JP4996915B2 - 能動型振動騒音制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車室内騒音を逆位相の相殺音により打ち消す能動型振動騒音制御装置に関する。
従来より、車室内騒音を検出するマイクロフォンを車室内に配置し、該マイクロフォンからの出力信号の位相に対し逆位相の信号を生成して、前記車室内に配置されたスピーカから前記逆位相の信号に基づく相殺音を出力することにより、前記マイクロフォンの位置における車室内騒音を低減することが知られている(特許文献1参照)。この特許文献1には、前記車室内の各シートにシートスイッチをそれぞれ設け、これらのシートスイッチの出力により乗員が該各シートに着座しているか否かを判定し、前記乗員の着座に対応してスピーカとマイクロフォンとの間の信号伝達特性を選択し、車室内騒音を低減させることが記載されている。
また、特許文献2には、車室内の前方左右に配置された主スピーカから出力される音響の一部が窓ガラスで反射して乗員の前記窓ガラス側の耳に入る場合に、ヘッドレストの前記窓ガラス寄りに配置された補助スピーカから、反射音のみで構成される音場のシート前後位置に依存した信号伝達特性(伝達関数)の逆関数に基づく打消音を出力することにより、前記反射音を低減させることが記載されている。
特開平4−234098号公報 特開平5−122799号公報
ところで、従来より、車室内の乗員の耳位置近傍における車室内騒音を効果的に低減させるためのマイクロフォン及びスピーカの位置関係としては、マイクロフォンをルーフライニング又はスピーカ近傍に配置することや、シートのヘッドレスト付近にマイクロフォン及びスピーカを共に配置することや、前記ルーフライニング及び前記ヘッドレストにスピーカ及びマイクロフォンをそれぞれ配置すること等が種々提案されている。
そして、マイクロフォンからの出力信号の位相に対し逆位相の信号を生成する制御手段では、スピーカからマイクロフォンまでの信号伝達特性に応じた内部モデル特性を用いて前記出力信号から前記逆位相の信号を生成する。なお、前記内部モデル特性とは、前記スピーカから前記マイクロフォンまでの信号伝達特性を模擬した信号伝達特性であり、前記制御手段内に予め設定されている。
しかしながら、車室内でヘッドレスト又はその付近にスピーカやマイクロフォンが配置されている場合には、シートの位置によって前記信号伝達特性が変化し、この結果、マイクロフォンの位置における車室内騒音を効果的に低減することができなくなる。ところが、特許文献1に開示されている技術は、車室内での乗員の着座に応じて信号伝達特性を選択する技術であり、一方で、特許文献2に開示されている技術は、主スピーカからの音響に起因した反射音を打消音で打ち消す技術であるので、特許文献1及び2に開示されている技術を、上記の信号伝達特性の変化に伴う車室内騒音の消音制御の改善に適用することはできない。
この発明は、このような問題を考慮してなされたものであり、シートの位置又は角度が変化しても車室内騒音を良好に打ち消すことが可能な能動型振動騒音制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る能動型振動騒音制御装置は、基本的には、制御信号を車室内騒音の相殺音として出力する音出力手段と、前記相殺音と前記車室内騒音との混合音を検出する音検出手段と、前記音出力手段から前記音検出手段までの信号伝達特性に応じた内部モデル特性と前記混合音とに基づいて前記制御信号を生成する制御信号生成手段とを備える。
そして、この能動型振動騒音制御装置では、少なくとも前記音出力手段及び前記音検出手段のいずれかは車室内のシートに配置され、前記シートの位置又は角度の検出信号を前記制御信号生成手段に出力する検出手段を有し、前記制御信号生成手段は、前記検出信号に応じた内部モデル特性に切り替えて前記制御信号を生成することを特徴としている。
この特徴事項によれば、前記検出信号に基づいて前記音出力手段から前記音検出手段までの前記内部モデル特性を切り替えるので、前記シートの位置又は角度が乗員によって変更されても、この変更に起因した信号伝達特性の変化に応じて前記内部モデル特性を切り替えることができる。この結果、前記シートの位置又は角度が変化しても車室内騒音を良好に打ち消すことが可能となるので、該車室内騒音に対する最適な制御状態を実現することができる。
