JPH06131082A - サスペンド/リジューム方式採用コンピュータ - Google Patents

サスペンド/リジューム方式採用コンピュータ

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JPH06131082A
JPH06131082A JP4277209A JP27720992A JPH06131082A JP H06131082 A JPH06131082 A JP H06131082A JP 4277209 A JP4277209 A JP 4277209A JP 27720992 A JP27720992 A JP 27720992A JP H06131082 A JPH06131082 A JP H06131082A
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JP
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power
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computer
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JP4277209A
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English (en)
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Osamu Kamo
理 加茂
Motohide Nishihata
素秀 西畑
Yasushi Kamisaka
靖 上坂
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動可能型コンピュータでサスペンド/リジ
ュームの処理に必要な時間が短かく、操作性の良いもの
を提供する。 【構成】 主記憶装置内記憶をブロックに分けて管理す
る主記憶管理手段25と、電源断要求時にそのブロック
中から使用中かつ主記憶装置上にしか存在しない情報を
もつブロックを検索する第1の検索手段21と、他の装
置にも同じ情報が存在するブロックを検索する第2の検
索手段22と、前者の検索したブロックの情報を不揮発
性記憶装置へ退避する退避手段24と、後者が検索した
ブロックの情報を無効にし、再度その情報が必要な時に
は、他の装置からその情報を得られるようにする参照時
転送指示手段23と、電源再投入時に退避された情報を
主記憶装置に戻す回復手段26と、参照時転送指示手段
の指示する情報を必要なところへ転送する参照時転送手
段27とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータのサスペン
ド/リジューム機能の実現方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータは(ここに「コンピ
ュータ」とは、ワードプロセッサーやワードプロセッサ
ー機能を有するコンピュータ、各種機器にその機能発揮
のために付加設備として設けられたコンピュータを包含
する。)小型軽量化の進展による携帯性の向上に従い、
移動しながら断続的に使用する形態が増加している。こ
のような利用形態を支援するためには、リジューム機能
が必須とされている。この機能は、電源断要求時にコン
ピュータ上で動いているオペレーティングシステム(O
S)やアプリケーションの実行に必要な情報を記憶装置
に退避させ、電源再投入時にこれらの情報を回復するこ
とによって電源断要求直前の状態を瞬時に再現するもの
である。そのためOSおよびアプリケーションの起動や
停止の操作が不要であり、大変操作性がよい。ところ
で、このリジューム機能の実現に必要な情報の退避方法
として、主記憶全体をバッテリによりバックアップする
(「バッテリバックアップ」と言う)方法がある。この
場合、バッテリバックアップされないCPUや周辺装置
のリジュームに必要な情報は、バッテリバックアップさ
れる装置上に退避することとなる。
【0003】さて、大容量の主記憶装置を持つコンピュ
ータにおいては、電源容量の制約により主記憶全体のバ
ッテリバックアップを行なうことが困難なため、主記憶
装置内の記憶全体を不揮発性の2次記憶装置に退避する
