JP4997190B2 - エンジン駆動発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンで駆動する発電機がエンジンとともにケースの内部に収容されたエンジン駆動発電機に関する。
エンジン駆動発電機のなかには、発電機を駆動するエンジンを備え、エンジンの駆動軸に同軸上に連結された冷却ファンを備え、エンジンおよび冷却ファンがケース内に収容され、ケースに外気導入口を設けるとともに冷却風導出口が設けられた小型発電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−200861号公報
エンジン駆動発電機によれば、冷却ファンを駆動することで、外気導入口からケース内に外気を導き、導いた外気を冷却風としてエンジンに導き、導いた冷却風でエンジンを冷却することが可能であるとされている。
そして、エンジンを冷却した冷却風は、冷却風導出口まで導かれて冷却風導出口からケース外に排出される。
ここで、エンジン駆動発電機はエンジンの排気量が大きくなるにしたがって、エンジンの吸気音や排気音が大きくなる。
このため、排気量の大きいエンジンを備えた発電機は、ケースの内面に吸音材を設けて、エンジンの吸気音や排気音を吸音材で抑える必要がある。
しかし、ケースの内面に吸音材を設けることで、部品点数が増え重量を抑える妨げになる。
さらに、吸音材をケースの内面に取り付ける空間を確保することで、エンジン駆動発電機を小型にまとめる妨げになる。
このように、エンジン駆動発電機の重量が増し、かつ、小型化が難しくなることで、エンジン駆動発電機の可搬性が損なわれることが考えられる。
加えて、特許文献1のエンジン駆動発電機によれば、ケース内に導いた外気を冷却風としてエンジンに導いてエンジンを冷却するように構成されている。
このため、冷却風をケースの内面に沿わせて円滑に流してケースの温度を下げることが難しいとされていた。
本発明は、可搬性を損なうことなく、エンジンの吸気音や排気音を抑えるとともに、ケースの温度を下げることができるエンジン駆動発電機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、発電機を駆動するエンジンを備え、前記エンジンの駆動軸に連結された冷却ファンを備え、前記エンジンを支えるアンダカバーを備え、アンダカバーの上方に設けられて前記エンジンおよび前記冷却ファンを収容するケースを備えたエンジン駆動発電機において、前記ケースは、左側壁部および左上壁部で左サイドケース部が形成され、右側壁部および右上壁部で右サイドケース部が形成され、左右のサイドケース部の前端部に前壁部が設けられ、左右のサイドケース部の後端部に後壁部が設けられ、各壁部で略矩形体状に形成され、かつ、前記左上壁部および前記右上壁部で前記ケースの上壁部が形成され、前記左右のサイドケース部の一方の側壁部に、前記冷却ファンが対向して設けられ、前記前後の壁部の一方に、外気導入用の第1導入口が設けられ、前記アンダカバーに、外気導入用の第2導入口が設けられ、前記エンジンのシリンダブロックの上方に所定間隔をおいてエンジン用シュラウドが設けられることにより、前記シリンダブロックおよびエンジン用シュラウド間にシリンダ上冷却流路が形成され、該シリンダ上冷却流路が前記第1導入口に連通された第1冷却構造と、前記左右のサイドケース部の他方に、他方のサイドケース部に対して所定間隔をおいてケース用シュラウドが設けられることにより、前記他方のサイドケース部および前記ケース用シュラウド間にケース冷却流路が形成され、該ケース冷却流路が前記第2導入口に連通された第2冷却構造と、を備え、前記第1冷却構造は、前記冷却ファンで前記第1導入口から前記ケース内に導いた冷却風を、前記シリンダ上冷却流路に導いて前記シリンダブロックに沿わせて案内し、前記シリンダブロックを冷却した冷却風を蛇行させ、前記前後の壁部の他方に設けられた導出口から排出し、前記第2冷却構造は、前記冷却ファンで前記第2導入口から前記ケース内に導いた冷却風を、前記ケース冷却流路に導くことにより前記他方のサイドケース部および一方のサイドケース部に沿わせて案内し、前記他方のサイドケース部および前記一方のサイドケース部を冷却した冷却風を前記冷却ファンを経て前記導出口から排出することを特徴とする。
請求項2前記エンジンのクランクケースおよび前記アンダカバー間に、前記第1導入口に連通されたシリンダ下冷却流路が形成され、前記アンダカバーに、前記シリンダ下冷却流路に導いた冷却風を前記ケース用シュラウドおよび前記クランクケース間に案内可能な凸状ガイド部が設けられたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シリンダブロックを冷却する第1冷却構造を備えた。この第1冷却構造は、シリンダブロックを冷却した冷却風を蛇行させて排出するようにした。
このように、冷却風を蛇行させて排出することで、エンジンの吸気音や排気ガスの排気音が冷却風とともにケースの導出口から漏れ難くできる。
よって、例えば、ケースの内面に吸音材を取り付けることなく、吸気音や排気音を低減することができる。
ケースの内面に吸音材を取り付ける必要がないので、吸音材を取り付ける空間を確保する必要がなく、エンジン駆動発電機を小型にまとめることができる。
