JP4988899B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象物の画像の検査に用いられる画像処理装置に関するものである。
従来より、工業製品の製造、組立、検査等の工程において、撮像された検査対象物の画像を検査員が目視で確認する方法では検査精度が悪く効率もよくないため、画像処理によって良品・不良品を自動的に判定する画像処理装置が用いられている。この種の画像処理装置としては、ライン状の個体撮像素子を用いたラインセンサに接続され、画素が一列に並んだ一次元の画像(以下、「ライン画像」という)を取り込む装置がある。
この画像処理装置は、検査対象物をライセンセンサに対して相対的に移動させながらライン画像を複数取り込み、取り込んだ複数のライン画像を時系列に並べることにより画素が二次元配置された二次元画像を生成する。この二次元画像は、たとえば検査対象物の良品・不良品の検査に用いられる。
ところで、画素が二次元配置された二次元の画像(以下、「エリア画像」という)を撮像可能なエリアイメージセンサを撮像素子に用い、特定の走査ラインの映像信号のみを取り込むことによりライン画像を取得する技術が提案されている(たとえば特許文献1参照)。この技術を用いれば、画像処理装置は、カメラにてエリア画像、ライン画像のどちらでも取得することが可能となる。
特開2004−147271号公報
上述した画像処理装置においては、検査対象物の検査に用いられている途中で、検査対象物の種類などが変更された場合に、検査対象物のうちライン画像を取得する箇所を変更する必要が生じることがある。しかし、エリアイメージセンサを用いて特定の走査ラインのライン画像を取得する場合、画像処理装置は、カメラから1回の撮像につき1ラインのライン画像を得るので、検査対象物のうちライン画像を取得する箇所を変更するための設定が困難である。すなわち、ユーザは、検査対象物のうち所望する箇所のライン画像が得られるようになるまで、検査対象物や照明の位置あるいは撮像のタイミングを調節しながら、カメラでのライン画像の撮像を繰り返す必要があり、上記設定の作業には手間が掛かる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、検査対象物のうちライン画像を取得する箇所を、検査対象物の変更に伴って容易に変更することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、検査対象物の画像を画素が二次元配置されたエリア画像として撮像可能なエリアイメージセンサを撮像素子に用いたカメラから、前記エリア画像内の所定の抽出ライン上の画素が一列に並べられた画像をライン画像として取り込む画像取込部と、前記ライン画像が複数記憶される画像記憶部と、前記画像記憶部内の前記複数の前記ライン画像を並べることにより画素が二次元配置された二次元画像を生成する画像生成部と、外部装置との間で通信を行う通信部と、少なくとも前記エリア画像内での前記抽出ラインの位置を示すデータであって前記画像取込部における前記ライン画像の取込条件を決める設定データが記憶される設定記憶部と、前記エリア画像内における前記抽出ラインの位置を表す第1のパラメータを取得し、前記第1のパラメータにて表される前記抽出ラインの位置を前記設定データとして前記設定記憶部に設定するパラメータ取得部とを備え、前記パラメータ取得部は、前記通信部を用いた前記外部装置との通信により、検査中の前記検査対象物に対応する前記第1のパラメータを前記外部装置から取得することを特徴とする。
この画像処理装置において、前記パラメータ取得部は、前記二次元画像を構成する前記ライン画像の本数を表すパラメータであって検査中の前記検査対象物に対応する第2のパラメータを、前記通信部を用いた前記外部装置との通信により前記外部装置から取得し、前記第2のパラメータにて表されるライン画像の本数を前記設定データとして前記設定記憶部に設定することが望ましい。
この画像処理装置において、前記パラメータ取得部は、前記パラメータが前記検査対象物の種類ごとに記憶されている前記外部装置に対して要求信号を送信し、当該要求信号の返信として前記外部装置から前記パラメータを取得することがより望ましい。
この画像処理装置において、前記パラメータ取得部は、前記外部装置から所定の通信コマンドを受信すると、前記通信コマンドから前記パラメータを取得することがより望ましい。
