JP4998367B2 - データ伝送装置および帯域割当方法 - Google Patents

データ伝送装置および帯域割当方法 Download PDF

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Description

本発明は、帯域制御技術に関する。
ネットワーク通信システムにおける帯域制御は、システムの効率を左右する重要な要素であり、様々な視点から制御手法が提案されている。
例えば、特許文献1には、元々音声を伝送するために設計されたSONET/SDHネットワーク(SONET:Synchronous Optical Network、SDH:Synchronous Digital Hierarchy)を、IP(Internet Protocol)に代表される様々なデータ通信に利用する際に、SONET/SDHネットワークの帯域を効率的に利用する手法が開示されている。
SONET/SDHネットワークをIPパケットの伝送に利用する際に、仮想連結(VCAT:Virtual Cocatenation)を用いる技術がある。VCAT技術を使わなければ、例えば100Mbpsのファースト・イーサネット(登録商標)パケットを伝送する際に、100Mbpsに最も近いSTS−3c(約155Mbps)パスを使用することになり、約55Mbpsの帯域が無駄になってしまう。一方、VCAT技術を利用すれば、51.84MbpsのSTS1パスを2本束にしたSTS−2v(約100Mbps)パスを使用することができ、帯域の無駄を回避することができる。
STS−2vのようなSONET/SDHパスを束ねて得たパスはVCATパスと呼ばれ、VCATパスに含まれる各々のSONET/SDHパスはメンバーパスと呼ばれる。メンバーパスの削除、追加によりVCATパスの帯域を変更することができる。
特許文献1に開示された手法は、VCAT技術を利用してIPパケットを伝送する際に、各入力ポートに入力されたトラフィック量を収集し、各々の入力ポートポートの入力トラフィック量に応じた必要なVCATパスの帯域を自動的に算出して、メンバーパスの削除、追加を行う。すなわち、この技術は、入力トラフィック量に応じて伝送帯域を変更する。
また、特許文献2と特許文献3には、伝送帯域が一定である場合の帯域制御技術を開示している。
特許文献2には、ネットワーク例えばLAN(Local Area Network)端末の伝送速度よりも遅い伝送速度を有する伝送経路により、端末からのデータを別の端末に伝送する際に、伝送経路の帯域割当てを制御する手法が開示されている。この手法は、LANにおける複数の端末から送信されるデータを、上記伝送経路を介して、該複数の端末のうちの宛先の端末に送信するときに、伝送経路の伝送速度に対応する一定周期の1フレームを、上記複数の端末の数以上のタイムスロットに分割し、分割したタイムスロットをこれらの端末に夫々割り当てて送信する。また、この手法は、1つの端末には少なくとも1つのタイムスロットが割り当てられており、もし、1フレームを構成する複数のタイムに空きチャネルがある場合、複数の端末に対して予め定められた優先順序に従い、該空きチャネルを割り当てることにより、伝送経路の伝送帯域資源を有効に利用することができる。
特許文献3には、インターネットアクセスネットワークにおいて、ユーザサービスの向上を図る帯域制御手法が開示されている。この手法は、ダイヤルアップ方式のインターネットアクセス網での帯域管理方式であるBoD(Bandwidth on Demond)技術を用いるものであり、各BoDチャネルのIPパケットの平均トラフィックを監視し、監視結果に応じて夫々のBoDチャネルに割り当てる帯域を制御する。具体的な制御手法としては、上記平均トラフィックが規定値を一定時間超えたBoDチャネルに対しては帯域を増加させ、平均トラフィックが規定値を一定時間下回ったBoDチャネルに対しては帯域を減少させる方法が挙げられている(「0012」、「0013」)。
特開2005−184301号公報 特開2004−363973号公報 特開2002−319969号公報
ところで、特許文献2の技術は、電気的に接続されている端末であれば、それについてのトラフィックの有無に関わらず常に一定の伝送帯域(タイムスロット)が割り当てられている。これでは、トラフィックが発生していない端末でも伝送帯域を占めることになるため、伝送効率が低下してしまうという問題がある。
