JP4992400B2 - 浮沈子位置制御装置、情報提示装置 - Google Patents

浮沈子位置制御装置、情報提示装置 Download PDF

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Description

本発明は、浮沈子の位置を制御する装置、及びその装置を利用した情報提示装置に関するものである。
従来、浮沈子という玩具が知られている。
この浮沈子は、下記で説明する原理により、容器内を浮き沈みする動作を行う。
浮沈子が容器内で浮き沈みする原理について説明する。
浮沈子とは、空気などの気体を内包しているもので、水などの媒質を満たした容器の中に入れて使用する。
容器内の浮沈子は、自身の重量分の重力を受けており、また、アルキメデスの原理から、浮沈子の体積と等しい水の重量分だけ浮力を受ける。
容器に対して圧力をかけると、パスカルの原理から、容器内に存在している浮沈子に対しても同様に圧力がかかる。この圧力変化により、浮沈子内に存在する気体の体積は、ボイルの法則に従って変化する。
容器に圧力をかけると、上記の物理現象に従い、浮沈子内の気体は体積が縮小し、それに伴い、浮沈子に働く浮力も小さくなり、その結果、浮沈子は沈む。同様に、容器に加える圧力を緩めると、浮沈子内の気体の体積も大きくなり、それに伴い、浮力が大きくなり、その結果、浮沈子は浮く。
以上のような性質から、浮沈子は玩具としてのみならず、物理現象を学ぶための教材として用いられることもある。
また、『クラゲと同様に動作してリアル性を向上できる遊泳玩具』に関する技術として、『以下の要件を備えたこと。(イ)全体がクラゲ型の形状を有していること(ロ)頭部1は、頭部本体1aと、頭部本体1aの周囲に放射状に配置されかつ上下方向に揺動可能に設けられた複数の揺動アーム2と、頭部本体1aと揺動アーム2の上部に設けられた薄膜の傘状体3とにより形成されていること(ハ)頭部1には、傘状体3を上下動させる駆動機構が設けられ、頭部本体1aには上記駆動機構を作動させるモータ4と、モータ4を作動させる乾電池5とを収納する収納部6が設けられていること』というものが提案されている(特許文献1)。
また、『以下の要件を備えたこと。(イ)遊泳体本体1がクラゲ型の形状を有していること(ロ)遊泳体本体1には頭部1aに設けた傘状体5が上下に作動自在に設けられていること(ハ)遊泳体本体1には、傘状体5を上下動させる駆動機構が設けられていること(ニ)駆動機構の動力源がソーラーパネル2であること』というものも提案されている(特許文献2)。
これらの技術は、『リアル性に優れ、見る者にあたかも生きているかのような新鮮な印象を与えることができるほか、ゆらゆらと遊泳する遊泳玩具の動きに見る者に知らぬ間にリラックスでき、心が癒される』という効果がある。
特開2002−28380号公報(要約、発明の効果) 特開2001−340662号公報(要約、発明の効果)
上記で説明した浮沈子の応用例として、浮沈子を複数配置してその浮遊位置を自在に制御することにより何らかの形状や意味を形作るように構成し、ユーザへ情報を提示することのできる装置を提供することが考えられる。
しかし、上述の従来技術は、玩具やオブジェとして用いられることを予定したものであり、情報提示装置として用いるものではないため、外部から指示を与えて浮遊体の浮遊位置を制御するものではなく、そのような機構も備えていない。
このような外部からの浮遊体の浮遊位置制御を行うためには、浮遊体が能動的に移動するためのモータ等の機構とその制御系を備える必要があり、全体として大型になってしまう。
また、水中浮遊体は水中環境に敏感であり、制御精度を求めようとすると、浮遊体自体の制御のみならず、浮遊体が存在する水中環境も制御する必要がある。即ち、操作対象パラメータが多くなり、制御系が複雑になるため、システム全体として複雑化してしまい、情報提示装置として用いるには適さないという課題がある。
そのため、浮沈子自体に能動的に移動するための機構を備えることなく、外部から指示を与えて浮沈子の浮遊位置を制御することのできる浮沈子位置制御装置、及びその装置を利用した情報提示装置が望まれていた。
本発明に係る浮沈子位置制御装置は、
第1媒質を満たした容器と、
