JP4991615B2 - ボールマーカー - Google Patents

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Description

本発明は、発光するボールマーカーに関する。
通常ボールマーカーは、ゴルフ規則により、小さなコインや同様のものが、ゴルフをする際に、グリーン上などにおいてボールの位置やカップまでの距離やボールの軌跡を確認するための目印として利用されている。
その種類や形状については、様々なものが存在しているが、その多くは、形状に関するものや、光に反射するタイプのものであり、薄暗い状況や距離が遠い場合においては視認性が決して高いとはいえないので、ボールマーカーに電池、光源を組み込み、スイッチ操作で点灯又は点滅をする構造とするものが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005―312870号公報
前記公報に開示された技術をもとにして、実際に、ボールマーカーに電池、光源を組み込み、スイッチ操作で点灯又は点滅をする構造を持つ試作品を作製し、実験を行ったところ、薄暗い状況や距離が遠い場合においても、光源の光の波長や人間(以下、「競技者」ともいう。)の目の光に関する感度などが考慮されておらず、ボールマーカーを使用する際に、そのボールマーカーが確認しにくいという欠点があった。
更に、通常ゴルフを行う際の晴天時には、直接の太陽光やグリーンの芝生表面からの光の反射などによって、ボールマーカーが確認しにくいという欠点もあった。
また、前記公報に開示された同じ構造からなるボールマーカーを使用した際に、同公報では一緒にゴルフを行う他の競技者のボールマーカーと区別するために発光部の色を変える技術も公開されているものの、発光部の色を変える、すなわち、光の波長を変えるということが、人間の目の光に関する感度に直接に対応するとは言えず、実際に使用する際に、ボールマーカーが確認しにくいという欠点もあった。
そこで、本発明は、略円形状の一定の厚みを有するマーカーケース中に電池と発光ダイオードとスイッチとこれらを電気的に接続する通電回路とを収納し、しかも、通電回路中に発光ダイオードの点滅制御のための集積回路を介設すると共に、発光ダイオードはマーカーケースの上面に一部露出する状態で配設したボールマーカーにおいて、前記マーカーケースは、円筒状のケースの上面に天蓋を一体に連設した上ケースと、この上ケースの下底開口部を閉蓋するための円形座板とで構成し、前記天蓋には、前記発光ダイオードの点灯点滅及び消灯に用いるスイッチを設けるためのスイッチ用孔と、前記発光ダイオードのレンズ部を露出させるためのLED用孔を設け、前記スイッチは、前記発光ダイオードの点灯点滅及び消灯に用いるだけでなく、前記スイッチの操作回数によって前記発光ダイオードの点灯点滅パターンを切り替え可能とし、前記スイッチ用孔は、前記天蓋の中央に設けて、防水カバーを介して前記スイッチを突出させていることを特徴とするボールマーカーを提供せんとするものである。
本発明によれば、略円形状の一定の厚みを有するマーカーケース中に電池と発光ダイオードとスイッチとこれらを電気的に接続する通電回路とを収納し、しかも、通電回路中に発光ダイオードの点滅制御のための集積回路を介設すると共に、発光ダイオードはマーカーケースの上面に一部露出する状態で配設したボールマーカーにおいて、前記マーカーケースは、円筒状のケースの上面に天蓋を一体に連設した上ケースと、この上ケースの下底開口部を閉蓋するための円形座板とで構成し、前記天蓋には、前記発光ダイオードの点灯点滅及び消灯に用いるスイッチを設けるためのスイッチ用孔と、前記発光ダイオードのレンズ部を露出させるためのLED用孔を設け、前記スイッチは、前記発光ダイオードの点灯点滅及び消灯に用いるだけでなく、前記スイッチの操作回数によって前記発光ダイオードの点灯点滅パターンを切り替え可能とし、前記スイッチ用孔は、前記天蓋の中央に設けて、防水カバーを介して前記スイッチを突出させていることから、雨天や曇天や日没前後の薄暗い状況やグリーン上のボールラインを確認する際のボールとピンとの距離が遠い場合や通常ゴルフを行う際の晴天時の直接の太陽光や光によるグリーンの芝生からの反射などの気象条件を克服して確実にボールマーカーを視認できる効果がある上に、一緒にゴルフを行う他の競技者のボールマーカーとの区別もできることから、確実にボールマーカーを視認できる効果がある。
