JP4996451B2 - 無線通信装置、無線通信方法、及びプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に複数の無線通信装置が存在する場合に、該複数の無線通信装置に対して同時にデータ送信を行う際のデータ送信に関する。
多入力多出力(Multiple Input Multiple Output; MIMO)技術を発展させて、同一時間同一周波数帯域において複数ユーザの無線通信端末との間で同時にMIMO通信を行う方法としてマルチユーザMIMOが知られている。マルチユーザMIMOは、同一時間同一周波数帯域で通信を行うものであるが、送信と受信とを同時に行うことはできない。つまり、同一時間同一周波数帯域において複数のMIMO送信を行うことはできるが、このときに受信を行うことはできない。逆に、同一時間同一周波数帯域において複数のMIMO受信を行うことはできるが、このときに送信を行うことはできない。したがって、マルチユーザMIMOにおいては、送信時間と受信時間とを分離することが必要である。
送受信を分離する技術として例えば特許文献1には、送信時刻が異なる複数のフレームを、対応する複数の無線通信装置宛てに送信した際に、該複数の無線通信装置から送達確認フレーム(Ack)を受信する時刻が揃うように、送達確認要求フレーム(Ack Request)を送信するタイミングを調整することが記載されている。しかし、この特許文献1に記載された技術は、送達確認要求フレームの送信を必須とするものであるから、該送達確認要求フレームを送信する時間分のオーバーヘッドが発生し、このことがスループットの劣化要因となり得る。また、送達確認要求フレームが無線環境の影響でエラーとなり、受信端末側で受信できない場合には、たとえ送信データが到達していても該送達確認要求フレームのために再送処理を行うことが必要である。このことは大幅なスループット劣化要因となり得る。
送受信を分離する別の技術として、1つのデータを分割し、複数の送信チャネルを同時に用いてデータ送信を行う場合に、分割するデータフレームのバイト数を制御してデータフレームの送信時間を等しくすることが例えば特許文献2に記載されている。この特許文献2に記載された技術は、送信キューに複数のデータフレームが蓄積されている際に、該複数のデータフレームを結合して送信すること、例えばIEEE802.11nにおけるフレームアグリゲーション方式により送信を行うことが何ら考慮されていない。言い替えれば、特許文献2に記載された技術では、IEEE802.11nにおけるフレームアグリゲーション方式のような、高速で高効率な無線伝送方式に組み合わせることができない。MIMO技術による高速な無線通信技術として標準化提案がなされているIEEE802.11nでは、PHYレイヤーの高速化に応じたMACレイヤーの技術として、複数のMACフレームを1つのPHYフレームに結合して送信するフレームアグリゲーション技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2005/0147023号明細書 特開2004−350259号公報 IEEE802.11n/D2.00.
本発明は、マルチユーザMIMO通信やマルチチャネルを用いる通信において、スループットの低下を招くことなく効率的に送信時間と受信時間とを分離できる無線通信装置、無線通信方法、及びプログラムを提供する。
本発明の一観点に係る無線通信装置は、複数の宛先のそれぞれについて、複数のMACフレームを蓄積する蓄積部と、一定期間内で前記複数の宛先のそれぞれに前記複数のMACフレームを送信するのに要する送信時間のうち、最も長い送信時間を決定する決定部と、前記複数のMACフレームを連結する連結部と、前記最も長い送信時間に等しい送信時間に相当するフレーム長となるように各連結されたMACフレームに付加情報を付加する付加部と、前記フレーム長となるように前記付加情報が付加され、連結された複数のMACフレームから前記複数の宛先に対する複数の物理フレームを生成する生成部と、前記複数の物理フレームを同時に送信する送信部と、を具備する。
本発明によれば、マルチユーザMIMO通信やマルチチャネルを用いる通信において、スループットの低下を招くことなく効率的に送信時間と受信時間とを分離できる無線通信装置、無線通信方法、及びプログラムを提供することができる。
本発明の具体的な実施形態について、通信方式の一つである無線LAN通信のIEEE802.11nを実施形態として取り上げて説明する。ただし、IEEE802.11nによる無線LAN通信方式は、あくまで本発明による効果が適用できる無線通信方式の一つとして考えられるのであって、本発明はIEEE802.11nに限定されず、無線通信方式全般に適用できる。また、以下の実施形態の説明では、無線基地局のことを「AP(アクセスポイント)」と表記し、アクセスポイントに接続する無線端末又は無線通信装置のことを「STA(ステーション)」と表記する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本実施形態の無線LAN機器101は、送信データを蓄積する送信キュー(Queue)106と、送信キュー106のデータ蓄積状況から送信宛先や送信データ数などを制御するキュー制御(Queue Control)部107と、予め定められた複数の送信レートからいずれかを伝搬環境に応じて選択することによりPHYレイヤーの送信レートを決定するレート選択部108と、複数の送信データを1つのフレームに連結して送信する場合の連結処理を行うアグリゲーション処理部105と、MIMO通信又はマルチユーザMIMO通信による、複数のストリームに対する送受信処理を行う複数の送受信処理部102,103,104とを備える。