方法が用いられている。その他、リジュームについては
種々の技術が開発されている。例えば、周辺装置の小型
化によりハードディスク装置を有するコンピュータも開
発されている。また、電源断要求時に周辺装置へのデー
タ入出力を行なっている場合には、データ入出力の完了
を待ってからサスペンド処理を行ないデータが破壊され
ないようにしている。以下にリジューム機能の実現方法
に関して従来技術が記載されている文献の幾つかを以下
に列挙する。 1 公開番号 昭63ー81537「コンピュータシス
テム」 2 公開番号 平03ー95609「パーソナルコンピ
ュータシステム」
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータの小型化、携帯化が進むにつれて、大容量主記憶
装置やハードディスク装置などを搭載するコンピュータ
が開発されてきている。このため、これらのコンピュー
タに対して、従来技術を用いてリジューム機能を実現す
ると、処理時間が長くなる場合があり、リジューム機能
の操作性の良さを損ないかねない。
【0005】すなわち、例えば大容量主記憶装置をもっ
たコンピュータの場合、電源断要求時からその主記憶上
のデータを全て不揮発性の2次記憶装置へ退避する処理
時間が、通常にシステムを停止する処理時間よりも長く
なり、また電源再投入時から退避したデータを主記憶装
置上に回復する処理時間が、通常にシステムを立ちあげ
る処理時間よりも長くなる。また大容量主記憶装置と同
じ容量を持つ不揮発性記憶装置を確保しておかなければ
ならない。これはシステム全体が高価ともなる。
【0006】また、ハードディスク装置のように電源投
入からレディ状態に遷移するまでに時間がかかる特性を
持った周辺機器を有している場合には、リジューム処理
時に周辺装置の立ち上がりを待たなければならない。ま
た、電源断要求時に入出力の完了を待つ方式では、大量
の入出力を行なっている場合には、この入出力が完了す
るまで電源断を待たされるという問題点がある。そし
て、上述の文献は、電源断要求時の状態に戻すためのた
めの技術に関するものであり、サスペンドあるいはリジ
ューム処理の処理時間の短縮についての技術は開示して
いない。本発明は以上の問題点に鑑み、リジューム機能
に必要な処理時間の短縮を可能にすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、中央処理装置と主記憶
装置と不揮発性記憶装置と周辺装置とを有し、更にサス
ペンド/リジューム機能を実現するために電源断要求時
に現在実行中のプログラムを中断し、電源の再投入時に
そのプログラムを継続実行するために必要な設備を有す
るコンピュータにおいて、前記主記憶装置の内容をブロ
ックに分けて管理する主記憶管理手段と、電源断要求時
に前記主記憶装置のブロックの中で使用中かつ前記主記
憶装置上にしか存在しない情報をもつブロックを検索す
る第1の検索手段と、使用中であるが前記主記憶装置以
外の装置に同じ情報が存在するブロックを検索する第2
の検索手段と、前記第1の検索手段によって前記主記憶
装置にしかないと検索されたブロックの情報を前記不揮
発性記憶装置へ退避させる退避手段と、前記第2の検索
手段によって前記主記憶装置以外の装置に同じ情報があ
ると検索されたブロックの情報を無効にし、電源回復後
再度そのブロックの有していた情報の参照が要求された
時には、その情報が存在する前記主記憶装置以外の装置
から当該情報を必要なところへ転送するよう指示する参
照時転送指示手段と、電源再投入時に前記退避手段によ
って退避された情報を前記主記憶装置に戻す回復手段
と、前記参照時転送指示手段によって指示された情報を
その記憶している前記主記憶装置以外の装置から必要な
ところへ転送する参照時転送手段とを有していることを
特徴とするサスペンド/リジューム方式採用コンピュー
タとしている。
【0008】請求項2の発明においては、中央処理装置
とシステム主電源断時にバッテリバックアップされる主
記憶装置若しくは不揮発性メモリと周辺装置を有し、更
にサスペンド/リジューム機能を実現するために電源断
要求時に現在実行中のプログラムを中断し、電源の再投
入時にそのプログラムを継続実行するために必要な設備
を有するコンピュータにおいて、電源断要求時のコンピ
ュータの状態を前記主記憶装置若しくは不揮発性メモリ
に退避させる退避手段と、電源再投入後、レディ状態に