本発明では、略円形状の一定の厚みを有するマーカーケース中に電池と発光ダイオード(Light Emitting Diode 以下、「LED」という。)とスイッチとこれらを電気的に接続する通電回路とを収納し、しかも、通電回路中にLEDの点滅制御のための集積回路を介設すると共に、LEDはマーカーケースの上面に一部露出する状態で配設する。
更に、LEDは、少なくとも3個を均等な間隔で周縁部に配設し、各LEDが、それぞれ点灯点滅するように構成する。
更に、LEDは、レンズ部の形状が略砲弾型で、その頂部をマーカーケース上面より突出するよう構成する。
更に、スイッチをマーカーケースの下底面に配設し、ボールマーカー自体の重量あるいは、ボールマーカーを地面に押し込むことにより電源が入り、ボールマーカーを取り上げると、電源が切れるよう構成する。
更に、距離に対応して点滅間隔を変えるよう構成する。
以下、本実施形態に係るボールマーカーAの実施例について、図面を用いて具体的に説明する。
図1はボールマーカーAの斜視図、図2は光源部Sの斜視図、図3は上ケース10の斜視図、図4は円形座板30の斜視図、図5は光源部Sの平面図、図6は光源部Sの底面図、図7は光源部Sの回路を示すブロック図、図8は光源部Sの回路を示す回路図、図9は点灯点滅パターンの切り替えを示すフロー図をそれぞれ示す。
本実施形態に係るボールマーカーAは、図1〜図4に示すように、ボールマーカーAの外形を形成するマーカーケースMが、上ケース10と円形座板30に別れており、上ケース10と円形座板30とは、光源部Sを格納して嵌合し、一体化し円筒型コイン状のボールマーカーAを構成する。すなわち、マーカーケースMは、円筒状のケース16の上面に天蓋11を一体に連設した上ケース10と上ケース10の下底開口部を閉蓋するための円形座板30とよりなる。上ケース10と円形座板30とは、一体に組立自在となっている。
上ケース10は、金型により同じものが大量に成形できるプラスチックなどの材料で構成している。その全体の形状は、円筒状のケース16の上面に天蓋11を一体に連設した形状に構成している。
また、上ケース10には、天蓋11の中央にLED51の点灯点滅及び消灯に用いるスイッチ53が防水カバー54を介して凸設するためのスイッチ用孔12と、その周辺に等間隔で3個のLEDレンズ部を露出して突設するためのLED用孔13とがそれぞれ穿設している。
更に、電池交換などのために、光源部Sを取り出す必要があるときには、上ケース10から円形座板30を離脱する。従って、図1及び図3に示すように、上ケース10の外周面に離脱用凹部17が形成されており、同離脱用凹部17は円形座板30の周縁上面に当接するようにしているから、上ケース10から円形座板30を離脱する際には、硬貨などの扁平板を同離脱用凹部17に差し込みこじることによって、円形座板30を上ケース10から離脱する。
円形座板30は、前記上ケース10と同質の材料で構成している。図4に示すように、円形座板30の上面周縁には、嵌着リブ31を立設して、同嵌着リブ31を上ケース10の下底開口部に嵌着することによって、上ケース10を有底状のマーカーケースMとすることができる。
また、前記円形座板30は、図示しないが、底面視すると、略中央に円形の凹部分を設け、薄肉化されており、同円形座板30を作製する際に、材料費を抑えることができる上、マーカーケースMの外形のデザイン性も向上する。
光源部Sは、図2と図5と図6に示すように、プリント配線板50とプリント配線板50の上部に平面視プリント配線板50に均等間隔に配設したLED51とプリント配線板50の上部に平面視プリント配線板50の略中心に配設したスイッチ53と同スイッチ53の近傍に配設した集積回路56とプリント配線板50の下部に底面視プリント配線板50に均等間隔に配設した電源部55とより構成している。
なお、プリント配線板50は、細かな配線が印刷技術を利用して形成されているのでボールマーカーAの小型化や薄型化に対応できるよう構成している。
プリント配線板50の形状は、平面視略正方形であり、その周縁部に略半円状に形設したLED用切り欠き部52が、等間隔の放射方向に複数設けられている。
図2と図5と図6に示すように、前記プリント配線板50の周縁に等間隔に3個のLED51を立設し、プリント配線板50の略中央にスイッチ53を設け、プリント配線板50の下面に等間隔に3個の電池55aを付設する。なお、回路を構成する前述の各部品は、図7及び図8に示すブロック図及び回路図のように、プリント配線板50にLED51とスイッチ53と電池55aと集積回路56とを電気的に接続するために、回路を介して配設している。