アグリゲーション処理部105は、複数のMACフレームを連結する連結部1052と、キュー制御部107により判定される最も長い送信時間に等しい送信時間に相当するフレーム長となるように、連結部1052により各連結されたMACフレームに対して付加情報を付加する付加部1053と、前記フレーム長となるように付加情報が付加され、連結された複数のMACフレームから前記複数の宛先に対する複数の物理フレームを生成する生成部1054とを有する。
なお、複数の送受信処理部102,103,104によれば、同一時間同一周波数帯において、複数のストリームを送信可能なMIMO通信のストリームを複数送信できる。すなわち、マルチユーザMIMO通信を行えるものであるが、複数のチャネル(マルチチャネル)を用いる通信方式を採用し、複数の異なるチャネルに対して同時に送信を行う場合にも送受信処理部102,103,104は適用可能である。
IEEE802.11nでは、MSDU(MAC Service Data Unit)単位でアグリゲーションを行う機能であるA−MSDUと、MPDU(MAC Protocol Data Unit)単位でアグリゲーションを行う機能であるA−MPDUとが提案されている。A−MSDUでは、複数の単位に対し1つのヘッダを付加するため、余分なヘッダを減らすと共に送信時間を減らすことができ、スループットを向上し、低消費電力化を実現することができる。また、A-MPDUでは、複数のMPDU送信各々に付いているPHYヘッダ・Preamble・SIFS時間やACKフレームなどのオーバーヘッド部分を削減でき、余分な送信時間を減らしてスループットを向上し、低消費電力化を実現することができる。本実施形態は、一例としてIEEE802.11nのA−MPDUを行う場合について説明するが、他のアグリゲーション方式が採用される場合であっても本発明は実施可能である。
本実施形態の無線LAN機器101の動作方法について、図2乃至図4を用いて説明する。具体的には、無線LAN機器101が、送信宛先としてSTA1,STA2,STA3の三台に対してデータ送信処理を行なう場合を例に挙げて説明する。
無線LAN機器101にて送信データが発生すると、該送信データは送信キュー106に蓄積される(ステップ1)。キュー制御部107は、送信キュー106に蓄積したデータ情報から送信宛先(STA1,STA2,STA3)と送信チャネルを決定する(ステップ2)。キュー制御部107は、送信宛先と決定された送信チャネルとをレート選択部108に通知する。
レート選択部108は、伝送路における無線パケットの伝搬状況を把握しており、送信レートと送信可能時間の最大値とを伝搬状況に基づいて決定する(ステップ3)。送信可能時間の最大値については、例えば、選択された送信レートで送信行った際に、送信時間が最大でどの程度になるかを伝搬状況から計算により求める。なお、送信可能時間の最大値として、TXOP(Transmission Opportunity) Limit(チャネル使用期間の制限)を用いても良い。
次にキュー制御部107は、レート選択部108から送信宛先ごとの最大送信可能時間の情報を収集する(ステップ4)。ここで、宛先ごとに異なるストリーム又は異なるチャネルに対して送信を行う際のそれぞれの最大送信可能時間が互いに等しいかどうかを判定する(ステップ5)。それぞれの最大送信可能時間が異なる場合には、そのうちで最も短いものを全ストリームに対する最大送信可能時間(T1)に決定する(ステップ6)。一方、全てのストリームの最大送信可能時間が同一である場合には、その時間を全ストリームに対する最大送信可能時間(T1)に決定する(ステップ7)。
最大送信可能時間(T1)を決定したのち、キュー制御部107は、送信宛先(STA1,STA2,STA3)ごとの送信データの蓄積量と送信レートから、T1時間内に送信可能な送信データ数を求める(ステップ8)。尚、本実施形態は、送信キュー106において十分に多くのデータが蓄積される場合である。データ蓄積量が少ない場合については別の実施形態で説明する。
さらにキュー制御部107は、ステップS8において決定された送信データ数と、ステップS3において決定された送信レートから、マルチユーザMIMO通信にIEEE802.11nのA−MPDU方式を組み合わせて各ストリームから送信を行う際の、フレームの送信時間を計算する(ステップ9)。
ここで、キュー制御部107は、各ストリームから送信する送信フレームの送信時間は等しいかどうかを判定する(ステップ10)。各送信フレームの送信時間を互いに比較した結果、全ストリームの送信時間が等しい場合には、送信処理を行う(ステップ13)。
しかしながら、通常は、無線LAN機器101から各ストリームから送信する送信データのデータ長、送信データ数、あるいは送信レートは、各ストリームごとに異なる場合が多い。したがって、ステップ10において全ストリームから送信する送信フレームの送信時間が等しくなることは少ない。
そこで、全ストリームから送信する送信フレームの送信時間が異なる場合、キュー制御部107は、最も長い送信時間(T2)を決定する(ステップ11)。