また、特許文献3の技術は、複数のBoDチャネルにより伝送帯域を共有しているにも関わらず、伝送帯域の制御は、規定値を基にチャネル個々について行っている。例えば、あるBoDチャネルの平均トラフィックが規定値を一定時間超過したため、それに対して帯域増加させた後、別のBoDチャネルの平均トラフィックも上記規定値を一定時間超過した場合、この別のBoDチャネルに対する帯域も増加させることになる。先のチャネルに対して帯域を増加させるときに、伝送帯域がいっぱいになるように帯域を増加させれば、後のチャネルに対して帯域を増加させることができないか、無理に増加させることによりデータの取りこぼしが生じてしまう。一方、先のチャネルに対して帯域を増加させるときに余裕を残すようにすれば、帯域に無駄が生じ、効率が低下する。すなわち、この手法は、複数のチャネル間についての帯域の増減の制御をより工夫しなければ、返ってシステムの伝送効率を悪くしてしまう恐れがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、伝送効率を確実に高める伝送帯域制御技術を提供する。
本発明の一つの態様は、データ伝送装置である。このデータ伝送装置は、複数の入力ポートと、該複数の入力ポートに入力されたデータを所定の割合で多重化し、伝送経路の帯域に合致する多重化データを得る多重化処理部と、上記複数の入力ポートのそれぞれのトラフィック量を監視するトラフィック量監視部と、該トラフィック量監視部によって取得された各入力ポートのトラフィック量に応じて、多重化処理部が多重化する際の上記割合を定めることにより帯域の割当てを行う帯域割当部を備える。
なお、上記態様の装置を帯域割当方法や、該方法をコンピュータに実行せしめるプログラムとして置き換えて表現したものも、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる技術によれば、帯域が共有されるデータ伝送経路の帯域制御を行い、確実に伝送効率の向上を図ることができる。
以下の説明に用いられる図面に、様々な処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、プロセッサ、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリに記録された、またはロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。また、分かりやすいように、これらの図面において、本発明の技術を説明するために必要なもののみを示す。
本発明の具体的な実施の形態を説明する前に、まず、本発明の原理を説明する。
図1は、本発明の原理を説明するためのデータ伝送装置50の模式図である。データ伝送装置50は、複数の入力ポート(分かりやすいように図1において入力ポート51と入力ポート52のみを示す)と、トラフィック量監視部60と、帯域割当部70と、多重化処理部80を有する。なお、このデータ伝送装置50は、例えば図示しないIEEE802.3に準拠するLANに接続されており、LANにおける各端末からのデータを伝送経路に送出する。伝送経路は、一定の帯域を有し、例えば、伝送速度がLANにおける各端末の伝送速度以下である無線伝送経路である。
入力ポート51と入力ポート52には、LANにおける各端末からのデータ(以下LANデータという)が入力される。
多重化処理部80は、入力ポート51と入力ポート52に入力されたLANデータを所定の割合で多重化して、伝送経路の帯域に合致する多重化データを得て伝送経路に送出する。この割合は、帯域割当部70により制御される。
トラフィック量監視部60は、入力ポート51と入力ポート52のトラフィック量を監視して帯域割当部70に提供する。
帯域割当部70は、トラフィック量監視部60により得られた各入力ポートのトラフィック量に応じて、多重化処理部80が多重化する際の上記割合を制御する。この制御は、各入力ポートへ割り当てる処理に該当する。
データ伝送装置50は、各入力ポートのトラフィック量に応じて上記割合を制御するので、制御が簡単である。また、入力ポートへ帯域を割り当てる際に、個々の入力ポートの帯域を独立に増減させるではなく、これらの入力ポートへ割り当てる帯域の割合を制御することになるので、伝送経路の帯域を最大限に利用しつつ、入力ポートのトラフィック状況に応じた帯域制御が可能である。その結果、確実に伝送効率を高めることができる。
以上の説明を踏まえて本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の実施の形態にかかるデータ伝送システム90を示す。
