JP4993830B2 - 反射型液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136227Through-hole connection of the pixel electrode to the active element through an insulation layer

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は反射型液晶表示装置及びこれの製造方法に関するものであり、より詳細には、多数の配向されたマイクロレンズが形成された反射電極を具備する反射型液晶表示装置及びこれの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、情報化社会において、電子ディスプレー装置の役割はますます大事になり、各種電子ディスプレー装置が多様な産業分野に広範囲に使用されている。このような電子ディスプレー分野は発展を重ねて、多様化した情報化社会の要求に適合する新しい機能の電子ディスプレー装置が続けて開発されている。
【0003】
一般的に電子ディスプレー装置というものは多様な情報などを視覚を通じて人間に伝達する装置をいう。即ち、電子ディスプレー装置とは各種電子機器から出力される電気的な情報信号を人間の視覚により認識可能である光情報信号へ変換する電子装置であり、人間と電子機器を連結する架橋的な役割を担当する装置と言える。
【0004】
このような電子ディスプレー装置において、光情報信号が発光現象によって表示される場合には発光型表示(emissive display)装置で言われ、反射、散乱、干渉現象などによって光変調で表示される場合には受光型表示(non−emissive display)装置で言われる。能動型表示装置とも言われる前記発光型表示装置としては、陰極線管(CRT)、プラズマディスプレーパネル(PDP)、発光ダイオード(LED)及びエレクトロルミネセント(electroluminescent display:ELD)などを挙げることができる。かつ、受動型表示装置である前記受光型表示装置としては、液晶表示装置(LCD又はelectrochemical display:ECD)及び電気泳動表示装置(electrophoretic image display:EPID)などを挙げることができる。
【0005】
テレビやコンピュータ用モニターなどのような画像表示装置に使用される一番長い歴史を有するディスプレー装置である陰極線管(CRT)は表示品質及び経済性などの面で一番高い占有率を有しているが、大きい重量、大きい容積及び高い消費電力などのような多い短所を有している。
【0006】
しかし、半導体技術の急速な進歩によって各種電子装置の固体化、低電圧及び低電力化と共に電子機器の小型及び軽量化に従って新しい環境に適合する電子ディスプレー装置、即ち薄くて軽くかつ低い駆動電圧及び低い消費電力の特性を備えた平板パネル型ディスプレー装置に対する要求が急激に増大している。
【0007】
現在開発されたいろいろの平板ディスプレー装置のうちで、液晶表示装置は異なるディスプレー装置に比べて薄くて軽く、低い消費電力及び低い駆動電圧を備えていると同時に、陰極線管に近い画像表示が可能であるので、多様な電子装置に広範囲に使用されている。かつ、液晶表示装置は、製造が容易であるために、さらにその適用範囲を拡張している。
【0008】
このような、液晶表示装置は外部光源を利用して画像を表示する透過型液晶表示装置と外部光源代わりに自然光を利用する反射型液晶表示装置で区分されることができる。
【0009】
前記反射型液晶表示装置は、投射型液晶表示装置に比べて消費電力が低く同時に屋外での画像表示品質が優れると言う長所がある。かつ、反射型液晶表示装置はバックライトのような別途の光源を必要としないために、薄くて軽い装置を具現することができると言う利点もある。
【0010】
しかし、現在の反射型液晶表示装置は、その表示画面が暗くて固定表示及びカラー表示に適切に対応することが難しいために、数字や簡単な文字の表示のみを要求する限定的な装置にのみ使用されている。従って、反射型液晶表示装置が多様な電子ディスプレー装置として利用されるためには、反射効率の向上と固定洗化及びカラー化が要求される。かつ、これとともに、適切な明るさと早い応答速度及び画像のコントラストの向上も要求される。
【0011】
現在反射型液晶表示装置において、その明るさを向上させる技術は大きく反射電極の反射効率を高める方向と超開口率技術を組合せる方向に進行されている。このように、反射電極に微細な凹凸を形成して反射効率を向上させる技術はNaofumi Kimuraに許与された米国特許第5、610、741号(発明の名称:Reflection type Liquid Crystal Display Device with bumps on the reflector)に開示されている。
【0012】
図1は前記米国特許に呈示された反射型液晶表示装置の部分的な平面図を図示したものであり、図2は前記反射型液晶表示装置の断面図を図示したものである。
【0013】
図1及び図2を参照すれば、前記液晶表示装置は第1基板10、第1基板10に対向して配置された第2基板15そして第1基板10と第2基板15との間に形成された液晶層20を含む。
【0014】
第1基板10は多数のゲートバス配線(gate bus wiring)25が上部に形成された第1絶縁基板30を具備する。ゲート電極35はゲートバス配線25から分岐され、多数のソースバス配線(source bus wiring)40がゲートバス配線25と直交する方向に形成される。ソースバス配線40はゲートバス配線25と絶縁膜などを挿入して絶縁され、ソースバス配線40からはソース電極45が分岐される。
【0015】
反射電極50は第1基板10と液晶物質21との間に形成され、ゲートバス配線25とソースバス配線40が交差する部分との間に配置される。反射電極50はスイッチング素子としてゲートバス配線25及びソースバス配線40を具備し、第1絶縁基板30に形成された薄膜トランジスター(TFT)55に連結される。反射電極50には凹部である多数のデント(dent)70、71が全表面にわたって不規則に形成され、反射電極50とドレーン電極60はコンタクトホール65を通じて互いに連結される。
【0016】
前記ゲートバス配線25とゲート電極35はタンタル(Ta)をスパッタリングした後、エッチング又はフォトリソグラフィを通じてガラスのような物質から成った第1絶縁基板30上に形成される。ゲートバス配線25及びゲート電極35を覆うように第1絶縁基板30全面に窒化シリコン(SiNX)から成ったゲート絶縁膜75がプラズマ化学気相蒸着(plasma chemical vapor deposition;PCV)方法を使用して積層される。
【0017】
ゲート電極35上部のゲート絶縁膜75上にはアモルファスシリコンにより構成された半導体膜80が形成され、このような半導体膜80上にはn+形によりドーピングされたアモルファスシリコンから成ったコンタクト層85、90が積層される。
【0018】
ソースバス配線40、ソース電極45及びドレーン電極60はモリブデン(Mo)を使用してスパッタリング及びエッチング工程を通じて、前記結果物が形成された第1絶縁基板30上に形成される。従って、ゲート電極35、半導体膜80、コンタクト層85、90、ソース電極45及びドレーン電極60などを含む薄膜トランジスター55が完成される。
【0019】
薄膜トランジスター55が形成された第1絶縁基板30の全面には表面に凹凸部が形成された有機絶縁膜95及び反射電極50が順次に形成される。
【0020】
図3乃至図5は図2に図示した装置のうち有機絶縁膜及び反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【0021】
図3を参照すれば、薄膜トランジスター55が形成された第1絶縁基板30上にスピンコーティングによりレジスト膜100を塗布した次に、塗布されたレジスト膜100をプレベーキング(prebaking)する。続いて、所定のパターンにより透過領域105と遮光領域106を有するマスク110をレジスト膜100上に位置させた後、露光及び現像過程を通じてレジスト膜100をマスク110のパターンに相応する形状によりパターンすることで、突起115を形成する。続けて、突起115を熱処理して図4に図示したように上部が円形の形状を有する突起115を完成する。
【0022】
図5を参照すれば、有機絶縁膜95がスピンコーティング方法により前記突起115を覆うように第1絶縁基板30上に積層されることで、突起115を含む有機絶縁膜95の表面に凹凸部が形成される。続いて、再びマスク(図示せず)を利用して有機絶縁膜95をエッチングすることで、有機絶縁膜95に薄膜トランジスター55のドレーン電極60を露出させるコンタクトホール65を形成する。反射電極50はアルミニウム(Al)又はニッケル(Ni)などを使用して、前記コンタクトホール65を満たして、凹凸部が形成された有機絶縁膜95上に真空蒸着方法により形成される。従って、有機絶縁膜95の形状に沿って反射電極50の表面に多数のデント(dent)70、71が形成される。
【0023】
再び図2を参照すれば、前述したように形成された反射電極50及び有機絶縁膜95上に第1配向膜120を積層しながら第1基板10が完成される。
【0024】
第2基板15はカラーフィルタ125、共通電極130及び第2配向膜135が形成された第2絶縁基板140を含む。
【0025】
第2絶縁基板140はガラスにより構成され、第2絶縁基板140上には各画素145、146に対応するカラーフィルタ125が付着される。カラーフィルタ125上にはITO(indium tin oxide)と同一な透明材料で構成された共通電極130が形成され、共通電極130上には第2配向膜135が形成されて第2基板15を構成する。
【0026】
前記第2基板15を第1基板10に対向されるように第1基板10上に位置させた後、液晶物質21及び顔料22を含む液晶層20を真空注入方法により第1基板10及び第2基板15との間に注入して反射型液晶表示装置を完成する。
【0027】
しかし、従来の反射型液晶表示装置は、反射電極に多数のデントを形成して反射効率を向上させることができるが、次のような問題点を有する。
【0028】
まず、前述した従来に反射型液晶表示装置は、反射効率を向上を向上させるために、マイクロレンズとしてサイズが異なる半球形の形状を有する突起であるデントを形成するが、反射電極のうちでデントが形成されないフロア領域は位置によって、互いに異なる大きさを有するために、結局、全体反射電極の反射率の均一性を低下させる問題点になる。すなわち、デントが形成されない部分のサイズが各々異なるために、反射電極上に形成されるデントのサイズが互いに異なる領域では互いに異なる高さを有し、これによって反射電極が領域によって互いに異なる反射率を示すので、結局反射電極の反射率の不均一性が惹起される。このように、反射電極の反射均一性の低下は液晶物質の配向(orientation)の不均一性を惹起して画像のコントラスト(contrast)を下げる原因になる。かつ、液晶物質の配向の不均一性は光漏洩残像を発生させることだけでなく、フォグ(fog)不良を惹起させる可能性が相当に高い。
【0029】
かつ、反射基板に形成される多数のデントの大きさとデントとの間の領域のサイズが各々異なるために、実際工程において、適切な反射率を考慮した設計位置によって正確にデントのサイズ及びデントとの間の空間を制御することは実質的に、非常に難しい短所がある。
【0030】
かつ、たとえ相異する大きさを有するデントが重なるように形成しても、デントの形態が半球形であるために、デント部分で入射光が乱反射される現象を完全に遮断することは難しく、従って画像の画質を向上させるためには限界がある。
【0031】
さらに、従来の反射型液晶表示装置は、正方形の画素形成を有するために、近来携帯電話や液晶テレビなどのような情報通信機器の種類が多様になり、画素サイズが変更され、各々異なる画素寸法を要求するディスプレー装置に適用することは、始めから設計すべきであるだけでなく、製造工程条件を再び確保すべきである難しい問題があり、特に、携帯電話のように特定の方向に高い反射効率を示すことを要求する電子ディスプレー装置にはさらに適用し難しい。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の一目的は、反射効率を向上させるために多数の配向されたマイクロレンズが形成された反射電極を含む反射型液晶表示装置を提供するものである。
【0033】
本発明の別の目的は、前記配向されたレンズ型反射型液晶表示装置に特に適合し、工程時間及び費用を大きく節減することができる液晶表示装置の反射電極の形成方法を提供するものである。
【0034】
本発明のさらに別の目的は、特定の方向に向けて高い反射率を有する反射電極を含む電子ディスプレー装置を提供するものである。
【0035】
本発明のさらに別の目的は、特定の方向に向けて高い反射率を有する反射電極を含む電子ディスプレー装置の製造に特に適合した電子ディスプレー装置の製造方法を提供するものである。
【0036】
本発明のさらに別の目的は、画素の内部領域と画素の外部領域に存在する境界部の段差によって発生する問題点を解決して均一な画質を得ることができる反射型液晶表示装置を提供するものである。
【0037】
本発明のさらに別の目的は、画素の内部領域と画素の外部領域に存在する境界部の段差によって発生する問題点を解決して、均一な画質を得ることができる反射電極を含む電子ディスプレー装置を提供するものである。
【0038】
【課題を解決するための手段】
上述した本発明の一目的を達成するために、本発明は画素が形成された第1基板と、前記第1基板に対向して形成された第2基板と、第1基板と第2基板との間に形成された液晶層と、前記第1基板上に形成され、相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射電極を含み、前記第1領域部は、部分的に画素の境界線と共に、前記第2領域部を閉曲線の形態で限定し、前記第1領域部は、前記第1方向に沿って連続的な直線形態で形成された第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブの間に形成された第2グルーブから成り、前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする反射型液晶表示装置を提供する。