なお、前記シートの位置とは、該シートにおける車両の前後方向の位置や上下方向の位置をいう。また、前記シートの角度とは、前記シートにおける前記乗員の着座部に対するシートバックの角度をいう。また、前記内部モデル特性とは、前記音出力手段から前記音検出手段までの信号伝達特性を模擬した信号伝達特性であり、前記制御信号生成手段内に予め設定されている。
ここで、前記制御信号生成手段は、前記検出信号が予め設定された閾値をまたいで変化したときに、前記内部モデル特性を、変化後の前記シートの位置又は角度に応じた内部モデル特性に切り替えることが好ましい。
この場合でも、前記車室内騒音を効率よく低減することが可能となる。なお、前記閾値とは、前記信号伝達特性が変化するときの前記シートの位置又は角度に対応する閾値をいう。
また、前記制御信号生成手段を適応フィルタ型又はフィードバック制御型の制御信号生成手段で構成しても、前記シートの位置又は角度の変化に関わりなく、前記車室内騒音を低減することが可能である。
この発明によれば、検出信号に基づいて音出力手段から音検出手段までの内部モデル特性を切り替えるので、シートの位置又は角度が乗員によって変更されても、この変更に起因した信号伝達特性の変化に応じて前記内部モデル特性を切り替えることができる。この結果、前記シートの位置又は角度が変化しても車室内騒音を良好に打ち消すことが可能となるので、該車室内騒音に対する最適な制御状態を実現することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
この発明の第1実施形態に係る能動型振動騒音制御装置(以下、ANCともいう。)10Aを車両12の車室14内における騒音(車室内騒音)の低減に適用した場合について、図1〜図2Bを参照しながら説明する。なお、図1では、車室14内の説明の理解のために、前席(シート)16側のドアと後部座席18側のドアとを省略している。
このANC10Aは、フィードフォワード制御により車室内騒音を低減するものであり、車両12に組み込まれ、図1に示すように、車室14内の前席16側のヘッドレスト20(図示しない乗員の耳位置近傍)にはマイクロフォン(音検出手段)22及びスピーカ(音出力手段)24が配置されている。
前席16の着座部26下方には、前記乗員の操作により前席16が車両12の前後方向(図1の左右方向)に移動したときに、その位置(シートの位置)pを位置検出信号Spとして出力する位置センサ28が配置されている。この位置センサ28は、例えば、図示しない直線スライド式の可変抵抗器から構成され、前席16の位置pに応じた抵抗値を位置検出信号Spとして出力する。
また、着座部26とシートバック30との間には、着座部26に対するシートバック30の角度(シートの角度)θを角度検出信号Sθとして出力する角度センサ31が配置されている。この角度センサ31は、例えば、図示しない回転スライド式の可変抵抗器から構成され、乗員の操作によりシートバック30が角度センサ31の位置を中心として回動したときに、角度θに応じた抵抗値を角度検出信号Sθとして出力する。
ANC10Aは、マイクロコンピュータを含み構成されるANCコントローラ(制御信号生成手段)32をさらに有し、このANCコントローラ32は、基本的には、周波数検出回路34と、基準信号生成手段36と、適応フィルタ38と、フィルタ係数更新手段40と、補正手段42とから構成される適応フィルタ型の制御信号生成手段である。
周波数検出回路34は、エンジン44を制御する燃料噴射ECU46から出力されるエンジン回転信号の周波数feを検出する周波数カウンタである。なお、前記エンジン回転信号とは、エンジン44の出力軸の回転毎に図示しないホール素子等から出力される信号であり、該エンジン44から発生する騒音(例えば、エンジン音やエンジン44の出力軸の回転によって発生した加振力等に起因した周期性のある騒音)やエンジン44の振動等の振動騒音に対して相関性のある信号である。
基準信号生成手段36は、周波数検出回路34からの周波数feを基本次数の周波数として所定調波の基準信号xを生成する。
適応フィルタ38は、基準信号xにフィルタ係数Wfrを乗じて制御信号Scを生成する。制御信号Scは、エンジン44から発生する振動騒音に起因した車室14内の騒音(車室内騒音)を相殺するための制御信号であり、DAコンバータ(以下、DACともいう。)48によりデジタル信号からアナログ信号に変換されてスピーカ24に出力される。
