JP4989635B2 - 生体の器官を対象とした画像形成・治療ヘッドと製造方法 - Google Patents

生体の器官を対象とした画像形成・治療ヘッドと製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、生体の器官または組織を対象に画像形成および治療を行う画像形成・治療ヘッドに関し、それは、具体的には各種の腫瘍(例えば、甲状腺、胸部、子宮の腫瘍)を治療するのに有用なものである。本発明は、従って、治療装置の分野に関し、さらに具体的には超音波モニタリングを用いて治療を実施する治療装置に関する。そして、さらに詳しく言えば、パワー超音波を用いる治療装置に関する。焦点式パワー超音波を用いる治療は、頭字語HIFU(High Intensity Focused Ultrasound:高強度焦点式超音波)で知られている。
本発明の治療・画像形成ヘッドは、モータを備えたアームに設置されるものであり、それによって、ヘッドは様々な方向に正確に移動させることができる。ヘッドはまた、電子的制御・治療キャビネットおよびスキャナ(例:超音波スキャナ)に接続されている。加えて、ヘッドは一般に、冷却された伝達媒体をヘッド内に循環させる冷却ユニットに接続されている。これは、例えばHIFU治療および超音波画像形成探測機を使う超音波式の治療・画像形成ヘッドとしては、比較的通常の設計である。ただし、これは1つの特定の種類の治療装置にすぎない。当然、本発明の範囲内で他の画像形成・治療技術を用いる、他の種類の治療装置も存在する。
ヘッドの治療手段によって実施される治療は、任意焦点超音波を用いる場合もある。焦点式超音波を用いた治療の中には、HIFUを利用する治療がすでに知られている。本発明では、HIFU治療を用いる種類のものを使用するのが好ましい(ただし、それ以外を排除するものではない)。本発明の範囲内で他の種類の治療を用いることは可能である。具体的には、生体の器官または組織の中に位置している目標に達する可能性のある波または放射線を用いた治療であれば、どんなものでも用いることができる。本発明の治療は、侵襲性でないことが望ましい。しかし、本発明の範囲内で侵襲性の治療を考えることもできる。
画像形成・治療ヘッドは、その治療手段に加えて更に、画像形成手段を有する。それはいかなる種類のものでもよいが、例えば、超音波探測機、X線探測機またはIRMを用いたる画像形成手段がある。しかし、本発明の範囲において好ましいのは超音波を用いた画像形成である。
すでに、画像形成・治療ヘッドとして、治療の目標を位置決めして示すのに必要な治療手段と画像形成手段とを結合して単一のユニットにすることが可能なものは存在している。組織または器官の健康な部分が治療のためにダメージを受ける事態を避けるために、治療目標の位置決めを正しく行うことが重要である。そのためには、画像形成手段は、目標の部位に関して信頼性があり正確な描画を提供しなければならない。
治療の目標の正確な位置決めを可能にするためには、治療手段と画像形成手段とが互いに対して、完全に正確な形で相互的に配置されることが重要である。最初に、画像形成手段を所定位置に置いて、治療対象部位の正確な画像が得られるようにすることができる。その後、画像形成手段を他所に移動させてから、治療手段を所定位置に置き、非常に正確に配置を行って、画像形成手段で得られた画像に一致させる。また、別の技術として、単一のヘッド上で、正確に決めた位置において画像形成手段と治療手段とを機械的に結合させる、というものがある。画像形成手段(例:超音波探測機)はヘッド上に設置され、接着剤で所定位置に固定される。画像形成装置は、このようにヘッドに組み入れられる。
特に重要なのは、画像形成手段と治療手段とが有する焦点が、目標が置かれるはずの場所において一致する、ということである。画像形成手段と治療手段とが両方ともヘッド内に置かれることから、両者は制限されたスペースを共有する。よって、画像形成手段が治療手段の品質または性能を劣化させると言うことができ、またその逆に、治療手段が画像形成手段の品質を劣化させる、または低くしてしまうと言うこともできる。よって、妥協点を見出して、使用に耐える品質を画像に持たせると共に、適正に目標を治療できるだけの高い性能の治療が行えるようにする必要がある。
本発明の目的は、画像形成手段および治療手段に関して特に効果的な構成を提案し、それによって、可能な限り高い画質と可能な限り効果的な治療とを達成できるようにすることである。そして、もう1つの目的は、焦点の正確な位置決めを行うことである。
この目的を達成のために本発明が提供する画像形成・治療ヘッドは、体の器官または組織を対象に画像形成および治療を行い、特に、前立腺または甲状腺の腫瘍の治療に有用な画像形成・治療ヘッドであって、超音波探測機により構成されており超音波を発することで治療対象の器官または組織の画像表現を提供するための画像形成手段と、そして、前記器官または組織を局所的に治療するための治療手段であって、波または放射線を発することで器官または組織を治療するための前記治療手段と、を有し、設置用本体を更に有し、当該設置用本体上には画像形成手段および治療手段が設置され、前記画像形成手段は、線形配列を有し、設置用本体には細長いウィンドウが形成されており、線形配列は、ウィンドウを通過する形で発することになるように配置されており、治療手段は細長いウィンドウの両側に配置されており、前記画像形成手段が、実質的に中間面において、前記治療手段を、実質的に前記画像形成手段に関して対称的な同一の2つの部分に細分割し、前記設置用本体は円筒円形状をしており、円錐台形状の外壁を有する円筒形状の冠を備えることを特徴とする