【0039】
上述した本発明の他の目的を達成するために、本発明は第1基板に画素を形成する段階と、前記第1基板上に有機絶縁膜を形成する段階と、前記有機絶縁膜に相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部により構成され、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成する段階と、前記有機絶縁膜上に反射電極を形成する段階と、前記第1基板に対向して透明電極を有する第2基板を形成する段階と、及び前記第1基板と第2基板との間に液晶層を形成する段階を含み、前記有機絶縁膜を前記第1領域部及び第2領域部に相応するマスクパターンを有するマスクを使用して露光させた後、露光された有機絶縁膜を現像して、前記第1領域部及び第2領域部を形成し、前記有機絶縁膜に前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階は、前記有機絶縁膜に前記第1方向に沿って連続した直線形態で形成され、所定の幅を有する多数の平行な第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブとの間に第2グルーブを形成して、前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階であって、前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成される反射型液晶表示装置の製造方法を提供する。
【0040】
上述した本発明のまた他の目的を達成するための本発明は、画素が形成された絶縁基板と、前記画素に接続され、前記絶縁基板上に形成され、相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射手段を含み、前記第1領域部は、部分的に画素の境界線と共に、前記第2領域部を閉曲線の形態で限定し、前記第1領域部は、前記第1方向に沿って連続的な直線形態で形成された第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブの間に形成された第2グルーブから成り、前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする電子ディスプレー装置を提供する。
【0041】
上述した本発明のまた他の目的を達成するための本発明によると、絶縁基板に画素を形成する段階と、前記絶縁基板上の前記画素に接続され、相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射手段を形成する段階を含み、前記有機絶縁膜を前記第1領域部及び第2領域部に相応するマスクパターンを有するマスクを使用して露光させた後、露光された有機絶縁膜を現像して、前記第1領域部及び第2領域部を形成し、前記有機絶縁膜に前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階は、前記有機絶縁膜に前記第1方向に沿って連続した直線形態で形成され、所定の幅を有する多数の平行な第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブとの間にアーク型の形状を有し、均一な幅を有する第2グルーブを形成して、前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階であることを特徴とすることを特徴とする電子ディスプレー装置の製造方法を提供する。
【0042】
上述した本発明のまた他の目的を達成するための本発明は、画素が形成された第1基板と、前記第1基板に対向して形成された第2基板と、第1基板と第2基板との間に形成された液晶層と、前記第1基板上に形成され、光散乱のために相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射電極と、前記第1基板と前記反射電極との間に前記反射電極と同一な表面構造を有し、前記表面構造は前記画素の画素境界線の外部に延びるように形成されている有機絶縁膜を含み、前記第1領域部は、前記第2領域部に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有し、前記第2領域部は相対的に高い高さを有する多数の突出部の形状を有し、前記第1領域に沿って連続的な直線形態で形成された第1グルーブを含み、前記第1領域部は、隣接する前記第1グルーブとの間に形成された第2グルーブを含み、前記第2グルーブはアーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする反射型液晶表示装置を提供する。
【0043】
上述した本発明のまた他の目的を達成するための本発明は、画素が形成された絶縁基板と、前記画素に接続され、前記絶縁基板上に形成され、光散乱のために相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射手段と、前記絶縁基板と前記反射手段との間に、前記反射手段と同一な表面構造を有し、前記表面構造は前記画素の画素境界線の外部に延びるように形成されている有機絶縁膜を含み、前記第1領域部は、部分的に画素の境界線の外郭部位と共に、前記第2領域部を閉曲線の形態で限定し、前記第1領域部は、前記第2領域部に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有し、前記第2領域部は相対的に高い高さを有する多数の突出部の形状を有し、前記第1領域部は、前記第1方向に沿って連続的な直線形態で形成され、前記第2領域部の不規則な間隔を有して形成された第1グルーブと、前記第1グルーブとの間に形成された第2グルーブから成り、前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする電子ディスプレー装置を提供する。
【0044】
本発明によると、横及び縦方向に連続された多数の第1領域部及びグルーブによって限定されて配向されたマイクロレンズが形成された反射電極を形成することにより、従来の液晶表示装置に比べて大きく向上された反射効率を有する反射型液晶表示装置を具現することができ、このような反射型液晶表示装置によって示される画素のコントラスト及び画質を顕著に改善することができる。かつ、反射電極のマイクロレンズが画素の横及び縦方向に配向されるために、携帯電話のように特定の方向に向けて高い反射率を示すべきである電子ディスプレー装置に特に適合した反射型液晶表示装置を提供することができる。さらに、改善された露光及び現像工程を利用して反射電極を形成するために、装置の製造時間及び費用を大きく節減することができ、反射電極の溝が交差される部分に多様な形状の溝塞ぎ部材を形成することにより、反射電極の反射率をさらに向上させることができると同時に、画像のコントラスト及び画質を大きく改善することができる。そのうえ、画素領域の外部領域でも画素領域での同一に第1領域部及び第2領域部を延びるように形成することにより、画素領域と画素の外部領域間に段差が形成されない。従って、段差によって発生する光漏水性残像や液晶配向歪曲現象を除去することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の望ましい実施形態による反射型液晶表示装置及びその製造方法をより詳細に説明する。
【0046】
〈第1実施形態〉
図6は本発明の第1実施形態による反射型液晶表示装置の断面図を図示したものである。
【0047】
図6を参照すれば、本実施形態による反射型液晶表示装置200は画素が形成されている第1基板210、第1基板210に対向して配置された第2基板220、第1基板210と第2基板220との間に形成された液晶層230そして、第1基板210と液晶層230との間に形成された画素(pixel)電極である反射電極235を含む。
【0048】
第1基板210は第1絶縁基板240と第1絶縁基板240に形成されたスイッチング素子である薄膜トランジスター(TFT)245を含む。
【0049】
第1絶縁基板240は非導電性物質、例えばガラスやセラミックなどのような物質から成る。薄膜トランジスター245はゲート電極250、ゲート絶縁膜255、半導体層260、オーミックコンタクト層265、ソース電極270及びドレーン電極275を含む。
【0050】
ゲート電極250は第1絶縁基板240上でゲートライン(図示せず)から分岐されて形成され、下部がクロム(Cr)から成り、上部がアルミニウム(Al)により構成された二層構造を有する。
【0051】
窒化シリコン(Sixy)により構成されたゲート絶縁膜255はゲート電極250が形成された第1絶縁基板240の全面に積層され、下にゲート電極250が位置したゲート絶縁膜255上にはアモルファスシリコンから成った半導体層260とn+アモルファスシリコンにより構成されたオーミックコンタクト層265が順次に形成される。
【0052】
ソース電極270とドレーン電極275は各々ゲート電極250を中心にオーミックコンタクト層265及びゲート絶縁膜255上に形成されて薄膜トランジスター245を構成する。ソース電極270及びドレーン電極275は各々タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタニウム(Ti)又はクロム(Cr)などのメタルから成る。
【0053】
前記薄膜トランジスター245が形成された第1絶縁基板240上にはレジストのような物質から成った有機絶縁膜280が積層され、このような有機絶縁膜280には薄膜トランジスター245のドレーン電極275の一部を露出させるコンタクトホール285が形成される。
【0054】
前記コンタクトホール285及び有機絶縁膜280上には、反射電極235が形成される。反射電極235はコンタクトホール285を通じてドレーン電極275に接続されることで、薄膜トランジスター245と反射電極235が電気的に連結される。
【0055】
図7は図6の装置うちの一つの画素に対応する反射電極を拡大した平面図である。
【0056】
図7に図示したように、本実施形態による反射電極235は相対的な高低で形成された多数の第1領域部290と第2領域部295で構成される。前記第2領域部295は第2方向(縦方向)が第1方向(横方向であり、データ信号の印加方向)より相対的に高い反射率を有するように、前記第2方向の垂直方向(横方向、即ち第1方向)の長さ成分の総合が前記第1方向の垂直方向(縦方向、即ち第2方向)の長さ成分の総合より大きいように形成される。例えば、前記第1領域部290は前記第2領域部295に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有し、前記第2領域部295は相対的に第1領域部290に比べて高い突出部の形状を有するように形成することができる。かつ、これと反対で、前記第1領域部290は前記第2領域部295に比べて相対的に高い高さを有する突出部形状を有し、前記第2領域部295は相対的に第1領域部290に比べて低いリセス(recess)部の形状を有するように形成することができる。
【0057】
前記第1領域部290は横方向に沿って連続的に形成された第1グルーブ290aを含む。かつ、隣接した第1グルーブ290aの間には前記縦方向に沿って非連続的に第2グルーブ290bが形成されている。図面には第2グルーブ290bが第1方向及び第2方向以外にも光線が反射されることができるようにアーク形状を有するように形成したが、直線や輪形などのような任意の形状を有するように形成することができる。
【0058】
第2グルーブ290bは縦方向に沿って形成された隣接した第2グルーブ290bと互い交差するように形成することが望ましい。このように形成された第2グルーブ290bは画素電極一つの横方向の長さに対して0.5乃至5個程度で形成することが望ましい。
【0059】
第2領域部295はマイクロレンズとして機能する多数の突出部から成る。即ち、連続されたリセスから成った反射電極235の第1領域部290は突出部である第2領域部295に比べて第1基板210上で相対的に低い位置に所定の深さを有するように形成される。かつ、第1領域部290に比べて多数の相対的な突出部により構成された第2領域部295は第1基板210上で所定の高さを有して形成される。反射電極235の反射効率を増大させるマイクロレンズ部である第2領域部295は画素の境界線と共に第1グルーブ290aと第2グルーブ290bから成った第1領域部290によって囲まれる。即ち、画素の中央部には隣接する第1グルーブ290aと二つの第2グルーブ290bによって第2領域部295の一つが限定される。画素の境界部に隣接した第2領域部295は隣接する第1グルーブ290aと第2グルーブ290bの一つと画素の境界線によって限定される。
【0060】
このように形成された第1領域部290の方向性に起因して、第2領域部295から成る突出部が画素の横方向である第1方向及び縦方向である第2方向に沿って配向され、本実施例による液晶表示装置は携帯電話のように特定の方向に高い反射率を要求するディスプレー装置に十分に適用可能である。
【0061】
本実施例によると、前記第2領域部295を構成する多数の突出部は各々楕円の形状295a、上弦月乃至下弦月の形状295b、凹レンズ断面の形状295c、トラックの形状295d、半トラック(hemi−track)の形状295eなどのように多様な形状を有する。かつ、第2領域部295の突出部はたとえ同一な形状を有しても、各々異なる大きさを有するように形成される。
【0062】