内部に第2媒質を満たし、前記第1媒質内に浮遊自在に配した浮沈子と、
前記第1媒質に圧力を印加する動作部と、
前記動作部の動作を制御する制御部と、
前記浮沈子の目標位置を入力する入力部と、
前記浮沈子の前記第1媒質内における位置を計測する計測部と、
を備え
前記制御部は、
前記入力部から前記目標位置を表す情報を受け取るとともに、
前記計測部から前記浮沈子の位置情報を逐次受け取り、
前記浮沈子の位置が、前記目標位置から所定の閾値以上ずれている際には、
前記第1媒質に印加する圧力を加減して、前記浮沈子の位置を目標位置に近づけるように、前記動作部を制御する
ことを特徴とするものである。
本発明に係る浮沈子位置制御装置によれば、浮沈子自体に能動的に移動するための機構を備えることなく、簡素な構成で、外部から指示を与えて浮遊位置を制御することができる。これにより、装置全体を簡潔かつ小さくすることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る浮沈子位置制御装置100の機能構成を示すブロック図である。
浮沈子位置制御装置100は、入力部101、制御部102、計測部103、動作部104、容器部105、浮沈子106を備える。
入力部101は、例えばキーボードなどで実現される情報入力装置であり、ユーザが容器部105内の浮沈子106の目標位置情報を入力するためのものである。構成はキーボードに限られるものではなく、コンピュータなどの他の制御系からの入力信号を受け付けるようにしてもよい。
制御部102は、入力部101より、容器部105内の浮沈子106の目標位置情報を受け取るとともに、計測部103に対して計測指令信号を送信し、その計測結果を受け取る。また、計測部103の計測結果に基づき、動作部104に対し指令信号を送信する。
ここでいう計測指令信号とは、計測を開始する、計測結果送信を要求する、計測状態を変更するといった、計測部103を動作させるための信号である。
計測部103は、制御部102より計測指令信号を受け取り、動作部104、容器部105、浮沈子106の状態を計測する。
動作部104の状態とは、動作部104を制御する際に必要となる情報であり、例えば、動作部104が容器部105に圧力を加えることができるロボットアームなどで構成される場合には、ロボットアームの開閉角度情報などが含まれる。この情報は、動作部104の構成によって異なるものであり、その計測手段も構成によって変更する。
容器部105の状態とは、動作部104によって操作される要素であり、例えば容器内部の温度・圧力に関する情報などである。この容器部105の状態を、動作部104の機能を通して変化させることで、動作部104は容器部105内における浮沈子106の位置を制御する。この情報は、容器部105の構成によって異なるものであり、その計測手段も構成によって変更する。
また、浮沈子106を動かすための動作以外に、情報提示の表現法の多様化のために容器部105自体を動作させる場合、容器部105の位置・姿勢などの情報も容器部105の状態に含まれるものとする。
浮沈子106の状態とは、容器部105内における浮沈子106の位置情報などである。上記浮沈子106の状態の計測手段としては、例えば、画像処理計測による位置計測法などがある。
また、計測の方法としては、色識別型の計測装置による位置計測、浮沈子106にIDタグを取り付け、一定間隔で設置したタグリーダにより位置を読み取って計測する方法、音波を用いた位置計測法なども当然利用可能である。
計測部103により計測された各種情報は、制御部102へと送信される。
動作部104は、制御部102より指令信号を受け取り、その指令信号に従って、容器部105に対して物理的に仕事を行い、容器部105の状態を変化させる機能部である。
動作部104の一例として、動作部104が容器部105に圧力を加えることができるロボットアームなどで構成することができる。この場合の指令信号は、アームの開閉角度を指示する信号などであり、動作部104は容器部105を圧迫することによって、容器部105内にかかる圧力を変化させる動作を行う。
容器部105は、水・空気といった媒質、および浮沈子106を内包しており、密封されている。容器部105の形状、内包される媒質の性質などは、様々な形態をとる。
