JP4995176B2 - 浮体間係留装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浮体同士を係留するための浮体間係留装置に関するものである。
近年、天然ガスの開発手段として、海底から天然ガスを採掘するために洋上に定置された洋上設備[浮体式生産設備(FPSO:Floating Production Storage and Offloading Unit)]が注目されている。また、採掘された天然ガスをガス化する設備として、安全性の観点から沖合の洋上に定置された洋上設備[浮体式受入基地(FSRU:Floating Storage and Regasification Unit)]が注目されている。そして、各洋上設備の間(浮体式生産設備から浮体式受入基地)では、シャトルタンカー(以下、タンカーという)により天然ガスが輸送される。
洋上設備およびタンカーは、双方とも浮体であり、天然ガスの荷役に際して浮体間を係留するために、例えば特許文献1に示された浮体間係留装置(係留システムおよび係留方法)が従来から知られている。かかる浮体間係留装置は、タンカーの前後方向、左右方向および上下方向の揺れを許容しつつタンカーの船首を浮体設備に係留するもので、洋上設備とタンカーとを縦に並べて係留している。
特開2008−7072号公報
特許文献1に示される浮体間係留装置では、縦長の洋上設備とタンカーとを縦に並べて係留しているから、天然ガスを荷役する荷役設備がタンカーの船首側にのみ接続されるため、荷役効率が悪い。洋上では、波の高さが高くなるほど各浮体間の相対運動が大きくなり、各浮体間の相対運動が係留の許容範囲を超えた場合は、荷役を止めて係留を解くことになるため、係留後は、各浮体間の相対運動が係留の許容範囲を超える前に迅速に荷役することが望まれている。また、天然ガスは、輸送の利便を図るためマイナス162[度]以下の温度で液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)とされて体積が600分の1になるが、この液化天然ガスが常温の下で気化し易いことから迅速に荷役することが望まれている。
そこで、縦長の各浮体を横に並べて係留すれば、タンカーに接続できる荷役設備の数を増すことができ荷役効率の向上が期待できる。しかしながら、各浮体を横に並べて係留することは、各浮体を縦に並べることに比べ、波の影響を受けたときの各浮体の相対移動により相互の接触が懸念されることから実現が難しい。
本発明は上述した課題を解決するものであり、各浮体を横に並べて係留することのできる浮体間係留装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の浮体間係留装置では、一方の浮体と他方の浮体との間を係留する浮体間係留装置であって、前記一方の浮体に固定された固定部と、前記固定部に対して上下移動および水平移動を所定範囲で許容されつつ係合された移動部と、前記他方の浮体に前記移動部を着脱させる着脱部と、前記固定部と前記移動部との間に介在され、係留の際に前記移動部の移動に伴い圧縮されることにより前記移動部の移動を前記所定範囲内に規制する防舷体と、前記固定部または前記移動部の一方において上下方向に貫通する枠形に形成された枠状係合部と、前記固定部または前記移動部の他方において形成され前記枠状係合部内に上下方向から遊挿され、前記枠状係合部内を水平方向で複数に区分する区切部材を有する芯状係合部と、を備え、前記枠状部材および前記芯状部材により前記固定部と前記移動部とが係合されており、前記防舷体は、前記枠状係合部内で前記芯状係合部の周りであって前記区切部材で区分された領域内に配置されていることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、荷役および波浪に伴って各浮体間に相対的な上下移動が生じても、他方の浮体に定着された移動部が固定部に対して上下移動を許容されているから係留を維持できる。しかも、波浪に伴って各浮体間に相対的な水平移動が生じても、防舷体が圧縮されて復元力を発生することにより、各浮体の衝突が防止されると共に、移動部の移動を規制した際の衝撃が和らげられ、相対的な水平移動が収束される。この結果、縦長の各浮体を横に並べて係留できる。しかも、この浮体間係留装置によれば、防舷体が枠状係合部で囲まれていることにより、水面を漂う浮遊物により防舷体が損傷する事態を防げる。