本発明は、検査対象物のうちライン画像を取得する箇所を、検査対象物の変更に伴って容易に変更することができるという利点がある。
実施形態1の構成を示す概略ブロック図である。 同上で用いるカメラと検査対象物との関係を示す概略斜視図である。 同上の動作を示すタイムチャートである。 同上で用いる二次元画像を示す説明図である。 同上の二次元画像の生成方法を示す説明図である。
(実施形態1)
本実施形態の画像処理装置は、検査対象物の画像を撮像するカメラに接続されており、検査対象物の良品・不良品の判定に用いられる。
画像処理装置1は、図1に示すように、カメラ2から画像を取り込む画像取込部11と、画像取込部11で取り込まれた画像が記憶される画像記憶部12とを前置処理部10に備えている。
カメラ2は、画素が二次元配置された二次元の画像(以下、「エリア画像」という)を撮像可能なエリアイメージセンサが撮像素子に用いられている。本実施形態では、カメラ2の撮像素子にはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが用いられるが、これに限らずたとえばCCD等の他の個体撮像素子が用いられていてもよい。なお、カメラ2はカラー画像を撮像するカラーカメラとするが、濃淡値を画素値とする濃淡画像を撮像するカメラであってもよい。
このカメラ2は、エリア画像だけでなく、撮像素子から所定の走査ラインの映像信号のみを取り込むことにより、エリア画像内の所定の抽出ライン上の画素が一列に並べられた一次元の画像(以下、「ライン画像」という)を出力する機能を有している。すなわち、カメラ2は、通常のエリア画像を出力するエリア撮像モードと、ライン画像を出力するライン撮像モードとの2つの動作モードを切替可能な制御回路(図示せず)を有しており、エリアカメラとしてだけでなくラインセンサとしても使用することができる。制御回路は、画像処理装置1からの信号に応じて動作モードの切り替えを行う。
制御回路は、ライン撮像モードにおいて、抽出ラインとして設定されたエリア画像内の所定の1ライン分の各画素の映像信号(画素値)を撮像素子から読み出し、ライン画像として画像処理装置1に出力する。本実施形態では、抽出ラインはエリア画像における水平走査線(水平走査に係るライン)とするが、これに限らず垂直走査線(垂直走査に係るライン)を抽出ラインとしてもよい。
画像取込部11は、カメラ2の制御回路をライン撮像モードで動作させることにより、カメラ2からライン画像を取り込み、取り込んだライン画像を画像記憶部12に順次書き込む。これにより、画像記憶部12には複数のライン画像が記憶されることになる。なお、画像取込部11は、水平同期信号、垂直同期信号によってカメラ2との同期をとる。
ここでは、画像処理装置1は、CPUやメモリを備えたコンピュータ装置からなり、専用のキーパッドやマウス等の操作装置3、モニタ4、後述のエンコーダやPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)等の外部装置5などを接続可能に構成される。
さらに、画像処理装置1は、画素が二次元配置された二次元画像を生成する画像生成部13と、二次元画像に対してシェーディング補正を施すシェーディング補正部14と、補正後の二次元画像を保存する画像保存部15とを前置処理部10に備えている。画像処理装置1は、画像保存部15に保存された二次元画像をモニタ4に表示させたり、二次元画像内の検査領域の大きさ、形状等から検査対象物の良否を自動的に判定したりする処理を行う主処理部16と、後述する同期処理部23とをさらに備えている。
画像生成部13は、画像記憶部12内の複数のライン画像を時系列に並べることにより、二次元画像を生成する。すなわち、画像記憶部12内には複数のライン画像が時系列的に記憶されており、画像生成部13は、これら複数のライン画像を幅方向に並べて結合することによって、画素が縦横に二次元配置された二次元画像を生成する。
シェーディング補正部14は、画像生成部13で生成された二次元画像に対し、ライン画像の長手方向における輝度むらを抑えるようにシェーディング補正を施す。要するに、カメラ2で撮像されるライン画像には、撮像素子の特性やレンズ収差などの影響により、長手方向において輝度にばらつきが生じることがあるので、シェーディング補正部14は、この輝度のばらつきを補正し輝度むらを抑える。
