JP5009284B2 - 航空機用エンジンマウント構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、ターボジェットなどの航空機用のエンジンアタッチメントパイロンに関する。このタイプのアタッチメントパイロンは、航空機の翼の下にターボジェットを吊り下げるのに、または、複数のエンジンアタッチメントを介してこのターボジェットを同じ翼の上方に取り付けるのに使用することができるEMS(エンジンマウント構造体)とも呼ばれる。
そのようなアタッチメントパイロンは、ターボジェットなどのエンジンと航空機の翼との間のアタッチメントインタフェースを形成するように設計される。それは、関連するターボジェットによって生成された力を、この航空機の構造体に伝達し、それは、エンジンと航空機の翼との間の燃料、電気、油圧、空気システムのルーティングも可能にする。
力を伝達するために、パイロンは、しばしば「箱」型の、言い換えれば、上部および下部桁材と、複数の横リブを介して互いに連結された2つの側部パネルとのアセンブリによって形成された剛構造体を含む。
パイロンは、ターボジェットとパイロンの剛構造体との間に挿入されたマウントシステムも備え、このシステムは、全体として、通常、少なくとも1つの前方アタッチメントと少なくとも1つの後部アタッチメントの少なくとも2つのエンジンアタッチメントを含む。
さらに、アセンブリシステムはターボジェットによって生成された推力に抵抗するための装置を含む。従来の技術では、例えば、この装置は、第一には、ターボジェットファンケーシングの後方部分に連結され、第二には、このターボジェットのケーシングに固定された後部アタッチメントに連結された2つの側部連結ロッドの形状である。
同様に、アタッチメントパイロンは、このパイロンの剛構造体と、航空機の翼との間に挿入された第2のマウントシステムも含み、この第2のシステムは、通常、2つまたは3つのアタッチメントからなる。
最後に、パイロンは、空力フェアリングを支持しながら、システムを分離しかつ所定位置にて保持するための二次構造体を備える。
上述のように、従来の技術による従来のアタッチメントパイロンは、通常、後部アタッチメント構造体を介して、箱体の下部桁材に堅固に固定される後部アタッチメントを備えている。通常、この後部アタッチメントは、垂直に向けられ、かつ下部桁材を貫通する剪断ピンを介して、パイロンの横方向に沿って加えられた力に抵抗するように設計され、このピンの下端は後部アタッチメント構造体に収納される。通常、この後部アタッチメントは、各々がパイロンの垂直方向に沿って加えられた力に抵抗することができる2つのアタッチメント半体を形成するようにも設計される。
エンジンアタッチメントに適用可能な安全要求は、与えられたエンジンアタッチメントに破壊が起こった場合に、第2の力の経路を提供するための「フェールセーフ」機能を提供することを必要とする。破壊がエンジンアタッチメントに起こったときにだけ機能するようにこれらの第2の力の経路は作られ、したがって、エンジンアタッチメントシステムは静定のままにできることに注意されたい。
垂直力への抵抗に関して「フェールセーフ」機能を実現するために、従来の技術において提案されたさまざまな解決策はすべて、このエンジンアタッチメント、より詳細には、後部アタッチメント構造体のアタッチメントの設計を大いに複雑にする。これは、後部アタッチメントの全体質量に関して、時間に関して、またこのアタッチメントの組み立ての容易さに関して制約をもたらす。
したがって、本発明の目的は、従来の技術による実施形態に関する上で述べられた欠点を少なくとも部分的に克服する航空機エンジンアタッチメントパイロンを提案し、また少なくとも1つのそのようなパイロンを持つ航空機を提示することである。
これを達成するために、本発明の対象は、航空機エンジンアタッチメントパイロンであって、箱型であるこのパイロンは、上部桁材、下部桁材、2つの側部パネル、および桁材とパネルとを連結する横リブのアセンブリによって形成され、パイロンがまた、後部アタッチメント構造体に取り付けられる後部エンジンアタッチメントと、パイロンに対して横方向に沿って加えられた力に抵抗することができる第1の剪断ピンとを含み、この第1の剪断ピンが下部桁材を貫通しかつ後部アタッチメント構造体内に収納される下端を備えるアタッチメントパイロンである。本発明によれば、下端が、前記後部アタッチメント構造体も貫通する第1のピンがその中を貫通するリーミング(貫通孔)を備える。
