンド12の幅は、頭部に対する締め付け力を分散すること、また装着の安定性を確保することを考慮すると30mm以上あることが望ましい。従って、前記のように、装着帯13と頭部バンド12を別体に形成にし、かつ、装着帯13を頭部バンド12の前面に設け、頭部バンド12を飾り部14の内側に配置する構成を採ることにより、従来の額当が前面に配置されるので、頭部バンド12を付けたことによる外観上の違和感が緩和される。
[実施形態2]
前記のように、額当本体11と頭部バンド12を面ファスナー18によって結合する構成の場合は、両者を分離することによって、かさが低くなる利点があるが、それでも、頭部バンドは立体形のままであるから、保管上又は携行上の不便さは残る。
そこで、実施形態2の場合は、図5に示したように、頭部バンド12の芯材17を抜き差しできるようにしたものである。即ち、頭部バンド12は、装着帯13の内側面に接着固定されるが(図5(c)参照)、その内部は袋状になっており、欠円状に湾曲した芯材17(図6(b)参照)をその一端から挿通したり、抜き出したりできるように構成される。この場合、芯材17を円滑に抜き差しできるようにするため、頭部バンド12の内部に柔軟なプラスチック製のガイドパイプ18を予め設けておくことが望ましい。
前記頭部バンド12内部のガイドパイプ18に芯材17を挿通すると、頭部バンド12及びこれと一体の額当本体11は、芯材17の湾曲形状に沿って湾曲し、立体的な形状になる。芯材17を引き抜くと、額当本体11と頭部バンド12は扁平状態となる。芯材17は湾曲状態を保って残るが、裸のままの芯材17は、これが組み込まれた頭部バンド12に比べかさが低いので、保管・携行が一層便利となる。
11 額当本体
12 頭部バンド
13 装着帯
14 飾り部
15 芯材
16 黒紗
17 芯材
18 ガイドパイプ

Claims (3)

  1. 額当本体と頭部バンドからなり、前記額当本体は装着帯に三山形の飾り部を設けたものであり、前記各飾り部は逆U字形の黒色の芯材の内側に黒紗を張ったものであり、芯材の 両端部及び黒紗の下端部が前記装着帯の内側に接着により固定され、前記頭部バンドは、着用者の前頭部から後頭部にわたり装着される欠円形をなし、着用者の頭部を締め付ける弾性をもったものであり、前記頭部バンドの前面に前記額当本体の装着帯が接合された額当において、前記頭部バンドが袋状に形成され、その内部に柔軟なプラスチック製のガイドパイプが予め設けられ、欠円状に湾曲した前記芯材が前記パイプの内部に抜き差し自在に挿入され、前記芯材の挿通により頭部バンド及びこれと一体の額当本体は芯材の湾曲形状に沿って湾曲し立体的な形状になり、芯材を引き抜くと額当本体と頭部バンドは扁平状態となることを特徴とする額当。
  2. 前記頭部バンドの幅が装着帯の幅より大である請求項1に記載の額当。
  3. 前記装着帯が前記頭部バンドに対して面ファスナーを介して接合された請求項1又は2記載の額当。
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