JP2010007594A - エンジン駆動発電機 - Google Patents

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JP2010007594A JP2008168899A JP2008168899A JP2010007594A JP 2010007594 A JP2010007594 A JP 2010007594A JP 2008168899 A JP2008168899 A JP 2008168899A JP 2008168899 A JP2008168899 A JP 2008168899A JP 2010007594 A JP2010007594 A JP 2010007594A
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Abstract

【課題】振動を抑制でき、かつ、小型化を図ることができるエンジン駆動発電機を提供する。
【解決手段】エンジン駆動発電機10は、エンジン/発電機ユニット12の振動を抑制するアッパセンタバンプストッパ424が弾性シール材215に一体的に形成され、アッパセンタバンプストッパ424を当接するアッパセンタバンプ受部425がセンタフレーム27に設けられている。そして、アッパセンタバンプストッパ424をアッパセンタバンプ受部425に当接することで、エンジン/発電機ユニット12の振動のうち水平方向成分を抑制するようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、エンジンで駆動する発電機がエンジンと一体に設けられたエンジン/発電機ユニットをケースの内部に収容したエンジン駆動発電機に関する。
エンジン駆動発電機のなかには、エンジンの駆動軸に対して発電機や冷却ファンが同軸上に設けられ、エンジンおよび発電機が一体化され、一体化されたエンジン/発電機ユニットの振動を抑えるために緩衝部材を備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭59−53672号公報
このエンジン駆動発電機は、一体化されたエンジン/発電機ユニットの底部4隅部が取付部材を介してアンダカバーにそれぞれ支持されている。
取付部材は上下のステー間にゴム部材が介装された部材である。この取付部材は、上ステーがエンジン/発電機ユニットにボルト止めされ、下ステーがアンダカバーにボルト止めされている。
また、下ステーに緩衝部材を設けることで、緩衝部材がエンジン/発電機ユニットの底部4隅部に対向する部位に設けられている。
それぞれの緩衝部材を底部4隅部に当接することで、エンジン/発電機ユニットの振動を抑制することが可能であるとされている。
ところで、エンジン/発電機ユニットの底部4隅部は、エンジン/発電機ユニットの重心位置から比較的離れた部位である。
一方、エンジン/発電機ユニットは重心位置を中心にして振動する。
エンジン/発電機ユニットが重心位置を中心にして振動した場合に、底部4隅部の振動量が比較的大きくなる。
よって、底部4隅部が緩衝部材に当接したとき、緩衝部材に比較的大きな荷重が作用する。
このため、底部4隅部の振動量に対応させて緩衝部材を大きく形成する必要があり、そのことがエンジン駆動発電機の小型化を図る妨げになっていた。
本発明は、振動を抑制でき、かつ、小型化を図ることができるエンジン駆動発電機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エンジンで駆動する発電機が前記エンジンと一体に設けられたエンジン/発電機ユニットを備え、前記エンジン/発電機ユニットがケースの内部に収容されたエンジン駆動発電機において、前記エンジン/発電機ユニットを取付部材を介して支持するアンダカバーと、前記アンダカバーの一端部近傍に立設された壁状の鉛直フレームと、前記鉛直フレームの上部中央および前記アンダカバーの他端中央部に架け渡され、前記エンジン/発電機ユニットの中央部上方に配置されたセンタフレームと、前記センタフレームおよび前記エンジン/発電機ユニット間に設けられ、前記エンジンが収容された領域および前記発電機が収容された領域を区画する弾性シール材と、を備え、前記エンジン/発電機ユニットの振動を抑制するセンタバンプストッパが前記弾性シール材に一体的に形成され、前記センタバンプストッパを当接するバンプ受部が前記センタフレームに設けられ、前記センタバンプストッパを前記バンプ受部に当接することで、前記エンジン/発電機ユニットの振動のうち水平方向成分を抑制することを特徴とする。
請求項2は、前記センタフレームに、前記エンジンの上方に設けられたマフラーに当接可能なマフラーバンプストッパが設けられ、前記マフラーバンプストッパを前記マフラーに当接することで、前記エンジン/発電機ユニットの振動のうち水平方向成分を抑制することを特徴とする。
請求項3は、前記エンジン/発電機ユニットの底部に当接するアンダバンプストッパが前記アンダカバーに設けられ、前記アンダバンプストッパを前記エンジン/発電機ユニットの底部に当接することで、前記エンジン/発電機ユニットの振動のうち鉛直方向成分を抑制することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エンジン/発電機ユニットの中央部上方にセンタフレームを配置した。また、センタフレームおよびエンジン/発電機ユニット間に弾性シール材を設け、弾性シール材にセンタバンプストッパを形成した。
よって、センタバンプストッパをエンジン/発電機ユニットの中央部上方に配置することができる。
ここで、エンジン/発電機ユニットの重心位置は、エンジン/発電機ユニットの略中心に位置している。よって、エンジン/発電機ユニットの重心位置にセンタバンプストッパを近づけることが可能になる。
また、エンジン/発電機ユニットは、重心位置を中心に振動する。よって、重心位置に近づけたセンタバンプストッパの振動量を小さく抑えることが可能になる。
これにより、センタバンプストッパが振動により受ける荷重を小さく抑えることができる。
したがって、センタバンプストッパをコンパクトに抑えた状態で振動を抑制することが可能になり、エンジン駆動発電機の小型化を図ることができる。
