JP4990788B2 - 抄紙、ティシュ又は不織における形成布として使用する唯一のモジュラー構造 - Google Patents

抄紙、ティシュ又は不織における形成布として使用する唯一のモジュラー構造 Download PDF

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Description

本発明は、抄紙機技術に関する。特に、本発明は、抄紙機の形成部用の形成布に関する。
製紙工程中、セルロース繊維ウェブは、繊維スラリー、つまり、セルロース繊維の水性懸濁液を、抄紙機の形成部において移動する形成布上に堆積することで、形成される。このスラリーから、形成布を介して大量の水が排出され、形成布の表面上にセルロース製の繊維ウェブが残存する。
新規に形成されたセルロース製の繊維ウェブは、形成部から、一連のプレスニップを含むプレス部へと進む。セルロース製の繊維ウェブは、プレス布、又はしばしば斯かる2つのプレス布で支持されるプレスニップを通過する。プレスニップにおいて、セルロース製の繊維ウェブには、水を絞り出しウェブにおけるセルロース製の繊維ウェブを互いに接着させる圧縮力がかけられ、セルロース製の繊維ウェブから紙シートとなる。上記の水は、プレス布又は各種布に受容され、理想的には、紙シートに戻らない。
紙シートは、最終的に、蒸気で内的に加熱される少なくとも一連の回転可能乾燥ドラム又はシリンダーを含む乾燥部へと進む。この新規に形成された紙シートは、乾燥布によって周囲を取り囲まれた一連のドラムのセルペンタイン路(serpentine path)に向けられ、ドラムの表面に対して紙シートを保持する。加熱されたドラムは、蒸発によって、紙シートの水分含量を所望のレベルにまで低減する。
当然のことながら、形成布、プレス布及び乾燥布は、すべて、抄紙機上で無端ループの形成をとり、コンベアの機能を有する。さらに、当然のことながら、製紙は、かなりの速度で進行する連続工程である。つまり、繊維スラリーは、形成部において形成布上に連続して堆積される一方、新規に製造された紙シートは、乾燥部を脱出した後、ロール上に連続して巻き取られる。
その他、意図する目的に使用する場合、多くの製品に重要なのは、表面の平滑さの特性、吸収性、強度、柔軟性、及び美観である。
紙及びティシュタオルは、種々の工程を用いて、製造され得る。従来の製造機は、セルロース繊維の懸濁液を1つの形成布上、又は2つの形成布間に送達する機構を有する。この部分的に脱水されたシートは、その後、プレス布に移送され、このシートを大型の乾燥機の表面に移送するにつれ、さらにシートの脱水が起こる。完全に乾燥されたシートは、乾燥機の表面から取り除かれ、さらなる処理用に、ロール上に巻き取られる。
代替的な工程は、通気型空気乾燥(through air drying;TAD)ユニットを使用して、形成布からこの通気型乾燥布へとシートを移送する他の織成布で、プレス布を置き換える。これは、この布であって湿潤したセルロース製シートを介して温風が吹き付けられるTADシリンダーにシートを移送するものであり、シートを即座に乾燥し、シートのバルク及び柔軟性を促進する。
織成布は、多くの異なる形態をとる。例えば、この布は、無端、又は平織りに織成されてもよく、継目を有する無端とされてもよい。
本発明は、形成部に使用される形成布に特に関する。形成布は、製紙工程中、重要な役割を演じる。その機能のひとつとしては、上述したように、製造される紙製品を形成し、紙製品をプレス部や、次の製紙作業へと運搬することである。
セルロース製繊維ウェブが適用される形成布の上部表面は、平滑でマークのないシートの形成を保証するため、出来る限り平滑である必要がある。形成用の質の要件としては、好ましくない排出マークを阻止するように高いレベルの均一性を必要とする。
しかしながら、同様に重要なことに、形成布は、水の除去及びシート形成の問題を解決する必要もある。つまり、形成布は、水の通過を可能とする(つまり、排出率を制御する)と同時に、水とともに繊維やその他の固形物が通過するのを阻止する必要がある。もし排出が過剰に速く又は過剰に遅く起こると、シートの質及び機械の効率に影響を及ぼす。排出を制御するため、水の排出用の形成布内の空間、いわゆる、ボイド容量は、適切に設計されなければならない。
現代の形成布は、製造される紙のグレード用に導入される抄紙機の要件を適合するように設計された広範なスタイルで製造される。一般的に、形成布は、通常モノフィラメントヤーンで織成される基礎布を有し、単層又は多層であってもよい。このヤーンは、ポリアミドやポリエステルなどの種々の合成ポリマー樹脂や、この目的に適し抄紙機用布技術における当業者に公知のその他の材料のいずれかから典型的に成形される。
