JP5004693B2 - 画像処理装置及びそのノイズ除去方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置及びそのノイズ除去方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、静止画や動画を撮影する画像処理装置及びそのノイズ除去方法、並びに前記ノイズ除去方法を実現するためのコンピュータで読み取り可能なプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ、携帯電話等に用いられるCCDなどの固体撮像素子は、小型化及び高画素化が進み、固体撮像素子を駆動させる撮像回路の駆動周波数が高くなってきている。また、撮像装置には固体撮像素子の駆動回路以外に、CPUなどの制御システム回路、DRAMなどのメモリ回路及びLCD等の表示回路を有する。これらの回路のそれぞれが異なる高い周波数のクロック信号で動作している。
このような複数の異なる周波数のクロック信号が混在する撮像装置において、装置の小型化により基板面積が小さくなり、各回路間のクロック干渉が無視できない問題となっている。CCDセンサなどの電荷を水平転送しているときのクロック信号の干渉と電源配線パターンの干渉、アナログ信号の干渉などが挙げられる。これらのクロック信号の干渉が起こると、干渉したクロック信号のノイズ(ビートノイズ)が撮像した映像信号に重畳してしまい、得られる画像データの品位が劣化する問題がある。
このような問題に関連して、特許文献1においては、ビートノイズをキャンセルする技術が提案されている。この技術の装置では、2種類のクロックにより形成されるビートノイズの1周期に相当する画素数分の複数チャンネルを設けている。さらに、キャプチャ中の黒基準画素期間の各画素の信号、つまり光学的黒領域における各画素の信号を順次複数チャンネル毎に積分するマルチチャンネルクランプ回路を開示している。そして、この積分値を入力画像データから減算することでビートノイズを取り除く方法が提案されている。
特開2002−152600号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、光学的黒領域内の水平オプティカルブラック領域においてビートノイズデータを検出する際に、次のような問題点があった。即ち、1ライン単位でビートノイズを検出する場合には、黒基準画素期間が20〜30画素程度であるため、ランダムノイズを含んだオプティカルブラック領域の積分回数が少なくなる。そのため、ビートノイズの検出精度を上げることが難しかった。
また、1ライン以上の単位でビートノイズを検出する際は、画像上部の領域が狭い場合、画像上部のビートノイズの検出精度を上げることが難しかった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、ビートノイズの検出精度を向上させて、良好なビートノイズ除去を行うことができる画像処理装置及びそのノイズ除去方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、有効画素領域、前記有効画素領域の垂直方向に位置する垂直光学的黒領域、および、前記有効画素領域の水平方向に位置する水平光学的黒領域を有するCCDで構成された撮像素子の前記有効画素領域から得られた画素データから、期的なビートノイズ成分を除去する画像処理装置であって、前記垂直光学的黒領域および前記水平光学的黒領域の中から、少なくともいずれかの光学的黒領域を指定する指定手段と、前記ビートノイズ成分の周期で、前記指定手段にて指定された光学的黒領域から得られる複数の画素データを複数の積分手段に振り分ける振り分け手段と、前記複数の積分手段における積分結果から、前記期的なビートノイズ成分を示す複数のノイズデータを求めるノイズ検出手段と、前記効画素領域から得られる素データに含まれるビートノイズ成分の位相と、前記複数のノイズデータにより示されるビートノイズ成分の位相とが一致するように、前記効画素領域から得られる各画素データの値から、前記ノイズデータの値を減算することで補正する補正手段と、を備え、前記垂直光学的黒領域は、スミアの発生時には前記スミアの成分を含む光学的黒領域であり、前記指定手段は、前記撮像素子によって静止画が生成される場合には少なくとも前記垂直光学的黒領域を指定し、前記撮像素子によって動画が生成される場合には前記垂直光学的黒領域を指定せずに前記水平光学的黒領域を指定することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置のノイズ除去方法は、指定手段、振り分け手段、ノイズ検出手段、及び補正手段を有し、有効画素領域、前記有効画素領域の垂直方向に位置する垂直光学的黒領域、および、前記有効画素領域の水平方向に位置する水平光学的黒領域を有するCCDで構成された撮像素子の前記有効画素領域から得られた画素データから、期的なビートノイズ成分を除去する画像処理装置のノイズ除去方法であって、前記指定手段が、前記垂直光学的黒領域および前記水平光学的黒領域の中から、少なくともいずれかの光学的黒領域を指定する指定工程と、前記振り分け手段が、前記ビートノイズ成分の周期で、前記指定工程にて指定された光学的黒領域から得られる複数の画素データを複数の積分手段に振り分ける振り分け工程と、前記ノイズ検出手段が、前記複数の積分手段における積分結果から、前記撮像素子から得られる画素データに含まれる周期的なビートノイズ成分を示す複数のノイズデータを求めるノイズ検出工程と、前記補正手段が、前記撮像素子の有効画素領域から得られる複数の画素データに含まれるビートノイズ成分の位相と、前記複数のノイズデータにより示されるビートノイズ成分の位相とが一致するように、前記撮像素子の有効画素領域から得られる各画素データの値から、前記ノイズデータの値を減算することで補正する補正工程と、を有し、前記垂直光学的黒領域は、スミアの発生時には前記スミアの成分を含む光学的黒領域であり、前記指定工程において、前記指定手段が、前記撮像素子によって静止画が生成される場合には少なくとも前記垂直光学的黒領域を指定し、前記撮像素子によって動画が生成される場合には前記垂直光学的黒領域を指定せずに前記水平光学的黒領域を指定することを特徴とする。
本発明によれば、ビートノイズの検出精度が向上し、良好なビートノイズ除去を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
〈撮像装置の機能〉
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の機能を示す機能ブロック図である。
この撮像装置は、ビートノイズ信号の周期が画素データの周期の整数倍であり、ビートノイズ信号の除去を行うことが可能になる構成となっている。以下、具体的に説明する。
図1に示すように、この撮像装置は、撮像レンズ101、絞り機構102、被写体光を受光して光電変換する半導体の撮像素子103を有している。撮像素子(撮像部)103には、CCD撮像素子やCMOS撮像素子等の半導体技術による固体撮像素子が使用可能であり、フォトダイオードなどの光電変換素子が二次元的に配設されている。
また、同期信号発生器(SSG)104及びタイミングジェネレータ(TG)105を備えている。SSG104は、固定値の周期である水平同期信号HD(以下、HD信号という)及び垂直同期信号VD(以下、VD信号という)を生成する機能を有する。TG105は、HD信号及びVD信号に同期した信号であって、撮像素子103を駆動させる各種の制御信号を生成する機能を有する。
さらに、撮像素子103の出力側には、CDS(Correlated Double Sampling)回路及びゲイン調整アンプ(AGC)から成る回路部121と、A/D変換回路106が順次接続されている。CDS回路は、撮像素子103から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持する回路であり、AGCは、その撮像信号を増幅する回路である。A/D変換回路106は、増幅後の撮像信号をデジタル信号に変換する回路である。
そして、A/D変換回路106の出力側には、ビートノイズ検出回路107と、ビートノイズ除去回路108が接続され、ビートノイズ検出回路107の出力側にはゲイン調整回路120が接続されている。ビートノイズ検出回路107は、A/D変換回路106から出力された画像データに含まれるビートノイズ成分の1周期分のビートノイズデータを光学的黒画素データより算出する回路である。ビートノイズ除去回路108は、ビートノイズ検出回路107において算出されたビートノイズ1周期分のビートノイズデータを画像データから減算する回路である。また、ゲイン調整回路120は、ビートノイズ検出回路107で求められたビートノイズデータのゲイン調整を行う回路である。
一方、SSG104の出力側には、ウィンドウ回路109が接続されている。ウィンドウ回路109は、ビートノイズ検出回路107及びビートノイズ除去回路108を駆動する制御信号を生成する回路である。
システムコントローラ110は、上記したTG105、ウィンドウ回路109、ビートノイズ検出回路107、ゲイン調整回路120、及びビートノイズ除去回路108等の各回路のモードやパラメータを決定する。
また、ビートノイズ除去回路108の出力側には、信号処理回路111を介してメモり制御回路112が接続されている。信号処理回路111は、画像データに対して補間処理や色変換処理などの画像処理を行う回路であり、メモリ制御回路112は、DRAM113と各回路114、115、117、118のバスアービトレーションを行う回路である。
DRAM113は、信号処理された画像データを一時記憶するメモリであり、変倍回路114は、画像データの縮小や拡大を行う回路である。また、表示制御回路115は、LCD116で画像データを表示するための回路であり、圧縮伸長回路117は、画像データをJPEG圧縮方式などの圧縮方式で圧縮及び/又は伸長するための回路である。またI/F回路118は、圧縮伸長回路117で圧縮された画像データを記録する脱着可能なメモリカード119とのインターフェースを行うである。
〈撮像装置の撮像動作〉
次に、図1に示した撮像装置の撮像動作について説明する。
TG105は、SSG104において生成されるHD信号及びVD信号から撮像素子103を駆動する制御信号を生成する。撮像素子103は、TG105による制御信号のタイミングに基づき、レンズ101及び絞り102を通過した光信号を電気信号へと変換する。
撮像素子103において読み込まれたアナログの画像信号は、A/D変換回路106によりアナログの画像信号からデジタルの画像データに変換されて、ビートノイズ検出回路107及びビートノイズ除去回路108及びメモリ制御回路112へ出力される。ウィンドウ回路109は、HD信号及びVD信号をデコードし、ビートノイズ検出回路107へイネーブル信号INTG_ON、セレクト信号INTG_SEL、リセット信号INTG_CLRを出力する。さらに、ビートノイズ除去回路108へビートノイズデータセレクト信号NZ_SELを出力する。
イネーブル信号INTG_ONがハイレベルの期間の総画素数はビートノイズ1周期分の画素数の倍数になるようにHD信号及びVD信号をデコードする。例えば、ビートノイズ1周期分の画素数が4画素、積分回数が10回の場合では、
イネーブル信号INTG_ONがハイレベルの期間の総画素=
ビートノイズ1周期分の画素数×積分回数=4×10=40画素 …(式1)
と表される。
また、ビートノイズ検出回路107は、ウィンドウ回路109から供給された制御信号に従ってビートノイズ1周期当たりの画素数のビートノイズデータを求める。ゲイン調整回路120は、ビートノイズ検出回路107で求められたビートノイズデータのゲイン調整を行う。そしてビートノイズ除去回路108において、撮像された画像データからゲイン調整回路120により求められたビートノイズデータを減算して、ビートノイズ成分を除去した画像データを出力する。
ビートノイズ除去回路108から出力される画像データは、信号処理回路111において信号処理され、メモリ制御回路112を介してDRAM113へ格納される。また、変倍回路114は、DRAM113に格納されている画像データを読み出し、LCD116に表示させるため、720×480画素程度のサイズに変倍処理をして、表示制御回路115を介して画像データをLCD116に表示する。また、圧縮伸長回路117においては、DRAM113から読み出した画像データを圧縮処理し、その圧縮処理された圧縮画像データをDRAM113に書き込む。さらに、I/F回路118においては、DRAM113から読み出した圧縮画像データをメモリカード119へ書き込む。
〈ビートノイズ検出回路の構成及び動作〉
図2は、ビートノイズの周期が4画素周期である場合のビートノイズ検出回路107の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係る撮像装置の撮像部内の配置構成と信号との関係を示す模式図である。
図3に示すように、撮像素子103は、二次元的に配設された光電変換素子に対して被写体像が入射可能な被写体領域である有効画素領域501と、前記光電変換素子が遮光された非被写体領域であるオプティカルブラック領域(光学的黒領域)を有している。オプティカルブラック領域は、有効画素領域501の垂直方向(画像データの上部領域)の端部に配設された垂直オプティカルブラック領域(以下、垂直OBブラックと記す)502を備えている。さらに、有効画素領域501の水平方向(画像データの左領域又は右領域)の端部に配設された水平オプティカルブラック領域(以下、水平OBブラックと記す)503も備えている。
ビートノイズ検出回路107は、積分器202〜205を備え、ウィンドウ回路109からの信号INTG_CLRがハイレベルになると、これら積分器202〜205の積分値がリセットされる。この信号INTG_CLRは、図3に示す504のリセット位置においてハイレベルになり、積分器202〜205のリセット動作が行われる。
図3におけるリセット位置504の次の画素データからは、ウィンドウ回路109より出力された信号INTG_ONがハイレベルになる。したがって、図2に示すAND回路200で、A/D変換回路106より出力される画像データが信号INTG_ONでゲートされて振り分け回路201へ送られる。
したがって、信号INTEG_ONを図3のB,Cに示すようにハイレベル期間を制御することにより、垂直OB領域502又は水平OB領域503に含まれる光学的黒画素データに対して、積分器202〜205のいずれかにおいて積分が行われる。
この積分を行う期間は、上記の(式1)で記載したように、
ビートノイズ1周期分の画素数×積分回数
になるようにハイレベルの期間を決める。また、複数ラインに渡って積分することができる構成となっている。
なお、複数ラインに亘って積分する場合で、且つHD周期とビートノイズ周期の倍数が異なる場合には、HD信号の立ち下りから同じ時間後の画素におけるビートノイズの位相がライン毎に変化するため、ライン毎に位相を補正しなければならない。この補正方法については、後述する。
このようにして、ビートノイズデータを得るために、垂直OB領域502又は水平OB領域503に含まれる光学的黒画像データを積分する。この積分領域が広いほどビートノイズデータの精度が良くなるため、より多くの積分領域を選択するようにする。
例えば、「垂直OB領域の画素数」<「水平OB領域の画素数」の場合には、水平OB領域503を積分してビートノイズを検出する。「垂直OB領域の画素数」>「水平OB領域の画素数」の場合には、垂直OB領域502を積分してビートノイズを検出する。
即ち、垂直OB領域502の範囲が狭い場合は水平OB領域503のビートノイズを検出し、検出後の画像データをDRAM113に一旦記憶し、その記憶した画像データをDRAM113から読み出す。そして、検出したビートノイズデータを用いて、該画像データのビートノイズを除去する。また、水平OB領域503が小さい場合は垂直OB領域502でビートノイズを検出する。検出した領域が画像上部のため、検出したビートノイズデータを用いて画像データの被写体領域(画像下部)のビートノイズを除去する。以下、具体的なフローを図4及び図5を用いて説明する。
図4は、水平OB領域503を積分する場合の本実施の形態に係る動作を示すフローチャートである。
まず水平OB領域503においてオプティカルブラック領域のデータを積分する(S801)。そして、ビートノイズの検出に使用した画像データを同時にDRAM113に一旦保持してから(S802)、DRAM113に保持した画像データを読み出して(S803)、検出したビートノイズデータを用いてビートノイズを除去する(S805)。
図5は、垂直OB領域502を積分する場合の本実施の形態に係る動作を示すフローチャートである。
まず、画像データの上部にある垂直OB領域502でオプティカルブラック領域の画素データを積分する(S901)。ビートノイズを検出した後(S902)に続く画像データにおいて、画像データの上部で検出したビートノイズデータを用いてビートノイズを除去する(S903)。この場合は、水平OB領域503を積分する場合と異なり、ビートノイズを検出してから画像データをDRAM113に一旦保持せずにビートノイズを除去することができる。そのため、画像データを一旦保持するための記憶領域の削減やバンド幅の削減に寄与することができる。
また、水平OB領域503の信号INTG_ON(信号C)と垂直OB領域502の信号INTG_ON(信号B)の論理和(OR)をとることで、画像上部や画像下部ではINTG_ON(信号D)となる。それ以外の部分(有効画素501を含む領域)ではINTG_ON(信号E)となる。
また、水平OB領域503と垂直OB領域502の両方を用いて、ビートノイズを検出してもよい。これにより、積分する領域の画素数が増加するので検出されたビートノイズデータの精度が良くなる。即ち、システムコントローラ110は、ビートノイズ検出を行うオプティカルブラック領域の検出領域を制御できる構成となっている。例えば、静止画撮影時(第1の撮影モード)には、水平OB領域503、垂直OB領域502、又は水平OB領域503と垂直OB領域502の両方を選択する。また、動画撮影時やEVF表示時、撮影待機状態(ライブビュー)時(第2の撮影モード)には、水平OB領域503を選択する。このように、システムコントローラ110は、ビートノイズ検出の検出領域を1箇所または複数箇所指定(選択可能)することができる構成である。
これにより、静止画撮影時には広い範囲でビートノイズを検出することになるので、精度の良いビートノイズデータを生成できる。また、動画撮影時にはスミアを含まない水平OB領域503でビートノイズを検出することができるため、スミアの影響を受けないビートノイズデータを生成できる。スミアとは、画像に高輝度な縞状の帯ができる現象である。
このように、ビートノイズを除去するために用いるビートノイズデータを、垂直OB領域又は水平OB領域などの広い領域で検出することで、検出するビートノイズデータの検出精度の向上を図ることができる(S/Nの向上)。これによって良好なビートノイズ除去を行うことができる。
以下、本実施の形態におけるビートノイズデータの生成処理とビートノイズの除去処理について、詳細に説明する。
〈ビートノイズデータの生成〉
図6は、ビートノイズ検出回路107の処理を示すフローチャートを説明する。
図2の振り分け回路201は、ウィンドウ回路109より出力される信号INTG_SELの値に従い、信号INTG_ONでゲートされた(S701)画像データを、積分器202、203、204及び205のいずれかへ振り分ける(S703)。信号INTG_ONでゲートされない場合は、画像データを0クリアしたデータ(S702)を積分器202、積分器203、積分器204及び積分器205のいずれかへ振り分ける。
信号INTG_SELは、図3に示すように、信号INTG_ONがハイレベル、即ち“1”の期間において、ビートノイズ周期の画素数の範囲で、供給される画像データを1画素ずつ順番に選択を周期的に繰り返す信号である。
第1の実施の形態では、ビートノイズ周期が4画素周期であると仮定したので、信号INTG_SELが0、1、2、3、0・・・と繰り返す。この場合、振り分け回路201は光学的黒画素データの振り分け出力先を、それぞれ積分器202、積分器203、積分器204、積分器205、積分器202・・・と繰り返して切り替える。このような動作によって、積分器202〜積分器205は、このように供給された光学的黒画素データを積分する。
ビートノイズ検出回路107に設けられる積分器の数はビートノイズの周期の画素数によって決まる。第1の実施の形態においてはビートノイズの周期が4画素周期であるため、4個の積分器202〜205が設けられている。当然にして、ビートノイズの周期が4画素周期以下の場合においても、ビートノイズの周期に応じて信号INTG_SELの周期を変化させることにより対応できる。例えばビートノイズの周期が3画素周期であれば、信号INTG_SELを0、1、2、0、1、2、・・・と変化させればよい。また、ビートノイズの周期が4画素周期以上であれば、積分器の数をビートノイズの周期に応じて増やせば対処可能である。
また、信号INTG_ON、信号INTG_SEL及び信号INTG_CLRは、図7に示すように、ウィンドウ回路109に設けたそれぞれ水平カウンタ405及び垂直カウンタ406の出力をデコーダ407〜410でデコードすることで生成される。
信号INTG_CLRが0の場合は、振り分けられたデータを積分器202〜205で積分する(S705)。信号INTG_CLRが1の場合は積分器202〜205に保持されたデータは0にクリアする(S706)。
また、積分器202の積分結果は、除算器206においてNで除算される(S708)。Nの値は積分器202に積分された値を正規化するように決定し、図1のシステムコントローラ110が指定する。同様に、除算器207は積分器203の積分結果を、除算器208は積分器204の積分結果を、除算器209は積分器205の積分結果をそれぞれNで除算し、1画素当たりの信号レベルに正規化する。
次に、最小値検出回路210において、除算器206〜209で正規化されたデータの中から最小値MINを検出する(S709)。減算器211〜214において、除算器206〜209からの正規化されたデータからそれぞれ最小値MINを減算することで、ビートノイズの直流(DC)成分が除去される(S710)。そして、ビートノイズの直流(DC)成分が除去されたデータをデータラッチ215〜218で保持する(S711)。
以上の方法により、ビートノイズの1周期分の画素値であるビートノイズデータNZ1、NZ2、NZ3及びNZ4が生成される。
〈ビートノイズの除去〉
次に、ビートノイズ除去回路108におけるビートノイズ除去処理について説明する。図8は、図1中のビートノイズ除去回路108の構成を示す回路図である。
セレクタ601は、ゲイン補正回路120において生成されたビートノイズデータNZ1、NZ2、NZ3及びNZ4を後述する選択制御信号NZ_SELに従って選択する。
選択制御信号NZ_SELはウィンドウ回路109で求められる。デコーダ410は、1ライン目の初期位相をNZ1(この時、NZ_SELは0とする)、ビートノイズ信号の1周期分の画素数を4画素とすると、1ライン目の選択制御信号NZ_SELは0、1、2、3、0、1、…の順番となる。
また、HD周期とビートノイズ周期の倍数値が異なる場合、
ライン毎の初期位相のズレ=
(HD周期+前のラインの初期位相)%ビートノイズ周期 …(式2)
となる。ここで、例えばA%BはAをBで割ったときの剰余を表す。
例えばHD周期が42画素とすると、
ライン毎の初期位相のズレ=(42+0)%4=2 … (式3)
となるため、2ライン目の初期位相は2と表せる。
したがって、2ライン目の初期位相は、選択制御信号NZ_SEL=2となる。
このように選択制御信号NZ_SELはウィンドウ回路109で生成され、ビートノイズ除去回路108で使用可能となる。
そして、セレクタ602により、メモリ制御回路112からの画素データとA/D変換回路106から供給される画素データとを後述する選択制御信号PASS_SELに従って選択する。減算器603では、セレクタ602の出力画素データからセレクタ601で選択されたビートノイズデータを減算する。
システムコントローラ110は、メモリ制御回路112からの画素データとA/D変換回路106から供給される画素データのどちらを使用するかに応じて選択制御信号PASS_SELを制御する。例えば、垂直OB領域502でビートノイズを検出した場合には、システムコントローラ110は、選択制御信号PASS_SEL=1とするように制御する。また、動画撮影時に水平OB領域503でビートノイズ検出し、ゲイン調整回路120でビートノイズデータのゲイン調整を行った場合でも同様に、選択制御信号PASS_SEL=1とするように制御する。選択制御信号PASS_SEL=1の場合は、撮像した画像データをDRAM113に一旦保持することなしに、ビートノイズを除去することができる。
垂直OB領域502で十分なOB領域が得られない場合(積分回数が少ない場合など)には、水平OB領域503でビートノイズを検出する。この場合、DRAM113に画像データを一旦保持して、DRAM113から画像データを読み出してビートノイズ除去回路108に通すために、システムコントローラ110は、選択制御信号PASS_SEL=0となるように制御する。
以上の方法により、ビートノイズ除去回路108からビートノイズが除去された画像データが出力される。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、動画撮影時やEVF表示時、撮影待機状態(ライブビュー)時において、ビートノイズを検出する検出領域として、スミアが発生しない水平OB領域503を用いる場合について説明する。
水平OB領域503でビートノイズを検出する場合且つ画像データを記憶領域に一旦保持しない場合、ビートノイズを除去するためには前のフレーム(又はフィールド)のビートノイズデータを用いてビートノイズを除去する。前のフレームでビートノイズを検出した場合、そのビートノイズデータを次のフレームで用いるために、図2のデータラッチ215〜218(遅延手段)に保持しておく。つまり、検出したビートノイズデータを所定のフレーム期間に亘って遅延させることになる。そして、保持しておいたビートノイズデータを次のフレームで減算することによって、ビートノイズを除去する。
以前のフレームのビートノイズデータを用いてビートノイズを除去する場合、且つVD周期(1垂直期間)がビートノイズ周期の倍数と異なる場合には、前のフレームのビートノイズと次のフレームのビートノイズの位相補正する。
次のフレームの初期位相=
(前のフレームの初期位相+VD周期)%ビートノイズ周期 … (式4)
となる、
例えば、VD周期を299画素、ビートノイズ周期を4画素、前のフレームの初期位相を3とした場合、
次のフレームの初期位相=(3+299)%4=302%4=2 … (式5)
となるため、次のフレームの初期位相は2となる。これにより、VD周期がビートノイズ周期の倍数と異なる場合でもビートノイズを除去することができる。
また、CDS/AGC回路121でゲインのコントロールがなされ、前のフレームと次のフレームとでゲインが変化した場合、前のフレームで検出したビートノイズデータにゲインをかける。ゲインが変化したときでも、ゲイン補正したビートノイズデータを用いて次のフレームのビートノイズを除去することができる。
次に、ゲイン調整回路120について説明をする。
図9は、図1中のゲイン調整回路120の構成を示す回路図である。
ゲイン調整回路120は、動画撮影時に前のフレームと次のフレームでゲインが変化する場合、ビートノイズ検出回路107で求められたビートノイズデータNZ1、NZ2、NZ3及びNZ4のゲイン調整をする回路である。ビートノイズ周期を4画素とした場合には、図9に示すように、4つの乗算器から構成される。そして、これら乗算器に対して、それぞれビートノイズデータNZ(n)1、NZ(n)2、NZ(n)3及びNZ(n)4と、システムコントローラ110が出力する制御信号GAIN_ADJが入力される。そして、ゲイン調整されたビートノイズデータNZ(n+1)1、NZ(n+1)2、NZ(n+1)3及びNZ(n+1)4が出力されるようになっている。
水平OB領域503を用いて、撮像しながらビートノイズを除去する場合、DRAM113に撮像した画像データ(以下、撮像データと記す)を一旦保持する。そして、メモリ制御回路112により、DRAM113に保持した該撮像データを読み出し、この撮像データをビートノイズ除去回路108を通さなければ画像全体のビートノイズを除去できない。そのため、DRAM113に撮像データを一旦保持する場合、バンド幅が大きくなり、DRAM113に撮像データの一時記憶用の記憶領域を確保しなければならない。
これを避けるために、DRAM113に撮像データの一時記憶用の記憶領域を確保しない場合について、図10を用いて説明する。
DRAM113に撮像データを保持せずに、前のフレームF(n)のビートノイズデータNZ(n)を用いてビートノイズを除去する場合、前のフレームF(n)と次のフレームF(n+1)の画像全体のゲインが変わることがある。そのため、前のフレームF(n)で検出したビートノイズデータNZ(n)のゲイン調整を次のように行う。
前のフレームF(n)のゲインG(n)で検出したビートノイズデータをビートノイズデータNZ(n)とし、次のフレームF(n+1)のゲインG(n+1)で検出したビートノイズデータをビートノイズデータNZ(n+1)とする。
例えば、ゲインが2倍に上がる場合、
G(n+1)=G(n)×2 … (式6)
となる。GAIN_ADJ=2とすると、
前のフレームF(n)と次のフレームF(n+1)のビートノイズデータNZの関係式は、NZ(n+1)=NZ(n)×GAIN_ADJ … (式7)
と表される。
前記したVD周期とビートノイズ周期の倍数値が異なった場合の初期位相のズレを算出し、前のフレームで検出したビートノイズデータを用いてビートノイズを除去する。
このように、ゲイン調整回路120でビートノイズデータのゲインを調整することで、動画撮影時に前のフレームと次のフレームのゲインが変化しても、ビートノイズ除去回路108に正しいビートノイズデータを与え、ビートノイズを除去することが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態では、撮像素子103としてCMOSセンサを使用した撮像装置において、動画撮影時などCMOSセンサから画素を間引いて読み出す場合でのビートノイズ除去方法について説明する。
〈実施例1〉
図11は、第3の実施の形態に係る実施例1のビートノイズ除去処理を示すフローチャートである。図12及び図13は、第3の実施の形態に係る実施例1の処理を説明するための模式的説明図である。
図11において、まず、有効画素領域501と垂直OB領域502との画素間引き間隔、つまりCMOSセンサの画素読み出し間隔が同一の場合(S1201の「垂直同じ」)、S1202へ進む。S1202では、図12に示すINTG_ON信号αがハイレベルのとき垂直OB領域502の積分を行う。そして、積分したデータを正規化しビートノイズデータを得る(S1203)。
次にS1203で得たビートノイズデータを用いて、有効画素領域501のビートノイズの除去を行う(S1204)。このビートノイズの除去は、S1203でビートノイズの検出を行うためのカウンタと同期して行う。
図12の例では、ビートノイズの周期が4画素の場合であり、且つ垂直OB領域502においてビートノイズデータA、B、C、Dが検出された例を示している。なお、図中の「○」印と「×」印は、画素を示しており、「×」印は間引かれた画素を示している。
有効画素領域501におけるビートノイズの除去に用いるためのビートノイズデータA、B、C、Dを選択する順番は、次のようになる。即ち、有効画素領域501における画素1003が用いるビートノイズデータはビートノイズデータAである。同様に、画素1004はビートノイズデータB、画素1005はビートノイズデータC、画素1006はビートノイズデータDである。その結果、図13に示すように、それぞれのビートノイズデータA、B、C、Dの位相差は+1画素となる。その結果、ビートノイズ検出を行うためのカウンタ(+1インクリメント)とビートノイズ除去を行うためのカウンタ(+1インクリメント)は共通化することができる。そのため、垂直OB領域502と有効画素領域501の間引き間隔が同じ場合は垂直OB領域502でビートノイズ検出を行うように、検出領域を選択するのである(S1202)。
これにより、画素間引きがなされた画像データにビートノイズが重畳した場合でも、ビートノイズ検出を行うための水平カウンタと、ビートノイズ除去を行うための水平カウンタとを、例えば図7の水平カウンタ405で共通化することができる。
CMOSセンサは、画素読み出しがXYアドレス方式であるので、太陽光など明るい光を撮像した場合に垂直方向に高輝度な縞は発生しない(原理的にスミアは発生しない)。したがって、垂直OB領域502でビートノイズ検出を行っても、スミアの影響を受けない。
また、有効画素領域501と水平OB領域503の画素間引き間隔(センサの画素読み出し間隔)が同じ場合(S1202の「水平同じ」)は、図12のINTG_ON信号βがハイレベルのときに水平OB領域S1007の積分を行う(S1205)。そして、積分したデータを正規化し、ビートノイズデータを得る(S1206)。次に画像データをDRAM113に一旦保持し、その保持した画像データから、S1206で得たビートノイズデータを用いてビートノイズを除去する(S1207)。
〈実施例2〉
図14は、第3の実施の形態に係る実施例2のビートノイズ除去処理を示すフローチャートである。図15及び図16は、第3の実施の形態に係る実施例1の処理を説明するための模式的説明図である。
図14において、まず、垂直OB領域502又は水平OB領域503と有効画素領域501の画素間引きの間隔が同じ場合(S1301のYES)、図11のS1201の処理へ移る。垂直OB領域502又は水平OB領域503と有効画素領域501の画素間引きの間隔が異なる場合は(S1301でNO)、次のようにオプティカルブラック領域の選択を行う(S1302)。即ち、垂直OB領域502、水平OB領域503、又はその両方を選択し(S1302)、ビートノイズ検出を行う(S1303)。
ビートノイズの検出では、垂直OB領域502の選択時では、図15のINTG_ON信号αがハイレベルのときにオプティカルブラック領域の積分を行う。水平OB領域503の選択時では、図15のINTG_ON信号βがハイレベルのときにオプティカルブラック領域の積分を行う。
次に、S1303で検出したビートノイズデータを用いてビートノイズ除去を行う(S1304)。このビートノイズ除去では、次のような処理を行う。
図15の例では、ビートノイズの周期が4画素の場合であり、ビートノイズデータA、B、C、Dが検出された例を示している。有効画素領域501におけるビートノイズ除去に用いるためのビートノイズデータA、B、C、Dを選択する順番は、画素1103、1104、1105、1106それぞれに対して、ビートノイズデータC、B、A、Dとなる。その結果、図16に示すように、それぞれのビートノイズデータC、B、A、Dの位相差は+3となる。
以上から、ビートノイズ検出の水平カウンタは+1インクリメントし、ビートノイズ除去の水平カウンタは+3インクリメントすることによって有効画素領域501のビートノイズの除去が可能となる。
なお、図15の例では、水平カウンタのインクリメント値について説明したが、垂直方向の画素間引きが異なる場合でも垂直カウンタについて同様にインクリメント値を変更することでビートノイズ除去を行うことができる。これより、センサからの画素読み出し方法がオプティカルブラック領域と有効画素領域で異なっても、正しくビートノイズデータを選択し、ビートノイズ除去を行うことが可能となる。
なお、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う場合である。
第1の実施の形態に係る撮像装置の機能を示す機能ブロック図である。 ビートノイズの周期が4画素周期である場合のビートノイズ検出回路の構成を示すブロック図である。 撮像部内の配置構成と信号との関係を示す模式図である。 水平OB領域503を積分する場合の本実施の形態に係る動作を示すフローチャートである。 垂直OB領域502を積分する場合の本実施の形態に係る動作を示すフローチャートである。 ビートノイズ検出回路107の処理を示すフローチャートである。 ウィンドウ回路の構成図である。 図1中のビートノイズ除去回路の構成を示す回路図である。 図1中のゲイン調整回路の構成を示す回路図である。 ゲイン調整を説明するための説明図である。 第3の実施の形態に係る実施例1のビートノイズ除去処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る実施例1の処理を説明するための模式的説明図である。 第3の実施の形態に係る実施例1の処理を説明するための模式的説明図である。 第3の実施の形態に係る実施例2のビートノイズ除去処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る実施例1の処理を説明するための模式的説明図である。 第3の実施の形態に係る実施例1の処理を説明するための模式的説明図である。
符号の説明
103 撮像素子
107 ビートノイズ検出回路
108 ビートノイズ除去回路
110 システムコントローラ
112 メモリ制御回路
113 DRAM
120 ゲイン調整回路

Claims (4)

  1. 有効画素領域、前記有効画素領域の垂直方向に位置する垂直光学的黒領域、および、前記有効画素領域の水平方向に位置する水平光学的黒領域を有するCCDで構成された撮像素子の前記有効画素領域から得られた画素データから、期的なビートノイズ成分を除去する画像処理装置であって、
    前記垂直光学的黒領域および前記水平光学的黒領域の中から、少なくともいずれかの光学的黒領域を指定する指定手段と、
    前記ビートノイズ成分の周期で、前記指定手段にて指定された光学的黒領域から得られる複数の画素データを複数の積分手段に振り分ける振り分け手段と、
    前記複数の積分手段における積分結果から、前記期的なビートノイズ成分を示す複数のノイズデータを求めるノイズ検出手段と、
    前記効画素領域から得られる素データに含まれるビートノイズ成分の位相と、前記複数のノイズデータにより示されるビートノイズ成分の位相とが一致するように、前記効画素領域から得られる各画素データの値から、前記ノイズデータの値を減算することで補正する補正手段と、を備え
    前記垂直光学的黒領域は、スミアの発生時には前記スミアの成分を含む光学的黒領域であり、
    前記指定手段は、前記撮像素子によって静止画が生成される場合には少なくとも前記垂直光学的黒領域を指定し、前記撮像素子によって動画が生成される場合には前記垂直光学的黒領域を指定せずに前記水平光学的黒領域を指定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、第1の画像データにおける有効画素領域から得られる各画素データの値から、前記第1の画像データよりも前に得られた第2の画像データの水平光学的黒領域から検出されたノイズデータの値を減算するものであって、
    前記第1の画像データにかけられるゲインと、前記第2の画像データにかけられるゲインの違いに応じて、前記ノイズ検出手段によって検出したノイズデータにゲインをかけることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 指定手段、振り分け手段、ノイズ検出手段、及び補正手段を有し、有効画素領域、前記有効画素領域の垂直方向に位置する垂直光学的黒領域、および、前記有効画素領域の水平方向に位置する水平光学的黒領域を有するCCDで構成された撮像素子の前記有効画素領域から得られた画素データから、期的なビートノイズ成分を除去する画像処理装置のノイズ除去方法であって、
    前記指定手段が、前記垂直光学的黒領域および前記水平光学的黒領域の中から、少なくともいずれかの光学的黒領域を指定する指定工程と、
    前記振り分け手段が、前記ビートノイズ成分の周期で、前記指定工程にて指定された光学的黒領域から得られる複数の画素データを複数の積分手段に振り分ける振り分け工程と、
    前記ノイズ検出手段が、前記複数の積分手段における積分結果から、前記撮像素子から得られる画素データに含まれる周期的なビートノイズ成分を示す複数のノイズデータを求めるノイズ検出工程と、
    前記補正手段が、前記撮像素子の有効画素領域から得られる複数の画素データに含まれるビートノイズ成分の位相と、前記複数のノイズデータにより示されるビートノイズ成分の位相とが一致するように、前記撮像素子の有効画素領域から得られる各画素データの値から、前記ノイズデータの値を減算することで補正する補正工程と、を有し
    前記垂直光学的黒領域は、スミアの発生時には前記スミアの成分を含む光学的黒領域であり、
    前記指定工程において、前記指定手段が、前記撮像素子によって静止画が生成される場合には少なくとも前記垂直光学的黒領域を指定し、前記撮像素子によって動画が生成される場合には前記垂直光学的黒領域を指定せずに前記水平光学的黒領域を指定することを特徴とする画像処理装置のノイズ除去方法。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置のノイズ除去方法をコンピュータにより実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。
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