JP4989295B2 - データベース等価システムおよびデータベース等価方法 - Google Patents
データベース等価システムおよびデータベース等価方法 Download PDFInfo
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(システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるデータベース等価システムの構成を示す図である。同図において、実施の形態1にかかるデータベース等価システムでは、マスタDB101を有する計算機102(計算機A:マスタサーバ)と、マスタDB101の内容をコピーしたレプリカDB103を有する計算機104(計算機B:スレーブサーバ)とが、ネットワーク120を介して接続されている。計算機102は、データベース更新プログラム107、等価データ作成プログラム109、および等価データ送信プログラム110の各プログラムを有している。また、計算機104は、計算機102から送信された等価データ108を受信する等価データ受信プログラム111を有している。
まず、計算機102に具備されるプログラムの機能について説明する。データベース更新プログラム107は、更新データ106をマスタDB101に書き込む処理を行う。等価データ作成プログラム109は、マスタDB101に対する更新データ106のうち、最新の更新データとN−1個(Nは自然数)までの過去の更新データをまとめた等価データ108を作成する処理を行う。等価データ送信プログラム110は、等価データ作成プログラム109が作成した等価データを計算機Bに送信する処理を行う。一方、計算機104に具備される等価データ受信プログラム111は、計算機102から送信された等価データ108を受信する処理を行う。なお、等価データ108の構成要素数(データ数)である“N”は、システムの規模、データベースのサイズ、データの更新頻度等によって任意に決定することができる。
図2は、実施の形態1にかかる等価データ作成プログラムによって作成される等価データの一例を示す図である。同図に示すように、等価データは、最新の更新データからN−1個前までの過去の更新データをまとめたデータであり、更新順序の分かる更新順序データおよび更新順序データに対応する更新データによって構成されている。
つぎに、実施の形態1にかかるデータベース等価システムの各プログラムを主体とする動作について図1を参照して説明する。
(システムの構成)
図4は、本発明の実施の形態2にかかるデータベース等価システムの構成を示す図である。図1に示した実施の形態1にかかるデータベース等価システムでは、マスタDBおよびレプリカDBをそれぞれ一つとする実施態様を示したが、この実施の形態にかかるデータベース等価システムでは、マスタDBおよびレプリカDBが一つの計算機内に複数ある場合の実施態様を示すものである。なお、計算機400において、第1の更新データである更新データ401(更新データ1)は、マスタDB402(マスタDB1)用の更新データであり、第2の更新データである更新データ403(更新データ2)は、マスタDB404(マスタDB2)用の更新データである。
図5は、実施の形態2にかかる等価データ作成プログラムによって作成される等価データの一例を示す図である。同図に示すように、実施の形態2にかかる等価データでは、更新データがどのマスタDB(マスタDB1、マスタDB2)によって更新されたのかを判別するための“更新DB”というフィールドが設けられており、マスタDBおよびレプリカDBが一つの計算機内に複数ある場合でも適用することができるデータ構造となっている。
つぎに、実施の形態2にかかるデータベース等価システムの動作について説明する。データベース更新プログラム405は、更新データ401をマスタDB402に書き込むとともに、更新データ403をマスタDB404に書き込む。等価データ作成プログラム406は、マスタDB402およびマスタDB404の双方の更新データを用いて等価データ407を作成する。等価データ送信プログラム408は、等価データ作成プログラム406が作成した等価データ407を計算機409に送信する。
(システムの構成)
図6は、本発明の実施の形態3にかかるデータベース等価システムの構成を示す図である。図4に示した実施の形態2にかかるデータベース等価システムでは、マスタDBおよびレプリカDBが一つの計算機内に複数ある場合の実施態様を示したが、この実施の形態にかかるデータベース等価システムでは、マスタDBが2台以上の計算機に分散して配置されている実施態様を示すものである。すなわち、計算機603(計算機A)には、第1の更新データである更新データ605(更新データ1)が適用されるマスタDB607(マスタDB1)が具備され、計算機604(計算機B)には、第2の更新データである更新データ613(更新データ2)が適用されるマスタDB612(マスタDB2)が具備されている。また、各計算機は、それぞれが相手方の計算機との間で主従の関係となり得る。例えば、計算機603がマスタサーバとして機能するときは、計算機604がスレーブサーバとなる。逆に、計算機604がマスタサーバとして機能するときは、計算機603がスレーブサーバとなる。このため、各計算機は、実施の形態1,2で示した4つのプログラム(データベース更新プログラム、等価データ作成プログラム、等価データ送信プログラム、および等価データ受信プログラム)を有するとともに、主従関係を切り替えるための系切替実行プログラムを有するように構成される。