これにより、可搬性を損なうことなく、エンジンの吸気音や排気ガスの排気音を抑えることができる。
加えて、請求項1に係る発明では、ケース内に導いた冷却風を他方のサイドケース部および一方のサイドケース部に沿わせて導く第2冷却構造を備えた。
よって、冷却風をケースに沿わせて円滑に流すことができる。
これにより、ケースの内面近傍にエンジンの熱が滞留することを確実に抑えて、ケースの温度を下げることができる。
さらに、請求項に係る発明では、冷却ファンを一方の側壁部に対向させて設けた。また、第1冷却構造の第1導入口を前後の壁部の一方に設けた。
すなわち、第1導入口を冷却ファンの側部側に設けた。そして、冷却風の導出口を前後の壁部の他方に設けた。
第1導入口から吸い込まれた冷却風は、冷却ファンの正面に向けて蛇行して導かれる。蛇行して導かれた冷却風はエンジンに導かれ、エンジンを冷却する。
エンジンを冷却した冷却風は、他方の側壁部で導出口に向けて案内される。よって、シリンダブロックを冷却した冷却風を蛇行させて排出させることができる。
このように、冷却風を蛇行させて排出することで、エンジンの吸気音や排気音を冷却風とともにケースの導出口から漏れ難くでき、吸気音や排気音を低減することができる。
加えて、請求項に係る発明では、第2冷却構造の第2導入口を、他方のサイドケース部および一方のサイドケース部に沿わせて冷却風を導入可能に形成した。
これにより、冷却風をケースに沿わせて円滑に流し、ケースの内面近傍にエンジンの熱が滞留することを防いでケースの温度を下げることができる。
また、請求項に係る発明では、第1冷却構造のエンジン用シュラウドを、シリンダブロックの上方に備えてシリンダ冷却流路を形成した。
これにより、シリンダ冷却流路で冷却風をシリンダブロックに確実に導いて、シリンダブロックを効率よく冷却することができる。
加えて、請求項に係る発明では、第2冷却構造のケース用シュラウドを、ケースに対して所定間隔をおいて備えてケース冷却流路を形成した。
これにより、ケース冷却流路で冷却風を他方のサイドケース部および一方のサイドケース部に沿わせて確実に導いて、冷却風をケースに沿わせて円滑に流し、ケースの温度を下げることができる。
また、請求項2に係る発明では、エンジンおよびアンダカバー間にシリンダ下冷却流路を形成し、アンダカバーに凸状ガイド部を設けた。
これにより、シリンダ下冷却流路に導いた冷却風を凸状ガイド部でケース用シュラウドおよびエンジンのクランクケース間に案内できるので、クランクケースを冷却風で冷却することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、本発明に係るエンジン駆動発電機10は牽引ハンドル125で引っ張る方向を前方とし、図中前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
図1は本発明に係るエンジン駆動発電機を示す斜視図、図2は本発明に係るエンジン駆動発電機を示す断面図である。
エンジン駆動発電機10は、本体としての骨格を形成する骨格部材11と、骨格部材11に設けられたエンジン/発電機ユニット12と、エンジン/発電機ユニット12の出力を制御する電装部13と、エンジン/発電機ユニット12に燃料を供給する吸気/燃料供給機構14(図3参照)と、エンジン/発電機ユニット12に冷却風を導く冷却構造15と、エンジン駆動発電機10を運ぶための運搬構造16と、エンジン/発電機ユニット12および電装部13を覆うケース17と、ケース17内の収容空間20を仕切る断熱部材18と、エンジン/発電機ユニット12のエンジン21に設けられたマフラー23(図4参照)とを備えている。
エンジン駆動発電機10は、骨格部材11のアンダカバー25のうち、前端部25aに左右の脚部29が設けられ、後端部25bに左右の車輪31,32が設けられている。
左右の脚部29は、それぞれラバー材で形成されている。
左右の脚部29および左右の車輪31,32が接地した状態で、アンダカバー25が略水平に配置可能に構成されている。
このエンジン駆動発電機10は、骨格部材11のアンダカバー25に、エンジン/発電機ユニット12が4個の取付部材(マウント部材)33で取り付けられている。
エンジン/発電機ユニット12は、エンジン21と、エンジン21で駆動する発電機22(図4参照)とが一体に設けられている。
発電機22は、エンジン21の駆動軸(クランクシャフト)34に対して同軸上に設けられている(図5参照)。
エンジン21は、シリンダブロック35が駆動軸34を軸にして左右の車輪31,32側(具体的には、左右の車輪31,32を支持する車軸113側)に角度θ傾斜した状態に配置されている。
なお、図2に示す符号36は、シリンダブロック35のシリンダ中心を示す。
エンジン21のシリンダブロック35を角度θ傾斜させることで、エンジン21の高さH1を低く抑えることができる。
エンジン21の高さH1を低く抑えることで、エンジン駆動発電機10の高さを低く抑えて、エンジン駆動発電機10のコンパクト化を図ることができる。
エンジン21のシリンダブロック35を角度θ傾斜させた状態で、シリンダブロック35の下方に車輪収容空間38を確保することができる。