遷移していない前記周辺装置に対するリジューム処理を
保留した上で、前記退避手段に退避せられたコンピュー
タの電源断要求時の状態の記憶をもとに前記周辺装置以
外のリジューム処理を行なう部分的回復手段と、前記退
避手段に退避せられたコンピュータの電源断要求時の状
態の記憶をもとに前記周辺装置がレディ状態に遷移した
後に、前記周辺装置のリジューム処理を行なう遅延回復
手段とを有していることを特徴とするサスペンド/リジ
ューム方式採用コンピュータとしている。
【0009】請求項3の発明においては、中央処理装置
とバッテリバックアップされる主記憶装置若しくは不揮
発性メモリと周辺装置を有し、更にサスペンド/リジュ
ーム機能を実現するために電源断要求時に現在実行中の
プログラムを中断し、電源の再投入時にそのプログラム
を継続実行するために必要な設備を有するコンピュータ
において、電源断要求時に周辺装置に対する入出力中の
データがある場合にその入出力の完了を待たずにその入
出力処理をそのまま中止させる中止手段と、コンピュー
タの状態を前記主記憶装置若しくは不揮発性メモリに退
避させる退避手段と、電源再投入時に電源断要求時の状
態に戻す回復手段と、電源断要求時に中止した周辺装置
への入出力をその段階から再処理する再処理手段とから
構成されること特徴とするサスペンド/リジューム方式
採用コンピュータとしている。
【0010】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明において
は、電源断の要求時に、主記憶管理手段と第1の検索手
段と第2の検索手段の働きにより、主記憶装置に記憶さ
れている情報のうち、主記憶装置にのみしかない情報の
みが不揮発性記憶手段に退避される。電源回復後は、こ
の退避された情報は回復手段により主記憶装置内へ戻さ
れる。また退避されなかった情報はそれが必要となった
ときに参照時転送指示手段と参照時転送手段により主記
憶装置等の当該情報が必要なところに戻される。
【0011】請求項2の発明においては、退避手段が電
源断要求時にコンピュータの状態をバッテリバックアッ
プされた主記憶装置若しくは不揮発性メモリに退避させ
る。電源再投入後、部分的回復手段はレディ状態に遷移
していない周辺装置に対するリジューム処理を保留した
上で、退避手段内の記憶をもとにその他の装置のリジュ
ーム処理を先に行なう。遅延回復手段は退避手段の記憶
をもとに周辺装置レディ状態に遷移後そのリジューム処
理を行う。
【0012】請求項3の発明においては、周辺装置に対
してデータを入出力中に電源断要求があったとき、中止
手段が入出力処理をそのまま中止させる。退避手段はコ
ンピュータの状態をバッテリバックアップされた主記憶
装置若しくは不揮発性メモリに退避させる。電源再投入
時に、回復手段はバッテリバックアップされた主記憶装
置若しくは不揮発性メモリの内容を再度コンピュータに
もどし、コンピュータを電源断要求時と同じ状態にす
る。また、再処理手段は中止していた周辺装置への入出
力をその段階から再開させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづき説明する。 (第1実施例)図1は請求項1の発明に係るサスペンド
/リジューム方式を採用したコンピュータの構成を示す
ものである。本コンピュータは中央処理装置1、揮発性
の主記憶装置2、不揮発性記憶装置3、電源断でも格納
している記憶内容が破壊されない周辺装置4から構成さ
れる。そして、不揮発性記憶装置3は、電源断要求時に
主記憶装置2上の情報を退避する領域として使用され
る。また周辺装置4は、例えばハードディスク装置やフ
ロッピディスク装置が適宜使用される。図3は、主記憶
装置2内のメモリマップを概念的に示したものである。
主記憶装置2は、ブロックB10、B11…B19に分
割され、それぞれのブロックは、不揮発性記憶装置3内
の管理テーブルM20、M21…M29によって管理さ
れている。すなわち、例えば管理テーブルM21は、対
応する主記憶装置2のブロックB11に関して、そのブ
ロックがオペレーティングシステムやアプリケーション
プログラムから使用中であるか否かを示す使用中フラグ
F1、ブロックB11に格納されている情報と同じ情報
を格納している周辺装置4上の位置を示すデータ存在位
置情報F2および不揮発性記憶装置3内の主記憶装置2