こうした構成では、画像形成手段は、最高の品質のために最小限のスペースしか占有せず、その一方で、治療手段に関して完全な対称を維持する。
また、本発明の別の効果的な特徴として、伝達スペースを有し、当該スペースには、画像形成手段および/または治療手段が発する波または放射線を伝達するための伝達媒体が入っており、伝達媒体は入口を通ってスペースに入り、出口を通ってスペースから排出され、前記出口は画像形成手段の近傍に位置している。こうした構成により、画像形成手段の位置に泡がたまる危険を排除することができる。泡は、画像形成手段のエミッタ/レシーバ面の前に膜を形成する傾向があり、こうした泡の膜は、画像形成手段で得られる画像の質を悪化させる。エミッタ面のごく近くで気泡を排出することで、エミッタ/レシーバ面と伝達媒体との間に泡の膜が形成されないことが保証される。また、効果的な構成として、本体にはウィンドウが形成されており、画像形成手段が有するエミッタ面は、伝達媒体を通過する形で発することになるようにウィンドウ内に配置されており、出口はウィンドウの位置に形成されている。また、効果的な構成として、出口は、本体に形成された排出チャンネルの形で延びており、前記チャンネルは径方向セクションを有する。また、効果的な構成として、チャンネルはまた、軸方向セクションを有し、当該軸方向セクションは、径方向セクションに対して実質的に垂直に延びている。また、本体には、画像形成手段用の設置用ハウジングが形成されており、ウィンドウはハウジングを伝達スペースと連絡させており、排出チャンネルは、ハウジングに沿ってウィンドウから本体の中まで延びていること、とするのが好ましい。排出チャンネルは、単に径方向セクションだけによって構成することもでき、その場合、前記セクションはヘッドの本体を径方向に通過して、本体の外側周縁で外に開く。変形例では、さらに軸方向セクションを有する形にしてもよい。この軸方向セクションは、径方向セクションと位置をそろえて上方向に延び、それによって、本体の頂上で外に開く形となる。
また、本発明の別の効果的な特徴として、画像形成手段は、アダプタによって設置用ハウジング内に配置されており、出口はアダプタの近傍に位置している。
また、本発明の別の効果的な側面として、使用時、画像形成手段は治療手段より上に位置しており、画像形成手段はウィンドウの上側部分に配置されている。気泡は重力の結果として伝達媒体の中で上昇する傾向があるため、ウィンドウの上側部分に集まるはずであるが、実際にはそうした事態は起こらない。画像形成手段のごく近傍に位置する出口を介して気泡が伝達スペースから直接排出されるからである。
画像形成手段の近傍に出口を位置づけるという特徴は、画像形成手段が治療手段を実質的に中間面において2つの部分に細分割していることの結果として、独立した形で実装することもできる。この特徴は、画像形成手段が治療手段より上(好ましくは、伝達スペースの一番上の部分)に位置しているものであれば、どのような画像形成・治療ヘッドにおいても実装できるであろう。
以下、本発明に関し、非限定的な例としての本発明のいくつかの実施の形態を示す添付図面を参照しながら、さらに詳しく説明する。
先ず、図1、2、3を参照して、本発明の第1の実施の形態を構成する画像形成・治療ヘッドの構造および動作について詳細に説明する。同じ全体的構造は、図6、7、8の第3および第4の実施の形態においても用いられているが、図4、5の実施の形態には画像形成手段が組み込まれておらず、単なる治療手段である。
図1乃至3のヘッドは7つの構成要素で成る。すなわち、設置用本体1、画像形成手段2、アダプタ3、治療手段4、バルーン5、保持システム6、そしてケース7である。
本実施の形態における画像形成手段2は、超音波画像形成探測機によって構成されている。そして、「探測機」という用語は、この詳細な説明の以下の部分においては、画像形成手段を指すのに用いられる。ただし、理解しておくべきこととして、こうした探測機は、画像形成手段として使用可能な唯一の装置ではない。X線探測機やIRM探測機を使用することも可能である。さらに、ここに挙げたものが全てでもない。どのような画像形成手段でも使用できる。
本実施の形態における治療手段4は、治療装置によって構成されており、これは任意焦点式(optionally-focused)超音波を用いることができる。焦点式超音波を用いる技術は、慣用として省略形「HIFU」で示す。これ以降の説明では、治療手段は用語「HIFU振動子」で示す。ただし、理解しておくべきこととして、HIFU振動子は治療手段として使用できる唯一の装置ではない。生体の器官または組織の中に位置する目標に到達することのできる装置であれば、侵襲性であれ非侵襲性であれ(非侵襲性の方が望ましい)、使用可能である。
設置用本体1は、何らかの適当な素材(プラスチック素材、金属、セラミック、または複合材など)で作られた部分であり、単一部品の形で作られているのが好ましい。本体1は、金属(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼)を機械加工または型成形する方法で作るのが好ましい。設置用本体1は、本発明の本実施の形態を構成する画像形成・治療ヘッドを運ぶための、一種の中央キャリア部品を構成している。設置用本体1には、超音波探測機2、HIFU振動子4、そしてバルーン5が設置される。本体1はケース7上に設置され、ケースはヒンジアーム(図示せず)にヘッドを固定する働きをする。保持システム6も本体1に設置されており、軸方向において本体1上の所定位置に超音波探測機2を保持する。