ここで、シェーディング補正部14は、ライン画像を構成する画素の輝度値(画素値)の平均値を算出し、各画素の輝度値が、算出した平均値となるように補正する補正テーブルを用いてシェーディング補正を行う。補正テーブルは、1本のライン画像から求められ、予め補正値記憶部17に記憶されている。シェーディング補正部14は、二次元画像を構成する全てのライン画像について、同一の補正テーブルを用いてシェーディング補正を施す。
また、二次元画像について2値化などの各種前置処理を施す機能が前置処理部10に備わっていてもよく、この場合、画像保存部15にはシェーディング補正後であって前置処理が施される前の二次元画像が保存される。
同期処理部23は、外部装置5として画像処理装置1に接続されるエンコーダやPLCからの信号を受け、これらの信号に同期して画像取込部11でのライン画像の取り込みが可能となるように、画像取込部11にトリガを出力する。
次に、上述したように構成される画像処理装置1の動作について簡単に説明する。ここでは、画像処理装置1が円柱状(円筒状も含む)の検査対象物の外周面の検査に用いられる例を示す。
検査対象物6は、図2に示すようにカメラ2の視野内に配置され、回転機構(図示せず)によって中心軸回りに回転させられる。カメラ2は、エリア画像における水平走査線方向を検査対象物6の中心軸に一致させる向きに設置され、検査対象物6の外周面の縦方向のライン(中心軸に沿うライン)をライン画像として撮像する。回転機構は、検査対象物6の回転角度に応じてパルスを発生するエンコーダ(ロータリエンコーダ)を具備しており、このエンコーダが外部装置5として画像処理装置1に接続されている。
画像取込部11は、エンコーダから出力される信号であってカメラ2と検査対象物6との相対的な位置関係を表すエンコーダ信号に同期して、カメラ2からライン画像を順次取り込み、画像記憶部12に順次書き込む。エンコーダ信号は、図3に示すように(a)Z相、(b)A相、(c)B相の3相からなり、検査対象物6が所定の角度だけ回転するごとにA相、B相にパルスが発生し、検査対象物6が1周するごとにZ相にパルスが発生する。なお、このエンコーダ信号は所定の位相差を持つA相、B相によって検査対象物6が回転する向きを表している。
画像取込部11は、A相のパルスに同期して同期処理部23が発生するトリガ(図3(d))を受け、ライン画像の取り込みを行う(図3(e))。これにより、画像記憶部12には、検査対象物6の外周面を縦方向に切り出したようなライン画像が複数記憶されることになる。
したがって、画像生成部13は、検査対象物6が1周する間に画像取込部11にて取り込んだ多数のライン画像を時系列に並べて二次元画像を生成することにより、図4に示すように検査対象物6の外周面を展開した二次元画像30を得ることができる。なお、図4では、複数のライン画像(図中、破線で区切られた領域)31が図の左右方向に並べられることにより二次元画像30を構成している。
すなわち、円柱状の検査対象物6の画像を一方向から通常のエリア画像として撮像した場合には、検査対象物6の外周面は湾曲していることから歪んで写ることになる。これに対して、本実施形態では画像処理装置1は上述したように検査対象物6の画像をライン画像31として取り込むので、殆ど歪みなく検査対象物6の外周面を展開した状態の画像(二次元画像30)を取得することができる。
ここにおいて、本実施形態では、画像取込部11は、検査対象物6の1周分よりも多い目にライン画像31を画像記憶部12に書き込むように構成されている。すなわち、画像取込部11は、図5に示すように検査対象物6のライン画像31を1周分+2αだけ画像記憶部12に書き込む。
画像生成部13は、画像記憶部12内の複数のライン画像31の中から、予め登録されている目印P1を検出し、この目印P1を含むライン画像31が二次元画像の中央に位置するように画像をシフトし、検査対象物6の外周1周分の二次元画像30を生成する。目印P1は、検査対象物6の外周面のうち二次元画像30の中心とすべき箇所に予め付されている。つまり、画像生成部13は、図5に示すように検査対象物6の1周分+2αのライン画像31を並べて二次元の画像を生成し、この画像の中から目印P1を中心とする二次元画像30を抽出する。
