JP4988981B2 - Mos素子の電流をシミュレートするためにレート方程式を用いる方法及び装置 - Google Patents

Mos素子の電流をシミュレートするためにレート方程式を用いる方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4988981B2
JP4988981B2 JP2000335373A JP2000335373A JP4988981B2 JP 4988981 B2 JP4988981 B2 JP 4988981B2 JP 2000335373 A JP2000335373 A JP 2000335373A JP 2000335373 A JP2000335373 A JP 2000335373A JP 4988981 B2 JP4988981 B2 JP 4988981B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
source
channel
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000335373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001168331A5 (ja
JP2001168331A (ja
Inventor
ポール マッティア ジョン
Original Assignee
アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド filed Critical アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド
Publication of JP2001168331A publication Critical patent/JP2001168331A/ja
Publication of JP2001168331A5 publication Critical patent/JP2001168331A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988981B2 publication Critical patent/JP4988981B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/085Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only
    • H01L27/088Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate
    • H01L27/092Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate complementary MIS field-effect transistors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/36Circuit design at the analogue level
    • G06F30/367Design verification, e.g. using simulation, simulation program with integrated circuit emphasis [SPICE], direct methods or relaxation methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は全般に半導体素子の電気的な動きを測定することに関し、より詳細には改善された障壁モデルレート方程式に基づいてMOSFET素子の電流をシミュレートすることに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の半導体製造における流れは、依然として縮小したサイズの半導体チップを製造することである。またこれにより、コンピュータ、セルラー電話、コンパクトディスクプレーヤ等のような電子機器を、より小さく、よりコンパクトにできるとともに、動作速度も速くすることができる。消費者は、同じような価格で、大きなモデルよりは、より小型の装置を好む傾向があるため、電子機器の小型化は、その装置の販売及びマーケティングにおいて、より有利に働くものと考えられる。
【0003】
この全体的な小型化を達成するために、これらの電子機器を構成するより小型形態の内部素子を作製することが必要になる。例えば、より小型のマイクロプロセッサ及び他の半導体チップを作製するために、より小型で、より高密度に実装したトランジスタを作製することに、多くの注意が払われている。そのようなより小型のトランジスタを作製するために、製造前に理論的な設計の動きをモデル化し、シミュレートできることが好ましい。
【0004】
ソース領域、ゲート領域、ドレイン領域及びその関連するチャネル領域を有するMOSFETのような半導体素子は、これまでに良好にモデル化されてきた。しかしながら、素子がより小型になると、これらの関連する領域の寸法は必然的に小さくなる。特にチャネル長が縮小するので、ドリフト、拡散等のような従来からの輸送概念は、信頼性が低下することがわかっている。その結果、これらの素子をモデル化するために用いられ、これらの要因に依存する輸送方程式の精度は制約を受ける。こうして、より小型のMOSFETのシミュレーション及び設計において輸送方程式はその有用性を失う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、MOSFETのような半導体素子において電気的な動きをシミュレートし、正確で有用な結果をもたらすとともに、より小型の素子においてモデル化する場合に信頼性を低下させるようになる電子の移動度、拡散及び速度のような要因を考慮した改善されたモデルを開発することが必要である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、移動度、拡散或いは従来からの電子の速度を用いることなく、短チャネルMOSFETの電流をモデル化することの実現可能性を示す。