例えば、図3に示すように第二の無線通信ストリームに対して送信するフレームf2の送信時間が最も長くなる場合、すなわち、第一の無線通信ストリームに対して送信するフレームf1の送信時間及び第三の無線通信ストリームに対して送信するフレームf3の送信時間が第二の無線通信ストリームに対して送信するフレームf2の送信時間よりも短い場合には、第二の無線通信ストリームに対して送信するフレームf2の送信時間(T2)が取り出される。
連結部1052は、送信キュー106から読み出したMPDU(MACフレーム)を連結することによりフレームを生成する。ここで、付加部1053は、第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1の送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3の送信時間を、第二の無線通信ストリームに送信するフレームf2の送信時間(T2)に合わせるために、何らかの冗長な情報(付加情報)を付加する(ステップ12)。
具体的には、付加部1053は、例えば図4に示すように、第一の無線通信ストリームに対するフレームf1の最後尾および第三の無線通信ストリームに対するフレームf3の最後尾のそれぞれに、IEEE802.11nで提案されているA−MPDU方式のMPDUデリミタ(MPDU Delimiter)を連結する。MPDUデリミタ(MPDU連結情報フィールド)の1つは、例えば固定長であり、そのような固定長のMPDUデリミタを複数個連結することによりフレーム長を調整可能である。図4において、図3のフレームf1に対しMPDUデリミタd1(これは、6個のMPDUデリミタからなる)を連結したものをフレームf1’とし、図3のフレームf3に対しMPDUデリミタd3(これは、3個のMPDUデリミタからなる)を連結したものをフレームf3’として示す。
したがって、図4から明らかなように、第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1’の送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3’の送信時間とが、第二の無線通信ストリームに対して送信するフレームf2の送信時間T2に等しくなる。こうして各ストリームに対するフレームの送信時間が等しくなるように調整が施される。生成部1054は、複数の宛先(ここでは、宛先の相違は、ストリームの相違に相当する)に対する複数の物理フレームを生成する。そして送受信処理部102,103,104は、生成部1054により生成された複数の物理フレームのそれぞれを同時に送信することにより、全ストリームに対して同時に送信処理が行われる(ステップ13)。
以上のような本発明の実施形態に係るフレーム送信時間の調整を行わない場合について図3を参照して説明する。この場合、第二の無線通信ストリームに対してフレームf2の送信処理を行っている最中に、STA1とSTA3からそれぞれ返信されたBlock Ack(ブロック送達確認:BA)フレーム301,303を受信しなければならなくなる。マルチユーザMIMO方式において送信処理と受信処理とを同時に行うことができない場合には、たとえ複数のストリームにおける別々のストリームであっても、図3に示すような通信は成立しない。
これに対し、以上のような本発明の実施形態に係る手法を用いる場合、各ストリームから送信される送信フレームの送信時間が等しくなるように調整が施される。したがって、各フレームの送信完了時刻も等しくなり、全ストリームに対する送信処理の完了後に、図4に示すようにSTA1,STA2,STA3の三台から返信されたBlock Ackフレーム401,402,403を同時に受信することができる。
なお、Block Ackフレーム401,402,403を受信するのは、厳格に同一時刻であることを要しない。また、各ストリームからの送信フレームの送信時間を完全に一致させられない場合もあり、この場合は、送信時間のずれがSIFS時間内に抑えられればよい。いずれにせよ、送信処理と受信処理とが同時に発生することを回避できればよい。
次に、送信フレームの送信時間を特定のフレームの送信時間に合わせるために、MPDUデリミタを用いる場合における、該MPDUデリミタの連結方法について説明する。
IEEE802.11n以前の規格では、単一のMPDU(MACフレーム)を送信していたのに対し、IEEE802.11nでは、複数のMPDUを1つのフレームに結合してA−MPDUフレームを作成し、このようなA−MPDUフレームにより複数のMPDUを同時に送信している。このとき、各MPDUの先頭にはMPDUデリミタを付加し、MPDUデリミタ内のMPDU長(MPDU Length)フィールドに、直後に結合したMPDUのフレーム長を記載して各MPDUを分離する際の識別子としている。
本発明の実施形態では、各ストリームからの送信フレームの送信時間を合わせるために、図4に示すように、後続するMPDUを含まないMPDUデリミタのみを付加部1053が連結している(d1,d3)。このとき、MPDUデリミタd1,d3内のMPDU長フィールドには、ゼロを記載して連結を行う。
したがって、本実施形態では、IEEE802.11nのA−MPDU方式に反することなく、各ストリームの送信フレームの送信時間を合わせることが可能となる。