これにより、画像生成部13は、二次元画像30の中心が検査対象物6の外周面のうち中心とすべき箇所からずれていても、そのずれ量分だけ二次元画像30をシフトさせることによって所望の二次元画像30を取得することが可能である。要するに、画像生成部13は、画像取込部11がライン画像31の取り込みを開始した際の検査対象物6の向きにばらつきがあっても、目印P1を中心に揃えた二次元画像30を取得することができる。
このようにして得られた二次元画像30は、シェーディング補正が施された後、主処理部16にてたとえば検査対象物6の良否の検査に用いられる。なお、ここでは詳しい説明は省略するが、カメラ2で検査対象物6を撮像するに当り検査対象物6を照明する照明装置(図示せず)が用いられる。
また、画像取込部11が画像記憶部12へのライン画像31の書き込みを開始するタイミングは、一般的にはPLCなどの外部装置5からの入力によって決められている。たとえば、検査対象物6の位置を感知するセンサがPLCに接続され、検査対象物6がカメラ2の視野内に入ったことをセンサが検知すると、画像取込部11は同期処理部23からトリガを受け画像記憶部12へのライン画像31の書き込みを開始する。
これに対して、本実施形態では画像取込部11は、カメラ2から取り込んだライン画像31ごとに特徴量を抽出し、この特徴量が所定の条件を満たすと、画像記憶部12へのライン画像31の書き込みを開始する構成とする。ここでいう特徴量は、たとえばライン画像31に含まれる色であって、画像取込部11は、この特徴量(色)が検査対象物6に含まれる色に合致することをもって、所定の条件を満たしたものと判断する。
これにより、画像取込部11は、別途のセンサを用いることなく、カメラ2の視野内に検査対象物6が入ったことを判断でき、ライン画像31の書き込みを開始することができるという利点がある。
さらにまた、画像処理装置1は、シェーディング補正部14が設けられ、シェーディング補正後の二次元画像30を画像保存部15に保存しているから、ライン画像31の長手方向における輝度むらを抑えた高品質な二次元画像30を検査に用いることができる。しかも、シェーディング補正部14は、二次元画像30を構成する全ライン画像31について同一の補正テーブルを用いるので、二次元画像30の全画素について個別に補正値を有した補正テーブルを用いる場合に比べ、シェーディング補正の演算が簡単になる。
なお、画像処理装置1は、カメラ2からエリア画像を取り込み、このエリア画像内から抽出される抽出ライン上のライン画像31を画像取込部11で取り込むように構成されていてもよい。この場合、画像処理装置1は、ライン撮像モードに対応していないカメラ2を用いても、ライン画像31の取り込みが可能となる。
ところで、本実施形態の画像処理装置1は、エリア画像内におけるいずれのラインをライン画像31として取り込むかを容易に変更できるように、つまりエリア画像内での抽出ラインの位置を容易に変更できるように、以下の構成を採用している。
すなわち、画像処理装置1は、図1に示すように少なくともエリア画像内での抽出ラインの位置を示す設定データが記憶される設定記憶部18と、設定データの設定に用いられるパラメータ取得部19とを前置処理部10にさらに備えている。
画像取込部11は、設定記憶部18内の設定データにより決まる取込条件の下で、カメラ2からライン画像31の取り込みを行う。具体的には、画像取込部11はカメラ2との通信機能を有しており、設定記憶部18内の設定データに従って、エリア画像の何ライン目を抽出ラインとするのかをカメラ2に対して指示する。これにより、カメラ2は、設定記憶部18内の設定データに従って、撮像素子からライン画像31を読み出す走査ラインを決定し、抽出ラインとして指定されたライン上のライン画像31を画像取込部11に出力する。
パラメータ取得部19は、外部装置5との間で通信を行うことにより、エリア画像内における抽出ラインの位置を表す第1のパラメータを外部装置5から取得する。つまり、外部装置5は、抽出ラインの位置が第1のパラメータとして予め登録された記憶部51を有し、画像処理装置1と外部装置5との各々には互いに通信を可能とする通信インタフェースとして第1通信部21と第2通信部22とがそれぞれ設けられている。パラメータ取得部19は、両通信部21,22経由で外部装置5にアクセスして、記憶部51内の第1のパラメータを外部装置5から読み込む。
第1通信部21と第2通信部22とは、たとえばRS232C、RS485などのシリアル通信や、イーサネット(登録商標)によって双方向に通信を行う。