そのようなモデルは、チャネルを横切る電子の速度の不確定性が、素子内の電子の飽和速度に匹敵するようになる場合に有用である。現在製造されているシリコン系金属酸化物半導体の電界効果トランジスタ(MOSFET)には、この好ましくない特性がある。ここで述べるレート方程式によるモデルは、比較し得る輸送方程式が以前には適用されていなかった場合、短チャネルMOSFETに対して特に有用である。本レート方程式(或いは障壁モデル)により生成される電流−電圧(I−V)特性を含む結果は、及びPADRE並びにSPICEのような電気素子コンピュータシミュレーションプログラムからの結果と同様、実験データに定性的によく一致する。さらに、移動度はレート方程式に含まれないが、本障壁モデルは、多くの場合に移動度が変動する結果生じる電流−電圧曲線の特徴と一致する。
【0007】
本発明の第1の態様によれば、ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域を有する半導体素子に対する電流−電圧特性を決定するための方法は、複数の固定値の1つを、素子に適用されるゲート−ソース間電圧(VGS)と、素子に適用されるドレイン−ソース間電圧(VDS)と、素子のソース領域に対応する第1のフェルミ準位(F1)と、素子のチャネル領域に対応する第2のフェルミ準位(F2)と、チャネル領域の幅(W)と、素子の動作温度(T)と、素子の量子エネルギー準位(Eqv)と、素子のソースチャネル障壁の高さ(Vo)と、チャネルの谷における電子のz方向の質量(mZV)とを含む複数のモデル変数のうちの少なくとも1つにそれぞれ割り当てるステップと、残りのモデル変数のそれぞれに対して複数の異なる値を割り当てるステップと、その複数の異なる値のそれぞれに対して、ソース−チャネル障壁に応じてモデル化されたレート方程式から電流値(I12)を決定するステップとを含む。上記の変数において、vは特定の谷を示し、zはチャネル幅に沿った方向を示す。
【0008】
本発明の第2の態様に従えば、ソース領域、チャネル領域及びドレイン領域を有する半導体素子における電流−電圧特性の動きをシミュレートするために、コンピュータにより実行される方法を実現し、処理命令で符号化されるコンピュータ読取り可能媒体が開示され、その方法は、素子に適用されるゲート−ソース間電圧(VGS)と、素子に適用されるドレイン−ソース間電圧(VDS)と、素子のソース領域に対応する第1のフェルミ準位(F1)と、素子のチャネル領域に対応する第2のフェルミ準位(F2)と、チャネル領域の幅(W)と、素子の動作温度(T)と、素子の量子エネルギー準位(Eqv)と、素子のソースチャネル障壁の高さ(Vo)と、チャネルの谷における電子のz方向の質量(mZV)とを含む複数のモデル変数のうちの少なくとも1つのそれぞれ対する複数の固定値の1つを含む入力を受信するステップと、残りのモデル変数のそれぞれに対して複数の異なる値を割り当てるステップと、その複数の異なる値のそれぞれの場合に、ソース−チャネル障壁に応じてモデル化されたレート方程式から電流値(I12)を決定するステップとを含む。
【0009】
本発明の第3の態様に従えば、ソース領域、チャネル領域及びドレイン領域を有する半導体素子における電流−電圧特性の動きをシミュレートするための装置であって、プロセッサと、プロセッサに接続され、プロセッサの動作を制御するためのプログラムを記憶するメモリとを備え、プロセッサは、素子に適用されるゲート−ソース間電圧(VGS)と、素子に適用されるドレイン−ソース間電圧(VDS)と、素子のソース領域に対応する第1のフェルミ準位(F1)と、素子のチャネル領域に対応する第2のフェルミ準位(F2)と、チャネル領域の幅(W)と、素子の動作温度(T)と、素子の量子エネルギー準位(Eqv)と、素子のソースチャネル障壁の高さ(Vo)と、チャネルの谷における電子のz方向の質量(mZV)とを含む複数のモデル変数のうちの少なくとも1つのそれぞれに対する複数の固定値の1つを含む入力を受信し、残りのモデル変数のそれぞれに対して複数の異なる値を割り当て、その複数の異なる値のそれぞれの場合に、ソース−チャネル障壁に応じてモデル化されたレート方程式から電流値(I12)を決定するためのプログラムで動作する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のさらに別の態様及び実施形態は、添付の図面とともに取り上げられる以下の詳細な説明を検討することにより明らかになるであろう。
【0011】
本明細書では、短チャネルMOS素子の電流を計算する新規の方法が開示される。開示される方法によれば、従来のシミュレーションプログラム及びn型のMOS素子から得られる実際の測定値と比較して好ましい結果が得られている。
【0012】
金属酸化物半導体の電界効果トランジスタのように、ソース、チャネル及びドレインを有するMOS素子では、より短いチャネルで素子の電気的な動きをモデル化しようとする際に問題が生じる。その問題は、チャネル長が縮小する際に、電子のチャネル速度Δvの不確定性が増大することに直接由来する。この問題点は、Δvの計算の概要を述べることにより示すことができる。
【0013】
電子がソース、チャネル及びドレインのいずれに存在するかを判定するために、波動パケットの位置における最大の物理的な不確定性Δxは、チャネル長Lである。従来からの分布関数が、チャネル内の電子の位置(x)及び運動量(p)の両方により規定されるため、Δxは実際には、ゲート長より極めて短くなければならない。電子の速度はp/mとして計算される。ただしmは電子の実効質量である。従ってΔvはΔp/mに等しくなければならない。ハイゼンベルグの関係を組み込むと、最小のΔvはh/mΔxであることがわかる。従って、Δvが標準的な二次元のグラフにおいてゲート長に対して示されるなら、Δvの不確定性がゲート長Lが減少するとともに増大することが容易に示される。こうして、より小さなΔvの不確定性に依存している従来からのモデルは、チャネル長が減少するともに、その有効性を失う。
【0014】