例えば無線LAN機器101がアクセスポイントとして動作し、該アクセスポイントに収容される複数台のユーザMIMO端末の各々との同期を取りながら、複数のユーザMIMO端末と同一時間同一周波数帯域でMIMO通信を行うマルチユーザMIMO方式による無線LAN通信規格がIEEE802.11n以降の新規規格として成立した際においても、本発明の実施形態に係る送信方式によれば、以下に説明するように後方互換性を保つことができる。
例えば、無線LAN機器101はマルチユーザMIMO方式による通信を行うものであるが、複数の送信宛先端末のうち、MIMO通信はサポートしているがマルチユーザMIMO方式はサポートしていないIEEE802.11n規格に準拠の無線LAN端末が含まれている状況を想定する。例えば図4において、STA3がそのようなIEEE802.11n規格に準拠の無線LAN端末であるとする。本発明の実施形態は、複数のMPDUを連結した後に、IEEE802.11nのA−MPDU方式に準拠した方法で送信フレームの送信時間の調整を行っている。具体的には、MPDUデリミタ内のMPDU長フィールドにゼロを記載して連結を行うことにより、調整を行うものである。したがって、IEEE802.11n規格に準拠した無線LAN端末であるSTA3は、IEEE802.11n規格に則った受信処理によりフレームを正常に受信することができる。
また、マルチユーザMIMO通信についてBlock Ackの返信時間を遅らせることを意図してマルチユーザMIMO通信端末に行わせる動作も、IEEE802.11n規格に準拠した無線LAN端末であるSTA3に同じく行わせることができる。したがって、マルチユーザMIMO通信について、IEEE802.11n規格との後方互換性を保つことができる。
なお、本実施形態では、複数のストリームを用いたマルチユーザMIMO方式による無線通信について説明したが、本発明を適用できる無線通信方法としてはマルチユーザMIMO方式のみに限定されない。複数の無線チャネルを本実施形態の複数のストリームと同様に利用するマルチチャネル環境の通信形態にも本発明を適用可能である。
以上説明したように本発明の実施形態によれば、マルチユーザMIMO通信やマルチチャネルを用いる通信において、効率的に送信時間と受信時間とを分離できる。また、フレームアグリゲーション技術を用いているので、スループットの低下を招くこともない。また、IEEE802.11n規格との後方互換性を保つことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は第1の実施形態の変形例であるので、第1の実施形態とは異なる部分を中心に説明する。第2の実施形態は、フレーム送信時間を調整する方法が第1の実施形態とは相違する。本実施形態の無線LAN機器の構成は、第1の実施形態で説明した図1に示したものと同様である。本実施形態の無線LAN機器の動作は、図2のステップ1からステップ11については、第1の実施形態と同様である。すなわち、第2の実施形態においても、図2において第二の無線通信ストリームに対するフレームf2の送信時間が最も長い送信時間(T2)として取り出されるものとする(ステップ11)。このとき、図3に示したように第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1の送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3の送信時間は、各ストリーム宛のMPDU長や送信キュー106の蓄積数や伝送レートの違いにより、T2よりも短い時間となっている。
図5に示すように、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に送信時間を合わせるために、付加部1053が各送信データの最後のMPDUの後ろにMPDUデリミタを付加するが、特に第2の実施形態では、付加するMPDUデリミタの数は1つとし、該MPDUデリミタに続いて、QoSヌルフレーム(QoS(Quality of Service) Null frame)を連結して送信時間を揃えるものである(ステップ12)。
したがって、図5から明らかなように、第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1aの送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3aの送信時間とが、第二の無線通信ストリームに対して送信するフレームf2の送信時間T2に等しくなる。こうして各ストリームに対するフレームの送信時間が等しくなるように調整を施したのち、全ストリームに対して同時に送信処理を行う(ステップ13)。
なお、既存のIEEE802.11eで規定されているQoSヌルフレームは、MACヘッダとCRC(Cyclic Redundancy Code:巡回冗長符号)を有する固定長である。このままでは、第一の無線通信ストリームのフレーム長と第三の無線通信ストリームのフレーム長とが異なる場合、フレーム送信時間を揃えられないことになる。そこで、図5に示すように、ヘッダ(Header)501とCRC503との間に、フレーム本体(Frame Body)502をパディング用に挿入することとし、かつフレーム本体502の長さを可変長とする。これにより、各ストリームの送信時間が不揃いである場合であっても、このような可変長のQoSヌルフレームを用いることによりフレームの送信時間を調整可能である。