この車輪収容空間38に、運搬構造16の左右の車輪31,32が配置されている。
車輪収容空間38を利用して左右の車輪31,32を配置することで、エンジン駆動発電機10のコンパクト化を一層良好に図ることができる。
図3は図1のエンジン駆動発電機からケースを除去した状態を示す斜視図、図4は図3のエンジン駆動発電機を示す分解斜視図である。
骨格部材11は、エンジン/発電機ユニット12を支持可能に形成されたアンダカバー25と、アンダカバー25の前端部25a近傍に立設された鉛直フレーム26と、鉛直フレーム26の上部中央26aおよびアンダカバー25の後端中央部25eに架け渡されたセンタフレーム27とから構成されている。
骨格部材11のアンダカバー25には、エンジン21および発電機22を一体に備えたエンジン/発電機ユニット12が4個の取付部材33で取り付けられている。
吸気/燃料供給機構14は、エンジン/発電機ユニット12のエンジン21に燃料(混合気)を供給するものである。
この吸気/燃料供給機構14は、発電機22(図5参照)の上方に配置された燃料タンク41と、エンジン21のシリンダブロック35に設けられた気化器101とを備えている。
運搬構造16は、左右の車輪31,32、後固定把手118、前固定把手119(図1、図2参照)および牽引ハンドル125を備えている。
前固定把手119は、図2に示すように、牽引ハンドル125の支え軸131を覆うように設けられている。
運搬構造16によれば、牽引ハンドル125を支え軸131を中心にして牽引位置(図示の状態)まで上方にスイング移動して、牽引ハンドル125のグリップ132を把持して牽引することが可能である。
すなわち、グリップ132を把持して持ち上げることで、左右の脚部29が地面(路面)から持ち上げられる。
この状態で、グリップ132を牽引することで、左右の車輪31,32が回転してエンジン駆動発電機10を運搬する(運ぶ)ことが可能である。
一方、牽引ハンドル125を支え軸131を中心にして下方にスイング移動して、牽引ハンドル125を前ケース部46(図1参照)に固定する。
この状態で、後固定把手118および前固定把手119を把持してエンジン駆動発電機10を持ち上げて運ぶことが可能である。
図5は図1の5−5線断面図、図6は本発明に係るエンジン駆動発電機からケースを分解した状態を示す分解斜視図である。
エンジン/発電機ユニット12は、エンジン21の駆動軸34が左右方向に向いて横置きに配置された状態でアンダカバー25に取り付けられている(支えられている)。駆動軸34に冷却ファン85が連結されている。
詳しくは、エンジン/発電機ユニット12のエンジン21は、クランクケース56の底部56aが取付部材33…(図2参照)を介してアンダカバー25に支えられている。
このエンジン/発電機ユニット12は、エンジン21が駆動することにより駆動軸34が回転する。駆動軸34の回転が冷却ファン85に伝わり、冷却ファン85が回転する。
冷却ファン85が回転することで、発電機22のロータ22aがステータ22bの外周に沿って回転する。ロータ22aが回転することで電力が発電される。
エンジン/発電機ユニット12の上方に骨格部材11のセンタフレーム27が配置されている。センタフレーム27に断熱部材18が設けられている。
断熱部材18は、ユニット収容領域51を、エンジン21が配置された側のホット領域54と、発電機22が配置された側のクール領域53とに仕切る部材である。
エンジン/発電機ユニット12のうち、エンジン21および発電機22の境界部24全周に弾性シール材215(図2、図7も参照)が設けられている。
弾性シール材215は、ホット領域54とクール領域53とを仕切る部材である。
エンジン/発電機ユニット12のエンジン21の上方にマフラー23が設けられている。
マフラー23は、エンジン21のシリンダブロック35(図2参照)から排出された排気ガスを排気口39(図1も参照)から排出するものである。
また、エンジン/発電機ユニット12の発電機22の上方に、吸気/燃料供給機構14の燃料タンク41が設けられている。
さらに、エンジン/発電機ユニット12の前方に電装部13が設けられている。
エンジン/発電機ユニット12、マフラー23、燃料タンク41および電装部13は、断面略コ字状に形成されたケース17の内部に収容されている。
電装部13は、エンジン/発電機ユニット12の出力を制御するもので、上半部に操作パネル79を備え、下半部にインバータユニット78を備えている。
操作パネル79には、エンジン始動用のスイッチや、発電された電力を出力するための交流端子や直流端子などが前ケース部46の開口部48から外部に臨むように設けられている。
インバータユニット78は、発電機22の出力周波数を制御する機器である。
ケース17は、ポリプロピレン(PP)などの樹脂で形成され、ケース本体45と、前ケース部46と、後ケース部47とを備えている。
このケース17をアンダカバー25の上方に設けることで、ケース17およびアンダカバー25で収容空間20が形成されている。
収容空間20は、ユニット収容領域51および電装部収容領域52(図2参照)に区画され、ユニット収容領域51がクール領域53およびホット領域54に区画されている。
ユニット収容領域51にエンジン/発電機ユニット12が収容され、電装部収容領域52に電装部13が収容されている。
