JP5008082B2 - 弾性舗装材とその成形方法、及び弾性舗装路とその施工方法 - Google Patents

弾性舗装材とその成形方法、及び弾性舗装路とその施工方法 Download PDF

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Description

この発明は、廃ゴム部品の破砕・粉砕材を使用した弾性舗装材及び弾性舗装路に係り、特に競争馬の誘導用の弾性舗装路に関する。
競技場、グラウンド、走行路、又は歩行路のための弾性舗装材として、砂利等からなる硬質骨材と、各種のゴムチップ等からなる軟質骨材と、バインダー用の樹脂とを混合して形成される舗装材が耐候性に優れ、降雨後の保守が簡単容易であること等から、多用されている。
従来技術として、下記特許文献1には、競技場、グラウンド、走行路、又は歩行路のための弾性舗装構造体において、舗装する表面に、先ず、舗装全体の厚さよりも小さい所定厚さに硬化性樹脂材料のみを敷き均し、次に、硬化性樹脂材料塗布層の硬化前に既設ウレタン舗装の改修工事で発生する撤去ウレタン舗装材を粉砕したチップ、廃タイヤを粉砕したチップ等からなる弾性チップ材料を過剰気味に撒布して敷き均し、付着しなかった余剰弾性チップ材料を回収機によって回収することにより弾性チップ含有層を形成する舗装行程を舗装全体の厚さとなるまで繰り返して仕上げていき、少なくとも2個の弾性チップ含有層が互いに結合していることを特徴とする弾性舗装構造体及び工法が示されている。
また、下記特許文献2には、砂利や陶器片等からなる硬質骨材と、廃タイヤを粉砕したゴムチップ(粒径が1.5〜3mm)等からなる軟質骨材と、バインダー用の樹脂とを混合して形成される舗装材であって、前記硬質骨材が、粒径の大きな大径硬質骨材(粒径が10〜5mmの大砂利相当)と、この大径硬質骨材よりも粒径の小さな小径硬質骨材(5〜2.5mmの小砂利相当)とからなり、大径硬質骨材及び小径硬質骨材が約2:1の重量比で配合されていることを特徴とする舗装材が示されている。
さらに、下記特許文献3には、舗装路施工面の下地層上に敷設する、繊維状ゴムチップ(ひじきゴム)、粒状ゴムチップ及びゴルフボール粉砕物から選ばれる1種以上の弾性材料とバインダーとの混合物を硬化させてなる成形体が示されている。
特開2004−190441号公報 特開平8−165606号公報 特開平9−273111号公報
しかしながら、上記の特許文献1に示された弾性舗装構造体は、既設ウレタン舗装の改修工事で発生する撤去ウレタン舗装材や廃タイヤを破砕した弾性チップ材料等でその大きさの不特定のものを使用しているため引張強度やマサツ係数が安定せず、舗装路面に現れるゴム片の大きさも特定されず意匠性(ゴム片の敷石的感覚、光沢等)に難点がある。また舗装面に所定厚さに硬化性樹脂材料のみを敷き均し、次に、硬化性樹脂材料塗布層の硬化前に、上記の粉砕した弾性チップ材料を過剰気味に撒布して敷き均し、最後に前記硬化性樹脂材料塗布層に埋没及び付着した弾性チップ材料を除いて、付着しなかった余剰弾性チップ材料を回収機によって回収するという作業を少なくとも2個以上くり返すという面倒な作業を必要とするものである。
また、引用文献2に記載の舗装材は、砂利や陶器片等からなる硬質骨材の使用が主体であって、廃タイヤをリサイクルして使用する軟質材料の使用量が少ないため、舗装材表面の磨耗強度は高いが、弾性に乏しく、自動車用等の廃ゴム部品のリサイクルの要望に十分に応えられるものではない。
また、引用文献3に記載の成形体は、繊維状ゴムチップ(ひじきゴム)、粒状ゴムチップ及びゴルフボール粉砕物等の大きさの特定されない弾性材料を使用しているので、引張強度やマサツ係数が安定せず、舗装路面に現れるゴム片の大きさも特定されず意匠性に難点がある。
