JP5011796B2 - アーク溶接方法 - Google Patents

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本発明は、アーク溶接方法に関し、接合技術の技術分野に属する。
複数の金属板を重ね合わせてアーク溶接するアーク溶接方法として、例えば特許文献1に記載のものがある。この方法においては、図14に示すように、第1、第2ワーク1,2を溶接するに際して、溶接トーチ3からアークAを照射する側の第1ワーク1に、反アーク照射側に突出する凸状部1aを設けると共に、該凸状部1aの反アーク照射側の表面に複数の溝1a′…1a′を形成している。そして、第1ワーク1の凸状部1aが第2ワーク2上に接するようにして、両ワーク1,2を重ね合わせる。次に、溶接トーチ3の外周側に配設された筒状の押し具4で前記第1ワーク1の凸状部1aの外周側を第2ワーク側に加圧することにより、第1ワーク1を第2ワーク2側に押付け、この状態でアークAを前記凸状部1aの中央部に照射することにより両ワーク1,2を溶接するようになっている。
このような方法によれば、溶接時に発生した亜鉛ガスが凸状部1aの溝1a′…1a′から排出されるため、ピット、ブローホール等の溶接欠陥の発生が防止されるという効果が得られる。また、前記押し具4により第1ワーク1を第2ワーク2側に押付けるので、ワーク1,2にうねりや歪がある場合でもワーク1,2同士を確実に接触させることができる。これにより、ワーク1,2の間隔を正確に管理することができ、溶接の安定性が向上することになる。
特開平9−47873号公報
ところで、図15に示すように、一方のワーク5を他方のワーク6に重ね合せて、溶接トーチ7からアークAを照射することにより両ワーク5,6をアーク溶接するときを考えると、所定の重ね合せ部分にアークAを照射して、両ワーク5,6を溶融させた後、溶融部8が凝固するときに、ワーク5の溶融部8が冷却過程で収縮する。このとき、図16に示すように、この収縮に伴って溶融部8の周縁部8aに中央に向かう引張力(矢印ア参照)が作用する。その結果、図17に示すように、溶融部8の周縁部8aにこの引張力に追従できない箇所が生じ、溶融部8の周縁部8aが破断し、溶け落ち9が発生する。
特に、溶融部8の周囲が位置決めなどのために拘束されている状態においては、溶融部8の収縮の際に、ワーク5の溶融部8と拘束部位との間の限られた領域で前記引張力に追従しなければならないので、前記溶け落ち9が発生し易い。
さらに、アークAが照射される側のワーク5は溶接時に受ける熱量が大きいため、溶融部8が広い範囲に拡がることになる。そのため、溶融部8の収縮量も大きくなり、ワーク5が薄板(例えば0.8mm以下)である場合に溶け落ち9の発生が顕著になる。これは、ワーク5が薄板であるほど溶融部8の周縁部8aの引張力に耐えうる肉厚が確保できないからである。また、ワーク5,6同士の間隔が開いているときに、ワーク5が受ける熱量が大きくなって、前記溶け落ち9が発生し易くなる。
これに対して、前記特許文献1に記載の方法では、図14に示したように、押し具4によりワーク1を第2ワーク2側に押付け、ワーク1,2同士を確実に接触させることにより、前記のようなワーク同士が離れることによる溶け落ちを防止する効果はあるが、これだけでは溶け落ちの発生を確実に防止するまでには至らず、例えば前述のように溶融部8の周囲が拘束され、又は薄板のワーク5を溶接するような際には溶け落ちが発生し得るのである。
そこで、本発明は、アーク溶接方法において、溶融部の溶け落ちを確実に防止することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、第1ワークを第2ワークに重ね合わせてアーク溶接するアーク溶接方法であって、上方に拡径する凹状部を有する第1ワークを該凹状部の底部が接するように第2ワーク上に重ね合わせる第1ステップと、該第1ステップの後に実行され、前記第1ワークの凹状部を囲む外周部を第2ワーク側に加圧し、該凹状部の底部にその中央部を指向する圧縮応力を付与しながら、該凹状部を上方に拡径したテーパ面部を押し開くように圧潰させる第2ステップと、該第2ステップの後に実行され、前記凹状部の底部の中央部をアーク溶接する第3ステップとを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のアーク溶接方法において、前記第1ワークは、第2ワークよりも薄板であると共に、前記第3ステップでは、第1ワーク側のみからアーク溶接することを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載のアーク溶接方法において、前記第3ステップでは、該凹状部の底部の中央部に点状にアーク溶接することを特徴とする。
一方、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれかに記載のアーク溶接方法において、前記第2ステップでは、加圧手段により前記第1ワークの凹状部を囲む外周部を加圧すると共に、前記第3ステップでは、該加圧手段により加圧した状態を維持しながらアーク溶接することを特徴とする。
そして、請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載のアーク溶接方法において、前記加圧手段は溶接トーチに付設されていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、第1ワーク上方に拡径した凹状部が形成され、第1ステップでこの凹状部の底部が接するように第2ワーク上に重ね合わせると共に、第2ステップで第1ワークの凹状部を囲む外周部を第2ワーク側に加圧するので、該凹状部の底部にその中央部を指向する圧縮応力が付与される。そして、第3ステップで凹状部の底部の中央部がアーク溶接された際に、この溶接部分が溶融して、この後、溶融部が冷却過程で収縮し、該溶融部の周囲に中央への引張力を作用させることになるが、前記第2ステップにより凹状部の底部にその中央部を指向する圧縮応力が作用するので、溶融部分の周囲が前記引張力に対して追従し易くなり、溶け落ちの発生が防止される。
また、第1ワークが第2ワーク側に加圧されるので、第1、第2ワーク間の隙間を確実に無くすことができ、この点からも溶け落ちの発生が防止される効果が得られる。このように、本発明によれば、溶融部の溶け落ちの発生を防止する効果が高く、例えば溶融部の外周側が拘束されているなどの溶け落ちが発生し易い状況であっても、確実にこれを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1ワークが第2ワークに対して薄板とされていると共に、第1ワーク側の片側からアーク溶接が行われるようになっており、溶け落ちが発生し易い状況の場合に、前記請求項1に記載の発明が適用されることにより、確実に溶け落ちの発生が防止される。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、アーク溶接は該凹状部の底部の中央部に点状に行われるので、ワークを加圧変形させる手段を複雑化、大型化することなく、前記の溶け落ちの発生を防止する効果が得られる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記第2ステップでは、加圧手段により前記第1ワークの凹状部を囲む外周部を加圧すると共に、前記第3ステップでは、該加圧手段により加圧した状態でアーク溶接するようになっているので、加圧手段をアーク溶接の際の押え、つまり位置決め手段としても有効に機能させることができる。この結果、溶接時の第1、第2ワーク間の隙間を確実に無くすことができると共に、アーク照射箇所の位置精度が向上し、前記請求項1に記載の発明の効果が確実に得られることになる。
そして、請求項5に記載の発明によれば、加圧手段は溶接トーチに付設された構成であるから、簡単な装置構成により、第2ステップにおける第1ワークの加圧、第3ステップにおけるアーク溶接の一連の作業を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本実施形態で接合する自動車の車体のフロアパネル10とBフレーム20とを示す。フロアパネル10は板厚0.7mmの平板状の部位を有する部材であると共に、Bフレーム20は前記フロアパネルよりも板厚の大きい上方に開口する断面略コ字状の部材であり、該Bフレーム20の上端部にそれぞれフランジ21,21が形成されている。そして、フロアパネル10とこれらのフランジ21,21とが上下に重ね合せられ、接合されることになる。