形成布の設計は、所望の布の支持性と布の安定性との間の妥協に関与する。小径のヤーンと、MD及びCD方向の両方に存在する多数のヤーンを有する微細な布は、所望の表面と繊維支持特性とを提供するが、斯かる設計では、所望の安定性を欠くこととなり、ひいては、布の寿命が短くなってしまう。逆に、大径のヤーンを有しMD及びCD方向の両方に少ない数のヤーンを有する粗野な布は、繊維の支持性とマーキングの可能性とを犠牲にして、安定性と長寿命とを提供する。このような設計上のトレードオフを最小限として支持性と安定性とを最適化するため、多層の布が開発されている。例えば、二重及び三重の層の布において、その形成側は、繊維の支持性のために設計される一方、摩耗側は、強度、安定性、排出性及び摩耗耐性のために設計される。
また、三重の層の設計は、布の形成表面を摩耗表面と独立して織成させ得る。この独立性により、三重の層の設計は、高いレベルの繊維支持性と、最適な内部のボイド容量とを提供し得る。従って、三重の層は、単一又は二重の層の設計に対して、排出性の点で、有意な向上をもたらし得る。
現在公知の三重層の布は、互いに結合ヤーンで保持された形成層と摩耗層との2つの布から典型的になる。この結合は、布の全体的な完全性(integrity)に極めて重要である。二重層の布におけるひとつの問題は、経時的に布が破断する、2つの層間での相対的な滑り性である。また、結合ヤーンは、形成層の構造を崩壊させる可能性があり、紙のマーキングをもたらす。例えばOsterbergによる特許文献1を参照のこと。なお、この文献を参照して、本願に取り込む。
布の完全性及びシートの支持性をさらに向上させるため、三重層の布は、バインダーペアを取り込んで、形成されていた。これらのバインダーペアは、種々の織成パターンとピッキングの配列(picking sequence)とでその構造中に取り込まれる。Seabrookらによる特許文献2、及びWardによる特許文献3を参照のこと。なお、これらの文献を参照して、本願に取り込む。
抄紙機用布に本質的な他の問題は、布、及び布が導入される抄紙機の種々の表面とのすり減りにより発生する摩耗である。上述したように、布は、かなりの速度で抄紙機を介して回転する連続ベルトとして、導入される。この一定の高速度の動きにより、有意な摩耗が発生し、布を頻繁に且つコストをかけて交換する必要が生じる。
さらに、積層型の形成布の現在の製造方法は、面倒で、時間がかかり、非常に高価である。さらに、所望する平滑な表面を達成するため、しばしば複雑で入り組んだ継ぎ合わせ又は結合が必要となる。例えば、平織り布の機械方向(MD)のヤーンは、連続層とするために、それぞれの端部において布に折り返して織成される。これは、時間がかかり、高価であり、布の弱い部分となり得る。さらに、この領域は、障害を受けたり、紙にマークを付けたりする傾向にある。
形成布、プレス布及び乾燥布は、種々の長さと幅とで作成される必要があるので、これらの製品の製造を迅速に処理する代替的な方法が望まれている。
例えば、今日最も多いプレス布は、無端、又は連続ループ織成されている。これは、より高価で異なる寸法の織機を必要とし、時として、32メートルにもなる。
種々の長さと幅とでプレス布をより迅速に且つ効率的に製造する必要に応じて、近年、プレス布は、Rexfeltらによる特許文献4に一般的に開示されている螺旋技術を用いて、製造されている。なお、この文献を参照して、本願に取り込む。
特許文献4は、基礎布を示しており、これは、基礎布の幅よりも小さい幅を有する織成布の螺旋巻きストリップからなる少なくとも1つの層を有する。この基礎布は、長手方向又は機械方向に無端である。上記の螺旋巻きストリップの長手方向のスレッドは、このプレス布の長手方向と一定の角度をなす。織成布のストリップは、織機上で平織りされてもよく、抄紙機用布の製造に典型的に使用されるものよりも狭い。
この基礎布は、比較的狭い織成布ストリップの巻き(turn)が螺旋に巻かれ結合された複数のものを有する。この布のストリップは、長手方向のヤーン(縦糸)と、これを横切る方向のヤーン(充填糸)とから織成される。この螺旋巻きの布のストリップの隣り合う巻きは、互いに接していてもよく、このようにして製造される螺旋の連続する継目は、縫い付け、縫い合わせ、溶融、溶着、又は接着によって、近接されてもよい。代替的に、隣接する螺旋巻きの隣り合う長手方向の端部は、その端部が小さな厚みを有する限り、重なり合う部分において厚みを増加させないように、重なり合うように配置されてもよい。さらに、長手方向のヤーン間の空間は、隣り合う螺旋巻きが重なり合うように配置される場合、重なり合う領域における長手方向のスレッド間の空間が変化しないように、ストリップの端部において増加されてもよい。
