JP4998976B2 - スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ及びその製造方法 - Google Patents

スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4998976B2
JP4998976B2 JP2006118126A JP2006118126A JP4998976B2 JP 4998976 B2 JP4998976 B2 JP 4998976B2 JP 2006118126 A JP2006118126 A JP 2006118126A JP 2006118126 A JP2006118126 A JP 2006118126A JP 4998976 B2 JP4998976 B2 JP 4998976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
rubber
rubber layer
steel cord
squeeze
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006118126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007291885A (ja
Inventor
志津雄 横堀
敏雄 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd, Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2006118126A priority Critical patent/JP4998976B2/ja
Publication of JP2007291885A publication Critical patent/JP2007291885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4998976B2 publication Critical patent/JP4998976B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、生コンクリートなどのスラリーを圧送するスクイーズ式圧送ポンプに使用するゴムチューブ並びにその製造方法に関するものである。
生コンクリートや無機粒体を含有するスラリー等の圧送に使用するスクイーズ式圧送ポンプは、図7に示したように、ゴムチューブ31を半円状に固定し、自由自転する複数のローラー33を公転させてチューブ31の内面を押圧して1方向に連続的に繰り返し絞ってスラリーSを送液する構成を有する(特許文献1)。このようなスクイーズ圧送ポンプに使用されるゴムチューブは、高圧に耐える必要が有り、通常スラリーと接触する内側ゴム層、耐圧補強のためのスチールコード層、及び外周面を保護する外側ゴム層とから構成される。
係るゴムチューブにおいては、ゴムホースの内面は耐摩耗性に優れたゴム材料にて形成されてはいるが、ローラー31によるスラリーSの圧送における摩耗が大きく、内側ゴム層の摩耗によるゴムチューブの交換の期間を少しでも長くするために内側ゴム層の厚さが10〜16mm程度の厚さに形成されており、その結果ゴムチューブの重量が大きく、車両に搭載して輸送する場合のエネルギー消費が大きく、環境上の問題から重量低減が求められている。スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブは、前述の問題の他に、スチールコードがローラーによるスラリーの圧送によるねじれ、圧縮もしくは引っ張りの繰り返し疲労には比較的脆弱であるという問題をも有している。
後者の問題を解決することを目的とするものとして、ローラーによる圧送時に最も大きく屈曲変形する部分のスチールコードを除き、その代わりに全周にナイロン繊維等の耐圧補強層を設けて耐久性寿命を向上させたゴムチューブが公知である(特許文献2)。
実開平4−84740号公報 実開平6−73580号公報
しかし、特許文献2に記載のスクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブは、スチールコードのない部分の屈曲耐久性は高いものではあるが、スチールコードの存在しない部分はゴムチューブ全周中の一部分であり、逆に補強コード層の積層数が多く、しかも内側ゴム層の厚さは変わらず、ゴムチューブ全体としての重量低減はなされていない。
本発明は、全体の重量が軽減されたスクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、内側ゴム層、スチールコード層及び外側ゴム層とからなるスクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブであって、
少なくとも一方の端部側が、内側ゴム層の厚さが圧送部の内側ゴムの厚さよりも薄い薄肉部に形成されていることを特徴とする。
係る構成のスクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブは、全体の重量が軽減されたものであり、車両に搭載した場合にエネルギー消費が低減されたものである。