浮沈子106は、容器部105内に満たされた媒質中に、浮遊自在に配されている。また、能動的に容器部105内を移動するための動力は備えておらず、容器部105内の圧力変化に伴い浮沈子106にかかる浮力が変化することで、受動的に容器部105内を移動する。
また、浮沈子106は、外部から加えられる圧力により体積が変化する媒質を内包している。
図2は、浮沈子制御装置100の具体的な構成例を示すものである。
入力部101はコンピュータのキーボード等の入力装置、制御部102はコンピュータのCPU等の演算装置で構成している。
動作部104は、ロボットアームとして構成し、アームの開閉を行うことにより容器部105を圧迫して容器部105内の圧力を変化させ、浮沈子106の位置を制御する。
計測部103は、動作部104のアームの開閉角度などを計測するとともに、容器部105内の圧力を計測し、制御部102へ出力する。また、浮沈子106の容器部105内における位置を計測し、制御部102へ出力する。
制御部102は、計測部103の計測値と、ユーザが入力部101で入力した浮沈子106の目標位置を受け取り、動作部104のアーム開閉角度を制御する。詳細は後述の図3で説明する。
ここで、浮沈子106が容器部105内で浮き沈みする原理について説明する。
容器部105内の浮沈子106は、自身の重量分の重力を受けており、また、アルキメデスの原理により、浮沈子106の体積と等しい水の重量分だけ、浮力を受ける。
動作部104により容器部105に圧力が加えられると、パスカルの原理から、同様の圧力が浮沈子106にも作用する。この圧力により、浮沈子106内に存在する気体の体積は、ボイルの法則に従って変化する。
容器部105に圧力が加えられると、浮沈子106内の気体も圧力を受け、体積が縮小し、それに伴い、浮沈子106に働く浮力も小さくなり、その結果として下方に沈む。同様に、容器部105に加える圧力を緩めると、浮沈子106の体積も大きくなり、それに伴い、浮沈子106に働く浮力も大きくなり、その結果として上方に浮く。
上記の原理は、容器部105、浮沈子106の内部を満たす媒質が別の要素であっても同様に成り立つ。
図3は、浮沈子制御装置100の動作フローである。以下、各ステップについて説明する。
(S301)
事前設定項目として、位置許容誤差(α)の値を指定しておく。これは、浮沈子106の目標位置と計測位置の誤差の許容値である。両者の差がこの値の範囲内である場合は、浮沈子106が目標位置にあるものとみなし、両者の差がこの値を超えた場合には、後述ステップにより浮沈子106の位置を制御する。
位置許容誤差(α)の値は、ユーザが入力部101から入力してもよいし、浮沈子制御装置100の製造時点でROM等にプリセットしておき、浮沈子位置制御装置100の動作開始時に読み出すようにしてもよい。
指定された値は、制御部102に通知される。
(S302)
ユーザは、入力部101を操作して、浮沈子106の目標位置を入力する。入力した値は、制御部102へ通知される。
(S303)
以後のステップは、浮沈子制御装置100の動作継続中は繰り返し行う。
(S304)
制御部102は、計測部103に対し、浮沈子106の位置の計測指令信号を出力する。計測部103は、浮沈子106の容器部105内における位置(B)を計測し、制御部102へ出力する。
浮沈子106の位置とは、例えば容器部105の底部を基準位置とした、浮沈子106が位置する高さのことである。
(S305)
制御部102は、浮沈子106の目標位置Aと計測位置Bの差が、ステップS301で指定した許容誤差αを超えているか否かを判定する。
許容誤差αを超えていなければステップS304へ戻り、超えていればステップS306へ進む。
(S306)
制御部102は、計測部103に対し、容器部105内の圧力の計測指令信号を出力する。計測部103は、容器部105内の圧力を計測し、制御部102へ出力する。
(S307)
制御部102は、浮沈子106の目標位置Aと計測位置Bにより、両者の位置関係を判定する。「A−B>0」であれば、目標位置Aの方が上にあり、「A−B<=0」であればその逆(又は等しい)を表す。
「A−B>0」であればステップS308へ進み、「A−B<=0」であればステップS309へ進む。