また、ホット領域54にエンジン21およびマフラー23が収容され、クール領域53に発電機22および燃料タンク41が収容されている。
ケース本体45は、ユニット収容領域51の左右側部や上部を覆う部材である。このユニット収容領域51にエンジン/発電機ユニット12が収容されている。
このケース本体45は、ホット領域54を覆う左サイドケース部61と、左サイドケース部61の下部に設けられた装飾用の左カバー62と、クール領域53を覆う右サイドケース部63と、右サイドケース部63の下部に設けられた装飾用の右カバー64とを備えている。
クール領域53には、リコイルスタータ111、冷却ファン85、発電機22および燃料タンク41が配置されている。
ホット領域54には、エンジン21およびマフラー23が配置されている。
左サイドケース部61は、下端部61aがアンダカバー25の左側部25cに取り付けられ、上端部61bが骨格部材11(センタフレーム27)の上部27aに取り付けられている。
この左サイドケース部61は、左側壁部(左右の側壁部の他方)66および左上壁部67で断面略L字状に形成されている。
右サイドケース部63は、下端部63aがアンダカバー25の右側部25dに取り付けられ、上端部63bが骨格部材11(センタフレーム27)の上部27aに取り付けられている。
この右サイドケース部63は、右側壁部(左右の側壁部の一方)68および右上壁部69で断面略L字状に形成されている。
左サイドケース部61の左上壁部67および右サイドケース部63の右上壁部69で、ケース17の上壁部が構成されている。
前ケース部46は略矩形状の蓋状に形成され、骨格部材11のアンダカバー25や鉛直フレーム26などに取り付けられてケース17の前壁部(前後の壁部の一方)を構成する部材である。
この前ケース部46で電装部収容領域52(図2参照)の前部が覆われている。
電装部収容領域52には電装部13が収容されている。
後ケース部47は、略矩形状の蓋状に形成され、骨格部材11のアンダカバー25やセンタフレーム27などに取り付けられてケース17の後壁部(前後の壁部の他方)を構成する部材である。
この後ケース部47でユニット収容領域51の後部が覆われている。
後ケース部47は、左半部に左カバー部74が設けられ、右半部に右カバー部75が設けられている。
このケース17は、左右の側壁部66,68が所定間隔をおいて設けられ、左右の側壁部66,68の前端部に前ケース部(前壁部)46が設けられ、左右の側壁部66,68の後端部に後ケース部(後壁部)47が設けられ、左右の側壁部66,68および前後の壁部46,47で略矩形体状に形成されている。
右側壁部68に冷却ファン85が対向して配置されている。
具体的には、右側壁部68および冷却ファン85間にリコイルスタータ111が介在された状態で、右側壁部68に冷却ファン85が対向するように配置されている。
一方、左側壁部66にエンジン21の蓋部57が対向して配置されている。
冷却構造15は、電装部13のインバータユニット78、エンジン21およびマフラー23を冷却するエンジン冷却構造81と、ケース17を冷却するケース冷却構造(第2冷却構造)82とを備えている。
エンジン冷却構造81は、エンジン21の上部およびマフラー23を冷却する第1エンジン冷却構造(第1冷却構造)81Aと、エンジン21の下部およびマフラー23を冷却する第2エンジン冷却構造81Bとを備えている。
第1エンジン冷却構造81Aは、前ケース部46の下半部に設けられた外気導入用の導入ルーバ部(第1導入口)84と、導入ルーバ部84から導かれた外気(冷却風)をインバータユニット78を経て冷却ファン85に案内する第1冷却流路86と、冷却ファン85に導かれた冷却風をエンジン21のシリンダブロック35に案内する第2冷却流路(シリンダ冷却流路)87(図2も参照)と、シリンダブロック35を経た冷却風を導出ルーバ部(導出口)89に案内する第3冷却流路88と、第3冷却流路88に案内された冷却風をケース17の外部に排出する導出ルーバ部89とを備えている。
なお、第1冷却流路86、第2冷却流路87および第3冷却流路88を便宜上、白抜き矢印で示す。
導出ルーバ部89は、左カバー部74の上半部(ケース17の上部)74aに設けられている。
第2冷却流路87は、シリンダブロック35の上方にエンジン用シュラウド98を備えることで形成され、冷却風をシリンダブロック35に導く流路である。
ここで、冷却ファン85を右側壁部68に対向させて設け、第1エンジン冷却構造81Aの導入ルーバ部84を前ケース部46に設けた。
すなわち、導入ルーバ部84が冷却ファン85の側部側に設けられている。そして、冷却風の導出ルーバ部89を後ケース部47に設けた。
導入ルーバ部84から吸い込まれた冷却風は、冷却ファン85の正面85aに向けて第1冷却流路86により蛇行して導かれる。蛇行して導かれた冷却風はエンジン21に導かれてエンジン21を冷却する。
エンジン21を冷却した冷却風は、第2冷却流路87により左側壁部66(詳しくは、ケース用シュラウド97)に向けて案内され、左側壁部66(詳しくは、ケース用シュラウド97)で導出ルーバ部89に向けて案内される。
よって、エンジン21を冷却した冷却風は蛇行して導出ルーバ部89に導かれ、導出ルーバ部89から排出される。