データ伝送システム90は、伝送装置100と、無線伝送路190と、無線伝送路190を介して伝送装置100に対向して接続された伝送装置200を備える。伝送装置100は、図示しないLANに接続しており、伝送装置200は、別の図示しないLANに接続している。伝送装置100と伝送装置200は、無線伝送路190を介してこれらのLAN間で通信データを伝送する。
伝送装置100と伝送装置200は同じ構成を有するため、ここで、伝送装置100についでのみ詳細な図示と説明をする。
図1に示すように、伝送装置100は、複数のLAN入出力回路(図示の例では2つ:LAN入出力回路101とLAN入出力回路102)と、それぞれのLAN入出力回路に対応する送信バッファ111と送信バッファ112と、リンク状態監視回路120と、データ量取得回路130と、制御情報生成回路140と、多重化処理部150と、無線送受信回路160と、分離処理部170と、それぞれのLAN入出力回路に対応する受信バッファ181と受信バッファ182を備える。
LAN入出力回路101とLAN入出力回路102は、入出力ポートであり、伝送装置100と接続されたLANにおける端末からの入力されたデータ(LANデータ)を受信してLANデータの終端を実施すると共に、受信したLANデータをそれぞれの対応する送信バッファに出力する。また、対応する受信バッファからのデータを該データの宛先の端末に出力する。LAN入出力回路101とLAN入出力回路102は、さらに、自身が接続したLAN伝送路の接続状態を監視し、接続障害が生じたことを検出すると、リンク断を示すアラーム信号(AM1、AM2)をリンク状態監視回路120に出力する。また、接続障害が生じたLAN伝送路が復旧したことを検出した際にも、リンク復旧を示すアラーム信号をリンク状態監視回路120に出力する。
リンク状態監視回路120は、LAN入出力回路101とLAN入出力回路102からのアラーム信号を監視し、いずれかのLAN入出力回路からリンク断を示すアラーム信号を受信したときに、当該LAN入出力回路のリンク断を示すポート状態情報Pを制御情報生成回路140に出力し、いずれかのLAN入出力回路からリンク復旧を示すアラーム信号を受信したときに、当該LAN入出力回路のリンク復旧を示すポート状態情報Pを制御情報生成回路140に出力する。
送信バッファ111と送信バッファ112は、対応するLAN入出力回路が受信したLANデータを一時的に格納すると共に、後述する送信バッファ読出イネーブル信号Ena1と送信バッファ読出イネーブル信号Ena2に従い、バイト単位で格納されたLANデータを多重化処理部150、具体的には多重化処理部150における後述するペイロード多重回路151に出力する。送信バッファ111と送信バッファ112からペイロード多重回路151に出力されるデータを、以下読出LANデータD1と読出LANデータD2という。
各LAN入出力回路に送信バッファを設けることにより、それぞれのLAN入出力回路に入力されるバーストデータであるLANデータの遅延差、データ長の差異を吸収することができると共に、データ量取得回路130による各LAN入出力回路のトラフィック量の取得が容易にできる。
データ量取得回路130は、トラフィック量監視部として動作し、一定時間間隔で送信バッファ111と送信バッファ112に格納されたLNAデータのデータ量をそれぞれ取得して、それらを示すデータ量情報(S1とS2)を制御情報生成回路140に出力する。データ量情報S1とデータ量情報S2は、LAN入出力回路101とLAN入出力回路102のトラフィック量を示す。
制御情報生成回路140には、データ量取得回路130からのデータ量情報S1とデータ量情報S2、ポート状態情報P以外に、ユーザ設定信号が入力される。ユーザ設定信号は、送信バッファ111と送信バッファ112の両方にデータが蓄積されているときに、送信バッファ111と送信バッファ112の読出LANデータの割合を示す信号であり、予めユーザにより設定される。なお、送信バッファ111の読出LANデータD1と、送信バッファ112の読出LANデータD2の割合は、ここでは送信バッファ111と送信バッファ112からデータを出力する時間の長さの比率である。
制御情報生成回路140は、帯域割当部として機能し、ユーザ設定信号と、ポート状態情報P、データ量情報S1とS2を元に、読出LANデータD1と読出LANデータD2の割合に応じた送信バッファ読出イネーブル信号Ena1と送信バッファ読出イネーブル信号Ena2を生成して対応する送信バッファおよびペイロード多重回路151に出力する。また、制御情報生成回路140は、ユーザ設定信号と、ポート状態情報P、データ量情報S1とS2を元に、オーバーヘッド情報として、LANデータ長、出力先ポート、LANデータ分割数、アイドルデータ挿入情報も生成して、多重化処理部150における後述するオーバーヘッド多重回路152に出力する。