(S308)
制御部102は、動作部104に対し、容器部105の圧迫を緩めるように指令信号を出す。動作部104は、その指令信号に従い、容器部105の圧迫を緩めるようにアームの開閉角度を調節する。
なお、開閉角度の調節量は、ステップS306で計測した容器部105内の圧力に応じて適当に設定すればよい。ステップS309においても同様である。
容器部105の圧迫を緩めると、容器部105内の圧力が低下し、浮沈子106の体積が膨らんで浮力が増すので、浮沈子106の位置が上昇する。これにより、浮沈子106の位置が目標位置Aに近づく。
(S309)
制御部102は、動作部104に対し、容器部105の圧迫を強めるように指令信号を出す。動作部104は、その指令信号に従い、容器部105の圧迫を強めるようにアームの開閉角度を調節する。
容器部105の圧迫を強めると、容器部105内の圧力が上昇し、浮沈子106の体積が縮んで浮力が低下するので、浮沈子106の位置が下降する。これにより、浮沈子106の位置が目標位置Aに近づく。
以上のように、本実施の形態1によれば、浮沈子106に容器部105内を能動的に移動する動力を持たせることなしに、浮沈子の動作制御を行うことが可能となる。
これにより、浮沈子106自体を簡素に構成することができるため、装置全体を小さくすることが容易となり、また装置全体を大きくする場合でも、構成が簡素であることから、コストやエネルギーが少なくてすむため、スケーラブルに拡張することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、動作部として、容器部と連通し、内部環境を一部共有したピストン機構を備えるシリンダ要素を追加する。ピストンの押し込み、引き抜きなどの動作を通して、容器を変形させずに容器内の圧力を変更・制御することで、浮沈子をより精密に制御することができる。
図4は、本発明の実施の形態2に係る浮沈子位置制御装置400の機能構成を示すブロック図である。
図4の浮沈子位置制御装置400は、動作部404の構成が実施の形態1の動作部104と異なる。また、それに伴い、動作部404に関与する制御部402、計測部403、容器部405の構成及び動作も実施の形態1と異なる。
その他の構成は図1と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
制御部402は、入力部101より、容器部405内の浮沈子106の目標位置情報を受け取り、計測部403に対して計測指令信号を送信し、その計測結果を受け取る。また、計測部403の計測結果に基づき、動作部404に対し指令信号を送信する。
動作部404は、加減圧可能なピストン機構付シリンダなどで構成され、制御部402より指令信号を受け取り、その指令信号に従って、容器部405に対して物理的に仕事を行い、容器部405内の状態を変化させる機能部である。
指令信号とは、ピストンの押し込み量を指示する信号などであり、動作部404は、ピストンの押し込み・引き抜きを行うことにより、容器部405内にかかる圧力を変化させる動作を行う。
計測部403は、制御部402より計測指令信号を受け取り、動作部404、容器部405、浮沈子106の状態を計測する。
動作部404の状態とは、動作部404を制御する際に必要となる情報であり、ピストンの押し込み量などのことである。この情報は、動作部404の構成によって異なるものであり、その計測手段も構成によって変更する。
容器部405の状態とは、動作部404によって操作される要素であり、例えば容器内部の温度・圧力に関する情報などである。この容器部405の状態を、動作部404の機能を通して変化させることで、動作部404は容器部405内における浮沈子106の位置を制御する。この情報は、容器部405の構成によって異なるものであり、その計測手段も構成によって変更する。
また、浮沈子106を動かすための動作以外に、情報提示の表現法の多様化のために容器部405自体を動作させる場合、容器部405の位置・姿勢などの情報も容器部405の状態に含まれるものとする。
計測部403により計測された各種情報は、制御部402へと送信される。
容器部405は、水のような液体あるいは空気のような気体からなる媒質、および浮沈子106を内包しており、動作部404と連通して内部環境を一部共有し、密封されている。
