JP5012599B2 - メモリ内容復元装置、メモリ内容復元方法及びメモリ内容復元プログラム - Google Patents
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Description
とくに、仮想マシンの場合、仮想マシンに割り当てるメモリ量の増加に応じて、ファイルの大きさが変化するので、メモリ量の増加に応じてレジューム時間が長くなるという問題がある。
このメモリ内容復元装置では、たとえば、ある仮想マシンの第1格納部で新しいアドレスが使用されると、メモリ情報生成管理部でそのメモリ内容を分割した分割メモリ内容を識別するためのメモリ識別子が生成され、生成されたメモリ識別子が第1格納部に格納され、メモリ識別子によりメモリ内容が分割して管理される。
そして、仮想マシンがサスペンドされると第1格納部からメモリ識別子により分割メモリ内容を取得し、メモリ識別子と、分割メモリ内容とが、アクセス速度が遅い第2格納部に保存される。これにより、サスペンドされた仮想マシンが占有していた領域が開放され使用可能になる。
そしてレジュームされると、サスペンドしていない第1格納部に格納されたメモリ識別子と第2格納部に格納されたメモリ識別子とを比較し、第1格納部に存在しない分割メモリ内容を第2格納部から読み込み、読み込んだ分割メモリ内容と、第1格納部にある分割メモリ内容と、から一つの仮想マシンのメモリ内容を復元する。
ここでは、仮想マシンのメモリ内容を分割メモリ内容に分割して管理し、レジューム時には、第1格納部にない分割メモリ内容だけをアクセス速度が遅い第2格納部から読み込んでメモリ内容を復元している。このため、アクセス速度が遅い第2格納部にメモリ内容を格納してもレジューム時間を短縮できるようになる。
図1において、第1実施形態によるメモリ内容分復元装置30(図3)は、ネットワーク10に接続されたコンピュータ12でメモリ内容復元プログラムにより動作する。メモリ内容復元プログラムは、CD−ROMやDVD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体に格納された状態で頒布される。コンピュータ12は、ハイパーバイザ上で複数の仮想マシンが動作するように構成されている。メモリ内容復元プログラムは、図7に示すように,複数の仮想マシン30a,30b,30c・・・が動作するコンピュータ12上で、たとえばバックグラウンドで動作し、仮想マシン30a,30b,30c・・・のレジューム時のレジューム時間を短縮するために使用される。
メモリ内容復元装置30の機能構成(メモリ内容復元プログラムの構成)は、図3に示すように、複数の仮想マシン30a,30b,30c・・・(図7)毎にメモリ内容MCを格納可能な第1格納部としての高速で揮発性を有する記憶素子であるRAM26と、仮想マシンの動作中に第1メモリ情報FMIを生成し、RAM26内のメモリ内容MCを分割して管理するメモリ情報生成管理部40と、RAM26よりアクセス速度が遅い第2格納部としての不揮発性を有する記憶素子であるハードディスク(HD)21と、仮想マシンのレジュームまでにメモリ内容MCをハードディスク21に保存するメモリ保存部41と、仮想マシンのレジューム時にメモリ内容MCを復元するメモリ復元部42と、を備えている。
メモリ情報生成管理部40は、第1メモリ情報生成部50と、第1メモリ情報生成部50を制御する第1メモリ情報生成制御部51と、メモリ識別子ID1を管理制御するメモリ情報管理制御部52と、メモリ内容MCを監視するメモリ監視部53と、を有している。
RAM26には、図7に示すように、RAM26内に格納された仮想マシン毎のメモリ内容MCと、前述した第1メモリ情報FMIとが格納されている。
レジュームイメージRIは、分割メモリ内容DMCをハードディスク21に格納するための第2メモリ情報SMIと、分割メモリ内容DMCを含む分割メモリイメージDMIと、仮想マシンの状態を表す情報とが含まれる。仮想マシンの状態を表す情報としては、サスペンド時のCPU24の状態(レジスタの値)やハードディスク21等のデバイスの状態(レジューム後にすぐに動作できるだけの情報)が含まれる。メモリ保存部41は、生成されたレジュームイメージをハードディスク21に保存する。
メモリ復元部42は、一つの仮想マシンのレジューム時に、RAM26に格納された残りの仮想マシンの第1メモリ情報FMIに含まれるメモリ識別子ID1と、ハードディスク21に格納された第2メモリ情報SMIのメモリ識別子ID1とを比較し、残りの仮想マシンにない分割メモリイメージDMIをハードディスク21から読み込み、読み込んだ分割メモリイメージDMIの分割メモリ内容DMCと、残りの仮想マシンで管理された分割メモリ内容DMCと、から一つの仮想マシンのメモリ内容MCを復元する。