第1領域部290の第1グルーブ及び第2グルーブ290a、290bは各々約2〜5μm程度の幅を有し、第2領域部295の突出部は各々約4〜20μmの範囲内で多様な大きさを有する。横方向に平行に形成される第1グルーブ290aの中心線間の間隔は5乃至20μm、平均約8.5μmであり、第2領域部295の突出部のフロア間の間隔は12〜22μm、平均約17μm程度で設定する。このように、第2領域部295から成る突出部の形状およびサイズを多様に変化させることにより、反射電極235によって反射される光が干渉を起こす現象を最小化することができる。
【0063】
図8は他の実施形態による反射電極を拡大した平面図を図示したものである。
図8に図示した反射電極は第2領域部295の中央部に直接的な光線の反射を抑制して散乱させるための散乱用溝297が形成されていることを除けば、図7に図示した反射電極と同一である。前記散乱用溝297の大きさは2乃至3μmであることが望ましい。
【0064】
再び、図6を参照すれば、上述した構造を有する反射電極235の上部には第1配向膜300が積層される。
【0065】
第1基板210に対向する第2基板220は第2絶縁基板305、カラーフィルタ310、共通電極315、第2配向膜320、位相差板325及び偏光板330を具備する。
【0066】
第2絶縁基板305は第1絶縁基板240と同一な物質であるガラス又はセラミックから成り、前記位相差板325及び偏光板330は第2絶縁基板305の上部に順次に形成される。カラーフィルタ310は第2絶縁基板305の下部に配置され、カラーフィルタ310の下部には共通電極315及び第2配向膜320が順次に形成されて第2基板220を構成する。第2配向膜320は第1基板210の第1配向膜300と共に液晶層230の液晶分子を所定の角度でプレティルティングさせる機能を実施する。
【0067】
前記第1基板210と第2基板220との間には、スペーサ335、336が挿入されて、第1基板210と第2基板220との間に所定の空間が形成され、このような第1基板210と第2基板220との空間には液晶層230が形成されて本実施形態による反射型液晶表示装置200を構成する。
【0068】
以下、本実施形態による反射型液晶表示装置の製造方法を図面を参照して詳細に説明する。
【0069】
図9乃至図12は本発明の第1実施例によって図6に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。図9乃至図12において、図6及び図7と同一な部材に対しては同一な参照番号を使用する。
【0070】
図9を参照すれば、まずガラスやセラミックなどの絶縁物質から成った第1絶縁基板240の上部にタンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)またはタングステン(W)などのようなメタルを蒸着した次に、蒸着されたメタルをパターニングして、ゲートライン(図示せず)と共にゲートラインから分岐されるゲート電極250を形成する。この時、ゲート電極250及びゲートラインはアルミニウム−銅(Al−Cu)又はアルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)のような合金を使用して形成することもできる。続いて、ゲート電極250を含む第1絶縁基板240の全面に窒化シリコンをプラズマ化学気相蒸着方法により蒸着してゲート絶縁膜255を形成する。
【0071】
前記ゲート絶縁膜255上にアモルファスシリコン及びイン−サイチュ(in−situ)ドーピングされたn+アモルファスシリコン膜をプラズマ化学気相蒸着方法により順次に形成した次に、積層されたn+アモルファスシリコン膜をパターニングしてゲート絶縁膜255のうち、下にゲート電極250が位置した部分上に半導体層260及びオーミックコンタクト層265を順次に形成する。続けて、前記結果物が形成された第1絶縁基板240上にタンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)またはタングステン(W)などのようなメタルによりメタル層を形成した後、積層されたメタル層をパターニングして、前記ゲートラインに直交するソースライン(図示せず)、ソースラインから分岐されるソース電極270及びドレーン電極275を形成する。従って、ゲート電極250、半導体層260、オーミックコンタクト層265、ソース電極270及びドレーン電極275を含む薄膜トランジスター245が完成される。この時、ゲートラインとソースライン間にはゲート絶縁膜255が挿入されてゲートラインがソースラインと接触されることを防止する。
【0072】
次に、前記薄膜トランジスター245が形成された第1絶縁基板240上にレジストをスピンコーティング方法により約1〜3μm程度の厚さで積層して、有機絶縁膜280を形成して第1基板210を完成する。この時、有機絶縁膜280は例えば、感光性化合物(PAC;Photo−Active Compound)を含むアクリル樹脂などを使用して形成する。
【0073】
図10を参照すれば、有機絶縁膜280の上部にコンタクトホール285を形成するための第1マスク350を位置させた後、露光及び現像工程を通じて有機絶縁膜280にドレーン電極275を部分的に露出させるコンタクトホール285と上部に多数の溝を形成する。
【0074】
前記有機絶縁膜280にコンタクトホール285を形成する過程及び有機絶縁膜280の上部に多数の溝を形成する過程を詳細に説明すれば次のとおりである。
【0075】
図13及び図14は図10のコンタクトホール及び有機絶縁膜の上部に多数の溝を形成する段階を具体的に示した断面図である。
【0076】
図13及び図14を参照すれば、まず、レジストから成った有機絶縁膜280にコンタクトホール285を形成するためにコンタクトホール285に相応するパターンを有する第1マスク350を有機絶縁膜280上に位置させる。続いて、1次で完全露光工程を通じてソース/ドレーン電極275上部の有機絶縁膜280を露光させた後、現像工程を経て図13に示したようなソース/ドレーン電極275を露出させるコンタクトホール285が有機絶縁膜280に形成される。
【0077】
続けて、図14に図示したように、有機絶縁膜280に多数のグルーブ281を形成するためにグルーブに相応するパターンを有するマイクロレンズ形成用第2マスク355を有機絶縁膜280上に位置させる。この時、第2マスク355は図7または図8に図示した反射電極235の形態と同一なパターンを具備する。かつ、レジストの種類によって、第2マスク355は図7の反射電極235とは反対の形状を有するパターンを具備することもできる。
【0078】
具体的に、前記第2マスク355は図7に図示したように、前記第1領域に相応するマスクパターンを透明な基板上に形成して製作する。かつ、図8に図示したように、中央部に第2領域部の中央部の突出部に溝を形成するための2μm乃至3μm大きさの中央溝パターンをさらに含むことができる。このように、中央部に中央溝を形成することにより、中央部での反射効率を向上させることができる。
【0079】
このような第2マスク355を使用してコンタクトホール285を除外した部分の有機絶縁膜280を1次でレンズ露光工程を通じて露光させた次に、現像過程を経ると、有機絶縁膜280の表面から多数の不規則なグルーブ281を形成する。即ち、画素の横方向である第1方向に沿って一定な幅を有する第1グルーブと縦方向である第2方向に沿って不規則に配列された多数の第2グルーブから成った連続された多数の溝281が有機絶縁膜280に形成される。これによって、有機絶縁膜280の表面は連続された多数の溝から成った領域である第1領域部及び画素の境界部とこのような第1領域部によって囲まれた多数の突出部により構成された第2領域部に区分される。
【0080】
即ち、有機絶縁膜280に画素の横方向に沿って一定な幅を有する多数の溝を形成した次に、このような溝によって相対的に突出された部分に縦方向に再び多数の溝を形成すれば、連続される多数の溝によって限定された突出部が有機絶縁膜280に形成される。望ましくには、縦方向に形成される溝は半球形の断面を有するように形成される。
【0081】
この時、前述したように、横方向に形成される第1グルーブ及び縦方向に形成される第2グルーブは各々2〜5μmの大きさを有し、このような溝によって限定される突出部は各々4〜20μm程度の大きさを有する。かつ、縦方向に形成される第2グルーブの数は画素の横方向である第1方向の反射率と横方向である第2方向の反射率に各々関係するので、画素のサイズによって異なるようにすることができるが、大体一つの横線ごとに約0.52〜5個程度が望ましい。前記縦方向に形成された第2グルーブの形状は画素の垂直反射率を除外した全ての反射率に影響を及ぼすため、全ての方向に対して同一な程度の反射率が要求される場合には、所望の方向に対して直交する方向に直線成分を加えることが有利である。従って、有機絶縁膜280に形成される突出部は各々縦方向へ多様に長さが延びた形状(例えば、直線又はアーク形状)を有することが有利であり、特定の方向への画素の反射率を考慮する時、縦方向に沿って形成された溝は各々隣接した縦方向に沿って形成された溝と合わないようにすることが望ましい(図7参照)。かつ、第2グルーブ290bは第1グルーブ290aと接続又は、分離されて形成されることもできる。
【0082】
かつ、図7に図示したようなマスクを使用して、有機絶縁膜280の突出部に各々噴火口形態の溝をさらに形成して有機絶縁膜280上に形成される反射電極235の反射率を向上させることもできる。
【0083】
図11を参照すれば、上述したように多数のグルーブ281が形成された有機絶縁膜280上にアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)又は銀(Ag)などの反射率が優れるメタルを蒸着した後、蒸着されたメタルを所定の画素形状によりパターニングして反射電極235を形成する。続けて、反射電極235の上部にレジストを塗布し、ラビング(rubbing)処理などを通じて液晶層230内の液晶分子を選択された角によりプレティルティング(pretilting)させる第1配向膜300を形成する。
【0084】
前記反射電極235は有機絶縁膜280の表面と同一な形状を有することになる。即ち、有機絶縁膜280の溝281に対応する反射電極235の第1領域290は所定の幅に横方向である第1方向に沿って形成された多数の溝が縦方向である第2方向に沿って不規則に形成された多数の溝と繋がる構造を有する。このような反射電極235の第1領域290の方向性によって第2領域295から成る突出部が画素の縦方向である第1方向及び横方向である第2方向に沿って配向されるために、垂直方向のように特定の方向への反射効率が大きく向上される。
【0085】
反射電極235は有機絶縁膜280の溝281上に形成された多数のグルーブから成った第1領域部290と多数の突出部から成ったマイクロレンズ領域である第2領域部295に区分される。この時、第1領域部290は連続した溝から成って突出部である第2領域部295に比べて相対的に低い高さに位置し、第2領域部295は第1領域部290によって囲まれることにより、反射電極235は第2領域部295が連続した溝の第1領域部290によって限定される構造を有する。
【0086】
本実施例において、反射電極235の第1領域部290を構成する多数の溝は各々2〜5μm程度の幅を有し、第2領域部295から成る多数の突出部は各々図7及び図8に図示したように多様な形状を有すると同時に約4〜20μm程度の大きさを有する。
【0087】
図12を参照すれば、第1絶縁基板240と同一な物質により構成された第2絶縁基板305上にカラーフィルタ310、透明共通電極315及び第2配向膜320を順次に形成して第2基板220を完成する。続いて、第2基板220が第1基板210に対向するように配置した後、第1基板210と第2基板220との間にスペーサ335を挿入して接合することにより、第1基板210と第2基板220との間に所定の空間が形成されるようにする。続いて、第1基板210と第2基板220との間の空間に真空注入方法を利用して液晶物質を注入して液晶層230を形成すると、本実施例による反射型液晶表示装置200が完成される。かつ、必要によって第2基板220の全面に偏光板330及び位相差板325が形成されることができ、図示しなかったが第2絶縁基板305とカラーフィルタ310との間にブラックマトリックスが配置されることもできる。
【0088】
〈第2実施形態〉
本実施例においては前述した第1実施形態の場合とは異なり、一つの作業ファイル(file)のみに有機絶縁膜にコンタクトホール及び多数の溝を容易に形成することができる。
【0089】
一般的に反射型液晶表示装置の反射板である反射電極を製造する工程には単一有機絶縁膜を使用する工程と二重有機絶縁膜を使用する工程などの二つの方法がある。
【0090】
前述した従来の反射型液晶表示装置を製造する方法で利用されたことのうちで、有機絶縁膜を使用する工程では塗布、露光及び現像する過程を二度反復することになる。まず、一次塗布された有機絶縁膜を完全露光して一次塗布された有機絶縁膜に突出部を形成した後に、突出部が形成された一次有機絶縁膜上に再び有機絶縁膜を塗布し、露光及び現像してソース/ドレーン電極を露出させるコンタクトホールを形成することになる。このような方法は、有機絶縁膜上に形成される反射電極の反射率の面では有利であるが、工程が複雑になり、工程に要求される時間及び費用が増大されると言う短所がある。
【0091】
このような問題点のため、近来では上述した第1実施形態のように単一有機絶縁膜を使用する方法を主に利用して反射電極を形成する。図13及び図14に図示したように、有機絶縁膜280をソース/ドレーン電極275が形成された第1絶縁基板210の全面に塗布した後に、コンタクトホール形成用第1マスク350を露光機にローディングして有機絶縁膜280のうちのコンタクトホール285の露光位置に一次露光を進行する。一次露光過程が終った後、再びレンズ形成用第2マスク355を露光機にローディングし、有機絶縁膜280のうちのコンタクトホール285を除外したマイクロレンズが形成される部分に二次露光を進行した後、現像過程を通じて有機絶縁膜280にコンタクトホール285とマイクロレンズ部を同時に形成することになる。
【0092】