いずれにしても、無端ループの形態を取り、内部表面、長手(機械)方向及び横(機械を横切る方向)を有する織成基礎布が得られる。この織成布の横端部は、長手(機械)方向に平行になるように、切り取られる。この織成基礎布と螺旋の連続する継目との機械方向間の角度は、比較的小さくてもよく、つまり、典型的に10°未満である。同様に、織成布のストリップの長さ方向のヤーン(縦糸)は、織成基礎布の長手(機械)方向と同様に比較的小さい角度をなす。同様に、長さ方向のヤーン(縦糸)に垂直な織成布のストリップの横方向(充填)ヤーンは、織成基礎布の横(機械を横切る)方向と同様に相対的に小さい角度をなす。要するに、織成布のストリップの長さ方向のヤーン(縦糸)もそれを横切る方向のヤーン(充填糸)も、織成基礎布の長手方向(機械方向)又は横方向(機械を横切る方向)と配列していない。
特許文献4に開示の方法において、織成布のストリップは、織成基礎布を作製するように、2つの平行なロールの周囲に巻かれる。理解されるべきように、種々の長さと幅とを有する無端基礎布は、2つの平行なロールの周囲に、織成布のストリップの相対的に狭いピース(piece)を螺旋に巻くことで、提供されてもよく、特定の無端基礎布の長さは、織成布のストリップの各螺旋巻きの長さで決定され、その幅は、織成布のストリップの螺旋巻きの数で決定される。注文に応じて特定の長さと幅とで完全な基礎布を織成するという先行技術で必要とされるものは、これにより、回避され得る。代わって、織成布のストリップを製造するのに20インチ(0.5メートル)程度の織機を使用し得るが、実用的な理由で、40〜60インチ(1.0〜1.5メートル)の幅を有する従来の布地用織機が好ましい。
また、特許文献4は、2つの層を有する基礎布を具備する布を示し、それぞれの層は、織成布の螺旋巻きストリップから構成される。各層は、無端ループの形態を取り、一つの層は、他の層で形成された無端ループの内部に存在する。好ましくは、一つの層における織成布の螺旋巻きストリップは、他の層における織成布のストリップの反対の方向に螺旋を形成する。つまり、さらに特に、一つの層における螺旋巻きストリップは、右巻き螺旋を規定する一方で、他の層におけるストリップは、左巻き螺旋を規定する。斯かる構造において、2つの層のそれぞれにおける織成布のストリップの長さ方向のヤーン(縦糸)は、織成基礎布の長手方向(機械方向)と相対的に小さな角度をなし、一つの層における織成布のストリップの長さ方向のヤーン(縦糸)は、他の層における織成布のストリップの長さ方向のヤーン(縦糸)と一定の角度をなす。同様に、2つの層のそれぞれにおける織成布のストリップの横方向のヤーン(充填糸)は、織成基礎布の横方向(機械を横切る方向)と相対的に小さな角度をなし、一つの層における織成布のストリップの横方向のヤーン(充填糸)は、他の層における織成布のストリップの横方向のヤーン(充填糸)と一定の角度をなす。要するに、いずれかの層における織成布のストリップの長さ方向のヤーン(縦糸)又は横方向のヤーン(充填糸)は、基礎布の長手方向(機械方向)又は横方向(機械を横切る方向)と配列しない。さらに、いずれかの層における織成布のストリップの長さ方向のヤーン(縦糸)又は横方向のヤーン(充填糸)は、他のものと配列しない。
Rexfeltによる特許文献4の布は、プレス布の基礎であるので、2つ以上の層が互いに保持されるか、ニードリングされたバット繊維を使用して積層される。バット繊維は、抄紙機の形成部における布の成分として使用されていない。
従って、平滑な接触表面と、効果的な排出性と、充分な布の支持性とを有する形成布を製造するコスト的に優れ有益な方法が望まれている。
米国特許第4,501,303号明細書 米国特許第5,826,627号明細書 米国特許第5,967,195号明細書 米国特許第5,360,656号明細書 米国特許第5,713,399号明細書 米国特許第5,360,518号明細書 米国特許第5,840,637号明細書 米国特許第5,506,891号明細書
本発明の目的は、少ない製造時間と、少ない資本コストと、少ない製造コストとを有する簡便化された製造方法を有する、形成布の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、先行技術の形成布と比較して、複雑な継ぎ合わせを必要としない形成布を製造することである。
本発明のさらなる目的は、先行技術と比較して、分離に対して特に耐性を有する形成布を製造することである。
本発明のさらに別の目的は、優れたシート形成性と排出性とを有する多層の形成布を製造することである。
よりさらに本発明の目的は、先行技術に対して上述の優れた特性を有する、無端の様式で導入され得る形成布を製造することである。
従って、実質的に平滑な質感を有する織成材料の単一層であることが好ましい基礎接触層、又は上部接触層と、螺旋巻きの材料ストリップで形成された螺旋巻きの層からなる基礎層とを有し、この材料ストリップは、形成布の幅よりも小さな幅を有し、螺旋巻きの長手軸は、布の機械方向と一定の角度をなす、形成布について、開示する。シート接触層及び基礎層は、単一の布を形成するように、互いに積層される。