復元制御部60は、レジューム操作がなされると、R/W制御部63を制御して、ハードディスク21から第2メモリ情報SMIを読み込ませ、そのメモリ識別子ID1を識別子検索部61に送る。識別子検索部61は、RAM26から第1メモリ情報SMIを読み込んで2つのメモリ識別子ID1を比較する。メモリ内容作成部62は、識別子検索部61の比較結果をもとに、ハードディスク21から残りの仮想マシンにないメモリ識別子ID1に対応する分割メモリイメージDMIを読み込み、読み込んだ分割メモリイメージDMIから分割メモリ内容DMCを取り出し、残りの仮想マシンにあるメモリ内容をRAM26のメモリ内容MCから読み込んで、レジュームした仮想マシンのメモリ内容を生成し、RAM26に書き込み、仮想マシンのメモリ内容を復元する。
図11〜図14に示すフローチャートに基づき、メモリ内容復元装置30の動作について説明する。
メモリ内容復元装置30は、仮想マシンのメモリ内容を管理するメモリ情報生成管理処理、仮想マシンをサスペンドするメモリ保存処理、仮想マシンをレジュームするメモリ復元処理を行う。図11は、これら3つの処理を制御する一例を示す。図11において、ステップS1では、メモリ情報生成管理部40による図12に示すメモリ情報生成管理処理が実行される。ステップS2では、サスペンドの指示がなされたか否かを判断する。サスペンドの指示は、たとえば、仮想マシンを使用しているユーザが仮想マシン上のOSにてサスペンドを指示する、または、仮想マシンを管理している管理者が仮想マシンをサスペンドするようコンソールにおいてコマンドを実行したり、GUIなどを用いて指示する。ステップS3では、レジュームの指示がなされたか否かを判断する。レジュームの指示は、たとえば、仮想マシンを管理している管理者が仮想マシンをレジュームするようコンソールにおいてコマンドを実行したり、GUIなどを用いて指示する。そしてステップS1に戻る。これらの処理を繰り返し行う。サスペンドの指示がなされると、ステップS2からステップS4に移行し、図13に示すメモリ保存処理を実行する。レジュームが指示されるとステップS3からステップS5に移行し、図14に示すメモリ復元処理を実行する。
メモリ情報の生成は、仮想マシンによって新たに、あるアドレスから始まるメモリ領域が使用されたり、メモリ内容MCが変更されたりするとなされる。メモリ情報の生成管理処理について、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
図12に示すメモリ情報生成管理処理では、ステップS10において、メモリ監視部53がRAM26内の新たにあるアドレスから始まるメモリ領域が使用されたか否かを判断する。仮想マシンは、メモリ領域の使用を開始する場合には、ページテーブルを作成する。このページテーブル作成時に、新たにメモリ領域が使用されたと判断する。ステップS11では、メモリ監視部53がRAM26内のメモリ内容MCが仮想マシンの動作により変更されたか否かを判断する。メモリ内容MCが変更されたか否かの検出には、たとえば、RAM26への書き込みに対してページフォルト、すなわち、CPUが要求した論理ページがRAM26上にないページであるときに、発生する割込みが発生するように、ページテーブルを構成する。そして、ページフォルトが発生すると、メモリ内容MCが変更されたと判断するようにすればよい。
ここでは、ステップS10、ステップS11、ステップS12が順番に、判定されるように説明しているが、これらの判定処理は、並列に行うことが可能である。また、ステップS10、ステップS11は、メモリ監視部53によって、新たにメモリを使用したり、メモリに変更があった際に、その都度、判定されて処理を行うこともできる。ステップS12は、仮想マシンによる処理が行われていない場合(仮想マシンがHLTしている)にのみ判定を行ったり、定期的(1秒間に1回など)に判定を行ったりといった形で行うことも可能である。
メモリ内容MCが変更されている場合には、メモリ変更の検出後、どの仮想マシンのメモリ内容に対するメモリ変更であるかをメモリ監視部53にて確認し、第1メモリ情報FMIのどのメモリ識別子ID1が変更の対象となるかを、メモリ情報管理制御部52へ通知する。そしてステップS11からステップS16に移行してメモリ変更処理を行う。ステップS16では、メモリ情報管理制御部52が、上記ステップS13と同様に新たなメモリ識別子ID1を生成する。ステップS17では、ステップS14と同様にメモリ情報管理制御部52が全ての仮想マシンの第1メモリ情報FMI内のメモリ識別子ID1をチェックする。そして、違うメモリ識別子ID1が生成されるまでステップS16及びステップS17の処理を繰り返す。