本体1の全体的構成は、おおよそ円形円筒状である。本体1は、おおよそ円筒形の形状をした冠10を有し、その外壁13は実質的に円錐台形または上に開いた(flared)形となっている。冠10は、ケース7上に本体1を固定するためのアンカーヒール101を有する。本体1はまた、アンカーヒール101から遠い方の端部に環状自由端エッジ14を有する。冠10の内部で、本体1には設置用ハウジング11が形成されているが、これは、以下に述べるように、超音波探測機2を収容するためのものである。ハウジング11は細長い形状を示し、冠10を径方向に横切る形で延びている。冠10は、ハウジング11の2つの端部を形成しており、それらは、冠を横切る形で延びる2つの長手方向壁110を介して相互接続されている。ハウジング11が示す構造は、図1、2、3から理解されるように、実質的に直方体である。ハウジング11は、長方形の形で広がる内部側壁111と端壁112とを有する。効果的な構成として、壁111は上に向かって開いている。また、壁11は、好ましい構成として、吸収性のある材料で覆われており、それによって音響の反射を排除する。この反射は、排除されなければ画像を劣化させることになる。壁112は、開口を備えた形で形成されており、当該開口が開いてウィンドウ12となっている。ウィンドウ12の形はハウジング11の形に実質的に類似している。ウィンドウ12は細長く、図1で分かるように、冠の一方の側から他方の側に、直径に沿う形で延びている。図3に見られるように、ウィンドウ12の境界を成すのは、冠に形成された側壁121と、冠を横切る形で延びた側壁122とである。従って、細長いハウジング11は、細長いウィンドウ12と直接的に連絡している。より厳密に言えば、ハウジング11の端壁112が下向きに延びた先が、ウィンドウ12の側壁121、122である。
ウィンドウ12の先で、本体1にはHIFU振動子を固定する固定用領域が形成されている。
固定用領域は非常に複雑な形状を示す。固定用領域は先ず、本体1の自由端エッジ14の内部周縁の全てまたは一部にわたって延びている。本領域はまた、ウィンドウ12の全周に沿って(すなわち、ウィンドウ12の壁121、122のエッジにわたって)延びている。これは、図3でよりはっきり見て取れる。後で説明するように、HIFU振動子4は、ウィンドウ12を除き、エッジ14によって規定される領域の全体に広がる。これは図3で見て取れる。図1、2に見られるように、壁122のエッジは凹状にカーブした形に作られており、それによって、全体として凹形の構造をヘッドにもたらしている。エッジ14は円形であり、壁122のエッジは凹形である。ヘッドの凹形の側は、好ましい構成として、球状の形状である。そして、その曲率半径は、光線が図2に見られる焦点FPに向かって収束するように決定されている。図1ではさらに、壁122の凹形の形状は、その中心部でウィンドウ12が最小となる形で狭くなる、というものになっていることが見て取れる。この配置において、壁122のエッジはハウジング11に非常に近い。
図2においては、断面平面に位置していない特徴を明らかにするために、ウィンドウ12を部分的に透視法で示してある。その特徴は、より具体的に言えば、伝達媒体を供給するための供給チャンネルに関するものであり、それは参照番号15で示してある。図1、3から分かるように、チャンネル15は、本体1が凹形の形状を成している場所で、入口151において外に開いており、入口151はウィンドウ12と線上に並んでいる。入口151は冠14に形成されており、その位置はHIFU振動子用の固定用領域の近傍である。供給チャンネル15はそれから、本体1の内側を延びて、設置用ハウジング11の周りを進む。これは図2で見て取れる。
加えて、設置用本体1には、伝達媒体を排出するための排出チャンネルが形成されており、前記チャンネルは参照番号16で示してある。排出チャンネル16は、ウィンドウ12の側壁121において外に開いた出口161を有し、当該出口はハウジング11のごく近くにある。図1、2、3における実施の形態では、排出チャンネル16は、ハウジング11の下で延びる径方向セクション162と、ハウジング11のすぐそばで垂直に延びる軸方向セクション163とを有する。そうして、セクション163は本体1より上で外に開き、その場所で排出チューブに接続することができる。同じことはチャンネル15にも当てはまり、同様に供給チューブに接続することができる。図6に示す変形例では、排出チャンネル16´の径方向セクション162´を、冠10を横断的に通過して外壁13で外に開く、という形にすることができる。そうして、径方向セクション162´を通って吸引された伝達媒体は、実質的に軸方向のセクション163´を通って流れ、当該セクションはアンカーヒール101において外に開く。
本実施の形態で画像形成手段として働く超音波探測機2は、市場で入手可能なまったく従来型のモデルである。超音波探測機2は、線形配列210を有した探測機である。典型的な形では、探測機は、下側端部または先端部21、本体22、そして上側端部またはベース部23を有する。ベース部23はさらに接続スリーブ24を備えており、それによって、探測機を電力供給手段と取得された画像を処理する手段とに接続することができる。先端部21には線形要素210が並べて配置される。線形配列は波エミッタ・レシーバ面212を形作り、この面は長方形の細長い形状を示す。前記面212の周囲で、先端部21には外壁211が形作られており、この外壁の全体的な形状は丸みを付けた長方形の形である。こうした形状は、超音波探測機に関しては典型的であるが、当然、他の形状を有した超音波探測機も考えられる。しかし、探測機は全て、波または放射線を発するエミッタ面、先端部、そしてベース部を有するものとする。