また、弾性シール材にセンタバンプストッパを一体的に形成することで、部材数の増加を抑えることができる。
これにより、センタバンプストッパを組み付ける工程を減らすことができ、生産性の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明では、センタフレームに、エンジンの上方に設けられたマフラーに当接可能なマフラーバンプストッパを設けた。
ここで、センタフレームはエンジン/発電機ユニットの中央部上方に配置されている。
よって、マフラーバンプストッパをエンジン/発電機ユニットの重心位置に近づけることが可能になる。
これにより、マフラーバンプストッパの振動量を、センタバンプストッパと同様に小さく抑えることができる。
したがって、マフラーバンプストッパをコンパクトに抑えた状態で振動を抑制することが可能になり、エンジン駆動発電機の小型化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、エンジン/発電機ユニットの底部に当接するアンダバンプストッパをアンダカバーに設けた。
そして、アンダバンプストッパをエンジン/発電機ユニットの底部に当接することで、エンジン/発電機ユニットの振動のうち鉛直方向成分を抑制するようにした。
ここで、エンジン/発電機ユニットの振動のうち鉛直方向成分を抑制するためには、エンジン/発電機ユニットの底部のうち、外周近傍にアンダバンプストッパを当接させることが好ましい。
一方、底部の外周近傍は、エンジン/発電機ユニットの重心位置から比較的離れた部位であり、振動量が大きくなることが考えられる。
しかし、エンジン/発電機ユニットの振動は、請求項1のセンタバンプストッパで抑制されている。よって、アンダバンプストッパを当接させる部位の振動量を小さく抑えることができる。
これにより、アンダバンプストッパをコンパクトに抑えても、当接させる部位の振動を十分に抑制することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、本発明に係るエンジン駆動発電機10は牽引ハンドル125で引っ張る方向を前方とし、図中前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
図1は本発明に係るエンジン駆動発電機を示す斜視図、図2は本発明に係るエンジン駆動発電機を示す断面図である。
エンジン駆動発電機10は、本体としての骨格を形成する骨格部材11と、骨格部材11に設けられたエンジン/発電機ユニット12と、エンジン/発電機ユニット12の出力を制御する電装部13と、エンジン/発電機ユニット12に燃料を供給する吸気/燃料供給機構14(図3参照)と、エンジン/発電機ユニット12に冷却風を導く冷却構造15と、エンジン駆動発電機10を運ぶための運搬構造16と、エンジン/発電機ユニット12および電装部13を覆うケース17と、ケース17内の収容空間20を仕切る断熱部材18と、エンジン/発電機ユニット12のエンジン21に設けられたマフラー23(図3参照)と、エンジン/発電機ユニット12の振動を抑制する振動抑制手段28(図5、図7参照)とを備えている。
骨格部材11は、エンジン/発電機ユニット12を支持可能に形成されたアンダカバー25と、アンダカバー25の前端部(一端部)25a近傍に立設された壁状の鉛直フレーム26と、鉛直フレーム26の上部中央26a(図4参照)およびアンダカバー25の後端中央部(他端中央部)25e(図4参照)に架け渡されたセンタフレーム27とから構成されている。
センタフレーム27は、図3に示すように、エンジン/発電機ユニット12の中央部24(図3参照)上方に配置されている。
アンダカバー25のうち、前端部(一端部)25aに左右の脚部29が設けられ、後端部25bに左右の車輪31,32が設けられている。
左右の脚部29は、それぞれラバー材で形成されている。
左右の脚部29および左右の車輪31,32が接地した状態で、アンダカバー25が略水平に配置可能に構成されている。
このアンダカバー25には、エンジン/発電機ユニット12が4個の取付部材(マウント部材)33で取り付けられている。
エンジン/発電機ユニット12は、エンジン21と、エンジン21で駆動する発電機22(図3参照)とが一体に設けられている。
発電機22は、エンジン21の駆動軸(クランクシャフト)34に対して同軸上に設けられている(図3参照)。
エンジン21は、シリンダブロック35が駆動軸34を軸にして左右の車輪31,32側(具体的には、左右の車輪31,32を支持する車軸113側)に角度θ傾斜した状態に配置されている。
なお、図2に示す符号36は、シリンダブロック35のシリンダ中心を示す。
エンジン21のシリンダブロック35を角度θ傾斜させることで、エンジン21の高さH1を低く抑えることができる。
エンジン21の高さH1を低く抑えることで、エンジン駆動発電機10の高さを低く抑えて、エンジン駆動発電機10のコンパクト化を図ることができる。
エンジン21のシリンダブロック35を角度θ傾斜させた状態で、シリンダブロック35の下方に車輪収容空間38を確保することができる。
この車輪収容空間38に、運搬構造16の左右の車輪31,32が配置されている。
車輪収容空間38を利用して左右の車輪31,32を配置することで、エンジン駆動発電機10のコンパクト化を一層良好に図ることができる。
なお、エンジン/発電機ユニット12については図5、図6で詳しく説明する。
電装部13は、エンジン/発電機ユニット12の出力を制御するもので、上半部に操作パネル79を備え、下半部にインバータユニット78を備えている。
操作パネル79には、エンジン始動用のスイッチや、発電された電力を出力するための交流端子や直流端子などが前ケース部46の開口部48から外部に臨むように設けられている。
インバータユニット78は、発電機22の出力周波数を制御する機器である。
図3は図1の3−3線断面図、図4は図1のエンジン駆動発電機からケースを除去した状態を示す斜視図である。
エンジン/発電機ユニット12は、エンジン21の駆動軸34が左右方向に向いて横置きに配置された状態でアンダカバー25に取り付けられている。
このエンジン/発電機ユニット12は、エンジン21が駆動することにより駆動軸34が回転する。駆動軸34の回転が冷却ファン85に伝わり、冷却ファン85が回転する。