また、プリント配線板50は、電気絶縁性の基板の外層あるいは内層に電気良導体で転写再現された電気配線図形を有し、スルーホールめっき、あるいは、非スルーホールめっきにより相互接続され、かつ、搭載される回路部品との接続と支持体とを具備したものであることから、本実施形態におけるプリント配線板50も、熱硬化性樹脂などの絶縁材料よりなる基材と、プリント配線板50自体の強度を高めるための補強材と、電気配線図形である電気を通電させる回路には銅箔などの導体とによって構成している。例えば、回路を構成する部品であるLED51の取り付けは、プリント配線板50に穿設したスルーホールにLED51の陽極や陰極を挿設した上に半田付けし固定する。従って、LED51がプリント配線板50に構成した通電回路に電気的に接続され、かつプリント配線板50に立設する。
LED51は、1個ないしは複数個(ここでは3個)が平面視プリント配線板50の均等間隔の放射方向に側面視LEDレンズ部が上向きとなるよう立設する。すなわち、一旦、プリント配線板50底面からLED51の陽極と陰極をプリント配線板50に穿設したスルーホールに挿設し、半田付けし固定する。次に、LED51の陽極と陰極を曲成し、プリント配線板50の周縁部に略半円状に形設したLED用切り欠き部52を通り、プリント配線板50上面に各LED51のレンズ部が突出するよう立設される。また、前記上ケース10をかぶせた際には、前述のように、上ケース10の天蓋11の内周に均等間隔に略円状に形設しているLED用孔13より、前記各LED51のレンズ部の上部が、露出し突出するよう構成する。
LED51は、一般的に、その構造及び性質上、発光する光の指向性が高く、高輝度であるため、本実施形態において、前述のように試作品を作製して行った実験を通じて得られた結果に基ついて、ボールマーカーAがより良い構成になるようにLED51を選択している。すなわち、より良い視認性を得るため、本実施形態において、LED51は赤色で高輝度なものを使用して光源部Sを構成する。
更には、赤色のLED51は、安価であることから、本実施形態のボールマーカーAを作製し、商品として市場に流通させる場合にも、その作製コストも抑えることができる。
またLED51は、長寿命で繰り返しの点滅にも強いことから、本実施形態において光源部Sの発光体をLED51で構成することは効果的である。
前述のように、試作品を作製して行った実験を通じて得られた結果に基ついて、LED51を赤色で高輝度なものとした理由は、以下の通りである。
まず、LED51の発光色が赤色である理由を説明する。人間の目には、光の波長に対する感度である視感度があり、国際照明委員会が制定した、視感度のピークを1としたときの視感度である標準比視感度によると、明所視の場合は波長555ナノメートル(nm)の光が、暗所視の場合は波長507nmの光が、それぞれ人間の目には一番明るく感じられるが、どちらの場合でも、その波長に該当する光の色は緑色である。
しかし、グリーンの芝生の色も、緑色である。従って、LED51の発光色も緑色とすると、グリーンの芝生の緑色と同化して視認性が低下する。そこで補色の関係を利用してボールマーカーAを目立たせて、視認性を向上させる。物理的色相環における緑色の補色は、マゼンタ色であり、赤色とは補色関係にないが、人間の知覚としての色相環である心理的色相環における緑色の補色は、赤色である。このことから、その心理的色相環における補色関係の影響で、人間の目には赤色が目立つように感じられる。よって、雨天や曇天や日没前後の薄暗い状況やグリーン上のボールラインを確認する際のボールとピンとの距離が遠い場合は、もちろんのこと、直接の太陽光や光によるグリーンの芝生からの反射などの気象条件よるボールマーカーAの視認性低下を克服して、カップまでの距離を目測し、カップまでのラインを読むことができる。しかし、それほど光源の光を際立たせる必要がないときなどは、LED51の色は赤色である必要はない。
次に、LED51の輝度が高輝度である理由を説明する。極端に輝度が低い場合には、光源の視認性が低くなり、極端に輝度が高い場合にも、視認性が低くなるので、試作品を作製して行った実験を通じて得られた結果に基ついて、光度は、例えば1200ミリカンデラ(mcd)を想定している。また、何mcd以上を高輝度という、という定義や規格はないが、ここでは、光度は1200mcdを想定してので、比較的高い輝度なので、高輝度ということにする。