本発明の障壁モデルレート方程式は、この問題点を回避する。このアプローチでは、MOS素子における電子輸送のレート制限ステップは、図1に概略的に示されるソース−チャネル間障壁を越えるジャンプであると仮定される。ソースとチャネルとの間のドーピングの差のために、この障壁が発生する。その際、本発明の障壁モデルレート方程式は、一般に以下の原理に従って導出される。まず、ソース内のある状態からチャネル内のある状態への電子遷移の平均割合は、最初に占有状態で、最後に空状態になる確率に比例する。次に、順方向電流速度及び逆方向電流速度が計算され、その後それらの比例定数が関係していることが示される。その後、障壁を横切る全ての可能な遷移対を加算することにより、全電流が見い出される。この定式化により、ソース−チャネル障壁高に指数関数的に依存する電流が計算される。その際ソース−チャネル障壁高は、正確にわからなければならないパラメータになる。上記のように短チャネルMOS素子において望ましくない移動度及び拡散は、Δvに依存することにより、モデルに組み込まれない。しかしながらそのモデルにおいては、これらの要因に起因するMOS素子の特性が依然として示される。
【0015】
例えば、上記の障壁モデルレート方程式からの結果は、素子シミュレータPADREからの結果、及び0.1μm乃至0.25μmのゲート長を有する200μm幅NMOS素子からのデータと比較されてきた。これらの結果は、障壁モデルによる結果的な電流−電圧特性の顕著な特徴が、PADREシミュレータの結果に定性的に一致することを示している。しかしながら、図4A〜図4Cが示すように、試験された素子のドーパント濃度の不確定性に起因して、いくらかの定量的な差異が存在する。ここで開示される簡略化されたモデルは、電流の大きさは不正確ではあるが、MOS素子の動きを物理的に洞察する有用な解析結果をもたらす。そのような定性的な特性は、例えば製造前にMOS素子の設計をシミュレートする際に有用である。
【0016】
図2は、PADREシミュレーションを通して生成されたI−V特性と、本モデルにより生成されたI−V特性の二次元のグラフを示す。PADREからのソース−チャネル間障壁高対ゲートバイアス(Vgs)が破線で示される。この値を用いて、図2に実線で示される、障壁内の電流を計算した。PADREからの電流の値は、図2において二点鎖線で示されており、PADREシミュレーション及び本モデルにより予測される曲線の類似度を示すために、一定のスケールファクタ(約5)により基準化される。そのグラフによれば、Vgsが増加する場合に障壁高が飽和する動きにより、電流が飽和するようになることが明らかである。この作用は従来から、境界面の粗さによる散乱の増大に起因して、移動度が減少することが原因とされている。従って、障壁モデルは、明示的にそのような要因を考慮することなく、移動度に起因する物理的な特性を示す。
【0017】
図3では、同じ3つの量が、ドレインバイアスVdsの関数として示される。再び、本モデルと従来技術によるシミュレーションは、定性的に一致する。破線はPADREからの障壁高の値であり、実線は障壁モデルの結果的な電流であり、二点鎖線はPADREから計算された電流である。障壁モデルでは、出力コンダクタンスは、ドレインバイアスが障壁高を変化させる度合いに対応する。
【0018】
障壁を中心にしたモデル(barrier-dominated model)のための計算及びId対Vdsの実際の測定値が、200μmのゲート幅と、0.10、0.15、0.20及び0.25μmのゲート高とを有する素子の場合に、それぞれ図4(a)及び4(b)に示される。PADREにより計算された電流は図4(c)に示される。行われた試験では、素子のドーパントの活性化された濃度に関して幾分不確定性があったため、障壁高は、幾分定量的には不確定性を伴って推定された。このパラメータに関して、より正確な知識が得られれば、障壁モデルとデータとの間の定量的な一致が改善されるであろう。
【0019】
要するに、短チャネルMOS素子の電流を計算する新規の方法が開発された。障壁モデルは、ソース−チャネル間障壁高に指数関数的に依存し、いくつかの仮定を簡略化しているにもかかわらず、定性的に正確な動きをする電流をもたらす。その結果生成された解析的な表現は、回路解析に適していると考えられる複雑性を有する。
【0020】
そのモデルの導出が以下に記載される。バイアスをかけられたMOS素子は、図1に概略的に示されるバンド構造を有する。上記のように、ソースとチャネルとの間のドーピングの差に起因して生じる障壁が存在する。電流は連続的でなければならないため、チャネル内の障壁に近い点で計算することができる。ソースを離れて、チャネルを移動中の電子は、ソース−ドレイン間バイアスが著しく大きいとき、飽和速度まで急速に加速するであろう。その結果、チャネル内の電子輸送は非常に高速になる。しかしながら、電子がソース−ドレインフィールド領域に到達する前に、電子はソースからチャネル内を横切らなければならない。ソース内の電子が熱的に分散されるものと仮定すると、ある量の電子は、障壁を横切るだけの十分な量のエネルギーを持たないであろう。他の電子は最低限のエネルギーを有しており、その後エネルギーが増加していくと、キャリアの数は指数関数的に減少するであろう。
【0021】
この時点で電子はバンドの縁に比較的近いので、電子の速度は以下のように書くことができる。
x/mx *
ただしは、電子に関連し、成分 x y zを有する波数ベクトルである(方向の定義については図1を参照)。は、随意に小さくできるため、ある量の電子は、それに応じて障壁を横切るのに長い時間がかかるであろう。より高いエネルギーの他の電子は、より早く横切ることになろうが、飽和した速度で障壁を横切る電子は非常に少ないであろう。
【0022】
他に記載がなければ、ここで用いられるように、以下の障壁モデル変数は、以下の意味で用いられる。
12:ソース領域からチャネル領域への電流
q:公知の電子電荷の定数(1.602×10-19クーロン)
h:公知の変換したプランク定数((6.62×10-27erg/sec)/2π)~
k:公知のボルツマン定数(1.38×10-16erg/℃)
T:絶対温度(K)
e:自然対数の底
1:ソース領域のフェルミ分布