ステップS19では、片方のメモリ識別子ID1を変更する。この処理はメモリ情報管理制御部52で行われる。このとき、更新日時は、統合を行った日時に変更するのではなく、統合したメモリ情報の更新日時に変更する。これにより、第1メモリ情報FMIのうち、メモリ識別子ID1と、ハッシュ値と、更新日時は、同じものになる。
以上がメモリ識別子ID1の統合の一連の流れである。メモリ識別子ID1の統合によって、統合対象となったメモリ識別子ID1の数は減っていくが、完全になくなることはない。そのため、この統合処理はずっと動作することになる。また、仮想マシンの数に応じて統合対象が増えることが考えられ、統合処理にかかる時間が多くなる可能性がある。そこで、同じメモリ識別子ID1が割り振られている分割メモリ内容DMCのメモリ識別子ID1の個数に対する割合などから判断して統合処理を休止することも可能である。休止や再開の条件は、上記に限定されるものではない。
番号の小さいメモリ識別子へ統合する方法は、単純な方法である。しかし、メモリ識別子を割り振る際に、小さい番号から割り振っていくことで、より小さいメモリ識別子へと統合すれば、最終的には、最小のメモリ識別子に行き着くという方法であり、統合に終りがあることが特徴である。
仮想マシンのサスペンドは、仮想マシンを停止し、CPUやデバイスの状態、および、メモリ内容MCを含めてレジュームイメージをハードディスク21に保存することで行われる。ハードディスク21への保存が終わると、RAM26内の第1メモリ情報FMI及びメモリ内容MCは消去される。メモリ内容MCの保存処理について、図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
<メモリ復元処理>
仮想マシンのレジュームは、レジュームイメージから、サスペンド時のCPUやデバイスの状態、およびメモリ内容を復元し、仮想マシンを再開することで行われる。
次に、メモリ内容復元処理について図14に示すフローチャートに基づいて具体的に説明する。
仮想マシンのレジュームにより、メモリ内容を復元するようメモリ復元制御部60が呼び出される。レジュームする仮想マシンの第2メモリ情報SMIをR/W制御部63がハードディスク21から、たとえばメモリ識別子ID1が小さいものから順に読み込み、読み込んだ第2メモリ情報SMIのメモリ識別子ID1を識別子検索部61に渡す。識別子検索部61では、ステップS41で第2メモリ情報SMIにおけるメモリ識別子ID1と同じメモリ識別子ID1が、稼働中のその他の仮想マシンの第1メモリ情報FMIを一つずつ読み出して第1メモリ情報FMIのメモリ識別子ID1にあるか否か検索する。このとき、メモリ識別子ID1がおなじでも、更新日時が異なるものは同じではないと判断する。
その他の仮想マシンの第1メモリ情報FMI内に読み込んだ第2メモリ情報SMIと同じメモリ識別子ID1がある場合は、ステップS42に移行する。ステップS42では、メモリ内容作成部62がRAM26から同じメモリ識別子ID1の分割メモリ内容DMCを読み込み、メモリ内容MCを作成し、そのメモリ識別子ID1の第1メモリ情報FMIを作成し、ステップS45に移行する。
また、分割メモリ内容が同じメモリ識別子に対して同じメモリ識別子を割り振っているので、メモリ格納容量を削減可能になる。
第2実施形態では、図15に示すメモリ復元部142において、レジューム時の省電力化を図っている。
メモリ復元部142は、図15に示すように、メモリ復元処理を制御するメモリ復元制御部160と、後述するリスト1及び2を作成するリスト作成部161と、メモリ内容を復元するメモリ内容作成部162と、を有している。また、ハードディスク21の読み出し・書き込みを制御するR/W制御部163と、ハードディスク21の電源をオンオフする電源制御部164と、を有している。RAM126には、リスト1及びリスト2を格納するリスト格納部165が設けられている。
復元処理では、作成したメモリ内容MCの個々の分割メモリ内容DMCに対応する第1メモリ情報FMIも作成する。
<第3実施形態>
第1及び第2実施形態では、ハードディスク21に第2メモリ情報SMIと分割メモリイメージDMIと、を格納しているが、第2メモリ情報SMIと分割メモリイメージDMIとを分けて格納してもよい。図17において、メモリ復元部142及びRAM126の構成は、第2実施形態の図15に示したものと同じ構成である。