内のブロックB11に対応するブロックB21内にブロ
ックB11内に記憶している情報を転送したか否かを示
すデータ存在フラグF3から構成されることにより、管
理を行なう。
【0014】次に、図2はこのサスペンド/リジューム
方式の機能を発揮するため必要なコンピュータ各部のブ
ロック構成を示したものである。本図において、25は
主記憶管理手段であって管理テーブルM21…を用い主
記憶装置2上のブロックB11…を管理している。21
は、第一の検索手段であって主記憶管理手段25の管理
テーブルM21…を全て検索し、使用中フラグF1がオ
ンになっておりデータ存在位置情報F2がいかなる周辺
装置上の位置をも示していないものを捜し出す。22
は、第2の検索手段であって管理テーブルM21…を全
て検索し、使用中フラグF1がオンになっておりデータ
存在位置情報F2が周辺装置4上の位置を示しているも
のを捜し出す。23は参照時転送指示手段であって主記
憶装置2内の各ブロックB10、B11、…に対応する
管理テーブルM20、M21、…のデータ存在フラグF
3をオフに変更する。24は、 退避手段であって指定
された主記憶装置2上の各ブロックの記憶内容を不揮発
性記憶装置3の対応するブロックへ転送する。26は、
回復手段であって不揮発性記憶装置3の各ブロックのデ
ータを主記憶装置2の対応するブロックへ転送する。2
7は、参照時転送手段であって使用中フラグF1がオン
であり、データ存在フラグF3がオフの状態の管理テー
ブルが管理するブロックが参照された時に、データ存在
位置情報F2が示す周辺装置4からデータを転送し、デ
ータ存在フラグをオンにする。そして、従来技術に係る
サスペンド/リジューム方式採用のコンピュータと同じ
く、これらの一部若しくは全部は不揮発性のROM等に
プログラム的に格納されている。すなわちハードとソフ
トが一体になって構成されている。なお、このことは後
に説明する第2実施例、第3実施例でも同様である。
【0015】以下、電源断及び回復時におけるこれら各
部の動作について説明する。図8は、この動作のフロー
を示すものである。まず、電源断要求時には、第1の検
索手段21により退避すべきブロックが検索される。次
に第2の検索手段22により退避する必要のないブロッ
クが検索される。第2の検索手段22によって検索され
たブロックは、参照時転送指示手段23によって対応す
る管理テーブル内のデータ存在を示すフラグがオフにさ
れた上消去される。次に第1の検索手段21によって検
索されたブロックが退避手段24を使用して主記憶装置
2から不揮発性記憶装置3へ転送された後電源供給が停
止される。
【0016】次に、電源再投入後は、回復手段26によ
って不揮発性記憶装置3から主記憶装置2へ退避手段2
4によって退避したデータが転送され、電源断要求時の
状態に復帰した上で、プログラムの継続実行がなされ
る。その際、電源断要求時に主記憶装置2に存在してい
たデータで不揮発性の記憶装置3へ退避されていなかっ
たデータは、電源再投入後に初めてその参照が要求され
たされた時点で、参照時転送手段27によって周辺装置
4から主記憶装置2の所定のブロックへ転送される。こ
の際、対応する管理テーブル内のデータ存在位置情報が
当該データの存在位置の確認に使用される。
【0017】ここで、退避する必要のないブロックに格
納される情報としては、たとえば、プログラムの命令コ
ード、プログラムのデータであるが周辺装置からブロッ
クに転送されてから一度も変更されていないデータ等で
あり、その情報を格納する場所としては、たとえばハー
ドディスク装置上のファイルシステム上に存在するプロ
グラムの実行形式や仮想記憶システムにおけるページア
ウトされたページ情報を格納する2次記憶装置上の情報
やUNIXオペレーティングシステムにおけるスワップ
領域であってもよい。 (第2実施例)次に、請求項2の発明に係るサスペンド
/リジューム方式について実施例に基づいて図面を参照
しつつ説明する。図4は、請求項2の発明に係るサスペ
ンド/リジューム方式を採用したコンピュータの一実施
例の構成を示したものである。本コンピュータは中央処
理装置41、主記憶装置42、周辺装置43から構成さ
れる。ここに主記憶装置42は、電源断時にはバッテリ
によって記憶内容が破壊されないようバックアップさて
いる。周辺装置43は、例えばハードディスク装置やフ
ロッピディスク装置が適宜使用される。図5は、このコ