超音波探測機2の本体1に対する位置決めは、アダプタ3により、正確で、静止し安定した様態で行われる。より厳密に言えば、超音波探測機2の先端部22は、本体1に形成されたハウジング11の内側でアダプタ3によって位置決めされ、保持される。好ましい構成として、アダプタ3は、エラストマーのような弾性変形可能な可撓性素材によって作られている。アダプタ3によって、超音波探測機2を本体1に結合することが可能となり、それによって、面212の正確な位置決めが保証され、ハウジング11の密封が可能となる。アダプタ3は、ハウジング11に挿入され、側壁111および端壁112の両方と接する状態となる。アダプタ3とハウジング11との接触は、流体の漏れが生じない形のものであることが望ましい。そのため、アダプタ3は、ハウジング11の形状に対応した、細長くて実質的に長方形の外部形状を示す。アダプタ3の内側には、先端部21の周縁外壁211の形状に一致した内壁が形成されている。壁211とアダプタ3との間には、漏れの生じない密な接触が作られることが望ましい。要約すると、アダプタ3は、ハウジング11に一致した外側形状と、超音波探測機の先端部分に一致した内側形状とを示す。アダプタ3には細長い通路が形作られており、当該通路は、ハウジング11をウィンドウ12と連絡させる開口におおよそ対応している。アダプタ3に形成された通路により、超音波探測機のエミッタ面212はウィンドウ12を通して発することができる、と言うことも可能である。別の形としては、エミッタ面212がハウジング11においてウィンドウ12を閉じる、というものもあろう。このように、本実施の形態でのアダプタ3は、位置決め用および密封用のリングの形を取り、超音波探測機2の先端部分21を収容するための中央通路を備えた、おおよそ長方形のトーラス形状を有しており、中央通路は、エミッタ面がウィンドウ12を通して発することができる形で部分21を収容する。本実施の形態では、アダプタは先端部21を囲むか取り巻いているが、エミッタ/レシーバ面212が覆われない状態にしており、そのため、面212は直接(アダプタを通さずに)発することができる。
アダプタ3は、どのような製造方法または製造技術を使用して製造してもよい。例えば、次のようにアダプタを製造することが可能である。先ず、超音波探測機2の先端部分のデジタルスキャン像が取られ、前記先端部について、寸法の正確な算出値と幾何学的描画とが得られる。それから、探測機の先端部分のスキャンの間に得られた寸法を用いて成形用の部品が作られる。その成形用部品は、探測機の先端部分を収容することになるアダプタの内部プロフィールを規定している。成形用の型の寸法はわずかに小さくして、アダプタが探測機の先端部よりもわずかに小さくなるようにするのが好ましい。そうすれば、探測機の先端部分がアダプタに圧力嵌めされる際、変形はわずかである。このことは、アダプタ内での探測機の安定した位置決めを実現するだけでなく、完璧な密封も実現する。アダプタの外側部分に関しては、別の成形用部品で作られ、当該成形用部品は、本体1のハウジング11の寸法に正確に一致またはほぼ一致するものである。このように、アダプタは2つの成形用部品によって作られ、一方の部品は探測機2の形状に一致しており、もう一方の部品はハウジング11の形状に一致している。
アダプタ3によって、探測機2の先端部分21を本体1の中に、正確で安定した、漏れの生じない様態で位置付けることができる。また。探測機2を完全に軸方向の向きに保持するために、保持システム6が更に、探測機のベース部分23に嵌まる形で設けられている。保持システム6は、アダプタ3内で軸方向に探測機を保持する機能と、前記アダプタ3内に向けて探測機にスラスト力を加える、または押し込む機能とを実現する。この非限定的な実施の形態において、保持システム6は、長手方向スライドロッド62とスラストネジ65を備えた静止プレート64とによって形成されるU字クランプを有する。スライドロッド62は、何らかの適切な手段を用いて本体1に接続されている。ロッド62には、スラストプレート61がスライド移動可能な様態で設置されており、プレート61はネジ65で押して移動させることができる。プレート61は、効果的な構成として、探測機のベース部分23と接触するスラストリング63を備えている。スラストリング63は、アダプタ3と同じ方法で製造することができる。スラストリング63の外側部分は、スラストプレートの実質的に円錐台形の形状に一致する。対称的に、スラストリング63の内側面は、ベース部23の特定の形状に一致する。従って、ベース部23は、スラストプレート61の中に、正確で安定した形で位置付けられる。スラストネジ65に力を加えることで、スラストプレート61を本体1に向けて移動させることができ、従って、先端部21にスラスト力を加えてアダプタ3に押し込む際に、制御された力を用いることができる。スラストリング63が果たす役割は、スラストプレート61におけるアダプタ3の役割と完全に対称的である。