また、廃タイヤの破砕片やゴムチップ等の弾性チップ材料からなる小破砕片とバインダーとを混合した弾性舗装材を敷設した従来の舗装路では、湿度の高い場所や、梅雨時には舗装路の表面に苔や水藻が生え、競争馬の誘導路に敷設した傾斜路において競争馬の蹄鉄が滑って、上り斜面を登れないという不具合もあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、自動車用等ゴムのリサイクルに供し、マサツ係数が高く、意匠性に優れた弾性舗装材とその成形方法、特に厩舎から競争路までの競争馬を誘導する弾性舗装路とその施工方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、第1の発明は、メッシュの大きさの異なる複数の篩で選別された廃ゴム部品の大、中、小の破砕片から選ばれる2種以上の弾性材料と、バインダーとの混合物を敷き均し、圧力を加えて平準化し、固化させた弾性舗装材であって、
前記大、中、小の破砕片の最大粒度が篩の網目の大きさで、20mm以下であり、該大、中、小の破砕片のそれぞれの分布量(Wt)がそれぞれ90%以上を占める篩の網目の大きさは、
大破砕片が、8.0mm超 15.0mm以下
中破砕片が、3.12mm超 8.0mm以下
小破砕片が、1.0mm超 mm以下 であり、
該大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)は(60〜85):(0〜40):(0〜40)で、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする弾性舗装材である。
上記各破砕片の粒度の分布量(Wt)は、分布する主な粒度の占める重量であり、各破砕片にはこれらの主な粒度に近接する他の粒度が一部含まれることは言及するまでもない。
固化後の弾性舗装材の厚さは、使用目的、使用部位によって決定される。弾性舗装路としては、15mm以上あれば十分であり、弾性を高くするには25〜35mmの厚さとするのが好ましい。
第2の発明は、第1の発明において、前記バインダーが、粘度(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンであり、かつ透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであることを特徴とする弾性舗装材料である。
バインダーは1液型ポリウレタンに限定されるものではなく2液型ポリウレタンとすることもできる。
第3の発明は、第2の発明において、前記敷き均しの圧力が、(1.0〜3.0)×10Paであることを特徴とする弾性舗装材である。
第4の発明は、第1の発明に係る大、中、小の破砕片が所定の混合比率(Wt%)で構成される弾性材料とバインダーとの混合物を使用し、前記バインダーは、粘度が6,000〜9,000mPa・s/25℃の1液型ポリウレタン、敷き均しの圧力は(1.0〜3.0)×10Pa、路面上に接着・固化後の弾性舗装材の厚さが15〜35mmであり、かつ透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする競争馬誘導用の弾性舗装路である。
第5の発明は、第1の発明に係る大、中、小の破砕片が所定の混合比率(Wt%)で構成される弾性材料とバインダーとの混合物を使用し、前記バインダーを、粘度(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタン、敷き均しの圧力を、(1.0〜3.0)×10Paとし、透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする弾性舗装材の成形方法である。
第6の発明は、第1の発明に係る大、中、小の破砕片が所定の混合比率(Wt%)で構成される弾性材料とバインダーとの混合物を使用し、前記バインダーを、粘度が6,000〜9,000mPa・s/25℃の1液型ポリウレタン、敷き均しの圧力を(1.0〜3.0)×10Pa、路面上に接着・固化後の弾性舗装材の厚さを15〜35mmとし、透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする競争馬誘導用の弾性舗装路の施工方法である。
第1の発明は、メッシュの大きさの異なる複数の篩で選別された廃ゴム部品の大、中、小の破砕片から選ばれる2種以上の弾性材料と、バインダーとの混合物を敷き均し、圧力を加えて平準化し、固化させた弾性舗装材であって、前記大、中、小の破砕片の最大粒度が篩の網目の大きさで、20mm以下であり、該大、中、小の破砕片のそれぞれの粒度の分布量(Wt)がそれぞれ90%以上を占める篩の網目の大きさは、
大破砕片が、8.0mm超 15.0mm以下
