JP4992605B2 - 混注手段および混注手段用のキャップ - Google Patents

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Description

本発明は混注手段および混注手段用のキャップに関し、詳しくは混注操作時に補給液供給手段からの補給液を薬液通路を流通している薬液に混合させる混注手段と、当該混注手段に着脱自在に設けられる混注手段用のキャップに関する。
従来、患者に薬液や血液などの薬液を投与する場合、これらの薬液を流通させるチューブが用いられており、上記薬液に異なる薬剤等からなる補給液を混注させるため、このチューブの途中に混注手段を設ける場合がある。
上記混注手段には、薬液の流通する薬液通路と、該薬液通路から分岐する分岐通路と、該分岐通路に設けられた弁手段とが備えられ、混注操作を行う際には上記弁手段に補給液を供給する補給液供給手段を接続するようになっている(特許文献1〜5)。
このうち特許文献1〜4における補給液供給手段の先端には穿刺針が備えられており、この穿刺針を上記弁手段に穿刺することで、補給液供給手段からの補給液を上記弁手段及び分岐通路を介して薬液通路を流通する薬液に混合させるようになっている。
また特許文献5における補給液供給手段の先端には穿刺針が備えられておらず、代わりに混注手段には弁手段に隣接して中央に貫通孔の形成されたシール解除部材が設けられており、このシール解除部材を上記補給液供給手段の先端で押圧することで、補給液供給手段からの補給液を上記弁手段及び分岐通路を介して薬液通路を流通する薬液に混合させるようになっている。
特開平1−148271号公報 特開2004−8238号公報 特開2006−150041号公報 特開2006−345916号公報 特開2003−154017号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4に記載された混注手段の場合、上記補給液供給手段の先端には穿刺針が設けられていることから、医療従事者に対する誤穿刺事故が発生する危険性がある。
また上記特許文献1〜4の場合、誤穿刺事故防止のため穿刺針の周囲にカバーを装着することが行われているが、その場合補給液供給手段の構成が煩雑となってコストが高くなるといった問題もある。
さらに上記特許文献5の場合、穿刺針による誤穿刺事故が発生することはないが、混注手段と補給液供給手段とを接続すると、上記シール解除部材における貫通孔内部に補給液が付着し、その後再び混注手段と補給液供給手段とを接続しようとした場合、上記貫通孔部分が外部に露出しているため、衛生的に問題が生じるおそれがあった。
また、上記混注手段の弁手段は、初期に製造時に高圧蒸気滅菌されるのが通常であり、該滅菌により該弁手段のスリットが融着して密封状態となってしまう。そしてこの密封状態は先端が鋭利な部材でなければ解除することは難しかった。
このような問題に鑑み、穿刺針を備えない補給液供給手段であっても混注操作を行うことの可能な混注手段を提供するとともに、このような混注手段に好適で衛生状態を保つことの可能な混注手段用のキャップを提供するものである。
すなわち、請求項1にかかる混注手段は、薬液の流通する薬液通路と、該薬液通路から分岐する分岐通路と、該分岐通路に設けられた弁手段とを備え、
上記弁手段は、非操作状態の際には上記分岐通路を閉じ、混注操作の際には上記分岐通路の接続口に接続された補給液供給手段によって開口されて、該補給液供給手段からの補給液を上記弁手段及び分岐通路を介して薬液通路を流通する薬液に混合させる混注手段において、
上記分岐通路の接続口にその内部の弁手段を外部から遮断するキャップを着脱自在に設けるとともに、該キャップに突起を設け、
上記弁手段は、初期状態では密封状態を維持するとともに、上記キャップに設けられた突起が外部から挿入されると上記密封状態が解除されて補給液供給手段による開閉が可能な開閉可能状態となり、