したがって、本発明による、この装置は、後部アタッチメントが、パイロンの横方向に沿って加えられた力に抵抗する可能性を提供するだけでなく、垂直力に抵抗するように設計されたこの後部アタッチメントの部分、たとえば側部ブラケットに破損/破壊があった場合に、リーミングと後部アタッチメント構造体を貫通するピンとの間の協働作用によって、後部アタッチメントが、パイロンの垂直方向に沿って加えられた力に抵抗する可能性も提供する。したがって、この優れた解決策は、後部アタッチメント構造体の設計の複雑さを大きく増加させることなく、垂直方向に沿った力の伝達のためのいわゆる「フェールセーフ」機能を提供する。特に、この部品を、好ましくは、質量およびコストに関して有利に節約をもたらすチタンから、一体部品として製造することができる。
第二に、静定エンジンアタッチメントシステムを得るために、一定量のクリアランスをピンと剪断ピンリーミングとの間に与えることができ、したがって、破損/破壊が2つの側部ブラケットの1つに生じるときだけ、垂直方向に沿った力がこのピンを通過する。
好ましくは、後部エンジンアタッチメントは、第1の剪断ピンに破壊が起こったときにだけ、パイロンの横方向に沿って加えられた力に抵抗することができる第2の剪断ピンも含み、この第2の剪断ピンは、下部桁材を貫通し、後部アタッチメント構造体に収納される下端を備え、この下端は、第2のピンが貫通するリーミング(貫通孔)を備え、第2のピンは後部アタッチメント構造体も貫通する。したがって、この第2の剪断ピンは、横方向に沿って加えられた力を伝達するために「フェールセーフ」機能を実現することを理解すべきであり、このことは、ピンが、好ましくは、後部エンジンアタッチメント構造体内のハウジング内にクリアランスを持って取り付けられることを意味する。さらに、垂直方向に沿って加えられた力を伝達するための第2の「フェールセーフ」機能を提供しながら、第2のピンは、リーミングと協働し、それが、実際には、垂直力に抵抗できる各アタッチメント半体を持った2つのアタッチメント半体の設計であるとき、このことは、後部アタッチメントの2つの後部アタッチメント半体の各々のための明らかな安全システムの存在へと有利につながる。「2つのアタッチメント半体」の概念は、アタッチメントを一体部品として製造できるが、しかしそれは2つの同一の好ましい力の経路、1つはパイロンの左側で1つは右側に持つという意味で理解すべきであることに注意されたい。
これを達成するために、2つの側部ブラケットの近くに2つの剪断ピンを配置することが好ましい。
2つの後部アタッチメント半体の各々に関連する、2つのいわゆる「フェールセーフ」機能を、後部エンジンアタッチメントが、下部桁材を貫通しかつ後部アタッチメント構造体内に収納される下端を備えた第1の付属ピンも含み、この下端はその中を第1のピンが貫通するリーミングを備え、ならびに、このアタッチメントが、下部桁材を貫通しかつ後部アタッチメント構造体内に収納される下端を備えた第2の付属ピンも含み、この下端はその中を第2のピンが貫通するリーミングを備えることを確実なものとすることによって、さらに改良することができる。したがって、この場合、付属ピンは横方向の力に抵抗する役割を果たさない。
好ましくは、第1および第2のピンはパイロンの前後方向に沿って向けられる。さらに、第1および第2の剪断ピンならびに第1および第2の付属ピンの各々は、パイロン上の同じ横リブを貫通する上端を持つ。
また好ましいことには、後部アタッチメントが、それぞれが、それに関連する側部パネルの内面に接触し、この同じ内面に固定されて取り付けられる前後方向部分を含む2つの側部ブラケットを備え、横部分が後部アタッチメント構造体のアタッチメントインタフェースを含み、この横部分が関連した側部パネル上に形成されたリセスを貫通するように配置されることが可能であろう。