冷却ファン85が回転することで、発電機22のロータ22aがステータ22bの外周に沿って回転する。ロータ22aが回転することで電力が発電される。
エンジン/発電機ユニット12のエンジン21の上方にマフラー23が設けられている。
マフラー23は、エンジン21のシリンダブロック35(図2参照)から排出された排気ガスを排気口39から排出するものである。
また、エンジン/発電機ユニット12の発電機22の上方に、吸気/燃料供給機構14の燃料タンク41が設けられている。
エンジン/発電機ユニット12、マフラー23および燃料タンク41は、断面略コ字状に形成されたケース17の内部に収容されている。
ケース17は、ポリプロピレン(PP)などの樹脂で形成され、ケース本体45と、前ケース部46(図1参照)と、後ケース部47(図1参照)とを備えている。
このケース17をアンダカバー25の上方に設けることで、ケース17およびアンダカバー25で収容空間20が形成されている。
収容空間20は、ユニット収容領域51および電装部収容領域52(図2参照)に区画され、ユニット収容領域51がクール領域(発電機22が収容された領域)53およびホット領域(エンジン21が収容された領域)54に区画されている。
ユニット収容領域51にエンジン/発電機ユニット12が収容され、電装部収容領域52に電装部13が収容されている。
また、ホット領域54にエンジン21およびマフラー23が収容されている。
さらに、クール領域53にリコイルスタータ111、冷却ファン85、発電機22および燃料タンク41が収容されている。
冷却構造15は、冷却ファン85が回転することで外気を冷却ファン85に導き、導いた外気(冷却風)をファンカバー391およびカバーガイド392で矢印Aの如くエンジン21に送り、エンジン21に導いた外気をエンジン用シュラウド98やアンダカバー25で矢印Bの如くシリンダブロック35に送ることでエンジン21およびマフラー23を冷却するものである。
吸気/燃料供給機構14は、エンジン/発電機ユニット12のエンジン21に燃料(混合気)を供給するものである。
この吸気/燃料供給機構14は、発電機22の上方に配置された燃料タンク41と、エンジン21のシリンダブロック35に設けられた気化器101とを備えている。
燃料タンク41は、エンジン21に供給する燃料を蓄えるタンクである。
気化器101は、燃料タンク41から導かれた燃料を、エアクリーナ(図示せず)から導かれた空気に混合させてエンジン21に供給する機器である。
燃料タンク41や気化器101は、センタフレーム27(断熱部材18)の右側の領域、すなわちクール領域53に配置されている。
エンジン21やマフラー23は、センタフレーム27(断熱部材18)の左側の領域、すなわちホット領域54に配置されている。
エンジン21には、始動用のリコイルスタータ111が設けられている。
エンジン21の上方には、排気用のマフラー23が設けられている。
また、センタフレーム27に断熱部材18が設けられている。
この断熱部材18は、例えば、シリンダブロック35まで導かれた外気(冷却風)を、導出ルーバ部89(図1参照)に案内するシュラウドとしての役割も果たす。
ここで、骨格部材11の鉛直フレーム26には、運搬構造16の牽引ハンドル125が設けられている。
具体的には、牽引ハンドル125は、鉛直フレーム26の上部中央26aにハンドル支え部128を介して上下方向にスイング移動自在に支持されている。
ハンドル支え部128は、鉛直フレーム26の上部中央26aにボルト129…でセンタフレーム27とともに共締めされている。
ところで、運搬構造16は、左右の車輪31,32、後固定把手118(図1参照)、前固定把手119(図1、図2参照)および牽引ハンドル125を備えている。
前固定把手119は、図2に示すように、牽引ハンドル125の支え軸131を覆うように設けられている。
運搬構造16によれば、牽引ハンドル125を支え軸131を中心にして牽引位置(図示の状態)まで上方にスイング移動して、牽引ハンドル125のグリップ132を把持して牽引することが可能である。
すなわち、グリップ132を把持して持ち上げることで、左右の脚部29が地面(路面)から持ち上げられる。
この状態で、グリップ132を牽引することで、左右の車輪31,32が回転してエンジン駆動発電機10を運搬する(運ぶ)ことが可能である。
一方、牽引ハンドル125を支え軸131を中心にして下方にスイング移動して、牽引ハンドル125を前ケース部46(図1参照)に固定する。
この状態で、後固定把手118および前固定把手119を把持してエンジン駆動発電機10を持ち上げて運ぶことが可能である。
図5は本発明に係るエンジン/発電機ユニットをアンダカバーから外した状態を示す分解斜視図、図6は本発明に係るエンジン/発電機ユニットを示す分解斜視図である。
エンジン/発電機ユニット12は、前述したように、エンジン21の駆動軸(クランクシャフト)34に対して同軸上に発電機22および冷却ファン85が設けられ、アンダカバー25に4個の取付部材33(奥側の1個は図2参照)で取り付けられている。
このエンジン/発電機ユニット12は、冷却ファン85を覆う金属製のファンカバー391と、ファンカバー391に設けられてエンジン21まで延びた支え手段394と、支え手段394とともにエンジン21に共締めされた樹脂製のカバーガイド392と、カバーガイド392の外周に備えた弾性シール材215とを備えている。
金属製のファンカバー391は、冷却ファン85の外周に沿って周壁396が形成され、周壁396の内側縁部396aで内側開口部397(図3参照)が形成され、周壁396の外側縁部396bに外側壁398が形成され、外側壁398に外側開口部399が形成されたアルミニウム製のカバーである。
金属製のファンカバー391は、後下端部391aおよび前下端部(図示せず)に取付部材33,33がそれぞれボルト401,401(前下端部のボルトは図示せず)で取り付けられている。
後下端部391aは、前下端部(図示せず)と前後対称の部材である。
このファンカバー391は、後下端部391aに取り付けられた取付部材33と、前下端部に取り付けられた取付部材33とを介してアンダカバー25に支持されている。