特に、この浮体間係留装置によれば、防舷体の圧縮が各領域内で個々に行われるため、移動部の移動を規制した際の衝撃が一層和らげられるので、各浮体間の相対的な水平移動を適宜収束できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記防舷体は、弾性を有した袋材の内部に流体が充填されてなることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、防舷体が圧縮された際の復元力を適宜発生できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記防舷体は、弾性を有した筒材からなり、前記筒材の開口側から圧縮される態様で配置され、かつ前記筒材の前記開口側端部には、擦り抵抗を減ずる摺動材が配設されていることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、防舷体が圧縮された際の復元力を適宜発生できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記防舷体は、弾性を有した筒材からなり、前記筒材の外周側から圧縮される態様で前記筒材の軸心の回りに回転可能に配置されていることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、防舷体が圧縮された際の復元力を適宜発生できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記着脱部は、前記他方の浮体に吸着される吸盤であることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、移動部への他方の浮体の定着および離脱を適宜実施できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記着脱部は、前記他方の浮体に磁着される磁石であることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、移動部への他方の浮体の定着および離脱を適宜実施できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記移動部は、バラスト機構を備えていることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、荷役に伴う浮体の上下移動に対して移動部の位置を対応できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記固定部、前記移動部、前記着脱部および前記防舷体は、1つのユニットを構成し、前記一方の浮体に前記固定部が固定された前記ユニットが水平方向に複数配置されていることを特徴とする。
この浮体間係留装置によれば、縦長の各浮体を横並びで安定して係留できる。
また、本発明の浮体間係留装置では、前記一方の浮体が洋上に定置された洋上設備からなり、前記他方の浮体が船舶からなることを特徴とする請求項1〜10の何れか一つに記載の浮体間係留装置。
この浮体間係留装置によれば、洋上設備と船舶との係留を適用対象とすることにより、横に並べて係留する効果がより顕著に得られる。
本発明によれば、各浮体間に相対的な上下移動が生じても、他方の浮体に定着された移動部が固定部に対して上下移動を許容されているから係留を維持できる。しかも、各浮体間に相対的な水平移動が生じても、防舷体が圧縮され復元力を発生することにより、各浮体の衝突が防止されると共に、移動部の移動を規制した際の衝撃が和らげられ、相対的な水平移動が収束される。この結果、縦長の各浮体を横に並べて係留できる。
以下に、本発明にかかる浮体間係留装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態にかかる浮体間係留装置により浮体同士を係留した概略平面図である。
海底から天然ガスを採掘するために洋上に定置された洋上設備[浮体式生産設備(FPSO:Floating Production Storage and Offloading Unit)]から、採掘された天然ガスをガス化するために洋上に定置された洋上設備[浮体式受入基地(FSRU:Floating Storage and Regasification Unit)]への天然ガスの輸送は、船舶であるシャトルタンカー(以下、タンカーという)により行われる。浮体式生産設備で採掘された天然ガスは、浮体式生産設備にてマイナス162[度]以下で液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)とされ、この液化天然ガスがタンカーに荷役される。そして、液化天然ガスは、タンカーから浮体式受入基地に荷役され、この浮体式受入基地にてガス化された後、浮体式受入基地にて貯蔵されるか、または浮体式受入基地から海中に引き出されたパイプラインを経て陸上の小基地に移送される。なお、本実施の形態では、輸送や荷役される対象を天然ガスとしているが、そのほか石油などの資源であってもよい。