したがって、後部アタッチメント構造体のアタッチメントインタフェースが箱体の外側にあることを考えれば、この特定の特徴は、アタッチメントパイロンに取り付けられる後部エンジンアタッチメントの組み立てを容易にする。側部ブラケットの前後方向部分が、好ましくは関連するリセスを塞ぐ、この解決策では、横部分が、この目的のために設けられたリセスを貫通して、側部パネルから外側に向けて突出することが理解される。この特定の構成はアタッチメントインタフェースを、箱体の近くにいて、たとえば、このアタッチメントインタフェースにボルトを取り付けようとする作業員にとって容易にかつ直接アクセスできるようにする。上で述べた2つの側部ブラケットは、それぞれがパイロンの垂直方向に沿って加えられた力に抵抗することができる2つの後部アタッチメント半体の画定に関与することに注意されたい。
好ましくは、下部桁材は、後部エンジンアタッチメントの2つの側部ブラケットが収納される2つのインデントからなる狭窄部を備える。したがって、言い換えれば、この後部エンジンアタッチメントの側部ブラケットの前後方向部分の厚さを補うために、下部桁材は、後部エンジンアタッチメントのところで横方向に沿って曲げられている。2つの側部ブラケットの存在と組み合わされて、インデントは、これらのブラケットのところで、ポッドの空気力学的形状の最適化も確立する2つの側面がほぼ真っ直ぐな形状を持つ箱体をもたらす。
さらに、狭窄部は下部桁材の下の後部アタッチメントの幅および後部エンジンアタッチメントでの箱体の幅を低減させるので、この特定の特徴は、アタッチメントパイロンの全質量に関して節約を生み出すことに注意されたい。
本発明の別の対象は、上述のような少なくとも1つのアタッチメントパイロンを備える航空機である。
本発明の他の利点および特徴は、以下に示された詳細な非限定的な説明から明らかとなるであろう。
以下、図面を参照して本発明について説明する。
図1に関して、同図は、この航空機(図示せず)の翼3の下に取り付けられるように設計された航空機エンジンアセンブリ1を示し、本発明の1つの好ましい実施形態によるこのアセンブリ1は、アタッチメントパイロン4を備える。
全体として、エンジンアセンブリ1は、ターボジェット2などのエンジンと、アタッチメントパイロン4とを含み、アタッチメントパイロンは、特に、複数のエンジンアタッチメント6,8および9と、これらのアタッチメントがそれに固定される剛構造体10とを備える。参考までに、アセンブリ1は、ポッド(図示せず)によって囲まれるように設計され、かつアタッチメントパイロン4が、航空機の翼の下の、このアセンブリ1の吊り下げを確実なものとするために、別の一連のアタッチメント(図示せず)を含むことに注意されたい。
以下の説明にわたって、慣例に従い、ターボジェット2の前後方向と同じであるとも考えられるXはパイロン4の前後方向を指し、この方向Xはターボジェット2の前後方向軸線5と平行である。さらに、パイロン4に対して横方向はYと呼ばれ、ターボジェット2の横方向と同じであると考えることができ、Zは垂直方向または高さであり、これら3つのX、YおよびZ方向は互いに直交する。
さらに、用語「前」および「後」は、ターボジェット2によって加えられた推力の結果として起こる航空機の移動の方向に関連付けて解釈すべきであり、この方向は図で矢印7によって示される。
図1では、エンジンアタッチメント6,8,9およびアタッチメントパイロン4の剛構造体10だけが示されていることが分かる。航空機の翼の下への剛構造体10の取り付け手段、または、空力フェアリングを支持しながら、システムを分離し保持するための二次構造体などの示されていない、このパイロン4の他の構成要素は、従来技術に見られるものと同じかまたはそれに類似した通常の要素であり、当該分野の技術者には公知である。したがって、それらの詳しい説明は行わない。
剛構造体10は、両方ともX方向に沿ってかつほぼXY平面内または幾分XY平面から傾斜して延びる上部桁材18および下部桁材20から、ならびに、両方がX方向に沿ってかつほぼXZ平面内で延びる2つの側部パネル22(図1では1つだけが見える)によって形成される従来の箱形状である。YZ平面に沿って、前後方向に間隔を置いて配置された、この箱体内部の横リブ24は、剛構造体10の剛性を補強する。参考までに、要素18,20,22の各々を一体部品またはおそらく互いに対してわずかに傾斜させて作ることができる隣接するセクションのアセンブリによって作ることができることに注意されたい。