具体的には、後下端部391aに取り付けられた取付部材33は、右補強リブ149の後端部149aにボルト402で取り付けられている。
右補強リブ149は、アンダカバー25の右側部近傍に備えられている。
また、前下端部に取り付けられた取付部材33は、右補強リブ149の前端部149bにボルト402で取り付けられている。
なお、残りの2個の取付部材33,33は、クランクケース56の底部56aにボルト401,401で取り付けられている。
具体的には、残りの2個の取付部材33,33は、底部56aの後取付部415および前取付部414(図12参照)に取り付けられている。
後取付部415に取り付けられた取付部材33は、左補強リブ148の後端部にボルト402で取り付けられている(図12参照)。
左補強リブ148は、アンダカバー25の左側部近傍に備えられている。
また、前取付部414に取り付けられた取付部材33は、左補強リブ148の前端部にボルト402で取り付けられている(図12参照)。
また、ファンカバー391の外側壁398にリコイルスタータカバー404がボルト405…で取り付けられている。
さらに、リコイルスタータカバー404にリコイルスタータ111(図3参照)が取り付けられている。
支え手段394は、ファンカバー391をエンジン21に取り付ける第1〜第3の支え脚部(複数の支え脚部)406〜408を備えている。
第1支え脚部406は、ファンカバー391の内側縁部396aのうち、上部位396cに基端部406aが設けられ、先端部406bがエンジン21(クランクケース56)の上取付部411にボルト止めされている。
詳しくは、第1支え脚部406の先端部406bは、カバーガイド392の上中央部417aとともにクランクケース56の上取付部411にボルト412で共締めされている。
第2支え脚部407は、ファンカバー391の内側縁部396aのうち、後下部位396dに基端部407aが設けられ、先端部407bがエンジン21(クランクケース56)の底部56aの後取付部413にボルト止めされている。
詳しくは、第2支え脚部407の先端部407bは、カバーガイド392の後下部417bとともにクランクケース56の後取付部413にボルト412で共締めされている。
第3支え脚部408は、第2支え脚部407と前後対称な部材であり、ファンカバー391の内側縁部396aのうち、前下部位に基端部が設けられ、先端部408bがエンジン21(クランクケース56)の底部56aの前取付部(図示せず)にボルト止めされている。
詳しくは、第3支え脚部408の先端部408bは、カバーガイド392の前下部417cとともにクランクケース56の前下部にボルト412で共締めされている。
クランクケース56の前取付部は、クランクケース56の後取付部413と前後略対称の部材である。
樹脂製のカバーガイド392は、発電機22の外周に沿って周壁416が形成され、周壁416の内側縁部416aに外側に向けて張り出された張出部417が形成され、張出部417に弾性シール材215を取り付けるシール取付部418が設けられている。
また、カバーガイド392は、周壁416の外側縁部416bがファンカバー391(周壁396)の内側縁部396aに突き合わせ可能に形成されている(図3も参照)。
張出部417は、内側縁部416aの上部、後部および前部から外側に向けて張り出された部位である。
シール取付部418は、張出部417の外縁部に設けられるとともに内側縁部416aの下部に設けられている。
シール取付部418に弾性シール材215が取り付けられている(図3も参照)。
張出部417の上中央部417aは、第1支え脚部406の先端部406bとともにボルト412で共締めされている。
また、張出部417の後下部417bは、第2支え脚部407の先端部407bとともにボルト412で共締めされている。
さらに、張出部417の前下部417cは、第3支え脚部408の先端部408bとともにボルト412で共締めされている。
この状態で、カバーガイド392は、ファンカバー391およびエンジン21間に介装されるとともに、周壁416の外側縁部416bがファンカバー391(周壁396)の内側縁部396aに突き合わされた状態に重なり合っている。
よって、図3に示すように、冷却ファン85から送られた冷却風を、ファンカバー391およびカバーガイド392でエンジン21側に矢印Aの如く案内することができる。
図5、図6で説明したように、冷却ファン85を金属製のファンカバー391で覆うとともに、ファンカバー391にエンジン21まで延びた第1〜第3の支え脚部406〜408を設けた。
さらに、第1〜第3の支え脚部406〜408とともに樹脂製のカバーガイド392をエンジン21に共締めし、金属製のファンカバー391を取付部材33…を介してアンダカバー25で支持した。
よって、エンジン/発電機ユニット12の重量を樹脂製のカバーガイド392で支えることなく、第1〜第3の支え脚部406〜408や金属製のファンカバー391で支えることができる。
エンジン/発電機ユニット12の重量を樹脂製のカバーガイド392で支える必要がないので、カバーガイド392を樹脂で形成しても剛性を充分に確保することが可能になる。
このように、金属製のファンカバー391およびエンジン21間に樹脂製のカバーガイド392を介装することでエンジン駆動発電機10の軽量化を図ることができる。
樹脂製のカバーガイド392をファンカバー391およびエンジン21間に介装した。
これにより、冷却ファン85から送り出された冷却風を、ファンカバー391やカバーガイド392でエンジン21まで効率よく導き、導いた冷却風でエンジン21を冷却することができる。
弾性シール材215は、一例として、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)で略五角形枠状に形成された弾性変形可能なシール部材である。
この弾性シール材215は、内周側に係止部215aが設けられ、外周側にリップ部(舌部)215bが設けられている(図9、図10参照)。
弾性シール材215は、係止部215aがシール取付部418に取り付けられている。
よって、弾性シール材215は、カバーガイド392の外周に設けられている。
また、弾性シール材215は、リップ部215bが弾性変形した状態でセンタフレーム27の内辺30、アンダカバー25および鉛直フレーム26に当接されている(図2、図3参照)。