さらにパラメータ取得部19は、取得した第1のパラメータにて表される抽出ラインの位置を、設定データとして設定記憶部18に設定する。これにより、ライン取得部19にて取得した第1のパラメータが表す抽出ラインの位置が、設定記憶部18内の設定データに反映される。
また、本実施形態においては、パラメータ取得部19は、外部装置5との間で通信を行うことにより、二次元画像30を構成するライン画像31の本数を表す第2のパラメータを外部装置5からさらに取得する。つまり、外部装置5の記憶部51には、第1のパラメータに加えて、ライン画像31の本数が第2のパラメータとして予め登録されている。パラメータ取得部19は、取得した第2のパラメータにて表されるライン画像31の取得本数についても、設定データとして設定記憶部18に設定する。
これにより、画像取込部11は、設定データとして設定記憶部18に設定されている本数のライン画像31を、二次元画像30を構成するライン画像31としてカメラ2から取り込み、画像記憶部12に記憶する。その結果、画像生成部13では、設定データとして設定記憶部18に設定されている本数のライン画像31から二次元画像30が生成される。
ここにおいて、検査対象物6は複数種類(複数品種)あって、外部装置5は、たとえばユーザによる所定の切替操作が為されることにより、検査中の検査対象物6の種類に応じて動作状態が変化する。第1および第2のパラメータは、検査対象物6の種類ごとに外部装置5の記憶部51に記憶されている。パラメータ取得部19は、検査中の検査対象物6に対応する第1および第2のパラメータを通信により外部装置5から取得する。
さらに詳しく説明すると、パラメータ取得部19は、両通信部21,22を経由して外部装置5に対して要求信号を送信し、この要求信号の返信として外部装置5から第1および第2のパラメータを取得する。本実施形態では、パラメータ取得部19は、画像処理装置1の電源投入時点からの一定期間、あるいは操作装置3にてユーザによる所定の操作が行われた時点からの一定期間の設定期間内に、要求信号を送信して第1および第2のパラメータを取得する。
外部装置5は、要求信号を受けると、その時点で検査中の検査対象物6の種類に対応する第1および第2のパラメータを記憶部51から読み出し、これらのパラメータを電文に含む返信信号を要求信号の返信としてパラメータ取得部19に送信する。その結果、パラメータ取得部19は、検査中の検査対象物6に対応した設定データ(抽出ラインの位置およびライン画像31の取得本数)を、設定データとして設定記憶部18に設定する。
以下、上述した構成の画像処理装置1における設定データの設定方法について簡単に説明する。
ユーザが画像処理装置1の電源を投入、あるいは操作装置3にて所定の操作を行うと、パラメータ取得部19により、両通信部21,22を経由して外部装置5に要求信号が自動的に送信される。要求信号を受けた外部装置5は、検査中の検査対象物6の種類に対応する第1および第2のパラメータをパラメータ取得部19に返信する。
パラメータ取得部19が第1および第2のパラメータを受信すると、これらのパラメータが設定データとして設定記憶部18に自動的に設定される。このようにして設定記憶部18に設定された設定データは、画像取込部11による次のライン画像31の取り込み時から反映される。
以上説明した本実施形態の画像処理装置1によれば、エリア画像内でのライン画像31の取り込み位置(つまり、抽出ラインの位置)が、検査中の検査対象物6の種類に対応して設定されることになる。すなわち、パラメータ取得部19は、外部装置5との間で通信を行うことにより、検査中の検査対象物6に対応する第1のパラメータを外部装置5から取得し、この第1のパラメータにて表される抽出ラインの位置が設定データとして設定される。したがって、上記画像処理装置1を用いれば、画像取込部11が検査対象物6のうちライン画像31を取得する箇所を、検査対象物6の変更に伴って容易に変更することができるという利点がある。
また、本実施形態の画像処理装置1は、パラメータ取得部19が第2のパラメータを外部装置5から取得することにより、二次元画像30を構成するライン画像31の取得本数についても、検査中の検査対象物6の種類に対応して設定されることになる。そのため、たとえば検査対象物6の変更に伴い、ライン画像31の取得本数を変える必要が生じたとしても、ユーザは、簡単にライン画像31の取得本数を変更することができる。
