JP5004896B2 - 情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、端末装置とプログラマブル表示器との間の情報の授受をサーバ装置を介して行う情報管理システムに関するものである。
従来、機器を管理する管理会社(機器メーカや工場設備管理担当部門)が、機器のメンテナンスなどのために、当該機器に組み込まれたプログラマブル表示器に対して情報を授受することが行われている。
例えば、特許文献1には、プログラマブル表示器が監視するデバイスの状態を遠隔地にある端末装置でインターネットを介して監視または制御することが開示されている。引用文献1に開示されたシステムでは、端末装置でプログラマブル表示器に表示される画面と同じ画面を表示するとともに、当該画面からデバイスのデータを取得したり、デバイスのデータを変更したりといった操作をすることができる端末用のデータ(アプレット)を公開サーバ装置から端末装置に送信する。これにより、工場設備管理担当部門の端末装置から装置に組み込まれたプログラマブル表示器と同じ画面を表示させながら、装置内のデバイスのデータを取得したり、デバイスのデータを変更したりすることが可能となる。
特許第3494967号公報(2004年2月9日発行)
上記のシステムでは、1つのローカル制御システムに設けられているプログラマブル表示器に対する情報の授受を、公開サーバ装置によって端末装置からすることができる。しかしながら、当該システムでは、複数のローカル制御システムに設けられたプログラマブル表示器に対する情報の授受を、各プログラマブル表示器に個別に対応した複数の管理者側の端末装置から個別にすることには対応していない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のプログラマブル表示器と個別に対応した複数の管理者との間で、互いにセキュリティ上で分離されることにより干渉されない状態で情報の授受を行うことができる情報管理システムを実現することにある。
本発明に係る情報管理システムは、上記課題を解決するために、複数のプログラマブル表示器と複数の端末装置とがインターネットのようなネットワークを介してサーバ装置に通信可能に接続される情報管理システムであって、前記サーバ装置は、関連付けられた前記プログラマブル表示器および前記端末装置のみがデータの書き込みおよび読み出しを行うことができる分離された領域を有していることを特徴としている。
上記の構成では、例えば、ある端末装置が、関連付けられたプログラマブル表示器に対応する領域にデータを書き込むと、当該プログラマブル表示器が、領域に書き込まれたデータを読み出す。このように、情報管理システムでは、互いに関連付けられたプログラマブル表示器と端末装置との間のデータ(情報)の授受を、単一のサーバ装置に設けられた領域を介して行われる。これにより、複数のプログラマブル表示器と個別に対応した複数の端末装置との間で情報の授受を行うことができる。また、データの書き込みおよび読み出しを行う領域が分離されているので、各領域間ではセキュリティ上でも分離されていることになる。
前記情報管理システムにおいて、前記プログラマブル表示器は、前記プログラマブル表示器は、前記サーバ装置に書き込むための前記データを暗号化する第1暗号化手段を有し、前記端末装置は、前記サーバ装置に書き込むための前記データを暗号化する第2暗号化手段を有し、前記サーバ装置は、受信した前記データを復号化してから再度暗号化して前記領域に書き込み、送信時に前記領域から読み出した前記データを復号化してから再度暗号化する第3暗号化手段を有し、前記プログラマブル表示器および前記端末装置は、前記サーバ装置から読み出された前記データを復号化する復号化手段を有していることが好ましい。これにより、プログラマブル表示器とサーバ装置との間で授受される情報が、他の関係のない管理装置によって参照されることを防止できる。
あるいは、前記情報管理システムにおいて、前記プログラマブル表示器は、前記サーバ装置に書き込むための前記データを暗号化する第1暗号化手段を有し、前記端末装置は、前記サーバ装置に書き込むための前記データを暗号化する第2暗号化手段を有し、前記サーバ装置は、受信した前記データを暗号化されたまま前記領域に書き込み、送信時に前記領域から暗号化された前記データを読み出し、前記プログラマブル表示器および前記端末装置は、前記サーバ装置から読み出された前記データを復号化する復号化手段を有し、前記第1および第2暗号化手段は同一の暗号キーを用いていることが好ましい。これにより、サーバ装置の管理者は、暗号キーを知らなければ、領域に書き込まれたデータを参照することができない。特に、第三者(例えばプログラマブル表示器のメーカ)がサーバ装置を設置して、その管理者となる場合、管理者がデータを参照できないことにより、情報管理システムの利用者の信頼性を高めることができる。
本発明に係る情報管理システムは、以上のように、複数のプログラマブル表示器と複数の端末装置とがネットワークを介してサーバ装置に通信可能に接続される情報管理システムであって、前記サーバ装置が、関連付けられた前記プログラマブル表示器および前記端末装置のみがデータの書き込みおよび読み出しを行うことができる分離された領域を有しているので、プログラマブル表示器を管理する端末装置側の管理者がサーバ装置を独自に設置する必要がなくなり、プログラマブル表示器と端末装置との間で、互いにセキュリティ上で分離されることにより干渉されない状態で効率的に情報を管理することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図7に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1に本実施の形態に係る情報管理システム1の構成を示す。