さらに上記弁手段は、該弁手段が開閉可能状態となり、かつキャップが離脱された状態で、上記分岐通路の接続口に接続された補給液供給手段によって開口され、他方、上記補給液供給手段が分岐通路の接続口から離脱された際には閉鎖されて上記分岐通路を閉じることを特徴としている。
また請求項4にかかる混注手段用のキャップは、薬液の流通する薬液通路と、該薬液通路から分岐する分岐通路と、該分岐通路に設けられた弁手段とを備えた混注手段に着脱自在に設けられ、上記混注手段に補給液を供給する補給液供給手段を接続する際には上記分岐通路の接続口より離脱され、上記補給液供給手段が分岐通路の接続口から離脱された際には該接続口に装着されて内部の弁手段を外部から遮断するようになっている混注手段用のキャップであって、
該キャップは、分岐通路の接続口に着脱可能な装着部と、装着部に隣接して設けられて軸方向に伸縮する有底筒状の伸縮部と、該伸縮部に設けられて上記伸縮部の伸縮に伴って軸方向に進退動する突起とを備え、
該キャップは上記分岐通路の接続口に装着された状態で、上記伸縮部が伸長した伸長状態では、上記突起は混注手段の弁手段より離隔し、伸縮部が圧縮した圧縮状態では、上記突起は上記弁手段に外部から挿入されて該弁手段の密封状態を解除して、該弁手段を上記補給液供給手段による開閉が可能な開閉可能状態とすることを特徴としている。
上記請求項1における混注手段によれば、密封状態とされた弁手段に上記キャップに設けた突起を外部から挿入することで、該密封状態を解除して弁手段を開閉可能状態とすることができる。
このため混注操作時には、穿刺針を用いなくとも上記弁手段を開閉させることが可能となるため、該補給液供給手段と分岐通路とを連通させて補給液を薬液通路を流通する薬液に混合させることができる。
また、混注操作を行わない非操作状態では、上記弁手段は分岐通路を閉じるようになっているので、上記特許文献1〜4の混注手段と同様、分岐通路内の薬液が漏れることもない。
さらに、混注操作を行わない非操作状態では、キャップを装着することで弁手段を外部より覆うことができ、衛生状態を保つことも可能である。
また請求項4における混注手段用のキャップによれば、伸縮部を伸長状態から圧縮状態とすることで、穿刺針を使用することなく、キャップを装着したまま弁手段を密封状態から開閉可能状態とすることが可能となる。
また、混注操作を行わない非操作状態では、キャップを装着することで弁手段を外部より覆うことができ、衛生状態を保つことも可能である。
以下図示により、本発明の一実施態様例である実施例について説明すると、図1〜図3はそれぞれ混注手段1の断面図を示している。この混注手段1は、輸液に用いられる際に、図示しない輸液バッグから患者に薬液を流通させるチューブ2の途中に設けられ、上記薬液は例えば上記チューブ2内を図示右から左に流れている。
また混注手段1には、図3に示すように補助液供給手段としてのシリンジ3を接続することで、該シリンジ3内の補助液を上記チューブ2を流通する薬液に混合させる混注操作を行うことが可能となっている。
一方、上記混注操作を行わない図1に示す非操作状態では、チューブ2を流通する薬液が混注手段1から漏れないようになっている。
上記混注手段1は、その両端に上記チューブ2の接続される筒状の本体部11と、該本体部11の上方に固定される連結部材12と、本体部11と連結部材12との間で保持される円盤状の弁手段13と、上記連結部材12に装着されるキャップ14とから構成されている。
上記本体部11は略円筒状となっており、両端に形成されてチューブ2を固定するポート11aと、両ポート11aの間に形成されて薬液を流通させる薬液通路11bと、上記薬液通路11bの途中から上方に向けて分岐する分岐通路11cとが設けられている。
また本体部11の上面は平坦に加工されており、上記分岐通路11cの開口部には上記弁手段13の嵌合する段差形状11dが形成されるとともに、該段差形状11dのさらに外周には上記連結部材12の連結固定される環状突起11eが形成されている。
上記連結部材12は円盤状の部材であって、上記本体部11の環状突起11eに嵌合する環状凹部12aと、中央に設けられた筒状の接続口12bとから構成され、環状凹部12aと接続口12bとの間には平坦面12cが形成されている。