第二に、ターボジェット2は、環状ファンダクト14の境界を定め、かつこのターボジェットのコアを囲む、より小さい中心ケーシング16を後端の近くに備える大きなファンケーシング12を前方に備える。最後に、中心ケーシング16は、このケーシング16より大きい噴射ケーシング17によって後部方向に延ばされる。明らかに、ケーシング12,16および17は互いに堅固に固定される。
図1から見ることができるように、複数のエンジンアタッチメントは、前部エンジンアタッチメント6と、実際は2つの後部アタッチメント半体を形成する後部エンジンアタッチメント8と、ターボエンジン2によって生成された推力に抵抗するための装置を形成するアタッチメント9とからなる。図1に示されるように、たとえば、この装置9は、第一に、ファンケーシング12の後方部分に連結され、かつ第二には後部アタッチメント8上に取り付けられるスプレッダビームに連結された2つの側部連結ロッド(側面図であるので、1つだけを見ることができる)の形状である。これらの連結ロッドの後端を、後部アタッチメントから前方のスプレッダビームに交互に連結することができることにも注意されたい。
剛構造体10のピラミッド15およびファンケーシング12に固定された前部エンジンアタッチメント6は、従来は、それが、YおよびZ方向に沿ってターボジェット2によって生成された力だけに抵抗できるように設計され、したがってX方向に沿って加えられた力には抵抗できない。参考までに、この前部アタッチメント6は、好ましくは、ファンの固定されたブレードがその上に取り付けられかつ中心ケーシングの前端に隣接するファンケーシングの内部に貫入している。
後部エンジンアタッチメント8は、本発明の特別の特徴であり、図2から図5に関連付けてより詳細に説明する。それは、噴射ケーシング17とパイロンの剛構造体10との間に全体的に介在させられる。それは、好ましくは、軸線5とZ方向とによって画定される平面Pに関して対称的に配置された2つのアタッチメント半体を形成するように設計され、これらのアタッチメント半体の各々は、Z方向に沿ってターボジェット2によって生成された力に抵抗できるように設計されるが、XおよびY方向に沿って加えられた力には抵抗できるように設計されていない。さらに本発明では、この後部アタッチメントは、中心部分と協働で、Y方向に沿ってターボジェット2によって生成された力にも抵抗できる。
このようにして、図1aに見ることができるように、X方向に沿って加えられた力は、アタッチメント9によって抵抗され、Y方向に沿って加えられた力は、前部アタッチメント6と後部アタッチメントの中央部分とによって抵抗され、Z方向に沿って加えられた力は、前部アタッチメント6と2つの後部アタッチメント半体とによって協働で抵抗される。
また、X方向に関して加えられたモーメントは、アタッチメント8の2つのアタッチメント半体によって垂直に抵抗され、Y方向に関して加えられたモーメントは、アタッチメント6と一緒に、アタッチメント8の2つのアタッチメント半体によって垂直に抵抗され、Z方向に関して加えられたモーメントは、アタッチメント6と一緒に、アタッチメント8の中央部分によって横方向に抵抗される。
図2は、明瞭にするという明らかな理由で、いくつかの要素が故意に省かれた後部エンジンアタッチメント8を示す。まず、各々がZ方向に沿って加えられた力だけに抵抗しかつ上述の平面Pに関して対称的に配置された2つの後部アタッチメント半体を形成するアタッチメント8の部分を説明する。
2つの後部アタッチメント半体は同一であり、したがって右側のアタッチメント半体だけを以下では説明する。概して、このアタッチメント半体は、前後方向部分28と横部分30とからなる側部ブラケット26を含み、好ましくは、YおよびZ方向に沿って向けられた対称面を持つ。したがって、前後方向部分28は、ほぼXZ平面内で、X方向に沿って延び、下部桁材20の側部フランジ34に接触する内面32を持つ。参考までに、当該分野の技術者にとっては、このフランジ34も、たとえば、リベット留めおよび/またはフィッシュプレーティング(fish-plating)によって、この桁材20上の側部パネル22の組み立てを可能にするように、ほぼXZ平面に沿って向けられることは周知である。