復元処理では、作成したメモリ内容MCの個々の分割メモリ内容DMCに対応する第1メモリ情報FMIも作成する。
(a)前記実施形態では、メモリ内容MCの分割単位として4Kバイトを採用したが、分割単位はこれに限定されない。たとえば、OSのページングによるマップ単位の一つである2Mバイトであってもよい。このように、OSがメモリを管理している単位に分割単位を揃えると、分割管理をしやすくなるが、分割単位としてOSがメモリを管理している単位に揃えなくてもよい。
(f)第1メモリ情報FMI及び第2メモリ情報SMIのデータ構成は前記実施形態に限定されるものではなく、少なくともメモリ識別子ID1と更新日時が含まれていればよい。たとえば、分割メモリ内容DMCの比較を容易にするためにハッシュ値を入れているが、ハッシュ値を入れなくてもよい。
(付記1)
複数の仮想マシンが動作するコンピュータに設けられ、一つの仮想マシンのメモリ内容をレジューム時に復元するメモリ内容復元装置であって、
前記複数の仮想マシン毎に前記メモリ内容を格納可能な第1格納部と、
前記メモリ内容を複数に分割した分割メモリ内容を識別するためのメモリ識別子を生成して前記第1格納部に保存し、前記メモリ内容を前記メモリ識別子により分割して管理するメモリ情報生成管理部と、
前記第1格納部よりアクセス速度が遅い第2格納部と、
前記一つの仮想マシンがサスペンドされると、前記第1格納部に格納された前記一つの仮想マシンの全ての前記メモリ識別子と、前記分割メモリ内容とを取得し、取得した前記メモリ識別子と、前記分割メモリ内容と、を前記第2格納部に保存するメモリ保存部と、
前記一つの仮想マシンがレジュームされると、前記第1格納部に格納されたメモリ識別子と前記第2格納部に格納されたメモリ識別子とを比較し、前記第1格納部に存在しないメモリ識別子に応じた分割メモリ内容を前記第2格納部から読み込み、読み込んだ前記分割メモリ内容と、前記第1格納部に存在する前記メモリ識別子に応じた分割メモリ内容と、から前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元するメモリ復元部と、
を備えたメモリ内容復元装置。
前記メモリ情報生成管理部では、所定容量毎に前記メモリ内容を分割し、前記分割メモリ内容が同じものに対して同じメモリ識別子を生成する、付記1に記載のメモリ内容復元装置。
(付記3)
前記メモリ情報生成管理部は、前記メモリ識別子を含む第1メモリ情報を生成して前記第1格納部に格納し、
前記メモリ保存部は、前記メモリ識別子を含む第2メモリ情報を生成して前記第2格納部に保存する、付記1又は2に記載のメモリ内容復元装置。
前記メモリ保存部は、前記分割メモリ内容を含む分割メモリイメージを生成して前記第2格納部に保存する、付記3に記載のメモリ内容復元装置。
(付記5)
前記メモリ情報生成管理部及び前記メモリ保存部は、前記第1及び第2メモリ情報として、前記メモリ識別子に加えて、前記分割メモリ内容のハッシュ値と、前記分割メモリ内容の更新日時と、前記仮想マシンのマシン識別子と、を前記第1及び第2格納部に各別に保存する、付記4に記載のメモリ内容復元装置。
前記メモリ情報生成管理部は、前記第1メモリ情報として、前記分割メモリ内容の前記第1格納部上でのアドレス及びサイズをさらに前記第1格納部に保存する、付記4又は5に記載のメモリ内容復元装置。
(付記7)
前記メモリ保存部は、前記第2メモリ情報として、前記分割メモリイメージの前記第2格納部内の格納位置を示すメモリイメージインデックスをさらに前記第2格納部に保存する、付記4から6のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。
前記メモリ保存部は、前記分割メモリイメージとして、前記分割メモリ内容に加えて、前記メモリ識別子と、前記アドレス及びサイズとを前記第2格納部に保存する、付記4から8のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。
(付記9)
前記メモリ情報生成管理部は、前記メモリ識別子と前記更新日時の少なくともひとつが異なる場合、前記第1メモリ情報が異なると判断して前記第1メモリ情報を生成する、付記5から8のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。