中破砕片が、3.12mm超 8.0mm以下
小破砕片が、1.0mm超 3.12mm以下 であり、
該大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)は(60〜85):(0〜40):(0〜40)で、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする弾性舗装材であるから、自動車用等に使用された廃ゴム部品のリサイクルに供し、適正な大きさの破砕片からなる弾性舗装材の表面の凹凸と破砕片の接続部の凹凸によって、滑り抵抗値(乾燥時、湿潤時とも)が高く、大、中、小の破砕片間の空隙によって生じる透水性により、特に湿潤時における滑り抵抗値が高く、また、適正な破砕片の大きさとそのバランスにより敷石感覚で光沢があって見映えのよい意匠性に優れた弾性舗装材を提供することができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記バインダーが、粘度(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンであり、かつ透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであることを特徴とする弾性舗装材料であるから、バインダーが、大、中、小の破砕片の表面に必要かつ十分に付着して引張強度等の必要な機械的強度と、大、中、小の破砕片間に生じる空隙によって生じる透水性とが確保される。また、表面にウレタン皮膜が形成され、適正な破砕片の大きさとそのバランスと相まって意匠性が向上する。さらに加圧機のローラの表面への付着が軽減され施工性が向上するという効果がある。
第3の発明は、第2の発明において、前記敷き均しの圧力を、(1.0〜3.0)×10Paとした弾性舗装材であるから、内部に必要な空隙が確保され透水性が損なわれないという効果がある。
また、第5の発明は、第1の発明に係る大、中、小の破砕片が所定の混合比率(Wt%)で構成される弾性材料とバインダーとの混合物を使用し、前記バインダーは、粘度が(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンで、前記敷き均しの圧力は、(1.0〜3.0)×10Paで、透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする弾性舗装材の成形方法であるから、自動車用等に使用された廃ゴム部品のリサイクルに供し、適正な大きさ破砕片からなる弾性舗装材の表面の凹凸と破砕片の接続部の凹凸によって、滑り抵抗値(乾燥時、湿潤時とも)が高く、大、中、小の破砕片間の空隙によって生じる透水性により、特に湿潤時における滑り抵抗値が高く、また、適正な破砕片の大きさとそのバランスにより敷石感覚で光沢があって見映えのよい意匠性に優れた弾性舗装材の成形方法を提供することができる。
また、第4の発明は、第1の発明に係る大、中、小の破砕片が所定の混合比率(Wt%)で構成される弾性材料とバインダーとの混合物を使用し、前記バインダーは、粘度が(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンで、前記敷き均しの圧力は、(1.0〜3.0)×10Paであり、既設の路面上に接着・固化後の弾性舗装材の厚さが15〜35mmで、透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする競争馬誘導用の弾性舗装路であり、第6の発明は、第4の発明に係る弾性舗装路の施工方法であるから、引張強度・引裂強度等の強度、弾性、減衰性等の機械的物性および意匠性に優れ、特に透水性が良いことから、湿潤状態で長期間使用しても、苔や水藻が生えることがなく、競争馬に優しい、厩舎から競争路までの傾斜路を含む競争馬誘導用の弾性舗装路またはその施工方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る弾性舗装路の断面の説明図である。図1において、100は弾性舗装材、10は自動車等に使用された廃ゴム部品の大の破砕片(篩の網目の大きさを8.0mm超 15.0mm以下とする破砕片の粒度の分布量(Wt)が90%以上のもの)、20は自動車用等の廃ゴム部品の中の破砕片(篩の網目の大きさを3.12mm超 8.0mm以下とする破砕片の粒度の分布量(Wt)が90%以上のもの)、30は自動車用等の廃ゴム部品の小の破砕片(篩の網目の大きさを1.0mm超 3.12mm以下とする破砕片の粒度の分布量(Wt)が90%以上のもの)であり、廃タイヤのトレッド部、自動車窓枠ゴム部品等から破砕・粉砕等をした後、篩に掛け選別して得られたものである。