しかし、このような工程の場合には、露光機にマスクをローディングする回数が2度である同時に、コンタクトホール及びレンズ露光時間が二重にかかるために、全体的な露光時間の増加と共に不必要な作業エラーが発生する可能性が大きくなる。
【0093】
本実施例は露光工程の効率を高めるための方法として反射電極の製造工程は次のとおりである。
【0094】
図15乃至図17は本実施例による反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【0095】
図15を参照すれば、ソース/ドレーン電極365が形成された絶縁基板360の全面に有機絶縁膜370をスピンコーティング方法により約1〜3μm程度の厚さで塗布した後に、有機絶縁膜370の上部にコンタクトホール385を形成するために所定のパターンを具備したコンタクトホール形成用第1マスク375を位置させ、部分露光を進行する。この時、第1マスク385を通じて有機絶縁膜370を部分的に露光させる露光量は図11及び図12で技術した完全露光量でレンズ露光量を引いた値になる。即ち、前記部分露光量がPであり、既存の完全露光量がFであり、既存のレンズ露光量がRである場合、本実施例による部分露光量Pは次の式1のとおりである。
P=F−R
【0096】
この場合、望ましくは部分露光量(P)は完全露光量(F)の約50%程度になる。このような部分露光によって有機絶縁膜370にコンタクトホール385が1/2程度形成される。
【0097】
図16に図示したように、部分露光された有機絶縁膜370の上部の反射電極にマイクロレンズを形成するために所定のパターンを有するレンズ形成用第2マスク380を位置させる。続いて、第2マスク380を通じてレンズ露光を進行して有機絶縁膜370の表面に多数の溝371を形成すると同時にソース/ドレーン電極を露出させるコンタクトホール385を完成する。この時、第2マスク380は既存のレンズ形成用マスクと異なり、コンタクトホール385部分も共に露光させることができるパターンを有する。これによって、有機絶縁膜370のうち、コンタクトホール385が形成される部分は二重で露光されて多数の溝371が形成される部分に比べて深く掘れるために、多数の溝371と同時にソース/ドレーン電極360が露出されるコンタクトホール385を形成することができる。
【0098】
即ち、本実施例によると、露光機に絶縁基板360とコンタクトホール形成用第1マスク375及びレンズ形成用第2マスク380を同時にローディングした次に、まず、コンタクトホール形成用第1マスク375を利用してコンタクトホールを形成するための完全露光量でレンズ形成に必要なレンズ露光量を除外した露光量として、有機絶縁膜370に部分露光を進行してコンタクトホール385が形成される部分を一次露光させる。続いて、レンズ形成用第2マスク380を利用して有機絶縁膜370のレンズ形成部分とコンタクトホール385形成部分を同時に露光すると、有機絶縁膜370のうち、コンタクトホール385が形成される部分は二重で露光されて深く掘れるが、溝371、即ちレンズか形成される部分は相対的に薄く露光されるために、有機絶縁膜370にコンタクトホール385と溝371を同時に形成することになる。従って、2回の露光工程と1回の現像工程を利用した作業のみで二つの工程を進行するために、一回の絶縁基板及びマスクをローディングさせる時間と全体露光量でレンズ露光量を制限した時間ほど露光時間が節約されるので、工程に所要される時間及び費用を大きく節減することができる。特に、携帯電話や液晶テレビなどのような中小型の反射型液晶表示装置においては、基板当たりのシュートの数が多いため、このような方法を適用する場合には、既存に比べて約30%以上の露光時間を短縮することができるなどの全体的な工程時間を顕著に短縮することができる。
【0099】
図17を参照すれば、上述したように多数の溝371が形成された有機絶縁膜370及びコンタクトホール385上にアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)または銀(Ag)などの優れる反射率を有するメタルを蒸着し、所定の画素形状によりパターニングして反射電極390を形成する。この場合、下部の有機絶縁膜370に沿って形成される反射電極390の構造に対しては上述したとおりである。以後の液晶表示装置の製造工程は図11および図12に図示した第1実施形態の工程と同一であるので、これに関する説明は省略する。
【0100】
〈第3実施形態〉
図18は本発明の第3実施形態による反射電極の平面図のパターンを図示したものである。本実施形態において、反射電極400と反射電極400の形状を決定する有機絶縁膜のプロファイルを除外すると、異なる部材は前述した第1実施形態と同一であるので、これに関する説明は省略する。
【0101】
図18を参照すれば、本実施例による反射電極400のパターンは画素の横方向に平行に形成された第1グルーブ410a及び縦方向に不連続的に形成された第2グルーブ410bから成った第1領域部410及び画素の境界線と共に第1領域部410によって囲まれた多数の突出部405a、405b、405cから成った第2領域部405に区分される。第2領域部405を構成する多数の突出部405a、405b、405cは横及び縦方向により形成された多数の溝によって限定されて島のような構成を有し、各選択された多数の突出部405a、405b、405cには溝塞ぎ突起406が形成される。即ち、第2領域部405の突出部は大きく溝塞ぎ突起406が形成されたことと溝塞ぎ突起406が形成されないことに区分することができる。
【0102】
本実施例において、反射電極400を構成する多数の溝、多数の突出部405a、405b、405c及び溝塞ぎ突起406の形状は反射電極400下部の有機絶縁膜をパターニングするためのマスクパターンによって決定される。即ち、図18は反射電極400のパターン形状を示しているが、同時に反射電極400下部の有機絶縁膜の形状又は有機絶縁膜をパターニングするためのマスクパターンを図示したものとも言える。即ち、マスクも図18に図示したように、多数の溝に相応するマスクパターンを有し、第1グルーブ410aと第2グルーブ410bが交差する地点に溝塞ぎ突起406を形成するための溝塞ぎパターンをさらに含む。
【0103】
本実施形態による反射電極400を形成するために、その下部の有機絶縁膜を露光させる過程は、上述した第2実施形態に開示された工程によって進行されるが、前述した第1実施形態に開示された工程によって進行されることもできる。
【0104】
第1領域部410を構成する相対的に凹部である多数のグルーブは各々約2〜5μm程度の幅を有する。このような連続される溝は画素の横方向へは一定な幅を有し、不規則に配列され、画素の縦方向へは隣接する縦方向の溝と合わないように形成される。即ち、第2領域部405の突出部を横切って形成される多数の縦方向の溝は互いに交差されないように形成され、このような突出部を横切って形成される溝の数は反射電極400の横方向の反射率及び縦方向の反射率に各々関係するために、画素のサイズによって異なるが、通常に、一つの横線ごとに約0.5〜5個程度が形成されることが望ましい。かつ、突出部を横切って形成される縦方向の溝は各々半球形の断面を有することが望ましい。前記縦方向のグルーブの模様は反射電極400の垂直反射率を除外した全ての方向の反射率に影響を及ぼすために、反射電極400が全ての方向に対して、同一な反射率を示すようにする場合には、半球形の模様を有することが適当である。しかし、反射電極400が特定方向に沿って非対称的に大きな反射率を示すためには、所望の方向に対して垂直した方向に沿って直線成分を示すことが望ましい。かつ、各縦方向の第2グルーブ410bと横方向の第1グルーブ410aが交差される領域には各々第2領域部405の突出部から延びる溝塞ぎ突起406が位置する。このような溝塞ぎ突起406は反射電極400を形成するために有機絶縁膜を露光及び現像する工程で、有機絶縁膜に形成される溝が一定の深さを有するようにする。即ち、横方向の第1グルーブ410aと縦方向の第2グルーブ410bが合う交差点では異なる部分に比べて相対的にパターンの線幅が大きくなるため、同一に露光する場合にはエッチング工程のときに交差点部位が他の部分に比べて相対的に深くエッチングされてマスクパターンで形成された模様とは異なる平面的プロファイルが得られる。従って、このように、溝塞ぎ突起406をマスクパターンを形成するときには交差点部位が他の部位より過エッチングされることをある程度防止して同一な深さのグルーブを前記有機絶縁膜370の上部に形成することができる。即ち、第1領域部410の深さを同一に形成することができる。
【0105】
第2領域部405を構成する多数の突出部405a、405b、405cは平面的により延びたトラック形状405a、405b又は水平方向により延びた凹レンズの形状405cなどを有する。しかし、同一な形状を有する多数の突出部405a、405b、405cであっても、約4〜20μmの範囲内で相異するサイズを有するため、反射電極400から反射される光の干渉現象を最小化することができる。本実施形態でも図8に図示したように、前記第2領域部405の突出部405a、405b、405cに各々噴火口形状の溝を形成して反射電極400の反射率をさらに向上させることもできる。
【0106】
〈第4実施形態〉
図19乃至図22は本発明の第4実施形態による反射電極を部分的に拡大した平面図である。図19乃至図22は反射電極420のうちで、画素の横方向の溝と縦方向の溝が交差される部分を拡大図示したものである。本実施形態において、反射電極420の全体的な形状は上述した第1実施形態に開示された構造が望ましいが、前述した第3実施形態に開示された反射電極のような形状を有することもできる。本実施形態による反射電極420を形成する工程は前述した第1実施形態又は第2実施形態と同一であるので、これに関する説明は省略する。
【0107】
図19乃至図22に図示したように、反射電極420の横方向の溝425と縦方向の溝426が交差される内部領域には“凸”字の形状(図19)、三角形の形状(図21)、円形の形状(図22)及び交差地点の外側に形成された逆三角形の形状(図20)などのように多様な形状を有する溝塞ぎ部材430、431、432、433が形成される。このような、溝塞ぎ部材430、431、432、433は反射電極420を形成するために、有機絶縁膜を露光及び現像する過程に使用されるマスクパターンによって形成される。即ち、第3実施形態の溝塞ぎ部材406の代わりに、マスク上に図19乃至図22に示したようにマスクパターンを形成する。
【0108】
前記横方向の第1グルーブ425と縦方向の第2グルーブ426が交差される領域に形成される溝塞ぎ部材430、431、432、433は反射電極420を形成するための有機絶縁膜の露光及び現像後、画素の全面に同一な深さによりグルーブ425、426が形成される役割を有する。一般的に、同一な露光量及び同一な現像条件で、有機絶縁膜が掘られて形成される第1及び第2グルーブ425、426の深さは第1及び第2グルーブ425、426の幅に関係する。有機絶縁膜に形成される第1及び第2グルーブ425、426が約5μm以下の幅を有する場合には、第1及び第2グルーブ425、426の幅に対した第1及び第2グルーブ425、426の深さの関連性がさらに増大される。約3700ms程度の一定な露光量下でこのような第1及び第2グルーブ425、426の幅によるグルーブ425、426の深さに対する実験結果を表1に示した。
【表1】
Figure 0004993830
【0109】
前記表を参照すれば、第1及び第2グルーブ425、426の幅が2μm、3μm及び5μmで異なる場合、有機絶縁膜を露光及び現像した後のグルーブ425、426の深さは急激な変化を示す。このような理由で、有機絶縁膜に形成される画素の横方向の第1グルーブと縦方向の第2グルーブが交差される部分は、他の部分に比べて相当に深く掘れ、有機絶縁膜の上部に形成される反射電極420も同一な問題点を有することになる。このような深く掘れた横方向の第1グルーブ425と縦方向の第2グルーブ426が交差される部分では、上部に形成される液晶物質の配向が歪曲されてドメイン(domain)が発生すると同時に電圧が印加される場合には、液晶物質の偏光による光漏洩現象を誘発することになる。かつ、そのような部分では、光の偏光が大きく変形されるために、液晶光学条件自体を変化させて反射電極の反射率を低下させるだけでなく、画像のコントラスト及び画質が大きく低下される問題が発生される。しかし、本実施例では、マスクパターンの変化を通じて反射電極420の横方向の第1グルーブ425と縦方向の第2グルーブ426が交差される部分に約1〜3μm程度のサイズを有する多様な形状の溝塞ぎ部材430、431、432、433を形成することにより、前述した問題点を解決することができる。
【0110】
〈第5実施形態〉
図23は本発明の第5による反射型液晶表示装置の断面図を図示したものである。本実施例において、第1絶縁基板525に形成される薄膜トランジスター560及びこのような薄膜トランジスター560を形成する工程を除外すれば、本による反射型液晶表示装置500及びこれの製造方法は前述した第1と同一である。
【0111】
図23を参照すれば、本による反射型液晶表示装置500は第1基板505、第1基板505に対向して配置された第2基板510、第1基板505と第2基板510との間に形成された液晶層515そして、第1基板505と液晶層515との間に形成された反射電極520を含む。
【0112】
第1基板505は第1絶縁基板525及び第1絶縁基板525に形成された薄膜トランジスター560を含み、薄膜トランジスター560はゲート電極540、ゲート電極540の下部に形成されたソース及びドレーン領域545、550、ゲート電極540とソース及びドレーン領域545、550との間に挿入されたゲート絶縁膜535、ゲート電極540上に形成された酸化膜555そして、ソース領域545及びドレーン領域550に各々接続されるソース電極570とドレーン電極575を含む。
【0113】