ンピュータのサスペンド/リジューム方式の機能発揮に
必要な各部のブロック構成を示したものである。本図に
おいて、51は退避手段であり、電源断要求時にリジュ
ーム機能実現に必要な情報を主記憶装置42に退避す
る。52は、部分的回復手段であり、レディ状態に遷移
していない周辺装置43以外のリジューム処理を行な
う。53は、遅延回復手段であり、レディ状態に遷移し
た周辺装置43のリジューム処理を行なう。
【0018】以下、電源断及び回復時におけるこれら各
部の動作について説明する。まず、電源断要求時には、
退避手段51によって、リジューム処理に必要な中央処
理装置41や周辺装置43に関する情報が主記憶装置4
2に退避され、しかる後電源供給を停止する。ところ
で、主記憶装置42はバッテリバックアップされている
ので、電源供給が停止している間もその記憶情報はその
まま保存される。
【0019】次に、電源再投入時には、退避手段51の
作用のもとで主記憶装置42に電源断要求時の情報が保
存されているために瞬時に中央処理装置41や周辺装置
43に対するリジューム処理が実行できる。しかしなが
ら、周辺装置43の中にはハードディスク装置のように
電源投入からレディ状態(充分に機能発揮可能な状態)
に遷移しアクセス可能になるまでに時間のかかる周辺装
置があるため、多くの場合そのまますぐに処理再開とい
うわけにはいかない。そこで、部分的回復手段51を使
いレディ状態に遷移していない周辺装置43を除いた部
分のリジューム処理を最初に行なう。この処理をなして
いるうちに、レディ状態に遷移していない周辺装置43
を使用しないオペレーティングシステムやアプリケーシ
ョンプログラムの再実行が可能になる。そこで、周辺装
置43がレディ状態に遷移した後に、遅延回復手段52
によって周辺装置43のリジューム処理が行なう。また
これらの際、前記退避手段51により主記憶装置42に
退避せられた電源断要求時のコンピュータの状態の記憶
も利用されるのは勿論である。
【0020】なお、リジューム処理を行なっていない周
辺装置は、レディ状態に遷移した後すぐにリジューム処
理を行なう。 (第3実施例)次に、本発明の請求項3の発明を実施例
に基づいて図面を参照しながら説明する。図6は、請求
項3の発明に係るサスペンド/リジューム方式を採用し
たコンピュータの一実施例の構成図である。本コンピュ
ータは中央処理装置61、バッテリバックアップされた
主記憶装置62、周辺装置63から構成される。周辺装
置は、第2実施例と同じくハードディスク装置やフロッ
ピディスク装置が適宜使用される。図7はこのコンピュ
ータのサスペンド/リジューム方式の機能発揮に必要な
各部のブロック構成を示したものである。本図におい
て、71は、中止手段であり電源断の要求で周辺装置6
3へ入出力中の処理を中断させる。72は、退避手段で
あり、電源断要求時にリジューム機能実現に必要な情報
を退避させる。この退避先は、本実施例では不揮発性記
憶装置でなく、電源断で記憶を失わないバッテリバック
アップされた主記憶装置62である。73は、退避手段
72によって退避された情報を回復する回復手段であ
る。74は、、電源断の要求のため入出力途中で中止し
たデータをその段階から再度入出力させる再処理手段で
ある。
【0021】次に、電源断及び回復時の動作について説
明する。まず、電源断要求時には、中止手段71によっ
て、周辺装置63に対する入出力中の処理が中止され、
退避手段72によってリジューム処理に必要な中央処理
装置61や周辺装置63に関する情報が主記憶装置62
へ退避され、しかる後、電源供給が停止される。
【0022】次に、電源再投入時には、退避手段72に
よって退避された情報が回復手段73によって回復され
る。更に、中止手段71によって中止された周辺装置6
3に対するデータの入出力が再処理手段74によって再
開される。なお、中止した入出力中のデータは、電源再
投入によりリジュームが完了した後で、データを壊され
ることなく処理することが可能である。
【0023】以上本発明を3つの実施例にもとづき説明
してきたが、本発明は何も上記実施例に限定されないの
は勿論である。すなわち、例えば以下のようなものも本
願発明に含まれるのは勿論である。 各請求項の発明に係る機能を有している。 主記憶装置の一部がバッテリバックアップされる。
【0024】主記憶装置の一部が不揮発性メモリであ
