JP4999371B2 - 外用薬 - Google Patents

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本発明は、関節炎、肩痛、筋肉痛、捻挫あるいは骨折後遺症の治療に適した外用薬に関する。
関節炎や筋肉痛などの諸症状に対する治療法としては、従来、薬効成分を含有する湿布剤を患部に貼着するのが一般的である。このような湿布剤は、従来、様々な種類のものが開発、販売されてきたが、近年においては、遠赤外線放射体の粉末を含有するものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1記載の湿布剤(医療用シート素材)は、シート素材の外表面に、30℃〜40℃の温度域において波長10μm〜20μmの遠赤外線を放出する遠赤外線放射体の粉末を付着させて形成したものである。この湿布剤(医療用シート素材)を患部に貼着すると、体温によって加温された遠赤外線放射体の粉末から放射される遠赤外線によって毛細血管や神経伝達系が活性化され、治療効果が得られる。
特開平11−239623号公報
特許文献1記載の湿布剤(医療用シート素材)はシート素材の外表面に遠赤外線放射体粉末が付着されているため、患部に貼着したとき、遠赤外線放射体粉末と皮膚との間にシート素材が介在した状態となる。このため、遠赤外線放射体粉末が発する遠赤外線が患部に届くまでの間に減衰する可能性があり、本来の治療効果が得られないことがある。
また、この湿布剤(医療用シート素材)はシート形状であるため、平面状の患部に対しては密着性が良好であるが、凹凸のある患部に対しては密着性が悪く、充分な治療効果が得られないことがある。また、単位面積当たりの遠赤外線放射体粉末の付着量が定められているため、症状によっては十分な治療効果が得られないこともある。
本発明が解決しようとする課題は、外科的手法に頼ることなく、関節炎や筋肉痛などの諸症状を比較的速やかに治療することのできる外用薬を提供することにある。
本発明の外用薬は、炭素粉末と、ミネラル液と、天然水と、を含むことを特徴とする。ここで、ミネラル液とは海水を濃縮して塩化ナトリウムを除去して得られる液体をいい、天然水とは地下水や湧き水など陸地領域から採取される淡水をいう。
このような構成を備えた外用薬を患部に直接または間接的に塗布すれば、外用薬に含まれる炭素粉末および海水由来のミネラル成分により関節炎や筋肉痛などの症状を速やかに治療することができる。これらの成分が治療効果を発揮する理由は解明できていないが、患部の体温で加温された炭素粉末が発する遠赤外線および海水由来のミネラル成分が皮膚に吸収され、患部付近の血流を増進させたり、細胞を活性化させたりして、人体本来の自然治癒力が高まるからではないかと推測される。また、炭素粉末やミネラル成分が、細胞に有益な高エネルギを発生することにより、患部の細胞組織や筋肉の循環再生を促すこととなるため、疼痛軽減や関節障害の改善にも有効であると考えられる。
また、本発明の外用薬は、炭素粉末と、ミネラル液と、天然塩と、米糠と、フノリと、天然水と、を含むことを特徴とする。ここで、天然塩とは海水から水分を除去して得られる塩をいう。このような構成とすれば、米糠およびフノリが賦形作用を発揮するため、当該外用薬を用途に適した性状とすることが可能となり、使いやすいものとなる。また、天然塩に含まれるミネラル成分により治療効果が高まるだけでなく、天然塩の防腐作用により、米糠成分およびフノリ成分の腐敗を防止することができる。また、ミネラル成分は皮膚保護作用もあるため、患部に塗布した場合に発疹や痒みなどの発生を抑制することができる。さらに、本発明の外用薬は、患部の皮下筋肉などの老廃物を吸い出す作用もある。
ここで、当該外用薬はペースト状とすることが望ましい。このような構成とすれば、患部に直接塗布したり、シートや布などに塗布して患部に貼着したりする作業が容易となり、実用性が向上する。
一方、前記炭素粉末として、植物を原料とする活性炭粉末を用いることが望ましい。このような構成とすれば、天然由来の成分のみで形成されることとなるため、患部に直接触れることがあっても、悪影響が生じることがない。