スピーカ24は、制御信号Scを前記車室内騒音に対する相殺音として車室14内に出力し、マイクロフォン22は、スピーカ24からの前記相殺音と前記車室内騒音との混合音を検出し、前記相殺音と前記車室内騒音との差を誤差信号eとしてANCコントローラ32に出力する。
補正手段42は、スピーカ24からマイクロフォン22までの伝達特性(信号伝達特性)Cfrを模擬した伝達特性(内部モデル特性)C^frを補正値として基準信号xを補正することにより参照信号rを生成しフィルタ係数更新手段40に出力する。なお、伝達特性C^frは、伝達特性Cfrを含むDAC48の入力側からADコンバータ(以下、ADCともいう。)50の出力側までの伝達特性である。
フィルタ係数更新手段40は、最小二乗法(LMS)アルゴリズム演算器から構成され、参照信号rと、ADC50にてアナログ信号からデジタル信号に変換された誤差信号eとに基づいて、フィルタ係数Wfrの適応演算処理(誤差信号eが最小となるようなフィルタ係数Wfrを最小二乗法に基づき算出する演算処理)を行い、この演算結果よりフィルタ係数Wfrを逐次更新する。
さらに、ANCコントローラ32は、位置検出信号Sp及び/又は角度検出信号Sθに応じて補正手段42の伝達特性C^frを所定の伝達特性に切り替え可能なセレクタ52を有する。
セレクタ52は、前席16の前後方向における所定範囲及び/又はシートバック30の所定角度範囲での伝達特性C^frである第1伝達特性C^fr1と第2伝達特性C^fr2とを格納する図示しないメモリを備え、位置検出信号Sp及び/又は角度検出信号Sθに基づいて、前席16の前記前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θが所定の閾値を上回ると、補正手段42に設定されている伝達特性C^frをC^fr1からC^fr2に切り替える。
なお、前記閾値とは、信号伝達特性Cfrが変化するときの前席16の位置pやシートバック30の角度θに応じた閾値をいい、セレクタ52の前記メモリ内には、前記閾値を下回る範囲内でのC^frとしてC^fr1が格納され、さらに、前記閾値を上回る範囲内でのC^frとしてC^fr2が格納されている。
これは、図2A及び図2Bに示すように、例えば、角度θを90°、100°及び110°にそれぞれ変化させた場合に、スピーカ24(図1参照)からマイクロフォン22までの伝達特性Cfrのゲインの周波数特性や位相の周波数特性が角度θによって変化するので、前席16の前記前後方向の位置pやシートバック30の角度θの変化に応じて、ANCコントローラ32の内部モデル特性であるC^frを変化させる必要があるためである。
従って、前席16の前記前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θが前記閾値を下回る状態では、補正手段42の伝達特性C^frは第1伝達特性C^fr1に設定され、この結果、ANCコントローラ32の内部モデル特性がC^fr1の状態で、マイクロフォン22の位置における車室内騒音の低減が行われる。一方、前席16の前記前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θが前記閾値を上回る状態では、補正手段42の伝達特性C^frは第2伝達特性C^fr2に設定され、この結果、ANCコントローラ32の内部モデル特性がC^fr2の状態で、マイクロフォン22の位置における車室内騒音の低減が行われる。
このように、第1実施形態に係るANC10Aでは、位置検出信号Sp及び/又は角度検出信号Sθに基づいてスピーカ24からマイクロフォン22までの内部モデル特性である伝達特性C^frをC^fr1又はC^fr2に切り替えるので、前席16の前記前後方向の位置pやシートバック30の角度θが乗員によって変更されても、この変更に起因した伝達特性Cfrの変化に応じて伝達特性C^frを切り替えることができる。この結果、前席16の前後方向の位置pやシートバック30の角度θが変化しても、車室内騒音を良好に打ち消すことが可能となるので、該車室内騒音に対する最適な制御状態を実現することができる。