HIFU振動子4は、設置用本体1に固定され、そこで凹形形状(好ましくは球形状)を成す。振動子4はまた、凹形の形状(好ましくは球形状)も示す。図3に見られるように、振動子4はエッジ14の内側で、ウィンドウ12を除いた全領域に広がっている。そうして、図3の実施の形態において、振動子4は4つの異なった領域に分けることができる、すなわち、ウィンドウ12より上に位置する領域4a、ウィンドウ12より下に位置する領域4b、ウィンドウ12の左側に位置する領域4c、そして、ウィンドウ12の右側に位置する領域4dである。つまり、留意すべき点は、振動子4がウィンドウ12を完全に囲んでいることである。また、ウィンドウ12が実質的に中間面において振動子4と交差しており、それによって2つの大きな領域4a、4bを、実質的に同一のサイズで、ウィンドウ12に関して対称的に同一の形状を有する形で規定する、という点にも留意すべきである。その対称は鏡面対称である。領域4c、4dは、ウィンドウの両側に連結領域を構成し、この連結領域は領域4aを領域4bに接続する。また、留意すべき点として、振動子4は、伝達媒体を供給する供給チャンネル15の入口151の上には延びていない。図3では、振動子4が周縁エッジ領域44とウィンドウエッジ領域45とを有することが分かる。それらについては、振動子4の他の部分(ハッチング)よりも暗く示してある。エッジ44、45と領域4dとで構成される場所は、振動子4が本体の固定用領域に固定される際に通る場所である。図8に示す変形例の実施の形態では、振動子4は2つの領域4a、4bだけを有し、これらはお互いから隔てられている。この実施の形態に領域4c、4dは存在しない。その代わり、本体には2つの領域141が形成されており、これらがエッジ14をウィンドウ12に接続している。入口151は、2つの領域141のうち1つに形成されている。つまり、振動子4は、エッジまたは周縁の一部分だけにわたって延びている。
ここからは図4、5を参照し、本発明での振動子4の有効動作面(active working surface)領域がどのように広がっているかを、従来技術の振動子と比較しながら説明する。図5は、従来の治療ヘッドの設置用本体に取り付けられた従来技術の振動子を示し、当該ヘッドには画像形成手段が組み込まれていない。これにより、振動子4がウィンドウ12によって遮られるという、図1乃至3の画像形成・治療ヘッドで起こるような事態は生じない。この従来技術の実施の形態における振動子4は、従来通りの形で、1以上の圧電部品から作ることができる圧電素子40を有している。圧電素子40は凹形の形状を示し、これは球状であるのが好ましい。要素40は完全に円形とすることができるが、他の何らか形状を示すものにすることもできる。圧電素子40を振動させるために、要素40の凸面の上に広がる形で、能動電極42が設けられている。要素40は、その凹面にグラウンド電極41を備えている。電極41、42は、圧電素子40の表面領域の大部分にわたって広がっており、それを最大限に励起させるのに適した形となっている。圧電素子40は、接着性ジョイント18を用い、固定用領域において本体1に固定されている。効果的な構成として、接着性ジョイント18は、本体1に形成されたリセスに収容することができる。本体1は一般的に金属(アルミニウム、ステンレス鋼など)で作られることから、本体1と接触するまで能動電極42を広げることは不可能である。それどころか、アークを引き起こす危険があるので、本体1に近づけることさえできない。従って、図5に見られるように、本体1から最小限距離をおいた位置で能動電極42を止める必要がある。その結果、圧電素子40のエッジ領域は励起させられず、振動子4の有効動作面領域は相当に小さくなる。
図4は、振動子4の有効動作面領域が小さくなる問題を、本発明がどのように解決するかを示している。本発明では、電気絶縁トリム17が本体1上に加えられており、そこでは能動電極42が本体1に近づいている。また、本体に絶縁トリムを持たせる代わりに、またはそれを補足する形で、振動子の上に絶縁トリムを加えることも可能である。振動子4を本体1に固定することを可能にする接着性ジョイント18は、本体1上に加えることもできる(電気絶縁トリム17上とするのが効果的)。トリム17がこのように存在することの結果として、アークを引き起こす危険なしに、能動電極42を接着性ジョイント18の位置まで広げることができる。トリム17は本体1上で、振動子4が本体1に固定されている場所には必ず延びている。こうした密封トリム17は、画像形成手段をオプションで用いる、あらゆる治療ヘッドに使用することができる。図4に部分的に示した治療ヘッドには、画像形成手段は組み込まれていない。対照的に、図1乃至3における実施の形態では、ヘッドに画像形成手段が組み込まれている。そして振動子4は、複数の密封トリム17と組み合わされた接着性ジョイント18によって本体1に固定されている(図1、2に見られる)。電気絶縁トリム17は、何らかの適当な素材(例えば、プラスチック素材)で製造することができる。さらに、密封トリム17を用いて振動子4を本体1に固定することすら考えられる。この場合、トリムは実質的に堅い部品という形を取り、正確に寸法が決められ、設置用本体に配置される。振動子は直接トリムに設置されるため、トリムは支持手段として働く。必要であれば、接着剤をトリムに塗布することできる。トリムの形状については、本体および振動子の両方の形状に一致する堅い絶縁リングとすることができる。トリムは、本体上にオーバーモールドで設置することができる。絶縁トリム17を用いることで、振動子4の有効動作面領域は、先行技術の振動子(図5に示すような振動子)と比較して、約20%大きくすることができる。絶縁トリム17を用いる位置については、特にエッジ14が薦められる。これは、有効動作面領域の増加分がその場所では大きくなるからである。一方、ウィンドウ12の場所では、中心の位置にあるため、逆に小さくなる。