図1に示すように、本情報管理システム1は、Webサーバ4と、複数のエンドユーザ側システム(図中「エンドユーザ」と記載)U1,U2,…,Unと、複数の管理ユーザ側システム(図中「管理ユーザ」と記載)M1,…,Mnとを備えている。エンドユーザ側システムU1,U2,…,Unと、管理ユーザ側システムM1,…,Mnとは、インターネットを介してWebサーバ4と通信可能に接続されている。
エンドユーザ側システムU1,U2,…,Unは、工場やビルなどエンドユーザ側の設備や施設に構築されており、それぞれ機器E1,E21,E22,…,Enを有している。また、機器E1,E21,E22,…,Enは、それぞれプログラマブル表示器PD1,PD21,PD22,…,PDnを含んでいる。ここで、機器E1,E21,E22,…,Enを代表して説明する場合は単に機器Eと称する。また、プログラマブル表示器PD1,PD21,PD22,…,PDnを代表して説明する場合は単にプログラマブル表示器PDと称する。
プログラマブル表示器PDは、機器E内に設けられた各機器の状態を表示したり、各機器への制御を指示するための操作入力を受け付けたりするための画面を表示する操作型の表示装置である。このプログラマブル表示器PDについては、後に詳しく説明する。
管理ユーザ側システムM1,…,Mnは、それぞれ機器E1,E21,E22,…,Enをエンドユーザに販売した機器メーカや機器メーカから機器24の保守管理を請け負った管理会社などの機器E1,E21,E22,…,Enの管理責任を負う事業者の拠点に構築されている。管理ユーザ側システムM1,…,Mnは、それぞれ機器E1,E21,E22,…,Enを管理するための管理端末T1,…,Tnを有している。ここで、管理端末T1,…,Tnを代表して説明する場合は単に管理端末Tと称する。
管理端末Tは、Webサーバ4を介して対応するプログラマブル表示器PDに対して情報の授受を行う。管理端末Tは、管理ユーザ側システムM1,…,Mnに配置されたコンピュータとして設けられるが、管理ユーザ側システムM1,…,Mnに関連付けられた移動端末機器であってもよい。この管理端末Tについては、後に詳しく説明する。
情報管理システム1においては、管理端末T1とプログラマブル表示器PD1,PD21,PD22とが関連付けられ、管理端末Tnとプログラマブル表示器PDnとが関連付けられている。
Webサーバ4は、データベースDB1,…,DBnを有している。ここで、データベースDB1,…,DBnを代表して説明する場合は単にデータベースDBと称する。データベースDBは、関連するプログラマブル表示器PD毎に分散して設けられている。また、データベースDBは、関連付けられた管理端末Tとプログラマブル表示器PDとの間で情報を授受するために、両ユーザが共有するユーザログを個別に保存している。このユーザログは、ユーザ認証などにより、関連付けられていない管理端末Tやプログラマブル表示器PDから参照(干渉)できないように分離された状態で構成されている。また、ユーザログは、プログラマブル表示器PD毎に分かれて設けられている。これにより、プログラマブル表示器PDは、データを送信するときに管理ユーザシステムMの管理ユーザ名を指定し、その情報でプログラマブル表示器と管理ユーザとがデータベースBD上で関連付けされている。したがって、ユーザログは管理ユーザ毎に分けられているともいえる。
ユーザログには、管理端末Tから書き込まれたプログラマブル表示器PDに対する制御指令が書き込まれる。また、プログラマブル表示器PDは、ユーザログに書き込まれた制御指令を読み出して、その指令を実行する。制御指令の書き込みや読み出しは所定の時間間隔をおいて行われる。
また、管理端末Tとプログラマブル表示器PDとの間の情報の授受は、暗号化された状態で行われる。例えば、管理端末Tからユーザログに書き込まれるデータは、管理端末Tで暗号化されてWebサーバ4に送信される。Webサーバ4は、受信した暗号化されたデータを復元(復号化)して、当該データを暗号化してデータベースDBで保存する。また、ユーザログから読み出されたデータは、Webサーバ4で暗号化されてプログラマブル表示器PDに送信される。Webサーバ4は、データベースDBから暗号化されたデータを読み出すときに復元(復号化)して、当該データを暗号化して送信する。
上記のように構成される情報管理システム1では、管理端末Tとプログラマブル表示器PDとの間で次のようにして情報の授受が行われる。例えば、管理端末T1が、関連付けられたプログラマブル表示器PD1に対応するユーザログに制御指令(データ)を書き込むと、エンドユーザ側システムU1のプログラマブル表示器PD1が、データベースDB1にアクセスして、当該ユーザログに書き込まれた制御指令を読み出して実行する。また、管理端末T1が、関連付けられたプログラマブル表示器PD21に対応するユーザログに制御指令を書き込むと、エンドユーザ側システムU2のプログラマブル表示器PD21が、データベースDB1にアクセスして、当該ユーザログに書き込まれた制御指令を読み出して実行する。さらに、管理端末T1が、関連付けられたプログラマブル表示器PD22に対応するユーザログに制御指令を書き込むと、エンドユーザ側システムU2のプログラマブル表示器PD22が、データベースDB1にアクセスして、当該ユーザログに書き込まれた制御指令を読み出して実行する。