圧送部とは、図7に示したゴムチューブの半円状に装着され、アーム34の先端部に設けられたローラー33により押圧される部分であり、端部は圧送部の両端の直線部分である。薄肉部の形成は、一端側だけでもよく、両端でもよいが、より軽量化が図れることと、装着時の方向性がないことから、両端側に形成されていることが好ましい。薄肉部の内側ゴム層の厚さは、圧送部の内側ゴム層の厚さの30〜60%であることが好ましい。厚すぎると軽量化効果が十分でなく、薄すぎると耐久性が低下する。
スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブの端部においては、ゴムチューブは圧送ポンプのローラーによる押圧を受けず、従ってスラリーとの接触はあるが摩耗が圧送部と比較して小さいので内側ゴム層を薄くしても全体としての摩耗による耐久性に影響しない。スチールコード層自体の厚さは低下させることはできず、外側ゴム層は、スラリーとの接触がないので従来から厚さは最小限に設定されている。
上記のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブにおいては、前記端部の薄肉部においては、前記スチールコード層のコード角(軸芯方向となす角)が前記圧送部のスチールコード層のコード角よりも小さいことが好ましい。
係る構成のゴムチューブは、以下のようにスチールコードの耐久性寿命と内側ゴム層の耐摩耗性が改善されるという効果を有するものである。
生コンクリートポンプ車等のスクイーズポンプを使用した装置においては、ゴムチューブを交換容易とするために、スラリーを供給してポンプのゴムチューブに送り込む供給配管と、ゴムチューブから吐出された液を目的位置に送液、吐出する吐出配管とをゴムチューブから分離してスクイーズポンプの出口近傍でゴムチューブを取り外し可能に構成し、供給配管並びに吐出配管の接続部はスクイーズポンプに相対的に位置が固定されている。従来のゴムチューブは、ローラーの公転と自転によるゴムチューブの圧送部の押圧により、ゴムチューブは吐出側に伸び変形を受けるが、ゴムチューブの吐出側端部が上記のように固定されているため、ローラーの押圧解除部から開口端部までの間(本発明に言う端部)でゴムチューブが圧縮による屈曲変形が生じ、その結果、スチールコードが座屈して疲労破壊するという問題があった。本発明のゴムチューブは、スチールコード層のコード角(軸芯方向となす角)が圧送部のスチールコード層のコード角よりも小さいため、ゴムチューブ端部の軸方向の圧縮剛性が圧送部より高くなり、座屈が抑制されてスチールコードの疲労破壊が低減されたものである。
また本発明のゴムチューブは、上述のように端部の軸方向の圧縮剛性が圧送部より高くなる結果、圧送部、とりわけ吐出側端部に近い圧送部において生じる内側ゴム層の引張り摩耗の原因である引張り変形が抑制され、引張り摩耗が低減される。
上記のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブにおいては、少なくとも薄肉部のスチールコード層の外周に少なくとも1層の補強コード層が設けられていることが好ましい。
係る構成により、上述のゴムチューブの端部(ローラーの押圧解除部からゴムチューブの終端部まで)の軸方向の剛性がさらに高くなり、スチールコードの疲労破壊や圧送部の内側ゴム層の摩耗が効果的に抑制される。
別の本発明は内側ゴム層、スチールコード層及び外側ゴム層とからなるスクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブの製造方法であって、
マンドレルの外周面に内側ゴム用原料ゴム層を形成する内側ゴム層被覆工程、前記内側ゴム用原料ゴム層の外周面にバイアス状にスチールコード層を形成するスチールコード層被覆工程、前記スチールコード層の外側に外側ゴム用原料ゴム層を形成して未加硫成形体とする外側ゴム層被覆工程、及び前記未加硫成形体を加熱加硫してゴムチューブの加硫成形体とする加硫工程を有し、
前記内側ゴム層形成工程は、前記マンドレルの、成形するチューブの少なくとも一方の端部側位置にスペーサーを配設し、前記内側ゴム層被覆工程は前記マンドレル表面から同一厚さとなるように内側ゴム用原料ゴム層を形成するものであり、
前記スチールコード層被覆工程以降に前記スペーサーを除去するスペーサー除去工程を設け、少なくとも一方の端部側に、前記内側ゴム層の厚さが圧送部の内側ゴムの厚さよりも薄い薄肉部を形成することを特徴とする。
係る製造方法により、端部の内側ゴム層の厚さが低減され、その結果全体の重量が軽減され、車両に搭載した場合にエネルギー消費が低減されたスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブを製造することができる。
また、スペーサー除去工程により、端部のスチールコードのコード角が圧送部のコード角よりも小さくなって端部の軸方向の剛性が高く、上述のようにスチールコードの座屈による疲労破壊や圧送部の内側ゴム層の引張り摩耗が抑制された、耐久性の高いゴムチューブを製造することができる。
上述のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブの製造方法においては、さらに前記スペーサー配設位置を含む端部側に、前記スチールコード層の外周面に少なくとも1層の補強コード層を形成する補強コード層被覆工程を有し、前記スペーサーを除去しつつ前記補強コードを被覆することが好ましい。