第2の実施形態の手法では、フレーム本体をゼロにしたとしてもQoSヌルフレームを付加したことによってフレームが長くなり、該フレームの送信時間が、最も長い送信時間(T2)を超える場合が起こり得る。このとき、該フレームの送信時間が全ストリームに対する最大送信可能時間(T1)以内であるならば、該フレームの送信時間の値をT2と定義しなおす。そして、新たに定義されたT2に等しくなるように全ストリームの送信フレームの送信時間を調整すれば良い。最大送信可能時間(T1)を超える場合には、QoSヌルフレームを用いないこととし、第1の実施形態と同様にMPDUデリミタを連結して送信時間を揃える手法を用いればよい。
以上説明した第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、マルチユーザMIMO通信やマルチチャネルを用いる通信において、スループットの低下を招くことなく効率的に送信時間と受信時間とを分離でき、しかもIEEE802.11n規格との後方互換性を保つことができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は第1の実施形態の変形例であるので、第1の実施形態とは異なる部分を中心に説明する。第3の実施形態は、フレーム送信時間を調整する方法が第1の実施形態とは相違する。本実施形態の無線LAN機器の構成は、第1の実施形態で説明した図1に示したものと同様である。本実施形態の無線LAN機器の動作は、図2のステップ1からステップ11については、第1の実施形態と同様である。すなわち、第3の実施形態においても、図2において第二の無線通信ストリームに対するフレームf2の送信時間が最も長い送信時間(T2)として取り出されるものとする(ステップ11)。このとき、図3に示したように第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1の送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3の送信時間は、各ストリーム宛のMPDU長や送信キュー106の蓄積数や伝送レートの違いにより、T2よりも短い時間となっている。
図6に示すように、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に送信時間を合わせるために、各送信データの最後のMPDUの後ろにMPDUデリミタを付加部1053が付加するが、特に第3の実施形態において、第一の無線通信ストリームに対するフレームについては、A−MPDU内の最後のMPDUであるMPDU3をコピーし、MPDUデリミタを付加してA−MPDUの後ろにMPDUのコピー(複製)601を付加してフレームf1bとする。
本例では、図6から分かるように、第一の無線通信ストリームについて、フレームf1bの送信時間が最も長い送信時間(T2)よりも長くなる。ここで、該フレームf1bの送信時間が全ストリームに対する最大送信可能時間(T1)以内であるならば、該フレームf1bの送信時間の値をT2と定義しなおす。
第二の無線通信ストリームについては、フレームの送信時間が新たに定義されたT2に揃うように、複数のMPDUデリミタd5を連結することにより調整を行ってフレームf2bとし、第三の無線通信ストリームについては、フレームの送信時間が新たに定義されたT2に揃うように、複数のMPDUデリミタd6を連結することにより調整を行ってフレームf3bとする。これにより、全ストリームの送信時間を揃える(ステップ12)。
こうして各ストリームに対するフレームの送信時間が等しくなるように調整を施したのち、全ストリームに対して同時に送信処理を行う(ステップ13)。
なお、フレームf1bの送信時間が全ストリームに対する最大送信可能時間(T1)を超える場合には、MPDUのコピー(複製)601の付加は行わないこととし、第1の実施形態と同様にMPDUデリミタを連結して送信時間を揃える手法を用いればよい。
以上説明した第3の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、マルチユーザMIMO通信やマルチチャネルを用いる通信において、スループットの低下を招くことなく効率的に送信時間と受信時間とを分離でき、しかもIEEE802.11n規格との後方互換性を保つことができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は第1の実施形態の変形例であるので、第1の実施形態とは異なる部分を中心に説明する。第4の実施形態は、フレーム送信時間を調整する方法が第1の実施形態とは相違する。本実施形態の無線LAN機器の構成は、第1の実施形態で説明した図1に示したものと同様である。本実施形態の無線LAN機器の動作は、図2のステップ1からステップ10については、第1の実施形態と同様である。すなわち、第4の実施形態においても、図2において第二の無線通信ストリームに対するフレームf2の送信時間が最も長い送信時間(T2)として取り出されるものとする(ステップ11)。このとき、図3に示したように第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1の送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3の送信時間は、各ストリーム宛のMPDU長や送信キュー106の蓄積数や伝送レートの違いにより、T2よりも短い時間となっている。