よって、カバーガイド392からエンジン21に導かれた冷却風が、エンジン21側からカバーガイド392側に逆流することを弾性シール材215で防ぐことができる。
これにより、冷却ファン85から送り出された冷却風をエンジン21まで効率よく導いて、導いた冷却風でエンジン21を冷却することができる。
また、弾性シール材215は、図6に示すように、係止部215aの後端部215dにハーネスクランプ409が備えられている。
ハーネスクランプ409は、係止部215aの後端部215dからホット領域54側に突出するように形成されている。
このハーネスクランプ409にハイテンションコード(プラグコード)410が係止されている。ハイテンションコード410は上端部に点火プラグ(スパークプラグ)419(図7参照)が接続され、下端部にイグニッションコイル(点火コイル)420が接続されている。
弾性シール材215にハーネスクランプ409を一体的に取り付けることで、部材数を減らすことができる。
さらに、弾性シール材215は、図3に示すように、センタフレーム27およびエンジン/発電機ユニット12間に設けられ、エンジン21が収容されたホット領域(領域)54および発電機22が収容されたクール領域(領域)53を区画している。
図7は本発明に係るエンジン/発電機ユニットの振動抑制手段を示す斜視図、図8は図7の振動抑制手段を示す拡大図である。
なお、図7および図8においては、アッパ振動抑制部421の理解を容易にするために断熱部材18の支持パネル18aのみを図示して断熱材18bを省略する。
振動抑制手段28は、エンジン/発電機ユニット12の上方に設けられたアッパ振動抑制部421と、エンジン/発電機ユニット12の下方に設けられたアンダ振動抑制部422(図5参照)とを備えている。
まず、アッパ振動抑制部421について説明する。
アッパ振動抑制部421は、弾性シール材215に一体的に形成されたアッパセンタバンプストッパ(センタバンプストッパ)424と、アッパセンタバンプストッパ424が当接可能なアッパセンタバンプ受部(バンプ受部)425と、センタフレーム27に設けられたマフラーバンプストッパ426とを備えている。
アッパセンタバンプストッパ424は、弾性シール材215の係止部215aのうち、上中央部215cに一体的に形成され、上中央部215cからホット領域54に向けて突出された突部である。
このアッパセンタバンプストッパ424は、略矩形体状の部位であり、先端部424aが平坦に形成されている。
アッパセンタバンプストッパ424を弾性シール材215と一体的に形成することで、部材数の増加を抑えることができる。
これにより、アッパセンタバンプストッパ424を組み付ける工程を減らすことができ、生産性の向上を図ることができる。
ところで、弾性シール材215は、センタフレーム27およびエンジン/発電機ユニット12間に設けられている(図3も参照)。
さらに、センタフレーム27はエンジン/発電機ユニット12の中央部24上方に配置されている。
よって、アッパセンタバンプストッパ424を弾性シール材215の上中央部215cに一体的に形成することで、アッパセンタバンプストッパ424をエンジン/発電機ユニット12の中央部24上方に配置できる。
ここで、エンジン/発電機ユニット12の重心位置Gは、図2、図3に示すように、エンジン/発電機ユニット12の略中心に位置している。
また、エンジン/発電機ユニット12は、重心位置Gを中心に振動する。よって、重心位置Gに近づけたアッパセンタバンプストッパ424の振動量を小さく抑えることが可能になる。
これにより、アッパセンタバンプストッパ424が振動により受ける荷重を小さく抑えることができる。
したがって、アッパセンタバンプストッパ424をコンパクトに抑えた状態で振動を抑制することが可能になり、エンジン駆動発電機10の小型化を図ることができる。
図9は図7の9−9線断面図である。
アッパセンタバンプ受部425は、一例として、略矩形状の平板を曲げ成形で形成した部材である。
すなわち、アッパセンタバンプ受部425は、上半部425aがセンタフレーム27の下中央部30aに締結部材(一例として、リベット)428で取り付けられ、上半部425aの下端部から中央部425bがホット領域54側に向けて折り曲げられ、中央部425bの下端部から下半部425cが下方に向けて折り曲げられ、周縁に沿って補強リブ427が設けられている(図8も参照)。
ここで、アッパセンタバンプ受部425の上半部425aが、断熱部材18の支持パネル18aと干渉することを防ぐ必要がある。
そこで、支持パネル18aの下部中央18cをホット領域54側に向けて突出させ(図7、図8も参照)、上半部425aに対向する部位に凹み431を形成した。
よって、アッパセンタバンプ受部425の上半部425aが凹み431に収容され、上半部425aが、断熱部材18の支持パネル18aと干渉することを防ぐことができる。
下半部425cは、アッパセンタバンプストッパ424の先端部424aに対して対向する位置で、かつ、先端部424aに対して所定間隔L1をおいて配置されている。
所定間隔L1は、エンジン/発電機ユニット12が振動した場合に、アッパセンタバンプストッパ424がアッパセンタバンプ受部425の下半部425cに当接可能に設定されている。
具体的には、所定間隔L1は、エンジン/発電機ユニット12の振動の水平方向成分でアッパセンタバンプストッパ424が下半部425cに当接可能に設定されている。
なお、所定間隔L1は、アッパセンタバンプ受部425の中央部425bの曲げ状態を変えることで調整可能である。
図8に戻って、マフラーバンプストッパ426は、アッパセンタバンプ受部425の後方部位(センタフレーム27の下中央部30a)からホット領域54側に向けてストッパ本体426aが突出され、ストッパ本体426aの基端部にクリップ426bが設けられている。
ストッパ本体426aは、弾性変形化可能なゴム材で断面略円状に形成された突部であり、先端部426cが平坦に形成されている。
ここで、マフラーバンプストッパ426のストッパ本体426aが、断熱部材18の支持パネル18aと干渉することを防ぐ必要がある。
そこで、支持パネル18aの下辺中央18dを上方に向けて湾曲状に突出させ(図7参照)、ストッパ本体426aに対向する部位に凹み432を形成した。