図1に示すように、本実施の形態の浮体間係留装置1は、浮体としての洋上設備(浮体式生産設備)100から浮体としてのタンカー101へ天然ガスを荷役したり、タンカー101から浮体としての洋上設備(浮体式受入基地)100へ天然ガスを荷役したりする際、洋上設備100とタンカー101とを係留するのに適用されるものである。なお、図1において符号100は、浮体式生産設備および浮体式受入基地を含む洋上設備を示している。
また、本実施の形態の浮体間係留装置1は、縦長の洋上設備100とタンカー101とを横に並べて係留することに適している。そして、洋上設備100とタンカー101とを横に並べて係留すれば、洋上設備100とタンカー101とを複数の荷役設備102で接続して荷役効率の向上が期待できる。
以下、浮体間係留装置1の具体的構成を説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の概略平面図、図3は、本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の概略側断面図である。
図2および図3に示すように、浮体間係留装置1は、固定部2と、移動部3と、着脱部4と、防舷体5とで構成されている。
固定部2は、一方の浮体としての洋上設備100に固定されるものである。この固定部2は、洋上設備100の側面100aに対向する固定面21aをなす固定板21を有している。そして、固定部2は、固定板21の固定面21aを洋上設備100の側面100aに接触させつつボルトや溶接などによって洋上設備100に固定されている。また、固定部2には、固定板21と一体に形成された芯状係合部22が設けられている。この芯状係合部22は、図2の平面視で洋上設備100の横に並ぶタンカー101に対して離隔または接近する方向である浮体間方向(図2および図3参照)、および浮体間方向および上下方向に直交する方向に区切部材22aが延出した十字形状をなしている。
移動部3は、固定部2に対し係合されるものである。移動部3には、上下方向に貫通する枠形に形成された枠状係合部32が設けられている。枠状係合部32は、平面視でコ字形状に形成され、かつコ字形の各開口端から対向方向に延在してコ字形の開口部分を一部塞ぐように設けられた係合片32aを有している。この枠状係合部32は、その内部に上下方向から固定部2の芯状係合部22を挿通し、芯状係合部22を芯として囲むようにして固定部2に対して係合される。この係合状態において、移動部3は、固定部2に対し、枠状係合部32と芯状係合部22との挿通の所定範囲で上下移動が許容され、かつ枠状係合部32のコ字形と芯状係合部22の十字形との相互の間隙の所定範囲で、浮体間方向を含み水平移動が許容され、かつ所定範囲外での水平移動が規制されている。このように、移動部3は、固定部2に対し、上下移動および水平移動を所定範囲で許容されつつ係合されている。
着脱部4は、移動部3を他方の浮体としてのタンカー101に対して着脱させるものである。移動部3は、枠状係合部32のコ字形の閉塞側において、タンカー101の側面101aに対向する着脱面31aを有し、この着脱面31aに着脱部4が配置されている。着脱部4は、例えば、複数の吸盤で構成されている。着脱部4が吸盤からなる場合、吸盤内の圧力を増減させるように吸盤内への空気の入出を行うポンプを備えることが好ましい。吸盤は、図には明示しないが吸口側をタンカー101の側面101aに向けて配設されている。そして、移動部3をタンカー101に定着させる際には、タンカー101の側面101aを吸盤の吸口に接触させつつポンプにより吸盤内の空気を引き出して吸盤内の圧力を減少させる。一方、移動部3をタンカー101から離脱させる際には、ポンプにより吸盤内に空気を送り入れて吸盤内の圧力を増加させる。
また、着脱部4は、複数の磁石(例えば、ネオジウム磁石)で構成されていてもよい。着脱部4が磁石からなる場合、磁石をタンカー101の側面101aから引き剥がすためのジャッキを備えることが好ましい。移動部3をタンカー101に定着させる際には、タンカー101の側面101aを磁石に近づけることで、磁石の磁力を作用させる。一方、移動部3をタンカー101から離脱させる際には、アクチュエータによりタンカー101の側面101aから磁石を離隔させて磁石の磁力の作用を減少させる。
ここで、着脱部4による定着力は、図1に示すように、本浮体間係留装置1が水平方向の2カ所に配置され、例えばLNGを輸送するLNG船(載貨容量135000m〜200000m)を係留する場合、1つの浮体間係留装置1当たり400トン程度を要することが好ましい。また、着脱部4の定着力が1m当たり1トン程度である場合には、着脱部4が配置される移動部3の着脱面31aに400m程度の面積を要する。