このように、冷却風を蛇行させて排出することで、エンジン21の吸気音や排気音を冷却風とともに導出ルーバ部89から漏れ難くでき、吸気音や排気音を低減できる。
なお、ケース用シュラウド97は、左サイドケース部61に対して所定間隔をおいて設けられている。
第1エンジン冷却構造81Aによれば、導入ルーバ部84からケース17内に外気(冷却風)を導入し、導入した冷却風をインバータユニット78、エンジン21の上部(主に、シリンダブロック35)およびマフラー23に導くことが可能である。
よって、インバータユニット78、エンジン21の上部(主に、シリンダブロック35)およびマフラー23を冷却風で冷却することが可能である。
そして、インバータユニット78、エンジン21(シリンダブロック35)およびマフラー23を冷却した冷却風を、導出ルーバ部89からケース17の外部に排出することが可能である。
なお、第1エンジン冷却構造81Aについては図8でさらに詳しく説明する。
第2エンジン冷却構造81Bは、第1エンジン冷却構造81Aの第1冷却流路86から分岐され発電機側22の下方に案内する第7冷却流路134と、第7冷却流路134から導かれた冷却風を放熱フィン58まで案内する第8冷却流路135と、第8冷却流路135から導かれた冷却風をクランクケース56の上部まで案内する放熱フィン58と、放熱フィン58に沿ってクランクケース56の上部まで上昇した冷却風をケース17の外部に排出する導出ルーバ部89とを備えている。
なお、第7冷却流路134および第8冷却流路135を便宜上、白抜き矢印で示す。
導出ルーバ部89は、第1エンジン冷却構造81Aと共用の部材である。
第7冷却流路134は、第1エンジン冷却構造81Aの第1冷却流路86から外気(冷却風)を分岐して冷却ファン85を経て発電機22の下方に案内する流路である。
第8冷却流路135は、アンダカバー25およびクランクケース56の底部56aで形成され、放熱フィン58まで冷却風を導くための流路である。
第2エンジン冷却構造81Bによれば、導入ルーバ部84からケース17内に導入された外気(冷却風)を第7冷却流路134に分岐させて発電機22の下方に導き、発電機22の下部を冷却することが可能である。
発電機22の下方に導かれた冷却風を第8冷却流路135でクランクケース56の底部56aに導き、クランクケース56の底部56aを冷却することが可能である。
第8冷却流路135で放熱フィン58まで案内された冷却風を放熱フィン58に沿わせて矢印で示すように上方に導き、放熱フィン58を冷却することが可能である。
そして、放熱フィン58を冷却した冷却風を、導出ルーバ部89からケース17の外部に排出することが可能である。
なお、第2エンジン冷却構造81Bについては図8でさらに詳しく説明する。
ケース冷却構造82は、アンダカバー25の左側部25cに設けられた外気導入用の導入スリット部(第2導入口)91と、導入スリット部91から導かれた外気を左サイドケース部61に沿わせてマフラー23の上方まで案内する第4冷却流路(ケース冷却流路)92と、センタフレーム27に形成されたガイド口93…(図2も参照)と、第4冷却流路92の外気をガイド口93…を経て燃料タンク41の上方に案内する第5冷却流路(ケース冷却流路)94と、燃料タンク41の上方まで案内された外気を右サイドケース部63に沿わせて冷却ファン85まで案内する第6冷却流路(ケース冷却流路)95とを備えている。
なお、第4冷却流路92、第5冷却流路94および第6冷却流路95を便宜上、白抜き矢印で示す。
ここで、ケース冷却構造82は、導入スリット部91を、左サイドケース部61に沿わせて冷却風を導入可能に形成した。
導入スリット部91は、アンダカバー25の左側部25cに前後方向を向いて一定長さに形成されたスリットである。この導入スリット部91は、左側部25cに沿って所定間隔をおいて複数形成されている。
これにより、冷却風を左サイドケース部61に沿わせて円滑に流し、ケース17の内面近傍にエンジン21の熱が滞留することを防いでケース17の温度を下げることができる。
また、第4冷却流路92は、左サイドケース部61に対して所定間隔をおいてケース用シュラウド97を備えることで、左サイドケース部61およびケース用シュラウド97間に形成された流路である。
よって、第4冷却流路92で冷却風を左サイドケース部61の内面に沿わせて確実に導くことができる。
これにより、冷却風を左サイドケース部61に沿わせて円滑に流し、ケース17の温度を下げることができる。
ケース冷却構造82によれば、導入スリット部91から外気(冷却風)を導入し、導入した冷却風を左サイドケース部61の内面および右サイドケース部63の内面に沿わせて円滑に案内することが可能である。
左サイドケース部61の内面および右サイドケース部63の内面に沿わせて外気を円滑に案内することで、左右のサイドケース部61,63を冷却することが可能である。
図7は本発明に係るエンジン/発電機ユニットをアンダカバーに取り付けた状態を示す斜視図、図8は図7のエンジン/発電機ユニットをアンダカバーから分解した状態を示す分解斜視図である。
クランクケース56の上部およびシリンダブロック35の上部に所定間隔をおいてエンジン用シュラウド98がボルト99で取り付けられている。