また、実施の形態1とは異なり、剛性が高く構成されている。これは、剛性が低く変形可能な容器であると、動作部404のピストンを操作して圧力変化を行う際に、容器の変形により体積が変化し、ボイルの法則より、圧力変化を行うのに支障をきたすからである。
上記の性質により、容器部405内の環境変化と動作部404内の環境変化の間には対応関係があるため、容器部405内の環境計測を行う代わりに動作部404の環境計測(例えばシリンダ内の圧力計測)を行っても、同等の意味を持つことになる。
容器部405の形状、内包される媒質の性質などは、様々な形態をとる。
図5は、浮沈子制御装置400の具体的な構成例を示すものである。
動作部404は、ピストン機構を備えた注射器形シリンダを用いている。このシリンダは、容器部405内の気体充填部と連通している。ピストンの押し込み・引き抜きを行うことで、容器部405内の圧力を変化させ、浮沈子106の位置を制御する。
計測部403は、動作部404ピストンの押し込み量などの状態を計測し、制御部402へ出力する。また、容器部405内の圧力を計測し、制御部402へ出力する。なお、動作部404は空間的に容器部405内と連通しているので、動作部404のシリンダ内圧力を計測しても、これと同等である。
制御部402は、計測部403の計測値と、ユーザが入力部101で入力した浮沈子106の目標位置を受け取り、ピストンの押し込み量を制御する。詳細は後述の図6で説明する。
図6は、浮沈子制御装置400の動作フローである。以下、各ステップについて説明する。
(S601)〜(S605)
図3のステップS301〜S305と同様であるため、説明を省略する。
(S606)
制御部402は、計測部403に対し、動作部404のシリンダ内の圧力の計測指令信号を出力する。計測部403は、動作部404のシリンダ内の圧力を計測し、制御部402へ出力する。
(S607)
図3のステップS307と同様であるため、説明を省略する。
(S608)
制御部402は、動作部404に対し、ピストンを引くように指令信号を出す。動作部404は、その指令信号に従いピストンを引く動作を行う。ピストンを引くと、容器部405内の圧力が低下し、浮沈子106の体積が膨らんで浮力が増すので、浮沈子106の位置が上昇する。これにより、浮沈子106の位置が目標位置Aに近づく。
なお、ピストンを引く際の動作量は、ステップS606で計測した容器部405内の圧力に応じて適当に設定すればよい。ステップS609においても同様である。
(S609)
制御部402は、動作部404に対し、ピストンを押すように指令信号を出す。動作部404は、その指令信号に従いピストンを押す動作を行う。ピストンを押すと、容器部405内の圧力が上昇し、浮沈子106の体積が縮んで浮力が低下するので、浮沈子106の位置が低下する。これにより、浮沈子106の位置が目標位置Aに近づく。
以上のように、本実施の形態2によれば、動作部404として、ピストン機構を有したシリンダを用い、圧力制御部分を容器部405の外部に出すことで、加減圧操作や内部環境計測を、動作部404の操作・計測により間接的に行う。これにより、容器部405と動作部404の切り離しが容易になるため、容器部405、浮沈子106、及び動作部404の機能拡張・変更が行いやすくなり、メンテナンス性も向上する。
また、容器部405の剛性の向上により、装置としての安全性・信頼性が向上し、浮沈子106の位置の精密な制御が可能になる。これにより、別種のシステムに浮沈子位置制御装置400を組み込むことも容易になり、浮沈子106の動きによる情報表現だけでなく、容器自体による情報表現も行いやすくなり、情報提示部としての容器部の性能が向上する。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、容器部内の温度を制御対象とし、浮沈子の浮き沈みのために必要な容器内の圧力を間接的に行うことのできる、浮沈子位置制御装置について説明する。これは、ボイル・シャルルの法則による、圧力・体積・温度の関係を用いるものである。
温度を制御する構成をとることにより、動作部の構成を簡素化でき、また動作部の動作時に生じる駆動音を低減できる。また、浮沈子位置制御装置の周囲の環境の温度変化にも対応することができる。