前記薄膜トランジスター560が形成された第1基板505の全面には有機絶縁膜580が積層され、多数の溝及び多数の突出部から成った反射電極520が形成される。本による反射電極520はマスクパターンによって上述した第1又は第3乃至第4と同一な形状を有することができる。第1配向膜590は反射電極520の上部に形成される。
【0114】
第2基板510は第2絶縁基板600、第2絶縁基板600の順次に形成されたカラーフィルタ605、透明共通電極610及び第2配向膜615と第2絶縁基板600の上部に形成された位相差板620及び偏光板625を含む。液晶層515はスペーサ595を挿入して第1基板505上部の第1配向膜590と第2基板510の下部の第2配向膜615との間に形成される。このような部材は、もう第1に挿入された部材と同一であるために、同一な部材に対しては説明を省略する。
【0115】
図24乃至図26は図23に図示した装置の製造工程を説明するための断面図である。
【0116】
図24を参照すれば、ガラス又はセラミックのような絶縁物質で構成された第1絶縁基板525上にポリシリコンを低圧化学気相蒸着方法により蒸着し、蒸着されたポリシリコンをパターニングして第1絶縁基板525上にポリシリコン膜530を形成する。
【0117】
続いて、ポリシリコン膜530が形成された第1絶縁基板525の全面に窒化シリコンをプラズマ化学気相蒸着方法により蒸着して、ゲート絶縁膜535を積層する。
【0118】
続けて、ゲート絶縁膜535の上部にタンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)またはタングステン(W)などのようなメタルを積層した次に、蒸着されたメタルをパターニングして、ゲートラインから分岐されるゲート電極540を形成する。
【0119】
次に、イオン注入工程を通じてポリシリコン膜530にP形元素をドーピングさせて、薄膜トランジスター560のソース領域545及びドレーン領域550を形成する。この時、前記ゲート電極540はマスクで利用される。
【0120】
図25を参照すれば、前記ゲート電極540が形成された第1絶縁基板525の上部に酸化膜555を積層した次に、積層された酸化膜555とその下部にゲート絶縁膜535を部分的にエッチングして、薄膜トランジスター560のソース領域545及びドレーン領域550を露出させる開口546、551を形成する。
【0121】
図24及び図25では、Nチャネル薄膜トランジスターを製造する工程を図示及び説明したが、これと同一な方法によってPチャネル薄膜トランジスターを形成することもできる。かつ、P形でドーピングされたシリコンから成ったウェーハである基板上にシリコン部分酸化法を利用してアクティブ領域及びフィールド領域を区分するための素子分離膜を形成した後、前記アクティブ領域の上部に不純物がドーピングされたポリシリコンのような導電物質から成ったゲート電極を形成した後、イオン注入工程を利用してP+ソース及びドレーン領域を形成することにより、基板上にP−MOSトランジスターを形成することもできる。
【0122】
図26に図示したように、前記開口546、551及び酸化膜555の上部にタンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)またはタングス(W)などのようなメタルを蒸着した後、蒸着されたメタルをパターニングして、ゲートラインに直交するソースラインから分岐されるソース電極270及びドレーン電極275を形成する。続いて、前記結果物の全面にレジストを使用してスピンコーティング方法により約1〜3μm程度の厚さを有する有機絶縁膜580を積層する。
【0123】
以後、有機絶縁膜580を露光及び現像工程及び反射電極520を形成する工程を含む本による反射型液晶表示装置500を製造する方法は上述した第1と同一であるので、これに関する説明は省略する。
【0124】
〈第6〉
上述したように、本発明者が呈示した液晶表示装置の反射板構造によると、画素内でマイクロレンズ役割を有する第2領域部を囲んでいる第1領域部を均一な深さを有するように形成することにより、反射効率を上昇させることができた。しかしながら、画素と隣接した画素間の境界線間の領域には、このような領域部が区分されないままで形成されている。
【0125】
具体的に、図14を参照すれば、マスク355を使用して露光をするときに画素領域は露光工程が実施され、画素と画素との間の領域である画素外部領域では、露光工程が実施されない。従って、下部の有機絶縁膜280の場合には、画素領域(Pin)と画素外部領域(Pout)間に段差が発生する。
【0126】
このような、段差の存在によって液晶パネルの製造後に、液晶分子の配向性を一定にするためのラビング(rubbing)工程をするときに、アクティブ領域全体に対して均一なラビング効果を得ることができなかった。特に、画素の境界部の外郭に高い段差が形成されていて、ラビング工程を始めるときには、ラビング工程を始めた部分でラビングが弱くなるため、光漏洩性残像や液晶配向が歪曲される現象が発生することがある。
【0127】
かつ、液晶を注入する前のスペーサを散布するための段階で、スペーサが部分的に段差が高い画素の境界部の外部に存在することになる場合には、第1基板と第2基板の間隔が一定でなく、安定な液晶パネルを製造することが難しい。
【0128】
かつ、有機絶縁膜に第1領域部と第2領域部を形成するための現像工程では、画素間に形成される高い段差を有する境界壁によって画素領域に第1領域部及び第2領域部が均一に形成されることが難しい。
【0129】
かつ、有機絶縁膜と反射板又は上下板が不整合な場合には、反射率の変化の幅が大きくて均一な画質を得ることが難しい。
【0130】
従って、下の第6はこのようないろいろの問題点を解決するために追加で開示される。
【0131】
図27は本発明の他のによる反射電極を有する反射型液晶表示装置の平面レイアウト図であり、図28は図27のA−A′線に沿って切断した切断面を概略的に図示した概略断面図である。
【0132】
図27及び図28を参照すれば、反射型液晶表示装置700は画素が形成されている第1基板710に対向して配置された第2基板720、第1基板710と第2基板720との間に形成された液晶層730及び第1基板710と液晶層730との間に形成された画素電極である反射電極735を含む。
【0133】
第1基板710は第1絶縁基板740と第1絶縁基板740に形成されたスライディング素子である薄膜トランジスター(TFT)745を含む。
【0134】
第1絶縁基板740は非導電性物質、例えばガラスやセラミックなどのような物質から成る。薄膜トランジスター745はゲートライン750aから形成されたゲート電極750、ゲート絶縁膜755、半導体層760、オーミックコンタクト層765、ソース電極770及びドレーン電極775を含む。かつ、前記ドレーン電極775の下にそして、前記第1絶縁基板740上には前記ゲートライン750aと平行に形成されたストレージ電極ライン750cが形成され、前記ドレーン電極775の下にはストレージ電極750bが形成されている。
【0135】
ゲート電極750は第1絶縁基板740上でゲートライン(図示せず)から分岐されて形成され、下部がクロム(Cr)から成り、上部がアルミニウム(Al)により構成された構造を有する。
【0136】
窒化シリコン(Sixy)により構成されたゲート絶縁膜755はゲート電極750が形成された第1絶縁基板740の全面に積層され、下にゲート電極750が位置したゲート絶縁膜755上にはアモルファスシリコンから成った半導体層760とn+アモルファスシリコンにより構成されたオーミックコンタクト層765が順次に形成される。
【0137】
ソース電極770とドレーン電極775は各々ゲート電極750を中心にオーミックコンタクト層765及びゲート絶縁膜755上に形成されて薄膜トランジスター745を構成する。ソース電極770及びドレーン電極775は各々タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタニウム(Ti)又はクロム(Cr)などのメタルから成る。
【0138】
前記薄膜トランジスター745が形成された第1絶縁基板740上にはレジストのような物質から成った有機絶縁膜780が積層される。有機絶縁膜780の画素領域(Pin)には光散乱のために、相対的な高低で形成された多数の第1領域部(グルーブ)と第2領域部(突出部)が形成されている。かつ、画素領域に形成された第1領域部と第2領域部は画素領域間の画素外部領域(Pout)にも延びて形成されている。有機絶縁膜780には薄膜トランジスター745のドレーン電極775の一部を露出させるコンタクトホール785が形成される。
【0139】
前記コンタクトホール785及び有機絶縁膜780上には、反射電極735が形成される。反射電極735はコンタクトホール785を通じてドレーン電極775に接続されることにより、薄膜トランジスター745と反射電極735が電気的に連結される。
【0140】
前記反射電極735の上部には第1配向膜800(orientation film)が積層される。
【0141】
第1基板710に対向する第2基板720は第2絶縁基板805、カラーフィルタ810、共通電極815、第2配向膜820、位相差板825及び偏光板830を具備する。
【0142】
第2絶縁基板805は第1絶縁基板740と同一な物質であるガラス又はセラミックから成り、前記位相差板825及び偏光板830は第2絶縁基板805の上部に順次に形成される。カラーフィルタ810は第2絶縁基板805の下部に配置され、カラーフィルタ810の下部には共通電極815及び第2配向膜820が順次に形成されて第2基板720を構成する。第2配向膜820は第1基板710の第1配向膜800と共に液晶層830の液晶分子を所定の角度でプレティルティングさせる機能を実施する。
【0143】
前記第1基板710と第2基板720との間には、スペーサ835、836が挿入されて、第1基板710と第2基板720との間に所定の空間が形成され、このような第1基板710と第2基板720との空間には液晶層730が形成されて本による反射型液晶表示装置700を構成する。
【0144】
以下、本による反射型液晶表示装置の製造方法を図面を参照して詳細に説明する。
【0145】
図29乃至図32は図27及び図28に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【0146】
図29乃至図32において、図27及び図28と同一の部材に対しては同一の参照番号を使用する。
【0147】
図29を参照すれば、まずガラスやセラミックなどの絶縁物質から成った第1絶縁基板740の上部にタンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)またはタングステン(W)などのようなメタルを積層した次に、蒸着されたメタルをパターニングして、ゲートライン750aと共にゲートライン750aから分岐されるゲート電極750とストレージ電極750bを含むストレージ電極ライン750cを形成する。この時、ゲート電極750及びゲートライン750aはアルミニウム−銅(Al−Cu)又はアルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)のような合金を使用して形成することもできる。続いて、ゲート電極750を含む第1絶縁基板740の全面に室化シリコンをプラズマ化学気相蒸着方法により積層してゲート絶縁膜755を形成する。
【0148】
前記ゲート絶縁膜755上にアモルファスシリコン及びインーサイチュ(in−situ)ドーピングされたn+アモルファスシリコン膜をプラズマ化学気相蒸着方法により順次に形成した次に、積層されたn+アモルファスシリコン膜をパターニングしてゲート絶縁膜755のうちに下にゲート電極750が位置した部分上に半導体層760及びオーミックコンタクト層765を順次に形成する。
【0149】
続けて、前記結果物が形成された第1絶縁基板740上にタンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)またはタングステン(W)などのようなメタルによりメタル層を形成した後、積層されたメタル層をパターニングして、前記ゲートラインに直交するソースライン(図示せず)、ソースラインから分岐されるソース電極770及びドレーン電極775を形成する。従って、ゲート電極750、半導体層760、オーミックコンタクト層765、ソース電極770及びドレーン電極775を含む薄膜トランジスター745が完成される。この時、ゲートラインとソースラインにはゲート絶縁膜755が挿入されてゲートラインがソースラインと接触することを防止する。
【0150】
次に、前記薄膜トランジスター745が形成された第1絶縁基板740上にレジストをスピンコーティング方法により約1〜3μm程度の厚さで積層して、有機絶縁膜780を形成して第1基板710を完成する。この時、有機絶縁膜780は例えば、感光性化合物(PAC;Photo−Active Compound)を含むアクリル樹脂などを使用して形成する。
【0151】
図30を参照すれば、有機絶縁膜780の上部にコンタクトホール785を形成するための第1マスク850を位置させた後、露光及び現像工程を通じて有機絶縁膜780にドレーン電極775を部分的に露出させるコンタクトホール785と上部に多数の溝を形成する。
【0152】
前記有機絶縁膜780にコンタクトホール785を形成する過程及び有機絶縁膜780の上部に多数の溝を形成する過程を詳細に説明すれば次のとおりである。
【0153】
図33及び図34は図30のコンタクトホール及び有機絶縁膜780の上部に多数の溝を形成する段階を具体的に示した断面図である。
【0154】
図33及び図34を参照すれば、まず、レジストから成った有機絶縁膜780にコンタクトホール785を形成するためにコンタクトホール785に相応するパターンを有する第1マスク850を有機絶縁膜780上に位置させる。続いて、1度の完全露光工程を通じてソース/ドレーン電極775上部の有機絶縁膜780を露光させる。
【0155】
有機絶縁膜780に多数のグルーブ781を形成するために、グルーブに相応するパターンを有するマイクロレンズ形成用第2マスク855を有機絶縁膜780上に位置させる。