本発明を特徴付ける種々の新規性の特徴について、本願の開示の一部である特に添付した特許請求の範囲に述べる。本発明、使用によって達成される作用的な利点、及び特定の目的をより良好に理解するため、本発明の好適実施例について図示する添付の図面を参照しながら、述べる。
本発明をより良好に理解するため、添付の図面を参照して、以下の通り、述べる。
本発明は、抄紙機用の布に係り、特に形成布に関する。形成布は、少なくとも2つの別々の基礎層から構成される。上部の基礎層又はシートと接触する層として公知の第1の基礎層は、従来の無端若しくはチューブ状織成技術、又は平織りで形成されてもよく、典型的に平織り構造である。当業者が理解するように、本発明の範囲から逸脱することなくその他の構造を使用してもよい。この上部の基礎層は、繊維スラリーの堆積で形成されたセルロース製の繊維ウェブと接触する形成布の層である。このように、この表面は、非常に平滑で均一であることが望ましい。
平織りの上部の基礎層を使用する場合、無端の布を形成するようにこの布の端部を継ぎ合わせ又は結合する必要がある。このことは、当業者に周知の簡単な結合技術で達成されてもよい。単一層の布であるので、結合は、全てのヤーンが布の本体に折り返して織成される必要がある多層の布よりも簡便で迅速である。当然のことながら、無端又は織成されたチューブ状に形成される上部の基礎層を用いる場合、継ぎ合わせは、必要ない。
第2の基礎層は、第1のものから分離して形成される。この第2の基礎層は、底部の基礎層であり、織成、編み、又は編み上げ材料、不織メッシュ、又は特許文献4に開示のようにMD及び/又はCDヤーンのアレイのストリップを用いて形成されてもよい。
この2つの基礎層は、その後、接着、超音波溶接、融解、若しくはボンディング、又は当業者に公知のその他の方法により、共に積層されて、単一の抄紙機用布を形成する。
底部の基礎布の形成について、その説明を記載した図1及び図2に示す通り、行う。図1及び図2は、回転可能に取り付けられた2つのロール10、12を示し、これらのロールの軸は、「無端」の布に所望の布の長さの約2倍程度の距離Dで互いに離れて平行に配置されたものである。1つのロール12の端部には、軸16の周囲に回転可能に取り付けられた供給リール14が設けられ、両矢印18で示すように、ロール10、12に平行に移動可能である。
供給リール14は、例えば、幅wを有するヤーン材料の織成布ストリップ20用の供給ロールを収納する。この織成ストリップ20は、公知の様式で2つの相互に直角なスレッドシステムを有し、このシステムは、図1において、それぞれ符号22及び24で概略的に示す、長手方向のスレッドと横方向のスレッドとからなる。さらに、ストリップ20は、2つの長手方向の端部26及び28を有し、この端部は、ストリップ20が供給リール14上に巻き取られる前に、所望の幅で例えば均一に切断される。
供給リール14は、同期した速度で右に連続的に移動される前にロール12の左側の端部に最初に適用される。供給リール14が横方向に移動するにつれ、ストリップ20は、矢印30で示すように、閉鎖した外周表面を有する「チューブ」状に、ロール10、12の周囲に螺旋に巻き取られるように、分配される。ストリップ20は、特定のピッチ角でロール10、12の周囲に配置され、ここに示す実施例では、ストリップの幅w、ロールの軸間の距離D、及びロール10、12の径に適合されるように、想定されたものであって、隣り合う「螺旋巻き」32の長手方向の端部26、28は、螺旋巻き32間に平滑な移行性(transition)を提供するように、端部と端部とが接するように配置される(図3参照)。
ロール10、12上に載置される螺旋巻き32の数は、最終的な布上の所望の幅Bに依存する。螺旋に巻き取る動作が完了すると、得られる布の端部は、幅Bを得るように、図1における破線34、36に沿って、切断される。最終的な布の長さは、本質的に、ロール軸間の距離Dの2倍であり、従って、距離Dを変更することで、簡単に変化させ得る。
既にロール10、12に巻き取られた螺旋巻き32がロール上を移動するのを阻止するように、必要であれば、例えば、ロールの長手方向の第1の螺旋巻き32に結合することも可能である。
図3は、2つの並列する螺旋巻き32の端部26、28を端部と端部とが接する関係とし、符号44に概略的に示すように、縫い付けで結合する方法について、概略的に示す。また、図3は、上部基礎層46を概略的に示す。しかしながら、図3及び図4を簡便に理解するため、この2つの分離した基礎層を示すに際し、底部の基礎層と比較した実際の寸法よりも実質的に厚く、上部の基礎層を示す。