図1、2における実施の形態の画像形成・治療ヘッドを完成させるには、バルーン5(可撓性で好ましくは弾性変形可能な素材で作られたもの)でヘッド1を覆う。バルーン5は、アンカーヒール101の位置で、漏れの生じない形で本体1に固定される。これにより、振動子4と内部に配列210が配置されたウィンドウ12とは、バルーン5によって覆われる。振動子4が本体1に漏れの生じない形で固定されていること、そして、配列210がハウジング110の中に漏れの生じない形で固定されていることから、バルーン5で内部伝達スペース50が作られる。当該スペースは、効果的な構成として、探測機2および振動子4が発する波を伝達するための伝達媒体で満たすことができる。実際には、伝達媒体としては水または超音波ジェルが可能である。伝達スペース50は、振動子4の凹形形状の中に広がり、そして本体1の外壁13まで広がる。HIFU振動子4は焦点FP(図2)に集中する形で熱を発生させ、波はスペース50内に置かれた伝達媒体の中を通る。よって、振動子4で生じる熱は伝達媒体を加熱する。伝達媒体の温度の過度の上昇を避けるための方法としては、伝達媒体を伝達スペース50内で循環させることが知られている。そのためには、ヘッドに水を供給し、さらに、そこから水を排出する。より厳密に言えば、上で述べたように、本体1には供給チャンネル15および排出チャンネル16、16´が形成されている。水は、供給チャンネル15を通ってスペース50に入り込み、その後、排出チャンネル16、16´を通って前記スペースから出て行く。これにより、伝達媒体については、一定で比較的低い温度が保証される。さらに、伝達スペース内で泡が形成されることを避けるため、本発明では排出チャンネル16、16´に通じる出口161をウィンドウ12に置いている。その位置は探測機のエミッタ面212に可能な限り近づけることが望ましい。経験的に、泡は探測機のエミッタ面の位置にたまる傾向があると知られている。泡がたまることでベールが形成され、探測機はこのベール越しに発することになるため、望ましくない回折が必然的に生じる。出口161をエミッタ面の近くで可能な限り高い位置に置くことで、こうした泡のベールの形成は避けられる。
ここからは、図6、7を参照しながら、アダプタの効果的な変形例の実施の形態について説明する。図1、2におけるアダプタ3は、探測機を囲む形に嵌められる密封・位置決めリングを形成するのみで、エミッタ面は覆われない状態になっていたのに対し、図6、7におけるアダプタ3´は、正面壁32を探測機のエミッタ面の前に延びる形で有し、当該正面壁は同時に、ハウジング11とウィンドウ12との間の開口を閉じている。従って、本探測機のエミッタ面はもはや、伝達スペース50に存在する伝達媒体とは接触していない。つまり、アダプタ3´は、探測機の下側部分全体を囲む一種のシースを形成している。効果的な構成として、正面壁32は、探測機のエミッタ面の前に配置された発散レンズを形成する形となっており、それによって、探測機が発する波の焦点を数cm(効果的には2cm)の距離だけ遠ざける、または移動させる。通常、本超音波探測機の焦点はバルーン5に位置にあるが、発散レンズ32によって、焦点を数cmの距離だけバルーンから外向きに移動させることができ、その結果、生体の皮膚の2cm下に位置する器官または組織について信頼できる描画を提供することができる。従って、アダプタ3´は、探測機が発生させる超音波を通過させることのできる適当な素材で作らなければならない。
本発明に関するもう1つの効果的な特徴は、探測機が実質的に、振動子に関して中間の面で延びており、それによって、振動子を鏡面対称の形で2つの実質的に同一の部分に分けている、という事実にある。より厳密に言えば、面212を収容するウィンドウ12が振動子を2つに分割している。この構成では、面的または線的な配列を有した探測機を用いるのが特に効果的である。さらに、図11a、11bから理解できるように、ウィンドウ12の幅を広げたり狭めたりすることで振動子に対する面212の位置を簡単に変えることができる。
これまでに説明したヘッドは、図9に概略的に示すように、治療器具に組み入れることができる。この器具では、ヘッドTは複数の構成要素と組み合わされている。そうした要素には、例えば、治療手段(振動子4)に電力を供給する発電機G、ヘッドを移動させるための移動コントローラC、探測機2に接続された超音波スキャナS、ディスプレイ画面D、そして、器具を管理する役目のコンピュータPCがある。器具の要素の全てはPCに接続されている。画面Dは、スキャナSに接続されたヘッドの探測機が感知した目標部位を表示する働きをする。さらに、ヘッドの排出チャンネル16は温度センサCtを備えており、当該センサは、伝達スペースを出て行く伝達媒体の温度を測定するためのものである。測定値はPCに直接送信される。温度測定値の用途は後で説明する。ヘッドのエミッタ/レシーバ面が発する波は、先ず厚みdmにわたって伝達媒体中を通過し、その後、別の厚みdpにわたって生体組織中を通過する。そして、通過する厚みの合計は厚みdtとなる。
この点で、探測機のエミッタ/レシーバ面と表示および治療の対象となる目標部位との間の距離の算出に関する問題が存在する。超音波探測機は、患者から遠く離れており、超音波探測機によって発せられ受信される超音波は、相当な距離にわたって冷却伝達液体の中を伝わることになる。しかし、知られている通り、超音波の速度は媒体の温度と媒体の性質とに依存する。それに対して、超音波検査装置を調節する際の基本となる原則は、超音波は患者の組織を通って伝わるものであり、従って、目標までの距離は、37°Cと仮定された通常組織における速度から算出される、というものである。しかし、治療手段を組み込んだ画像形成ヘッドの場合、探測機が発した波は、ある程度の厚みの伝達媒体の中を通過しなければならず、しかも、その媒体は約10°Cほどの一定温度に維持するのが効果的とされている。従って、波は、探測機が直接患者の皮膚に当てられる場合よりも大きな距離にわたって進まなければならないばかりでなく、さらに、性質においても温度においても生体組織とは異なる媒体の中を通らなければならない。よって、伝達媒体を通過することで、目標までの距離の計算に偏差が入り込むことになる。正確かつ効果的な治療の実施を可能にするには、こうした偏差は修正するのが適切である。