係る構成の製造方法により、ゴムチューブの端部の軸方向の剛性がさらに高くなり、スチールコードの疲労破壊や圧送部の内側ゴム層の摩耗が効果的に抑制されたスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブを製造することができる。スペーサー除去工程は、スチールコード層被覆工程後に外側ゴム層被覆工程と共に行ってもよい。
本発明において、内側ゴム層を構成するゴム材料、スチールコード層や補強コード層においてコードトッピングゴムのゴム材料、外側ゴム層を構成するゴム材料は、公知のゴム材料から適宜選択して使用することができるが、耐久性が優れている点で天然ゴムの使用が最も好ましい。
図1は、本発明のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブの端部構造を例示した断面図である。端部Eは、ローラーの押圧解除部からゴムチューブの終端部までであり、内部からスラリーの圧力を受けるが、ローラーの押圧による変形は受けない部分である。ゴムチューブ10は、内側ゴム層12、内側ゴム層12の外周面に形成されたスチールコード層14、及びスチールコード層14の外周に形成された外側ゴム層16とから構成されており、端部Eにおいて、内側ゴム層12の厚さが圧送部より薄く形成されている。
スチールコード層14は、2層1組のバイアスコード層である。スチールコードのコード角、即ちスチールコードがゴムチューブの軸芯となす角は、50〜60度であるが、圧送部のコード角θ1よりも端部のコード角θ2の方が小さく構成されている。
図2は、本発明のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブの端部構造の別実施例を示した断面図である。図1と同様にゴムチューブ20は、内側ゴム層22、内側ゴム層22の外周面に形成されたスチールコード層24、及びスチールコード層24の外周に形成された外側ゴム層26とから構成されており、図1の場合と比較して端部における内側ゴム層26が緩やかな傾斜により厚さが薄くなるように形成されている。
ゴムチューブの端部における内側ゴム層の厚さは、図1のように比較的急傾斜にて圧送部より薄く形成された均一な厚さとしてもよく、図2のように緩やかな傾斜をもって圧送部より薄く形成された均一な厚さとしてもよく、曲線を形成して開口端部側ほど薄くなるように形成してもよい。
図3〜図6には、本発明のゴムチューブの製造方法における端部の形成方法を示した。図3は、内側ゴム層被覆工程を示したものである。マンドレル40のゴムチューブの端部位置にスペーサー42を配設し、内側ゴム層を形成する内側ゴム用原料ゴム12Rを積層する。内側ゴム用原料ゴム12Rは、圧送部と端部においてスペーサー42を含めた厚さが同一となるように被覆積層する。内側ゴム用原料ゴムの積層方法は、公知の方法を限定なく使用することができる。具体的には押出機よりベルト状(リボン状)の内側ゴム用原料ゴムを押し出してマンドレルを回転させながら巻回積層する方法や、クロスヘッドを使用してマンドレルを軸芯方向に平行に移動させながら周囲に内側ゴム用原料ゴムを押し出して被覆する方法などが例示される。
図4は、内側ゴム層被覆工程にてマンドレル40の外周面に形成された内側ゴム用原料ゴム層12Rの外周面にスチールコード層14を形成するスチールコード被覆工程を示した断面図である。スチールコード層14は、所定のコード角にて2層がバイアス構造となるように積層される。スチールコードは内側ゴム用原料ゴム層の外周面と同じ幅に形成したすだれ状トッピングコードを巻回積層してもよく、幅の狭いテープ状のトッピングコードを内側ゴム用原料ゴム層の外周面全面を被覆するように並列に積層してもよい。
図5は、スペーサー除去工程を示したものである。スペーサー除去工程は、スチールコード層14の外周面に補強コード層44を形成する補強コード層被覆工程と同時に行う。即ち補強コード44は、コードが長さ方向に平行に配列されたベルト状トッピングコードに形成して圧送部から端部の境界付近から巻回を開始し、同時にスペーサー42を補強コード44の巻回に合わせて図中の矢印方向に除去する。スペーサー42を除去すると内側ゴム用原料ゴム層12Rとマンドレル42の間は減圧状態となり、内側ゴム用原料ゴム層12Rがマンドレル40に密着する。これと同時に補強コード層を巻回すると、スチールコードのコード角が、円滑に圧送部より小さく形成される。補強コード44を構成する材料は、ナイロン66、ポリエステルなどの公知の有機繊維コードを使用することが好ましい。補強コード44も2層バイアス状に積層することが好ましく、好ましいコード角は70〜85度である。
図6は外側ゴム層被覆工程を示した断面図である。外側ゴム用原料ゴム層16Rは、スチールコード層14並びに補強コード層44の開口端部側の端部を覆うように被覆することが好ましい。外側ゴム用原料ゴム層16Rの形成により未加硫成形体が完成し、これを加熱加硫することにより、内側ゴム用原料ゴム層12Rは内側ゴム層12に、外側ゴム用原料ゴム層16Rは外側ゴム層16にそれぞれ加硫成形されてゴムチューブの加硫成形体が製造される。
(実施例)