クランクケース56の上部とエンジン用シュラウド98の前半部98aとで前半部空間87aが形成され、シリンダブロック35の上部35aとエンジン用シュラウド98の後半部98bとで後半部空間87bが形成されている。
前半部空間87aおよび後半部空間87bで、第1エンジン冷却構造81Aの第2冷却流路87が形成されている。
これにより、第2冷却流路87で冷却風をシリンダブロック35に確実に導いて、シリンダブロック35を効率よく冷却することができる。
第1エンジン冷却構造81Aは、前述したように、外気導入用の導入ルーバ部84(図6参照)と、湾曲状の第1冷却流路86と、第2冷却流路87と、第3冷却流路88と、導出ルーバ部89(図6参照)とを備えている。
つぎに、第2エンジン冷却構造81Bについて説明する。
エンジン/発電機ユニット12がアンダカバー25に取付部材33…(図2参照)で取り付けられている。
エンジン21のクランクケース56の左側部に蓋体57が取り付けられることで、クランクケース56の開口部が蓋体57で閉塞されている。
この蓋体57は、側壁部57aに放熱フィン58が鉛直方向に向けて設けられている。
側壁部57aは、クランクケース56のうち、冷却ファン85の反対側の壁部を構成する部位である。
エンジン/発電機ユニット12がアンダカバー25に取付部材33…(図2参照)で取り付けられることで、図5に示すように、エンジン21のクランクケース56の底部56aがアンダカバー25の案内部221に沿って配置されている。
具体的には、クランクケース56の底部56aは、案内部221の上方に所定間隔をおいて配置されている。
案内部221は、アンダカバー25の中央寄りに形成された傾斜部位221aと、傾斜部位221aの外側に形成された水平部位221bと、案内部221の外縁に沿って形成された取付溝223と、取付溝223に設けられた凸状ガイド部225とを備えている。
傾斜部位221aは、アンダカバー25の中央部近傍から外側に向けて上り勾配で傾斜する部位である。
水平部位221bは、傾斜部位221aの上端に設けられ、クランクケース56の底部56aと略平行に形成された部位である。
この水平部位221bは、クランクケース56の底部56aに対して所定間隔をおいて下方に形成されている。
取付溝223は、上方に配置されたクランクケース56の底部56a外周に沿って形成されている。取付溝223に凸状ガイド部225が取り付けられている。
凸状ガイド部225は、底部56aの前外周に沿って立設された前突条片225aと、底部56aの左側外周に沿って立設された中央突条片225bと、底部56aの後外周に沿って立設された後突条片225cとを有している。
中央突条片225bは、底部56aの左側外周56cに対して間隔S(図5参照)を開けて配置されている。
クランクケース56の底部56aおよびアンダカバー25の案内部221で空間227が形成されている。
空間227は、前部が前突条片225aで塞がれるとともに、後部が後突条片225cで塞がれている。
さらに、空間227の左側部に、中央突条片225bが配置されている。
クランクケース56の底部56a、アンダカバー25の案内部221および凸状ガイド部225で第2エンジン冷却構造81Bの第8冷却流路135が形成されている。
第2エンジン冷却構造81Bは、前述したように、第1エンジン冷却構造81Aの第1冷却流路86から分岐された第7冷却流路134と、第8冷却流路135と、放熱フィン58と、導出ルーバ部89とを備えている。
第2エンジン冷却構造81Bの第8冷却流路135によれば、発電機22の下方に導かれた冷却風を前突条片225aおよび後突条片225cで放熱フィン58まで効率よく導き、クランクケース56の底部56aを冷却することが可能である。
さらに、第8冷却流路135によれば、導いた冷却風を中央突条片225bで上向きに良好に立ち上げることができる。
中央突条片225bの上方には放熱フィン58が設けられている。放熱フィン58は鉛直方向に向けて設けられている。
よって、中央突条片225bで立ち上げた冷却風を、放熱フィン58に沿って矢印で示すように良好に導くことができる。
すなわち、第8冷却流路135は、凸状ガイド部225を備えることで、冷却風をクランクケース56に沿わせて放熱フィン58まで良好に導くことが可能である。
つぎに、図6に戻って、第1エンジン冷却構造81Aでインバータユニット78、エンジン21およびマフラー23などを冷却する例について説明する。
冷却ファン85(図5参照)が作動することで、導入ルーバ部84からケース17内に外気(冷却風)が導入される。導入した冷却風は、第1冷却流路86を経て冷却ファン85に湾曲状に導かれる。
第1冷却流路86を流れる冷却風でインバータユニット78が冷却される。
冷却ファン85から吹き出された冷却風は第2冷却流路87に導かれる。
第2冷却流路87に導かれた冷却風でクランクケース56の上部56bおよびシリンダブロック35の上部35a(図8参照)が冷却される。
クランクケース56の上部56bおよびシリンダブロック35の上部35aを冷却した冷却風は、左側壁部66(詳しくは、ケース用シュラウド97の内面)で案内されてマフラー23に向けて湾曲状に導かれる。
第2冷却流路87を流れる冷却風でマフラー23が冷却される。