2:チャネル領域のフェルミ分布
qv:チャネル領域のための量子化エネルギー
Vo:ソース−チャネル間障壁高
ZV:チャネルの谷にある電子のz方向の質量
【0023】
上記のように、素子を流れる電流は連続していなければならないため、電子が障壁を横切る速度の計算は、素子を流れる電流を計算することと等価である。その際、図1の障壁のそれぞれ左側、右側の領域である領域1から領域2に電子が進む割合を考慮する必要がある。両方の領域において電子はy方向(すなわち障壁に垂直な方向)に量子化され、電子はさらに、位相の一致に起因して zを保存するものと想定される。これから、領域1から領域2に進む電子の全割合R1-2は、以下の式で与えられる。
【数4】
Figure 0004988981
ただしWは素子の幅であり、fは領域nにおいてh及びに対応するエネルギーを有する状態の占有ファクタである。谷領域(V)に渡る和は、表面のポテンシャルの谷における種々のバンド最小値と種々のサブバンドとの説明となる。その際、その逆方向の機構R2-1は以下の通りである。
【数5】
Figure 0004988981
領域1の電子はソースと準平衡の状態にあるものと想定されるであろう。領域2の電子は、チャネルに押し流されており、その電子は領域1の電子とは異なるフェルミ準位を有することになる。障壁を横切る前後の遷移の割合に応じて、この近似の正確さは変化するであろう。しかしながら、このモデルの範囲内では、領域1から領域2まで障壁を横切る全ての電子は、チャネルに流れ続ける。
【0024】
エネルギーを保存している遷移の場合、全電流は以下のようになる。
【数6】
Figure 0004988981
【0025】
占有ファクタは以下のように拡張されることもできる。
【数7】
Figure 0004988981
【0026】
再び、チャネルがバイアスの下にあるとき、領域2のフェルミ準位は領域1のフェルミ準位に比べて非常に小さいことに留意されたい。あるいは、電子が入っている状態は、一旦障壁を横切っていれば、本質的には占有されないと言うことができる。この場合には、上記式の分母は、
【外1】
Figure 0004988981
により支配される。その際、全電流は以下の式により近似される。
【数8】
Figure 0004988981
電子のエネルギーは以下の式により表される。
【数9】
Figure 0004988981
ただしEqvは、v谷に対する量子化エネルギーである。エネルギーについてのこの式を用いると、その積分は以下のようになる。
【数10】
Figure 0004988981
【0027】
積分は、 zの全ての値に渡って実行されるが、この値は、障壁を越えてチャネル内まで電子を運ぶために必要な運動量の成分に関連するため、 xは正の値のみをとる。積分が行われた後、電流についての最終的な式は以下のようになる。
【数11】
Figure 0004988981
【0028】
最初に、記号q、h及びkはそれぞれ公知の特定の定数を表すことに留意されたい。変数eは数学上の定数である。また、W及びTは、従来通りに簡単に計算される物理的な変数を表す。最後に、F1、F2、Eqv及びmZVは全て、当分野において周知の式により容易に計算可能な理論的な値である。従って、この障壁モデルレート方程式は、提案されるMOS素子のうちの、特に電流−電圧特性を決定するために、回路解析において簡単に用いることができる。本モデルの使用を通して、そのような素子の定性的な特性は、最初に素子を製造することなく、容易に決定することができる。従って、上記式を連続して適用することにより、設計者は、上記式に複数の異なる変数を入力して、意図したMOS素子のための所望のI−V特性を達成することもできる。そのような導出は、容易にコンピュータ上で実行できるものと考えられる。
【0029】
ここで図5を参照すると、コンピュータシステム90が示されており、そのハードウエア構成は現在実現可能である。コンピュータシステム90は、プログラム命令及びユーザ入力を受信するように動作し、さらに本発明に従って、そのような命令及び入力に対応する結果を出力するように動作する。コンピュータシステム90は、INTEL社が製造するPENTIUMIIIのような一般に入手できる任意のマイクロプロセッサである中央演算装置(プロセッサ)100を備える。プロセッサ100は、RAM/ROM102、クロック104、データ記憶装置106(プログラム107を記憶する)、入力装置108及び出力装置110に動作可能に接続される。
【0030】
ランダムアクセスメモリ(RAM)は、特に、コンピュータシステム90の動作中にプロセッサ100によって用いられる処理命令を格納するのに十分な記憶容量(典型的にはメガ(M)バイトで表される)を有する、適当な数のシングル・インライン・メモリ・モジュール(SIMM)チップであってもよい。リードオンリーメモリ(ROM)は、特に、コンピュータシステム90の起動ルーチン中にプロセッサ100により実行される処理命令を格納することができる任意の固定記憶媒体であってもよい。さらなるRAM/ROM102の機能は、当業者には明らかであろう。
【0031】
クロック104は、プロセッサ100が実行し、コンピュータシステム90のハードウエア構成要素間の通信に同期するクロック速度(典型的にはMHzで表される)を指示するプロセッサ100上の構成要素であってもよい。さらなるクロック104の機能は、当業者には明らかであろう。
【0032】
入力装置108は、他のコンピュータシステムを介して、またはユーザ入力によって、コンピュータシステム90に情報を伝送するために用いられる、1つ或いは複数の一般に知られている装置であってもよい。従って、入力装置108は、キーボード、マウス、グラフィクスタブレット、スキャナ、音声認識装置、パラレル或いはシリアル通信ポート、ネットワーク接続並びに任意の適当なネットワークカード或いはデータを受信するための通信カードを備える場合がある。入力装置108は、本発明に従ってユーザが命令及び値を入力できるように動作する。
【0033】