組織の中では、音は伝達媒体の中でよりも低速で伝わる。超音波検査装置は、こうして長くなった移動時間を距離が長くなったものと解釈するため、目標を実際よりも遠くにあると見なす。場合によっては、このずれは大きなものになりうる(特に、焦点の位置が非常に正確である高度焦点式システムの場合)。
残念ながら、治療手段が発する治療用超音波の集中点は一般的に、媒体の温度によってはほとんど(または全く)変わらない。治療手段(例えば、変換器4)が発する超音波は常に球の中央に集中する。別のシステムでは、超音波の効果は温度によって変化させることも可能であり、よって、温度を考慮に入れるのが賢明である。
図10に示すフローチャートは、面212と目標との間の実際の距離を求める方法における各ステップを示した図である。先ず、(a)において、伝達媒体の温度がセンサCtによって測定される。次いで、(b)においては、探測機から出た波が(a)で測定した温度にある伝達媒体の中を伝わる際の速度を算出する。(c)では、波が通る伝達媒体の厚みが求められる(既に分かっている場合もある)。そうして、(d)においては、距離誤差や補正値を算出することができる。
以下のような例を考えてみる。
・目標は振動子4の焦点に位置しており、探測機のエミッタ/レシーバ面から40mmのところにある;
・目標は皮膚の下に位置している(dp=15mm)。従って、波は厚み(dm=25mm)だけ伝達媒体を通過しなければならない;そして、
・伝達媒体は10°Cに冷やされた水であり、1449メートル/秒(m/s)の速度を有する。速度は、伝達媒体(一般的には水)の性質を元に予め確定された値の表から求めることができる。
そうして、距離補正値は、PCにロードされたソフトウェアで求めることができる。補正値は1.2mmに等しい。
図10に示すように、いくつかの方法で距離補正を考えることが可能である。例えば、図9の器具では、探測機から来る超音波画像はコンピュータPCの画面Dの上で再現される。画面にはまた、焦点の位置もマークで示される。第1の補正は、計算された距離の分、焦点マークの位置を変更するというものである。この例では、探測機は目標の位置を面212から41.2mmと示す。従って、元々の超音波画像の方へ1.2mmだけ、マークを焦点に近づけることが必要である。第2の補正は単に、治療ヘッドを動作中に軸に沿って移動させるだけである(この例では、1.2mmだけ後ろに動かす)。距離補正を適用する可能性は両方とも、図10においてe、e´によって表されている。第3の補正は、超音波検査装置のパラメータ(例えば、組織中の音の速度に関する内部値)を変更することである。
ここからは、図12、13(a)、13(b)を参照する。ここに見られるアダプタ3は、ハウジング11内で、圧縮ブッシング35によって側面方向に圧縮、変形、膨張させることができる。一方、ブッシング自体もスラスト部品36から力を受け、スラスト部品は図12に示す矢印の方向の力をブッシングに対して加える。アダプタ3は、より厚くなった下側部分33を有し、当該部分は厚いことの結果として、サイズにおいてより安定し、また強固である。アダプタはさらに、その反対側に、より薄く、その結果として変形可能である上側部分34も有する。ブッシングは、変形可能な上側部分においてアダプタに接する。従って、上側部分の変形は、軸方向に見て平らにつぶされる形になると共に、側面方向に見て膨張する形となる。その結果、効果的な形として、探測機2の先端部21に対して漏れの生じない形で接することになる。堅い下側部分は、実質的に変形しない状態を保ち、それにより、探測機の正確で安定した位置決めを実現する。ブッシングは、探測機全体を囲んで、好ましくは規則的な形でアダプタに接する。
図13(a)を参照する。留意すべき点として、アダプタ3は、例えば二重射出やオーバーモールドの技術を用いて、2つの異なる素材から成る単一部品として製造することができる。素材のうちの一方は実質的に堅い第1の素材として下側部分33を形成するのに用い、もう一方の素材は変形可能な第2の素材として上側部分34を形成するのに用いる。図13(a)の実施の形態では、上側部分34には周縁ビーズが形成されており、当該ビーズはブッシング35によって平らにつぶされ、ハウジング11および探測機2の両方に接する状態になる。
図13(b)の実施の形態におけるアダプタは、単一の素材で成形されている。その上側部分34には周縁グルーブが形成されている。当該グルーブにはブッシングが押い込まれ、グルーブを広げると共に、ハウジング方向および探測機方向のそれぞれに、その側壁を押す形となる。
よって、ブッシングがアダプタに及ぼす作用により、アダプタには少なくとも局所的または部分的に、側面方向に膨張する形で変形が生じる。