前記フロアパネル10には、Bフレーム側に凹む凹状部11が形成されている。図2に断面形状で示すように、この凹状部11は、上方に拡径するテーパ面部11aと該テーパ面部11aの端面を構成する円状の底面部11bとを有しており、フロアパネル10とBフレーム20とが重ね合わせられたときに、前記底面部11bの下面がBフレーム20のフランジ21の上面に当接するようになっている。
一方、図3に示すように、前記フロアパネル10とBフレーム20とのアーク溶接を行う溶接装置30は、主な構成要素として、溶接トーチ31と、該溶接トーチ31の外周側で該溶接トーチ31に対して上下に相対移動可能とされた円筒形状の加圧部材32と、該加圧部材32を移動制御する一対のエアシリンダ33,33とを有している。
前記溶接トーチ31は、上下に延びる溶接ワイヤ31aと、該溶接ワイヤ31aを下部を所定長さ露出させた状態で該溶接ワイヤ31aの外周を覆う銅管31bと、該銅管31bの外周側に配設されたセラミック製の絶縁層31cと、該絶縁層31cの外周側に配設されて下端部が前記溶接ワイヤ31aの下端部よりも上方に位置する円筒状の銅管31dとを有している。また、前記銅管31bと絶縁層31cとの隙間から下方側に不活性ガスが供給されるようになっている。
前記エアシリンダ33は、前記溶接トーチ31の上部にシリンダ本体33aが連結されて、ロッド33bの先端が前記加圧部材32の上部に固定された支持部材32aに連結された構成である。そして、エアシリンダ33のロッド33bが後退した状態で、前記加圧部材32の下端部は前記溶接ワイヤ31aの下端部よりも下方に位置するようになっている。なお、加圧部材32を上下移動させるアクチュエータとしては前記エアシリンダ33に限らず、モータ等であってもよい。
次に、前記溶接装置30を用いた前記フロアパネル10とBフレーム20との接合方法について説明する。
まず、図3に示すように、エアシリンダ33のロッド33bが後退した状態で、前記加圧部材32の下部端面が前記フロアパネル10の凹状部11の外周縁の直外周部11cに対向位置するように、該フロアパネル10とBフレーム20とが重ねられた状態で配置する。このとき、溶接ワイヤ31aが凹状部11の中心部11dに所定の間隔(例えば15mm)を隔てて対向した状態となる。また、凹状部11の周囲において既に溶接された部位が複数箇所存在し、フロアパネル10の凹状部11の周囲は拘束された状態となっている。なお、フランジ21の下面には、該フランジ21下面に当接し、該フランジ21の上方からの荷重を吸収する支持部材40が配置されている。
そして、図4に示すように、エアシリンダ33のロッド33bを進出させるように制御して、加圧部材32によりフロアパネル10をBフレーム20側に押圧する。このとき、加圧部材32の押圧力によりフロアパネル10の凹状部11が変形することになる。つまり、加圧部材32の押圧力により、凹状部11のテーパ面部11aが中間部で屈曲する変形が生じ、これによって上方に凸となる環状の屈曲部11eが形成される。この屈曲部11eにより、凹状部11における屈曲部11eの内方側に中央を指向する圧縮応力(矢印イ参照)が発生することになる。
次に、図5に示すように、溶接ワイヤ31aから凹状部11の中央部11dに点状にアークAが照射される。このとき、アークAの照射部分、即ち凹状部11の中央部11dとこれに重なるBフレーム20の部位22とが溶融し、図6に示すように、溶融部50が形成される。
そして、アークAの照射が終了すると、エアシリンダ33のロッド33bを後退させる。この後、前記溶融部50が冷却し、この冷却過程で溶融部50は収縮することになる。そのため、この溶融部50は溶融金属の収縮に伴って、図6、7に示すように、該溶融部50の周縁部50bに対して中央方向への引張力(矢印ア参照)が作用することになる。このとき、前記のように凹状部11を変形させて屈曲部11eを形成したことにより凹状部11には中央を指向する圧縮応力(矢印イ参照)が作用しているので、前記溶融部50の収縮に対して周縁部50aが中央方向に追従し易くなり、周縁部50aの破断、即ち溶け落ちの発生が防止される。