横部分30は、後部アタッチメント構造体(この図2には図示せず)用のアタッチメントインタフェース38を画定するアタッチメントプレート36を含み、このインタフェース38は、XY平面に向けられた平板表面の形状である。第二に、それはアタッチメントプレート36の上面と、前後方向部分28の外面42とに固定された補強リブ40を含み、これらのリブ40は、平行なYZ平面に沿って向けられる。好ましくは、インタフェース38が桁材20の下面のほぼ側部の連続に沿うはずであり、その下面上に、図2に見ることができるように、側部抗推力ロッドに関連するスプレッダビームを取り付けるためにブラケット39を追加することが可能であろう。
次に、より詳細に図3および図4に関連して、本発明の特別の特徴の1つが、前後方向部分28の外面42が、それに関連する側部パネル22の内面44に接触することであることを見ることができる。したがって、前後方向部分28は、側部パネル22と、下部桁材20のフランジ34との間に閉じ込められ、これら3つの直接重ね合わされた要素は、好ましくはフィッシュプレーティングによって互いに組み立てられる。
横部分30がパネル22から側方外向きに突出することを可能にするために、このパネルは、下向きに開き、かつそれを横部分が貫通するリセス48を備える。したがって、この構成では、図3で明瞭に見ることができるように、アタッチメントプレート36の少なくとも一部はパネル22を越えてY方向に配置される。図4は、リブ40が貫通を可能とするように、リセス48の切欠きが形成され、したがってリブ40がこのリセス48も貫通してパネル22から側方外向きに突出することを示す。
もう一度、図3を参照して、下部桁材20がY方向に沿って狭窄部50を備え、この狭窄部50が、2つの後部アタッチメント半体の2つの側部ブラケット26が嵌合するインデント52によって形成されることを見ることができる。したがって、前後方向部分28の内面32は、下部桁材のフランジ34によって画定されたインデント52に接触し、したがってこのフランジ部分は、箱体の内部に向かってわずかの湾曲を備える。
インデント52の幾何学的形状は、その中に収納される前後方向部分28が、桁材20のフランジの右の部分の外面とほぼ連続した外面42を持つように決められ、したがって、これらの2つの外面によって、パネル22のためのほぼ平坦な支持表面を形成する。
次に、より詳細に図4を参照して、好ましくは一体部品としてチタンから作られる各側部ブラケット26は、したがって、下部桁材20の下に横に配置される後部アタッチメント構造体54に固定される。したがって、対称面として平面Pも含むこの本体54は、アタッチメントインタフェース38に接触し、それに、アタッチメントプレート36およびこの本体54の上部を貫通する垂直ボルト56を介して固定される。
それから、本体54は、X方向に沿って向けられピン62を介してエンドフィッティング60がその上に関節式に連結された、右の後部アタッチメント半体と一体部分を形成するUリンク(クレビス)58を含む。図4から見ることができるように、エンドフィッティングまたはロッド60は垂線から傾斜しており、したがって、それは、上向き方向で平面Pにより近くなる。参考までに、これもX方向に沿って向けられる第2のピン64も、エンドフィッティング60の下端に提供され、したがってこのエンドフィッティング60を、ターボジェトケーシング2に堅固に固定されたブラケット/クレビス(図示せず)上に関節式に連結する。したがって、各後部アタッチメント半体が関節式エンドフィッティング60と、クレビス58とブラケット26とを含み、2つのアタッチメント半体の2つのクレビス58も、好ましくは、チタン製の単一部品から作られた同じ後部アタッチメント構造体54の内部に連結されることが理解できる。