防舷体5は、固定部2と移動部3との間に介在されて移動部3の移動を前記所定範囲内に規制することで、固定部2と移動部3との接触を防止すると共に、移動部3の移動を規制した際の衝撃を和らげる緩衝機能を有するものである。この防舷体5は、弾性を有したゴムなどからなる袋材の内部に流体が充填されたものである。充填される流体としては、気体(例えば空気)および液体(例えば水や油)の混合、もしくは気体または液体の何れか一方がある。かかる防舷体5は、係合状態の固定部2および移動部3に対し、移動部3の枠状係合部32内で固定部2の芯状係合部22の周りに配置されている。また、芯状係合部22が平面視で十字形状に形成され、水平方向に延出した区切部材22aにより枠状係合部32内が水平方向で複数に区分けされている。そして、この芯状係合部22の周りに配置された防舷体5は、枠状係合部32内において区切部材22aで区分けされた領域内にそれぞれ配置されている。なお、本実施の形態では、枠状係合部32がコ字形状の枠をなし、芯状係合部22が十字形状であるから、枠状係合部32内が4つの領域に区分けされ、各領域内に防舷体5が配置されている。また、防舷体5は、袋材の内部に海水よりも軽い流体(主に気体)が充填されたものであれば、図3に示すように水面Sに対して浮遊するように配置される。また、防舷体5は、袋材の内部に海水よりも重い流体(主に液体)が充填されたものであれば、芯状係合部22や枠状係合部32に対して取り付ける。
上述した浮体間係留装置1の作用について説明する。図4は、本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の作用を示す概略側断面図、図5および図6は、本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の作用を示す概略平面図である。
洋上設備100にタンカー101を係留するには、洋上設備100の側部にて、タンカー101を横並びとなるように移動させる。そして、タンカー101の側面101aが浮体間係留装置1の着脱部4に接触したときに、着脱部4に対してタンカー101の側面101aが定着する。その後、図1に示すように、洋上設備100とタンカー101とを荷役設備102で接続して荷役を行う。また、荷役が終わった場合には、着脱部4によるタンカー101の側面101aが定着を解除させれば、タンカー101が洋上設備100との係留から離脱される。
タンカー101から洋上設備(浮体式受入基地:FSRU)100に荷役を行う場合、タンカー101は、荷役に伴って軽くなるので、図3から図4に示すように、水面Sに対して上がる(喫水が短くなる)ことになる。このため、洋上設備100とタンカー101とは、相対的に上下移動する。また、洋上設備(浮体式生産設備:FPSO)100からタンカー101に荷役を行う場合では、タンカー101は、荷役に伴って重くなるので、図4から図3に示すように、水面Sに対して下がる(喫水が長くなる)ことになる。このため、洋上設備100とタンカー101とは、相対的に上下移動する。さらにまた、洋上設備100とタンカー101との相対的な上下移動は、波浪に伴って生じる。本浮体間係留装置1では、洋上設備100に固定された固定部2に対し、タンカー101に定着された移動部3が上下移動を許容されていることから、荷役や波浪に伴い洋上設備100とタンカー101との間で相対的な上下移動が生じても係留は維持される。
また、洋上設備100とタンカー101とは、波浪に伴って相対的に水平移動する。本浮体間係留装置1では、洋上設備100に固定された固定部2に対し、タンカー101に定着された移動部3が浮体間方向を含む水平移動を許容されていることから、波浪に伴い洋上設備100とタンカー101との間で相対的な水平移動が生じても係留が維持される。ここで、固定部2に対する移動部3の水平移動は、図5に示すように、タンカー101が洋上設備100から遠ざかったり、図6に示すように、タンカー101が洋上設備100に近づいたりしたとき、固定部2と移動部3との間で防舷体5の何れかが圧縮されて復元力を発生することにより、移動部3の移動を所定範囲内に規制する。このため、固定部2と移動部3との接触が防止されると共に、移動部3の移動を規制した際の衝撃が和らげられるので、洋上設備100とタンカー101との間の相対的な水平移動が収束される。
この結果、本浮体間係留装置1によれば、洋上設備100とタンカー101とを横に並べて係留することが可能になる。
特に、本浮体間係留装置1では、防舷体5は、移動部3の枠状係合部32内で固定部2の芯状係合部22の周りに配置されている。このように、防舷体5が枠状係合部32で囲まれていることにより、水面Sを漂う浮遊物により防舷体5が損傷する事態を防ぐことが可能になる。
