JP4999373B2 - 内容物充填ボトルの製造方法及びその装置 - Google Patents

内容物充填ボトルの製造方法及びその装置 Download PDF

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本発明は、内容物充填ボトルの製造方法及びその装置に関し、詳しくは、底部の一部が胴部の軸線方向に外側に突出して形成されており、この突出する部分が胴部内方に反転して凹入自在とされている合成樹脂製ボトルの内部に液状内容物を充填して充填ボトルを製造する方法、及びその方法を実現する装置に関する。
飲料等の液状内容物を収容する内容物充填用のボトルとして、例えばポリエチレンテレフタレート製のブロー成形ボトル(PETボトル)が知られている。
この種のボトルにおいては、キャップにより口部を密封した後に内容物が冷却されると、内容物の体積減少等によりボトル内が減圧状態となり、この影響からボトルの胴部が変形して外観上好ましくない。
このため、充填後の内容物の冷却による内部の減圧に伴う変形を均等に吸収する撓み自在のパネルを胴部に複数形成しておくことが行われている(例えば、特許文献1参照)。しかし、このようなパネルを設けた場合には、ボトル形状が複雑となってボトルの材料コストが増加する。
そこで、ボトルの底部の一部を凹凸反転自在とし、その反転部を底部の外側に突出させた状態で液状内容物を充填し、ボトル口部をキャップによって封止した後に反転部をボトルの内方に凹入させるようにしたものが知られている(特許文献2参照)。
特許文献2に記載のボトルにおいては、液状内容物の充填に先立って、ボトル底部の反転部を外側に押出して突出状態とする。次いで、底部の反転部が外側に突出した状態のボトルの内部に液状内容物を充填し、ボトル口部をキャップにより封止する。その後、外側に突出した状態のボトル底部の反転部をボトル内部方向に押し上げ凹入する。これによって、ボトル内部の圧力が増加された状態となり、液状内容物が冷却される等により減圧状態となっても、ボトル内部の圧力が相殺されて容器の胴部の減圧変形が生じない。このように、ボトル底部に凹凸反転自在の反転部を設け、内容物充填ボトルの製造段階で反転部を反転させるようにすれば、ボトルの胴部に前述のような変形を均等に吸収するためのパネルを設ける必要がなく、ボトルデザインの自由度が向上すると共にボトルの材料コストを低減することができる。
特開平6−72423号公報 特表2006−501109
しかし、ボトル底部の凹凸反転によって胴部の減圧変形を防止するボトルにおいては、内容物の充填に先立ってボトル底部の反転部を外側に突出させておかなければならず、ボトル底部が不安定となって自立させた状態で搬送することが困難となる。
そこで、ボトル底部に、安定した接地部を有する筒状のパックを装着してパック内に底部の反転部を収容することにより、反転部の凹凸状態にかかわらずパックを介してボトルを自立させることができ、安定した自立搬送が行える。
しかし、上記のようなパックを装着する場合には、パックを装着する工程を更に設けなければならず、工程数が増加して効率が悪化する不都合がある。しかも、例えば、常温の内容物を充填(所謂アセプティック充填)する場合には、内外面が殺菌処理されたボトルが用いられて無菌状態での充填作業が行われるが、このときボトルにパックを装着しておくためには、パック自体にも殺菌処理等を施さなければならず作業工数が増加して効率が低下する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、底部の凹凸反転によって胴部の減圧変形を防止する内容物充填ボトルの製造において、衛生的に優れ且つ効率良く品質の高い内容物充填ボトルを製造することができ、特に、常温の内容物を充填する所謂アセプティック充填に好適な内容物充填ボトルの製造方法及び装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、合成樹脂製ボトルの内部に液状内容物が密封されてなる内容物充填ボトルを製造する方法と装置に関するものである。本発明においては、中空の胴部の上端部にキャップが嵌着可能な口部を備えると共に、該胴部の下端部を閉塞する底部を備え、前記胴部の上部には溝状の凹部が形成され、前記底部の一部には、胴部外部に向かって胴部の軸線方向に突出形成されていて胴部の軸線方向内方に反転して凹入自在の反転突出部が設けられているボトルを採用する。