上記のような管理端末Tとプログラマブル表示器PDとの間の情報の授受においては、情報が暗号化されている。これにより、他の関係のない管理端末Tが授受される情報を参照することを防止できる。これにより、インターネット5上でのデータの漏洩を防止できる。特に、プログラマブル表示器PDのメーカがWebサーバ4を設置している場合、Webサーバ4の管理者となるプログラマブル表示器PDのメーカがデータを参照できないことにより、情報管理システム1の利用者(管理ユーザ)の信頼性を高めることができる。
このように、情報管理システム1は、互いに関連付けられたプログラマブル表示器PDと管理端末Tとの間の情報の授受を、単一のWebサーバ4に設けられたユーザログを介して行うように構成されている。これにより、複数のプログラマブル表示器PDと個別に対応した複数の管理端末Tとの間で情報の授受を行うことができる。
従来、機器の情報を管理するシステムは、機器メーカなどの工場設備管理担当部門が構築していたので、機器メーカ毎にシステムを管理する負担が生じていた。これに対し、情報管理システム1は、プログラマブル表示器PDのメーカによって構築され、Webサーバ4はプログラマブル表示器PDのメーカによって設置される。したがって、エンドユーザおよび管理ユーザが情報管理システム1を利用する顧客となり、エンドユーザおよび管理ユーザは、ユーザ登録しておけば、情報管理システム1を利用することができる。また、データベースDBは、Webサーバ4上で、情報管理システム1の利用を契約した顧客毎に用意される。これにより、利用契約をしたユーザは、当該ユーザに関連する機器の情報のみをプログラマブル表示器PDを介して閲覧することができる。
また、上記の情報の授受は暗号化して行われるので、授受される情報が他の機器メーカの管理端末Tから参照されることを防止できる。
なお、管理端末TからデータベースDBに書き込んだ制御指令をプログラマブル表示器PDが読み出す例について説明したが、情報管理システム1では、プログラマブル表示器PDからデータベースDBに書き込んだデータを管理端末Tが読み出すこともできる。
続いて、情報管理システム1の詳細について説明する。
まず、エンドユーザ側システムU1,U2,…,Unについて説明する。
図2に示すように、エンドユーザ側システムU1,U2,…,Unとして設けられるエンドユーザ側システム2は、ファイアウォール21、イントラネット22、管理コンピュータ23および機器24を備えている。エンドユーザ側システム2は、ファイアウォール21によって外部からの不正なアクセスから保護されている。
機器24は、例えば、エンドユーザ側システム2が工場に構築される場合、製造装置や加工装置であったりする。この機器24は、プログラマブル表示器25およびPLC(プログラマブルロジックコントローラ)26が組み込まれている。
プログラマブル表示器25は、CPUなどの演算処理装置を備えており、ユーザが作成した入力操作および表示用の画面データを表示することによりプログラマブル表示器特有の操作機能および表示機能を実現する専用コンピュータである。HMI(Human Machine Interface)機器として好適に使用されるプログラマブル表示器25は、画面データに基づいて、機器24のデバイスD1〜Dnの状態を画面表示する際の動作や、画面への操作に応じてデバイスD1〜Dnの状態を制御するときの動作を特定する。画面データは、画面に関連して行われる各種の処理を規定する処理規定情報を組み合わせて決定されている。
プログラマブル表示器25は、PLC26と通信することにより、デバイスD1〜Dnの状態を示すデータを取得したり、制御指令をデバイスD1〜Dnに与えたりする。また、プログラマブル表示器25は、取得した各デバイスD1〜Dnの状態を、例えば、後述のディスプレイ252に表示したり、後述のタッチパネル253への操作に応じて、出力用のデバイスD1〜Dnに対しては制御指令の入力を受け付けたりする。プログラマブル表示器25については、後に詳しく説明する。
なお、以降、デバイスD1〜Dnを代表して説明する場合は、単にデバイスDと称する。
PLC26は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に、入力ユニットを介して入力用のデバイスDのデータを取り込むとともに、出力用のデバイスDに制御指示を与える。PLC26内のメモリ(デバイスメモリ)は、デバイスDの状態(デバイスDからの出力値やデバイスDへの設定値)を示すデータを、デバイスアドレスで特定される領域に格納している。
デバイスDは、機器24の機能を実現するための各機能部分である。入力用のデバイスDとしては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力用のデバイスDとしては、モータ、アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器、ヒータなどが用いられる。例えば、機器24が加熱装置である場合は、デバイスDとしてヒータや温度センサなどが設けられる。また、機器24が加工装置である場合は、デバイスDとしてワークの搬送装置、ワークの位置決め装置、加工機などが設けられる。
なお、デバイスDは、タッチパネル253からユーザによって入力されたデータを格納するためのデータメモリ256における特定の領域であってもよい。
なお、本実施の形態におけるプログラマブル表示器25は、I/Oを備えることにより、PLC26のように、デバイスD1〜Dnに対して直接データの書き替えや取得を行う制御を有していてもよい。
プログラマブル表示器25は、前述の機能を実現するために、HMI処理部251、ディスプレイ252、タッチパネル253、インターフェース部(図中「I/F」と記載)254,255、データメモリ256およびユーザメモリ257を備えている。以下、プログラマブル表示器25の主要各部について詳細に説明する。
ディスプレイ252は、プログラマブル表示器25を薄型に構成するために、液晶ディスプレイや、ELディスプレイや、プラズマディスプレイのような平板型ディスプレイが好適に用いられる。タッチパネル253は、ディスプレイ252の表示画上でタッチ入力を行うために設けられている入力装置である。
インターフェース部254は、プログラマブル表示器25がWebサーバ4との間の通信を行うための通信制御部であり、インターネット5に接続されている。このインターフェース部254は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)でネットワーク通信を行うことができるように構成される。
一方、インターフェース部255は、プログラマブル表示器25がPLC26との間の通信を行うための通信制御部である。このインターフェース部255は、PLC26がシリアル通信を行う機種である場合にシリアル通信制御を行う一方、PLC26がネットワーク通信を行う機種である場合にネットワーク通信を行うように構成されている。インターフェース部255は、シリアル通信制御を行う場合、PLC26のメーカや機種に応じた通信プロトコルを用いて通信を行う。
データメモリ256は、SRAMによって構成されており、デバイスD1〜Dnから得たデータやプログラマブル表示器25で発生したデータを格納している。
デバイスD1〜Dnから得たデータとしては、サンプリングデータが挙げられる。サンプリングデータは、発生順にデータメモリ256に蓄えられていく。プログラマブル表示器25で発生したデータとしては、アラームデータなどが挙げられる。
アラームデータは、アラームに関する情報であり、デバイスD1〜Dnからのデータに基づいて、データメモリ256などに設けられたアラームビットがONすると、HMI処理部251が、当該アラームビットに対して予め設定されているアラームについての内容(メッセージ)などを発報時刻(受信時刻)と併せて作成するデータ(アラームデータ)である。
また、プログラマブル表示器25に接続された他の外部機器(温調器、インバータ、バーコードリーダーなど)から取り込んだデータもデータメモリ256に格納される。
ユーザメモリ257は、ユーザが作成した画面データなどを格納するためのメモリであり、FEPROM(Flash Erasable and Programmable ROM)が用いられる。FEPROMは、書き替え可能な読み出し専用のフラッシュメモリであるので、一般のパーソナルコンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
画面データは、プログラマブル表示器25に表示される1つ以上のユーザ画面(1フレーム分の画面データによって構成される単位画面)のデータをまとめた画面ファイルである。画面データは、通常、ターゲットシステムやターゲットシステムで製造される製品などに応じた一連の関連する複数の画面データがひとまとまりのプロジェクトファイルとして用意される。この画面データは、管理コンピュータ23などのエディタコンピュータによって作成されて、HMI処理部251で処理可能な形式として画面ファイルに変換された状態で、エディタコンピュータから転送ケーブル(図示せず)やイントラネット22を介して転送され、ユーザメモリ257に格納される。
HMI処理部251は、HMI機能としての制御機能を有しており、そのためのプログラムを実行することによって実現される機能ブロックである。
HMI処理部251を実現するためのプログラムは、プログラマブル表示器25と分離可能に構成される記録媒体にも記録可能であり、その記録媒体からプログラマブル表示器25にインストールされてもよい。当該プログラムは、プログラマブル表示器25の機種に応じた機能を発揮させるために、機種毎に個別に用意されている。
上記の記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものが記録媒体であってもよいし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読み取り可能な構成としてもよい。
また、いずれの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記記録媒体としては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、プログラマブル表示器25が、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能に構成されていれば、当該通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持するようにしてもよい。ただし、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めプログラマブル表示器2に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
HMI処理部251は、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎にPLC26と通信することによって、PLC26のデバイスメモリから、デバイスD1〜Dnの状態を状態データとして取得して、プログラマブル表示器25内に用意された一時的なメモリ空間、例えば前述の作業メモリの特定の領域(状態メモリ領域)に書き込む。また、HMI処理部251は、PLC26のデバイスメモリにおける状態データを更新するように、状態メモリ領域におけるデバイスD1〜Dnの状態データを書き替えて、PLC26に送信する。HMI処理部251は、前述の画面データに基づいて、デバイスD1〜Dnの状態データをPLC26から取得してディスプレイ252上で描画表示するときの動作や、画面への操作に応じてデバイスD1〜Dnの状態の変更を指示するときの動作を処理規定情報によって特定する。
その他、HMI処理部251は、WWW送受信部251aを有している。HMI処理部251は、上記のアラームを発生したときに、そのアラームデータをWebサーバ4に送信するようにWWW受信部251aに指示する。また、HMI処理部251は、データメモリに保存されている上記のサンプリングデータを定期的にWebサーバ4に送信するようにWWW送受信部251aに指示する。
このWWW送受信部251aは、HMI処理部251からアラームデータの送信指示を受けると、当該アラームデータをPOSTコマンドとともにWebサーバ4に送信する。また、WWW送受信部251aは、HMI処理部251からサンプリングデータの送信指示を受けると、当該サンプリングデータをPOSTコマンドとともにWebサーバ4に送信する。送信されるアラームデータや送信タイミングなどのアラーム送信に関する情報は、予め設定されている。同様に、送信されるサンプリングデータや送信タイミング(周期)などのデータ送信(レポート)に関する情報も、予め設定されている。
また、WWW送受信部251aは、データベース42にWebページの形態で保存されている指令ページに書き込まれている制御指令を取得するように、定期的にWebサーバ4にGETコマンドを送信する。さらに、WWW送受信部251aは、送信データを暗号化するとともに、暗号化された受信データの暗号を解除して復元する。
HMI処理部251は、WWW送受信部251aによって取得された制御指令に基づいて、機器24を制御し、その結果として得られるサンプリングデータをWebサーバ4に送信するようにWWW送受信部251aに指示する。また、HMI処理部251は、制御指令によるプログラマブル表示器25のメモリ(データメモリ256等)からのデータの読み出しやプログラマブル表示器25のメモリへのデータの書き込みを予め制限している。
管理コンピュータ23は、機器24の管理をするために設けられているコンピュータであり、イントラネット22を介してプログラマブル表示器25と通信可能に設けられている。また、管理コンピュータ23は、前述の画面データおよびラダープログラムを作成するためのエディタプログラムをインストールしており、エディタコンピュータとしての機能も兼ね備えている。上記のアラーム送信やデータ送信に関する情報については、ユーザが管理コンピュータ23を用いて画面データを作成するときに併せて設定する。
また、管理コンピュータ23は、前述のレポートページを作成する機能を有している。管理コンピュータ23は、HMI処理部251が上記のようにデータの読み出しや書き込み制限する動作をスクリプト言語などによって予め規定しておき、プログラマブル表示器25にダウンロードする。これにより、管理ユーザ側システム3側からエンドユーザ側システム2に対して不必要なデータの読み出しや書き込みをすることができないように制限することができる。
次いで、管理ユーザ側システムM1,…,Mnについて説明する。
図2に示すように、管理ユーザ側システムM1,…,Mnとして設けられる管理ユーザ側システム3は、ファイアウォール31および管理端末32を備えている。この管理ユーザ側システム3は、ファイアウォール31によって外部からの不正なアクセスから保護されている。
管理端末32は、管理端末Tとして設けられており、WWW送受信部321を有している。WWW送受信部321は、データベース42に保存されているレポートページに書き込まれている所望のアラームデータやサンプリングデータを取得するためのGETコマンドをWebサーバ4に送信する。また、WWW送受信部321は、データベース42に保存されている指令ページに指令を書き込むように、適時にWWW送受信部41にPOSTコマンドを送信する。指令として指令ページに書き込まれる情報は、日時、指令の内容、指令の対象となる機器などが定められている。さらに、WWW送受信部321は、送信データを暗号化するとともに、暗号化された受信データの暗号を解除して復元する。
引き続き、Webサーバ4について説明する。
図3に示すように、Webサーバ4は、WWW送受信部41およびデータベース42を備えている。
WWW送受信部41は、プログラマブル表示器25から送信されてきたアラームデータまたはサンプリングデータとPOSTコマンドとを受信すると、当該POSTコマンドにしたがった所望のレポートページにアラームデータまたはサンプリングデータを書き込む。また、WWW送受信部41は、プログラマブル表示器25からのアラームデータまたはサンプリングデータを受信したことをエンドユーザ側システム2へ通知するために、電子メールを管理端末32へ送信する。
データベース42は、前述のデータベースDBとして設けられており、レポートページおよび指令ページを含む前述のユーザログを保存している。
Webサーバ4は、機器24を含む多数の機器と機器メーカとを区分けしてサポートできるようにデータベース42(レポートページおよび指令ページ)を管理する。
さらに、Webサーバ4は、データベース42へのデータの書き込み時および読み出し時における前述の暗号化処理を行うために、暗号化処理部411を有している。
暗号化処理部411は、暗号化されたデータがWWW送受信部41で受信されると、当該データがデータベース42(ユーザログ)に書き込まれる前に、当該データの暗号を一旦解除して復元した後、当該データをさらに暗号化してデータベースDBで保存する。また、暗号化処理部411は、データがデータベース42から読み出されると、当該データをWWW送受信部41から送信する前に、当該データの暗号を一旦解除して復元した後、当該データをさらに暗号化して、WWW送受信部41に渡す。
上記のように構成される情報管理システム1におけるアラーム発生時の動作について説明する。
まず、機器24において、デバイスD1〜Dnのいずれかにアラームの事象となる異常が発生すると、プログラマブル表示器25では、HMI処理部251によってアラームデータが作成される。このアラームデータは、WWW送受信部251aによって、暗号化された状態で、HTTPのPOSTコマンドでインターネット5を介して送信される。Webサーバ4では、このPOSTコマンドとアラームデータとをWWW送受信部41で受信すると、暗号化処理部411による前述の暗号化処理を行って、当該POSTコマンドで指定されるレポートページに上記のアラームデータを書き込む。また、WWW送受信部41は、POSTコマンドおよびアラームデータを受信すると、そのことを通知するための電子メールを管理端末32に送信する。
管理ユーザ側システム3では、機器24の管理担当者が、管理端末32のWWW送受信部321が上記の電子メールを受信したことを確認すると、必要に応じて、電子メールで通知されたアラームデータを取得する指示入力を管理端末32に与える。すると、WWW送受信部321からWebサーバ4に、所望のアラームデータを取得するためのGETコマンドが送信される。
Webサーバ4では、WWW送受信部41によって、GETコマンドが受信されると、GETコマンドで指定されたアラームデータがレポートページから読み出されて、暗号化処理部411によって暗号化された状態で、管理端末32に送信される。そして、管理端末32では、WWW送受信部41からのアラームデータがWWW送受信部321に受信されると、当該アラームデータを暗号化を解除して確認することができる。これにより、機器24の管理担当者は、アラームデータの内容から、機器24に対してどのような措置をとるべきかを判断して実行する。
サンプリングデータについても、アラームデータと同様に、レポートページに書き込まれる。
このように、情報管理システム1では、機器24(プログラマブル表示器25)で発生したアラームデータをHTTPによるWWW通信でWebサーバ4に送信することにより、従来のシステムで用いられていたSTMPによる電子メールの送信と異なり、ファイアウォール21を通過することができる。それゆえ、ファイアウォール21の通過が許可された特定のメールサーバ(SMTPサーバ)を介することなく、直接ファイアウォール21を通過してアラームデータを送信することができる。
また、Webサーバ4は、データベース42にアラームデータなどを単に蓄積しておくだけであるので、エンドユーザと機器24の管理会社とが直接つながることはない。これにより、エンドユーザ側システム2と管理ユーザ側システム3とがVPNなどの専用回線で接続される、あるいはファイアウォールがある程度自由に通過できるようにしておくことを回避できる。また、両者がVPNなどで直結されるということは、互いに見せたくない情報まで覗かれてしまうという不具合が生じるので、エンドユーザ側システム2からの一方向の情報発信とすることにより、このような情報の漏洩を防止することができる。
次いで、Webサーバ4の他の構成について説明する。
図4に示すように、Webサーバ4は、WWW送受信部41およびデータベース42を備えている。
WWW送受信部41は、図3に示すWWW送受信部41の暗号化処理部411の代わりに暗号化処理部412を有している以外は、図3に示すWWW送受信部41と同等の機能を有している。
暗号化処理部412は、プログラマブル表示器25からの暗号キーを用いて暗号化されたデータがWWW送受信部41で受信されると、当該データがデータベース42(ユーザログ)に書き込まれる前に、当該データの暗号を復号化せずに、そのままデータベースDBに保存する。また、暗号化処理部412は、上記の暗号化されたデータが書き込まれているWebページをWWW送受信部41から送信する前に、データベース42から読み出される当該WebページにSSL(Secure Socket Layer)で暗号化してWWW送受信部41に渡す。
暗号化処理部412は、管理端末32のWWW送受信部321からの暗号キーによって暗号化されたデータを暗号化されたままWebページに書き込んで保存する。また、プログラマブル表示器25からWebページに書き込まれたデータが読み出されるときに、当該データを暗号化された状態で読み出す。
上記のように構成される情報管理システム1におけるプログラマブル表示器25と管理端末32との間のデータの授受の動作について、図5ないし図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、機器24において、デバイスD1〜Dnのいずれかにアラームの事象となる異常が発生すると、図5に示すように、HMI処理部251によって作成されたアラームデータ(アラーム情報)が、WWW送受信部251aによって、暗号キーを用いて暗号化される(ステップS1)。そして、この暗号化されたアラームデータは、HTTPのPOSTコマンドでインターネット5を介して送信される(ステップS2)。
Webサーバ4では、図6(a)に示すように、このPOSTコマンドとアラームデータとをWWW送受信部41で受信すると(ステップS11)、暗号化処理部412によって、受信したアラームデータを復号化しないで、当該POSTコマンドで指定されるレポートページそのまま書き込んで保存する(ステップS12)。また、WWW送受信部41は、POSTコマンドおよびアラームデータを受信すると、そのことを通知するための電子メールを管理端末32に送信する。
管理ユーザ側システム3では、機器24の管理担当者が、管理端末32のWWW送受信部321が上記の電子メールを受信したことを確認すると、必要に応じて、電子メールで通知されたアラームデータを取得する指示入力を管理端末32に与える。すると、図7に示すように、WWW送受信部321からWebサーバ4に、所望のアラームデータを取得するためのGETコマンドが送信される。
Webサーバ4では、WWW送受信部41によって、GETコマンドが受信されると、図6(b)に示すように、GETコマンドで指定されたアラームデータを含むレポートページが読み出されて(ステップS13)、暗号化処理部412によってSSLで暗号化された状態で、管理端末32に送信される(ステップS14)。
そして、管理端末32では、図7に示すように、WWW送受信部41から上記のGETコマンドで取得したアラームデータを含むレポートページがWWW送受信部321に受信されると(ステップS21)、レポートページを復号化し、さらにレポートページに記載されたアラームデータを暗号キーで復号化して(ステップS22)、表示する(ステップS23)。
WWW送受信部321は、一般的なWebブラウザで構成される場合、上記の暗号キーによって暗号化されたデータを含みSSLによって暗号化されたWebページを表示することができない。このため、本実施の形態において、WWW送受信部321は、上記の表示機能がアプリケーションプログラムの拡張機能として組み込まれている。このような拡張機能は、Webブラウザから呼び出されるJava(登録商標)アプレットなどの外部プログラムのようなアドインソフトとして提供することが可能である。
上記のようにして、機器24の管理担当者は、アラームデータの内容から、機器24に対してどのような措置をとるべきかを判断して実行する。
サンプリングデータについても、アラームデータと同様に、レポートページに書き込まれる。
また、管理ユーザ側システム3では、図7に示すように、機器24の管理担当者が、管理端末32に制御指令(データ)送信の指示を入力する(ステップS24)。すると、制御指令となる送信データは、WWW送受信部321によって、データの受信時と同じ上記の暗号キーを用いて暗号化されて(ステップS25)、HTTPのPOSTコマンドでインターネット5を介して送信される(ステップS26)WWW送受信部321は、一般的なWebブラウザで構成されている場合、暗号キーを用いた暗号化処理を、上記のアドインソフトが組み込まれることによって実現する。
Webサーバ4では、WWW送受信部41によって、このPOSTコマンドと送信データとが受信される(ステップS11)。すると、暗号化処理部412によって、受信された送信データが復号化されない状態で、当該POSTコマンドで指定される指令ページそのまま書き込まれて保存される(ステップS12)。
プログラマブル表示器25のWWW送受信部251aからWebサーバ4に、制御指令を取得するためのGETコマンドが送信される。Webサーバ4では、WWW送受信部41によって、GETコマンドが受信されると、図6(b)に示すように、GETコマンドで指定された制御指令が指令ページから読み出されて(ステップS13)、暗号化処理部412によって暗号化されたままの状態で、プログラマブル表示器25に送信される(ステップS14)。すると、Webサーバ4からのGETコマンドによって取得された制御指令が、WWW送受信部251aによって受信される(ステップS3)。この制御指令は、WWW送受信部41によって、アラームデータの暗号化のときに用いた暗号キーと同じ暗号キーを用いて復号化される(ステップS4)。そして、HMI処理部251によって、復号化された制御指令が実行される(ステップS5)。
このように、図4に示すWebサーバ4を用いれば、Webサーバ4の管理者が暗号化処理部412を構成するプログラムを改ざんしても、暗号キーを知らない限り、データベース42内のデータを解読することができない。これにより、サーバ装置の管理者でさえも、データベース42のユーザログに書き込まれたデータを参照することを防止できる。特に、第三者(例えばプログラマブル表示器25のメーカ)がWebサーバ4を設置して、その管理者となる場合、管理者がデータを参照できないことにより、情報管理システム1の利用者の信頼性を高めることができる。
続いて、情報管理システム1におけるリモート制御の動作について説明する。
まず、管理端末32は、適時にWebサーバ4のデータベース42に保存されている特定の指令ページにWebブラウザを用いて指令を書き込んでおく。この指令としては、例えば、指令の内容や指令の実行日時などが挙げられる。機器24は、WWW送受信部251aが、定期的にWebサーバ4にGETコマンドを用いて、指令ページに書き込まれている指令を取得する。HMI処理部251は、その指令を実行して、その結果をWWW送受信部251aによってデータベース42のレポートページに書き込む。このように、管理端末32によってデータベース42の指令ページに書き込まれた指令を機器24が定期的に読みに行き、読み取った指令を実行することにより、管理ユーザ側システム3による機器24の間接的なリモートコントロールを実現できる。
また、予め管理ユーザ側システム3から機器24に対するデータの読み出しや書き込みに制限を設けておくことにより、誤りや悪意のある指令を排除することができる。例えば、あるデバイスDのデータの変更を許可するが、他の特定のデバイスDのデータの変更を禁止するという設定が可能となる。これにより、機器メーカが自由に機器24を管理することを制限できる。
このようなリモートコントロールによれば、機器24の設定値が経時変化によって変動してエラーが発生して設定値の調整が必要となったときに、機器24がWebサーバ4に定期的に指令を確認し、設定値を変更する指令が書き込まれていると、機器24がその設定値の変更を実行する。
具体的には、機器24の温度を1時間毎に送信する場合、徐々に温度が高くなっていることがわかれば、管理ユーザ側システム3から温度を下げる指令を出すことになる。この場合、温度が上がった理由をもっと詳しく知りたい場合に、温度レジスタに記憶されている温度を送信する指令を指令ページに書き込んでおく。また、通常は1つの情報があれば足りるが、特別な状況において、その他の情報も必要である場合に利用する。これに対し、機器24を含む各機器は同じ指令ページを確認しているが、機器番号に応じて指令を出すこともできる。具体的には、例えば、1号機だけを動作させたいときは、1号機が指令を確認しにきたときに1号機に指令を渡し、2号機(他の機器)が確認しにきたときは2号機に空指令(指令のない状態)を渡す。
なお、機器24から定期的にポーリングしてWebサーバ4の制御指令を確認するときは、空データ(データがない状態)をWebサーバ4に送信してもよい。あるいは、機器24からポーリングをせずに、アラームが発生したときのみWebサーバ4にレポートし、指令ページに何か書き込みがされているかを確認してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の情報管理システムは、互いに関連付けられた複数のプログラマブル表示器と端末装置とがデータの読み書きを行う共通の領域を単一のサーバを設けておき、プログラマブル表示器と端末装置とがインターネットを介して当該サーバに対してデータの読み書きを行うので、複数のプログラマブル表示器と個別に対応した複数の管理者との間で情報の授受を行うことができプログラマブル表示器を含むシステムを管理する用途に好適に利用できる。
本発明の実施の一形態を示す情報管理システムの構成を示すブロック図である。 上記情報管理システムの詳細な構成を示すブロック図である。 上記情報管理システムにおけるWebサーバの詳細な構成を示すブロック図である。 上記情報管理システムにおける他のWebサーバの詳細な構成を示すブロック図である。 図4に示すWebサーバを用いた上記情報管理システムにおけるプログラマブル表示器のデータの送受信手順を示すフローチャートである。 (a)は図4に示すWebサーバのデータの受信手順を示すフローチャートであり、(b)は当該Webサーバのデータの受信手順を示すフローチャートである。 図4に示すWebサーバを用いた上記情報管理システムにおける管理端末のデータの送受信手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報管理システム
2 エンドユーザ側システム
3 管理ユーザ側システム
4 Webサーバ(サーバ装置)
5 インターネット
24 機器
25 プログラマブル表示器
31 ファイアウォール
32 管理端末(端末装置)
41 WWW送受信部
42 データベース
251 HMI処理部
251a WWW送受信部(第1暗号化手段)
321 WWW送受信部(第2暗号化手段)
411 暗号化処理部(第3暗号化手段)
412 暗号化処理部
D1〜Dn デバイス
DB1〜DBn データベース
E1〜En 機器
M1〜Mn 管理ユーザ側システム
PD1〜PDn プログラマブル表示器
T1〜Tn 管理端末(端末装置)
U1〜Un エンドユーザ側システム

Claims (3)

  1. 複数のプログラマブル表示器と複数の端末装置とがネットワークを介してサーバ装置に通信可能に接続される情報管理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    関連付けられた前記プログラマブル表示器および前記端末装置のみがデータの書き込みおよび読み出しを行うことができるように領域が分離され
    前記データを保存するデータ保存ファイルが前記領域に前記プログラマブル表示器毎に分かれて設けられ、
    前記プログラマブル表示器から送信された前記データを第1データとして受信して前記データ保存ファイルに書き込み、前記端末装置から送信された前記データを第2データとして受信して前記データ保存ファイルに書き込み、前記端末装置からの要求に応じて前記第1データを前記データ保存ファイルから読み出して送信し、前記プログラマブル表示器からの要求に応じて前記第2データを前記データ保存ファイルから読み出して送信する第1送受信手段を有し、
    前記プログラマブル表示器は、
    前記第1データを前記サーバ装置に送信するとともに、前記サーバ装置に保存されている前記第2データを前記サーバ装置から受信する第2送受信手段と、
    受信した前記第2データを制御指令として実行する指令実行手段とを有し、
    前記端末装置は、前記第1データを前記サーバ装置から受信するとともに、前記第2データを前記サーバ装置に送信する第3送受信手段を有していることを特徴とする情報管理システム。
  2. 前記第1データは、前記プログラマブル表示器がデバイスから取得したサンプリングデータまたは前記プログラマブル表示器において発生したアラームデータであることを特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。
  3. 前記第1送受信手段は、受信した前記第1データがアラームデータであると、当該アラームデータを受信したことを通知するメールを前記端末装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報管理システム。
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