なお、光度や輝度は光源の明るさの指標であり、輝度は、単位面積当たりの光度であり、光度は、光源から放射された単位立体角当りの光束であり、光束は、放射束(放射エネルギ)に人間の目の光に対する感度を考え合わせた概念である。極端に輝度が低い場合には、当然、光源の視認性は低くなるが、逆に、極端に輝度が高い場合には、視野内に過度に輝度の高い点や面が見えることによって起こる障害であるまぶしさである眩輝(以下、「グレア」という。)が発生するので、人間に不快感や目の疲労、そして物の見えづらさ、すなわち視認性の低下などを惹き起こす。従って、明るく目立たせる場合に、輝度を高くすればよいというものではないことが、試作品を作製して行った実験を通じてわかっている。
さらに、ボールマーカーAを構成するLED51の光の状態がグレアとなりうるか否かは、前記ボールマーカーAを使用する周辺の明るさや気象条件などの総合的な環境と人間の生理的状態で決まる。従って、光源とその周辺との明るさのバランスや、直接光と間接光の別、視線の方向と光源のなす角度などにも依存し、また、同じ光環境、同じ位置であっても、人間の特性によってグレアとして受け取られるか否かは異なる。しかし、試作品を作製して行った実験を通じて、ボールマーカーAを構成するLED51の光度は、望ましくは1200mcdにすることで視認性が良くなることがわかっている。
なお、本発明の実施形態におけるLED51は、レンズ部が略砲弾型で光の指向性が強いものを用いているが、競技者がグリーン上で距離の離れた場所において斜め上方からボールマーカーAを見下ろしても十分に視認性が得られた。そこで、ボールマーカーAのLED51に広指向角LEDを用いることによって、競技者が様々な条件の距離や角度からボールマーカーAを見下ろした場合であっても、ボールマーカーAをより確実に視認することができる。
側面視したプリント配線板50の上部には、LED51を点灯点滅及び消灯するためのスイッチ53がプリント配線板50の平面視略中央に、防水カバー54を介して、凸設する。すなわち、上ケース10の天蓋11の略中央に円形に形成されたスイッチ用孔12より防水カバー54と一体化したスイッチ53が突出する。
前述のようにスイッチ53が押し易いように凸設されており、スイッチ53を押すことによって、回路に電流が流れ、LED51を点灯点滅あるいは消灯させることができる。
なお、図示しないが、スイッチ53をマーカーケースMの下底面側に突設させて、ボールマーカーA自体の重量、あるいは、競技者がボールマーカーAを地面に押し込むことにより電源が入り、ボールマーカーAを取り上げると、電源が切れるようにボールマーカーAを構成することもできる。従って、スイッチ53の操作を気にかけずに円滑にLED51を点灯や点滅、あるいは消灯させることができ、電源の切り忘れなどを防止することもできる。
競技者がスイッチ53を操作することで得られる様々な点灯点滅パターンは、LED51の点灯、点滅、消灯を制御する集積回路56に、記憶されており、そのパターンによって、競技者のボールマーカーAを区別するができる。また、そのパターン、すなわちLED51の点滅間隔をカップとボールとの距離に対応させることで、LED51の点滅間隔により歩測したカップとボールとの距離を確認しながらラインを読むこともできる。
点灯点滅パターンの切り替えについては、図9に示すように、例えば、ステップ101の消灯状態よりステップ201の1回目スイッチ53を押すことにより、ステップ202の点灯点滅パターン1によってLED51が発光する。次に、ステップ203の2回目スイッチ53を押すことにより、ステップ204の点灯点滅パターン2によってLED51が発光する。更にステップ205の3回目スイッチ53を押すことにより、ステップ206の点灯点滅パターン3によってLED51が発光する。つまり、スイッチ53を押す回数によりLED51の点滅パターンを変化させることができる。全ての点灯点滅パターンの回数、例えばn回だけスイッチ53を押すことにより(ステップ301)、ステップ302の点灯点滅パターンnによってLED51が発光した後、更に1回スイッチ53を押す、すなわち、ステップ303の(n+1)回目スイッチ53を押すことにより、LED51は、全て消灯する。