図4は、代替的な実施例を示し、ここでは、隣接する螺旋巻きの隣り合う長手方向の端部が重なり合うように配置され、これらの端部は、移行領域において、厚みが増加しないように減少した厚みを有する。
形成布に関し、図1に示すような螺旋に作製された単一層を、底部の基礎層として用いてもよい。布のこの単一層は、多層の織成布と同様の多層の設計であってもよく、これは、特許文献4に開示のように、平織りされ、当業者に公知の様式で無端の形態に巻き取られるものである。
布の螺旋巻きストリップの第2の層は、必要に応じて、利用されてもよい。第2の層を使用する場合、特許文献4に教示のように、第1の螺旋巻きの層と異なる方向に螺旋に巻かれる。
本発明の一態様によると、基礎布の螺旋巻きの層は、多層の布を形成するように、無端に織成され、又は平織りされた上部の基礎布層に積層される。多層の布に関し、例えば、特別の脱水促進特性を得るように、公知の様式で、異なる層に関し、異なるスレッド空間/構造のものをさらに使用することも可能である。上部の基礎層の一例を図5に示す。
いずれの場合であっても、隣り合って螺旋に巻かれた材料を互いに結合するのに、複数の方法を使用してもよい。これらの同様の方法は、上部及び底部の基礎層を互いに積層するのに使用されてもよい。これらの方法としては、選択した位置を結合する超音波、粘着剤/接着剤、及び低融点のヤーン成分を使用することに限定されない。超音波結合/ボンディング(ultrasonic bonding)によって上部及び底部の層を積層する一つの方法としては、特許文献5に言及されており、この文献を参照して、本願に取り込む。
さらに、透過性の低融点のサヤ(sheath)又はフィルムを使用して、当業者公知の「サヤ技術」を取り込む場合、層を一緒に結合するように、圧力の存在/非存在下、これらの層及びサヤ(又は「積層体」)に熱を曝露してもよい。
本発明に適当なその他の技術は、結合可能又は溶融可能ヤーンを使用することである。斯かるヤーンは、MD方向のみ、CD方向のみ、又はMD及びCDの両方向に使用されてもよい。いずれかの層、又はすべての層は、これらの結合可能ヤーンを含有してもよい。たとえば、特許文献6に開示のヤーンのように、ポリウレタンでコートしたヤーンを使用してもよく、特許文献7に開示のように二成分のヤーン(bicomponent yarn)を使用してもよい。なお、これらの文献を参照して、本願に取り込む。さらに、例えば、市販のMXD6樹脂のような特定の材料を有するヤーンを好ましく利用する。MXD6ヤーンは、ユニークなものであって、このヤーンは、100%のこの樹脂からなるものであり、外部表面上で部分的に溶融可能であって、接触する他のヤーンを結合させる。例えば空隙率などの特性は、部分的に溶融された場合であっても、変化しない。MXD6などのヤーンのさらなる態様及び利点は、特許文献8に教示されており、この文献を参照して、本願に取り込む。
MXD6及び同様の樹脂からなるヤーンを用いることの利点は、多層の布の処理を全体的に簡便にすることを含む。さらに、複雑な焼成及び結合、並びに結合ヤーンの使用を省略し得る。その後、バインダーの摩耗がなく、表面の欠陥が最小限となる。なおもさらなる利点としては、他の布層とは独立に、織成パターン及びヤーンの数を選択し得ることが挙げられる。
結合可能ヤーンを用いて、上部層及び下部層のいずれか、又は両方を形成してもよい。図5は、熱及び/又は圧力を適用した後の結合可能ヤーンで形成されたシート接触層を示す。本発明によると、上部及び下部の層を斯かるヤーンで形成し、圧力の存在/非存在下で熱を曝露すると、単一の布を形成するように互いに結合する。
本発明の抄紙機用の布は、先行技術と比較して、剥離に優れた耐性を有する。さらに、この構成により、その製造工程が簡略化され、製造時間、資本コスト及び製造コストが削減される。この削減のほとんどは、先行技術における多層の形成布に必要な複雑な継ぎ合わせ法の省略により、生じるものである。螺旋巻きの基礎層を用いることにより、複雑な継ぎ合わせを省略して、上部層が、好ましく単一層の織成布とし得る。なおもさらに、本発明で言及する布は、無端の様式で導入されてもよい。さらに、この積層構造により、異なる層を一緒に結合するように結合ヤーンを用いた複雑な織成パターンで生じる、多くの質及び均一性の問題がなくなる。結合ヤーンが他のヤーンの上方を焼成する場合、この他のヤーンが平面から引っ張られ、表面の欠陥が発生し、許容し得ないシートのマーキングを生じ得るというリスクがある。最後に、本発明の技術を用いた功を奏する製造により、織成及び高価な結合コストの両方が削減される。
本発明について、好適な実施例と共に、特に示し且つ述べてきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の変更をなし得ることは、当業者に即座に理解されるであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、本願に述べる実施例とともにその均等なものも包含するものとして、解釈されるべきことを意図するものである。