前記メモリ復元部は、前記メモリ識別子と前記更新日時の少なくともひとつが異なる場合、前記第1メモリ情報と前記第2メモリ情報とが異なると判断して前記メモリ内容を復元する、付記5から9のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。
(付記11)
前記分割メモリ内容が同じで、前記メモリ識別子が異なるものが複数あるとき、前記メモリ識別子を統合するメモリ統合部をさらに備える、付記5から10のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。
前記メモリ統合部は、前記第1メモリ情報を統合するとき、前記更新日時を変更しない、付記11に記載のメモリ内容復元装置。
(付記13)
前記メモリ復元部は、前記第2格納部に格納された前記第2メモリ情報を読み出した後に前記第2格納部をオフし、読み出した前記第2メモリ情報に含まれる前記メモリ識別子と、前記第1格納部に格納された前記第1メモリ情報に含まれるメモリ識別子とを比較し、前記読み出したメモリ識別子が前記第1格納部に格納されたメモリ識別子に存在している第1リストと、存在していない第2リストとを作成し、前記第2リストが存在するときに前記第2格納部をオンして前記第2リストにある前記メモリ識別子に対応する分割メモリイメージを前記第2格納部から読み出し、読み出した後に前記第2格納部をオフし、前記読み出した分割メモリイメージと、前記第1リストにある前記第1格納部に格納された分割メモリイメージと、から前記メモリ内容を復元する、付記4から12のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。
(付記14)
前記第2格納部は、
前記分割メモリ内容を格納する第3格納部と、
前記メモリ識別子を格納する第4格納部と、を有する、付記1から13のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。
(付記15)
前記第4格納部は、前記第3格納部に比べて容量が小さくかつアクセス速度が速い、記憶部である、付記14に記載のメモリ内容復元装置。
(付記16)
複数の仮想マシンが動作するコンピュータに設けられ、一つの仮想マシンのメモリ内容をレジューム時に復元するメモリ内容復元方法であって、
前記メモリ内容を分割した複数の分割メモリ内容を識別するためのメモリ識別子を生成して第1格納部に保存し、前記メモリ内容を前記メモリ識別子により分割して管理するメモリ情報生成管理ステップと、
一つの仮想マシンがサスペンドされると、前記第1格納部に格納された全ての前記メモリ識別子と、前記分割メモリ内容と、を取得し、取得した前記メモリ識別子と、前記分割メモリ内容と、を前記第1格納部よりアクセス速度が遅い第2格納部に保存するメモリ保存ステップと、
前記一つの仮想マシンがレジュームされると、前記第1格納部に格納されたメモリ識別子と前記第2格納部に格納されたメモリ識別子とを比較する比較ステップと、
前記第1格納部に存在しないメモリ識別子に応じた分割メモリ内容を前記第2格納部から読み込み、読み込んだ前記分割メモリ内容と、前記第1格納部に存在するメモリ識別子に応じた前記分割メモリ内容と、から前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元するメモリ復元ステップと、
を含む仮想マシンのメモリ内容復元方法。
複数の仮想マシンが動作するコンピュータに設けられ、一つの仮想マシンのメモリ内容をレジューム時に復元するメモリ内容復元プログラムであって、
前記メモリ内容を分割した複数の分割メモリ内容を識別するためのメモリ識別子を生成して第1格納部に保存し、前記メモリ内容を前記メモリ識別子により分割して管理するメモリ情報生成管理機能と、
一つの仮想マシンがサスペンドされると、前記第1格納部に格納された全ての前記メモリ識別子と、前記分割メモリ内容と、を取得し、取得した前記メモリ識別子と、前記分割メモリ内容と、を前記第1格納部よりアクセス速度が遅い第2格納部に保存するメモリ保存機能と、
前記一つの仮想マシンがレジュームされると、前記第1格納部に格納されたメモリ識別子と前記第2格納部に格納されたメモリ識別子とを比較する比較機能と、
前記第1格納部に存在しないメモリ識別子に応じた分割メモリ内容を前記第2格納部から読み込み、読み込んだ前記分割メモリ内容と、前記第1格納部に存在するメモリ識別子に応じた前記分割メモリ内容と、から前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元するメモリ復元機能と、
を実現する仮想マシンのメモリ内容復元プログラム。
21 ハードディスク(第2格納部の一例)