【0156】
図35は前記第2マスク855上に形成されているパターンのレイアウトを示す平面図である。
【0157】
添付した図35を参照すると、任意の画素領域をP1、この画素領域P1に列方向に隣接する画素領域をP2とするとき、P1、P2領域は画素領域の内部領域であり、P1とP2との間の領域Nは、画素領域の外部領域である。即ち、画素領域の内部領域に形成されたパターンが画素領域の外部領域Nまで延びて形成されている。
図35に図示した第2マスク855は、画素領域間に存在する画素の境界線691の外部領域にも第2領域部を形成するためのパターンが延びていることを除けば、発明のマスクパターンと同様である。
【0158】
より具体的に、図35を参照すれば、画素内の反射電極を形成するための第2マスク855のパターンは、画素の境界線691内に相対的な高低で形成される第1領域部693と第2領域部695に区分される。第1領域部693は第2領域部695を閉曲線の形成で囲むように形成されている。第1領域部693の幅を一定に形成する。第1領域部693は第2領域部695に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有するように形成し、第2領域部695は相対的に高い高さを有する突出部の形状を有するように形成して、マイクロレンズとしての機能をする。このように、第1領域部693の幅を一定に形成することにより、反射の効率を向上させて液晶表示装置の画質を改善することができる。
【0159】
前記第2マスク855は図35に図示したように、前記第1領域に相応するマスクパターンを透明な基板上に形成して製作する。
【0160】
図示したように、第1領域に相応するマスクパターンは、画素内部領域(Pin)に形成されて上述したように、反射電極の第1領域及び第2領域を限定するように設計される。本実施例では、第1領域に相応するマスクパターンは画素内部領域(Pin)で画素間の領域である画素外部領域(Pout)まで延びて形成されている。
【0161】
第2マスク855はレジストの種類によって図示したパターンとは反対の形状を有するパターンを具備することもできる。
【0162】
このような第2マスク855を使用してコンタクトホール785を除外した部分の有機絶縁膜780を2度のレンズ露光工程を通じて露光させる。
【0163】
次に、現像工程を経ると、図34に示したようなソース/ドレーン電極775を露出させるコンタクトホール785が有機絶縁膜780に形成され、有機絶縁膜780の表面に多数の不規則なグルーブ781を形成される。
【0164】
そのようにすると、図34に図示したように、画素内部領域(Pin)に形成された多数の不規則なグルーブ781が画素間の領域である画素外部領域(Pout)にも均一に形成される。
【0165】
図31を参照すれば、上述したように多数のグルーブ781が形成された有機絶縁膜780上にアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)又は銀(Ag)などの反射率が優れるメタルを蒸着した後、蒸着されたメタルを所定の画素形状によりパターニングして反射電極735を形成する。続けて、反射電極735の上部にレジストを塗布し、ラビング(rubbing)処理などを通じて液晶層730内の液晶分子を選択された角によりプレティルティング(pretilting)させる第1配向膜800を形成する。前記反射電極835は有機絶縁膜780の表面と同一の形状を有することになる。
【0166】
反射電極835は有機絶縁膜780の溝781上に形成された多数のグルーブから成った第1領域部790と多数の突出部から成ったマイクロレンズ領域である第2領域部795に区分される。この時、第1領域部790は連続した溝から成って突出部である第2領域部795に比べて相対的に低い高さに位置し、第2領域部795は第1領域部790によって囲まれることにより、反射電極735は第2領域部795が連続した溝である第1領域部790によって限定される構造を有する。
【0167】
本実施例において、反射電極735の第1領域部790を構成する多数の溝は各々2〜5μm程度の幅を有し、第2領域部795から成る多数の突出部は約4〜20μm程度の大きさを有する。
【0168】
図32を参照すれば、第1絶縁基板740と同一な物質により構成された第2絶縁基板805上にカラーフィルタ810、透明共通電極815及び第2配向膜820を順次に形成して第2基板720を完成する。続いて、第2基板720が第1基板710に対向するように配置した次に、第1基板710と第2基板720との間にスペーサ735を挿入して接合することにより、第1基板710と第2基板720との間に所定の空間が形成されるようにする。続けて、第1基板710と第2基板720との間の空間に真空注入方法を利用して液晶物質注入して液晶層730を形成すると、本実施例による反射型液晶表示装置700が完成される。かつ、必要に応じて第2基板720の全面に偏光板830及び位相差板825が形成することができ、図示しなかったが第2絶縁基板805とカラーフィルタ810との間にブラックマトリックスが配置されることもできる。
【0169】
図36乃至図40は本発明の異なるによって反射電極を形成するためのマスクパターンを示す平面図である。
【0170】
まず、図36に図示したマスクパターンは、画素領域の間に存在する画素外郭線791の外部領域にも第2領域部を形成するためのパターンが延びていることを除けば図7に図示したマスクパターンと同様である。
【0171】
図36は片方向に対して他方向より相対的に高い反射率を有するように設計された反射電極を形成するためのマスクパターンを示す。図41に図示したマスクパターンを有するマスクを使用して製造された反射電極は相対的な高低で形成された多数の第1領域部790と第2領域部795で構成される。前記第2領域部795は第1方向(縦方向)に対して第2方向(横方向であり、データ信号の印加方向)より相対的に高い反射率を有するように、前記第1方向の垂直方向(横方向、即ち第2方向)の長さ成分の総合が前記第1方向の垂直方向(縦方向、即ち第1方向)の長さ成分の総合より大きいように形成される。例えば、前記第1領域部790は前記第2領域部795に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有し、前記第2領域部795は相対的に第1領域部790に比べて高い突出部の形状を有するように形成することができる。かつ、これと反対で、前記第1領域部790は前記第2領域部795に比べて相対的に高い高さを有する突出部形状を有し、前記第2領域部795は相対的に第1領域部790に比べて低いリセス(recess)部の形状を有するように形成することができる。
【0172】
前記第1領域部790は横方向に沿って連続的に形成された第1グルーブ790aを含む。かつ、隣接した第1グルーブ790aの間には前記縦方向に沿って非連続的に第2グルーブ790bが形成されている。図面には第2グルーブ790bが第1方向及び第2方向以外にも光線が反射されることができるようにアーク形状を有するように形成したが、直線や輪形などのような任意の形状を有するように形成することができる。
【0173】
第2グルーブ790bは縦方向に沿って形成された隣接した第2グルーブ790bと互いに交差するように形成することが望ましい。このように形成された第2グルーブ790bは画素電極一つの横方向の長さに対して0.5乃至5個程度で形成することが望ましい。
【0174】
第2領域部795はマイクロレンズとして機能する多数の突出部から成る。即ち、連続されたリセスから成った反射電極735の第1領域部790は突出部である第2領域部795に比べて第1基板710上で相対的に低い位置に所定の深さを有するように形成される。かつ、第1領域部790に比べて多数の相対的な突出部により構成された第2領域部795は第1基板710上で所定の高さを有して形成される。反射電極735の反射効率を増大させるマイクロレンズ部である第2領域部795は画素の境界線と共に第1グルーブ790aと第2グルーブ790bから成った第1領域部790によって囲まれる。即ち、画素の中央部には隣接する第1グルーブ790aと二つの第2グルーブ790bによって第2領域部795の一つが限定される。画素の境界部に隣接した第2領域部795は隣接する第1グルーブ790aと第2グルーブ790bの一つと画素の境界線によって限定される。
【0175】
このように形成された第1領域部790の方向性に起因して、第2領域部795から成る突出部が画素の横方向である第1方向及び縦方向である第2方向に沿って配向され、本実施例による液晶表示装置は携帯電話のように特定の方向に高い反射率を要求するディスプレー装置に十分に適用可能である。
【0176】
本実施例によると、前記第2領域部795を構成する多数の突出部は各々楕円の形状795a、上弦月乃至下弦月の形状795b、凹レンズの断面形状795c、トラックの形状795d、半トラック(hemi−track)の形状795eなどのように多様な形状を有する。かつ、第2領域部795の突出部はたとえ同一の形状を有しても、各々異なる大きさを有するように形成される。
【0177】
第1領域部790の第1グルーブ及び第2グルーブ790a、790bは各々約2〜5μm程度の幅を有し、第2領域部795の突出部は各々約4〜20μmの範囲内で多様な大きさを有する。横方向に平行に形成される第1グルーブ790aの中心線間の間隔は5乃至20μm、平均約8.5μmであり、第2領域部795の突出部のフロア間の間隔は12〜22μm、平均約17μm程度で設定する。このように、第2領域部795から成る突出部の形状およびサイズを多様に変化させることにより、反射電極735によって反射される光が干渉を起こす現象を最小化することができる。
【0178】
図37に図示したマスクパターンは反射電極のパターンに第1領域部の接続地点に均一な深さの第1領域部を形成するための溝塞ぎ突起パターンが形成されていることを除けば、図36に図示したマスクパターンと同様である。かつ、図37に図示したマスクパターンは画素領域間に存在する画素外郭線791の外部領域にも第2領域部を形成するためのパターンが延びていることを除けば図18に図示したマスクパターンと同様である。
【0179】
図37に図示したマスクパターンによって形成された反射電極は画素の横方向に平行にするように形成された第1グルーブ410a及び縦方向へ不連続的に形成された第2グルーブ410bから成った第1領域部410及び画素の境界線791と共に第1領域部410によって囲まれた多数の突出部405a、405b、405cから成った第2領域部405に区分される。第2領域部405を構成する多数の突出部405a、405b、405cは横及び縦方向により形成された多数の溝によって限定されて島のような構成を有し、各選択された多数の突出部405a、405b、405cには溝塞ぎ突起406が形成される。
【0180】
このような溝塞ぎ突起406は反射電極400を形成するために有機絶縁膜を露光及び現像する工程で、有機絶縁膜に形成される溝が一定な深さを有するようにする。即ち、横方向の第1グルーブ410aと縦方向の第2グルーブ410bが合う交差点では異なる部分に比べて相対的にパターンの線幅が大きくなるため、同一に露光する場合にはエッチング工程ときに交差点部位が他の部分に比べて相対的に深くエッチングされてマスクパターンで形成された模様とは異なる平面的プロファイルが得られる。従って、このように、溝塞ぎ突起406をもうマスクパターンを形成する場合には交差点部位が他の部位より過エッチングされることをある程度防止して同一な深さのグルーブを前記有機絶縁膜370の上部に形成することができる。即ち、第1領域部410の深さを同一に形成することができる。
【0181】
図38乃至図40には本発明の異なるによるマスクパターンが形成されている。図38に図示したマスクパターンは反射電極のパターンに第1領域部790の第2グルーブを形成するための垂直方向のパターンが形成されていないことを除けば、図36に図示したマスクパターンと同様である。図39に図示したマスクパターンは反射電極のパターンに第1領域部790の第2グルーブ790bを形成するための垂直方向のパターンが隣接する第1領域部の第1グルーブ間に画素当りに1個ずつ形成されていることを除けば、図36に図示したマスクパターンと同様である。図40に図示したマスクパターンは反射電極のパターンに第1領域部の第2グルーブ790bを形成するための垂直方向のパターンが隣接する第1領域部の第1グルーブ790a間に画素当りに0.5個ずつ形成されていることを除けば、図36に図示したマスクパターンと同様である。
【0182】
上述した本発明によると、反射電極を形成する前に、有機絶縁膜を形成するときに、画素間にある画素領域の外部領域でも画素領域と同一にグルーブを形成する。従って、画素領域と画素の外部領域間に段差が形成されなくなる。従って、段差によって発生する光漏洩性残像や液晶配向歪曲現象を除去することができる。かつ、スペーサの散布後にも第1基板と第2基板間の均一なギャップが形成される。
【0183】
かつ、本発明による液晶表示装置は横方向に連続された多数のグルーブと縦方向に形成された不連続的な第2グルーブ及び前記第1及び第2グルーブによって限定されて配向されたマイクロレンズが形成された反射電極を具備することにより、従来の反射型液晶表示装置に比べて特定方向に対して大きく向上された反射効率を有する。従って、前記液晶表示装置によって具現される画像のコントラスト及び画質を顕著に改善することができる。
【0184】
<反射率測定実験>
図41乃至図43は本発明のによる反射電極を形成するための画素一つの反射電極(又はマスクパターン)の平面図である。
【0185】
図41乃至図43及び図18に図示したようなマスクパターンを使用して、前記第2の方法によって反射電極を有する液晶表示装置を製造した。
【0186】
図41には水平方向に延びた第1グルーブ間に各々一つの第2グルーブが形成されたマスクパターンを示し、図42には第1グルーブのみ形成されたマスクパターンを示し、図43には第1グルーブ間に画素一つの横長さごとに0.5個の第2グルーブが形成されたマスクパターンを示す。