この弾性舗装材は、既設の舗装路面に舗装された時の断面を示したものであり、上面(A)は舗装路表面、下面(B)は既設の舗装路面への接着面である。厚さは約20mmであるが、使用場所・使用目的により適宜増減する。薄いと弾性が低下し歩行感が硬く、厚いと弾性は増すがふわふわ感が強くなり舗装路としては15〜35mmとするのが好ましい。
40は、上記大、中、小の破砕片の表面に塗布された1液型のポリウレタンからなるバインダーであり、大、中、小の破砕片の輪郭を兼ねて表示している。50は、上記大、中、小の破砕片の間に占める空隙(図中斜線を付して表示した部分)である。
大、中、小の破砕片は、バインダー40によって相互に接着され、内部の空隙50の一部は他の空隙を介して大気と通じ、降雨や撒水の一部は、この空隙を通じて排水され良好な透水性が確保されている。
また、大、中、小の破砕片自体の特性とこの空隙によって弾性舗装材の弾性と減衰性が定まる。そのため、この弾性舗装材を舗装した舗装路は、アスファルト舗装路に比較して適度の弾性と減衰性を有している。
小破砕片の比率の高い方が、破砕片同士の接触面積が大きくなるので、破砕片間の接着力が増加し、バインダー自体の強度も付加されて、弾性舗装材の引張強度等の機械的強度が高くなる。逆に大破砕片の比率が高いと、破砕片同士の接触面積が小さくなるため、破砕片間の接着力が低下して、弾性舗装材の引張強度等の機械的強度が低下する。
大破砕片の1端面が表面を向き、大破砕片同士の隙間に、中、小の破砕片が、埋まって秩序良く配列されることによって、敷石感覚を呈し、さらに平坦面にウレタンバインダーの皮膜が形成されることによって、光沢が生じ見映えが良くなって意匠性が向上する。
大破砕片の比率が高いと、空隙が増加して透水性が高くなり、大破砕片の比率が低く、小破砕片の比率が高くなると、空隙が減少するので、透水性が低下する。透水性が高いと、湿潤時の滑り抵抗値が大きくなり、透水性が低いと湿潤時の滑り抵抗値が小さくなる。
一方、乾燥時の滑り抵抗値は、弾性舗装材表面の引掛かり度合いの大小に起因し、小破砕片の比率の高い方が引掛かりが小さく滑り抵抗値が小さくなり、大破砕片の比率が高い方が、引掛かりが大きく滑り抵抗値が大きくなる。
ウレタンバインダーの粘度が高くなり過ぎると、弾性舗装材の表面にウレタンバインダーが水玉状となって残留固化するため、光沢が低下し、意匠性が損なわれる。これに対し、ウレタンバインダーの粘度が低くなり過ぎると、ウレタンバインダーが下方に垂れ落ちて、大、中、小の破砕片間の空隙が増加し透水性は高くなるが、破砕片間の接着力が低下し、引張強度等の機械的強度が低下する。またウレタンバインダーの粘度が高過ぎると、弾性舗装材を舗装するときに、転圧機のローラ面にウレタンバインダーが塗布された破砕片が付着して施工作業の能率低下につながる。
また、敷き均しの圧力は、高すぎると内部の空隙が小さくなり、透水性が低下し、低すぎると表面の平滑性が損なわれ意匠性が低下すると共に大、中、小の破砕片相互の接着面積が減少し、引張強度・引裂強度等の機械的強度が低下するので(1.0〜3.0)×10Paとするのが好ましい。
なお、破砕片は各種の廃ゴム部品から製作できるが、自動車用廃タイヤ、窓枠部品等の、強度・耐候性に優れたものを使用するのが好ましい。
次に、本発明に係る弾性舗装路の施工方法について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る弾性舗装路の施工方法の説明図である。図2において、工程1〜7は、大、中、小の破砕片で構成される弾性舗装材とバインダーとの混合物の製作工程であり、次の工程8〜10は工程1〜6で製作した混合物を一般の路面に施工する工程である。
工程1(切断):回収した廃タイヤ等を切断機で切断する。
廃タイヤに限らず、自動車用等の各種廃ゴム部品を使用できる。廃タイヤの場合種類は問わないが、トレッド部のゴム量の多いものが好ましい。なお、廃ゴム部品の種類によっては、本工程は省略することができる。
工程2(破砕・粉砕):工程1で切断した廃タイヤ等を破砕機・粉砕機に掛けてクラッシュする。
なお、廃ゴム部品の種類によっては、本工程はゴムとその他の繊維、金属などに分別する工程が含まれる。
工程3(篩分け工程):工程2でクラッシュした破砕片を異なるメッシュの複数の篩に掛けて大、中、小の3種類の破砕片に選別する。なお、大の篩の目から篩い落されないものは工程2に戻して再度破砕・粉砕する。
工程4(組合せ配合):工程3で得られた大、中、小の破砕片を所定の混合比率(Wt%)で、組合せ・配合する。
大、中、小の破砕片の配合比率は、重量比で(60〜85):(0〜40):(0〜40)とする。
工程5(前処理) :工程4で得られた、組合せ・配合材に、次工程で添加されるバインダーの接着力を安定化するため、前処理剤を添加してゴム表面を活性化させる。
工程6(バインダー添加) :工程5で活性化された、組合せ・配合材にバインダーを添加し、大、中、小の破砕片で構成された弾性材料とバインダーの混合物とする。
バインダーは、増粘剤を添加して粘度(6,000〜9,000)mPa・s/25℃とした1液型ポリウレタンとする。
工程7(撹拌):工程6で添加したバインダーが、大、中、小の破砕片の表面のすべてに均一に付着し、大、中、小の破砕片の分布が均一になるように撹拌する。
工程8(敷き均し):工程7で撹拌の終了した混合物を、既設の舗装路面に撒布し、敷き均す。なお、弾性舗装材の散布・敷き均しの前に、舗装路面を清掃しプライマーを塗布し、乾燥させた後、そのプライマーの上に必要量のバインダーを塗布する。
工程9(加圧):工程8で敷き均した混合物を転圧機で加圧する。敷き均しの圧力は(1.0〜3.0)×10Paで行う。
工程10(養生):最後に養生を行う。養生時間は、夏場は10H以上、冬場は20H以上とするのが好ましい。
以上、大、中、小の破砕片で構成された弾性材料にバインダーを添加して撹拌した混合物を舗装路面に敷き均して弾性舗装路とする場合について説明したが、本発明は弾性舗装路とその施工方法に限定されるものではなく、長尺(例えば、幅 1.2〜1.8m×長さ 10〜20m×厚さ 20〜30mm)、短尺(例えば、縦 30〜40cm×横 30〜40cm×厚さ 15〜50mm)の成形体として、また端部には、樹脂製等の装飾枠(兼保護枠)を設けて歩行路、走行路、ガーデンの敷石の代替品等とすることもできる。
(1)意匠性
最初に意匠性の評価を行い、大、中、小の破砕片の仕様を決定した。中心粒度の大きさの異なる大、中、小の破砕片に、粘度が8,000mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンを添加し、敷き均しの圧力を(1.5〜2.0)×10Paとし、寸法が縦 15cm×横 15cm×厚さ 20mmの弾性舗装材を20種製作し、パネラー10人による目視評価を行った。
その結果、大の破砕片は、篩の網目の大きさを8.0mm超 15.0mm以下とする破砕片の粒度の分布量(Wt)が90%以上のもの、中の破砕片は、篩の網目の大きさを3.12mm超 8.0mm以下とする破砕片の粒度の分布量(Wt)が90%以上のもの、小の破砕片は、篩の網目の大きさを1.0mm超 3.12mm以下とする破砕片の粒度の分布量(Wt)が90%以上のものの3種を所定の比率で混合したものが、敷石感覚で意匠性の評価が高いことを確認した。
(2)弾性舗装材の仕様
(a)大、中、小の破砕片
上記の意匠性の評価結果に基き、実施例(比較例を含む)における大、中、小の破砕片は粒度の分布量(Wt)が、表1に示すものを使用した。
Figure 0005008082
(b)バインダー
三井化学ポリウレタン社製のバインダー、ハイプレンAX−870に増粘剤(三井化学社製 NBDA)を添加し、粘度を調整して使用した。なお、大、中、小の破砕片は、バインダーの接着信頼性を上げるため必要十分な量の前処理剤を使用して前処理を行った。
(c)敷き均し圧力
(1.5〜2.0)×10Paとした。
(d)破砕片の使用量(カサ比重)
4500N/mとした。
(3)機械的物性
(a)引張強度・伸び率
・引張試験機:(株)島津製作所製 万能引張試験機(AG−B型)
・テストピース: JIS K−6251 ダンベル状3号形
(b)引裂強度
・引裂試験機:(株)島津製作所製 万能引張試験機(AG−B型)
・テストピース: JIS K−6252 切込みなしアングル形
(c)滑り抵抗値
・測定器:英国式振り子式滑り抵抗試験機
・ 試験法:ASTM E303
・ 滑り抵抗値(単位):BPN(British Pendulum Number)
・テストピース:縦50cm×横50cm×厚さ25mm
(d)透水性
・測定器:(株)関西機器製作所 現場透水試験機
・試験法:現場透水試験方法(JHS 233)
・テストピース:縦50cm×横50cm×厚さ25mm
表2は実施例及び比較例の意匠性、機械的物性をそれぞれ表示したものである。実施例1は、破砕片大、中、小の混合比率(Wt%)を75:12.5%:12.5%、ウレタンバインダーの粘度を8,000mPa・s/25℃としたものであり、本発明の標準的仕様である。引張強度0.96MPa、伸び率70%、引裂強度13.2N/mm、透水性1.5×10−2cm/s、滑り抵抗値100(乾燥時)、68(湿潤時)であり、いずれの物性値も規定値をクリアし、意匠性も良好であった。
これに対して、比較例1は大、中、小の破砕片の混合比率(粒度分布を含む)は、実施例1と同じであるが、バインダーに増粘剤を添加しないで、バインダーの粘度を3,000mPa・s/25℃としたものである。そのためバインダーの粘度が低く、バインダーが破砕片間を垂れ落ちて、引張強度、伸び率、引裂強度が規定値に達せず、破砕片(特に表面側)の踏張りが効かず滑り抵抗値も低い。さらに弾性舗装材の表面にバインダーによる皮膜が十分形成されず、光沢が不足し意匠性の評価も低い。
実施例2は、大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を75:25:0として、大、中の2種の破砕片のみからなる混合物とし、ウレタンバインダーの粘度を実施例1の場合と同じ8,000mPa・s/25℃としたものである。透水性が実施例1の1.5×10−2cm/sから2.0×10−2cm/sに増加したがその他の物性は、実施例1と大差ない。
実施例3は、大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を72:14:14として、実施例1の大破砕片の混合比率(Wt%)を僅かに減じて、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を僅かに増やしたものである。透水性が実施例1の1.5×10−2cm/sから1.1×10−2cm/sに、やや減少しているが、その他の機械的物性は、実施例1に近い。
実施例4は大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を71:0:29としたものであり、実施例3に対して、中の破砕片を小の破砕片に概ね振当て、バインダーの粘度を8,000mPa・s/25℃から7,000mPa・s/25℃に下げたものである。実施例3に対して、小の破砕片の混合比率(Wt%)が増加しているが、バインダーの粘度を低下させているので、透水性は1.1×10−2cm/sから1.5×10−2cm/sにむしろ増加し、実施例1の標準的仕様と同じ値となっている。その他の機械的物性は実施例3よりやや低下している。
比較例2は、大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を実施例4と同じにし、バインダーの粘度を実施例4の7000mPa・s/25℃から12,000mPa・s/25℃に増加させたものである。透水性が0.3×10−2cm/sと極端に低下している。バインダーの粘度が高いためバインダーが破砕片全体に均一に分布せず、引張強度・引裂強度が低く、またバインダーが弾性舗装材の上表面に水玉状となって固化しているために、表面に水玉状となって固化したバインダーによって滑り抵抗値(湿潤時,乾燥時)が比較的高い値になったものと考えられる。また表面に水玉状となって固化したバインダーによって意匠性が損なわれている。