図7に示すように、第4の実施形態においても、第1の実施形態と同様に送信時間の調整を行うのであるが、特に第4の実施形態において、第一の無線通信ストリームに対するフレームについては、複数のMPDU内の最後のMPDU(すなわちMPDU3)の直前に、付加部1053が複数のMPDUデリミタd7を挿入してフレームf1cとする。第三の無線通信ストリームに対するフレームについては、複数のMPDU内の最後のMPDU(すなわちMPDU2)の直前に、複数のMPDUデリミタd8を挿入してフレームf3cとする。これにより、第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1cの送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3cの送信時間を、第二の無線通信ストリームに送信するフレームf2の送信時間(T2)に一致させる(ステップ12)。
こうして各ストリームに対するフレームの送信時間が等しくなるように調整を施したのち、全ストリームに対して同時に送信処理を行う(ステップ13)。
第4の実施形態によれば、MPDUデリミタを用いることによって、IEEE802.11n規格との後方互換性を保った上で各ストリームの送信時間を合わせることができ、しかも、各ストリームから送信するMPDUの送信完了時刻を揃えることができる。
したがって、各ストリームの送信宛先端末からの送達確認フレームであるBlock Ackフレーム(701,702,703)を同時に返信させることが可能となる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は第4の実施形態の変形例であるので、第1及び第4の実施形態とは異なる部分を中心に説明する。第5の実施形態は、フレーム送信時間を調整する方法が第1の実施形態とは相違する。本実施形態の無線LAN機器の構成は、第1の実施形態で説明した図1に示したものと同様である。本実施形態の無線LAN機器の動作は、図2のステップ1からステップ10については、第1の実施形態と同様である。すなわち、第5の実施形態においても、図2において第二の無線通信ストリームに対するフレームf2の送信時間が最も長い送信時間(T2)として取り出されるものとする(ステップ11)。このとき、図3に示したように第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1の送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3の送信時間は、各ストリーム宛のMPDU長や送信キュー106の蓄積数や伝送レートの違いにより、T2よりも短い時間となっている。
図8に示すように、第5の実施形態においても、第4の実施形態と同様に送信時間の調整を行うのであるが、特に第5の実施形態において、第一の無線通信ストリームについては、第4の実施形態と同じ個数のMPDUデリミタを付加部1053が挿入するのであるが、最後のMPDU3の直前のMPDUデリミタd10の前にSIFS期間もしくはRIFS期間の間隔をあける。これにより、MPDU1とMPDU2を有するA−MPDUフレームと、最後のMPDU3とを分離し、それぞれフレームf1d1,フレームf1d2とする二つの物理フレームとして送信処理を行う。第二の無線通信ストリームについても同様に、最後のMPDU3の直前のMPDUデリミタd13の前にSIFS期間もしくはRIFS期間の間隔をあける。これにより、MPDU1及びMPDU2を有するフレームf2d2と、MPDU3を有するフレームf2d2として送信処理を行う。第三の無線通信ストリームについても同様に、最後のMPDU2の直前のMPDUデリミタd12の前にSIFS期間もしくはRIFS期間の間隔をあける。これにより、MPDU1及びMPDUデリミタd11を有するフレームf3d1と、MPDU2を有するフレームf3d2として送信処理を行う。
なお第5の実施形態において、SIFS間隔もしくはRIFS間隔後の物理フレーム(例えば、フレームf1d2,f2d2,f3d2)には、A−MPDU方式による複数のMPDUを含んだアグリゲーションフレームを用いても良いし、MPDU単体で送信するためにMPDUデリミタを含まないフレーム構成としても良い。
A−MPDU方式では、複数のMPDUを連結して送信するためにフレーム長が長くなり、その結果、フレームの後半部分の伝送誤りの確率が増加してしまうという問題点がある。これを回避するために従来はA−MPDU方式のフレーム長を一定の長さ以上にならないように制御しているが、本実施形態のように二つ以上の物理フレームに分離することによって、A−MPDU方式でフレームの後半部分が伝送誤りとなる問題点を回避することが可能となる。
こうして各ストリームに対するフレームの送信時間が等しくなるように調整を施したのち、全ストリームに対して同時に送信処理を行う(ステップ13)。
第5の実施形態によれば、MPDUデリミタを用いることによって、IEEE802.11n規格との後方互換性を保った上で各ストリームの送信時間を合わせることができ、しかも、各ストリームから送信するMPDUの送信完了時刻を揃えることができる。したがって、各ストリームの送信宛先端末からの送達確認フレームであるBlock Ackフレーム(801,802,803)を同時に返信させることが可能となる。