さらに、本浮体間係留装置1では、防舷体5は、枠状係合部32内において芯状係合部22の区切部材22aで区分けされた領域内にそれぞれ配置されている。このため、防舷体5の圧縮が各領域内で個々に行われるため、移動部3の移動を規制した際の衝撃が一層和らげられるので、洋上設備100とタンカー101との間の相対的な水平移動を適宜収束させることになる。
ところで、本浮体間係留装置1において、移動部3は、水面Sに対して浮遊するように構成することが好ましい。移動部3を浮体として構成すれば、固定部2に対し移動部3を係留する必要がなく構成を簡素にできる。さらに、図には明示しないが、移動部3は、バラスト機構を備えることが好ましい。バラスト機構は、移動部3を空洞にし、その内部に対してポンプにより水を出し入れするものである。そして、タンカー101から洋上設備100に荷役を行う場合、タンカー101は荷役に伴って軽くなり、水面Sに対して上がる(喫水が短くなる)ことになるが、係留するときにバラスト機構により予め移動部3を上下移動の範囲の下方位置に下げておく。一方、洋上設備100からタンカー101に荷役を行う場合、タンカー101は荷役に伴って重くなり、水面Sに対して下がる(喫水が長くなる)ことになるが、係留するときにバラスト機構により予め移動部3を上下移動の範囲の上方位置に上げておく。このように、バラスト機構を備えることで、荷役に伴うタンカー101の上下移動に移動部3の位置を対応させることが可能になる。
また、本浮体間係留装置1は、固定部2、移動部3、着脱部4および防舷体5が、1つのユニットを構成している。そして、図1に示すように、洋上設備100に対して固定部2が固定されたユニットが水平方向に複数配置されている。かかる構成によれば、洋上設備100に対しタンカー101を横並びで安定して係留させることが可能になる。
[実施の形態2]
図7および図8は、本発明の実施の形態2にかかる浮体間係留装置の概略平面図である。なお、以下に説明する実施の形態2において、上述した実施の形態1と同一部分には、同一符号を付し、説明を省略する。
実施の形態2の浮体間係留装置1では、実施の形態1に対し防舷体6の構成が異なる。防舷体6は、固定部2と移動部3との間に介在されて移動部3の移動を前記所定範囲内に規制することで、固定部2と移動部3との接触を防止すると共に、移動部3の移動を規制した際の衝撃を和らげる緩衝機能を有するものである。この防舷体6は、弾性を有したゴムなどからなる筒材であり、筒材の開口側から圧縮される態様で設けられている。かかる防舷体6は、係合状態の固定部2および移動部3に対し、移動部3の枠状係合部32内で固定部2の芯状係合部22の周りに配置されている。また、芯状係合部22が平面視で十字形状に形成され、水平方向に延出した区切部材22aにより枠状係合部32内が水平方向で複数に区分けされている。そして、この芯状係合部22の周りに配置された防舷体6は、枠状係合部32内において区切部材22aで区分けされた領域内と、洋上設備100およびタンカー101の縦方向(図7参照)に延出された区切部材22aの延在端側との6カ所にそれぞれ配置されるように、開口側端部が区切部材22aに固定されている。また、防舷体6の筒材の開口側端部には、擦り抵抗を減ずる(すなわち、摩擦抵抗の低い)摺動材61が配設されている。
この防舷体6は、洋上設備100とタンカー101とが、波浪に伴って相対的に水平移動した場合、固定部2と移動部3との間で防舷体6の何れかが圧縮されることにより、移動部3の移動を所定範囲内に規制する。この際、防舷体6は、筒材の軸線に沿う方向に座屈変形して圧縮され復元力を発生することになる。このため、固定部2と移動部3との接触が防止されると共に、移動部3の移動を規制した際の衝撃が和らげられるので、洋上設備100とタンカー101との間の相対的な水平移動が収束される。しかも、筒材の開口側端部に設けた摺動材61により、滑りを生じさせることで、防舷体6にかかる圧縮力を低減して防舷体6が損傷する事態を防いでいる。
この結果、本浮体間係留装置1によれば、洋上設備100とタンカー101とを横に並べて係留することが可能になる。
特に、防舷体6は、移動部3の枠状係合部32内で固定部2の芯状係合部22の周りに配置されている。このように、防舷体6が枠状係合部32で囲まれていることにより、水面Sを漂う浮遊物により防舷体6が損傷する事態を防ぐことが可能になる。
さらに、防舷体6は、枠状係合部32内において芯状係合部22の区切部材22aで区分けされた領域内と、洋上設備100およびタンカー101の縦方向(図7参照)に延出された区切部材22aの延在端側とにそれぞれ配置されている。このため、防舷体6の圧縮が各領域内で個々に行われるため、移動部3の移動を規制した際の衝撃が一層和らげられるので、洋上設備100とタンカー101との間の相対的な水平移動を適宜収束させることになる。