なお、ANC10Aでは、伝達特性C^frの切替により車室内騒音の消音制御を切り替えた際に、ANCコントローラ32内で、フィルタ係数Wfrの値を逐次減少又は増加するように更新して、スピーカ24から出力される相殺音を滑らかに減衰又は増幅させるフェードアウト又はフェードイン動作を行えば、消音制御の切替により発生する不快な振動騒音の発生を防止することができる。
次に、第2実施形態に係るANC10Bについて、図3を参照しながら説明する。なお、ANC10Bにおいて、第1実施形態に係るANC10A(図1〜図2B参照)と同一の構成要素については、同じ参照符号を付けて説明する。
このANC10Bは、フィードバック制御により車室内騒音を低減するものであり、従って、ANCコントローラ32がフィードバック制御型の制御信号生成手段である点で、フィードフォワード制御により車室内騒音を低減する第1実施形態に係るANC10A(図1参照)とは異なる。
ここで、ANCコントローラ32は、セレクタ52と、補正手段60と、減算部62と、制御信号生成部64とを有する。
補正手段60は、制御信号ScにC^frを乗じてエコーキャンセル信号Seを生成して減算部62に出力する。マイクロフォン22は、スピーカ24からの相殺音と車室内騒音との混合音を検出し、出力信号SmとしてANCコントローラ32に出力する。減算部62は、出力信号Smからエコーキャンセル信号Seを減じて騒音信号n(相殺音により低減される前の車室内騒音に対応する信号)を生成し制御信号生成部64に出力する。
なお、補正手段60に設定されている伝達特性C^frは、伝達特性Cfrを含む制御信号生成部64の出力側から減算部62の入力側までの伝達特性であるので、エコーキャンセル信号Seは、スピーカ24からマイクロフォン22に到達する相殺音を模擬した信号となる。
制御信号生成部64は、騒音信号nの振幅及び位相を調整して、マイクロフォン22の位置における車室内騒音と同一振幅で且つ逆位相の相殺音に相当する制御信号Scを生成し、スピーカ24及び補正手段60に出力する。
セレクタ52は、位置検出信号Sp及び/又は角度検出信号Sθに基づいて、前席16の前記前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θが所定の閾値を上回ると、補正手段60に設定されている伝達特性C^frをC^fr1からC^fr2に切り替える。
従って、前席16の前記前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θが前記閾値を下回る状態では、補正手段60の伝達特性C^frは第1伝達特性C^fr1に設定され、この結果、ANCコントローラ32の内部モデル特性がC^fr1の状態でマイクロフォン22の位置における車室内騒音の低減が行われる。一方、前席16の前記前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θが前記閾値を上回る状態では、補正手段60の伝達特性C^frが第2伝達特性C^fr2に設定され、この結果、ANCコントローラ32の内部モデル特性がC^fr2の状態でマイクロフォン22の位置における車室内騒音の低減が行われる。
このように、第2実施形態に係るANC10Bでも、第1実施形態に係るANC10A(図1参照)と同様な効果が得られる。
なお、図3では、ANCコントローラ32において、アナログ信号処理により制御信号Scを生成してスピーカ24に出力することが図示されているが、第1実施形態(図1参照)と同様に、ANCコントローラ32の入出力側にADCやDACを配置してデジタル信号処理により制御信号Scを生成し、前記DACによりアナログ信号に変換してスピーカ24に出力することも可能である。
また、上記した第1及び第2の実施形態では、前席16の前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θに基づいて、ANCコントローラ32の内部モデル特性をC^fr1又はC^fr2に切り替える場合について説明したが、前席16の上下方向の変化に基づいて伝達特性C^frの切り替えを行うことも可能である。
また、第1及び第2の実施形態では、前席16側での車室内騒音の低減について説明したが、後部座席18側の車室内騒音の低減にも適用可能であることは勿論である。