つぎに、実施の形態3にかかるデータベース等価システムの動作について説明する。なお、いま、計算機603(計算機A)が主従関係における主の状態であり、計算機604(計算機B)が従の状態であると仮定する。更新データ605(更新データ1)が生じた場合、データベース更新プログラム606は、マスタDB607(マスタDB1)を更新する。その後の動作は、実施の形態1と同様であり、計算機603の等価データ作成プログラム608が、等価データ609を作成し、等価データ送信プログラム610によって計算機604に等価データ609を送信する。計算機604の等価データ受信プログラム611は、計算機603から送信されてきた等価データ609から更新データ605取り出し、マスタDB612(マスタDB2)を更新する。なお、この主従関係では、更新データ613(更新データ2)が計算機604に入力されても計算機604はその入力を受け付けない。
102,104,400,409,603,604 計算機
103,411,412 レプリカDB
120,420,620 ネットワーク
106,401,403,605,613 更新データ
107,405,606,614 データベース更新プログラム
108,407,609,616 等価データ
109,406,608,615 等価データ作成プログラム
110,408,610,617 等価データ送信プログラム
111,410,611,618 等価データ受信プログラム
601,602 系切替実行プログラム
Claims (6)
- ネットワークに接続されるマスタサーバおよび1〜複数のスレーブサーバを備え、前記マスタサーバに具備されるマスタデータベースと、前記各スレーブサーバに具備されるレプリカデータベースと、の間のデータ等価処理を行うデータベース等価システムであって、
前記マスタサーバは、
マスタデータベースに対する新たな更新データに所定数の過去の更新データを付加した等価データを生成する等価データ生成手段と、
前記等価データ生成手段が生成した等価データを前記スレーブサーバに送信する等価データ送信手段と、
を備え、
前記スレーブサーバは、
前記マスタサーバから送信された等価データを受信する等価データ受信手段と、
受信した前記等価データから抽出した更新データのうち、自データベースに未適用の更新データを用いて当該自データベースを更新する等価データ更新手段と、
を備えたことを特徴とするデータベース等価システム。 - 前記マスタデータベースが前記マスタサーバに複数存在するとき、
前記マスタサーバは、前記各マスタデータベースの更新データを取りまとめて一括送信することを特徴とする請求項1に記載のデータベース等価システム。 - マスタデータベースを有する前記マスタサーバが複数存在するとき、
前記各マスタサーバは、前記複数のマスタサーバ間の主従関係を切り替える系切替手段を、さらに備え、
前記系切替手段によって主系に切り替えられた主マスタサーバは、マスタサーバとして機能し、
前記系切替手段によって従系に切り替えられた従マスタサーバは、スレーブサーバとして機能する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータベース等価システム。 - マスタサーバに具備されるマスタデータベースと、ネットワークを介して当該マスタサーバに接続される1〜複数のスレーブサーバに具備されるレプリカデータベースと、の間のデータ等価処理を行うデータベース等価方法であって、
前記マスタサーバは、マスタデータベースに対する新たな更新データに所定数の過去の更新データを付加した等価データを生成して前記スレーブサーバに送信し、
前記スレーブサーバは、前記マスタサーバから送信された前記等価データを受信するとともに、受信した等価データから抽出した更新データのうち、自データベースに未適用の更新データを用いて当該自データベースを更新することを特徴とするデータベース等価方法。 - 前記マスタデータベースが前記マスタサーバに複数存在するとき、
前記マスタサーバは、前記各マスタデータベースの更新データを取りまとめて一括送信することを特徴とする請求項4に記載のデータベース等価方法。 - マスタデータベースを有する前記マスタサーバが複数存在し、当該複数のマスタサーバのうちの一つのマスタサーバを主マスタサーバとして設定し、当該主マスタサーバ以外を従マスタサーバとして設定するとき、
前記主マスタサーバをマスタサーバとして動作させるとともに、前記従マスタサーバをスレーブサーバとして動作させることを特徴とする請求項4または5に記載のデータベース等価方法。
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