さらに第5の実施形態によれば、複数のMPDUを二つ以上の物理フレームに分離できることから、物理フレーム長が長くなって伝送誤り確率が増加する問題を防ぎつつ、各ストリームの送信時間を長くすることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は第1の実施形態の変形例であるので、第1の実施形態とは異なる部分を中心に説明する。第6の実施形態は、フレーム送信時間を調整する方法が第1の実施形態とは相違する。本実施形態の無線LAN機器の構成は、第1の実施形態で説明した図1に示したものと同様である。本実施形態の無線LAN機器の動作は、図2のステップ1からステップ10については、第1の実施形態と同様である。すなわち、第6の実施形態においても、図2において第二の無線通信ストリームに対するフレームf2の送信時間が最も長い送信時間(T2)として取り出されるものとする(ステップ11)。このとき、図3に示したように第一の無線通信ストリームに送信するフレームf1の送信時間と第三の無線通信ストリームに送信するフレームf3の送信時間は、各ストリーム宛のMPDU長や送信キュー106の蓄積数や伝送レートの違いにより、T2よりも短い時間となっている。
第6の実施形態においても、第一の実施形態と同様に、第一の無線通信ストリームに対するフレームの最後尾および第三の無線通信ストリームに対するフレームの最後尾のそれぞれに、IEEE802.11nで提案されているA−MPDU方式のMPDUデリミタを付加部1053が連結するが、特に第6の実施形態においては、第一の無線通信ストリームに対するフレームの最後尾および第三の無線通信ストリームに対するフレームの最後尾のそれぞれに付加部1053がBlock Ack Request(ブロック送達確認要求)フレーム901,902を連結する。これにより、全ストリームの送信時間を揃える(ステップ12)。
なお、第6の実施形態において、第5の実施形態と同様に、A−MPDU内の最後のMPDU又はBARの直前のMPDUデリミタの前にSIFS期間もしくはRIFS期間の間隔をあけ、A−MPDUフレームと最後のMPDU又はBARを分離した二つの物理フレームとして送信処理を行っても良い。この場合、SIFS間隔もしくはRIFS間隔後の物理フレームには、A−MPDU方式による複数のMPDUを含んだアグリゲーションフレームを用いても良いし、MPDU単体で送信するためにMPDUデリミタを含まないフレーム構成としても良い。A−MPDU方式では、複数のMPDUを連結して送信するためにフレーム長が長くなり、その結果フレームの後半部分の伝送誤りの確率が増加してしまうという問題点がある。それを回避するために従来はA−MPDU方式のフレーム長を一定の長さ以上にならないように制御しているが、二つ以上の物理フレームに分離することによって、A−MPDU方式でフレームの後半部分が伝送誤りとなる問題点を回避することが可能となる。
こうして各ストリームに対するフレームの送信時間が等しくなるように調整を施したのち、全ストリームに対して同時に送信処理を行う(ステップ13)。
第6の実施形態によれば、MPDUデリミタを用いることによって、IEEE802.11n規格との後方互換性を保った上で各ストリームの送信時間を合わせることができ、しかも、第一の無線通信ストリームから送信するフレームf1eのBAR901と、第二の無線通信ストリームから送信するフレームf2のMPDU3の送信完了時刻と、第三の無線通信ストリームから送信するフレームf3eのBAR902の送信完了時刻とを揃えることができる。
したがって、各ストリームの送信宛先端末からの送達確認フレームであるBlock Ackフレーム903,904,905を同時に返信させることが可能となる。
さらに第6の実施形態によれば、複数のMPDUを二つ以上の物理フレームした場合に、物理フレーム長が長くなって伝送誤り確率が増加する問題を防ぎつつ、各ストリームの送信時間を長くすることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る無線LAN機器の構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る無線LAN機器の動作を示すフローチャート 送信フレームの送信時間の調整を行わない場合のフレーム交換の例を示す図 第1の実施形態に係る無線LAN機器にてマルチユーザMIMO通信にIEEE802.11nのA−MPDU方式を組み合わせたフレーム交換の例を示す図 第2の実施形態に係る無線LAN機器にてマルチユーザMIMO通信にIEEE802.11nのA−MPDU方式を組み合わせたフレーム交換の例を示す図 第3の実施形態に係る無線LAN機器にてマルチユーザMIMO通信にIEEE802.11nのA−MPDU方式を組み合わせたフレーム交換の例を示す図 第4の実施形態に係る無線LAN機器にてマルチユーザMIMO通信にIEEE802.11nのA−MPDU方式を組み合わせたフレーム交換の例を示す図 第5の実施形態に係る無線LAN機器にてマルチユーザMIMO通信にIEEE802.11nのA−MPDU方式を組み合わせたフレーム交換の例を示す図 第6の実施形態に係る無線LAN機器にてマルチユーザMIMO通信にIEEE802.11nのA−MPDU方式を組み合わせたフレーム交換の例を示す図