本発明による基礎層を製造する方法を示す概略上面図である。 図1の側面図である。 本発明の一態様による、基礎層及びシート接触層の側面図である。 本発明のさらなる態様による、基礎層及びシート接触層の側面図である。 本発明の一態様による、100%の結合可能ヤーンを有する平織りの上部層の拡大図である。
符号の説明
10 ロール
12 ロール
14 供給リール
16 軸
18 両矢印
20 ストリップ
22 スレッド
24 スレッド
26 端部
28 端部
30 矢印
32 螺旋巻き
34 線
36 線

Claims (32)

  1. 抄紙機用の形成布であって、
    実質的に平滑な質感を有する単一層の織成材料のシート接触層と;
    螺旋に巻かれた材料ストリップで形成された螺旋巻きの層からなる基礎層であって、前記材料ストリップは、当該抄紙機用布の幅よりも小さな幅を有し、前記螺旋巻きの長手方向の軸は、当該布の機械方向と一定の角度をなす、基礎層と;
    を有し、
    前記シート接触層及び前記基礎層は、単一の布を形成するように、互いに積層されており、
    前記シート接触層は、無端の布を形成するように端部が継ぎ合わせられた平織りの布であるか、又は、無端若しくはチューブ状に織成されていることを特徴とする抄紙機用の形成布。
  2. 前記材料ストリップは、超音波ボンディング、接着剤結合、低融点材料による結合及び結合可能ヤーンの使用による結合からなる群から選択された少なくとも1つの結合技術により、互いに結合されることを特徴とする請求項1に記載の抄紙機用布。
  3. 前記シート接触層及び前記基礎層は、超音波ボンディング、接着剤結合、低融点材料による結合及び結合可能ヤーンの使用による結合からなる群から選択された少なくとも1つの結合技術により、互いに結合されることを特徴とする請求項1に記載の抄紙機用布。
  4. 前記シート接触層は、結合可能ヤーンを有することを特徴とする請求項に記載の抄紙機用布。
  5. 前記基礎層は、結合可能ヤーンを有することを特徴とする請求項に記載の抄紙機用布。
  6. 前記シート接触層及び前記基礎層は、結合可能ヤーンを有することを特徴とする請求項に記載の抄紙機用布。
  7. 前記接触層の前記結合可能ヤーンは、MD方向のみ、CD方向のみ、並びにMD方向及びCD方向の両方の方向からなる群のヤーンから選択されることを特徴とする請求項に記載の抄紙機用布。
  8. 前記基礎層の結合可能ヤーンは、MD方向のみ、CD方向のみ、並びにMD方向及びCD方向の両方の方向からなる群から選択されることを特徴とする請求項に記載の抄紙機用布。
  9. 前記材料ストリップは、MD及びCDヤーンの織成ストリップ、編み材料、編み上げ材料、不織メッシュ、並びにMD及び/又はCDヤーンのアレイからなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の抄紙機用布。
  10. 前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部は、前記の層が当該布の全体の幅に対して実質的に一定の厚みを有するように、配置されることを特徴とする請求項1に記載の抄紙機用布。
  11. 前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部は、端部と端部とが接するように、配置されることを特徴とする請求項10に記載の抄紙機用布。
  12. 前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部は、重なり合うことを特徴とする請求項10に記載の抄紙機用布。
  13. 前記の螺旋巻きの層は、前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部間に設けられた端部ジョイントをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の抄紙機用布。
  14. 前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部は、溶融、縫い付け、超音波ボンディング、及び接着からなる群から選択される方法によって、前記端部ジョイントを設けるように、結合されることを特徴とする請求項13に記載の抄紙機用布。
  15. 抄紙機用の形成布の製造方法であって:
    平織りで無端の布を形成するように端部が継ぎ合わせられた、又は、無端若しくはチューブ状に織成された、実質的に平滑な質感を有する単一層の織成材料のシート接触層を設けるステップと;