マフラー23を冷却した冷却風は第3冷却流路88に導かれる。第3冷却流路88に導かれた冷却風は、導出ルーバ部89を経てケース17の外部に排出される。
以上説明したように、導入ルーバ部84からケース17内に導入された冷却風は、第1冷却流路86で湾曲状に導かれ、さらに第3冷却流路88で湾曲状に導かれる。
よって、クランクケース56の上部56bおよびシリンダブロック35の上部35aを冷却した冷却風を蛇行させて導出ルーバ部89から排出することができる。
このように、第1、第2の冷却流路86,88で冷却風を蛇行させて排出することで、エンジン21の吸気音や排気ガスの排気音が冷却風とともにケース17の導出ルーバ部89から漏れ難くできる。
これにより、例えば、ケース17の内面に吸音材を取り付けることなく、吸気音や排気音を低減することができる。
ケース17の内面に吸音材を取り付ける必要がないので、吸音材を取り付ける空間を確保する必要がなく、エンジン駆動発電機10を小型にまとめることができる。
これにより、可搬性を損なうことなく、エンジンの吸気音や排気ガスの排気音を抑えることができる。
つぎに、図6および図8に戻って、第2エンジン冷却構造81Bでクランクケース56の底部56aおよびクランクケース56の蓋体57などを冷却する例について説明する。
冷却ファン85(図5参照)が作動することで、導入ルーバ部84からケース17内に導入された外気(冷却風)が第7冷却流路134に分岐される。
第7冷却流路134に分岐された冷却風は発電機22の下方に導かれる。
第7冷却流路134を流れる冷却風で発電機22の下部が冷却される。
発電機22の下部を冷却した冷却風は第8冷却流路135に導かれ、クランクケース56の底部56aに沿って流れる。
第8冷却流路135を流れる冷却風でクランクケース56の底部56aが冷却される。
クランクケース56の底部56aを通過した冷却風は、凸状ガイド部225の中央突条片225bで上向きに案内される。
上向きに案内された冷却風は放熱フィン58に沿って上昇する。
放熱フィン58に沿って流れる冷却風でクランクケース56の蓋体57(放熱フィン58)が冷却される。
蓋体57(放熱フィン58)を冷却した冷却風は、導出ルーバ部89からケース17の外部に排出される。
このように、アンダカバー25の案内部221およびクランクケース56の底部56aで第8冷却流路135を形成し、第8冷却流路135で冷却風を放熱フィン58まで導くようにした。
ここで、第8冷却流路135は、凸状ガイド部225を備えることで、冷却風をクランクケース56に沿わせて一層良好に導くことができる。
よって、第8冷却流路135に導かれた冷却風でクランクケース56の底部56aを一層効率よく冷却することができる。
また、放熱フィン58を鉛直方向に向けて蓋体57の側壁部57aに設けた。
よって、第8冷却流路135で放熱フィン58まで導かれた冷却風が放熱フィン58に沿って上方に円滑に導かれる。
ここで、第8冷却流路135は、凸状ガイド部225(具体的には、中央突条片225b)を備えることで、中央突条片225bで冷却風を上向きに良好に立ち上げることができる。
よって、冷却風を放熱フィン58に沿わせて良好に導いて、蓋体57の側壁部57aを一層効率よく冷却することができる。
さらに、左カバー部74の上半部に導出ルーバ部89(図6参照)を設けた。
よって、放熱フィン58に沿って上昇した冷却風を導出ルーバ部89からケース17の外部に良好に排出することができる。
このように、第8冷却流路135に導いた冷却風でクランクケース56の底部56aを効率よく冷却し、かつ、放熱フィン58に導いた冷却風でクランクケース56の蓋体57を効率よく冷却することで、エンジン21の冷却効率を高めることができる。
加えて、アンダカバー25の案内部221およびクランクケース56の底部56aで第8冷却流路135を形成することで、アンダカバー25を第8冷却流路135の一部を形成する部材として兼用することができる。
よって、従来技術で示した大型シュラウドの除去が可能になり、大型シュラウドを取り付ける空間を不要にできる。
これにより、エンジン駆動発電機10の軽量化を図るとともに、エンジン駆動発電機10を小型にまとめることが可能になり、エンジン駆動発電機10の可搬性を良好に確保することができる。
つぎに、図5に戻って、ケース冷却構造82でケース17を冷却する例について説明する。
冷却ファン85が作動することで、導入スリット部91から外気(冷却風)がケース17内に導入される。
ケース17内に導入された冷却風は第4冷却流路92に導かれ、左サイドケース部61の内面に沿って円滑に流れる。
第4冷却流路92を流れる冷却風で左サイドケース部61が冷却される。
左サイドケース部61を冷却した冷却風は第5冷却流路94に導かれ、右サイドケース部63の内面に沿って円滑に流れる。
第5冷却流路94を流れる冷却風で右サイドケース部63が冷却される。
右サイドケース部63を冷却した冷却風は、第6冷却流路95に導かれて、冷却ファン85内に流れる。
このように、導入スリット部91から導入した外気(冷却風)を左右のサイドケース部61,63の各内面に沿わせて円滑に流すことができる。
これにより、左右のサイドケース部61,63の各内面近傍にエンジン21の熱が滞留することを確実に抑えてケース17の温度を下げることができる。