符号の説明
101…無線LAN機器;
102〜104…送受信処理部;
105…アグリゲーション処理部;
106…送信キュー;
107…キュー制御部;
108…レート選択部

Claims (12)

  1. 同じ宛先を有する一連のMACフレームを連結して第一単位を得る連結部と、
    異なる宛先を有し同時に送信される複数の物理フレームのそれぞれに対応する第一単位の長さとデータレートに基づいて複数の第一送信時間を計算することにより、前記複数の第一送信時間のなかでもっとも長い第二送信時間を決定する決定部と、
    対応する第一送信時間が前記第二送信時間より短い分だけ第二単位を第一単位に付加することにより、その送信時間が前記第二送信時間に等しい第三単位を構築する付加部と、
    前記第三単位から前記複数の物理フレームのいずれかを生成するか、または、対応する第一送信時間が前記第二送信時間に等しいならば第一単位から前記複数の物理フレームのいずれかを生成するかの少なくとも一方を行う生成部と、
    前記複数の物理フレームを送信する送信部と、
    を具備する無線通信装置。
  2. 前記送信部は、マルチユーザMIMO方式に従い前記複数の物理フレームを同時に送信する請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記送信部は、複数のチャネルを同時に用いて複数の無線端末と通信を行うマルチチャネル通信に従い前記複数の物理フレームを同時に送信する請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記第一単位はデリミタフィールドを含み、前記第一単位内の各デリミタフィールドは前記MACフレームの先頭に配置され、前記付加部は前記第二単位として前記デリミタフィールドを前記第一単位に付加する請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 前記第二単位は前記第一単位の後方に付加される請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記第二単位は、可変長のフレームボディ部分を有するQoS(Quality of Service)ヌルフレームを含み、該QoSヌルフレームが前記第一単位の後方に付加される請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 前記第二単位は、前記第一単位における最後のMACフレームの複製である請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
  8. 前記第一単位の各々の最後に位置する前記MACフレームの各々の間で送信完了時間が同期するように、前記第二単位が前記第一単位に挿入される請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
  9. 前記第二単位はフレーム間隔である請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
  10. 前記第二単位に送達確認要求フレームを連結することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
  11. 同じ宛先を有する一連のMACフレームを連結して第一単位を得るステップと、
    異なる宛先を有し同時に送信される複数の物理フレームのそれぞれに対応する第一単位の長さとデータレートに基づいて複数の第一送信時間を計算することにより、前記複数の第一送信時間のなかでもっとも長い第二送信時間を決定するステップと、
    対応する第一送信時間が前記第二送信時間より短い分だけ第二単位を第一単位に付加することにより、その送信時間が前記第二送信時間に等しい第三単位を構築するステップと、
    前記第三単位から前記複数の物理フレームのいずれかを生成するか、または、対応する第一送信時間が前記第二送信時間に等しいならば第一単位から前記複数の物理フレームのいずれかを生成するかの少なくとも一方を行うステップと、
    前記複数の物理フレームを送信するステップと、
    を含む無線通信方法。
  12. コンピュータを、
    同じ宛先を有する一連のMACフレームを連結して第一単位を得る手段、
    異なる宛先を有し同時に送信される複数の物理フレームのそれぞれに対応する第一単位の長さとデータレートに基づいて複数の第一送信時間を計算することにより、前記複数の第一送信時間のなかでもっとも長い第二送信時間を決定する手段、
    対応する第一送信時間が前記第二送信時間より短い分だけ第二単位を第一単位に付加することにより、その送信時間が前記第二送信時間に等しい第三単位を構築する手段、
    前記第三単位から前記複数の物理フレームのいずれかを生成するか、または、対応する第一送信時間が前記第二送信時間に等しいならば第一単位から前記複数の物理フレームのいずれかを生成するかの少なくとも一方を行う手段、
    前記複数の物理フレームを送信する手段として機能させるためのプログラム。
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