ところで、図8に示す浮体間係留装置1では、芯状係合部22が平面視で菱形状に形成されており、枠状係合部32の内形が、芯状係合部22の菱形状の面に対向する面を有するように形成されている。そして、防舷体6は、芯状係合部22と枠状係合部32との対向する面の間に配置され、芯状係合部22に取り付けられている。かかる構成によれば、図7に示す浮体間係留装置1は、防舷体6が受ける圧縮方向が浮体間方向および浮体間方向と上下方向とに直交する方向であるが、図8に示す浮体間係留装置1では、防舷体6が受ける圧縮方向が浮体間方向および浮体間方向と上下方向とに直交する方向を含む斜め方向になる。このため、1つの防舷体6で複数の方向の圧縮を受けるので、防舷体6の数を減らすことができる。
なお、防舷体6は、固定部2の芯状係合部22に取り付けられているが、これに限らず、移動部3の枠状係合部32に取り付けられていてもよい。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3にかかる浮体間係留装置の概略平面図である。なお、以下に説明する実施の形態3において、上述した実施の形態1と同一部分には、同一符号を付し、説明を省略する。
実施の形態3の浮体間係留装置1では、実施の形態1に対し防舷体7の構成が異なる。防舷体7は、固定部2と移動部3との間に介在されて移動部3の移動を前記所定範囲内に規制することで、固定部2と移動部3との接触を防止すると共に、移動部3の移動を規制した際の衝撃を和らげる緩衝機能を有するものである。この防舷体7は、弾性を有したゴムなどからなる筒材であり、筒材の外周側から圧縮される態様で前記筒材の軸心の回りに回転可能に配置されている。かかる防舷体7は、係合状態の固定部2および移動部3に対し、移動部3の枠状係合部32内で固定部2の芯状係合部22の周りに配置されている。また、芯状係合部22が平面視で十字形状に形成され、水平方向に延出した区切部材22aにより枠状係合部32内が水平方向で複数に区分けされている。そして、この芯状係合部22の周りに配置された防舷体7は、枠状係合部32内において区切部材22aで区分けされた領域内と、洋上設備100およびタンカー101の縦方向に延出された区切部材22aの延在端側との6カ所にそれぞれ配置されるように、上下方向に延在する回転軸71に挿通されて設けられている。
この防舷体7は、洋上設備100とタンカー101とが、波浪に伴って相対的に水平移動した場合、固定部2と移動部3との間で防舷体7の何れかが圧縮されることにより、移動部3の移動を所定範囲内に規制する。この際、防舷体7は、筒材の軸心である回転軸71の回りに回転しつつ、その外周側から軸心に交わる方向に座屈変形して圧縮され復元力を発生することになる。このため、固定部2と移動部3との接触が防止されると共に、移動部3の移動を規制した際の衝撃が和らげられるので、洋上設備100とタンカー101との間の相対的な水平移動が収束される。
この結果、本浮体間係留装置1によれば、洋上設備100とタンカー101とを横に並べて係留することが可能になる。
特に、防舷体7は、移動部3の枠状係合部32内で固定部2の芯状係合部22の周りに配置されている。このように、防舷体7が枠状係合部32で囲まれていることにより、水面Sを漂う浮遊物により防舷体7が損傷する事態を防ぐことが可能になる。
さらに、防舷体7は、枠状係合部32内において芯状係合部22の区切部材22aで区分けされた領域内と、洋上設備100およびタンカー101の縦方向に延出された区切部材22aの延在端側とにそれぞれ配置されている。このため、防舷体7の圧縮が各領域内で個々に行われるため、移動部3の移動を規制した際の衝撃が一層和らげられるので、洋上設備100とタンカー101との間の相対的な水平移動を適宜収束させることになる。
なお、上述した全ての実施の形態において、芯状係合部22は、十字形状に限らない。例えば、図10に示すように、芯状係合部22は、固定部2から浮体間方向に延出した区切部材22aと、この区切部材22aの延出端から浮体間方向に直交する方向に延出した区切部材22aとによりT字形状とされていてもよい。また、図には明示しないが、芯状係合部22の回りを囲むように枠状係合部32が係合し、枠状係合部32内で芯状係合部22と枠状係合部32との間に防舷体5,6,7が配置されている形態であれば、芯状係合部22および枠状係合部32の形状は限定されない。
なお、上述した全ての実施の形態において、固定部2に芯状係合部22が設けられ、移動部3に枠状係合部32が設けられているが、これに限らない。例えば、図には明示しないが、固定部に枠状係合部が設けられ、移動部に芯状係合部が設けられていてもよく、この構成であっても、上述した効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる浮体間係留装置は、各浮体を横に並べて係留することに適している。