【0187】
下記表2には図41乃至図43及び図18に図示したパターンを有する反射電極を含んだ液晶パネルを使用して収得した反射率を示す。
【0188】
垂直方向の反射率を測定する場合に光線は、正面で上方向に30°傾斜した地点で入射され、水平方向の反射率を測定する場合に光線は、正面で左側又は右側方向に30°傾斜した地点で入射された。
反射率は次の式2式から求めた。
R(反射率)=(液晶パネルの測定された反射率/標準反射板
(BaSO4)の反射率)×100
正面で測定された反射率の測定結果を下記表2に示す。
【表2】
Figure 0004993830
注)1)W/D反射率はwhite/darkの反射率を示し、whiteは液晶パネルを駆動しない状態で測定された値を示し、darkは液晶パネルを駆動した状態で測定された値である。
注)2)C/Rはcontrast ratioを示す。
【0189】
かつ、図41乃至図43及び図18に図示したパターンを有する反射電極を含んだ液晶パネルを使用して正面で垂直方向又は水平方向に視野角を変化させながら反射率を測定した。
【0190】
光線は、正面で上方向に30°傾斜した地点で入射され、反射光線は正面で始めて垂直方向である上方向と水平方向である左側方向に50°までの変化された反射率を測定した。反射率は上述したような式を利用して求めた。
【0191】
図44乃至図45は図41に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフとして、図44は正面で垂直方向である上方向への反射率変化を示し、図45は正面で水平方向である左側方向への反射率変化を示す。
【0192】
図46乃至図47は図42に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフとして、図46は正面で垂直方向である上方向への反射率変化を示し、図47は正面で水平方向である左側方向への反射率変化を示す。
【0193】
図48乃至図49は図43に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフとして、図48は正面で垂直方向である上方向への反射率変化を示し、図49は正面で水平方向である左側方向への反射率変化を示す。
【0194】
図50乃至図51は図18に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフとして、図50は正面で垂直方向である上方向への反射率変化を示し、図51は正面で水平方向である左側方向への反射率変化を示す。
【0195】
図44乃至図51で縦軸は測定された反射率値を示し、横軸は正面からの角度を示す。かつ、図44乃至図51で◆で示したグラフは液晶パネルを駆動しない状態(white)で測定したグラフであり、■で示したグラフは液晶パネルを駆動した状態で測定したグラフであり、▲で示したグラフはコントラスト比を示すグラフである。
【0196】
前記表2及び図44乃至図51に示したグラフで分かるように、本発明による反射電極を有する液晶パネルは垂直方向の反射率が水平方向の反射率に比べて高くなるように示され、携帯電話のように垂直方向の反射率を重要とする装置で使用する場合に光効率を増大させることができる。
【0197】
かつ、図42とのように、第2グルーブが形成されない場合には、垂直方向の反射率が大きすぎて、水平方向の反射率が小さくて、第2グルーブが画素一つライン当りに少なくとも0.5個程度存在することが望ましいことが分かった。
【0198】
携帯電話の場合、水平方向の反射率に対する垂直方向の反射率が2:1乃至3:1であり、コントラスト比は30:1乃至40:1であることが望ましいことが判った。
【0199】
以上、本発明の実施例によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できるであろう。
【0200】
【発明の効果】
本発明による反射型液晶表示装置は横方向に連続した多数の第1グルーブと縦方向に形成された不連続的な第2グルーブ及び前記第1及び第2グルーブによって限定されて配向されたマイクロレンズが形成された反射電極を具備することにより、従来の反射型液晶表示装置に比べて特定方向に対して大きく向上された反射効率を有する。従って、前記液晶表示装置によって具現される画像のコントラスト及び画質を顕著に改善することができる。
【0201】
かつ、反射電極のマイクロレンズが画素の横及び縦方向に配向されるため、携帯電話のように特定の方向に高い反射率を示さなければならない電子ディスプレー装置に特に適合する。
【0202】
かつ、改善された露光及び現像工程を利用して反射電極を形成するために、装置の製造時間及び費用を大きく節減することができる。
【0203】
さらに、反射電極の溝が交差される部分に多様な形状の溝塞ぎ部材を形成することにより、反射電極の反射率をさらに向上させることができると同時に画像のコントラスト及び画質を大きく改善することができる。
【0204】
その上、反射電極を形成する前に、有機絶縁膜を形成するときに、画素間にある画素領域の外部領域でも画素領域と同一にグルーブを形成する。従って、画素領域と画素の外部領域間に段差が形成されなくなる。従って、段差によって発生する光漏洩性や残像や液晶配向歪曲現象を除去することができる。かつ、スペーサの散布後にも第1基板と第2基板間の均一なギャップが形成される。
【0205】
上述したでは、液晶表示装置を例をあげて反射電極を説明したが、このような反射電極を必要とする電子ディスプレー装置にも本発明の電極を使用して形成することができる。このような場合にも画素当りの垂直及び水平方向への反射率を相異に調整することにより、光効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の反射型液晶表示装置の部分的な平面図である。
【図2】図2は反射型液晶表示装置の断面図である。
【図3】図2に図示した装置のうちの有機絶縁膜及び反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【図4】図2に図示した装置のうちの有機絶縁膜及び反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【図5】図2に図示した装置のうちの有機絶縁膜及び反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【図6】本発明の第1による反射型液晶表示装置の断面図である。
【図7】図6に図示した装置の反射電極の平面図である。
【図8】本発明の異なるによる反射電極の平面図である。
【図9】図6に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図10】図6に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図11】図6に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図12】図6に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図13】図10のコンタクトホール及び有機絶縁膜の上部に多数の溝を形成する段階を具体的に示した断面図である。
【図14】図10のコンタクトホール及び有機絶縁膜の上部に多数の溝を形成する段階を具体的に示した断面図である。
【図15】本発明の第2による反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【図16】本発明の第2による反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【図17】本発明の第2による反射電極を形成する工程を説明するための断面図である。
【図18】本発明の第3による反射電極の平面図を図示したものである。
【図19】本発明の第4による反射電極を部分的に拡大した平面図である。
【図20】本発明の第4による反射電極を部分的に拡大した平面図である。
【図21】本発明の第4による反射電極を部分的に拡大した平面図である。
【図22】本発明の第4による反射電極を部分的に拡大した平面図である。
【図23】本発明の第5による反射型液晶表示装置の断面図である。
【図24】図23に図示した装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図25】図23に図示した装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図26】図23に図示した装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図27】本発明の第6による反射電極を有する反射型液晶表示装置の平面レイアウトである。
【図28】図27のA−A′線に沿って切断した切断面を概略的に図示した概略断面図である。
【図29】図27及び図28に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図30】図27及び図28に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図31】図27及び図28に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図32】図27及び図28に図示した反射型液晶表示装置の製造工程を説明するための断面図である。
【図33】図30のコンタクトホール及び有機絶縁膜の上部に多数のグルーブを形成する段階を具体的に示した断面図である。
【図34】図30のコンタクトホール及び有機絶縁膜の上部に多数のグルーブを形成する段階を具体的に示した断面図である。
【図35】図34の前記第2マスク上に形成されているパターンのレイアウトを示す平面図である。
【図36】本発明の異なるによって反射電極を形成するためのマスクパターンを示す平面図である。
【図37】本発明の異なるによって反射電極を形成するためのマスクパターンを示す平面図である。
【図38】本発明の異なるによって反射電極を形成するためのマスクパターンを示す平面図である。
【図39】本発明の異なるによって反射電極を形成するためのマスクパターンを示す平面図である。
【図40】本発明の異なるによって反射電極を形成するためのマスクパターンを示す平面図である。
【図41】本発明のによる反射電極を形成するための画素一つの反射電極(又はマスクパターン)の平面図である。
【図42】本発明のによる反射電極を形成するための画素一つの反射電極(又はマスクパターン)の平面図である。
【図43】本発明のによる反射電極を形成するための画素一つの反射電極(又はマスクパターン)の平面図である。
【図44】図41に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【図45】図41に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【図46】図42に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【図47】図42に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【図48】図43に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【図49】図43に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【図50】図18に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【図51】図18に図示した反射電極パターンを有する液晶表示装置を使用して反射角による反射率変化を測定したグラフである。
【符号の説明】
200 反射型液晶表示装置
210、710 第1基板
220、720 第2基板
230、730 液晶層
235、390 反射電極
240、740 第1絶縁基板
245、745 薄膜トランジスター
250、750 ゲート電極
255、755 ゲート絶縁膜
260、760 半導体層
265、765 オーミックコンタクト層
270、770 ソース電極
275、775 ドレーン電極
280、370 有機絶縁膜
285、385、785 コンタクトホール
290 第1領域部
295 第2領域部
290a、425 第1グルーブ
290b、426 第2グルーブ
305、805 第2絶縁基板
310 カラーフィルタ
320 第2配向膜
325 位相差板
330 偏光板
350、375 第1マスク
380 第2マスク
406 溝塞ぎ突起

Claims (30)

  1. 画素が形成された第1基板と、
    前記第1基板に対向して形成された第2基板と、
    第1基板と第2基板との間に形成された液晶層と、
    前記第1基板上に形成され、相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射電極を含み、
    前記第1領域部は、部分的に画素の境界線と共に、前記第2領域部を閉曲線の形態で限定し、
    前記第1領域部は、前記第1方向に沿って連続的な直線形態で形成された第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブの間に形成された第2グルーブから成り、
    前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする反射型液晶表示装置。