実施例5は実施例3に対して、大の破砕片の混合比率(Wt%)を72%から60%に減らし、その相当分を、中、小の破砕片に割振り、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)をそれぞれ14%から20%に増やし、バインダーの粘度を実施例3の8,000mPa・s/25℃から8,400mPa・s/25℃に増加させたものである。
実施例5の機械的物性は、実施例3と大差ない。本実施例では、大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)の変更と同時にバインダーの粘度を上げており、バインダーの粘度の影響を無視することはできないが、この程度の大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)の変更が機械的物性に及ぼす影響はそれほど大きくないと考えられる。
実施例6は、実施例4に対して、大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を、71:0:29から83:0:17としたものであり、大の破砕片の混合比率(Wt%)を増やし、小の破砕片の混合比率(Wt%)を減少させ、バインダーの粘度を7,000mPa・s/25℃から6,500mPa・s/25℃に下げたものであるが、機械的物性は実施例4に近く、いずれの物性も規定値をクリヤしている。
比較例3は、大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を、71:0:29、バインダーの粘度を7,000mPa・s/25℃として、実施例4の破砕片の混合比率(Wt%)、バインダーの粘度と同一にし、バインダーの使用量(大、中、小の破砕片の重量に対する比率(Wt%))を、実施例4の18%から7%に減少したものであるが、比較例3ではバインダーの使用量が少ないため、機械的強度が低く、表面の光沢がなく意匠性も損なわれている。バインダーの使用量(大、中、小の破砕片総重量に対する比率(Wt%))は15〜25%とするのが好ましい。
比較例4は、大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)を0:83:17として、中、小の破砕片のみの配合としたものである。引張強度、引裂強度は規定値をクリヤしているが、弾性舗装材表面の引掛かりが減少し、乾燥時の滑り抵抗値が減少している。また透水性が0.3×10−2cm/sと低く、それに伴い湿潤時の滑り抵抗値が低い。さらに大の破砕片が含まれていないため敷石感覚が低下し、意匠性が損なわれている。
なお、本実施例に係る大、中、小の破砕片は、同一ロット品を使用しているが、大、中、小の破砕片は各種の廃ゴム部品から破砕・粉砕したものでありその性格上一定のバラツキは許容する必要がある。
Figure 0005008082
本発明の実施の形態に係る弾性舗装路の断面の説明図である。 本発明の実施の形態に係る弾性舗装路の施工方法の説明図である。
符号の説明
100・・弾性舗装材
10・・大破砕片
20・・中破砕片
30・・小破砕片
40・・バインダー
50・・空隙

Claims (6)

  1. メッシュの大きさの異なる複数の篩で選別された廃ゴム部品の大、中、小の破砕片から選ばれる2種以上の弾性材料と、バインダーとの混合物を敷き均し、圧力を加えて平準化し、固化させた弾性舗装材であって、
    前記大、中、小の破砕片の最大粒度が篩の網目の大きさで、20mm以下であり、該大、中、小の破砕片のそれぞれの粒度の分布量(Wt)がそれぞれ90%以上を占める篩の網目の大きさは、
    大破砕片が、8.0mm超 15.0mm以下
    中破砕片が、3.12mm超 8.0mm以下
    小破砕片が、1.0mm超 3.12mm以下 であり、
    該大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)は(60〜85):(0〜40):(0〜40)で、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする弾性舗装材。