出力装置110は、入力された命令及び値の結果をコンピュータシステム90のユーザに通信するためにコンピュータシステム90により用いられる、1つ或いは複数の一般に知られた装置であってもよい。従って、出力装置110は、ディスプレイモニタ、音声合成装置、プリンタ、パラレル或いはシリアル通信ポート、ネットワーク接続並びに任意の適当なネットワークカード或いはデータを送信するための他の通信カードを備える場合がある。出力装置110は、ユーザが、本発明に従って入力命令及び値の結果を受信できるように動作する。
【0034】
データ記憶装置106は、コンピュータデータを格納する内部或いは外部の大容量記憶装置であってもよく、その記憶容量は典型的には、ギガ(G)バイトで表される。データ記憶装置106は特に、MICROSOFT社によるWINDOWS NTのようなオペレーティングシステムと、プログラム107のような1つ或いは複数のアプリケーションプログラムとを格納する。従って、データ記憶装置106は、1つ或いは複数の記憶装置、すなわちフロッピィディスクドライブ、ハードディスクドライブ、CD−ROMディスク及び読取り並びに書込み装置、DVDディスク及び読取り並びに書込み装置、IOMEGA社が製造するタイプのZIPディスク及びZIPドライブ、及び/または読出し専用或いは読出し/書込みフォーマットの処理命令で符号化することができる任意の他の読取り可能媒体であってもよい。データ記憶装置106のさらなる機能及び利用可能な装置は、当業者には明らかであろう。
【0035】
プログラム107は、コンピュータシステム90が、データ及び情報の入力を受信し、本発明に従ってMOS素子の電圧−電流特性を決定できるようにする複数の処理命令を含む。プログラム107は、C++のようなコンピュータシステム90が理解することができる任意の従来のコンピュータ言語で書くことができる。プログラム107は、コンピュータシステム90が障壁モデル変数の入力を受け入れ、かつ/または障壁モデル変数に適した値を選択できるようにする処理命令を含むことが好ましい。またプログラム107は、コンピュータシステム90が入力の種類及び選択された変数のそれぞれの場合の結果を決定できるようにする処理命令を含むことが好ましい。その結果は、ここに開示される障壁モデルレート方程式から得られる入力値のそれぞれに対する電流値を含む。最後に、プログラム107は、コンピュータシステム90が、入力変数により表される特性を示すMOS素子のI−V特性を生成できるようにする処理命令を含むことが好ましい。そのようなI−V特性は典型的には、図4(a)〜図4(c)に示されるような、標準的な二次元グラフ上の電流値対電圧値の曲線のプロットである。I−V特性は、コンピュータシステム90とともに用いることを考慮した出力装置110の任意のものを介してユーザに提供することができる。
【0036】
図示及び記載された本発明の実施形態は所望の結果を完全に達成することができるが、この実施形態は、例示だけを目的としており、制限するものではないことを理解されたい。当業者が考案することができ、本発明の精神及び範囲内にある形態及び細部を有する他の実施形態は特に言及されていない。それゆえ本発明は、添付の請求の範囲によってのみ限定される。
【0037】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、MOSFETのような半導体素子において電気的な動きをシミュレートし、正確で有用な結果をもたらすとともに、より小型の素子においてモデル化する場合に信頼性を低下させるようになる電子の移動度、拡散及び速度のような要因を見込んだ改善されたモデルを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電流の方向に平行な方向における伝導帯ECの典型的なプロットを含む、モデル化される半導体素子のソース−チャネル間障壁の概略図である。
【図2】ソース−ドレイン間電圧(VDS)が一定値に保持される場合のゲート−ソース間電圧(VGS)の関数として示された、典型的なソース−チャネル間障壁高のプロットと、本発明の障壁モデルにより予測される結果的な電流と、従来技術のコンピュータシミュレーションにより予測される電流とを示す図である。
【図3】ゲート−ソース間電圧(VGS)が一定値に保持される場合のドレイン−ソース間電圧(VDS)の関数としてそれぞれ示された、典型的なソース−チャネル間障壁高のプロットと、本発明の障壁モデルにより予測される結果的な電流と、従来技術のコンピュータシミュレーションによりシミュレートされる電流とを示す図である。
【図4A】本発明の障壁モデルによりシミュレートされる一群の電流−電圧特性の図である。
【図4B】実際のMOSFET素子から測定される一群の電流−電圧特性の図である。
【図4C】従来技術のコンピュータシミュレーションプログラムによりシミュレートされる一群の電流−電圧特性の図である。
【図5】本発明の障壁モデルによるシミュレーションを実行するためにプログラミングされるコンピュータシステムの概略的なブロック図である。
【符号の説明】
100 CPU
102 RAM/ROM
104 クロック
106 データ記憶装置
107 プログラム
108 入力装置
110 出力装置

Claims (11)

  1. ソース領域、ドレイン領域及びチャネル領域を有する半導体素子電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法であって、
    複数の固定値のうちの第1の固定値を、前記素子に印加されるゲート−ソース間電圧(VGS)と、前記素子に印加されるドレイン−ソース間電圧(VDS)と、前記素子の前記ソース領域に対応する第1のフェルミ準位(F)と、前記素子の前記チャネル領域に対応する第2のフェルミ準位(F)と、前記チャネル領域の幅(W)と、前記素子の動作温度(T)と、前記素子のチャンネル領域の量子化エネルギー(Eqv)と、前記素子のソース−チャネル間障壁の高さ(Vo)と、谷における電子のz方向の質量(mZV)とを含む複数の障壁モデル変数のうちの少なくとも1つの変数の各々に割り当てるステップと、
    前記第一の固定値とは異なる前記複数の固定値の各々を、その他の障壁モデル変数の各々の少なくとも一つに対して割り当てるステップと、