  2. 前記第1領域部は、前記第2領域部に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有し、前記第2領域部は相対的に高い高さを有する多数の突出部の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  3. 前記第1方向は画素の横方向であり、前記第2方向は画素の縦方向であることを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 記第1グルーブは、各々隣接する前記第2方向に沿って形成された第2グルーブと交差するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  5. 前記第2方向に形成される第2グルーブは、前記第1グルーブにより形成される直線のうち、隣接された直線2本ごとに1個から10個まで形成されることを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  6. 前記反射電極は、前記第1グルーブと前記第2グルーブが交差される部分に形成された溝塞ぎ手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  7. 前記溝塞ぎ手段は、前記第2領域から延びる突起であり、凸字の形状、三角形の形状、逆三角形の形状及び円形の形状のうちで選択されたいずれか一つ以上の形状を有することを特徴とする請求項6に記載の反射型液晶表示装置。
  8. 前記第1領域部2〜5μmの幅を有することを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  9. 前記第2領域部は楕円の形状、上弦月の形状、下弦月の形状、凹レンズの形状、トラック形状、半トラック形状及び延びた凹レンズの形状から成ったグループのうちで選択された二つ以上の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  10. 前記第2領域部の大きさは4〜20μmであることを特徴とする請求項9に記載の反射型液晶表示装置。
  11. 前記第2領域部の中央部には、散乱用溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  12. スイッチング素子として、前記第1基板上に順次に形成されたゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、オーミックコンタクト層、ソース電極及びドレーン電極を含む薄膜トランジスターを含むことを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  13. スイッチング素子として、ゲート電極、前記ゲート電極の下部に形成されたソース及びドレーン領域、前記ゲート電極とソース及びドレーン領域との間に形成されたゲート絶縁膜、前記ゲート電極上に形成された酸化膜、前記ソース領域に接続されるソース電極そして前記ドレーン領域に接続されるドレーン電極を含む薄膜トランジスターであることを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  14. 前記第1基板と前記反射電極との間には、前記反射電極と同一な構造を有するように形成された有機絶縁膜を含むことを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  15. 前記第1領域部は、前記第2領域部に比べて相対的に高い高さを有する突出部の形状を有し、前記第2領域部は相対的に低い高さの溝形状を有することを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  16. 第1基板に画素を形成する段階と、
    前記第1基板上に有機絶縁膜を形成する段階と、
    前記有機絶縁膜に相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部により構成され、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成する段階と、
    前記有機絶縁膜上に反射電極を形成する段階と、
    前記第1基板に対向して透明電極を有する第2基板を形成する段階と、
    前記第1基板と第2基板との間の液晶層を形成する段階とを含み、
    前記有機絶縁膜を前記第1領域部及び第2領域部に相応するマスクパターンを有するマスクを使用して露光させた後、露光された有機絶縁膜を現像して、前記第1領域部及び第2領域部を形成し、
    前記有機絶縁膜に前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階は、前記有機絶縁膜に前記第1方向に沿って連続した直線形態で形成され、所定の幅を有する多数の平行な第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブとの間に第2グルーブを形成して、前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階であって、
    前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする反射型液晶表示装置の製造方法。
  17. 前記有機絶縁膜は、スピンコーティング方法により1〜3μmの厚さで形成されることを特徴とする請求項16に記載の反射型液晶表示装置の製造方法。
  18. 前記マスクパターンは、前記第1領域部に相応するパターンであり、前記第2領域の中央部に散乱溝を形成するための散乱溝パターンをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の反射型液晶表示装置の製造方法。
  19. 第1基板に画素を形成する段階と、
    前記第1基板上に有機絶縁膜を形成する段階と、
    前記有機絶縁膜に相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部により構成され、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成する段階と、
    前記有機絶縁膜上に反射電極を形成する段階と、
    前記第1基板に対向して透明電極を有する第2基板を形成する段階と、
    前記第1基板と第2基板との間の液晶層を形成する段階とを含み、
    前記有機絶縁膜を前記第1領域部及び第2領域部に相応するマスクパターンを有するマスクを使用して露光させた後、露光された有機絶縁膜を現像して、前記第1領域部及び第2領域部を形成し、
    前記マスクパターンは、前記第1領域部の交差部位に前記第1領域部の溝深さを均一に形成するための溝塞ぎ手段を形成するための溝塞ぎパターンをさらに含むことを特徴とする反射型液晶表示装置の製造方法。
  20. 前記有機絶縁膜に前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階は、
    前記有機絶縁膜上に第1パターンを有する第1マスクを位置させる段階と、
    前記第1マスクを利用して前記有機絶縁膜を完全露光して、前記反射電極と前記基板上に形成された画素電極と連結するためのコンタクトホールを形成する段階と、
    前記有機絶縁膜上に第2パターンを有する第2マスクを位置させる段階と、
    前記第2マスクを利用して前記有機絶縁膜をレンズ露光して、前記有機絶縁膜に前記第1領域部及び前記第2領域部を形成する段階とを含むことを特徴とする請求項16に記載の反射型液晶表示装置の製造方法。
  21. 前記第1パターンは、コンタクトホールの形状に相応し、前記第2パターンは前記第1領域部又は前記第2領域部に相応することを特徴とする請求項20に記載の反射型液晶表示装置の製造方法。
  22. 前記有機絶縁膜に前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階は、前記有機絶縁膜に前記第1方向に沿って所定の幅を有する多数の平行な第1グルーブ及び前記第1グルーブとの間に前記第2方向に非連続的な第2グルーブを形成して、前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階であることを特徴とする請求項16に記載の反射型液晶表示装置の製造方法。
  23. 画素が形成された絶縁基板と、
    前記画素に接続され、前記絶縁基板上に形成され、相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射手段を形成する段階を含み、
    前記第1領域部は、部分的に画素の境界線と共に、前記第2領域部を閉曲線の形態で限定し、
    前記第1領域部は、前記第1方向に沿って連続的な直線形態で形成された第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブの間に形成された第2グルーブから成り、
    前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とすることを特徴とする電子ディスプレー装置。
  24. スイッチング手段として前記第1基板上に順次に形成されたゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、オーミックコンタクト層、ソース電極及びドレーン電極を含む薄膜トランジスター又はゲート電極、前記ゲート電極の下部に形成されたソース及びドレーン領域、前記ゲート電極とソース及びドレーン領域との間に形成されたゲート絶縁膜、前記ゲート電極上に形成された酸化膜、前記ソース領域に接続されるソース電極そして前記ドレーン領域に接続されるドレーン電極を含む薄膜トランジスターであることを特徴とする請求項23に記載の電子ディスプレー装置。
  25. 絶縁基板に画素を形成する段階と、
    前記第1基板上に有機絶縁膜を形成する段階と、
    前記絶縁基板上の前記画素に接続され、相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射手段を形成する段階を含み、
    前記有機絶縁膜を前記第1領域部及び第2領域部に相応するマスクパターンを有するマスクを使用して露光させた後、露光された有機絶縁膜を現像して、前記第1領域部及び第2領域部を形成し、
    前記有機絶縁膜に前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階は、前記有機絶縁膜に前記第1方向に沿って連続した直線形態で形成され、所定の幅を有する多数の平行な第1グルーブ及び隣接する前記第1グルーブとの間にアーク型の形状を有し、均一な幅を有する第2グルーブを形成して、前記第1領域部及び第2領域部を形成する段階であることを特徴とする電子ディスプレー装置の製造方法。
  26. 前記反射手段を形成する段階は、前記絶縁基板上にレジスト膜を形成する段階後に実施されることを特徴とする請求項25に記載の電子ディスプレー装置の製造方法。
  27. 前記レジスト膜を形成する段階は、
    前記レジスト膜上に第1パターンを有する第1マスクを位置させる段階と、
    前記第1マスクを利用して前記レジスト膜を完全露光して前記スイッチング手段と前記反射手段を連結するための連結ホールを形成する段階と、
    前記レジスト膜上に第2パターンを有する第2マスクを位置させる段階と、
    前記第2マスクを利用して前記レジスト膜をレンズ露光して前記レジスト膜に前記第1領域部及び第2領域部と同一な形状の領域を形成する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載の電子ディスプレー装置の製造方法。
  28. 画素が形成された第1基板と、
    前記第第1基板に対向して形成された第2基板と、
    第1基板と第2基板との間に形成された液晶層と、
    前記第1基板上に形成され、光散乱のために相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射電極と、
    前記第1基板と前記反射電極との間に前記反射電極と同一な表面構造を有し、前記表面構造は前記画素の画素境界線の外部に延びるように形成されている有機絶縁膜を含み、
    前記第1領域部は、前記第2領域部に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有し、前記第2領域部は相対的に高い高さを有する多数の突出部の形状を有し、
    前記第1領域部は、連続的な直線形態で形成された第1グルーブを含み、
    前記第1領域部は、隣接する前記第1グルーブとの間に形成された第2グルーブを含み、前記第2グルーブはアーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする反射型液晶表示装置。
  29. 前記第1グルーブは、前記第2方向に不規則な間隔を有して形成されていることを特徴とする請求項28に記載の反射型液晶表示装置。
  30. 画素が形成された絶縁基板と、
    前記画素に接続され、前記絶縁基板上に形成され、光散乱のために相対的な高低で形成された多数の第1領域部と第2領域部を含み、第2方向に関して第1方向より相対的に高い反射率を有するように、前記第1領域部の前記第2方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値前記第1方向の垂直方向の長さ成分を、全ての前記第1領域部について総和をとった値より大きいように形成された反射手段と、
    前記絶縁基板と前記反射手段との間に、前記反射手段と同一な表面構造を有し、前記表面構造は前記画素の画素境界線の外部に延びるように形成されている有機絶縁膜を含み、
    前記第1領域部は、部分的に画素の境界線の外郭部位と共に、前記第2領域部を閉曲線の形態で限定し、前記第1領域部は、前記第2領域部に比べて相対的に低い高さを有するグルーブ形状を有し、前記第2領域部は相対的に高い高さを有する多数の突出部の形状を有し、
    前記第1領域部は、前記第1方向に沿って連続的な直線形態で形成され、前記第2領域部の不規則な間隔を有して形成された第1グルーブと、前記第1グルーブとの間に形成された第2グルーブから成り、
    前記第2グルーブは、アーク型の形状を有し、均一な幅を有するように形成されることを特徴とする電子ディスプレー装置。
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