    螺旋に巻かれた材料ストリップで形成された基礎層を設けるステップであって、前記材料ストリップは、当該抄紙機用布の幅よりも小さな幅を有し、前記螺旋巻きの長手方向の軸は、当該布の機械方向と一定の角度をなす、ステップと;
    単一の布を形成するように、前記シート接触層及び前記基礎層を互いに積層するステップと;
    を有することを特徴とする方法。
  16. 平織りによって前記シート接触層を形成するステップを有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 無端織成によって前記シート接触層を形成するステップを有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 前記シート接触層を織成するステップを有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 無端の布を形成するように、前記シート接触層を結合するステップを有することを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 超音波ボンディング、接着剤結合、低融点材料による結合及び結合可能ヤーンの使用による結合からなる群から選択された少なくとも1つの結合技術により、前記の材料ストリップを互いに結合するステップを有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  21. 前記シート接触層及び前記基礎層は、超音波ボンディング、接着剤結合、低融点材料による結合及び結合可能ヤーンの使用による結合からなる群から選択された少なくとも1つの結合技術により、互いに結合されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  22. 前記シート接触層は、結合可能ヤーンを有することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記基礎層は、結合可能ヤーンを有することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  24. 前記シート接触層及び前記基礎層は、結合可能ヤーンを有することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  25. 前記接触層の結合可能ヤーンは、MD方向のみ、CD方向のみ、並びにMD方向及びCD方向の両方の方向からなる群から選択されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  26. 前記基礎層の結合可能ヤーンは、MD方向のみ、CD方向のみ、並びにMD方向及びCD方向の両方の方向からなる群から選択されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  27. 前記材料ストリップは、MD及びCDヤーンの織成ストリップ、編み材料、編み上げ材料、不織メッシュ、並びにMD及び/又はCDヤーンのアレイからなる群から選択されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  28. 前記の層が当該布の全体の幅に対して実質的に一定の厚みを有するように、前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部を配置するステップを有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  29. 端部と端部とが接するように、前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部を配置するステップを有することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部を重ね合わせることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  31. 前記の螺旋巻きの層は、前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部間に設けられた端部ジョイントをさらに有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  32. 前記の螺旋に巻かれた材料ストリップの隣り合う長手方向の端部は、熱結合、縫い付け、超音波ボンディング、及び接着からなる群から選択される方法で、前記端部ジョイントを設けるように、結合されることを特徴とする請求項31に記載の方法。
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