また、前記加圧部材32によりフロアパネル10がBフレーム20側に加圧されるので、これらの部材10,20間の隙間を確実に無くすことができ、この点からも溶け落ちの発生が防止される効果が得られる。
しかも、本実施の形態においては、薄板のフロアパネル10の側からアークAを照射するようになっていると共に、該フロアパネル10における溶融部50の周囲が拘束されている状況、即ち溶け落ちが発生し易い状況であるが、前記のような方法により溶け落ちの発生が確実に防止されることになる。
また、本実施形態のように、点状にアーク溶接する場合には、加圧部材32を円筒状に形成すればよく、装置30の複雑化、大型化を招くことがない。
さらに、前記加圧手段32は、溶接の際の位置決め手段(押え手段)としても兼用することができるので、別途位置決め手段を備える必要がなくなって、装置の簡素化が図られる。また、このように加圧手段32により確実に位置決めすることにより、溶融部50の位置精度が向上し、つまり溶融部50を凹状部11の中央に精度良く形成することができるので、加圧部材32により凹状部11が加圧変形された際に、溶融部50の周囲に均等に圧縮応力が作用することになって、溶け落ちの発生を防止する効果が高まる。
また、前記のように溶接トーチ31に加圧部材32を付設することによって、簡単な装置構成により、該加圧部材32によるフロアパネル10の加圧変形、溶接トーチ31を用いたアーク溶接の一連の作業を行うことができる。
次に、前記フロアパネル10の変形例を説明すると、図8に示すように、フロアパネル10′は、凹状部11が反Bフレーム20側に突出する凸部12の中央に設けられ、凹状部11の底面部11bとフロアパネル10の延設面13とが同一面上に位置するように構成されているものがある。これによれば、フロアパネル10′の裏面とBフレーム20のフランジ21の表面とが面同士で接触することになり、溶接作業の安定性を向上させることができる。
一方、前記実施形態では、加圧部材32を押付ける際に、フロアパネル10の裏面がフランジ21表面に当接するまで加圧したが、図9に示すように、フロアパネル10の裏面とフランジ21表面との間に間隔dを確保して、つまりこれらが当接しないように加圧することによっても凹状部11を変形させることができ、同様に凹状部11に中央に向かう圧縮応力を付与することができる。また、図10に示すように、加圧部材32により凹状部11のテーパ面部11aの外周縁11fを加圧するようにしてもよく、この場合には前記のような屈曲部11eは形成されないが、凹状部11に中央に向かう圧縮応力は付与されることになる。
次に、前記加圧部材32の変形例について説明する。まず、図11に示すものは、エアシリンダ33,33のロッド33b,33b先端にリング状の加圧部材32′が連結されたものである。これにおいては、エアシリンダ33,33の制御により溶接トーチ31の外周側で前記加圧部材33cが上下方向に移動することになる。溶接時には加圧部材32′の下面がフロアパネル10の凹状部11の外周部11cに当接することになる。これによれば、加圧部材32′にスパッタ等が付着したときに容易に取り除くことが出来るので、メンテナンス性が向上することになる。
また、図9に示すものは、3つのエアシリンダ33…33のロッド33b…33b先端にそれぞれ加圧部材32″…32″が連結されており、これらの加圧部材32″…32″は前記加圧部材32′を等角度で3分割したものとなっている。これにおいては、エアシリンダ33…33の制御により溶接トーチ31の外周側でそれぞれの加圧部材32″…32″が上下方向に移動し、溶接時には加圧部材32″…32″の下面がフロアパネル10の凹状部11の外周部11cに当接することになる。これによれば、前記と同様に加圧部材32″…32″のメンテナンス性が向上すると共に、フロアパネル10の凹状部11を囲む外周部11cが傾斜していたり、凹凸が形成されている場合においても、各加圧部材32″…32″によりこの外周部11cに均等に押圧力を付与することが可能であり、フロアパネル10の凹状部11を確実に変形させ、また、該凹状部11の底面部11bの下面全体をBフレーム20側に確実に押付け、両者10,20の隙間を無くすことができる。