外径115mmのマンドレルの、製造するゴムチューブの両端相当位置に図2に示したような全長400mm以上,最大厚さ6mmのスペーサーを装着し、マンドレル表面からの厚さが12mmとなるようにクロスヘッドを備えた押出機により内側ゴム用原料ゴムを供給し、スペーサー被覆部分の長さが400mm、全長3260mmとなるように被覆した(内側ゴム層被覆工程)。次いで内側ゴム層の外周面に線径1mm,破断強度1500N/本のスチールコードを密度15本/25mmのすだれ状トッピングコード2層を、コード角55度のバイアス構造となるように積層被覆した(スチールコード層被覆工程)。スチールコード層の外周面のスペーサー位置より圧送部側を起点とし破断強度150N/本、破断伸び20%のナイロンコードを10本/25mmの密度にて使用したナイロントッピングコードをコード角84度にて巻き付けを開始し、ナイロントッピングコードの巻回の進行に合わせてスペーサーを引き抜いた(補強コード層被覆工程、スペーサー除去工程)。補強コード層被覆工程に次いで、全長3260mmにわたって外側ゴム用原料ゴム層を厚さ1.2mmとなるように被覆して外側ゴム層を形成して未加硫成形体とし(外側ゴム層被覆工程)、得られた未加硫成形体を160℃にて70分加熱加硫してゴムチューブを製造した。このゴムチューブの端部側薄肉部の内側ゴム層の厚さは6mmであり、圧送部の内側ゴム層の厚さの50%であった。
(比較例)
スペーサーを使用することなく、また補強コード層を形成することなく実施例と同様にしてゴムチューブを製造した。
(評価)
ゴムチューブの重量とスチールコードの疲労破壊の評価を行った。疲労評価は、スクイーズ式圧送ポンプにゴムチューブを装着し、水を使用して圧送テストを行った。ローラーの圧力が2MPaとなるように設定し、スチールコードが疲労破断するまでのローラーによる押し潰し回数にて行った。評価結果は以下のとおりであった。
実施例:重量=14.4kg,疲労破断回数=55万回
比較例:重量=17.2kg,疲労破断回数=30万回
以上のように、本発明のゴムチューブは従来品より16%軽量化されており、しかもスチールコードの疲労破壊までの寿命が大幅に改善されたものであった。
本発明のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブの端部構造を例示した断面図 本発明のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブの端部構造の別実施例を示した断面図 内側ゴム層被覆工程を示した断面図 スチールコード被覆工程を示した断面図 スペーサー除去工程を示した断面図 外側ゴム層被覆工程を示した断面図 ゴムチューブを装着したスクイーズ式圧送ポンプを例示した正面図
符号の説明
10 スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ
12 内側ゴム層
14 スチールコード層
16 外側ゴム層

Claims (5)

  1. 内側ゴム層、スチールコード層及び外側ゴム層とからなるスクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブであって、
    両端部における内側ゴム層の厚さが圧送部の内側ゴムの厚さよりも薄い薄肉部に形成されており、
    前記薄肉部においては、前記スチールコード層のコードが軸芯方向となす角であるコード角が前記圧送部の同じ前記スチールコード層のコード角よりも小さいことを特徴とするスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブ。
  2. 前記内側ゴム層の前記圧送部と前記薄肉部は内径が同じで外径が異なるように形成されることを特徴とする請求項1に記載のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブ
  3. 少なくとも薄肉部のスチールコード層の外周に少なくとも1層の補強コード層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブ。
  4. 内側ゴム層、スチールコード層及び外側ゴム層とからなるスクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブの製造方法であって、
    マンドレルの外周面に内側ゴム用原料ゴム層を形成する内側ゴム層被覆工程、前記内側ゴム用原料ゴム層の外周面にバイアス状にスチールコード層を形成するスチールコード層被覆工程、前記スチールコード層の外側に外側ゴム用原料ゴム層を形成して未加硫成形体とする外側ゴム層被覆工程、及び前記未加硫成形体を加熱加硫してゴムチューブの加硫成形体とする加硫工程を有し、
    前記内側ゴム層形成工程は、前記マンドレルの、成形するチューブの少なくとも一方の端部側位置にスペーサーを配設し、前記内側ゴム層被覆工程は前記マンドレル表面から同一厚さとなるように内側ゴム用原料ゴム層を形成するものであり、
    前記スチールコード層被覆工程以降に前記スペーサーを除去するスペーサー除去工程を設け、少なくとも一方の端部側に、前記内側ゴム層の厚さが圧送部の内側ゴムの厚さよりも薄い薄肉部を形成することを特徴とするスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブの製造方法。
  5. さらに前記スペーサー配設位置を含む端部側に、前記スチールコード層の外周面に少なくとも1層の補強コード層を形成する補強コード層被覆工程を有し、前記スペーサーを除去しつつ前記補強コードを被覆することを特徴とする請求項4に記載のスクイーズ式圧送ポンプ用のゴムチューブの製造方法。
JP2006118126A 2006-04-21 2006-04-21 スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ及びその製造方法 Active JP4998976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118126A JP4998976B2 (ja) 2006-04-21 2006-04-21 スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118126A JP4998976B2 (ja) 2006-04-21 2006-04-21 スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007291885A JP2007291885A (ja) 2007-11-08
JP4998976B2 true JP4998976B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=38762754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006118126A Active JP4998976B2 (ja) 2006-04-21 2006-04-21 スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4998976B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5086705U (ja) * 1973-12-14 1975-07-23
JPH0579470A (ja) * 1991-09-13 1993-03-30 Tokai Rubber Ind Ltd スクイズ式ポンプ用ポンピングチユーブ
US6168397B1 (en) * 1997-07-01 2001-01-02 Daiichi Techno Co., Ltd. Flexible tube of squeeze pump
JP4527422B2 (ja) * 2004-03-18 2010-08-18 東洋ゴム工業株式会社 ゴムチューブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007291885A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5040922B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2018197072A (ja) 空気入りタイヤ
JP4998976B2 (ja) スクイーズ式圧送ポンプ用ゴムチューブ及びその製造方法
US7055568B2 (en) Cord-embedded rubber tape for making tire component, tire component and tire
US20090126821A1 (en) High-pressure rubber hose and method and apparatus for producing the same
JP4866123B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP4741080B2 (ja) エラストマー製品(特にタイヤ)を補強するための金属コードを製造するための方法および装置
JP4507921B2 (ja) ランフラットタイヤ及びその製造方法
JP3896554B2 (ja) 内径にテーパ部を有する耐摩耗ゴムホースおよびその製造方法
JP4877927B2 (ja) ポンピングチューブ
JP5533519B2 (ja) ゴムホース製造用マンドレル
CN107735611B (zh) 用于加固软管的条及其制造方法
JP2637516B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2004277968A (ja) スチールコード及び空気入りラジアルタイヤ
JP2006063834A (ja) 変位吸収体及びその製造方法並びにスクイーズポンプの接続構造
JP4527422B2 (ja) ゴムチューブ
RU2272953C1 (ru) Способ изготовления трубы
KR102241023B1 (ko) 구슬밴드를 포함하는 다층 복합 고무 호스 및 이의 제조 방법
JP2008002406A (ja) スクイーズ式ポンプ
CN214789543U (zh) 异形硅胶管
CN2656074Y (zh) 波纹管复合加强筋的金属板成型加工装置
JP2011156793A (ja) タイヤ用のゴムストリップ及びそれを用いたタイヤの製造方法
EP0325470B1 (en) Tubes for peristaltic pumps and methods of making them
CN101418892A (zh) 高压助力转向胶管及制备方法
CN114320851A (zh) 一种耐疲劳性的软管泵用软管和软管泵

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090127

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120509

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4998976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250