本発明により、関節炎や筋肉痛などの諸症状を速やかに治療することのできる外用薬を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である外用薬の製造過程を示す図、図2は図1に示す外用薬を用いて湿布剤を形成する手順を示す図、図3は図2(b)に示す湿布剤の使用状態を示す概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態の外用薬10は、所定の容器11内に、炭素粉末1と、ミネラル液2と、天然塩3と、米糠4と、フノリ5と、天然水6と、を投入し、充分に混練することによって形成されている。これらの成分の混合割合は特に限定するものではないが、本実施形態では、炭素粉末1を200g〜300g、ミネラル液2を20ml〜40mlと、天然塩3を100g〜200g、米糠4を800g〜1200g、フノリ5を15g〜20g、天然水6を2500ml〜3000ml投入、混練することにより、黒色のペースト状をした外用薬10を形成している。
なお、炭素粉末1が200gより少なくなると効力が低下し、300gを超えると患部への刺激が生じ皮膚が赤くなることがある。ミネラル液2が20mlより少なくなると効力が低下するが、40mlを超えても効力は変わらない。天然塩3が100gより少なくなると防腐作用が低下するが、200gを超えても効力は変わらない。米糠4が800gより少ないと賦形作用が低下するが、1200gを超えても効力に影響はない。フノリ5が15gより少なくなると硬化作用が低下し、20gを超えると硬化作用が強過ぎるようになる。天然水6は粘度調節の役目も果たすので、2500mlより少ない場合は粘度が増加し過ぎ、3000mlより多くなるとは粘度が低下し過ぎる。このようなことから判断すると、各成分の混合割合は前述した範囲が好適であると考えられる。
このようにして形成した外用薬10を使用する場合、図2(a)に示すように、患部に応じた分量の外用薬10を綿布12上に塗布した後、図2(b)に示すように、綿布12を折り畳んで外用薬10を包み込むことにより、患部に適した形状の湿布剤13を形成する。この後は、図3に示すように、湿布剤13を患部14の皮膚14aに密着させ、適切な係止手段、例えば、包帯、絆創、粘着シートなど(図示せず)で固定する。このとき、湿布剤13中の外用薬10は、米糠4およびフノリ5の作用によりペースト状を保っているため、湿布剤13全体を患部14の形状に沿った状態に変形させ、皮膚14aに密着させることができる。
湿布剤13を図3に示す状態に保てば、綿布12で包囲された外用薬10中の炭素粉末1が患部14の体温で加温されることによって発する遠赤外線Rおよび外用薬10中のミネラル成分Mが綿布12を通過して皮膚14aに吸収され、患部14付近の血流が増進して細胞が活性化するため、人体本来の自然治癒力が高まり、患部14を治療することができる。また、炭素粉末1が発する遠赤外線によって患部14付近の新陳代謝が高まり、老廃物や余分な水分の排出が促されるため、患部14の腫れや熱を軽減することができる。
また、外用薬10中に含まれる炭素粉末1は植物を原料とする活性炭粉末であるため、患部14に直接触れても、皮膚14aに悪影響を及ぼすことがなく、優れた治療効果を発揮する。また、外用薬10中に含まれるミネラル液2、天然塩3、米糠4、フノリ5および天然水6は全て天然由来の物質であるため、人体に悪影響を及ぼすことがなく、安全である。
外用薬10を用いた湿布剤13の効能は特に限定されないが、例えば、肘、膝、手の関節炎、五十肩あるいは踵骨折の後遺症、むち打ち症、関節リュウマチなどの発症部位に湿布剤13を貼着して加療したところ、何れの症状も比較的短期間のうちに治癒することができた。また、湿布剤13を貼着した部位に皮膚炎などの症状が発生する事例は少なく、優れた治療効果を得ることができた。
関節炎、肩痛、筋肉痛、捻挫あるいは骨折後遺症などの治療手段として広く利用することができる。
本発明の実施の形態である外用薬の製造過程を示す図である。 図1に示す外用薬を用いて湿布剤を形成する手順を示す図である。 図2(b)に示す湿布剤の使用状態を示す概略断面図である。
符号の説明
1 炭素粉末
2 ミネラル水
3 天然塩
4 米糠
5 フノリ
6 天然水
10 外用薬
11 容器
12 綿布
13 湿布剤
14 患部
14a 皮膚
M ミネラル成分
R 遠赤外線

Claims (3)

  1. 炭素粉末と、ミネラル液と、天然塩と、米糠と、フノリと、天然水と、を含むことを特徴とする外用薬。
  2. ペースト状であることを特徴とする請求項1記載の外用薬。
  3. 前記炭素粉末として、植物を原料とする活性炭粉末を用いたことを特徴とする請求項1または2記載の外用薬。
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