上記接続口12bは上記本体部11の分岐通路11cと上記弁手段13を介して連結されており、上記接続口12bの内部には上記シリンジ3の供給口3aが挿入可能であるとともに(図3参照)、また接続口12bの外部には上記キャップ14の連結されるねじ部が形成されている。
そして図1に示す非操作状態では、接続口12bにキャップ14が装着され、一方図3に示す混注操作の際には、上記キャップ14を接続口12bより離脱させるとともに、上記シリンジ3の供給口3aを接続口12bに挿入するようになっている。
上記弁手段13は弾性を有する樹脂製となっており、上記本体部11の段差形状11dと連結部材12の平坦面12cとの間で挟持されることで、分岐通路11cを流通する薬液の漏れを防止するようになっている。
弁手段13は上記本体部11の段差形状11dに嵌合する厚肉部13aと、略中央に形成された薄肉部13bとから構成され、この薄肉部13bには弁手段13の直径方向に少なくとも1本のスリット13cが形成されている。
上記スリット13cは、弁手段13の製造時に上記薄肉部13bを貫通するように形成されるものの、その後混注手段1を加熱して殺菌処理を行う際に上記樹脂が溶けてしまうため、混注手段1の未使用時、つまり初期状態において該スリット13cは溶着された密封状態となっている。
そしてスリット13cが密封状態となっている場合、上記シリンジ3の供給口3aを上記接続口12bに挿入し、該供給口3aにより弁手段13を押圧しても、上記スリット13cの密封状態を解除できないようになっている。
このスリット13cの密封状態を解除するには、上記キャップ14に設けた下記突起15を該スリット13cに挿入し、該スリット13cを押し破ることで開閉可能状態とする必要がある。
このようにして一旦密封状態が解除された後は、図3に示すように上記供給口3aで薄肉部13bを押圧するとスリット13cが変形して開口し、シリンジ3と分岐通路11cとがスリット13cを介して連通するようになっている。
さらに、この状態から上記接続口12bよりシリンジ3を離脱させて非操作状態とすると、上記薄肉部13bは元の形状に復帰することで上記スリット13cが閉鎖され、分岐通路11cが閉じるようになっている。
上記キャップ14は可撓性を有する素材で有底筒状に製造されており、上記連結部材12の接続口12bに螺合する装着部14aと、該装着部14aの上部に形成された蛇腹状の伸縮部14bとを備え、該伸縮部14bの上端内周面には下方に向けて突起15が設けられている。
上記装着部14aの内周面には上記接続口12bのねじ部に螺合するねじ部が形成されており、キャップ14を接続口12bに装着することでキャップ14の内部を外部から遮断することができ、弁手段13に雑菌等が付着するのを防止することができる。
上記伸縮部14bは自然状態では図1に示すように伸長状態を維持するようになっており、伸縮部14bの上端を押圧すると図2に示すような圧縮状態となるが、押圧を解除すると再び伸長状態に復帰するようになっている。
上記突起15は上記連結部材12の接続口12bに挿入可能な径で製造された大径部15aと、大径部15aの下端に設けられた小径部15bとから構成され、小径部15bの径は上記シリンジ3の供給口3aの径より細く、かつ医療従事者に誤穿刺されない程度の太さとなっている。
そして、上記伸縮部14bが伸長状態の際、上記突起15は図1に示すように弁手段13に接触しないようになっており、上記伸縮部14bの上端を押圧して圧縮状態となると突起15は下方に移動するようになっている。
図2に示すように、突起15を下方に移動させると、最初に小径部15aの先端が上記スリット13cの中央部分に当接してこれを押圧するようになり、さらに突起15を下方に移動させると、小径部15bが溶着されたスリット13cを押し破り、スリット13cの密封状態が解除されて上記開閉可能状態となる。
上記シリンジ3は従来公知のものを使用することができ、かつ、その先端に穿刺針を装着しないで使用することが可能となっている。このため、上記穿刺針による誤穿刺事故を防止することが可能となっている。
シリンジ3の先端には筒状の供給口3aが設けられており、この供給口3aは混注手段1の接続口12bに挿入されると、その先端が上記弁手段13に当接して押圧し、薄肉部13bを変形させて上記開閉可能状態とされたスリット13cを開口させるようになっている。
以上の構成を有する混注手段1の使用方法について説明する。
最初に、図1に示すように本実施例の混注手段1は上記初期状態となっており、換言すると上記弁手段13のスリット13cは溶着されて密封状態となっており、また上記接続口12bには上記キャップ14が装着されている。
次に、混注手段1の本体部11のポート11aにそれぞれチューブ2を接続し、チューブ2に薬液を流通させることで、混注手段1の薬液通路11bに薬液が流通することとなる。
次に、上記混注手段1を用いて混注操作を行う際の手順について説明する。
このとき、上記混注手段1は初期状態となっているため、図2に示すように上記キャップ14の上記伸縮部14bを伸長状態から圧縮状態へと押圧し、内部に設けられた突起15を下方に移動させる。
これにより、上記突起15の小径部15bが弁手段13の薄肉部13bを押圧し、スリット13cの密封状態を解除するため、弁手段13は密封状態から開閉可能状態となる。
なお、この作業は弁手段13を開閉可能状態とするための作業であるため、このキャップ14の伸縮部14bを押圧する作業は1回だけ行えばよい。
次に、図3に示すように連結部材12から上記キャップ14を取り外し、連結部材12の接続口12bにシリンジ3の供給口3aを挿入する。
供給口3aを接続口12bの奥まで挿入すると、供給口3aの先端によって弁手段13の薄肉部13bが押圧されて変形し、スリット13cが開いてシリンジ3と本体部11の分岐通路11cとが連通する。
この状態からシリンジ3を操作することで、シリンジ3内部の補給液が上記弁手段13を介して混注手段1の分岐通路11cに供給され、薬液通路11bを流通する薬液に混合されることとなる。
そしてシリンジ3より所定量の補給液を供給し、シリンジ3を接続口12bより取り外すと、上記弁手段13は元の形状に復帰してスリット13cが閉じた非操作状態となる。
その後さらに、上記接続口12bに改めて上記キャップ14を装着することで、弁手段13に雑菌等が付着するのを防止することができ、衛生状態を維持することができる。
以上のように、本実施例の混注手段1によれば、シリンジ3に穿刺針を装着しなくとも、補給液の混注操作を行うことができ、医療従事者の誤穿刺事故を防止することができる。
また、シリンジ3の先端には穿刺針を覆うカバー等を装着する必要がないことから、構成が煩雑とならずコストを抑えることもできる。
さらに、上記混注手段1を用いて複数回にわたって混注操作を行う場合であっても、上記接続口12bにキャップ14を装着しておくことで、その内部の衛生状態を保つことができる。
なお、上記実施例では穿刺針のないシリンジ3を使用して混注操作を行うことができるが、穿刺針で弁手段13を貫通させることも可能であり、従来と同様、穿刺針を備えたシリンジ3を用いて混注操作を行うことも可能となっている。
また、上記キャップ14として、上記突起15を必ずしも上記伸縮部14bによって進退動させる必要はない。
例えば、上記接続口12bとキャップ14との螺合の度合いによって突起15を進退動させる構成とし、初期状態では接続口12bとキャップ14とを軽く螺合させ、その後キャップ14を接続口12bに完全に螺合させることで、突起15の先端が弁手段13を貫通して密封状態から開閉可能状態にすることができる。
本実施例にかかる混注手段の断面図であって、混注手段の初期状態または非操作状態を示す図。 上記混注手段の断面図であって、キャップの伸縮部を操作して突起が弁手段に挿入された状態を示す図。 上記混注手段の断面図であって、シリンジを接続して補給液を通路に混合させる混注操作の状態を示す図。
符号の説明
1 混注手段 3 シリンジ