図7は、本発明の実施の形態3に係る浮沈子位置制御装置700の機能構成を示すブロック図である。
図7の浮沈子位置制御装置700は、動作部704の構成が、実施の形態1の動作部104や実施の形態2の動作部404と異なる。また、それに伴い、動作部704に関与する制御部702、計測部703、容器部705の構成及び動作も実施の形態1、2と異なる。
その他の構成は図1と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
制御部702は、入力部101より、容器部705内の浮沈子106の目標位置情報を受け取り、計測部703に対して計測指令信号を送信し、その計測結果を受け取る。また、計測部703の計測結果に基づき、動作部704に対し指令信号を送信する。
動作部704は、加熱・吸熱機能を有するペルチェ素子などで構成される。
ペルチェ素子とは、直流電源を利用して、半導体の片面が冷却され、反対側の面に熱が移動するという特性を持つ素子である。また、+、−極を反転すると、冷却面と放熱面が入れ替わるという特性を持ち、冷却・加熱、温度管理が可能となっている。
動作部704は、制御部402より指令信号を受け取り、その指令信号に従って、容器部705に対して物理的に仕事を行い、容器部705の状態を変化させる機能部である。
指令信号とは、放熱・冷却面を入れ替えるための電流の向きや、その度合いを調節する電圧値などを指示する信号である。
計測部703は、制御部702より計測指令信号を受け取り、動作部704、容器部705、浮沈子106の状態を計測する。
動作部704の状態とは、動作部704を制御する際に必要となる情報であり、ペルチェ素子の表面温度などのことである。この情報は、動作部704の構成によって異なるものであり、その計測手段も構成によって変更する。
容器部705の状態とは、動作部704によって操作される要素であり、例えば容器内部の温度情報などである。この情報は、容器部705の構成によって異なるものであり、その計測手段も構成によって変更する。
また、浮沈子106を動かすための動作以外に、情報提示の表現法の多様化のために容器部705自体を動作させる場合、容器部705の位置・姿勢などの情報も容器部705の状態に含まれるものとする。
計測部703により計測された各種情報は、制御部702へと送信される。
容器部705は、水のような液体あるいは空気のような気体からなる媒質、および浮沈子106を内包しており、密封されている。容器部705の形状、内包される媒質の性質などは、様々な形態をとる。
図8は、浮沈子制御装置700の具体的な構成例を示すものである。
動作部704は、ペルチェ素子を用いている。このペルチェ素子に印加する電圧変化によって生じる吸熱・放熱反応の効果を直接的、あるいは間接的に容器部705に及ぼすことで、容器部705内の温度を変化させ、それに伴い、ボイル・シャルルの法則により圧力変化を引き起こし、浮沈子106の位置を制御する。
計測部703は、動作部704のペルチェ素子の放熱・吸熱部分の温度などを計測し、制御部702へ出力する。また、容器部705内の温度などを計測し、制御部702へ出力する。
制御部702は、計測部703の計測値と、ユーザが入力部101で入力した浮沈子106の目標位置を受け取り、動作部704のペルチェ素子の電圧量、電流の向きなどを制御する。詳細は後述の図9で説明する。
なお図8では、動作部704による加熱・冷却動作をペルチェ素子のみで構成する例を説明したが、例えば冷却を行うためのファンと加熱を行うためのヒータをそれぞれ設けてもよい。
図9は、浮沈子制御装置700の動作フローである。以下、各ステップについて説明する。
(S901)〜(S905)
図3のステップS301〜S305と同様であるため、説明を省略する。
(S906)
制御部702は、計測部703に対し、動作部704のペルチェ素子の容器部705へ接触している放熱・吸熱部分の温度(C)を計測するように指令信号を出力する。計測部703は、動作部704のペルチェ素子の容器部705へ接触している放熱・吸熱部分の温度(C)を計測し、制御部702へ出力する。
(S907)
図3のステップS307と同様であるため、説明を省略する。