一方、前記実施形態では、点状にアーク溶接するものについて説明したが、本発明は線状にアーク溶接するものであっても適用することができる。例えば直線状にアーク溶接するものにおいては、前記凹状部11′の形状は、溶接経路の直線11d′から等距離の点を集合させて底面部11b′の外周が形成され、この底面部11b′から上方に拡径するテーパ面11a′が形成されたものとされる。この場合には、凹状部11′の外周部11c′に沿う端面形状を有する加圧部材32が準備されることになる。そして、前記同様に、加圧部材32によって凹状部11′を囲む外周部11c′を加圧することにより凹状部11′の内部に前記直線11d′に向かう圧縮応力が付与される。次に、この状態で直線11dに沿って溶接トーチ31を移動させつつアークAを照射させたときに、直線状に形成された溶接部50が収縮しても、前記圧縮応力により溶融部50の溶け落ちの発生が防止されるのである。なお、この場合は加圧部材32に対して溶接トーチ31は任意に移動可能に構成されることになる。
本発明は、アーク溶接方法に関し、溶接部の溶け落ちの発生が防止できるから、製造産業に広く利用可能である。
本発明の実施の形態に係るフロアパネルとBフレームの斜視図である。 図1の線X−Xによる断面図である。 アーク溶接を行う装置の正面図である。 加圧部材による加圧時の説明図である。 アーク照射時の説明図である。 溶融部の周縁部に作用する引張力及び凹状部の圧縮応力の説明図である。 同説明図である。 フロアパネルの変形例の説明図である。 凹状部を変形させる他の例の説明図である。 同説明図である。 加圧部材の変形例の説明図である。 同説明図である。 直線状に溶接するときの説明図である。 従来技術の説明図である。 従来の問題点の説明図である。 溶接部周辺に作用する力の説明図である。 図15の領域Yの拡大図である。
符号の説明
10 フロアパネル
11 凹状部
11b 底面部
11d 中央部
20 Bフレーム
32 加圧部材

Claims (5)

  1. 第1ワークを第2ワークに重ね合わせてアーク溶接するアーク溶接方法であって、
    上方に拡径する凹状部を有する第1ワークを該凹状部の底部が接するように第2ワーク上に重ね合わせる第1ステップと、
    該第1ステップの後に実行され、前記第1ワークの凹状部を囲む外周部を第2ワーク側に加圧し、該凹状部の底部にその中央部を指向する圧縮応力を付与しながら、該凹状部を上方に拡径したテーパ面部を押し開くように圧潰させる第2ステップと、
    該第2ステップの後に実行され、前記凹状部の底部の中央部をアーク溶接する第3ステップとを有することを特徴とするアーク溶接方法。
  2. 前記請求項1に記載のアーク溶接方法において、
    前記第1ワークは、第2ワークよりも薄板であると共に、
    前記第3ステップでは、第1ワーク側のみからアーク溶接することを特徴とするアーク溶接方法。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載のアーク溶接方法において、
    前記第3ステップでは、該凹状部の底部の中央部に点状にアーク溶接することを特徴とするアーク溶接方法。
  4. 前記請求項1から請求項3のいずれかに記載のアーク溶接方法において、
    前記第2ステップでは、加圧手段により前記第1ワークの凹状部を囲む外周部を加圧すると共に、
    前記第3ステップでは、該加圧手段により加圧した状態を維持しながらアーク溶接することを特徴とするアーク溶接方法。
  5. 前記請求項4に記載のアーク溶接方法において、
    前記加圧手段は溶接トーチに付設されていることを特徴とするアーク溶接方法。
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