    前記第一の固定値とは異なる前記複数の固定値の各々に対して、以下の障壁モデルレート方程式から電流値(I12)を決定するステップとを含み、
    Figure 0004988981
    ここで、qは電子電荷の定数( 1.602×10 −19 クーロン)、hはプランク定数( 6.62×10 −27 erg/sec)/2π)、kはボルツマン定数( 1.38×10 −16 erg/℃)、Tは絶対温度(K)、eは自然対数の底とし、
    前記半導体素子の電流−電圧特性は、上記電流値(I 12 )の関すとして、前記障壁モデルレート方程式、及び前記半導体素子に印加された前記ゲート−ソース間電圧(V GS )と前記ドレイン−ソース間電圧(V DS )との内の何れか一つに基づいて決定されることを特徴とする半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  2. 複数の決定された電流値(I12)と複数の電圧値から電流−電圧特性を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  3. 前記複数の電圧値は、複数のゲート−ソース間電圧(V GS を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  4. 前記ドレイン−ソース間電圧(VDS)の前記値は一定に保持されることを特徴とする請求項に記載の半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  5. 前記複数の電圧値は、複数ドレイン−ソース間電圧(V DS を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  6. 前記ゲート−ソース間電圧(VGS)の前記値は一定に保持されることを特徴とする請求項に記載の半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  7. 複数の固定値のうちの第2の固定値を、複数のモデル変数の少なくとも1つのそれぞれに割り当てることにより第2の電流−電圧特性を導出するステップと、
    その他のモデル変数のそれぞれに対して前記第2の固定値とは異なるそれぞれの値を割り当てるステップとをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  8. 前記素子は、金属酸化物半導体の電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の電流−電圧特性をコンピュータにより決定する方法。
  9. ソース領域、チャネル領域及びドレイン領域を有する半導体素子における電流−電圧特性の動きをシミュレートするために、コンピュータにより実行される方法を実現し、処理命令で符号化されるコンピュータ読取り可能媒体であって、前記方法
    前記素子に印加されるゲート−ソース間電圧(VGS)と、前記素子に印加されるドレイン−ソース間電圧(VDS)と、前記素子の前記ソース領域に対応する第1のフェルミ準位(F)と、前記素子の前記チャネル領域に対応する第2のフェルミ準位(F)と、前記チャネル領域の幅(W)と、前記素子の動作温度(T)と、前記前記素子のチャンネル領域の量子化エネルギー(Eqv)と、前記素子のソース−チャネル障壁の高さ(Vo)と、チャネルの谷における電子のz方向の質量(mZV)とを含む複数のモデル変数のうちの少なくとも1つのそれぞれに対する複数の固定値の1つを含む入力を受信するステップと、
    前記固定値の1つとは異なる前記複数の固定値の各々を、その他の障壁モデル変数の各々の少なくとも一つに対して割り当てるステップと、
    前記第1の固定値とは異なる前記複数の固定値の各々に対して、以下の障壁モデルレート方程式から電流値(I12)を決定するステップとを含み、
    Figure 0004988981
    ここで、qは電子電荷の定数( 1.602×10 −19 クーロン)、hはプランク定数( 6.62×10 −27 erg/sec)/2π)、kはボルツマン定数( 1.38×10 −16 erg/℃)、Tは絶対温度(K)、eは自然対数の底とし、
    前記半導体素子の電流−電圧特性は、上記電流値(I 12 )の関すとして、前記障壁モデルレート方程式、及び前記半導体素子に印加された前記ゲート−ソース間電圧(V GS )と前記ドレイン−ソース間電圧(V DS )との内の何れか一つに基づいて決定されることを特徴とするコンピュータ読取り可能媒体。
  10. ソース領域、チャネル領域及びドレイン領域を有する半導体素子における電流−電圧特性の動きをシミュレートするための装置であって、プロセッサと、前記プロセッサに接続され、前記プロセッサの動作を制御するためのプログラムを記憶するメモリとを備え、前記プロセッサは、
    前記素子に印加されるゲート−ソース間電圧(VGS)と、前記素子に印加されるドレイン−ソース間電圧(VDS)と、前記素子の前記ソース領域に対応する第1のフェルミ準位(F)と、前記素子の前記チャネル領域に対応する第2のフェルミ準位(F)と、前記チャネル領域の幅(W)と、前記素子の動作温度(T)と、前記前記素子のチャンネル領域の量子化エネルギー(Eqv)と、前記素子のソース−チャネル障壁の高さ(Vo)と、チャネルの谷における電子のz方向の質量(mZV)とを含む複数のモデル変数のうちの少なくとも1つのそれぞれに対する複数の固定値の1つを含む入力を受信し、
    前記固定値の1つとは異なる前記複数の固定値の各々を、その他の障壁モデル変数の各々の少なくとも一つに対して割り当て、
    前記第一の固定値とは異なる前記複数の固定値の各々に対して、以下の障壁モデルレート方程式から電流値(I12)を決定ためのプログラムで動作
    Figure 0004988981
    ここで、qは電子電荷の定数( 1.602×10 −19 クーロン)、hはプランク定数( 6.62×10 −27 erg/sec)/2π)、kはボルツマン定数( 1.38×10 −16 erg/℃)、Tは絶対温度(K)、eは自然対数の底とし、