上の説明は、後部アタッチメント8が、各々がZ方向に沿って加えられた力に抵抗することができる2つのアタッチメント半体を形成することを示す。本発明では、後部アタッチメント8がY方向に沿って加えられた力にも抵抗することができることが計画される。
図2、図3および図5と一緒に関連して、これを達成するために、後部エンジンアタッチメント8がZ方向に沿って向けられた第1の剪断ピン66も含むように配置され、このピン66は、Y方向に沿って加えられた力に抵抗し、より詳細には、これらの横方向の力を後部アタッチメント構造体54とアタッチメントパイロンの剛構造体10との間に通すことを可能にするように設計される。
ピン66は、フレームの形状で横リブ24の1つに配置された上端68(図5だけで見ることができる)を含み、この端部68は、このフレームの内部で突出した位置も占めて、それに容易にアクセスできるようにする。それから、ピン66は、関係する横リブ24の下部および下部桁材20を次々と貫通して下向きに延ばされる。それから、それは箱体の桁材20から下に突出する下端70を含み、これも垂直に配置された後部アタッチメント構造体54のオリフィス72に収納される。したがって、この端部70の平面とオリフィス72の平面との間の接触が、Y方向に沿った力に抵抗する。参考までに、オリフィス72は、全体として、剪断ピン66の形状にほぼ相補的である楕円形状であり、アタッチメント構造体54の上部部分の止り穴の形状であることに注意されたい。
今説明されたこの実施形態が、横方向の力の抵抗に対して、従来技術において既に見られる実施形態に多かれ少なかれ似ているとしても、本発明の特別の特徴の1つは、第1のピン74が、本体54の前部部分、ピン66の下端70に形成されたリーミング76、および同じ本体54の中央部分を次々と貫通するように提供されることにある。
ピン74が、好ましくはX方向に沿って向けられたピン形状のピンであるこの特定の配置において、リーミング76と、ピン74との間の協働が、2つの側部ブラケット26の1つ、第1のピン66と、この右のアタッチメント半体との間の近接度のために、特に、右の後部アタッチメント半体に取り付けられるブラケットの破損/破壊の場合に、結果として、Z方向に沿って加えられた力に抵抗する手段を提供する。これは、本体54の設計の複雑さを大幅に増やすことなしに、Z方向に沿った力の伝達のために、有利に、いわゆる「フェールセーフ」機能を可能にする。さらに、右の後部アタッチメント半体の破損/破壊がある場合にだけ、力の経路が機能するように、ピン74とリーミング76との間にクリアランスが設けられていることに注意されたい。
右の後部アタッチメント半体に関する、この「フェールセーフ」機能を強化するために、後部エンジンアタッチメント8は、ピン74の方向に沿って、したがって好ましくはX方向に、剪断ピン66と一直線にそろえた第1の付属ピン78も含む。本発明のフレームワークから逸脱することなしに、好ましくは、XY平面内に留まりながら、明らかに、ピン74の方向は異なっていてもよい。
このピン78の設計は、上述のピン66の設計に似ている。したがって、それは、上述の横リブ24にも配置された上端80(図5だけで見ることができる)を含み、この端部80はこのリブによって形成されたフレームの内部で突出した位置を占めて、それに容易にアクセスできるようにする。それから、ピン78は、関係する横リブ24の下部および下部桁材20を連続して貫通して下向きに延ばされる。それから、それは箱体の桁材20から下向きに突出する下端82を含み、後部アタッチメント構造体54のオリフィス86に収納される。好ましくは、また常に、エンジンアタッチメントシステムを静定にし、かつ第1の付属ピン78がY方向に沿って加えられた力に抵抗するのを防止するために、端面82とオリフィス86の平面との間にクリアランスを設けることができる。この場合もまた、オリフィス86は、全体として、付属ピン78の形状にほぼ相補的である楕円形状であり、アタッチメント構造体54の上方部分に形成された止り穴の形状であることに注意されたい。
図5で見ることができるように、ピン74が本体54の中央部分から突出する後部アタッチメント8は、それがその外側に開くまで、ピン78の下端82に形成されるリーミング84、および同じ本体54の後方部分を次々と貫通するように設計される。この場合もまた、右の後部アタッチメント半体の破損/破壊に続く場合にだけ、要素74と82とからなる垂直な力の経路が機能することを保証するために、クリアランスがピン74とリーミング84との間に提供されることに注意されたい。
後部アタッチメント8は、上で説明されたものに似ているが、特に、通常、この左の後部アタッチメント半体によって行われるZ方向に沿って力を伝達するための「フェールセーフ」機能を提供するために、左の後部アタッチメント半体に関連するマウントを含む。それぞれ、ピン66および78と同一である第2の剪断ピン88および第2の付属ピン90も提供され、これらの第2のピン88,90は本体54に収納される下端92,94を備え、第2のピン96はリーミング98と100のところで、その本体54を貫通する。したがって、左の後部アタッチメント半体に関連するピン/ピンのアセンブリは、右の後部アタッチメント半体に関連するピン/ピンのアセンブリと平面Pに関して対称であり、これら2つのアセンブリの唯一の違いは、第2の剪断ピン88と、後部アタッチメント構造体に形成された、それに関連するオリフィス(図示せず)との間の必要なクリアランスであることを理解すべきである。また、この場合も、このクリアランスは、第2の剪断ピン66に破壊が起こった場合にだけ、第2のピン88が、横の力を伝達するための「フェールセーフ」機能を実現するように選択される。
非限定的な例として説明された航空機用のターボジェット2のアタッチメントパイロン4にさまざまな変更を加えることが、当該分野の技術者によってできるであろう。この点に関し、航空機の翼の下にそれを吊り下げるのに適合した構成についてパイロン4を説明してきたが、このパイロン4は、翼の上に取り付けられるような別の構成とすることも可能であることに留意されたい。
本発明の1つの実施形態によるアタッチメントパイロンを含む航空機エンジンアセンブリの部分側面図である。 図1に示されたアセンブリのエンジンアタッチメントのそれぞれによる力の抵抗を示す図である。 図1に示されたパイロンの後部エンジンアタッチメントの部分の斜視図である。 図2に示された部分の底面図である。 後部エンジンアタッチメントの欠けている複数の要素が追加された、図2に示されたものに似た図である。 図3の線V‐Vに沿って取った断面図である。
符号の説明
1 航空機エンジンアセンブリ
2 ターボジェット
3 翼
4 アタッチメントパイロン
6,8,9 エンジンアタッチメント
10 剛構造体
12 ファンケーシング
14 環状ファンダクト
15 ピラミッド
16 中心ケーシング
17 噴射ケーシング
18 上部桁材
20 下部桁材
22 側部パネル
24 横リブ
26 側部ブラケット
28 前後方向部分
30 横部分
32 内面
34 側部フランジ
36 アタッチメントプレート
38 アタッチメントインタフェース
39 ブラケット
40 補強リブ
42 外面
44 内面
48 リセス
50 狭窄部
52 インデント
54 後部アタッチメント構造体
56 垂直ボルト
58 Uリンク
60 エンドフィッティング
62 ピン
64 第2のピン
66 第1の剪断ピン
68 上端
70 下端
72 オリフィス
74 第1のピン
76 リーミング
78 第1の付属ピン
80 上端
82 下端
84 リーミング
86 オリフィス
88 第2の剪断ピン
90 第2の付属ピン
92,94 下端
96 第2のピン
98,100 リーミング

Claims (10)

  1. 航空機用エンジン(2)のアタッチメントパイロン(4)において、箱型の前記パイロンが、上部桁材(18)、下部桁材(20)、2つの側部パネル(22)、および前記桁材とパネル(18,20,22)とを連結する横リブ(24)のアセンブリによって形成され、前記パイロンがまた、後部アタッチメント構造体(54)と、前記パイロンに対して横方向(Y)に沿って加えられた力に抵抗することができる第1の剪断ピン(66)と、を備えた後部エンジンアタッチメント(8)を含み、前記第1の剪断ピン(66)が前記下部桁材(20)を貫通しかつ前記後部アタッチメント構造体(54)内に収納される下端(70)を備えるアタッチメントパイロン(4)であって、前記下端(70)が、前記後部アタッチメント構造体(54)も貫通する第1のピン(74)がその中を貫通するリーミング(76)を備え、前記第1のピン(74)が前記パイロンの前後方向(X)に沿って向けられることを特徴とするアタッチメントパイロン(4)。