競技者が他の各競技者のボールマーカーAを区別する時には、例えば、ステップ101の消灯状態よりステップ201の1回目スイッチ53を押すことにより、ステップ202の点灯点滅パターン1aによってLED51が発光する。次に、ステップ203の2回目スイッチ53を押すことにより、ステップ204の点灯点滅パターン2aによってLED51が発光する。更にステップ205の3回目スイッチ53を押すことにより、ステップ206の点灯点滅パターン3aによってLED51が発光する。つまり、スイッチ53を押す回数によりLED51の点滅パターンを変化させることができる。全ての点灯点滅パターンの回数、例えばn回だけスイッチ53を押すことにより(ステップ301)、ステップ302の点灯点滅パターンnaによってLED51が発光した後、更に1回スイッチ53を押す、すなわち、ステップ303の(n+1)回目スイッチ53を押すことにより、LED51は、全て消灯する。従って、集積回路56に組み込まれたパターン数に対応する競技者の人数を区別することができる。
また、競技者がカップとボールとの距離に対応してボールマーカーAの点滅間隔を変更するには、例えば、ステップ101の消灯状態よりステップ201の1回目スイッチ53を押すことにより、ステップ202の点灯点滅パターン1b(カップとボールとの距離が1メートル(m)未満)によってLED51が発光する。次に、ステップ203の2回目スイッチ53を押すことにより、ステップ204の点灯点滅パターン2b(カップとボールとの距離が1m以上2m未満)によってLED51が発光する。更にステップ205の3回目スイッチ53押すことにより、ステップ206の点灯点滅パターン3b(カップとボールとの距離が2m以上3m未満)によってLED51が発光する。全ての点灯点滅パターンの回数、例えばn回だけスイッチ53を押すことにより(ステップ301)、ステップ302の点灯点滅パターンnbによってLED51が発光した後、更に1回スイッチ53を押す、すなわち、ステップ303の(n+1)回目スイッチ53を押すことにより、LED51は、全て消灯する。従って、集積回路56に組み込まれたパターン数に相当する、カップとボールとの距離に対応した点灯点滅パターンが得られる。よって、カップとボールとの距離を歩測した後にラインを読む際に、歩測距離を常に確認しつつラインを読むことができる。なお、より多くのパターン数を集積回路56に組み込むことにより、前述のようなカップとボールとの距離が1m区切りで点滅間隔を変化させるのではなく、例えば50センチメートル(cm)、更には30cmのように、より細かな距離の区切りに対応した点滅間隔によってLED51を発光させることもできる。
更に、前述の点灯点滅パターンを組み合わせることによって、複数の競技者によってゴルフを行っても、各競技者のボールマーカーAを区別しつつ、かつ、カップとボールとの距離に対応する点灯点滅パターン(点滅間隔)を実行することもできる。
図6に示すように、プリント配線板50の下面には、均等間隔に配設した電池端子を兼ねるブラケット55bに電池55aを収納することで、電源部55が構成されている。電源部55の3個の電池55aは、ボールマーカーAの外形が、ゴルフルールの制約上、コイン状で小型である必要があるために、例えば、ボタン型電池あるいはコイン型電池などの小さな電池であることが望ましい。また、電圧については、LED51の順方向(降下)電圧が2.1ボルト(V)である上に、ボタン型電池あるいはコイン型電池の規格電圧が、1.5Vあるいは3.0Vであることから、電池内の内部抵抗を考慮して電池55aの個数は、1個〜3個で構成する。
図示しないが、LED51を短寿命化させないために、定格電流を流すよう構成するために、回路に流れる電流を安定化しLED51を保護するための抵抗体、あるいは、順方向(降下)電圧かけた場合、電圧にかかわらず、一定の電流が得られる様にした定電流ダイオード(Current Regulative Diode 以下、「CRD」という。)が回路に組み込まれている。
本実施形態のボールマーカーAを用いて、LED51を点灯点滅させて使用する場合の動作について説明する。
ボールマーカーAについては、略円形状の一定の厚みを有するマーカーケースMの中にLED51とスイッチ53と電池55aとこれらを電気的に接続する通電回路とを収納し、しかも、通電回路中にLED51の点滅制御のための集積回路56を介設すると共に、LED51はマーカーケースMの上面に一部露出する状態で配設するよう構成する。競技者が同ボールマーカーAを雨天や曇天や日没前後の薄暗い状況やグリーン上のボールラインを確認する際のボールとピンとの距離が遠い場合や通常ゴルフを行う際の晴天時の直接の太陽光や光によるグリーンの芝生からの反射などの気象条件において、ボールマーカーAを構成するLED51を点灯点滅させて使用することで、確実にボールマーカーAを視認できる。更に、一緒にゴルフを行う他の競技者のボールマーカーAとの区別もできることから、より確実にボールマーカーAを視認できる。