多重化処理部150は、ペイロード多重回路151とオーバーヘッド多重回路152を有し、送信バッファ111と送信バッファ112からのLANデータを多重化して無線フレームを生成して無線送受信回路160に出力する。無線フレームは、無線伝送路190により伝送されるデータのフォーマットを有し、オーバーヘッドとペイロードから構成される固定長フレームである。
ペイロード多重回路151は、制御情報生成回路140からの送信バッファ読出イネーブル信号Ena1と送信バッファ読出イネーブル信号Ena2に従い、送信バッファからの読出LANデータD1と読出LANデータD2を取り込んで多重化し、無線フレームのペイロードとしてオーバーヘッド多重回路152に出力する。なお、オーバーヘッド多重回路152は、送信バッファ111と送信バッファ112内のデータが0バイトであるとき、ペイロード多重回路151は、データが無いことを示すアイドルデータをペイロードとして生成してオーバーヘッド多重回路152に出力する。
オーバーヘッド多重回路152は、制御情報生成回路140からのオーバーヘッド情報を無線フレームのオーバーヘッド部に多重して、さらにペイロード多重回路151からのペイロードと合成して無線フレームを生成する。
無線送受信回路160は、多重化処理部150により生成された無線フレームを無線伝送路190に出力する。また、対向の伝送装置200から無線フレームを受信した際に、この無線フレームを分離処理部170に転送する。
分離処理部170は、抽出回路171と、オーバーヘッド情報処理回路172と、LANデータ抽出回路173を備える。抽出回路171は、無線送受信回路160からの無線フレームからオーバーヘッドとペイロードを抽出して、オーバーヘッド情報処理回路172とLANデータ抽出回路173にそれぞれ出力する。
オーバーヘッド情報処理回路172は、抽出回路171からのオーバーヘッドからLANデータ長、出力先ポート、LANデータ分割数、アイドルデータ挿入情報を抽出してLANデータ抽出回路173に出力する。
LANデータ抽出回路173は、オーバーヘッド情報処理回路172からのLANデータ長を元に多重化されたペイロードデータをそれぞれ抽出する。これにより、無線フレームからLANデータが再生される。LANデータ抽出回路173は、再生したLANデータを、出力先ポートにより指定される、出力先のLAN入出力回路に対応する受信バッファ(受信バッファ181または受信バッファ182)に出力する。
受信バッファ181と受信バッファ182は、LANデータ抽出回路173からのLANデータを格納する。これらのLANデータは、後に、対応するLAN入出力回路により宛先の端末に出力される。なお、無線送受信回路160が受信した無線フレームに対する処理については、従来の伝送装置と同じであるので、詳細な説明を省略する。
ここで、伝送装置100が、自身が接続したLANにおける端末からのLANデータを伝送装置200に出力する際の帯域の割当について詳細に説明する。
制御情報生成回路140は、デフォルトとして、ユーザ設定信号が示す割合に応じたデフォルトの送信バッファ読出イネーブル信号Ena1と送信バッファ読出イネーブル信号Ena2を生成して送信バッファ111と送信バッファ112に出力する。例として、この割合が2:8であるとする。その後、下記のように帯域の割当、すなわち送信バッファ読出イネーブル信号Ena1と送信バッファ読出イネーブル信号Ena2の割合を定める。
デフォルトの割合で帯域の割当をしても無線フレームのペイロードに空きが生じない量のLANデータが送信バッファ111と送信バッファ112に蓄積されている場合、デフォルトの割合で帯域を割り当てる。
この場合は、図3に示すように、送信バッファ111と送信バッファ112の両方にも十分な量のLANデータが蓄積されており、帯域が上記2:8の割合で割り当てられたときに、読出LANデータD1は、送信バッファ111に蓄積されたLANデータの一部(A)であり、読出LANデータD2は、送信バッファ112に蓄積されたLANデータの一部(B)となる。この場合、送信バッファ読出イネーブル信号と読出LANデータの関係は図4に示すようになる。
図4に示すように、送信バッファ読出イネーブル信号Ena1がオンする時間と、送信バッファ読出イネーブル信号Ena2がオンする時間の長さの比率が2:8であり、そのため、送信バッファ111からの読出LANデータD1と、送信バッファ112からの読出LANデータD2との比率も2:8になる。