よって、ストッパ本体426aが凹み432に収容され、ストッパ本体426aが、断熱部材18の支持パネル18aと干渉することを防ぐことができる。
図10は図7の10−10線断面図である。
マフラーバンプストッパ426のクリップ426bは、マフラーバンプストッパ426をセンタフレーム27に取り付けるための締結部材である。
クリップ426bを係合孔30bに差し込み、クリップ426bの係止爪426dを係止孔30bの周縁に係止させることで、マフラーバンプストッパ426がセンタフレーム27の下中央部30aに取り付けられている。
よって、マフラーバンプストッパ426は、エンジン/発電機ユニット12の中央部24上方に配置されている(図7、図8参照)。
ストッパ本体426aは、マフラー23の内側壁23aに対して対向する位置で、かつ、内側壁23aに対して所定間隔L2をおいて配置されている。
所定間隔L2は、エンジン/発電機ユニット12が振動した場合に、マフラーバンプストッパ426(ストッパ本体426aの先端部426c)にマフラー23の内側壁23aが当接可能に設定されている。
具体的には、所定間隔L2は、エンジン/発電機ユニット12の振動の水平方向成分で、マフラーバンプストッパ426の先端部426cにマフラー23の内側壁23aが当接可能に設定されている。
マフラーバンプストッパ426をエンジン/発電機ユニット12の中央部24上方に配置することで、エンジン/発電機ユニット12の重心位置G(図2、図3参照)に近づけることが可能になる。
よって、マフラーバンプストッパ426の振動量を、アッパセンタバンプストッパ424と同様に小さく抑えることができる。
これにより、マフラーバンプストッパ426が振動により受ける荷重を小さく抑えることができる。
したがって、マフラーバンプストッパ426をコンパクトに抑えた状態で振動を抑制することが可能になり、エンジン駆動発電機10の小型化を図ることができる。
つぎに、アンダ振動抑制部422について説明する。
図5に戻って、アンダ振動抑制部422は、アンダカバー25の右補強リブ149に設けられたアンダセンタバンプストッパ(アンダバンプストッパ)435と、アンダセンタバンプストッパ435が当接可能なアンダセンタバンプ受部(エンジン/発電機ユニット12の底部)436(図11参照)と、アンダカバー25の左補強リブ148に設けられたアンダフロントバンプストッパ(アンダバンプストッパ)437およびアンダリヤバンプストッパ(アンダバンプストッパ)438とを備えている。
アンダセンタバンプストッパ435は、右補強リブ149の略中央にストッパ支持部441が形成され、ストッパ支持部441にストッパ本体442が設けられている。
ストッパ本体442は、ストッパ支持部441から上方に向けて突出され、弾性変形化可能なゴム材で断面略楕円状に形成された突部である。
このストッパ本体442は、上端部442aが平坦に形成されている。
図11は本発明に係るエンジン/発電機ユニットのアンダセンタバンプストッパを示す側面図である。
アンダセンタバンプ受部436は、ファンカバー391の外側壁398のうち、下部398aに形成された部材である。
アンダセンタバンプ受部436は、前後の壁部436a,436bが所定間隔をおいて設けられ、前後の壁部436a,436bの各下端部に底部436cが架け渡されている。
アンダセンタバンプ受部436は、前後の壁部436a,436bおよび底部436cで略コ字状に形成されている。
アンダセンタバンプ受部436の底部436cは、アンダセンタバンプストッパ435の上端部442aに対して対向する位置で、かつ、上端部442aに対して所定間隔L3をおいて配置されている。
所定間隔L3は、エンジン/発電機ユニット12が振動した場合に、アンダセンタバンプストッパ435にアンダセンタバンプ受部436の底部436cが当接可能に設定されている。
具体的には、所定間隔L3は、エンジン/発電機ユニット12の振動の鉛直方向成分で、アンダセンタバンプストッパ435にアンダセンタバンプ受部436の底部436cが当接可能に設定されている。
ここで、アンダセンタバンプ受部436の底部436cは、ファンカバー391の外側壁398に設けられている。ファンカバー391の外側壁398は、エンジン/発電機ユニット12の右側部に設けられているので、エンジン/発電機ユニット12の重心位置G(図2、図3参照)から比較的離れている。
このため、アンダセンタバンプ受部436の底部436cの振動量が大きくなることが考えられる。
しかし、前述したように、エンジン/発電機ユニット12の振動はアッパ振動抑制部421で抑制されている。よって、アンダセンタバンプ受部436の底部436cの振動量を小さく抑えることが可能である。
これにより、アンダセンタバンプストッパ435をコンパクトに抑えても、アンダセンタバンプ受部436の底部436cの振動を充分に抑制することができる。
図12は本発明に係るエンジン/発電機ユニットのアンダフロントバンプストッパおよびアンダリヤバンプストッパを示す側面図である。
アンダフロントバンプストッパ437は、左補強リブ148の前端部近傍にフロントストッパ支持部444が設けられ、このフロントストッパ支持部444にフロントストッパ本体445が設けられている。
フロントストッパ本体445は、フロントストッパ支持部444から上方に向けて突出され、上端部445aが平坦に形成された突部である。
このフロントストッパ本体445は、一例として、弾性変形化可能なゴム材で凸状ガイド部225と一体に形成されている。
凸状ガイド部225は、図3に示す冷却ファン85で送られた冷却風を矢印Bの如く導くガイド部材である(図5参照)。
図5に示すように、冷却風を矢印Bの如く導くことで、冷却風はアンダカバー25に沿ってシリンダブロック35まで導かれる。
フロントストッパ本体445は、ボルト401の頭部(エンジン/発電機ユニット12の底部)401aに対して対向する位置に配置されている。
ボルト401は、クランクケース56の底部56aのうち、前取付部414に取付部材33を取り付ける部材である。
このフロントストッパ本体445の上端部445aは、ボルト401の頭部401aに対して所定間隔L4をおいて配置されている。