さらに、本実施形態では、パラメータ取得部19は要求信号の返信として外部装置5からパラメータを取得するので、画像処理装置1側の操作に応じた任意のタイミングでパラメータを取得し、設定データを変更することができる。したがって、ユーザは、任意のタイミングで外部装置5からパラメータをパラメータ取得部19に送信させることができ、設定記憶部18内の設定データを変更したいときにだけ、パラメータを送信して設定データを変更することができる。
なお、設定記憶部18内に記憶される設定データは、画像取込部11におけるライン画像31の取込条件を決めるデータであればよく、上述したようなライン画像31の取り込み位置およびライン画像31の取得本数のみを示すデータに限らない。すなわち、設定データは、たとえば画像取込部11のゲインや、画像取込部11がカメラ2との間で通信を行うことによりカメラ2に指示するシャッタ速度等の種々の取込条件を決めるデータを含んでいてもよい。
ところで、画像処理装置1は、検査対象物6が1周する間に画像取込部11にて取込可能なライン画像31の本数を、エンコーダが出力するエンコーダ信号のパルス数に基づいて求め、目安として表示する目安表示部(図示せず)をさらに備えていてもよい。エンコーダ信号は、上述したように検査対象物6が所定の角度回転するごとにA相(図3(b))にパルスが発生し、検査対象物6が1周するごとにZ相(図3(a))にパルスが発生する。そこで、目安表示部は、Z相の2パルス間に、A相のパルスが何回発生するかを計測し、計測結果(A相のパルス数)に基づいて、画像取込部11にて取込可能なライン画像31の本数を求める。たとえば、Z相の2パルス間に、A相のパルスが100回発生している場合、目安表示部は、検査対象物6が1周する間に画像取込部11にて取込可能なライン画像31の本数の目安を「100」としてモニタ4に表示する。
このように、取込可能なライン画像31の本数の目安が表示されることにより、ユーザは、この目安を参考にして、エンコーダ信号について何ら解析を行うことなく、簡単にライン画像31の取得本数を設定することができる。ただし、目安表示部が表示するライン画像31の本数は目安に過ぎず、検査対象物6の全周についてライン画像31を取得する必要がなければ、設定されるライン画像31の取得本数は目安よりも少なくなる。また、画像取込部11が、A相の1パルスに対してライン画像31を2本取り込んだり、A相の複数パルスに対してライン画像31を1本取り込んだりする場合、目安表示部はA相のパルスに係数を乗じた数を目安として表示する構成であってもよい。
なお、本実施形態では円柱状の検査対象物6を例示したが、検査対象物6の形状を限定する趣旨ではなく、上記画像処理装置1は、円柱状以外の形状の検査対象物に用いることも可能である。
また、画像処理装置1は、ライン画像31だけでなく、カメラ2をエリア撮像モードで動作させ、カメラ2からエリア画像を取り込み可能な構成であってもよい。
(実施形態2)
本実施形態の画像処理装置1は、パラメータ取得部19による外部装置5からのパラメータの取得方法が実施形態1の画像処理装置1と相違する。
すなわち、本実施形態では、外部装置5は、実施形態1のようにパラメータ取得部19からの要求信号を待つことなく、所定の通信コマンドを含む設定信号を画像処理装置1に対して送信する。この通信コマンドは、第1および第2のパラメータに相当する演算数(オペランド)を含んでいる。外部装置5は、検査対象物6の種類が変更されると、変更後の検査対象物6に対応するパラメータを演算数とする通信コマンドを生成し、この通信コマンドを第2通信部22および第1通信部21を通してパラメータ取得部19に送信する。
パラメータ取得部19は、通信コマンドに含まれる演算子(オペレータ)を解釈するためのアルゴリズムを有しており、通信コマンドを受信すると、この通信コマンドに含まれている演算数をパラメータとして取得する。その結果、パラメータ取得部19は、検査中の検査対象物6に対応した設定データ(抽出ラインの位置およびライン画像31の取得本数)を、設定データとして設定記憶部18に設定する。