また、図5に示すように、読出LANデータD1と読出LANデータD2から生成された無線フレームのペイロード部には空きが無い。
一方、デフォルトの割合で帯域の割当をすると、無線フレームのペイロードに空きが生じる場合、制御情報生成回路140は、無線フレームのペイロードに空きが生じないように帯域を割り当てる。これについて、図6〜図8を参照して説明する。
図6に示す例では、送信バッファ111には、LANデータAが格納されており、送信バッファ112には、LANデータCが格納されている。LANデータCの量は、デフォルトの2:8の割合で帯域を割り当てるときに、割り当てられた帯域に満たない。この場合、2:8の割合で帯域を割り当てると、無線フレームは、図7に示すように空きペイロード領域がある一方、LANデータAは1/4しか伝送されない。
そこで、伝送装置100の制御情報生成回路140は、空きペイロード領域が生じないように割合を変更して帯域を割り当てる。例えば、割合を2:8から7:3に変更して、これにより、無線フレームのペイロード部は、図8に示すように、送信バッファ112に格納されたLANデータC全部と、送信バッファ111に格納されたLANデータAの1/2により構成され、空き領域が無い。そのため、システム全体の伝送効率が向上する。
また、制御情報生成回路140は、送信バッファ111と送信バッファ112のいずれかにLANデータの蓄積が無いときに、当該送信バッファに対応するLAN入出力回路に割り当てる帯域をゼロにし、他方の送信バッファに対応するLAN入出力回路に全帯域を割り当てる。
また、リンク状態監視回路120から、いずれかのLAN入出力回路のリンク断を示すポート状態情報Pを受信した際にも、当該送信バッファに対応するLAN入出力回路に割り当てる帯域をゼロにし、他方の送信バッファに対応するLAN入出力回路に全帯域を割り当てる。その後、リンク状態監視回路120から、当該LAN入出力回路のリンク復旧を示すポート状態情報Pを受信すると、割当対象に該LAN入出力回路を入れてトラフィック量に応じた帯域の再割当てを行う。
このように、本実施の形態のデータ伝送システム90によれば、伝送装置100と伝送装置200は、無線伝送路190を介して無線フレームを伝送する際に、LAN入出力回路のトラフィック量に応じてLAN入出力回路に割り当てる帯域の割合を変更することにより、無線伝送路190の帯域を効率的に利用することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、さまざまな変更、増減を加えてもよい。これらの変更、増減が加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上記において、IEEE802.3に準拠するLANデータの伝送に本発明の技術を適用した例を説明したが、本発明の技術は、いかなるバーストデータの伝送にも適用することができる。
また、分かりやすいように、2つの入力ポート(LAN入出力回路)を備えた伝送装置を例にしたが、本発明の技術は、2以上のいかなる数の入力ポートを有する伝送装置にも適用することができる。
本発明の原理を説明するためのデータ伝送装置の模式図である。 本発明の実施の形態にかかるデータ伝送システムを示す図である。 送信バッファに格納されたデータ量の例を示す図である。 図3に示すデータ量の場合における送信バッファ読出イネーブル信号と読出LANデータとの関係の例を示す図である。 図4に示す帯域割当により得られた無線フレームを示す図である。 送信バッファに格納されたデータの量が割当られた帯域に満たない例を示す図である。 図2に示すデータ伝送システムの伝送装置が、図6に示す例の場合における帯域割当の手法を説明するための図である(その1)。 図2に示すデータ伝送システムの伝送装置が、図6に示す例の場合における帯域割当の手法を説明するための図である(その2)。
符号の説明
50 データ伝送装置
51 入力ポート
52 入力ポート
60 トラフィック量監視部
70 帯域割当部
80 多重化処理部
90 データ伝送システム
100 伝送装置
101 LAN入出力回路
102 LAN入出力回路
111 送信バッファ
112 送信バッファ
120 リンク状態監視回路
130 データ量取得回路
140 制御情報生成回路
150 多重化処理部
151 ペイロード多重回路
152 オーバーヘッド多重回路
160 無線送受信回路
170 分離処理部
171 抽出回路
172 オーバーヘッド情報処理回路
173 LANデータ抽出回路
181 受信バッファ
182 受信バッファ
190 無線伝送路
200 伝送装置