さらに、第1及び第2の実施形態では、ヘッドレスト20にマイクロフォン22及びスピーカ24を配置した場合について説明したが、(1)ルーフライニングにマイクロフォン22を配置し、ヘッドレスト20又はシートバック30上方にスピーカ24を配置した場合、(2)ルーフライニングにスピーカ24を配置し、ヘッドレスト20又はシートバック30上方にマイクロフォン22を配置した場合、(3)ヘッドレスト20にマイクロフォン22を配置し、ヘッドレスト20又はシートバック30上方にスピーカ24を配置した場合、(4)シートバック30上方にマイクロフォン22を配置し、ヘッドレスト20又はシートバック30上方にスピーカ24を配置した場合にも、第1実施形態及び第2実施形態を適用してマイクロフォン22の位置における車室内騒音の低減を図ることも可能である。
さらにまた、第1及び第2実施形態では、位置センサ28からの位置検出信号Sp及び/又は角度センサ31からの角度検出信号Sθに基づいて伝達特性C^frの切替制御を行っているが、前席16の位置p及び角度θに関わる数種類のパターンを予め記憶し、乗員の操作によって前記パターンに応じた所望の位置p及び角度θに前席16を自動的に設定可能な座席位置角度設定手段が車両12の前席16側のドアに取り付けられている場合には、セレクタ52のメモリ内に前記各パターンに応じた複数の伝達特性を予め格納させておき、前記座席位置角度設定手段の動作に連動して補正手段42、60内の伝達特性C^frを切り替えるようにすることも可能である。
さらにまた、セレクタ52において、前席16の前後方向の位置p及び/又はシートバック30の角度θが閾値を上回った場合と下回った場合とでヒステリシスを持たせるようにすれば、位置p及び角度θが前記閾値近傍で変動する場合においても、伝達特性C^frの切替制御を効率よく行うことができる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限らず、種々の構成を採り得ることは勿論である。
第1実施形態に係るANCの構成を示すブロック図である。 図2A及び図2Bは、シートバックの角度による伝達特性の変化を示す特性図である。 第2実施形態に係るANCの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10A、10B…ANC 12…車両
14…車室 16…前席
20…ヘッドレスト 22…マイクロフォン
24…スピーカ 28…位置センサ
30…シートバック 31…角度センサ
32…ANCコントローラ 34…周波数検出回路
36…基準信号生成手段 38…適応フィルタ
40…フィルタ係数更新手段 42、60…補正手段
52…セレクタ 62…減算部
64…制御信号生成部

Claims (2)

  1. 振動騒音源から発生する振動騒音の周波数に基づく周波数を有する基準信号を生成する基準信号生成手段と、
    前記振動騒音に起因した車室内騒音を相殺するために、前記基準信号及びフィルタ係数に基づいて制御信号を出力する適応フィルタと、
    前記制御信号を前記車室内騒音の相殺音として出力する音出力手段と、
    前記相殺音と前記車室内騒音との混合音を誤差信号として検出する音検出手段と、
    前記音出力手段から前記音検出手段までの信号伝達特性に応じた内部モデル特性に基づいて、前記基準信号を補正し参照信号として出力する補正手段と、
    前記誤差信号と前記参照信号とに基づいて、前記誤差信号が最小となるように前記フィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新手段と、
    を備える能動型振動騒音制御装置において、
    少なくとも前記音出力手段及び前記音検出手段のいずれかは、車室内のシートに配置され、
    前記シートの位置又は角度を検出する検出手段
    前記シートの位置又は角度に応じた複数の内部モデル特性を格納し、前記検出手段によって検出された前記シートの位置又は角度に基づいて、前記補正手段の前記内部モデル特性を切り替える選択手段と、
    を有することを特徴とする能動型振動騒音制御装置。
  2. 請求項1記載の能動型振動騒音制御装置において、
    前記選択手段は、前記検出手段から出力される検出信号が予め設定された閾値をまたいで変化したときに、前記内部モデル特性を、変化後の前記シートの位置又は角度に応じた内部モデル特性に切り替える
    ことを特徴とする能動型振動騒音制御装置。
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