(S908)
制御部702は、動作部704に対し、容器部705内の温度をCより下げるように指令信号を出す。動作部704は、その指令信号に従い、ペルチェ素子の容器部705と接触する面が冷却(吸熱)側になるように電流の向きを制御し、電圧値を調節する。
容器部705内の温度がCより下がると、ボイル・シャルルの法則により容器部705内の圧力が低下し、浮沈子106の体積が膨らんで浮力が増すので、浮沈子106の位置が上昇する。これにより、浮沈子106の位置が目標位置Aに近づく。
なお、温度の調節量は、ステップS906で計測した容器部705内の温度に応じて適当に設定すればよい。ステップS909においても同様である。
(S909)
制御部702は、動作部704に対し、容器部705内の温度をCより上げるように指令信号を出す。動作部704は、その指令信号に従い、ペルチェ素子の容器部705と接触する面が放熱側になるように電流の向きを制御し、電圧値を調節する。
容器部705内の温度がCより上がると、ボイル・シャルルの法則により容器部705内の圧力が上昇し、浮沈子106の体積が縮んで浮力が低下するので、浮沈子106の位置が下降する。これにより、浮沈子106の位置が目標位置Aに近づく。
以上のように、本実施の形態3によれば、動作部704に容器部705内の温度を変化させることができる機能を持たせ、容器内の温度制御を通して間接的に容器部705内の圧力を操作する仕様としたので、容器部705内の環境の圧力・温度の双方を制御できるようになり、浮沈子位置制御装置700周囲の環境の温度変化に対する対応力が高まる。
また、直接圧力を加える実施の形態1、2と比較して、温度制御を行う機構は構造が単純であり、装置全体を小型化しやすい。
これにより、浮沈子位置制御装置700を他のシステムに組み込む場合や、複数台を組み合わせて使用する場合に、装置各部の配置・収納に余裕ができるため、大規模化した場合の使用スペース縮小が見込める。さらには、動作部704は温度制御を行うものであるため、駆動音を実施の形態1、2よりも小さく抑えることができる。
以上の実施の形態1〜3において、浮沈子の位置を制御する構成・動作を説明したが、浮沈子の速度も同様に制御することができる。
また、浮沈子を間接的に制御するため、圧力・熱を用いたが、それ以外に水圧・空気圧などを利用しても構わない。
さらには、浮沈子自体には、能動的に移動するための動力などを搭載しないものとして説明したが、必ずしもこれを妨げるものではなく、より広範な動作制御や動作補助のため、必要に応じて動力を備えてもよい。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4では、実施の形態1〜3の浮沈子位置制御装置を複数台配置し、情報提示装置を構成した例について説明する。
図10は、本実施の形態4に係る情報提示装置の外観図である。
図10は、浮沈子位置制御装置をデジタル時計の数字の形状に配置した例である。この時計の特徴は、数字の表示部分を構成する8つの部位がそれぞれ独立の浮沈子位置制御装置で構成されていることにある。
通常、デジタル時計における数字の表示部分を構成する8つの部位の表示切り替わりは瞬時に行われる。一方、図10のように浮沈子を用いた情報提示装置の場合、表示の切り替わりはアナログ的であり、装置上部から見た場合は、じわりじわりと表示が切り替わり、装置横方向から見た場合は、浮沈子がゆらゆらと上昇・下降する様子が見て取れる。
このように、全体としてはデジタル的な性質を持っているものであるにもかかわらず、その構成要素がアナログ的であるこの時計は、表示形態の時刻が、じわりじわり、ゆらゆらと変化していくので、見ている者は、意識せずにリラックスでき、時間変化に対して余裕が生まれ、癒されるといった効果を生む。
この浮沈子位置制御装置を複数台組み合わせたデジタル時計を巨大なオブジェとして構成し、数字表示を担うそれぞれの浮沈子自体に、時刻表示機能を持たせるなどすれば、オブジェ遠方から見ると、オブジェ全体をデジタル時計として捉えることができ、オブジェ近傍から見ると、時計機能を備えたオブジェとして捉えることができる、といった使用法も可能である。
なお、本実施の形態4では、浮沈子位置制御装置をデジタル時計の形状に配置したが、これに限るものではなく、任意の文字・図形等の形状に配置することができる。
また、浮沈子は、空気に触れると変色するように構成してもよい。このように構成すると、浮沈子が媒質の外に露出した際にのみ変色することになるので、デジタル時計のようにデジタル的な情報を表す場合には、都合がよい。
また、容器部に充填する媒質を着色して透明度を抑えて構成するとともに、容器部を透明もしくは半透明に構成してもよい。これにより、媒質の着色による視覚的効果や、浮遊途中の浮沈子をぼんやりと見せる効果などが発揮でき、情報表現の幅が広がる。
実施の形態1に係る浮沈子位置制御装置100の機能構成を示すブロック図である。 浮沈子制御装置100の具体的な構成例を示すものである。 浮沈子制御装置100の動作フローである。 実施の形態2に係る浮沈子位置制御装置400の機能構成を示すブロック図である。 浮沈子制御装置400の具体的な構成例を示すものである。 浮沈子制御装置400の動作フローである。 実施の形態3に係る浮沈子位置制御装置700の機能構成を示すブロック図である。 浮沈子制御装置700の具体的な構成例を示すものである。 浮沈子制御装置700の動作フローである。 実施の形態4に係る情報提示装置の外観図である。
符号の説明
100 浮沈子位置制御装置、101 入力部、102 制御部、103 計測部、104 動作部、105 容器部、106 浮沈子、400 浮沈子位置制御装置、402 制御部、403 計測部、404 動作部、405 容器部、700 浮沈子位置制御装置、702 制御部、703 計測部、704 動作部、705 容器部。

Claims (8)

  1. 第1媒質を満たした容器と、
    内部に第2媒質を満たし、前記第1媒質内に浮遊自在に配した浮沈子と、
    前記第1媒質に圧力を印加する動作部と、
    前記動作部の動作を制御する制御部と、
    前記浮沈子の目標位置を入力する入力部と、
    前記浮沈子の前記第1媒質内における位置を計測する計測部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記入力部から前記目標位置を表す情報を受け取るとともに、
    前記計測部から前記浮沈子の位置情報を逐次受け取り、
    前記浮沈子の位置が、前記目標位置から所定の閾値以上ずれている際には、
    前記第1媒質に印加する圧力を加減して、前記浮沈子の位置を目標位置に近づけるように、前記動作部を制御する
    ことを特徴とする浮沈子位置制御装置。
  2. 前記動作部は、
    前記容器を外部から圧迫することにより前記第1媒質に圧力を印加する機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮沈子位置制御装置。
  3. 前記動作部は、
    前記容器と連通し、前記第1媒質に圧力を直接的に印加可能な機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮沈子位置制御装置。
  4. 前記動作部は、
    前記第1媒質の温度を調整することにより前記第1媒質に圧力を印加する機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮沈子位置制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の浮沈子位置制御装置を複数配置して、
    所定の形状となるように構成したことを特徴とする情報提示装置。
  6. 前記浮沈子が前記第1媒質内の所定の位置に達したときに、
    複数の前記浮沈子が所定の文字を形づくるように前記浮沈子位置制御装置を配置した
    ことを特徴とする請求項に記載の情報提示装置。
  7. 前記浮沈子は、空気に触れると変色するように構成された
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の情報提示装置。
  8. 前記第1媒質を着色した
    ことを特徴とする請求項ないし請求項のいずれかに記載の情報提示装置。
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