また、LED51は、少なくとも3個を均等な間隔で上ケース10の天蓋11の周縁部に配設し、各LED51が、それぞれ点灯点滅するように構成したことから、等間隔の発光が規則的な発光位置を示し、かつ、発光源が複数あるため、発光が人工的な配置となり、かつ、はっきりと発光するので、自然界にない発光となり、目立つので目に付きやすく、より確実にボールマーカーAを視認できる。
更に、LED51は、LEDレンズ部の形状が略砲弾型で、そのレンズ部が上ケース10の天蓋11より突出するよう配設されていることから、ゴルフを行う競技者は斜め上方からボールマーカーAを見下ろすことができるので、ボールマーカーAの設置状況にかかわらず、より確実にボールマーカーAを視認できる。
更に、図示しないが、スイッチ53をマーカーケースMの下底面に配設し、ボールマーカーA自体の重量あるいは、ボールマーカーAを地面に押し込むことにより電源が入り、ボールマーカーAを取り上げると、電源が切れるよう構成したことから、スムーズに点灯又は点滅できるため、容易に確実にボールマーカーAを視認できる。
更に、距離に対応して点滅間隔を変えるよう構成したことから、カップとボールとの距離を歩測した後にラインを読む際に、あらかじめ歩測距離に合致した点滅がなされているため、歩測距離を常に確認しつつボールマーカーAを視認できる上、各競技者のボールマーカーAを区別しつつボールマーカーAを視認できる。
前述のようにボールマーカーAを使用し、同ボールマーカーAを視認することによって、カップとボールとの距離を歩測した後にラインを読みパッティングをする際に、ボールマーカーAが目印となり、パッティングの技量を向上することができる。また、スイッチ操作を容易にし点灯点滅させることで、スイッチ操作を気にかけずに競技者がプレーに打ち込むことができる。更には、確実にカップまでの距離を判断しつつ、カップまでのラインを読むことができるので、パッティングの技量を更に向上することもできる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本実施形態に係るボールマーカーを示す斜視図である。 本実施形態に係るボールマーカーの光源部を示す斜視図である。 本実施形態に係るボールマーカーの上ケースを示す斜視図である。 本実施形態に係るボールマーカーの円形座板を示す斜視図である。 本実施形態に係るボールマーカーの光源部を示す平面図である。 本実施形態に係るボールマーカーの光源部を示す底面図である。 本実施形態に係るボールマーカーの光源部の回路を示すブロック図である。 本実施形態に係るボールマーカーの光源部の回路を示す回路図である。 本実施形態に係る点灯点滅パターンの切り替えを示すフロー図である。
符号の説明
A ボールマーカー
M マーカーケース
S 光源部
10 上ケース
11 天蓋
12 スイッチ用孔
13 LED用孔
16 円筒状のケース
17 離脱用凹部
30 円形座板
31 嵌着リブ
50 プリント配線板
51 LED
52 LED用切り欠き部
53 スイッチ
54 防水カバー
55 電源部
55a 電池
55b ブラケット(電池端子兼電池収納部材)
56 集積回路

Claims (1)

  1. 略円形状の一定の厚みを有するマーカーケース中に電池と発光ダイオードとスイッチとこれらを電気的に接続する通電回路とを収納し、しかも、通電回路中に発光ダイオードの点滅制御のための集積回路を介設すると共に、発光ダイオードはマーカーケースの上面に一部露出する状態で配設したボールマーカーにおいて、前記マーカーケースは、円筒状のケースの上面に天蓋を一体に連設した上ケースと、この上ケースの下底開口部を閉蓋するための円形座板とで構成し、前記天蓋には、前記発光ダイオードの点灯点滅及び消灯に用いるスイッチを設けるためのスイッチ用孔と、前記発光ダイオードのレンズ部を露出させるためのLED用孔を設け、前記スイッチは、前記発光ダイオードの点灯点滅及び消灯に用いるだけでなく、前記スイッチの操作回数によって前記発光ダイオードの点灯点滅パターンを切り替え可能とし、前記スイッチ用孔は、前記天蓋の中央に設けて、防水カバーを介して前記スイッチを突出させていることを特徴とするボールマーカー。
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