本発明の実施の形態にかかる浮体間係留装置により浮体同士を係留した概略平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の概略平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の概略側断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の作用を示す概略側断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の作用を示す概略平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる浮体間係留装置の作用を示す概略平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる浮体間係留装置の概略平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる浮体間係留装置の概略平面図である。 本発明の実施の形態3にかかる浮体間係留装置の概略平面図である。 他の形態の芯状係合部を適用した浮体間係留装置の概略平面図である。
符号の説明
1 浮体間係留装置
2 固定部
21 固定板
21a 固定面
22 芯状係合部
22a 区切部材
3 移動部
31a 着脱面
32 枠状係合部
32a 係合片
4 着脱部
5,6,7 防舷体
61 摺動材
71 回転軸
100 洋上設備
100a 側面
101 タンカー
101a 側面
102 荷役設備
S 水面

Claims (9)

  1. 一方の浮体と他方の浮体との間を係留する浮体間係留装置であって、
    前記一方の浮体に固定された固定部と、
    前記固定部に対して上下移動および水平移動を所定範囲で許容されつつ係合された移動部と、
    前記他方の浮体に前記移動部を着脱させる着脱部と、前記固定部と前記移動部との間に介在され、係留の際に前記移動部の移動に伴い圧縮されることにより前記移動部の移動を前記所定範囲内に規制する防舷体と、
    前記固定部または前記移動部の一方において上下方向に貫通する枠形に形成された枠状係合部と、
    前記固定部または前記移動部の他方において形成され前記枠状係合部内に上下方向から遊挿され、前記枠状係合部内を水平方向で複数に区分する区切部材を有する芯状係合部と、
    を備え、前記枠状部材および前記芯状部材により前記固定部と前記移動部とが係合されており、
    前記防舷体は、前記枠状係合部内で前記芯状係合部の周りであって前記区切部材で区分された領域内に配置されていることを特徴とする浮体間係留装置。
  2. 前記防舷体は、弾性を有した袋材の内部に流体が充填されてなることを特徴とする請求項に記載の浮体間係留装置。
  3. 前記防舷体は、弾性を有した筒材からなり、前記筒材の開口側から圧縮される態様で配置され、かつ前記筒材の前記開口側端部には、擦り抵抗を減ずる摺動材が配設されていることを特徴とする請求項に記載の浮体間係留装置。
  4. 前記防舷体は、弾性を有した筒材からなり、前記筒材の外周側から圧縮される態様で前記筒材の軸心の回りに回転可能に配置されていることを特徴とする請求項に記載の浮体間係留装置。
  5. 前記着脱部は、前記他方の浮体に吸着される吸盤であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の浮体間係留装置。
  6. 前記着脱部は、前記他方の浮体に磁着される磁石であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の浮体間係留装置。
  7. 前記移動部は、バラスト機構を備えていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の浮体間係留装置。
  8. 前記固定部、前記移動部、前記着脱部および前記防舷体は、1つのユニットを構成し、前記一方の浮体に前記固定部が固定された前記ユニットが水平方向に複数配置されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の浮体間係留装置。
  9. 前記一方の浮体が洋上に定置された洋上設備からなり、前記他方の浮体が船舶からなることを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の浮体間係留装置。
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