以上説明した構成の画像処理装置1によれば、パラメータ取得部19は、外部装置5から受信する通信コマンドを用いてパラメータを取得するので、検査対象物6が変更されてから設定記憶部18の設定データが変更されるまでの応答時間が短くなる。すなわち、外部装置5は、検査対象物6が変更されるとすぐにパラメータを含んだ通信コマンドをパラメータ取得部19に対して送信できるので、パラメータ取得部19からの要求信号を待つ構成に比べてパラメータの送信タイミングが早くなる。したがって、変更後の検査対象物6に対応するパラメータがパラメータ取得部19により設定データとして設定記憶部18に設定されるタイミングも早くなる。
なお、本実施形態では、パラメータ取得部19は、第1のパラメータと第2のパラメータとの両方について、通信コマンドを用いて外部装置5から取得する構成としたが、この構成に限定する趣旨ではない。つまり、パラメータ取得部19は、いずれか一方のパラメータについては実施形態1と同様に要求信号に対する返信として取得し、他方のパラメータについては通信コマンドを用いて取得する構成であってもよい。
また、本実施形態では、外部装置5は検査対象物6の種類が変更されると通信コマンドを生成してパラメータ取得部19に送信する例を示したが、この例に限定する趣旨ではない。すなわち、外部装置5は、たとえばユーザによる所定の操作が為されることにより、検査中の検査対象物6に対応する通信コマンドを生成してパラメータ取得部19に送信する構成であってもよい。この場合、外部装置5はパラメータが記憶される記憶部51を有していなくてもよい。この構成では、ユーザは、任意のタイミングで外部装置5からパラメータをパラメータ取得部19に送信することができ、設定記憶部18内の設定データを変更したいときにだけ、パラメータを送信して設定データを変更することができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 画像処理装置
2 カメラ
3 操作装置
5 外部装置
6 検査対象物
11 画像取込部
12 画像記憶部
13 画像生成部
18 設定記憶部
19 パラメータ取得部
21 第1通信部
22 第2通信部
30 二次元画像
31 ライン画像

Claims (4)

  1. 検査対象物の画像を画素が二次元配置されたエリア画像として撮像可能なエリアイメージセンサを撮像素子に用いたカメラから、前記エリア画像内の所定の抽出ライン上の画素が一列に並べられた画像をライン画像として取り込む画像取込部と、前記ライン画像が複数記憶される画像記憶部と、前記画像記憶部内の前記複数の前記ライン画像を並べることにより画素が二次元配置された二次元画像を生成する画像生成部と、外部装置との間で通信を行う通信部と、少なくとも前記エリア画像内での前記抽出ラインの位置を示すデータであって前記画像取込部における前記ライン画像の取込条件を決める設定データが記憶される設定記憶部と、前記エリア画像内における前記抽出ラインの位置を表す第1のパラメータを取得し、前記第1のパラメータにて表される前記抽出ラインの位置を前記設定データとして前記設定記憶部に設定するパラメータ取得部とを備え、前記パラメータ取得部は、前記通信部を用いた前記外部装置との通信により、検査中の前記検査対象物に対応する前記第1のパラメータを前記外部装置から取得することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記パラメータ取得部は、前記二次元画像を構成する前記ライン画像の本数を表すパラメータであって検査中の前記検査対象物に対応する第2のパラメータを、前記通信部を用いた前記外部装置との通信により前記外部装置から取得し、前記第2のパラメータにて表されるライン画像の本数を前記設定データとして前記設定記憶部に設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記パラメータ取得部は、前記パラメータが前記検査対象物の種類ごとに記憶されている前記外部装置に対して要求信号を送信し、当該要求信号の返信として前記外部装置から前記パラメータを取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記パラメータ取得部は、前記外部装置から所定の通信コマンドを受信すると、前記通信コマンドから前記パラメータを取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
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