3a 供給口 11b 薬液通路
11c 分岐通路 12 連結部材
12b 接続口 13 弁手段
13c スリット 14 キャップ
14b 伸縮部 15 突起

Claims (5)

  1. 薬液の流通する薬液通路と、該薬液通路から分岐する分岐通路と、該分岐通路に設けられた弁手段とを備え、
    上記弁手段は、非操作状態の際には上記分岐通路を閉じ、混注操作の際には上記分岐通路の接続口に接続された補給液供給手段によって開口されて、該補給液供給手段からの補給液を上記弁手段及び分岐通路を介して薬液通路を流通する薬液に混合させる混注手段において、
    上記分岐通路の接続口にその内部の弁手段を外部から遮断するキャップを着脱自在に設けるとともに、該キャップに突起を設け、
    上記弁手段は、初期状態では密封状態を維持するとともに、上記キャップに設けられた突起が外部から挿入されると上記密封状態が解除されて補給液供給手段による開閉が可能な開閉可能状態となり、
    さらに上記弁手段は、該弁手段が開閉可能状態となり、かつキャップが離脱された状態で、上記分岐通路の接続口に接続された補給液供給手段によって開口され、他方、上記補給液供給手段が分岐通路の接続口から離脱された際には閉鎖されて上記分岐通路を閉じることを特徴とする混注手段。
  2. 上記キャップは上記弁手段に向けて伸縮する伸縮部を備え、上記突起は該伸縮部によって弁手段に向けて進退動し、
    伸縮部を伸長状態とすると上記突起は上記弁手段より離隔し、伸縮部を圧縮状態とすると上記突起が前進して上記弁手段に外部から挿入され、密封状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の混注手段。
  3. 上記弁手段は可撓性を有する樹脂製で、分岐通路と補給液供給手段との連通部分にスリットを備え、
    初期状態では上記スリットは固着されて密封状態を維持し、
    上記突起をスリットに外部から挿入すると、スリットは相互に分離して密封状態が解除され、
    上記スリットの密封状態が解除され、かつ上記補給液供給手段がスリットに当接していない上記非操作状態の際には、上記スリットは相互に密着して分岐通路を閉じ、
    上記スリットの密封状態が解除され、かつ上記補給液供給手段がスリットに当接した上記混注操作の際には、スリットが変形して開口し、補給液供給手段と薬液通路とが相互に連通することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の混注手段。
  4. 薬液の流通する薬液通路と、該薬液通路から分岐する分岐通路と、該分岐通路に設けられた弁手段とを備えた混注手段に着脱自在に設けられ、上記混注手段に補給液を供給する補給液供給手段を接続する際には上記分岐通路の接続口より離脱され、上記補給液供給手段が分岐通路の接続口から離脱された際には該接続口に装着されて内部の弁手段を外部から遮断するようになっている混注手段用のキャップであって、
    該キャップは、分岐通路の接続口に着脱可能な装着部と、装着部に隣接して設けられて軸方向に伸縮する有底筒状の伸縮部と、該伸縮部に設けられて上記伸縮部の伸縮に伴って軸方向に進退動する突起とを備え、
    該キャップは上記分岐通路の接続口に装着された状態で、上記伸縮部が伸長した伸長状態では、上記突起は混注手段の弁手段より離隔し、伸縮部が圧縮した圧縮状態では、上記突起は上記弁手段に外部から挿入されて該弁手段の密封状態を解除して、該弁手段を上記補給液供給手段による開閉が可能な開閉可能状態とすることを特徴とする混注手段用のキャップ。
  5. 上記伸縮部は可撓性を有するとともに蛇腹状となっており、自然状態において伸縮部は伸長状態を維持するとともに、押圧することで伸縮部は圧縮状態となり、さらに該押圧力が解除されると伸縮部は圧縮状態から伸長状態に復帰することを特徴とする請求項4に記載の混注手段用のキャップ。
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