る。 各請求項の発明において、周辺装置の個数及び種類は
問わず、また主記憶装置及び不揮発性記憶装置の種類も
問わない。 請求項1若しくは請求項2の発明において、電源断要
求時に周辺機器に対する入出力中のデータがある場合に
は、そのまま処理を中止の上無効とし、電源回復時には
最初から入出力をやり直す機能が付加されている等各請
求項の発明を適宜採用している。
【0025】請求項1の発明において、参照時転送手
段により転送される情報の転送先は,当初そのメモリが
存在していた主記憶装置内のブロックである他に直接そ
の情報が必要なところへも転送されるという機能が付加
されている。 請求項1の発明において、不揮発性記憶装置内への情
報の退避は、主記憶装置内の若い番号のブロックから順
になされることにより、不揮発性記憶装置の必要なブロ
ック数(記憶容量)の減少を図っている。
【0026】請求項2の発明において、遅延回復手段
を実行するタイミングは、周辺装置毎に固定の遅延時間
を設定している。あるいは、周辺装置から割り込みによ
って通知してもらうようにしている。あるいはまた、定
期的に周辺装置がレディ状態か否かを判定している。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
おいては、電源断の要求発生時に主記憶装置内を検索し
た上で、退避する必要のある情報と退避する必要のない
情報を判定した上で、必要な情報のみ退避させることに
より、サスペンド/リジューム時に転送する必要のある
情報量を少なくし、サスペンド/リジュームの処理時間
を短縮するとともに不揮発性記憶装置の容量を小さくす
ることが可能になる。ひいては、操作性のよいリジュー
ム機能を提供できる。
【0028】請求項2の発明においては、電源断の要求
発生時にコンピュータの状態を不揮発性記憶装置等に退
避させ、電源回復時にはこの退避した記憶を利用して立
ち上がりの遅い周辺装置に対するリジューム処理を遅ら
せ、その他の部分のリジューム処理を行なうことによ
り、リジューム処理の時間を短縮することが可能とな
る。ひいては、操作性のよいリジューム機能を提供でき
る。
【0029】請求項3の発明においては、電源断要求時
に周辺装置への入出力処理をそのまま中止し、サスペン
ドを行なうことによりサスペンド処理の時間を短縮する
ことが可能になる。ひいては操作性のよいリジューム機
能を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例の構成図である。
【図2】上記実施例における機能ブロック図である。
【図3】上記実施例における主記憶のメモリマップの概
念図である。
【図4】請求項2の発明の実施例の構成図である。
【図5】上記実施例の機能ブロック図である。
【図6】請求項3の発明の実施例の構成図である。
【図7】上記実施例の機能ブロック図である。
【図8】第1実施例における動作フロー図である。
【符号の説明】
1、41、61 中央処理装置 2、42、62 主記憶装置 3 不揮発性記憶装置 4、43、63 周辺装置 21 第1の検索手段 22 第2の検索手段 23 参照時転送指示手段 24、51、72 退避手段 25 主記憶管理手段 26、73 回復手段 27 参照時転送手段 52 部分的回復手段 53 遅延回復手段 71 中止手段 74 再処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置と主記憶装置と不揮発性記
    憶装置と周辺装置とを有し、更にサスペンド/リジュー
    ム機能を実現するために電源断要求時に現在実行中のプ
    ログラムを中断し、電源の再投入時にそのプログラムを
    継続実行するために必要な設備を有するコンピュータに
    おいて、 前記主記憶装置の内容をブロックに分けて管理する主記
    憶管理手段と、 電源断要求時に前記主記憶装置のブロックの中で使用中
    かつ前記主記憶装置上にしか存在しない情報をもつブロ
    ックを検索する第1の検索手段と、 使用中であるが前記主記憶装置以外の装置に同じ情報が
    存在するブロックを検索する第2の検索手段と、 前記第1の検索手段によって前記主記憶装置にしかない
    と検索されたブロックの情報を前記不揮発性記憶装置へ
    退避させる退避手段と、 前記第2の検索手段によって前記主記憶装置以外の装置
    に同じ情報があると検索されたブロックの情報を無効に