所定間隔L4は、エンジン/発電機ユニット12が振動した場合に、アンダフロントバンプストッパ437にボルト401の頭部401aが当接可能に設定されている。
具体的には、所定間隔L4は、エンジン/発電機ユニット12の振動の鉛直方向成分で、アンダフロントバンプストッパ437にボルト401の頭部401aが当接可能に設定されている。
ここで、前取付部414に取り付けたボルト401の頭部401aは、クランクケース56(底部56a)の外側部に設けられている。クランクケース56(底部56a)の外側部は、エンジン/発電機ユニット12の左側部に設けられている。
よって、エンジン/発電機ユニット12の重心位置G(図2、図3参照)から比較的離れている。
このため、前取付部414に取り付けたボルト401(頭部401a)の振動量が大きくなることが考えられる。
しかし、前述したように、エンジン/発電機ユニット12の振動はアッパ振動抑制部421で抑制されている。よって、ボルト401(頭部401a)の振動量を小さく抑えることが可能である。
これにより、アンダフロントバンプストッパ437をコンパクトに抑えても、ボルト401(頭部401a)の振動を充分に抑制することができる。
アンダリヤバンプストッパ438は、アンダフロントバンプストッパ437と前後対称な部材である。
すなわち、アンダリヤバンプストッパ438は、左補強リブ148の後端部近傍にリヤストッパ支持部446が設けられ、このリヤストッパ支持部446にリヤストッパ本体447が設けられている。
リヤストッパ本体447は、リヤストッパ支持部446から上方に向けて突出され、上端部447aが平坦に形成された突部である。
このリヤストッパ本体447は、一例として、弾性変形化可能なゴム材で凸状ガイド部225と一体に形成されている。
リヤストッパ本体447は、ボルト401の頭部(エンジン/発電機ユニット12の底部)401aに対して対向する位置に配置されている。
ボルト401は、クランクケース56の底部56aのうち、後取付部415に取付部材33を取り付ける部材である。
このリヤストッパ本体447の上端部447aは、ボルト401の頭部401aに対して所定間隔L4をおいて配置されている。
所定間隔L4は、エンジン/発電機ユニット12が振動した場合に、アンダリヤバンプストッパ438にボルト401の頭部401aが当接可能に設定されている。
具体的には、所定間隔L4は、エンジン/発電機ユニット12の振動の鉛直方向成分で、アンダリヤバンプストッパ438にボルト401の頭部401aが当接可能に設定されている。
ここで、後取付部415に取り付けたボルト401の頭部401aは、クランクケース56(底部56a)の外側部に設けられている。クランクケース56(底部56a)の外側部は、エンジン/発電機ユニット12の左側部に設けられている。
よって、エンジン/発電機ユニット12の重心位置G(図2、図3参照)から比較的離れている。
このため、後取付部415に取り付けたボルト401(頭部401a)の振動量が大きくなることが考えられる。
しかし、前述したように、エンジン/発電機ユニット12の振動はアッパ振動抑制部421で抑制されている。よって、ボルト401(頭部401a)の振動量を小さく抑えることが可能である。
これにより、アンダリヤバンプストッパ438をコンパクトに抑えても、ボルト401(頭部401a)の振動を充分に抑制することができる。
つぎに、エンジン/発電機ユニット12の振動を振動抑制手段28で抑制する例を図13〜図14に基づいて説明する。
図13(a),(b)は本発明に係るエンジン/発電機ユニットの振動をアッパ振動抑制部で抑制する例を説明する図である。
(a)において、エンジン/発電機ユニット12が重心位置G(図2,図3参照)を中心に振動することにより、アッパセンタバンプストッパ424が重心位置Gを中心に振動する。
この振動の水平方向成分で、アッパセンタバンプストッパ424が矢印方向(水平方向)に振動する。
よって、振動の水平方向成分(矢印方向の成分)で、アッパセンタバンプストッパ424がアッパセンタバンプ受部425の下半部425cに当接する。
これにより、振動の水平方向成分が抑制されて、エンジン/発電機ユニット12の振動が抑制される。
(b)において、エンジン/発電機ユニット12が重心位置G(図2,図3参照)を中心に振動することで、マフラー23が重心位置Gを中心に振動する。
この振動の水平方向成分で、マフラー23が矢印方向(水平方向)に振動する。
よって、振動の水平方向成分(矢印方向の成分)で、マフラー23の内側壁23aがマフラーバンプストッパ426の先端部426cに当接する。
これにより、振動の水平方向成分が抑制されて、エンジン/発電機ユニット12の振動が抑制される。
図14(a),(b)は本発明に係るエンジン/発電機ユニットの振動をアンダ振動抑制部で抑制する例を説明する図である。
(a)において、エンジン/発電機ユニット12が重心位置G(図2,図3参照)を中心に振動することで、ファンカバー391とともにアンダセンタバンプ受部436が重心位置Gを中心に振動する。
この振動の鉛直方向成分で、ファンカバー391とともにアンダセンタバンプ受部436が矢印方向(鉛直方向)に振動する。
よって、振動の鉛直方向成分(矢印方向の成分)で、アンダセンタバンプ受部436の底部436cがアンダセンタバンプストッパ435の上端部442aに当接する。
これにより、振動の鉛直方向成分が抑制されて、エンジン/発電機ユニット12の振動が抑制される。
(b)において、エンジン/発電機ユニット12が重心位置G(図2,図3参照)を中心に振動することで、クランクケース56の底部56aが重心位置Gを中心に振動する。
この振動の鉛直方向成分で、底部56aの前取付部414とともにボルト401の頭部401aが矢印方向(鉛直方向)に振動する。
よって、振動の鉛直方向成分(矢印方向の成分)で、ボルト401の頭部401aがアンダフロントバンプストッパ437の上端部445aに当接する。
これにより、振動の鉛直方向成分が抑制されて、エンジン/発電機ユニット12の振動が抑制される。
なお、図12に示すアンダリヤバンプストッパ438はアンダフロントバンプストッパ437と前後対称な部材であり、アンダフロントバンプストッパ437と同様に振動を抑制することができる。