  2. 前記バインダーが、粘度(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンであり、かつ透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであることを特徴とする請求項1に記載の弾性舗装材。
  3. 前記敷き均しの圧力が、(1.0〜3.0)×10Paであることを特徴とする請求項2に記載の弾性舗装材。
  4. メッシュの大きさの異なる複数の篩で選別された廃ゴム部品の大、中、小の破砕片から選ばれる2種以上の弾性材料と、バインダーとの混合物を既設の路面上に敷き均し、圧力を加えて平準化し、接着・固化させた弾性舗装路であって、
    前記大、中、小の破砕片の最大粒度が篩の網目の大きさで、20mm以下であり、該大、中、小の破砕片のそれぞれの粒度の分布量(Wt)がそれぞれ90%以上を占める篩の網目の大きさは、
    大破砕片が、8.0mm超 15.0mm以下
    中破砕片が、3.12mm超 8.0mm以下
    小破砕片が、1.0超 3.12mm以下 であり、
    該大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)は(60〜85):(0〜40):(0〜40)であり、前記バインダーは、粘度が(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンで、前記敷き均しの圧力は、(1.0〜3.0)×10Paであり、
    既設の路面上に接着・固化後の弾性舗装材の厚さが15〜35mmで、透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする競争馬誘導用の弾性舗装路。
  5. メッシュの大きさの異なる複数の篩で選別された廃ゴム部品の大、中、小の破砕片から選ばれる2種以上の弾性材料と、バインダーとの混合物を敷き均し、圧力を加えて平準化し、固化させる弾性舗装材の成形方法であって、
    前記大、中、小の破砕片の最大粒度が篩の網目の大きさで、20mm以下であり、該大、中、小の破砕片のそれぞれの粒度の分布量(Wt)がそれぞれ90%以上を占める篩の網目の大きさは、
    大破砕片が、8.0mm超 15.0mm以下
    中破砕片が、3.12mm超 8.0mm以下
    小破砕片が、1.0mm超 3.12mm以下 であり、
    該大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)は(60〜85):(0〜40):(0〜40)であり、前記バインダーは、粘度が(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンで、前記敷き均しの圧力は、(1.0〜3.0)×10Paで、透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする弾性舗装材の成形方法。
  6. メッシュの大きさの異なる複数の篩で選別された廃ゴム部品の大、中、小の破砕片から選ばれる2種以上の弾性材料と、バインダーとの混合物を路面上に敷き均し、圧力を加えて平準化し、接着・固化させる弾性舗装路の施工方法であって、
    前記大、中、小の破砕片の最大粒度が篩の網目の大きさで、最大粒度が20mm以下であり、該大、中、小の破砕片のそれぞれの粒度の分布量(Wt)がそれぞれ90%以上を占める篩の網目の大きさは、
    大破砕片が、8.0mm超 15.0mm以下
    中破砕片が、3.12mm超 8.0mm以下
    小破砕片が、1.0mm超 3.12mm以下 であり、
    該大、中、小の破砕片の混合比率(Wt%)は(60〜85):(0〜40):(0〜40)であり、前記バインダーは、粘度が(6,000〜9,000)mPa・s/25℃の1液型ポリウレタンで、前記敷き均しの圧力は(1.0〜3.0)×10Paで、既設路面上に接着・固化後の弾性舗装材の厚さが15〜35mmで、透水性が(1.0〜2.0)×10−2cm/sであり、かつ滑り抵抗値が乾燥状態で85 BPN(British Pendulum Number)以上、湿潤状態で55 BPN以上であることを特徴とする競争馬誘導用の弾性舗装路の施工方法。
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