  2. 前記後部エンジンアタッチメント(8)が、前記第1の剪断ピン(66)に破損が起こった場合にだけ、前記パイロンの前記横方向(Y)に沿って加えられた力に抵抗することができる第2の剪断ピン(88)も含み、前記第2の剪断ピン(88)が前記下部桁材(20)を貫通しかつ前記後部アタッチメント構造体(54)内に収納される下端(92)を備え、この下端(92)が、前記後部アタッチメント構造体(54)も貫通する第2のピン(96)が貫通するリーミング(98)を備えることを特徴とする請求項1に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  3. 前記後部エンジンアタッチメント(8)が、前記下部桁材(20)を貫通し、かつ前記後部アタッチメント構造体(54)内に収納される下端(82)を備える第1の付属ピン(78)も含み、この下端(82)が、前記第1のピンが貫通するリーミング(84)を備えることを特徴とする請求項2に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  4. 前記後部エンジンアタッチメント(8)が、前記下部桁材(20)を貫通しかつ前記後部アタッチメント構造体(54)内に収納される下端(94)を備える第2の付属ピン(90)も含み、この下端(94)が、前記第2のピン(96)が貫通するリーミング(100)を備えることを特徴とする請求項3に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  5. 記第2のピン(96)が、前記パイロンの前後方向(X)に沿って向けられることを特徴とする請求項4に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  6. 前記第1および第2の剪断ピン(66,88)ならびに前記第1および第2の付属ピン(78,90)各々が、前記パイロンの前記同じ横リブ(24)を貫通する上端(68,80)を持つことを特徴とする請求項5に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  7. 前記後部エンジンアタッチメント(8)が、それぞれが、それに関連する前記側部パネル(22)の内面(44)に接触し、この同じ内面(44)に固定されて取り付けられる前後方向部分(28)を含む2つの側部ブラケット(26)も備え、横部分(30)が前記後部アタッチメント構造体(54)内にアタッチメントインタフェース(38)を含み、前記横部分(30)が前記関連した側部パネル(22)上に形成されたリセス(48)を貫通するように配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  8. 前記下部桁材(20)が、前記後部エンジンアタッチメント(8)の前記2つの側部ブラケット(26)がその中に収納される2つのインデント(52)からなる狭窄部(50)を備えることを特徴とする請求項7に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  9. 前記後部エンジンアタッチメント(8)が、各々が、前記パイロンの垂直方向(Z)に沿って加えられた力に抵抗できる2つのアタッチメント半体を画定するように特に設計されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のアタッチメントパイロン(4)。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の少なくとも1つのアタッチメントパイロン(4)を含むことを特徴とする航空機。
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