以上、本発明に関しては、画像形成手段と治療手段との両方が組み入れられた画像形成・治療ヘッドを挙げて説明したが、容易に理解できる通り、いくつかの特徴(特に絶縁トリム17)は、必ずしも画像形成手段を有していない別の種類の治療ヘッドでも実装することができる。各種の発明的な特長により、正確、効果的、そして強力な治療ヘッドを作ることができる。本アダプタによれば、画像形成手段を、取り外し可能だが正確な形で位置決めすることが可能となる。また、排出チャンネルの位置により、効果的な泡除去が可能となる。そして、絶縁トリムによって、治療手段のパワーを相当に大きくすることができる。こうしたヘッドによれば、腫瘍、癒着部、骨、より一般的には、生体のいかなる器官も治療することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態を構成する治療・画像形成ヘッドを示す縦断面図である。 図1における面に対して90°ずらした縦断面における、図1と同様の断面図である。 図1、2におけるヘッドを、バルーンを除いた状態で下から見た図である。 本発明の第2の実施の形態を構成する治療ヘッドの部分的断面図である。 従来技術の治療ヘッドを示す、図4と同様の図である。 本発明の第3の実施の形態を構成する、図1と同様の図であり、部分図である。 図6のヘッドを示す、図2と同様の図であり、部分図である。 本発明の第4の実施の形態を構成する治療・画像形成ヘッドを示す概略斜視図である。 本発明の画像形成・治療ヘッドが組み込まれた治療器具の全体を示す全体概略図である。 目標までの現実の距離を求める方法の各ステップを示すフローチャートである。 (a)ヘッド構成を示す縦断面の概略図である;(b)同じくヘッド構成を示す縦断面の概略図であり、(a)とは画像形成探測機の位置付けが異なる。 アダプタの図である。 (a)、(b)アダプタの図である。

Claims (9)

  1. 生体の器官または組織を対象に画像形成および治療を行い、特に、前立腺または甲状腺の腫瘍の治療に有用な画像形成・治療ヘッドであって、
    ・超音波探測機により構成されており超音波を発することで治療対象の器官または組織の画像表現を提供するための画像形成手段(2)と、そして、
    ・前記器官または組織を局所的に治療するための治療手段(4)であって、波または放射線を発することで器官または組織を治療するための前記治療手段と、を有し、
    設置用本体(1)を更に有し、当該設置用本体(1)上には画像形成手段(2)および治療手段(4)が設置され、前記画像形成手段(2)は、線形配列(210)を有し、設置用本体(1)には細長いウィンドウ(12)が形成されており、線形配列(210)は、ウィンドウを通過する形で発することになるように配置されており、治療手段(4)は細長いウィンドウの両側に配置されており、
    前記画像形成手段が、実質的に中間面において、前記治療手段を、実質的に前記画像形成手段に関して対称的な同一の2つの部分に細分割し、
    前記設置用本体(1)は円筒円形状をしており、円錐台形状の外壁(13)を有する円筒形状の冠(10)を備える
    ことを特徴とする画像形成・治療ヘッド。
  2. 伝達スペース(50)を有し、当該スペース(50)には、画像形成手段および/または治療手段が発する波または放射線を伝達するための伝達媒体が入っており、伝達媒体は入口(151)を通ってスペースに入り、出口(161)を通ってスペースから排出され、前記出口は画像形成手段(2)の近傍に位置していること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成・治療ヘッド。
  3. 本体(1)にはウィンドウ(12)が形成されており、画像形成手段(2)が有するエミッタ面は、伝達媒体を通過する形で発することになるようにウィンドウ内に配置されており、出口(161)はウィンドウ(12)の位置に形成されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成・治療ヘッド。
  4. 出口(161)は、本体に形成された排出チャンネル(16)の形で延びており、前記チャンネルは径方向セクション(162;162´)を有すること、
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成・治療ヘッド。
  5. チャンネル(16)はまた、軸方向セクション(163;163´)を有し、当該軸方向セクションは、径方向セクション(162;162´)に対して実質的に垂直に延びていること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成・治療ヘッド。
  6. 本体(1)には、画像形成手段(2)用の設置用ハウジング(11)が形成されており、ウィンドウ(12)はハウジング(11)を伝達スペース(50)と連絡させており、
    排出チャンネル(16)は、ハウジング(11)に沿ってウィンドウ(12)から本体(1)の中まで延びていること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成・治療ヘッド。
  7. 画像形成手段(2)は、アダプタ(3;3´)によって設置用ハウジング(11)内に配置されており、出口(161)はアダプタの近傍に位置していること、
    を特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の画像形成・治療ヘッド。
  8. 使用時には、画像形成手段(2)は治療手段(4)より上に位置しており、画像形成手段はウィンドウの上側部分に配置されていること、
    を特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の画像形成・治療ヘッド。
  9. 径方向セクション(162´)は、径方向に本体(1)を通過して、本体の周縁において外に開いていること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成・治療ヘッド。
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