26 RAM(第1格納部の一例)
30 メモリ内容復元装置
40 メモリ情報生成管理部
41 メモリ保存部
42 メモリ復元部
121 ハードディスク(第3格納部の一例)
128 フラッシュメモリ(第4格納部の一例)
ID1 メモリ識別子
FMI 第1メモリ情報
SMI 第2メモリ情報
MC メモリ内容
DMC 分割メモリ内容
DMI 分割メモリイメージ
Claims (8)
- 複数の仮想マシンが動作するコンピュータに設けられ、一つの仮想マシンのメモリ内容をレジューム時に復元するメモリ内容復元装置であって、
前記複数の仮想マシン毎に前記メモリ内容を格納可能な第1格納部と、
前記メモリ内容を複数に分割した分割メモリ内容を識別するためのメモリ識別子を含む第1メモリ情報を生成して前記第1格納部に保存し、前記メモリ内容を前記メモリ識別子により分割し、前記分割メモリ内容が同じものに対して同じメモリ識別子を生成するメモリ情報生成管理部と、
前記第1格納部よりアクセス速度が遅い第2格納部と、
前記一つの仮想マシンにサスペンドの指示がなされると、前記第1格納部に格納された前記一つの仮想マシンの全ての前記第1メモリ情報と、前記分割メモリ内容とを取得し、前記メモリ識別子を含む第2メモリ情報を生成し、前記第2メモリ情報と、前記分割メモリ内容と、を前記第2格納部に保存するメモリ保存部と、
前記一つの仮想マシンにレジュームの指示がなされると、前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれるメモリ識別子とを比較し、前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と同一のメモリ識別子が前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれている場合は、前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1格納部に格納されている前記分割メモリ内容を用いて前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元し、前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と同一のメモリ識別子が前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれていない場合は、前記第2格納部に格納されている前記分割メモリ内容を用いて前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元するメモリ復元部と、
を備えたメモリ内容復元装置。 - 前記メモリ保存部は、前記分割メモリ内容を含む分割メモリイメージを生成して前記第2格納部に保存する、請求項1に記載のメモリ内容復元装置。
- 前記分割メモリ内容が同じで、前記第1メモリ情報が異なるものが複数あるとき、前記メモリ識別子を統合するメモリ統合部をさらに備える、請求項1又は2項に記載のメモリ内容復元装置。
- 前記メモリ復元部は、前記第2格納部に格納された前記第2メモリ情報を読み出した後に前記第2格納部をオフし、読み出した前記第2メモリ情報に含まれる前記メモリ識別子と、前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1格納部に格納された前記第1メモリ情報に含まれるメモリ識別子とを比較し、前記読み出したメモリ識別子が前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1格納部に格納されたメモリ識別子に存在している第1リストと、存在していない第2リストとを作成し、前記第2リストが存在するときに前記第2格納部をオンして前記第2リストにある前記メモリ識別子に対応する分割メモリイメージを前記第2格納部から読み出し、読み出した後に前記第2格納部をオフし、前記読み出した分割メモリイメージと、前記第1リストにある前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1格納部に格納された分割メモリイメージと、から前記メモリ内容を復元する、請求項2又は3に記載のメモリ内容復元装置。
- 前記第2格納部は、
前記分割メモリ内容を格納する第3格納部と、
前記メモリ識別子を格納する第4格納部と、を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載のメモリ内容復元装置。 - 前記第4格納部は、前記第3格納部に比べて容量が小さくかつアクセス速度が速い、記憶部である、請求項5に記載のメモリ内容復元装置。