Claims (14)

  1. 複数の入力ポートと、
    該複数の入力ポートに入力されたデータを所定の割合で多重化し、伝送経路の帯域に合致する多重化データを得る多重化処理部と、
    前記複数の入力ポートのそれぞれのトラフィック量を監視するトラフィック量監視部と、
    前記複数の入力ポートのうちの、前記トラフィック量監視部が取得したトラフィック量が0である入力ポートを帯域の割当対象から除外して、前記トラフィック量監視部が取得した他の各前記入力ポートのトラフィック量に応じて、前記多重化処理部が多重化する際の前記割合を定めることにより帯域の割当てを行う帯域割当部とを備えることを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 前記帯域割当部は、帯域に空きが生じないように前記帯域の割当てを行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送装置。
  3. 各前記入力ポートのリンク状態を監視するリンク状態監視部をさらに備え、
    前記帯域割当部は、該リンク状態監視部によりリンク断と検出した入力ポートがあるときに、該入力ポートを帯域の割当対象から除外して帯域の再割当てを行うことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ伝送装置。
  4. 前記帯域割当部は、前記リンク状態監視部により、リンク断の入力ポートのリンク復旧を検出した際に、該入力ポートを帯域の割当対象に入れて帯域の再割当てを行うことを特徴とする請求項3に記載のデータ伝送装置。
  5. 前記複数の入力ポートは、入力されたデータを一時的に格納する送信バッファがそれぞれ設けられており、
    前記トラフィック量監視部は、前記送信バッファに格納されたデータ量を監視することによりそれぞれの入力ポートのトラフィック量を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
  6. 前記帯域割当部は、定められた割合に応じて、各前記送信バッファに格納されたデータの読出時間を制御することにより帯域の割当てを実行することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
  7. 前記入力ポートに入力されるデータは、前記伝送経路の伝送速度より速い伝送速度で前記入力ポートに送信されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
  8. 前記伝送経路は、無線経路であることを特徴とする請求項7に記載のデータ伝送装置。
  9. 複数の入力ポートに入力されたデータを所定の割合で多重化し、伝送経路の帯域に合致する多重化データを得て前記伝送経路に出力する伝送装置における前記複数の入力ポートに対する帯域割当方法において、
    前記複数の入力ポートのそれぞれのトラフィック量を監視し、
    前記複数の入力ポートのうちの、トラフィック量が0である入力ポートを帯域の割当対象から除外して、他の各前記入力ポートのトラフィック量に応じて前記割合を定めることにより帯域の割当てを行うことを特徴とする帯域割当方法。
  10. 帯域に空きが生じないように前記帯域の割当を行うことを特徴とする請求項9に記載の帯域割当方法。
  11. 各前記入力ポートのリンク状態の監視をさらに行い、
    リンク断と検出した入力ポートがあるときに、該入力ポートを帯域の割当対象から除外して帯域の再割当てを行うことを特徴とする請求項9または10に記載の帯域割当方法。
  12. リンク断の入力ポートのリンク復旧を検出した際に、該入力ポートを帯域の割当対象に入れて帯域の再割当てを行うことを特徴とする請求項11に記載の帯域割当方法。
  13. 前記複数の入力ポートに対してそれぞれ設けられた、該入力ポートに入力されたデータを一時的に格納する送信バッファに格納されたデータ量を監視することによりそれぞれの入力ポートのトラフィック量を取得することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の帯域割当方法。
  14. 定められた前記割合に応じて、各前記送信バッファに格納されたデータの読出時間を制御することにより帯域の割当てを実行することを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の帯域割当方法。
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