さらに、図2に示すように、弾性シール材215は、リップ部215bが弾性変形した状態でセンタフレーム27の内辺30、アンダカバー25および鉛直フレーム26に当接されている。
よって、エンジン/発電機ユニット12の上下方向の振動を弾性シール材215の上部および下部で抑制することが可能である。
加えて、エンジン/発電機ユニット12の前後方向の振動を弾性シール材215の前部および後部で抑制することが可能である。
すなわち、弾性シール材215は防振材としての役割を果たす。
なお、前記実施の形態では、アンダカバー25の後端部25bに左右の車輪31,32を設け、アンダカバー25の前端部25aに脚部29を設けた例について説明したが、これに限らないで、例えば、前端部25aの脚部29に代えて車輪を設けることも可能である。
また、前記実施の形態では、弾性シール材215をエチレン・プロピレンゴム(EPDM)で形成した例について説明したが、弾性シール材215の材質はこれに限定するものではない。
さらに、前記実施の形態で示したケース17、マフラー23、アンダカバー25、鉛直フレーム26、センタフレーム27、取付部材33、弾性シール材215、アッパセンタバンプストッパ424、アッパセンタバンプ受部425、マフラーバンプストッパ426、アンダセンタバンプストッパ435、アンダセンタバンプ受部436、アンダフロントバンプストッパ437、アンダリヤバンプストッパ438などの形状は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、エンジンで駆動する発電機がエンジンと一体に設けられたエンジン/発電機ユニットをケースの内部に収容したエンジン駆動発電機への適用に好適である。
本発明に係るエンジン駆動発電機を示す斜視図である。 本発明に係るエンジン駆動発電機を示す断面図である。 図1の3−3線断面図である。 図1のエンジン駆動発電機からケースを除去した状態を示す斜視図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットをアンダカバーから外した状態を示す分解斜視図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットを示す分解斜視図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットの振動抑制手段を示す斜視図である。 図7の振動抑制手段を示す拡大図である。 図7の9−9線断面図である。 図7の10−10線断面図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットのアンダセンタバンプストッパを示す側面図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットのアンダフロントバンプストッパおよびアンダリヤバンプストッパを示す側面図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットの振動をアッパ振動抑制部で抑制する例を説明する図である。 本発明に係るエンジン/発電機ユニットの振動をアンダ振動抑制部で抑制する例を説明する図である。
符号の説明
10…エンジン駆動発電機、12…エンジン/発電機ユニット、17…ケース、21…エンジン、22…発電機、23…マフラー、25…アンダカバー、25a…アンダカバーの前端部(一端部)、25e…アンダカバーの後端中央部(他端中央部)、26…鉛直フレーム、26a…鉛直フレームの上部中央、27…センタフレーム、33…取付部材、53…クール領域(発電機22が収容された領域)、54…ホット領域(エンジン21が収容された領域)、215…弾性シール材、401a…ボルトの頭部(エンジン/発電機ユニットの底部)、424…アッパセンタバンプストッパ(センタバンプストッパ)、425…アッパセンタバンプ受部(バンプ受部)、426…マフラーバンプストッパ、435…アンダセンタバンプストッパ(アンダバンプストッパ)、436…アンダセンタバンプ受部(エンジン/発電機ユニットの底部)、437…アンダフロントバンプストッパ(アンダバンプストッパ)、438…アンダリヤバンプストッパ(アンダバンプストッパ)。

Claims (3)

  1. エンジンで駆動する発電機が前記エンジンと一体に設けられたエンジン/発電機ユニットを備え、前記エンジン/発電機ユニットがケースの内部に収容されたエンジン駆動発電機において、
    前記エンジン/発電機ユニットを取付部材を介して支持するアンダカバーと、
    前記アンダカバーの一端部近傍に立設された壁状の鉛直フレームと、
    前記鉛直フレームの上部中央および前記アンダカバーの他端中央部に架け渡され、前記エンジン/発電機ユニットの中央部上方に配置されたセンタフレームと、
    前記センタフレームおよび前記エンジン/発電機ユニット間に設けられ、前記エンジンが収容された領域および前記発電機が収容された領域を区画する弾性シール材と、
    を備え、
    前記エンジン/発電機ユニットの振動を抑制するセンタバンプストッパが前記弾性シール材に一体的に形成され、
    前記センタバンプストッパを当接するバンプ受部が前記センタフレームに設けられ、
    前記センタバンプストッパを前記バンプ受部に当接することで、前記エンジン/発電機ユニットの振動のうち水平方向成分を抑制することを特徴とするエンジン駆動発電機。
  2. 前記センタフレームに、前記エンジンの上方に設けられたマフラーに当接可能なマフラーバンプストッパが設けられ、
    前記マフラーバンプストッパを前記マフラーに当接することで、前記エンジン/発電機ユニットの振動のうち水平方向成分を抑制することを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動発電機。
  3. 前記エンジン/発電機ユニットの底部に当接するアンダバンプストッパが前記アンダカバーに設けられ、
    前記アンダバンプストッパを前記エンジン/発電機ユニットの底部に当接することで、前記エンジン/発電機ユニットの振動のうち鉛直方向成分を抑制することを特徴とする請求項1または請求項2記載のエンジン駆動発電機。
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