- 複数の仮想マシンが動作するコンピュータに設けられ、一つの仮想マシンのメモリ内容をレジューム時に復元するメモリ内容復元方法であって、
前記メモリ内容を分割した複数の分割メモリ内容を識別するためのメモリ識別子を含む第1メモリ情報を生成して第1格納部に保存し、前記メモリ内容を前記メモリ識別子により分割し、前記分割メモリ内容が同じものに対して同じメモリ識別子を生成するメモリ情報生成管理ステップと、
一つの仮想マシンにサスペンドの指示がなされると、前記第1格納部に格納された前記一つの仮想マシンの全ての前記第1メモリ情報と、前記分割メモリ内容と、を取得し、前記メモリ識別子を含む第2メモリ情報を生成し、前記第2メモリ情報と、前記分割メモリ内容と、を前記第1格納部よりアクセス速度が遅い第2格納部に保存するメモリ保存ステップと、
前記一つの仮想マシンにレジュームの指示がなされると、前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれるメモリ識別子とを比較する比較ステップと、
前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と同一のメモリ識別子が前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれている場合は、前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1格納部に格納されている前記分割メモリ内容を用いて前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元し、前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と同一のメモリ識別子が前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれていない場合は、前記第2格納部に格納されている前記分割メモリ内容を用いて前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元するメモリ復元ステップと、
を含む仮想マシンのメモリ内容復元方法。 - 複数の仮想マシンが動作するコンピュータに設けられ、一つの仮想マシンのメモリ内容をレジューム時に復元するメモリ内容復元プログラムであって、
前記メモリ内容を分割した複数の分割メモリ内容を識別するためのメモリ識別子を含む第1メモリ情報を生成して第1格納部に保存し、前記メモリ内容を前記メモリ識別子により分割し、前記分割メモリ内容が同じものに対して同じメモリ識別子を生成するメモリ情報生成管理機能と、
一つの仮想マシンにサスペンドの指示がなされると、前記第1格納部に格納された前記一つの仮想マシンの全ての前記第1メモリ情報と、前記分割メモリ内容と、を取得し、前記メモリ識別子を含む第2メモリ情報を生成し、前記第2メモリ情報と、前記分割メモリ内容と、を前記第1格納部よりアクセス速度が遅い第2格納部に保存するメモリ保存機能と、
前記一つの仮想マシンにレジュームの指示がなされると、前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれるメモリ識別子とを比較する比較機能と、
前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と同一のメモリ識別子が前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれている場合は、前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1格納部に格納されている前記分割メモリ内容を用いて前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元し、前記第2メモリ情報に含まれるメモリ識別子と同一のメモリ識別子が前記一つの仮想マシン以外の仮想マシンの前記第1メモリ情報に含まれていない場合は、前記第2格納部に格納されている前記分割メモリ内容を用いて前記一つの仮想マシンの前記メモリ内容を復元するメモリ復元機能と、
を実現する仮想マシンのメモリ内容復元プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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