    前記半導体素子の電流−電圧特性は、上記電流値(I 12 )の関すとして、前記障壁モデルレート方程式、及び前記半導体素子に印加された前記ゲート−ソース間電圧(V GS )と前記ドレイン−ソース間電圧(V DS )との内の何れか一つに基づいて決定されることを特徴とする装置。
  11. 前記プロセッサはさらに、前記電流値を出力装置によりユーザに表示するためのプログラムで動作することを特徴とする請求項10に記載の装置。
JP2000335373A 1999-11-03 2000-11-02 Mos素子の電流をシミュレートするためにレート方程式を用いる方法及び装置 Expired - Fee Related JP4988981B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/433702 1999-11-03
US09/433,702 US6493848B1 (en) 1999-11-03 1999-11-03 Rate equation method and apparatus for simulation of current in a MOS device

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001168331A JP2001168331A (ja) 2001-06-22
JP2001168331A5 JP2001168331A5 (ja) 2007-11-29
JP4988981B2 true JP4988981B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=23721225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335373A Expired - Fee Related JP4988981B2 (ja) 1999-11-03 2000-11-02 Mos素子の電流をシミュレートするためにレート方程式を用いる方法及び装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6493848B1 (ja)
EP (1) EP1098259B1 (ja)
JP (1) JP4988981B2 (ja)
KR (1) KR100772848B1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234420A (ja) * 2002-02-06 2003-08-22 Mitsubishi Electric Corp シミュレーション方法
US7100131B2 (en) * 2002-11-07 2006-08-29 Semiconductor Energy/Laboratory Co., Ltd. Evaluation method of semiconductor device, manufacturing method of the semiconductor device, design management system of device comprising the semiconductor device, dose amount control program for the semiconductor device, computer-readable recording medium recording the program, and dose amount control apparatus
CN101726274B (zh) * 2009-12-01 2011-04-27 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 利用mosfet输入输出特性确定mosfet bsim模型参数宽度偏移量的方法
CN105893325A (zh) * 2016-06-03 2016-08-24 江西理工大学 一种金属矿山人工矿柱稳定性判别方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5404109A (en) * 1991-09-20 1995-04-04 Itt Corporation Method and apparatus for testing circuits containing active devices
DE59409758D1 (de) * 1993-10-01 2001-06-28 Infineon Technologies Ag Simulationsverfahren für MOS-Schaltkreise
US5687355A (en) * 1995-08-21 1997-11-11 Motorola, Inc. Apparatus and method for modeling a graded channel transistor
JPH09191039A (ja) * 1996-01-09 1997-07-22 Sony Corp 半導体シミュレーション方法および半導体シミュレーション装置
US6275059B1 (en) * 1997-04-04 2001-08-14 University Of Florida Method for testing and diagnosing MOS transistors
JP2000124326A (ja) * 1998-08-26 2000-04-28 Lucent Technol Inc 集積回路の形成方法
US6339246B1 (en) * 1998-12-11 2002-01-15 Isik C. Kizilyalli Tungsten silicide nitride as an electrode for tantalum pentoxide devices

Also Published As

Publication number Publication date
EP1098259A2 (en) 2001-05-09
EP1098259B1 (en) 2014-09-24
KR20010060250A (ko) 2001-07-06
KR100772848B1 (ko) 2007-11-02