前記目的を達成するための本発明の方法は、前記反転突出部が胴部外部に突出状態とされた内容物が未充填の空ボトルの内部に常温の液状内容物を充填する内容物充填工程と、該内容物充填工程により内部に液状内容物が充填された充填ボトルの口部にキャップを嵌着して封止する封止工程とを備え、更に、前記封止工程によりキャップが嵌着された充填ボトルを保持するボトル保持工程と、該ボトル保持工程により保持された充填ボトルの底部の前記反転突出部を上方に押圧してボトル内方に反転凹入させる底部凹入工程とを備え、前記ボトル保持工程においては、前記封止工程によりキャップが嵌着された充填ボトルの胴部上部及び口部に連なる肩部を胴部把持手段により把持すると共に、該胴部把持手段の下方に設けた底部支持手段により反転突出部を除く充填ボトルの底部を保持し、前記胴部把持手段により充填ボトルの胴部上部及び口部に連なる肩部を把持したとき、該胴部把持手段に備える係止凸部を前記胴部の凹部に係止させることにより、該充填ボトルが前記底部支持手段に保持されるに先立って該充填ボトルを上下動不能に保持することを特徴とする。
本発明の方法によれば、内容物充填工程と封止工程とを行った後に、底部凹入工程により反転突出部をボトル内方に反転凹入する。このとき、ボトルは、前記ボトル保持工程により、前記封止工程でキャップが嵌着された充填ボトルの胴部上部及び口部に連なる肩部を胴部把持手段で把持して該充填ボトルを上下動不能に保持した状態に維持される。これにより、ボトルを自立させることなく反転突出部をボトル内方に反転凹入させることができる。従って、従来のようなボトルの自立補助具としてのパックが不要であり、パックの装着や取り外し作業を廃して製造効率を向上させることができる。しかも、パックを用いないことにより、無菌状態で常温の内容物を充填するアセプティック充填を行うときに衛生的に好ましく、パックの殺菌処理等も不要となって効率低下を防止することができる。
更に、本発明の前記ボトル保持工程においては、前記胴部把持手段の下方に設けた底部支持手段により反転突出部を除く充填ボトルの底部を保持し、前記胴部把持手段により充填ボトルの胴部上部及び口部に連なる肩部を把持したとき、該胴部把持手段に備える係止凸部を前記胴部の凹部に係止させることにより、該充填ボトルが前記底部支持手段に保持されるに先立って該充填ボトルを上下動不能に保持することを特徴とする。
これにより、底部凹入工程を行うときに、ボトルは肩部と底部とが上下で固定された状態となり、反転突出部の押圧の際の底部位置決めが正確に行えるので、確実に反転突出部をボトル内方に反転凹入させることができる。
また、本発明の装置は、前記反転突出部が胴部外部に突出状態とされた内容物が未充填の空ボトルの内部に常温の液状内容物を充填する内容物充填手段と、該内容物充填手段により内部に液状内容物が充填された充填ボトルの口部にキャップを嵌着して封止する封止手段と、前記封止手段によりキャップが嵌着された充填ボトルを保持するボトル保持手段と、該ボトル保持手段により保持された充填ボトルの底部の前記反転突出部を上方に押圧してボトル内方に反転凹入させる底部凹入手段とを備え、前記ボトル保持手段は、胴部上部と肩部とを把持する胴部把持手段と、該胴部把持手段の下方に設けられ、充填ボトルの底部を支持する底部支持手段とを備え、前記胴部把持手段は、前記充填ボトルが前記底部支持手段に保持されるに先立って該充填ボトルを上下動不能に保持すべく前記胴部上部及び口部に連なる肩部を把持すると同時に該胴部の凹部に係止する係止凸部を備え、前記底部支持手段は、ボトルの底部に対応する支持凹部と、前記反転突出部に対応する底部下方を開放する開放部とを備えることを特徴とする。
本発明の装置においては、ボトル保持手段を設けたことにより、底部凹入手段によって反転突出部を上方に押圧してボトル内方に反転凹入させるとき、ボトルを上下動不能に確実に保持することができ、パックを不要として反転突出部の反転凹入作業を容易に行うことができる。これによって、従来のように内容物の充填から反転突出部の反転凹入までの作業でパックをボトルに装着しなくてもよく、充填及び封止作業を衛生的に良好に且つ効率よく行うことができる。しかも、ボトルへのパックの装着や取り外しを行う機構が不要となって装置構成が簡略化でき、設置スペースを小とすることができると共に、製造コストを低減することができる。
また、前記ボトル保持手段は、胴部上部と肩部とを把持する胴部把持手段と、該胴部把持手段の下方に設けられ、充填ボトルの底部を支持する底部支持手段とを備え、前記胴部把持手段は、前記充填ボトルが前記底部支持手段に保持されるに先立って該充填ボトルを上下動不能に保持すべく前記胴部上部及び口部に連なる肩部を把持すると同時に該胴部の凹部に係止する係止凸部を備え、前記底部支持手段は、ボトルの底部に対応する支持凹部と、前記反転突出部に対応する底部下方を開放する開放部とを備えることを特徴とする。
これにより、底部凹入手段により反転突出部をボトル内方に反転凹入させるときに、ボトルは胴部把持手段と底部支持手段とによって肩部と底部とが上下から挟持された状態となり、反転突出部の押圧の際の底部位置決めが正確に行えるので、確実に反転突出部をボトル内方に反転凹入させることができる。更に、胴部把持手段は、充填ボトルが底部支持手段に保持されるに先立って該充填ボトルを上下動不能に保持すべく前記胴部上部及び口部に連なる肩部を把持すると同時に該胴部の凹部に係止する係止凸部を備え、底部支持手段は反転突出部に対応する底部下方を開放する開放部を備えるので、ボトルの底部から下方に反転突出部が突出していても確実にボトルを支持することができ、しかも、ボトルの底部に対応する支持凹部を備えているので、ボトルの底部がその周囲から押えられて底部の不用意な変形が確実に防止された状態で底部凹入工程を行うことができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の装置は飲料等の内容物が充填された内容物充填ボトルを製造するものであり、図1に示す底部凹入手段1を要部として備えている。更に、図示しないが、底部凹入手段1の上流側には、ボトル2(図2参照)に内容物を充填する周知の構成の内容物充填手段であるフィラーと、ボトル2をキャップ8により封止する周知の構成の封止手段であるキャッパー(図示せず)とが設けられる。なお、実施形態においては、殺菌後に常温となった液状内容物を充填するアセプティック充填が行われるものであり、周知のように、フィラーの上流側にボトル2の殺菌処理装置が設けられ、キャッパーを含む上流側が無菌環境に設定される。ここで、図1において仮想線示され符号3により示されるものは、キャッパーのボトル排出側に接続された排出路の一部である。該排出路3は、無菌環境にあるキャッパーの排出側における外気の影響を考慮したものである。即ち、アセプティック充填を行う場合には、図示しないが、前述した通りキャッパーが無菌雰囲気内にあって、キャッパーを構成する各機器類の無菌状態が維持される。そして、キャッパーの排出側においては、例えば、無菌雰囲気と外気とが接する位置をキャッパーを構成する各機器類からできるだけ遠ざけることで、無菌雰囲気への外気混入を抑制する。そこで、キャッパーの排出側に下流に向かって複数の排出ターレットを配設することによりキャッパーの排出路3を比較的長距離とし、複数の排出ターレットを設けた排出路3の終端までの間を無菌雰囲気とする。これにより、排出路3の終端側で無菌雰囲気と外気とが接しても、排出路3の始端側は外気によって無菌雰囲気が阻害されず、キャッパーを構成する各機器類の無菌状態が維持されるようになっている。
本実施形態において採用するボトル2は、ブロー成形されたポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)製であって、図2に示すように、上方に開口する口部4と、口部4の下端部から拡径する肩部5を介して連なる中空の胴部6と、胴部6の下端部を閉塞する底部7とからなっている。
口部4には、キャップ8(図6参照)を螺着する螺着部9が形成され、螺着部9の下部には外周に張り出す鍔部10が形成されている。更に、鍔部10と肩部5との間には首部11が形成されている。
底部7には、その外周側に環状の接地部12が形成され、接地部12の内方には胴部6の軸線に沿って外側(下方)に突出する反転突出部13が形成されている。反転突出部13は胴部6の内方と外方とに向かって対称形状に凹凸反転自在の傾斜部14と、傾斜部14に包囲された領域(底部7の中央部)に胴部6の内方に突出形成された内方突出部15とを備えている。傾斜部14の外周縁には第1ヒンジ部16が環状に設けられ、傾斜部14の内周縁(内方突出部15との境界部)には第2ヒンジ部17が環状に設けられている。傾斜部14は第1ヒンジ部16と第2ヒンジ部17との屈曲により凹凸反転されるようになっている。一方、内方突出部15は反転するものではなく、傾斜部14の反転に伴う上下位置の移動が生じるだけで、その形状は維持される。また、胴部6には強度を確保するために、図2及び図5に示すように溝状の凹部として複数のビード18が形成されている。更に、図示しないが、胴部6に減圧吸収パネルを形成してもよい。
また、ボトル2は、少なくともフィラーに投入される前に反転突出部13が胴部6の外側(下方)に突出している。このようなボトル2は、ブロー成形時に金型(図示しない)内で反転突出部13が外側に突出するように成形することにより得られる。このように反転突出部13が外側に突出した状態で成形されたボトル2を用いて、例えば、インラインでフィラーに搬入することにより、反転突出部13が内側に凹入された状態のボトルを用いた場合のフィラー投入前に反転突出部13を外側に突出させる作業工程が不要となるため効率及びコスト的に有利である。
次に、本実施形態の装置の要部を説明する。図1に示すように、前記底部凹入手段1の上流には、内容物が充填されて口部4がキャップ8により封止された状態のボトル2(以下、充填ボトルと言う)を投入する充填ボトル投入ターレット19が設けられている。
充填ボトル投入ターレット19は、図7(a)に一部を示すように、充填ボトル2の下半部を保持する保持部20と、保持部20内の充填ボトル2の外れを防止する規制板21とを備え、図示しないキャッパーの排出路3からボトルチャック22に首部11が保持されて排出された充填ボトル2を、底部凹入手段1に投入する。底部凹入手段1の下流側には、充填ボトル2を排出する排出ターレット23及び排出コンベア24が設けられている。
底部凹入手段1は、図3に示すように、基台25に立設された支柱26と、該支柱26に回転自在に支持された駆動用ギヤ27と、該ギヤ27と一体に回転するターンテーブル28とを備えている。また、支柱26の上端部には天板29が回転自在に支持され、天板29とターンテーブル28とは上下方向に延びる複数の案内ロッド30によって一体に連結されている。ギヤ27は図示しないモータ等の回転駆動手段に連結されている。
更に、底部凹入手段1は、案内ロッド30に固定して支持された充填ボトルチャック31(胴部把持手段)と、充填ボトルチャック31の下方位置で案内ロッド30に昇降自在に支持されたボトル支持テーブル32(底部支持手段)とを備えている。充填ボトルチャック31とボトル支持テーブル32とは、本発明のボトル保持手段を構成するものである。
充填ボトルチャック31は、図4に示すように、案内ロッド30に固定支持されたベースブロック33と、該ベースブロック33に開閉自在に支持された一対の把持部材34とを備えている。また、充填ボトルチャック31のベースブロック33の外側にはピニオンギヤ35が設けられ、ピニオンギヤ35は、図3に示すように、案内ロッド30に沿って昇降自在に設けられたラック36に歯合する。図4に示すように、ピニオンギヤ35は、回転軸37を介してベースブロック33に内蔵された図示しない開閉機構を駆動する。そして、ラック36の昇降に応じてピニオンギヤ35が回転し、これによって両把持部材34が開閉する。図3に示すように、ラック36はカムフォロア38を備え、カムフォロア38は前記支柱26の外周に設けられたカムレール39に案内されてラック36を昇降させる。
充填ボトルチャック31の両把持部材34は、図5に示すように、充填ボトル2の胴部6の最上部に位置するビード18に係止する係止凸部40を備えている。また、係止凸部40の上方側には、充填ボトル2の肩部5に対応する形状の押さえ凹部41が形成されている。これによって、充填ボトルチャック31は、両把持部材34が閉じた状態で、ボトル2の胴部6の外周から肩部5の上面にかけてを外側から包持するようにして強固な把持状態を維持する。
ボトル支持テーブル32は、図3及び図6に示すように、充填ボトル2を載置するボトル載置部42と、案内ロッド30に昇降自在に支持された昇降ブロック43とを備えている。昇降ブロッ43は、図3に示すように、カムフォロア44を備え、カムフォロア44は前記支柱26の外周に設けられたカムレール45に案内されてボトル載置部42を昇降させる。ボトル載置部42には、図6に示すように、充填ボトル2の底部7に対応する支持凹部46と前記反転突出部13に対応する下方を開放する開放部47とが形成されている。ボトル支持テーブル32は、充填ボトルチャック31に保持された充填ボトル2の底部7に向かって上昇することによって充填ボトル2をボトル載置部42に載置した状態とする。
更に、底部凹入手段1の案内ロッド30には、図3に示すように、アクチベータパンチ48が昇降自在に支持されている。アクチベータパンチ48は、図6に示すように、昇降軸49の上端に連設され、昇降軸49は案内筒50に緩衝用バネ51を介して昇降自在に保持されている。アクチベータパンチ48の先端には、反転突出部13の傾斜部14及び内方突出部15に対応する形状の押し上げ当接部52が形成されている。案内筒50は、図3に示すように、案内ロッド30に摺動自在に保持された摺動ブロック53に連設されている。摺動ブロック53はカムフォロア54を備え、カムフォロア54は前記支柱26の外周に設けられたカムレール55に案内されてアクチベータパンチ48を昇降させる。なお、本実施形態においては、押し上げ当接部52の形状は、反転突出部13の傾斜部14及び内方突出部15に対応するものを示したが、例えば、図示しないが、傾斜部14の一部に周状に当接する形状であってもよい。
アクチベータパンチ48は、ボトル支持テーブル32の各ボトル載置部42の下方に配設され、支柱26周りの回転時にカムレール55の案内によりボトル載置部42の開放部47を貫通して上昇する。これにより、アクチベータパンチ48の先端が充填ボトル2の下方に突出している反転突出部13を押し上げ、充填ボトル2の内方に向かって凹入させる。このとき、案内筒50の内部には緩衝用バネ51が設けられていることにより、アクチベータパンチ48からの過剰な押し上げ力が反転突出部13に付与されるのが防止され、反転突出部13の損傷が確実に防止される。また、アクチベータパンチ48の先端に押し上げ当接部52を設けたことにより、反転突出部13を凹入するときに凹入形状に沿って確実に凹入することができ、不用意な底部7の変形を確実に防止して反転突出部13を円滑に凹入させることができる。しかも、アクチベータパンチ48による反転突出部13の押し上げ時には、充填ボトル2の底部7がボトル載置部42の支持凹部46により規制されていることにより、充填ボトル2の底部7の不用意な変形を確実に防止している。
そして、このように構成された底部凹入手段1は、前記充填ボトル投入ターレット19の採用により、充填ボトル2を自立させて投入するような従来のコンベアが不要であり、しかも、前記ボトル支持テーブル32を備えることで充填ボトル2の底部7に自立補助具としてのパック等を装着することも不要であるため、従来のパックの装着や取り外しを行う機構もパックの搬入搬出を行う機構等も不要となり、極めてコンパクトに構成して、設置スペースを小とすることができる。
以上のように構成された本実施形態の装置によって、次のようにして内容物充填ボトルを製造する。即ち、図示しないが、フィラーにより、反転突出部13が下方に反転突出された図2示した空ボトル2の内部に液状内容物を充填し(内容物充填工程)、キャッパーにより、内部に液状内容物が充填された充填ボトル2の口部4にキャップ8を嵌着して封止する(封止工程)。なお、空ボトル2は、フィラー及びキャッパーにおいては、自立させることなくボトル2の首部11を把持して搬送しつつ作業が進められ、図2に示すように、ブロー成形時に反転突出部13が下方に反転突出された状態に形成されていても支障なく充填及び封止作業を行うことができる。
次いで、図1及び図3に示す底部凹入手段1により、図6に示すように、充填ボトル2の下方に突出する反転突出部13を上方に押圧してボトル2の内方に反転凹入させる(底部凹入工程)。底部凹入手段1においては、先ず、図7(a)に示すように、充填ボトル投入ターレット19に保持されて投入された充填ボトル2が、図7(b)に示すように、充填ボトルチャック31の把持により受け渡される。充填ボトル2の受け渡しが完了した後、図7(c)に示すように、ボトル支持テーブル32を上昇させて、ボトル載置部42に充填ボトル2を載置させる。これにより、充填ボトル2は、充填ボトルチャック31とボトル支持テーブル32とに上下方向から挟持された状態となり、上動不能に位置決めされる。
そして、この位置決め状態を維持して、図7(d)に示すように、アクチベータパンチ48を上昇させ、充填ボトル2の突出状態の反転突出部13をアクチベータパンチ48の先端により押し上げて凹入させる。このとき、図6に示すように、アクチベータパンチ48の押し上げ当接部52が、凹入形状に沿って反転突出部13を凹入するので、不用意な底部7の変形を確実に防止して反転突出部13を円滑に凹入させることができる。しかも、充填ボトル2が充填ボトルチャック31により位置決めされ、更に、ボトル載置部42の支持凹部46により底部7の外周への変形が十分に規制されているので、アクチベータパンチ48の押し上げ当接部52が精度良く反転突出部13の傾斜部14及び内方突出部15に当接されると共に、底部7の不用意な変形もなく、反転突出部13を確実に凹入させることができる。その後、図示しないが、アクチベータパンチ48をボトル支持テーブル32の下方に下降させ、ボトル支持テーブル32を下降させて充填ボトル2から離反させて、充填ボトルチャック31による保持状態とする。そして、充填ボトルチャック31による保持を解除して充填ボトル2をボトル排出ターレット23に受け渡し、排出コンベア24により排出する。
本発明の一実施形態の装置における底部凹入手段の概略構成を示す平面図。 本実施形態において採用する合成樹脂製ボトルの断面説明図。 底部凹入手段を示す説明的断面図。 充填ボトルチャックの説明的平面図。 充填ボトルチャックによる保持状態を示す説明図。 底部凹入手段における充填ボトルの保持状態を示す説明図。 本実施形態の装置による底部凹入工程を模式的に示す説明図。
符号の説明
1…底部凹入手段、2…ボトル、4…口部、6…胴部、7…底部、8…キャップ、13…反転突出部、31…充填ボトルチャック(胴部把持手段)、32…ボトル支持テーブル(底部支持手段)、46…支持凹部、47…開放部。

Claims (2)

  1. 合成樹脂製ボトルの内部に液状内容物が密封されてなる内容物充填ボトルの製造方法において、
    前記ボトルは、中空の胴部の上端部にキャップが嵌着可能な口部を備えると共に、該胴部の下端部を閉塞する底部を備え、前記胴部の上部には溝状の凹部が形成され、前記底部の一部には、胴部外部に向かって胴部の軸線方向に突出形成されていて胴部の軸線方向内方に反転して凹入自在の反転突出部が設けられており、
    前記反転突出部が胴部外部に突出状態とされた内容物が未充填の空ボトルの内部に常温の液状内容物を充填する内容物充填工程と、該内容物充填工程により内部に液状内容物が充填された充填ボトルの口部にキャップを嵌着して封止する封止工程とを備え、
    更に、前記封止工程によりキャップが嵌着された充填ボトルを保持するボトル保持工程と、
    該ボトル保持工程により保持された充填ボトルの底部の前記反転突出部を上方に押圧してボトル内方に反転凹入させる底部凹入工程とを備え、
    前記ボトル保持工程においては、前記封止工程によりキャップが嵌着された充填ボトルの胴部上部及び口部に連なる肩部を胴部把持手段により把持すると共に、該胴部把持手段の下方に設けた底部支持手段により反転突出部を除く充填ボトルの底部を保持し、
    前記胴部把持手段により充填ボトルの胴部上部及び口部に連なる肩部を把持したとき、該胴部把持手段に備える係止凸部を前記胴部の凹部に係止させることにより、該充填ボトルが前記底部支持手段に保持されるに先立って該充填ボトルを上下動不能に保持することを特徴とする内容物充填ボトルの製造方法。
  2. 合成樹脂製ボトルの内部に液状内容物が密封されてなる内容物充填ボトルの製造装置において、
    前記ボトルは、中空の胴部の上端部にキャップが嵌着可能な口部を備えると共に、該胴部の下端部を閉塞する底部を備え、前記胴部の上部には溝状の凹部が形成され、前記底部の一部には、胴部外部に向かって胴部の軸線方向に突出形成されていて胴部の軸線方向内方に反転して凹入自在の反転突出部が設けられており、
    前記反転突出部が胴部外部に突出状態とされた内容物が未充填の空ボトルの内部に常温の液状内容物を充填する内容物充填手段と、
    該内容物充填手段により内部に液状内容物が充填された充填ボトルの口部にキャップを嵌着して封止する封止手段と、
    前記封止手段によりキャップが嵌着された充填ボトルを保持するボトル保持手段と、
    該ボトル保持手段により保持された充填ボトルの底部の前記反転突出部を上方に押圧してボトル内方に反転凹入させる底部凹入手段とを備え、
    前記ボトル保持手段は、胴部上部と肩部とを把持する胴部把持手段と、該胴部把持手段の下方に設けられ、充填ボトルの底部を支持する底部支持手段とを備え、
    前記胴部把持手段は、前記充填ボトルが前記底部支持手段に保持されるに先立って該充填ボトルを上下動不能に保持すべく前記胴部上部及び口部に連なる肩部を把持すると同時に該胴部の凹部に係止する係止凸部を備え、
    前記底部支持手段は、ボトルの底部に対応する支持凹部と、前記反転突出部に対応する底部下方を開放する開放部とを備えることを特徴とする内容物充填ボトルの製造装置。
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