    し、電源回復後再度そのブロックの有していた情報の参
    照が要求された時には、その情報が存在する前記主記憶
    装置以外の装置から当該情報を必要なところへ転送する
    よう指示する参照時転送指示手段と、 電源再投入時に前記退避手段によって退避された情報を
    前記主記憶装置に戻す回復手段と、 前記参照時転送指示手段によって指示された情報をその
    記憶している主記憶装置以外の装置から必要なところへ
    転送する参照時転送手段とを有していることを特徴とす
    るサスペンド/リジューム方式採用コンピュータ。
  2. 【請求項2】 中央処理装置とシステム主電源断時にバ
    ッテリバックアップされる主記憶装置若しくは不揮発性
    メモリと周辺装置を有し、更にサスペンド/リジューム
    機能を実現するために電源断要求時に現在実行中のプロ
    グラムを中断し、電源の再投入時にそのプログラムを継
    続実行するために必要な設備を有するコンピュータにお
    いて、 電源断要求時のコンピュータの状態を前記主記憶装置若
    しくは不揮発性メモリに退避させる退避手段と、 電源再投入後、レディ状態に遷移していない前記周辺装
    置に対するリジューム処理を保留した上で、前記退避手
    段により退避せられたコンピュータの電源断要求時の状
    態の記憶をもとに前記周辺装置以外のリジューム処理を
    行なう部分的回復手段と、 前記周辺装置がレディ状態に遷移した後に、前記退避手
    段により退避せられたコンピュータの電源断要求時の状
    態の記憶をもとに前記周辺装置のリジューム処理を行な
    う遅延回復手段とを有していることを特徴とするサスペ
    ンド/リジューム方式採用コンピュータ。
  3. 【請求項3】 中央処理装置とバッテリバックアップさ
    れる主記憶装置若しくは不揮発性メモリと周辺装置を有
    し、更にサスペンド/リジューム機能を実現するために
    電源断要求時に現在実行中のプログラムを中断し、電源
    の再投入時にそのプログラムを継続実行するために必要
    な設備を有するコンピュータにおいて、 電源断要求時に周辺装置に対する入出力中のデータがあ
    る場合にその入出力の完了を待たずにその入出力処理を
    そのまま中止させる中止手段と、 コンピュータの状態を前記主記憶装置若しくは不揮発性
    メモリに退避させる退避手段と、 電源再投入時に電源断要求時の状態に戻す回復手段と、 電源断要求時に中止した周辺装置への入出力をその段階
    から再処理する再処理手段とから構成されること特徴と
    するサスペンド/リジューム方式採用コンピュータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6851065B2 (en) 2001-09-10 2005-02-01 Dell Products L.P. System and method for executing resume tasks during a suspend routine
US6851012B2 (en) 1999-11-16 2005-02-01 Fujitsu Limited Information processing system, information processing method and readable-by-computer recording medium
JP2006092481A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置
JP2009223713A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Fujitsu Ltd メモリ内容復元装置、メモリ内容復元方法及びメモリ内容復元プログラム
US9971651B2 (en) 2015-04-28 2018-05-15 Kyocera Document Solutions Inc. Electronic device that ensures recovery without entire reboot, and recording medium

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