ここで、左サイドケース部61を冷却して第5冷却流路94に導かれた冷却風のうち、一部の冷却風は、燃料タンク41と断熱部材18との間の冷却流路96に流れる。
冷却流路96に流れた冷却風は、第6冷却流路95に合流して、冷却ファン85内に流れる。
このように、一部の冷却風を冷却流路96に流すことで、クール領域53の冷却効率を一層高めることができる。
なお、前記実施の形態で示したケース17、アンダカバー25、前ケース部46、後ケース部47、導出ルーバ部89、導入スリット部91、ケース用シュラウド97およびエンジン用シュラウド98などは例示した形状に限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、エンジンで駆動する発電機がエンジンとともにケースの内部に収容されたエンジン駆動発電機への適用に好適である。
本発明に係るエンジン駆動発電機を示す斜視図である。 本発明に係るエンジン駆動発電機を示す断面図である。 図1のエンジン駆動発電機からケースを除去した状態を示す斜視図である。 図3のエンジン駆動発電機を示す分解斜視図である 図1の5−5線断面図である。 本発明に係るエンジン駆動発電機からケースを分解した状態を示す分解斜視図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットをアンダカバーに取り付けた状態を示す斜視図である。 図7のエンジン/発電機ユニットをアンダカバーから分解した状態を示す分解斜視図である。
符号の説明
10…エンジン駆動発電機、17…ケース、21…エンジン、22…発電機、25…アンダカバー、33…シリンダブロック、34…駆動軸、46…前ケース部(前壁部)、47…後ケース部(後壁部)、56…クランクケース、66…左側壁部、68…右側壁部、81A…第1エンジン冷却構造(第1冷却構造)、82…ケース冷却構造(第2冷却構造)、84…導入ルーバ部(第1導入口)、85…冷却ファン、87…第2冷却流路(シリンダ冷却流路、シリンダ上冷却流路)、89…導出ルーバ部(導出口)、91…導入スリット部(第2導入口)、92…第4冷却流路(ケース冷却流路)、94…第5冷却流路(ケース冷却流路)、95…第6冷却流路(ケース冷却流路)、97…ケース用シュラウド、98…エンジン用シュラウド、135…第8冷却流路(シリンダ下冷却流路)、225…凸状ガイド部

Claims (2)

  1. 発電機を駆動するエンジンを備え、前記エンジンの駆動軸に連結された冷却ファンを備え、前記エンジンを支えるアンダカバーを備え、アンダカバーの上方に設けられて前記エンジンおよび前記冷却ファンを収容するケースを備えたエンジン駆動発電機において、
    前記ケースは、
    左側壁部および左上壁部で左サイドケース部が形成され、右側壁部および右上壁部で右サイドケース部が形成され、左右のサイドケース部の前端部に前壁部が設けられ、左右のサイドケース部の後端部に後壁部が設けられ、各壁部で略矩形体状に形成され、かつ、前記左上壁部および前記右上壁部で前記ケースの上壁部が形成され、
    前記左右のサイドケース部の一方の側壁部に、前記冷却ファンが対向して設けられ、
    前記前後の壁部の一方に、外気導入用の第1導入口が設けられ、
    前記アンダカバーに、外気導入用の第2導入口が設けられ、
    前記エンジンのシリンダブロックの上方に所定間隔をおいてエンジン用シュラウドが設けられることにより、前記シリンダブロックおよびエンジン用シュラウド間にシリンダ上冷却流路が形成され、該シリンダ上冷却流路が前記第1導入口に連通された第1冷却構造と、
    前記左右のサイドケース部の他方に、他方のサイドケース部に対して所定間隔をおいてケース用シュラウドが設けられることにより、前記他方のサイドケース部および前記ケース用シュラウド間にケース冷却流路が形成され、該ケース冷却流路が前記第2導入口に連通された第2冷却構造と、
    を備え、
    前記第1冷却構造は、前記冷却ファンで前記第1導入口から前記ケース内に導いた冷却風を、前記シリンダ上冷却流路に導いて前記シリンダブロックに沿わせて案内し、前記シリンダブロックを冷却した冷却風を蛇行させ、前記前後の壁部の他方に設けられた導出口から排出し、
    前記第2冷却構造は、前記冷却ファンで前記第2導入口から前記ケース内に導いた冷却風を、前記ケース冷却流路に導くことにより前記他方のサイドケース部および一方のサイドケース部に沿わせて案内し、前記他方のサイドケース部および前記一方のサイドケース部を冷却した冷却風を前記冷却ファンを経て前記導出口から排出することを特徴とするエンジン駆動発電機。
  2. 前記エンジンのクランクケースおよび前記アンダカバー間に、前記第1導入口に連通されたシリンダ下冷却流路が形成され、
    前記アンダカバーに、前記シリンダ下冷却流路に導いた冷却風を前記ケース用シュラウドおよび前記クランクケース間に案内可能な凸状ガイド部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動発電機。
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