EP1098259A3 (en) 2004-12-08
JP2001168331A (ja) 2001-06-22
US6493848B1 (en) 2002-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Marani et al. A simulation study of analogue and logic circuits with CNTFETs
Mukhopadhyay et al. Accurate estimation of total leakage in nanometer-scale bulk CMOS circuits based on device geometry and doping profile
US8271256B2 (en) Physics-based MOSFET model for variational modeling
Cao et al. Mapping statistical process variations toward circuit performance variability: an analytical modeling approach
US7685543B2 (en) Simulation apparatus and simulation method used to design characteristics and circuits of semiconductor device, and semiconductor device fabrication method
Paul et al. Negative bias temperature instability: Estimation and design for improved reliability of nanoscale circuits
JP3786657B2 (ja) シミュレーション方法及びシミュレーション装置
US5825673A (en) Device, method, and software products for extracting circuit-simulation parameters
JP2004200461A5 (ja)
KR20050083556A (ko) 반도체 회로 장치의 시뮬레이션 방법 및 반도체 회로장치의 시뮬레이터
Granzner et al. On the suitability of DD and HD models for the simulation of nanometer double-gate MOSFETs
US20220114317A1 (en) Systems, methods, and computer program products for transistor compact modeling using artificial neural networks
Borkovec et al. Extremal behavior of diffusion models in finance
Prégaldiny et al. An advanced explicit surface potential model physically accounting for the quantization effects in deep-submicron MOSFETs
JP4988981B2 (ja) Mos素子の電流をシミュレートするためにレート方程式を用いる方法及び装置
US20120290281A1 (en) Table-lookup-based models for yield analysis acceleration
US7783466B2 (en) IC chip parameter modeling
JP2010225056A (ja) 半導体回路劣化シミュレーション方法およびコンピュータプログラム媒体
Bu et al. Online NBTI-induced partially depleted (PD) SOI degradation and recovery prediction utilizing long short-term memory (LSTM)
Rao et al. Analytical yield prediction considering leakage/performance correlation
US20150073738A1 (en) Determining process variation using device threshold sensitivites
Yih et al. A consistent gate and substrate current model for submicron MOSFET's by considering energy transport
Assare et al. Accurate estimation of leakage power variability in sub-micrometer CMOS circuits
JP2005340340A (ja) 半導体シミュレーション装置および半導体シミュレーション方法
KR101643759B1 (ko) 비정질 반도체 박막 트랜지스터(tft)의 전기적 특성을 산출하는 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071017

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110713

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111013

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120113

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120402

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees